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ペリ犬は震えながら便箋を握り締めビリビリと
破り始めた。
トレードマークのツンツン眼鏡には怒りのあまりヒビが入り
自慢の銀髪は無残にも逆立っている。
もう名門の貴族令嬢なんて消し飛んでいる。
「こんな腐れ毛貰って喜ぶのはシスコンのバルクホルン
位のもんじゃい!」
怒りの頂点に達したペリ犬は更に少し前の恥ずかしい事を
思い出し、皿に怒り狂うのあった。
その後。
ペリ犬の怒りにまかせた、ライン方面での鬼神の如き活躍により、
ライン前面ネウロイは駆逐された。
ここガリアの首都パリではペリ犬に特別に剣付騎士十字勲章が
授与される事となった。
式典にはカールスラント空軍元帥のゲーリングが特別に
総統の名代として参加し自らペリ犬に勲章をさずけたのであった。
しかもデブ元帥は事もあろうかペリ犬に得意の弁舌で
「ヨーロッパの女神とか、空飛ぶ貴婦人とか、総統閣下は
貴公の大ファンだとか」散々もちあげられた。
ペリ犬はもちろんアホの子なので、デブ元帥得意のリップサービス
だなんて全然きずいてない。
その後のパーティーですっかり天狗になったペリ犬は、ボボシタ!ボボシタ!
と踊りだし。大いに泥酔し事もあろうか、ゲーリングの禿げ頭に自らの尻尾のせ、
ちょんまげ。と宴会芸をやり、しまいに元帥の禿げ頭にゲロを
ぶちまけて退場させられてしまった。
さいわいこのパーティーはVIPのみの参加であり外にもれる事はなく
参加者には厳重に緘口令がしかれたのであった。