【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/12/25 21:02:19 yvhKcfRB
2ゲットしたらルルーシュと結婚

3:名無しさん@ピンキー
08/12/25 22:06:48 YaYMrkM6
>>1
乙させてくださいまし

4:名無しさん@ピンキー
08/12/25 22:31:51 yDkUyvmm
>>1
乙です

5:名無しさん@ピンキー
08/12/25 23:38:38 WwC3QT/0
バッカじゃないの、おまえら蛮人はどうして大いなる意思の偉大さを理解しないのか?
いいか、猿以下の頭脳しかない蛮人にもわかるように真実の宗教の美徳を教えてやる
まずわれわれエルフの宗教に入信すれば、慈悲深く慈愛遍き大いなる意思のお定めになった聖法に従い、
4人まで妻が持て、また女奴隷をいくらでも所有することができる。
夫が浮気しても何の罰もないが、妻が姦淫すれば石打ちで処刑だ。
妻が文句を言ったらなぐり倒せばいいし、離婚したければおまえと別れると3回言えばいい。
さらにだ、われわれの宗教では9歳の女の子との結婚・セックスも合法だ。
族長ムハンマド(彼の上に平安あれ)も、9歳の少女アイーシャと結婚し、性行為を遂行された。
また死後の天国はすばらしいぞ。緑の木々に囲まれ清らかな水が流れる楽園で、
悪酔いしないうまい酒や食い物が飲み放題食い放題、1人につき72人の専属美少女がつき
セックスし放題。彼女たちは永遠の処女で処女膜が再生する、貞淑でやさしい最高の女の子たちだ。
大いなる意思のために戦って殉教すればどんな馬鹿でも悪党でも天国へいけるのだぞ。

どうだ?馬鹿な蛮人にも、大いなる意思の偉大さがよく理解出来たろ?


6:名無しさん@ピンキー
08/12/26 00:06:19 teePEwW3
「俺がガンダムだ」まで読んだ

7:名無しさん@ピンキー
08/12/26 02:14:08 fNHFKJpg
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part199
スレリンク(anichara板:199番)
>199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日:2008/12/25(木) 23:03:15 ID:HrwleM45
>エルフ=イスラーム
>よってエルフの宗教では9歳の少女におっさんがおちんちんそーにゅーしても
>合法のはず。
>なんでハルキゲニアの下種貴族どもはブリミル教を捨て、真実の宗教に
>改宗しないのか!!!!!!!!!


【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35
スレリンク(eroparo板:842番)
>842 名前:名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日:2008/12/25(木) 23:26:09 ID:WwC3QT/0
>サハラのエルフの間では、9歳の少女とのセックスも合法だし、
>戦争で捕らえた女捕虜の分配も認められている
>だからタバサがレイプされてしまう危険性が高い


そして>>5と。
何このキチガイ?

8:名無しさん@ピンキー
08/12/26 02:19:36 27KFTHFO
紳士なら華麗に全裸でスルー出来る筈!!

9:名無しさん@ピンキー
08/12/26 03:07:52 lDrbx8Yr
ボルボ師匠来ないかな…

そろそろ師匠のアン様苛めが読みたい

10:名無しさん@ピンキー
08/12/26 04:38:06 lBprs1Yv
>>9 同意

アン様を「貶める」と「悦ばせる」のあいだの
ギリギリ狭いところ通してくる技が見たいんだぜ

11:名無しさん@ピンキー
08/12/26 09:46:22 N8mmIeQQ
アン様のローション物が読みたいぜ
焦らし焦らされ、ねっとり濃厚6時間耐久戦・・・ハァハァ

ま、実際にいはそんなに長い時間無理だけどw
実際には3時間ぐらいが限界か?

12:名無しさん@ピンキー
08/12/26 11:02:36 LkPd9Ivz
フィクションなら限界は無い
エロゲだと数日とかときどき見るな。

13:名無しさん@ピンキー
08/12/26 19:06:44 YXQKetJq
>>12
ゼロ魔の世界観はファンタジーなんだからとんでもない媚薬や強精剤
がありそうだね

14:名無しさん@ピンキー
08/12/26 19:51:10 GjkqBvxg
GJだぜ☆

15:名無しさん@ピンキー
08/12/26 20:09:23 7kT1uUep
>>1
16巻2/25発売予定だってさ
2月には活気づくといいなぁ

16:名無しさん@ピンキー
08/12/27 02:27:03 +2poMT+Z
白い百合の下でのシリーズ書いてる奴って何なの?
天才なの?


17:名無しさん@ピンキー
08/12/27 02:28:50 k/El/Po6
>>16
チラ裏は前スレに書け

18:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:05:53 rKRadkPx
サイト用に描いたちょいssですが投下します。

イルククゥの卵のもと検査

--------------------------------------------------------------------------------
「あれ?」
 才人はぱっちりと目を覚ますと縛られていることに気がついた。
「なっ!!」
 ガリアとの対陣のさなか、まさか敵に捕まったのかと思った。しかも寝ている間に。
「ぬふふふふ・・・・・」
 怪しげな笑い声が響いた。
「なのね」
 ひょうきんな発音だった。オーブをかぶったいつぞやの全裸の脳の可哀想な女の子がいた。
「つ、疲れているから・・・・サービスするのね」
「あっ、お前!!」
 よく考えてみればタバサの使い魔だ。龍が人間に化けるやつだ。視覚的な変換ならわかるけど
質量的な変換ってどうなっているんだろうと才人は思ってしまう。
「ほ、ほら・・・・もうギンギンなのね」
 柱に立ったままで縛られている才人は全裸で股間は朝立ちでギンギンでした。
「ぬふふふ・・・・なのね」
 怪しく笑いながらイルククゥが近づいていく。妙に大きい胸を揺らしながらふらふらと
才人の横までやってくる。
「こ、こんなに大きくしていやらしいのね」
 イルククゥはしなやかな手を伸ばして才人のものを触る。
「なっ、やめろ」
「嫌も嫌も好きのうちなのね」
 ちょ、それ女の子が言う台詞違うッと才人は言いたかった。
 イルククゥは手でゆっくりと才人のものをしごきながら頬に舌を這わしてくる。
 首筋から顎、そして耳まで温かいものがぬめりながら動く。
「気持ちいいのね?」
 イクルルゥは唇を才人の口に乗せてくる。温かい湿りとぬめりが交わり、口が勝手に動く。
「んふ」
 イルククゥの舌が才人の下唇を嘗め回しながら口の中に侵入していく。
「んちゅ・・・・んぅうッ」
 才人は口の中で動き回る舌を追い出すことが出来なかった。
女性のそれをもっと吸いたいと思いつつ、実際は口内レイプされているようなものだった。



19:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:09:36 rKRadkPx
イルククゥの目は嗜虐的な光を帯びていた。目の前はタバサの愛する勇者が縛られ、為す術もなくレイプされているのだ。
「ん~~っ。んちゅんちゅ」
 才人の口の中を一通り味わうとイルククゥは口を離す。そしてもう一度口づけをしてくる。
「んん!!」
 口の中に甘い唾液を押し入れてきた。その間にも猛ったものをこしゅこしゅされる。
「飲むのね。飲むのね」
「!!」
 才人は言われるままにそれを飲み込んだ。目がぼぉーっとしてきて視点が合わない。
「それは淫剤の作用があるのね。しばらくここがおっきし続けるのね」
 才人は体の足下が突き上げるような欲求を感じた。いきたい。絶頂。出したい。ぶちこみたい。目の前の女を跪かせ、
それに覆い被さるように自分色の染め上げたい。犯し尽くしたいという性と征服の欲。
 イルククゥはそんな才人の首筋を細く長い舌で舐めながら、焦らすように胸、乳首、腹、下腹部へと降りていく。
「うううッ」
「もうおっきしてるのね」
 イルククゥは才人のものをべろりとくわえ込む。口の中でくちゃくちゃと舌で味わうとべっと吐き出した。
吐き出されたそれは才人の下腹部にぱちんと音を立ててぶつかった。
「味も堅さもなかなかなのね」
 にやりと笑うとイルククゥは口から唾を垂らす。垂れた唾液は線となって反り返った先に当たる。
濡めるそれを両手で掴み、にちゃにちゃと音を立てながらものを手で愛撫する。
「気持ちいいのね??」
 イルククゥは舌を出しながら興奮する。ハッ、ハッと犬のような呼吸を繰り返す。
才人にとっては揺れる視界。水色のブロンドの髪をなびかせた大人の痴女に手で無理矢理愛撫されているだけだった。


20:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:13:42 rKRadkPx
 この女を犯したい。才人の頭には淫剤の効果で目の前の女をレイプしたいという欲求しかなかった。しかし縛られ、
自由もない才人はされるがままだった。
 手がはやくなる。ねちゃねちゃといやらしい音を立て、そびえ立つようなものをしごき上げる。
「そろそろいくのね?」
 才人はがくがくと震える。淫剤のせいで通常の射精じゃない。それが恐怖となる一方、はやく白濁液の固まりを出して
楽に、楽になりたいと体が訴えてくる。
「出してね。おもいっきり。ぶちまけるのね!!」
「!!」
 才人はあそこから文字通り、それが迸った。イルククゥの顔、髪にかかり、
止まらずに普通ではありえない量をまき散らした。
「はひッ・・・・・はひッ」
 才人は肩で息をしている。まだ勃起を止まらない。薬のせいでまだ堅さを保ったままだ。
性欲も、まったく落ちない。まだ出したりない。体が吠える。
「すごいのね。いい味なのね。これならお姉様も満足なのね」
 指で白い液をぬぐり口に持って行く。
「これなら一発で妊娠確定なのね。初夜で跡継ぎが作れるのね」
 イルククゥは才人に向かって尻を突き出す。まっしろいお尻。良い具合に肉のついた健康的なお尻。
「ほらっ、いれたい? いれたいのね?」
 才人はガクガクと震えるように頭を上下させる。一種の禁断症状のようだった。
「・・・・・・・・・・・」
 イルククゥは魔法を使って才人を縛る縄を解いた。解き放たれた才人はイルククゥのお尻を鷲づかみに
して一気に自分の分身をぶち込んだ。
「んひっ!!」
 イルククゥは才人に淫剤を飲ませた責任をとってしばらく才人の欲求に付き合うことにした。



 ―数時間後。
「ん~~ッ。やっぱり人間なのね」
 あれから十四回の性行為で才人は体内のでんぷんとタンパク質を放出しすぎて倒れてしまった。
人間に化けたとはいえ、龍。体力の底が違う。
「でも久しぶりに楽しかったのね」
 倒れている才人にキスをするとイルククゥは龍の姿に戻る。そのままご主人様のところへと戻っていた。
その二時間後に全裸で白濁液に囲まれて倒れた才人はルイズに見つかり、
「この忙しい時になに、オナニーのしすぎでたおれてるのよ!!」とさんざんに鞭で打たれる羽目になるのでした。


おしまい。


21:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:18:49 rKRadkPx
以上です。やっぱり行をあけた方がよかったですかね。
読みにくいかもしれませんが・・・・・ではッ

22:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:43:18 C0I1N2qF
つまんねーなー

23:名無しさん@ピンキー
08/12/27 13:45:23 awcFBX5o
GJだぜ

24:名無しさん@ピンキー
08/12/27 15:00:23 JRQ2SJMu
きゅいきゅい好きの俺からGJ!を捧げたい

25:名無しさん@ピンキー
08/12/27 15:02:18 jP4L86V4
俺もきゅいきゅい大好きだからGJを贈らせてもらうが
言い訳は男らしくないんだぜ

26:名無しさん@ピンキー
08/12/27 15:59:31 nF+4ohk+
>>21
GJでした

27:名無しさん@ピンキー
08/12/27 19:32:35 H0mrB2qr
ついにきゅいきゅいキター!GJ!!!!

28:名無しさん@ピンキー
08/12/27 19:43:22 iVTwktcP
>>21
GJです。
空けてほしい派だけど、今回は行数短いのでギリギリセーフ、かな? w

29:名無しさん@ピンキー
08/12/27 21:07:43 EfXhoUzU
>>20
GJです
14回…

30:バレット
08/12/28 00:31:14 HVyUwZN6
気がつきゃここに投下させてもらうようになってからとっくに1年過ぎてましたよっと。

そんな訳で新作投下おk?
何時ものシリーズには変わりないけど今回はちょっと未来編ですハイ。

31:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:36:20 HVyUwZN6
エアコンの暖房が利き、炬燵に収まってミカンを口に運びながら、紅白の結果を最後まで見る。

更にとことん大雑把に言ってしまうと、ランプでも蝋燭でも松明でも月の光でも無く、電気によって灯された人工的な明かりの下で年を越すというのはサイトにとってかれこれ数年ぶりの体験である。
もっとも、大半が自然に囲まれた世界で長い時間過ごしてきたサイトにしてみれば、今の場所は何とも眩し過ぎる。

「何か、すっげー味気ねぇなぁー・・・」

そんな風に感じてしまうのは街や人の様子よりも、きっと何よりサイト自身が変わってしまったせいだろう。
地上の人工的な光に逆に掻き消されて余り星の見えない夜空を見上げながら自宅への道を歩く。
脇に抱えているのは中くらいの紙袋。歩く度に中身がコツンゴツンとぶつかり合っている。

「うー寒かった・・・ただいまー」

返事が無い。そしてまず気付いたのは、土間の靴置き場に並んでいた靴が幾つも消えている事だった。

あれ、皆出かけちまったのか?

そう思いながら勝手知ったる我が家に上がろうとして・・・・・・靴を脱ぎ忘れてるのに気付いて慌てて足を引っ込める。
帰ってきたのはつい2日前だし、向こうでは寝る時以外は何時でも土足だ。今更ながら文化の違いを実感してしまうサイト。


そんな事を考えながら、居間へとやってきたサイトの目に飛び込んできたのは――
1度嵌ったら最後、たとえ用足しであろうと誘惑を振り切るのに多大な精神力が必要になる暖房器具―名をコタツという―
その天板に突っ伏している青髪の少女であった。




32:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:37:05 HVyUwZN6
異世界をつなぐ虚無の中級魔法、『世界扉』によって1度目の地球への帰還を果たしたのが数ヶ月前。
最後に見た時と変わらない自宅を見た瞬間涙が一筋溢れた。そして母親と再会した時に至っては恥も外聞も関係無しに母親共々大泣きした。

・・・その直後、一緒に付いてきた(美)少女達とかアリエナイ色のヒゲ親父とかエルフ耳をに気付いてぶっ倒れられたのだが。

里帰りは一時的な物であり、ハルケギニアに戻る為には『世界扉』を使えるジョゼフの存在が不可欠(ティファニアはまだその域に達せていない)。
だから髭親父はともかくとして、少女達が付いて来たのは・・・・・・まあ観光半分、サイトの両親への挨拶半分だ。
なにせ彼女達にとっては将来の夫の家族なんだし。


そんなこんなで仕事から帰って来た父親も加え、改めて自己紹介と事情説明。

父親の方ももはや死んだかと思っていた息子の突然の帰還に驚きはした。
そしてその息子が異世界の王族の後継ぎの少女達―それも複数―を囲っているのを知ってブッタまげた。
でもって思わずポロリと羨ましがってサイトと妻にボコられた。
まあそのお陰で慌てて父親に治療を施すイザベラの魔法を目の当たりにし、完全にサイト達の説明を信じてくれる結果になったのは幸運だったのだろう。

ともかくイザベラ達の見た目の可憐さとか王族故のオーラとか種類豊富な抜群のスタイルとか(これ重要)で既にペースを握られていた平賀夫妻は、いともあっさり異世界の少女達を受け入れたのである。
これがジョゼフ1人だけだったらどうなっていた事やら――十中八九警察を呼ばれていたかもしれない。
見た目って大切だ。世の中美女美少女の方がよっぽど受けが良いのである。




それ以降、最低でも2ヶ月に1度は地球とハルケギニアを行き来して土産を持って行ったり、逆に地球土産をハルケギニアに持ち込んだりしている。
ちなみにその分の代金はサイトの自腹だがサイトが貰っている貴族年金の貨幣の大部分がエキュー金貨、つまり金であり、しかも技術レベルの割に純度90%後半の代物。
そんな訳で小さな巾着一袋分換金しただけでサイトは地球でもちょっとした小金持ちになってしまった。
もっともその大半は両親に渡してしまったのだが。だってハルケギニアに戻ったら意味無いし。

余談はさておき、里帰りの度に毎回ジョゼフやイザベラ達もしっかり付いてきてはたっぷり地球を観光していくのが恒例となっている。
そして今回、地球での年末をイザベラ達も過ごす事になったのだ。




33:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:37:55 HVyUwZN6
「イザベラー、起きてるか?」
「んぁ?どこ行ってたんだいサイト・・・」
「あー・・・ちょっと買い物に。他の皆は?」
「サイトのお母さんが近くの『ジンジャ』って所に『ハツモウデ』に行かないかって誘ったら皆付いて行っちまったのさ。皆してこんな寒い時に出かけるなんて気がしれないよ」


そう言うイザベラは折り畳み式のコタツに収まって天盤の上にたれていた。
今の彼女を見て誰が異世界の大国のお姫様だと信じるだろうか?それぐらい今の彼女の顔は幸せそうに緩み切っている。
まぁこっちに来てから仕立てた、学院の制服風に黒のスカートに白のYシャツという格好だけでも十分似合ってるから別に気にしちゃいない。

「『コタツ』ってのは良いねぇ、チキュウの文化の極みだよ」
「まー向こうじゃそういう暖房器具とかないしな――そんなとこで寝たら風邪ひくぞー?」
「うにゅぁ~~~~~~~・・・・・・・・くー・・・・・」

ぬっくぬくで気持ちよさ気にウトウトし始めるイザベラ。
あーもー寝ぼけかけのイザベラも可愛いなぁこの野郎と悶えたくなるけど我慢我慢。
そしてこんな無防備な姿を見せられては悪戯したくなるのが何気にいじめっ子属性のサイトの性。

「うりゃっ!」
「ひゃわんっ!?」

ガバッ!と覆い被さるように少女の背中から抱き付いた。
身体が冷えた時には人肌が1番暖まるんです。心も体も。

「あーあったけーイザベラあったけーてかいい匂いー」
「冷たいじゃないか!ぅあっ、ちょ、どこに手ぇ突っ込んでんだい!」
「なぁー?イザベラの服の中だけど?」

抜け抜けと言い放ちながら氷点下近い外気に熱を奪われた手先をイザベラの胸元に滑り込ませる。
でもって同じく冷え切ってピリピリ痛むぐらいの頬をうなじにすりすり。おまけに首の生え際に鼻先まで擦りつけてくんかくんか。

やられるイザベラは堪ったもんじゃない。冷たいやら鼻息がくすぐったいやら、でも満更じゃなくてどう反応して良いやら。
そうこうしている内にあっという間にシャツのボタンを外され、下着の中にまで冷たい感触が直に触れる。

「ひゃうん!?」
「うわ、どこで買ったんだよこんなブラ?」

熟練の手つきで瞬時に取り外したブラを摘まんでひらひらさせながらサイトが意地悪げな笑みを間近で浮かべると、イザベラは喧嘩腰の猫みたいな唸り声を上げながら赤面。
目前で揺れているのは髪と同じ色のレースをふんだんに使った代物で、布地の間と間から覗くように肌が全体的に透けて見えるデザインだ。
ハッキリ言って過激だし、近所のデパートでこんな派手なの売ってる筈も無い。
特注品っぽいし、とサイトの感は告げている。

「う~~~~~~・・・・・・前に来た時、お義母さんにお願いして『ツウハン』ってので下着屋に注文して貰っといたのさ」
「つまりこんなのつけてるって事は俺にこーしてもらう気満々で待ち構えてたとか?」
「~~~~~!も、文句あるかい!?」
「いや大歓迎。愛してるぞイザベラ」

真摯な声で真面目な顔して言えば倍率ドン!であら不思議。


34:名無しさん@ピンキー
08/12/28 00:39:00 vaLkIHiR
0点

35:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:39:11 HVyUwZN6
「へにゅう・・・・・・」

顔を真っ赤にして身体をしなしなへたらせてあっさりサイトに身を預けてくる。頭は蒼いのに赤いとはこりゃ如何に。
ともかくその間にシャツも肌蹴させて未だ成長しつつある双丘を露にする。
揉んでる内にイザベラの熱を吸い取って、悴んでややぎこちなかった指先が元の動きを取り戻す。対してイザベラの身体は肌の色が紅潮していくのに比例して火照っていく。
それが快感を感じ始めた証だと経験上分かっていたサイトはふと、買ってきた紙袋の中身を思い出し――山賊の笑みを浮かべた。

そーいや皆出かけてるんだし、使ってみるにはちょうど良くね?

思い立ったら吉日とばかりにハイ決定。という訳で片手でイザベラを抱き締めるようにあちこち撫でたり揉んだりしながらもう片方の手で紙袋を引き寄せる。
電池は既に装填済み。何時でも使えます。

「なぁイザベラ、これなーんだ」
「ふあ・・・?なに、それ・・・・・・」

それはピンク色の親指大の大きさで、卵みたいな形状にコードとリモコンが付いた代物。
明らかに地球の工業製品であるそれをファンタジー出身の少女が知ってる筈がない。

「ほら、スイッチを弄ると震えるんだよ」
「あ、本当。でも、こんな物何に使うんだい?」

ただ震えるだけで何の役に立つのやら、といった気持ちがありありと浮かんだイザベラの表情。
しかし直後、あられも無い声を上げてイザベラはそれをどんな用途で使うのか理解する事になる・


重低音を放ちながら小刻みに震えるピンクの物体を持った手が、スカートの中に思いっきり突っ込まれた。


ヴィィィィィィッ・・・!!

「ひゃいっ!?はあっ、ああぁぁぁぁあああっ!!?」

薄布越しに敏感な部分に押しつけられる無機物の冷たさとバイブレーションという初めての感触に、イザベラは過剰なほど背筋を振るわせて悶えた。
ハルケギニアにも性行為用に使われる大人のおもちゃというものは存在するが、こんな風に機械的に一定かつ小刻みに振動するものなど存在しないから当たり前。
というか、『こういう代物』にそこまでの技術力を注ぎ込むのも不可能だし。

そんな訳で、地球ではこの手の物でポピュラーかつスタンダードな卵型のバイブレーターは、イザベラにとって正真正銘まさしく未知の代物であった。



36:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:41:10 HVyUwZN6
「なはっ!?ひぅ、なぁ、何だいそれぇ・・・!?」
「地球にもさ、エッチの時に使うおもちゃとか色々あんの。気持ちいーか?」
「そ、そなぁ、わから―――あああっ!?」

既に湿り始めていた下着を手探りでずらしながら、割れ目の奥へとバイブレーターがサイトの手によって侵入される。
直接埋め込まれた固く冷たい振動。
未知の感覚、初体験の快感に、サイトの予想以上の速さでイザベラに限界がやって来た。

は、早っ!?

「あれ~~~?イザベラ、そんなに感じちゃったのかよ?」

意地悪そうな笑みを浮かべて質問。
イザベラの方は如何にも分かり切った言葉に言い返す事も出来ずビックンビックン悶えてる真っ最中。コタツの天板に両手を突いて腰を浮かせながら尻を振って悶えている。

あ、スイッチ入れっぱなし。

「っと、悪い悪い」
「はや・・・・!はやっ、止めれぇ!」

もはやろれつも回っていない段階だ。口を金魚の様にパクパクさせながら舌を突き出し、涎も涙も愛液も流して上も下も大洪水。
想像以上の反応に満足するべきか、サイト自身が責めるよりもおもちゃ程度にここまであっさり昇天された事に凹むべきか、思わずちょっと悩んでしまう。
買ってきて少女に対して使ってみたのは自分だけど、それとこれとはまた別の話。
ま、それよりも今度はサイトに向かって突き出されているお尻の方も堪能させてもらうとしよう。

むにむにもみもみ

「な、撫でちゃらめ、今は敏感なんだよぉ・・・・・・」
「何で女の子のお尻ってこんなすべすべしてて柔らかいんだろーな」
「ふにゃっ、こ、擦りつけるなぁ!舐めるなあっ!」

はち切れそうな白い谷間に顔を埋めてぱふぱふ、谷底を下で掠める様に舐めながらふくらみを揉みほぐす。
それだけで既に1度限界が訪れていたイザベラの身体から力が抜け、なすすべなくサイトにされるがまま。
声にも力は無いしその調子も怒っているというよりは多分に甘いものに染められていた。完全にスイッチONである。

「前は塞がってるから、今日は後ろでシような♪」
「もう、かっれにしなよ・・・」
「そんな事言ってイザベラも満更じゃなさそうじゃんか」
「うりゅさいぃ・・・入れるんなりゃ早く入れにゃよぉ・・・・・・・・・」

口ではそう言ってても身体の方は早く早くと物欲しげにお尻ふりふり。天板に身体を預ける形でわざわざ自分から形のいいお尻を手で広げてみせている。
舌で弄られた窄まりは僅かに閉じたり開いたりしてサイトを誘い、その下の秘裂からは透明な分泌液がまだ中に入ったままのバイブレーターのコードを伝って滴らせながら揺れている。
わざわざ自分からそうしながらもサイトの方に向けられたイザベラの方は何処か怒ったような顔で、しかし眼だけは懇願するような熱っぽい気配が見え隠れ。

うーん、これは良いツンデレ。

そんな訳でサイトは遠慮無くズボンからすでに準備万端バッチコーイな息子を取り出すと、先端を谷底の窄まりへと押し込んでいった。



37:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:42:25 HVyUwZN6
ずぐにゅにゅにゅにゅにゅ・・・・・・

「ふあああぁぁぁぁぁ、んっ」

もはや慣れ親しんだ、腸内を埋めつくす熱い異物感。
一瞬で体裁を取り繕う様に釣り上げられていたイザベラの目尻が解れ、不機嫌そうな表情はアッパー気味に蕩け切った笑みへと変貌する。
サイトの方も前の方とは一味違う、根元からえらの出っ張った部分までぎちぎち締め付けてくるそのキツさと熱さに呻きを漏らしてしまった。
ゆっくりと出し入れすると上がる子犬の鳴き声に似た嬌声。その度にイザベラの意識が瞬く。

おっぱい・・・先っぽ、擦れてっ…!

天板の上にかがみ込む体勢なので、豊満な胸はむにゅっと潰れて先端からその周辺までサイトに突かれる度に揺れては擦れ揺れては擦れ。
図らずも2ヶ所、いや出し入れの度に震動が前に入れられたバイブにも伝わって、その度に敏感なスポットにこっつんこっつん当たっている。
当のサイトがそんなつもりは無いにも関わらずに3点攻めを食らったイザベラはたまったもんじゃない。とっくに意識はオーバーフロー寸前だ。

「あぎ、ひぐっ、くひんっ、ダメ、サイト、らめ、もう、限界・・・」
「おいおい、まだ動かし始めたばっかじゃんか?」
「らめなのぉ、いっぱい、いっぱいこひゅれてるからぁ」

息も絶え絶え、といった風情の愛する少女の姿にやり過ぎかなと反省――しないのがこの男。
並行世界じゃMっぽくてもここじゃこの男の属性はS。これ鉄板。

と、いう訳で。

ずちゅぐちゅずちゅぐちゅちゅっ!

「あぐぅ!?ひゃうん、いぐ、らめぇ、強すぎるぅ!」
「文句言ってる割には痛いぐらい締め付けてるけどな」
「はがぁ、いあっ、あはっ、あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

返答は絶叫。限度考えろこの野郎。
ふと、前後に動かす度に裏側の部分に当たる感触に気づく。肉癖越しに感じる固い物は、埋め込まれたままのバイブレーター。

「・・・・・・・・・・・・・」

コードの先についたリモコンを手にとって、喘ぎっぱなしのイザベラをちらっと見て、もう1回リモコンを見て。
それからダイアル式のスイッチを思いっきり回した。

次の瞬間。突如としてMAX全開で作動したバイブレーターがイザベラの奥底で激しく震動。


「~~~~~~~~~~~!!!○☆!!!!?♪!?!?!!!?」


思いっきり背中を折れそうな位弓反らせて、イザベラが声にならない絶叫を上げた。
前から透明な液体が噴き出すさせながらバイブレーターが割れ目から飛び出すのと同時、壁越しにバイブレーターが肉の筒全体も震えさせてサイトの肉棒を素早く激しく責め立てた事でサイトの方も耐え切れず熱い白濁液もイザベラの腸内に吐き出される。



38:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:43:35 HVyUwZN6
白目を剥くほど崖っぷちまで責められたイザベラの意識はもう朦朧、天盤の上に倒れ込んで陸に打ち上げられた魚の様に痙攣するしか無い。
しかし、ここでサイトも予想だにしなかった事態が勃発。

ついさっきまで外に居たせいで身体が冷えてた為か、やや締まりの悪くなっていた膀胱が射精に釣られて誤作動を起こして尿道が緩み。
精液とはまた違う、温かい液体がイザベラの腸内へと流れ込んでいく。

「ふわぁぁぁっ?あ、あったかい・・・・・・」
「わ、わわ、うわヤベっ、止まんねぇ!?

幸いにもサイトを根元まで飲み込んでいる窄まりは彼を離さないとばかりに緩まる気配が無いので、隙間から漏れる事も無くイザベラの中を満たしていく。
こればっかりはサイトも慌てるしか無い。少しでも緩んだら最後、大惨事確定である。

・・・・・・既にイザベラのあれやこれやな液で大惨事じゃねーかという突っ込みが聞こえてきた気がするけど華麗にスルー。
サイトが抑えきれずに鉄砲水よろしく放出している良は半端無く、イザベラの下腹が早くもぽっこり膨らんでしまっているほど。



という訳で、発動条件が整って無いのにガンダールヴの能力全開以上の速さでトイレへ飛び込む事になった。



両膝の裏を持ち上げた体勢、いわゆるおしっこしーしーの恰好を取らせて少女の身体を支えながら、器用にも片足で外蓋と中蓋を持ち上げてから洋式の便器と向き合う。
イザベラの方は力が入らないっぽいので、仕方なく両腕で彼女の身体を上に持ち上げて引き抜くしか無い。
にゅぽん、という形容しがたい粘り気のある音を立ててサイトが引き抜かれると、すぐに限界が訪れた。

「うああぁぁ・・・みないれぇ、もれ、もれちゃ――」

ぷじゅ ぷしゅううぅぅぅぅ・・・・・・

「ぁあああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

ようやくイザベラが我に返っても時すでに遅し。
執拗に激しく責め立てられたお陰で主の言う事を聞いてくれない窄まりは役目を果たす事無く、白濁交じりの黄色い液体を大量に吐き出した。
イザベラには勢い良くサイトが流し込んだ物を己が吐き出す間、絶望に満ちた声を漏らす事しかできなかった―――





39:???:あ・はっぴー・にゅー・イヤン?
08/12/28 00:44:18 HVyUwZN6
除夜の鐘によって払われるという煩悩の数は108個というが、只今平賀家で響く鐘の音は明らかにそれを上回っていた。
というかどすがすぼがぼくっ!とこんな肉々しい鐘の音があってたまるか、とこの音を聞いた者が居ればそう思う事だろう。

「バカッ!バカッ!こんの大バカー!」
「ごめっ、あがっ、ちょ、調子に乗ってサーセンっしあべっ!?」
「うあーん!お、王女の私をトイレ扱いするアンタなんて、アンタなんて―!?」
「ちょ、流石にコタツの天板はヤバくなばがぁっ!!?」


「え、えーっと君達、止めないのかい?」
「「「(いや、)いつもの事(だし・だから)」」」
「ゴメンなさいねテファちゃん、お姫様のお客さんなのにお手伝いさせちゃって」
「い、いえ、当たり前の事ですから・・・」
「おお、もう12時を回ったぞ。新年オメデトウだ、未来の親戚殿」
「新年明けまして」
「これからも宜しくお願いします」
「ええこちらこそ、これから先も家のバカな息子を見捨てないで上げてね皆さん」
「いえその、むしろそれは私達の台詞です!」
「あらあら。本当に愛されてるのねぇ息子ってば」
「・・・うん」







「いや、和んでないでたずけてくれぇ――!!!」
「バカ~~~~~~~~~っ!!!」


その年の平賀家の新年はお仕置きで幕を開けたという。


40:バレット
08/12/28 00:46:49 HVyUwZN6
あ゛っ、ヤバ、注意書き肝心なの忘れてた!

手遅れだけど軽いけどちょっとスカっぽいのが混じってます。でもってパラレルっぽい内容でもありました。



本当にサーセンっしたああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・(フェードアウト)


あ、それから皆さんよいお年を。
ではこれにて失敬。

41:名無しさん@ピンキー
08/12/28 00:49:09 cysw9zMg
青いの新作きたー
GJ!!

42:名無しさん@ピンキー
08/12/28 00:52:33 gS1ag+S+
>>40
こういうときのSS投下はすごくありがたいです GJ!

43:名無しさん@ピンキー
08/12/28 00:53:57 bxDyCWOe
>>40
OK! GJであります。
コタツでイチャラブもう少し見たかったかな?

いきなりバイブとか、ちょ、なんという超展開 www

44:名無しさん@ピンキー
08/12/28 11:49:15 iHyd4Ipg
いいローターでした
GJ

45:21
08/12/28 20:30:12 JZ9qjyv8
呼んでくれた方ありがとうございます。

次は行間を開けるようにしますッ。
ではッ

46:21
08/12/28 20:50:18 JZ9qjyv8
呼んで→読んで まちがえました!!
失礼しますた

47:<微熱と使い魔>
08/12/29 00:08:14 uXvQ+9mC
URLリンク(casmount.no-ip.org)

↑別スレに投下したキュルケSSです。良かったら読んでみてください。

48:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:28:40 9xk/AjgF
すいません遅くなりました
「僕らの七日間戦争」五日目です

…年末は何かと忙しいんじゃよ。

PSZとかPSZとかPSZとかっっっ!

49:ぼくらの七日間戦争~五日目~ ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:30:23 9xk/AjgF
疲れきって気絶するように眠ってしまった才人より先に、ティファニアは目覚めた。
結局あれから才人は一回も射精できず、眠っている今も彼の息子はギンギンだ。
ちなみにティファニアは何度か休憩を挟み、12回ほど絶頂させられている。
内訳はベッドの上で7回、床の上で3回、備え付けのトイレで2回。

…大丈夫かな、サイト…。

昨日は終わらない絶頂による至福の頂にいたティファニアだったが、目を覚まして冷静になると、急に主人の事が心配になってきた。
いくら才人が我慢強いとはいえ、あれだけして一回も出さないのはおかしい。
ティファニアはうんうん唸っている才人に布団をかけなおし、そして、ベッドから降りようとして気づいた。

「…こ、腰、抜けてる…」

何度も何度も絶頂し、限界まで下半身を酷使したため、ティファニアはまともに立つことすらできなかった。
それでもなんとか痺れと痛みを堪え、ベッドの端まで這いずっていくと、脚だけをベッドから下ろす。
ベッドの端に腰掛ける格好になったティファニアは、そのままベッド脇の円卓の上に脱ぎ散らかした自分の制服を手に取る。

「よいしょ、うんしょ」

動かない下半身に四苦八苦しながら、なんとか服を着込む。
そして、一つおかしなことに気がついた。

「…そういえば昨日、誰もお見舞いに来てないけど…」

自分一人だけしかこの部屋に来ていないことに、ティファニアは不審を覚えた。

「それは、昨日一日身代わりのスキルニルがサイト様の替わりをしていたからですわ」

不意に、聞きなれた声がした。
驚いたティファニアが声の方を向くと。
この王宮の主人、アンリエッタ女王がそこにいた。

「じょ、女王陛下?」

ティファニアは慌てて立ち上がって、礼をしようとするが、当然腰が抜けているので立つことすらままならない。
ベッドの上でもがくティファニアに、アンリエッタはそっと近寄りながら、呪文を唱える。
アンリエッタの杖がティファニアの肩に軽く触れると、ティファニアの下半身を覆っていた痺れと痛みが抜けていった。
水魔法による治療であった。
そのついでに、アンリエッタは得意の眠りの魔法で、才人をより深く眠らせてしまう。
そして、ベッドの上できょとんと目を丸くしている従姉妹に尋ねたのだった。

「さて、ティファニア。あなたには聞きたいことがあります」
「え?あ、はい」

なんだろう、とその場で姿勢を正すティファニア。
そんなティファニアを見つめるアンリエッタの眼差しが、鋭くなっていく。

「…いつから、あなたはサイト様とこのようなことを?」

50:ぼくらの七日間戦争~五日目~ ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:32:58 9xk/AjgF
アンリエッタの質問に、ティファニアはひーふーみー、と指を折って才人との関係を持ち始めた期間を逆算する。

「え?えっと、もう半年くらいになります」

その回答に、アンリエッタの視線が鋭くなる。ティファニアはそれに気づかない。
そして、核心を尋ねた。

「…きっかけはどのように?」
「えっと、私が『ペットにして』ってお願いしたらサイトはいいよ、って」
「…今なんと?」
「え?サイトがいいよ、って」
「そのちょっと前です」
「『ペットにして』?」

くぁ、こ、このエルフ娘ーーーーーーー!
な、なんてうらやますぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!

先ほどまで嫉妬に鋭くなっていた視線が一転、羨望の眼差しに変わる。

私だって!私だって!
トリスタニアとかいうどーでもいいもの背負ってなければ、名実ともにサイト様の雌奴隷なのにいいいいいいいい!

「あ、あの、女王陛下?」

目の前で体をくねらせながら悶える女王に、さすがに不審に思ったのか、ティファニアが声を上げる。

「あ。えー、あの、コホン。
 よ、よくわかりました。あなたはサイト様のペットになった、と。そういうわけなのですね?」
「あ、はい。
 あ、でも辛いとかそんなことないですよ?
 サイトってばすっごい優しいご主人様だから、いっつもちゃんと私のことかまってくれて…」
「へ、へえ。で、具体的にはどんな…?」
「あ、えっとですね。いつもは私がおねだりするんですけども、その時はですね」

フォローのつもりで言ったその台詞で、ティファニアは思わずノってしまい。
心の中で悶える女王を前に、さんざん幸せなペット生活を惚気てしまったのであった。

51:ぼくらの七日間戦争~五日目~ ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:33:56 9xk/AjgF
才人が目を覚ましたのは、二人が部屋から出てしばらくしてからであった。

「う、あー…」

腰の奥でまだ何か燻っているカンジがする。物凄くキモチワルイ。
昨日さんざんティファニアを犯した才人だったが、若さと普段鍛えているおかげで、軽く腰が痛くなる程度で済んでいた。
ついでに言うなら、一回も射精していないので物的損失はほとんどないと言える。
しかしさすがに時間がたっているので、ずっと勃起していた才人自身も、今はやや沈静化している。
性欲の対象となるものも、今は手近にない。
そう、いつの間にかティファニアはいなくなっていた。
外の光の具合を見るに、今は昼少し前、といったところか。
そういや今日の公務もすっぽかしか俺、とか思いながら、しかし。

…昨日のアレの原因は姫様の魔法だな。

軽く怒りを覚えた才人は、今日も一日フテ寝して、公務をすっぽかすつもりになっていた。
そして、もう一度窓の外を見る。
外は気持ちいいほどの晴天で、抜けるような青空だった。

…こんな日に部屋の中でフテ寝とか、俺もたいがい不健全だよなあ…。

などと思っていると、不意に窓の外に影がさした。
曇ってきたか?と思い、窓の外を見ると。
窓のすぐ上に、青い竜が浮かんでいた。

「シルフィードっ?」

慌てて窓を開け、その竜の名前を呼ぶ。
人以上の知性を持つ、その風韻竜は、きゅい、と一声鳴いて窓の下まで降りてくると、人間の言葉で応えた。

「ほら、窓開いたのねちびすけ。魚数匹で精霊の力まで使わされてシルフィはとってもご機嫌ななめだわ。
 さっさと降りるのね。きゅいきゅい」

どうやらシルフィードは、精霊魔法の力で、外部から姿を感知されないようにして窓の外に浮いているらしい。
そして、その背中から、彼女の主人が飛び降りてきた。

「サイトっ!」
「わ、うわちょ、シャルロットっ?」

両腕を広げ、才人に向かって飛び出してくる小さな青い髪の少女を、才人は受け止める。
タバサは女王に連れ去られた才人を心配して、王宮に忍び込んできたのである。
そんなタバサに、彼女の使い魔はあきれた声をあげる。

「まったくこのちびすけときたらどうみてもまる学生なのに発情して見境なくなってるんだから。
 サカるのもたいがいにしとかないとおバカになるのね。きゅいきゅい」

その瞬間。
才人の抱擁から抜け出し、まるで投槍のようなフォームで投擲されたタバサの大きな杖が、シルフィードの脳天を直撃した。

ごすん!

「きゅいーーーーーっ?」

角の根元の一番痛い部分に杖をぶち当てられ、空中でバランスを崩すシルフィード。
その瞬間、集中がとけ、精霊魔法の効果が入れる。

52:ぼくらの七日間戦争~五日目~ ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:34:46 9xk/AjgF
『なんだ?あんなところに竜が!』
『竜騎兵!あの竜を追い払え!』

「きゅ、きゅいーーーーーーーーーーーっ?」

即座にシルフィードは王宮の衛視に発見され、雨あられと飛び交う魔法の弾幕に晒される。
緋蜂もかくやという弾幕にかすりまくりながら、シルフィードはほうほうの体で逃げ出していく。

「…ひどくないかシャルロット」
「大丈夫。あの程度で死ぬような教育は施していない」

さも当然のように言い放ち、タバサは再び才人の胸へ。

「逢いたかった…」

ぎゅう、と才人に抱きつき、おでこを才人の胸板に押し当てる。
そんなことをされると、さすがに才人も何も言えなくなる。
そっと、優しく抱きしめ返す。
すると、タバサはそっと顔を上げ。

「ん」

目を閉じて、唇をきゅっと結んだ。
言わずもがな。キスして、の合図である。
才人は思わず周囲を見渡す。当然誰もいるはずもないのだが、一応念のため、である。
そして、誰もいないのを確認すると。
タバサの細い顎に手をかけ、その小さな唇を優しく塞いだ。
久しぶりのキスに感極まったタバサは、そのまま才人の首に手を回し、さらに深く唇を重ねてくる。
体を、唇を密着させ、二人は絡み合う。
しばしの甘いひと時の後、二人は唇を離す。
すると、二人の間につぅっ、と唾液の糸が張られる。
タバサは才人の唇を指でなぞってその唾液を掬い取り、自分の口に運ぶ。
ちゅぷ、ちゅる、と何度も自分と才人の唾液の混合物を味わい、その様を見つめる才人に、上目遣いで媚びた視線を送る。
しかし、才人はタバサのその誘いに、思い出す。

…でも、シても出せないんじゃなあ…。

はぁ、とため息をつく才人。
普通ならこの時点で『もうしんぼうたまらーん!』かタバサの可愛さに悶える才人が見られるのだが、今日の才人はなんだかテンションが低い。
そう感じたタバサは、小首をかしげながら尋ねた。

「どうしたの?」

タバサの疑問に、才人はどうしたもんか、と一瞬だけ悩み、応えた。

「…いや、姫様に魔法かけられてさ。俺今どんだけシてもイけない体なのよ」

やれやれ、と肩をすくめる才人に、タバサの表情が変わる。
一瞬で桜色に染まっていた頬から色が消え、その二つ名のとおりの雪の白さを取り戻す。

…あの女王、サイトに何をした…!

タバサの雰囲気が変わったのを、才人は見逃さなかった。
すぐにタバサがアンリエッタに対し怒っているのだと察知すると、慌ててフォローする。

「あ、で、でもさ。俺体の具合悪いってことになってるからさ。
 心配してかけてくれたのかも?」

53:ぼくらの七日間戦争~五日目~ ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:35:25 9xk/AjgF
タバサはその言葉も聞かず、呪文を詠唱していた。
いつの間にか、スカートの内側に仕込んでいた予備の細い杖を振るう。
すると、才人の体を不思議な青い光が覆った。

「え、何これ…?」

その光が消えると、才人の下半身に異変が起き始めた。
勃起もしていないのに、先端から先走りが出始めたのである。
まさか。

「え、ひょっとしてシャルロットが?」
「女王の魔法は解除した」

タバサの言葉通り、彼女はアンリエッタが才人にかけた魔法を解除したのである。
しかし。
アンリエッタの張った罠は、これだけではなかったのである。
不意に、才人がいつの間にか嵌めていた指輪が光る。

「え、いつの間に俺…こん…な…」
「しまった…!」

タバサが気づいたときには遅かった。
その指輪には魔法がかけられており、もし才人自身に何かほかの魔法がかけられた際、充填されたアンリエッタの『眠り』の魔法を才人にかける、というものだった。
その魔法で才人はあっという間に眠りに落ち、床にくずおれる。
タバサは眠っている才人をベッドに戻すと、予備の杖をぎゅっと握り締めた。

「…許さない。私のサイトを…!」

静かに燃える怒りの炎が、内側からタバサを突き動かしていた。

…このまま謁見の間に殴りこみ、あの腹黒女王を一発ぶんなぐる。

いかに才人が浮気モノでこらえ性のない種馬だとはいえ、この仕打ちは許せない。
タバサは怒りに燃えながら、才人の部屋のドアを開けたのだった。

「あら、どちらへ?ガリアの姫君」

突然ドアの影から声がした。
タバサは振り向きもせず、応えた。

「…公務はどうしたの」
「スキルニルが替わりを勤めていますわ。書類を読み、サインをするだけなら魔法人形で十分です」
「…どうしてここに」
「あれだけ派手に使い魔を暴れさせて私の耳に届かないとでも?ここはどこかご存知かしら」
「…なら、私が何をしようとしているかも」
「理解していますわ。でもその前に、お話をしません?
 それからでも、闘争を始めるのは遅くなくてよ。シャルロット姫」

声の主は、アンリエッタ女王。
タバサが今ぶん殴りたい女ランキング1位の女性であった。

54:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/12/29 00:38:08 9xk/AjgF
さて今回は以上。続きは年内に間に合わせるようがんばります。

うんまあなんていうか才人に同情する人が多くてびっくりだよね。
前まで『ガンダールヴ逝ってよし』な人ばっかりだったのにね。

さて次回はどうなることやら。
ではではノシ

55:名無しさん@ピンキー
08/12/29 00:57:44 ursD2GdW
まってましたGJ!!
ついに青空見て抜けるようになったサイトかわいそす(´・ω・`)


56:名無しさん@ピンキー
08/12/29 01:03:50 K6vtcNVP
数日見なかっただけなのにやたらSS投下されてて吹く
職人さんたちGJ!
それにしても、バレットさんの書くイザベラはツンデレ120%でいいなぁ、せんたいさんの書くテファは天然エロスでいいなぁ

57:名無しさん@ピンキー
08/12/29 01:05:51 ursD2GdW
前スレが投下でちょうど埋まったのでこっちでX42氏GJ!!

58:名無しさん@ピンキー
08/12/29 01:12:51 A+tRE275
>>54
GJです。それにしても姫様どんだけ罠しかけて有るんスか!



59:名無しさん@ピンキー
08/12/29 02:00:06 M9KRnOUv
>>54せんたいさんGJ
前スレ876でちょうど止まったな
X42氏もGJ

60:名無しさん@ピンキー
08/12/29 02:56:28 nUGAIxax
せんたいさん乙
駄目だこのアン様早くなんとかしなくていいから雌奴隷アン様をお願い致します。ハァハァ


61:名無しさん@ピンキー
08/12/29 20:05:03 UBDTkyi7
せんたいさんGJです!
ルイズは…ルイズはまだか…

62:名無しさん@ピンキー
08/12/29 20:35:55 ibMLULu7
そう遠くない将来イザベラたちの振り袖姿が見られるのか…


63:名無しさん@ピンキー
08/12/29 21:42:57 F6T7n1Eh
地球編最高や

64:名無しさん@ピンキー
08/12/29 22:16:30 FqnQX5MV
>>62
タバサ、テファ、フーケ、ジョセフも一緒に兎塚絵で脳内再生された
あぁ、来年はイザベラの挿絵が増えるといいのう

65:名無しさん@ピンキー
08/12/30 04:39:39 l5T9YAF8
保管庫が見れないorz

66:名無しさん@ピンキー
08/12/30 12:48:09 lxGrCtBb
テファの足指舐めたい

というか顔真っ赤にしながら踏まれたい

67:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:26:25 /D7WtPaW
きゅいきゅい書いた21ですが投下させて頂きます。
ちょっと行間を開けてみました。



ルイズのアナルバージン!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「バカあぁ!!」

 ルイズの罵声が飛ぶ。7回目のエッチをしている時だった。才人はルイズの小さなお尻の方を
舐めてしまってルイズは激怒した。

「そっちは入れる穴じゃないの!出す穴なの!!汚いの!!」

 しかし才人も黙って引かない。

「いや、これは男の挑戦なんだ。穴があったら入れてみたいと思うのは男の挑戦なんだ!!」
「バカぁ!!そんなこと言ったらそのうち、耳の穴とかおへその穴とかでもしたいとか
言うでしょ。無理よ」

「お尻は無理じゃない!!」

 才人は言い合いをしても無理だと悟った。タダでさえ、ルイズは高貴な女性だ。
尻の穴に突っ込ませてくれないだろう。ルイズのアナルバージンをゲットしなくてはと
才人は常々考えていたのだ。

「ルイズ・・・・・愛してるよ」
 才人は作戦変更に出た。ルイズの隣に座り、耳たぶに舌を這わす。ルイズはわなわなと
震えている。
 これでイチコロだ。気持ちよくてしょうがないし、魔法の言葉でお尻の穴でも挿入出来る
ようになるはずだと才人は思った。

「気持ちわるいでしょうが!!」
 ルイズの鉄拳が飛ぶ。ちなみに今、エッチの途中なので二人とも全裸です。
「ぶへしッ!!」

 哀れ、才人はちんぐり返しになる。しかも微妙に興奮したのか勃起していた。
それを見てルイズがにやりと笑った。

「へ~。こんなちっちゃい女の子に殴られて感じちゃうんだ。そうよね、あんた
犬だもんね~」

 ルイズがにやりと笑う。そしてベットの上で脚を開く。脚の根っこには綺麗な
ぷっしーがあった。

「ほらー。才人の大好きなおまんこだよー」
「今日はおまんこしない!!」

 才人は負けずに叫んだ。ルイズはびっくりした。そんな言葉を叫んで誰かに
聞かれたらどうするんだろうか。

「アナルがいいんだ!!」

 才人はルイズに飛びかかる。ルイズは暴れたが才人の方が当然力が上だった。
たちまちルイズは四つん這いの姿勢になった。

「ルイズ!!もう我慢できん!!」


68:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:27:22 CN5BU5be




69:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:27:23 /D7WtPaW

 才人はアナルを広げる。ルイズは暴れるも暖かい吐息が当たる度に
腰が抜けてしまいそうになる。

「広げて・・・・・中見ちゃ・・・ダメッ・・・・・お願いぃ」
 
 ルイズの懇願と同時に立場が逆転した。才人はルイズのアナルを舌でべろべろと嘗め回す。

「ふぁああ!! やめっ!! やめてっ!! そんなとこぉ!」

 ルイズはびくんと震える。今までとは違った快感が背筋を走る。

「んぅッ・・・・・なんだかんで感じてるんだろ」

 才人はある程度舐めると、そこ一帯がふやけたのを感じた。ここで
もう一歩進んでみようと思った。

「んあああっ!! し、舌が!! 中にぃ!! 入ってくるぅぅうう!!」

 ぬめりと入ってきた舌が肛門ふきんの内壁を擦り上げる。唾液と腸液が
染みだし、滑りがよくなっていく。

「はひッ! んぅッ・・・あっ!」

 ルイズの声が高くなる。気持ちいい証拠だった。ルイズは体を軽く
振るわしている。才人はさらに舌の動きを速くした。中で舌が
泳いでいるように。

「ふぐぅうううっ!!」

 ルイズの今までにない喘ぎ声だった。才人は興奮する。そのまま舌で
しばらく愛撫を続けようと思った。

「ひぃんッ!! だめッ・・・・・な、なんか来ちゃうッ・・・・・い、いくのッ・・・・・
あひッ!! らめッ らめっ!! お尻で・・・・・」
「ルイズ・・・・あれだけ言ってたのにお尻でいっちゃうの?
貴族なのにお尻でいくの?貴族っていうか変態じゃない?」
「や。やめっ・・・・もう意地悪しないで・・・・・んあッ!!」
 
 懇願するルイズをよそに才人は舌を入れつつ吸い上げる。バキュームアナルクンニだ。

「はひッ!! んぐッ!! んおっおおおお!!」

 ルイズが震えながらベットに倒れ込む。完全に脱力する。

「あれー、ルイズいっちゃたの? お尻の穴で。じゃあそろそろ・・・・・大丈夫かな」

 才人は猛る自分の一物をルイズのアナルにあてがう。熱いものが触れてルイズは
目を反らす。

「バカッ・・・・・優しくしないと・・・・・後で許さないんだから」

 なんだかんだ言ってルイズは才人が好きで許してくれる。そんなルイズの愛を感じて
才人も嬉しくなってしまう。だからついついやりすぎてしまう。

「好きだよ。ルイズ」


70:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:29:31 /D7WtPaW
 ぐりっと尻肉をわけながら膨れあがった亀頭が入っていく。ルイズはシーツを必死に
掴みながら耐えている。

「んんんぅぅううう!!」

 ルイズが震えながら耐える。熱い肉棒がお腹に入ってるのがいつもよりわかる。

「入ったあぁ」
「あああぁあんッ!!」

 サイトが声を上げる。奥まで根源まで入った。やはりお尻の穴は全然違った。
中のヒダがすごく細かいような気がした。腸汁が少しずつ溢れてきている。

「動くよ。ルイズ」
「うっ・・・・・うん・・・・・優しく・・・して」
「わかっている。っと!」
「んひっ!!」
「あっ、ごめんごめんっ。つい・・・・・」
「殺す!!殺すわよ!!」
「そんなこと言うなよー」
「ひあッ」

 才人は腰を動かし始めた。ぐりぐりと奥まで突っ込んでみたり、擦りつけるように
抜いてみたりする。抜き差しの度に腸汁が沸いてくる。

「ひんッ・・・・・んひッ・・・・・んぅッ!!・・・・あんッ!」
「すごいよ。ルイズのお尻。すごっく気持ち良い!!」

 ルイズが体をよじらす。姿勢を変える度に当たるところが変わって反応が変わる。
才人は次第にピストン活動を速くしていく。

「あんッ! んあッ!! アッ・・・・・あんっ!!・・・・んぅ!! ・・・ふ・・・ぐっ!!
もう・・・・・ダメッ・・・・・こ、こんなの!!」
「ルイズいきそうなの? いっちゃうの? お尻にチンポ突っ込まれていくの?」

 才人はルイズの小さい尻肉を掴んで自分に引き寄せる。そして思いっきり
バンバンと突き立てた。

「あへっ!! ら、らめぇーッ! そんな激しくしちゃ!! い、いくッ!!
 いっちゃうのぉお!!」

 ルイズが絶叫する。才人も不覚にも出してしまいそうだった。
ルイズは犬のように舌を出し、体全体で息をしていた。

「どうだった?ルイズ?お尻、気持ちよかった?」
「・・・・・っ!」


71:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:30:18 /D7WtPaW

 ルイズの目が三角になる。

「そ、そんなとこでいってないわ!! それにもうやめっ・・・・・きゃんっ!!」
「まだいってないの? せっかくだもん。ケツ穴でいかないとね」

 才人はまだ自分もいってないんだし、と付け加え、腰を動かし始めた。

「あんッ!! ご、ごめんなさいッ!! ルイズ・・・・・お尻でいってましたぁあ!
だから許してぇ!!」
「だめだめッ。貴族が嘘突いたら火刑だろ。お尻の穴ぐらい耐えないと」

 ずぶっずぶっと抜き差ししながら才人が素知らぬ顔で言う。ルイズはもう快楽の
波に耐えきれず、反抗しなくなった。
 才人は体位を正常位に変えた。お尻の穴は出入りしているがいつもの穴が
空いてるのに才人は気がついた。

「ルイズ~っ。えいッ」
「ひあっ!!なっ、バカっ!!」

 ぬちゃと音を立てて指がルイズのオマンコの方に吸い込まれた。すぐに指は淫肉で
締め付けられる。才人は腰を振りつつ、指ピスも始めた。

「ふぁあああッ!! お願いっ! それダメッ!! おかしくッ・・・・なちゃうぅ!!」
「ほら。ルイズ。俺ももう少しだから・・・・・」
「サイトッ、サイト、サイトぉお!! あんっ!! 私ッ・・・・また・・・お尻で!!」

 ぶちゅぶちゅ、くちゅくちゅと上と下の穴で音が鳴る。才人の腰もラストスパートで
いつもよりきつく叩きつけられる。

「あぁんッ! サイトぉ! サイトぉお!! もうッダメッ! あっ! んあああっあ!!」

 才人も突き上る射精感に負け、ルイズのお尻の中に大量に射精する。

「あーーっ! サイトのがッ・・・・・出てるぅうう!!」

 ルイズははじめてお尻に熱いものを出される感触を感じてしばらくぐったりしていた。
才人はそのまま結合したままでルイズの背に倒れ込んだ。

「ルイズのはじめて・・・・・またもらっちゃた」

 ルイズは顔が赤くなった。それでお尻にこだわっていたのか。もっと別の言い方を
したらちゃんと上げたのに。

「バカッ・・・・・このバカ犬ッ・・・・・」

 ルイズは顔を背ける。きっとエッチの後で髪もぐしゃぐしゃになってるし、何よりも
恥ずかしくて嬉しい顔なんて今は見せたくなかったからだ。

「変態っ。次は・・・もっと優しくしなさいよ」
「ルイズ・・・・好きだよ」
「バカッ・・・・・・バカ犬っ・・・・・」




72:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:32:39 /D7WtPaW
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おしまいです。
なんだかんだいってラブラブな二人が好きです。
アナルセックスは初めて書くのでどきどきでしたが・・・・・

それでは良いお年を~

73:名無しさん@ピンキー
08/12/30 15:37:03 wVliFztn
>>72
お疲れ様
良いお年を

74:名無しさん@ピンキー
08/12/30 19:45:13 HJ3gSQ1v
GJ

75:名無しさん@ピンキー
08/12/31 03:47:40 m49T9Ucd
GJ

76:名無しさん@ピンキー
08/12/31 17:23:44 /KmkTBOS
【木村あやか】いのくちゆか結婚妊娠中出しドピュドピュ赤ちゃんの素キャッチ~
スレリンク(news板)

いのくち ゆか(1978年6月5日 - )は、日本の女性声優。賢プロダクション所属。福岡県久留米市出身。血液型はO型。旧名は猪口 有佳(読みは同じ)。

URLリンク(ja.wikipedia.org)
URLリンク(i.yimg.jp)

77:名無しさん@ピンキー
08/12/31 20:29:42 7s02OOhj
せんたいさんも>>72の人もGJ!

78:名無しさん@ピンキー
08/12/31 21:56:49 a4BKjNR1
>>72
GJ
ツンデレ王子・痴女109号氏・205氏・純愛センター氏
投下希望

79:名無しさん@ピンキー
09/01/01 00:14:42 xgMhGYXF
>>78
さすがに名指しで催促はいかがなもんかと
>>72
gj

あけおめ!

80:名無しさん@ピンキー
09/01/01 00:15:10 BsYq3SCV
あけおめ~
今年も新作期待してますよ

81:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:06:07 tiV/6h7t
ごめん、まじごめん。
年明けちゃった。

まあそんなわけで>>49続きいきます。

82:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:07:17 tiV/6h7t
二人は部屋に戻り、眠った才人を尻目に殺気のこもった視線を飛ばしあう。
方や笑顔に押し殺された見えない殺気。
方や凍った表情の内側で燃える、冷たい殺気。
気の弱い人間なら三秒とそこに居られない空気が、部屋に満ちていた。
そして、先手を打ったのはアンリエッタ。

「…さて。お話をはじめましょうか」

態度を少し和らげるアンリエッタだったが、タバサは殺気を緩めない。
そして。
タバサは後の先を打つ。
予備の杖をアンリエッタの鼻先につきつけて、言った。

「…サイトに何をしたの」

アンリエッタはあからさまな殺気にしかし、いささかも怯まずに応える。

「少し、我慢がきかないので魔法で首輪を、と思いまして」

思わずなるほど、と心の中で思ってしまうタバサ。
いかに全てを捧げているとはいえタバサとて女の子である。
できることならこの浮気者の騎士を何とかつなぎとめておきたいと思う。
ちょっと共感できてしまったタバサの杖の先が、少し下がる。
それを見逃すアンリエッタではない。

「わかるでしょう?サイト様は繋いでおかないと、すぐどこかへ行ってしまう。
 それこそ、花々を回る蜜蜂のように」

蜜の香りに誘われるまま、あちこちの花を渡り歩く。
なるほど上手いこと言ったものだ、と半分感心してしまうタバサ。
しかしここで同意してしまっては、女王に対しアドバンテージが取れない。
そこでタバサは。
自分とアンリエッタの、決定的な違いを突きつけてやることにした。

「私とあなたで、サイトを想う気持ちはきっと同じ。
 …でも、私にあってあなたにないものがある」

言ってタバサは、きっ、と女王を強い視線でねめつける。
アンリエッタはその視線に屈さず、言葉を返した。

「…ならば、教えていただきましょうか。
 私に足りない、その何かを」
「簡単な話」

アンリエッタの言葉に、タバサは即座に答えを返す。

「あなたには覚悟がない。
 彼のためにすべてを捧げる覚悟が」
「…はい?」

何を見当違いな、とアンリエッタは思った。
自分は既に捧げるつもりでいる。

この国も、この身体も、全てサイト様に。
そして私は晴れてサイト様専用雌奴隷に…!やんやん!

などとアンリエッタが脳内で悶えていると。
タバサははっきりと言った。

83:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:08:01 tiV/6h7t
「あなたは捧げた気になっているだけ。
 何も実行していない。
 それに、持っているものを与えるだけでは『捧げる』とは言わない」

タバサの指摘に、アンリエッタは思わず言葉に詰まる。
確かに。
タバサの言うとおり、アンリエッタは捧げたつもりになっていただけなのかもしれない。
しかし。

「な、なら、あなたはサイト様のために、何をしているというの?」

ならば彼女はどうなのか。
その言葉がどこまで真に迫っているのかを、アンリエッタは確かめようと思った。

「私は」

タバサはその後の言葉を続けようとして。
そして赤くなる。
いかに関係を知られている相手とはいえ、それを口にするのは恥ずかしい。
しかし、彼女は覚悟を決めて言った。

「…私は、彼の喜ぶことならなんだってしてきた。
 …普通の行為も、外でするのも、口でするのも、全部」

だが、その程度なら。

「あら。私だって、外でもお口でも致しましたわ。
 それどころか、目の前でおしっことかさせられましたのよ。…って何言わせるんですか」

思わず対抗してそこまで言ってしまい、後悔するアンリエッタ。少し頬が赤くなっている。
タバサはそれを聞いて、なにやってんのよこのへんたい、と思わず眠る才人を睨んでしまう。
しかし。
その視線の先には、才人は居なかった。

「え」

思わず周囲を見回すタバサ。
そのタバサに気づいたのか、アンリエッタも思わずベッドの方を見る。

「…え?サイト様?」

眠っていたはずの才人が居なくなっていることに、アンリエッタも驚く。
そして、二人の後ろからあきれた声がした。

「…何を張り合ってんだ二人とも」

才人の声だった。

「え?サイト様、魔法で眠っていたはずでは」

アンリエッタが指輪にかけた魔法は、女王謹製の『眠りの魔法』である。血液を直接眠り薬に変えることによって訪れるその眠りは、凡百の眠りの魔法など比べ物にならないほどの深い眠りを誘うはずである。

「いや…なんか目が冴えてきちゃってさ」

頭をぽりぽりとかきながらそういう才人。本人にもよく原因が分かっていないらしい。
しかしタバサには原因が分かっていた。

84:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:09:06 tiV/6h7t
彼女の視線は、ある一点を見つめていた。
才人の下半身。
そこは、ズボンの上からでも分かるほど、はっきりと勃起していた。
限界まで焦らされた彼の性欲が、アンリエッタの眠りの魔法を解いたのである。
ついでに言うなら、寝ていても聞こえる女の子の声が、彼の獣を呼び覚ましたのである。
最初に異変に気づいたタバサは、才人の顔を覗き見る。
目がイっていた。
しゃべり方は普通だが、どうやらもう既に彼の中身のほうは準備万端のようである。
それに気づいたのか、才人がつかつかとタバサに近づいてくる。

「まあ、確かに姫様はシャルロットに比べたら負けてるよ」
「え」
「…!!」

いきなりの才人の言葉に、思わず目を点にする二人。
アンリエッタは軽い落胆と嫉妬の表情に、タバサは驚きと歓喜の表情になる。
そんなタバサの右手首を掴み、才人はタバサを乱暴に抱き寄せる。

「あ」
「姫様にはあんまりしたことないから知らないだろうけど」
「…!ダメ!言っちゃダメ!」

才人の発言から、彼が何を言おうとしているのか察したタバサは、思わず才人の腕の中で抵抗する。
しかし。
才人の右手がスカートの中に伸び、そしてショーツをずり下ろしながら彼は言ってのけた。

「シャルロット、俺のためにお尻までキレイにしてるんだぜ」
「さ、サイトのバカっ…!」
「え…」

アンリエッタも、才人に後ろを犯されたことはある。
しかし、それはかなりの圧迫感を伴い、性感と呼ぶにはあまりにも苦痛が過ぎた。
さらに、肛門はそもそも排泄に使う器官である。そんな場所を使って性交するなどとは。

「で、でもサイト様、お尻なら私も」

したことがある、と続けようとしたアンリエッタだったが。

85:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:09:32 tiV/6h7t
「いや、でもシャルロットには勝てんだろー」

言って才人はタバサのショーツを脱がしていく。
タバサは心の中ではもう半分抵抗を諦めていたが。

「や、やだっ」

口だけは抵抗し、身体を弱弱しくくねらせる。
なぜこうするのかといえば。
こうしたほうが才人が喜ぶからだ。
抵抗する女の子を無理やり、というのが結構才人のツボだと、タバサは学習していたのである。
抵抗もむなしく、タバサのショーツは完全に膝まで下ろされる。
そのまま才人はタバサの臀部を両手で広げ、アンリエッタに晒す。
タバサは羞恥心のせいで才人の胸板にしがみつき、真っ赤な顔を押し付けている、演技をする。半分は本気で恥ずかしいからだったが。
そして。
アンリエッタから見えるタバサの肛門は。
色素の沈着などまったくなく、まるで生まれたばかりの子供のような、きれいなサーモンピンクの器官がそこにはあった。
タバサの年齢から考えて、ありえない色だった。

「シャルロットな、俺にお尻でキモチよくなってもらいたいからって、毎回おなかの中キレイにして、薬でお尻消毒してんだぜ。
 そのせいで、肛門までおまんこみたいになっちゃったんだけど」
「ばか…ばかぁ…」

才人の解説に、タバサは弱弱しく彼の胸で泣く演技をする。半分本気で恥ずかしかったせいもあるが。

「そ、そんなの…!私にだって、私にだってできます!」

思わずそう言ってしまったアンリエッタに。
才人は応えた。

「じゃあ、試してみましょうか?姫様」
「え…?」
「…?」

才人の言葉に、二人の目が点になった。

86:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:10:02 tiV/6h7t
「いや、でもシャルロットには勝てんだろー」

言って才人はタバサのショーツを脱がしていく。
タバサは心の中ではもう半分抵抗を諦めていたが。

「や、やだっ」

口だけは抵抗し、身体を弱弱しくくねらせる。
なぜこうするのかといえば。
こうしたほうが才人が喜ぶからだ。
抵抗する女の子を無理やり、というのが結構才人のツボだと、タバサは学習していたのである。
抵抗もむなしく、タバサのショーツは完全に膝まで下ろされる。
そのまま才人はタバサの臀部を両手で広げ、アンリエッタに晒す。
タバサは羞恥心のせいで才人の胸板にしがみつき、真っ赤な顔を押し付けている、演技をする。半分は本気で恥ずかしいからだったが。
そして。
アンリエッタから見えるタバサの肛門は。
色素の沈着などまったくなく、まるで生まれたばかりの子供のような、きれいなサーモンピンクの器官がそこにはあった。
タバサの年齢から考えて、ありえない色だった。

「シャルロットな、俺にお尻でキモチよくなってもらいたいからって、毎回おなかの中キレイにして、薬でお尻消毒してんだぜ。
 そのせいで、肛門までおまんこみたいになっちゃったんだけど」
「ばか…ばかぁ…」

才人の解説に、タバサは弱弱しく彼の胸で泣く演技をする。半分本気で恥ずかしかったせいもあるが。

「そ、そんなの…!私にだって、私にだってできます!」

思わずそう言ってしまったアンリエッタに。
才人は応えた。

「じゃあ、試してみましょうか?姫様」
「え…?」
「…?」

才人の言葉に、二人の目が点になった。

87:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:10:36 tiV/6h7t
そして。
タバサはベッドの上で、四つんばいの格好で、ショーツだけを脱がされ、肛門を犯されていた。
ぎゅぷぎゅぷとゴムが絡みつくような音をたて、才人の性器がタバサの肛門を出入りする。
タバサの肛門は、度重なる消毒と薬の影響で、すっかり色素が抜け落ち、キレイなサーモンピンクの性器と化していた。
本来排泄物をひりだし、せき止めるための括約筋が、今、雄を受け入れるために肛門を開き、雄を食い締めるために働いていた。
そこはまるで穴の開いた樹脂のチューブのようにがっちりと才人を噛み締め、しかし出るときはある程度緩む、という動作を繰り返す。
そのたびにタバサの喉から長い呼吸が漏れる。しかし負の悦楽に染まったその頬は上気し、唇からは涎がこぼれていた。

「ふっ、ふぅーっ、ふぅっ」

ベッドに載っていた大きな枕を抱え込み、肛門から襲い来る快楽に耐えるタバサ。
そしてその横では。

「ひっ、ぎっ、ふぁっ」

アンリエッタはベッドの上で、四つんばいの格好で、スカートをまくりあげられ、ショーツだけを逃がされた格好で、指で肛門を犯されていた。
才人は開いた右手の中指で、アンリエッタの肛門を犯していた。
しかしアンリエッタの肛門は、未だ排泄のための器官であり、愛撫を受け入れるようにはできていない。
まるで異物の進入を拒むかのようにしっかりと閉ざされた肛門を、才人の中指が容赦なく出入りする。
アンリエッタの菊門の抵抗は激しく、まるで才人の中指を食いちぎらんばかりに締め付ける。
以前肛門を犯された時は完全に異常な状態だったので、そう苦しくもなかった。
しかし、感覚の正常な今。
アンリエッタの肛門は、性器としてではなく、排泄器官としてしか働いていなかったのである。
それでも気丈に、アンリエッタは才人の暴虐に耐えていた。
そんなアンリエッタに、才人から声が降る。

「んー、姫様ちょっちキツいっすねえ。もう少しゆるめて?」
「んっ、そんなっ、無理っ、無理ですぅ!」
「あーでもこのまんまじゃ、入れたとき痛いっすよ?」
「しりませぬっ、そんなのっ、しりませぬぅっ」

肛門をほじられるだけで辛そうにするアンリエッタに、才人は嗜虐心を満足させる。
そして。

「それに比べてさすがシャルロットだな。まるでたくさんの指で握られてるみたいだ」

才人の感想のとおり、タバサの肛門はあくまで柔らかく才人を食い締め、飲み込んでいた。
タバサの小さな肛門は、性交のたびに開くようになっていき、今では才人の指三本くらいなら楽に飲み込める。
もちろん締まりも抜群で、その気になれば才人を咥えたまま離さない、なんて芸当もできた。
さらに滅菌された証拠であるサーモンピンクの肉は、つるつるとして前とは違った快感を才人に与えてくる。
才人は、腰と手を休めず、タバサに言った。

「もう、シャルロットのお尻はけつまんこって言ってもいいくらいだな」
「や、ちがっ、そんなっ」
「ほらシャルロット言ってごらん?『けつまんこ気持ちいい』ってさ」

行為の最中、恥ずかしい台詞を言わせるのは、最近の才人のお気に入りのようだ。
ソレを学習しているタバサは。

「い、言えないっ、そんなのっ」

彼の嗜好に沿い、少しばかりの抵抗をする。
そしてタバサの予想通り。
才人はにやり、と笑うと彼女の耳元で囁く。

88:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:11:22 tiV/6h7t
「じゃあ、隣の姫様のけつまんこに行こうかな?」
「───っ!」

その言葉にタバサは一瞬躊躇をして。

「け、けつ、けつまんこきもちいですっ!」
「よくできました♪それじゃあご褒美だ」
「…え」

ほんの一瞬、気が緩んだ隙に。

どくどくどくどくっ!

溜め込まれた精が、タバサの腸を焼いた。

「─────────っ!?」

突然の迸りに、タバサの視界が明滅し、そして身体から力が抜ける。
絶頂を迎えたのだ。
才人はそんなタバサの肛門から一物を引き抜く。
才人の性器の形に開いた肛門の奥で、どろりどろりと白濁が揺れていた。

「さ、サイト、さま…?」

射精の瞬間から手を休めていたせいで、肛虐から開放されていたアンリエッタが、才人を呼んだ。
才人はアンリエッタの方を振り向く。
その男性器は全力で勃起しており、彼がまだ満足していないことを示していた。
才人は、四つんばいのままのアンリエッタに覆いかぶさり、その耳元で囁く。

「姫様のお尻はまだまだですね」
「…も、もうお尻は堪忍してくださいまし…」

先ほどの苦痛を思い出し、美麗な眉をひそめるアンリエッタ。
タバサには負けることになるが、あの苦痛は耐えられそうもない。

89:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:12:08 tiV/6h7t
「…そのうち、お尻だけでも逝ける身体にしてあげますよ。
 でも、今日はこっち」

言って才人は何の予告もなく。
アンリエッタの女性器を貫いた。
しかし、才人の性器は挿入される前にタオルでこびりついた粘液を剥ぎ取られており、アンリエッタの予想よりもずっと乱暴に進入してきた。
アンリエッタの滑りだけで、才人はアンリエッタを犯す。

「あああああああああっ!」
「うん、やっぱ姫様はこっちだね」

そう言い放ち、乱暴に女王の性器を犯し始める才人。

ぐちゅ、ぐちゅ、ずちゅっ。

リズミカルに、姦通の音が部屋に響く。
そして。
肛虐で高められていたアンリエッタの快感は、すぐに絶頂に達する。

「く、ひ、あ、だめ、いきます、いってしまいますっっっ!」

その声と同時にアンリエッタの性器が才人を締め上げる。
しかし。
才人は止まらなかった。

「だめだよ姫様。俺逝ったばっかだからさ。もすこしかかるぜ」
「あ、らめ、今逝ったばかり、あ、ひああああああああああああ!」

奥をごつごつと突かれ、内襞を乱暴に削られ、アンリエッタは容易く折れる。
二度目の締め付けに、才人は。

「しょうがないな。ほら、俺も、逝くぜっ…!」
「あ、ふ、あふ、ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

どくどくどくどく!

熱い迸りを性器に受け、アンリエッタは三度目の絶頂に達した。

90:ぼくらの七日間戦争~五日目 ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:12:41 tiV/6h7t
その後、満足しきって眠ってしまった才人が目を覚ますと、タバサはいなかった。
アンリエッタが言うには、満足して帰ったらしい。
才人は最初その言葉を不審に思ったが、しかしアンリエッタを問い詰めることはできなかった。

「サイト様、体調を崩しておられる割にはずいぶんとお元気ですのね?」

才人の顔から血の気が引いた。
まるで先生に仮病のばれた生徒のようだった。
その後ティファニアと事を構えたことを本人に教えてもらったことや、先ほどの行為についてさんざん絞られた。
結局、明日が最終日ということで、明日は絶対に近衛の任を勤めていただきます、とアンリエッタは念を押し、才人の部屋を出たのだった。
そして、廊下を歩きながら、女王は先ほどのガリアの姫との密約を思い出す。

ガリアとトリステインの両方の王ならば、二つの国の女王を娶っていても何の不思議もないはず。

二人で取り合いをするくらいなら、いっそのこと、二人で才人の所有物になってしまおう、とアンリエッタは提案したのだ。
そしてタバサはをれを受ける。
自分の復讐にも都合がいいし、それに自分はガリアなどいらない。ジョゼフ王を倒した後の王を才人とするなら、タバサも満足だった。
こうして。
才人は、やがて訪れるトリステイン=ガリア連合王国の国王にでっち上げられようとしていたのであった。

~最終日に続く


91:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
09/01/01 03:13:42 tiV/6h7t
すんません二重投稿しちまったorz

でもまあ一応完成。年始の挨拶に代えて。

んじゃ初詣いくんでねゆ。ノシ

92:名無しさん@ピンキー
09/01/01 06:19:36 ZaAJb29V
>>91
GJ
あけましておめでとう。
ダイレクトの眠り魔法を打ち破る性欲って一体…
姫様まだ何か企んでる様子だし…

93:名無しさん@ピンキー
09/01/01 08:32:37 oVrXmln/
>>91
元日になにしてんすかwww





明けましておめでとうございます。

94:名無しさん@ピンキー
09/01/01 09:43:03 wV3hecag
GJ
最終日も期待してる

95:名無しさん@ピンキー
09/01/01 11:22:00 bZfSZwhp
>>91
明けましておめでとうございます そしてGJ!

96:ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ
09/01/01 12:38:36 AIvwI/6k
                  ,へr‐r,、 \. |//
      .,,,-‐'''" ̄ ゙゙゙̄''''ーi、,/  .,,ゝ `\_,* .─ -
    .,/゛    _,,ぇ_  .r‐''ミヽ/     //| \
   ,,i´     .,,r・"  "┐゙l、 ゚i、`ヽ      / i  ヾ
  ./`     ,r″     .゚!、`"''"  ゙i、
.,,ii″    <、B O M B `>      'liii,,,
,lll°     ゙'L     .,ノ゜       'lllllll 
llll、       ゙ヽ,,_ _,,,r‐"       ,lllll!′
.,lli、   M O H A M M E D    .,illll゙
lllllli,、     ,,/'"゙゙゙"'ヽ、       ,illlllll
.゙!lllllii,, ,,,/` i、,r   `'ヽ,、   ,,iilllll!!゙′
 .゙゙゙゙゙゙リllliiiiiiiiii,,l゙ ],,iiilllliiiilll!l。゙'i、,,,,iillllllト
   ,,i, ゙゙!!!l!!!l! .,'゙゙lil゙!!!!゙゙  .,,,illl!!!!゙゙`
   ,illlll≪・≫] |.≪・≫  !lllll   
  .lllllll!゙゙~~~ |  .,!、~~~ ,iillllllllll,、
  ,lllllllii,,,,,,,|r|,,,iiiillii、   llllllllllllll
  ゙llllllllllllllllllllll゙!!!lllllli,,,,,,_,,llllllllllllll
   lllllllllllllllll!′  _,,!!!!lllllllllll゙゙゙`  <明けましておめでとう。今年も真実の宗教を奉ずるエルフをよろしく。
   ゙!llllllllllll,,,,~¨',""`,,,,iii!!!!!!゙
    `゙゙゙!!!llllllllllllllllllll!!゙゙゜




97:ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ
09/01/01 12:39:25 AIvwI/6k
                  ,へr‐r,、 \. |//
      .,,,-‐'''" ̄ ゙゙゙̄''''ーi、,/  .,,ゝ `\_,* .─ -
    .,/゛    _,,ぇ_  .r‐''ミヽ/     //| \
   ,,i´     .,,r・"  "┐゙l、 ゚i、`ヽ      / i  ヾ
  ./`     ,r″     .゚!、`"''"  ゙i、
.,,ii″    <、B O M B `>      'liii,,,
,lll°     ゙'L     .,ノ゜       'lllllll 
llll、       ゙ヽ,,_ _,,,r‐"       ,lllll!′
.,lli、   M O H A M M E D    .,illll゙
lllllli,、     ,,/'"゙゙゙"'ヽ、       ,illlllll
.゙!lllllii,, ,,,/` i、,r   `'ヽ,、   ,,iilllll!!゙′
 .゙゙゙゙゙゙リllliiiiiiiiii,,l゙ ],,iiilllliiiilll!l。゙'i、,,,,iillllllト
   ,,i, ゙゙!!!l!!!l! .,'゙゙lil゙!!!!゙゙  .,,,illl!!!!゙゙`
   ,illlll≪・≫] |.≪・≫  !lllll   
  .lllllll!゙゙~~~ |  .,!、~~~ ,iillllllllll,、
  ,lllllllii,,,,,,,|r|,,,iiiillii、   llllllllllllll
  ゙llllllllllllllllllllll゙!!!lllllli,,,,,,_,,llllllllllllll
   lllllllllllllllll!′  _,,!!!!lllllllllll゙゙゙`  <いい忘れたが、炉利分が足りないぞ!
   ゙!llllllllllll,,,,~¨',""`,,,,iii!!!!!!゙
    `゙゙゙!!!llllllllllllllllllll!!゙゙゜




98:名無しさん@ピンキー
09/01/03 01:02:20 M8Du4MC4
へんたいさんは新年から手加減無しのへんたいさんのようでなによりです

99:名無しさん@ピンキー
09/01/04 23:39:42 UdgNRdIg
へんたいさん乙
次回も楽しみにしてます。

100:名無しさん@ピンキー
09/01/05 02:43:45 wF/AaQWN
なんとなく書き上がったので投下。
欝な話なので、苦手な方は回避下さい。

101:1/11
09/01/05 02:44:18 wF/AaQWN
 部屋に差し込んだ朝日が天蓋付きのベットを照らす頃、ヴィットーリオは薄く目を開けた。
 意識がはっきりするまでゆっくりと浅い呼吸を繰り返し、少し落ち着いてから身体を起こす。
 日々の激務の所為か、最近は朝から微妙に身体が重い。

 虚無の魔法を自在に使えるようになってから、教皇としての職務が格段に増えた。
 自分の事をお飾りとしか見ていなかった司教達が、始祖の系統を操るヴィットーリオを尊敬し、頼りにし始めているのが分かる。

 手の中にある火のルビーをじっと見つめる。

(やっと……帰ってきた……)

 本来ならば自分がずっと持つべきだった、始祖の系譜の証。
 この指輪の所持で世界が変われば変わるほど、これを不当に自分から奪い去った『あの女』に恨みが募る。

 鬱々とした想いを抱えながら指輪に見入っていると、ヴィットーリオを起こしに来たジュリオが慌てて声を掛けた。

「聖下、おはようございます」

 音も無く距離を詰めると、そっと手を取りベットからヴィットーリオを引き起こした。

「……っ……」

 自分で思っていたよりもはるかに体調が悪かったらしく、軽い貧血で視界がちらついたが、ジュリオに続いて側に来ていた神官が低い声で詠唱を始める。

 ―守られている。

 真剣な表情で脈を取り、体温を測り、慎重に体調を調べる。
 その一つ一つの動作に、細心の注意が払われいた。
 触れている玉体は、代える者なき始祖の再来。

 ―尊敬されている。

 自覚できるほど回復していく身体から術者を離し、微笑みながらねぎらいの言葉をかける。
 深々と頭を垂れながら下がる神官を見ながら、ヴィットーリオは満足していた。


 ―もう、『あの女』なんか、要らない。


 虚無の魔法と、この世界さえあれば……古いしがらみ等必要の無いものだ。

 ……ヴィットーリオはそう……考えていた。

102:2/11
09/01/05 02:44:49 wF/AaQWN
 これは本当に教皇の決済が必要なのか?

 そう考えながらも、ヴィットーリオは書類に目を通し判断する。
 些細な問題が大半を占めているように感じられるが、ジュリオが自分の手間を無意味に増やす筈も無い以上、これらの仕事にも何か意味が有るのだろう。

 一息つく暇も無いほどの作業にいささかうんざりとするが、虚無の魔法が殆ど使えなかった頃、無能と囁かれながらも容姿と人望で人形の様に据えられた教皇の座ではなく、一通一通の書類に篭められているのは確かに彼の許可を請うものだった。

 ―これも……皆、信徒のため。

 そう考えれば無機質な書類の向こうに、一人一人の生活が透けて見えた。
 自分や教会にとっては小さな支出も何人もの生活を動かすのだし、小さなチャリティーの許可でも教皇の名がつくだけで集まる金額は桁で変わる。

 ……そして、未決済の書類をほんの一瞬見つめるとヴィットーリオはもう一度職務に没頭した。

 戦争で親を失った子供が、はるか昔の自分の様に泣かないで済む事を祈りながら。
 その日の食事も取れない信徒達が、安心して暮らしていけるように。

 ほんの数年前の自分では耐えられなかったと思われる作業を、黙々とこなして行く。
 教皇になるために学んだこと、教皇になってから学んだこと。

 全ての知識を使い、問題点を指摘しながら書類を元の部署に送り返す。
 見事に纏められた書類の作成者を覚えてから、決済を通す。
 ……時折混ざっている、愚にも付かない申請をその場で却下する。

 ジュリオや他の神官たちが時折部屋に入ってきていたが、淡々と指示のみを下して機械の様に作業を続ける。


 ―ジュリオが呆れるほどのスピードで全ての書類を片付けた頃には、すっかり日が傾いていた。

103:3/11
09/01/05 02:45:24 wF/AaQWN
 あちこちが固まってしまった身体を伸ばしながら、飛び込むようにベットに倒れこむ。

 こんな無作法な所誰にも見せられないなと、苦笑しながら深く大きく息をする。
 使いすぎた頭の奥が、じんじんと痺れる様に疼いていたが心地よい疲労感にそのまま眠り込んでしまいそうになる。

 ―っ……だめだ……起きてないと……

 食事どころか、礼拝すら済ましていない。
 書類仕事も大事だが、公人としての義務を怠るわけには行かない。

 先日、刺客除けだと言いながらジュリオが窓に取り付けた、頑丈な柵の向こうに見える星を見つめ、係りの者が呼びに来るまでの時間を計る。

 ―一息は……吐けそうだ。

 ごろりと仰向けに転がりながら、じっと手を見つめると、火のルビーが、静かに部屋の明かりを集めていた。

 胸の奥に様々な想いが渦巻いた。

『どうして? どうして、おかあさんは……』

 幼い日の自分の声が、胸の奥にこだまする。

 ―そして…・・・気付いた。
 ―今のわたくしなら……虚無の使い手にならば……

 全てを明らかにする奇跡があると。

 ……その事に気付いてしまったのだ。


 部屋に響くのは、虚無の詠唱。
 対象となるのは、火のルビー。


 ずっと知りたかった昔語りが、虚無の力を借りてようやっと語られようとしていた。

104:4/11
09/01/05 02:45:57 wF/AaQWN
 美しい金の髪が、床に付きそうなほどに下げられていた。

「顔をお挙げください、貴方は未来の教皇の母……言うなれば聖母に近いのですよ」

 マザリーニィ……視線で人が殺せるのならば、ヴィットーリオは遥か過去の枢機卿……当時は未だ大司教のうちの一人であったけれど。

 行方不明になった当初、『あの女』の事を何度も聞いた相手のうちの一人であった。

 ……信じていたのに……

 自分の事を利用するまでもなく、その知性によって確固とした地位を築いていた。
 虚無の使いとしてではなく、年長者として自分を導いてくれた数少ない大人だと、そう思っていたのに……

 ……裏切り者……裏切り者め……
 オマエモ、『アノオンナ』ノドウルイダ

 ヴィットーリオの想いを遮ったのは、思い出でしかその姿を見ることが出来なくなって久しい母の姿と、遠い過去に置き忘れてしまった優しい声。

「お願いです、マザリーニさま……このままでは……このままでは、あの子は……」
「しかし、わたくしは、間もなくトリステインに発つのですよ?」

 魔法を間違えたのか?
 ヴィットーリオは戸惑った、自分の知る限りマザリーニはこの後何年もロマリアに留まった。
 その事が彼のトリステインでの立場をずいぶん危うくしていた事も、今もなお火種として燻っている事も知っていた。
 誰も知ることが無かった、彼の行動の謎の糸口がこんな所に有ろうとは……

「後生です……わたしに出来ることならば何でも致します……ですから……ですから……あの子を守ってください」

 ……おかしい……どうして、この女はこんなに必死に頭を下げているんだ?
 あの子って誰だ?

 自分の中の何かが崩れる音を聞きながら、ヴィットーリオは心を凍りつかせて目の前の光景に見入った。

「貴方しかいないのです……教皇はあの子を利用することしか考えていらっしゃいません……
 枢機卿団の方々も、教皇の意のままです」
「……聖下には、聖下のお考えが……」

 何かを押し殺した表情で、じっと壁を見つめるマザリーニ。
 彼は知っていた。
 始祖の魔法の使い手がロマリアに再臨したことを教皇がどう利用しようとしているのかを。

「あの子の名で、何人の人が死んでしまうのでしょう?
 どれだけの人が、あの子を恨むのでしょうか?
 このままで……あの子が……あの子が……幸せになれますか?」

 血を吐くような叫びは、いったい誰のためなのだろう?

105:5/11
09/01/05 02:46:31 wF/AaQWN
「……できることなど……」

 俯いたマザリーニの表情が、その叫びが現実になる可能性の高さを示していた。
 次のミサで、ヴィットーリオが新しい魔法を身につけるであろう事は司教以上の者は薄々悟っていた。

 他の国と違い、ロマリアでは虚無についての知識が正しく伝えられている。
 始祖の残した遺産も揃い使い手が再臨した今、必要なのは使い手の想い。

 だがそれすらも未だ幼い使い手が相手ならば、海千山千の教皇は言葉一つで操って見せるだろう。

「……あなたに、お願いしたいのは……あの子を守って欲しいということだけです……」

 囁くような母の言葉に、マザリーニは首をかしげた。

「……待ちなさい、貴方は一体何を?」
「一つだけ……一つだけお願いします。あの子が運命に立ち向かう力を得るまで、自分の力で立ち上がれるまで……
 それまでで結構です……どうか……どうか……あの子の側に……」

 マザリーニが言葉の意味を正すより早く、女は闇の中へと姿を消した。


 その後のことは知っている。

 火のルビーと母が姿を消してしまい、
 異界を覗くという、何の役にも立たない使い手だけが残された。

 利用価値がずいぶん目減りしてしまったヴィットーリオは冷たく扱われ、あちこちをさすらい……

 マザリーニはロマリアに留まった。


 ―姿も見せずに、自分を守ってくれていたのが誰なのか、ヴィーットリオは始めて知った。
 約束していた祖国への期間を引き延ばし、ロマリアで枢機卿どころか、次期教皇の地位まで短期間で上り詰めた男が、至尊の地位を自分譲った時の笑みの意味をヴィットーリオは始めて知った。

『立派になりましたね』

 笑って伝えられたその言葉の重さを彼は、今の今まで知らなかった。

106:6/11
09/01/05 02:47:08 wF/AaQWN
 教会の中で育った母が、苦労を重ねてロマリアを後にしていた。
 辛うじて信じることが出来たのは、教会内で独自の地位を築いていたマザリーニ一人。
 誰かに託すことすら許されない秘宝『火のルビー』
 始祖の教えの信徒、教皇の配下。
 周り中をそれに囲まれた母の唯一の選択肢。

 ―自分の手で、誰の手にも届かないところに火のルビーを隠すこと。

 いつもは厳重な保管がなされている始祖の秘宝も、使い手たるヴィットーリオに対してだけは甘く、そのヴィットーリオと自由に面会できる。

 彼女はそんな立場を利用して、火のルビーを持ち出した。
 使い手の母として与えられた数多の特権は、何不自由ない暮らしを約束してはいたけれど……

 ボロを纏い、泥にまみれ、美しい姿を隠しながら、新教徒の一団に紛れた。
 身元の分かるようなものは何一つ持たずに、日々の暮らしにすら困ってる風を装った。

 決して人に見せることの無い守り袋の中に、火のルビーを隠しながら苦難の旅を続ける……

 それは、ヴィットーリオが想像もしなかった苦しみ。

「……かあさんっ……かあさん……無理しないでっ……倒れる……たおれちゃうよぉっ」
「……見てないで、見てないで手を貸してあげてよぉっ、あんなの……あんなの一人で運べるはずっ……ねぇっ、だれか……だれか……かあさんを……たすけて……よ……」

 憎んでいた筈なのに、嫌っていた筈なのに、ヴィットーリオはいつの間にか、『あの女』ではなく、幼い日の呼び方に戻っていた。

 愛していた大切な人の、自分のために重ねられる苦難に、彼の心は砕けそうに傷ついていった。

107:7/11
09/01/05 02:47:45 wF/AaQWN
 流れ着いた町で、ある日彼女は驚いたように声を上げた。

「ヴィットーリオ!」

 『金の髪をもった少年のように元気な少女』は笑いながら問い返す。

「 ? おばさんだぁれ? 僕はアニエスだよっ」

 『金の髪をもった少女のように美しい少年』を思い返しながら、彼女はアニエスを抱きしめる。

「……ごめんなさい……ごめんなさいね……どうか……どうか、ほんの少しだけこのままで……」

 驚いた表情をしていた少女は、暫しの逡巡の後にそっと抱き返した。

「大丈夫だよ……大丈夫……」

 涙を止めてあげようと呟いた言葉は、逆に彼女の心を決壊させて……
 アニエスは黙って彼女を抱きしめながら、そぉっと頭を撫でてあげた。


 ―その日から、彼女の生活は変わった。
 村の人々は揃って彼女に優しくし、なにかと世話を焼いてくれた。
 アニエスは暇を見ては彼女の元に顔を出し、本当の子供のように振舞ってくれた。


「ねぇねぇ、おねえさん」
「ん? おばさんでもいいのよ?」
「……でも、笑うととっても綺麗だから、おばさんなんて呼べないよぉ……」

 柔らかい空気が、二人を包む。
 何時の間にか馴染んだ空気を壊してしまうことを恐れて黙っているアニエスを促すと、真剣な顔で一つの問いが紡がれる。

「ヴィットーリオって……だあれ?」
「わたしの息子よ……とっても可愛くて……優しいの」


 ―自慢げに自分を語る母が、笑っているのを見てヴィットーリオは微笑んだ。
 自分も忘れていた幼い日の思い出が、宝物のように大切に語られてゆく。
 くすぐったいような、暖かいような、不思議な感覚がヴィットーリオの中を満たしてゆく。

「……あの子が……幸せなら、わたしは他に何も望まないわ……」

 そんな言葉に、アニエスが怒って言った。

「もぅ、おねえさんの子供だったら、きっとおねえさんも幸せになって欲しいって思ってるよ!」

 ―ヴィットーリオは泣きながら、その言葉に頷いていた。

108:8/11
09/01/05 02:48:17 wF/AaQWN
 日が傾き始めると、いつもより早い時間にアニエスは席を立った。

「ねえ、本当にいいの? 皆待ってるよ?」
「えぇ……、今日はここであの子の事を考えているつもりよ」

 そう言うと、部屋の隅に作られた小さな祭壇を示した。

「折角の降臨祭なんだから、みんなでパーティーするのに……」
「ごめんなさい……」

 でも、あの子も今夜は一人だから……
 小さな小さな呟きが、アニエスの言葉を止めた。

「……また……明日ね?」
「ええ、またね、アニエスちゃん……」
「……もう、ちゃんづけはいいってばっ、またねっ!」




 ―降臨祭?
 ヴィットーリオの意識に反応し、魔法はその対象を指輪から別の物へ……
 教皇の私室へと変化させた。




 夜も更け、真っ暗なこの部屋で彼は待っていた。

「……お前は……」

 何か有った時の為に、ヴィットーリオは火急の際は教皇の私室に立ち入ることを許されていた。

「何か用かな?」

 尊大な態度で、ヴィットーリオを見下ろす男に向かって言った。

「お願いですっ、聖下、お願いがあってきたんです」

 皆が楽しそうに過ごす中、たった一人で教会に残された彼は、凍えそうな夜の中で決断していた。
 笑いさざめく友人を見つめ続けた目は、暗く黒く濁っていた。

「僕の……僕の指輪を……『火のルビー』とり返して下さい、手掛かりを見つけました」
 母の手掛かりを探し続けたヴィットーリオは、彼女がロマリアを出る手段として心境とを使った可能性を自力で探り当てていた。

「ほう……それは……」

 教皇が目の前の少年をじっと見詰めていた。

109:9/11
09/01/05 02:48:50 wF/AaQWN
 ―まてっ……ダメだっ、やめろっ……やめるんだぁぁぁぁっ
 未来の自分の叫びは、決して届くことは無い。


「それで……わたしはどうしたらいいと思う?」
「どう……とは?」

 すぐに取り返してくれる、そうすればまたあの日々が帰ってくると、そう信じていた少年は教皇の問いの意味が分からなかった。

「状況からして、持ち去ったのは君の母親だろうね……さて……そこでだ……」

 目をそむけていた事実に、むっと黙り込んだヴィットーリオに向かい教皇は尋ねた。

「指輪と母親、君はどちらに重点を置いた方がいいと思うね?」
「そ、それはっ……」

 時折訪れては優しくしてくれた母親。
 皆が傅く立場を保証してくれる指輪。

 少年の喉はカラカラに渇いた。
 選べと、目の前の男はそう言っていた。

「まぁ……元に戻ったところで、また持ち去られては同じですし?」

 ここ数ヶ月の境遇を省みる……

「い、いやですっ、指輪を……指輪を取り戻してくださいっ」
「……ふむ……多少手荒な事になるかもしれませんが……母親より?」
「指輪が大事なんです、指輪を取り戻してください」

 にこやかに笑った教皇は、その場で命令を書き上げるとそのままヴィットーリオに差し出した。

「サインは君が入れたまえ……手続きはこちらで取っておこう」


 ―ヴィットーリオの絶叫と共に、母の死刑宣告書に等しい命令が完成した。


 これに自分の手でサインを入れたことで、後々まで教皇に頭が上がらなかった事が虚ろに思い出されていった。

110:10/11
09/01/05 02:49:22 wF/AaQWN
 祭壇の前で跪き、無心に子供のことを祈り続ける女が居た。
 
 苦しんでいませんように
 幸せでありますように
 笑顔で……日々を暮らせますように……


 ―ヴィットーリオは、呆然と見入っていた。


 そして、運命の日が来た。




 今時分の指にはまっている指輪が、若き騎士に託された。
『いつの日か、持つべき定めの主に渡りますように』
 黙って受け取った騎士は、その姿に心を打たれながらも命令に有る通りに魔法を編み上げる。


「……ヴィットーリオが、幸せでありますように」



 その言葉を聞いた騎士は、次に見つけた子供に魔法を使うことが出来なかった。
 自分が殺してしまった人々の中にも、子供が居て、親が居た。

 一人のひたむきな女の姿が、騎士の心を救い、少女の命を守った。
 いつの日か、自分を憎むであろう少女を背負い、若き騎士は戦いの日々に背を向けた。
 どれほどの苦難が待とうと、騎士として戦うことを捨てようと。
 鮮やかな炎が男の覚悟を彩っていた。



 手の届かない世界でそれを見つめていた男は……



111:11/11
09/01/05 02:50:03 wF/AaQWN
 ヴィットーリオがふらふらと廊下を歩いていた。
 部屋の中にはペーパーナイフすらなく、窓には格子が入っている。

 厨房に彷徨いこんだ彼の目に、一本のナイフが映る。

 遠くでジュリオの叫び声が聞こえる。

 駆け寄ってくる衛兵達。

 その全てより早く、ナイフはヴィットーリオの身体に滑り込んだ。


 ―――――――――――

 ジュリオは絶叫した。

「そこのメイジ、止血を……衛兵、聖女を呼んで来い! 急げ!」

 慣れた手つきで止血をしながら、いつもの命令を始める。
 この区画に集められていた、教会屈指の水魔法の使い手たちの手によって教皇は危険な状態を脱する……そして……

「申し訳ありません……今日も……お願いできますか?」

 泣きそうな表情で頷いた聖女は、小さく優しい詠唱を始めた。

 ―――――――――――

 部屋に差し込んだ朝日が天蓋付きのベットを照らす頃、ヴィットーリオは薄く目を開けた。
 意識がはっきりするまでゆっくりと浅い呼吸を繰り返し、少し落ち着いてから身体を起こす。
 日々の激務の所為か、最近は朝から微妙に身体が重い。
 ………………………………………………………

112:名無しさん@ピンキー
09/01/05 02:50:58 wF/AaQWN
しまった、ごめんなさい、しかも非エロ……
投下前に書くつもりで忘れてました……

ではまた機会がありましたら。

113:名無しさん@ピンキー
09/01/05 03:00:21 ErgteQ/D
なにこれアッー!的な展開なの?
読んでないけど

114:名無しさん@ピンキー
09/01/05 08:10:50 lBTRBT6W
超GJ!
こういう話だとヴィットーリオは救われないな。
ジョゼフは過去を覗くことで救いがあったんだが。

115:名無しさん@ピンキー
09/01/05 12:19:21 Sne/BCX1
これは大作

GJ

116:名無しさん@ピンキー
09/01/05 19:21:32 VTTOvPNN
>>112
GJ
ただ突っ込ませて貰うとタングルデールの時ヴィットーリオは、0から2歳位
なので当時の教皇に要請は不可ですね。
原作でも炎のルビーにリコード掛けないかなあ。

117:名無しさん@ピンキー
09/01/05 21:01:50 eES9W5RD
>>112
これは良いダーク物 GJ! 
原作でもおそらく教皇はろくな死に方をしないだろうなぁ

118:名無しさん@ピンキー
09/01/08 20:14:37 Ig6I/iq7
ルイズ分が足りない…

119:名無しさん@ピンキー
09/01/08 20:50:22 eaddWQ5B
ガチエロアン様分がたりない

120:名無しさん@ピンキー
09/01/09 00:52:35 IjzyOrSP
俺もまだアン様分が足りない

121:名無しさん@ピンキー
09/01/09 01:11:30 T08SIFlL
足りないと感じるなら自分で書けばいいじゃない
同人でもSSでもそれが基本

122:X42
09/01/09 01:40:55 qDNCjuNc
今から投下します。
すみませんがエロありません。
16巻にこういう場面が出ないかなーという願望で書きました。
エロアリは、後日にでも。

123:16巻への願望
09/01/09 01:42:13 qDNCjuNc
ガリア王宮謁見室
居並ぶ重臣達、アンリエッタ、アニエスが見守る中ア―ハンブラ城でタバサ救出の功績
の有った者達の叙勲が行われていた。
次々に略式叙勲が行われ、ガリアのシュバリエに叙勲されていった。
最後に才人の所に来るとタバサは、動きを止めた。
「立って」

 頭の中に?が埋め尽くされながら才人は立ち上がった。
「どうしたんだよ?タバサ」
「シャルロット」
「ごめん、ごめん。シャルロット女王陛下」
「女王陛下は不要」
「へ?でも…シャルロットって呼び捨てにしたら、誤解されるぞ」
 才人が言い終わるや否やタバサは、膝を折り杖を掲げた。

「我、シャルロット・エレーヌ・オルレアン、この命ある限り、サイト・シュバリエ・
 ド・ヒラガに絶対の忠誠を此処に誓うものなり」
 タバサは何の脈絡もなく平然と言ってのけた。

 才人は、慌てて飛びのいた。
「何言ってんだよ?タバ…じゃない、シャルロット女王陛下。お前はこの国で一番偉いん
 だぞ!そんな事したら国中の笑い物になっちまうぞ」

「女王陛下は不要と言った筈。貴方には何度も命を助けられている。貴方に『この命、
貴方に捧げる』と言った。笑い物にされようが、蔑まれようが私は構わない」
タバサの目には何の曇りもない、強い光が宿っていた。この状況でこんな冗談出来る訳
が無い。正真正銘タバサは、本気なのだ。
 どれ程才人が鈍感でもはっきり分かる程に。

「いやまあ…本気なのは分かったけどさ…公の場で言う事無いと思うんだけど…」
 いくら抜けている才人でも、焦っていた。それこそハルケギニアに召喚され事など
 比較出来ぬ程に。

 此処に猛然と抗議する者が割り込んで来た。
「ちょっとタバ…じゃないシャルロット女王陛下、貴女状況って物を考えなさいよ!」
「貴女達は、友人。タバサで構わない」


124:16巻への願望
09/01/09 01:42:59 qDNCjuNc
「じゃあ才人は何なのよ!」
「私の勇者」
 タバサは、ルイズの問い詰めに平然と答えた。

 タバサの返答にルイズは、激昂した。
「あんただって知ってるでしょ。才人は私の『使い魔』なの!」
「勿論、でもそれが何か?」
何の問題が有るのだ?と言わんばかりであった。

「あんたねぇ…。何の考えも無しにこんな事言う筈ないと思うけど、この後どうする
 つもりなのよ?」
 ルイズの中で冷静な部分と怒りに猛り狂った部分がせめぎ合っていた。
 ここは、魔法学院では無い、ガリア王宮なのだ。下手をすれば、アンリエッタ達にも
 累を及ぼす。か、感情的になっては駄目…と
 私の才人に手出したら承知しないからねぇ…である。

「別に…私の決意を表しただけ。彼を助けるのに『状況は問わない』と言ってある」
 口にこそ出さないが、才人がロマリアと戦う決意をした時は、王位を捨てて共に戦う
 事を決めているのだ。この命尽きるまで…。

 だが、重臣達の受け取り方は違っていた。
 彼らにしてみれば「求婚」しているようにしか見えなかった。
 メイジでは無いとはいえ、才人の武勲の数々は、其処らの貴族が束になっても達成不可
能なものばかりだ。王配として何の不足も無かった。
自分達は、噂や報告などでしか知らないが、主君は直接その目で見て来たのだろうから
惚れ込むのも無理からぬ事と考えていたのだ。
障害が多少有りそうだが、ガリアの将来を考えれば、王配の妾にでもすれば、片が付く
そう考える者が殆どであった。

 そしてもう一人の女王は、タバサの誓いに胸が締め付けられる思いであった。
(どうして胸が苦しいの?なぜ?普通は有り得ない光景だけれど、シャルロット殿は、
 今までの御礼以上の意味は無いと言っているのに…心に不安が渦巻いている?どうして
 ?ううん、それだけじゃ無い。もっと別の色々な感情が…一体如何してしまったの?
 分からない…自分の心が分からない…)
 蒼白な顔色に成って行ったのでアニエスが声を掛けた。
「陛下、気分が優れないのでしたら、退出させて頂き、お部屋でお休みになられては…」


125:16巻への願望
09/01/09 01:44:02 qDNCjuNc
「大丈夫です。ちょっと言葉に出来ない気分になってるだけです。体の方はなんとも
 ありませんしね」
 人には相談出来ない様な気持ち…アンリエッタは、己の中で渦巻く感情を持て余しな
がら答えた。

「ご無理をなさいませぬよう。もしもの時は、直ぐお知らせ下さい」
「ええ、分かりました。隊長殿」

(羨ましいわ、ルイズ。そんなに素直に行動出来るなんて…羨ましい?どうして怒って
いるルイズが羨ましいの?本来なら此処は「ルイズ、おやめなさい」と言うべきの筈…
私、怒りたいの?シャルロット殿のことを…別に何も悪い事していないのに…何故怒り
たいの?サイト殿は…焦って戸惑っている…無理もないわね。この様な場所であんな事
されて平気な人はいらっしゃらないでしょうね。あっ、2人を見て笑った。羨ましい…
2人共私の知らないサイト殿を知っているのよね…私の知らない…如何してそんな事
気にするの?もうサイト殿の事は、諦めた筈。あきらめ…られないの?だから私怒りた
いの?…つまり此れは…嫉妬…なの?……嫉妬以外の何物でも有りませんわね。私は、
ルイズやシャルロット殿が羨ましくて仕方ないのね。私は…私は「サイト殿の事が
好き」なのですね。一人の男性として…以前のように頼りたいだけでなく…いいえ違う
わね。もう既にあの頃から好きだったのでしょうね。ウェールズ様の事があったばかり
だからその気持ちを受け入れられなかったのね…。ふふふ馬鹿ね私…今更気付いても、
もう遅いというのに…。今の私に出来る事はただ見てるだけ…見てるだけ…)
アンリエッタは、知らず知らず泣いていた。

「陛下、如何なさいました?やはり部屋に下がらせて頂きましょう…。シャルロット陛下、
 陛下の気分が優れないようなので申し訳ないが退出させて頂きます」
「お大事に」
 タバサがそう言うとアニエスは、アンリエッタを連れて部屋を出て行った。

「姫様大丈夫かなー。随分無理してたらしいけど…ルイズ後で見舞いに行ってやれよ」
「あんたに言われなくても行くに決まってるでしょ。ってあんた行かないつもり?」
「女性の寝室に入るのは不味いだろ?増してや姫様、女王なんだし…」
「それもそうね。まっ、あんたにしては良く気が付いた方ね」

 そんな他愛もないやり取りを暫くしていると、アニエスが戻って来て才人の腕を掴んで
引っ張って行った。
「すまんが、暫くサイトを借りるぞ」


126:16巻への願望
09/01/09 01:44:53 qDNCjuNc
そう言い残して部屋を出て行った。

「アニエスさん、如何したんです?説明して下さい。てゆうか痛いんで離して下さい」
「陛下を慰めてもらう」
「へっ?今何と?」
「陛下を慰めてもらうと言ったんだ。この鈍感の朴念仁が…ったくお前は周りを良く見ろ。
 そうすれば陛下の変化に気付いただろうに…それにしてもお前はとてつもなくでかい
 女難の相が有るんだな…まあ早死にしないよう精々気を付けるんだな」
 そう言って才人は、百メイルは離れた部屋に連れて行かれ

「いいか?陛下の気の済むまでこの部屋を出る事は許さん。ほれっ、さっさと入れ」
 才人は、アニエスに無理やり部屋の中に押し込まれていった。


127:X42
09/01/09 01:48:20 qDNCjuNc
今日は此処までです。
正月早々カゼ引きまして未だに完治してません。
みなさんもお体に気を付けてください。

128:名無しさん@ピンキー
09/01/09 03:21:02 t8mdpyme
おうおう
ガチエロアン様が読めると思って服脱いじまったじゃねえかよ!

このまま正座してるから風邪引く前に続き頼むぜ

129:名無しさん@ピンキー
09/01/09 06:33:03 A+ITQSEb
>>127
乙です。もう少し長く&区切りつきとこまで来るのかなぁと期待してたのに(´・ω・`)

16巻なかなかでませんね

130:名無しさん@ピンキー
09/01/09 12:56:51 T08SIFlL
>>127乙です
インフルエンザ流行していますがそれでしょうかね。気をつけてください。

そういや病気や看病系のネタはまだ誰も書いてなかったっけ?

131:名無しさん@ピンキー
09/01/09 18:06:10 IgqN/R6Y
>>127
乙です
俺の友達もインフルエンザかかりました…

せんたいさんで看病ネタあった希ガス

132:名無しさん@ピンキー
09/01/09 18:12:43 43vSPN0y
>>127
X42氏 乙です


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch