【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36 - 暇つぶし2ch353:ぼくらの七日間戦争~最終日~ ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:45:11 X5vryCPM
今日で、七日間の期限が終わる。
そう思うと、なんだか今日の朝日も妙に清清しく思える。
才人は重い頭を振り振り、ベッドから起き上がる。
昨日は昨日でアンリエッタとタバサの二人を相手にするハメになったのだが。
昨晩、アンリエッタの供してくれたやたらスタミナのつく料理と彼女のかけてくれた魔法のおかげで、才人の体力はすっかり元通りだった。
むしろ、料理のせいか下腹部にやたら熱を感じる。今ならアニエスのパンチラでもフルボッキできそうだった。

…つーか『絶対に近衛の任を勤めていただきます』とか言ってたわりに、スル気満々じゃねえか…。

だがしかしそれは仕事が終わってからのことだろう、と才人は考え、そしてげんなりする。
女王の近衛の仕事はけして楽な仕事ではない。
女王の傍に控え、その身を守るのが勤めであるがゆえ、謁見の最中はトイレに立つこともできない。
もちろん女王とて人間であるので、謁見の途中で休憩も挟むのだが、この時間がまた短いのだ。
せいぜい、一回につき5分程度の休憩を、三回も取ればいいほう。
その間に、才人はトイレを済まし、握りこぶし程度のパン一個の食事を採り、再び近衛の任に就くのだ。
もちろん、アンリエッタがその程度の休憩で済んでいるのは、きちんと管理された食事と、水魔法のおかげなのである。
まあ、そのへんは尊敬に値する、と才人は思っている。
しかし。

…なんとかしないとだよなあ。ひめさまの色ボケっぷりも…。

その最たる原因が自分であるのは棚の上に置いておく。
そして、どうやって調教しなおせば真っ当な女王様に戻ってくれるか考えて。

「…後で考えよう」

公務まで時間がないことに気づいて、才人は慌てて部屋を出たのだった。

朝早いこともあってか、謁見の間には誰もいなかった。
才人はとりあえず、教えられたとおりに謁見の間の検分を始める。
今日も異常なし。

「…まあ、王宮の中心だしなあ。そうそうなんかあるわけないか」
「そうですわね」

ぽそりと呟いた一言に、聞きなれた声が相槌を打つ。
この、トリステイン王宮に来てからさんざん聞かされた声は。

「…早いですね女王陛下」

いつの間にか、才人の背後に正装の白いドレス姿のアンリエッタが立っていた。
彼女以外に人影は無い。こんな時間から女王が一人でこんな場所にいるとは。
才人が軽く驚いていると、アンリエッタは彼の言葉に応える形で喋りだす。

「あら。だってサイト様が近衛として仕えてくれる、最後の日ですもの。
 一分一秒でも惜しくって」

言いながら、頬を染めて上目遣いに才人を見上げる。
ちょっと前なら、くぁ、可愛いこと言ってくれんじゃないのこのオヒメサマ、なんて思ったものだが。

「…今度は何企んでんすか」

この七日間で、才人はすっかり女王に対して疑心暗鬼を抱くようになってしまっていた。
散々焦らされた上、魔法で射精まで止められては疑い深くもなろうというもの。
だが、才人がアンリエッタを嫌いになったわけではなかった。
ただ、彼の中でアンリエッタの立ち位置が『清純系雌奴隷』から『腹黒系淫乱女王』に変わっただけで。


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