09/01/07 01:53:34 O1vzw56i
「君が…?」
「はい、巡音ルカです!」
妹ができる、そう聞いて僕は内心喜んでいた。
僕の姉達はみな気が強い方で弟である自分は
可愛がるという名目で玩具にされたり、
ネギやミカンを買いにパシられたり
とか~なり振り回されていたのだ。
しかし妹なら!
決して命令されることはない、逆らうことはない。
その上、最も製造が近い僕なら、1番頼りにされるかもしろない。
僕より小柄な女の子が
上目遣い+うるうるした目で「お兄ちゃん」
なんて言われたら……あぁ、最高!
そんな想像…もとい妄想をして
妹の対峙を待ちわびていたのに…。
目の前にいるイモウトは僕より背が高く大人びて、
姉と言われたほうがしっくりくる。
世の中って上手くいかないのね。