09/01/09 02:08:15 Tohniogr
とりあえず投下。母×バリケーン
―今日もまた東京の空は、厚いスモッグに覆われていた。
サイパン島北で観測された後消え、突如として東京上空に現れた巨大台風。
対応に苦慮し右往左往する防衛隊の前に、台風怪獣バリケーンが現れた。
地球のピンチに、暗雲で包まれた空が一瞬割れ、光が差す。
その光の筋の中から現れたのは、光の女神 ウルトラの母である。
ウルトラの母はバリケーンの周囲を旋回した後、バリケーンの目が
あると思われる位置の背後に立ち、小規模の光弾を放つ。
「ふぇあ!!」
バリケーンは、ふわふわと空を漂ってはいたが、光弾が当たる直前
ひらりと身を翻しこちらを向くと、口からガスを吐き空へと飛び立ってしまう。
ウルトラの母はガスをバリアーで防ぐと、バリケーンを追いかけ空へと飛び立つ。
強まる雨と風。更にはバリケーンによって巻き上げられた
建物の残骸が飛び交い、ウルトラの母をもってしても、
この風雨の中まともに飛ぶことすらままならない。
バリケーンを見失ってしまい、辺りを見渡すウルトラの母の背後から
バリケーンが忍び寄り、二つの触手が母の体にまとわりつく。
「ふぇあっ!?」
いきなりの衝撃に戸惑いながらも、母は平静を失わず触手の拘束から逃れようと
肩の力を抜き、空間を作ると一気に体を反転させ、バリケーンに手刀を打ち込む。