09/01/30 02:05:58 ygdaqZYo
でも…それだけだ
「大丈夫、ただの風邪ダナ」
いくらウィッチーズが魔力で体を守って飛んでいようとも
夜の高空は寒い、特に一人のときは。
「サーニャ、薬飲めるカ?」
サーニャはそれに答えようとするがせき込んでしまう。
飲み薬は無理そうだ。
でも何かしてやりたい。
そうだ、宮藤にもらった塗り薬があった。
空は寒いからって言ってみんなに風邪のときのためって配っていた。
「風邪に塗り薬ってのも変な話ダヨナー」
とりあえず汗を拭いてあげなければならない。
そのためには…
「汗を拭いて薬をぬるから仰向けになってくれ」
サーニャは無言でそのとおりにしてくれた。
まずは小さな胸を守っている布のホックを外し下から抜き取る。
汗でぬれたそれを見ないようにして投げ捨てる。
「ず、ズボンも。ヌっが、スゾ?」
何故だろう 緊張して噛んでしまった。
返事は聞いたような見ていないような気がする
予知がもたらしたものなのか、それとも幻覚なのかわからないまま。
汗のせいではりついてしまうズボンがもどかしい。
そしてズボンが足の先を抜けると、ベッドには私と何もまとっていないサーニャがいた。