【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36 - 暇つぶし2ch214:16巻への願望
09/01/14 01:40:56 EuVA6GBE
想いに気付いていたと見るべきね。でなければ先程の発言は出来ませんものね…感謝し
 ます、アニエス。貴女の好意有難く受けさせて頂きますわね)

「何すか?姫様」
 才人が振り返るとアンリエッタは、ロックを掛け更にサイレントを掛けた。
「えっ?如何したんです?姫様…一体何を…」
 そこまで才人が口にするとアンリエッタが抱きついて来た。
「ちょっ…姫様。ホントに如何…」
 才人はその先を言えなかった。アンリエッタが己の唇で才人の唇を塞いだからだ。
 そのままアンリエッタは、才人に体を預けてベットに押し倒した。

 アンリエッタは、そのまま己の舌を才人の口に割り込ませ、才人の舌に絡ませた。
 才人は、アンリエッタを離そうと肩を掴んだがすぐさま払いのけられ、更に濃厚に舌を
 絡ませて来た。
 どうも抵抗すればするほど口撃が厳しくなるようなので、仕方なく才人はアンリエッタ
 の気の済むまでキスを受け入れる事にした。

 どれ程の時間が過ぎただろう?5分?10分?もしかしたら未だ1分も経っていないかも
知れないが、才人にはとてつもなく長く感じられた。それでもなおアンリエッタは、唇
を離さず貪り続けた。

暫くしてアンリエッタは、才人の唇から離れたが才人の顔をなぞりながら吸っては舐め、
吸っては舐めを繰り返しながら、やがて才人の耳を甘噛みした。

「ひ、姫様。一体如何したんです?」
 才人はアンリエッタの口撃を受けながら問いかけた。

「貴方に慰めて欲しいのですよ。きっと貴方の事だから言葉でしか慰めてはくれないで
しょう。ですからこうしているのです。尤もそれは建前です。本音は嫉妬したのです。
シャルロット殿が、貴方に忠誠を誓った時、すぐには分かりませんでしたが嫉妬して
しまったのです。
それを抑え込もうとしたら気付かぬうちに泣いておりました。その時はっきりと
分かったのです。私は貴方が好きなのです。一人の男性として愛しております。
気の迷いでも何でもありません。心の底から貴方を愛しているのです。
貴方にはルイズがいる。それは分かっております。痛い程苦しい程分かっております。


215:16巻への願望
09/01/14 01:41:33 EuVA6GBE
ですが、もう止められぬのです。私の想いはもう止める事は出来ないのです。
はしたない女と思われようとも、もう後戻りは出来ぬのです。
貴方にルイズを忘れろなどと申しませぬ。私を貴方の愛人でも構いませぬ。
それに貴方は他にも私の様に女心を捉えてしまってますわね。
私もその中の一人として扱って構いませぬ。ですから貴方の愛を私にもお与えください
まし。たとえそれがルイズの半分であろうとも構いませぬ。ですから…ですからお願い
致しますわ。女王ではなく、一人の女として…貴方の愛をお与えくださいまし」
アンリエッタは、溜めこんだ思いのたけをぶちまけた。

「ひ、姫様。何言ってんすか。貴女は女王様なんですよ!俺みたいなのとは全然釣り合わないすっよ。とにかく落ち着いて冷静になって下さい」
(ピキッ)
(??今何か変な音が…)
「アン」
「へっ?」

「アンと呼ぶようあの時申し上げた筈ですわ。これからは何時いかなる時、何処であろう
 ともアンと呼ぶ事を命じますわ。例え王宮であろうとも」
「何無茶苦茶言ってんすか!俺は姫様の夫でも恋人でも無いんですよ!そんな事したら
 どんな誤解受けるか分かったもんじゃ無いですよ。俺はあの王子様じゃ無いんですよ。
 あの人の代わりなんか出来っこないですよ」
 そう言った瞬間、空気が凍結した。伝説級鈍感男才人でもはっきり分かった。
(マズい。非常にマズいぞ。地雷を…それも核地雷級を踏んじまった)

 アンリエッタの体から表現不能のオーラが立ち昇った。
「サイト殿、ウェールズ様が最後に私に誓わせた言葉を覚えていらっしゃいますか?」
「え?えっと確か『僕を忘れて他の男を愛する』とか言ってたような」
「その通りですわ。その誓いを果たす時が遂にやって来ましたわ」
 アンリエッタは、そう言うとシルクのドレスを脱ぎ捨て、ついでショーツも脱ぎ捨てた。
 才人の眼前には一糸纏わぬ生まれたままの姿のアンリエッタが初夏の陽光に照らされ、
 妖しく光り輝いていた。
 まるでその肢体から媚薬か魅惑の魔法が発せられてるかのようであった。

「さっきも姫様と仰いましたわね。アンと呼ぶよう言ったばかりですのに。その罰として
 一切の抵抗を許しません。貴方には私の初めてを貰って頂きますわ。いいですわね」


216:16巻への願望
09/01/14 01:42:14 EuVA6GBE
「それってつまり…」
「勿論男女の秘め事に決まってますわ。サイト殿は初めて?」
「当たり前です。そりゃあルイズと一緒に暮らして、いよいよって感じになった事はあり
 ます。けどそこまでなんですよね。まるで神様が邪魔しているみたいに…それよりも
 思い留まりませんか?それやったら正真正銘後戻り出来ないすから」

「何を申されても無駄ですわ。もう口論は此処までに致しましょ。時間も余り無いで
しょうし。サイト殿お覚悟を」
そう言ってアンリエッタは、才人のパーカーを脱がし、すぐさまズボンとパンツを同時
に降ろした。

「ひ、じゃない…アン。思い…」
 続きは言えなかった。再びアンリエッタに唇を塞がれたからだ。再び濃厚なディープ
 キスを行った後、アンリエッタは唇を首に移動し、そこから下にキスマークを遠慮なく
 付けまくって行った。一体幾つのキスマークを付けるつもりなのだろう?
 才人の前面にキスマークが付いて無い所を探すのが大変な程になるくらい付けまくって
 漸く唇を離した。そして白魚のような指先を才人の体に触れるか触れないかギリギリの
 所で全身を隈なく愛撫していった。サイトは体に電撃を受けた感じになっていた。
 アンリエッタはキスマークを付けていた時、同時に胸が擦られ、彼女の乳首はツンと
固く自己主張をしていた。
次にアンリエッタは、女王胸を才人の顔に押し付け、顔面パイズリを行った。
「サイト殿、揉んで吸って下さいまし。私に女の悦びを…」

 才人とて健全な18歳の男である。理性をフルに発揮して耐えていたが、既に限界を迎え
 ていた。もしここでアンリエッタの胸を味わってしまったら内に眠る野獣が理性を消し
飛ばし、貪り合ってしまうだろう。最悪の事態は避けなければ…しかしアンリエッタは、
すかさず右胸の乳首を才人の口の中に押し込んだ。
「サイト殿、遠慮は無用ですわ。お願いですから理性をかなぐり捨てて下さいまし」
 才人の中で何かのスイッチが入り、アンリエッタの胸を揉みまくり、乳首を吸って
 甘噛みを行った。

「アッ…サイト殿。漸く私を受け入れて下さいますのね。身体が打ち震えますわ」
 才人は、胸を揉みしごいた後、手を下半身の方に動かし、桃尻を揉みまくった。
 その後二人は体勢を入れ替え、才人がアンリエッタの胸から肢体に唇を這わせながら
 女性器の所までやって来た。


217:16巻への願望
09/01/14 01:42:53 EuVA6GBE
 誰にも侵された事の無いその場所は、今か今かと待ち望んでいるかのようであった。
 才人がクリトリスに触れるとビクンとアンリエッタの身体が反応し、口から喘ぎ声が
 漏れた。優しく撫でまわしているとその豆は徐々に肥大化した。そして才人は、その皮
 をめくり、クンニを行った。
「アッ…アー、アアアアアアアッ…イッ…イッてしまいます。サイト殿…もっと…もっと
 お願いいたしますわ。アアアアアアアッ…そうですわ。それをもっと…アアアアアアッ」

 アンリエッタは、初めて感じる快感に悶え喜んだ。アンリエッタの秘穴からは、
ねっとりとした愛液が滴り落ち、その匂いが才人の野生に更に火を付けた。
才人は、秘穴に指を侵入させ膣壁を刺激しまくった。その度にアンリエッタの身体は
敏感に反応し、艶めかし喘ぎ声と共に悶えまくった。
そしてGスポットと呼ばれる部分を才人が無意識に刺激した時「ア――――」
と一段と大きな喘ぎ声を出し、アンリエッタは、潮を吹いて絶頂を迎えた。

「サイト殿、お慈悲です。もう入れて下さいまし。もう私は待ちきれませぬ」
 アンリエッタの身体は、とっくに準備万端となっていた。無論才人も…

「最後に聞きますが…」
「もう何も仰らないで下さい。私が決めた事です。後悔など死んでも致しませぬ」
「分かりました。いきますよ」

そう言って才人は、亀頭でクリトリスを刺激した後、秘穴にゆっくりと挿入して行った。
そしてそのままアンリエッタの処女膜を突き破った。
「ア―∸―――――――――――――――――ッ」
 アンリエッタ自身初めて味わう激痛であった。しかしそれ以上に才人と結ばれた歓喜が
 大きくそれを上回っていた。

「大丈夫?ひっ…アン。痛いなら抜くけど…」
「大丈夫ですわ。確かにとても痛かったけれど…もう平気ですわ。さあ遠慮なく動いて
下さい。例えこの場で死ぬ事になっても思い残すことが無い位の悦びをお与えください」

「それじゃあ」
 才人はまず正常位でゆっくりピストン運動を行った。明らかにまだ痛みを感じているの
 が分かるので、無理はすべきじゃないと判断したのだ。
 才人は、亀頭を膣壁の上、下、右、左、となぞる様に突き込んで最後に「の」の字を


218:16巻への願望
09/01/14 01:43:31 EuVA6GBE
書くように腰を回した。才人は、アンリエッタの痛みが治まるまで何回かそれらを繰り
返した。その度にアンリエッタから艶めかしい喘ぎ声が漏れ続けた。
ヌチャヌチャ、ズップズップと結合部から合体行為音が聞こえ、「ンー、ンアッ、アッ」
と絶え間ない喘ぎ声にそろそろ大丈夫と判断した才人は、ピストン速度を速め、子宮口
 を叩きまくった。

「アッーーーーー、お、膣奥に、膣奥にコンコンきます…アアッもっと、もっと突いて下
さい…壊れる程…突きまくって…アアッ、イ、イクッ、イクーーーー」
アンリエッタは、オーガズムに達した。呼吸が激しく乱れ、全身しっとりと汗ばん
でいた。
そして才人は、アンリエッタを抱き上げ座位に体位を変えた。
アンリエッタは、再びディープキスを行い、才人は、アンリエッタの胸を揉みながら
下から突き上げた。
お互いの唇を貪った後、才人は、後ろに倒れて騎乗位に体位を変え今まで以上に下から
突き上げ、アンリエッタは、本能の赴くまま激しく腰を前後にグランドインさせ、快感
を味わいまくった。

「アッ、アッ…サイト殿…キテおります…キテおりますわ…」
 アンリエッタは、全身を震わせながら、なおもグランドイン激しくする。

「ア、 アン…俺…もう…ガマン出来ねぇ…降りてくれ…このままじゃ…」
「構いませぬ…このまま…サイト殿の…子種を出して下さい…これでやや子が授かれれば
 私にとって至福ですわ」
「それマズいって…結婚もしてないのに…妊娠したら…」
「その時は…私の全てで…貴方とやや子を守りますわ…心配要りませぬ…ですから…この
 まま…お互い…絶頂を…」
「分かったよ…じゃあ…イキますよ」
「きて…ください…」
 才人は、全力で腰を突き上げ、アンリエッタの膣奥に盛大に放出した。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…膣奥が…熱い…サイト殿が…
 いっぱい…」

 アンリエッタは、才人に倒れ込み、気を失った。
 才人は、アンリエッタの髪や背中を撫でながらもの想いに耽っていた。
「出してって言われて出しちまったが…やっぱマズいよな…それにルイズがこの事
知ったら俺殺されるな…こじんまりした家買って一緒に住もうって言ったけど…
これだと最悪王宮住まいになっちまうな…」

そんな事を考えていた才人であったが、やはり無理が出て、アンリエッタを抱きしめ
ながらいつの間にか眠ってしまった。


219:X42
09/01/14 01:47:57 EuVA6GBE
今日は此処までです。
カトレアか…シリーズ物の方で帰国後ヴァリエール家に行くイベントがあるが
少し変えて「カトレアさんか…何もかも皆素晴らしい」と才人に発言させる
イベント追加しちゃおうかな。


220:名無しさん@ピンキー
09/01/14 03:31:20 F7wgzom+
アン様スキーとして言わせて貰う



GJ

221:名無しさん@ピンキー
09/01/14 08:27:18 PdWR/+XA
糞つまんね

222:名無しさん@ピンキー
09/01/14 10:52:25 qN2MPNqp
GJ!

223:名無しさん@ピンキー
09/01/14 13:23:05 sT2ELbcG
GJだぜ☆

224:名無しさん@ピンキー
09/01/14 13:47:22 A9Ocn7Rw
だがボルボが書くものは
ひどい…

225:名無しさん@ピンキー
09/01/14 23:25:04 rFLyKtKG
ボルボ氏の物を嫌ってるやつは
単に長文だからとか、エロがないからとか、
そんな下らない理由である気がしてならない

>X42氏
乙であります

226:名無しさん@ピンキー
09/01/15 01:08:23 6+/qb3OX
X42氏 乙でした 
>>225
それ以前に気に食わないならスルーが出来ない時点で文句を言っている連中
のレベルが知れるわな 

227:名無しさん@ピンキー
09/01/15 01:16:06 hEo2SCHv
>>226
日本語でおk?

228:名無しさん@ピンキー
09/01/15 01:43:28 YjDG7fkQ
>>225>>226みたいのが
騒ぎを大きくするわけよ
自覚は無いだろうけど

わざわざ触れてやって、自分の下らない考え披露してな

>X42氏
乙であります

X42氏 乙でした

これだけのレスでよろしい

229:名無しさん@ピンキー
09/01/15 02:08:43 P3euG+sD
>>228
あなた自身のことですね。わかります。

230:名無しさん@ピンキー
09/01/15 06:15:37 BM9s4Tcm
みんな仲良く姫様の牝お○んちん嬲ろうよ

231:名無しさん@ピンキー
09/01/15 15:55:39 EPkP2t29
>>230 あの・・・いつやるんですか?

232:名無しさん@ピンキー
09/01/15 16:46:26 49Wwonzz
つまり書いてみようぜってことではないかね

233:名無しさん@ピンキー
09/01/15 16:55:48 UwqUU1PQ
>>231
もう皆向こうで嬲ってるよ。俺はちょっと疲れたから
休憩してるけど

234:名無しさん@ピンキー
09/01/15 17:08:37 EPkP2t29
いってきます

235:名無しさん@ピンキー
09/01/16 00:59:08 XtcftnRQ
こうしてまた、戦士が一人戦場へと飛び立ったのであった…

236:名無しさん@ピンキー
09/01/16 01:52:09 cRT5WxSP
俺もちょっと7万の女軍相手に戦ってくる

237:名無しさん@ピンキー
09/01/16 03:37:56 Cvoc17gx
嗚呼なぜ誰も、戦場が二丁目な件を
彼に伝えてあげなかったのか

238:名無しさん@ピンキー
09/01/16 03:39:58 XtcftnRQ
男女男ってるんじゃなくて男男男ってたんですね

239:名無しさん@ピンキー
09/01/16 12:03:15 LlrNSl+A
男男男で声がギーシュなチョコボ頭のソルジャー思い出した。

ところでキュルケ分が足りない気がする。

240:名無しさん@ピンキー
09/01/16 12:37:20 e+6tyLND
よく考えたら「なぶる」って漢字凄いね。誰だこんな漢字にしたのw
男女男

前も後ろの口もにしか見えない

241:名無しさん@ピンキー
09/01/16 13:37:55 yC8Ny132
嫐るという逆パターンの文字もあるのです
こんな状況になってみてぇ!

242:名無しさん@ピンキー
09/01/16 14:15:12 X1lut+Nd
ルイズ+サイト+シエスタ状態ですね

243:名無しさん@ピンキー
09/01/16 19:54:01 w78+Wq+z
アン様とタバサとテファ乱入

244:名無しさん@ピンキー
09/01/16 20:07:02 ijNr5GVl
>>243
更にエレ姉+ちぃ姉+イザベラで
女女女
女男女
女女女 未来の才人 最終ハーレム ジェシカ入れないけど。

245:名無しさん@ピンキー
09/01/16 21:01:04 e/eaBC08
嫉妬が哀れみに変わるレベル

246:名無しさん@ピンキー
09/01/16 21:13:53 hLNZJUaC
うまいこと言うなぁ

247:名無しさん@ピンキー
09/01/16 21:16:15 zwBdYNav
>>239
キュルケ好きだし何か書いていい?

248:名無しさん@ピンキー
09/01/16 21:29:34 BA6tjnEs
そういう奴がちゃんと書いた例はクマー

249:名無しさん@ピンキー
09/01/17 07:24:11 O9S2EHcc
誘いうけのクズはスルーしよう。
どの道、書く奴は書く。

250:名無しさん@ピンキー
09/01/17 07:49:11 wFd4T3Uw
ちょっと言い過ぎだろ、クズとまで言うことはない。
というかスルーしようぜとか周りに言うなよ…

>>247
まだ書く気があるなら、よければ書いてくれ。読んでみたい。
ただ、誘い受け形式のレスは嫌う人も多いので、避けたが無難。

251:名無しさん@ピンキー
09/01/17 13:12:59 TXcLfPOg
無言で投下無言で去る


これが一番かっこいい

252:名無しさん@ピンキー
09/01/17 13:24:48 3/zw25QB
いや、前後に「投下します」「投下終わり」のレスがあったほうが無用のトラブルうまないと思う
うpが終わったのか終わってないのかよくわからないのでは困るし。

253:名無しさん@ピンキー
09/01/17 17:22:09 c+/FdXWp
>>251
言いたいことは分かる

254:名無しさん@ピンキー
09/01/17 21:05:49 mT12NDXi
埋め

255:名無しさん@ピンキー
09/01/17 21:57:23 sji3FUFr
>>252
それは無言の内じゃないか?

256:反・胸革命!
09/01/18 17:28:50 JSU0DQqV

いくらかのゴタゴタの末にティファニアが学院に馴染んでしばらくの時間が経った。
今現在、ベアトリスとその取り巻きも息を潜め、新たな学院の女子人気ヒエラルキーが形成されつつある。
言うまでもなく、トップに君臨するのは〝バストレボリューション〟と名高いハーフエルフの少女である。
まるで引力の大きい方へ衛星が引き寄せられるかのように、男子たちは彼女の周囲に集まっていた。
そんな若干様変わりした風景を前に、今日も食堂で一人の少女がため息をつく。

「はぁー、最近ヒマになったわ、ずいぶん……」

豊かな紅い長髪を指先で弄びながら、隣でただ一人座る友人に聞こえるよう呟く。
視線の先にはティファニアがいた。
今までは学院一を誇っていた自分の胸を軽く抜いてくれた張本人だ。
そうだ、そうなのだ。閑古鳥が鳴いているのはあの乳のおかげなのだ。

(忌々しい、ああ忌々しいわ)

微熱の二つ名を持つ少女はそう内心で連呼する。
なぜだか、最近自分の存在感が薄れていくような焦燥感が増すのだ。

「……そう」

パラリ、とページをめくり、タバサが応じた。


257:反・胸革命!
09/01/18 17:29:34 JSU0DQqV

一見するとかなり適当に対応しているように見えるが、この水色髪の少女にとってはこれが普通だった。
そのことを分かった上で、キュルケがテーブルに肘を立てた。
気だるげに男たちの人気を一身に集めるティファニアを見つめる。
こういったことに慣れていないのか、ティファニアは顔を赤くして必死になって誘いを断っている。
不思議なもので、彼女にエルフの血が流れていることが分かった後でも、その人気は衰えてはいなかった。

(変よねえ)

いつの間にか、彼女はこの学院にとけ込んでいる。
普通なら考えられないことだ。

(……あ)

困り果てている彼女を救うために、少年が割って入った。
周囲は彼にブーイングを浴びせたが、ニヤニヤしながら手を引かれてその場を去る二人を見送っている。
するとあまり運動神経がよくないのか、性格的に鈍重なのか、ティファニアがすっ転んで彼にもたれかかった。
男たちを魅了してやまない巨大な胸が彼の腕にのしかかる。

「こ、ここここのバカ犬ーっ!」

絶妙なタイミングというか、いつも通りというか、彼の主人がそれに激昂してドロップキックを飛ばす。
周囲で笑い声が起き、ギーシュがやれやれといった様子でサイトを抱え起こしていた。


258:反・胸革命!
09/01/18 17:30:20 JSU0DQqV
そうなのだ、彼の存在あってのことなのだ。キュルケは今のこの学院の変わりようをそう実感した。
サイトという破天荒な使い魔の存在なくして、今の学院はなかった。
ティファニアが受け入れられているのも、彼の活躍あってのことだ。

「ほんと、飽きないわよねぇ、ダーリンは」

呆れた口ぶりで、しかし微笑ましさを滲ませた声でそう呟く。

「……うん」

タバサも事の始終を眺めて、確かな返事をした。


・・
・・・

双月が窓から見える。
静かな夜だった。
静か、というのは文字通りの意味で、キュルケの部屋は今日も今日とて来客の予定はない。
残念なことに、そういった意味では悪い方向に変わったのだった。
コルベールに関しては自分を学院生以上に見る気がないのは薄々分かっている。
教師として一生を過ごすつもりで、自分に対する感情というのはあくまで〝恩人〟といったものなのだろう。



259:反・胸革命!
09/01/18 17:30:55 JSU0DQqV

「月が綺麗だわ……」

ハープでも弾こうかしら、と長らく手にしていない自分の特技でもある楽器のことを思い出す。
なんか寂しいわね、と思った。
自分には無縁なはずの感情だったが、こうしていつの間にか周囲から人が引き潮のようにいなくなってしまっては、感傷的にもなった。
今までは気にもしなかったが、ここはゲルマニアでもない。
ツェルプストー家の人間は孤独であるはずがなく、裏を返せば孤独になってしまうとどうすればいいのか分からないのだった。

(一人で寝るにはベッドは広いもの)

部屋の隅では使い魔のフレイムが丸まって寝息を立てていた。
サラマンダーとはいえ、寝顔は主人の贔屓目を差し引いてもカワイイものだ。
しばらくフレイムの尻尾のゆらめく炎をなんとなしに見つめていると、ドアをノックする音が聞こえた。

「あら……?」

こんな夜更けに誰かしら、と彼女はセクシーなベビードール姿のままドアへ向かった。

「や、やあ」
「ダーリン!?」

意外な人物がそこにいた。
少し遠慮がちにこちらを窺うその顔は、間違いなくルイズの使い魔ことヒラガ・サイトである。
好意こそあれ悪意などない彼の突然の来客に、キュルケは珍しく歳相応の少女らしい華が咲くような笑顔を見せた。


260:反・胸革命!
09/01/18 17:31:58 JSU0DQqV

「ダーリンどうしたの?! さあ入って入って」
「う、うん。悪いね、夜遅くに」
「んーん、いいのよ。来てくれて嬉しいわ!」

強引に手を引いて彼を部屋の中へ招き入れる。
そのままベッドに二人して腰を降ろしたところで、キュルケはサイトが何かバッグを抱えているのに気づいた。
何かしら、と思っていると、サイトが用件を切り出した。

「実はさ……」
「なあに?」

露出の大きいベビードールに、十代とは思えない色香を放つ彼女にどぎまぎしながら、サイトは続けた。
他でもない、わざわざ彼女の部屋を訪ねた理由である。

「キュルケにさ、コスプレして欲しいんだ」
「こ、すぷれ?」

きょとんとした顔で彼を見つめる。
サイトは慌ててコスプレについての説明を始めた。

「……つまり」

一通り説明を受けたキュルケは、思案顔で呟いた。

「スレイプニィルの舞踏会みたいなものなのかしら?」
「う、うん! そんな感じ」

納得はしたが、キュルケにはなぜそれを自分のところへやってきて頼み込むのかが分からなかった。


261:反・胸革命!
09/01/18 17:32:36 JSU0DQqV
尋ねてみると、サイトはしょんぼりとした顔で述懐する。

「ルイズは今朝のこともあってご機嫌斜めでさ……とても頼めたものじゃないんだ」
「あら、そうなの? じゃあティファニアは?」
「そこなんだけどさ、なんてーか、こう……」

サイトはキュルケのすらりと長い脚や、適度にくびれた腰つき、そしてその美巨乳を順に見やった。

「ただ胸が大きいだけじゃあ、似合わないからさ」

キュルケは久しく聞いていなかった自分への讃辞に、思わずサイトを抱きしめていた。
その胸の狭間に顔を埋める形になって、サイトは息ができなくなる。

「わぷっ!? きゅ、キュルケ!」
「あん、嬉しいわダーリン、私を選んできてくれたのね!」
「う、うん、まあ、そういうことになるんだけど……」

ちなみにシエスタは日本人の血を引いている関係もあってか、似合うには似合うが目新しさがないから除外していたのだった。
サイトは消去法の末にキュルケの部屋のドアをノックしたのである。
そのことを咎められないか内心気が気でなかったが、どうやらキュルケに負の感情は見受けられない。
むしろ、男なしでは生きられないといっても過言ではない家柄の彼女にとって、サイトが自分を選んだという事実だけでも歓喜に値したようだ。


262:反・胸革命!
09/01/18 17:33:43 JSU0DQqV

「で、その衣装はどんななの?」

頬にキスした後、キュルケは急かすように尋ねる。

「あ、ああ、それなんだけど」

ゴソゴソとバッグの中から取り出す。

「ふーん、見たことない服ね」
「だ、だろうねたぶん」

それはいわゆる女子高生の制服、それも以前シエスタが着ていたのとは少し違うブレザータイプのものだった。
微妙な時代のものだったからか、靴下はルーズソックスである。

「へえ、これってダーリンのいた国の学生服なのね。これに着替えればいいの?」
「そうなんだ」
「んふ、分かった。すぐ脱ぐね」
「わっ!?」

サイトは慌てて目をそらした。
何の躊躇いもなく、キュルケがその薄いベビードールを脱ぎ始めたからだ。
一瞬、その桃色の二つの蕾が見えたような気がした。


263:反・胸革命!
09/01/18 17:34:37 JSU0DQqV
心臓を高鳴らせながら、サイトは同時に期待感もふくらんでいた。
こちらの世界へやってきてもうだいぶ経つ。
元の世界へ帰還する機会もないわけではなかったが、それでもこの世界に残る選択をしてきたのだ。
あのただ一人の主人、ルイズを守るために。
しかし、だからといって望郷の念を消せるわけでもなく、逆に時間が経つほどその思いは強くなるばかりだ。
このままでは、ルイズを守る覚悟に迷いが出そうだった。
それを解消するために、少し自分の世界の風景や存在を思い出したくなったのだ。
具体的には、女子高生の制服を誰かに着てもらうという方法で。
運良くアイテム自体はトリスタニアで仕入れることができた。
キュルケが背後でごそごそと着替える衣擦れの音に耳をそばだてながら、サイトは悶々とした。

「はぁい、着替えたわよ」

とん、と彼女がベッドから立ち上がる気配がし、サイトは反射的に振り返った。

「おおーっ!」

サイトは思わず声を上げていた。
紺色のブレザーにミニのチェックのスカート、そこからのぞくすらりと長い脚には純白のルーズが褐色の肌にコントラストを作っていた。
キュルケは自分なりにアレンジしたのか、その長髪を背後でポニーテールにまとめ、胸元はだらしなくならない程度にボタンを外している。



264:反・胸革命!
09/01/18 17:35:27 JSU0DQqV

「どう? 似合ってる?」

くい、と艶めかしいポーズを取っても、やはり似合っていた。
似合っている、といっても、渋谷あたりに行けばいそうな感じというわけではない。
キュルケ本人が制服の持つファッション性を完全に活かせるような体型をしているのだ。
ただそこに立っているだけで、まるでモデルの撮影会のような錯覚に陥ってしまいそうである。
サイトは予想以上のキュルケの女子高生姿に感動を隠せなかった。

「すごいよキュルケ! マジ似合ってる」

鼻息荒くサイトが言うと、キュルケも嬉しそうに身をくねらせた。

「いやだわ、ダーリンたらそんな褒めちゃって……」

サイトは心からの感動に、この光景だけで少なくとも一ヶ月は幸せな気持ちで過ごせそうな気がしていた。
彼は思いきってキュルケにいくつかのポーズをとってもらい、その女子高生にしては扇情的過ぎる姿を脳裏に焼き付けた。

「いやー、本当にキュルケに頼んで良かったよ」

サイトは満足げに頷き、素直に礼を述べる。


265:反・胸革命!
09/01/18 17:36:21 JSU0DQqV

「あら、これだけでいいの……?」

しかし、キュルケはまだ何か足りないといった表情で、サイトの隣に腰を降ろす。
心なしか、頬が紅潮し、目が潤んでいる。
それだけで今まで夢中になっていて気づかなかった彼の少年の青い感情を呼び覚まされてしまう。

「これだけ、って?」

喉から絞り出すような声を発し、彼は思わずその大きな胸の谷間に視線を落としていた。

「……ルイズには黙っててあげるわよ?」

彼女が腰を上げ、彼の左太股に跨った。
キュルケの内股がぴっちりと密着してくる。
チェックのミニスカートの奥に微かに紫のパンティが確認できた。

「だ、だから何を?」

スリ、と無言で彼女が内股に力を入れて刺激すると、サイトのものが反応してしまう。
いつの間にか、彼のズボンは大きくふくらんでいた。
ツェルプストーの血が騒いだ。
彼女自身も欲求不満なのだ。


266:反・胸革命!
09/01/18 17:37:18 JSU0DQqV

「あっ……ダメだって……キュルケ…あ」
「んぅ……」

唇を塞がれた。
ルイズとのキスとは違う濃厚なキスだった。
柔らかな唇を確かめ合うと、キュルケの舌が侵入してくる。
唾液と唾液が混ざり合い、ぬめった舌はまるで二人の境目をなくすかのように複雑に絡み合う。
当然ながら、サイトは童貞である。
そのサイトにとって、それはまるで夢見心地の行為に違いなかった。

「ちゅっ」

息が続かなくなった頃、永遠のような接吻が終わった。
キュルケはその紅い舌で獲物を襲う猛獣のように舌なめずりした。
制服の向こうで、さっき見たピンク色の二つの蕾がツンと立っているのがわかる。
サイトはそれを無意識にまさぐっていた。

「あぁんっ!」

双丘を鷲掴みにされたキュルケが仰け反って喘ぐ。
初めて触る極上の乳房は、大きく手を開いて揉んでもまだ収まりきれない大きさだった。
少しでも多くの淫肉を楽しもうと、サイトが荒々しく揉みし抱くたびに、若く瑞々しい弾力が彼の手のひらに挑発するように押し戻ってくる。
キュルケは再び貪るように口づけを交わすと、銀色の唾液の橋を残しながら囁いた。



267:反・胸革命!
09/01/18 17:38:36 JSU0DQqV

「さ……脱いで。もっとキモチいいことしましょう」

その言葉の意味が分からないほどサイトも鈍くはない。
据え膳喰わぬわ男の恥……
彼はルイズに対する負い目もあったが、目の前の制服少女の魅力には抗えなかった。
青い性と、何より長期間生殺しの状態が続きすぎ、本能が耐えきれなくなっていたのかもしれない。
ただでさえルイズは金的蹴りをしてくるので、不能になる前に一回でも使いたいという意識も実はあった。

「た、頼みがあるんだけどさ」

意を決して言ってみる。

「なぁに?」
「えっと……制服着たまましない?」


・・
・・・

サイトの方が全裸、キュルケの方は胸元をさらけ、ブレザーもボタンを一つだけかけた半裸に近い格好だった。
彼女の二つの乳房は、その大きさに負けずに挑発的に天に向いている。
華の蕾のような桃色の乳首はツンと硬くなっていたが、サイトの愛撫に解きほぐされていく。


268:反・胸革命!
09/01/18 17:39:16 JSU0DQqV
慣れない手つきの愛撫だったが、その分熱心で丁寧だ。
彼女のたくし上げられたスカートの下には、もう何も身につけてはおらず、紅いアンダーヘアの奥から蜜が溢れ、蝋燭の明かりに照らされて輝いていた。

「な、なあ、その、入れていい?」

サイトは勃起しきった自分のものをしごきながら尋ねた。
互いに盛り上がり、絶頂を望むオスとメスに成り果てている。

「ええ……きて」

キュルケがそっと自らその花弁を指で開いた。
慣れないサイトの挿入を補助するように、先端を自らの膣口にあてがう。
彼はその瞬間を経験した。
ゆっくりと腰を降ろしていくと、先端から徐々に伝わってくる膣内の感触に息を飲んだ。

「っん!」

最後は一気に挿入を終える。
サイトの脳髄には快感の津波が押し寄せていた。
ぬめり、絡みついて放さない。
今完全に女体内に収まった彼の男性器は、メスの感触を得たことに歓喜に打ち震えている。
キュルケの膣内は、二つ名の〝微熱〟に相応しい熱を帯びていた。



269:反・胸革命!
09/01/18 17:40:22 JSU0DQqV

「はぁー……はぁー……」
「ダーリン……」

快楽のあまり身動きできない彼に腕を回し、口づけを交わす。
キュルケはそのまま、ゆっくりと腰をこね回してくわえ込んだ男を膣奥へと誘う。
あふれ出た愛液とこすれあう粘着質な音が卑猥だ。

「はうっ!?」

快感に弾けるように、サイトも彼女の身体をかき抱く。
結合部と胸、といった局所的な快楽ではなく、身体全体を利用した行為は、確実にサイトを追い詰めていく。
限界まで蓄えられた精が、もはや決壊寸前のダムのようにかろうじて暴発を免れている状態だ。

(ダメだっ! キュルケの中は〝凶器〟だよ!)

そう思った瞬間、左手のルーンが反応した。
あらゆる〝武器〟を操ることができる、伝説の能力が応じたのだ。

「えっ?」

すると、デルフを手にした時のように、身体が晴れ渡る空のように軽くなった。
キュルケの欲望が何なのか、どうすればイカせることができるかが、手に取るようにわかる。



270:反・胸革命!
09/01/18 17:41:23 JSU0DQqV

(わ、すごい! なんだか加○鷹になったみたいだ)

そうなれば話は早い。
キュルケをイカせるまでのことだ。
サイトは恋人同士がするように互いの手を合わせ、指を絡め合った。
そして、童貞とは思えない巧みな腰遣いで律動を始める。

「あっああんっ!」

キュルケの胸が勢いよく揺れ、突き上げる度に残像のように規則的に跳ねた。
ベッドがギシギシと軋み、二人は玉のような汗をかく。

「あっ あんっ あっ あぁっ いっ いぃっ サイトぉっ!」

キュルケの喘ぎが次第に切なく、余裕のないものへと変わっていく。

「キュルケっ! 俺もう……」

サイトも、ガンダールブという特殊能力があるにせよ、限界が近づいていた。
それを理解したキュルケも、熱い吐息に乗せて最後の言葉を口にした。

「いいわっ! 中に出してぇっ!」



271:反・胸革命!
09/01/18 17:42:27 JSU0DQqV

彼女の奥底に燃える微熱はもはや業火となり、白い男の証を注ぎ込まれなければ鎮火しない状態になっていた。
今まで必ず最後の一線で節度を保っていた彼女自身、膣内への射精を望んだことに驚きを隠せない。
しかし、今自分がもっとも欲しているものはそれに違いない。
その先に待ち受ける危険よりも、今の一瞬が満たされたいのだ。
次の瞬間、彼女が紅い長髪を振り乱し、大きく胸を仰け反らせた。

「あぁーっ!!」

膣肉がサイトの肉槍を絡み取り、同時にサイトは決壊の音が脳内に響いたのを聞いた。
一瞬、ルイズの顔が脳裏を過ぎった。

ドクッ! ドクドクッ! ビュクッ! ビュククッ!

キュルケは腹と胸元に降りかかる熱い体液に絶頂を迎えた。


・・
・・・

「ちょっとバカ犬、さっきから何そわそわしてんのよ?」

虚無の曜日にトリスタニアの通りを歩く機会が再び巡ってきたこともあり、彼は落ち着かない様子で露天の商品を眺めていた。

272:反・胸革命!
09/01/18 17:44:07 JSU0DQqV
他でもない、先日のキュルケとの一件によってせっかく買った制服が一式おしゃかになったからだ。
激しく突き過ぎてあちこち破れ、最後に自分の精液をぶっかけたためにシミがついてしまった。そんな濃く、大量に出たこと自体驚きである。
ルイズはそんな使い魔の様子を訝しげに見つめていたが、ややあってふと笑った。

「どーしたのよ? 私はアンタのご主人様なんだから、欲しいものがあったら買ってあげないこともないわよ」

ルイズのこういう屈託のない時の表情は反則だ、とサイトは思った。
最後の一線で踏みとどまったのは、この主人を悲しませたくなかったからだろう。

(……奴隷根性染みついてんなぁ)

我ながら律儀だ。
せっかくのキュルケの好意なんだから、初めてくらい中出しした方が気持ちよかったんでなかろうか。
ついついそう思ってしまう。

「わっ?!」

ルイズが目を離した瞬間、誰かに路地裏に引き込まれた。

「はぁい」
「キュ、キュルケ!?」

そこに立っていたのは他でもないキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーその人だった。
彼女はニヤニヤと不敵な笑みをたたえてこちらを見ている。
そして、ある物を彼の眼前に差し出した。


273:反・胸革命!
09/01/18 17:45:00 JSU0DQqV

「お探しの品はこれかしらー?」
「……こ、これって!?」

サイトは見覚えのあるその物体に度肝を抜かれた。

「なぁす服、とか言うんだっけ? ゲルマニアから取り寄せたの」

〝微熱〟の少女は、そう言って蠱惑的にウインクをしたのだった。


<終>


274:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:46:55 JSU0DQqV
以上キュルケ分補充してみました

275:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:52:50 1FeSzcbo
キュルケきたー!!
GJでした

276:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:56:53 m7egUqJi
加藤鷹わらたw
GJ!

277:名無しさん@ピンキー
09/01/18 18:42:44 MoW1Tr/o
>>274 GJ!です

テンポよく最後まで読めました。キュルケはレアなので勇者に拍手
エロシーンちょっと薄めだけど、そんなの関係ねー www
ラストもうまい。「ルイズオチ」かと思ったらいい意味で裏切られた

また読ませてくださいね

278:名無しさん@ピンキー
09/01/18 19:01:14 7IM6CVY/
GJ
加藤鷹吹いたw

279:名無しさん@ピンキー
09/01/18 19:49:34 CVHjUO5b
>>274GJ
でも才人地球に居た頃17歳の筈…

280:名無しさん@ピンキー
09/01/18 20:29:11 WhV2lnmo
おおおおおおぉぉぉっ!
GJ!
サイトキュルケ物最高ですなー。
虚無関連の戦争が起きなければ、原作でもサイトキュルケは十分ありえた展開だし。

いきなりコスプレとはサイトは漢だな

281:名無しさん@ピンキー
09/01/18 21:03:07 P/vRWAMU
糞つまんね

282:名無しさん@ピンキー
09/01/18 23:14:37 iwQJxG4O
>>274
GJ!
年齢差があるコルベールとの絡みには違和感を覚えてしまう自分には嬉しかったぜ

283:名無しさん@ピンキー
09/01/18 23:25:30 PiDULahg
>>274
サイトとキュルケのエロキタコレwwwwwww
お色気過多な女子高生とコスプレHとかレベルが高すぎるwww
俺のツボを見事についた最高の作品だったので、出来ればサイトとキュルケでエロ道を究めていくようなシリーズ物にして欲しいです。

284:名無しさん@ピンキー
09/01/18 23:51:09 PpBwLqeU
gjgj!
読みやすくて良かったですぜ。
上でも言われてたけど、ルイズにぶっ飛ばされて終わる
毎度の常套パターンを外してきたのがニクイw

285:名無しさん@ピンキー
09/01/19 00:19:50 KsHpkT5E
GJ!
オッキした。
次はナースキュルケ超希望。


286:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:19:41 zerfz1/p
エロキュルケktkr
>>274蝶GJ

さてすっかり遅くなったけど
>>134『亡国の王女』つづきいきまーす

287:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:20:34 zerfz1/p
目を覚ますと、粗末な藁のベッドに寝かされていた。
見上げる天井は隙間も見える板張り。どこかの納屋のようであった。

…あれ…?ここは…?

目を覚まして数瞬の間は、記憶が混濁していて自分の置かれている状況が理解できなかった。
しかし、大きく息を吸い込んだ瞬間、否応なしに現実が襲い掛かる。
吸い込んだ息とともに、鼻腔の奥に蘇る生臭い雄の臭い。
ジョバンニの精液が、イザベラの口の中に染みこんでいた。

「うぇっ!えほっ、えほっ!」

気持ち悪さに咽こみ、両手をついてベッドの脇のむき出しの地面に吐く。
胃液と、精液の混合物が逆流し、さらなる不快感を呼ぶ。

「おえ…おええ…」

涙を流しながら、最後の一滴まで吐き出す。
そして、嘔吐が終わると、慌てて自分の身体を確認する。
あの時とは違う、粗末な貫頭衣。
そして何より、汚れていない自分の身体。
そこまで確認して、あの救出劇が夢ではないと、ようやく認識できた。
ほっとしたのも束の間、自分の状況を思い出す。
そう、自分の身が窮地にあることに何ら変わりは無い。
王家が潰えて、国を追われる身であることに変わりは無い。
しかも、イザベラは今完全に身一つだけである。
他に頼るものもいない。期せずして天涯孤独の身となったのである。
そう思った瞬間、とんでもない悪寒が身体を走りぬける。
毛布も何も無い藁を敷き詰めただけのベッドの上で、イザベラは自らを抱きしめ、震える。
そこへ。
きしんだ音を立て、納屋の扉が開く。

「あ、目が覚めましたか」

やってきたのは、イザベラを助けた銀髪の少年。皮鎧は脱いで、普通の白いシャツに皮のズボンといった出で立ちだ。
手には、湯を満たした木桶と、タオルを抱えている。

「…大丈夫ですか!?」

少年は震えるイザベラの様子がただ事ではないことを見て取り、慌てて駆け寄る。
そんな少年に、イザベラは思わず怒鳴ってしまう。

「あ、あなた、いったい何者なの!?何が目的なの!?」

ソレより前にすることがあるだろう、と言ってしまってから後悔する。
しかし、なんと少年は、そんなイザベラに笑いかけた。

「はは。もう大丈夫です。僕はあなたに酷いことしたりしません。
 申し遅れました、僕はガリア北花壇騎士、エミリオといいます」
「え?…北花壇騎士…?」

イザベラは驚いた。
ガリアには各方角の花壇ごとに騎士団がある。
しかし、日の差さない北側には花壇はない。従って、公式に北花壇騎士団、というものは存在しない。
王家直属の、汚れ仕事を片付けるための、裏の騎士団。それが北花壇騎士団である。
この少年が、その一員だというのだ。
そして驚くイザベラに、少年は続ける。

288:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:21:25 zerfz1/p
「…っていっても見習い、っていうか騎士に任命される前に王家がなくなっちゃったんですけど」

なるほど。
この少年は、その実力を買われ、北花壇騎士団に組み入れられるところだったのだ。

「…任命の書状がきて、王都に出てきたらこの有様で。
 …あなたの悲鳴が聞こえたから、助けに走った次第です」

その話を聞いて、イザベラはほっとする。
エミリオは、自分の正体を知らない。きっと今も、自分のことを貴族の娘か何かのように思っているのだろう。
だから、彼が自分にとって脅威となることはない。今のところは。
そう、今のところは。
もし、この少年が自分の正体を知ればどうなるか。
それを想像せずにはいられなかった。
そして考える。
彼を、味方に引き込む方法を。
自分の正体を知っても、自分を裏切らない方法を。
思案を巡らせるイザベラに、エミリオは語りかける。

「あなたの名前、お聞きしてもいいですか?」

尋ねながら、湯に浸したタオルを差し出す。
はっとして床を見ると、自分の吐いたものが飛び散っていた。
イザベラは真っ赤になってタオルを受け取り、顔を拭く。
そんなイザベラに、エミリオはやさしい言葉をかける。

「酷い目に逢いましたね。もう大丈夫ですから」

屈託の無い笑顔で、イザベラを見つめる。
その瞳と視線を合わせた瞬間、きゅん、とイザベラの中で音がする。
彼女の今までの人生の中で、こんな風に何の打算もなく、自分の心配をしてくれる者などいなかった。
王族であるがゆえ、仕方なく優しくしたり、媚びへつらう者ばかりだった。
そして、イザベラは口を開く。

「…イザベラよ」
「え?」
「私の名前。イザベラ」

エミリオは思わずきょとんとする。
なぜなら、その名前は、本来自分が仕えるはずであった、王家の姫の名前。
そして彼は気づく。
今目の前にいる彼女の髪の色が、ガリア王家由来の青い色であることに。

「え?イザベラ…王女様?」

エミリオの目が点になり、そして。
思わずずざざぁっ!と後ずさり、床に膝をつき、首を垂れる。

「しっ、知らぬこととはいえっ!不敬を致しました、申し訳ありませんっ!」

エミリオの豹変した態度に、イザベラは思わず悲しくなった。
さっきまで、何の打算もなく接してくれた男の子ですら、ここまで変えてしまうほど、それほど王家の名前は重いのだ。
この時ほど、イザベラは王家の生まれであることを煩わしく思ったことは無かった。

289:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:22:34 zerfz1/p
…ってちょっと待て。

よく考えてみると。

…王家、なくなったんじゃなかったっけ。

そう。
ガリア王ジョゼフ一世は崩御し、ガリアの王冠はシャルロット王女の手に還った。
そして、今、自分はただのイザベラ。
王家の一員でもなんでもない、一人の女。
だがしかし、それを世間は認めないだろう。そして、目の前の少年も。
だったら。
イザベラは考えた。

…ただの女に、なってしまえばいいんだ。

そうするには、どうすればいいか。
答は簡単だった。
自分の胸の奥で脈打つ器官が、それを教えてくれていた。
イザベラは心を決め、言葉を口に出す。

「いいわよ、そんな畏まらなくても。もう王家ないんだし」
「はっ、えっ?し、しかし」
「それとも何?私をロマリアに突き出す?それともここで殺す?」
「そ、そんな畏れ多い!」

イザベラは慌てながらも態度を変えないエミリオにだんだんムカついてきていた。
まだ膝をつき首を垂れたまま、視線を合わそうともしないエミリオの前に、イザベラは立つ。

「もうただのイザベラなんだってば。ただのオンナなの。
 それにお金も持ってないし。仕えても給金だってビタイチだせないわよ」
「し、しかしですね」
「あーもう!」

イザベラは怒ったように言い放つと、エミリオの前に屈んだ。
そして、下からエミリオの顔を両手で包み込むと。
無理やり、その唇を奪った。
目を白黒させて王女の口付けを受ける騎士。
しばらく唇を重ねた後、イザベラはエミリオの顔を固定して、無理やり自分と目を合わさせながら、言った。

「…た、助けてくれたお礼!あげるから!」
「は、はぁ」

思わぬ展開に呆気にとられ、エミリオは呆ける。
そして、今のキスがお礼なのだと、『勘違い』してしまう。

「は、あ、ありがたき幸せです!わ、私騎士として王家に」

そして考えてきていた騎士叙勲の際の口上を述べようとして。
目の前で展開される光景に目が点になった。
イザベラは、エミリオの目の前で、着せられていた貫頭衣を、勢いよく脱ぎ去ったのだ。
思わずエミリオは前かがみになる。
若さ溢れる10代前半、高貴な女性の裸を見て元気にならないはずがない。
実際、先ほど汚れた寝巻きを着替えさせる際にも、溢れる情欲を抑えるのに必死だったのである。

290:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:23:53 zerfz1/p
イザベラはそのまま、ころん、と藁葺きのベッドに仰向けに寝転ぶ。
素肌に当たる藁の先端がチクチクと不快だったが、そんなことは気にしていられない。
なにせ、一世一代の大舞台なのだから。

惚れた人に、初めてを捧げるという。

ほとんど一目ぼれである。
まるで物語の王子様のように自分を窮地から救ってくれたエミリオに、イザベラは一目ぼれしていたのだ。
早鐘のように鳴り響く心臓を宥めながら、イザベラは言葉を搾り出した。

「ほ、ほかにあげるもの、ないから」
「は、はひ」
「わ、私を抱きなさい!
 け、結構高値みたいだから!十分でしょ?」

先ほどの商人とメイドのやりとりで思いついた台詞を言ってみる。
確かに、エミリオにとってこの申し出は破格の報酬であろう。
何せ、自分の仕えるべき王女が、その身体を自分に捧げるというのだ。
というより、エミリオだって健全な男子である。
騎士叙勲の暁には、王女とお近づきになって云々、なんて妄想だってしていた。
それがまさか。
まさかこんなカタチで訪れるとは。
だがしかし。

「え、えと。そのですねえ」

エミリオは焦っていた。
こんな時、どうすればいいのかさっぱりわからなかったのだ。
辺境貴族の末弟に生まれ、各地の騎士団で盗賊狩の日々を送っていた彼には、いままでこういう機会は無かった。
むしろ、女の子と付き合ったことすらないのである。
混乱するなというほうに無理があった。
そして。
逆サイドではイザベラも混乱の極みだった。
勢いでここまでしてしまったものの。
心臓はまるで早鐘のよう、体中火照って火が着きそう、視界は溢れてきた涙と興奮で歪んでいる。
恥ずかしい。恥ずかしくて死にそう。
でも、こうするしかないのだ。
もう身体一つしか残っていないイザベラは、あとは突っ走るしか道は無かった。
そして。
もう一つの要因が、イザベラの背中を押した。

どくん。

心臓が鳴った。
さっきまでの早鐘のような鼓動とは違う、重く、深い鼓動。
そして、視界に桃色の靄がかかりはじめる。
息が荒くなり、背中に当たる藁の先端が、ぴりぴりと電流を発し始める。
それから間を置かず、腰の奥が熱を帯び始めた。
そこは、本で知識だけはあった場所。
子宮。
先ほど商人に使われた薬が、完全にイザベラの体中に回ってしまったのである。

「はっ…はぁっ…はぁっ…!」

荒い息をつき、真っ赤な顔をしているイザベラの異変に、前かがみになって耐えていたエミリオが気づく。

「だ、大丈夫ですかっ?王女様っ?」

声を掛けるが、どうやら聞こえていないようだ。イザベラは荒い息をつきながら、苦しそうにしている。

291:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:24:40 zerfz1/p
仕方なしに声を届けるため、エミリオはイザベラに近寄っていく。
イザベラがベッドに横たわっていたので、自然と覆いかぶさる形になった。
そして。

ぎゅむ。

イザベラの両腕が一瞬で、エミリオの首を捕まえた。

「え?」
「大丈夫じゃ、ないわよ…っ!
 も、ガマンできないっ…!」

そして、不自然な格好でイザベラに覆いかぶさっていたエミリオと、位置を入れ替える。
不意をつかれ、あっさりとマウントを取られるエミリオ。

「え」

仮にも騎士候補である自分があっさりと上を取られたことよりも。
エミリオは、尋常でないイザベラの表情に驚いた。
頬が真っ赤に上気し、耳までばら色に染まり、目は泣きそうなほど潤み、そして口からは甘い甘いため息が漏れている。
その火照ったため息が、ふわりとエミリオの鼻先にかかる。甘い、甘い雌の香りが、エミリオの鼻腔をくすぐった。
その瞬間、エミリオの全身の毛穴がぞわり、と逆立つ。
雌の誘惑に、雄の本能が応え始めていた。
自然界では、本来雄に選択権はない。雌に選んでもらうため、雄は雌を誘うようにできている。
しかし、今この場では真逆の事が起きていた。
雌が、雄を誘っている。遺伝子レベルで雌に逆らえない雄は、悲しいかな反応するしか道は無い。
その証拠に。
エミリオの下半身には、顔に見合わぬ立派な山ができていた。
もちろん、イザベラが目をつけたのはそこ。
そして彼女の中によぎるのは、先ほどのおぞましい行為。
無理やり男性器を口に含まされ、射精された。
イザベラは、びんびんに薄いズボンを押し上げているエミリオを指差した。そして。

「ね、ねえ。男って、コレ咥えてもらうのってきもちいいの?」

エミリオもひょっとして、ああいうのが好きなのだろうか。
そう思ったイザベラは、素直にその質問を口にした。
もちろん、エミリオにそういう経験どころか、そういう行為などあることすら知らない。
しかし、普通に自分でいじってもキモチイイのだ。
女の子の口で咥えてもらったら、それはきっと。

「い、いや、きもちいいんじゃないでしょうかねえ・・・たぶん」

思わず反射でそう応えたエミリオに。

「じゃあ、してあげる」

イザベラは、油断していたエミリオのズボンをずり下げてしまった。
初心な表情と幼い顔には似合わない、太く長い立派な一物が露になる。
イザベラはそのまま、屹立したエミリオの男性器に顔を寄せていく。

「ちょっ、姫様っ?な、何をっ!?きたないですよっ!?」

しかし、エミリオのその声はイザベラに届かない。
イザベラは、立ち昇る雄の臭いで、完全に理性が吹き飛んでいた。

…なに、この、におい…。
…あたま、ぐらぐら、するぅ…。

完全に回った媚薬がイザベラの脳髄まで溶かし、思考を奪っていた。

292:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:25:48 zerfz1/p
今の彼女の頭には、目の前の雄を貪ることしかなかった。
目覚めた雌は、そのまま口を開け、目の前の雄に喰らい付いた。
しかしエミリオのモノは大きく、小さなイザベラの口の中には納まりきらない。
なぜなら、先刻自分の口の中を犯し、善がっていた雄がいたから。
選んだ雄を喜ばせること。それが、雌の本能だった。
イザベラはつたない舌使いと、貪欲なまでの吸い上げで、エミリオを喜ばせようとする。

「う、うわぁっ?」

初めての感覚に、エミリオは悲鳴を上げ、腰を跳ねさせる。
自慰しか知らない初心な少年に、この衝撃はきつすぎた。
勝手に腰が痙攣し、無意識にイザベラの口を犯す。
腰をグラインドさせ、悲鳴を上げるエミリオに、イザベラの中に奇妙な満足感が満たされていく。

…キモチ、いいんだ…。私のクチ、気持ちいいんだ…。

思わず嬉しくなり、頬をすぼめてさらに吸い上げ、舌を絡ませる。
そして、口で雄を味わいながら、イザベラの奥で、心臓以上に熱く脈打ちはじめた場所があった。
雄を受け止める場所。大陰唇から始まり、陰道、子宮から、卵巣までが脈打っていた。
目の前の雄を貪れと、本能が吼えていた。
左手を沿え、ぢゅうぢゅうと唾液ごと男性器を吸い上げながら、イザベラは切なく震えている大陰唇を右手で撫で回す。
その痴態を見せ付けられ、あまりにも苛烈に吸い上げられ、たまらずエミリオが弾ける。

「だ、だめですっ、ひめさまっ!」

イザベラの口の奥、喉の入り口で、エミリオは初めての口淫で果てた。
どくどくどくどくと、熱い大量の精液が、イザベラの喉と脳髄を焼く。
ジョバンニの精液はあまりの気持ち悪さに吐き出してしまったが、エミリオの精液は違った。
エミリオのそれは、まるで、濃いワインのように、イザベラを酔わせた。
なかなか止まらないエミリオの射精を、んくんくんくと喉を鳴らしながら、イザベラは飲み込んでいく。

…まずい…ずるずる…でも…。
…あたまが、くらくらするあじ…。

…だいすき…。

欲求にまかせ、尿道に残った精液まで残らず吸い上げ、イザベラはぷは、とまだ勃起の収まらないエミリオを吐き出す。

「はっ、はっ、はぁっ」

射精を残らず吸い上げられたエミリオは、藁葺きのベッドの上で大の字になり、荒い息をついている。
そんな雄を見て、雌は支配欲をそそられる。
口の端から零れる涎と精液の混合物を拭おうともせず、イザベラは薄ら笑いを浮かべながら、高くそそり立つエミリオをまたぐ。
そのまま腰を下ろせば、イザベラはエミリオを完全に捕食できた。
混濁した理性と、覚醒した野生、そして王族の矜持が、イザベラを高貴で淫乱なイキモノに造り替えていた。
あまりに淫らな笑みで、イザベラは自らに指を沿え、割り開いて、腰を落としていく。

「…それじゃあ、受け取りなさい?一生感謝するのよ。いいね?」
「え…?なに…?」

口淫の衝撃に半分意識の飛びかけていたエミリオは、そう応えるのが精一杯だった。
ぶつん、と二人の間で何かの裂ける音がした。
童貞の雄が、処女の雌に食われた瞬間であった。
肉の裂ける痛みがイザベラを襲う。しかし。
そんなちっぽけなものなど洗い流すほど、強烈な快感が彼女を襲う。
膣の襞の一枚一枚がむき出しの神経器官となり果て、くわえ込んだ熱い雄の槍を感じ取っていた。
イザベラの性器では余るほどのエミリオの性器が、王女の子宮顎を叩くまでの数瞬で、イザベラは、絶頂に襲われていた。
目の前が白く染まり、体中の筋肉が痙攣し、腰の奥の器官が勝手にもぐもぐと雄を咀嚼する。

293:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:26:23 +eSlJol5
sien


294:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:26:53 zerfz1/p
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああぁぁぁぁぁっ!?」

処女とは思えないような、濁った獣のような声を上げ、イザベラは生まれてはじめての絶頂に焼かれた。
それは、この上ない喪失感だった。
そして、この上ない快楽だった。
『おんな』になった瞬間に訪れた最高の快楽が、イザベラを襲っていた。
そして。
イザベラの膣襞はまるで百本の舌のようにエミリオの茎を嘗め回し、イザベラの子宮口は彼女自身の唇の代行と言わんばかりにエミリオの鈴口に激しく吸い付く。
口の中とは比べ物にならないイザベラの器に、エミリオも。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

腰をびくんと跳ねさせ、ごぼりとイザベラの中で弾けた。
その射精は一度では収まらず、ごぷん、ごぷんと何度もイザベラの中で何度も精液を吐き出す。
そのたびにイザベラの細い身体が跳ね上げられ、青い長い髪と膣道を揺する。

「ひ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!」

イザベラを再び襲った絶頂は、今度は彼女の視界を紅に染める。
苦痛にすら感じる凄まじい快感が、イザベラの神経を焼き切った。
大量の精液を受け、どさ、とイザベラの身体がエミリオの上でくず折れる。
そして、腰を持ち上げて射精していたエミリオも。

「う…あぁ…」

腰をかくん、と落とし、気を失ってしまった。

295:亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:29:14 zerfz1/p
目を覚ますと、オヒメサマが隣で微笑んでいた。
隣で。
自分のやったことを思い出す。エミリオの顔が真っ赤になる。
そして。

「うわぁぁぁぁぁぁっ?」

王女と同衾してることに思い至り、裸のまま、土むき出しの床にひざまづき、首を垂れる。
そしてその口からスムースに流れ出す謝罪の文句。

「も、申し訳ありません!私、とんでもないことを!」

げし。

そんな銀髪の頭を、裸の足が踏みつけた。

「コラ。何謝ってるの。アレはお礼だって言ったでしょう」
「は、え、しかし」

ここまできてまで態度の変わらないエミリオに、イザベラは苛立つ。
だが、思い直す。

「そんなに気にするならいいわよ。分かったわよ。
 一生かけてその罪償いなさい。いいね」

言いながら、両足をキレイにくみ上げ、はだしのつま先でエミリオの顎を持ち上げ、自分の方を見上げさせる。
エミリオから見たイザベラはもちろん裸だったが。
エミリオの今まで見てきた世界で、最も可憐で高貴な、お姫さまであった。

「そうね。とりあえず」
「は、はひ」

無理やり顎を持ち上げられているせいで、間抜けな返事になってしまう。
そしてイザベラは、わがままを言った。

「なんだか甘いものが食べたいわ」
「へ?」

一瞬意味が分からず呆けてしまうエミリオ。
そんなエミリオに、くすり、と笑いながら、いつもどおりの酷薄な、それでも少しは愛情の篭った笑顔で。

「いますぐに。
 この意味分かったら、さっさとなさい?
 ちょっと、ちゃんと聞いてるの?エミリオ?」

間抜けな顔で自分を見上げる愛しい騎士に、イザベラは言った。

「は、はい、ただ今!」

慌ててベッドに置かれていた服を着込んで、外に出て行くエミリオ。
残されたイザベラは裸のまま、ころん、とベッドに横になる。
そして、今この場にいない愛しい人に向けて、言った。

「一生掛けて償わせてあげるわ。
 今日の鈍感っぷりをね。私の王子様♪
 一生、面倒みさせるんだから。私のワガママは半端ないわよ♪」

くすくす笑いながら、とりあえず最初は庭付き一戸建てかしら、と粗末な藁のベッドで夢想するイザベラだった。

296:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/01/19 01:31:28 zerfz1/p
あーイタイイタイ。オリキャラ出すとイタくてかなわんわ。
ここまでお付き合いいただいた方には最大級の感謝と謝罪を。
すいません今後オリキャラネタは控えるんでかんべんしてつかーさい。

んじゃねゆ。ノシ

297:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:33:10 +eSlJol5
>>296
GJだ。
>くすくす笑いながら、とりあえず最初は庭付き一戸建てかしら、と粗末な藁のベッドで夢想するイザベラだった。

おじさんイザベラ萌えなのかもしれんな。

298:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:34:10 rM1sdvfb
GJ!です。
せんたいさんリアルタイム更新キタコレ

これ、後編ですよね??
ピンでもいいような気がするのは気のせい?

299:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:39:38 k+ekU1R5
これはイタイww
オリキャラとサブキャラ絡ませてハッピーエンドとかwwww

やっぱりへんたいさんの描くハッピーエンドは読んでて清々しくなるから好きだ

300:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:49:59 YztllQk1
>>296
なんというイザベラ
なんというツン甘!

いいなあ
オリキャラでもいいからこの続きが読みたい
ベタ甘の後日談を読みたいです隊長!!!

301:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:56:21 TVePc4ov
>>296
GJ!



だが、言っただろう。イザベラにふさわしい運命は

  _   ∩
( ゚∀゚)彡 斬首!斬首!
 ⊂彡


302:名無しさん@ピンキー
09/01/19 02:28:55 ufJNkp33
イザベラ可愛すぎだろJK

もっといちゃいちゃしろ!
コレめーれーだから!


303:名無しさん@ピンキー
09/01/19 06:29:15 PU0Q7LIo
>>274及びへんたいさんもGJ!でした

304:名無しさん@ピンキー
09/01/19 10:29:33 DjnHwOT4
>>296GJ
これで終了じゃないですよね?どうせならシリーズ化希望です。
これで終わるには勿体なさすぎ。

305:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:40:13 8UsE0lsF
せんたいさんも>>274さんもGJでした
ナース服キュルケ読みたいです。

306:名無しさん@ピンキー
09/01/20 03:15:16 4iBFCQSt
>>274GJ!
良かった

307:名無しさん@ピンキー
09/01/20 19:00:34 OOdIt5Hv
イザベラ本来なら憎まれ役なんだろうけど本人が劣等感やら孤独を抱えてるせいであまり嫌いになれないんだよな

原作でも何らかの形で救いがあるといいなあ

308:名無しさん@ピンキー
09/01/20 20:43:06 zNyy97eD
ジョゼフの娘なんだから実はスゲー天才かもよ?

309:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:25:49 SWhDTDMI
血統的には頭脳派でもおかしくないんだが、半端に魔法が使えたのが不幸だった。
ジョゼフは魔法が全く使えなかったから、知略に力を注ぎ込ざるをえなかったし、
シャルルが常に競争相手として存在したからな。
イザベラは最低ランクとはいえ魔法が使えるし、立場上シャルロットは競争相手に
なりえない。

310:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:41:11 e/CIROEW
四暗刻。一発。裏ドラ

311:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:43:49 9bmOUWCN
四暗刻の時点で役満だから一発とか裏ドラは関係ないだろ

312:名無しさん@ピンキー
09/01/21 00:45:27 WeE9Kd8+
とりあえず、ライジングサンで

313:名無しさん@ピンキー
09/01/21 01:36:15 ExnEW/DR
四暗刻単騎、大四喜、字一色

314:名無しさん@ピンキー
09/01/21 01:58:22 MbGIZh1a
>>312
石狩湾新港今年も楽しみだよな

315:名無しさん@ピンキー
09/01/22 16:44:10 FJUAKMSt
>>256
キュルケ×サイト続きワクテカ

316:名無しさん@ピンキー
09/01/24 02:55:54 ayJ2DpDC
それは蒼から~
で妊娠ネタがないと言うことは…サイトは実は種なsh…ゲフンゲフン

317:名無しさん@ピンキー
09/01/24 14:38:50 7T0WiY/n
よくあることじゃないか。エロゲでもマンガでも同人誌でもエロパロでも
むしろ妊娠云々言うことのほうがあまり無いような

318:名無しさん@ピンキー
09/01/24 18:03:44 7Sl08mSE
そうか?

「孕ませて~」「に、妊娠しちゃう~」あたりは、よくあるシーンだと思うが。

319:名無しさん@ピンキー
09/01/24 19:36:59 J9ZVBmC1
>>318
や、そういう意味じゃないだろうw
むしろ口ではそう言ってても本当にデキちゃうことはまずないっていうか

320:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:06:32 HlychHEA
早くアン様とシエシエとテファを補給したい・・・

ぶっちゃけルイズは無理だ。
小学生には興味ない。

321:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:13:32 ufmypn25
ルイズには興味ないが
ルイズの持ってる地位とカネには興味がある

322:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:30:31 YAHvnVr2
>>320
>>321
ルイズは僕が死ぬまで面倒みます。

323:名無しさん@ピンキー
09/01/24 20:52:58 dU62p/68
ほんとルイズルイズうっせぇよなw
いっぺん死んでみればいいのに…

324:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:36:05 Dr+ZAUw/
胸より脚線美や尻な俺としては断然ありだがなぁ ルイズ
胸だけが女の子じゃないんだぜ

小学生に興味はないがな

325:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:20:57 n2Huq5dt
ルイズは敏感そうな気がする

326:名無しさん@ピンキー
09/01/25 02:44:20 ZybhDcOc
だよなだよな!

327:名無しさん@ピンキー
09/01/25 17:18:24 S8ogJ/1E
保管庫が見れなくなったようだな。




328:名無しさん@ピンキー
09/01/25 18:35:15 pfwODDWY
普通に見れるぞ

329:名無しさん@ピンキー
09/01/25 22:06:44 KIq3MwKu
ギーシュの目の前でサイトがモンモン犯すとか
鬼畜系サイトで一本お願いします

330:名無しさん@ピンキー
09/01/25 23:36:51 aGQPERaQ
サイトを人間いす扱いする超度Sなアン様&アニエスコンビ・・・

331:名無しさん@ピンキー
09/01/26 08:01:25 UVAx1+7z
明らかなキャラ崩壊は見たくないと思う俺が居る
友情を反故にするサイトはなぁ・・

332:名無しさん@ピンキー
09/01/26 08:31:45 onsfaLES
愛情の無い行為はサンドバッグ叩いてるような一方的作業だから飽きるの早いんだよな
相手の反応を引き出すのが良い、極上の食材を手間ひま掛けて調理して最後にいただく様なもんだ

333:名無しさん@ピンキー
09/01/29 00:22:17 jJ2u0SDd
せんたいさんまだかな

334:X42
09/01/29 01:32:48 mMoLP5Rx
これから投下します。
せんたいさんじゃなくてごめんね。

335:16巻への願望3
09/01/29 01:33:42 mMoLP5Rx
暫く時間が経った貴賓室
 男女の秘め事を行った2人が目を覚ました。
「あ、起きられました?サイト殿…申し訳有りませぬ…その…何と言いますか…」
「もう良いですよ、ひ…アン。それよりも降りてくれませんか?」
「申し訳有りませぬ、私とした事が…え?…これは…どうしたことでしょう…」
 アンリエッタは騎乗位の体勢から降りようとしていたが、降りられなかった。

「どうしたんです?アン」
「抜けぬのです。サイト殿の…その…」
 アンリエッタは、困ったような、恥じらう様な顔であった。
「抜けない?そんな馬鹿な!」
そう言って才人は起き上がり騎乗位→座位→正常位の体勢になって抜こうとした、が
「ウソだろ?マジ抜けねぇ!これって一体?」
 アンリエッタの言う通り抜けなかった。理由は分からないが、アンリエッタの膣壁が
 才人のペニスをしっかり握り締めているかの様だった。

 アンリエッタは、得意の水魔法で隙間を開けようとした。しかし無駄だった。
 アンリエッタの膣壁は、そんなものではどうしようもない程締まっていた。
「困りましたわね。これでは私とサイト殿は、一生繋がったまま?」
 と言いながら頬を軽く染めていた。

「アンの魔法で駄目だとすると誰かに頼むしかないけど…誰かに頼める状況じゃねぇし」
 その通りであった。誰かに頼む=今のこの状況を見せる=アンリエッタと男女の仲に
 成った事を公言するに等しい行為であった。
 絶対にバラさない人物…アニエスさん…駄目だ、あの人何の躊躇いもなく俺の一物斬り
 裂くに違いない。となるとルイズ…死ぬな、俺。タバサ…絶対喋らないだろうし、頭
 いいからこんな状況でも何とかしてくれるかも。後はどうやって呼ぶかだが…

 同じ頃、貴賓室のドアの前
 そこにルイズ、テファ、タバサがやって来た。
「アニエス、中に入れて」
 ルイズは、扉の前で警備しているアニエスに申し出た。
「今、中に入れる訳にはいかぬ。今扉にはロックが掛っている。なれば解除されるまで
 何人たりとも中に入れる訳にはいかぬ。例え新ガリア王、貴女でもだ」
 アニエスは、鋭い視線で3人を貫いた。誰かがアンロックでも掛けようものなら躊躇
 無く剣を突き立てるであろう。正に鬼気迫る迫力であった。


336:16巻への願望3
09/01/29 01:34:43 mMoLP5Rx
「一寸待ってアニエス。部屋の中は今姫様とサイト2人きりじゃあ…」
「その通りだ」
「そんな事したら姫様がサイトに襲われるじゃない。早く退いて」
「落ち着きたまえ、ミス・ヴァリエール。サイトは自分から襲う度胸は無い。それに
 奴は魔法は使えん」
「そうだけど…」

「逆なら有り得る」
 タバサが2人の間に入った。
「えっ?」
「2人きりでロックが掛っている。それにサイレントも掛っているみたい。となれば女王は、
 覚悟を決めたという事。貴女はそれが分かっているから私達を入れさせない」
「その通りだ」
「一寸アニエス、貴女自分が何しているのか分かっているの?姫様の純潔をお守りする
のが貴女の役目でしょ」

「其れは違うぞ!ミス・ヴァリエール。私は陛下の剣だ。陛下に仇なす者を斬るのが私の
 役目だ。陛下の決めた事に口出し出来ぬ」
「何言っているのよ。そもそも貴女がサイトを…って貴女まさか姫様が…」
「ああ、大分前からな。以前ははっきり分かる程だったが、最近は無理に押し殺すように
 なされていたな。その為今日限界に達した様だ。ああなっては最早サイト以外どうし
ようも無い状態になられたのだ。だから私は、私に出来る事をしたまでだ」

「だからって何も2人きりにすること無いでしょ?こうなる事は予測出来た筈。貴女の
 した事は、姫様の為かも知れないけどやって良い事では無い筈よ」
「国益の為ならそうかも知れぬ。だがミス・ヴァリエール、貴女が私と同じ立場ならどう
 為されていた?」
「そ、それは…」
 ルイズは返答に窮した。自分もアニエスと同じ立場ならやはり同じ事をしたに違いない。
 あーだこーだ言ったところで結局は、嫉妬なのだ。そしてアンリエッタが覚悟を決めた
 と言う事は、もう後戻りはしないという事、後は張り合うか諦めるか二つに一つである。
 はっきり言えば分が悪い。このまま結婚という事だってあり得る。重婚は重罪、残され
 た道は妾であろうか?だがそんな事公爵たる父、規律に厳しい母が許すとは到底思え
ない。じゃあ諦める?…そんな事…出来る訳無い!サイトが側からいなくなったら…私
耐えられない。サイトが姫様と幸せそうにしていたら…私…巨大エクスプロージョン
撃っちゃうかも…(おいおい)


337:16巻への願望3
09/01/29 01:35:18 mMoLP5Rx
 その時、扉に内側からアンロックが掛り、ロックが解除された。
「ロックが解除されたわ。中に入っても良いでしょ?アニエス」
「ああ、だが部屋の中で暴れるなよ。もっとも暴れそうになったら私が止めるがな」
 そう言ってルイズ達は部屋の中に入って行った。

 ルイズ達が部屋の奥まで行くとベットの上でシーツに包まれた才人とアンリエッタが
 向き合って座っていた。
「サ、サイトーーーーーあんた何時まで姫様にくっ付いているのよ!さっさと離れなさい」
「ル、ルイズ?!あのなその、何て言うか、離れられないんだよ。お前には説明しづらい
 というか見せたくないんだよな…」
「あんた、それどういう意味?姫様と一線越えたから私なんか如何でも良いって訳?そ、 
 そう。私ってその程度だったんだ。も、妄想の中じゃ色々してたくせに、こじんまり
した家に一緒に住もうって言ったくせに」
ルイズは泣き出した。

「そうじゃねぇよ。全くいつも早とちりなんだから…あのな抜けなくなったの。だから
 困ってるの」
「え?」4人の美女軍団が声をハモらせた。
「つまりだな…まだ繋がったままなの…魔法使っても駄目なんだよ。だからアニエスさん
 にタ…シャルロットを呼んでもらおうと言う事になってだな…」

「見せて」
 タバサは、いつもと変わらぬ口調で話した。
「いや…でも…」
「見てみない事には分からない」
「アン?」
「分かりましたわ、シャルロット殿。それでは宜しくお願い致しますね」
「一寸サイト、あんた今姫様をアンって…ふ、不敬にも」
「ルイズ、私がそう呼ぶ様にお願い…いえ命令したのです。いつ、如何なる時も、王宮
 であろうとも…そうサイト殿に命令したのです」

「姫様…」
「早く見せて」
「あ、申し訳有りませぬ」
そう言ってアンリエッタは、シーツを取り除いた。


338:16巻への願望3
09/01/29 01:35:59 mMoLP5Rx
2人は、座位の体勢のまま繋がっていた。
傍から見れば、浮気現場を押さえられたように見えるだろう。
その2人を見てルイズは沸々と怒りが込み上げてくる。
しかし先程アニエスと約束したばかりなので無理やり我慢した。
「ま、先ずは皆で引っ張ってみましょ。そうすれば抜けるかも…」

「それは駄目」
 ルイズの提案をタバサは一言で却下した。
「それをやれば抜ける可能性は有る。でもそれ以上にサイトの一物が使い物にならなく
なる可能性の方が遥かに高い」
「そんなのヤダぜ俺。この年で不能になるの」
「じゃあ如何するのよ?他に何か良い方法があるの?」

「あのー、サイトと女王陛下がもう一度アレすれば抜けるんじゃないでしょうか?」
 今まで蚊帳の外だったティファニアが提案した。
「テ、テファ?なんちゅう事を…けどここまで締まっていると一寸難しいような…」
「と、取り敢えずやってみるべきね。うまくいかなかったら次また考えれば良いし…口論
 しても状況は良くならないでしょ?」
「まあ、その通りかもしれないけど…だったら外に出てくれねぇか?見られてると
恥ずかしいからさ」
本当はルイズを怒らせたくないのと悲しませたくない為なのだが…

「私は残る。不測の事態に備えなければならない」
「当然私も残る。陛下の御身にもしもの事が有ってはならないからな」
「なっ、も、もちろん私も残るわ。しゅ、主人としての責任が有るもの」
「皆さんが残るなら私も残ります」
 結局誰も出て行かなかった。

 仕方なく才人はそのままの体勢で少しづつ突き上げ始めた。
 美女4人に見つめられているのと、強力な締め付けで気分があまり乗らなかった。
 て言うか痛い。その為才人はゆっくり小さく突いていた。
「サイト、もう少し速く大きく動かせないか?其れでは陛下が感じられるとは思えぬが」
 実際アンリエッタは喘ぎ声を出していなかった。
「無茶言わないで下さいよ。今は此れで精一杯です。此れ以上は皮が破けますよ」
 愛液が無くなった上、強烈な締め付けでは、実際問題此れ以上は無理があった。


339:16巻への願望3
09/01/29 01:36:43 mMoLP5Rx
(ヤベェな、このままじゃ駄目だ。かと言って如何すればいいのか分かんねえし…)
 そこに状況を見つめていたタバサが才人に耳打ちした。
「今この状況で其れを言えと?」
「そう」
「いや、しかし」
「このまま続けても抜けそうもない。ならば試す価値はある。いずれにせよ貴方はもう
逃げる事は出来ない」
 
 その通りであった。最早才人は逃げも隠れも出来なかった。
 才人は意を決してアンリエッタに告げた。
「アン、俺と結婚してくれ」
「サイト殿!」
「ちょっと、あんた…」
 すかさずタバサがルイズの前に杖を差し出す。
「今は見てて」

「ただ俺は、ルイズと分かれる事は出来ない。其れでも良いと言う事であれば、だ。アン
 は女王だ。立場的に大問題だと思う。それに俺は国政の事なんて全然分かんねえ。
 枢機卿あたりが聞いたら猛反対だろう。冷静に考えて決めてくれ」
 才人はアンリエッタの目を真摯に見つめた。

「……お受けしますわ、才人殿。私を貴方の妃にして下さいまし。無論ルイズの事も承知
 の上で、です。ルイズにはすまないのですが妾という形でお願いいたしますわ。公爵が
 納得しないかと存じますが最後には折れると思いますわ。あの方はとてもルイズを大事
 に想っていられますから」
 アンリエッタは、一片の迷いの無い目で答えた。と同時に今まできつく締まっていた
 膣壁が緩んだ。

「緩んだ!これで抜けるぞ、アン」
「まだ抜かないで下さいまし。最後までお勤めを果たしてからにして下さい」
「えっ?でも…」
 当初の目的は達成した。後は引き抜けば無事解決なのに…と才人は思った。

「サイト、貴様まさか今抜こうとしたのか?正真正銘伝説級の鈍感男だな…今の言葉が
 ウソでないなら最後まで責任を持て」


340:16巻への願望3
09/01/29 01:37:29 mMoLP5Rx
「それなら皆出て行って下さいよ。やっぱ見られながらというのは…」
「同じ事をもう一度言わせたいのか?」
「同じく」
「途中何が起こるか、わ、分からないものねぇ」
「そうですよ」
 やはり誰も出て行かない。
 単に見たいだけなんじゃねぇかと思ったがさすがに口には出さない。
 仕方ないと割り切った。

 そうなると問題はこっちだ。緩んだとはいえ愛液が切れた状態には変わりない。
 このままやれば、お互い痛くてしょうがない。先ずは性感帯を刺激して濡れて
 貰わないと…。
 最初に才人はキスをしながら胸を揉みまくった。
 固くなってきた乳首を摘まんだり、指を高速振動させて刺激を与え続けた。
 そして性感の高まって来たアンリエッタは、才人の口の中に下を入れ蹂躙しまくった。
 暫く胸を揉み続けた才人は、右手でずっと肥大したままのクリトリスを刺激した。
「フグューーーー」と喘ぎながらもアンリエッタは、唇を離さない。
 やがて愛液が奥から沁み出してきたのがはっきり分かった。

 才人は体位を正常位に変え、ゆっくりとしかし大きなストロークを行い、愛液を膣に
 満遍なく行きわたらせた。
 そしてピストン運動を速くし、膣奥をガンガン叩いた。
「アッーーーーーーーーーーーーー、きております…きておりますわ。奥まで…サイト殿
 が…ま…また…イキ…そうです…アーーーーーーーーーーーーー」
 ずっと身体がデキあがった状態だったアンリエッタは、すぐに絶頂を迎えた。
「アン、大丈夫?」
「え…ええ…このまま…続けて下さいまし…」
 再び才人は高速ピストンを行い、射精感が高まって来た。
「ア…アン…俺…もう…」
「きて…サイト殿…一緒にイキましょう…アッーーーーーーーーーーーーーーーー」
 限界に達した才人は野生の本能の赴くまま激しいピストン運動を行い射精し果てた。

 アンリエッタは、満足そうな笑みを浮かべて才人を見つめていた。
 才人も笑顔で見つめ返したが、不意に悪寒が走った。
「何時まで入れているのよ!又抜けなくなったら大変でしょ。さっさと抜きなさい」


341:16巻への願望3
09/01/29 01:38:05 mMoLP5Rx
嫉妬混じりの怒声でルイズが叫ぶ。
 反射的に引き抜く才人。
「アンッ」
 アンリエッタは、急に引き抜かれた為小さな喘ぎ声を出す。
「まっ、全くあんたときたら、わ、私が見ているにも関わらず、あ、あんな情熱的に…
 その…するなんて」
「俺は外に出ろって言ったろ。見せたくなかったんだから」
「で、でも…」

 その時タバサが杖をふるい、アンリエッタに魔法を掛けた。
「どうしたのよ?タバサ」
「女王はサイトの精を受け妊娠した」
「えっ?」
 タバサ以外の全員が声をハモらせた。

「アンリエッタ女王陛下、貴女にお願いが有る。先程の件に私も加えて欲しい。サイト
 以外の子を産むつもりはない」
「ちょっとタバサ、貴女も女王でしょ。女王が妾なんて聞いた事もないわ」
「あのー、私も加えて頂けませんか?理由は一緒です」
「テファ、貴女も王族でしょ。何言ってんのよ、もう」
「ふむ、どうやら此処に居る女性は、私以外はサイトと結ばれたいようだ。大したもんだ
 サイト、聞いたこと無いぞ、複数の王侯貴族と結ばれるなんて」
「いや一寸、それって凄く不味く無い?」
「普通ならな。しかし貴様は普通ではない。まあ決めるのは陛下だ。貴様は大人しく
それに従えばいいんだ」

「ではこうしましょう。重婚は本来重罪ですが、この件に関しましては聖下の許可を頂き
 ましょう。サイト殿の報酬と言えば聖下も無碍には出来ない筈」
「それは如何かと…」
「アニエス、早速枢機卿に報告に行って下さい。私達が国に帰り次第すぐ式が挙げられる
 ように。頼みましたよ」
「御意」
「アニエスさん、今の報告するの?」
「当たり前だ、陛下の命令だぞ。それも国の一大事だ。報告しなくてどうする」
「いや、でも…」
「言ったろ?貴様にはとてつもなく大きい女難の相が有ると。死ぬなよ」
 そういってアニエスは部屋を出て行った。

「そう言えば如何して抜けるようになったの?」
「原因は女王の不安。抱かれてもサイトに捨てられるという気持ちであのようになった。
だから不安を取り除けば治ると判断した」
「なるほど。サ、サイト姫様だけじゃなく私にも子種よこしなさいよ。び、平等にね」
「私にも、プラス成功報酬も」
「わ、私もその…お願いね、サイト」
「一寸待て、あ、後にしろ。今は疲れて…」
 全部言い終わる前に野獣と化した彼女達に貪られるサイトであった。

「本当に死ぬなよ、サイト」
 アニエスはそう言ってトリステインに帰って行った。
    ―FIN―


342:X42
09/01/29 01:43:16 mMoLP5Rx
これでこのシリーズは終了です。
行きづまって他のスレに散弾してたら遅くなりました。
皆さんもモニター見る時は、飲み物は飲み込んだ後見て下さい。
パソコンが壊れたり、気管に入りかけても此方は如何し様も有りませんから。


343:名無しさん@ピンキー
09/01/29 03:04:17 uV8RVgiT
バーレーン戦見ていろいろスレ廻ってたら
投下されてた。


344:名無しさん@ピンキー
09/01/29 13:56:18 /1ojVtR1

姫さま視姦プレイGJ

345:アニエスは競泳水着も良く似合う
09/01/29 16:19:01 hoJbV7+p
「よし!今日の訓練は終わりだ!各自解散!!」

トリステインの花、女性衛士隊の隊員達は訓練地であるラグドリアン湖から続々と這い上がってくる。
その身に包むのは重厚感溢れる騎士鎧ではなく背中のX字のラインとピッチリとした太股がなんともたまらない
いわゆるスクール水着(競泳タイプ)だ。現在のトリステイン軍にはすでに才人考案の体操服にブルマが採用
されてあるが、水練時においてはこれも才人考案のスク水が採用されている。
評判の方は上々であり、とても泳ぎやすい、体操服の代わりとしてもいける、日焼けした際にくっきり浮き出る
背中のX字が旦那に好評で夫婦生活が充実するなどが挙げられていた。

「隊長は、あがられないんですか?」
「ああ、もう少し泳いでから行くよ」

スク水の上から鎧を着込んだ隊員とのやり取りを終え、アニエスは一人となった。今日のこの後は完全な自由時間だ。
それならば少しは一人の時間を楽しみたい、とひとしきりに泳いだ後にアニエスは岸から出た。するとそこには。

「よぉ」
「なんだ、サイトか。どうしたんだ、今日は」

才人が現われた。

「いや、なんか賑やかだったからさ」
「そうか、それよりそこをどけ。これから帰るところだ」
「この後自由なんだろ?だったらさ…」
「いっておくがふむ!?」

茂みにある鎧を纏おうと進むも才人に止められてそのまま唇を奪われてしまった。
才人は慣れたようにアニエスを木の方に押さえつけるように押し進みながらアニエスの舌を絡めとっていく。
ぴちゃぴちゃとお互いの舌が絡み合い、唾液を交換する音を響かせる。

「ここに来てるってことはさ、わかってだろ」
「………馬鹿」

ニュルっと才人の指がアニエスの下腹部を這い、水着の裾から指を秘肉へと突き入れる。すでにそこはじっとりと蜜をしたたわせ
始め、次なる行為を待ち望んでいるかのようだった。一方のアニエスはそんな才人を拒む事なく、逆にその胸にすがりつき顔を紅潮
させながら才人の耳元でそう呟いた。

「ッハァ!奥がぁっ、ゴリゴリされてっ!」
「やっぱり、アニエス。いい締め付けだ」

二人は、目立たぬ様さらに奥の茂みに入ると。前戯もわずかにそのまま本番に突入した。
現在、アニエスは才人に後ろから突かれる形になっている。着ている水着も上半身だけ脱ぎ、下は裾だけずらして一つになり、より才人
と一緒になれるように片足をあげている。そして、しっかり木にしがみつき、才人から与えられる快楽に耐えていた。
才人の腰が前後する度、その形の良い胸がふるふると振るえた。横から見ればその光景はさぞや眼服であるであろう。
しかし、競泳水着といえばその背中のX字。それを見せずしてなんの後背位か、X字の見えぬ競泳水着の後背位のSEXはただの水着
でのSEXだ。とはいうものの、今日の才人の気分はアニエスの振るえる美乳を見つつ犯したい。そんな気分であった為このような形であるのだ。
もちろん、背中のX字を残しつつ突いた時もあれば。そのまま全て脱がし羞恥プレイに羞恥プレイを重ね、中だけでなく髪から顔から腹に
かけて全身に精液をぶっかけアニエスを屈服させる擬似女騎士レイププレイもする時もある。そう、今日はたまたま美乳を楽しみたいそういう
気分だったのである。

346:アニエスは競泳水着も良く似合う
09/01/29 16:19:34 hoJbV7+p
「んん、深いぃっ」
「その顔…すっごいいやらしいぜアニエス」

すっかり、才人に抱かれる事を受け入れてしまったアニエスはまるで生娘のような声をあげる。すでにその顔には衛士隊隊長としての顔はない。
才人はあげられている片足の膝に腕を挟み、そのままその腕をアニエスの美乳へと伸ばしていく。
才人の手がアニエスの美乳を捕らえ、人差し指で乳首をコリッと捏ねるとあうっとアニエスが小さく呻いた。

「ち、乳首を捏ねるなぁ…」
「だって、アニエスのおっぱいって気持ち良いんだもの」

そういうと才人は人差し指から親指を加えて乳首をコロコロと弄ぶ動作に切り替える。そうすると乳首を弄るたびにアニエスの表情はいやらしく
歪んでいった。アニエスの乳を弄ぶ時、才人は決まってこう思う。『アニエスのおっぱいって貪りがいがあるな』と。
ルイズ・シャルロット・エレオノールの貧乳組も決まって弄り倒しているが、これはどちらかというと感度と彼女達のコンプレックスを刺激する
事による屈辱的な表情を楽しむ事を目的としている。変わってアンリエッタ・シエスタ・テファ・カトレアなどといった巨乳組は胸に顔を埋める、
吸うなど甘える事を主目的としている。純粋におっぱいの感触、感度を楽しんでいるのはアニエスのような美乳組だけだ。

「さ、サイト…も、もう…」
「ああ、俺も、そろそろ」
「中に…中に…全部っ!!」

アニエスがそう言った直後、才人はアニエスの腰を掴むと一気にラストスパートをかけた。パンパンと勢いのよい音があたりに聞こえる。

「ふっ、はぁぁっ、あぁぁぁぁっ!!」
「ほら、イクぞ、アニエス。くっ!」

ビュビュッと中で勢い良く出される精液の感触を感じるとアニエスは意識を失った。


「…うっ、こ、こは…」
「あ、アニエス。起きたか」

全身に伝わる暖かいお湯の感触を感じアニエスは目を覚ました。あたりを見渡すと小さな山小屋と目の前に才人がいた。
そうこうするとちゃぷんと音がした。そう、あの後才人は気絶したアニエスとアニエスの鎧を抱えて密かに建造していた山小屋
に移動したのだ。そして、その後。楽しみの一つとして容易した一際大きい縦長の調理鍋で風呂を焚いてそれにアニエスを抱え
一緒に入ったのだ。

「私は…気絶していたのか」
「あぁ、ぐったりとな」

ふぅっとアニエスはため息をついた。溜まっていたせいもあるが、どうも最近才人と性行為をするとがっつきすぎてしまう。
嵌りすぎだ、とアニエスは自嘲した。

「ん、それじゃ。アニエスも起きたし」
「ん?なんだ、才人…ひゃっ」

下腹部から再び肉が突き上げられる悦びを感じ、アニエスは声をあげた。
そう、今二人が入っているのは縦長の料理鍋。とても二人分のスペースはそうない。という事はとどのつまり、現在のアニエスは
未だ才人と一つに、体面座位の体勢で繫がっているのである。

「ぃや、サイト。私、まだ、起きたばか…」
「風呂から上がった後、小屋の方でもじっくり可愛がってやるよ。アニエス」
「ふぁぁぁっ!」

才人から再び与えられる快楽にアニエスは思わず背筋をそらして可愛い声をあげた。
形の整った胸にはお湯の水滴が、そらされた背中には競泳水着のX字型の日焼け、通称スク水焼けがよく映えていた。

347:アトピック ◆Xz18YlHQYY
09/01/29 16:23:43 hoJbV7+p
エロパロ板に久しぶりに復帰、ゼロ魔でのリハビリもかねて書いてみました。

なんだろうか、最近草むらで全裸に精液どろどろというシチュがツボにはまって
しかたなくなってきた。何故なんでしょう?

348:名無しさん@ピンキー
09/01/29 17:29:28 mMoLP5Rx
>>347
GJ
最近投下が無いんで如何したのかと思ってましたよ。
早く他の職人さん達も復帰しないかな。

349:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:23:44 s0Jjyu5G
X42氏 乙です 
アトピック氏 お久しぶりです GJでした

350:名無しさん@ピンキー
09/01/30 10:20:57 mOd8Y94b
>>347
アトッピクさん乙です

351:名無しさん@ピンキー
09/01/30 14:05:32 mAaQhmIA
>>347
GJです
ゼロ魔は乳のバリエーションが素晴らしいですね

352:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:44:31 X5vryCPM
月をまたいでしまった…まじすまそ
そして月末が忙しすぎて途中までしか書けていない…続きはまた今度になるけど。

それでは『ぼくらの七日間戦争~最終日~』いきます

353:ぼくらの七日間戦争~最終日~ ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:45:11 X5vryCPM
今日で、七日間の期限が終わる。
そう思うと、なんだか今日の朝日も妙に清清しく思える。
才人は重い頭を振り振り、ベッドから起き上がる。
昨日は昨日でアンリエッタとタバサの二人を相手にするハメになったのだが。
昨晩、アンリエッタの供してくれたやたらスタミナのつく料理と彼女のかけてくれた魔法のおかげで、才人の体力はすっかり元通りだった。
むしろ、料理のせいか下腹部にやたら熱を感じる。今ならアニエスのパンチラでもフルボッキできそうだった。

…つーか『絶対に近衛の任を勤めていただきます』とか言ってたわりに、スル気満々じゃねえか…。

だがしかしそれは仕事が終わってからのことだろう、と才人は考え、そしてげんなりする。
女王の近衛の仕事はけして楽な仕事ではない。
女王の傍に控え、その身を守るのが勤めであるがゆえ、謁見の最中はトイレに立つこともできない。
もちろん女王とて人間であるので、謁見の途中で休憩も挟むのだが、この時間がまた短いのだ。
せいぜい、一回につき5分程度の休憩を、三回も取ればいいほう。
その間に、才人はトイレを済まし、握りこぶし程度のパン一個の食事を採り、再び近衛の任に就くのだ。
もちろん、アンリエッタがその程度の休憩で済んでいるのは、きちんと管理された食事と、水魔法のおかげなのである。
まあ、そのへんは尊敬に値する、と才人は思っている。
しかし。

…なんとかしないとだよなあ。ひめさまの色ボケっぷりも…。

その最たる原因が自分であるのは棚の上に置いておく。
そして、どうやって調教しなおせば真っ当な女王様に戻ってくれるか考えて。

「…後で考えよう」

公務まで時間がないことに気づいて、才人は慌てて部屋を出たのだった。

朝早いこともあってか、謁見の間には誰もいなかった。
才人はとりあえず、教えられたとおりに謁見の間の検分を始める。
今日も異常なし。

「…まあ、王宮の中心だしなあ。そうそうなんかあるわけないか」
「そうですわね」

ぽそりと呟いた一言に、聞きなれた声が相槌を打つ。
この、トリステイン王宮に来てからさんざん聞かされた声は。

「…早いですね女王陛下」

いつの間にか、才人の背後に正装の白いドレス姿のアンリエッタが立っていた。
彼女以外に人影は無い。こんな時間から女王が一人でこんな場所にいるとは。
才人が軽く驚いていると、アンリエッタは彼の言葉に応える形で喋りだす。

「あら。だってサイト様が近衛として仕えてくれる、最後の日ですもの。
 一分一秒でも惜しくって」

言いながら、頬を染めて上目遣いに才人を見上げる。
ちょっと前なら、くぁ、可愛いこと言ってくれんじゃないのこのオヒメサマ、なんて思ったものだが。

「…今度は何企んでんすか」

この七日間で、才人はすっかり女王に対して疑心暗鬼を抱くようになってしまっていた。
散々焦らされた上、魔法で射精まで止められては疑い深くもなろうというもの。
だが、才人がアンリエッタを嫌いになったわけではなかった。
ただ、彼の中でアンリエッタの立ち位置が『清純系雌奴隷』から『腹黒系淫乱女王』に変わっただけで。

354:ぼくらの七日間戦争~最終日~ ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:46:10 X5vryCPM
女王は猜疑心でいっぱいの才人に、しれっと応える。

「あら。企むなどとは人聞きの悪い。
 …まあ確かに、ここ数日サイト様には申し訳ないことを致しましたけれども」

ほんとだよ、と心の中で呟く才人の方は向かず、アンリエッタは彼に背を向けて続ける。

「…お詫びといってはなんですけれども。
 この王宮の秘密を少し、教えて差し上げます」

言って、才人の手を引く。
まあどうせまた何か企んでいるのだろうが、王宮の秘密とやらも気にかかる。
才人は大人しく、アンリエッタに手を引かれるまま着いていく。
そして、アンリエッタは謁見の間の奥、ちょうど玉座の後ろ側まで来ると、才人に尋ねた。

「サイト様、もし、謁見中に狼藉者が現れたら、どうなさいます?」
「へ?どういう意味です?」

質問の意図がわからず、才人は思わず聞き返してしまう。
もちろん、近衛騎士である才人はその狼藉者を一撃のもとに撃退するのが役目なのだが。

「狼藉者が現れた場合には、どう対処しますか、と尋ねました」
「えーと。とりあえずその狼藉者を倒して捕まえます」

至極当然の回答であったが、女王の質問には続きがあった。

「では、その狼藉者の数が多かった場合は?例えば十人とか」
「え?ええっと」

回答に窮する才人を、女王はさらに畳み掛ける。

「王宮に火を放たれた場合は?王宮の外からの魔法による連続砲撃にはどう対処なさいます?」
「そ、そんな急に言われても」

困った顔の才人に、アンリエッタは逆に満足そうな笑顔になる。
そして、玉座のちょうど真後ろ、ブリミルのレリーフの彫られた壁面に手を当て。

「疾く開け」

一言、呟いた。
すると。
レリーフのちょうど両足の間が音も無く、大理石の白い壁がまるで布の緞帳を開くように開いていった。
そして、女王は数瞬、壁が開ききるのを待って、言葉を続けた。

「そういった、『人の力ではどうしようもないこと』から王の身を守るため…この部屋があるのです」

その部屋は、多重の結界で守られた、いわばトリステイン王族専用のパニック・ルーム。
王家の血筋でなくば開くことの適わない魔法の扉で閉ざされた、王宮で最も安全な場所。この部屋の結界を解くには、伝説の虚無を以ってするしか術は無い。
もちろん、その場所は。

「な、なんでそんな大事な場所を俺に」

王と、それに連なる一族にしか、場所を明かされない。
それはもちろん保安のため。ここにそのような部屋があると王族以外に知られては、意味が無い。
才人の疑問は当然だった、そして余りにもその疑問は間抜けに過ぎた。

355:ぼくらの七日間戦争~最終日~ ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:47:18 X5vryCPM
今まで笑顔だったアンリエッタの顔が、一瞬にしてむくれ顔になる。

あ、ヤヴェ。

思ったときには遅かった。

「…何を今更…。
 この場所をお教えすることの意味、わからないほど愚鈍ですか?シュヴァリエ」

むくれ顔のまま、才人に詰め寄る。

「え?いやえっとあの」

もちろん才人にだってその意味くらい分かる。
王族にしか伝わらない場所を、才人に教える。それはつまり。

『俺が王家に入る』=『ひめさまとケコーン』っつーことっすか!

いよいよもってアンリエッタの『王になって頂きます』が本気なのだと分かると、才人の背中を、冷や汗と己が主人の罵声が撫で回す。

「い、いや俺今まで冗談だと思っ」
「冗談や酔狂で平民風情を『我が王』などとは呼びません。
 サイト様私をナメてますか?いつだって私は本気ですよ」

いやまてちょっと待てアンタ雌奴隷とかさんざアレな発言しといてソレは!?
あせる才人。追い詰めるアンリエッタ。
たじたじと後ずさるしかない伝説の使い魔の胸倉を、不意に細い白い手が掴んだ。

がし。

「えいっ」
「え?わ、ったたたたたた?」

それは数秒のうちに行われた。
ダンスのターンの要領で、アンリエッタはそのまま華麗にステップを踏む。
いきなり回転させられた才人はバランスを崩し蹈鞴を踏む。
くるり、と二人の位置が入れ替わった。
そのまま、アンリエッタは才人の胸倉をどんと勢いよく突き押す。
バランスを崩したままの才人はそのまま勢いよくパニック・ルームへと転がり込み、尻餅をついてしまう。
アンリエッタはそのままの勢いでパニック・ルームに飛び込み、そして。

「封じよ」

女王の言葉を受け、音すら立てず、大理石の白い壁がまるで終演を告げる緞帳のように、閉じていった。
そして、謁見の間には誰もいなくなった。

しばらくして。
誰もいなくなった謁見の間に、女王と近衛騎士が宰相と銃士隊隊長を伴って、現れる。

「それでは、最後の公務よろしくお願いしますね、シュヴァリエ」
「分かりました、陛下。身命を賭してお守りいたします」

すっかり似合いの二人になったな、と宰相と隊長は二人を見つめる。
もちろん、その二人は魔法人形スキルニル。
才人とパニック・ルームに一日しけこむため、事前にアンリエッタが仕込んだのであった。

356:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/02/01 21:48:59 X5vryCPM
そしてここでつづくです。
パニック・ルームの中では一体何が!チャンネルはそのまま!

んじゃねゆノシ

357:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:49:12 W91E3kZC
支援

してもしなくてもこの国は滅びるけど www

358:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:50:07 W91E3kZC
うっは~~~~~。・゚・(ノД`)・゚・。

またやられた~~

>>356
GJ!です。
怒っちゃダメ…いつもこといつもこと w

359:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:36:51 u0+9gdhL
>>356
ちょwww
全裸でいつまで待てば良いんっすかwww

360:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:56:58 0OCEcDyd
畜生!また寸止めか!!!

へんたいさんはファン殺しだなおい

361:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:33:43 0CqR+MGg
パニックルームは俺のトラウマ

362:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:48:43 YEcfLDXE
「いったい何が」って、ナニに決まってるくせにw

363:X42
09/02/02 01:21:39 3n4BF9wJ
せんたいさんGJ
いじり小ネタ投下します。
職人の皆さますいません。
決して怒らないで下さい。


364:トリステイン魔法商会
09/02/02 01:24:09 3n4BF9wJ
朝早くルイズとシエスタはトリスタニアに買い物に出掛けた。
「あんたメイジじゃないくせになんでマジックアイテムなんて買いに行くの?」
「あらミス・ヴァリエール、メイジじゃ無いからこそですわ。平民にも使えるマジック
 アイテム結構有るんですよ。それをこれから有名な店に買いに行くんですよ」
「ふーん、そうなの。私授業で使う物しか知らないけど一体何を買うつもり?」
「内緒です…まあ、とても良い物ですよ。きっとミス・ヴァリエールも気に入ると思い
 ますわ。あ、それから値段はピンキリですから注意して下さいね」
「あんた、誰に物を言ってるの?私がその気になれば店ごと買い取ってみせるわよ!」
「流石ですわ、ミス・ヴァリエール。それなら私達がとても手が出ない物も買えますわ」
「当然でしょ。さ、早く案内しなさいよ。その店を」
「あ、でも一つじゃないですよ」
「へっ?如何言う事?」
「店によってそれぞれ個性が有るんですよ。ですから何軒も回るんです」
「あ、そう言う事」
 そう言って2人は大きな店の前にやって来た。

「ここがハルケギニア一と誉れが高い『せんたいさん商会』ですわ。幼女から熟女に至る
 まで幅広い年齢層に対応し、ゲルマニアさえ手中にすればハルケギニア制覇ですわね。
品質もどれも最高級ですわ。時々おふざけも有りますけど…とことんまで突き詰めた
その手腕はズバラシーの一言です。正に質、量ともハルケギニア一です。将来は全世界
制覇も夢では無いですね。
ただ寸止めと言う殺人技を使って客を飢えさせますね。その技の為に店の前で悶える人
が後を絶たないとか…」
「あんた何のマジックアイテム買いにきたの?」
「そんなの人前じゃ言えませんわ」
「あんたねぇ…まさかそれでサイトを誘惑するつもりね?」
「誘惑だなんて…そんな夜を楽しむ為ですわ、ミス・ヴァリエール」
「同じ事でしょ!全く何考えてんだか……で、あんたのお勧めの品は?」
「ふふふふっ、やはり乗って来ましたねミス・ヴァリエール。まあ論より証拠、中に
入ってじっーくり拝見しましょ」
そう言って2人は店内に入って行く。そして暫くして笑顔のシエスタと顔を真っ赤に
したルイズが出て来た。

「どうですか?ミス・ヴァリエール。凄かったでしょう?」
「ななななななななんて物売ってるのよ。は、恥ずかしいでしょ。全く」
 と言いつつその手の中にはせんたいさん商会謹製超強力強精剤「オーガの血」を握り
 締めていた。これで今夜は…と妄想モードに突入していた。


365:トリステイン魔法商会
09/02/02 01:24:52 3n4BF9wJ
「次行きますよ!ミス・ヴァリエール」
 シエスタは含み笑いをしつつ次の店に向かった。

「ここがトリステイン王宮御用達のボルボX商会です。特に女王陛下の為のアイテム
では右に出る物はいませんわ。それこそ究極の品質と言っても過言では無いですね。
一度目にすればたちまち虜になる事請け合いですわ。虜になった人達は「信者」と
呼ばれるそうです。ただ品質が高すぎる為1つのアイテムが完成するには大変時間が
掛りますわ。その為「信者」の方々が「マダー・マダー」とお店の前にやって来るそう
です。それももうこの辺りの名物とさえ言われるほどなりましたね」
「そう…まっ、論より証拠よね。よーく品定めしなきゃね」
 そう言って興味津々で入って行った。
 暫くして。

「ず、ずるいわ姫さま。あんな強烈なアイテム使ってサイト誘惑してたなんて。あんなの
 使われたら勝ち目なんかないじゃ無い。あ、あんな身も心も溶かすような…艶やかで
 ねっとりとした…物を使うなんて反則だわ」
 と言いつつシエスタに山の様に買い込んだ物を持たせていた。
「ミ、ミス・ヴァリエール。ちょっと買い過ぎじゃないですか?このままじゃ持って
帰れなくなりますよ」
「馬で来たんだから大丈夫よ…多分。それで後何軒行くの?」

「後はガリア王宮御用達のバレット商会、涙を誘うアイテムでは右に出る物はいない205
商会、最近復活したアトピック商会。それから最近店を閉じたままのツンデレ王子商会、
純愛センター商会ですね。早く再開しないか待ち遠しいですね」
「閉まっている店にも?」
「もしかしたら再開してるかもって期待してるんです」
「それじゃ早く行きましょ。……今夜はサイトを…ふふふふふっ」
「声出てますよ。ミス・ヴァリエール」
「い、良いでしょ別に…そんな事言うなら今夜メイド寮で寝なさいよ」
「ず、ずるいですー。ミス・ヴァリエール。私もご一緒します。私が教えたんですからね」
「ったくがっついて…分かったわよ。但し私が先よ、構わないわね?」
「有難うございます!ミス・ヴァリエール」
 サイトは果たして明日の陽を拝む事が出来るのであろうか?
      ―FIN―


366:X42
09/02/02 01:26:55 3n4BF9wJ
以上です。
本当に怒らないで下さいね。
では失礼します。

367:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:29:05 tCt0Lylu
ああ、川澄声の姫と言えば
パニックルームだな

368:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:14:08 0lEQ6F2y
>>366
ワロス

X42商会じゃどんなエロスなアイテムを売ってるんだい?

369:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:24:44 +RYgeWU8
せんたいさん及びX42氏乙!

370:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:45:17 +h497d+R
>>366
吹いたわっ www GJ!!
このスレは「オーガの血」使いすぎですよねっっ www

371:名無しさん@ピンキー
09/02/02 07:32:42 ig41NA7+
>>366
乙ですww

372:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:12:54 nK8DncD9
>>366
乙です。
純愛センター氏どうしてるのかなあ。
あの人の書くルイズとサイトの話、とても好きなんだが。

373:名無しさん@ピンキー
09/02/03 20:21:19 BKZV9Gj4
アメリカンジョーク風ゼロの使い魔


ここはヴェストリの広場。今日も水精霊騎士団の特訓が続いている。

ギーシュ「160番!動きが遅いぞ! 55番!よそ見をするな!」

ルイズ「あれは一体何をやっているの?」
サイト「ああ、これからは極秘の任務が増えそうだからな。団員を番号で呼ぶことにしたんだ」

ギーシュ「よし10番!その調子だ!」

ルイズ「え!?マリコルヌが10番なの?意外に優秀なのね」
サイト「いや、簡単にばれないように番号は各人の好みのタイプを数字で表してるんだ。
    ほら、さっき呼んでたギムリは身長で、レイナールは体重なんだ」
ルイズ「・・・・・・マリコルヌは?」
サイト「・・・と、歳・・・」

次第に冷たくなってきたルイズの口調にサイトは背筋を凍らせた。
その時、ギーシュがサイトに向かって叫んだ。

ギーシュ「おーい85番!整列だぞ!」

374:名無しさん@ピンキー
09/02/03 22:02:49 nK8DncD9
Bかw GJ。

375:名無しさん@ピンキー
09/02/03 22:05:02 baOcGBun
あとどれくらい必要なんだろうなw

376:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:01:40 ybK9eVCn
>>373
気に入った、厩舎でルイズをファックしていいぞ

377:名無しさん@ピンキー
09/02/04 01:08:54 CVJgN/JD
規制が解除されたからやっと」GJできるお

378:名無しさん@ピンキー
09/02/04 10:24:50 PIvQCa5f
俺は14番がいいな

379:名無しさん@ピンキー
09/02/04 17:46:47 gp+pmvZs
>>373
GJ! サイトは次の瞬間にボコボコだな

380:名無しさん@ピンキー
09/02/04 20:28:06 azMRnlLu
「胸」という言葉なんか一言も使ってないのに、
85番→ルイズにボコボコ、を連想させてくのはすごいな。

381:名無しさん@ピンキー
09/02/04 20:30:39 QsVl/xkX
サイト×モンモンはまだですか?

382:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/02/05 00:39:31 pQ18gqig
、、さて、>>353の続き。

『ぼくらの七日間戦争~最終日~』final phase

れでぃ~・ごう!

383:ぼくらの七日間戦争~最終日~ ◆mQKcT9WQPM
09/02/05 00:40:31 pQ18gqig
「いててて…」

才人が転倒してすぐ、周囲は闇に包まれた。
それはアンリエッタがパニック・ルームの入り口を閉じたのが原因だった。
すぐに、才人は今の状況を思い出す。

「ちょ、姫さま何しめてんすか!公務とかどうすんです!?」

慌てて声を上げるが、暗闇から返ってきた言葉は。

「もちろんサイト様を逃がさないためですよ。当然、ここの扉は私の命令なしに開くことはありません。
 公務はいつもどおりスキルニルでなんとかしてますのでご心配なく」

もうやだこの国。

「いやあんた一応王様でしょーよ!ちょっとは真面目に公務しようよ!」

とりあえず正論など吐いてみる。

「いやです」

一蹴である。

「いやですってあーた!」

才人がさらに反論しようとした瞬間。
視界が急に開けた。
闇がまるで虫の群体のように引いて行き、部屋に光が満ちる。
一瞬で切り替わった光の世界の眩しさに、才人は思わず目を閉じてしまう。
そして、数秒して光に慣れると。

「な」

周囲の状況に呆気に取られてしまう。

「なんじゃこりゃあああああああああ!?」

それはどこか見慣れた光景だったが、才人の度肝を抜くには十分すぎた。
まず目に付くのは白い壁。ただし大理石でもなんでもなく、コンクリの上に樹脂の合板を張り合わせた、人工の壁。その一面には大きな窓があり、外の青空から空気と太陽の光を取り込んでいる。
そして床は、きれいに裁断され、ぎっちりと並べられた、これまた合板の木の床。その床にはワックスでも塗られているのか、日の光を反射してぎらぎらと光っている。
その部屋の中には、鉄パイプと木の板で構成された学習椅子や、折りたたみ式のテーブルがいくつも並べられている。壁際にはグレーの掃除用具入れや、鉄製のラックがある。
そう、そこはハルケギニアの光景ではなかった。
才人のいた、現代日本、それも、才人のいた学校の、教室の一室であった。
そして、驚きに声を上げた才人の後ろから、声をかける者がいた。
もちろん、この部屋の主である、アンリエッタ女王その人である。

「驚きました?この部屋は、何日いても飽きが来ないよう、中心として設定した人物の望みの光景を幻覚として映し出すんです。せっかくですので、サイト様を『中心』に設定させていただきました。
 …でも変わった光景ですね。ひょっとしてサイト様の故郷ってこんな所なんですか?」

声に振り向いた才人は、再び呆気にとられた。

「って姫さままでなんつーカッコを!」
「あら、似合ってませんか?」

言って、その場でくるりとターンしてみせるアンリエッタ。
すると、水色の短いプリーツスカートが、ふわりと円を描いた。
アンリエッタも、その姿を変えていた。
いつもの白いドレス姿ではなく、襟や袖口を水色に染めた、セーラー服を着ていた。
以前シエスタの着ていたものとは若干仕様が違っていた。


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