【キタユメ】 ヘタリアでエロパロ 三ヶ国目at EROPARO
【キタユメ】 ヘタリアでエロパロ 三ヶ国目 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:53:13 AMoYAhFS
スイーツ(笑)ですね わかります

451:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:55:52 j896Hdp7
>>607
ここでエロパロ以外のことって書いちゃっていいのかな??
書いていいなら自分もまだ書きたいこともあるんだけどもさ。
上の中台の続き書いてたらエロがどっか行っちゃったんだぜ。

ところで私は甘いお菓子は苦手です。

452:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:21:51 13OQtBwv
ごめ、609の最後の行は無視して。余計な事書いた。

453:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:42:11 je9nUysm
>>609
607じゃないけど、
今までのスレの傾向見ると基本はエロパロで、萌えのあるエロなし男女カプSSがサブにある感じ。
ここはあくまでエロパロ板なのでエロなしやるならサブな心持で頼む。
……でないと、荒れそうで怖い。

純粋にエロなしの長い話ガッツリ書きたいなら創作発表板にスレ立ててやるのが一番いいと思う。
あそこならエロやカプにこだわらず自由に書けるよ。

454:607
09/01/21 01:51:06 JgAO2Jl+
>>609
もし書くならもちろんエロは入れるよ
スレ的にエロ有り前提だと思ってわざわざ607にはエロ入れなかっただけで

455:名無しさん@ピンキー
09/01/21 02:52:03 go+Y03q6
ハンガリーさんの魅力は腰と手首。

リヒテンの魅力は裸足と瞼。

セーシェルの魅力は内股と下乳。

ベラルーシの魅力は鼻と唇と顎。

台湾の魅力はへそと肩の丸み。

異論?(∩゚д゚)キコエナーイ

456:名無しさん@ピンキー
09/01/21 03:10:56 go+Y03q6
ついでに男共

アメリカ→デコ 日本→首の付け根 中国→上唇
ドイツ→頬骨からこめかみにかけて
イギリス→指の付け根から第二関節
フランス→首から下 へそから上
ロシアさんは言うと怒られそうなので割愛
イタリアは肉体的にどこというよりはあの愛嬌

後はめんどい省略

457:名無しさん@ピンキー
09/01/21 03:44:18 3y+sJG8+
気持ちはわかるが、なんとマニアックなww
指の付け根から第二関節とか細かすぎるw


458:名無しさん@ピンキー
09/01/21 03:57:27 go+Y03q6
イギリスの指の付け根から第二関節までとベラルーシの鼻という組み合わせで
一時間くらいは暇が潰せます。
変態に生まれて本当によかった。

フランス×ベラルーシっていいと思いませんか。

459:名無しさん@ピンキー
09/01/21 04:08:00 LlUodChs
これが作者、日丸屋秀和の前のPNの横浜王子のサイトです、
マンガのコーナー見てください。黒い縁取りしている吹き出しなど
そっくりです。

URLリンク(www2.csc.ne.jp)

460:名無しさん@ピンキー
09/01/21 04:10:21 LlUodChs
これが作者、日丸屋秀和の前のPNの横浜王子のサイトです、
マンガのコーナー見てください。黒い縁取りしている吹き出しなど
そっくりです。

URLリンク(www2.csc.ne.jp)

461:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:00:16 9Z6piByS
>>613の手首に触発されてしまった。

以下注意
・プロイセン×ハンガリー
・無理矢理系
・短い
・まだ未完

なんか危機感を感じたら全力で逃げて欲しい。

462:プロイセン×ハンガリー 1/2
09/01/21 07:01:12 9Z6piByS
「この日をどれだけ待っていたか…。」
プロイセンは1人呟いた。
コンクリート剥き出しの小部屋。
明かりも少なく空気も冷たい…。
そんな寂しい場所に1人金髪の少女が眠っている。
悪い夢でも見ているのだろうか、眉間にシワを寄せうんうんと唸っている。
夢の中身は…そう…大嫌いな相手に捕まってしまったとか、そんなんだろう。
残念なことにそれは正夢なのだけれど。

「よう、ハンガリー。」
脇腹を軽く足でつつくと少女は薄目でプロイセンを見つめた。
次いで徐々に顔が青くなっていく。
「なんで…。」
目を見開き力なく問う。
いつもの威勢が嘘のようで、思わず顔がにやけてしまう。
「理由なんて聞かなくても分かるだろう?」

鼻を鳴らして答えるとハンガリーはこの状況を悟ったのか
ドアに目を向け、体を起こそうと手に力を入れて駆け…そして倒れた。

やっぱり。
予想通りの行動にプロイセンは楽しくて仕方ない。

「薬、だよ。お前には何度も苦汁を舐めさせられたからな。」
「卑怯もの!」
「なんとでも言え。」

言って服に手をかける。
ハンガリーの罵声と力無く無意味な抵抗を受けながら一枚一枚乱雑に剥いでいく。

463:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:02:10 n54rSeKH
>>616
変態初心者な私には一行目がどうも鼻フックプレイしか思いつきませんが、
よければ暇つぶし内容をさらにくわしく聞きたいところです


464:プロイセン×ハンガリー 2/2
09/01/21 07:05:14 9Z6piByS
上半身を晒したところでプロイセンは手を止め、その裸体を鑑賞した。
前に触れた時には僅かだった膨らみが
今は立派に存在を主張している。

必死に前を隠そうとする腕を押さえつけて体に顔を寄せる。
甘い香りがまるで媚薬のように感じた…。

尚も暴れる腕をしっかりと掴み、まじまじと見つめてみる。
「お前の手って何で綺麗なんだろうな。」

自分の民を傷つけた手。
それなりに汚れているはずなのに、愛しく感じるのはどうしてだろう。
ハンガリーの片手を持ち上げ手首にキスをする。
初めての彼女に自分の所有印をつけるのが嬉しくて
同じ場所を幾度もむさぼる。

ハンガリーの睫毛が震えた。
男同士の妄想を好む彼女は実際の刺激には慣れていない。
漏れる吐息にプロイセンの胸は高まり、そのままハンガリーの中心に向かって腕に口を落とす。
時折舌を出し味を確めた。

「…いや…。」
涙を溜めて言うから唇で拭ってやった。
ますます流れるようになったから今度は雫ごと飲んでやった。
それでも嗚咽は止まらなかった。




携帯からなんで読みにくかったら申し訳ない。
そんでもって、今後の展開について意見を聞かせて欲しい。
1、ハンガリーさんぶっ壊れる
2、プロイセンぶっ壊れる
3、続きなんて読みたくない
4,その他

1、2共通して2人とも不憫なのを考えてる。

お目汚し失礼しました。

465:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:10:51 n54rSeKH
リロってなかった、割り込んですまん
俺はあえて4を選ぶぜ

466:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:24:40 9Z6piByS
>>623 ありがとう。
その他か…。
やっぱ暗いのはよろしくないよなぁ。
具体的にどんなのがいいか聞かせてくれると助かる。

467:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:32:45 W04ZllSb
1希望であります

468:名無しさん@ピンキー
09/01/21 07:37:10 W04ZllSb
>>613
気持ちはわからんでもないが、女子より男のが全体的にマニアックだなwww
オーストリアが手首
プロイセンが足首だと思う
反対意見は認めるぞ!


469:名無しさん@ピンキー
09/01/21 08:06:10 tV1Zi8Ga
ちびっこだった頃は自分が男だと勘違いするくらいのちっぱいが、
大人になってからあのたわわな美乳で巨乳に成長したのかと思うと、ほんとたぎる。
ハンガリーさんの乳は世界の宝!!

470:名無しさん@ピンキー
09/01/21 08:16:39 wLhb9+yM
>>622
1。プロセインが恐れおののく方向希望。

やっぱりハンガリーさんええわぁ…

471:名無しさん@ピンキー
09/01/21 10:17:39 go+Y03q6
何もしないで裸でひたすら抱っこしてるだけっていうのもいいと思ううん。
ハァハァ

>>621
ベラが猫かうさぎのようにイギリスの第二関節に鼻を擦りつけます。
→ ベラそんなことをしないだろ→ じゃあするとしたら?→ ……事後じゃね?
→ 事 後 ? → アハンウフン→ ふーっ…→ そもそもなぜ二人がそんな関係になったかと言うとry
→ この辺で以前した「フランス兄さんのベラルーシお手ほどき編」妄想を思いだす
→ フラベラよくね?→ イギリスが第二関節でベラの鼻をつまむ→ ベラデレ発動

>>626
ハンガリーさんの魅力は腰(ウェストのくびれからおしりの丸みの半分あたりまで)と
手首(両脇の骨がでっぱってるところ) という話を延々と聞きたいのであればry
あとオーストリアは肩から肩までの幅15センチ、プロイセンは前腕よりの肘ですね。

472:名無しさん@ピンキー
09/01/21 14:20:59 jHf6lq6A
>>622
あえて、2を。
たまには普憫がやりたい放題でもいいじゃないいじゃない。

473:名無しさん@ピンキー
09/01/21 14:28:54 n54rSeKH
フラベラってお菓子の新作みたいな名前でなんとなくトレビアン
肩から肩までオッケーなら、肩から首につながる筋肉はどう?
鎖骨周辺の肉の薄さと対照的で、いろいろくすぐられん?

474:名無しさん@ピンキー
09/01/21 17:18:46 Kz5GWEE9
あえてオーストリアさん乱入希望

475:名無しさん@ピンキー
09/01/21 17:20:00 Kz5GWEE9
すまんsage

476:名無しさん@ピンキー
09/01/21 17:54:44 oaqebcKY
今、頭の中で「窮鼠猫を噛む」を「旧ソ猫を噛む」と誤変換してしまった自分、色んな意味で終わってる。
こんな私のために、普段ロシアさんにいじめられている鬱憤をお姉ちゃんで晴らそうとするバルトを誰か書いてくれ。
姉妹でも良いな…なんて最初に思ったけど、ベラは無理な気がする。
戦闘スキル的に。

477:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:28:04 W04ZllSb
そこはほら、身体の不調に加えて
世界一と信じてた兄の崩壊ショックで廃人同然になったベラをだな……
と力説してみる


478:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:42:27 Bgwu/HuI
ベラによるギリシャ逆レイプを受信した

479:名無しさん@ピンキー
09/01/21 20:21:03 r1Yxy0lg
ベラは平気な顔で下ネタを言い「初めての相手?忘れた、犬か何かにやったんじゃないのか」とか普通に言ってるけど
実は兄さんに捧げるために処女だけは大事に取っておいているのがマイジャスティス
異論は大いに認める

480:名無しさん@ピンキー
09/01/21 20:43:10 KzF6jV7E
確かにベラがはじめてを大事に取っていたら激しく萌える
そして犬ときいて真っ先にリトを思い浮かべた


481:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:41:16 lnt/cwMS
獣○物が好きなドイツがレンタルショップで借りてきたマニアックなDVDを再生したら、そこには…
っていう犬ベラ受信。


482:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:42:15 985ULGaR
リト×ベラそう言えばあんまり見ないよな
エロサイトで見た知識を試そうとリトを剥くも最後の大事なところはお預け

483:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:55:22 JgAO2Jl+
小さい頃公園でベラが犬に襲われてたところを(実際はイタズラ仕掛けた小型犬に吠え返されただけ)
をリトが棒きれ振るって助けたというベタな電波を受信

484:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:00:27 rKkB6wly
リトはベラのロシアさんに対する「重すぎる愛」を
ただお兄ちゃん子くらいに思ってるんだろうか

485:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:04:20 tcq9HMRU
>>642
リト「家族思いだなんてベラルーシちゃんは心の優しい子だなぁ! いいお嫁さんになれるよ!」

>>634


 薄暗い部屋の中で、ウクライナはエストニアに組み敷かれていた。
 彼女の纏うシャツは肩にひっかかり、奥にあるはずの胸はあらわにされていた。
「いや……やめ、て」
 身体を弄るエストニアに、ウクライナは声で抵抗をする。
「何を言っているんですか? あなただってもうこんなじゃないですか」
 エストニアの指がウクライナの秘部に触れる。そこはたしかにぬちゃり、と誘うような音をたてる。
「それに貴女だって知っているでしょう? 貴女の弟の、僕らへの仕打ちを」
 ウクライナの肩が大きく揺れる。快楽以上に揺れた彼女のそれは、またエストニアを苛立たせる。
「貴女と暮らしていた時よりもあの人は変わったのでしょう?」
「ぁ……いや……」
「大切な弟を守れなかった。だから今彼はこうして蹂躙を繰り返しているのでしょう? ウクライナ」
「あぁっ!」
 エストニアの指が乱暴にウクライナをかき回す。瞬間彼女は高い声を上げて啼く。
「あの人と同じ顔をした貴女が憎いですよ、ウクライナ」
「ごめ……なさ……」
「謝らないで下さい。悪いのは僕にこんなことをさせるあの人なんですから」
 一瞬、エストニアはひどく穏やかな表情になった。そしてウクライナの腰を持ち、背後に回る。
「そして貴女が犯されているのも、あの人が悪いんですよ」
「ぁ、いやぁっ! エスト……」
「だから、あなたも憎めばいい。あなたが今苦しむ原因を」
 激しく揺らされ、ウクライナの奥は痙攣する。搾り取られるような感覚に、エストニアは眉をひそめる。
 そしてくたりと倒れ込んでくる豊満な身体を抱きとめながら、エストニアはそっと耳元で囁いた。
「そうすれば、僕は貴女を憎まずに済みそうだ」
 そう言い、ショートカットのうなじに口付ける。
 しかし彼女はうわ言のように謝罪の言葉を途切れ途切れ繰り返していた。


こうですかわかりません><
バルトでそんな強気に出れそうなのってエストくらいだよね
敬語(年下)鬼畜眼鏡とかどこの陵辱ゲの主人公だよ、みたいな

486:名無しさん@ピンキー
09/01/22 02:11:34 ybc4AALG
>>643
たいへんおいしくいただきました。
鬼畜眼鏡、GJ。


487:名無しさん@ピンキー
09/01/22 04:15:56 TsHZactc
心の底では兄さんを想っているんだが、
いつだって優しくて誠実なリトアニアに惹かれてしまって…
な、相思相愛的なリト×ベラとかOKですか?
もしOKならポチポチ頑張るんだけど。

488:名無しさん@ピンキー
09/01/22 04:24:29 R0dJqSGw
>>645
ポチポチって携帯か! おkおk!
露もベラにはそこそこ優しいだろうけどのらりくらりだもんなー
愛するより愛されたいベラもかわいいな

489:名無しさん@ピンキー
09/01/22 05:46:47 57HTBObn
たぶん書くの遅すぎて待ってた人は居ないと思うが、米リヒ投下します

・むりやり系
・米がどS。多分

エロは4/7から


490:米リヒ 1/7
09/01/22 05:48:46 57HTBObn

 息が切れる。
 ピストン運動のたびに水の音が響き、車の中は性器から流す体液の匂いでいっぱいだった。
 男の体が震えて、離れる。
 何度も中出しした膣から引き抜いた男根は、濡れているうえに名残惜しそうに糸を引いていた。
 寒いとしおれかけたそれを、男―アメリカは、もう一度熱い肉壁のなかにつきこむ。
容量をこえ、中にたまっていた精液があふれ出す。
 少女は拘束をほどかれた自分の手首を、力なくみつめた。
何度もだされて、もう抵抗はない。



昼は、雨の降りそうな空模様だった。
 リヒテンシュタインが町を歩いていると、後ろから短いクラクションが鳴らされた。
黒い車が彼女の横に並び、運転席のガラスが下りる。
リンカーンMKSのハンドルを握っていたのは、眼鏡をかけた青い目の青年だった。
ぴんとひとすじ三日月形に髪が跳ねていて、窓から身を乗り出すさいにふよふよ揺れる。
「ここは『バーダウズ』でいいのかい?」
 リヒテンシュタインはうなずいて返した。
通りは地元民ではない姿がちらほら見える。
観光客が国民の40%も占めるから、少女は観光客のこの手の質問も、異国語訛りも慣れていた。
「スイスにはどう行ったらいいのかな」
 青年は少女の前で地図を開いた。真新しい世界地図だ。
リヒテンシュタインはちらっと紙面を見、青年の腕時計にも視線を止める。
青年は喋り続ける。
「カーナビがあれば大丈夫だと思ったんだけど、あんまり頭よくなくてね。
ハンドルを右に、ってところをインド人を右に、って言い出すから諦めたよ」
 相当頭にきたのだろうか。カーナビの画面は暗く、黒いパッケージのマルボロ置き場となっている。
「西に向かえばすぐにつきます。税関はありません。
もしわかりづらいようでしたら、鉄道を追うといいでしょう」
「そういうことじゃないんだよ、リヒテンシュタイン」
 彼はイタズラが成功した子供のように笑顔を浮かべていた。
 名乗りあっていないのになぜわかったのだろう、と驚くのを期待していたようだったが、
とうの少女が無反応なのを確認して肩をすくめる。
「君は忙しいのかい」
「いえ」
「じゃあ、隣に乗って教えてくれないかな。スイスといっても、
俺が行きたいのは彼の家なんだよ。君達一緒に住んでるんだろう?」
「アメリカさんがいらっしゃるとは聞きませんでした」
 今度は少女が名前を言い当てる。


491:米リヒ 2/7
09/01/22 05:50:55 57HTBObn

アメリカは青い瞳以外笑ったまま、助手席のシートを叩いた。
「おいで。三度目はなくていいだろ?」
「それでは命令ですわ」
「善意だよ。両手足縛られて目隠しされるよりいいと思ったんだけどな」
リヒテンシュタインは大通りの不自然なスーツ姿の観光客の群を振り返ってから、
覚悟を決めたように車に乗り込む。
「少しドライブしよう。そういえば俺達、顔をあわせたのは初めてだね」
「そうですね。私の外交も、お兄様が代行していますし。
……正直に申せば、あなたが私のことを存じているとは思っておりませんでした」
「ヨーロッパの上に浮かんでる変な形の島のおかげで、多少ね。でもよく、すぐに俺だとわかったね?
ちょっとはカナダと迷うんじゃないかって期待してたんだけどね!」
「地図と、腕時計が見えましたから」
 意外そうに青年が彼女を流し見る。
 リヒテンシュタインはためらったが、いまさらだとふんぎった。
「だいたいの場合、世界地図の中央は自国を配置するものですから、北米の方というのはわかりました。
時計には、お兄様が自分で作るときの銘がはいっておりましたので。
兄が決まって贈り物をする相手は私も知っております。ですがあなたは知らぬ方で、その上兄は
家の所在を教えていないようでしたので」
そこで彼女はいったん言葉をくぎる。
「注意して付き合いたい方なのかと」
 微妙な言い回しだった。
消去法の形を借りたとはいえ、当てずっぽうには違いない。
 リヒテンシュタインは慎重に反応をうかがうが、そんな必要が無いほど青年はあっけらかんと笑う。
「なるほどね。危険を踏まえて乗ったなら、見た目よりも度胸があるね」
「あの通りは、妙に米語の方ばかりおりました」
「急いで集めたから、ドイツ語を喋れる部下が居なくってね。ところで、君は車やタバコには興味ないのかな」
「あ、あまり」
「残念」
 さほど残念そうにも見せず、アメリカはハンドルを叩く。
「気付けばよし、気付かなくてもバラしたときの反応が面白そうだからよし。
リンカーンもマルボロも、俺の家の製品で、俺の家の出身人物だよ。でもそれは覚えても覚えなくてもいいんだ。
本題に入る前に、ちょっと君がどういう子なのか知りたかっただけだしね」
「……私を試しましたか?」
「あれ、怒ったかい?」
 リヒテンシュタインは青い目を避け、じょじょに町から離れていく景色を睨む。
「お兄様に逢いたかったのでは?」
「よく考えてみたら、わざわざ俺が行かなくても、君と一緒にいればあっちから会いに来る」
「何処に居るかも知りませんのに」
「探せるだろう、リヒテンシュタインはそれほど広くない」
「……下ろしてください。兄が心配します」
 車が停まった。


492:米リヒ 3/7
09/01/22 05:57:50 57HTBObn

丘の中腹、羊やヤギの遊牧地に入っていた。
 アメリカが振り返る。
「兄、兄、兄か。君はどうして自分で全てを決めないんだい?」
 視線が重なる。さきに外したのはリヒテンシュタインのほうだった。
「それはすでに、お兄様と私の間で決めて―」
「独立したいと思わないのか? 俺だったら自分の命が誰かに握られてるなんて耐えられないな。
それに君のとこの上司は国外にも十分に土地を持っているし、巨額の資産も同様。
一人でもやっていけるんじゃないか?」
 少女は眉を寄せ、顔を上げる。
「そのように考えたことはありません。検討していないのではなく、独立という言葉の響きが、
連帯感以上の重みを持ち得ないと思っているのです」
「そうかな。ベタベタ馴れ合いだしたら離れたくなるだろう」
心の中で大事にしていたものが、眼鏡越しの青い目に軽視されているのにいい加減反発して、
リヒテンシュタインがきっぱり切り捨てる。
「私と貴方は違いますし、お兄様もイギリスさまとは違います」
 ぱた、とフロントガラスに水滴がつく。だんだんと増え、いつしかガラス全体を覆う。
 大きな雨音の中に閉じ込められて、二人は少しも逸らさずに相手の目を見続けている。
 ふいに、アメリカの手が、リヒテンシュタインに向かって伸びた。
顔の横を過ぎて、耳のそばのリボンを引っ張る。結び目はすっとほどけ男の手の中におさまった。
「君はスイスがへたり込んだところを見たことがあるかい?」
 唐突な飛躍だった。
 自分のものよりずっと大きい骨ばった手の中で、いいように弄ばれている紺色のリボンを少女は見た。
「ないだろう、俺も無いよ。だったらどうだって話だけどね。
君は男が強いままで居続ける条件ってなんだと思う?」
 リヒテンシュタインは顎に指を掛けられて、上向かせられた。
「俺は強い男や強い兵士であり続けるには、誰も愛さないほうがいいって思ってるんだ。
ずうっと昔傭兵していたスイスも案外賛成してくれるんじゃないかな。
彼自身あまり人と馴れ合わないし、強い。
ところがこないだ、変人長寿の日本からそれは違うといわれたんだ。愛する者が居たほうが強くなるってね。
さて真実はどっちだろう? 
君はスイスの庇護を受けて、彼から十分愛されているわけだが、そんな君はスイスの弱音など
見たことがないと言う顔をしている。さっきの独立云々もそうだけど、
君にとって彼は信頼できて頼れる兄なんだろうね。
じゃあ君を愛せなくなったらスイスは弱くなるのかな」
「そんなこと―わかりません」
リヒテンシュタインは戸惑い、逃げようと後退する。
 ドアのロックを外そうとする手をつかまれた。
 狭い車の中で、彼女は冷たいガラスに背をくっつけ、距離を開けようとする。それでもすでに、体同士が近い。
「君でもわからないか。じゃあ、試してみて結果を見るのも面白そうだ」
 リヒテンシュタインは体格の差を利用して、アメリカが伸ばした腕の下を潜り抜けた。
そのまま後部座席にむかって体ごと飛び込む。手をつかむ力は弱かったため、簡単にもぎはなすことができた。
迷わずロックを外してドアを開ける。
 水しずくが彼女の頬を打った、確かに数滴。
大きな手が後ろから彼女の口を押さえ、そのまま車中に引き戻した。
荒っぽくドアは閉められ、ガタン、とロックが掛け直される音が響く。
リヒテンシュタインは口を押さえられたまま、座席に押し倒された。
彼女は目をつぶったり逸らしたりはせず、逆にじっと体に乗りかかってくるアメリカを見上げ続ける。
まっすぐ向けられる視線に、彼は初めて嫌がるそぶりを見せた。
「君の目の色、もとから緑なのかい?」
 口を覆っていては喋ることは出来ない。問いかけてからアメリカもそれに気付いて外した。
 拘束を止めた手は、かわりに少女のドレスに手をかける。ブラウスのボタンを外す手を見届け、
少女はやっと言ってやる。
「まわりの兄弟たちを引き裂いたところで、あなたの過去を保障することにはなりませんわ」
一瞬脱がす手は止まったが。
「君は、君のそういうところもあんまり俺のタイプじゃない」
「好きでもないのにするのですか?」
「かえってそのほうがこれからやることは楽しいさ」
 外した襟のリボンでリヒテンシュタインの両手首をまとめてしばり、頬に残ったままの雨の跡を舐めとる。


493:米リヒ 4/7
09/01/22 06:01:39 57HTBObn

狭い車中は満足に体を伸ばせない。制限された自由が、余計に密着感を高める。
力でかなわず、逃げるのも難しいと悟ってからは、リヒテンシュタインはあまり暴れなかった。
そもそも力の差が歴然としている相手に、はっきり抵抗できる少女は多くない。
たとえば平常時だって、異様に背の高い男がいれば、男でも威圧感を感じる場合もある。
まして体格の違う男に腹の上に乗られ、恐怖を覚えないわけはない。
 大人しいのは受け入れているからではなく、過剰に痛めつけられないための防衛本能と知恵だ。
直接肌に触れられれば、震えも、する。
悲鳴を喉で殺し、縛られた手を強く握りこんで、実際の愛撫は見ないよう顔をそむけ続ける
リヒテンシュタインに向かって、アメリカは低い笑い声を立てた。
「体が平坦なのは魅力的じゃないんだぞ。ちゃんとご飯食べているのかい?」
「節約はすばらしいものですから、必要以上に食べる必要はありませんわ。
でもこういう事になるとわかっていたのなら、もっとご飯の量を少なくしましたのに」
「それじゃ脱がした時、がっかりするじゃないか」
「勿論、あなたを思い切りがっかりさせるために」
 ブラウスとキャミソールは、胴からずらしてそれ自体一つの拘束として少女の両腕に残っていた。
白くなだらかな胸を撫でていた男は肩をすくめた。
「胸を大きくする方法を知ってるかい」
 乳首に唇をつけて話すので、暖かい息が薄い皮膚の上を這う。微妙な感覚にリヒテンは戸惑う。
「揉んだり刺激したりするといいんだ。ついでだからやってあげるよ」
「それは……俗説です」
「試したことがあるような言い方だね! 自分で? それともお兄様?」
 明らかな男の揶揄に少女は頬を赤く染める。
裸を見られたことよりも恥ずかしがっている様子に、アメリカは意外そうに目を丸くしつつも、
体勢を変えてまだ手付かずの彼女の下半身にも手を伸ばす。
「なんだい、下品だったかな? 今からもっと露骨で下品なことをするんだと思えば、
そうでもなかっただろう?」
 スカートの中、タイツの縫い目を指がなぞる。
両ふとももの付け根の温かいところでちょっと休んでから、再び腹側に戻ってきてタイツを下着ごと脱がせた。
緩やかな胸と乳首をなぶっていた舌が離れる。
 キスをされてもぎゅっと唇を閉じていたリヒテンシュタインに、アメリカが笑いかける。
 ロシアならこれからすることが怖いと思っていないから対象に笑いかけれる。
 アメリカは対象に怖くないと思わせるために笑いかける。
 後者のほうがきちんと分かっている分、説得がきかない。
「じゃあ、ちゃんと科学的根拠のある豊胸方法をやってあげるよ。効果は、ハハ、三ヵ月後くらいかな?」
「え……あっ」
 アメリカは少女の足をもちあげて、体を二つに折る。
 タイツが完全に脱がされてむき出しになった足の指が、冷たい窓ガラスに当たる。
場所に余裕が無いためぎりぎりまで体を曲げさせられた。
 息しづらいため、リヒテンシュタインは顔にかかった自分のスカートを口に咥えてどかそうとした。
 が、内股の感触に驚いてとまる。
 熱く柔らかいものが、ふとももから性器までをなぞる。
 リヒテンシュタインは布が邪魔で何をされているか見えない。
 胸をなめられたときと似た感触だ。唯一の違いは感じる快感の量。
足を閉じようとすると、膝の裏を押さえられて固定された。
 布の向こうでは、恥ずかしいところは全部見られているのだろう。
 男側の視線を強烈に刺すように感じて、下腹部にきゅっと力が入る。
 アメリカは口淫を中断して、薄い色の粘膜を今度は指でいじった。
「聞こえる? 雨じゃない音」
くちゅくちゅと粘性の音が近くで聞こえる。
 小刻みに震えていた足は、もう押さえられていないのに閉じられない。


494:米リヒ 5/7
09/01/22 06:03:54 57HTBObn
 反応が無いのをいぶかしんで、アメリカがスカートをどかして発掘、リヒテンシュタインは顔中真っ赤にして泣きそうになっていた。
「やはり、こんなこと、好きな方としか、やっていはいけませんわ」
息を荒くしてたどたどしく言ったところで、いさめるもなにもない。
「好きすぎて汚せなくなって勃たなくなる男も居るわけでね。……どこのスイスとは言わないけれど、
遠慮なく体の気持ちよさだけ追えるのは、本命じゃなかったりもするよ」
再開された舌技に、今度は口を閉ざすに丁度いい布も無く少女は嬌声をあげた。
 さきほどと違って周りだけじゃなく、膣にまで舌が入る。奥より神経の集まった入り口は、刺激に弱かった。
 柔らかくうごめかれて、体中にぞくぞく悪寒が走る。
「あっ、ああ…ぅっ、や、だめ……っ。」
指もはいりこまれ、語尾のとけた声を出しながらリヒテンシュタインは身をよじった。
 ゆったりした車とはいえ、セックスには狭すぎてうまく逃げれない。
 男の指は入り口を割り広げ、さらに奥まで舌を導いた。
「ほ、ほんとにだめ……っ、うっ…く、ひゃ、だ、だめ、なんっ…です…あ、ゃああっ」
垂れてきたのか、舌を引っ込めて水分を吸う。リヒテンシュタインの小柄な体が跳ねた。
はあはあと荒く息をつく彼女にキスをすると、今度は拒絶もなく舌はすんなり口の中に入る。
 する元気も無かったかもしれない。
 おっと、とわざとらしくアメリカが顔をゆがめた。
「直後のキスは嫌いだったかな。でもお嬢様が好きそうな上品なエッチなんて知らないから許してほしいね。
ほら、いい子だ。そう、口は開けたままで」
 ジーンズを脱いで目の前に出されたものに、リヒテンシュタインは赤い顔のまま眉を寄せた。頭の両脇に、アメリカが膝をつく。
言いつけをきかず口を閉じた少女の頬を、アメリカは十分怒張した性器で叩いた。
小さめの唇に先走りに濡れた先端を擦り付けてもあけないので、仕方ないと息を吐いて鼻をつまんだ。
苦しげに口が開いたところに、中ほどまで突っ込む。
慣れていないのか顎が小さくていっぱいなのか、鼻を反した跡も彼女は苦しそうに目をほそめ、涙で潤ませる。
上あごにすりつけたり粘膜の感触を楽しむうちに、アメリカはふと、
このまま体重をかけて根元までくわえさせたらどうなるか、と嗜虐的な考えがよぎる。
頬の内側の質量のあるもののために、頬を膨らませているだけでも十分苦しそうなのだが、
これ以上の苦痛に耐える顔もそれはそれで可愛い気がする。
 侵入されるなんて一度も考えなかっただろう喉の奥まで、片手でつかめそうな細い首が性器分膨らむまで。
まあ、そんなの可哀相だからしないけどね一応、と内心で答える。
とはいえ、悪魔的な考えは、想像のなかを転がすだけでも十分興奮を与えてくれた。
「ぷはつ、はあ、はっ……あ、んんっ」
自慰に近いフェラはやめて、アメリカはまだ湿っている膣に挿入した。
口も悪くないが、やはりここが一番気持ちいい。
細かいひだと熱くて狭い内壁に締め上げられて、単語にならない声を洩らす。

495:米リヒ 6/7
09/01/22 06:06:00 57HTBObn

間をおかずすぐに動き出した彼に、リヒテンシュタインがうわごとのように喘いだ。
「や、め…っ、…ら…だ、め、ダメ……」
「だめ。何のダメ? 止めちゃダメってこと?」
少女はふるふる首を振る。金の髪が理性のはがれかけた少女の顔にかかる。
 ダメの主語は腰を打ち付けていたときにわかった。
 いいところをこすったり当たったかして、引き止めるようにぎゅっと締まる。
 それで高い声を上げたあとに、彼女はだめと言う。
「もしかして気持ちよくさせるなって言ってる? ははっ。気持ちいいのかい君。
ねえ、あれだけ言っておいて、まさか感じまくってるとか? 
すきでもない男にやられてクールな振りして、本当の君は淫乱なわけだ! 
まだ子供みたいな体のくせにこんなにスケベで、変態だね」
「やぁ…あっ、……っく、違う、違います……」
 アメリカは真っ赤な顔の彼女のために、少し体勢を変える。
体をより曲げさせて、彼女が結合部をまっすぐ見れるようにした。
 目を逸らそうとするから、顎をつかんで固定する。
不自由な車中、思うように動けず大変なはずなのにしんどいとも止めようとも思わないのは、
リヒテンシュタインの反応を最後まで見たいからだ。
 明らかに快感を理解しているくせに、口では認めようとしない。出会い方や話の流れから、もうアメリカに親愛を見せるのは難しいのだろう。
俺、だんだんこういう子達と付き合いにくくなってるなと、腰を動かしながら頭の片隅で思う。
 こういうというのは、まあ礼儀にうるさそうだとか処世術がうまいとか、兄弟を盲目的なまでに信頼していたりとか、
そういう性質的なことなわけだが。
じゃあ、関係はまた壊すかと思い、涙を零しながら終るのを待っている少女に向けて声をかける。
「胸がおっきくなる科学的実証済みの方法のことなんだけどね」
 呼吸も声もが乱れる。
 慣れた射精の感覚体の奥から湧き上がってくる。
「妊娠するといいんだよ」
 緑の目が見開かれ、アメリカを見上げた。いったん膣から引き抜かれた性器を緒って、白い水があふれた。



496:米リヒ 7/7
09/01/22 06:12:37 57HTBObn

 国歌。
運転席に戻ったアメリカがジャンパーのポケットを探り、携帯を出した。
 特に着信もしていないのを見て首をかしげると、後部のリヒテンシュタインが携帯を出したのをミラーで見えた。
 星条旗のわけはないだろうから、
「なんで君が女王陛下に加護を求めるんだい?」
「……今の、私のとこの国歌なんです」
うかつにも墓穴を、というか自分の嫌な過剰反応を自覚させられて本気で凹む。
 ミラーの中、ちょっと黒く笑う少女に釘を刺す。そんな顔できるのかと恐れつつ。
「勘違いしないでほしいが、たまあに思い出す奴が、そういえば奇遇にも同じ曲だったとか
魔が差して思い出したから言っただけだよ」
「そうですか」
 少女は軽くながしてから携帯をいじった。曲がとまる。
 雨はあがり始め、車は最初に出会った場所に戻り始める。
 何回かの行為の後、夜になっていたことに気付いて家まで送ろうとつい申し出たが、平手で頬を張られたのだ。
 自分の服を着るのがやっとの、弱い手で。勿論痛みはまったくない。
彼女は車に揺られているあいだ、スカートのしわをずっと手で伸ばしていた。
 なにかアメリカにやり返す言葉を考えていたのかもしれない。
 そうでもないと均衡が崩れることもあるだろう。今はまだ、取り乱していないとはいえ。
「一つタバコについて知っていたのを思い出しました。マルボロの頭文字をとった、文章ので、名前の由来とか言う」
「ああ、【人は本当の愛を見つけるために恋をする】だね。マルボロフェチと言うかそういう人たちはみな言うね。
本当にキザで、俗説だ。由来なんかじゃないから頭の中で訂正しておいてくれ」
 丁度目的地に着いたので、車を止めてから体ごと少女を振り返るが、彼女はさっさと降りていた。
 慌てて、運転席の窓ガラスをあけると、思い出したようにリヒテンシュタインは運転席を見下ろした。
「ここはバーダウズではなくファドゥーツですわ」
「……挨拶は?」
「もともと、はじめましてもこんにちわもありませんでしたが」
「じゃあ、またねぐらいは言っておくよ」
 彼女は口をつぐむ。あまり人に残酷になれない彼女の性格をあらわしているようだったが、ただ単に、
ヤンキーにかけるような言葉をお嬢様は習っていないのだろう。
アメリカはひらひら手を振ったが、それでは、と短い区切りだけを残してリヒテンシュタインは歩いていった。
 ぎこちない足取り。そういえばアメリカも腰が痛い。
彼女はスイスにどう説明するのだろう? でも別に彼女、スイスに会いたいかとは言ったが、
だからといって『家に居る』といったわけでもないんだよな、とハンドルを持ち直しながら声に出さず思う。
 銀行の黒い取引で、また誰かとこっそり会っているのかな、そういうところが気に食わないから、
潰そうとしてこうしてたまに来るわけだが。
 でも今回だけは、そうであっても見逃す。彼女も遅い帰宅を見咎められることはない。
黒いパッケージのマルボロを用済みと握りつぶしてから、限定なので二度と手に入らない種類だったこと思い出した。
せっかくだから、次は違うタバコを用意してくるかと自分で自分を慰める。koolなんてどうだろう。
いや。
 これも確か、なにかあったからダメだ。
『Man always remember love because of romance only』に『keep only one love』。
 タバコ好きがパイプ時代からキザな気がするのは、嫌煙家の勘違いだろうか。
肩をすくめて、アメリカは帰るための道順を知るために、ナビの電源を入れる。
 空港までを聞いたはずなのだが、
『次の辻を、インド人を右に』

 仕方ないなあと困った顔をして、それでもちょっと嬉しそうに、アメリカはリヒテンシュタインを
もう一度捕まえるためにアクセルを踏んだ。


497:名無しさん@ピンキー
09/01/22 06:13:58 57HTBObn
終わりです。
誤植はゲーメストにひどいことをしたよね(´・ω・`)


498:名無しさん@ピンキー
09/01/22 08:07:24 5v0bUKQ5
GJ!!
リヒティかわいいぜ!

499:名無しさん@ピンキー
09/01/22 10:01:27 eBGWX+JZ
GJと言い足りないくらいGJ!

そうか。英とリヒって国家同じなんだっけ。
ああリヒ可愛いよリヒ

500:名無しさん@ピンキー
09/01/22 10:44:50 MpHrRlbC
GJ! リヒかわいい。
たばことか使ってすごい良い空気感出てるね。
一粒で二度おいしく、一つの読み物としても楽しませてもらった!

501:名無しさん@ピンキー
09/01/22 13:24:32 fcFJ0Si6
GJ!!
すごいな、キャラ壊さずにアメリカとリヒを自然に
絡ませられるなんて思わなかった
リヒの衣装も上手く使ってて燃えた
良いものをありがとう

502:名無しさん@ピンキー
09/01/22 17:27:02 IMbCat+w
たしかに妊娠して爆乳になるとすごく嬉しいよなー

503:名無しさん@ピンキー
09/01/22 17:41:38 Zeg2Hg0+
だが待ってほしい
国は妊娠するのだろうか

504:名無しさん@ピンキー
09/01/22 19:14:25 8lxc1JmG
りょ、領土が増える…?

505:名無しさん@ピンキー
09/01/22 19:39:33 TvO5BXSl
さ、産業がいい感じになる?

506:名無しさん@ピンキー
09/01/22 19:43:12 UlznUMXr
そんなオマイラに……つ擬似妊娠

507:名無しさん@ピンキー
09/01/22 19:44:27 R8XHwHhE
ギリシャやエジプトのかーちゃんはローマに孕まされたんだからするんじゃね

…絶対王政のリヒたんが革命で社会主義国になったりして

508:名無しさん@ピンキー
09/01/22 20:02:46 WGrvIEXe
それはない
もしリヒ国民が革命しても、リヒテンシュタインという国名は残るまいよ

509:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:03:49 A+bzuiqy
新しい町ができる?

510:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:19:56 M3DEEn01
とりあえず母乳は出ればいいんじゃないかな

511:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:23:20 5v0bUKQ5
>>668
それいいわ!そのネタ頂いたんだぜ!

512:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:39:21 bwb1+bow
>>665
孕まされたってどこかに書いてあった?
初耳だ

513:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:39:58 R0dJqSGw
>>661
国ってかんなぎの産土神みたいなのと考えればいいのかな

514:我愛& ◆Gn7mCQemG6
09/01/22 22:10:17 5v0bUKQ5
つい調子に乗って以前書いた病みかけ中台の続編を書いてしまいました。
できる限りのハッピーエンドを目指してみましたが・・・なんじゃこりゃ。

*以前に輪をかけて両方とも病んでます。
*特ににーにがちょっとおかしいです。
*捏造キャラが一名・・・シンガポール(確か男の子という設定だった)
*エロまでが長いです。微妙ないちゃいちゃが多いのでそのつもりでお願いします。
*適当に拾った知識が入ってたりするのですができれば生ぬるい目で読んでいただきたいです。


あれから、台湾と中国は大ゲンカをした。
美麗之島(中国語、台湾の別名)中が湧き、文字どおり死ぬ気で中国を追い出したのだった。
その時の彼女の表情を、中国は覚えている。
小銃を握る表情は怒っていたのではない。・・・怯えていた。


それからまた、しばらくの時間が流れる。
台湾は積極的に外来語を取り入れ、お洒落な洋服を探し、古い言葉の歌を歌って過ごしていた。
自己同一性(アイデンティティ)の確立に力を入れていた。
彼女は一抹の不安を抱えながらも、確実に成長した。今や『アジアの四龍の一角』という別名を頂いている。
まあ、“龍”って正直やめていただきたいのだが。

・・・気づくのに10年かかった。認めるのに10年かかった。
そしてまだ、その気持ちに素直になれていない。
広い自室で中国はぼふっと、特大シナティちゃん枕に体をうずめた。
この間も台湾を見かけた。アジア地域の経済会議とかなんとかそういうやつでだ。
彼女の国際的独立はあのあと奪ってやったが、どうやらそれでへこたれるタマでもなかったらしい。
・・・・というか、それ以来、彼女の外国かぶれが進んでいったような・・・。
黒いスーツに鮮やかな化粧を施した台湾は、素顔の少女らしさを残しつつもぐっと大人びて見えた。
「・・・ったく、やめるあるよー。」
そして彼女は、中国に対抗するかのように、常に日本の隣に立っていた。
「あの馬鹿女・・・!」
彼女の処女を頂いたのは、多分あいつなんだろう。それ以後も、やっぱり喰われてるんだろうか。
「ぬあああああああああ~っ!!」
ぼふぼふと、いまいちかわいくないシナティちゃんの枕をたたく。
いてもたってもいられなくなり、手帳のカレンダーを確認した。
手元の携帯電話から一つの番号を呼び出す。

515:我愛& ◆uqPezfX.RE
09/01/22 22:14:03 5v0bUKQ5
とあるホテルの喫茶店で、ファッション雑誌を香港と台湾が並んで広げていた。
東アジアの新興経済地域とか呼ばれる人たちによる会議に二人とも出席していた。
今はそれも終わり、二人はくつろいでいた。
「そのフィーリングは、非常にワンダホー・・・だな。」
「ありがとう。うわあ、このパーカーはないわ。アメリカさんみたい。」
「イエス。英國もきっとそう言う。」
タラーラーラー・・・香港の携帯から寂しげなグリーンスリーブスのメロディが流れた。
「イクスキューズミー、台湾。・・・ヘロー?」
「ハァン?・・・あー、OKOK。アイスィー。」
香港は携帯を切るとため息をついた。
「ソーリー。俺のとった部屋のシャワーの温度調節が効かないのが発見されて、今から修理が来るらしい。」
「え、そうなんだ?困ったホテルだね。・・・んじゃあ、私も部屋に戻るよ。」
台湾は雑誌をぱたんと閉じると元のラックに戻した。
「See you tomorrow,マイ スイート シスター。」
香港はキザったらしく言って自分の部屋のある棟へと向かっていった。
「甘い姉妹って、どんなよ・・・。」

台湾は一人エレベーターに乗った。外にはシンガポールの高層ビル群。
窓に映る姿を見る。
「ふん、綺麗になってるじゃない。」
ガラスに映った女性がにっこりとほほ笑んだ。

カードキーを入れて部屋のドアを開け、真っ暗な部屋の電気を入れようと壁のスイッチを探った。
・・・その手が、ぐいっと掴まれた。
「ひいぃっ!?」
相手が見えないだけに、台湾はパニックに陥った。手は更に台湾を引っ張り込み、身体ごと抱きしめた。
「え・・・・ち、ちゅう・・・ご、く?」
台湾を抱く腕に力がこもった。しばらくの間、無言。
じんわりと伝わる体温と何か懐かしい香りに台湾は、何となく頭がぼうっとするのを感じた。
「そうあるよ。久しぶりあるな。」
どくん、と台湾の心臓が跳ねた。
「な・・・え・・・っ?は?!」
急に目が冴えたように思考が復活した。ヒールで相手の足と思う場所をめがけて踏んづけてみたが、失敗。
逆に勢いをつけすぎて姿勢を崩してしまう。
「おいおい、何をしてるあるか?」
暗闇に目が慣れて、中国の表情がはっきり見えるようになった。ほとんど普段通り・・・に見えた。
「何で?・・・何でここにいるの?」
突然すぎて思考も感情も追い付いていかない。そのことに気づいて焦るが、焦るほど余計に思考力を失くしていく。
「あ・・・うん。」
中国は珍しく言葉を濁す。
「ここ、オートロックなのに・・・」
「え、ああ。そこあるか。まあ、シンガポールは我の庭あるから。」
「理由になってない!」
少しだけ気を取り直すと、台湾は何かを振り切るように叫んだ。
「離せーーっ!!」
「嫌あるよ。」
中国は反対に極めて静かな声で告げた。
「ふざけるなーっ!!この痴漢!変態っ!おまわりさーん!!」
「なっ、何を言ってるあるか?!」
「てめーに洋服なんて似合わないのよ!田舎者っぽい顔のくせに!やたら偉そうだし!
自己中心的だし!絶対に謝らないし!それに・・っ」
大声を出したとしてもこのホテルは防音仕様なので外に漏れはしない。
「おい、台湾?落ち着くあるよ。」
考えれば侵入者がいて自分をとらえているのに落ち着け、なんて変な話だと中国はふと思った。
台湾は尚もぎゃあぎゃあと叫んでいる。その声が涙声なのに、気づくまで少し時間がかかった。
「たいわ・・・?」

516:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 3
09/01/22 22:16:14 5v0bUKQ5
(すいません、タイトルに中国語入れたら妙なことになりましたので訂正します。)


「うああああああ~~っ!!」
台湾が小さな子供のように大声とともに涙をこぼし始めた。中国は流石に慌てて手を緩めた。
「お、い・・・?」
台湾は逆に中国の胸に顔を埋めて腕を背中にギュッと回した。中国はぞく、と鳥肌が立つのを感じた。
「ば、馬鹿。泣きやむある。・・化粧とか、落ちるあるよ!」
「うえぇっ・・・ひくっ・・・馬鹿に、馬鹿・・・とか、言われたくないわよ・・・この馬鹿!」
子供のような言い回し。
「大人っぽくなったのは外見だけあるか・・・?」
中国は若干呆れて言った。それにしても、彼女の方から抱きついてくるとは。
台湾の頭は、およそ中国の顎程度の高さになる。柔らかい髪の毛を梳いてやると台湾は
「馬鹿ぁ・・・」
とまた言った。中国はは、と鼻で笑うと台湾の顎を指で持ち上げて唇を重ねた。
台湾は抵抗はしないものの素直に受け入れない。受け入れられない。離された唇がかたかたと震えた。
「苦し・・・」
「ん?」
「いや、助けて・・助けて・・・!」
台湾はうわごとの様に繰り返している。目の焦点が合っていない。
「日本さん・・・」
「なっ!」
「嫌です・・・わたし、は・・・」
「黙れ!!!」
中国は台湾を抱く力を最大まで込めた。
「我を誰だと思ってるあるかっ!?」
さっきの台湾に負けないくらい大声で中国は叫んだ。
できれば、優しく接してやりたかった。何とかして気持ちを伝えようと思った。
しかし頭に血が上った中国には、もはやそれは不可能だった。
腕の中で動かなくなった台湾をベッドに横たえると中国は再び携帯電話を取り出した。

「シンガポール。」
中国が呼びかける。
『兄さん?』
少年の声が応答した。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
ぷちっ。
携帯を置いて寝かされている台湾に覆いかぶさった。
眠っているのかと思ったが、そうでもないようだ。何かを小声でつぶやき続けてる。
「もう大丈夫あるよ、台湾。全部忘れていいある。」
軽くキスを落として、中国はその場を離れた。

517:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 4
09/01/22 22:17:55 5v0bUKQ5
中国の目をかいくぐって、日本に会いに行ったことがあった。

ほんの数年前、ぼろぼろになったばかりの町には小さくて簡素な家が立ち並び、人々は狂ったように働いている。
そんな人々に混ざって、日本さんはいた。艶を失くした黒髪、とても健康には見えない顔色をして、
それでも目だけは光らせていた。邪魔するのは悪い気がして隠れていたらあっさり見つかってしまって、
彼の休憩にお茶を汲みながら一緒にいた。
『あなたは、何があってもあなたのままでいるように。』
何があったのか見透かされているのかと驚いた。
・・・だからなのかな?初めてのあの時、痛いと言ってもすまなそうにしながらも、やめてくれなかったのは。

「・・・ほお、そんなことがあったあるか。」
イライラしているのをなんとか抑えた声で中国は言った。
台湾は表情もなくぽつぽつと語る。
小さな火が揺れている。特別に強い香りがする。
「・・・うん。私、中国に流されそうで怖かった。うっかりしてると今も流されそう。
 あの人の思い出が、私を奮い立たせてくれてる。中国が激流だとしたら、日本さんは杭のような人。」
「そうあるか。お前にとって大事な奴あるか。」
「うん。」
「じゃあ・・・」

「そいつのことを、おまえは今から忘れるある。」

「・・・・。」
台湾は無言で揺れる火を見続けている。中国は後ろで様子を見守っていたシンガポールに視線を送った。
シンガポールは静かにうなずいた。
「台湾・・・。」
中国が呼ぶと台湾は無表情のまま顔を上げた。

「じゃ、兄さん、僕はこれで。」
シンガポールが控えめに言って部屋から出て行った。全く、使える弟だ。

中国は蓋をカチンと閉じた。あたりが暗くなる。
「怖くねえあるよ、台湾。我がずっと一緒にいてやるある。」
「・・・うん。」
台湾から返事が返る。柔らかい髪を梳き、指を丸い顎に回す。
ついばむ様に軽いキスを繰り返し、口が開いたのを見計らって吸いついた。
ついでに勢いも加えて押し倒した。
舌を口内に滑り込ませると、台湾も反応して舌をちろちろと絡めた。
―ああ、愛おしい!!
中国は一度口を離して、もう一度重ねた。力強く抱きしめると、台湾は少し身じろぎした。
もう一度口を離したとき、台湾はかなり正気を取り戻したような目つきをしていた。
「・・・中国。スーツのままはよして。しわになるから。」
「あ、ああ・・・。悪かったあるな。」
「あとシャワーが浴びたい。」
ただでさえ熱帯の気候。加えてさっきまでジッポまで点けていたのだ。台湾の首筋にはじんわりと汗がにじんで
髪がまとわりついていた。
「そう・・・あるな。」
台湾は意地の悪い笑みを浮かべた。
「一緒に入る?」
「馬鹿。別々でいいある。」
「はーい。」
台湾はバスルームに入って行った。ほどなくしてシャワーの音が聞こえる。
中国は後ろ向きにぼふっと倒れこんだ。
敵兵の口を割らせたりする時や口止めしたいときに使ったりした洗脳方法の一つだ。まさか、台湾に使うことになるとは。
「ははは・・・」
別に反省も後悔もしていない。というか今更してどうなる。
彼女の話によると、日本と関係をもったのはたった一度だけ。しかし、日本が台湾の気持ちを縛りつけているのは
そんな理由ではなかった。それはただ、とりとめのない数十年間の日々であり、死ぬ気で様々なものと戦っていた
日本を傍らで眺めていた記憶だった。

518:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 5
09/01/22 22:20:27 5v0bUKQ5
「・・・なかなか遅いあるな。」
シャワーの音は止まない。嫌な予感がして中国はバスルームを開けた。水蒸気が肌を湿らせる。
台湾はバスタブに肩を預けてぐったりとしていた。浴槽は何故か泡風呂になっていた。
「しまった・・・!」
中国はシャワーを止めた。
記憶が抜け落ちた後遺症は、もちろん残る。うっかり失念していた。
「・・・うっかりどころじゃ済まされねえある。」
長い髪をタオルで中途半端にくるんだところで、台湾は目を覚ました。
「うー・・・あ、れ?中国?」
「お目ざめあるか?・・・ったく、風呂場で眠りこけてんじゃねえあるよ。心配したある。」
「え?あれ?私寝てた?ご、ごめん・・・中国、服が濡れてる。」
台湾は中国の微妙に古臭いネルシャツとスラックスを引っ張った。
というか濡れた腕で引っ張られるとなおさら濡れる。
「・・・こんなの、何でもねえあるよ。」
「どうしたの?中国らしくない。」
台湾は困惑した顔で中国を見上げた。
(そうか・・・。こんな時我なら怒らなきゃなんねえあるか・・・)
中国はすっと息を吸って顔をしかめた。
「この馬鹿。お前のせいあるよ!以後気をつけるよろし!」
「対不起・・・。」(ごめんなさい)
台湾はしゅんと顔を下げた。中国は濡れたシャツとスラックスを下着ごと脱ぎ捨てて、広いバスタブに漬かり、
台湾の横に座った。
ちなみに、中国では通常、家族で一緒にお風呂に入るなんてことはない。
「ところで何あるか、この泡風呂は。」
「え、これ?なんか、そこの棚に石鹸とかと一緒に置いてあったから使ってみたの。」
「ああ、そうあるか。」
台湾が横から後ろで束ねてある中国の髪を解いた。
「洗う。」
「え・・・」
自前のシャンプーのボトルをプッシュして中国の髪をクシャクシャといじり回す。
息が詰まるほど甘い匂いがした。
「髪綺麗・・・いいな。」
「げほっ、何言ってるあるか?お前の髪だって綺麗あるよ。」
「私の髪ちょっと癖があるから・・・。」
「まあ、少しな・・・。触るとふわふわして、むしろいいと思うあるが。」
「そうかなあ?」
台湾はふと黙り込んだ。
「どうしたあるか?」
中国は台湾のほうを向いた。台湾はきゅっと、中国に抱きついてきた。
若い、すべすべした肌が直に触れる。
「分からない・・・。」
「分からない?」
「うん。」

519:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 6
09/01/22 22:21:18 5v0bUKQ5
「分からなくても不安がらのやめるよろし。我が付いてるあるから。」
「うん・・・。」
「のぼせてるあるか?」
「ううん。平気。」
中国が手を台湾の腰に伸ばす。台湾は、早く、とでも言いたげに腰を動かした。
指を更に下部へ移動させる。割れ目をそっと指で開いて中を滑らせると、水とは違うぬるりとした感覚を得る。
「中国・・・」
台湾が吐息半分に声を漏らす。
入口を開かせるように指を動かすと、案外ぬる、とすぐに動いた。
「準備はいいってことあるね。」
中国は己の物をゆるくしごくと、中腰で台湾の上になり、指を参考にしながら入口にあてがった。
ぐっ。
「んああっ!」
台湾が声を漏らした。
(やっぱり、中はきついある・・・)
もう一度勢いをつけてぐっと入れ込む。今度は奥まで入ったようだ。
「あうぅ、中国・・・。」
台湾が切なげに名前を呼ぶので片腕を彼女の肩にまわして首筋にひとつ鬱血痕をつけてやった。
(確か・・・)
中国はさらに少しだけ腰を浮かせた。腕を浴槽の底につく。ばしゃんとお湯がはねた。
ゆっくりと前後に輸送を始める。台湾は下から中国の首に絡みついた。
「きつ・・・」
挟みつける様に中が締め付けてくる。
「きゃっ・・」
その場所に当たったのか台湾が首を縮めた。
身体ごとぐいぐいと抜き差しすると、お湯がちゃぷちゃぷと合わせて動く。
「はっ・・あ、あ、・・っ、ふうっ、ん!」
浴槽で出す声は、嫌に響く。中国は耳元でささやかれるような甘い声に合わせて腰を動かし続けた。
「は・・は、・・・くっ。」
浴槽の中でというのはなかなかに体力を奪う。仮にもちょっと年寄りの中国は頭がぼうっとしてきた。
それでも、リズミカルにぎゅっぎゅっと締めつけてくる少女の内壁に、中国は夢中で抜き差ししていた。
「あんっ、ちゅーごくうっ!」
「何あるか!」
荒い息を交えながらお互いに叫ぶ。
「私、もうダメ・・っ、」
喉から出すような声。
「イけ!思う存分いけばいいある!」
湯けむりのせいだろうが、視界が白くてよく見えない。
ぎりっ、ときつい内壁が固まった。
「ひああぁっ!あああああっ!!!」
悲鳴に近い声を台湾は上げた。びくん、と体が痙攣し次いで中が小刻みに震える。
決壊した中国の精をぎゅぎゅ、と搾り上げる。
「・・あ、あ・・・」
「・・・っ、う、は・・・・」
それぞれ脱力しきったような声を上げた。
台湾はじんわりする余韻にぼうっと浸る。下腹部が温かいのは、ひょっとして中に出されたわけだろうか。
まあ、別に構いはしない。
「風邪・・・ひかないうちに、早くあがるよろし。」
中国がだるそうに言った。

520:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 7
09/01/22 22:22:45 5v0bUKQ5
翌朝10時過ぎ。台湾は目を覚ました。ベッドの上、毛布はかぶっていたが裸のままであった。
隣に同じく裸の中国がいる。
「うーん、と。」
昨日の記憶はある。会議に出て、部屋に戻ったら何でか中国がいて、一緒にお風呂場で・・・
それは覚えている。しかし、部屋に中国がいるのを見つけたとき、自分はどう思っただろうか?
何か口喧嘩をしたような・・・。
「・・・?」
頭がこんがらがってきたのでぶんぶんと振った。中国が起きたら聞けばいいか。
毛布のほんの一部が膨らんでいるのに気がついた。これは何か、本で読んだことがあった気がする。
毛布を一部だけはがすと、半起ちのものが目に入る。右手で先端の少し膨らんだところをつついた。
反応なし。
先端から根元までつつーっと、指を滑らせて、根元の方だけ掴んでみた。
「・・・何やってるあるか。」
「ほわぁっ!」
中国が薄く眼を開けた。
「根元の方は掴んでもいいけど先の方は指で押すくらいにしといてほしいある。」
「そ、そうなの?」
根元を掴んでゆるゆると動かすと微妙に柔らかかったのが固くなってきた。先端を指二本でぐにっと押すと
中国は軽く唸り声を上げた。
「そ、そういえばさ、中国。」
「何あるか?」
「昨日、何か私たち喧嘩しなかった?」
「・・・喧嘩?喧嘩なんかしてねえあるよ。」
「そうだっけ。」
「そうあるよ。」
「あと・・・」
「何あるか。」
「私はなんで中国のこと中国って呼んでるの?”兄さん”じゃなくて。」
「それは・・・我がそう呼ぶように要求したある。うっ、」
台湾が先端をつまんでいた指につい力を入れた。
「あれ?今の痛かった?」
「別に痛くはねえあるよ。でも台湾。我は一つお前に言ってなかったことがあったある。」
「何?」
「我は本当は少し遅漏の気があってあるな・・・かなり強い刺激がないとなかなか抜けねえある。」
「そうだったの?」
「だからちょっと、お前が手とか口とかで我を抜こうとするのは、時期尚早、技術が未熟あるね。」
「うー・・・」
「中はかなり締まりがいいんだから、そっち使えば十分ある。」
「ちょ、ちょっとその言い方は無いよ!」
中国はけらけらと笑って、台湾の腕を引っ張って抱き寄せた。
「我愛イ尓。」(愛してる)

521:我愛イ尓 最大公約数のハッピーエンド 8
09/01/22 22:24:23 5v0bUKQ5
帰ってきたのは昼過ぎだった。

一歩、中に踏み込んで、台湾は違和感を感じた。
台湾島の低い瓦屋根の一軒家。住み家である建物。
居間に入ると外国の言葉の本が並び、お洒落な服が転がっている。
間違いなく自分の部屋なのに、何となく違和感を感じて落ち着かない。
戸棚に、おもちゃのおまけのような古めかしいブリキのおもちゃが並んでいる。
隣には使い方がよく分からない桜と梅の飾りがついた簪。
「・・・何これ?」
胸がざわついた。足元が崩れていくような錯覚を覚える。
がらがらと戸棚からそれらを床に落とした。目眩がしてたまらなくなって膝をついた。

「中国・・・。」

彼に会いたい。
会って抱きしめてもらえれば、きっと全ては解決する。
台湾は重い足を引きずって帰ったばかりの家を飛び出した。
後には――。


おしまい。

522:名無しさん@ピンキー
09/01/22 22:27:58 5v0bUKQ5
あとがき

香港さんを呼び出したのはシンガポールさんと手下のホテルマン達です。
このあと「アッー!」か「アイルカミングー!」な展開かもしれません。

ついでに一言。「にーに萌えぇぇぇ!!」

523:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:16:30 3vILRpZ+
兄貴の術策通りなの!?

日本さん忘れられちゃったの!?

524:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:46:08 Lha50lXu
なんというGJ。
いっそうの泥沼をついつい期待してしまう展開。

525:名無しさん@ピンキー
09/01/23 02:50:55 gTC3hbYr
シンガポールの役は別に香港でも良かったのでは…
できればシンガポールは出さないで話を進めて欲しかった
批判じゃなくてあくまでも意見ね、エロはGJでした。

526:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:17:00 iHp+yxdZ
中台書いてしまった人です。
あとがきでなんかいらんことを書いてしまったことを今は反省している。
>>681
今のところ忘れてます。
>>682
泥沼好きでーす!
>>683
それもそうなんですけどね。
私としては、香港って女子高生をそのまま男にしたような感じっていう勝手なイメージがあったので、何か
やらせるなら他キャラ出そうかなとか思いまして。
あと裏としてこんな話考えてたりしたので。アホ話すまないです。

(ホモ&捏造注意・・・未遂だからまだ安心して読めると思うけど)
「シンガポール!?ホワイ?」
数人の屈強な男たちに腕をキャプチャされた香港。
「やあ香港。元気そうだね。ところでその英語交じり、直したらどう?もうすぐ帰属先が兄さんに返るんだろう?」
「いや、それはアンサーになっていないぞ。」
「ああ、アンサーね。兄さんに頼まれてさ。」
「兄さん?・・・それはマレー・・・ノー、“中国兄さん”か?」
「ライト。てかやめてくれ、口調が移った。」
香港はいよいよ訳が分からなくなった。
「中兄が、俺をとらえておくようにって?」
「いや、そう言う訳じゃない。単に『香港を部屋に戻すように』って。その後は僕の独断で。」
「・・・何でまた中兄はそんなことを?」
「理由?予想はつくけどね・・・。本人は、教えてくれなかったよ。」
「ただの予想でもいいからディスクライブしてくれ!リアリィに訳が分からない。」
「うーん・・・。どうしたもんかな・・・。」

威勢のいい行進曲。中国の国歌だ。
シンガポールは携帯を取り出した。
「兄さん?」
「あーうん、やっぱり?・・・へ?ああ、用意できますけど・・・ははあ。了解。」
シンガポールは携帯電話を閉じた。

「確実になったから教えてあげる。」
「今の中兄・・・か?」
「そう。彼は台湾とお楽しみ中・・・というか、お楽しみしようとしてるのか。」
絶句。
「ホ・・・ホワーーーーッツ!?」
「うるさいよー。僕はもう行かなきゃいけないから、お前ら、好きにしていいよ。」
シンガポールは指をパチンと鳴らして、すたすたと部屋から出て行った。
屈強な男たちがわらわらと(ry
「ノーーーッ!!!」

以下アッ―。

527:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:35:57 iHp+yxdZ
すいません、肝心なことを書き忘れてました(汗
稚拙な文章ですが、読んでくださった皆様、ありがとうございます。

528:名無しさん@ピンキー
09/01/23 10:40:34 DcO/7UGG
香港哀れ…w

529:名無しさん@ピンキー
09/01/23 11:53:28 ftVBUiLe
哀れすぎるwwだがGJ!

そういやアメリカ人男性に聞いたところ美人が多い国1位がベラルーシだそうだ

530:名無しさん@ピンキー
09/01/23 12:18:54 zGCu8idq
順位とかは忘れたけど上位がベラウク露らしいね。

そんなわけで先生、米ベラが見たいです…



531:名無しさん@ピンキー
09/01/23 12:57:07 nfOuTF8E
>>684
よかったらトリつけてくれないか?小ねたとかにも

532:名無しさん@ピンキー
09/01/23 14:02:54 rBVtjSre
>>620
亀レスですが
2、プロイセンぶっ壊れる
が是非読んでみたいです!!!

533:名無しさん@ピンキー
09/01/23 21:53:14 MJoSMYpd
>>684
小ネタでもアッ―! は勘弁するのです…。

534:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:12:29 A+qoQvGw
そのへん難しいよねー。
英セー、仏セー設定での露セーをぼちぼち書いてるんだけど、
実際にしてるのはベラセーで、しかも英と仏は精神的ホモ
(だからこそセーを共有してる)って感じになってきて
どこに投下していいのかよくわからんくなった。

535:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:14:30 1o9SPtYs
>>692
 早 く 書 け 。

そして落として下さい。お願いします。

536:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:21:58 vx+cPbEM
個人的には、色々規則がきつくなる→人いなくなるの流れが嫌すぎるので
(注意書き必須で)ある程度自由にしてほしいけど、ホモネタはどうしたらいいかね・・・・
避難所とか・・・

>>672
すばらしい・・・・
絶対また書いてね

537:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:27:38 MJoSMYpd
ここに投下したSSに絡む小ネタ程度のものなら避難所に
「ちょっとアレなSSスレ」を立てて投下してもいいかもしれんね

538:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:42:57 gTC3hbYr
作品の雰囲気がホモ一歩手前だから仕方ないとは思いつつ
やっぱりここの住人女性多いなぁと実感する
以前ここでのコテハンそのまま残して数字板に書き込みした人もいたし
香港虐めとかの男キャラ屈辱ネタやSSでやたら女性視点が多いのも女性職人特有

女性を卑下してる訳じゃないけど圧倒的に女性支援が多いこのジャンルで
肩身の狭い思いをしている変態紳士達の唯一の憩いの場がこのスレだと思うので
あまり女臭さが滲み出る作品の投下は控えた方がいいんじゃないかな

539:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:50:19 uzOLn+iY
そして投下が無くなるのですね
わかります

540:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:55:13 Lha50lXu
ぶっちゃけ、野郎同士がヤッてんのは断固お断りだ。
同じ理由で女体化も断る。
けど、>>692みたいなのだったら、まあ、断り書きさえ
入れておいてくれれば。

>>696
男が女にヤラれんのは男でも大好物のやつ多いと思うから、
そう決めつけるのもどうかね。

541:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:58:37 mI5EaybG
女が書いても読んでもいけないなら1にでも書いておいて下さいよ

542:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:01:31 MJoSMYpd
上の小ネタはどうしても話に必要とも思えないしな…

543:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:05:54 zGCu8idq
毎回思うんだけどこのスレを見てる男女論争については無意味じゃないかな。
いろんな人がいるんだから。


544:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:07:42 1o9SPtYs
>>696
「控えるべき」って理屈がよくわからないのだが。

私の性別は女だが、女の子は大好きだ。乳の話には率先して参加してたりする。
リヒテンシュタインの足の小指の爪についての話もどんとこいですよ。
ちょっぴりラメの入った赤に近い紫のネイルをぽつんと塗ってあったりすると
すごくハァハァすると思うのですよ。
もちろん男キャラも好きだから男萌えもする。
だから女萌えはしてもいいよ、でも男の話は控えろって言われるのはお断りだな。
男住人とか女住人とか関係なく、他人の好みのために
なぜ自分の萌えを選択されなきゃならないのかって意味で。
女にしか萌えない人に場所をお借りしているわけではないのにさ。

545:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/23 23:11:32 iHp+yxdZ
名前は即席で作りました。中台書いてた人です。

なんかごめんなさい。
つい軽いノリで書いてしまいました。笑って済ませられる範囲かなと思ったので・・・。

えっと、以下の中で議論になる可能性があるのでやめた方がいいものがあれば教えてください。
1.妊娠ネタ
2.女性×女装男性
3.レズ

546:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:12:29 5G9Vchxg
ホモじゃなければなんでもいい
だができればエロイ方がいい

547:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:15:44 A+qoQvGw
>>703
レズは専用スレ@百合板があるから、それがメインならそっちかなーと思う。
あと、あの中台書いた人の女性×女装男性なら見てみたい。

548:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:15:58 Lha50lXu
>>702
基本、ピンク板は801は特殊な事情のスレでない限り板違い。
だから、男萌の話をしてはいかんということはないが、
その場合は数字板とは切り離したものでというのが原則。

・・・だと思ってたが違うかね?

>>703
どれも個人的には平気かと思う。>>704に超同意。

549:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/23 23:24:50 iHp+yxdZ
>>705
百合板あったんですか・・・。
知りませんでした。ありがとうございます。

なんとなく考えてるのはハンガリー×ポーランド(+プロイセン@放置プレイ)ですね。
ただ、ハンガリーさんががっつり腐女子設定だったのでちょいマイルドに変えます。

>>706
そのつもりで臨むことにします。

550:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:29:46 JX8rLyFS
>>696
紳士方は肩身がせまいのか?
それは696個人がだと思いたいんだが…

551:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:33:14 un55AR+r
いいけどなんだそのラトビアっぽい名前はw
背中に羽根飾り背負って投下お待ちしてます

552:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:35:24 rQC91VWx
こういう時こそ避難所で議論しようぜ
このスレにあまりギスギスしてほしくない


553:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:36:43 1o9SPtYs
>>706
自分やおいの話はしてないよ。エロパロで801がダメなのは普通だと思う。
>>696では男を中心に話すのは男性住人のために自重、いう風に読めるんで。
数字っつのは男×男でしょ?
男×女前提での話なのに、ある人には数字系のネタぽく見えるからって
エロパロで自重っていうのはちょっとな。
その数字っぽく見えるって言うのがまず主観だしね。

554:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/23 23:40:04 iHp+yxdZ
>>709
いえ、没作品の名残です。突っ込んでくれてちょっと嬉しいww

構想のまとまりがつかなくなってしまって没なのですが、
ベララトベラで他の男(エストだけど)に手を出したベラを相手にヤンデレ覚醒のラトビアが
ベラルーシに鈴蘭をぶっさしまくる。皮膚が腫れあがったのを見て
「これで僕以外に見せられない体になったね。」
で終わるっていう。

555:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:57:10 dlml1qRh
皆そんなことよりウクライナさんのおっぱいの話しようぜ!
全力疾走してるウクライナさんの暴れおっぱいが見たい!できればブルマで

男女の住みわけの話は避難所でやればいいと思う
ただ、私としては女×男で男受けの話が続くとなんだかなぁと思う
ここは数少ない男性向けエロが見れる場所だからかもしれないけど

おっぱい!おっぱい!


556:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:11:15 vZ2bSVG0
>>713
体操服で全力坂走るウクライナさん受信した!

一応専ブラでしたらばを見る方法のリンクを貼っとくね
URLリンク(2ch-fish.hp.infoseek.co.jp)

美乳派の自分はハンガリーさんのおっぱいが好きだ!
おっぱいジャスティス!



557:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:23:20 qfK2Ojwp
荒れる原因になるので最低限の棲み分けは大事だし、
数字板を兼任してる方は腐女子のノリをここにまで持ち込まないよう
気をつけたほうがいいかと思う

あと、おっぱいは女のロマンでもある!!
というわけで、おっぱい!おっぱい!


558:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:27:54 YnCgtf2d
露リヒの人です、こんばんは。
スイ白投下します。
短い上にエロないです。
露リヒのサブストーリとでも思ってくれ。続きは希望があれば…。
これでも読んで気分変てくれたら幸い。
NGには君の祈りと通り雨で


559:君の祈りと通り雨
09/01/24 00:28:26 YnCgtf2d

「…行かせない」
声に温度はなかった。彼女が愛用しているナイフと同じようにスイスには彼女も鋭い刃に見えた。ぴんっ、と張られた弦のようだとオーストリアなら例えただろう。今にも切れてしまいそうな危うさを抱えてベラルーシは立っているように見えた。
紅い絨毯の上に古臭いメイド服で佇むすがたは何処か美しくもあり、古い映画のようで滑稽だった。スイスは目を奪われていたがその事に対して口を開くことはなかった。
「妹を探しているのだ、邪魔するなら撃つぞ」
廊下の無効から微かに弾んだ声がスイスには聞こえた。会議も終ればこんな煩い場所には用がない。早々に退散してしまいたかった。
「お前は撃てない。私は何もしていないからな」
確かにその通りだった。今ベラルーシを撃つのはスイスの沽券に関わる。
「だったら退くのだ」
「断る」
「お前も兄を探していたのだろう」
ベラルーシは廊下の向こうを指差した。それは先程リヒテンシュタインの声が聞こえて来た方向だった。
「兄さんは向こうに居る」
一歩も動こうとしないベラルーシをスイスは不審に思う。
ナイフに添えられた手は、スイスが一歩でも廊下の向こうに出ようと下瞬間襲ってくるだろう。軍人の感以前の問題だった。
「何故向こうに行かせたくないのだ?」
「煩い」
スイスは気を使って精一杯優しい声色で問い掛けたが一蹴されてしまった。
なんにせよリヒテンシュタインの所には行けそうにないとスイスは諦める。どうせ此処を通り掛かるのだとスイスは廊下にもたれ掛かって床に座り込む。
ベラルーシがゆっくりスイス目の前に立った。
「おい」
「何だ」
「見下ろすな」
「お前が小さいのが悪い」
スイスが全プライドをかけて銃を発射することを決意した瞬間ベラルーシの姿が消えた。気付けばベラルーシがスイスの隣に蹲っている。
「何なのだ…お前は。」
スイスは額に手を添えて呻くように呟いた。必要以上の馴れ合いは好まないスイスにとってベラルーシの言動は理解しがたいものだった。
永久中立国としての立場、けっしてそれだけではない。人と付き合う煩わしさ、唯一の例外である大切な妹はベラルーシとは似ても似つかない。
「…兄さん、兄さん、兄さん」
ベラルーシが呟いた。口から無意識に出た彼の呼称はぽろぽろと零れ落ちる。
「…兄さん、兄…」
膝頭に頭を付けてベラルーシが黙り込んだ。
「泣いているのか?」
思わずスイスが尋ねる。
「泣いてなどない。私が泣くような女に見えるか?」
「まるで、祈りの言葉だな。お前の”兄さん”は人が”神様”と祈るのと同じ響きがするのだ。共通点は」
「けして、手を差し伸べない。…それくらい判ってる。向こうにいる、確かに兄さんはいるんだ。
さっき、笑い声が聞こえた。兄さんの声だ、あんなに澄んだ声で、弾んだ声で……私には、あんな声」
そしてベラルーシはまた小さく呟いた、兄さん。彼女の口にする”兄さん”という言葉は祈りのようにも聞こえる。兄本人は恐ろしいと体を震わせているが、スイスにはさほど恐ろしいものには思えなかった。
「兄さん、兄さん、兄さん、兄さん。」
すがるようにベラルーシは延々とその言葉を口にし続ける。この言葉は彼女の涙だ。
思わずスイスは自分の胸にベラルーシの頭を押し付けていた。
「…慰めてるのか?」
「都合のいいようにとるのである」
不器用な女だ。愛らしさはどこに捨ててきた。男の背中にすがることも知らないではないか。そこまで考えてスイスは自嘲した。同じように縋らせてやるすべを知らなかった。
不意にリヒテンシュタインの笑い声が聞こえた気がした。慎ましく品のある、あのいとおしいはずの声が今だけは耳に付く気がしてスイスは大きく息を吐いた。


君の祈りと通り雨



560:君の祈りと通り雨
09/01/24 00:31:37 YnCgtf2d
待たせてしまった上にエロなくて申し訳ない。

質問なんだが、仮にサイトを作りたくなったとして此処に投下した作品をサイトの方に載せるのはまずいんだろうか?
教えてエロい人

561:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:31:51 RkSuktfi
短いけどGJ!
スイスさんもベラたんも萌えるぜ!

562:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:43:56 LmHxW0pw
GJ!!!
待ってたかいがあった!
続きも読みたいです、とか言ってみる

ホムペ転載については他スレで
『某掲示板に投稿したことがある旨を伝える。
その時にできれば投下者本人と分かるような
メッセージやトリを載せておく』
って結論が出てた気がする
保管庫からSS削除するかは本人しだいって感じだった
真似する必要はないけど参考までに

563:名無しさん@ピンキー
09/01/24 01:00:40 ZOnWi7In
>>718
自分が投下した作品なら何も問題はないと思う

スイベラ待ってたから嬉しいwGJ!


564:名無しさん@ピンキー
09/01/24 01:01:10 sYVrvwj1
>>720
ありがとう、エロい人。
参考にさせて頂きます。

565:名無しさん@ピンキー
09/01/24 09:15:07 ubdFCZR0
>某掲示板に投稿したことがある旨を伝える。
これ書かないと転載厨と勘違いされる危険があるから気をつけてね

566:名無しさん@ピンキー
09/01/24 09:54:43 sYVrvwj1
>>721
>>723
教えて下さってありがとうございます。
サイトの件は取り敢えずこちらで書く約束をしたものを投下してからとりかかろうと思います。
もう少し付き合ってやって下さい

567:名無しさん@ピンキー
09/01/24 11:27:17 DbZbR8J6
以前犯罪土洪ss書くといったものです。
ちょっと今トルコさんの言葉の壁にぶつかってるorz
本当に申し訳ないがもう少し待っててほしい。
とりあえず全裸で仮面つけてる紳士のみなさんは、
風邪ひかないように毛布はおって下さい。


568:名無しさん@ピンキー
09/01/24 11:28:04 LmHxW0pw
>>724
エロイ人言われたの初めてだW
否定できないが
んじゃ他の作品ものんびり待つよ
サイト持ったら投下はし辛くなるかもしれないが
門出だもんな、温かく見守ることにする

さて、土曜なのにカキコが少な目なのは
皆アニメのために構えているからだろうか?

569:名無しさん@ピンキー
09/01/24 12:36:09 xGr9AxH6
突然だけど日リヒって無いのかな?
もちろん公式でも面識のない二人だが
なかなか可愛いCPになりそうで個人的に好きだ

まあ裏を反せばオタク×妹キャラでどんな変態プレイを繰り広げるかが見たいんだけどな

570:名無しさん@ピンキー
09/01/24 12:40:00 Q5xbw+hc
以前書きたいって人はいたよ
その前に現実と戦わなきゃいけないらしい

571:名無しさん@ピンキー
09/01/24 12:51:25 4RDI9VMl
でも日本はスイスに気に入られてるっぽい(勤勉なところとか堅実なところとか)から
意外と簡単に交際OKが出るかもしれない。イタちゃんとかフラ兄に嫁がせるくらいならって。
でもエロスレ的には順調な交際は萌えないものなのかなw

572:名無しさん@ピンキー
09/01/24 12:57:40 J5A6zeT0
>>726
エロい人は慣用句みたいなものだよ
2慣れしてない人なのか?

573:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:55:03 RkSuktfi
まだ書くのかよという中台。
これで本当に最後です。前回はお騒がせいたしました。
以下注意
*妊娠ネタ
*精神病

この間、『我は遅漏あるから・・・』とか言ってから闘争精神を燃やしてしまったのだろうか。
台湾は中国の一物を口に含めて、不慣れな舌を使いながら、根元を手でゆるゆるとしごいていた。
小さな手が自分の唾液と男の先走りの梅雨でべたべたに濡れている。
亀頭を舌でチロチロと舐めると、中国は流石に気持ちよくて声が漏れた。
「ううっ・・・」
あまり上手ではないが、可愛い彼女がしていることだと思えば。
朱色で統一された中国の矢田ら広い私室。窓は開け放されており、美しい庭園が3つの方角から眺められる。
まだ日は高い。中国は寝台に腰掛け、台湾は膝をついた格好だった。
「ねえ、中国。」
台湾は口を外して言った。
口の端から透明な液体がつーと伝い、途中で切れて桃色の服の上に垂れた。
「な・・・何あるか。」
台湾はおもむろに胸元の編み合わせをしゅるしゅると解いた。
「大きくなったと思わない?」
若々しく隆起した胸がのぞく。ごく普通サイズだった台湾の胸は、もう一回り豊かになったように見える。
「え・・・ああ・・・。」
中国は思わず喉を鳴らした。
台湾はそのままぺたりと、胸をモノに押し付けた。
「ちょっ・・・」
「はさめる・・・かな・・・」
台湾はおずおずと手のひらで自らの胸を広げて、ぐっと一物を挟み込んだ。
「何でそんなこと知ってるあるか!?」
「本で読んだの。中国の昔書いたの小説。」
「なっ・・・。」
2世紀ほど前だっただろうか。古典をエロ小説に書き換えるのがマイブームだったのは。
などと少し回想に浸っていると、温かく柔らかい感触が最も敏感な場所を包んだ。
「・・・く、」
パイズリなんかをするには、何とかぎりぎりの大きさってところだろうか。
「お前は・・・さっきからもう!」
かれこれ二時間以上はいろいろといじられていた。気持ちいいのは認めるが、
これ以上生殺しを続けられたら体力が持たない。
「・・・ん?」
台湾は胸に違和感を感じてぱちくりと瞬きをした。
(そういえば・・・)
台湾はふと、思考する。それに気づかず、中国はぐっと、台湾の肩をつかんだ。
「あんまり年寄りをいじめるのはやめるある!さっさと寝台に横になるよろし。」
「うーっ、また駄目だったか・・・。」
台湾は目を閉じて待つ。目の下に、クマが薄く浮いていた。
・・・

574:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:55:44 RkSuktfi
中国に返還されて間もないというのに、香港は働きづめであった。
「中兄の奴・・・ホワイここまで俺にワークを押し付けるんだ・・・。」
理由は予想がつく。教えられたわけではないが、台湾がこの家にいるという時点で想像できた。
ああ、それにしても酷い!シンガポールのあの件以来、どうにも機能不全である。
シンガポールを恨むのがこの場合筋なのだろうが、馬鹿みたいに台湾に溺れている
中国を見ていると憎しみが湧きあがってくる。
今日は幸いもう上がりで、涼しい夜風を受けながら回廊を歩いていた。
向こう側から、台湾が微妙におぼつかない足取りで歩いてきた。どうもこちらには気づいてないらしい。
「台湾。」
香港が呼ぶと、台湾ははっとして顔を上げた。顔は熱っぽく、大きな垂れ目はうるんでいる。
香港は思わずどきりとした。
「アーユーOK?ふらふらしてるけど。」
「うーん・・・まあ、ね。」
口調も熱に浮かされている感じだ。
「眠ると夢を見るから。何か・・・寂しくて切ない夢。内容は全然覚えてないのに、胸が苦しくなる。
 だから夢を見ないように体力を削ろうと思ったり夢を見ても安心できるように中国のそばにいたんだけど・・・。」
台湾は目を閉じて、ぐったりと壁に背をもたせる。
「中国はちょっと忙しいみたい。」
「そうか。」
台湾は、ゆるみきった顔に、更に笑顔を浮かべた。
「でも、もう大丈夫。大丈夫なんだ、私たちは・・・。」
「何、が?」
「何があっても。」
妙に自信に満ちた言葉。
「香港も知りたい?」
「え?」
「私たちが何があっても大丈夫な理由。」
香港は言葉に詰まる。
「見せてあげる。」

575:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:56:20 RkSuktfi
久しぶりにこの道を歩く。
台湾は島の小道を歩いていた。空には星がちらつき始めた。涼しい風がいい気分だ。
「眠い・・・。」
開け放しの玄関を通り、足取り軽く寝室へと向かう。
・・・その足が止まった。
月明かりの逆光で、相手がよく見えた。深い青色の着物を着た背の低い男が、窓辺で腕を組んでいる。
「ひっ?!」
台湾はずざっと後ずさる。
「・・・ようやくお帰りですか。女の子が夜遊びとは、情けない。私の教育が悪かったせいでしょうかね。」
抑揚の少ない低い声。この声は、“怒っている”。
「あ・・・あ・・。」
喉が凍りついたように声が出ない。
「今までどこにいて、何をしていたのですか。」
怒涛のように流れ出る感情は、訳が分からない。台湾はいよいよもって膝をついた。
「中国さんのところですか?」
男はたたみかける。
「あんた・・・だ、れ?」
男が眉根を寄せる。
「何を言ってるのですか、台湾さん。」
名前を呼ばれて台湾はびくりと肩を震わせた。
ああ、確か・・・。自分はこの男を知っている。
「心配になったのですよ。ここしばらく、様子がおかしいと思いまして。中国さんの監視も緩い。
 それで来てみたら、庭は荒れ放題。玄関は開けっぱなし・・・」
ほとんど無表情だった男が、ぎっと眉根を寄せた。
「何をしているんですか、あなたは!!」
男は台湾の丸い肩を掴んで強く揺さぶった。
「私は言いませんでしたか、『これから先なにがあっても、あなたはあなたでいるように』と。」
言いながら、酷い言い草だと日本は思った。
自分はその一言だけ言って、その後積極的には彼女を繋ぎとめる行動をとらなかった。
中国におびえる台湾が日本に近づいてくるのを見て、それを拒絶せずに受け入れただけだ。
「や、やめて・・・!乱暴なことはしないで!」
台湾がうわごとのように早口で呟いた。
「乱暴な事なら、私だってしたくありませんよ!」
思わず返してしまった言葉に、日本は内心苦笑する。
しかし、一度台湾の顔をよく観察すると、日本は否応なしに冷静になった。
良く眠れていないのか、若々しい肌のつやが失われており、目の下にはクマが浮いている。
大きな目は充血し、目が潤んでいる。若いまま老婆になってしまったよう、なんて表現が似合うだろうか。
その隙をついて、台湾は肩で日本を突き飛ばし、その場にうずくまった。両腕で下腹部を庇いながら。
閉じた貝のようにうずくまりながら、台湾はあふれる記憶を押さえつけていた。
「中国、中国、ちゅうごく・・・」
「あ、あなた・・・まさか・・・」
うわごとのように中国の名を呼ぶ台湾を見て、日本は雷に打たれたような感覚を覚えた。
そういえば、以前見た時と比べて彼女は幾分ふっくらしたように見える。
「嘘でしょう・・・?」
口を衝いて出た言葉は、頭に浮かんだ生々しい想像を否定する。
「本当です。」
台湾は口調を直して、日本を見上げた。
「私、妊娠してます。中国との間の・・・。」
焦点が合っていなかった目は幾分の疲れを残しながらもしっかり日本を見据えている。
「お願いします。出て行ってください。私、とても疲れてるんです。」
「そんっ・・・」
「お願いします・・・。」
台湾は指をついて頭を下げた。
日本は、それ以上何も言えなくなり、無言で踵を返した。
吐き気がするのをこらえて、早足で寝室を後にする。
台湾はのろのろと起き上がり、熱い涙を流しながらはっきりとした口調で言った。
「別了、日本さん。さよなら・・・。」

576:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:56:55 RkSuktfi
「・・・台湾?」
中国の声に、香港はため息をついた。
「俺です。香港ですよ。」
「何か用あるか?」
扉を開けて、香港は中国の私室にお邪魔する。ランタンがぼんやりと光り、電灯とは違う幻想的な風景を演出している。
中国は無駄に豪奢な事務机に向かって何か書類仕事をしていた。
「少しトークしたことがあります。主にアバウト台湾・・・。」
「その口調、いい加減やめろと・・・」
中国がため息をつくのを気にせず、香港は先程の出来事を告げた。

「見せてあげる。」
返事も待たずに、台湾は胸元の編み合わせをしゅるりとほどく。
「What are you doing!?」
思わず英語で叫んだ香港の目の前に、なかなか豊かな大きさの胸が現れる。
台湾はおもむろに下着をずらし、なぜか既に赤っぽくなっている先端付近をぎゅ、っと力を込めて掴む。
「・・・っ。」
息をのんだのは両方だったかもしれない。
じわ、と先端から白色の液体がにじんだ。手についたそれを見つめながら、台湾は続ける。
「本当は妊娠したってお乳が出るのは臨月間際のはずなんだけど・・・私の場合いじられすぎちゃったのかなあ。
 まだほとんどお腹も膨らんでないのに。」
台湾は薄く笑いながら、その手を香港の目の前に持ってきた。
「飲んでみる?」
「えっ・・・」
台湾は香港の顎をつい、とつまんで口を開けさせ、手についた液体を中に流し込ませた。
甘いのかなんなのか、不思議な味がした。
そしてこの強引っぷり中国に似た気がする・・・と香港はふと思った。

・・・とここまで話したところで香港は中国にべしっと叩かれた。
「何を飲んでるあるかーーっ!!」
「いや、そこですかっ。」
素直にたたかれながら、香港は抗議した。
「中兄、これはつまり台湾が・・・」
言葉を遮って
「それの何が問題あるか?」
いつも通りの自信過剰の笑みを中国は浮かべた。
「そうか、あいつが身籠ったあるか・・・。」
中国は目を閉じると、傍らにいて耳が痛くなるほどの大声で笑った。
ひとしきり笑い終わって、中国は香港に訪ねた。
「で、あいつは今どこにいるある?」
「ちょっとアイランドにゴーホームすると言っていた。」
「じゃあ、ちょっと会いに行ってくるある。後の仕事は任せたあるよ。」
「え、ええぇ~っ!?」

577:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:57:41 RkSuktfi
その辺の怪しい物売りから度数だけが無駄に高い安い酒を買って、道端の座るのに丁度良さそうな石の上に
座り込み、ラッパ飲みで喉に流し込んでいた。
「まずっ・・・」
日本はらしくもない舌うちをした。ふと、近づいてくる足音を聞いて目を向けた。
すると、今一番会いたくない人物と目が合った。
「よぅ、日本あるか。」
「・・・・・。」
「台湾に会いに行ったところ・・・あるな?」
「ええ。」
抑揚のない声でぼんやりと話す日本を見て、中国はいい気味だと思った。
台湾は日本のことなど忘れたはず。
「あなたは酷い人だ。目的達成のためなら手段を選ばない。」
「今更知った訳でもあるまいに。最終的にハッピーエンドならそれは合理的な手段ともいえるあるよ。」
「そうですかね。」
「そうあるよ。あいつは、お前の存在のせいでずっと我のところに帰ってこられなかった。
 帰りたいのに、お前のことが心に引っ掛かって、辛いのに我を拒絶し続けてきたある。可哀そうに。
 でも今、あいつはようやく幸せになれたあるよ。」
日本は眉間にしわを寄せた。
「お前は自らの欲望のために相手の幸せを壊すような愚か者ではないはずある。・・・そう願ってるあるよ。」
中国は再び歩き出した。
「・・・殺してやる。」
日本は感情的にそう呟いたが、その後のことまで考えてどうしようもない虚脱感に襲われた。
感情に任せてせめて一発でも殴ってやれれば、どんなに楽だろう。
中国の姿が見えなくなって、日本は満天の星空を仰いだ。
「さようなら、台湾さん。」

578:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:58:23 RkSuktfi
閉じられた玄関のドアを開けて家に入る。しばらく掃除をしていないのだろう、嫌に埃がたまっている。
西の寝室に入ると、台湾はぐったりと寝台に横になっていた。見れば、安らかな寝顔であった。
最近ずっと眠ると嫌な夢を見て眠れないと言っていたが、何か吹っ切れたものがあったようだ。
間違っても起さないように、中国はその辺に転がっていた縫いぐるみを尻に敷いてベッドの下で座りながら
眠ることにした。

「うー・・・ん。」
台湾は思いっきり伸びをとった。久しぶりによく眠れた気がする。
その膝が何かに当たった気がして台湾はベッドの前を見た。何故か中国が座りながら眠っている。
「・・・中国?」
台湾はきょとんとしたが、寝台から降りて、寝ている中国に正面から抱きついてみた。
「おはよう、中国。」
中国は目を覚まして、目の前に台湾の顔があったので少し目を見開いたが、すぐに元の表情に戻った。
「ああ。」
優しく髪を梳いてやると、台湾は中国の肩に抱きついた。
「中国。私、ひとつ教えることがある。」
弾んだ声。
「ああ。」
「私、妊娠したみたい。」
「それは良かったある。」
「うん。」
「・・・・それにしても、おまえ、香港にそのこと言ったらしいあるな。」
「え?う、うん。まあね。」
「馬鹿が。我以外の男の前では、例え兄弟だろうがなんだろうが肌を見せるのはやめとくあるよ。」
自分がその強大なのは棚上げである。
中国は片手で手前の編み合わせを解いて、下着をずらして胸を露出させた。
なるほど、大きくなっている上に、先端がいつもより色づいている。
その部分に口を寄せて吸いつく。
「きゃあっ!」
台湾がびくりと反応して、中国の頭を胸に押し付けた。
強く吸い上げると、確かに何か甘くどこか懐かしい味のする液体が少しだけ口に流れ込んできた。
「それは中国にあげるものじゃないんだけどなあ・・・」
台湾が半分呆れた声で言ったが、無視。吸い上げながらもう片方を指の先で転がしてやると、台湾の息が荒くなってきた。
頭を抱いていた台湾が、中国の後ろ髪を解いた。
そう言えば以前、『髪をといたほうがセクシーでいい』とか何とか言っていた。特に困るものではないので気にしない。
口を離して、手を下腹部に伸ばした。台湾もそちらを見る。
「大丈夫あるね?」
「もちろん」
台湾は頷いて、唇を重ねてきた。互いに大胆に。貪るように。
口を離すと垂れてきた唾液を拭いもせずに、台湾は中国の下の服を脱がせた。
根元を掴むと、舐めて唾液を零し、ゆるゆるとしごいた。先端を舌先を口から出して、犬がミルクを舐めるように
ちろちろと舐めた。
十分に上手いとは言わないが、最初に比べれば随分上達したと思う。
吐息をこぼして、様子を観察している内に、中国は一つ思いついた。
「台湾。69って知ってるあるか?」
台湾はごほっと咳をして、口を上げた。

579:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 13:59:53 RkSuktfi
(誤字失礼。強大→兄弟でした。)


「・・・知ってる。」
「寝台の上で横向きに寝転がるよろし。」
台湾は促されたようにそうした。顔が赤い。そういえば、中国は台湾の性器を指で弄ることはあっても
口で遊んだこどなどなかった気がする。
目の前に、赤く充血した恥丘がある。ここ最近は調節することを覚えたのか、中に入れるときは力を抜き、
入ってからはぎゅ、っと締め付けるようになった。指を抜き差しするとわかる。クリトリスに舌を這わせると
太ももがびくりと動いた。完全に閉じられてしまっては困るので顔を差し込んで太ももを割る。
何度も舌を動かすと台湾の方の口の動きがおろそかになったので、一度止めた。
再び生温い感覚がするのを感じてから再開。敏感な場所を舐められて恥ずかしいのか感じているのか
フェラチオをしている口が震え、歯がかちかちと当たる。噛まない限りは問題ではないのだが・・・。
中国はふと、一度いかせてやろうかと思いついた。指を3本、既に準備完了とばかりに濡れている入口に
一気に突っ込んだ。
「ふやあぁっ!」
台湾が口を離して喘ぎ声半分叫び声半分の声を上げた。
「噛まれても困るから、そのままでいるよろし。」
一言言って、指を抜き差ししながらクリトリスを舐め上げた。液体が撥ねて顔にかかるが、できる範囲なら舐めとり、
残りは放置して指を動かした。ある程度コツは分かっている。
十分中が侵入者になれたと感じたら指を少し腕に移動させ、第2関節を曲げた。
「ふあっ!」
正解。きつい中がなおさらぎゅっと締まった。
「そういえばここだけいじり続ければどうなるあるか。」
その位置だけをめがけて指を動かす。
「きゃあっ!・・・や、そんなぁっ!ふああっ!」
喘ぎ声というよりも叫び声に近い艶っぽい声が響く。動かすたびに液体が飛び散り、シーツはぐしょぐしょになっている。
太ももがギュッと閉じようとし、中国の髪を乱す。
「やぁっ!だめ!もう・・・やああっっ!」
ばしゃっ、と何か無色に無臭の液体が中から飛び散った。思わずもう片方の手で中国は顔をかばった。
「あああああっ!やだあっ!や、ひぃっ」
台湾はぐったりと力を抜いた。中国はしばし意味が分からないように顔をしかめていたが
「潮を吹いた・・・あるか、お前。」
「やだ、言わないで!」
台湾が顔を真っ赤にしている。
「随分淫乱な体になったあるね。」
「誰のせいよお・・・」
涙声で台湾は言う。中国はくす、と笑った。
中国は指を引き抜くと、正常位の体勢を取った。なおもぐずぐずと何か言っている彼女を無視して入口から
一気に突っ込んだ。中はいつものような圧倒的なきつさではない代わりに小刻みに痙攣していて、数秒に一度
びくん、と殊更に強く痙攣した。
中国が輸送を始めたのを見て、台湾は顔を横に向けた。昨日、日本が立っていた位置のあたり。
(日本さん・・・。)
だいぶ思い出していた。中国を責める気にはならない。揺れていた自分に、寄る辺を与えてくれたことに変わりはない。
それは、初恋として、胸に封印しようと決めた。
何せ、自分は妊娠しているのだ。その上で切なくて甘酸っぱい初恋に走るほど、愚かではないつもりだ。
心は揺れるが、そう決めた。もう逃げはしない。目を閉じる。
どくん、と中で中国がはじける感触を感じた。

580:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 14:00:59 RkSuktfi
さて、これはどうしたものだろうか。
一種の目眩を感じながら中国は台湾の待つ私室へのろのろと歩を進めていた。
どう伝えればいいのだろうか。

想像妊娠、だなんて。

医者に彼女を見せた。その結果について彼は、中国に向かってこう言った。
『想像であっても実際に生理が止まったり、お腹が膨らんだり、今回のようにお乳が出る場合だってあるんですよ。』
言葉に詰まる中国に、医者は優しく言った。
『よっぽどあなたとの子供がほしかったのでしょうね。』

その言葉に、中国は胸が詰まらずにはいられなかった。
我慢しようと努めるのに、涙がこぼれた。

現段階ならば、まだこれから実際に妊娠すれば誤魔化すことができるかもしれない。
しかし、実際何度も中に出している。もしかしたら体質的に妊娠しづらいのかもしれない。
彼女の精神が、まだ安定したとは思えない。
もしこのことを知ったショックで記憶が蘇るなんてことがあっては、彼女は今度こそ自分を憎むだろう。
袖で目をこすり、無理やり嗚咽をこらえて歩き出す。


扉を開けると、寝台に台湾が座って、外を眺めている。
幸せそうに下腹部を撫でながら。
入ってきたのに気がついて、台湾は振り向いた。
「中国。」
花のように笑う顔を見て、中国は決壊した。
彼女を強く抱きしめると、肩を震わせて泣いた。
「中国?」
台湾は中国の背に腕を回した。
「我愛イ尓。」
優しく囁く台湾に、
「我愛イ尓。我愛イ尓、我愛イ尓・・・。」
同じ言葉を返した。何度も何度も。


これで本当におしまい。
ありがとうございました。

581:名無しさん@ピンキー
09/01/24 14:31:00 4RDI9VMl
GJ!やっぱり愛があるのがいいね。
ベラといいガリさんといい、ヘタの女性陣はみんな情熱的かつ可愛らしくていいな。

582:名無しさん@ピンキー
09/01/24 14:48:31 ubdFCZR0
乙でした。
萌えどころだけでなく笑いどころ(のつもりじゃなかったらごめん)もあって
楽しめたよ。中台いいなあ。

583:名無しさん@ピンキー
09/01/24 16:52:30 tpHiPC76
オタク日本×妹キャラリヒテンならば
夜はおじいちゃん大ハッスル文字通りのコスチュームプレイ!
プリキュアにセーラー戦士、カードキャプターさくらの格好でふたりっきりの撮影会、もちろん着せたらぬがしませんとエロい人は言いました。

セーラー戦士なら誰がいいだろう…。
髪の長さ的には水星だが髪の色的には金星か。やはり月か。

日本は妖魔のコスプレでさあお前の幻の銀水晶をよこせ!ここかここにあるのかとリヒテンのファドゥーツ(大事なところ)をまさぐりぱっくんちょ。

アニメネタが分からないリヒテンは戸惑い「なんですの!?」

お兄ちゃんと呼んでくださいと鼻息荒く迫る日本に私のお兄様は一人だけですと涙目で拒否。

だがそこが燃えると正気を失った日本は、



…ん?今玄関で銃声が。


生きて帰れたら俺、このSS書き上げるんだ…

584:名無しさん@ピンキー
09/01/24 17:19:58 J5A6zeT0
>>741
ちょwなんか話がリヒ萌えというよりセーラームーン萌えにw
巫女さんとかメイドも似合いそうだがメイド服なんて下働きの着る服着せたら殺されるな…

585:名無しさん@ピンキー
09/01/24 17:43:05 Mfo5IaPa
リヒテンにメイド服着させて、「えっちなのはいけないと思います」って言わせたい

586:名無しさん@ピンキー
09/01/24 18:03:59 eg8zRGXp
コスプレ話題に便乗で各キャラに着てもらいたいもの
ハンガリー:ナース
セーシェル:ジャージ+ブルマ
台湾:バニー
リヒテン:巫女
ベラルーシ:スーツ
ウクライナ:スク水
ベルギー:チャイナ服
ベトナム:セーラー

異論は認める

587:名無しさん@ピンキー
09/01/24 19:01:47 xGr9AxH6
>>741
自分が兄さまを食い止めてる内に早く書き上げるんだ!
いや、是非書いて下さいお願いします

588:名無しさん@ピンキー
09/01/24 19:35:47 exF/k8Cx
本家ブログ見たらベルギーは滋賀弁らしいな!
で、滋賀弁ってどんな感じ?

589:名無しさん@ピンキー
09/01/24 19:44:48 Q5xbw+hc
また新たなる課題が…

590:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:06:57 LmHxW0pw
〉ウクライナ:スク水
これって凶器だろう。
そして丁度いいサイズがあるのか…
そういえば学園パロでハンガリーさんは水泳部だったな。

>>730
慣用句なのは知ってるがその2ch独特な言葉を初めてだ自分に使われて
ちょっとテンション上がっただけであって…。
自分が余計なこと書き込んだから勘違いされても仕方ないんだけど。

591:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:21:20 12WFxdv/
滋賀弁をすごくてきとうに調べてみた。

基本関西弁に似てる
「あのね!」⇒「あんにょ~」「そやの~!」⇒「そやにょ~」等のにょ~言葉
       「来た」⇒「来らった」「した」⇒「しらった」等のらったった言葉
       「そうです!」⇒「そうでやんす」やんす言葉

滋賀人の言葉遣いの顕著な特徴として,形容詞を繰り返すことで“とても~”や“すごく~”といった表現をする.
例:今朝さっむ寒いな~



592:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:53:13 sYVrvwj1
>>730
横から失礼します
露リヒです。
実は失礼だったかもとわたわたしてました。
嫌な気持ちになってなくてよかったです。




毎回、露リヒの人と名乗ってますがこれはこれで他の人が露リヒ書きにくくなるのではと心配になってきました。


593:名無しさん@ピンキー
09/01/24 21:00:55 Q5xbw+hc
適当にコテ付けれ

594:名無しさん@ピンキー
09/01/24 21:20:22 12WFxdv/
そういえばこのスレ コテいないな
まあまだ新しいからな

595:名無しさん@ピンキー
09/01/24 21:47:35 50OKaE4q
スペベル!スペベル!
方言であんあん悶えるの萌えそうやな~

596:名無しさん@ピンキー
09/01/24 21:58:05 exF/k8Cx
にょーとかやんすなのか…ベルギー可愛いよベルギー
しかし書きにくそうな…

597:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:18:09 /uM/6vEq
ス「ベル…、気持ちええ?」
ベ「きっ…気持ちいいでやんす!」

だめだ自分のスキルじゃギャグにしかならんwww
猛者の降臨をベルギー産ムール貝で股間隠しながら待ってる


598:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:25:22 6XbifGCC
じゃあ俺もベルギー産ワッフルでわっふるしながら待ってるぜ

599:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 22:38:00 RkSuktfi
つまりこんなか。滋賀弁分からん;

まだロリ娘だったベルギーはロリコンマッチョのオランダ兄さんに乗せられて独立騒ぎを起こしたが失敗。
スペインにお仕置きされてしまう。
「いかん娘やな、ベルギー。簡単に乗せられてどないすんのー。」
「あんにょ~、ほんまにすいません・・・。オランダなんてもうきらい嫌いです。絶対に乗せられたりせんて約束します。」
「ほんまかいなー。信用できへんわ。」

600:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:38:41 J5A6zeT0
>>755
いやいやちょっと花魁ぽくていいじゃないか
江戸っ子と合いそうだ

601:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:48:58 50OKaE4q
では私はトルベルをチョコレートチョコレートしながら待ってるぜ

602:名無しさん@ピンキー
09/01/24 23:19:26 YnCgtf2d
コテハン考えたけどいいのが思い浮かばない
フィンランドみたいにばしっと決めたかったんだが…

>>755
花魁は性技…正義だと思います



603:名無しさん@ピンキー
09/01/24 23:32:59 SqaNnvWl
思いつかないならトリップだけでもいいよ
要は区別する記号がほしいって話なんだから

604:名無しさん@ピンキー
09/01/24 23:37:30 J5A6zeT0
>>760
コテハン?
露理婚あるいは露理懇…いや冗談だ…

605:露理婚◇o/WaT//a
09/01/24 23:43:27 YnCgtf2d
>>762
お前が神か!

ありがとう、大切に使います

606:ダーツ鈴蘭 ◆AU/OjWxByc
09/01/24 23:43:56 RkSuktfi
突発で書いてしまいました。スペベルでチョコレートプレイ。
そして何よりアホ話。

「ほんまいかん娘やなあ、ベルギー。」
裸に向かれたまだ幼さの残るベルギーは、壁に鎖で拘束さていた。
スパンキングはスペインのお家芸なのでいじめ道具はたんとある。
「鎖痛いいたい・・・。外さらってほしいです。」
ベルギーは半泣きでスペインを見上げた。
「だめやで。外したらまたすぐ他の奴に乗せられるし。その性格が治るまで外さへんよ。」
「もうしないわ~・・・。」
「言ったって無駄やで。」
スペインは傍らに持っていた銀製の容器の中身をベルギーにたらたらとかけた。
「いやあああ!あついあつい~っ!」
「これなあ、チョコレート言うんよ。新大陸から見つけてきたんやけど、お砂糖使って甘くしたら
 めちゃくちゃ美味なったんやで。ベルギーも食べえ。」
スペインはベルギーの身体にかかった熱いチョコレートをベルギーの口元に押し付けた。
とても口に収まりきる量ではなく、半分ほど唾液とともにこぼした。
「どや?美味いやろ?」
「・・・うま・・うま、いわ・・・。」
「せやろ~。ベルギーなら分かってくれると思とったわ。」
スペインは上機嫌になる。
「こっちの口からも食わせてやるからな~。たんと食べえ。」
「ひやあっ!あにしらすの~っ!?」
スペインは指でベルギーの下の口にチョコレートを塗りつけた。
そのままぐにぐにと指で付近を弄る。
「食わせてやる、って言ったやん。」
スペインは笑って、チョコレートをもう一回指で掬うとベルギーの下に突っ込んだ。
「なあ、美味いやろ?」
ベルギーが質問に答えずに熱いだの痛いだの言っているのを見て、スペインはベルギーの腰を浮かせた。
「こんだけじゃわからへん?じゃあもうちょい食べさせてやるわー。」
容器の口からチョコレートをベルギーの中に流し込んだ。
「あついいっ!ほんまやめてえ、スペイン!」
「美味いやろ?な?」
「う、う・・・美味いでやんすぅ・・・!」
やっと解放されると思ってベルギーは息をついたが、スペインは笑うだけであった。
「やろ?もっと食わせてやるからな!」
「ひいあああああああ~~~っ!!」
お腹が膨らんでくるが、スペインは尚も流し込み続ける。
「痛・・・いたい、いややああ・・・・・」
ベルギーはだんだんと意識が遠くなっていった。
意識を失う寸前、ベルギーは思った。
(チョコレートは、固体にした方がええわ・・・。)

607:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:06:20 50OKaE4q
なんだよなんだよ、今月は言葉に特徴のある奴ら強化月間なのか?
マジgjっす



ココアはスイス人バンホーテンさんが作った
これ豆知識な

608:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:01:43 FkL/1ch0
そういやシンガポールもシングリッシュ語だから
本家に登場したら香港並に怪しい喋り方になりそうだな

609: ◆/9sfay5F.I
09/01/25 01:26:21 HI77UxwW
>>763
トリップは名前欄に半角#の後ろに適当な文字を入れる。
文字数は半角なら8文字、全角なら4文字まで。

例 #ヘタリア → ◆/9sfay5F.I

610:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:42:54 UNESP7Up
ベルギーって王室と日本皇室がたしか仲良くて
国旗がドイツと若干似てて(縦横・配列違うけど)
ブリュッセルは欧州みんなの大事な機関がいっぱいあってよく各国から訪問されちゃうんだよね?

611:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:58:31 piQjFkqc
なるほど。
つまり各国に突っ込まれてるってことか!

612:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:14:31 ngpJcDxm
生粋の滋賀県人だが滋賀弁ってこんな変なのか…
あんにょーとかやんすとか聞いた事も使った事もないぞ。
どっちかいうと京都弁に近い


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