09/05/13 06:10:11 wtlFRp2z
>>346
お代が投下されてたので駄文ながら投下します。
既に神が王道で書いて下さったのでヨクワカランものですがw
とりあえず注意書きをば。
・軽い表現ですが失禁有
・魔導物語未プレイなので最後の技はわくぷよダンジョンのイリュージョン仕様
***********************
気がつけば、牢の中に囚われていた。
理由は簡単だ、シェゾがボクの魔力を得るために罠にかけたのだ。
――まんまとかかってしまったボクにも問題はあるのだが。
冷えた床でボクは冷静さを取り戻しつつあった。
見張りは1人。ここからはやや離れたところにいるようだ。
鍵は南京錠がひとつ。多分魔力がこもっているだろうから、余計な真似はしないに限る。
音を出せば聞こえるであろう。
意識は割とはっきりしてきた、しかし、問題は手足が縛られていること。
ボクは目を閉じ、これからのことを思案し始めた――。
かたん。
彼の朦朧とした意識は小さな音によって覚醒した。
ここにいるのは彼ともう一人。そう囚われた少女である。
彼だって雄である。少女と二人きりというシチュエーションにはぐっと来るものがある。
しかし、それは一般的な場合だ。
少女は上司が直々に連れてきた獲物なのだ。手を出した時点で生命の保証がない気がする。
それに、彼には実力もプライドもある。
この仕事が終わったら久しぶりに色に狂うのもいいのかもしれない。
そう判断して、 「大切なお客人」の様子を見るために席を立った。
当たり前だが、牢は薄暗く、視界が悪い。
彼がここでこうしていられるのはひとえに夜目が利くからである。
小さな音は衣擦れ音らしい。客人が目を覚ましたのかもしれない。
まあ、様子を見に行くくらいならセーフだよな、と彼は一人ごちる。
いくら融通の利かない彼の上司といえど、そのくらいは理解してくれるだろう。
決して不埒な思いではない、と誰に対しての言い訳か分からないことを歩きながら考えていた。
357:名無しさん@ピンキー
09/05/13 06:11:05 wtlFRp2z
「・・・んっ」
近づくにつれ、衣擦れ音の他に小さな声が聞こえるようになった。
「おい、どうした?」
大切な囚人に何かあったら怒られるのは彼なのだ。
「・・・トイレ・・・いきたい」
少女は――頬を上気させながら太ももをこすり合わせていた。
「…我慢しろ」
拍子抜けだ。いや、まあ人間としては当然の欲求だと思うが。
「も・・・だめなの・・・」
少女と思いきや、肉付きはいいらしい。
もじもじと体を動かす姿は肉感的で、劣情を催させる。
「ダメっていわれてもな…ここにないのものはどうしようもない」
正直、彼は戸惑っていた。
囚人が「わざわざトイレを貸してくれ」と言うのだからよっぽど切羽詰っているに違いない。
その証拠に、少女の可憐な眉はゆがみ、頬は羞恥で赤くなり、呼吸も荒い。
これでは、まるで――
と。
ふと彼の脳裏にひとつの案が閃いた。
辛いなら出してしまえばいいのだ。
「…仕方ない」
ぽつりと呟くと少女は潤んだ瞳を彼に向けた。
「いかせて・・・くれるの?」
「ああ」
「…!!」
彼は、少し息をついて、安堵した少女の足を開き、下着を剥ぎ取った。
秘所はひくひくと疼き、尿意に耐える反面、てらてらとした液体が泉から溢れていた。
「お前…我慢してたのはトイレだけじゃなかったんだな」
カッと少女の頬が染まり、泉から蜜が溢れる。
「そ・・・んな・・こと」
「見られて感じてたんだろ?え?」
「・・・」
くっと唇をかみ締め、睨み付けてくる姿が嗜虐心を煽る。
「手伝ってやるよ」
そういって、彼は少女の泉に舌を這わせた。
「あうっ…やあ…ああああんん」
びくんびくんと少女が感じる。牢は甘い香りで満たされる。
少女は早くも達しかけていた。しかし、尿意によって絶頂に上りきることができない。
噛み締めた唇が切れて、ぷっくりと血が溢れる姿にさえ彼は欲情していた。
「我慢してんじゃねえよ」
クリトリスの皮を指で剥き、軽く歯を立てて吸い付く。
泉には指を差し込み、ぐりぐりとポイントを探り当てる。
「うあ・・ん・・・あああああ…ひゃああああああああああん」
少女は一際大きな嬌声をあげ達したと同時に緊張の糸が切れてしまったかのように失禁した。
足元にうす黄色い水溜りが――――
ぱちん。
358:名無しさん@ピンキー
09/05/13 06:12:50 wtlFRp2z
そこはもとの牢。横たわる男が一人。
嬌声を上げていた少女は一糸乱れぬ姿でそこにいた。
「いい夢、見れたかな?」
ポツリと呟く少女の声は楽しげで、男は微動だにしない。
「命はとらなかったんだから感謝してね?」
少女は男を残し、錠の開いた牢から姿を消す。
そう、目指すのはシェゾのところだ―――
**********************
ギャグ作家にシリアスエロは無理だと悟りましたwお粗末様でしたw
359:名無しさん@ピンキー
09/05/13 07:47:24 /xECtoil
GJ!
囚われアルルはどれも良いですね。
360:名無しさん@ピンキー
09/05/13 15:50:05 fn4QG+lJ
GJ!
アルルエロいよアルル
>>336のシェウィの続きにwktk
361:名無しさん@ピンキー
09/05/14 02:19:23 8XeXyTqt
>>347-348といい、>>356-358といい、
GJすぎるぜ
アルルかわいいよアルル
362:名無しさん@ピンキー
09/05/14 12:36:31 CMeqGEpN
見張りの魔物×アルルの流れ… 凄くイイ♪♪♪
363:名無しさん@ピンキー
09/05/15 03:50:43 3DjokBxk
>>355
シェゾ「なんてツイてない日だ…折角恥をかかずにやり過ごせると思ったのに…捕まってもらう!死ねウィッチ!」
ウィッチ「まさか私も殺しますの?ビデオで撮っているのに…今だって撮っているのに」
シェゾ「何ッ!」
ウィッチ「競技の練習をしているところも撮ったしクローゼットのマラカスとラテン系のダンス用衣装も撮りましたわよ!
同じような服が他にもありますの?会場の中にはテープはない…だけど、私に何かあったら誰かがあそこを見つけますわね!」
シェゾ「小娘ッ!このシェゾ・ウィグィィを脅すのかッ!」
ウィッチ「おばあちゃんにも手は出させないッ!」
こうですかわかりません><
364:名無しさん@ピンキー
09/05/15 07:40:58 QmKWWxzY
クレイジーダイヤモンドGJ
ハマりすぎワロタwww
365:名無しさん@ピンキー
09/05/18 10:18:18 loZPcR0g
闇の魔導士が現れた! 強そうだ! アルルは、るいぱんこを唱えた。装備が外れて防御力低下 ヤバイ!大ピンチだ!! 闇の魔導士はじっと見てる。
366:名無しさん@ピンキー
09/05/18 12:42:35 loZPcR0g
潜在魔力の高い少女を見つけた。 悪く思うなよ。 少女の先制攻撃!類搬古?を唱えた。少女は裸になった……………。シェゾは(当時の設定)少女の服の上からではわからなかったその魅力的な身体に目を奪われ…いっいやべつにそそそそんなんじゃない!!!
367:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:24:42 loZPcR0g
やっぱりおれって才能ねーな このネタで誰か書いてくれないかな 手本を魅せるとゆーことで。
368:名無しさん@ピンキー
09/05/20 04:02:26 qm4bEGUW
>>363
そういえば昔どっかのサイトで由花子化したルルーとか康一君化したサタンとか
露伴化やトニオ化したウィッチとかの絵を見た記憶があるが…
369:名無しさん@ピンキー
09/05/20 23:36:04 c77bSBaz
誰かラーラのエロを書いてくれる猛者はいませんか
370:名無しさん@ピンキー
09/05/22 04:00:57 stnfkoxR
「え、そんなキャラいたっけ?」と思った
371:名無しさん@ピンキー
09/05/22 16:28:49 Qx1NWVkA
謝れ!>>369に謝れ!
ハーピーちゃんがヤられちゃうの見たいです
372:名無しさん@ピンキー
09/05/23 11:48:02 akdIcBkK
>>371
ハーピーだと凌辱なイメージなんだが
どう考えても喘ぎ声で挫折するwww
緊張感なくなるよなあ
373:名無しさん@ピンキー
09/05/23 12:01:22 YbAFA5rr
よ~んのアルルは SUNの時 シェゾに何かされたの?
374:名無しさん@ピンキー
09/05/23 17:53:27 ldlhGWp/
なんで?
375:名無しさん@ピンキー
09/05/23 18:26:15 PMlmR4/s
個別のゲームのキャラの関係の違いとかいちいち気にするバカってまだいるのか
何年前から脳みそ止まってんだよ
376:名無しさん@ピンキー
09/05/23 20:06:28 riUu8IUq
最近になってコンパイル時代のぷよぷよをやり始めた人なんじゃないの
377:名無しさん@ピンキー
09/05/23 23:39:12 aQ48BtSc
まぁ・・・ SUN=友好的・よ~ん=妙に敵対的 だったからなぁ。>アルシェ
378:名無しさん@ピンキー
09/05/24 01:46:40 Mqt0u50s
そりゃああの時変態は人の家に不法侵入してたからなぁ。
379:名無しさん@ピンキー
09/05/24 03:29:22 0yC6upOL
>>378
鉄腕繁盛記は不法侵入で罠にかかってたしな
不法侵入、覗きに窃盗
犯罪者ですね、わかります
380:名無しさん@ピンキー
09/05/24 03:53:15 nGlHCP+O
しかし懲役180年とかでも余裕で刑期満了するシェゾ
381:名無しさん@ピンキー
09/05/24 16:41:15 yC1FIqyt
さすがシェゾだ、ギロチンにかけられてもなんともないぜ!
382:名無しさん@ピンキー
09/05/25 02:10:53 Y+CUkeSk
鉄腕繁盛記ネタでパロをやるとしたら、やっぱり覗きの件かな
383:名無しさん@ピンキー
09/05/25 15:05:38 MRzqRoDA
鉄腕なら、ネタでルルーが実はノーパンとかあったよな。
その辺いれるとオモロイんじゃね?
384:名無しさん@ピンキー
09/05/26 00:25:19 w1XxyACe
ウオーターエレメントやサキュバスにとっ捕まって
あんなことやこんなこと・・・ >鉄腕ネタ
385:名無しさん@ピンキー
09/05/26 00:59:28 F2PhlpZ4
ノーパンネタは確か4コマか
あれは妄想を広げるエロさがあった
ウォーターエレメントとか懐かしいwww
386:名無しさん@ピンキー
09/05/28 12:43:10 q68jE4ba
闇の肉棒よ 突き刺せ!! ズブッ…『いったーい☆』
387:名無しさん@ピンキー
09/05/28 14:22:21 Mr6xG955
336が未完の連鎖を断ち切ってくれるのを毎日待っているんだが
待っているんだが
388:名無しさん@ピンキー
09/05/29 00:49:39 w+J8pGra
大事なことなので二回(ry
自分も毎日全裸で正座して待ってる。
忙しいのか難航してるのか分からんが、がんばってくれ職人。
389:名無しさん@ピンキー
09/05/29 22:44:20 v6lzO2jd
いくら古本屋を回ってもぷよぷよの4コマが入手できない件。
誰か助けて
390:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:28:35 8dfYDNh8
運がよけりゃブコフで見かけるけどなぁ・・・ >ぷよ4コマ
(4コマじゃないけど、入手困難という魔神ぐりこのわくぷよ漫画をブコフで手に入れたぞ)
391:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:45:17 sek/WPzu
三巻の古本屋での遭遇率の低さは異常>ぐり子
392:名無しさん@ピンキー
09/05/30 09:25:53 RVXVwXgw
4コマはオークションでよく見かけるぞ!
値段はピンからキリだから安いのが出るまで待つしかないな。
393:名無しさん@ピンキー
09/05/31 02:56:14 OiwxS5vF
>>387
同士よ…そんな同士の存在を願って、かなり後追いながら>>336支援絵かいた俺>>156
URLリンク(imepita.jp)
体育倉庫にリレーなんて単語がでた時点で「バトン受け取る稽古つけてやるよ」展開確定ですよねー、異論は認める。
あと案の定ぼうしが無いとウィッチ誰だかわかんねぇorz
394:名無しさん@ピンキー
09/05/31 19:05:18 zFbWFabI
おおおおGJ!!!
体育倉庫で縛られとかツボすぎる!
そしてシェゾのバトンも無理矢理受け取らされるわけですね、分かります。
395:名無しさん@ピンキー
09/05/31 20:10:45 CJHoG7hY
>>393
セリリ描いた人かな?
おまえさんの絵好きだぜ
396:336
09/06/02 23:57:33 8J8e+KZw
投下します。
>>336の続きで、ぷよりんぴっくシェウィ。遅れて申し訳ない。
待たせたわりに期待外れだったらごめん。
そして>>393絵師、支援絵どうも!
おかげで萌えたぎって最後まで書けたよ。
(注意)
・シェウィ
・陵辱というかただのレイ(ry
・魔導界に平然と存在するデジカメ
以上ダメっぽい人はIDでNG推奨
ではどうぞ
397:シェウィ
09/06/03 00:01:47 8J8e+KZw
「シェゾ……な、何を……」
「さて、何をされると思う?」
一歩ずつ距離を詰める。感情のこもらない問い返しが既に愚問だと告げていた。
逃げなくては。本能が鳴らす警報に従い、ウィッチは咄嗟に倒された身を起こそうとする。
だがシェゾが両手を捕らえる方が早い。勢いのまま、古びた体育マットの上にねじ伏せられる。
「嫌ぁっ!お離しなさい!」
「非力な腕だな。封じるのもたやすい」
「やめてっ、汚い手で……触らないで!」
振り払った手がシェゾの頬に命中し、パン、と小気味良い音が響いた。
「……っ……てぇ……」
「あ……」
当たった。ウィッチの頭を掠めたのはその事実だけだった。
即座に反応し体勢を整えることができたなら逃げられたかもしれない。
だが好機は一瞬にして去ってしまっていた。
シェゾはにやりと笑い、ウィッチの細腕をいっそう強く掴む。
「きゃああっ!痛ぁっ……」
「こういう状況にある場合、下手にあがくのは賢明ではないな。
事態が悪化する事がほとんどだ――威勢は買うが」
ウィッチの身体を返し、うつぶせに抑えつけたまま周囲を見渡すと、
目先にちょうど手頃な細い縄が落ちていた。
それを手に取り、ウィッチの両手を背中に回して縛り上げる。
「くっ……い、たぁっ……ずいぶんと手荒な真似してくれますわね……。
SMがお好みですの?変態さん」
「まあ、嫌いじゃないぜ」
「いい趣味してますわ。あいにく私、アブノーマルな性癖は持ち合わせておりませんの。
ご理解いただけたら解いてくださる?」
ウィッチは強気で睨んだ。しかし侮蔑と嫌悪の眼差しの中にも、怯えた恐怖の色が見て取れる。
「駄目だ。撮られたくない姿を写真に撮られる気持ちをお前にも味わわせてやる。
ちょうどここにカメラも有るしな」
「ちょっ、それ私のデジカ――……きゃあああっ!あなた、どこに手を……
……んっ……おやめ、なさい…!」
「いい表情しろよ?せっかく撮ってやるんだから」
先ほど奪ったカメラを片手に、もう一方の手をウィッチの青い体操服の中に潜り込ませる。
下着ごと服を上へずらすと白い乳房が露わになった。
小ぶりだがツンと張っていて綺麗な形をしている。おそらくまだ発展途上なのだろう。
素早くカメラのシャッターボタンを押す。
暗い密室の中心を光が照らし、雪のような柔肌が目に焼き付けられた。
「いやあっ」
「『今日というかけがえのない一日のメモリー』ってやつだな。誰かさんの言葉を借りると」
「このっ――変態!ド変態!それ以上撮ったらタダじゃおきませんわよっ!?
もう、さっさとこの縄、解きなさいってばぁ!」
怒りか恥じらいか又は両方か、頬を紅潮させてウィッチは身をよじる。
上半身は背中で固定された腕のおかげで自由がきかない。
かといって下半身が動けるかといえばシェゾに馬乗りされているせいで足を小さく地団駄する事しかできなかった。
せいぜい肩をゆすって抵抗するくらいだが、そうすると反動で微乳が元気一杯ふるふると震え、
はたから見ると非常に卑猥な光景となってしまっている。
そんな姿でいくら怒りを示そうが目の前の男には丸きり逆効果なのは言うまでもない。
「……そういうセリフはこんな状態で言うもんじゃないぞ。勃ってるじゃねぇか、ここ」
「ひぁっ」
いつの間にか張りつめて固くなっていた乳首を指ではじくと、ウィッチの口から甘い悲鳴が漏れた。
敏感な反応に気を良くしたシェゾは指と指で桃色の先端を挟み、くにくにと更にしつこく玩ぶ。
398:シェウィ
09/06/03 00:07:12 8J8e+KZw
「おいおい、写真撮られて興奮してんのか?どっちが変態だか分からんな」
「っんぅ…っ……やめ……な、さ…っ……」
揉みしだくと柔らかな膨らみは手の動きに合わせて形を変える。
胸の先に口を寄せて小さな突起を甘噛みすると、華奢な身体がびくびくと震えた。
「ひゃあんっ!ふあ、あっ」
ウィッチは苦悶の息を漏らす。
その表情に優越感と快感を感じ、シェゾは思わず続けざまにシャッターを切る。
四角いモニターに写し出される潤んだ瞳から目を逸らすことができない。
そこにはよく知る女の初めて見る顔があった。上気した頬、切なげに歪む眉、涙まじりにふせた睫毛。
あの普段つんと澄ました高飛車な小娘を征服しているのだ――そう考えると、
シェゾは言いようのない興奮がざわざわと胸の奥を荒らすのを感じた。
(……くそ、参ったな……。少しからかってやるだけのつもりだったんだが……)
もはや自制すら危うい。
「…きゃうっ!」
「ん?」
跨いでいる下で、ウィッチの足がぴくんと跳ねる。
どうやら体勢を戻す際に動かしたシェゾの手が偶然ウィッチの太ももの外側辺りを掠めたらしい。くすぐったかったのか、驚いたような変な顔をしている。それを見て思わず低い笑みがこぼれた。
「…ああ。こっちも触って欲しいのか」
「は?ちっ、違いますわ、なにを勝手に……」
「そうかそうか。すまんな、察しが悪くて。上だけじゃ物足りないってんだろ?」
「だから違っ、やんっ!言ってな、っあ……!」
太ももの内側を撫で上げる。細身の体格の割に下半身は比較的肉付きが良く柔らかい。
いつもは魔女の象徴とでも言うべきロングスカートの下に隠されているせいか、
惜しみなく露出したウィッチの脚は物珍しく貴重であるような気がした。
付け根付近のもどかしい位置を何度か行ったり来たりさせると、強張っていた
ウィッチの体は徐々に力を無くし大人しくなる。
ブルマの裾から手を入れ奥へ侵攻していく。
指先が下着に触れたのを確認し秘部に当たる部分を探ると、
くちっ――
「………濡れてるな」
湿り気を帯びた場所を見つけた。
実りきらない身体のくせに、そこは一人前にいやらしい蜜を流している。
「うそ、うそですわ……」
乱れた呼吸でウィッチはかあっと顔を赤らめた。認めようとしない口ぶりが逆にシェゾの被虐心を煽る。
「嘘じゃない。どんどん溢れてくるぜ。ほら、聞こえるか?この音」
「やあっ!ひう……っ、いやっ……っあ…」
「お前が変態な証拠だ」
「ふああっ」
ちゅぷちゅぷとわざと水音を立てるように突いてみる。
まだ触れているのは布越しだが、既に十分過ぎるほど濡れているのが分かった。
しかし裾からの侵入は動きにいちいち制限がかかり過ぎる。これはこれで面白くはあるのだが。
素直に正攻法でいくか、とシェゾは青い体操着を脱がしにかかった。
「あ、いやあっ、だめ…っ……!」
制止も聞かずブルマと下着をまとめて下ろす。
現れた秘部には割れ目に沿って申し訳程度に毛が生えていた。もちろん髪の毛と同じ金色をしている。
その奥から溢れ出した淫液がぬらりと粘着質の輝きを見せる。
399:名無しさん@ピンキー
09/06/03 00:40:16 O/eURpfK
いいよいいよ!続きも待ってるよ!
400:シェウィ
09/06/03 00:52:06 NLC67YhS
光に引き寄せられたようにゆっくりと指を宛てがい、縦のラインを軽くなぞった。
「やあああっ!」
ウィッチは体を走る電流に背中を反らした。
衝撃が収まるのも待たずに、指が這って穴の入口を探り当てる。
「……何が“だめ”だ。馬鹿みたいに濡れてるじゃないか」
「ふぁっ、あっ、いやぁっ……んんぅっ…」
狭い肉壁がシェゾの指をくわえ込んで飲み込み、さらに奥へ呼びこもうと吸い付いてきた。
指を二本に増やして中を刺激するようにピストンすれば、とめどなく快楽の証が溢れ出て来る。
上部にある小さな芽を親指で器用にこねると、ウィッチの脚がひくひくと痙攣し、嬌声が響いた。
「あっ!ひあっ、あふぅ…んんっ!」
涙に滲んだ深い青色の瞳。目の前の淫靡な魔女のそれは、薄暗がりの中でも光るようによく目立つ。
潤んだ扇情的な眼差しで見上げられた瞬間、残っていた僅かな理性までもが崩れ去る音を聞いた。
「口、開けてろ」
ウィッチの頭の両脇に膝をつく。体操服の下を寛げ怒張した性器を露出し、先端をウィッチの唇に押し当てる。
口を離そうとする首の動きを手で顎を掴んで止めさせ、無理矢理に咥内へねじ込んだ。
「リレーをサボらせた詫びだ。代わりにこっちのバトンで我慢しとけ。歯は立てるなよ」
「んぅっ……!んくっ、むぅっ……はっ…」
徐々に唾液が溜まってきたのか、喉の奥まで挿し入れるとクチュクチュといやらしい音がする。
粘膜がぬめりに包まれて揉みこまれ、シェゾの背筋を快感が走った。
「……そろそろいいだろう」
疲弊しきったウィッチの身体を持ち上げ、向かい合って膝上に座らせるような形にする。
ウィッチはおぼろげな思考の中でこれからどんな行為が待ち受けているのかを悟り、恐怖に身を引く。
「……っや、いやっ、もう……もう許して…っ…くださ………」
「許すだと?まさか――これからが本番じゃないか」
鼻で笑い、耳元で吐き捨てると同時に、ずぷっ、と潤った入口へ貫くように一気に突き立てた。
「ああああっ!うぁっ、いた…っ…やぁんっ、やですぅっ、おねが…い、抜いてぇぇ……」
股間から下腹部にかけてびりびりと痺れるような衝撃が走る。
入っている。紛れも無く入ってしまっているのだ、自分の中に異物が。ウィッチはそう思い知る。
痛い。苦しい。早く解放されたい。痛みで体が裂けてしまいそうだ。
肩で息をして激痛を少しでも和らげようとしていると、シェゾは刺した彼自身を若干引き抜き、
根元の結合部を眺めた。愛液に混じってわずかに血が絡み付いている。
「なんだ……?処女だったのか」
「ふ…うっ……はぁ、はっ……誰も、違うなんて、言ってませ…ん、わよっ……」
「そうか。かなり濡れていたから俺はてっきり慣れてるものかと。お前、淫乱そうだしな」
「絶対…絶対っ……呪い殺してやりますわ…!」
「ああ、いいねぇその顔。涙目で睨む表情、なかなかそそるな」
愉しそうに笑うと、シェゾはマットに体を倒して傍に置いてあったカメラに手をかけた。
騎乗位の体勢の下からウィッチの火照った顔を写真に収める。
「変態、悪魔、あとで覚えてらっしゃい……」
前のめりになったウィッチの頬を涙が一粒伝い、シェゾの着ているTシャツに零れて色の無い染みを作る。
「その変態にいじられてこんなにしてるのはどこのどいつだ?」
繋がっている部分の少し上、敏感に膨れ上がったクリトリスをこね潰され、反射的にウィッチの上体が反る。
「うあっ!」
「変態はそっちの方だろう」
「いやぁ、だめっ…そこ、触っちゃだめですわ……」
「ダメなようには見えんがなぁ」
「あぅっ!んっ、やあっ!こす、こすらないでぇぇ……!」
いやいやをするように首を振るが止めてやるわけも無く、シェゾは些細な一撫にさえ震える様子を楽しみながら、勿論カメラのシャッターを押すことも忘れない。
シェゾをくわえ込む濡れた性器から、のけ反る度に揺れる乳房や煌めく金髪、そして何よりウィッチの感じている顔を刻み込む。
401:シェウィ
09/06/03 01:01:00 NLC67YhS
「……動くぞ」
言って、ウィッチの腰を掴んで奥へ突き上げた。
「………っ、…あ…ぁ……」
ぐちゅ、ぐちゅ、と鳴る。
結合部から漏れる水音、肉と肉がぶつかり合う音、緩やかな律動に呼応する二人の息遣い。
狭い体育倉庫の中は淫猥な響きで満たされていた。
天井近くにある窓の格子から陽の光が射し込む。
シェゾは、外の快晴と今頃始まっているであろう競技とを思い、
またその裏で人知れず快楽に耽る自分達の滑稽な構図を思い、背徳感にさらに興奮を深めた。
知らず、腰の動きが速くなる。
(…ああっ……な、なんですの……?この感じ………)
痛みが引いた後に襲って来たのは、むずむずと蠢くような不思議な感触だった。
シェゾのそれが乱暴に押し込まれると、甘いような切ないような感覚が全身を走るのだ。
まさか感じてきてしまったなんて死んでも認めたくない。
認めたくないのに、どんなに我慢しても何故か声が漏れてしまう。
ウィッチは悔しさに唇を噛み締めた。
「……っ、ふっ…!くぅ…!ひあっ、ああっ!…ぅあ、やぁん!」
溺れ始めたウィッチに、シェゾはより深く突いて追い打ちをかける。
と、その時。
二人の耳に素っ頓狂な声が届いた。
「ドラコーーー!そっち居たぁーーー!?」
(……あ、アルルさんっっっ!?)
ウィッチの心臓が跳ねる。
聞き間違えるはずがない、あのよく通る能天気な調子の声。
「居なーーーい! ったく、どこ行っちゃったんだよぉ!ウィッチってば、もう!」
続いてドラコの声も届いた。
どうやら二人ともウィッチを捜しに来たようである。
それも当然と言えば当然のことで、リレーは原則三人一組でなければ出場できない決まりになっていた。
ウィッチはアルル・ドラコとの三人チームで登録していたのだが、
おそらく彼女がいつまで経っても現れないのであちこち捜し回っていたのだろう。
声と足音から二人が少しずつ近付いて来るのが分かる。
シェゾはふと良い遊びを思い立ち、緊張で固まったままのウィッチを急に強く突き上げた。
「……っ!」
不意に再開した動きに思わず出そうになる声をギリギリで押し止める。
もしもアルルとドラコに聞こえでもしたら。
そう考えて必死にあえぎ声を抑えるウィッチに対し、シェゾはその様子を楽しむようにわざと腰のスピードを速めていった。
きゅっと結んだウィッチの小さな唇から吐息が漏れる。
(私がこんな、こんな醜態を他人に晒すなんて……許せませんわっ……)
抵抗に反してシェゾの悪戯はエスカレートしていく。
激しい上下の律動を一旦止め、今度はウィッチの尻を掴んで回すようにうねりを描いた。
「~~~~っ…!」
掻き回される度、内側が擦れる甘美な刺激にウィッチは無言でがくがくと震える。
402:シェウィ
09/06/03 01:06:50 NLC67YhS
―ピンポーン――
『リレーの第四組になっているチームは、速やかに大会本部テント前へお集まり下さい――』
スピーカーから響く、ルルーの場内アナウンス。
「わああっ!どっどうしよう、ボクたちの組まで来ちゃったよ……!?」
「こらぁぁぁウィッチぃぃぃぃっ!!どこにいんのよーーっ!
リレー始まっちゃうからとっとと出てきなさーーい!」
「ぐっ!ぐぐぐう!」
「え、な、何?こうなったらカー君がウィッチの代わりにリレー出るって?カー君、それ本気?」
「ぐっぐー。ぐぐっぐ、ぐぐう」
「『色が似てるから変装すればばれないだろう』……?ああ、ウィッチの髪の色とカー君の色がってこと?
そ、それは流石にバレバレなんじゃないかなぁ……」
「あんたのちっちゃい足で走り終えるの待ってたら日が暮れるっつーの!」
(……そっ、そんな間抜けな話はいいから、早く行きなさいってばぁぁぁっ……!)
皮肉にも二人のすぐ近くに潜むウィッチは、相変わらず気配を殺すため快感の波に堪えていた。
――ピンポーン――
『リレーの第四組になってるチームは速やかに集まりなさいって言ってんでしょうがァァァァァァッ!!
ぐずぐずしてんじゃないわよアルル他二名!あんたたちのせいで始めらんないのよ!』
ゴギッ!とマイクが折られる音。次いで沈黙。
「…………」
「…………死ぬ前に行こうか」
「うん、もうカー君でいいよ」
命の危機を察したアルルとドラコは全速力でグラウンドへ戻った。
「ようやく行ったか…」
遠くへ走り去る足音に、シェゾは息をついて胸を撫で下ろす。
必死で声を抑えるウィッチの可愛い反応を楽しんではいたものの、彼も内心では若干冷や冷やさせられていたところだった。
さて、とシェゾは身体を起こした。ウィッチははあはあと乱れた呼吸でシェゾにしな垂れかかっている。
体勢を変えるため自身を一度引き抜いて、ウィッチの後ろ手の縄を解いてやる。
半身を起こしていられない程にとろけてしまった彼女に騎乗位はもう難しいだろう。
ようやく自由を与えられたウィッチは、汗だくになった肢体をマットに横たえた。
「あぅっ、そんなぁ……中途半端でやめるなんて」
絶頂近くまで昇りつめかけていたのに突然放置されたため、淋しくなった下半身が疼きだし熱を帯びた膣が主張する。
403:シェウィ
09/06/03 01:11:21 NLC67YhS
「シェゾぉ……わ、わたくし、もどかしくてっ、このままじゃ」
「なら言えよ。どうして欲しいか」
弄ぶようにウィッチの金髪をすくい上げ、シェゾはサディスティックに歪んだ微笑を向けた。
「ふふふ……そうだな、『私はどうしようもない変態です、素敵で格好良いシェゾ様が欲しくてたまりません、
いっぱい注いで汚してください』……よし、これ全部復唱だ。さあ言え」
「変態!変態!変態!」
「おっと、気分次第じゃこのまま放置したっていいんだぞ?ついでに撮った写真も街中にバラ撒いてやる」
「この外道っ、地獄に堕ちなさ…………ひゃああぁんっ!?」
喋り終える前に予告無く再び肉棒を挿入されたため、ウィッチの言葉は中断を余儀無くされる。
勢いが良すぎたせいで愛液が溢れてマットを汚してしまったがシェゾはこの際気にしないことにした。
むしろわざとじゅぷじゅぷと溢れさせるように浅い抽送を繰り返す。
生温かい熱を持った無数のヒダが絡み付いてくる感触に、耐え切れずシェゾはため息を漏らした。
「ふあっ、あっ、ずるいっ、ふいうち、ずるいですわよぉっ!」
「ウィッチ……お前のいやらしい所、全部撮っといてやるぜ……。
ほらバラ撒かれたくないんだろ?さっさと言えっ」
「あんっ!ひああぁぁっ……」
それにしてもこの男ノリノリである。
悦に浸りながらも的確かつ集中的にウィッチの敏感な角度を刺激してくるため、
言葉を紡ぐことも困難な程に翻弄されてしまっていた。
こいつ本気で呪い殺そう、魔女族の呪術の中で最もえげつない魔法でも使って、と、
朦朧としてきた意識の片隅でウィッチは固く心に誓う。
404:シェウィ
09/06/03 01:20:43 NLC67YhS
プライドの高い彼女だがそれを守るのももう限界だった。
もはやこの誘惑には抗えそうもない。欲望は既に気が狂う決壊寸前のところまで来ている。
懇願の悲鳴を上げ、涙と汗でぐしゃぐしゃの赤ら顔でシェゾにすがりついた。
「あっ!わっ、わたくしは、どうしようもないぃっ……やぅ、んっ、へんたい、ですわっ…」
「そうだなぁ、俺の体操着姿に発情してたんだからな」
「すっ、すてきで、ひぁっ、かっこいいっ、……しぇ…シェゾ、様がぁぁっ…!
んっ、欲しくて、たまりませんのぉっ…!」
「この淫乱め、たっぷりくれてやるから光栄に思え」
「あううっ、っ…激し……!シェゾ、だめっ、お願い、もうだめですぅっ……」
「くっ……ダメじゃないだろ……?何て言うんだ?」
絶頂へ向けて腰の動きが最高潮に激しくなる。
高まっていく感覚に振り回されて息もできない。
「いっぱい、いっぱいそそいでぇっ、よごしてくださいぃぃぃっ!
……あっ、あっ、あああああ――…っ…!」
「うっ……」
回した腕がシェゾの背中をぎゅうっと抱きしめる。
全身をビクビクと痙攣させながらウィッチは果て、同時に意識を手放した。
搾り取られるように、シェゾも熱い白濁をウィッチの中に吐き出す。
「――おい、起きろ。次の競技始まるぞ」
「う……うーん……?」
目を開けると。
ウィッチの視界には、銀色の髪と端正な顔立ち、そしてこちらを覗き込む青い瞳が映った。
途端に断片的な記憶がフラッシュバックする。考えるよりも先に、手が宙を舞っていた。
「っ!」
「……最低、ですわ」
本日二度目となる平手打ちがシェゾの頬にお見舞いされる。一度目よりも込められた力は遥かに強い。
憎しみを露にするウィッチを無言で見つめた後、シェゾは決まり悪そうに呟いた。
「今のは喰らっといてやる。よけようと思えばよけられた」
「じゃあ次は全力で放つ攻撃魔法も、その優しさで受け取ってくださる?
貴方の存在自体、今すぐにひと欠片の物体すら残さずに消し去りたい気分ですの」
「……あのなぁっ!俺だって元々ここまでするつもりは無かったんだよ!」
「つもりは無かった?嬉々としてあれだけ人のことを辱めといて、よくそんなセリフが言えますわね?」
「だからそれはお前が……!」
「私のせいだって言いますの!?」
「お前があんまり――……だから、その………………うるさい、なんでもない。
カメラはしばらく預からせてもらうぜ。これに懲りたら生意気もほどほどにしとくんだな。」
言うなり、シェゾは立ち上がって扉へ向かう。ドアを開くと雲一つない晴天が広がっていた。
篭っていたのはほんの短い時間のはずなのに、ずいぶんと光が懐かしく思える。
「お待ちなさいっ!話はまだ……」
「ちょうど次の種目へ移るところらしいぞ。行かなくていいのか?」
遠くの喧噪と競技開始を告げるアナウンスを聞き、シェゾはウィッチに尋ねた。
405:シェウィ
09/06/03 01:27:45 NLC67YhS
「冗談おっしゃらないで、誰かさんのせいで体力なんてほとんど残ってませんわよ」
「せっかくだから出たらいいじゃないか。どうせお前は自分の足で走るんじゃなく箒で飛ぶんだし、
別に支障ないだろう。ついでにカメラで撮っといてやるよ、その勇姿を」
「……貴方は?」
「俺は疲れた。どこかの木陰で日和見でもしてるさ」
「私には出ろって言いましたのに……」
帽子をかぶり直しながら、ぶつぶつと文句を言うウィッチ。
その頭を軽くぽんと撫で、シェゾは立ち去りながらだるそうに手を振る。
「取れよ、一位。負けたら罰として写真バラ撒くからな」
ウィッチが責任追及を上手くはぐらかされた事実に気付くのは、シェゾの背中が見えなくなってしばらく経ってからのことだった。
「あーっ!いるじゃん、ウィッチ!もう何やってたんだよぉ、
あんたが居なかったおかげでリレー大変だったんだから!」
「そーだよっ。代わりにカー君をアンカーにしたら走者のバトンみんな食べちゃうし、
ルルーはそれに怒ってカー君の耳ちょうちょ結びにしちゃうしさ、もうすんごい大騒ぎで………
……って……ウィッチ?聞いてる?どーしたのボンヤリしちゃって」
「え、ええ。ごめんなさい、お詫びしますわ」
まさか某変態魔導師のバトンをインコースされてました、などとは口が裂けても言えない。
先ほどまでの行為を思い返しながら、苦笑いで誤摩化す。
「えーと、ちょっと災難に遭ってましてね」
「……災難?なぁんか顔色悪いよねぇ。大丈夫?あっ、分かった!
お弁当持ってくるの忘れてお腹すかせてたんでしょ?
なんだぁ、ボクの所に来てくれたらたくさん分けてあげたのに~」
「それはお気遣いどうも。でも平気ですから情けは無用ですわ。
このレースの一位だって、私が頂きますから」
妙に気合いの入ったウィッチの発言に、二人は顔を見合わせる。
負けるわけにはいかない。
周囲を見渡すと、シェゾはギャラリーから少し離れた場所で、木にもたれかかりながらこちらを眺めていた。
ウィッチが見ている事に気が付くとちらちらとカメラを動かす。
あのいつもの意地の悪い笑みを浮かべながら。
重なるように、彼の言葉が頭をよぎる。
――取れよ、一位。――
(……冗談じゃありませんわっ………)
箒の柄を握る手に力が入る。
まったく冗談じゃない。あってはならないのだ、そんなことは。
この早まる鼓動はスタートラインに立つ緊張のせいであり、耳が熱く赤くなるのは身体を巡る
魔導力のせいであって、決してあの男と目が合ってしまったからではない。断じてない。
ない、はずなのに。
審判が銃を高く掲げる。
「――位置について………よぉい――」
一瞬の静寂ののち。
晴れ渡る空に、短い空砲の合図が響いて消える。
弾けた歓声と風を切る音、そして誰よりも速く駆け抜けることができるような予感を、箒に乗った彼女は感じていた。
終わり
406:シェウィ・どうでもいいおまけ
09/06/03 01:33:40 NLC67YhS
(実行委員テント内にて)
「大会開催委員会会長ことサタン様。お茶が入ったのでどうぞ」
「うむ、すまないな実行委員兼救護保健係のキキーモラ君。有り難く頂こう。
しかしわたしは今はサタンでなくマスクド云々なのでそう呼んで欲しいのだが」
「ああ、そんなどうでもいい設定すっかり忘れてましたすみません。
それよりヘッドフォンして何を聞いてたんですか?」
「(地味に傷付いている)これか?実はな、この会場には事故防止と防犯を兼ねて随所に小型録音器が仕掛けられているのだ」
「つまり盗聴ですね、分かります」
「安全性とは時に犯罪の裏で成り立つものだ。
まあそんな訳で録音した音源をチェックしていたんだが、予想外のサプライズが手に入ってな。
今はその愉快な使い道を色々と思索していたところなのだよ、はっはっは」
「朗らかに笑って言える事じゃないと思いますが、すごく…外道です……」
「さーていかにしてシェゾの奴を陥れてやろうかな。
陰で脅してひざまずかせるも良し、この場でBGMとして放送してうろたえさせるも良し。
夢は無限に広がるぞ」
「内容は知りませんがお気の毒に、シェゾさん」
「良いのだよあんなサディストの変態は。そもそもあいつのようなならず者が
女を抱けるというこんな世の中がポイズンなのだ。
ええい忌ま忌ましい、わたしだってアルルと体育倉庫ファックしたいぞ畜生!」
「えーと非常に聞き苦しいですが、とりあえず私怨乙な感じですね会長。
ああそろそろ次の種目始まるみたいなのでアナウンスお願いします。
はいマイク入れますよー」
「ああ!許されるならアルルのむちむちの太ももを思いっきり撫で回したい!
あの魅惑のブルマに射精して白濁の染みを作りたい!
跳び箱に手を付かせてバックから足腰立たなくなるまでガンガン突きまくりたい!
ああああアルルっアルルっ!アルルぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「マイク入れたっつってんのに何も聞いちゃいませんね会長。フルボリュームで響き渡って場内ドン引きですよ。
ちなみに当のアルルさんは鬼の形相でこっちを睨んでますね。あ、走って来た。
ファイヤーぶちかまされる前に私逃げますから。では」
おしまい
407:名無しさん@ピンキー
09/06/03 01:38:22 NLC67YhS
ミスしまくってやたら投下に時間かかった。
お粗末さまでした。
408:名無しさん@ピンキー
09/06/03 02:18:33 qB7hlozm
>>398
GJ
409:名無しさん@ピンキー
09/06/03 08:04:05 nETon5uu
GJ!!!!!!!
始めからおまけまでエロいはおもしろいはで最高ッ!!!!!
待ってて良かった!!!!!
410:名無しさん@ピンキー
09/06/03 12:11:09 t6TerJ0e
GJ!
ポイズンに吹いたww
サタンに合掌。
411:名無しさん@ピンキー
09/06/03 12:21:31 FWykWbBA
>>407 GJ!自分シェアル派なんだけど、コレは楽しく読めました。
ってか、キートン山田自重。w
それにしても、ファイヤーで済めばいいんだけどねぇ・・・
ダイヤキュート×3のジュゲムは免れまい・・・
412:名無しさん@ピンキー
09/06/03 15:49:59 nkZhYAPw
おまけのせいでサタアルも読みたくなったww
413:名無しさん@ピンキー
09/06/03 16:59:31 8SN2xAAq
>>396
GJ!!!久々にシェウィ分補給できた
414:393
09/06/04 01:05:01 CTH+f8gc
>>407
ありがとおぉぉ!萌えまくったよGJ!
本当にこんなよいものを拝ませてもらえるとは…!
絵を(勝手ながら)描いた甲斐があったってものです
415:名無しさん@ピンキー
09/06/05 10:02:36 xFJ2xJQ9
ちょっぴりタイムリーだけどgj!
シェルル派な自分でも楽しめました!
最後のサタンワロタwww
416:名無しさん@ピンキー
09/06/05 13:02:27 rCQAl3WA
シェルル成分足りてないです下さいお願いします
417:名無しさん@ピンキー
09/06/07 23:10:20 7yUqc1TE
シェルルといえば萌えるキャラ《2》の921のシチュにおっきした
418:名無しさん@ピンキー
09/06/08 12:28:16 r1Z8ckvx
ルルアルとサキュアルとウィアル成分が著しく欠乏しています
419:名無しさん@ピンキー
09/06/08 21:15:18 6QloMNn9
パノッティ・アーちゃん分も欠乏しています
420:名無しさん@ピンキー
09/06/10 03:56:32 /NYuJ6dp
>>407
久々にスレ覗いたら物凄いネ申が降臨している…
GJすぎるだろおおおおおお!!
ノリノリすぎるシェゾに吹いたwww
ウィッチ可愛いよウィッチ
攻めもいいが受けもいいなー
421:名無しさん@ピンキー
09/06/12 23:34:08 ymcY1i8S
バトルキャッスル10階。
ばたんきゅーしぺたんと座りこんだアルルを楽しそうに眺めるサキュバス。
「うふっ、かわいいコ…さぁて」
マジックスナッチ、ダグアガイザン、エナジードレイン。
成す術なく、アルルのあらゆるものが吸われていく。
「も、もうだめぇ…許してぇ…」
助けを請う声にも耳を貸さず、吸えるだけ吸いつくす。そして。
「テンプテーションv」
同性であるアルルには効果は薄い。
が、それをサキュバスは何度も何度も重ねがける。
「うぁ、あぁぅ……んん」
さすがに同性のアルルとはいえ、弱り切った身体では抵抗しきれず。
徐々に思考を蝕む、甘く温い感覚。
目の前の存在がとても愛しいものに思えてきて。
気づくとアルルはふらふらとした動きで、その顔をサキュの胸へと埋めていた。
「あぁぁぁん…サキュバス、さまぁ……じょおうさまぁ…」
すりすり、むにゅむにゅと、身体の火照りをぶつけるかのようにサキュバスに密着する。
「ふふふ…これからたっぷり、アタシの魅力を教えこんであげる。
テンプテーションなしでも、心からアタシのものになりたいと思うようになるまで、ね」
後日、首輪とボンデージをつけられてサキュについて歩くアルルの目撃証言が相次ぐ。
けれども、それはまた別の話。
422:名無しさん@ピンキー
09/06/12 23:35:18 ymcY1i8S
サキュの誕生日ってことで、超ショートながらサキュアル一つ。
サキュアル好きの人って見たことないから需要あるか微妙だけれども。
423:名無しさん@ピンキー
09/06/12 23:53:07 K9DCex0x
わっふるわっふる
424:名無しさん@ピンキー
09/06/13 00:11:14 jqiH66VF
>>422
GJ! 是非ルルー様も毒牙に!(ボンデージ似合いそうだし)
425:名無しさん@ピンキー
09/06/13 00:32:37 JWEviXgi
サキュアルのSMが読みたい!
426:伯爵×ルルー
09/06/14 03:30:23 OGhLb51t
伯爵×ルルー投下します。
以下注意事項
・ルル鉄のIF(ルルーが伯爵の手に落ちたら)です
・陵辱、マインドコントロール、堕ちなどの要素があります
15レス程度お借りします。
427:1
09/06/14 03:31:22 OGhLb51t
「ん………」
目を開ける。そこに広がっているのは見知らぬ天井だ。身体を起こそうとして、ひどく
重く簡単に動かせないことに気付く。いまだ覚醒しきらないぼんやりとした意識の中、ル
ルーは辺りを見渡した。そして、
「―やあ、お目覚めですかね、お嬢さん」
「――アンタ……!」
掛けられた声で、自分の置かれた状況を一気に思い出した。
―めちゃくちゃに終わってしまった期末試験の代わりとしてルルーが受けた試練は、
五つの神器の奪還だった。四つを順調に集め、そして最後の一つを手に入れるために、因
縁の伯爵の館へと足を踏み入れたのである。かつてとは違う。もう勝てる、そう思いなが
ら立ち向かったルルーに待っていたのは、悲しいかな敗北の二文字だった。ルルーは伯爵
に負け、意識を手放し、……そうして今、囚われている。
「そう睨みつけないでくれたまえ。言ったでしょう、再びあなたを私のモノにすると」
「お生憎ね。私はサタンさまのものよ」
ルルーはきつく伯爵を睨みつけたまま、状況を把握していく。伯爵はにこやかに微笑ん
ではいるが、全く油断をしていない。ろくに体力の回復もできていない身体は、満足に動
いてはくれないだろう。意識を失っている間に着替えさせられたのか、身にまとっている
黒いドレスは、胸元が開きスリットが入ってはいるが、いつもの服よりも手足が動かしに
くい作りになっている。
絶体絶命と言ってよかった。
「わかりやすくていいね。どうやって逃げるかを考えているのだろう」
「いいえ。どうやったらあんたを倒せるのかを考えているのよ」
正直、ルルーには、今の状態では倒すことが難しいとわかっていた。しかし少しでもそ
れを相手に悟られては、なんとかなるものもなんとかならない。気丈に嘯くルルーを見て、
伯爵は―どこまでも愉しそうに、笑った。
「……なによ。何がおかしいって言うの」
「いいや。二年前のことを思い出してね。あなたは覚えているかな」
「胸くそ悪くて思い出したくもないわ」
「そう言ってくれるな。あの時私はあなたに逃げられてとても悔やんだよ。あんなところ
に閉じこめていないで、さっさとモノにしてしまえばよかったとね」
「今も見逃して構わないわよ?」
ルルーの皮肉を相手にもせず、伯爵は続ける。
「しかし……今のあなたを見て、全てが必然だったと知った」
「どういうことよ」
「私とあなたとの再会が、さ。こんなにも美しく完成されたあなたを頂けるのなら、あの
頃のあなたを逃したとしても惜しくはない」
「……言っていることの、意味がわからないわ」
伯爵は語りながらも、決してルルーから目を離そうとはしない。この部屋には豪奢なつ
くりのベッドしかないらしい。振り回せそうな長物も、相手を殴りとばせそうな置物も無
かった。これが伯爵なりに学習した結果なのだろう。ルルーは唇を噛む。
自力でなんとかすることはどうも難しいようだ。だとすれば、誰かの手を借りること―
―正直なところ自分一人の力でなんとかしたいのはやまやまだったが、この際どんな方法
でも縋りたい―しかないようだ。知り合いの顔をひとりひとり思い浮かべていく。真っ
先に浮かんだのは従者のミノタウロスだったが、屋敷の前で倒れていて傷だらけの彼が、
助けに来られる状態であるとは思えなかった。アルルにシェゾ、ウィッチ、さまざまな顔
を思い浮かべたあと、最後に出たのは―最愛の人の顔だった。
(………サタンさま)
二年前のあのときのように、助けに来てくれたら。
それはルルーにとって希望ではなく、限りなく願望と祈りに近かった。
「ちなみに言っておくが」
それを念入りに踏み砕くように、伯爵が囁く。
428:2
09/06/14 03:32:14 OGhLb51t
「『サタンさま』は来ないよ」
「……どうしてそんなことが言い切れるのよ?」
サタンは莫大な魔力を持っている。それを自分のために使ってくれるとは思わないが、
やろうと思えば、姿を消したルルーのことを見つけ出すことは容易だろう。ルルーに試練
を課したマスクド校長とサタンの間には、交流のようなものもあるらしい。生徒が行方不
明になれば、捜索協力の要請も行くかもしれない。なんとか持ちこたえていれば、ひょっ
としたら―
「いいや、来ない」
「な……っ!」
「正確には、来られなくなる、という方が正しいかな」
「……サタンさまに、出来ないことなんてないわ」
「人を探すときは、残滓を辿っていくか固有の気配を探るかどちらかだ。大抵は前者を試
してから後者に移る。さて……ここはあなたが訪れた館とは違う私の別宅でね。容易に探
り当てることはできない。加えて『気配』だが……あなたの気配そのものが変わってしま
ったら、さしもの『サタンさま』にも見つけ出すことはできないだろう」
「『気配』が……変わる?」
「そうだ。これからあなたは、私のモノになるのだからな!」
ルルーの身体に、一瞬にして鳥肌が走った。
伯爵の―吸血鬼の「モノ」に、なるということ。
「い……イヤ……」
無意識のうちに、ルルーはじりじりと後じさった。ベッドの上にはスペースは無く、す
ぐに逃げ場所は無くなる。怯えが微かににじみ出したルルーの表情を見て、伯爵はサディ
スティックな笑みを浮かべた。
「そうだ。君は『君』ではなくなる。『私の君』になってしまうのだよ」
伯爵はベッドの上に乗り、ルルーに近づいていく。
「イヤよ……来ないで!」
「レディの頼みは聞いてあげたいが、そういうわけにもいかないのでね」
「この……っ!」
伯爵を蹴り落とそうと動いた足は、簡単に掴まれ防がれてしまった。ルルーのその白い
足に、伯爵は舌を這わせる。
「ひ……っ いや、気持ち悪……!」
「綺麗な足だ」
褒められたところで少しも嬉しくない。身体全部を使って暴れ回ろうとしたのだが、足
をぐいと下に引かれ背中が壁から離れ、そのままのし掛かられて身動きが取れなくなって
しまった。
伯爵はルルーの上に覆い被さっている。右の手のひらは、スリットの隙間から足を撫で
回している。
「いや、いやよ! どきなさい! どいてよっ!」
暴れても、本調子ではないルルーの力では、伯爵の胸板一つ動かせない。体力の消費に
なるだけとはわかっていても、抵抗をやめることはできなかった。
伯爵はルルーの首元に顔を寄せ、水晶色の髪をかきあげながら、整った耳朶に言葉を吹
き込む。
「髪も美しいな」
「さわんないでっ!」
「これから私のモノになるのだ、全てを知っておかなくては」
「な、なに……っ」
髪がかきあげられ、首筋に鋭いものが押し当てられる感触がして―
ずぶりと。
「いやっ いやああああっ!」
血が吸われる嫌悪感に、ルルーは叫ぶ。
「ふ……ははははは! これはいい。別格の美味さだ!」
429:3
09/06/14 03:32:56 OGhLb51t
身体の力がどんどん抜けていく。悲鳴もか細くなり、視界がぐらぐらしてきたところで、
ようやく伯爵は首筋から牙を離した。
「……危ない危ない。全部吸い尽くしてしまうところだった。処女の生き血はもともと御
馳走ではあるが、私が保証してあげよう、あなたのは天下一品だ」
「……かってな、こと、ばっかり……!」
血を吸われることで吸血鬼になるのではない。バンパイアが「選び」、血を吸い尽くす
ことで、獲物はバンパイアに成り果てる。どうやら伯爵は、ルルーの血を吸い尽くすつも
りはないらしい。ではどういうつもりなのだろうと窺うと、伯爵は応える。
「バンパイアになってしまえば血の味は落ちる。私はあなたをできるだけ損なわないで手
に入れたい」
「じゃあ、私をどうするつもりなのよ!」
「毎晩毎夜の晩餐のためのオモチャさ。なに、心配しなくていい。完全なバンパイアにな
らずとも、私が望めば不老不死の片鱗は手に入る。あなたは老いず美しいまま、私に食べ
られていればいい」
「そんな備蓄食糧みたいな扱い、絶対イヤよっ」
怒りと恐怖がないまぜになって、力の抜けた身体を再び動かす。けれどその抵抗も、伯
爵にはまったく通用しない。伯爵はあくまで優しくルルーの身体の線をなぞっていく。そ
のどれもが不快でたまらない。
「備蓄食糧? もっと色気のある言い方を選べないのかね。あなたは私の食欲も性欲も満
たしてくれる、最高のパートナーさ」
「―もっと最悪じゃない」
もしかしたら延々と血を吸われるだけで済むのかもしれないと、そう抱いていた微かな
希望も、今の伯爵の台詞で打ち砕かれてしまった。伯爵は「そのつもり」なのだ。現に撫
でさする手つきも、首を舐めるのも、そういう意図しか感じられない。
そんなのは嫌だ。
血を吸われるのも嫌だが、伯爵に犯されることなど、考えただけで吐き気がする。
ふと、ルルーの脳裏にさきほどの台詞がよぎった。処女の血―伯爵は処女の血が美味
だと言った。もし行為が終わったら、ルルーは「そう」ではなくなってしまう。彼の言う、
極上の血が失われてしまうのではないだろうか。
思いついた、突破口のように思えるそれに、ルルーは必死でしがみついた。
「ね、ねえ」
「……なんだい?」
「もし、そういうことをしちゃったら……私の血が、まずくなるんでしょ? だったら、
しない方が……いいんじゃないの?」
「…………」
伯爵はほんの少し沈黙して―盛大に吹き出した。
「な、なによ!」
「つまりあなたが言いたいのは、美味しい血が飲みたければ抱くなと?」
その通りではあるが、頷きたくはなかった。なんとなく、血を飲まれることを容認して
いるような表現だったからだ。うつむき答えないでいると、伯爵の紅い瞳がルルーを覗き
こんだ。
「あなたの言うとおりだ。確かに人間の男と姦通した女の血などまずくて飲めたものでは
ない」
「だ、だったら!」
「『人間の男と』と言っただろう?」
「……!」
「わかったかね? 私達によって散らされた花は変わらず美しいままだ。それに―処女
を抱くのは、何もかもが美味だ。悲鳴も甘く、破瓜の血や愛液と精液の混合物などは馳走
中の馳走だよ」
「や……やめて……!」
伯爵はルルーを怯えさせるために、わざと直截的で具体的な言葉を選んでいる。わかっ
てはいても、伯爵の言葉はルルーに、これから自分がされることを想像させた。
430:4
09/06/14 03:33:35 OGhLb51t
「どのように犯されたい? あなたが私を受け入れるのなら無条件の幸福を保証しよう。
手始めに―では、口づけでもしようか」
「―はっ。死んだってごめんだわ」
「……残念だ。では当初の通り行くとしよう」
伯爵は指先をスリットの更に奥、ルルーの足の間まで伸ばした。下着の上から撫でるよ
うにして触れる。割れ目と突起があるであろう場所を中心に、何度も何度も往復させる。
「さ、さわんないで……いやだ、気持ち悪い、いやあ……」
生理的に浮かんだ目尻の涙を舐め取り、伯爵は心底美味しそうに喉を鳴らす。
「泣いても私を悦ばすだけだよ、ルルーくん。もっとも、今のあなたは何をしても私を悦
ばせてしまうのだがね」
「いや、いやあ、やあ……!」
「『嫌』? ……そうか、違うところがいいのだな。すまなかったな」
ずっと首を撫でていた左手を、伯爵はゆっくりと、肌の上を這うようにして、胸のとこ
ろまで動かす。胸は布に囲まれてはいるが、下着はつけていないし、そもそも胸元が開き
すぎていてあまり布が意味を為していない。
ぐっと布を引き下ろすと、大きな乳房がぷるんと顕わになった。白い丘の上にある乳首
は、すでにかたく尖り始めている。
「おや。焦らしてしまったか」
「ちがう、ちがうの……あんっ!」
ルルーの否定を聞き終わる前に、伯爵は右の乳首にしゃぶりついた。左手は乳房を激し
く揉みしだき、ルルーが苦痛の声を上げると優しくしてくる。下をいじる指先も、撫でる
だけだったのがだんだん遠慮がなくなり、少し尖った爪で突起をぐりぐりと刺激する。
「いや! やあ…… あ、いやあ ああっ、あああっ、ふ……いやんっ」
「イイ声だ。気持ちがいいなら、もっときちんと声を上げなさい」
「だ……れが、あんたに触られて感じるって……言うのよ、…あっ!」
「君だよ、お嬢さん」
「違う… ちがうの、あ、あああっ」
「私は触っているだけだよ。こんなに反応がいいのは、君の問題だ。この分だと、しょっ
ちゅう自分を慰めているのだろう」
「! ち、ちが……」
「違わない。少しくらいは正直になったらどうだね? ここはこんなに素直になって来た
というのに」
くちゅり。
伯爵の指先がルルーの中に沈んだ、濡れた音が確かに響く。
「う…うそよ。こんなの、うそ」
くちゅ、くちゅ、くちゅ。
呆然としたルルーの声を嘲笑うように、みだらな音は伯爵の指の動きに伴って容易く漏
れる。
「君が淫乱でも私は責めはしない。『サタンさま』のことを想いながら何度も慰めたのだ
ろう? 昂ぶる自分を沈めるためか、いつかの日のためにか―健気なことだ」
「ちがうって、いってるのに………っ」
反論の声はルルーらしくなく弱々しい。それは肯定しているも同じだった。全て伯爵の
言うとおり、ルルーはよく自身を慰めていた。愛しい人の名前を呼びながら、愛しい人に
触られているつもりで、何度も何度も一人で達した。快感を知ってしまった身体は、心と
はかけ離れて動くモノなのだろうか。伯爵の指先はルルーの弱いところをピンポイントで
刺激する。くちゅ、という濡れた音は、ぐちゅ、と更に粘度を増していく。
(こんなに、憎いのに……!)
431:5
09/06/14 03:33:57 OGhLb51t
ルルーの気持ちを無視して、ルルーの身体は蕩けていく。
「こんな状態だというのに君のここは刺激を貪欲に求めている。わかっているのか、お嬢
さん。今君を抱こうとしているのは愛しの『サタンさま』ではなく、憎い『伯爵』なのだ
よ?」
「サタンさまと、あんたを、一緒にするもんですか……っ!」
「ああ、なるほど」
伯爵はにやりと笑った。
「誰だっていいのか」
「――!」
横っ面をひっ叩こうとして、反射的に思い切り動いた腕は、けれどあっさりと捉えられ
る。
怒りに朱く染まるルルーを見つめながら、伯爵は捕らえたその手の指先を口に含んだ。
「あう…んっ、な、や ……ぁん、んはぁ……」
「先ほどの元気はどうした?」
「やめて……なめないで、んあ、ふぁん」
「『もっとして』と言っているようにしか聞こえんよ」
苦笑さえしながら、伯爵はちゅば、と音を立ててルルーの指を解放した。ルルーの息は
ひどく荒い。きつく伯爵を睨め付けていた怜悧な瞳も、どこかぼんやりしてしまっている。
「どこも敏感なのだな」
「ちがう、ちがう…ちがうのに…」
ふるふると首を振りながら、弱々しく否定を続けるルルーは、いつもより幼く見えて伯
爵の嗜虐心をそそった。
「敏感ではないと?」
「あんたに触られるのなんて気持ち悪いのよ! 離して! 帰してよ!」
「気持ち悪い、ねえ」
伯爵は身体の位置を変える。スリットの部分をまくりあげ、ルルーの下半身をむき出し
にさせた。薄い布に囲まれたそこは、発情した匂いを放っていた。
「びしょびしょじゃないか」
「あ…いや、やめて…っ」
「シミまで作って」
「言わないで、いや、もうやだぁ…」
「これはもう使えないね」
伯爵は鋭い爪で下着を切り裂いていく。わざとゆっくり、音を立てながら。ただの濡れ
た布になってしまった下着をひらひらさせながら、楽しそうにルルーに問いかける。
「あなたも見るかい? この布、凄いことになっているけど」
「……見たくないわ……っ」
「そう。まあ、自分が一番よくわかることだろうな」
布を投げ捨て、ルルーの足を開かせる。閉じようと必死に足に力をこめても、押さえつ
けられてしまって閉じることができない。誰にも見せたことのないそこを曝されて、ル
ルーは羞恥に涙ぐんだ。
「いいね。ぬるぬるでとろとろだ」
「あ、あ あぁ 見ないで…!」
「こんなにひくひくして。物欲しそうだ」
「ひっ あ、ああ、そこで、喋らないで…」
「息がかかって感じるのか。ではもっとお互いに楽しくなろう」
伯爵は―ルルーの秘部に、舌を這わせた。
「!!!」
「くくく……甘くて非常に美味だ。舐め尽くしてしまうのが勿体ない」
「あ、ああ あんっ、ふぅ、んあああ!」
ぴちゃぴちゃと、犬がミルクを舐めるような水音と、ルルーの甘い悲鳴が響く。舐めて
も舐めてもとろとろと蜜をこぼれおちさせる身体に、伯爵は喉を潤していく。
「舐め尽くす、などは杞憂だったな。舐めても舐めても増えていくばかりだ」
「もういや……助けて……っ」
「辛いか? なら楽にしてあげよう」
432:6
09/06/14 03:34:28 OGhLb51t
「え―ひ、あああああああッ!」
伯爵の舌が、ぷくりと尖った肉芽を捕らえる。口の中に含んで、激しく転がす。跳ねる
ルルーの腰を押さえつけて、敏感な芽を弄ぶ。
「いやあ! やああ! ああああッ!!」
悲鳴のような嬌声で耳を楽しませ、そして最後に、軽く甘噛みした。
「――んああああッ!」
ルルーの身体に力が入り、ゆっくりと抜けていく。脱力した身体からは汗が噴き出し、
甘い匂いが部屋中に漂う。
伯爵は恋人にするように優しくルルーの頭を撫でる。ルルーは不快さに顔を歪めたが、
その手を振り払う力はどこにも残っていなかった。
「感じやすい上にイキやすいなんて、本当に極上の身体だな」
「黙って……黙りなさい……!」
「いいから黙ってことを進めろと? まったく、うちのお姫様は我が侭だ」
伯爵はルルーに見せつけるようにしてペニスを取り出す。大きく赤黒く、どくどくと脈
打つそれは、ルルーの恐怖を呼び覚ました。
こんなのに貫かれたら―死んでしまう。
「いや! 離しなさい! 助けて! たすけてえっ!」
再び暴れ出し始めたルルーを伯爵は嘲笑う。
「いい加減諦めたらどうかね。私はあなたを悦ばせ、あなたは私を愉しませる。我々は良
いパートナーになれる」
「私はサタンさまのものなの!」
「いいや、もう私のモノだ」
伯爵はルルーの足を頭の方へとひっくり返し、ルルーの頭を秘部が見えるように少し起
こさせた。そして低い声で囁く。
「見えるだろう? 自分がどんなに物欲しそうになっているか」
「見えないわ……っ」
「見るんだ、お嬢さん。『サタンさま』のために大事に守ってきた純潔が、憎い男に散ら
される様をな!」
ルルーの視界が涙で滲む。はじめては大好きな人とがいい、とずっと夢見てきた。大好
きな人のモノになれる日をずっとずっと待っていた。
それなのに現実は、大っ嫌いな男のグロテスクな性器が、自分のそこに押し当てられて
いる。
(こんなの……ウソよ)
伯爵の笑い声が耳に届く。
「押し当てているだけなのに、あなたのは早く欲しいとひくついている。本当にいやらし
い身体だ。血を飲んでいなければ処女かどうかも疑わしいところだね」
「最っ低…!」
「私は事実を言っているまでさ。あなたの身体は―本当にどこもかしこも美味しそうだ。
それではメインディッシュを頂くとしよう」
押し当てられたそこに、ぐっと力が入る。
中に入ろうとするそれに、ルルーは震えた。
433:7
09/06/14 03:34:53 OGhLb51t
「ひ……いや、助けて、サタンさま、たすけて、サタンさま、―あああああああッ!!!」
最初は重みと圧迫感。
一拍後に、抉られ削られるような、鋭い痛み。
「いやあああ! 抜いて! 抜いてよお!!!」
「まだ半分も入っていないぞ。我慢しなさい」
ずりゅずりゅと、ペニスはルルーのなかを犯していく。
「いやあ! たすけて!! サタンさま! サタンさま!」
「―ほら、下を見たまえ」
「え……」
声を掛けられ、反射的に従ってしまう。
視界に飛び込んできたのは、
―伯爵のペニスを呑み込む、自分の性器。
「ひっ………!!」
「全部入った。狭かったが、ぬるぬるだったからどんどん中に進めたぞ。あなたの身体は
本当に協力的だな」
「う…うそよ…」
こんなに拒んでいるのに。こんなに気持ち悪いのに。身体は想像以上にあっさり受け入
れている。蜜は相手の動きを助け、筋肉の収縮は追い出す方ではなく受け入れる方に動く。
こんなのは嘘だ。
「いい顔だ。絶望と快楽ほど、人を美しくさせるものはない。さて、動くよ」
「! やめて、抜いて! おねがい!」
「もしあなたが痛みで泣き叫ぶようだったら小休止を挟んでもよかったのだが。大歓迎さ
れてしまっては、最後までやってあげなければ失礼というものだろう」
「……っ」
ルルーは涙を堪える。悔しくて悔しくてしょうがなかった。伯爵の言葉が正しいことが、
悔しくてしょうがなかった。確かに痛みはある。あるけれど、最初に入ってきたときが痛
かったのが一番で、奥まで入ってしまった今、身体は異物は受け入れてしまっている。押
し広げられている圧迫感と、入り口のじんじんとした痛みと、精神的な嫌悪感から来る吐
き気はあるけれど―それだけだ。噂に聞くような激痛は、全く存在しなかった。
「……ふふ。私達は、案外非常に相性がいいのかもしれないな」
「なによ、それ…あり得ないわ、ふぁんっ!」
「―ほら。少し動いただけでそんな声を上げて。まあ…あなたが気持ちいいのなら嬉し
いよ。私も本当に気持ちがいい」
伯爵が腰を引く。ルルーの中は、出て行かないでとねだるように伯爵のペニスに絡みつ
いてしまう。摩擦は苦痛よりも、明らかに快楽に近かった。
ずりゅずりゅずりゅ。
「う、ああ、……ああん、あああっ」
中に残るのは亀頭だけ、というところまで抜いてから、
「あ、……あ」
―また奥まで突き上げる。
「ああああああッ!」
「見えただろう? あなたのここは、簡単に私を呑み込む」
「いやあ! いやよ! うそ!!」
「……ならあなたが信じるまで、何度だってやってあげよう」
ゆっくりと腰を引き、鋭く打ち付ける。
何度繰り返しても、ルルーの身体は、伯爵に少しだって逆らわない。抜かないでと求め、
満たされることに歓喜する。ゆっくりと繰り返されたその動きはだんだんと速くなり、身
体と身体がぶつかるぱんぱんという乾いた音と、ぐちゃぐちゃと卑猥にこぼれる水音、ひ
っきりなしのルルーの嬌声が部屋の中に響き渡る。
434:8
09/06/14 03:39:00 OGhLb51t
「『イイ』かい、お嬢さん?」
「いいわけ、ないでしょ……あぁ んあっ んああああっ、ああ、あああっ」
「ふふふ。まあ、素直でないあなたも可愛いよ。……ナカでイッたことはないね?」
「なに、言ってんのよ……ッ」
「なるほど、まだか。ではあなたの初めてを更に頂くとしよう」
力なく開いていた両足を肩にかけて、伯爵が再び奥まで入ってくる。しかし先ほどまで
散々突かれていた場所で止まることなく―さらに奥まで突き上げた。
「ひあああああっ!」
「ふっ……本当にいい締め付けだ」
激しく打ち付けるのではなく、優しく、けれど力強くなかで動く。
「あ……いや、これ、いや……!」
さっきまでまた種類の異なる刺激に、ルルーの声は震える。
「いや? さっきからイヤイヤばかりだな。こんなにドロドロで、嬉しそうに私を締め付
けてくるのに―ほら、また」
「私じゃない…私じゃないの……いや…あ、これ、やめて…」
恥骨が擦れ合うほど近く、身体と身体を完全に密着させたまま、男の性器だけがぐりぐ
りと奥の奥を刺激する。身体の全てを埋め尽くされていると思うくらい、深いところでル
ルーを圧迫する。
身体が、熱い。
「おねがい……これ、変なの……! これは、いやあ……っ」
完全に融かされた身体の、なけなしの何かが、必死に警告する。このままではダメにな
ってしまう。戻ってこれなくなる、そう警鐘を鳴らす。
せっぱ詰まったルルーの声に、伯爵は片眉を上げた。
「変? どんな風に変なのか言ってみたまえ」
「あつ…あついの。あつくて、おかしく、なっちゃ……いやあ! もうぐりぐりしないで
ぇっ!」
「おかしくなってしまっていいのだよ。あなたのすべては、私のモノなのだから」
「ああああ、あああっ! あああ! いやああ! あああ―なんかくるっ! いやああ
ああああッ!」
目を開けているのに何も見えない。
目の前が真っ白になって、頭の中がどろどろになって、なにも考えられなくなる。
今まで味わったことのない深い感覚に、ルルーは放り投げ出された。
波は大きく、引いてくれない。
「くっ……!」
ルルーの身体はきつく伯爵を締め付ける。どこまでも熱く、融けて、狭い膣内で、伯爵
は射精感を堪える。奥へと誘おうとする膣壁に逆らい、腰を引く。
それだけの摩擦で、
「あああああッ!」
ルルーは再びイッてしまう。先ほどまでの抽挿とは全く質の異なる刺激は、ルルーに逃
げることを許さない。
伯爵の身体の少しの動きでさえ敏感に拾い上げ、腰に添えられた手でさえ達してしまい
そうな快感になる。
435:9
09/06/14 03:39:27 OGhLb51t
「いやあああ! あああッ! あ あぁぁ、ひああッ!!」
泣き叫んでいるような嬌声を上げながらルルーはイキ続ける。瞳からは理性が消え、口
はだらしなく開かれて、涎と嬌声をだらしなく漏らす。
伯爵はルルーの痴態に唇を歪めて笑った。
腰を動かしながら耳元で、優しく、小さな子供に言い聞かせるように囁く。
「そろそろ私もイカせてもらうよ」
「―え」
瞳にわずか、理性の光がちらつく。
「お互いこんなに気持ちよくなれたご褒美だ。一番奥に出してあげよう」
「あ――」
ルルーの真っ白な思考の中で、その言葉は緩慢に理解された。
だめだ。
それだけは、許してはだめだ。
そんなことになったら、本当にバンパイアのモノに―
身体は快楽に溺れきったまま、心にだけ理性が戻ってくる。
―それがルルーの不幸だった。
「いや! いやよ! やめてええ! 助けて!! 助けて、サタンさ」
最愛の人の名を呼び終わるよりも早く。
「これで本当に―私のモノだッ!」
一番奥まで犯されて、これ以上行きようのない深さで。
びゅるびゅると―伯爵の精液が吐き出される。
「い――いやああああああッ!」
どくどくと脈打ち、身体の中でなにか熱いモノが広がっていく感覚にも、
びくびくと痙攣しながら膣のなかで跳ねる性器の動きにも、
射精しながらもぐりぐりと腰を押しつけてくる伯爵にも、
意識を飛ばしそうなほどの快感をルルーは感じた。
上げられた悲鳴は、恐怖の叫びと、嬌声の混合物だった。
全てを出し終わっても、伯爵はルルーの中から出ていこうとしない。快感と絶望で虚ろ
な瞳をしたルルーに、愉悦に満ちた声で告げる。
「これで『サタンさま』も、あなたを捜し出すことはできない。こんなに美しく穢れたあ
なたを、私以外には誰も知らないからね」
「………うあ」
睦言のようなその言葉は、ルルーにとっては死刑宣告にすぎない。中にたっぷりと注ぎ
込まれた伯爵の精液と精気は、毒のようにルルーの全てを浸食していく。異物だったもの
が異物でなくなる感覚。何かを無理矢理受け入れさせられ、作り替えられていく感覚に、
ルルーはひたすら嘔吐感を覚える。何かが変わってしまおうとしている。何かわからない
けれど、ひどく大切なものが。
汗で濡れたルルーの首筋に鼻を当て、伯爵は幸せそうに呟く。
「僅かだが―私と同じ匂いがする」
「助けて……たすけて、サタンさま……たすけて…」
「……おや」
受け入れたくない現実に、うわごとを紡ぎ続けるルルーに、伯爵は呆れの表情を向けた。
終わった後もきゅうきゅうと締め付けてくるルルーの膣に硬さをほとんど取り戻した性器
を、ずりゅずりゅ抜く。
ずっと奥まで埋めていたものを失ったルルーの下の口は、ひどく切なそうにひくひくと
動く。もっと欲しいと、物欲しげにねだる。伯爵の性器は、白く泡だったルルーの愛液に
まみれている。
どこまでもうつろに、ルルーはそれを見た。
436:10
09/06/14 03:40:00 OGhLb51t
(こんなの……うそ)
何もかも悪い夢だった。伯爵に敗れたことも、初めてを奪われたことも、悦んでしまっ
たことも、何から何まで犯されたことも、みんなみんな悪い夢。本当の自分は今頃サタン
の城にでもいて、客間のどこかでこの悪夢にうなされているのだ。サタンはそんな自分を
心配してくれて、手だって握ってくれているかもしれない。
(そうよ……こんなの、現実じゃないわ…)
思えば思うほど、それはもっともじみているように感じられた。
「――サタンさま。……サタンさま、サタンさまぁ……」
何度も名前を呼ぶ。そうしていれば、この悪夢から覚められるのだと、そう信じている
かのように。
ルルーは抵抗しない。ただ虚空を見つめている。それをいいことに伯爵はルルーの秘部
から溢れる愛液を飲み干していく。精液は一番奥に注ぎ込まれたせいか、かなりの量だと
いうのに逆流してこない。何度も何度も、イキ続けたルルーの愛液は、伯爵の舌を愉しま
せた。全身の汗も舐め取る。一カ所だって、美味でないところはなかった。
「はじめての味はあらかた味わい尽くしたな。では―これからの味見と行こう」
伯爵の牙がルルーの首に突き立てられる。噛まれて、血を吸われているというのに、ル
ルーは軽いうめきごえしか上げなかった。味見程度に吸い、すぐに離す。
「こちらは相変わらず良い。本当に最高の食料だ。あちらも教え込んでいけば更に私好み
になる」
いつものルルーなら烈火のごとく怒り狂っているはずだ。ふざけるな、あんたなんか、
とがなり立てていたかもしれない。けれど今のルルーは、ただ、サタンの名前を繰り返す
だけだった。
「『サタンさま』ね」
虚空を見つめるだけだったルルーの瞳が、サタンの名に反応して伯爵の方へと向かう。
伯爵はルルーを見つめながら続けた。
「そうやって呼んでいれば、いつか助けが来ると?」
「サタンさま、サタンさま……」
「何度も言うがね。君の愛する人は来ないよ」
「サタンさま……」
「でも―私はあなたを傷つけたくなかったからね。さっきは嘘を言った」
「……?」
不思議そうに、ルルーが伯爵を見る。夢に逃れようとする少女に、伯爵は残虐に告げて
やる。
「あなたを、彼が、探しにきてくれるとでも?」
「―え」
「あなたのことはなんでも知っているよ。彼のことを何年も追いかけて、愛し続けて……
なのに彼は、一向に振り向いてくれない。それどころか他のぽっと出の女にうつつを抜か
している始末だ」
「あ……」
「あなたの愛情は、疎まれ、鬱陶しがられ、拒否されている」
「違……っ」
「違わないのはあなたが一番よく知っているだろう、お嬢さん」
「…………!」
「彼にとってあなたはいてもいなくても変わらない存在だ。むしろ迷惑で、邪魔ですらあ
る。そんなあなたがいなくなったところで、彼が探しに来て、助けてくれるとでも?」
「――」
そうに決まっている、と言い切ってやりたかった。けれど―
437:11
09/06/14 03:40:46 OGhLb51t
「答えはノーだ」
伯爵の言葉に反論する術を、ルルーは持たない。徐々に迫ってくる現実がルルーの心を
蝕んでいく。これは悪夢なんかじゃなくて、本当のことだと。自分は伯爵に敗れ、初めて
を奪われ、悦び、何から何まで犯された。そしてサタンは助けに来ない。
「それに」
呆然としたルルーの足を開き、伯爵は再び挿入していく。まだ乾いていないルルーのそ
こは、やはり容易に伯爵を呑み込んだ。ずんっと押し上げられると、唇から甘い声が漏れ
る。
伯爵は低く笑った。
「第一……憎んでいた男にこんなに簡単に身体を許して、あっけなくイッて、今だって喘
いでよがっている淫乱な女が―愛されるわけがないだろう?」
「…………!!」
抽挿が繰り返される結合部分からは、濡れた音がすぐに聞こえ出す。どんなに堪えよう
としても、甲高い不快な声は途切れてくれない。
(こんなに汚れた私を、あの方が助けに来てくれるわけがない……!)
「そうだ、私のルルー。あなたはこんなに淫乱で、こんなにいやらしく、指の先から足の
先まで私のモノだ…」
ねっとりと囁きながら、傷ついたルルーの瞳を伯爵は見つめる。
紅い瞳が―ぬらりと光った。
「なあ、お嬢さん。あなたは何年も一人を愛し続け、その人に全てを捧げるために自分を
磨いてきた。そうだろう?」
瞳から目が離せないまま、ルルーは子供のようにこくりと頷く。
「その人のためなら全てを捧げてもいい。あなたのすべてはその人のために存在している。
身体も、心も、純潔も、その人生もすべて」
「そう…よ」
ルルーはずっと、その人に出会ったそのときから、その人のモノだった。
「そうか。それでは聞くが―『その人』とは、一体誰だ?」
「そんなの、決まってるじゃない、―」
紅い瞳が、ルルーを捕らえる。
「ひょっとしてそれは、私ではなかったかね?」
「…………え?」
血のように濡れる深紅の瞳。それは確かに―
「あなたは私に出会い、それからずっと私のモノだった。離れていた二年間自分を磨き、
ようやく得た再会のチャンスにあなたは飛びついた。私に会えると、喜んで城に来た」
「………」
紅い瞳は、ルルーを離さない。
「ようやく再会した私とあなたは、その日のうちに結ばれる。あなたが大事にとっておい
た純潔は、無事に私に捧げることができた。あなたは愛する男に抱かれて、深く深く悦ん
だ」
「…………」
「そして今も」
「ふ、んああっ!」
「―こうして、少し突き上げられるだけで喘いでしまう。それは相手が愛おしい相手だ
からだ。身体よりも心が悦んでいるからだ」
「あ………」
(そうだわ―私の愛する人は、たしかに紅い瞳だった)
438:12
09/06/14 03:41:16 OGhLb51t
「どんなに淫乱でも、私はあなたを受け入れる。なぜならあなたが私を愛していることを
知っているし、私もあなたを愛しているから」
(……ちがう! 私が愛しているのは、■■■さまで―)
初めて会ったとき、強くて素晴らしい方だと思った。
この人しかいないと思った。
この人のモノになりたいと願った、その相手は―
「もう一度聞こう。あなたが愛しているのは、誰だね?」
紅い瞳が―妖しく光る。
「あたくしが……あいしているのは……」
(強くて、誰よりも素敵な■■■さまで)
くちゅくちゅ水音がする。こうやって問いかけている最中でも、伯爵が腰を動かしてい
るからだ。思考はどろどろとろけていき、もっと奥まで欲しい、もっと突いて欲しいと、
そんなことくらいしか考えられなくなってくる。
気持ちよくなりたい。伯爵は、最高の快楽をルルーにもたらす。
伯爵だけが、ルルーを求め、ルルーに与えてくれる。
(―そうよ)
白く濁る思考の中でルルーは結論に至る。
(こんなに気持ちいいのは、あたくしが、この方を……)
「ルルーくん?」
「あたくしが、愛しているのは……」
ルルーは濡れた声で囁く。
「あなたです、伯爵さま」
伯爵のペニスをしっかり呑み込みながら、ルルーは愛の言葉を告げる。その瞳には、し
っかりとした理性が灯っていた。ルルーは心から伯爵を愛している。ずっとずっと求めて
いたものが、こうして与えられている。
テンプテーション。
吸血鬼の瞳が持つ魅了の力。
心を守る壁がなければ、その力はなにもかもを支配下に置く。
ルルーのうっとりとした目線に微笑みながら、伯爵は優しく言った。
「やはりそうだったか―では、順序を間違えてしまったな」
「順序、ですか?」
「ああ。口づけも交わさないまま、こうしてあなたと結ばれてしまった」
「……あ」
ルルーは頬を朱く染め、恥じらう素振りを見せる。
「ルルーくん。今更と思うかも知れないが、―キスをしては、くれないだろうか」
「伯爵さま……!」
439:13
09/06/14 03:41:46 OGhLb51t
繋がったまま、伯爵はルルーに顔を近づける。ルルーは少しの間躊躇ったが、自分から
伯爵の唇に己のそれを重ねた。
震える、触れるだけの、優しいキス。
それだけで離れていこうとするルルーを止める。
「もっとだ、ルルーくん」
「も、もっと、ですか…?」
「そうだ。もっとあなたを味わいたい」
「あ―は、はい。私でよかったら…いくらでも、召し上がってください…」
ルルーは伯爵に再び口づける。柔らかいくちびるは舌で突かれることでおずおずと開き、
愛しい人の舌を受け入れた。にゅるにゅると舌と舌が絡み合う。伯爵が唾液を送り込み、
ルルーは抵抗なくそれを呑み込んだ。
「……あ……」
「口づけはお気に召したかね?」
「はい……伯爵さまに、キスをしてもらえる日が来るなんて。ルルーは幸せものですわ」
「あなたが望むのなら、いつだってしてあげよう」
「伯爵さまぁ……」
媚びを含みさえする甘い声が、ルルーの唇から漏れた。もう一度伯爵から唇を重ねると、
今度はルルーの方から舌を絡めてくる。伯爵はその舌をきゅうと吸い上げた。
「んあっ…!」
「気持ちいいかい、ルルーくん。いまあなたのここが、私を締め上げた」
「あう…はしたなくて、すみませ……っ」
真っ赤になって俯くルルーを突き上げて、「ああんっ!」声を上げさせてから、耳元で
囁く。
「何を謝ることがある。あなたが私を愛している証拠だ。喜びこそすれ、怒りなど感じな
いよ」
「……伯爵さまは」
「なんだね?」
「伯爵さまは、ルルーとこうしていて、気持ちが…いいですか?」
「―もちろんだとも。私のために作られたかのように、あなたは私を咥えこむ。いやら
しくて可愛くて仕方がない。ずっとこうしていたいくらいだ」
「ルルーは、あなた様のために作られたのですわ…」
とろりととろけた瞳で、ルルーは幸せそうに宣言する。
「お好きなように使ってくださいませ。ルルーは―あなたのモノです」
「―ルルー。私はあなたが愛しいよ。愚かで憐れで、どこまでも可愛らしい」
ルルーに聞こえないくらいに小さく、愉悦と嗜虐に満ちた呟きを落としながら、伯爵は
自身とルルーの身体の位置を入れ替えさせる。すなわち、伯爵が下で、ルルーが上。つな
がっていた性器は離れてしまい、ルルーはさみしくなってしまう。
「は、伯爵さま……?」
「さっきは私があなたをイカせた。今度はあなたの番だ」
「え……」
不安と期待の入り交じった視線を受け止めて、伯爵は淫らに告げる。
「あなたが動きなさい」
「―……はい、伯爵さま」
こわい。どうしていいのかわからない。なにより恥ずかしい。
けれど、大好きな人が求めてくれるから、自分はやらなくてはならない。
ルルーは伯爵の上に跨る。硬く勃ちあがるペニスに膣口をあてがい、ずるずると腰を下
ろしていく。
「ん……あっ、あああっ、伯爵さまのが、入ってくるぅ……っ」
けれどさっきまでとは違う。さっきまでは入れてもらっていたのが、今はいれさせても
らっている。こんなに気持ちいいことを、許してもらっている。
それはルルーが伯爵に愛されているからだ。伯爵を愛しているからだ。
440:14
09/06/14 03:43:28 OGhLb51t
ルルーのなかはやわらかく形を変え伯爵のペニスを咥える。根本までしっかり呑み込ん
で、ルルーは甘い息を吐いた。
「ああん……あつい……っ」
「あなたのなかもとてもあついよ」
「う、動きます、ねっ」
伯爵をもっと気持ちよくしてあげたい。自分が気持ちよくなるよりも、もっと気持ちよ
くなってほしい。
その一心で、拙いながらもルルーは一生懸命腰を振る。胸板に手をついて支えるように
して、上下に激しく動く。
ずちゅっ ぐちゅっ じゅばっ!
肉と肉が擦れ合い、愛液が絡みつく音が、ルルーの耳には届く。それは自分が伯爵を受
け入れられている安心感に繋がった。
「ああ、ああ、いやあっ……気持ち、気持ち、いい……っ!」
伯爵の身体の上でルルーは跳ねる。豊満な胸がぷるぷると揺れ、その先の乳首は誰にも
触られていないのにかたく尖っている。
伯爵はその乳首に手を伸ばし、爪先でひっかいた。
「ひぃやぁっ! あ、ああああ、うそ、いっちゃ―あああああッ!」
まったく無防備なその責めに、身体は突然に高みまで引き戻される。
「……だらしない。私をイカせてくれるのではなかったのかね?」
「ご……ごめんなさ、ごめんなさい、ごめんなさい、んあッ」
謝罪の声も、下から突き上げられて途中で嬌声に変わる。失態を犯したことによる申し
訳なさで眉をハの字に下げ、そのうえ与えられた快楽に眉を寄せ必死でこらえるその姿は、
ひどく淫らで艶めかしい。
「……あなたは本当に反省しているのかな」
「し、してます! 伯爵さまを、いっぱい、気持ちよくしてあげたいですっ!」
「―本当に?」
達しそうになるのを必死で我慢しながら、一生懸命上下に身体を揺らすルルーの、白い
尻を伯爵は叩いた。
ぱん!
「んああああッ!」
やたらと音が高く鳴るだけで、痛みは少ない。いたずらをした小さな子供のように尻を
叩かれた事実が、ルルーをさらに昂ぶらせる。
「……叩かれてこんなに締めるなんて―いけない子だ」
ぱん! ずんっ!
「ああああっ あああっ きもちいい、いい、ああん、ああ、また、おかしく、なっちゃ
う!!」
尻を叩かれながら、下からも激しく突き上げられて、ルルーは今日何度目かもわからな
い絶頂に達した。
きつく収縮するルルーの膣壁は、ペニスを一番奥まで導き、あつくやわらかくきつく締
め上げる。
441:15
09/06/14 03:47:52 OGhLb51t
「く……っ 出すよ、ルルー」
「あああっ! はいっ! ぜんぶ、だして、くださいっ!!」
ルルーは奥の奥で伯爵の精を飲み込めるように、からだを深く擦りつける。ぶるりと震
える伯爵の身体を感じながら、ルルーはまたイッた。
「……ああ、いっぱい、びゅるびゅる、してる……ぜんぶ、でちゃった……」
ルルーは嬉しそうに微笑み、呆けたように感触を楽しむ。上半身が倒れ込み、伯爵の顔
がすぐ近くにある。強くて優しくて愛おしい伯爵の顔。うっとりと見つめていると、伯爵
がまたキスをしてくれた。
ルルーの身体の、自分ではかきだせないくらい深いところに、伯爵の熱さが広がってい
る。だんだんと硬度を取り戻しつつある伯爵の性器は、ルルーの細胞の隙間を完全に満た
す。全身に染み渡るとろけた感覚。重なる唇。交わる吐息。ルルーの血は伯爵にとって美
味になり、ルルーの身体も伯爵を満足させられる。
(……ああ)
ルルーは胸の中に広がる感情の名前を知っていた。
「……伯爵さま」
「どうした?」
「愛しています。ずっと、お慕いしておりました」
伯爵は満足そうに微笑んだ。
「私もあなたを愛しているよ。あなたは永遠に、私だけのモノだ」
(ああ、……幸せ)
ルルーは伯爵の腕の中、そっと目を閉じる。
世界で一番大好きな人と、心も体も結ばれた、その幸福感に包まれながら。
―――そのあと、格闘女王ルルーの姿を見たものは誰もいない。
(終)
ルル鉄は神ゲー。
バンパイア(伯爵)の設定や細かいところは適当なので、アレなミスをしていたらすみません。
442:名無しさん@ピンキー
09/06/14 07:39:32 aq8gvqF/
連続で神クオリティキタこれよ!GJ!
443:名無しさん@ピンキー
09/06/14 11:49:09 q4mkwJJJ
神作が投下されてる!
ごちそうさまでした!
またルルー受読みたいです^^
444:名無しさん@ピンキー
09/06/14 12:29:00 vtEsFVYx
GJ!
凌辱嫌いだったけどこれは好きだ!
445:名無しさん@ピンキー
09/06/15 23:03:38 1oRa6sZU
あばばば!!(゚Д゚)
ネ申が降臨してるじゃないか!!
初めて伯爵ルルーに萌えた!!
GJでつ!!
446:名無しさん@ピンキー
09/06/18 21:08:28 KChRxGO9
最近の流れが素敵すぐる
447:名無しさん@ピンキー
09/06/18 23:05:27 uH0ORuce
GJ!かなりツボでした。
しかし俺はルル鉄未プレイなんで伯爵のキャラをよく知らないまま読んでしまったのが悔しいぜ。
448:名無しさん@ピンキー
09/06/20 03:45:51 ojNuKXCl
サタルルシェが読みたいなー
>>447
繁盛記も春休みもやるべきだ!
ルル鉄はシェルルに目覚めたきっかけになった
449:名無しさん@ピンキー
09/06/20 13:21:38 jWPQYLPy
俺はサタアルが読みたい……!
伯爵あんまり好きなキャラじゃなかったけど、一気に株上がったよw いいもの読ませてくれてありがとう。
450:名無しさん@ピンキー
09/06/22 06:30:46 Tu2Ms/UD
読んだことない組み合わせが見てみたい
シェキキとかサタセリリなんてのを
451:名無しさん@ピンキー
09/06/22 22:17:50 DYFmjI6f
じゃあラグドラで
452:名無しさん@ピンキー
09/06/25 10:21:48 jasow0tF
オレ的にラグセリが読んでみたい。
453:名無しさん@ピンキー
09/06/26 08:27:06 sDPe6O3h
百合がいいのです
454:名無しさん@ピンキー
09/06/26 14:28:21 xqeRK/hB
カミュ×ラーラがなぜないんだ!
455:名無しさん@ピンキー
09/06/27 09:28:08 oJ0q1Qo1
アルルとルルーの仲良しなえっちが読みたいな~
456:名無しさん@ピンキー
09/06/29 22:35:26 8S3PBkK8
>>454
そこはラーラ×カミュだろーが!
457:名無しさん@ピンキー
09/06/30 08:10:00 bH4Qc1Zu
百合ならキキーモラ×ブラキキで
458:名無しさん@ピンキー
09/06/30 16:14:19 4GCK8COQ
センセー!アルルのちっちゃなおっぱいがネチネチ責められるお話しが読みたいです
459:名無しさん@ピンキー
09/06/30 18:44:55 wW7lEq65
スケルトンTがあんなことやこんなことされちゃう話が読みたいです!!
460:名無しさん@ピンキー
09/06/30 21:40:05 sWRwicYc
>>458>>459
自分で書き終えるまで廊下に立ってなさい!
461:名無しさん@ピンキー
09/07/01 18:21:10 Wvl8KebB
十人十色とはまさにこのことかw
そんな俺はアーちゃん×パノッティが大好きw
462:名無しさん@ピンキー
09/07/01 19:48:21 yRBirsPy
カーバンクルでハアハアしたい!
463:名無しさん@ピンキー
09/07/01 22:18:28 8FhXcF9C
食傷気味といわれてもシェアル好きだぜ
恋人未満のどこか殺伐としたのが読みたい
464:名無しさん@ピンキー
09/07/02 07:39:07 3lJayniY
ドラコとアルルが百合セフレの話。
465:名無しさん@ピンキー
09/07/08 16:44:57 d6pc8KWC
保守しとくっっと
466:名無しさん@ピンキー
09/07/10 03:06:30 FjT98B6u
だ、誰かラグアルを…
467:名無しさん@ピンキー
09/07/10 15:32:27 ggFBAP7x
アルルにおちんちんが生えちゃって虐められまくるお話しでいいんです!
468:名無しさん@ピンキー
09/07/10 23:30:28 Te6u6qvB
さあ、おまえらとっととその妄想を形にする作業に戻るんだ!
469:名無しさん@ピンキー
09/07/12 02:56:22 UTTZxk7i
>>459
よう俺
「骨っ! 骨、感じちゃう! らめえ! 出るっ、シルベスタギバネバ茶でるっ!!
ひっ、あっ、きちゃううう! きちゃうよおお!
いいいっ、あっ、らめええっっ―スーパーダイナミックお茶ボンバーっっっ!」
470:名無しさん@ピンキー
09/07/12 14:28:24 fbxfXuFe
>>459
>>469
麦茶返せバーロー
471:名無しさん@ピンキー
09/07/12 20:14:57 zPw7t70J
サタアルシェが一番好きだ
472:名無しさん@ピンキー
09/07/13 00:53:30 zfcbVkp4
こうなったら全キャラ入り乱れての乱交で住人全てが満足できる
473:名無しさん@ピンキー
09/07/13 05:44:17 BmttgxsD
4P以上は消えそうだな
474:名無しさん@ピンキー
09/07/13 12:36:51 UpDGPmkH
全キャラ乱交…(´∀`)イイネイイネそれだよそれ
475:名無しさん@ピンキー
09/07/13 20:08:00 +mfanSF3
全キャラということは勿論ゲイもででくるんですよね?
476:名無しさん@ピンキー
09/07/14 16:29:37 CCQC27w4
>>475
マミーやゾンビ、スキャポデスに腐導師も出てくるよ!
>>459
>>469
二番煎じだが、お茶のようにこの熱い気持ちを受け取ってください!
以下、骨注意
飲み干された茶碗に、指を伸ばす。
二本の指の中には、茶碗の底に残された一本の茶柱がつままれて、掌に載せられる。
サキュバスの手の中で、茶柱がしおれた葉に変化して、みずみずしい葉っぱに生き返り―
その葉っぱから細く枝が伸び、するすると化け物の触手のようにうねり、サキュバスの腕にからみつく。
「な、な、なんじゃあ?!」
「素敵なお茶をいただいたお礼に、生きていた頃のことでも思い出させてあげましょうかと思って」
サキュバスの顔に浮かび上がる邪悪な笑顔。
「何をするつもりじゃあ、今は仕事中じゃぞ!」
「ふふふ、おじいちゃんのようなしゃべり方したって、私にはお見通し……
あなた、その骨盤の大きさ―生前は、女性だったのでしょう?」
「うっ」
動揺したスケルトンTの手から、湯のみが傾いてこぼれおちる。
「さあ、大好きなお茶で―楽しませてアゲル」
まるで意思があるようにひとうねりすると、お茶の枝がグネグネと細長く伸びて、スケルトンTの腕をとらえ
そこからさらに枝葉を伸ばし、体中にからみつく。
もがき、逃れようと暴れてみても、一度伝った枝が骨の一本一本に蔦を巻きつかせるように絡み合い、逃げることを許さない。
力任せに引きちぎっても、ちぎったところからすぐに新しい芽が伸びていってしまう。
「ふんっ、ワシャ骨だけだぞ?こんなことしたとて何ともないわ!」
「あら、そお?」
だから?と言いたげな笑顔でサキュバスはスケルトンTを愉快に眺めている。
「やめろ、やめろというに!」
なおももがくスケルトンTの姿に、抵抗できなくなっても反抗する姿に興奮を覚えたのかサキュバスは唇の端を嘗める。
「ふふっ。体の中からどころか骨を直接愛でられるなんて、どんな感じなのかしら……?」
心底うっとりした顔で、サキュバスはスケルトンTの頭蓋骨の頬のあたりを挟み込むと、
生きていた頃に目があったであろう穴を見つめる。
もう、目があるわけではないのに。スケルトンTは目の奥まで覗きこまれているような感触に、顔をそむける。
「骨だけだから何をされても感じない?本当に?」
「ああ、わしゃもう痛いとか、……きもちいとか感じるものは、何も、ないからのっ……」
骨だけの人間に何を考えているのかと、気持ち悪さにぞわり、と背骨が震えた。
サキュバスはスケルトンTの顔から手を離さず、まっすぐ見つめて言葉を紡ぐ。
「人が興奮を覚え、快楽につながるものは何も触感だけじゃないわ」
それは、呪いのように。
スケルトンTの言葉にも全く動揺せず、さらに枝を絡みつかせて身動きがとれないようにすると、
枝の先から若葉をはやし、ざわざわといつくしむようになでる。
「何を、何をするんじゃああ!?」
「視覚。聴覚。味覚。シチュエーション、羞恥、罪悪感やアンモラル感―」
失われた部分は、別のところで補えばいい。
「むしろそういうのは、私の得意とするところ。さ、快楽の世界へ連れて行ってあげる」
「はなせ、ワシには理解できんっ、やめろというに!」
サキュバスは笑う。
「肌はなくともお茶の熱さはわかる。お茶の美味しさはわかる。なら、きもちいことだってわかるはず。
その証拠に、あなた、ものすごく焦ってる」
「ちがう、ちがうわっ、おぬしのおぞましさに本気で嫌悪を覚えてるだけじゃっ!!」
唾を飛ばす勢いで否定するスケルトンT。
その口に、口紅をたっぷり塗った唇が触れる。ぬめりとした舌が、スケルトンTの歯を嘗めた。
「ううっ」
ぞわり。
鎖骨の辺りが、ざわりと広がった感覚にぴくりと動く。
477:名無しさん@ピンキー
09/07/14 16:31:21 CCQC27w4
「ほうら……今感じた感覚は、本当に気持ち悪さかしら?」
「……ああ、だからやめい。頼むから、いい加減にその指を離すんじゃっ……」
「嘘ね」
きっぱりと言い切るサキュバスに、どきりとするスケルトンT。
「どんなふうに愛されていたのかしら。何人の男を受け入れたのかしら?
この中に、何度熱いものを注ぎ込まれたのかしら―」
若芽が、骨盤のあたりをさわさわとなでる。そのたびに、腰骨がぴく、ぴくと震える。
「ひっ、き、気色悪いわっ、いい加減に……」
「あら、思いだしてきたのかしら?たわわな胸をもみ砕かれて、熱いものを突っ込まれて、
何度も欲望を受け入れた頃のこと、ぜひ教えてちょうだいな?
ねえ、どんなふうに感じたの?どんなふうに乱れたの?」
「変なことをっ……いうでないわっ、生きていることのことなど―とうの昔にっ、わ、忘れた―」
体の中から生まれ出る感情も感覚も、かき消すように追い出すかのように、顔を振る。
「ふうん、なら……」
パチリと指を鳴らすと、スケルトンTの体が上下さかさまにつりさげられる。
「な、何を……」
「いやでもおもいださせて、あげる」
つりさげた体のあちこちを、葉がなでまわす。
「やめい、やめんかっ、いい加減にせい、おぬしとてやらねばならんことがあるんだろうにっ!」
「ふふ……男になでまわされる手の感触でも思い出しながら、ちょっと待ってなさい」
「やめ、や、やめんかっ、ああっ」
ざわ。ざわざわ。
葉が骨にこすれる音。その感触と音が、骨に伝わり、少しづつだがびりびりとした感覚が広がっていって、
芯まで響くように反復され、ジーンと脳天まで伝わっていく。
「ひっ、いやじゃ、やめろというていうにっ、やめっ」
にやっ、とサキュバスは笑う。その笑顔に、スケルトンTは絶望を覚え、
また自分が反応しつつある自覚を見られていることにどうしても意識してしまい―さらに自覚を深めていってしまう。
とっくになくしたはずの肉体と官能、そこからくる羞恥。男の手、熱い人肌、注ぎ込まれる欲望。
「そうよ、それでいいのよ」
サキュバスは踵を返し、先ほどまで飲んでいた湯のみを手に取ると、熱い抹茶を注ぎ込む。
そのお茶の中に牛乳を注いで、茶筅で軽くかき混ぜる。
「あ、こりゃ!何をっ、わしのお茶で、な、なにをっ……」
「こうするのよ」
ゆっくりとスケルトンTのところまで歩み寄ると、その抹茶ミルクを尾てい骨のあたりから、注ぎ込む。
「あっ、あつぅぅぃっ!!おちゃあ!おちゃいれないでぇぇぇ」
さかさまに熱い抹茶ミルクを注ぎ込まれ、喉元をすぎない熱さにスケルトンTはびく、びくと体を震わせる。
「ふ、あはははは!!どう、だーいすきなお茶をこっちから注ぎ込まれた気分は?
濃厚ミルクも一緒に入れてあげたのよ?どう?
中にいっぱいあっついもの注ぎ込まれた時の感触、思い出したんじゃない?」
「ひうっ、だめ、あついのおお、あつくて苦くて……って、もうや、やめるんじゃああ!!」
「まだまだのこってるわよ、ほら、ほらあ!」
サキュバスは、容赦なく第二弾をスケルトンTに注ぎ込む。
満たされたお茶が暴れ、こぼれていく。抹茶ミルクがスケルトんTの全身を伝い、汚していく。
「だ、だめえ!お抹茶ミルクでちゃう、もれちゃうう!!らめええええええええええええええ!」
「さあ、あなたの大好きなお茶にまみれて―いっちゃいなさい!」
サキュバスが、茶筅でスケルトンTの恥骨の中をかき回す。
「いああああああああ、らめ、らめなのお、お茶、お茶ああああああああああああっ!!」
びくっ、びくびくっ!!
スケルトンTはその骨格をひときわ大きく震わせて……ばらばらに崩れ落ちる。
その骨格の隙間から、抹茶ミルクがこぽこぽとあふれて、床に大きな水たまりを作った。
「はあっ、はあっ、はあっ……」
それを眺め、サキュバスは自分のボンテージを脱ぎ捨てる。
「ああん、もうだめぇ!」
そしてスケルトンTの骨を一つつかむと―もう我慢できない、と自分の濡れた秘所に突き刺した。
「ああああああん、素敵、素敵いい!!」
狂った時間は、まだ終わらない。
もう一本お茶にまみれた骨を口にくわえ、舐めながら―サキュバスは、大きく自分の腰を動かした。
わくわくぷよぷよダンジョンの中の一幕。
サキュバスはスケルトンTのお茶飲まないし、「自分は男だ」と言い切ってるけど、まあ気にするな。
478:名無しさん@ピンキー
09/07/14 16:36:20 TcAc9j9B
リアルタイムで 大 爆 笑wwwwwww
その達者な筆力で乱交を書くべきだろ!まあGJだけどっ!
479:名無しさん@ピンキー
09/07/14 16:42:38 AbUWTiGi
こwwwれwwwはwwww
GJ!エロかったけど想像する絵があまりにシュールwww
480:名無しさん@ピンキー
09/07/14 17:20:43 H0Q6x6vZ
会社で吹いたw
どうしてくれるwww
481:名無しさん@ピンキー
09/07/14 17:21:33 c+gJijDS
スケルトンとサキュバスとかシュールすぎるwwww
482:名無しさん@ピンキー
09/07/14 20:20:25 DKjH6MY7
おまwwバカスwww
なにやってんだこいつらww
特に抹茶ミルクが秀逸すぎるw
483:名無しさん@ピンキー
09/07/15 12:10:58 gJlgtX/M
文だけ見ればエロいのに、少しでも想像すると吹くwwww
どうしてこうなったwwwwwwww
484:名無しさん@ピンキー
09/07/15 17:11:59 nTewCvcL
あれ、何この反応…さっきゅんの行動だけ想像すると普通にエロく感じるのは俺だけか…?
485:名無しさん@ピンキー
09/07/15 17:57:55 uCpJVT2O
唐突にパノッティ×アーちゃん投下
「ね、ね、昨日のアレ…って、なんだったと思う?」
「んー、…全然わかんなーい」
草葉の陰で、子供2人がひそひそと内緒話をしていた。
「夜だったから、暗くてよく見えなかったし…」
「だよねぇ」
パノッティが首を横に振ると、アーちゃんも肩をがっくりと落とす。
「でも、あの2人ったら何してたんだろ」
2人が見たのは昨日の晩のこと。
森の奥まで遊びに行くと女の人のヘンな声が聞こえてきた。
見れば、一糸纏わぬ姿の木人のお兄さんが、
同じように服を着ていない(普段から全裸だが)ドライアードのお姉さんの上に覆いかぶさっていた。
ドライアードは時折甲高い声を口から漏らして身をよじらせている。
パノッティとアーちゃんは、木の陰に隠れてその様子をじっと見ていた。
お姉さんが木人に襲われているのではと思って身構えていたが、
彼女の方も木人の背中に手を回して抱きしめているのを見ると、そうでもないようだった。
(何やってんのかな、あの人たち…)
幼い子供らの好奇心は、その初めて見る奇妙な光景から目を離せなかった。
「あっ! じゃあさ、パノ君。ボク、いーこと思いついっちゃったんだけど…」
「なーにー?」
アーちゃんは何かを思いついたように顔をあげる。
人差し指を顎に当ててクスクス笑った。
「ボクたちも同じコトやってみよーよ! そしたら、何やってたかわかるでしょー?」
「や、やだよっ、そんなことやってもイミないってー!」
対照的に、パノッティはややたじろぐ。
女の子と抱き合うなんてことが、恥ずかしくて気が引けるのだ。
「もう! そんなのやってみないとわかんないじゃん!」
「わっ!?」
アーちゃんはパノッティを押し倒してその上にのしかかる。
これじゃあ体勢が逆だ。
486:名無しさん@ピンキー
09/07/15 17:58:52 uCpJVT2O
アーちゃんの顔がすぐ真上にある。相手の息遣いが聞こえるくらい近い所に。
「ほ、ほらっ! パノ君、つ、続きは、続きはどうするんだっけ!」
二人はしばらくその体勢のまま固まっていたが、アーちゃんが口を開いてまくし立てる。
パノッティは何を言えばいいのかわからない、頭が真っ白になってしまう。
あの2人がどんな状態だったか、なんとか思い出そうとする。
「…あっ、アーちゃん…ふ、服! …先に脱がないと」
ドライアードはともかく、木人が何も着ていなかったことが頭に浮かんだ。
すると途端に、アーちゃんの顔がリンゴみたいに耳まで真っ赤に染まった。
多分、自分の顔はもっと赤くなってるんだろうと、パノッティは思った。
地面から手を離したアーちゃんがケープを外して、
少し躊躇してから、袖から腕を引き抜いた。
薄手のワンピース一枚になり、パノッティを見下ろした。
「恥ずかし…」
普段の元気ないたずらっ子からは想像もつかない、
まるで土から引っぱり出されたマンドレイクのようにか細い声で呟いた。
「あっ…アーちゃん…」
パノッティはその細い肩を掴んで、草の上に転がり込んだ。
今度はアーちゃんの上に乗っかっている体勢になる。
そのまま力いっぱい抱きしめると、アーちゃんも腕を背中に回して抱きしめ返してきた。
「えへへっ、パノ君…あったかぁい」
お互いの心臓の鼓動が聞こえるのではないかと思うくらい、2人はどきどきしていた。
ずっと抱き合っていても、ちっとも飽きない。
木人のお兄さんとドライアードのお姉さんがどうしてこんなことしてたのか、
ちょっとわかった気がすした。
487:名無しさん@ピンキー
09/07/15 17:59:26 uCpJVT2O
しばらくして、アーちゃんが手の力を緩めた。
「…ねぇ、パノ君…、ボクの胸、さ、さわりたい?」
パノッティはこくこくと頷き、背中に回していた手を離して、
アーちゃんのワンピースの中に潜りこませた。
「ふぇっ」
「ごっ、ごめん! 痛かった?」
わき腹を撫でると、アーちゃんは身を強ばらせたので、
少し心配になったパノッティが尋ねる。
「ん、だいじょぶ…、ちょっとくすぐったかっただけだから…それより…
パノ君、…なんか、かたいのが当たってるんだけど…さわっていい?」
アーちゃんはパノッティのズボンを脱がして、まじまじ眺めた。
少年のそこは木の枝のように硬くしなり、しきりにひくひく跳ねている。
「うわあ…」
初めて見たそれに、好奇心の混じった感嘆の声を漏らす。
腫れ物を扱うように、それを恐る恐る手で包み込んだ。
「アーちゃん…、あの、もっと…強くしても、だいじょうぶ…」
「…うん」
パノッティに促されて、アーちゃんは少し強く握ってみる。
触られているうちに、パノッティは息遣いがますます荒くなって、
体をアーちゃんに預けもたれかかる。
パノッティの髪が鼻をくすぐり、アーちゃんの心臓がとび跳ねた。
「パ…パノくん! ボクの、ボクのところもぉ…さわってよ…」
アーちゃんは足の力を抜いて、催促する。
パノッティは汗でしっとり湿ったショーツの上から、アーちゃんの股の間をさすった。
「あはぁっ!」
アーちゃんの体が一瞬跳ねて、大きく息を吐き出す。
「そこ、くすぐったい、のぉ…、もっと、さわってよぉ」
「僕のも…はぁっ」
お互いに自分の一番くすぐったい所を触りっこする。
相手の吐息が混じり合い、頭の中はぐにゃぐにゃになって溶けていく。
腰が勝手に浮いてしまう。擦る力が勝手に強くなってしまう。
488:名無しさん@ピンキー
09/07/15 17:59:47 uCpJVT2O
「ふぁっ、あっ、ふっボク、なんだかっ、ふわふわするっ、うあっ」
「僕も、ううっ、あーちゃぁん…」
パノッティは攣ってしまいそうなほど足を張っていた。
股の奥がむずむずして、痺れるような感覚に呑み込まれる。
今までに感じたこともないような何かが、奥から込み上がってきた。
「あっ、あっ、僕なんか、なんかでそうっ」
「え、それって…ちょっとおしっこ!? や、あっ、やめてよっ、ここんなところでぇっ!」
「ちっ、ちがうよぉ!」
アーちゃんの手がぎゅーっと握り締めた。
パノッティの指がどこかを引っかいた。
「うっく、でるっ! あっ!」
「ふやあっ!? だ…あ、あっ! あはっ! んうぅうぅっ!」
2人一緒に、初めての絶頂に身を震わせる。
アーちゃんの服に薄白いねばねばが飛び散った。
「…はっ、はぁっ、はぁーっ…はぁ…ぁ」
「なんか、はぁ…、す、すごかった…ね」
「う、うんっ、…また今度、やってみよ…」
息も整わないうちに、パノッティはアーちゃんにそっと唇を重ねる。
「…! んむ…」
そうして抱き合ったまま、2人の意識は気だるいまどろみに沈んでいった。
おしまい。
子供同士っていいよね。
489:名無しさん@ピンキー
09/07/15 18:23:33 gJlgtX/M
いいよいいよー!GJ!
490:名無しさん@ピンキー
09/07/16 09:19:20 4eMnM9Ak
サキュスケからパノアーへの流れに和んだwちっこいののエロカワユス
491:名無しさん@ピンキー
09/07/16 20:03:38 FJ6BwzFU
子供同士キタ――(゚∀゚)――! 早速抜いたw
子供同士は俺も大好きだw
492:名無しさん@ピンキー
09/07/17 17:22:26 S1EAwGR4
この二人は大人になってもやり続けるだろう
493:名無しさん@ピンキー
09/07/18 15:56:40 2Kd+gW3B
>>487
GJ
494:名無しさん@ピンキー
09/07/22 16:13:19 hpGfE8xz
アルルのBirthdayエロを待っているのは俺だけなのかい?
495:sage
09/07/22 16:42:54 Yku9nngs
アルル誕生日おめでとう!
…誰か!早くアルル総受けを書くんだ!!
496:名無しさん@ピンキー
09/07/22 16:44:07 Yku9nngs
ぐあ、sage入力する場所間違えた!
今回は見逃してくれ…orz
497:名無しさん@ピンキー
09/07/22 19:29:43 hpGfE8xz
許さん。あと四時間でアルル物書いてきなさい
498:名無しさん@ピンキー
09/07/22 23:06:25 jk1j5EVc
アルル誕生日おめでとうー!
皆既日食の日と同じになるとは運命を感じるな
499:1
09/07/22 23:20:29 5VvBlLLR
アルルさん誕生日おめでとう!
496ではないですが、アルル受けを投下します。
アルル・シェゾ・サタンの3Pです。
6レス程度お借りします。
「お前が欲しい!」
「私の后になれ!」
「……………………………」
見事なハモリで目の前に現れた、大の大人の男二人。アルルはこれみよがしに深く深く
溜息をついてみせた。いつもならあっさりと撃退するところであるのだが、今日ばかりは
小言を言ってやらないと気が済まない。
「あのさ。それよりも、他になにか言うこととかないの?」
アルルを付け狙う変態ズ―シェゾとサタンは、互いの顔を見合わせ、ほとんど同じ角
度で首を傾げた。
「他に何かってたとえばなんだ?」
「ううむ……そうだな、私の后になる利点について述べてみる、とか」
「は、それじゃまるで金で釣るようなものではないか。もっと誠意を見せるべきなのでは
ないか?」
「誠意だって! まさかそんな言葉がお前の辞書にあったとは」
「当たり前だ、あるに決まってるだろう。使うつもりがないだけだ」
ぎゃーすかぎゃーすか、どんどん話が脱線していく予感に、アルルは眉を上げる。もう
ジュゲムでぶっ飛ばしてしまった方が精神衛生上大変よろしいような気がしないでもない
が、なんとか我慢する。言ってやりたかった。そして勝手極まる二人が、どんな風に反応
するのか見てみたかった。
―その好奇心ともなんとも言い難い思いが、あと数分後には彼女を苦しめる羽目にな
るのだが、もちろんそのときの彼女にわかるはずもなかった。
「ぼくの話を聞けっ! あのね、今日は―
ぼくの、誕生日なんだよ!」
そう。七月二十二日は、彼女アルル・ナジャの生まれた日だった。何を隠そうアルルは
町中の人気者であるので、朝からずっとすれ違う人すれ違う人にお祝いの言葉をかけられ
た。中にはプレゼントをくれる人もいて、ルルーやウィッチ、ドラコなどの仲のいい友達
はサプライズでケーキまで食べさせてくれたのだ。なんだか今日は自分が、自分だけが主
役なような気がして、アルルは正直満更でもなかった。
だから内心、いつもしつこくしてくるこの男たちも、今日だけはなにかいつもとは違っ
ているのではないかと、仄かに期待していたのだ。物品はくれないにしても、お祝いの言
葉とか、今日は勝負無しとか、そんなこともあるかもしれないと思っていたのに。
アルルの心からの期待に反して、男二人は心底不思議そうにオウム返しに問うてきた。
「……『誕生日』?」
でっていう。
と言わんばかりの響きである。アルルはがっくしと肩を落とす。どうも、誕生日を知ら
ないという事実以上に、誕生日というイベントが年頃の女の子にとってかなり大事なイベ
ントであることもわかってくれていないようだ。
やっぱり期待したぼくがバカだったかも……
アルルは聞こえよがしに溜息をついて、くるりと二人に背を向ける。
「まったく、せっかく一年に一回くらいは、きみたちがうざったくなくなると思ったのになあ」
「―なんだ? さっぱり状況が掴めないんだが、つまりお前は」
「私達に祝ってもらいたかったのか?」
「べ、別に! そういうわけじゃないよ、なんでぼくがきみたちなんかに! い、祝って
ほしくなんてないんだからねっ!」
途中、思わず声が裏返った。