女が男を倒す part6 at EROPARO
女が男を倒す part6  - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/01/04 14:58:27 2QdvbQqN
真美「いえ、出ましょう。こうなった以上、帰るわけにはいかないわ。」
マネージャー「ま、真美ちゃん!?」
真美「何とかなるよ。多分ね…。」

男は、ふうとため息をついて、時間まで準備のほうよろしくと言って部屋を離れていった。
真美「(準備って何よ、シャドーボクシングでもやれって?)」
こうして、中高と新体操部の真美は、格闘技のリングに上がることになった。

真美の頭には、リングに立つと言ってもいわゆるショープロレス的な、視聴率稼ぎ、客を沸かせるため、という感じで、パンチを適当に打つフリをすれば相手がわざとらしく倒れてくれるんじゃないかな、という考えがあった。
グラビアアイドルとプロの格闘家を本気で闘わせるなんてのは正気の沙汰ではない。
何とかなるだろう、と…

その後、「グローブ着けまーす。」と男が控え室に現れ、ビキニを着た真美の体をなめ回す様に見ながらグローブをはめ、さらにべつの男が
「山口さん、時間です。準備よろしいですか?」
と入ってきた。
真美「…はい。(部活時代の準備体操しかやってないけど。)」

「じゃあここで少し待ってて下さい。扉が開いたら、花道を通ってリングに上がって、適当にリングアピールしてくださいね。」

真美「…わかりました。(適当な説明だなあ)」

「あなたみたいな綺麗な女性をリングに上げようなんて、上の連中は何考えてるんですかね。どういう話なのかわかんないっすけど、怪我だけはしないで下さいね。」

真美は初めてまともな人間に会った気がした。
男に、久しく見せていなかった心からの笑顔と「ありがとう」の言葉を捧げた。
彼のおかげで仕事えの誇りを少しは取り戻せた様な気がした。
ええい、どうにでもなれ…!


101:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:00:16 2QdvbQqN
「えーただ今より、会儒のお客様にはお知らせしておりません、
エキシビジョンマッチを行いたいと思います!なんと、うら若き女性が現役の選手に挑む、という一風変わった趣向の試合でございます。
皆様に男の強さと女の美しさがリアルにぶつかり合う、そんな魅力的な一戦を堪能して頂ければ幸いでございます。」

場内アナウンスが放送すると、観戦に訪れていた会場いっぱいの観客達が大きくどよめいた。

「それでは、選手の入場に移りましょう。赤コーナーから、選手の入場です!」
赤コーナーの扉がバン、と勢いよく開き、その中から真美がゆっくりと姿を現した。
真美の姿を見て会場が大きく揺れ、真美自身も一瞬たじろいだものの、ゆっくりと、リングに向かって歩いて行った。

「な、なんかメチャクチャ美人じゃねえか?」
「あの女の人、どっかでみたことない?」
「つーかあの子雑誌のグラビアか何かでみたことあるぞ…」
「どっかでラウンドガールやってたような?」

会場中が、真美の美貌に驚いていた。
本物のグラビアアイドルが花道を歩いてリングに向かうとは思いもよらなかったことだろう。

「えー、赤コーナー、現役のグラビアアイドルであります、山口真美―!!」
主に男性の声だが、真美の様な美貌と抜群のプロポーションを持った女性が闘いの場に身を投じるといった状況に異様に興奮していた。
「あの女馬鹿じゃないのか?」と猜疑心で冷たい目をする者もいたが、彼らの興奮に覆い包まれてしまった。
真美も、その歓声にグローブに包まれた手を振って、愛想良く、また可愛らしく応えている。

真美がリングアピールをしているうちに、青コーナーの選手が呼び上げられ、光に包まれながら、リングに向かって歩いてきた。


102:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:01:29 2QdvbQqN
「えー、青コーナからー、ジェローム・ゼ・ガンナ選手の入場です!!」
アナウンスを待たずに、ワアァァッと喚声が巻き起こる。

ーあ、あれ、ゼ・ガンナじゃないのー
ラウンドガールの仕事を何回かやったし、ここ数年の格闘技ブームのおかげでその名前は知っていた。
「番長」「無冠の帝王」等の異名を持ち、あらゆる格闘技大会で優勝こそしないものの常に優勝候補に挙げられる強豪中の強豪である。
日本の若手、小兵の選手が出てくるものとタカをくくっていた。
怖い。
台本はあるのか。
あっても素人の私にこんな男と闘えだって。
リング上で振り撒いてた笑顔がガンナの姿を見たととたん凍りついていくのがすぐわかる。

そもそも、ガンナみたいな実力も、名誉もある格闘家がなぜ私の相手なんかするの?
勝っても何の自慢にもならないし、キャリアに泥を塗るだけじゃないの?

コーナーの椅子にどっかりと座ってトレーナーと話をしているガンナと目が合う。
人を見下した、爬虫類の様ないやらしい目は、真美の頭からつま先まで下がっていき、やがてその顔は笑みに変わった。
社長は業界最大手と言ってもいいくらい大きな事務所の社長だし、色々な事業にも手を出して成功している。
カネなんだろうな。
真美は確信した。
社長が様々な思いを巡らせ、私を辱めるためにガンナを雇ったんだろう。

真美は、同時に、ガンナに対しても怒りを覚えた。
先ほどのいやらしい顔は、誇り高い格闘家のそれではなかった。
社長から大金を貰い私の相手を引き受けた瞬間、あの男はプライドを全て捨ててしまったのだ。
物語では、そういう輩には正義の鉄鎚!が振り下ろされるんだけど…


103:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:02:35 2QdvbQqN
レフェリーに、立ち技なら金的以外なら何でも有との説明を受ける。
「ああ、女性には付いてないですね。失敬。」
レフェリーも買収されてるんだろうな、とふざけたレフェリーの顔を見ながら真美は思った。
相変わらずガンナはセコンドの男たちとヘラヘラと笑いながら喋っている。
どいつもこいつもー。

真美側のセコンドに何故かくっついてきたマネージャーは会場の雰囲気にのまれており、そうこうしているうちに運命のゴングがカーンと大きく鳴った。

とうとう始まってしまったー
真美は見よう見まねのファイティングポーズをとり、すり足で少しずつ近づいていった。
真っ赤なきわどいビキニコスチュームの女性が、190センチはあろうかという巨漢に立ち向かう、異様な光景であった。
ゴングが鳴ってみると、ただでさ大きなガンナの体がさらに大きく見えた。
そして、真美の心の中には、これは会場を盛り上げるためだけのショーで、ガンナも適当に相手してくれるんじゃないか、という希望がまだ残っていた。

観客席から、
「姉ちゃん、頑張れー!」
「真美ちゃん可愛いー!」
など真美にとっては無責任な声がちらほら聞こえる。
こっちの気も知らないでー
と、バンナがいきなりズカズカと近づいて来る。
真美は狼狽して、少しも動けなかった。

ズムゥッ!!
ガンナの青いグローブに包まれた拳が、真美の剥き出しの腹に突き刺さった。
真美「ぐふッ!」
声にならない声を出し、真美は一撃で膝から崩れ落ちた。
「ダウーン!!」


104:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:03:33 2QdvbQqN
痛い。
痛い痛い痛い。
これが、朝から晩まで相手を倒すことばかり考えてる男の人のパンチの威力なの?殴られたお腹がごっそりなくなりそう…
倒れながら、悠長なことを考えているな、と思った。
真美「うう…」
レフェリー「ワーン、ツー、スリー…」

妙にゆっくりとしたレフェリーのカウント。
一撃で終わらせては、パトロンも満足しないといったところか。
ガンナも明らかに手加減していた。
真美は、体を震わせながら何とか立ち上がった。
自分の様な女の子が殴られているのにワーとかキャーと喜んでいる観客にも腹が立ったし、何よりガンナがコーナーに戻る際
「ソーリー、プリティガール?」
らしき言葉を喋っていたことに心底頭に来て、およそ負の感情だけで立ち上がったようなものだ。
ここで屈して倒れたら、私は一生負け続けなければならない気がする。

レフェリー「大丈夫か?まだやれるかい?」
悪党の片棒担ぎがよく言うわ。
ええ、やりますともやりますとも。
連中に焦った顔の一つでも作らせたい…
真美は心を折らず、体をよろけさせながらグローブを顎の辺りまで上げた。
手加減をするということは、ガンナは自分をジワジワと痛めつけようというのだろう、そのスキをつけば、一太刀くらい…

真美は心優しい女の子だが同時に非常に芯の強いところもあり、それがこの場合負けん気の強さに直結したのであろう。

今度はすり足などせず、一気に間合いを詰めてみた。
真美が目の前に迫っているのに、ガンナは動こうとしない。
それなら。
真美「えいっ!」
20センチ程身長の違うガンナの顔面目がけ思いきりパンチを放ってみた。
素人の女の子特有の恥ずかしいくらいの猫パンチ。
パアンッ!
ガンナの大きなグローブにあっさりガードされる。
ガードしたグローブのほうを見、驚いたフリをしてピュウ、と口笛を吹いた。


105:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:04:08 2QdvbQqN
真美「この…ッ!」
2発、3発とガンナの顔へパンチを放つ真美。
その度、彼にあっさりと避けられるか、ガードされるかされ、痛がったり、焦ったりしている素振りは見られない。

「御覧下さい!山口選手の様な可憐な女性が、『番長』を前にして恐れずにカラダを弾ませ闘っています!」
意味のわからない実況に煽られて、観客だけが盛り上がっている。

真美は試しに、ガラ空きだったボディーにパンチしてみた。
真美のファーストヒットだたが、パン、と音がしただけで、バンナは身動き一つしなかった。
格闘家の鍛え上げられた腹筋に、真美の細腕が通用するわけがないのが道理。

ガンナはチッチッチ、とダメ出しの仕草を見せ、真美の開かれたビキニの胸元に視線を落とすと、再びヒュウっと口笛を吹いた。
そして、先ほどとは逆の拳を、自分の半分もないであろう真美の腹筋へと叩き込んだ。
真美「かはッ…!」
自分の腹部を抑え、再び倒れこむ真美。

何なの、これ…
こんな目に遭わなければならないくらい、私、悪いことしたのかな…
悔しい…!

ガンナがまたも手加減したせいか、二度のダウンを喫しても、まだ己の手足が動くのを真美は確認できた。

真美「(ふふふ…高校の時嫌で嫌でしょうがなかった柔軟と腹筋のトレーニングが役にたったのかな…)」


106:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:04:34 2QdvbQqN
半ば自嘲気味に何となく思い出した学生時代に、真美はハッとした。
…私は新体操部だった。
芸能人が、ただリングに上がって、ただプロに殴られてハイ試合終了なんてあっていいわけがない。
道こそ違えど、自分もプロなんだ。
…観客に「自分」をアピールしないと…
私は、二回お腹を殴られただけで、何もしてない。
こんな嫌な思いをしてリングに上がって、何も出来ないで帰るのなら、私は自分を裏切ることになる…?
そして私に今何ができる…?

私は私の出来る事をしよう。
国体の時だって、こんなにたくさんのお客さんはいなかった。
もうこうなったら精一杯目立ってやる!

汗だくの体を、気力で奮い立たせ、ファイティングポーズを構える。
相変わらずレフェリーはダラダラとカウントを数えていた。

試合が再開されると、会場の空気が一変した。
レフェリーが「ファイッ!」と言うと同時に真美が「ハイッ!」と元気良く片足を思い切り振り上げ、Y字立ちを始めたからだった
一部の人間は、神聖なリングの上で何をしているんだ、と思うことであろう。
が、ある意味「ヤケ」になった真美にそんな事は関係なかった。
小さな頃から数多くの演技をこなしてきた真美が、観衆の声をバックミュージックにして演目「Fighting Girl」を披露しようとしていた。


107:89
09/01/04 15:06:41 2QdvbQqN
とりあえずここで一区切り。
書いてるうちに収集つかなくなってきました。
SS書くのってやっぱ難しい!!

108:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:11:33 qLQdYAvp
とりあえずsageのやり方くらい覚えなさい

109:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:16:53 9R2+akQK
バンナ×山崎真美を想像し抜きます
次から新体操の美技での反撃期待


110:89
09/01/04 15:37:17 2QdvbQqN
>>108
おっとこれは失礼

111:名無しさん@ピンキー
09/01/04 17:54:01 EwO0o0fJ
ティアと神威翔は?

112:89
09/01/04 22:02:32 2QdvbQqN
中編です。

113:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:03:13 2QdvbQqN
ョトンと真美を見ているガンナ。
そんなガンナを尻目に、真美はY字立ちから、クルリと一回転し、開脚ジャンプ等を始めた。
リングを広く使って、赤ビキニ姿の美女が踊り始める姿に観客も驚きを隠せない。
動く度に、真美の体の節々に痛みが走る。
真美はそれを無視した。
新体操の大会の時も、痛みに耐えて演技を通しきったことは何回もある。
自分がノッてくれば痛みは大抵忘れてしまっていた。

バンナの顔からはニヤけた余裕綽綽の表情は消えていた。
彼は、明らかに怒っていた。
相手を舐めるのは自分の専売特許だろう、と言わんばかりの表情。
女の子がビキニ姿で踊っているのに、なんて無粋な男だ、と真美はガンナを一瞬見て思った。
いい意味で吹っ切れたのか、心にも余裕が生まれていた。

ガンナが大股でズカズカと真美に近づく。
真美の心に恐怖が生まれたが、それでも彼女は演技を止めない。
それどころが(演技中の基本中の基本であるが)会心の笑顔を向けていた。
爪先を軸にしてくるくると回転している。
ガンナと真美の距離が狭まった。
真美「(これはちょっと…近すぎじゃない?)」
真美がそう思った瞬間、ガンナの右足がピク、と動いた。


114:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:03:51 2QdvbQqN
ブオッ!!
風を切るようなハイキック。
真美「わっ。」
踊り始めて精神的に落ち着けたのか、華麗な回転中ながらもそのハイキックを飛び込み前転の様な動作で避けることができた。
真美「(かわせた…?)」

ガンナの左後方に大きく飛び込んだせいか、ガンナは一瞬真美のことを見失ったような動作を見せたが、真美を発見すると、すぐに明らかに悪意のある言葉を呟いて再び真美に襲いかかった。
自慢の蹴りを素人の小娘に避けられたのがそんなに腹立たしかったの
かガンナの表情は前の皮肉っぽい表情でも、相手を倒すことに全身全霊を傾ける格闘家のそれでもなくなっていた。

真美「(醜い…)」
カネで「自分」まで売った人間は、こんなにも醜い顔ができるんだ。

真美は踊りを止めない。
細長い脚を振り上げ、華奢な腕を動かし、洗練された動きを続けている。
真美は学生時代新体操部で過酷なトレーニングを課されていたことから、彼女の肉体的なしなやかさは従来のグラビアアイドルとは一線を画していた。
健康的かつ肉感的でありながら、女性美は微塵も損なわれていない。

少しずつ、真美にはガンナお動きが見えてきている。
視線の先に常にガンナがあるわけではない。
演舞をしているので、天井や、観客席など様々な所に移る。
が、意識は常にガンナにあった。
おかしな話だが、新体操の動きをすることで、相手の動きがよく見える様になっていた。
極度の集中力を必要とする新体操の為せる技だろうか。


115:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:04:32 2QdvbQqN
ガンナの左肩がピクと動く。
肩口から一直線に真美を襲う、左のストレートパンチ。
稲妻の如き速さ。
しかし、攻撃の起点を読まれ、怒りと表情によって大まかなタイミングを読まれてしまったら、いくら素人の真美にも避けることができる。
怒りと驕りが完全に出てしまっている。

パンチをバレリーナの様にくるくると横へ移動しながら回避した。
真美「(また避けれた…)」
さらに会場の空気が変わった。
ガンナ「ウラァッ!!」
初めてガンナが攻撃の際に声を出した。
怒りのままに繰り出しているに過ぎないガンナの大振りの拳をぴょん、と後方に飛ぶだけであっさりと回避することに成功した。

リングを360度使う新体操選手特有の動きで、真美はその後もガンナの攻撃を2,3発かわした。
演技中は笑顔が当然であるから真美は笑顔でいるだけであるが、ガンナはそう感じなかったようで、つまり「10歳以上年下の小娘に馬鹿に
されている」と感じていたのだろう。
人を殺してしましそうな顔になっている。

「番長」が振り下ろし気味のパンチを放つ。
真美はターン、とリングを蹴り、ガンナの真横に回った。
大振りのパンチの後だったからか、真美からはガンナの顔面部がガラ空きであった。


116:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:05:05 2QdvbQqN
一瞬の間に、真美は考えを巡らせた。
…どうしよう?
千載一遇のチャンス…なのかな?
私のパンチがあの太い首に通用するのかしら?
蹴ってみよう。
脚なら180度自由に動かせるし、体操選手の脚力は普通の人より大分強いらしいよって昔同級生が話してたし…
まあ、パンチよりはキックの方が強いよね。
ビキニでハイキック?何か恥ずかしいなあ。

真美はガラ空きのガンナの顔面へ、右足を振りあげ、思い切りハイキックを叩きこんだ。
スパァァァン!!

真美「(当たった…!)」
赤いヒールに包まれた真美の右足がガンナの頬を思い切りたたいた。
真美「(あ、私ヒール履いたままだったんだ…)」
ピンと脚の伸びきった、体操選手らしい綺麗なハイキック。
真美「(どう、かな…?)」
ガンナが真美をジロリと睨みつけた。
真美「(効いてない、よね…やっぱり…)」

おそるおそる蹴った脚を元に戻す。
すると、一瞬だが、ガンナの巨体がヒザからガクン、と下がった。

これも新体操の力なのか、真美の様な素人の女性のキックが、プロの格闘家にダメージを与えたのだ。


117:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:05:30 2QdvbQqN
真美「(あはは、やった、私も、闘えてる…!)」
蹴った真美も、蹴られたガンナも驚いているうちに、1ラウンド終了を告げるゴングが鳴った。

お互いによろよろと自分のコーナーに戻った。
赤いビキニしか纏っていない真美は体中に汗を滲ませ、茶色のセミロングの髪も汗で濡れ、妖艶な姿をさらけ出していた。
インターバルの間、トレーナー代わりのマネージャーはあまりの事に声も出ないでいた。
片やガンナ・コーナーは大声で選手とトレーナーが言い争っている。
日本人の小娘相手に1ラウンド持たせてしまったのだから、無理もないだろう。

2ラウンドが始まろうとしていた
マネージャー「ま、真美ちゃん、頑張って…!」
真美「はぁい❤」

開始のゴングと同時にガンナはも猛烈に突っ込んできた。
もはや真美の心臓は落ち着きを完全に取り戻し、恐怖心といったものもすっかり消えていた。

1ラウンド同様の単純な大振りの左右のパンチを、真美はアゴを上げ、片膝を突き出したいかにも新体操、といった動きで当たり前のように回避する。
そして、演舞の第二幕が始まった。


118:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:06:03 2QdvbQqN
髪をなびかせ、汗をきらめかせ、私は踊っている。
特等席でその踊りを見ているガンナは、そんな私にすっかり翻弄されている。
…気持ちいい。

ガンナは左右のパンチだけでなくキックも織り交ぜて攻撃してくるん
だけど、何しろ怒り狂っちゃってるせいかモーションも大きいし距離も考えないでやたらめったらに打ってくるから、攻撃をもらう気が
しなかったわ。
一発いいのをもらったらヘタすると死んじゃう、というのも私の集中
力を高めてくれたのかもしれない。

リング狭しと、私は舞った。
それに比べてガンナのダンスは滑稽。
彼の顔はもう怒りとかを通り越してただ焦ってるだけに見える。
こんな下手なダンスは見たくないな…

わざとらしいくらい大きなモーションの中段蹴りを避ける。
少し頭を冷やすだけで私なんか捻りつぶせるだろうに…
この傲慢な格闘家に怒りを隠せない。
ガンナが次の動作に移ろうとした瞬間、彼の顔に、もう一回ハイキックを叩きこんだ。
ビシィッ!
今度は少し鈍い音がした。

一回やれば、感覚は掴める。
今度の蹴りは、最初のよりも速く、手応えもあった。

ガンナはまたヒザをガク、と落とした。
さっきのは少し演技なのかな?と思ったりしたけど、間違いなく、私
の攻撃はこいつにダメージを与えている。
同じ要領で、ロー、ミドルとガンナの体を蹴りつけた後、挑発の意味で不意に後ろを向いてみた。
この牛さんは怒らせておくに限るもの。


119:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:07:03 2QdvbQqN
脚を少し開いて、片手を腰に当てがい、振り返って笑顔のままガンナを見た。
そのままグラビアに使えそうな仕草。
驚いたことに、ガンナは私の背中からお尻まで、喰いつくように見入っていた。
何考えてるのかしら?
今もこいつは私が何も反撃しない凌辱されるだけの小娘だと思ってるのだろうか。
性根が腐っている。
私のお尻に見とれた罰を受けてもらおう。

軸足をキュッと回転させ、後ろ向きの姿勢から思い切り回し蹴りを喰らわせてやった。
真美「エッチぃ!」
ガンナのこめかみ付近にヒールが突き刺さる。
ガンナ「ガアッ!!」
私の回し蹴りを受け、ガンナの巨体がついに吹き飛んだ!
私みたいな女の子の攻撃で、プロがダウンしちゃったの!
あはは…

レフェリーも面喰らってしまっている。
まさか、こんな展開になるなんて、思わなかったでしょうね。
もともと実力ではガンナと天と地ほどの差があるんだから、ガンナを
もっと怒らせてやろう、と思った。
いくらなんでもこれでKOなんてことはないでしょ。


120:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:07:34 2QdvbQqN
私はコーナーに戻らず、倒れた巨漢に少し近づくと、両手を頭に上げ、手と腰をくねらせ少しいやらしくセクシーアピルをしてやった。
どう?
あなたはこんな細いカラダしか持たない女の子にダウンさせられちゃったんだよ…?

ガンナは鼻から血を流していた。
カウント9まで休むことも血を拭うこともしないで、物凄い形相のまま立ち上がった。
レフェリーの声も聞かずに、私のことしか見えないかの様に襲ってくる。
来るんならもっと格好良い人がいいよ…

倒されて頭が冷やされたのかわからないけど、ガンナのワンツーは随
分とコンパクトになっていた。
でも、私だってただガムシャラに踊りまくっていたわけじゃないもの。
肩の動きとか、目線とかで何となく攻撃がわかるようになっていた。
何より、ガンナは突っ込んでしかこないから簡単だったし。
脚を動かすまでもなく、上半身の動きだけでワンツーを避けてやった。

ガンナ「…!!」

ガンナの顔に悲壮感が現れ始めた。
さーて、このエッチな外人に少しお仕置きしてやらないとね。


121:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:08:11 2QdvbQqN
私は、危険な間合いの中、赤のビキニに包まれた胸の間を、左手でチョイチョイ、と指した。
うふふ…
ガンナ「…?」
こんな時でも、ガンナの目線は一瞬私の胸元に落ちて行った。
緊張感のカケラもない。
まあ、急に何か指されたらそっち向いちゃうかもしれないけど、
いくらなんでも、ねえ…?

真美「ば~か!」
いやらしく私の胸を見ていた(一瞬だったので私だけにとって)スキ
だらけのガンナのアゴ目がけ、スス、と踏み込みながら右手でアッパ
ーカット!!
ズバァッ!

先ほどまで下を向いていたガンナが今度は衝撃で上を向く。
女の細腕でこうなるんだからよっぽどエッチなこと考えてたのかな?
何はともあれ、これはチャンス!!
その場で爪先で一回転し観客にアピールすると、よろけ気味のガンナの方へふわ、とジャンプ。
両手のグローブでガンナの頭を抑え、顔面へ思いきり飛びひざ蹴りをぶつけた。

ガンナ「グアァァッ」
どうだ、跳躍力には自信があるんだぞ!
私のヒザに、ガンナの顔から飛び散った血が少し付着した。
体が売り物の私に汚い血なんか付けちゃって…!


122:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:08:37 2QdvbQqN
私の格闘新体操(?)の前に怯みまくっている今のガンナには、なに
をやっても効果がありそうだった。
鋼の様な腹筋のちょうど横隔膜の部分を狙って、前蹴り。
ヒールの先端が、チーズみたいにお腹に食い込んでいった。

ガンナ「ウゥッ!」
痛がってる、痛がってる…、ああ、最高ね!
蹴った脚を戻さず、そのまま顔を蹴り上げた。
スパァン!
私みたいな素人の女の子にここまでやられちゃって…
プライドとか、ないのかしら?

「ウオオー!」
「いいぞ、やれー、殺せー!」
観客はいい気なもの。
グラビアアイドルが男相手にここまでやるなんて思っていなかったでしょうね。
新体操で鍛えられた蹴りをメインにして、まるでサンドバックだった。

ビシィッ!バシィ!
大柄な男が、一回りも小さな女の子の前に亀のように丸まっている。
お構いなしにと、グローブを、ヒールを叩きこんだ。

ここで、不安を抱いた。
相手を怒らせてそのスキを突くことで何とかここまで闘えてこれた。
ガードを固めた相手をどうするかなんて、考えもしない。
そんな不安。
でも、このチャンスを逃すわけにいかない。
そうこうしている内に、2ラウンド終了。

3ラウンドが始まっても、私が一方的に攻撃し続ける展開に変わり無し。
インターバル中、ガンナは血の治療を受けながらトレーナーの話を適当に聞いていた感じだった。

私の不安が焦りを生み、焦りが攻撃を単調化させていた。


123:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:09:02 2QdvbQqN
私はリングに上がってから、ガンナの醜い顔ばかりを見ていた。
そのおかげかもしれない。
亀の様に丸まったガンナの目に、ギラリと光るモノを感じた。
怖い目だった。
初めて本物の格闘家の眼を見たのかもしれなかった。

ああ、コイツ、そろそろ反撃してくるかも…
そう思ったのは、ただ勢いに任せたフック気味のパンチを出してすぐだった。
ベチッとパンチを肩で受けると、ガンナは亀の体勢から血を這うよう
なアッパーカットを放ってきた!

やばっ…!
チッ!!
目を見てて、本当に良かったと思う。
スウェーバックの要領で体をのけ反らせ、直撃をギリギリ避けることができた。
でも、鼻先が熱い。

え…?
体がフラフラする。
ガンナのアッパーは私の鼻をかすめて行ったみたい…。
ヤバい!
スウェーバックのまま、後ろに倒れちゃう…!

倒れそうになった私を引き戻したのは、鼻から落ちた血だった。
リングに、私の鼻から血が滴り落ちる。
その血を見て、グッと足に力を入れ、倒れることを拒否した。
…許さない。

私、グラビアアイドルなのよ?
いえ、それ以前に年頃の女の子なの。
年頃の女の子でグラビアアイドルの私、顔とカラダが命の私に、
大勢の人の前で鼻血を出させるなんて…!!
許さない、絶対許さない…!
これで、仕事が本当に来なくなったらどうする気!?
女の子を怒らせた罪は重いんだから…!

鼻を拭って、ガンナをキッと睨みつける。

外道は動揺しているようだった。
多分渾身のアッパーだったんでしょうね。
でも、そんなことはどうでもいいの。
人前で恥をかかせた報い、あなたに受けてもらうから…!


124:89
09/01/04 22:11:28 2QdvbQqN
何とか終わるメドがついてきました。
次の投下で終ると思います。
何とか明日に書き上げたいですね。
もう少しお付き合い下さい。

125:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:24:03 eJ6XgQqf
力作GJです!
がんばってね、ありがとう>>89

126:名無しさん@ピンキー
09/01/04 23:44:42 S0qqY/UM
たまらん いっちゃった

127:名無しさん@ピンキー
09/01/05 00:04:32 EwO0o0fJ
>>126
んな実況いらんw

128:名無しさん@ピンキー
09/01/05 00:08:48 j3isvzbh
>>89
GJです。
ガンナの感情の流れが良いですねぇ
嘗めてかかっていたところを良い一撃を貰って怒ってしまいいいようの弄ばれる展開から
冷静さを取り戻して真剣になる
この先、真美が真剣になったガンナをどう崩すのか楽しみです。

129:89
09/01/05 01:09:36 YkrOTKa7
終わったー!!
ラストです。
投下します。

130:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:10:14 YkrOTKa7
頭に血が昇ったまま行動するのがどれだけ致命的かさっきまでのガンナの姿から痛感てきたのはとても良かった。
滅茶苦茶怒っているけど、心の中ではどこか冷静でいられた。

真美「はいッ!」
グローブをマットに着けて、動揺したままのガンナに向かって側転を繰り
返して近づいて行った。
私の脚の間合いに入ると側転を止め、右手を腰に当てたまま、ガンナの顔を見た。
ニコッと笑った瞬間、私のショーツから伸びた左脚が奴の顔に叩き込まれた。
バシィッ!!
寸でのところで、私の左ハイがガードされた。
流石といったところかな?
まあ、意味ないケド♪

真美「ば~か❤」
私の左ハイをガードした衝撃で揺れているところに、間髪入れず逆の右脚で
ガラ空きの反対側の側頭部にハイキックを当てた。
ベキッ!!
ガンナ「グアッ!」

連続のハイキックを防ぎきれずに、ガンナの体が横ずさった。


131:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:10:41 YkrOTKa7
続けて、牽制程度にローを放ち意識を下に集中させて、そのまま脚を思い切
り振り上げアゴを蹴り上げた。
180度開脚できると色々な足技ができるんだな、と自分でも感心した。
アゴを蹴り上げられ、ガンナの汚い血がリングに飛び散る。
ガク、と上を向いたガンナの首が辛そうに元の位置に戻るのを待つ。

首が戻る前に、ガンナは前方にパンチを素早く3発は繰り出してきた。
この中の1発でももらえば致命傷。
だから下がる。
私は下がることに何の恥も感じない。

ガンナの技が尽きたと同時に再び懐へ潜り込んだ。
そして再びハイキック。
ガンナは明らかにさっきの左右連続蹴りを警戒していた。
…単純な男。
私の蹴りはハイからミドルへ起動を変え、隙だらけの腹部に叩き込まれた。
固めていなければ、鋼の腹筋も意味ないね。

ガンナが腹を抱える。
そんな奴は私は歩み寄った。

お尻を突き出して、パンパン、と叩いて適当な英語で挑発する。
真美「Hey, how did you do it? Do its best!」
ガンナ「…!!」


132:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:16:03 YkrOTKa7
女の子にここまでコケにされても、ガンナは動かなかった。
お尻を向けた体勢でも私には攻撃は当たらないってこと、理解したかな?
来ないのなら、こっちから行こうっと。

わざとゆっくり、体をくねらせたモデル歩きでガンナに近づく。
ガンナの前に立つと、彼は、再びワンツー、その後ローキックのコンボを
放とうとした。
…単純極まりない。
格闘家って、大したことないわ。
ワンツーのワンを掻い潜ると、一瞬で懐に入り込んだ。
ガンナの頭の後ろにスルスル、と抱くように手を回す。
そしてグイ、と手前に首を引き寄せた。

真美「The embrace of the girl, Is it comfortable?」
そのまま狙いをつけて、この憎らしい男の顔にヒザを思い切りカチ上げる!」
グシャ、と鈍い音がしてガンナの顔から血が更に飛び散る

これが日本の女の子の膝のお味ですよ~?
もっと味わいたいですよね~?

2発、3発と私のヒザはガンナの顔を打ち付けた。
私なんかの首相撲が解けないなんて、よっぽど弱ってるのか、怖くて動けなくなってるのか…
真美「ラストッ!」

目元が腫れ上がり、顔を血やら何やらで真っ赤にさせたガンナに、私は何の
慈悲もなく、笑いながら膝を叩きこんだ。
ベキィッ!
ようやく首相撲を解いてやると、ガンナは酔ったようにフラフラとリングを彷徨う。
後方に倒れそうなのを、悔しそうに、意地だけで堪えている感じだ。


133:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:17:55 YkrOTKa7
そこで、私はタッと駆け寄り全力で左ハイを顔に蹴り込んだ。
パン、と軽い音だったけど、ガンナは、女の子の可愛らしいキックで、思い切りバタンと音をたてて大の字に倒れてしまった。

瞬間、ワーッという大歓声。
私も、それに手を振って応える
レフェリーが大の字に倒れたガンナに向かい、呆然としながらカウントを数えている。
あんなに顔面にヒザ蹴りもらったんだから、もう立てないわと思った矢先だった。

血を滴らせ、体を震わせながら、ガンナは立ち上がろうとしている。
格闘家の、男の意地ってやつ?
ガンナは何とか立ち上がり、カウントギリギリでファイティングポーズを取った。
試合当初あんなに余裕に満ちていた目も、今では生気があるのかもわからない。
多分、私の様な小娘に負けたくない一心で立ち上がったんだろう。
構えてこそいるものの、顔はボロボロ、足はガクガクと震えている。

私の唇の両端が自然に持ち上がった。
グラビアの仕事中とは違った笑みが、自然に浮かんだ。
正直、今までの口惜しさを全部ガンナにぶつけているイメージがあった。
私の屈辱はこんなものではない。
そして、私は、「男を打ちのめす」その行為に快感を覚え始めていたのだ。

真美「ふぅん、まだ立ち上がるなんて、いい度胸してるね。ただのエッチな
オジさんじゃなかったってことかな?」
私は首を回し、トントン、とリングをヒールで叩いた。
そして、ステップが踏まれる…

演舞が再開された。
これからの時間、狩る側と狩られる側にハッキリ別れるだろうことはリングに立っている私達二人が一番分かっていたと思う。


134:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:18:21 YkrOTKa7
…ねえあなた、何で立ち上がってきたの?
女の子相手にして、足フラつかせて、怯えた目しちゃって。
自分の体より、男のプライドとかの方が大事?
素人の、二十歳そこらの小娘に負けるわけにいかないって?
アハハ。
いいよ、ご自慢の「鍛え抜かれた鋼の肉体」と「男のプライド」、両方ボッコボコにしてあげる。
もう、ボコボコになっちゃってるかな、ふふ。
ああ、カラダが熱くなってきちゃった…
ほら、これがあなたの全てを壊す女のカラダ。
せっかく水着で出てきたんだから、目に焼きつけなさい?
もう、ビキニ姿の女のこと、まともに見れないねぇ?アハハ…
私を目覚めさせちゃったのはあなた。
あなたをこんなんにしちゃったのは私。
ああ、最高ね…!


135:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:18:47 YkrOTKa7
ジェローム・ゼ・ガンナにとって、真美が華麗に踊ることは、死刑を宣告さ
れたのと同じである。
彼に正常な思考能力は、最早ない。

なぜ?
なぜ女なんかに俺が滅多打ちにされているんだ?
日本人んの女なんざ強いワケがない。
俺は世界で一番強くなるために、毎日辛く厳しいトレーニングを課しているんだ。
毎日ヘラヘラ過ごしている日本人に、ましてや若い女ごときが勝てるもんか。
カネを貰って性根の腐った日本人女に恥をかかせて、何が悪いってんだ。
顔が痛い。
脚が痛い。
体が言うことを聞かない。
俺が、俺が、あんなラウンドガールみたいな女に負ける?
ウソだ!
ウソだウソだ!
やめろ…その、そのダンスを止めてくれ…!!


136:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:19:24 YkrOTKa7
満身創痍の格闘家は、半ば錯乱しながら、最後の力を振り絞ってリングを蹴った。
迎え撃つは、天使のような笑顔で踊っている赤い水着の若く美しい女性。
格闘家には、華奢で、小さいはずの女性が大きく大きく見えた。
女性の舞いを止めさせたい一心で格闘家はローキックを放つ。
だが、それは、闘うことに、いや、男を倒すことへの快感に目覚めてしま
った美女の前では虚しいものであった。
立っているのもやっとの格闘家のローキックは、舞うことに夢中になってい
るかに見える女性の閃光の様なハイキックに無残にもかき消された。

美女のしなやかな肢体が凄まじいスピードを作り出したのもそうだが、
格闘家の完全に気圧された精神状態も、ハイキックがローキックよりも速く
相手に到達する、という珍現象に一役買った。

ズバァッ!!
ガンナの体が大きく傾く。
勝負は完全に着いたと言っていい。

ガンナ「…ァ…」
ガンナの意識は朦朧としていた。
そして、闘う、相手を倒してやる、という気持ちは微塵もなかった。

真美「あら、それで終わり?」
タン、タタンと側転をして、真美はガンナの目の前に立った。
一方的な私刑であった。
大歓声にかき消されていたが、真美は、若い女性特有の黄色い笑い声を発しながら、ガンナを殴り、蹴り続けた。
赤い水着の美女が、男を中心にして
リングに赤い染みを作っていく。

艶やかな真美の肌が汗で煌めき、ビキニに包まれた胸が弾けるように揺れる度、ガンナの体に苦痛が刻まれる。
ガッ!ゴッ!ゴスッ!

ガンナ「(へ、へへ、何だこれ、もうわけわかんねえや…あ、気持ち、いい…)」
真美「(ああ、最高…気持ちいい…)」
リング上で二人の男女が快楽の渦を作り出していた。


137:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:19:51 YkrOTKa7
そして。
真美「死んでも、文句言わないでよっ?」
ガンナの意識を根こそぎ刈り取ったハイキック。
ヒールの先端がこめかみに突き刺さると、彼は、文字通り糸の切れた人形の
ようにガクリとその場に崩れ落ちた。
前にも後ろにも倒れず、ただ腰を落とし、両手をだらりと下げている。

レフェリーは真美が作り上げた凄惨かつ美麗なショーに完全に魅入られていた。
正確には一人の乙女が徐々に闘いに目覚めていく様子に魅入られていたのだ。
この試合に、レフェリーなど居ても居なくても同じであった。
崩れ落ちたガンナを見ても、一歩も動けなかった。
ひょっとするとあえて動かなかったのかもしれない。

レフェリーだけでなく、リングの外にいた人間はピクリともしなかった。
眼をカッと見開いてリングを直視し続けるもの、どこか恍惚の表情で真美を
見る者など様々であった。

腰を落とし動かないガンナにゆっくりと、コツ、コツ、とヒールを鳴らし真美が近づく。
その表情は闘う者のそれではない。
女がオンナに目覚めたとき、このような表情をすることが出来るのだろうか。
顔を紅潮させ、目を細めたひどく妖艶な表情。

真美「あら、私まだ物足りないの。もう少しだけ、付き合ってくれる?」
そう言うと、真美は自慢の美脚を天に向かって大きく振り上げた。
新体操選手であった真美には造作もない動作だったが、その姿はどこか神秘的ですらあった。
振り上げられた、女神の鎌。


138:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:20:14 YkrOTKa7
ガンナ「…」
燃えカスの様な意識の中、ガンナはリング上に女神を見た。
女神は白くすらりとした右脚を天に突き出していた。
目線を上げると、水着姿の可憐な女神と視線が合わさった。
女神がクス、と笑うとガンナも釣られて笑った。

その瞬間、女神の踵は非情にも哀れな男の頭部に、最大限の力で振り下ろされた。
ゴバァッ!!

ガンナの口から、体中から集まったかのごとく血が噴き出された。
真っ赤な血だまりの中に、彼は踵落としにも負けないスピードで前のめりに倒れた。
その姿はちょうど真美に土下座している様であった。


山口真美 ○      ×ジェローム・ゼ・バンナ
フィニッシュホールド 踵落とし


139:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:20:48 YkrOTKa7
この試合の後、真美の所属事務所に問い合わせが殺到した。
一体あの格闘美女は何者なのか…
そして、真美の人気は急沸騰した。 
踊り、闘えるアイドルに日本中が夢中となったのだ。

社長もそうなっては真美を邪険に扱うワケにもいかなくなった。
社長自体あの試合を影でプロデュースしたという先見の明を称賛されたこともある。
今や真美は事務所の看板アイドルなのだ。
そして、事務所としても真美が格闘技戦に出るのも拒否できない。
真美が勝手にOKしてしまうからだ。

あの試合の後、真美の元に試合の申し込みが数件打診された。
格闘技を舐めるな、ということだろう。

真美は女子プロなどは一切無視し、実力派の男性格闘家とのみ試合を行い、その都度完膚無きまでに叩きのめしている。
現在、ガンナ戦を含め4戦4勝―
ちなみに、ガンナはあの試合後病院に直行したが、廃人同様の状態で病院を抜け出してしまったという。
いずれにしろ、惨めな人生を送るに違いない。 

真美はというと、試合後、すぐに社長の所へは行かなかった。
2か月後、ふらりと社長室へ姿を現すと、こんな時にと雇われていた元プロボクサーの警備員をパンチだけで一方的に打ちのめしてしまった。

真美「蹴り技だけでなく、パンチの方のバリエーションも増やそうかな、と
思って、ボクシングジムに通ってるんです。ボクササイズ、っていうんで
すか?社長、こんな弱いの雇ってもお金の無駄ですよ。」

それだけ言って、立ち去ってしまった。
社長は、これ以来、真美に何の手だしも出来なくなった…

闘うグラビアアイドル、山口真美の次の相手はテコンドーの使い手だそうだ。
テコンドー使いには気の毒だが、彼は思い知ることになるだろう。
現在日本最強の蹴り技最強はテコンドーでもムエタイでもなく、新体操であることを―




140:89
09/01/05 01:24:23 YkrOTKa7
終わりです。
疲れました。
SS書くのは実は初めてじゃないんですが、今回は特に疲れたっす。

見てくれた人わかると思いますが、色々な漫画からネタ拝借してます。
穏便に…

反省点は、ガンナ弱すぎ!ってのが一番ですね。
御目汚し、失礼しましたー

141:名無しさん@ピンキー
09/01/05 07:34:30 wtRfVGKo
>>89
す、すばらしい内容でしたよ!
真美がだんだん男を倒す快感に目覚めてハイキックを決めていく様が最高です。

ホント疲れ様でしたっ


142:名無しさん@ピンキー
09/01/05 08:41:55 YUY9qeEd
すごい良かった

143:名無しさん@ピンキー
09/01/05 10:17:59 KWJWNyT8
>>142
すご”く”だろばか

144:名無しさん@ピンキー
09/01/05 12:47:45 HeTNSm/2
>>81
その掲示板の存在を初めて知りましたありがとう

145:名無しさん@ピンキー
09/01/05 15:53:29 c7RCm3MB
>>89
ヨカタ。逝った。
女勝ちMFもので、よく難点として挙げられがちな「リアルな形勢の逆転」について
丁寧に描写していて好感もちました。

146:名無しさん@ピンキー
09/01/05 18:23:57 WyPG+e54
グラビアポーズやモデル歩きで挑発する真美最高!
格闘新体操最高だ。立ち技最強は新体操だね


147:.
09/01/06 03:54:08 6xg5jzly
誰かブレイカーズのティアVS神威翔を書いていただけないでしょうか?
まじめに書ける人急募!!

148:名無しさん@ピンキー
09/01/06 10:30:39 1aiFuXWY
>>89
GJ
挑発最高

149:名無しさん@ピンキー
09/01/06 10:34:40 YQV4Ap2J
女の子目線で話が進んでいくので気持ちや心情の変化がわかって面白かった
ラウンドガールに負かされる屈強な男子格闘家ハァハァ
新体操ハイキックで逝きまくりです。ダウンした男の上でグラビア悩殺ポーズ最高

150:名無しさん@ピンキー
09/01/06 20:25:43 hrdrUH+D
>>89
すごくいいです
今まで一番興奮しました
よかったら続編も見てみたいです。

151:89
09/01/06 22:26:06 /EKvUYHn
どうも、>>89です。
感想くれた皆さん、ありがとうございました。
こうやって色々コメント貰うと、書いて良かったなと思うワケですよ。
機会があれば、また書いてみたいと。
次はJr.アイドルでなどとww

152:名無しさん@ピンキー
09/01/06 22:39:06 1AhBq12U
>>140
Sに目覚めていく真美ちゃんが最高でした! 乙です!!!

153:名無しさん@ピンキー
09/01/07 18:18:19 vfZu2pXq
アテナvs真吾ってどう?

154:名無しさん@ピンキー
09/01/07 19:14:47 6FVzIIsf
真吾よりはテリーとかがいいなぁ

155:名無しさん@ピンキー
09/01/07 21:15:26 UKsjMgiO
ティアVS神威翔しかないだろ

156:名無しさん@ピンキー
09/01/08 00:17:31 F3u8cnw7
俺もグラビアアイドルもの書いてみようかな

157:名無しさん@ピンキー
09/01/08 00:43:50 PBXfdT7d
グラビアアイドルか
双葉理保のボクシング物を書いたことはある
お姉チャンバラに出たときはパンチでゾンビを粉砕していくと期待したんだがw

158:名無しさん@ピンキー
09/01/08 00:54:21 F3u8cnw7
 きっかけは下らないことだった。いや、命を削って闘っている男達からす
れば、下らないことではないことかもしれない。だが、キラキラした生命力
を放つ少女の前では、何でもないことだったのだろう。
 「プロレスって八百長なんでしょ?」
 12月もクリスマスが過ぎ、街は落ち着きを取り戻しているころだった。生
放送のトーク番組で、女子高生グラビアアイドルの、鈴川千恵がうっかり発
言してしまった。それも、現プロレス界で、最高のビッグネームの三鷹光秀
の前で。最初は、温厚な三鷹が、「ハハ、そんなことはないよ」と笑ってい
た。しかし、千恵は「私、一応空手の都大会、女子高生の部で優勝してるん
だよ?おじさん達の、ミエミエのキックやパンチ、私にだって効かないよ!」
 観客は笑った。バラエティーの客だけあって、ビッグネームとは言え、40
過ぎの三鷹と、女子高生の千恵なら、当然のごとく千恵を支持する。
 司会者も煽る。「三鷹さん!こんなカワイイ子にナメられて黙ったまんま
なんですか!?一発プロレスラーの強さ、見せてやってくださいよ!」

159:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:08:06 F3u8cnw7
「しょうがない。あの、スタン・バイソンも、ギガ・バン・ベイルも倒した
 エルボーを一発だけ、見せちゃうぞ!」
三鷹もここまでは冷静だった。どうせバラエティーなんだから、肘でちょん
と触れば、この子もオーバーリアクションとってくれるだろう。

 しかし。
三鷹がちょこん、とエルボーを当てると、
「ナニこれ?これなら私の正拳突きや蹴りの方がよっぽど効くよ!
 オジサン、私が本当の肘うち、教えてあげようか?」

これには三鷹もキレた。千恵の頬を物凄い剣幕で張った。

160:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:22:51 F3u8cnw7
「いったぁい・・・オジサン、私を怒らせたね?それなら、ガチンコの格闘技の
 リングで勝負しよ!それで、私に勝ったら、いっしょに寝てあげても
 い・い・よ♥」

この言葉を受け、大晦日、急遽、
三鷹光秀VS鈴川千恵の総合格闘技戦が決定した。

三鷹自信も、本当はこんなバカなカードには乗り気ではなかったが、
自身のプロレス団体の客入りが厳しい中で、宣伝には仕方ないと思ったからだ。
それに、若い女の子と肌を合わせることに、ちょっと楽しみを見出したりもしていた。

161:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:39:30 F3u8cnw7
そして、当日。セミ・ファイナルに組まれたこの試合を目当てに来たファンも
大勢いるだろう。
一つ前の、ミドル級のタイトルマッチの盛り上がりもあり、3万人収容の大型
会場は熱気に包まれた。

「いよいよ、始まります!世紀の一戦!
 プロレス王三鷹対Iカップ空手アイドル千恵!ともに裸だけで見せる世界では
 トップをバク進しております!それでは先に三鷹の入場!」

大ミタカコールの中、三鷹が現れた。40過ぎとは言え、見事な筋肉。
シャープな動きで、全盛期はダイナミックな空中戦を得意としてきただけはある。

おそらく、今年がピークだろうな、と三鷹自身も感じていた。
そのピークの試合がグラドルとは・・・
まあ、適当に遊んでやればいいさ。触れるとこは触ってやれ。
泣き言言っても止めてやるものか。

コンディションの良さを見せ付けるため、コーナーのトップにひらりと飛び乗ってアピールした。
会場が物凄いテンションになった。

162:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:50:22 F3u8cnw7
「続いて、千恵選手の入場!」

流行りの女性アーティストのアップテンポな曲とともに千恵が入場してきた。
何と、コスチュームはスクール水着。
Iカップの巨乳が水色の生地をパンパンに盛り上げている。長く伸びた黒髪を
なびかせながら、ピンクの総合格闘技用グローブでお客に向かって手を振っている。

三鷹はそれを見ながら、これからプロレスを侮辱した罪をたっぷり味あわせてやるよ・・・
とギラギラした闘志を剥き出しにしていた。

163:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:59:24 e5xw9Mgt
導入からして面白いオーラだしまくりですね
これでオナらしてもらってから寝ます
しかし相乗効果がはんぱないな

164:名無しさん@ピンキー
09/01/08 02:25:38 F3u8cnw7
レフェリーが二人のボディをチェックする。
三鷹は185センチでプロレスラーらしい、がっちりした体。
千恵は163センチで女子高生らしい、ふっくらしたカラダ。

対照的な二人のボディが並んでモニターに映ったとき、観客がどよめいた。
いくらなんでも、これはむちゃくちゃな試合だろうと。

「男が命を削ってきたものを侮辱されたとき、どれだけ恐いか、教えてやるよ。」
三鷹がぶっきらぼうにつぶやいた。

「じゃあ、女の子にプライドをズタズタにされて、最後に癒されちゃう快感を
 教えてあげるね?♥」
かわいくウィンクしながら、千恵が言った。

165:名無しさん@ピンキー
09/01/08 02:34:17 F3u8cnw7
ゴングが鳴った。

俺は道場のスパーリングでも敵無しなんだ。客見せようの技しかできないと
思うなよ!
三鷹がアマレス式の高速タックルで、テイクダウンを奪おうとした。
さしずめ、猛虎が、メスのシカにとびかかろうという様子だろうか。

しかし、メスのシカにも角はある。
三鷹の高速タックルに、千恵が膝蹴りを合わせたのだ。
三鷹の頭頂部にグサリと膝が突き刺さる。

ぐっ・・・何て運動神経なんだ。こんな小娘に・・・

すぐに後退して、呼吸を整える。
千恵がニコッとあどけない笑みを見せた。

166:名無しさん@ピンキー
09/01/08 02:47:46 F3u8cnw7
今度はサイドからだ!今度こそ・・・!!

三鷹は右斜めから、また低い体勢からタックルに入った。
手負いの猛虎はメスのシカに戸惑っているようだ。

だが、シカにはふっくらした脚もある。
千恵が、三鷹の顔面に向かってローキックを放ったのだ。
直撃した三鷹の鼻から、血がドバッと吹き出た。

クソ!何故だ!プロレスラーの反射神経が何故役に立たない!

これ以上深入りしては、ダメージが深くなると感じた三鷹は、
また後退した。

三鷹は焦り始めていた。タックルを潰されては、打撃で勝負するしかない。
だが、そうなると、空手の方が圧倒的に有利だ。
一体どうすれば・・・

「な~に、鼻血ダラダラ流しながらジロジロ見てんの?
 そんなに、千恵のおっぱい見たい?触りたい?」
千恵が挑発的に胸を突き出し、少し前かがみの内股の体勢で、
悩ましげに投げキッスをした。

三鷹の中の眠っていた虎が咆哮した。

167:名無しさん@ピンキー
09/01/08 02:53:11 F3u8cnw7
観客は異様な光景にただ、圧倒されていた。
体格は格闘家のそれよりも遥かに逞しい、プロレスラーが、
胸の大きく、お尻のふっくらしたスクール水着の美少女に投げキッスされ、
怒りに身を震わせている。

三鷹は怒りのあまり、作戦など忘れて猛烈な勢いで殴りかかった。
フォームなど、関係ない。しかしプロレスラーのパンチを侮ってはいけない。
あれだけの体格、運動神経の人間が本気で拳を放つのである。
当たれば、女の子など一溜りもない。
当たれば。

168:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:04:05 F3u8cnw7
事実、空手のスペシャリストの千恵に、無茶苦茶なフォームのパンチを
繰り出したところで無駄だった。
あっさり、よけられ、懐にもぐられた。

三鷹は、飛んでくるだろう、瓦やコンクリートをぶち割る拳に恐怖した。
しかし。
飛んできたのは、拳ではなかった。女の子のビンタだった。
だが、空手の有段者のビンタ。
三鷹は一発で体がぐらついた。

「ば~か。オジサンごときに空手の拳を使ったりしないよ。
 それより、プロレスラーの反射神経を打ち負かしちゃったでしょ?
 次はプロレスラーのもうひとつの武器、頑丈な体をズタズタに
 打ち負かしてあげるね♥」

そう言うと、反対の手で、パァン!
もう一度ビンタを放った。
パァン!
まだ止めない。
最後には首根っこを左手で掴んで、右手で連続でビンタを放った。
かわいいピンクの格闘グローブが血で真っ赤になった。
三鷹の顔はパンパンに膨れ上がった。

169:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:14:05 F3u8cnw7
レフェリーも、観客も、その信じられない光景、そして凄惨な光景に氷ついていた。
レフェリーは本来なら、ここまでの出血ならば試合を止めなければいけない。
だが、そんな事も忘れるくらい、この異様な光景に釘付けになっていた。

三鷹は、必死だった。俺はスーパーヘビー級のガイジンのラリアットやパワーボムを
喰らってきたんだ。絶対に心は折れないぞ、心は・・・

しかし、そんな三鷹の思いを弄ぶかのように、小悪魔は告げた。

「へ~え、もうとっくに倒れてもおかしくないのに、すごいね!オジサン!
 じゃあ、プロレスラーの最後の武器、その強い精神力も打ち負かして
 あ・げ・る♥」

そう言うと、千恵は三鷹を大外狩りでマットに叩きつけた。
そして、マウントポジションを奪うと、
両の拳を何度も三鷹に振り下ろした。

「これでギブアップしなかったら凄いよ?オジサン・・・」
そう言いながら空手の拳を振り下ろし続けた。

170:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:34:28 F3u8cnw7
だが、三鷹はギブアップしなかった。
虎は死するときでも虎。
決して弱音を上げないのが、プロレスラーの姿だ。
絶対にギブアップしないぞ、絶対に・・・
三鷹は気を失いかけながらも集中した。

「へえ・・・じゃあ、オジサンありがと。プロレスラーは強いってわかったよ。
 じゃあ、約束どおり癒してあげるね。」

そう言うと千恵はマウントを解き、三鷹の腕を脇で極め、
上体を思い切り三鷹の顔に体重を乗せて押し付けた。
袈裟固め。

三鷹は驚いた。年ごろの女の子が自らその豊かな胸を自分の顔に押し付けてきたのである。
虎にも、欲はある。何も考えず勃起してしまった。
水色の生地に覆われた、ティーンエイジャーのおっぱい。
ぷにぷにした感触と、柑橘系の甘い香水の香りを感じながら、三鷹はそれに
酔いしれてしまった。

しかし、だんだんと押し付けられるその甘い蜜のたっぷり入った果実の重みに耐え切れなくなってきた。
顔が真っ赤になった。汗が噴き出た。呼吸が・・・意識が・・・どんどん遠のく。

「ギブアッ・・・」大声で叫ぼうとしたけど、完全に顔が胸に覆われているので、
声も出ない。涙まで、出てきた。

「どう?オジサン。いっつもいっつも死んじゃうようなトレーニングやってるんでしょ?
 今日は、今までの苦労のご褒美だよ♥
 いっつも恐いガイジンのスッゴイ技イッパイ受けてるおじさんには、こんなの大したことないよね♥
 千恵、プロレスラー強いし、かっこいいし大好きになっちゃった♥」

少女は無邪気だ。しかし、その無邪気さはときにどんな邪気よりも恐いときがある。
猛虎は天使の胸に抱かれて、薄れていく意識の中、その事を悟った。

171:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:36:54 F3u8cnw7
終わりです。最近、このスレにもいい流れが戻ってきてるので、
このまま行ってほしいです。

172:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:58:22 9NmMIL7y
尋常ではない怪力を持つ少女が男を嬲り殺すSSを希望です

173:名無しさん@ピンキー
09/01/08 03:59:42 2ppWawc7
ティアVS神威翔はまだですか

174:名無しさん@ピンキー
09/01/08 05:12:34 giO5l+a5
>>171
おっぱい袈裟固め最高です。乙です。

175:名無しさん@ピンキー
09/01/08 07:35:07 2gzaSiH3
>>171
脚で最初いじめるのがいいね!
あと胸で押さえ込まれてるのにカッコイイって言われてしまうのも屈辱。

176:名無しさん@ピンキー
09/01/08 08:23:12 lT1LN3PD
徹夜明けでなんか癒された
GJ!
89氏のように真剣なのも好きだけど、終始馬鹿にされ続けてるのもたまりません

177:名無しさん@ピンキー
09/01/08 12:49:51 Aplo8MnI
久しぶりにいい雰囲気だな。
人によってツボは異なるだろうけど、投下されたssはありがたく読ませてもらうぜ!
ちなみに俺は、
エッチな格好した女の子が男を倒すのが好きです。


178:名無しさん@ピンキー
09/01/08 14:12:49 bDJ3jeAU
グラビアポーズで余裕見せたり挑発するのはたまらなくイイ!!
女子高生や新体操、チアにフェチを感じる

179:名無しさん@ピンキー
09/01/08 14:15:11 bDJ3jeAU
舞vsジョーもかなりの良作、己より弱いと思っていた女子に負かされ代表落選
それどころか失禁までしてしまってはもはや再起不能か・・・・
テリーも余裕かまして解説してるが戦ったら題惨敗するんだろ

180:名無しさん@ピンキー
09/01/08 19:09:26 WnoQfnhA
俺が三鷹だったらこの後自殺するかもしれんね。
不謹慎だが。
それほど屈辱でしょう。
最高でした。

181:名無しさん@ピンキー
09/01/08 20:55:06 ruMJn29s
本当いいですねw


182:名無しさん@ピンキー
09/01/08 22:34:36 3WYjfQ4J
流れに乗ってSSを投下します。
女キャラの人選に色気がないのは許して欲しいっす。

183:キングVSジョー・ヒガシ01
09/01/08 22:35:28 3WYjfQ4J
「アンタもムエタイを使うんだってな?」
髪の毛を逆立てにセットしボクサートランクス姿の男が目の前に立つ、金髪ショ
ートヘアのスーツ姿の美女に向かって挑発的な態度でそう言った。
男の名はジョー・ヒガシ。現役のムエタイ王者である。一方の美女はキングの
通称で呼ばれ、過去に性別を偽り裏社会で用心棒と生きてきた女格闘家である。
「ありがたく思えよ、王者であるオレ様が相手をしてやるから」
単身、ムエタイの本場であるタイに渡り長年、修行してきた余裕からかジョー
は尊大な態度でそう言うと馬鹿笑いを始めた。キングはそんなジョーの態度に
呆れた表情を以て応える。
しかし、ジョーはそんなキングの様子を気にも留めず尚も馬鹿笑いを続けてい
る。そんなジョーに放っておけば何時までも試合が始まらないと思いキングは
ファイティングポーズを取った。

「おうおう、やる気だね。結構結構」
キングのファイティングポーズを見てジョーは余裕の態度でそれに倣う。
「それじゃ、サクサク行こうぜ!」
ジョーはその一言と共に間合いを詰めキングにラッシュを仕掛けはじめた。
ムエタイの使い手とは思えないパンチの連打を放つジョー。対するキングはそ
の連打を冷静に見極め、可能な限りかわしそれが不可能ならば捌くように心が
け、ブロックする事は絶対にしなかった。
身長180センチのジョーと175センチのキング。その身長差は致命的とな
るほどのではないが体重ではジョーの方が明らかに上回っている。
しかも、その身体を覆う筋肉はボディ・ビルダーの様な見た目を優先した筋肉
ではなくムエタイのリングで戦い抜くために鍛えられたものだった。そんな身
体から繰り出される攻撃はブロックしてもダメージは蓄積されていくからだ。

184:キングVSジョー・ヒガシ02
09/01/08 22:36:09 3WYjfQ4J
ジョーのパンチでのラッシュはムエタイ使いとしては驚異的なものだった。
しかしキングにとって、それは裏社会の住人であった頃に闘ったボクサー崩れ
のラッシュに比べれば組し易く、付け入る隙も見出せた。しかし、キングは更
に隙が生まれる瞬間を待っていた。
ジョーはキングのディフェンスの巧さにパンチだけで倒せるほど甘い相手では
ないと悟った。だが、その表情に焦りは無く余裕の表情が浮かんでいる。
これはかわせるか?と言う思いを込めジョーはミドルキックを放とうとする。
その瞬間、キングの鋭い右ストレートがジョーの口元を捉えた。ジョーの前に
出ようとする勢いを利用したキングのカウンターパンチはジョーの動きを止め
る。

キングは更に踏み込むと左のボディアッパーをジョーの鳩尾に突き立てた。鍛
え様の無い急所に予想外の一撃を喰らい顎を下げるジョー。その顎をキングは
右アッパーで打ち上げるとジョーはよろめき自分の意志とは無関係に後退させ
られた。
ジョーは何とか踏みとどまり前に出ようとする。そこへキングの左の前蹴りが
ジョーの腹部を捉えた。キングの革靴の固い爪先がジョーの鳩尾を抉る。
打撃系格闘技の中でも驚異的ともいえる打たれ強さを持つムエタイ選手。しか
し、その打たれ強さも正確に急所を射抜く攻撃の前では無力だった。
立て続けにキングの攻撃を急所に喰らったジョーの膝が落ちかける。そこへ先
ほどジョーの鳩尾を捉えたキングの左足が跳ね上がりジョーの顎を穿つ。脳を
激しく揺さぶられジョーの神経が一時的に麻痺をする。そこへキングは右の後
回し蹴りを放った。その一撃は何にも妨げられずジョーの側頭部へ吸い込まれ
ていく。

185:キングVSジョー・ヒガシ03
09/01/08 22:36:48 3WYjfQ4J
激しい打撃音が響き渡り、糸が切れた操り人形の様にジョーは膝をついた。
だが、ジョーの身体は驚異的な回復力を発揮しぼやけた視界と途切れた意識を
再接続し、抜けた力を四肢へと行き渡らせ立ち上がる。
自分よりも格下と侮っていた女に膝をつくことになったジョー。その表情から
余裕は失われていたが、焦りの色は無い。しかし、怒りに満ちていた。
「Come'on baby」
立ち上がりはしたものの構えも取らずにいたジョーに対しキングは構えを解き
片手を腰に当て手招きをする。その態度にジョーの怒りが頂点に達した。
雄たけびを上げ本能だけで次々と攻撃を繰り出すジョー。その攻撃をキングは
舞うが如きの華麗さで避けていく。
しかし、ジョーは無尽蔵とも言えるスタミナを発揮し攻撃を緩めるどころか加
速させていった。キングはそんなジョーの攻撃に割り込むと顔面に肘を叩き込
んだ。

キングの肘がジョーの右の目尻を捉えた瞬間、ジョーは怒りを忘れ攻撃を止め、
間合いを取った。一方、キングは深追いせずにその場に留まる。
キングの肘を貰った右の目尻に手を当てるジョー。その手を離し覗き込むと巻
かれていた白いバンテージに赤い染みが出来ていた。相手に流血させ視界を奪
う。ムエタイでは別に珍しい事ではない。
「忘れていたんじゃないかい?こういう闘いをさ」
怒涛のラッシュをただの一撃で退けたキングはジョーに問い掛ける。そして、
ジョーはキングの指摘の通りこんな展開を忘れていた。それは圧倒的な強さで
危なげの無い試合を繰り返し、長期に渡り王座に着いていたジョーに対する代
償だった。
「あんたに思い出させてやるよ、ムエタイの本来の姿をさ」
誰もがその美貌を認める男装の麗人の目に、数々の修羅場を潜り抜けてきた古
強者だけが持つ鋭さが宿る。ジョーはその鋭さに気圧された。

186:キングVSジョー・ヒガシ04
09/01/08 22:37:22 3WYjfQ4J
ジョーに対しキングの左足が襲い掛かる。鞭のようにしなりを聞かせたその蹴
りはジョーの右わき腹に食い込み肝臓を圧迫する。
いつものジョーであればその一撃を様々な手段で防御することが可能だったが
右側が死角になった上に距離感を失ったジョーには満足な対応は不可能だった。
更に2発、3発と執拗にキングはジョーの肝臓を攻め立てる。
ジョーは防御を捨て持ち前の根性を頼りにキングの蹴りに耐えながら前に出る
と強引に首相撲の体勢へ持ち込んだ。
「おいおい、首相撲まで忘れてるじゃないか」
力任せにキングを押さえ込もうとするジョーを、キングはテクニックで右へ左
へと自在にコントロールしてからジョーを転がした。
「Try again?,Boy」
あっさりと転ばされたジョーに対しキングは挑発する。その一言にジョーは怒
りもせず唇を噛んだ。右側は完全に死角になった上に満足に距離感も掴めない。
唯一の勝機と思われた首相撲もしばらく使わない内に錆び付いていた。

それでも立ち上がり逆転の望みをかけ前に出ようとがむしゃらに手足を振り回
しするジョーに対しキングは自分の打撃の制空権を保ちながら拳や蹴り、肘、
膝を打ち込んでいく。
満足な防御も出来ずキングの攻撃を受けるたびに苦悶の表情を浮かべるジョー。
その多様な表情にキングは口元に愉悦の笑みを浮かべていた。たまにはこう言
うのも悪くはないとキングはその感情に従いジョーを嬲り続けた。
その目から光を失い、立っているのが奇跡とも言えるジョーは遂にキングのジャ
ケットの襟を掴んだ。そして、それがジョーにとって最後の抵抗だった。
キングはそんなジョーの首を抱えるとその腹部に膝を叩き込んだ。しかし、キ
ングのジャケットを掴んだその手は離さずにいる。キングは何度もジョーの腹
部に膝を突き上げた。その膝はジョーの内臓を抉ったが既に痛覚が麻痺したジョ
ーは何も感じなかった。

何時までも襟を握ったまま離さないジョーに対しキングはその顔に膝を叩付け
た。その衝撃にジョーはキングの襟から手を離し口の端から折れた歯の混じっ
た血反吐を迸らせて俯せに崩れ落ちた。
ジョーの顔を中心に徐々に広がる血溜りを見詰めるキング。その顔には見る者
に畏怖の念を与えると同時に目を逸らすことの出来ない怪しく艶やかな表情を
浮かべていた。

187:名無しさん@ピンキー
09/01/08 22:41:49 3WYjfQ4J
以上です。
色気のない人選に色気のない展開が駄目な人はスルーしてください。


188:名無しさん@ピンキー
09/01/08 22:44:37 2gzaSiH3
赤ちゃんプレーみたいなセリフ最高っす

189:名無しさん@ピンキー
09/01/08 23:19:35 2ppWawc7
いいねえ

190:名無しさん@ピンキー
09/01/08 23:27:56 gFAy408g
同じムエタイで圧倒するところがイイ!
余談だけどKOF94-95でキングの下着が見れるがその下着姿で戦ってると
思って読むと十分色気があるよ。
しかもそれでジョーの顔面に膝を叩き付けるとか想像するだけでヤバイ。


191:名無しさん@ピンキー
09/01/09 00:07:22 36oj4WYe
>>187
スレリンク(sm板)
のスレにも書いてた人かな?

192:名無しさん@ピンキー
09/01/09 01:07:33 8AN3LyLz
キング最高だ。
ジョーはやられ役としては最高だな。

193:名無しさん@ピンキー
09/01/09 08:09:51 o1uTZgjq
ジョーwwまたまたやられ役
もはやプライド崩壊だなw

194:名無しさん@ピンキー
09/01/09 11:22:48 nXpcXkjZ
URLリンク(www.sports-women-project.com)
この強ドル12のサンプルムービーが凄すぎる
相手の男が貧弱だけどハイキックを決める様が89さんのSSと重なって何回も抜かせてもらったよ


195:名無しさん@ピンキー
09/01/09 21:40:16 gGbv7Oom
187です。
感想くれた人、ありがとうございます。
良かったと一言、簡単な感想でも嬉しいですが
ここに注目して欲しいと思ったところの感想が貰えると更に嬉しいです。

>>191
そっちのスレにも書いてましたね。
後、嬲氏のサイトにもたまに投稿してます。
ここは、part5で一度、書かせて貰ってます。

196:名無しさん@ピンキー
09/01/09 23:29:51 8AN3LyLz
もうこの際、オナニーのためだけの、若々しい美少女が屈強な男をいやらしく、狂ってるくらい馬鹿にしながら
ボッコボコにする短編SSを書いてみようかなと思う。
引くくらい無茶苦茶設定で。
女の子は15歳くらいで、新体操部かチアリーディング部。
格闘経験ナシ。
強い理由もナシ。
何で男と闘うのかもよくわからん。
だって妄想だもん。
格闘パートより挑発パートの方が長くなったりして。

197:名無しさん@ピンキー
09/01/09 23:47:39 cyt/CzIV
>>196
自由にやっちゃってください
挑発部分おおくて結構!好きなんで

198:名無しさん@ピンキー
09/01/10 08:39:26 0wRIODNx
強い理由=新体操orチアをやっているから。
何故男と戦うのか=強いと思っている男を負かすことに快感を覚えてしまう


199:名無しさん@ピンキー
09/01/10 10:39:42 c5DALU6N
>>196
期待してますw

200:名無しさん@ピンキー
09/01/10 11:43:03 3ScaGh/V
>>191のトップから行ける小説もいいのがあるな。
ロリ趣味でパンチしかなくて血とかグロ表現がキツいが。
強い男を強い女が倒すのは「氷の皇女」「禁じられた遊び」くらいか。
蹴りや間接も見てみたいんだが無理そうだな。

201:名無しさん@ピンキー
09/01/10 15:15:36 ZnUUHOTS
>>191のスレは初代スレから知ってたけどスレタイの割にはボクシング以外のネタはほぼ受け付けない。
マウントパンチだって正拳突きだって良いと思うがだけどさ…
あと住人の大半がロリ趣味で女子高生ですら、あまり話題に上らない
パンチだけでも抜けるしグロくても構わないけど、ロリに興味のないオレにはきっつい
稀に良い妄想のネタが話題になるけど、それが無ければとっくに見てないな

202:名無しさん@ピンキー
09/01/10 16:47:42 ZbXBkwaq
>>89
久々に来たら超GJ!
オグリツコ(歳がばれるがw)にやられるのを幻視してイかせてもらいます。

203:名無しさん@ピンキー
09/01/10 21:17:08 3ScaGh/V
>>201
いや、スレの話ではないんだけどw

204:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:00:14 0wRIODNx
チアとか新体操とか柔軟な女性って良いよね

205:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:27:49 ZnUUHOTS
>>203
ちょっと、溜まってたものを吐き出しただけなんだが
ここでやる事じゃないよな…
スレ汚し、スマソ


206:196
09/01/10 23:33:55 ijAaGBow
>>196ですが、実は>>89でもあります。
一応、妄想全壊滅茶苦茶ハチャメチャ女の子パワー全壊!
のSSが出来上がったんで投下しますが、注意点をば。

・リアリティを重要視する方は見ない方が無難かと。リアリティゼロです。
・格闘パートに駆け引きや機微を求める人も注意が必要です。ゼロです。
・中学生に興味ナシの人にはクソSSです。ちなみに私はありまくりです。
・とにかくクドイです!!途中で飽きるかも!?
・ヒロイン完璧にイカれてます。狂ってます。

まあいんです。妄想ですから。
サクッと抜くため用の短編を書くつもりだったのにかなり長くなってしまいました。
何故皆あんな上手にまとめれるんだろう…

207:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:34:41 ijAaGBow
登場人物
「男」
36歳。身長190㎝、体重100㎏くらい。
プロの格闘家で、気性荒い若しくは凶暴、プライド高。
趣味はバイク。
格闘歴、20年(ストリート含)。

「五十嵐 美香」
15歳、中学3年生。161㎝、46㎏。
B86、W56、H88。
新体操部に所属。
ショートカットの良く似合う可愛らしくそれでいて美人。
中学生らしからぬプロポーションの持ち主。
とてもわがままな性格だが学校にファンが多い。
カラダもココロもオトナとコドモが同居した複雑なお年頃。
趣味は下着集め、ショッピング。
格闘歴、特に無し。


208:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:35:21 ijAaGBow
男は、掛け値なしに強い男だ。
凶暴な性格が災いしてか、超一流の格闘家が浴びる様なスポットライトを
浴びることはない。
しかし、闘うこと、相手に勝つためのトレーニングを行うことに関しては非常に真摯な態度で臨む面も持っており、その実力やタフネスは間違いなく一
級品であった。

ある日、街中で停車していた男のバイクのシートにちょこんと座って、携帯電話をいじくってメールか何かをしている夏用のセーラー服姿の女の子がいた。
約20年前、男が卒業した中学校の女子用の制服と全く同じだった。
制服は変わらなくても時代は変わる。

彼女のスカートはとても短く、シートの上の脚の角度を少し変えればスカートの中が見えてしまいそうな、危うい短さだ。
その短さと、紺色のハイソックスが彼女の若さに溢れた細長い両脚を強調し
ているようだ。
セーラー服の上衣の丈も短く、女生徒のほっそりとした腹部が少し露わにな
っていた。


209:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:35:54 ijAaGBow
こんなチャラチャラした小娘に、しかも遠く離れてはいるが自分の中学校の
後輩に、自分のバイクに勝手に乗られたことに男は激昂した。

男「おい、てめえ、誰のモンに勝手に座ってんだ!」

男は怒鳴り散らし、少女に詰め寄った。

少女「あれ、このバイク、オジさんのだったんだ?」

男「ふざけんなよ、その汚ぇケツをさっさとどけやがれ!犯しちまうぞ、コラ!」

男は少女の小さな肩をドン、と突き飛ばした。
男の怪力で、少女はバイクから後ろに吹き飛んだ…かに見えた。
少女はふわ、と身を翻し、優雅に地面とへ着地した。
驚く男を尻目に、少女は男を鋭く、そして可愛らしく睨みつけて、言った。

少女「女の子に暴力振るうなんて、サイテー!何考えてんの?ちょっと座ら
せて貰っただけじゃない!それに…」

男「…?」

少女「私のお尻が汚いなんて、あんまりじゃない?年ごろの女の子のヒップ
を馬鹿にするなんて、許さないぞ♪」

少女はクスクス、と笑った。


210:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:36:30 ijAaGBow
男「おい、いい加減にしろよ、俺を誰だと…」

少女「知ってるよ。オジさんの顔、テレビで何回か見たことあるもの。確か、
ウチの中学校出身でリングの上でケンカごっこしてお金貰ってるヒトでしょ?」

男ほどの巨漢が怒声を発しても、少女は全く怯える素振りなど見せず、そう
言ってのけてしまった。
男の人生を捧げてきたと言っても良いものに、少女は成長期特有の無邪気さ
で土足で踏み込んだ。
男の顔がピキ、と音を立てそうなほど険しくなった。
ケンカごっこ…?
少女は更に続ける。

少女「でも、実はあれって、ヤ・ラ・セ、なんじゃないの~?オジさんのご
っつい体も、飾り物だったりして。あれ、先輩、もしかして、図星でしたぁ?
キャハハ☆」

少女は楽しげに笑いながら言った。
男はもう我慢できなかった。
街中であることを忘れ、少女に詰め寄ろうとする。

少女「あら、怒っちゃった?いいよ、そんなにやりたいなら、やってあげて
もいーよ?オジさん、プロの格闘家ってのが、ホントに私みたいな女子中学
生より強いか、証明できるかな?な~んてね。」


211:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:38:01 ijAaGBow
男「てめえ…!!」

男の怒気を無視して、少女は歩き始めた。

少女「やるんだったら、人の来ないトコの方が良いでしょ?さあ、早く着い
てきてよ。」

男は黙って少女の後を追った。
もう、泣いて謝るくらいじゃ許さねえ。
自分の娘と言っても過言ではない様な小娘に、舐められては男じゃない。
そう考えていた男は、この時点で少女に既に主導権を握られていた。

少女はとある廃ビルの中へと足を運び、エントランスホールと思われる場
所でその歩みを止めた。
そして、クル、と男に対し振り返る。
この様な場所については、大人より子供の方がよほど詳しいものだ。

少女「フフフ、まず自己紹介しようかな。私、五十嵐美香。○○中学校の3
年生。15歳。新体操部に所属してま~す♪」

男のバイクからこの廃ビルまで徒歩で5分足らずであったが、その間、何度少女の後ろから掴みかかろうとしたことか。
確かに、この小娘に制裁を加えるのは、人気のない場所の方がいい。

あらためて見ると、美香と名乗る少女は、とびきりの美少女であった。
うっすらと化粧がかった端正な顔立ちに黒髪のショートカット。
そして白いセーラー服から突き出たバスト。
濃紺のミニスカートから覗くすらりとした白く細長くを肉感のある両脚。
握れば潰れそうなウェスト…

この年代特有のいわゆる少女らしさを残しつつも、オンナの色気も完璧に併
せ持った、可憐且つ魅惑的な女性と言ってよかった。
男の視線が、男でも気付かないうちに少女を舐め回す様なものになっても、
不思議ではなかった。
男は、この廃ビルまでの間も、彼女の後姿、揺れるような歩みにオンナを感
じてしまっていたのだ。


212:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:38:32 ijAaGBow
美香「うふふ、オジさん、さっき私に犯しちまうぞ!なんて言ってくれたよ
ね。いいよ、犯しても…、やれるモンならね❤」

男「殺すぞ、誰がてめえみたいなションベン臭えガキに…」

男の言葉を無視して、美香はくる、と振り向き、男に再び背中を向けた。
そして、何と、ヒップをク、と突き出し、スカートを片手で捲り上げてしまった。

美香「ほら~、このおしりの、どこが汚いってのぉ?私、傷ついちゃった。
女の子を傷つけた罪は重いんだぞ!」

美香は男に、花柄の刺繍が為されたピンク色のパンティーに包まれたプリティー・ヒップをさらけ出してしまった。
パンティーの上からでも、美香のヒップがぷりんと艶めかしいものであるこ
とがよくわかるポージングであった。
呆気にとられていた男も、我に返ると、怒りで顔が紅潮していく。

美香「あはは、顔真っ赤にしちゃって、意外とウブなんですね、先輩?」

言うが速いか、ヒップを露出している美香に向い男が襲いかかった!
そして、男の拳が振り上げられた瞬間だった。
ギャギャッと軸足を回転させる音と同時だった。

ズバァッ!!


213:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:39:15 ijAaGBow
男にヒップを突き出していたはずの美香の右足が、男の顔を蹴りつけた。
身長差を物ともしない、打点の高い綺麗なハイキックだった。
スカートがふわっと風で揺れる。

男「な…!?」

驚きの余り声を上げてしまった男。

美香「えへへ、プロって、そんな遅い動きしかできないの?新体操の方が、
よっぽど速く動かなきゃならないんだね。」

男「てめ…」

再び襲いかかろうとした男の膝が、ガクっと崩れた。

美香「あらあら、女の子のキック1発で効いちゃった?大の大人が、情けないな~?」

男「ふざけんなぁ!」

美香の蹴りにダメージを受けてしまった事実を振り払い、男は猛然とダッシ
ュし彼女に襲いかかる。
距離が縮まり、左手でセーラー服のスカーフを掴もうとする。
美香がタン、と地を蹴ると、踊るような動きで男の左手を掻い潜ってしまった。

男「!?」

美香は、男の斜め後ろにいた。
いかにも退屈そうに、伸びをしている。

「単純で真っ直ぐにしか動けない…、やっぱあなた、大したことないね。新
体操なんて、競技場全部を使って演技しないとキレイに見せれないよ?
アトさ…」

ビシィッ!
再び、男の顔を美香のハイキックが襲った。

美香「新体操の脚技は変幻自在だよ❤


214:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:39:46 ijAaGBow
男は、新体操選手の格闘能力の高さを、完全に甘く見ていた。
15歳の美少女は、男の攻撃を華麗に避けて見せ、目にも止まらない蹴り技
で格闘家を圧倒した。
男が何とかヒラヒラしたセーラー服を掴もうと手を伸ばした瞬間、ふわり、
とスカートが翻り、ピンク色のパンティーがチラ、と覗き美香のローファー
が男の拳に直撃した。
べキリとにぶい音がして、男はもう片方の手で砕けた拳を押さえた。

男「ぐわあああ!」

何で、何で、こんな小娘に、この俺が…!
年齢も、体の大きさも、2回りは違う女子中学生に、男は圧倒されている。
自分が飯を食べている格闘技でだ。
美香は、腰に右手を当て、左手でセーラー服の裾を持ち上げ、小さな可愛いへそを露出させ、男に見せつける。

美香「さっきからさぁ、私の制服からおなかとか見えると、ずっとそっち見
てるでしょ?蹴られる瞬間も、パンティーばっかり見てるし、ホーント、エッチねぇ。」

黙れ、黙れ…!

美香「そのでっかいカラダ、何のためにあるのかしら?まあ、ブクブクおっ
きくなるより、女の子がダイエットする方が、ずーっとたいへんなんだろうな~。」

男「黙れぇ!」

セーラー服を捲って挑発を続ける美香に、もう何度目か分からないが、猛突進した。


215:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:40:36 ijAaGBow
美香の攻撃と挑発は、男から正常な思考を奪ってしまった。
新体操で鍛えられた美香の反射神経は、格闘人生での男のそれを完全に凌駕した。
くるくるとターンして猛牛の突進をかわすと、美香はフフ、と笑い、無防
備極まりない男の顔面目がけ、後ろ向きにジャンプし、自慢の柔らかいヒップを直撃させた!

男「ブオッ!」

今までにない美香のヒップアタックは、すでに血だらけの男の顔から更に血を巻き散らせ、男は衝撃で倒れてしまった。
美香「女の子のおしりを汚いなんて言った罰だよ❤」

美香は倒れた男にゆっくりと近づき、男の頭の真上に立った。
男が眼を開けると、視界には男を見下ろす美少女の姿。
真上にはスカートどころか美香のピンクのショーツがいっぱいに広がっている。

美香「どう、いい眺めでしょ?今日はカワイイパンティー穿いて来てるんだよ。
ラッキーだったね、先輩?」

そして、男の顔に、その「カワイイパンティー」が一気に近づいてきた。
グシャッ!
倒れた男の顔面に美香は、そのままジャンプしヒップを落としたのだ。

美香「エッチで弱くてどうしようもないオジさんは、こういう攻撃が嬉しい
んじゃない?アハハ、これが中学生のお・し・り❤」

女の子のふっくらとした、それでいて柔らかいキュートなヒップが、男の顔面を嬲る。

男「(ちくしょう、このクソガキ、犯してやる…)」

男の口から発せられるあらゆる罵声は美香のヒップでかき消される。
そして、顔面を覆ったヒップは男から確実に呼吸を奪っていった。
男も必死である。
男の顔に座り込む形になっている美香に闇雲に手を伸ばす。
死に物狂いで男が触ったものには、むにゅ、と柔らかい感覚があった。
闘いが始まって男が初めて美香に触れたのは、美香のバストだった。


216:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:41:03 ijAaGBow
男が自分が触っているものが何か悟り、全力で握りつぶそうとするよりも、美香が身を翻して男の顔から立ち上がる方が速かった。
男は何がなにやらわからぬまま、息を切らして立ち上がる。
男の鍛錬の賜物であるその耐久力が残酷にも彼を立ち上がらせた。
後は、15歳の中学生になんて負けてたまるかという気持ちだろうか。

美香「やだ、おしりの次はおっぱい触るだなんて…乙女のおっぱい、乱暴に
扱わないでよ~?」
自分に胸部に手を当て揉む様な仕草で美香が言った。

殺してやる、殺してやる…!
結果ばかりを求める男に手段を考える余裕はない。

美香「みっともない顔ね~。ねえ、オジさん、私、いいコト思いついちゃった。」
美香が軽くウィンクする。
その可憐な仕草は、とても男の得意分野でプライドをズタズタ引き裂いているとは思えない。

そして…

男「…!!?」

美香は制服のスカートに手をかけると、わざとらしく腰をくねらせながらス
カートを下げていった。
彼女は何とスカートを脱ぎ捨ててしまったのだ。
美少女は、セーラー服の上衣と、ピンクのパンティー、紺のハイソックスと
ローファー、という何とも艶めかしい姿になってしまった。
フェチズム満載の出で立ちである。


217:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:41:37 ijAaGBow
男は体中の痛みを一瞬忘れるほど驚いた。
そして体の血に熱い何かが流れるのを、首を振って否定した。

美香「オジさんがあんまりだらしないから、サービスしちゃおっかな。私の
カラダ、別に服でもいーよ?、に触ることができたら、私、1枚ずつ来てる
服をぬいであ・げ・る❤」

男「…ッ!!」

美香「さっきオジさんにおっぱい触られちゃったよね。悔しいな~。でもル
ールだし仕方ないよね。だから、スカート脱いで上げたの。どう?中学生の
生の下着?うりうり。」

男「殺してやる、殺してやる!」

美香「でもさ~、いくら美香がカワイイからって、女子中学生のカラダに欲
情するかな~?オジさん、ロリコン入ってる?そんなに大きくさせちゃってさ?」

男「!!」

あまりの怒りで気付かなかったが、男の股間はズボンの上からでも判るほど
大きく勃起していた。
男は、再び大きな屈辱に襲われた。
こんな、こんな小娘ね、何故…!?
男は女性経験が少ない方ではなかったが、彼にとって女とは性欲を処理する
道具に過ぎなかった。
その道具に一方的に打ち込まれ、、虚仮にされて、そしてその少女のカラダを
見て勃起させている。


218:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:42:04 ijAaGBow
何で、何だってこんな…。
勃起し、満足に前に進めない男に対し、美香が自分から仕掛ける。

美香「前屈みになんかなっちゃて…、だらしな~い。一生使えなくなったら
カワイソウだし、そこは狙わないであげるよ。な~んて❤」

美香の上だけのセーラー服が揺れる。
そして、美少女の右拳が、男のこめかみに叩きつけられた。

美香「ただでさえ弱いくせに、そんな大きくさせちゃったら、オジさんな
んてパンチだけでKOしちゃうぞ!」

美香の細腕から繰り出されるパンチは、当然だが、新体操で鍛えられた脚
力によるキックに比べ、格段に威力は弱かった。
しかし、美香のパンチは、確実に、男の急所(股間以外の)を狙って放たれた。
美香が人間の急所を知り尽くしているのだろうか?
いや、美香はその天性のセンスで何処に攻撃を加えればダメージが大きいか
判断しているのだろう。

パン、ビシ、ガス、と打撃音が小気味良く廃ビルに木霊する。
セーラー服に生の下着、といういやらしい姿の女子中学生の細腕が男を中心に鮮血を散らす。
美香のセーラー服は、男の血で少しずつ赤みを帯びて行った。


219:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:42:31 ijAaGBow
痛い。
痛いぞ。
何で俺の肉体が、こんな女の拳なんかで悲鳴を上げているんだ…?

ズムッ!
美香の右拳が男の鳩尾に突き刺さる。

男「が、は…」

ボディーを放った美香が、男の至近距離で動きを止めた。
ボディーで前屈みになった男(男の勃起はもう関係ない)の頭を両手で抱え
ると男に微笑を投げかけ、そして美香の綺麗な顔がどんどん男に近づいていく!

ゴバァッッ!!

美香は、自分より何倍も大きい男に、その頭を思い切りぶつけたのだ。
男の鼻が、新体操部にはそぐわないヘッドバッドでへし折れる。
血が、飛び、美香のセーラー服はすでに白地より血の赤の方が多くなっていた。
鼻を押さえ痛がる男に、美香の猛追。
ローファーの片方を軸に、新体操よりはむしろスケートの選手とばかりに体
を回転させ、その勢いで裏拳を顔面に見舞った。

そこで、美香の回転時間が長すぎたのか、間合いを誤ったのか、吹き飛ぶ男の手が、少し大きめの袖口にチッ、と触れてしまったのだ。

美香「あ…」

男「(ぢぐしょう、ぢぐしょう…)」


220:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:42:56 ijAaGBow
美香が両手を腰に当て、うつむき首を振る。

美香「あ~あ、触らせちゃった…。ケンカなんてやったことないから、感覚
わからないよぅ。まあ、オジさんの我慢強さが勝ったってことかな☆仕方ないな~。よ~し、オジさん、見せてあげる。とくとご覧あれ~!キャハハ❤」

美香はまずいそいそとローファーを脱ぎ、ハイソックスを脱ぎだした。
そして、再度ローファーを履いたかと思うと、両手を交差させ、一気にセー
ラー服を捲り上げた!
美香は、とうとう中学生とは思えない豊満なバストを包んだブラジャーを露わにした。
今15歳の少女を包むものは、ピンク色の小さめのパンティーと同じくピン
ク色のブラジャーのみとなった。

セーラー服を脱ぎ捨てた瞬間、ピンクのパンティーから伸びた脚が男の頬を打つ。

美香「私のブラジャー見て興奮しちゃった?鼻血まで出しちゃって…エッチなんだから❤」
美香は、ゆっくりと、モデル歩きで男に近づく。
悩ましいほど豊満で艶やかなバスト。
くびれたウェスト。
何度も何度も男を打ち付けた芳しい両脚。
男から正常な思考を奪った柔らかいヒップ。
美香は、歩きながら髪をかき上げた。
仕草の一つ一つが悩ましい。

この素晴らしいプロポーションの美少女が、巨漢の男の体をズタズタにしたとは誰も信じないだろう。


221:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:43:24 ijAaGBow
美香「ふふふ、中学生の女の子の下着姿見て、元気でたかな?いくら弱いオジサンでも、ここまで馬鹿にされて、引き下がれないでしょ?」
恵美は両手を膝に当て、内股で前屈みになり、胸の谷間を思い切り強調した。
15歳の女の子のブラジャーいっぱいの豊かなバスト。

美香「でも、オジサンがさっきみたいに下らない攻撃しかできないなら、結果は同じだよ。オジサンは下着姿の女の子にボコボコにされちゃうの。私のカラダもっと見ておく?ほら、これがブラジャー。これがパンティー。花の絵柄がキュートでしょ?」

下着しか纏ってない少女に詰め寄られるたび、男は下がることしかできなかった。
そんな男をあざ笑うかのように、美香は一歩、一歩と近づく。

美香「フフ、私ね、実は…。」

ぴょんとジャンプする。
そして、男の顔に再びヒップアタックを直撃させた!
美香の珠のような肌は、ピンクの下着越しでも十分に感じれただろうか。

ボグゥ!!

男が受けた攻撃の中で、下着姿の美香が放ったヒップアタックは最も重い一撃だった。」
ヒップアタックを成功させ、着地した美香が笑った。

美香「私、可愛い下着着けると、強くなっちゃうみたいなんだ~❤だから部活の大会の時にはいつもお気に入りの下着着て行くんだよ。ね、聞いてる?」


222:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:43:50 ijAaGBow
自分の半分も生きていない女の子に挑発され、侮辱され、怒り狂う男。
男の思考回路は、もはや人間のそれではなかった。
最初は、生意気な中学生のガキにお仕置きする程度だった。
その女子中学生に自分の生業を「ケンカごっこ」と評され、ヒップを突き出
され、執拗に挑発された。
裸にして街に放り出す以上の屈辱を味あわせるつもりだった。
後輩の中学生に、格闘経験はないという。
あるのは若々しさと魅力的なカラダ、後は新体操。
男の人生は、今、美香に完全に否定された。

男の最後の力だったのかもしれない。
これは、男の人生を賭けた闘いとなった。

男「うわあああああ!!」

拳は砕け、鼻は折れている。
筋が断裂し、折れている骨が他にもあるはずだ。
それでも、男は自分をここまで追い込んだ15歳に突っ込んだ。

しかし、やはり、男の攻撃は美香に一切通用しなかった。
無残な姿である。
190㎝程の巨漢が、160㎝程の下着姿の美少女に、一切敵わないのだ。

美香はピンク色のブラジャーの肩ひもをずり下げ、女の子特有の弾ける仕草で笑った。
美香が男の攻撃を避けるたび、美香のバストが揺れる。

美香「もう少し頑張れば、おっぱい見せてあげてもいいよ。
なんちゃって❤おっぱい好きのオジサン頑張れ頑張れ!」



223:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:44:17 ijAaGBow
自分の今までの修練が、格闘技など一切経験のない新体操部の女の子に全く通用しない。
男の顔が、美香から受けた攻撃による血と、悔しさによる涙で溢れかえる。
もう突進することしかできない男の顔面に、美香のパンティーが直撃する。
美香は愛らしいヒップをカウンターの要領で男に叩きつけた。
男がパンティー越しに美香の柔らかなヒップを感じると、男の顔から再び血が巻き飛んだ。

男の格闘家としてのプライドは、15歳の女子中学生にズタズタに引き裂かれた。

美香「貴方の修行年数より生きてない中学生の女の子に負ける気分、如何?もしかして、プライド傷つけちゃいました?でも、これが現実。貴方は格闘経験なんて無い新体操部の女子中学生にボコボコにされちゃったんだよ♪」

力を振り絞ってっこの小娘を叩き潰すため立ち上がろうとした男の視界いっぱいに、美香の豊満なバストが広がる。

美香「ほらほら、美香のおっぱい、触りたくないの~?」

もう男は、余程のことでは驚かない。
少女が躍動し、男を更に痛めつける。

男「ごろじでやる、こむずめ…。」
鼻をグシャグシャしたのは、先ほどのヒップアタックだった。


224:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:45:15 ijAaGBow
美香「ふ~、結構、しつこいんだね~?学校にも、こんなにしつこい男の子
いないよ…。じゃあ、これで、終りにしよっか?オジさん、何言ってる
か分からないし、全然弱っちいままだし、私も飽きてきちゃった。」

そう言うと、美香は不意に体を下に逸らした。
美香の顔があった場所から何故か男を打った脚。
いわゆるスコーピオンキックという技だ。
新体操でも見られる技の一つである。

憎しみだけでその一撃に耐え、涙を拭って前を見ると、先ほどまで美香が立
っていた場所に美香がいない。

―どごだ。
男が考えた時、既に終わっていた。
スコーピオンキックを当てた美香は、素早く男の後ろに回り込み、精一杯手
を伸ばして男の首元にクロスさせた。
一瞬おぶさる形になり、下着姿美香の細腕は首、バストは背中、腰にはパンティーの先端が当たるというなんとも異様な技となった。


225:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:45:37 ijAaGBow
そして、おぶさり状態から、美香は腕だけそのままにし、後方へ地面へ落ち
んばかりの勢いでチョークスリーパーをかけた!
女子中学生の使う技ではない。
しかし、美香の細い両腕が、しっかりと男の首元に食い込んでいる。
そして、重力を利用して、美香の体が徐々に下がる度、その食い込みは力を
増していく。

男「ガ・ガ・ガ!」

美香のチョークを振りほどこうと、何とか背中に手を回そうとするも、男の大きな背中に美香のスリムな体はすっぽりと隠されてしまっていた。
女の子の細い体が実現させる、凄惨でいて官能的な技である。
男の背中は、常に美香のカラダを感じていた。

美香は、今思いついたばかりのこの抱きつくような技を非常に気に入った。

男「うあ、うあ…」

男の体がエビの様に反り返っていく。
首が、腰が、音をたて悲鳴をあげる。
男はすでに泡を吹いていた。


226:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:46:08 ijAaGBow
男の体の反りかえりは、美香の両足をついに地面に立たせた。
美香の体全体を利用したチョークは男の精神を断ち切った。
男の意識はないが、殺す殺すとつぶやくのみであった。
美香が地面に立っても男の体勢は不思議と反り返ったままであった。

美香はそんな男を愛おしそうに覗き込むと、彼の顔を跨ぎ、男の顔を股の間
に挟み込んでしまった。

美香「…まあ、全然弱かったけど、私のお尻触って、おっぱい触って、下着
まで見ちゃって、幸せだったでしょ?オジさんが最後に見たものは、15歳の女の子のブラジャーとパンティー。なかなかじゃない?」

もはや会話のできない芳しい股に挟まれた男に、美香は笑いかけた。

美香「じゃ、そろそろお・し・ま・い❤」

股間に挟んだ男の頭部を手で掴むと挟んだまま、美香は思い切り太ももに力を入れ、首を捻り上げた。
ゴキャ。
危険な音がして、美香のパンティーから解放されると、首を曲げたまま男はエビ反りの状態から地面にたたき落とされた。

泡を吹き、白目を剥き、顔は血まみれ。
首が危険な角度に捻りあげられている。

男はここまでボロボロにならなくてはいけない程のことをやったのだろうか?
いや、やったのだろう。
年頃の女の子を怒らせれた場合、今の時代、死を覚悟しなければならないのだ。
その女の子が新体操部ならなおさらだ。



227:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:47:18 ijAaGBow
美香「ふあ~あ、疲れたかも~。」

下着姿のまま美香はスカートから携帯電話を取り出し、メールのチェックをする。
そのまま携帯の谷間に突っ込むと、ソックスを履きなおし、スカートを穿いた。
セーラー服を取り上げた瞬間、男の血で汚れているのがはっきりわかる。

美香「うー、こんなの着て街中歩けないよう。どうしよう…?そうだっ♪」

美香は倒れた男の元へ歩み寄ると、彼の着ているポロシャツを脱がせようとした。
家まで男の服を着て当座を凌ごうというのだ。
が、美香がポロシャツに触れた瞬間、彼女の手が血でぐっしょりと濡れてしまった。
美少女の攻撃で血まみれになったのは衣服も同じだった。

美香「こんなの着れるワケないじゃん!もう、最後まで使えないなあ!」

男の腹部を数回踏みつけた。
その度、男の口から血反吐がこぼれる…

上半身下着の女の子は、頭を抱えて叫んだ。

美香「あーあ、もうどうやって帰ればいいのよ~!!」

プロの格闘家は倒せるが、家まで何を着て帰ればいいかは思いつかないのが
現代の女の子なのである…。


余談だが、男は、たまたま廃ビルに入り込んだ若者の集団によって発見され、一命を取り留めた。
…が、男の精神は回復せず、巨体を思い切り使い暴れまわったり、不意に看
護師に「殺す」と言って襲いかかろうとするばかりだった。
そんな時、男にピンク色の「何か」を見せると男は震えあがってベッドに隠れ,
錯乱状態になるという…





228:196
09/01/10 23:50:50 ijAaGBow
終わりです
…永杉ですね。
グダグダですね。
似たような描写が大杉ですね。

いいんです。
これで何回も抜けますよ、私。
あくまで自己満足で投下したものです。
勘弁して下さい…
大変失礼しました。

229:名無しさん@ピンキー
09/01/10 23:54:13 aIUPlYYt
作戦さんの自己満足で私も抜かしてもらいましたw

230:名無しさん@ピンキー
09/01/11 00:07:49 2PSz0cok
KOFでアテナVSロックってどう?シチュエーションとしてはロックがアテナに手も足も出ず惨敗した上に犯されるという感じで。

231:名無しさん@ピンキー
09/01/11 00:44:39 FjKNalRF
>>228
グダグダだなんてとんでも無い。素晴らしい作品でした。
尻フェチの俺にとってはもはや、凶器以外の何者でも無かったです。
>>230
凄く、読みたいです。もし可能ならで良いので、その時は是非お願いします。

232:名無しさん@ピンキー
09/01/11 02:17:18 HqZ+WwDP
>>228
最高じゃないですか。もろストライクです。

233:名無しさん@ピンキー
09/01/11 14:21:21 WhY97/Sw
ちょっとしたことだが同じ中学の先輩というところも凝っててイイ!!
その中学では伝説的な武勇伝などを残し、プロ格闘家として活躍してるので
在校生達からの人気も高いのだろう
その男が、女子新体操部の15歳の後輩に負けるとは屈辱以外の何者でもないね


234:名無しさん@ピンキー
09/01/11 14:24:59 WhY97/Sw
喧嘩が些細な出来事からというのもなかなか
あの程度のことで大人気なく怒ってしまったから・・・
男としてすべてを失うことに・・・

235:名無しさん@ピンキー
09/01/11 14:48:48 8SJPnqtC
最高だったよ
中学なのに妙に尻や脚が大人な女子いるよねー
そういう女子って実はガリな同級生男子に喧嘩で勝てそうだよね
実際喧嘩が起こらないだけでさ

236:名無しさん@ピンキー
09/01/11 23:17:55 2PSz0cok
230の書き込みをした者です。諸事情によりこのスレに来ることが当分出来なくなりました。
つきましては、どなたか代わりに書いていただけないでしょうか?

237:名無しさん@ピンキー
09/01/11 23:26:57 0sBFQFhp
よーし、俺が書いてみますよ。
シチュは230の通りでいいんだよね?

まあ、暫く待っててちょうだいよ。すぐには出来ないからさ。


238:名無しさん@ピンキー
09/01/12 00:28:26 HMYcy66f
>>196
GJス 抜ける(;´Д`)
新作ができたらまたぜひ投下して欲しい

239:名無しさん@ピンキー
09/01/12 02:01:01 1scY3fgM
ここの連中は女が男を倒すとか言って、山崎モリマン対決は騒がないのな・・・・
まぁ、騒がない理由はわかるけど、それってどうなの?

240:名無しさん@ピンキー
09/01/12 05:23:39 z72ybNdG
>>237
楽しみにしてます。
頑張ってください。
アテナVSロックかー。

241:名無しさん@ピンキー
09/01/12 11:19:03 4dWcsS1H
>>89=>>196だと?
おいおい、神がいますよ。

242:名無しさん@ピンキー
09/01/12 13:24:37 EASEgJhA
モリマンが美人ならね。でも美人なら笑いにはならないけどね

作者の方、ありえないシチュだけど抜きまくりですよ
年甲斐のない女の子に自分の世界を男の世界を踏みにじられ
心身ともにズタズタに引き裂かれるプロ格闘家最高



243:名無しさん@ピンキー
09/01/12 13:26:10 EASEgJhA
山崎なら小池栄子とやっても負けそうだけどね

244:名無しさん@ピンキー
09/01/12 18:27:09 S3b3yZyL
何故か金的攻撃がないので、そろそろ見てみたい
男の最大の急所を突かれ、それが無く痛みが分からない女に嘲笑されるなんて
最高に倒錯的

245:名無しさん@ピンキー
09/01/12 20:31:11 MQuKZBZy
金的、腹責め、絞め技辺りが鉄板か

246:名無しさん@ピンキー
09/01/13 00:10:53 4NX8yEII
>>243
今の主流はこの際自分で書いてしまうこと


247:244
09/01/13 00:24:55 4NX8yEII
>>243
誤爆
>>244
でございます

248:名無しさん@ピンキー
09/01/13 00:28:40 NbVS3fc8
誤爆というか、アンカーミスね

249:237
09/01/14 00:39:08 f8qb+w5o
これから詰めに入るのでもうすぐ上げられそうだ。
みんな待っててくれ。

250:名無しさん@ピンキー
09/01/14 07:45:16 XAHgiP7t
がんばれ楽しみです

251:名無しさん@ピンキー
09/01/14 10:28:55 tR7OusOT
URLリンク(www.sports-women-project.com)
これのキャメルクラッチ何回も抜ける
失神した男をクラッチの態勢やめないまま確認してるのがいい

252:名無しさん@ピンキー
09/01/14 19:15:03 /TWm0tGI
>>251
2回目な。もう言わん。 宣 伝 す る な カ ス

253:名無しさん@ピンキー
09/01/15 23:32:11 xdqu0/Gl
アテナVSロック楽しみに待ってます。

254:オラ
09/01/16 00:35:42 AgKD/RiY
>>252
カスはてめーだ!このM男が!!

255:名無しさん@ピンキー
09/01/16 16:44:10 7abDC/8j
片や金髪グラマラスな女子レスラー片や筋骨隆々なレスリングスタイルのレスラー

試合開始と同時に突進する男を交して素早く背後に回り後ろから金玉を蹴り上げうずくまった所をスリーパー掛けてしばらくしたらDDTそして、悶絶してる男を踏み付けてモデル立ちアピール

その後ストンピングやらマウントパンチや玉蹴りで、ぐったりした所とどめは金玉アイアンクローで、失神及び失禁KOって奴はどうすか?

256:ベルゼバブ
09/01/16 18:32:01 IiQvJaFI
「はぁ…はぁ…何秒…?」
「一分二十六秒…」

放課後のプール…そこでは部員が帰った後、雄介と美咲、茜の三人が残って100メートル自由形のタイムを計っていた

「ははは~!なんだよそのタイム!」
「はぁ…はぁ…くそぉ…」
「だいたい美咲が俺に勝てるわけないだろ~」
「な…なに~!」

美咲はプールから上がり雄介に歩みよった

「女なんかに俺のタイムがやぶれるかよ!」
「な…なによそのセリフ!まるで女より男のほうが優れてるみたいな言い方じゃない!」
「み…美咲ちゃんやめようよ…」
「だって優れてるだろ~
いろんな競技みてみろよ!だいたい男のほうが成績が優秀じゃん!」
「…確かに…」
「だろ?だいたいその水着が悪いんじゃねーの?隠す程ないくせによ~」
「な…!何~?!」
「くやしかったら海パン一枚になってみろよ!軽量化されてちょっとは早くなるかもよ~」
「…!あんた小学生の頃からちっともかわってないわね!そうやって女を馬鹿にして…」
「み…美咲ちゃん…」
「俺同級生の女に負けた事ねーもん!中学になってもかわらねーよ!」
「ぐぐ…こいつ~…!」
「美咲ちゃんやめよーよ~雄介君成績も学年ベスト3に入るし運動神経だっていいし勝ち目ないよ~」
「ははは~茜の言うとーりだぜ!女なんか家で飯つくってたらいいんだよ!」

257:ベルゼバブ
09/01/16 19:05:38 IiQvJaFI
「な!雄介~!!」
「へへへ~!怒ったのか?女のくせに生意気だぞ」
「…も~怒った…」
「み…美咲ちゃん…でも雄介君今のは言い過ぎだよ…」
「は?茜まで何言ってんの?」
「謝ったほうがいいよ…」
「俺がお前らに謝る?ぎゃははは~!!冗談じゃねーよ!なんで女なんかに謝らなきゃなんねーんだよ!」
「ううう…こいつ…もう許さない…」
「許さない?は!どうすんだよ?まさか俺と殴り合いでもする気なのか?」
「そのまさかよ!」
「美咲ちゃん!駄目だよ!」
「ギャハハハハ~!!!
腕力なんか特に男のほうが強いじゃねーか!」
「そんなのやってみないとわからないでしょ!」
「わかるっつーの!」
「じゃあ試してみる…?」

美咲はワナワナと拳に力をこめ雄介を睨んでいる

「なんだお前本気なのか?いっとくけどな俺は女だからって容赦しねーからな!」
「あたしだってあんたが男だからって容赦しないから!!」
「はぁ?逆だろ~?そのセリフは~」
「うるさい!謝ったってもう許さないから!!」
「美咲ちゃん!駄目…」
「何がもう許さないだよ!それは俺のセリフだぜ!」
「やあ!」

美咲は右手でパンチを雄介の顔にはなったが雄介はなんなくそれをかわした

「なんだよそれ!女のパンチって感じだな~」
(適当に間接でもとってギブアップさせるか…)
「りゃあ!」
「おっと!」

美咲は右足で雄介の腰あたりにキックをするがまたかわされた

「もうやめれば?そんなの絶対くらわねーよ!」
「そうだよ…美咲ちゃんもうやめて…」

258:ベルゼバブ
09/01/16 19:28:28 IiQvJaFI
「はぁ…はぁ…茜は黙ってて!こいつは絶対許さない…」
「美咲ちゃん…」
「うりゃあ!」

またパンチをはなつ美咲。しかし雄介は美咲の右腕をつかんだ

「はっは~!右腕とったぜ!このまま間接決めてやるよ!」

雄介は美咲の右腕をギリギリとしめあげた。

「く…ギ…ギブ…」
「お?ギブアップか?」
「…く…ギブアップ…するのはそっちよ!!」
「ぐ?」

なんと美咲はあいてる左手で雄介の急所を握った

「な…おま…」
「さぁ!形勢逆転ね!」
グリッ!

更に美咲は雄介の急所を強く握った

「ぐっ!ぐああ…やめ…」
「さっきまでの威勢はどうしたの?!
グリィッ!!
「かはぁ!!ひ…ひ…卑怯だぞ…」

間接技は完全にとけ雄介はへたりこんだ。美咲の手はまだ急所を握ったままだ

「み…美咲ちゃん…それは…」
「茜見てごらんよ!さっきまで偉そうにしてた雄介がこのザマだよ!」
グリィッ!!!
「ひあ!!が…かあ…」
「す…凄い脂汗…そんなに痛いんだ…」
「ねぇ?女の私達にはわからないけどね!さぁ雄介!このまま潰しちゃおうか!」
「ううう…ここは…反則だ…」
「反則?何言ってんの!散々女を馬鹿にして!さぁ男の強いとこ見せてよ!グリィッ!!!

美咲は更に力をこめた

「あ…あがが…」
「へへへ~ほんとに潰しちゃおうかな~二個もあるんだし一個くらいいいか?」
「はぁ…はぁ…あああ…」
「ねぇ雄介!!」
グリリ!!!
「ひひゃあ!!だ…駄目…」

259:ベルゼバブ
09/01/16 19:53:23 IiQvJaFI
「雄介君情けない…」
「このままだと雄介女の子になっちゃうね~」
「はぁ…はぁ…い…嫌だ…」
「何が嫌なの!?」
ギュウ~!!!
「ひぎあ…!!う…うああ…」
「あ~あ雄介女の子だったら耐えれたのにね~こんなもんがついてるばっかりに!海水パンツだからほんと握りやすいわ」
ギュウ…!!!!!
「ひあああ…!!!ぐ…」
「ねぇ?やめてほしい?」
「ううう…やめて…ほしい…」
「じゃあどう言うかわかるよね~雄介頭いいもん!!」
ギリギリ…!!!
「あがが……お…女を…」
「何~?聞こえな~い」
グリリ…!!
「あかあ!女を…馬鹿に…して…」
「泣きながらだとよくわかんないよ~もっと大声で!」
「はぁ…はぁ…女を馬鹿にしてすいませんでした~!!」

雄介はグロッキーになりながら渾身の大声を出した

「それほんと?」
「うう…ほんと…」
「茜にも謝って!」
「はぁ…はぁ…茜…ごめんなさい…」
「凄い…あの雄介君が謝ってる…」
「茜許してやる?」
「う~ん…まだ許さない…」
「だって!」
ギュウ~!!!
「がああああ!!!!」
「あははは~!冗談よ!冗談!雄介君冗談だってば~!!」

美咲は雄介の急所から手を離した

「ううう…はぁ…はぁ…はぁ…」
「よかったね~茜許してくれて~」
「でも…その…男の子の急所って凄いね…あの雄介君が泣くぐらい痛いんだ…」
「ね~!私達女でよかったね~!」
「ね~」
「はぁ…はぁ……」
「いくら成績が優秀でも今のを見るとね~!」
「そう!男にはなりたくないよ~」
「ねぇ?もう女には逆らわない?」

両手で急所を押さえうずくまる雄介を二人は誇らしげに見下ろした

「うう…さからいません…」
「よ~し!!」
「明日からが見物だね~!!」
「あんたが馬鹿にした女子全員に謝ってもらうからね!!」
「ぜ…全員…?」
「そう全員!あんたの男のプライドとか関係ないから!あ!もうないか~?ハハハハ~じゃあね~!!」
「じゃあね雄介君…ふふっ!」
「はぁ…はぁ…痛い…」

誇らしげに去っていく二人。雄介が回復するのはそれから一時間後だった… end


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