はにはに◆オーガスト総合エロパロ8.5◆あけるりat EROPARO
はにはに◆オーガスト総合エロパロ8.5◆あけるり - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
09/02/19 05:17:57 B/gsCc99
本スレは流れ早いのにここは過疎ってるなぁ

51:名無しさん@ピンキー
09/02/19 06:38:04 g8JIiae0
すべて痛い書き手のせい

52:名無しさん@ピンキー
09/02/20 08:01:58 CyiPvSwK
保守

53:新
09/02/20 20:25:47 BTlcGQJe
クソっ!!!!!!!

54:名無しさん@ピンキー
09/02/24 20:22:28 Rqg8aM+I
発売直前保守

55:名無しさん@ピンキー
09/02/27 00:46:19 XqOS9U+n
発売日age

56:名無しさん@ピンキー
09/02/27 02:43:46 stnGZzTS
28日には4980でトレーダーに未開封が積まれていると診た!!

57:名無しさん@ピンキー
09/02/27 04:42:02 hF55nK7s
特典目当てで複数買いする人もいるからな

58:名無しさん@ピンキー
09/02/27 09:03:01 FlAv3ERe
ただあまり目立った特典がないという。

59:名無しさん@ピンキー
09/02/27 09:17:27 uUV4Z3mU
描き下ろし特典は4店舗だけだしな。
オリジナル素材の特典に手を出す人はそれほど多くないだろうし。

60:名無しさん@ピンキー
09/02/28 09:43:00 Hu6MV6Ul
だからエロゲの話はふさわしい板でやれと

61:名無しさん@ピンキー
09/03/02 00:11:10 j3sUfVZU
シンシア良かった
翠可愛い
青姦足りない

62:名無しさん@ピンキー
09/03/02 07:27:45 F7AFlJOh
青姦が好きならイタリアンズとでも

63:名無しさん@ピンキー
09/03/10 22:22:50 UgmnzN+q
保守

64:名無しさん@ピンキー
09/03/14 07:00:47 COVi6hBa
なぜだ
MCが発売したというのに何故盛り上がらない

65:名無しさん@ピンキー
09/03/19 11:35:22 T+rieDo0
確かにちと盛り上がりに欠けてるな

66:名無しさん@ピンキー
09/03/19 22:45:38 bwXOEGaB
ここが盛り上がることはもうないだろw

67:名無しさん@ピンキー
09/03/27 23:56:26 tnfleTPV
保守

68:名無しさん@ピンキー
09/04/01 05:08:24 w/iqOML/
保守あげ

69:名無しさん@ピンキー
09/04/06 06:35:36 AWpktt9/
カレンの胸が盛り上がることはもうないだろ










orz ←カレン

70:名無しさん@ピンキー
09/04/08 22:30:58 Uo4eQwJh
保守

71:名無しさん@ピンキー
09/04/09 04:23:45 AMo4rs8f
次の抱き枕は伽耶様のが欲しい

72:名無しさん@ピンキー
09/04/09 23:17:43 6WtlFlXn
ん?
>>69に凄いスピードのママチャリが(ry

73:名無しさん@ピンキー
09/04/10 05:55:09 PVZzRTJn
カ、カレンさんの胸は小さくなんてないですよ!?
ええ、もうそりゃあ、程良い肉付きで
男性万人が心引かれる形と大きさですとも
いや、けっして背後から何者かに刀の切っ先を首筋に宛われて
脅されて心にもないことを言っているのではありませんよ

いえいえいえいえっ、カレンさんの胸は魅力的ですっ
ましてや年増の行き遅れだなんて誰も思ってなんかいませんよっ

74:名無しさん@ピンキー
09/04/12 23:34:24 ra8AUD2p
あれ?
今度は>>71に向って暴走ママチャリが(ry

75:名無しさん@ピンキー
09/04/13 09:10:33 e+BPc59F
じゃあカレンさんの抱き枕でもいいや

76:名無しさん@ピンキー
09/04/18 06:13:46 ZuaYYxUt
貴女の一ヶ月のオナニーの頻度は?
フィーナ 3,4ヶ月に一回(ほとんど溜まらない)
ミア おなにーって何ですか?
カレン 2,3ヶ月に一回(かなり溜ってる)
さやか 1,2回(ちょっと溜まってる) 
リース 2、3回(あまり溜まらない)
エステル 1,2ヶ月に一回(ちょっと溜まってる)
シンシア 年1,2回(あまり溜まらない)
翠 10回
菜月 4,5回
麻衣 15回


貴女は自慰行為のときに誰を・またはどんなことを思い浮かべますか?
フィーナ 特に何も思い浮かべない
ミア おなにーって何ですか?
カレン 特に何も思い浮かべない
さやか 学生時代の片思いの相手 
リース フィアッカの知識も加算されてるので多種多様
エステル 自分が強姦さるところ
シンシア 特に何も思い浮かべない
翠 クラスメート
菜月 お隣さん
麻衣 家族

77:名無しさん@ピンキー
09/04/18 09:25:22 /UK9K7fk
上7人は表向き、下3人は本音っていう感じだなwwww

78:名無しさん@ピンキー
09/04/19 06:30:06 4n4Ezhed
彼氏または夫が貴女を調教してみたいと言っています
貴女はそれを受け入れますか?
またはどのようなプレイをされると思いますか?

フィーナ 性交時の姿勢・礼儀作法
ミア よくわかりません
カレン 断固拒否
さやか ちょっとドキドキ 野外プレイ 
リース ・・・・(以前ある組織に捕まったときの事を思い出している)
エステル 不労者の方々と楽しく輪姦、または公衆便所に放置
シンシア 椅子に縛られて空間跳躍技術の自白強要
翠 あ、朝霧くんにならいいかも 鞭とか、蝋燭とか?
菜月 た、達也に!?(瞬間沸騰) じゃあ、シャモジプレイで 
麻衣 はい、喜んで! どんなプレイも無条件で受け入れます


79:名無しさん@ピンキー
09/04/19 10:08:19 WbsMLmIG
誰とも言ってないのに下3人がwwwwww

80:名無しさん@ピンキー
09/04/19 13:09:39 Rg0AoFwE
というか、何だよ杓文字プレイってwwwwwwwwwwwww

81:名無しさん@ピンキー
09/04/22 22:25:36 wUqmk5y7
>>76>>78
性職者自重汁www
エステルさんが何気に病んでてワロスww


82:名無しさん@ピンキー
09/04/26 22:11:03 J8YHAAaj
保守age

83:名無しさん@ピンキー
09/04/29 20:41:12 EfhOoz2H
さやかさんが脳内再生されてかわいいすぎて

84:名無しさん@ピンキー
09/05/03 16:33:37 hCrYz66g
保守

85:フィーナSS
09/05/04 17:46:01 G9Fe4AYB
 フィーナ・ファム・アーシュライトと朝霧達哉がホームステイという場で出会っ
てから八年。数多くの困難を乗り越えたふたりを祝う盛大な結婚式が執り行われた。
式のあと、ふたりは夫婦としての初夜に、長いあいだ積み重ねた想いをぶつけあい、
熱く淫らな時間を過ごした。
 その翌日、なにごとにも煩わされずにのんびりと過ごせたが、それも今日まで。
明日からは多忙な日々がはじまる。三日後にはハネムーンに出発するが、それは地
球各所への訪問を兼ねた、政務と変わりないものになっている。
 旅行中の夜がどのようなものになるか、睦み合う余裕があるのかはっきりしない。
だから、この二日目の夜にたっぷりと愛しあう。すでに受胎したという予感をフィ
ーナは抱いたが、だからといって体を交えないはずがない。より確実に受胎するた
め。なによりも、ひとつになりたいという欲の赴くままに。

 「ああっ、フィーナ!」
 先にベッドへと言われて、あとからやってくる妻を焦れながら待っていた達哉が、
彼女の姿を見たとたんに歓喜の声をあげた。
 妻となったフィーナが今日まとっているのはセクシーなベビードール。眠るため
の服でなく、共に夜を過ごす男を魅了するためのものだ。ベビードールの下には、
シースルータイプのブラジャーにGストリングと呼ばれるショーツ。色は紫で統一
されている。さらに、美脚を飾るストッキングを煽情的なガーターベルトで吊って
いた。その美しさと凄艶な色香に、達哉は夫でなく牡となって目をぎらつかせてい
る。
 昨夜はウェディングドレスで、妻になったということを意識させられた。
 今宵は艶かしい下着で、清楚な少女から淫蕩な女へと花開いたことを意識させら
れる。男を誘惑する気持ちを隠さない、男が欲しいという気持ちを隠さない女がこ
こにいる。
 「達哉……」
 濃緑の双眸をうるませながら、夫となった男を呼ぶ。達哉は待ちきれずに、自分
から飛びだしてフィーナに抱きついた。見つめあう間も惜しむくらいすぐ、唇同士
が密着した。
 「んっ、ふ、んふぅん……」
 「んんっ、んろろっ、んむむふうぅ……」
 くぐもった、淫靡な息の音が閨にひろがる。

86:フィーナSS
09/05/04 17:48:14 G9Fe4AYB
 唾液を垂れながすほどの濃厚なキスをしているうちに、達哉は我慢できなくなっ
た。男を昂らせるための下着があまりにも功を奏し、それゆえにブラジャーもショ
ーツもあっさりと毟り取られてしまう。男は自分の下着も脱ぎ捨てて、女をベッド
にうつ伏せに寝かせ、結合を図っていった。
 「あっ、ああっ!」
 ストッキングとガーターベルトだけを残すフィーナに背後から勃起を突きたてて、
穿っていく。ぬくもった愛蜜に満ちた穴から、ヌチュヌチュクチュクチュと卑猥な
水音が鳴り響く。抽送のリズムに応えるように、むっちりした尻房が蠱惑的に揺れ
ると、狭間のアヌスまで散らついて男の劣情を煽りに煽る。
 高貴な姫の媚態に刺激され、勃起しきっているはずのペニスが秘洞のなかでふく
れあがる。収縮する肉壁の圧力を跳ねかえし、雄々しい脈動で牡の強さをアピール
する。
 「あっ、ああっ、来る、来るのっ。アッ、アアーッ!」
 深く貫いたときに肉欲まみれを悲鳴をあげて、背中を反らせるフィーナ。雪白の
肌に玉のような汗が浮かび、ツツーッと垂れていく。
 達哉は腰を突き入れては引き、引いては突きこむ。最高の一体感に酔いしれなが
ら、滾る牡欲をそのまま言葉にして迸らせた。
 「フィーナ、イヤらしいぞ。イヤらしいから、いくらでも突きたくなる。奥まで
突きたくなる。」
 「アアッ、突いて突いて。いっぱい突いて……アアァ、イヤらしくなっちゃう。
恥ずかしいっ。でも、達哉が奥まで来てくれるのなら、いくらでもイヤらしく、淫
らになる。なりたいのっ!」
 フィーナはそれだけで男を絶頂へ導きかねない淫蕩な声を放ち、熟れた双臀を妖
美にくねらせる。秘肉の蠢きも収縮も、桁違いに激しくなった。
 「お、おおっ、フィーナ!」
 妻となった月人女がここまで乱れることに、性感の昂りだけでなく夫としての純
然たる歓喜にもうち震える。達哉は上体を伏せて背中に胸を重ね、両腕を前にまわ
して量感あふれる双乳を掴みとった。
 たわわな肉の果実を握って揉みほぐすと、八年間の長い年月よりも昨日から今日
のあいだにぐんと成長したように思える。早くも赤子に授乳するように乳腺が張っ
ているような、そんな感覚まで手に得られる。
 「妊娠したら、ミルクが出るようになるんだ。ここから……」
“母”となったフィーナをふたつの丸みから感じて、そんな感想が口に出た。
 「はあっ、あっ、そ、そうよ。で、でもまだ……んああっ!」
 気が早い夫の言葉を制しようとして、いっそう強く握られてしまい声が裏返った。
 「ふふっ。そうなったら俺もフィーナからミルクを飲ませてもらおう。」
 「な、なにを……ああ、しょうがないお父さんね。んあ、や、ああっ。そんなに
揉んでも、ま、まだだから……」
 ふくらみをいとおしむ達哉の手つきはまさに「乳搾り」。乳頭をはみ出させるよ
うに指を揃えて乳丘の周囲にまわし、ぎゅ、ぎゅぎゅっと搾りこんでいる。

87:フィーナSS
09/05/04 17:50:00 G9Fe4AYB
 彼に無理矢理に搾られて、そうされると溜まっているなにかが先っぽから出てい
きそうに感じ、フィーナは胸もとを揺すりながら身悶えた。
 (ひょっとして、もう、ミルクが作られているのかしら?)
 昨晩受胎を意識しただけに、自分の体がどんどん変わっていってもおかしくない
とフィーナは思う。乳房も赤ん坊のために大きくなり、内部にミルクを蓄えはじめ
ているのかもしれない。
 「んあああァ……」
 子供の存在を意識したとき、キュンと下腹が疼いた。女のカンを信じるよりも、
受胎をより確実にしたほうがいいに決まっている。そのためにはどうすればいいか。
あまりにも明らかなこと。
 「はああん。まだ、まだ妊娠したかどうか、わからないわ。だから私に、達哉の
精液をちょうだい。子宮に、アア、子宮に飲ませてぇ!」
 フィーナが脳裏にイメージしていた白いミルクが、白濁のザーメンにすり替わっ
た。興奮した男がミルクを飲みたいように、発情した女はザーメンが飲みたい。子
宮でたっぷりと飲まないことには、夫婦の性行為が完結しない。
 猥りがましく叫んだとき、肉層が急激に狭まってペニスをがちがちに締めあげた。
規則正しく動いていた達哉もあまりに強靭に締めつけられて反復運動のペースが狂
い、息を呑むことになる。
 「う、ううっ。わ、わかった。もう、俺だって限界だ。だから出すよ。エッチな
フィーナに飲ませてあげる。」
 がっちりと挟みつけられ、大きく腰を振ることが叶わなくなっている。膣の壁だ
けでなく、ペニスが進む先からもなにかが迫ってくる気配がある。それは、達哉は
知るよしもないことだが、官能の高まりに呼応してフィーナの子宮が下がってきた
のだった。
 乳房を握っていた手を細腰にずらして抱えると、小刻みに、奥の壁にフックを打
ちこむように達哉は腰を使った。それはまさに、絶頂へ昇ろうとしていたフィーナ
へとって一番望むところの抽送だった。
 「当たる当たる。奥を、ああ、達哉が叩いてる。こ、このまま、あん、もっと奥、
奥よ。ああっ、達哉。ちょうだい、ちょうだいっ!」
 先にアクメに達し、嬌声を響かせるフィーナ。頭を上下左右に振り、銀髪を華麗
に舞わせた。
 快美に乱れ咲く妻に引かれて達哉も昇り詰めた。亀頭を子宮口に強く押しつけ、
爆発する。
 鈴口から迸った熱樹液を浴びた口は、フィーナの意志がそのまま動かしているか
のようにぱくぱくと開閉し、待望の子種エキスをごくごくと飲んでいる。
 「ん、あ、あん……。入ってくる。奥に、アア、奥にたくさん入ってきて……」
 のめって体勢をくずし、シーツに頬をつけたままフィーナは幸せに喘いでいる。
 膣壺内でペニスが脈動し、精を吐き出しつづける。緊縮する膣壁も蠢動で応え、
すべてを受け取るべく射精をうながしつづけている。
 男は低く唸り、女は身震いして悦ぶ時間が流れる。

88:フィーナSS
09/05/04 17:51:12 G9Fe4AYB
 唸り声が消え、身震いもわずかになると、達哉が妻の体を気遣う声をかけた。
 「フィーナ。大丈夫か?」
 「平気よ。ふふふ、いっぱい飲ませてもらえた。……まだ、おっきいままね。」
 射精は終わりを告げて脈動も収まったものの、フィーナのなかで肉棒は萎えるど
ころかすぐにも爆発しそうなほど熱り立っている。
 たっぷりと注がれた妻は腕をつきなおして四つん這いに戻ると、くすっと笑うだ
けでなく、キュッと膣穴を締めて、夫の背筋をぞくぞくと痺れさせた。
 「……このまま、するよ。」
 「ええ。もっとして。もっともっと、達哉が欲しいの。」
 一度の射精で終わるはずがない。終わらせたくない。達哉は両手で肉尻を抱えな
おし、ぐっと腰を突き入れた。フィーナはぴくんとのけ反り、えぐられるたびに熱
い息と淫声を放つ。
 夫婦の思いは一致し、情熱と情欲にまみれた性交が繰りかえされる。達哉はなん
どもなんども熱い精を妻へ注ぎこみ、フィーナはあられもない声をあげて達してな
お、次の射精を夫にねだった。


(おしまい)


89:名無しさん@ピンキー
09/05/05 00:35:46 znmVUFDI
おお久々のSSだな……。乙!

90:名無しさん@ピンキー
09/05/05 12:46:20 y8fpRwcX
ほんと久々だな。GJ。


91:名無しさん@ピンキー
09/05/05 18:49:36 DSuvVF76
久々にGJ。

92:名無しさん@ピンキー
09/05/10 22:01:21 hLTuJu3U
保守

93:名無しさん@ピンキー
09/05/15 01:09:05 5kusogAN
保守

94:名無しさん@ピンキー
09/05/19 10:47:12 qjphSO6f
保守age

95:名無しさん@ピンキー
09/05/23 17:10:28 /2QTk7X8
保守あげ

96:名無しさん@ピンキー
09/05/27 22:09:27 rTizE91A
保守

97:名無しさん@ピンキー
09/05/30 22:16:47 EGyA31tr
保守

98:『夜明け前より瑠璃色な』「さやかの目覚め」(1/2)
09/06/02 21:46:28 /MHlTkrJ
 朝、さやかの部屋へノックなしに達哉が入っていった。
 すでにさやかは目を覚まして、ベッドからあがっていたが、まぶたは上がったり
下がったり、なんとも頼りない。
 「あ、あらあ、なんで達哉くんがぁ?」
 これぞ低血圧という、ぼうっとした反応をさやかが返すと、
 「姉さんをしゃっきりさせるために来たんだ。」
 達哉はそう答えてズボンを脱ぐ。トランクスも脱ぐ。膨張したペニスが、少年の
朝にふさわしい勃ちかたを見せる。
 「え? な、なにしてるのぉ?」
 従弟の破廉恥行為を前にしても、さやかはぼんやりしたまま。ぱちぱちと瞬きを
したが、瞳をとろんとなったまま。
 「やっぱりこれだけじゃ、起きないんだね。しょうがないなあ、姉さんは。」
 くすくす笑った達哉は、さやかの肩をぐいっと押してしゃがみこませた。鋭角に
そそり立つ勃起がちょうど、眠そうな顔の前に来る。
 「はい。しゃぶる。」
 「……んっ。」
 亀頭が唇に接触して、達哉が腰をせり出すと、赤黒い一物が吸いこまれていく。
 それでもまだ、さやかは夢見心地。見下ろす達哉は苦笑する。
 「気持ちよくしてよ。姉さん。」
 彼からわずかに腰を振ると、さやかは顔を揺すりかえして、口唇奉仕に耽ってい
く。頭はまわっていなくても牝の本能に従って、艶かしい息音をあげる。なんども
しゃぶって習熟した行為で、ふくれあがった勃起に対応する。
 「う、うん……そうだ。姉さん、うまいなあ。」
 頬をすぼめて唇で締めつけるだけでなく、舌も使っている。竿やカリ、先のくび
れをちろちろ舐めてくる。実はとっくに起きていて、ぼんやりしているのはフェイ
クなのではないかと疑いたくなるほど気持ちいいフェラチオをしてくれる。
 肉棒が発火するような快感を得て、達哉の腰振りが振幅を増していく。フェラチ
オからイラマチオへ変化させ、従姉の口を性器のように扱う。
 「ん、ぐっ、ぐふっ!」
 勢いよく、喉元まで亀頭で突かれ、さすがにさやかも目を見開く。それでも意識
はついてこないのか、従順に振る舞っている。口を素直に締めこんで、腰ピストン
と合わさることで最高の心地よさをもたらすしごきを実現させている。
 「俺のミルクは苦みもあって、特濃緑茶よりもよっぽど効くよ。ふふっ……」
 朝の忙しい時間。長く楽しむわけにはいかない。
 ここに来た目的は出すこと。牡の特濃ミルクで従姉の目を覚まさせること。
 「ほらっ! 姉さん、たっぷり飲んで!」
 「ぐぷっ、ぷふっ、んんーっ!」
 ぐいっと深く突き入れ、爆発させた。
 唾液で洗われた肉根から濃厚ザーメンがピュッピュとほとばしり、喉に直に届く。
口内をあっという間に男臭い汁が満たしていく。
 「ぬん、ん、んぐ、んっく、こく、こくん……」
 粘っこい白樹液を嚥下しているうちに、さやかの双眸がはっきりした光を帯びて
きた。自分が今なにをしているのか、なにをしていたのか理解し、顔がこわばって
くる。
 射精が終わるとすぐに達哉は肉棒を引き抜いた。夜の甘い交わりなら後始末を頼
むところだが、あいにくそういうプレイではない。
 「じゃあ、姉さん。下で待ってるから。」
 ぼんやりでなく、呆然となっているさやかを残して、達哉はすっきりした顔をし
て悠々と部屋を出ていった。

99:『夜明け前より瑠璃色な』「さやかの目覚め」(2/2)
09/06/02 21:48:13 /MHlTkrJ
 「お、おはよう。」
 「おはよう、お姉ちゃん。あ、今朝はちゃんと起きてる。」
 リビングに入ってきたさやかの顔を見て、麻衣は目を大きくする。ぼけぼけ状態
で来るものとばかり思っていたから。
 「おはようございます、さやかさん。お茶、どうしますか?」
 「いただくわ。」
 ミアはさやかの前に湯飲みを置き、濃い緑茶を注いでいたが不意に視線を宙にさ
まよわせ、鼻をすんすんと鳴らした。
 「どうしたの? ミアちゃん。」
 「いえ、なんか変な臭いが……」
 「臭い?」
 問いかけた麻衣もミアに倣って、意識して鼻を使い、空気を吸った。
 ガタッ。
 一度座ったさやかが雑な音を鳴らして席を立つ。口もとを手で覆っていた。
 「私、顔洗ってくるから!」
 それだけ残し、さっと姿を消した。
 俊敏に、風のようにリビングを出ていったさやかに麻衣もミアもきょとんとする。
 「いったいどうしたのかしらね、さやかは。」
 挨拶のタイミングを逃したフィーナは、小首を傾げている。
 達哉は「なんだろうね?」と合わせつつ、内心でニヤニヤしていた。


 (おしまい)


100:名無しさん@ピンキー
09/06/02 22:03:25 HwI5uMZZ
久々の投稿乙

101:名無しさん@ピンキー
09/06/06 12:11:16 F+0ig8S4
おお来てるGJ

102:名無しさん@ピンキー
09/06/07 01:30:25 qhWGXTOX
最近はにはににはまったんだが…
結先生の体を味わいたいです

103:名無しさん@ピンキー
09/06/07 17:13:17 c3W33P8h
恭子センセイのタイトスカートやパープルショーツにぶっかけたいぜ

104:名無しさん@ピンキー
09/06/10 23:51:48 wQw/8Y0A
保守

105:名無しさん@ピンキー
09/06/13 21:59:54 YF3szEk4
保守

106:名無しさん@ピンキー
09/06/18 00:21:34 6Nn5Pn10
保守

107:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 03:59:01 xiGDLVO7
ちびっと思いついたネタで投下
自分でも何かが微妙に違う気がしないでもないけど、まぁご愛敬と言うことで (;^_^A アセアセ…


108:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:00:15 xiGDLVO7
 エステルは爪先立ちで達哉に首に腕を回し、達哉はエステルの細いウエストを両側から
支えながら、二人は楽しかった一日の余韻を味覚で味わっていた。他に人気のない礼拝堂
は二人きりになるという目的においては絶好の場所と言えた。互いの唾液の甘味。そして
混ざり合うことで生じる更なる美味さは媚薬のそれ。
 「………んぁ……」
 やがて達哉の方から顔を離すと、彼の口の中に射し込まれたままだったエステルの小さ
な舌がテラテラと光りながら姿を現す。その先から伸び二人を繋ぐ唾液の架け橋と良い、
切なげに潤んだ瞳と良い彼女がもっと口付けを続けていたかったのは明らかだが、達哉の
中の愛しさは恋人の全てを求めるほどに高まっている。まだ互いの吐息を感じるほどの近
さにある大きな瞳を見つめながら、達哉は両の腕をウエストからヒップの方へと動かし更
なる行為への了承をアイサインで求めるが。
 「あ……あの、達哉……」
 エステルの瞳が……揺らいだ。
 「あ、ああ……ごめん」
 恥ずかしそうに俯かれてしまっては、もう無理強いは出来ない。腕の中の天使をそっと
地上に降ろしながら精一杯の笑顔で言葉を継ぐ。せめてエステルに不快感を与えてしまわ
ないようにと。
 「わわ、私も達哉にその……も、もっと愛して欲しいのだけれど、ここだと余りゆっく
りは出来ないから続きは私の部屋で……………………って、え?」
 「こ、今度はもう少し先まで足を伸ばそうか? エステルは満弦ヶ崎の外は余り知らな
いだろう? 月人居住区から遠い街っていうのは心細いかも知れないけど、これからの事
を考えたらエステルが率先して色々な所を見て回った方が良いとかなって思うし、それに
……」


109:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:00:46 xiGDLVO7
 恥ずかしさの余りテンパってしまった達哉の耳には、同じく恥ずかしさの余り蚊の鳴く
ような声でしか恋人に『おねだり』が出来ないエステルの声など拾えるはずもなく。
 「……………………………………」
 「……って思うんだ、どうかな?」
 「う、く……!」
 増してや厳粛に育てられ何よりも職務を最も重んじるエステルに、達哉の真剣(?)な
提案を遮ってまで抱いて欲しいと甘えるなどと聖職者にあるまじき不謹慎なお願いなど口
に出来る筈もなく。
 「エステル?」
 「……達哉の言うとおりだと思います」
 恥ずかしいやら腹立たしいやらで声を震わせながら、そう答えるしかない。
 「そっか。じゃあ来週はそんな感じで良いかな?」
 「え、ええ。ところで達哉、良かったらお茶でも……」
 とは言え濃厚なキスで灯が灯った下腹部の疼きも『はいそうですか』と我慢できるもの
ではない。せめて達哉に二度目の(あわよくば自分が誘う前に押し倒して貰う)機会を与
えようと少々不自然な笑顔を作るが。
 「い、いや。今日は姉さんも帰ってくるし麻衣一人に家の事を押し付けて来ちゃったか
ら、そろそろ帰らないと……」
 同じく我慢の限度に達しかけている達哉は強引なセックスで恋人を傷つけてしまうのを
恐れ、こちらも適当な言い訳を並べてしまう。なんとも生真面目で似たもの同士なカップ
ルであるが故の微妙なすれ違い。

110:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:02:18 xiGDLVO7
 「達哉のバカーーーーーーーっ!!」
 そうしてエステルがやっと素直になれたのは、達哉がそそくさと帰路についてから数分
経った後だった。
 「じょ、女性の方から何度も何度も誘えるわけがないじゃないですか! こういう時こ
そ殿方が気を利かせて多少強引にでもリードするというのが筋でしょう!? わ、私は達
哉がどうしてもと言えば何時でも受け止めてあげられるというのに、どうしてあんなに意
気地がないんでしょうか!」
 などと半ば逆ギレ気味に大声を出した程度で冷めてしまう程度の熱なら持て余したりは
しない。礼拝堂の真ん中でモジモジと摺り合わせる内股の更に奥は、ちょっと気を抜いた
だけで溢れ出しそうな愛液が蜜壺いっぱいに溜まっている。
 「そ、そうです。前に此処(礼拝堂)で抱い…………じゃなくて慰めて差し上げた事だ
ってあるのだし、腕力で私が勝てるはずがないのですから無理矢理にでもしようと思えば
出来たのではないですか! 例えば……」
 (ごめんエステル、もう我慢できないよ!)
 妄そ………もとい想像の中の達哉はエステルの言うことなど聞いてくれない。彼女を離
すどころか程良く引き締まったヒップを鷲掴みにしつつ、首筋に吸い付いてくる。
 (だめ! 駄目です、こんな所で! それに汗が……)
 デート帰りの彼女の体は汗臭いに違いない。そんな肌の匂いを嗅がれたり、その上舐め
られたりなど、恋人としても女の子としても羞恥の限りである。当然のようにエステルは
弱々しく拒絶するが、やはり達哉は聞く耳を持たない。次々とキスマークを付け上から順
番に服を脱がせながらながらエステルの汗を味わってゆく。
 (エステル、良いよね!?)
 (ああ、だめです。本当にだめですぅ!)
 いくら両手で突っ張っても達哉の体はビクともしない。そんな無駄な抵抗をしている間
に達哉の手はスカートの中へと侵入して、可愛いと褒めて貰う予定だった下着を問答無用
でずらしてゆく。
 「だめなのに……だめなのにぃ~!」

111:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:02:53 xiGDLVO7
 もはや何が駄目なのか自分でも良く分からないが、とにかく拒絶する。が、達哉の猛攻
を止めることは出来ない。膝まで下ろした下着の吸水部分をベットリ汚した生暖かい粘
液が指先に絡みつく。外気に晒された性器から立ち上る甘酸っぱい性臭がたちまち頭の中
を満たしてしまう。陰部どころか全身の汗腺から発散させているのではないかと思えるほ
どに匂いが強い。
 (ほら、ね? 僕ももうもう、こんななんだ)
 「あ、あああ、固ぁい……」
 そして無理矢理に握らされた達哉の男性もエステルの女性をギチギチに埋めてしまうほ
どに固く太くなっていた。
 (こ、こんなに大きいのが私の中に? ああ駄目、こんな逞しいもので中を擦られたら
壊れてしまう。きっと、おかしくなってしまうわ。そうして、熱くて濃いので子宮の中ま
で満たされて、きっと受精してしまうに決まってる。沢山の精液で……そう、達哉のドロ
ドロの精液が……)
 思わず唾を飲み込んでしまうエステル。そう言えば、前に礼拝堂で抱かれたときには最
初に口で受け止めたような気がする。そう、あのネバネバの子種でお腹がいっぱいになっ
てしまったのだ。今回のように。
 「んちゅ、んちゅっ、じゅるるるるっ!」
 指を三本纏めても本物の太さには及ばないが、贅沢は言っていられない。下着を奪われ
胸もさらけ出されたエステルを四つん這いに押さえ付け、達哉は小さな唇へと欲望を無理
矢理押し込んでくる。そして、こうなってしまっては早く達哉を満足させる以外に助か
る望みのないエステルは嫌々ながらも積極的に舌を使い、口いっぱいに頬張って達哉に奉
仕するのだ。
 (ああ、エステルの口は気持ちいいよ。まるでアソコみたいだ!)
 「そ、そんにゃ言い方しないでください! そんな例え方はいやぁ……」
 性欲を満たす道具のように口の中を蹂躙され、あまつさえ性器のようだと比喩されて嬉
しいわけがない。そう嬉しいわけなどないのだ! だがエステルは従順にイラマチオ(と
書いてあったと思う)に耐え、涎を垂れ流しながらも自ら舌で唇で達哉を悦ばせてる。だ
ってか弱い女の子なのだ。だから今は、仕方がないから恋人の排泄器官を舐めて吸って味
わい続けるのだ。

112:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:03:33 xiGDLVO7
 とは言え、自分の指にどれだけ唇で舌で奉仕をしたところで熱くて濃厚な精液など出し
て貰えるわけがない。よって想像の中の達哉は適当な所で肉棒を引き抜き、今度は後ろか
ら俯せとなったエステルのヒップを問答無用で引っ張り上げてくる。
 (エステルの………凄く濡れてるよ?)
 「え、あ……ち、違います! これは違うんです!」
 (何が違うの? こんなに涎を流しながらパクパクしてるのに。この分だと、昼間も清
ました顔でデート中をしながらヌルヌルにしてたんじゃないのかな? こんな風にされる
のを期待して?)
 「違います! 違うんです、達哉……!」
 (それに………あれれ、お尻の穴までパクパク動いてるよ? 聖職者なのに、頭の中は
セックスばかりなんだ? こんな娘だったなんて、みんなが知ったら間違いなく幻滅する
ね。それどころか司祭のエステル・フリージアは淫乱ですって月に報告されちゃうかも知
れないな。きっとフィーナやモーリッツさんが直々にやってきて変態エステルを破門しち
ゃうだろうなぁ。あの二人から蔑んだ目で見下ろされながら)
 「あ……ああ達哉、許して! こんな、はしたない私のこと、誰にも言わないで! お
願いだから許してぇ!!」
 (じゃあ……そうだな、変態は変態らしく自分でお尻を振ってセックスをお強請りして
ご覧よ? ちゃんとエッチにお願いできたら考えてあげても良いよ?)
 「はい、します! 達哉の言うとおりにします! 何でも達哉の言うことを聞くから
お願い……」

113:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:03:54 xiGDLVO7
 これで大義名分が……ではなくて身の破滅を宣告されてしまっては脅しに屈するしかな
いので仕方なく達哉の言葉に従うエステル。伏せを命じられた飼い犬のような姿勢からお
尻だけを高々と達哉に向かって差し出し、両手で尻肉を割り広げて女性の最も恥ずかしい
部分を残さずさらけ出す。もちろん、先程から膝のあたりに絡まって邪魔で仕方がなかっ
たドロドロの下着を脱ぎ捨てスカートを目一杯捲り上げるのも忘れない。もはや彼女の体
で隠れている部分は辛うじて衣服の残ったヘソの辺りだけである。
 「わ、私エステル・フリージアは淫乱なんです! 礼拝堂に来て下さる方々に神の教え
を説き教えながら、達哉が側にいるだけで抱いて欲しくてアソコを濡らしている変態なん
ですぅ! どうか、キスだけで火照ってトロトロになった私のイヤらしい場所に達哉の熱
くて固いのを入れて、メチャメチャにしてくださいぃぃぃぃ!!」
 目をつむって顎と胸を冷たい床に擦り付けながら下半身だけ爪先立ちになってヒップを
更に突き出すエステル。熱く尖った乳首が床の上で押しつぶされ冷やされる感触が気持ち
いいのは絶対に錯覚だ。
 「お願い達哉、寂しいの! 激しく愛し…………はぅぅぅぅっ!?」
 最後まで口にするよりも先に奥まで打ち込まれて全身が痙攣する。待ち焦がれた挿入を
で歓喜する膣壁が一斉に指に絡みついてしゃぶり尽くそうと蠢く。自分でも恥ずかしい体だ
と思うが、それも愛故の反応ならば不思議と憎む気になれない。ただ……
 「うぅぅ、足りないの。これじゃ駄目なの達哉ぁ……」
 いかんせん指では短すぎて一番奥まで満たすことが出来ない。若く健康な彼女の肉体は
幾度も性交を繰り返してゆくうちに、体の最深部まで差し込まれ子宮まで突き上げられる
快感を覚えてしまっていたのだ。二本纏めて突き込んだとしても、女性の細い指では到底
満足など出来そうにもない。
 「うぅぅ、達哉、達哉ぁ………!」
 涙声になっても体は止まらない。不完全でも良いから達したいとばかりにエステルの腰
は脳幹を無視し子宮からの指示で自らの掌にヒップを押し付け、体内の指を広げて懸命に
刺激を貪る。夜の帳が舞い降り暗く冷たくなって行く礼拝堂の中央。涙のように溢れ出す
愛液が空気と混じり合う音と臀部と掌がぶつかるペチペチという音、そして啜り泣きと喘
ぎ声が混ざった少女の甲高い声が空しく響き渡る。
 「達哉、達哉っ! たつ………ゃぁ……ぁ……っ!!」
 そして最後に大きく四肢を震わせ、エステルは自らの体液で汚れた床の上に力尽き崩れ
落ちた。
 「……達哉………………ごめんなさい……」

114:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:04:38 xiGDLVO7
 「リース?」
 こちらもこちらで悶々とした気持ちを誤魔化すように足早に帰路を辿っていた達哉は
月人居住区の端で黒づくめの少女の待ち伏せに遭っていた。
 「こんな時間に一人で出歩くなんて危ないよ? どうして……」
 「分別は美徳。でも過ぎた遠慮と依存は単なる甘え。伝えようとする意志と言葉無し
で絆を守れるほど人間は便利に出来ていない」
 「え……えっと?」
 「エステル、寒い場所で泣いてた。達哉を呼びながら」
 「エステルが!?」
 咄嗟に教会に向かって一歩を踏み出した達哉だが、目の前の少女を放っておくのも拙い
と思い直し、一緒に戻ろうとリースに向かって手を差し伸べる。
 「あれ?」
 が、そこにはほんの数瞬前まで居たはずのリースの姿は無かった。代わりに冷たい夜風
が達哉の体から体温を奪いながら教会の方へと流れてゆく。
 「……いや、それよりもエステルを……!」
 月人居住内なら治安も良いだろう。そう判断し颯爽と駆け出した達哉が運悪くエステル
が身支度を調え証拠を隠滅している最中に踏み込んで平手打ちを喰らい、それでも何故か
朝帰りとなり、麻衣にコッテリと搾られる羽目になったのは、また別の話である。


115:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/20 04:06:39 xiGDLVO7
以上です

一身上の都合(?)で長らく執筆も更新作業も全く行っていませんでしたが、
双方とも(出来れば)徐々に再会していきたいと思います <m(_ _)m>

116:名無しさん@ピンキー
09/06/20 08:31:15 mzzUFl97
GJ! 一人で乱れちゃうエステルさん、最高です。

117:名無しさん@ピンキー
09/06/20 22:10:53 t80OOVMl
GJ!!

118:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:00:08 5Kz4J0dz
>>108から>>114までの裏側を書いてみました。


119:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:01:11 5Kz4J0dz
 「達哉のバカーーーーーーーっ!!」
 礼拝堂に響いた大声に、リースは肩をすくめる。

 デートから帰ってきて礼拝堂でふたりきりになった地球人の男と月人司祭を、リースは
こっそりと観察していた。姿を消すまでもなかった。互いしか見えない恋人たちが、人気
がないと思いこんでいるのだから、物陰にいて沈黙を守れば気づかれるはずがない。
 カップルは熱い抱擁と濃厚なキスを楽しみ、肉交へ移行したいという欲をむんむんと発
散していた。しかし達哉の求めをエステルがうっかりと拒む格好になり、一度そうなって
しまっては女から淫らな欲をオープンにすることもできず、男もひるんでしまい、ぎこち
ない雰囲気のまま別れていった。


120:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:01:51 5Kz4J0dz
 礼拝堂に司祭少女ひとりが残り、これで終わりとリースは思ったが、見事にはずれた。
大声を響かせたあとでエステルはぶつぶつとつぶやきながら肉づきの良い体を悩ましげに
もじつかせ、スカートのなかに手を潜ませるだけでなく、牝犬のように床に這いつくばっ
てオナニーをはじめたのだ。
 「あ……ああ達哉、許して! こんな、はしたない私のこと、誰にも言わないで! お
願いだから許してぇ!!」
 淫猥な叫びで、孤独な少女がどんな想像をしているか、リースには大体の見当がつく。
 (エステル、あんなにエッチ……)
 侮蔑とからかいの目線を送る。もちろん、自慰に没頭する少女が気づくことはない。
 日頃から追いまわされている意趣返しもあって、リースは今までにも彼女と達哉の淫行
を見物している。幼女ながらに性に目覚めているのは、その体を借りているフィアッカの
影響があるのだろう。それにフィアッカも、ロストテクノロジーを管理する役目ばかりで
は退屈してしまうと、地球人と月人との淫行見学を楽しみにしているのだった。
 初めての覗きはエステルの私室にて。姿を消して忍びこんだ目の前で繰りひろげられた
セックスは淫ら過ぎて、リースを釘づけにするだけでなく、何百年も生きてきたフィアッ
カまでもリースのなかで息を呑んだものだ。
 礼拝堂で性器を舐めたり、欲を我慢できずにつながったりという光景も目にしている。
わざわざデートのあとをつけて、野外セックスに溺れていたふたりを確認したことだって
ある。破廉恥行為を目撃する回数が増して、幼いリースの心はさらなる目覚めを果たす。
 それらの性宴に比べれば、司祭少女が孤独に慰めているオナニーシーンの刺激度は大し
たことない。もっとも、悲しみともどかしさにたまりかねた女のひとりエッチという構図
がそれなりにそそることも確かだった。
 体液を滴らせて悶える司祭少女に見入っているうち、幼女の頬が可憐に染まってくる。
 「んっ」
 リースはエステルの指戯を遠目で見ながら小さな吐息を漏らしてぺたりと座りこみ、ゴ
スロリ服のスカートをたくしあげた。色気のかけらもないシンプルなコットンパンツを剥
き出しにすると、中央に指を這わせていく。
 「……はっ、あっ、ああっ!」
 姿態の幼さに似合わない、欲情を含んだ声がこぼれる。
 リースがオナニーを覚えたのも、エステルと達哉のセックスを見ているときに疼きを覚
え、無意識に指を使ったから。その後、エステルのオナニーも目撃し、いろんな手技があ
ることを知り、幼い自分が一番気持ちよくなるやりかたを習得した。習得してなお貪欲に、
淫欲を催したときには体の発達を確かめるようにあらゆる部分をまさぐっている。

121:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:02:35 5Kz4J0dz
 小さくて細い指をパンツの上で蠢かせながら、司祭少女を視界に捉えつつも別の人間を
思い浮かべる。
 (タツヤ……ワタシの体じゃ、ダメ?)
 リースがオナペットにするのは、達哉。セックスを覗き見して、股間にそびえる太い肉
柱をくっきりと緑の瞳に焼きつけ、その肉柱で月人少女がどれだけ乱れるのかを知りつく
しているから、一番身近で好感もそこそこ抱いている男にその役目を負わせるのも当然だ
った。
 少年の一物は標準サイズでもリースにとってはあまりに太く、突きこまれれば膣を裂か
れて壊されるかもしれない。でもそれは冷静な判断。司祭少女のオナニーに欲情を煽られ
たリースの脳内では、達哉のモノこそ最高の快楽を与えてくれる器官と認識している。
 (もちろん、いいに決まってる。リースの体が欲しい)
 にっこりとほほえんで、ぎゅっと抱きしめてくれる。それだけで気持ちいい。でも達哉
はそれだけでなく、ねちっこく体をまさぐってくる。
 「ワタシ、胸が全然ない……」
 ぺったんこな胸。ブラジャーの必要なんてないが、ゴスロリ衣装に合わせるためにリー
スはあえて着用している。
 (この胸が、大好きだよ)
 達哉が手のひらを重ねてくる。リースは上衣をゆるめてたくしあげ、形式だけのブラジ
ャーもずりあげていた。
 「ん、あ、あ、アアァ……」
 平らな胸で、乳首だけがぴょっこり勃っている。小さな手のひらでこすり、ピリピリし
た刺激に咽ぶと、乳首いじりだけでなく隆起といえない隆起もそっと押し揉んだ。ふくら
みの大小に関係なく、たとえ幼かろうと女体は甘い淫楽を発生させる。
 (胸もいいけど、やっぱり……)
 「うん」
 達哉の視線が流れる先にリースも視線をずらす。ほのかに恥臭を漂わせるパンツを膝ま
でずらし、秘部を晒した。陰毛の一本も生えてない、縦筋でしかないつるつるヴァギナは
愛液でキラキラと光っていた。
 (ああ、リースのオマ×コ)
 達哉がうっとりと、顔を近づけてくる。舌を伸ばしてくる。
 リースは己れの指をしゃぶると、唾液に浸したその指で肉筋を下から上へ撫であげた。
 「ひゃうっ!」
 かなり大きな声が飛び出たが、向こうでエステルがあげている声に比べれば無音といっ
ていい。
 (ア、ア、ア……タツヤ。そ、そんなにしたら、ワ、ワタシ……)
 達哉の舌になんども亀裂を舐めあげられ、周囲も舐めまわされる。もたらされる快楽で
幼い肉唇が充血し、ピンク色に染まっている。
 「ンウウウッ!」
 指に力が入り、肉筋が割れた。内部粘膜がちらりと正体を現わすが、それは誰にも見ら
れない。見られたことがない。ただひとり、フィアッカだけはその色合いを知っているが。
 細い指でも、なかに入りそうにない。リースはおそるおそる触れようとして、やめる。
割れ目がまた縦筋と化す。
 指愛撫をとめ、エステルを見やる。四つん這いになって秘穴へ指を二本も突っこんでい
るふしだらな司祭。指を過激に抜き差ししながら、もっと太いモノに抉られることを願っ
ている女。
 ……これこそ肉体の差。まだリースは幼女。バージン。指すらも受け入れられない未熟
な体。成熟した、淫らな聖女に負けている。
 「タツヤのオチン×ン、入れてもらうのは無理」
 ぽつりとしたつぶやきに、想像の達哉は無言でいる。慰めの言葉を吐くことはなかった。

122:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:04:02 5Kz4J0dz
 リースは顔を左右に振ると、指を縦筋の上方にある肉豆に近づけていく。
 女にとって、最高の快楽器官。うかつに触れても痛いだけだが、性感が高まり、触れた
い気持ちが燃えさかっている今なら大丈夫。
 (ここだな、リースが気持ちよくなるのは)
 達哉の興味深そうな声。リースはうなずきを返し、膨張して存在をアピールしているク
リトリスをちょこんと揺らした。
 「!」
 声にならなかった。快楽パルスが強烈すぎて麻痺し、動けるようになるまで一分近くか
かった。
 さっきまでこの場にいた男。司祭少女の体を弄んでいた男をイメージしただけで、この
反応。性の快感に男の存在が必須であることを幼い月人少女は痛感し、絶大なる快楽への
渇望が強まる。
 (ごめんごめん。今度はもっと優しくするからね)
 「優しくなくていい。今くらいで、大丈夫」
 一度知った鮮烈な快感を手放すことなどできない。
 パルスによってさらに膨張した肉豆をこちょこちょくすぐる。クリトリスだけでなく、
乳首もいじる。未発達なヴァギナも刺激する。異なる快美を適度に混ぜ合わせることで、
クリトリス快楽が極限にまで高まることをリースは知っている。
 (こんなに感じるんだ……リースがこんなにエッチなんて)
 「あふっ、エ、エッチなのはタツヤ、とエステル。ワタシ、ち、違う……」
 (リースだって、オナニーしてるじゃん。エステルを覗きながらオナニーを楽しんでる
リースはエッチじゃないのか?)
 達哉がきびしい光を目に浮かべて、追及してくる。目はそうでも、口もとは楽しそうに
ゆるんでいる。
 リースはハアハアと喘ぎ、緑の双眸を切なげにきらめかせて。
 「……エ、エッチ……。ワタシも、エッチ。エッチだから、タツヤにいっぱいしてもら
いたい」
 (よく言えました。さあ、気持ちよくなって、イクんだ)
 左右の胸に秘裂に肉芽、四つのポイントを両手でひたすらいじりまわす。達哉とひとつ
になった幼い手が、性感帯を巧みに刺激し、行くべき高みを自らを案内し、その道をひた
すら駆け昇っていく。
 「ンッ、ア、ア、アアッ。こんなにしたら、ワタシ、ああ、タツヤの手で、タツヤがワ
タシを、あ、あ、アアッ、アッアアーン!」
 だしぬけに強烈なオルガスムスに襲われた。床につけていた小さなお尻がふわっと浮き、
ぷるっと震えてからしゃがみこむ。ピュピュッと、アンモニア臭の混じった飛沫が肉筋か
ら漏れ飛んだ。
 今度こそ聞こえたかもしれない。イクそのときの声を抑える余裕などなかった。
 しかし幸いなことに、やはりエステルもリースに負けないほどオナニーにのめりこんで
いて自分しか見えず、離れたところで幼女が絶頂しているのに気づくことはなかった。

123:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:05:01 5Kz4J0dz
 「……達哉………………ごめんなさい……」
 哀しく響いた小さな声を聞き、リースの胸がチクリと痛む。同じ空間でオナニーに溺れ、
勝手に男を巻きこんでひとりイッてしまった空しさに共感し、慚悔の念を覚える。
 なにか、できることはないか。
 すぐに閃く。エステルの孤独を彼に伝えるだけでいい。そうすれば達哉は慰めるに違い
ない。それくらいの面倒なら、喜んで見よう。


 身支度を整えたリースが急ぎ、達哉に先回りして愛する女へと意識を向けさせる言葉を
かけ、礼拝堂へ駆け戻る彼のあとを追い、見事な平手打ちを食らうシーンから欲望に燃え
るふたりの夜を飽きが来るまで眺めることになるのは、もう少し時間が流れてからのこと。


124:名無しさん@ピンキー
09/06/22 21:05:57 5Kz4J0dz
以上です。


125:名無しさん@ピンキー
09/06/23 08:55:42 5bCpwl6J
GJ

126:名無しさん@ピンキー
09/06/23 21:49:08 +5vImx69
神がおる。

127:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:54:07 WkMEYS4+
某画像「連」でティンときたので一本投下

すみませんすみません百合好きなんですぅ~(;^_^A アセアセ…


128:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:55:06 WkMEYS4+
 「えっと……ちょっと散らかってると思うけど……」
 久しぶりに全員が揃った夕食を終え、入浴も済ませ寝間着になった後は寝るだけ。そん
な時間に自室に人を招くなんて、本当に久しぶりなのだろう。しどろもどろになっている
菜月の部屋への入室を許されたフィーナの目を最初に引きつけたのは、朝霧家に面した大
きな窓だった。
 「ほんとうに、達哉の部屋の真向かいなのね。」
 「え? あ~……うん、ソウダネ-?」
 と、今度は真っ赤になる菜月。いきなり『今晩、菜月の部屋にお邪魔しても構わない
かしら?』と言い出したフィーナの真意が掴みきれずに戸惑っているのだろう。それは無
理もないことだとフィーナ自身も思う。公務で数ヶ月ぶりに地球への一時帰国を果たした
達哉達。その元・恋のライバルから暗に『一晩、二人きりになりたい』と言われて構えな
い方がどうかしている。
 「ご、ごめんね? 一応お掃除はしたんだけど、その、しばらく使ってなかったって言
うか……えと……我ながら女の子らしくない部屋だよね~? あははは~。」
 頭を掻きつつ、照れと緊張の入り交じった珍妙な顔で笑う菜月を見ていると、失礼だな
と思いつつも込み上げてくる可笑しさを堪えることが出来ない。それと同時に素朴で真っ
直ぐな彼女の性格への愛しさに似た感慨も。
 「そんなに卑下されたら、私の方が困ってしまうわ。だって菜月のお部屋がとても羨ま
しいんですもの?」
 「……へ?」
 「確かに物は多くないかも知れないけど、ちゃんと整理されていて部屋のスペースをと
ても巧く生かしていると思う。それに、あちらこちらの小物やカーテンで自分らしさもき
ちんと出して、心も体も休めることが出来る空間作りが出来ていると思うもの。普通の女
の子の部屋のお手本みたいだなって思えて、リラックスできそう。」
 「あ、あははは~……」菜月、褒め殺し連打で更にタジタジ「……って、気が利かなく
ってごめん! 椅子……は一つしかないからベッドに座ってて。いま、お茶を……」
 「待って菜月、お茶はお店の方で沢山頂いたから平気よ? それよりも、菜月にも座っ
て欲しいのだけれど?」
 「あ……」
 「ね?」
 わざとベッドの端に腰を下ろし、空いたスペースを掌で撫でて隣を促す。そんなフィー
ナとの距離感が計りきれないのか暫く逡巡していた菜月だったが、やがて観念したかのよ
うに身を縮ませながらも幼馴染みの婚約者の横におずおずと腰を下ろした。

129:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:55:29 WkMEYS4+
 こちこちこち……と久しぶりに実家での勤労を任された小さな目覚まし時計が職務に勤
しむ音以外は何も聞こえない夜も更けた少女の私室。微妙に重苦しい空気に細波を立てる
ように口を開いたのは、フィーナの方だった。
 「菜月は……達哉の事が好きなのよね?」
 「な、ななっ……」菜月、久々の瞬間沸騰「ななななななななななっ!?」
 「ほら、顔に書いてある」と何故か嬉しそうに目を細めるフィーナ「それは、やはり子
供の頃からかしら? ずっと達哉だけを見て、これからも達哉と一緒にと思いながら頑張
ってきたのでしょう? その……私が来るまでは?」
 「あ、あぅあぅあぅ~……」
 すっかり茹だってしまった菜月はグロッキー寸前。並んで座るフィーナの顔を見ること
も出来ずに湯気を上げながら狼狽えるばかり。
 「菜月?」そんな菜月の頭に手を載せ、小さな子供をあやすように優しく髪を撫でなが
ら吐息と共に囁くフィーナ「菜月、こっちを向いて。今日はね、菜月に渡してあげたいも
のがあるの」
 「渡したい……もの?」
 ちらり、と頬を染めたまま瞳を動かして応える菜月。
 「ええ。どうしても、菜月にだけ、渡しておきたい物があるの。この機会を逃したら、
今度はいつ地球に来られるかわからないから。だから、こっちを向いて、ね?」
 一言一言を区切り、噛んで含めるように丁寧に言葉を継ぐフィーナ。その全てを包み込
む微笑みと、手の平の温かさとに励まされ、ちょっとだけ気を取り直した菜月は月からや
ってきたお姫様と向き合おうと顔を上げる。
 「う、うん。それで私に…………………んぐっ!?」
 が、次の瞬間には再びパニックに陥ってしまった。
 「はむっ……ちゅ、んちゅっ……ちゅ……」
 「んぐっ、ひぐっ、ん~~~~~~~んっ!?」
 ドアップになったフィーナの顔。夜気の代わりに鼻孔から流れこんでくる甘く生暖かい
香り。そして後頭部を引き寄せる手と二の腕をに添えられた手と密着したバストと口を塞
ぐ柔らかくて血の通った物の正体を総合すると。
 (わ、私キスしてる……っていうかされてる? フィーナに!?)
 実に単純、かつ極めて受け入れがたい純然たる事実がはじき出されるわけだが、それを
脳が把握できたとしても、理性までがハイそうですかと素直に納得する筈もない。という
か何がどう転ぶとこうなるのかが全く理解できない。
 そして、それが最も自然な反応でもある。


130:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:56:00 WkMEYS4+
 「んふぅ~~~~っ!?」
 言うまでもないが初めてだ、初体験だ。いわゆるファーストキスだ。冗談半分でさえ他
人に唇を許したことなどない。先程以上に動転して硬直した菜月を解きほぐすように、婚
約者との日課で慣れたフィーナは持ち前の技法で同い年の少女の唇を自らの口と舌とで愛
撫し快感を与えてゆく。
 (な、なんで? なんでなんでなんでなんでなんでなんで~~~っ!?)
 と同じ所をグルグル回っている思考回路。混乱の余り抵抗とか拒絶とか普通なら考える
までもなく起こせるであろう自衛手段すら思いつかない。ほんの数ヶ月前までは隣人どこ
ろか親戚か何かに近い関係だった相手を排除してしまうことに対する戸惑いがあったのか
も知れないが、その判断の遅れで何も出来ないまま、菜月はいつの間にか自分のベッドの
上へと押し倒され組み敷かれていた。
 「くすっ」
 マウントポジションを取って満足したのか、やっと口を離したフィーナはゾッとするよ
うな妖艶な笑みを浮かべなつつ、自身の唾液で濡れた唇をペロリと舌で拭う。
 「あ、あ……ああああ…………」
 一方、下敷きになった菜月はと言うとフィーナの唾でテラテラと濡れ光る唇をワナワナ
と震わせるだけで声も出ない。まぁ無理もないが。
 「……びっくりした?」
 「あ、あ、あああああああああ………き、きゃ…………むぐぐっ!?」
 今度は柔らかい手で口を塞がれてしまった。
 「大きな声を出しては駄目。人が来たら菜月も困るでしょう?」
 「ふぐっ! む~~~~~~~~~~~っ!」
 共同責任みたいに言うなぁっ! と実に尤もな抗議しても武術の心得があるフィーナを
引きはがすことは出来ず指の間から声にならない嗚咽を漏らすだけ。
 「お願いだから少し落ち着いて。別に菜月を困らせたいわけじゃないの」
 「ん~~~っ、ん~~~~っ、ふぬ~~~~っ!!」
 既に困らせてるじゃないのよっ! と手足をばたつかせても効果無し。物の見事に関節
を抑え込まれて階下に響くほどの振動を起こすことも出来ない模様。
 「……菜月はキス、初めてだったの?」
 「………………………………………」
 ポッと頬を染めながら、こくこくこくと小刻みに頷き眼力でフィーナを非難。
 「そう。じゃあ本当に良かったわね」
 「ふぬぬ~~~~~~~~~~~!!!」
 良くないから! 全ッ然良くないから!! と憤慨。
 「だってこれ、達哉のキスのお裾分けですもの」
 「!?」
 ぴた、と菜月の動きが止まる。


131:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:56:32 WkMEYS4+
 「ね、見て?」
 再び近づいてくる同性の桃色のリップに釘付けになってしまう菜月。
 「達哉は毎日、この唇を愛してくれるの。何回も、深く、キスでとっても気持ち良く
してくれるの。もちろん一番奥まで。とてもとても幸せにしてくれるの」
 ちゅ、と額を啄まれても今度は抵抗しない。
 「菜月のことは大好きだけれど、達哉だけは譲れないわ。だけど………ちょっとだけ
菜月にも私の幸せを分けてあげられたらって」
 ちゅちゅ、と少し強めに頬を吸われるのが不思議と心地よい。
 「だって、同じ人を好きになった物女の子同士だから」
 手が外され新鮮な空気が肺を満たす。が、もう暴れようとも大声を出そうとも思えな
かった。深く涼しげな光りを湛えた瞳が凄く綺麗だ、と見入ってしまうだけ。
 「だから私からの贈り物……達哉の間接キスを受け取って?」
 そっと瞼を閉じるフィーナ。菜月もそれに習い、今度は素直に受け入れる。二度目の
キスは互いの気持ちを確かめ合うように優しい愛撫から。恐る恐る吸う菜月に合わせて
強さと角度を自在に変えながら、フィーナは甘噛みで菜月の官能をゆっくりと引き出し
てゆく。
 (キスって不思議。口をくっつけてるだけなのに、こんなに気持ちいいなんて)
 求め合うことで満たされる心。達哉がキスしたのと同じ口にキスをしているんだと思
うだけで気持ちよさが膨らんでくるような気がする。初めて感じる他の唇をもっと良く
知りたくてあちこちに吸い付いていると、少しだけ固い何かが遠慮がちに菜月の口をノ
ックしてきた。
 (あ……これって……)
 中に入っても良い? と尋ねてきた小さな舌に、ちょっとだけだよ? と軽く口付け
てから恥じらいつつ入り口を開放する菜月。その隙間を縫ってスルスルと侵入してきた
フィーナの甘い唾液がネットリと菜月の舌にコーティングされる。体内の粘膜を他人に
明け渡す背徳感と開放感。最初は軽い挨拶を、次にソフトなタッチで握手を、そして絡
み合う愛の交歓へ。ゆっくりと導いてくれるフィーナに従い、菜月の舌も徐々に本格的
なダンスを舞い始める。

132:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 05:56:56 WkMEYS4+
 いつしか豊満な乳房を押し付け合い、腕を回し足を絡め合う二人の少女は斜めに差し
込む月明かりに照らされながら、更に口吻を深くしてゆく。相手の唇を頬張り、根本ま
で舌を絡みつかせて相手のそれに自分の唾液をマーキングする。溢れ出す愛液が自分の
下着のみならず密着し合った相手の寝間着まで湿らせてしまうのも構わず、少女達は夢
中でキスを交わす。
 (これ、達哉も飲んでるんだ、ああ甘くて美味しい……!)
 味覚に依らない甘さ。舌ではなく喉で感じる甘味に酔い痴れながら、菜月は次々と流
れ込んでくるトロトロの唾液を喉を鳴らして嚥下する。その間もフィーナの舌は休み無
く動き回り頬の裏、歯茎、そして全ての口内粘膜や歯の一本一本に至るまで丁寧に菜月
の中を塗りつぶしていた。
 「んぁっ」
 「………………はぁ……」
 そして時間の感覚すらあやふやになるまで官能を分け合った二人は、どちらともなく
キスを解き再び見つめ合う。下になった菜月の口の周りから頬に至るまで、垂れて流れ
たフィーナの唾液でべとべとになっていたが、不思議と嫌悪感は感じない。それよりも
言葉に頼らず照れ笑いで気持ちを伝え合う今という時間が、たまらなく楽しい。
 「ね、菜月?」
 先程までは何処か空恐ろしかったフィーナの淫靡な笑みが、いまは美しく愛おしくて
胸をときめかせてくれるのは、菜月の中の何かが変わったからだろうか?
 「……うん?」
 「菜月は、何か達哉に送りたい物……あるかしら?」
 「あ……えっと………多分……うん」
 「それは、その………私から達哉に渡した方が良い物?」
 「そ、その方が良い……かも。あと、できたら内緒で……」
 「じゃあ、いまここで預かっておきましょうか?」
 「そ、そそそ、ソウダネー………」
 「では、どうぞ」
 フィーナの誘導でクルリと入れ替わった二人は、そのままクスクスと恥ずかしそうな
笑みを交わしながらベッドに沈んでいった。


133:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 06:05:25 WkMEYS4+
以上です

チラ裏ですが、ひねくれ者の私的に達哉とこーへーは実に良い奴過ぎて使いにくいっす
どちらかというと直樹とかクリフくらいお茶目な方がネタの幅も広げやすいw

>>118
乙です
これだけ見事に作られてしまうと、こっちが恐縮してしますw

でも、こういう場合は制作前にお断りを入れられた方がトラブルが発生しにくいかな~……とか (^_^;)

134:名無しさん@ピンキー
09/06/26 07:15:48 fOCuU5Lr
キスだけなのに……なぁんたるエロさ……! ブラボー、おお、ブラボー!
もう菜月、側室になっちゃえYO!



ところで……SS書きの皆様、「痴漢」は、趣味範囲外ですかな?
フィーナや瑛里華、桐葉のふとももやお尻をなでなでしまくる話なんてどーかな、などと…

135:名無しさん@ピンキー
09/06/26 13:34:06 fN9N231u
臨時ログ置き場管理人さんへ

>>85 のフィーナSSの先頭一行が、ログでは欠けています。

136:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/06/26 23:36:22 WkMEYS4+
>>135
ご指摘頂いた箇所をコッソリ訂正しておきました
ありがとうございます

>>134
私見ですが、>>1を読む限りは特に内容制限はないのかなーとは思いますので
>フィーナや瑛里華、桐葉のふとももやお尻をなでなでしまくる話なんてどーかな、などと…
と非常に具体的なビジョンをお持ちでしたら、ここは御自分で一筆如何ですか?w


137:名無しさん@ピンキー
09/07/01 23:38:39 SbeCRh1a
保守

138:名無しさん@ピンキー
09/07/04 21:58:10 s25OeR0h
「月の人間 フィーナ姫」

ある日、悪者達が遺跡に侵入しました。
すると地下室で、鎖につながれた美しいお姫様を見つけました。
飢えた悪者達は欲望のまま、お姫様に襲い掛かります。

引き裂かれる青いドレス
晒される白い柔肌
鷲づかみにされる豊かな乳房
抵抗もせず、ただ宙を見つめ続けるお姫様

嗚呼、お姫様の運命や、いかに・・・

ところがお姫様、突如覚醒。
鎖を引き千切り、悪者達を全員ブチのめしてしまいました。

そしてお姫様は予備のドレスに着替えると
傍にあったでっかいバイクに跨り、遺跡を脱出。
自分探しの旅に出るのでした・・・

-完-

139:名無しさん@ピンキー
09/07/07 10:40:18 o5kM2h28
保守

140:名無しさん@ピンキー
09/07/12 00:17:06 wXuKrIjv
保守

141:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 05:58:44 4y1rWZ/Z
保守代わりに投下
またしても百合ネタですので嫌悪感をお持ちの方はスルーをお願いいたします <(_ _)>

142:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:00:12 4y1rWZ/Z
 「うぐっ!?」
 どさっ、と小さな裸体が乱暴に突き倒される。両手を後ろ手に、口には猿ぐ
つわと上等そうな二本の手拭いで動きと声を封じられた少女は俯せになったま
ま畳の上を芋虫のように這いずって逃げようとするが、不自由な姿勢では満足
な距離を稼げるはずもなく、数メートルも進まない内に背後から華奢な足首を
掴まれ無理矢理に引き戻されてしまう。
 「あらあら、小さなお尻を見せびらかしちゃって。そんなに早く苛めて欲
しいのかしら?」
 「うーっ、うーっ!!」
 振り返った少女の瞳に映るのはサディスティックな笑みに歪んだ唇。女の言
うとおり、この姿勢では相手に下半身を掲げて『犯してください』と差し出し
ているのと変わらないが、他に逃れる方法がない以上は形振りなどは二の次で
ある。視界の片隅に鎮座する一張りの行灯が申し訳程度に灯す灯りでは到底足
りないほど広い暗闇の中、どれだけ先にあるのかも判らない部屋の端を目指そ
うと、少女は再び小さな膝で前に進もうと藻掻く、が。
 「はい、そこまでね~?」
 足首を解放した手が、今度は手首を束縛している手拭いの結び目を掴み、圧
倒的な力で引き戻す。二人の身長差は倍近く、少女はあっという間に胸を突き
出す膝立ちの格好に。
 「あなたみたいな可愛らしい子が必死になる姿、とっても素敵よ。特にそれ
が無駄な足掻きなら尚更ね?」
 女の腕力であれば片手でも軽々と少女の体重を支えることも出来る。残った
片手の細長い指を自らの口に含んだ女は、ピチャピチャと聞こえよがしに大き
な音を立てながら舌を使って大量の唾液を絡みつかせ、その指で殆ど膨らんで
いない少女の胸を背後から弄び始めた。
 「っ……!?」
 「どう? ヌルヌルの手で弄られるの、気持ちいいでしょう?」
 少女の耳元に口を寄せ、不気味なほど甘い声で囁きながら幼い乳輪と乳首に
生暖かい唾液を塗りつけてゆく女の指。後ろから抱きすくめるような格好にな
った事で、豊満に加え加虐による興奮で張った大きな生の乳房が少女の後頭部
に押し付けられる。或いは己の発育を誇示して少女の更なる羞恥を煽っている
のか、女は更に体を密着させてくる。

143:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:01:06 4y1rWZ/Z
 水底を思わせる淡い光り明かりの室内。少女と女の息遣いと湿っぽい温もり
だけが二人を包んでいる。ぽたり、ぽたりと時折畳に落ちる滴りは、汗なのか
涙なのか愛液なのか。
 「ほぉら、もう硬くなってきた。こんなに小さくても気持ち良くなっちゃう
なんて、可愛い顔をして随分と感じやすいのねぇ?」
 「っ!」
 ほんの申し訳程度の皮下脂肪しかのっていない、乳房とも呼べない膨らみの
中央で、女の指先でクリクリと転がされている方の乳首だけが濡れ光りながら
徐々にではあるが隆起し始めていた。体格相応の成長しかしていない胸部の中
で先端部だけが同性の唾液にまみれつつ不自然にツンと尖ってゆく様は、その
インモラルさ故に淫靡で艶めかしい。
 「ねぇえ、どうしたらこんなに嫌らしいオッパイになるの? 毎日毎晩自分
でイタズラして気持ち良くなってるの? それとも誰かに触らせて悦んでるの
かしら? どっちにしても淫乱な子よねぇ?」
 「う……うう、ううっ……」
 悔しいが恥ずかしいが体の反応は否定できない事実だ。細く柔らかい指先で
撫でられ、転がされ摘まれる度に薄桃色の先端部はジンジンと痺れ熱く盛り上
がってゆくばかり。口では罵りながらも女の指は優しく、こそばゆさと痛みの
間を巧みに擦り抜けて少女の性感帯に快楽だけを送り込んでくる。涙と嗚咽を
漏らす少女の心の片隅に「もっともっと」という悪魔の声を呼び起こしてしま
うど的確に、女は少女の内から官能を引き出してゆく。
 「……んふぁうぁ……んふ……うぅ~……!」
 「うふふ、本当に可愛い声。ねぇわかる、貴女の汗が甘ぁ~い香りになって
きてるの? もっと沢山可愛がってくださいって、私にお願いしてるのよ?」
 絶妙な力加減で摘んだ乳首をクイクイ引っ張ると、まるで操り人形のように
小さな体がプルプルと震える。絶望感と快感とで少女の抵抗が弱まってきたこ
とを確認した女は、細い手首を拘束していた手も前に回し、もう片方の乳首も
同様に、しかし意図的にタイミングをずらしながら交互に愛撫し始める。更に
加わった快感の波に溺れる寸前の少女に噛まされた猿ぐつわは多量に分泌され
た唾液で変色し、涙で潤んだ大きな瞳に宿る理性の光りも弱まってきている。
ふらふらと揺れる上半身は、今にも背後の裸体にしなだれり全てを委ねてしま
いそうにも見える。

144:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:01:35 4y1rWZ/Z
 「じゃあ、先ずはオッパイだけでイカせてあげようかな?」
 少し力を入れすぎただけでも表面の薄皮が裂けて血が滲み出しそうな淡い色
の幼い乳首。その両方に爪を立てられた瞬間に少女が感じたのは確かに苦痛だ
ったはずだが、同時に耳の中に侵入してきた生暖かい舌が神経中枢を混乱させ
高められていた刺激を欲していた躰は苦痛を歓喜を以て受け入れ……
 「んくっ、んーーーーーーーーーーんっ!?」
 限界まで目を見開き、全身を硬直させながら少女は痛感で一気に達してしま
った。なおも食い込み続ける爪の強さに操られるように数回、四肢を痙攣させ
た後に女の腕の中に崩れ落ちてしまう。
 だが、それで満足してくれるほど女は甘くも淡泊でもない。こくり、と軽く
喉を鳴らして唾を飲み込んだ女は、朦朧としつつ肩で息する少女を畳の上に俯
せに横たえると力の抜けきった足を両手で割り開き、露わとなった無毛の股間
へと右手の人差し指を射し込んできた。
 「んく……んん……んふぅ……」
 未だ異物を受け入れたことのない幼い生殖器は汚れを知らない白い貝のよう
に固く閉じているが、フニフニと柔らかい恥丘の割れ目に細長い指を沈めると
中に蓄えられている熱い蜜が果汁のように次々と沸き上がり、指を濡らし畳へ
と垂れてゆく。指先で清らかな泉源をノックするだけでヌチャヌチャと卑猥な
水音を立ててしまうほど、少女の中は潤っている。
 「ホントにイヤらしい子。いくら嫌がる振りしても、上のお口も下のお口も
こんなに涎でベトベトにしてるじゃない。縛られたままこんな格好で好き勝手
に弄られて畳に染みを作っちゃうくらいに濡れるなんて、淫乱を通り越して発
情した動物並みだわ。気持ち良くしてくれるだったら相手なんて誰でも……う
うん、ナニでもいいんじゃないの?」
 引き抜いた指に絡みついた透明な粘液を薄ら笑いで確かめた後、口に含んで
舌の上で転がす女。が、まだ絶頂の余韻から抜け出していない少女は寝息にも
似た呼吸を繰り返すだけで何の反応も示さない。透明な愛液でトロトロに濡れ
た秘裂も今は綺麗に閉じている。
 「……随分と良い度胸をしてるじゃない……」
 女の顔から初めて嘲笑が消え、拗ねたように怒ったように眉をつり上げなが
ら少女を見下ろす。そしてその視線は、熟し切る前の硬さを残した白桃のよう
な剥き出しの臀部に注がれて。

145:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:02:18 4y1rWZ/Z
 にゅちょっ!
 「っ!?」
 唐突に有り得ない場所から感じた有り得ない感触に、少女の全身の産毛が逆
立った。肌触りの良い畳で頬を擦りながら苦心して首を曲げた少女と、肉付き
のない少女の尻肉を強引に割り開き顔を埋めた女の視線が絡み合う。
 「ーーーーーっ!!」
 少女の顔が青ざめたのを確かめた女の目が再びサディスティックな形に細め
られ、そのまま問答無用で舌を使い始める。
 「っ! っ! っっーーー!!」
 後ろ手に縛られ不自由な姿勢のまま、釣り上げられた白魚のように跳ねて逃
げようとする少女の不浄の場所。いままで使用したことがないのではないかと
思えてしまうほどに白く小さな窄まりを女の舌が力任せに抉り削り熱い唾液を
塗りつけてゆく。先程までの快楽を引き出す動きではなく、一方的に貪る舌使
いに恐怖すら感じてしまう。
 「あらあら、急にを入れちゃって。そんなに舐められるのが恥ずかしい
のかしら、お尻の穴を?」
 掴んだ手を離さないまま、唾液でドロドロになった排泄口を親指で愛撫し見
つめながら女が舌なめずりをする。これ以上の陵辱は耐えられないとばかりに
キュッと窄まったアナルだが、いつまでも括約筋を緊張させ続けては居られな
いと踏んでいる女は焦らない。
 「ねぇ知ってる? 子供ってお尻の穴が一番感じるらしいのよねぇ? だと
したらぁ、オッパイもアソコも貧相な割に大人顔負けにエッチな貴女のお尻の
穴って、どれだけ気持ち良くなっちゃうのかしらね?」
 そうして再び少女の肛門に口付けすると、たっぷり唾液を含ませた舌先で放
射線状の皺の一本一本を愛撫してゆく。固く目を閉じ歯を食いしばって侵入を
拒み続ける少女のアナルは、早くも小刻みに震え弛緩し始めている。
 「もう駄目? こんなに早くヒクヒクしちゃうなんて、実はお尻の穴も苛め
て欲しかったの? それとも自分でイタズラして気持ち良くなれるのを知って
るのかしら?」
 もう抗議の呻き声も抵抗する様子もない。これ以上責めてマグロになっては
面白くないと判断したのか、女は唇の矛先を肉付きの乏しい双丘に移し細かく
啄みながら右手の平で少女のふっくらとした女性器を包み込んで、そっと摩る。

146:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:02:52 4y1rWZ/Z
 排泄器官への責めが止んで幾分でも安堵したのか清楚な佇まいの秘唇の奥、
ぴったりと閉じた隙間からは更に粘度を増した快楽の証が滾々と沸き上がり、
僅かに動かすだけで女の手はあっという間に濡れてしまう。
 「あ……ふ……くぅん……ふぅ……」
 微弱な快感を与えられ、もっと頂戴と言いたげに少女の腰が揺れ始める。半
ば無意識に女の方へと下半身を差し出し自分から女の手に恥部を擦り付けて性
欲を満たそうとするが、女は少女のうねりを受け流して応じようとしない。代
わりに舌を小刻みに動かしガードが甘くなりつつある少女の体内へと徐々に侵
入してゆく。
 (と言っても、いきなり指は無理……よね?)
 かなり弛んできたアナルは尖らせた舌程度なら押し込めそうなほどに柔らか
くなってはいたが、強引に押し入ったところで相手を悦ばせられるとは思えな
い。そもそも倒錯的な快楽で羞恥を煽るのが目的なのだし、今日の所は排泄器
官を舐められながらイッてしまう程度で許してやることにする。
 (その代わり、ちゃんとお尻でイッて貰うからね?)
 「ひぐっ!?」
 次の瞬間、直腸内に灼け付くような熱さを加えられ、疲労と快感で朦朧とし
ていた少女は無理矢理に正気に戻された。トロトロと体の内側に流し込まれて
くる半粘液状の熱い液体は他人の唾液。無抵抗になったのを良いことに体内へ
の侵入を果たした女の舌先がうねり、女の口内温度そのままの熱が排泄器官の
内側でどんどん広がってゆく。
 「んーっ、んーーーーーーんっ!!」
 その余りに異様な感触に怯み力が完全に抜けた一瞬を見計らったようにヌル
ヌルの舌が更に押し入ってきて腸内を舐め始めた。もっとも敏感な腸内粘膜を
無数のツブツブで擦られ愛撫され悪寒にも似た何かが背筋を駆け抜けてゆく。
 「んんんーーーーんっ!?」
 生殖器官と呼ぶには小さく幼すぎる女陰全体を手の平でそっと包まれ、強張
りを解きほぐすかのような優しさで揉まれては為す術はない。もとより余力も
残っていなかった括約筋は、性交に慣れた女性器と変わらぬ緩さで同性の舌を
受け入れ、外部からの如何なる異物の侵入も許したことがない筈の不浄な排泄
口も、柔らかく濡れた舌の抜き差しから疼くような何かを感じ始め、それが何
なのか少女自身が理解……いや認めるよりも前に彼女を先程感じた以上の高み
へと有無を言わさず押し上げ……

147:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:03:28 4y1rWZ/Z
「……全部終わってから言うのも、正直どうかと思うけど……」
 二人で湯浴みを済ませ、綺麗に清められた小さな体を丸ごとバスタオルに包
みゴシゴシと揉み擦りながら呆れた口調で呟く桐葉。
 「こういう性欲の発散の仕方は、余り褒められたことでは無いと思うの。百
歩譲って徐々にエスカレートするのは仕方ないとしても、せめてもう少し方向
性っていうか根本的な部分を見直した方がいいんじゃないかしら?」
 「黙れ、嬉々として辱めておったお前にだけは言われとぉないわ! それも
あんな不浄な場所を淫らな音を立てて啜るなど信じられん! 確かに縛っても
良いとは言ったが、まさかあんな……」
 「でも気持ち良かったでしょ、おしっこしちゃう位に?」
 「……う……ぐ……!」
 「もっとも、そんなに珍しい物でもないのよ? あなただって、お稚児さん
の話は良く聞いたと思うけど、近頃じゃ女の子でも避妊……えっと身籠もるの
が嫌でお尻を使うって本で読んだもの。」
 「ま、まことか!?」
 「こんなことで嘘を教えても仕方ないでしょ? だから別にお尻の穴を舐め
回されて気をやっちゃうのも……はい、こっち向いて」
 バスタオルの中から出てきた子供のような柔肌に、今度は甲斐甲斐しく浴衣
を着せる桐葉。傍目には従者と言うより保護者である。
 「そ、そうか、最近では良くあることか」
 「安心した?」

148:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:04:03 4y1rWZ/Z
 「あ……いや、しかし……その、嘆かわしいばかりだ。最近の人間共は、子
は宝という言葉すら知らぬのか? れっきとした伴侶がおると申すのに、子作
りもせぬとは情けな……」
 「ちなみに貴女は男の子じゃないし、私も殿方ではないのだけどね?」
 「ぐ……うぬぬぬ……!」
 「だから最初の話に戻るけど、貴女ももう少し……」
 「も、もう良い! 下がれ!!」
 プイと横を向いて拒絶する様子は丸っきりの駄々っ子だが、こうなってしま
っては何を言っても聞く耳持たずなのは長年の経験で理解している。落胆の溜
息を漏らしながらも、それから最後まで着付けを済ませた桐葉は何も言わずに
幼馴染みから離れた。
 「それじゃ、また思い付きで変な命令されて妙な遊びに付き合わされても
困っちゃうから早々に退散させて貰うわ。余計なお世話だと思うけど、今晩は
少し冷えるみたいだし、ちゃんと髪が乾いてからお布団に入らないと風邪引い
ちゃうから気をつけてね」
 「あ……」
 これで用は終わった、とばかりに襦袢だけを羽織った桐葉の姿が薄暗がりに
中へと溶けて消えてゆく。
 「ま、待て、気が変わったぞ! 待たぬか、こら!!」
 「うん、なぁに?」
 やっぱりね、と余裕の目で振り返り足を止める桐葉。
 「お、お前は今晩の伽だ。今宵は冷えると申すし、いまから湯婆を用意させ
るのも億劫だから朝まで代わりになれ! だから何を気味の悪い薄笑いなど
しておる! さっさと夜具を暖めぬか!!」
 「はいはい、仰せのままに」
 心底悔しそうな視線を背中に浴びつつ、桐葉は相変わらずの微笑みを浮かべ
たまま無駄に大きく高価そうな布団に先に潜り込んだ。

149:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/15 06:05:49 4y1rWZ/Z
以上です
特に後半、台詞回しが微妙にヘンなのは明らかに私の技量不足or認識不足です orz

150:名無しさん@ピンキー
09/07/15 07:07:11 FbFLhLf3
GJ上げ

151:名無しさん@ピンキー
09/07/15 09:54:32 yrgtqbTJ
>149
GJ!今回の教訓を糧に、次も頑張って!!

152:名無しさん@ピンキー
09/07/18 11:02:36 wsnB066f
保守

153:達哉とエステル
09/07/19 21:14:05 jH+gRC/3
「んっ、ああっ、あっ、達哉……」
 夜の闇が濃くなるころ、礼拝堂にあるエステルの私室に響くのは情感たっぷりな
女の声。愛する男と肌を合わせる悦びに浸る声。
 ふたりはとっくに素っ裸。エステルが壁に手をついて尻を突き出し、ぷりっとし
たそのヒップを握る達哉が腰を合わせ、逞しい肉根で秘壺を深々と抉っている。
 ベッドを使わずに交わる立ちバックで司祭少女は猛烈に昂り、あられもなく尻を
振っている。
「ああっ、だめっ。わ、私、淫らになってしまう」
 官能の炎に焙られながらも肉体の動きを意識したエステルが嘆息混じりに叫ぶと、
達哉は、
「淫らにさせてるのは俺だよ。俺を恨む?」
 耳たぶに唇をかすめながら、甘くささやく。腰遣いをおとなしめに、じっくりと
穿つように反復させる。
「……そんなはずありません。ああっ、達哉。もっと私を淫らにしてください。私
をもっと感じさせて、はうあぁっ」
 ねっとりした息を吐いてエステルが答える。きゅっと締まったヒップをいっそう
艶かしく振りかえすと、連動して蜜穴が悩ましげに緊縮した。
 肉棒を巧みに揉みしごかれることになって、達哉の顔が歪みかける。あまりに過
激な快感は男にとって苦悶と紙一重。
「うっ、エステルさんのオマ×コ、締まったよ」
「いやん」
 猥語を吹きこまれ、それだけでアクメに達しそうなほどエステルは感じ入ってし
まう。いやいやと顔を振り、くねくねと臀部をよじらせた。
 深々と貫かれて一体になれる幸せに震えるエステルは、愛する男を抱きしめたい
と思った。でも今の体勢は立ちバック。自分の前には壁があるばかり。
 悲しい感情に捕われそうになるが、願いは達哉に伝わっている。
「あ……」
 背後から、がっちりと縛られるように抱きすくめられた。逞しい胸板が背中に当
たっている。
「エステルさん、大好きです。愛しています」
「あっ、ああ、私も、私も達哉を愛しています。……このまま、もっと私を」
「はい。めちゃくちゃになるくらい、愛しちゃいます」
 達哉はエステルを縛ったまま、ペニスを打ちこむ。女の尻振りを封じ、男の動き
だけで陶然とさせる。ちょうどいい位置にあった胸乳を掴むと、乳首を手のひらで
こすりながらこってりと揉みたてる。
「あぅ、あっああっ。達哉が、深く、んはっ、こ、こすれて、ひぃん……うああぁ
ん」
 エステルはおとがいを反らせて悩ましげな声を吹き出し、身を揺すりたてる。後
ろを向くとすぐに達哉が唇を吸う。濃密なキスにふたりが酔いしれていく。
 昂りの息と唾液を交換し、舌を絡ませながら、下半身の交合もヒートアップして
いく。勢いよく滑りこんでいった肉棒の先が子宮口をえぐる。引き抜かれる雁首が
膣穴から愛液を掻き出し、ジュプジュプと淫猥な水音を鳴らしている。
「んぱぁ! あっ、ああっ、達哉、達哉ぁ!」
「おおっ、エステルさん。俺、もう、おおっ!」
 性器同士の熱い交わりがキスを途切れさせてしまう。エステルは壁に寄りかかっ
てひっきりなしに悦声を迸らせ、達哉は声を荒ぶらせて蜜穴への突貫を繰りかえす。
 先に快楽の爆発が起こったのはエステル。だしぬけに息を呑んで、総身をぶるぶ
ると痙攣させた。膣穴が急激に収縮し、達哉のペニスをきちきちに締めあげた。
「くあっ!」
 巻きついた膣襞にきつく搾られ、達哉も絶頂へと駆け抜ける。奥へ食いこんだ亀
頭が鈴口を開き、熱射を開始した。
「ア、アアァーッ!」
 熱いしぶきを浴びたことでエステルはさらなる高みへ飛び、耳をつんざく悲鳴を
あげた。声が長々と響いているあいだ達哉のペニスは脈動を繰りかえし、ドクンド
クンと濃厚スペルマを子宮へ注ぎこんだ。


(終)

154:名無しさん@ピンキー
09/07/20 14:39:57 TF4XZ8uc
GJ!!

155:名無しさん@ピンキー
09/07/23 11:06:59 vns55tUa
保守

156:名無しさん@ピンキー
09/07/27 06:39:22 rxHAnat1
フィーナを娼婦にしたてあげたい

157:名無しさん@ピンキー
09/07/30 11:49:53 Jtr4yydR
保守

158:名無しさん@ピンキー
09/07/31 20:09:15 VuYW0PFP
シンシアって人気ないのか?発売してから一度も見ないが・・・・・

159:名無しさん@ピンキー
09/07/31 23:21:38 CKn5ognS
あのシナリオ展開では、かえって書きづらいからじゃないか?

160:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/07/31 23:30:12 4FoFZaQH
プレミアムエディションを買った後、エステル編をクリアして翠ルートに入った辺りでHDDが飛びました(泣

161:名無しさん@ピンキー
09/08/01 00:53:02 rfRRlviK
>>160
イキロ!!

162:名無しさん@ピンキー
09/08/01 07:51:23 aD7Bp6RV
シンシアの乳藻みたい

163:名無しさん@ピンキー
09/08/01 08:42:46 MPrVfFbX
揉むだけでなく挟んで欲しい

164:名無しさん@ピンキー
09/08/01 09:06:51 uQUvNuSI
シンシアでSS書こうと思ったら、超展開をするしかないので難しい。
達哉が冷凍睡眠してシンシアと同じ未来の時代に生きるとかぐらいしか、
エロパロを書く手段が浮かばない。
達哉もシンシアと一緒にとばされて、ターミナルで500年し続けるみたいなものを
考えたこともあったが、さすがに改変しすぎだと思って止めた。

165:名無しさん@ピンキー
09/08/02 08:31:49 NfXt5Rym
結せんせにお願いしてロステクで過去へ跳躍
達哉と結婚
子供出来る
子々孫々に伝えて行く
500年後にターミナルにアクセスしてきたのは達哉とシンシアの子孫だった

166:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:26:35 dqbBmX94
 まだ浅い眠りの中、温かくて柔らかくて良い匂いがして、抱いているだけで胎内に戻っ
たかのような安らぎを与えてくれる存在がうっすらと消えてゆく、肌寒さに似た喪失感で目
が覚める。
 「……麻衣?」
 「あ……」
 おぼろげな月明かりでほんのりと照らされる室内、素肌の上からバスタオルを巻いただ
けの姿で静かに立ち去ろうとしていた麻衣が振り返る。
 「ごめん、お兄ちゃん。起こしちゃった?」
 「いや、それは全然構わないけど、どうしたんだ?」
 「あ、あはははー」と照れ笑い「えっとね? その、だから…………なの」
 お手洗い、という部分は声には出さずに恥じらう麻衣。
 「あ……そ、そっか」
 「う、うん。そなんだ~」
 えへへへ、と頬を赤らめながらぎこちなく笑みを交わす兄妹。
 「それじゃ、ちょっと行ってくるね? お兄ちゃんは先に寝てて良いから」
 「大丈夫、ちゃんと待っててやるから」
 妹のリアクションが余りに可愛い所為で、思わず苛めたくなってしまう達哉。
 「い、いいって! もう、恥ずかしいから寝ててよぉ~!」
 「そんなこと言ってないで早く行けよ。結構危ないんだろ?」
 「あぅ、お、お兄ちゃんのイジワルぅ~!」
 怒ったゾ、と上目遣いに唇を尖らせた顔が更に愛らしい。殆ど犯罪だ。
 「あはは、ごめんごめん。じゃあ俺は先に寝とくから」
 と言いつつも妹を置いて惰眠を貪る気などまるでない達哉。とりあえず目を瞑って待ち、麻衣
が戻って来たら寝惚けた振りで抱き締め直してやろうと考えながら、妹を気遣って部屋の明
かりに手を伸ばし……
 「あ……あぁーーーーっ!」
 「?」
 「おおおお、お兄ちゃんっ、電気付けちゃだめぇ~~~~っ!」
 「え?」
 (ぱちん)
 点灯された蛍光灯が照らし出す室内。うっすらと桃色に染まった麻衣の素肌。バスタオルの中
からスラリと伸びた足の付け根から、達哉が注ぎ込んだ白濁液に混じって朱い筋が内太股を伝っ
て垂れていた。

167:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:29:36 dqbBmX94
 「……お兄ちゃんってば、時々すっごくいじめっ子……」
 「面目ない」
 「うぅ~」
 『お兄ちゃんの馬鹿ぁ、大っ嫌い!』と半泣きになりながら部屋を飛び出しながらも、処理を
終えたらしい麻衣は十数分後には達哉の部屋に戻り、真っ暗にして狸寝入りを決め込んでいた兄
の布団に潜り込んで胸元に身を寄せてから恨めしげに呟いた。
 「ほ、ほんとはね?」
 「う……うん」
 「いつもは、もうちょっと先なの。だから今日は平気かなって思ってエッチしたんだけど、お
兄ちゃんとのエッチが気持ち良すぎから……かな、早くなっちゃったみたい」
 すりすりすり、と兄の胸に頬を擦り付ける麻衣。
 「そ、そっか」
 一旦部屋に戻って着てきたらしく、そっと背中に回した達哉の手の平にサラサラした布地の手
触りが。
 「ね、お兄ちゃん。私、ヘンな臭いとかしてない……よね?」
 密着しているために血に匂いが気になるらしく、布団の中から顔を出した不安そうな瞳。その
背中を軽く叩きながら頭を抱き寄せ、髪の中に顔を埋め少し大袈裟に息を吸い込む達哉。
 「うん、いつもの麻衣の香りだ。良い匂いしかしないよ」
 「ほんとに? 良かったぁ」
 安心したようにギュッと抱きついてくる華奢な体。
 「それより大丈夫か? 女の子は、その…………大変なんだろ?」
 「ううん。お薬も飲んだし、私はそんなに重い方じゃないから」
 「そ、そっか……」
 こればかりは麻衣の言葉を信じるしかない。男には永遠に理解できない苦しみ。
 「……でも、ちょっとお腹が痛い……かな? だから、えっと……お兄ちゃんギュッてしてく
れながらがお腹を撫でてくれたら、すごく楽……かも……」
 「お、おう!」


168:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:31:12 dqbBmX94
 布団の中で麻衣が体の向きを変えると、彼女は背中から抱き締められる形となる。その細いウ
エストに両腕を回す達哉。
 「麻衣? えっと……」
 「ちょ、直接触っても平気だよ? ちょっと張ってるかも……しれないけど……」
 「じゃあ……」
 「うん」
 麻衣が寝間着の裾を捲り上げ、その中に下から手を差し込む達哉。散々体中をまさぐり合い、
手で舌で触れて味わって愛撫したというのに、初めてのシチュエーションの所為か妙にドキドキ
してしまうのは二人とも。
 ふにゅっ!
 (うあっ、プニプニだ!)
 (あ、あたたぁかい!)
 そして心拍数と体温が同時に跳ね上がる。
 「どう……かな?」
 「すごく気持ちいい……」
 重くなった下腹部に兄の温もりがゆっくり染み込んでくるようで、その心地よさにウットリと
目を閉じる麻衣。その程度で収まるものではないのだが、守られている安心感が物理的な不快感
を上回っているのだ。
 (生理……そうだよな。麻衣も子供じゃないんだし、セックスが出来るって事は子供を作るこ
とだって出来るんだよな)
 自分が撫でている妹の下腹部。その中に新しい命を宿し育てる器官が存在して、いまも息づい
ている。そんな当たり前の知識を改めて実感して、女体の神秘に感動する一方で達哉は己の責任
の重大さも今更ながら痛感し直していた。麻衣を恋人に選び、将来を誓い合うと言うことは夫婦と
して添い遂げるという意味でもあり、麻衣が望むのであれば二人の愛の結晶を作り守ってゆくの
も達哉の役目だ。そして、それらを成し遂げる覚悟がなければ麻衣と愛し合う資格など認められ
ないということでなり……
 (……妊娠……麻衣が、妊娠……)
 さっき見た妹の半裸姿。バスタオルにくるまった麻衣の太股を汚していたのは達哉自身が出し
た精液。あのドロドロの液体が、自分の性欲の象徴が麻衣の胎内に注がれ、麻衣の卵子と混ざる
と麻衣が妊娠する。ありたいていに言うと孕む。妹として何年も一緒に暮らしてきた少女の一番
奥まで自分の勃起を突き刺し、劣情を全部ぶちまけて孕ませる。

169:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:32:13 dqbBmX94
 (お兄ちゃん止めて! 今日は危ないの、本当に危ない日なの! ああいやっ、ダメダエダメ
ダメ許してお兄ちゃん! 私、妹なのにお兄ちゃんの精子で妊娠しちゃう! 兄妹なのにお兄ち
ゃんのザーメンで赤ちゃん孕んじゃうよぉ~!)
 (ああ、お兄ちゃん大好き愛してる! お願いだから麻衣のお腹の中に出して? お兄ちゃん
のネバネバ精液で私の子宮をいっぱいにして欲しいの。だって小さい頃からずっとお兄ちゃんの
赤ちゃんが欲しかったんだもん。一人の女の子として妊娠させて? ううん、兄妹でも構わない
からお兄ちゃんの赤ちゃんの元を子宮にドピュドピュして妹の卵子を受精させて! お兄ちゃん
のエッチミルクで私のお腹をパンパンにして妹を孕ませてぇ!!)
 「……って、何考えてんだ俺は!?」
 自分の妄想に愕然としながら頭を振って劣情を振り払う達哉。麻衣の妊娠だけで、ここまで過
激というか破廉恥というか、とても他人には聞かせられない想像が広がるのかが自分でも不思議
というより怖くなってくる。もしかしたら勉強で疲れているのかも知れない、明日は麻衣も本調
子ではないだろうし、余計な心配をさせないためにも……
 「あの……お兄ちゃん、何だか苦しそうだけど大丈夫?」
 「え? あ、うん、大丈夫、なんでもないから!」
 どうやら妄想での興奮が麻衣にも伝わってしまったらしい。まったく生理中の妹に心配をかけ
るなんて最低な兄貴だなと達哉は再度自分を戒める。
 「だ、大丈夫だったら……良いんだけど。その、さっきからお兄ちゃんの手が胸に……」
 「へ?」
 「それから、硬いのが私のお尻……当たって……」
 「あ……!」

170:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:34:02 dqbBmX94
 (ああ、私ってば生理中なのになんで? お尻が熱いよぉ。胸が張っちゃってるの、お兄ちゃ
んに気付かれちゃったかも!?)
 いままでも生理の前後で悶々とすることはあった。本で調べてホルモンバランスが不安定にな
るからだろうという学説も知った。が、兄のペニスに股間を押し付け、そのまま擦りたくなるの
を懸命に我慢しなければならないほどに高まった事はなかった。きっと全身からエッチな匂いを
プンプン出して兄を困らせているに違いない。一緒の布団にくるまって抱き寄せられるまでは何
とも無かったというのに、やはりお腹を撫でて貰ったのが拙かったのだろうか?
 (ううぅ、ごめんなさい! ホントにエッチな妹でゴメンなさい、お兄ちゃん)
 心の中で必死に謝る麻衣だが、後悔先に立たずである。
 (でも、硬くなってるってことはお兄ちゃんも期待してるってことだし……)
 「えっと、お兄ちゃん、これ、どうしたら良い?」
 むぎゅ、と手探りで探し当てた兄の急所を絶妙の力加減で握ってみる。思った通り、達哉の肉
棒は今すぐにでも麻衣の体内に入りたがっているようだ。そのまま慣れた動きで小刻みに摩り遠
回しに達哉を煽る。
 「どうしたらって、言われても……」
 戸惑いながらも達哉は右手で妹の乳房を服の上から包み、左手でお腹を摩り、麻衣の手の中で
はピクピクと身悶え続けている。幸いなことに、もう後戻りが難しいほどに高ぶってくれてはい
るらしい。
 (うぅ、ちゃんと触ってくれないから、おっぱいが疼くぅ~!)
 中途半端に触れられている感触が、もどかしさとなって乳房を内側から苛む。すっかり充血し
て硬く尖った乳首が生地に擦れてピリピリする。
 「お兄ちゃん、このままじゃ辛い……よね?」
 「で、でも麻衣は……」
 (そんなの気にしなくて良いって! 私だってシたいんだから~!)
 「えっと、ほら、いまは……………入ってるから無理だけど……手とか……なら……」
 タンポン、とは流石に言えない。ついでにお腹の違和感も消えてくれないから口で受け止めた
ら戻してしまうかも知れない。よって残る選択肢は手しかないけが。
 「……本当に大丈夫か?」
 「う、うんっ! 全然平気っ!」
 (って、嬉しそうな声になってなかったよね今!?)

171:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:35:52 dqbBmX94
 この期に及んでも、やはり生理中に発情するような女の子と思われるのは嫌だ。兄の先端を今
すぐにでも(主に下のお口で)パックリと咥えたくなる衝動を抑えつつ、汗の滲む手の平で包ん
で愛撫を続ける。
 「じゃあ、頼むけど……辛くなったら言うんだぞ?」
 「う、うん。お兄ちゃんも、気持ち良かったら我慢しなくて良いからね?」
 兄に答えながら急いで下着を下ろして……いる最中にふと気がついた。
 (下ろしたって何も出来ないじゃない!)
 期間中は保護粘膜機能や免疫機能が不安定なので性器で受け入れるのは良くないということも
あるし、先に入っている用品を抜いて出血が再開でもしたら兄のを汚してしまうだろう。それど
ころか寝具まで再起不能になったりしたら、姉に叱られてしまうかも。
 (どどど、どうしよう?)
 「………麻衣?」
 「え? あ、うん、平気だよ。全然平気っ!」
 (これっぽっちも平気じゃないって! このままじゃ私が気持ち良くなれないよ~!)
 達哉の怪訝そうな声はカウントダウン。これ以上焦らすと、妹に無理をさせているのではない
かと勘違い(別の意味では正解だが)をして手の中の勃起が萎えてしまう。そうなってしまうと
麻衣は一晩中悶々と体を火照らせていないといけない羽目に。
 (う、うぅ~! こうなったら……)
 「お、お兄ちゃん? その……ほんとは胸、触りたい……よね?」
 下半身が期待できないなら上半身。意識を集中すれば胸へのペッティングだけでも満足できる
かも知れないと判断した麻衣。挿入無しとは言え、イケないよりはマシだろうという半ば捨て身
の決断である。
 「で、でも……」
 「おおお、お腹は全然大丈夫だから! お兄ちゃんの大きな手で、ね?」
 「……辛かったら言えよ?」
 小振りな麻衣の乳房は達哉の手の平にスッポリと収まるサイズ。両方の膨らみを同時に包み、
すっかり張った柔肉を解きほぐすようなソフトなタッチでの愛撫が始まる。


172:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:37:28 dqbBmX94
 「あっ……はぁんっ!
 普段なら物足りなささえ感じてしまう優しすぎな力加減だが、急所への刺激を欲していた麻衣
の体は歓喜し、嬌声を漏れる。
 「お兄ちゃん、もっとぉ~!」
 更に力が加わり乳腺が圧迫されると、そこから発した静電気のような快感が全身の神経を駆け
巡って手足の先までピリピリ痺れさせる。思わず腰を振ってしまうと、トロトロと先走りで濡れ
た兄の先端部がお尻の谷間と擦れて
 「ひゃんっ!?」
 「うおっ!」
 揃って変な声を出してしまった。
 「お、お兄ちゃん。いまの……」
 「ごめん、わざとじゃないんだ!」
 「もしかして、気持ち良かったの?」
 (っていうか、悪くない……かも?)
 麻衣の方も汗で濡れていたお陰もあるが、熱い鬼頭がお尻を割り広げながら動く感触は予想外に
良かった。もう一度、握った手で角度を調整しながら尻肉で挟んでみると。
 「うっ!」
 (あ、びくびくってなった!)
 どうやら達哉も気持ちいいらしい。
 「気持ちいいの? じゃあ、もっと……はぁん!」
 お返しとばかりに指先で乳首を転がされ麻衣も快感に喘ぐ。
 「麻衣のも、すっごく尖ってるぞ?」
 「それはお兄ちゃんが……あうっ、ま、負けないもん!」
 兄の下半身にお尻を押し付け、猛然と揺さぶる麻衣。リズミカルに息を吐きながら、セックス
をする時のように前後に動かして責め立ててゆく。そして達哉の愛撫も次第に強気に、妹の乳房
から母乳を搾り出すかのように握り締めて来る。
 「お、おっぱい……おっぱい搾っちゃ駄目ぇ! そんなにしても、お乳でないのにぃ~!」


173:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:38:28 dqbBmX94
 「麻衣だって、そんなに動いたら……っ!」
 「あん、あはん! だってぇ、お兄ちゃんのが擦れて、熱ぅい!!」
 摩擦し合ってる所でも最も敏感な部位。普段は排泄にしか使わない窄まりに時折だが尿道口が
あたり、粘液を塗りつけられる度に括約筋がキュッと収縮する。粘膜に対して熱すぎる先走り液
への防御反応なのだが、これが膣内の動きも誘発する為に妙に気持ちがよい。なんだかイケナイ
遊びに目覚めてしまいそうな良さである。
 (でも、体が勝手に動くぅ!)
 いつの間にか麻衣は菊門を自ら抉ろとするかの如くに手で兄を引き寄せ円を描いて腰を振って
いた。もう自分でも何をやっているのか分からなくなりつつある。
 (ああ、お兄ちゃんのが膨らんで!)
 「麻衣、そろそろ!」
 「うん、良いよっ。このまま出して、熱いのをお尻にいっぱいかけて!!」
 ぎゅぎゅっと細い指で搾った瞬間、いままで一番熱い固まりが後ろの穴に打ち出される。そし
て硬直した達哉の指が偶然にも麻衣の乳首を握り潰して。
 「いっ…………くぅぅぅぅ~~~~っ!?」
 穴の周囲どころか内側まで灼け付くような熱さに浸食されながら、麻衣も達してしまった。数
時間前に何度も愛し合ったと思えないほどの量の精液が尚も降りかかってくる温かい感触に震え
ながら、満足した麻衣の全身から力が抜けてゆく。
 (……でも、これは絶体にダメだよぅ……)
 次は素股かパイズリにして貰おう、と薄れ行く意識の片隅で誓う麻衣であった。

174:流れSS書き ◆63./UvvAX.
09/08/04 01:43:51 dqbBmX94
別に他意はないんですが、ちょっと麻衣をエッチっぽくし過ぎたかも?>挨拶

というか最近お尻ネタばっかですね自分、ちょっと反省 <(_ _)>
(↑遅いっつーの)

175:名無しさん@ピンキー
09/08/04 11:25:33 TdJHGqmQ
GJ

176:名無しさん@ピンキー
09/08/04 13:38:09 V99tvjCT
GJ

177:名無しさん@ピンキー
09/08/04 20:24:31 XO0/WWF6
Nice

178:名無しさん@ピンキー
09/08/05 00:52:00 YJv0M/lr
エロすぎるww

179:名無しさん@ピンキー
09/08/06 01:53:59 y8J2cUHS
麻衣かわいすぎる
こんな時間なのに思わず再プレイしたくなったよw

180:名無しさん@ピンキー
09/08/09 11:21:46 YaMpYcvD
保守

181:名無しさん@ピンキー
09/08/11 03:35:14 81IbpJAl
麻衣かわいすぎる
こんな時間なのに思わず再レイプしたくなったよw

182:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:38:29 VJ/i+jgy
「さすがに、ふたり入ると狭いわね。もう、麻衣ちゃんも子供じゃないし」
「う、うん……」
 さやかと麻衣、大人のふたりが同時に入浴することになったのは、麻衣が「今日、
お姉ちゃんといっしょにお風呂に入りたい」と言い出したから。さやかは、頼んでく
る少女の口振りから、なにか相談したいことがあると悟り、「ええ、たまにはいいわ
ね」と明るく受け答えた。
 いざ、蒸気のこもった浴室に入ると気恥ずかしいが、達哉と麻衣が恋人として付き
合いだしてからどうしてもぎこちなかった関係をほぐすのにちょうどよく感じる。
「わたし、子供じゃないけど、でも、お姉ちゃんと比べたら……」
 姉の言葉尻をとらえ、麻衣は浮かない顔で深く息を吐いた。
「私と比べるなんて、してもしょうがないじゃない。年の差があるんだから……って、
自分で言っててつらくなっちゃう。はあ、若さがどんどん減ってて、悲しい」
 おどけることで元気づけようとするさやかだが、麻衣の目から憂いは消えず、己の
胸もとを見てはさやかの胸を見て、サイズの違いにため息をついている。
 さやかの目から見ても、麻衣の胸にはボリュームというものを感じない。だからと
いって貧相だというのではない。小柄な体格に合った成長をしているだけのこと。ふ
たつの丘は綺麗な丸みを見せていて、大きい乳しか興味がないという男でもなければ、
充分に魅力的だろう。
 達哉くんは麻衣ちゃんのこの胸が好きでしょとさやかは頭で思ったものの口に出す
のははばかられた。どう言うのが正解かと考えていると、麻衣がゆっくりと近づいて
くる。なにかに取りつかれたような目をし、見る先はさやかの胸に固定されている。
「わたしも、これくらいあれば、もっとお兄ちゃんに喜んでもらえるのに」
「ちょ、ちょっと麻衣ちゃん!?」
 麻衣はさやかに抱きつくように身を寄せ、胸と胸を合わせた。ぶつかった勢いでさ
やかの豊満な胸がはずむ。麻衣のやや小ぶりなふくらみは相応の揺れしか見せない。
「いいなあ、いいなあ」
「ま、麻衣ちゃんってば、そんな、遊ぶのは、あっ!」
 女ふたりしかいない狭い場で、淫靡な気が高まっていく。家族同士、じゃれている
のならほほえましい。しかし麻衣の行為は、胸で胸を愛撫しているのに他ならない。
揉むという直接的な手技に比べればそれこそ遊んでいるような愛撫に見えても、さや
かの性感に確実に響き、熟れた肉体の内部では官能がさかってくる。

183:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:39:32 VJ/i+jgy
 麻衣の目が、さやかの変化をすぐに捉えた。
「……お姉ちゃん、乳首立ってる」
「きゃ、見ないで。も、もうやめて」
 直接の刺激と内からの快美な炎でムクムクと励起し、ピンと立ち上がっているさや
かの乳首。綺麗なピンク色は、同性の麻衣ですら見入ってしまうほど。
「感じてるんだ。大きくて、感度もいいオッパイ。いいなあ」
 さらなる羨望の虜となった麻衣は手を伸ばし、下から支えるように肉丘を握って指
先で乳首をまさぐりはじめた。手を使いはじめてもなお、乳房に乳房をこすりつける
所作をつづけている。麻衣の乳丘の頂点も尖りを見せ、乳頭同士が絡みあうとどちら
からともなく甘い息をひろげる。
「あッ、あふッ。だ、だめよ」
「あふぅん。お姉ちゃん、気持ちいいんでしょ」
 会話は成立せず、やめさせたいさやかと胸愛撫に夢中になる麻衣がせめぎあう。
 麻衣の愛撫行為は姉に甘える格好でもあるので、さやかは無理に引き剥がせない。
だから麻衣のペースで進み、さやかは抵抗らしき抵抗もできず、肉づき豊かなボディ
に満ちてくる快美感に酔いしれていく。
 正面から相対していた麻衣が、ふとしたタイミングでさやかの背後にまわった。姉
の背中に胸の隆起を押しつけ、前にまわした手でふくよかな体を抱きすくめ、たわわ
なふたつの丘を揉みしだく。
 甘える体勢でなく、見えない位置から胸をはっきりと愛される体勢になったことで
さやかは動揺する。しかしその動揺も甘い快楽に揺さぶられ、ぼやけていく。
「ああっ、麻衣ちゃん。なんで、なんでこんなことを」
「お姉ちゃんのオッパイがうらやましいから。……うらやましいだけじゃなくて、好
きなの」
 麻衣の小さな手による乳揉みは、女性ならではの繊細さに男の荒々しさも混じって
いる。達哉に揉まれた経験をそのままさやかに伝えるように手を使っている。力こそ
足りないが、男特有のねちっこさが指の動きの端々に現れている。

184:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:40:34 VJ/i+jgy
「お姉ちゃんも、オナニーしてる?」
 指で乳輪をなぞりながら、耳たぶを舐めるようにして麻衣がささやいたとたん、胸
愛撫にとろけていたさやかがハッとなった。
「な、なにを、急に」
「こんなにエッチな体だもん。もてあますよね」
「そ、そんなことは、はっ、はああぁ」
 あどけなさの残るしゃべりかたこそ子供っぽいが、その中身は大人。下手すれば、
さやかよりもよっぽど大人。乳房を握って翻弄し、握られて感じ入っているその様は、
どちらが年上かわからない。
 麻衣は頬を紅潮させ、さやかの胸乳を強めに揉みたてながら、ささやきつづける。
「わたしも、お兄ちゃんとエッチなことしてるけど、それなのに我慢できなくなって
ひとりでオナニーしちゃうの。とってもエッチな、いけない子なの」
 義兄とセックスしているというあからさまな告白に、冷静だったとしてもさやかは
愕然としただろう。胸を揉まれて感じている今ならなおさら、頭はまったくまわらず、
少女の淫猥行為を咎めることはできない。咎めるどころか、反対に……。
「そ、そんなことは、ああっ、オナニーするのは」
「オナニーしてもいいの? お姉ちゃんもオナニーしてるの?」
「し、してるわ。我慢できなくなることがあって、アッアアァ」
 乳首をつままれたさやかはたまらず正直に語ってしまった。家長として朝霧家を支
えているが、やはりひとりの女。どうしても肉欲の疼きを我慢できず、充分に熟れて
いる身をまさぐってしまうことがある。
 姉の口から淫らな告白を引き出して、麻衣は蠱惑的な笑みを浮かべた。右手が滑り
おり、女らしい脂ののったお腹を撫で、さらに下がって割れ目の上部へと接近させる。
「お姉ちゃんはオナニーのとき、指をオマ×コに入れる?」
 陰唇をそっとさすりながら、妖しく尋ねる麻衣。
「ひッ。そ、そんなの、しないわ」
 さやかはまだバージン。女性器を指す猥語にも、指を入れるということにも過敏に
反応し、鋭く息を呑んだ。
 麻衣は、まさかここまで熟れた体を持っている女が未だ処女とは思わず、方法の好
みがそうだと判断して、
「そうなんだ。じゃあ、クリちゃんをいじるんだね」
 包皮の剥けかかっていた肉豆をそっと指でつまんだ。途方もない快美が爆発し、さ
やかは「ひゃああああっ!」と大きな声を浴室に響かせた。
 バージンでもさやかはクリトリス快感に目覚めている。膣に指を入れることには抵
抗があっても、抵抗があるがゆえに陰核愛撫中心のオナニーに耽溺し、年齢にふさわ
しい性感覚を開発してしまった。

185:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:41:40 VJ/i+jgy
 麻衣は陰核を挟んでいた指の力をゆるめると、小刻みに揺らし、さやかへ大いなる
愉悦を送りこむ。
「どう、お姉ちゃん。これが感じる?」
「や、やめて……あ、あ、ああっ、感じる、感じすぎちゃう」
 どう刺激したときに一番感じるか、後ろから観察する麻衣はすぐに見抜く。麻衣の
指はさやかが自分でするよりも遥かに大きな快楽を生み出すようになり、絶頂へぐい
ぐいと押しあげていく。
「ああ、だめよ……そんなにしたら、あうっ、あっ、ああっ」
 肉感的な体に震えが生まれている。吐く息も呻き声も色香にあふれている。さやか
が快美の極みへ駆け昇っていく。
「いいよ、お姉ちゃん。イッて。このまま、クリちゃんで感じて、イクの」
 強く言い含め、さやかが欲しがる最高のタイミングでクリトリスを捻った。胸の乳
首も、つまんで引っ張った。
「アーッ!」
 量感あふれる太ももが内股になり、足指が反り返る。いやいやと顔を左右に振りつ
つもさやかは他人から与えられたエクスタシーに陶酔し、大空をふわふわ飛んでいる
感覚に身を委ねる。
 身震いが収まってきて、ぐったりとなったさやかを麻衣はタイルの上に尻餅をつか
せて座らせた。
 背後から前面に戻って、同じようにぺったりとお尻をついて座り、大きく脚を開い
た。
「ふふ、今度はお姉ちゃんがわたしにして。ほら。ここに、入れて」
「……え? な、なに?」
 麻衣はさやかの手を取ると、自分の股間に運んだ。愛蜜を滴らせる秘苑を撫でまわ
すように動かしてから、人差し指を膣口へと導く。軽くつつかせてから、媚唇を割っ
て穴のなかへ入れてしまう。

186:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:42:57 VJ/i+jgy
 激しすぎるエクスタシーでさやかはぼうっとなったまま。気づいてみれば、妹であ
る少女の膣内に指を入れてしまっていて、仰天する。驚くと同時に、女の穴の触感に
興味をそそられる。
(こんなふうに、麻衣ちゃんのなかって……指が奥まで入って、指が締めつけられて、
ああぁ、これが女の性器)
 自分も所有していながら、初めてヴァギナのなかを知ることになった。熱くとろけ
ていながら強く締まってくる襞々の感触にさやかは背筋がゾクゾクするほどの昂揚を
覚える。
「入れて、出して、また入れるの。そうすると、気が遠くなるくらいにいいの」
 麻衣がさやかの手首を持ったまま、動かして教える。数往復のあと、麻衣が手を離
してもさやかはそのまま麻衣のヴァギナで指抽送を繰りかえす。
「う、うん……い、いいよぉ。お姉ちゃんの指で、わたし、とっても感じてる」
「麻衣ちゃん、感じて。もっと感じて」
 陶酔の顔を見せる麻衣を前に、先ほどクリトリス愛撫でイカされたお返しにとさや
かは指をリズミカルに抜き差しする。今度はさやかが麻衣の反応を見て、指抽送を工
夫する。
「麻衣ちゃん、こっちは?」
「ひゃうん。ああぁん、そっちも、クリちゃんも感じるよぉ」
 ヴァギナが感じるからといってクリトリスの性感が鈍いわけではない。麻衣はクリ
トリスでも相当に感じる。さやかの狙いは大当たり。
 片手の指を膣穴に、片手の指はクリトリスを熱心に愛撫する。ふしだらなことをし
ているという自覚はわずかにあったが、それよりも自分の指で少女が悦んでいるとい
う事実に意味があった。浴室にあったときに見せていた憂いがなくなり、悦楽の声を
漏らしている。大事な場所をあけわたして、いじらせてくれている。仲がこれ以上な
く緊密になったように感じられるから、さやかは淫らな愛戯をやめることなく、のめ
りこんでいく。
(あふ、お姉ちゃんがオマ×コで指動かしてる。お姉ちゃんがわたしにエッチなこと、
してる)
 ひっきりなしに媚声を迸らせ、目尻を下げる麻衣は満足の心地に耽っている。
 同性の指を入れられる、しかもそれが家族であり、姉のような女の指。倒錯的な興
奮により麻衣の性感がいつもより鋭敏になっている。
 しかし、達哉の太いペニスが力強く動くのに比べれば、クリトリスとの連係がある
とはいえ姉の指がもたらす快感の絶対量はそれほどでもなく、自分でするオナニー以
上、達哉とのセックス未満という快美で収まっている。ここからいくら激しく膣と陰
核をいじられたところで、それは変わらないだろう。

187:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:44:07 VJ/i+jgy
 さやかの指が偶然深く入ったときに麻衣はびくっとのけ反って、震えあがった。中
途半端なイキかただが、これ以上を望むべくもなかった。
 きゅうきゅうという膣肉の締まりを味わってから、さやかは指を引き抜く。
「ありがとう。お姉ちゃん。とっても、感じちゃった」
「い、いえ、そんなことは……」
 麻衣がアクメに達したことで、さやかは自分がしてしまったことを意識した。散っ
ていた理性が集まってきて、羞じらいの顔になる。
 だが麻衣の淫欲はまだまだ満たされておらず、さやかが冷静になる前に新たな淫戯
を開始する。
「ねえ、お姉ちゃん……」
 ゆっくりとうつぶせになり、姉へ尻を突き出す。胸と同じく量感には欠けるものの、
セクシーに育ちつつある形はさやかの目を大きく見開かせた。
 右手を肉房のあわいに持っていき、
「わたし、こっちも感じるの。お兄ちゃんに、開発されちゃった」
 いじりはじめたのは尻の穴。
「だから、ここでもオナニーしちゃうの。ねえ、お姉ちゃん、ああ、わたし、イヤら
しい子なの」
 しばらく弄んでみせてから、呆然としているさやかの手首を再度握って、排泄孔へ
と導いた。
 すでに膣で指を使っただけに、さやかはどうしなければいけないか、わかっている。
麻衣にうながされなくても、指先でアヌスをこちょこちょくすぐりはじめた。
「ハウッ、ハアアアァ。お姉ちゃんが、アアン、お尻いじってる。わたしのお尻で、
わたしを、あふゥン、感じさせて、アアッ、いい、いい、気持ちいいよぉ」
 猥りがましい声を張りあげ、アヌス快楽によがる麻衣。
 自分だけが快楽を貪るのに満足せず、這いながら上半身をさやかの臀部に近づけ、
片手をヒップへ伸ばすと、してもらっているのと同じく、割れ目の狭間にある菊花を
いじくりだす。
「ヒッ」
「お姉ちゃんもお尻で気持ちよくなるの。お尻の気持ちよさを知って、これからはア
ナルでもオナニーして」
「そ、それ、あ、ああっ」
 便が出てくる穴をいじるのも初めてなら、いじられるのも初めて。全身がドロドロ
になるほど羞恥心を刺激され、さやかの口から苦悶に近い声が放たれる。

188:タイトル未定(麻衣×さやか)
09/08/11 20:45:13 VJ/i+jgy
 さやかの指は麻衣の窄まりをまさぐるだけだった。だが麻衣は入口をくすぐってか
ら、指にソープを塗りたくって、腸内への進入を試みる。
「ヒイイィ、い、入れちゃ、あ。汚い、から」
「お姉ちゃんのお尻なら、いいよ。ほら、入っていく」
 つんつんとくすぐってから、プスッと刺さった指がゆっくりとめりこみ、アナル内
部を犯していく。
 麻衣に指を入れられたことで、さやかも麻衣のアナルへ指を差し入れた。麻衣に犯
されれば、同じように麻衣を犯す。麻衣の指がおとなしくなれば、おとなしくする。
「……お姉ちゃんも、好きなように動かして」
 麻衣は積極的な指いじりを求めるが、さやかはどうしても動かせない。
 焦れた麻衣はさやかのアナルから指を抜くと、自分のお尻をいじっている指をそち
らへ運び、アナルオナニーを強要する。
「で、できないわ。こんなこと」
「して、お姉ちゃん。わたしの指、気持ちよかったでしょ」
 そう言って、麻衣は先にさやかの目の前で自分でアナルをいじり、「あふン、あふ
ン」と艶かしい快美の声を放つ。アナルオナニーの良さを見せつける。
 妹の淫猥行為に煽られ、さやかも遂に自分から腸に指を突き入れ、反復運動をはじ
めた。すでにほぐされているアナルは、クリトリスとはまったく異なる、めくるめく
快感をあふれさせた。
「あっ、あうっ、あっはああぁ。なんで、なんでお尻で、感じるのぉ」
「いいの、いいのお姉ちゃん。お尻で感じるのが普通なの」
 麻衣もさやかも、相手の自慰姿に興奮し、自分の指が生み出す妖しい淫楽に溺れる。
アヌスの締まりに逆らって指を動かしつづけ、蒸気でもうもうとなった浴室に卑猥な
声を響かせあった。


「けっこう長く、入ってたな」
「うん。久しぶりにいっしょのお風呂で、お姉ちゃんに甘えちゃった。えへへ」
 湯上がりのふたりをリビングで迎えた達哉は、パジャマをまとったそれぞれが放つ
芳しい香りに鼻をひくつかせた。
 子供に戻ったような麻衣のはしゃぎ声に苦笑を噛み殺して、大人の女性へ顔と言葉
を向ける。
「姉さんも大変だっただろ」
「……ま、まあ、たまには、ね」
 ぼんやりと、あやふやな返事しか返さない従姉はずいぶんと色っぽく、達哉は一瞬
見惚れ、息を呑んでしまった。
「なんか、俺も姉さんといっしょに風呂入りたくなったよ」
 とっさに出た照れ隠しの言葉に、
「だめだよ。お兄ちゃんは男なんだから。でも、うふふ、三人で入るのなら、いいよ
ね。お姉ちゃん」
 麻衣が艶かしいほほえみとともにあぶないことを言う。さやかはたしなめることな
く従順にうなずいた。
 達哉は、それが冗談でしかないと思いつつも本気にしたくなって、股間を熱く疼か
せてしまった。


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