【二重の】ハーレムな小説を書くスレ【幸福】20Pat EROPARO
【二重の】ハーレムな小説を書くスレ【幸福】20P - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/12/10 19:40:03 TFlN+tmy
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3:名無しさん@ピンキー
08/12/10 20:00:04 XjIt75d3
>>1乙!

4:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:31:26 A0IukSCj
>>1
フタエノキワミアーッ!乙

5:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:31:00 sd0Hr9CF
乙です!!

6:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:41:39 yQzFpD3G
幸福と書いてキワミと読ませるんですねわかりますアーッ!
>>1

7:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:23:45 08/hz9g7
乙です

8:名無しさん@ピンキー
08/12/11 06:19:26 4NAzGFNA
ハーレムスレには二次創作が足りない! と思ったので、二次創作を書いてみました。
まだ前戯までしか書けていないのに30kbとかいっちゃったので、新スレ記念に投下します。

タイトルは、"So long Mr.Anonymous"。原作は『さよなら絶望先生』です。
名無しで投下してるのが題名で台無しなのは仕様です。

9:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:21:34 4NAzGFNA
 今日も今日とて、2年へ組は平和だ。
 1限半ばから教室に顔を出した望が、15分で国語の課題図書について質疑応答を行い、
2限の数学、3限の英語もてきぱきとこなしていく。なにごともなければ、望は(無駄に)
博識で、教え方も丁寧(≒凝り性)な、かなり優秀な部類に入る教師なのである。
 とはいえ、生徒たちの集中力などせいぜいもって半日。悲しいことに望のスタミナも同
じくらい。4限の世界史ともなると、近代イタリアのへたれっぷりに関して、奈美が普通
にボケて、晴美がヘタレ攻めイタリア×初心なドイツとかいうカップリングを語り出し、
節操のない外交巧者っぷりに千里がぶち切れる。
 イタリア大使館を放火するとかいう千里をどうにか宥めているうちに昼休みは終わって
しまい、5限はよりにもよって体育。マリアや晴美や真夜が面白半分で打ち下ろしてくる
バレーボールやらバスケットボールやらから逃げ惑い、空腹に失神しそうになって埋めた
胸はカエレの豊乳。「告訴します」の声とともに、開かれるのは可符香主催の模擬法廷
(6時間目:現社)。検察官はカエレに芽留を加えた毒舌タッグ。弁護人は愛、奈美、あ
と一人いたような気がするけど誰だっけ、という悪意を感じる人選。ことのんや木野や芳
賀といった裁判員団は有罪判決を出す気満々。裁判長、千里。
 模擬裁判の次は模擬銃殺刑。糸色二等兵は悪くありました。
 絶望した! セクハラで死刑になる2のへ人民法廷に絶望した!


 今日も今日とて、2年へ組は平和だ。



「そう……」

 いつものことだがボロボロになった和服をちくちくと繕いながら、霧が気のない返事を
する。気のない―などといっても校内のごく限られた数十平方メートルを生活空間とす
る霧にとって、数少ない“家族”で、想い人である望のことは最優先事項。
 これは悔しくなんかないもん、というポーズだ、ポーズ。

 くすっ。

 まといは膝の上に乗せた望の頭を撫でる。いつもなにかを警戒しているような望も、眠
ってしまえばこうも無防備で、頭の下に膝を差し入れても、眠ったまま、むしろ甘えるよ
うに頬をすりつけてくる。
 つんと澄ましてみせても、霧の細かい仕草には動揺とイラつきがあらわれている。人を
観察するのが趣味のまとい相手に、素直な上に実は短気な霧がそうそう隠し事をできるわ
けがない。

 夕刻。家事に励む霧に、まといがその日の望のことを話して聞かせるのは、最近の宿直
室の日常だった。たとえそれがいつも望の傍にいるという優越感の表明に近いものであっ
ても、教室での望の姿を知る機会を霧が逃せるはずがない。もしもそれで霧が授業に出て
きたら―そこから先をいつもまといは考えないようにしている。なんだかんだ言って、
自分と同じ想いを持つライバルとつばぜり合いを続ける日々が嫌いではないのだ。
 霧にしたところで、なぜか4人分の食事を用意し、いちばん小さい魚を焼いて寄越して、
まといの反応をうかがってたりするあたり、同じような感情は持っているのだろう。
 それは、霧とまといの言葉にしない暗黙の了解。

10:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:22:31 4NAzGFNA

 洗濯物を畳み、痛んだ服を縫い終えた霧は、やおら立ち上がりまといと望を見下ろす。

 ふふんっ。

 私は先生のためにこんなに役に立ってるんだぞーというアピール。毎度毎度のことなが
らまといは悔しい。炊事洗濯その他諸々、能力的にはできないわけではないのだけれど。
この食事を先生が、この食器を先生が、この服を先生が、そんなことを考えているといつ
のまにか食材や衣服がとんでもないことになっているのだ。
 小包をひとつ胸元に抱いて、霧がサイズ不定の毛布の中に撤収していく。

 もぞもぞ。もぞもぞ。もぞもぞ。

 毛皮を着たひきこもり系重歯目生物の名状しがたい動きに、まといは思いっきり棒かな
にかでぶっ叩いてみたい衝動に駆られたが、膝の上の望の存在によって、何回目かのオン
エアされないバトルの勃発は避けられた。一応、まといも霧も、オンエアできないほどス
プラッタなバトルをするつもりはない……はずである。千里と違って。

「じゃーん」
「なああっ」

 毛布から出てきた霧の姿を見て大声をあげるまとい。
 目を覚ます望。自分がまといの膝の上で眠っていたことに気づき仰向けのまま四本足で
壁まで後ずさる。

「つ、常月さん、すみませんでしたっ」
「いえ、お構いなく」

「せーんせっ☆」

 小森さん、台詞に☆マークがついてます。
 望が見たのは、メイド服を着た霧の姿。
 起き抜けの望に、まといが眼鏡をかける。
 白をベースにモノトーンで仕上げられたデザインが、霧の白い肌や長い黒髪とよく似合
っている。その美貌を覆い隠していた前髪も、控えめにレースをあしらったカチューシャ
で左右に分けられ、黒目がちの瞳はそらされることなく望を見つめている。

「働く気はあるって言ったよね。おうちでできるお仕事」
「ど、ど、ど、どこで買ったんですかそんなものっ」

 現住所が学校の霧は、買い物を望や交に依存している。ときどき望の許可を得て、望の
名前で通信販売を使うこともある。クレジットカードの名義を貸したことも。もちろん悪
用はできてしまうのだが、霧は望との約束を反故にするようなことはしないはずだ。

「全座連から。座敷童の就職案内だって」
「そういえばそんな設定もありましたね。最近おとなしくしてたからすっかり忘れてました」
「炊事洗濯から夜の生活まで万事ご主人様をサポートするメイド妻」
「家事使用人はそんなことしませんっ。なんですかその設定はっ!! また全座連ですかっ」

 糸色家は使用人のいる旧家です。



11:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:23:07 4NAzGFNA

「小森さんも年頃の女の子ですから、私はできるだけプライバシーを尊重したいと思って
います。正直女子高生の面倒ごとに首を突っ込むなどまっぴら御免です。しかし、しかし、
親御さんからお預かりしている大切な生徒さんがみすみす道を誤るのを見過ごすわけには
いきません。検閲ですっ、持ち物検査を実施しますっ」

 校舎を建て直して空き教室がなくなってしまったので、霧は現在、望や交と宿直室に住
んでいる。私室にあたるのは押入れだ。望はふすまを開けると自作らしい本棚から本を引
っ張り出す。
 『メイドなります』。フランス書院の男の子向けポルノレーベル“美少女文庫”の代表
作である。もちろん挿絵はそれなりにエロ。

「風浦さんっ!!」
「はいはい」

 こうなることを予測でもしていたのか、風浦可符香は堂々と宿直室に入ってくる。

「いたんですか」
「はい、ずっと」
「むっ。人の台詞」
「台詞とられるのは絶望先生の得意技。やったあ、おそろいだね」

 いつものポジティブシンキングでまといをさらりと懐柔してみせた可符香は、余裕の表
情で柱に寄りかかっている。

「また人の心のスキマに入り込んでっ。小森さんのように純真で思い込みの激しい子にこ
ういう卑猥なものを送りつけるのはやめてください」
「やだなあ先生、ジュブナイルポルノとB6版コミックスは18禁じゃありませんよぉ」
「出版社の自主規制の話をしているわけじゃありません」
「小森ちゃんだって年頃の女の子なんですからエッチな本くらい読みますよ。こんなの最
近の少女漫画とたいして違いありませんって」
「ですが―」
「小森ちゃんは家から出られないんですよ。先生がそういうものを買ってきてくれますか?
 先生ならどういう本を選びます? 藤吉さんが好きそうなのとかがいいですか?
 せっかく万世橋君が小森ちゃんのために選んだんだから、感謝してほしいくらいです」

 おのれ万世橋。望の目に一瞬浮かぶ怒りの炎。
 それから1週間ほど、彼を襲った諸々の不幸は全て望はそ知らぬことだ。全部、まとい
が独断でやったことだから。

「小森ちゃんには何も知らない女の子でいてほしかったんですね。いいなあ、小森ちゃん、
愛されてるなあ」
「それはっ。私はあくまで小森さんを生徒としてっ」
「ただの生徒に食事を作ってもらったり、ひとつ屋根の下で暮らしたりしますか?」

 霧と望の関係は、明らかに教師と生徒の関係の枠内には収まらないものだ。性的な意味
での逸脱については霧も望も驚くほどの自制をみせているけれど、交も含めた家族のよう
な距離感は時折まといに激しい嫉妬を起こさせる。

「私、先生のこと好きだよ。料理だって、洗濯だって、先生の役に立てるならうれしいし、
もっと、もっともっといろんなことしてあげたいと思ってる。先生と結婚できたらいいな
って思うけど、今は、先生にご奉仕するメイドさんで我慢する」
「小森さん、あなたはもっと自分を大事にするべきです。あなたはまだ若いし、家事もど
んどん上達しているし、外見だってほらこんなに美しい。好んで私のような者と付き合っ
て人生を棒に振ることはありません」
「世の中に先生よりかっこいい人がどれだけいるか知らないけれど、私の扉を開いてくれ
たのは、先生だけだよ」

 霧は望の手をつかんで、自分の比較的慎ましやかな胸に押し当てる。


12:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:23:44 4NAzGFNA

「おやめなさい小森さん、震えているじゃないですか」
「だって。先生に拒絶されるの怖いから。
 私、こうやって部屋にこもるようになる前から、なにかがしたいって欲求は薄い方だっ
たの。なにか見たいとか、食べたいとか、友達がほしいとか、注目されたいとか、あんま
りなくて。私、欲しいのは先生だけ。先生がいなくなったらなにもなくなっちゃう」
「そんなことありませんよ。あなたのそばには、交だって、風浦さんだって、常月さんだ
っているじゃないですか」

 まといは霧の傍にいるけど、友達とかそういうものとは違うのではないだろうか。

「全部、先生がくれたものだよ。私の半径3メートルの世界は、先生を中心に回ってるの」

 背伸びをして、長身の望に首に腕を回し、口付ける。

「ん……ちゅ……む……んん!!」

 唇を押しつけるだけの、ただひたすらこみ上げる熱に任せたような、まといなどから見
れば稚拙そのもののキス。望の眼鏡が押しつぶされて軋みをあげた。

「な……なんてことをっ。大切な生徒さんを穢してしまうだなんてっ。もはや私は教師失
格、事は露見していつかのように野良教師となり辺境の大地を流離うのですっ」
「生徒…じゃないよ。私は先生の…御主人様のメイドだよ」
「もし先生が免職になっても、私はもちろんついていきます。それに、もしも誰かがこの
ことを―」

 まといが可符香の方を見ると、可符香は芝居くさく顎に指を当て小首を傾げ、いつもの
ように長口上をまくし立てる。

「天知る地知る人が知る。この世の中で起きる総てのことは神様のご承知の上、小森ちゃ
んと先生が密やかな愛を成就させるも、まといちゃんと先生が流浪の旅に出るも、総ては
神様の決めることです」

 パチン。つぶった片目はまといへの催促か。
 まといは霧と望の間に割り込むように身をすり寄せる。

「先生。私、流浪の旅もいいかなと思うんです。口封じが必要ではありませんか?」

 顎を上げ、目を閉じるまとい。
 望の手がその後ろ頭を優しく撫でる。それだけでまといの全身から力が抜けた。
 唇に、触れるのは、望の、指。

「常月さんは、言いつけたりしませんよ」
「な…なんでっ。先生はいつもあんなにネガティブなのに、こんなときだけ人を無条件に
信じられるんですっ」
「ずっと一緒にいたのだからわかります。いつも私などの後を何も言わずについてきて。
常月さんは優しい人です。人の立場になって物事を考えるのが苦手なだけで」

 見上げるまといの目に涙が溢れる。
 望はいつも伏し目がちで―だからこそ、今、目の前に立つまといと視線が重なる。
 先生も、私のことを、見ていてくれた。



13:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:24:32 4NAzGFNA

「ここまで迫られてかっこよく押しとどめるとは、先生は教職の鑑ですっ」
「皮肉ですか。どうせ男として末期だとか思っているのでしょうっ!」
「末期だなんて。経験豊富な男性の含蓄いっぱいの決断ですよ」

 可符香の発言に、望は苦虫を噛み潰したような顔をする。
 不可解な情報源を持つ可符香のこと、望の過去についてなんらかの情報を得ているのか
もしれない。望の妹の倫は冗談めかして「男女のべつまくなしやんちゃな時期のあったお
兄さま」などと言っている。(偏った)恋愛経験の豊富なまといが見るところ、これは事
実だ。最高の死に方のために最高の女とベッドを共にする、などといった姿も見せている
(まといの知る限りこれが赴任以降唯一の情事だ)。「余っている」件に関して過剰な反
応を示すことがあるが、これも現状ではなく過去のトラウマだろう。

「考えてもみなさい。未成年者の性交にどれだけのリスクがあるか。親バレ、妊娠、性感
染症! 恋なんて酒のようなもの、酔いが醒めれば残るのは鈍い痛みばかりです」
「ビョーキなら心配いりません。小森ちゃんは初めてですし、先生も、まといちゃんも、
ちゃんとお医者様のお墨付きがでてます。それから、交くんは奈美ちゃんが預かってくれ
てるし、校舎内は手のものが見張っているから安心してください。コンドームについては、
小森ちゃんもまといちゃんも知ってるよね」

 まといと霧はほぼ同時に本棚から1冊の本…の外箱を取り出す。
 3000円台の立派な教育学の本なのだけれど。先生、そんなもの読む趣味がありまし
たっけ。
 空っぽの箱の中にはコンドームが1箱に、ピルらしき錠剤と妊娠検査薬まで。

「絶望した! 避妊具の隠し場所すら知っている生徒たちに絶望した!」
「生徒じゃないよ、メイドだよ。その本の中身の方がそっちの本棚にあるの知ってたから」

 神経質な性格のわりに怠惰に流れやすい望の身の回りの一切合財は霧の管制下にある。本棚などその最たるものだ。

「で、先生。誰とそういうことになるつもりだったんですか? 千恵先生? それとも隣
の女子大生?」
「クラスの生徒さんではありませんからーっ」
「なら千恵先生ですか」
「なんでそうなるんですかっ」

 かなり際どいヒントを放つ可符香。テンパっている望はまったく気づかない。

「女性にここまでさせておいて、逃げ出すだなんて非道です」

 まといはそう言って背にしがみつく。
 霧はコンドームの小袋を切って口にくわえた。たしかどこからともなく宿直室に回って
きた卑猥な漫画本にそんな絵があったような。

「あまり私を追い詰めないでください。私は弱い人間なのです。
 自分ひとりにすら責任を持つことのできない私に代わって、交を姉のように慈しんでく
れる小森さん。宿直室(うち)に帰ると暖かい食事とともにあなたが待っていることにど
れだけ救われたでしょう。
 夜の校舎、人気のない路地、ただ無音の中、自分の足音を聞いているだけで己の愚かし
い過去を思い出して苦悶し、世間の冷たさや汚さに何もかも捨てて逃げ出したくなる私に
とって、常月さん、あなたが背を支えてくれる温もりは、本当は掛け替えのないものでし
た。
 あなた方との関係を壊すのも、それどころか進めることすら怖いのです。どちらかを選
ぶだなんて、そんなことできるわけがありませんっ。私は弱く、醜い人間なのです」

 大正歌劇のように身振り手振りを交えて己の感情を語る望。全てを語り終えたときには、
両手と膝を宿直室の畳についていた。

14:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:25:44 4NAzGFNA

 まといはその顎を支えて上向かせ、唇を奪う。
 霧がしていたのとはまったく違う、舌を絡めるディープキス。可符香や霧が見ているこ
とにまったく抵抗はなかった。

「ちゅっ、る…る…りゅ……む……」

 浴衣を着た望と、望に合わせて袴を履いたまとい。身体が触れると、和装に用いられる
ざらざらした綿は独特の重たい衣擦れの音を立てる。

「私は弱いあなたを愛しています。人より傷つきやすい純粋な心を持ったあなたを愛して
います。先生が絶望するのは、他人には見えないものが見えてしまうから。見なかったこ
とにして忘れることができないから」

 自分の弱さ、世間の醜さ、誕生日から十月十日を遡った先のクリスマス、仙台の新球団
の帽子についている毛。

「本当に世の中全部嫌いな人は、絶望なんかしないよ。先生は、ほんとうはすごく欲張り
なんだよ」
「私は何も期待などしていません」
「口先ばっかり」

 霧はメイド服のスカートをたくしあげる。

「欲張りな御主人様を満足させられるかわからないけど、私でよければ、全部、あげるよ」

 真っ白な靴下はおそらくシルクだろう。
 ひざ上まであるハイソックスはガーターで止められていて、ガーターの上から履かれた
パンツが、これまた白。飾り気のない、素のままの白の下着……ちょっと待て。

「あなた、そのパンツ履き換えたのいつ?」
「……!!」

 まといの言葉に目を見開く霧。
 あまり家に居着かないまといには逆の意味で心当たりがあるのだけれど、他人に見せる
気がなければ、着替えってどんどん億劫になってしまって。

「こ…小森さん。気にしないで、早くスカートを下ろしましょう」

 霧よりもあたふたしているのが我等が絶望先生だ。恋愛感情に鈍く性に潔癖な素振りを
見せているとはいえ、いまのは意図せざるアプローチの分だけ効いているはず。
 浴衣の布地と褌を越えた上からでも、興奮が手で感じ取れる。
 まさに絶棒……なんて表現は使い古されすぎだろうか。

「先生、興奮されてます?」
「常月さんっ、それは反則ですっ」
「あら、先生。反則だなんて、恋愛はルール無用のバーリトゥードでしょう」
「ああ、そうでしたね。あなたはいつもそうでしたねっ」

 まといは望のうしろに回り込み、さわさわと股間を撫でさする。
 霧は腰をひねって挑発的に尻を突き出してみせる。自ら肢体を晒してみせながら、羞恥
に肌を染めるその姿は、まといから見ても魅力的だ。

「ごしゅじんさま……どうぞ……」

 かすれた声が熱っぽい。



15:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:26:16 4NAzGFNA

「先生」

 まといは背後から望の首筋に息を吹きかける。

「私、先生と結婚したら、家事をしている暇などないので、メイドでも雇おうかと思うん
です。もちろん、身の程はわきまえてもらいますけど」

「ふーん」

 霧は目を細め、すらりと細い脚を見せ付けるように一歩踏み出す。

「私も、理解のある奥さんになるよ。お外に恋人作っても見逃してあげる。ちゃんと私の
おうちに帰ってきてくれるなら」

「いいんですか」
「私は、御主人様のもの、だよ」
「なにがあっても、先生の傍にいますから」

「それでは皆様、ごきげんよう」

 風浦可符香の声がした。
 机の上には、いつぞや千里が作った可符香人形が座っている。
 
 
 
 
 
 

16:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:43:15 4NAzGFNA
 糸色望は、世に蔓延る欺瞞を心底嫌っている。
 世間が大人の対応で触れずに置くような事柄がいちいち気になってしまい、それをわざ
わざ探しにいっては絶望する。社会の醜さを受け入れるには純粋すぎ、立ち向かうには弱
すぎ、そして全てを拒絶するには寂しがりやでありすぎる。精神的な意味での大正文士の
末裔だった。
 2年へ組の生徒たちもまた、同じような弱さと潔癖さを抱えている。人を傷つけること
に怯える加賀愛、自分の声と文字にトラウマを持つ音無芽留、世の中と関わることを厭っ
ている小森霧、それに、人との距離の取り方を知らない常月まといや、物事をポジティブ
に捻じ曲げて解釈することでしか受け入れられない風浦可符香も。彼女たちを社会と折り
合いのつけられる「大人」に育てるのが望の教育者としての使命……の、はずである。
 しかし。身の安全に関わる千里や真夜あたりの場合は別として、望はいまの彼女たちが
嫌いだというわけではないのだ。側にまといがいること、帰れば霧がいること、既に吐露
してしまったように、それは望にとって掛け替えのないものになっている。
 彼女たちの歪みにつけこむような真似は、教育者として、大人として、許されないこと
ではあるのだけれど。己の卑怯さがどうしようもなく許せなく思えるのだけれど。
 でも。今の、ありのままの彼女たちを受け入れられる者が自分しかいないのならば。

 机の上、可符香人形のすぐそばには、札入れやがま口と合わせて、いつも持ち歩いてい
る辞表が置いてある。
 望は、教育者としての役割を放棄した。

「気が変わったら、いつでも言ってください」

 まず、背中にしがみつくまといの腰に手を回し、正面、やや左手側に抱き寄せる。
 和装の胸元を緩めると、内には白の襦袢とさらし。智恵先生ほどではないが、まといの
胸はやや大きめで、望の身体に押し付けられてふにっと歪む。

 けれど、望はまといの胸には触れない。望は四捨五入なんて単語を忘れたい年頃の二十
代男子、胸にがっつくような青臭い時期は既に過ぎている。霧が、悲しむだろうし。
 額に一度口付け、背中を優しく何度も何度も撫でていく。

「ん…先生……」

 まといは望の左胸に耳を押し当てる。望は功夫を積んだ格闘家ではないから、自分の心
音を聞くことはできないけれど、たぶん、興奮、しているはずだ。手がかすかに震えてい
る。教師が生徒に手を出すのだ。自分の臆病さに自虐癖が顔を出す。
 でも。男がそんな風に怯えていたら、愛しい少女たちは気に病むだろう。仮にも年上の
男、童貞坊やではないのだ、リードして、あげなくては。
 まといの着物を肌蹴させ、熱を持った肩に触れると、その温もりが指先に伝わって震え
が解けていく。

「くすっ、せん…せ」

 望の指にまといの指が絡む。恋愛経験豊富なまといは、望の懸念も承知の上か。

「小森さん」
「あ…は……うん……」

 熱に浮かされたように大きく息を吐きながら目を見開いていた霧は、名前を呼ばれたこ
とがわからないかのように数秒戸惑ったあとで、発条のように畳を蹴って望の身体に飛び
ついてきた。

「ん……ご…御主人様……御主人様……」

 人嫌いで異性と触れ合う経験などなかった霧は、御主人様とメイドというロールにしが
みつくように、目をつぶったまま何度も望を御主人様と呼ぶ。


17:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:44:01 4NAzGFNA

「小森さん。メイドの服装、とても似合ってますよ」
「ほんと…?」
「本当です。いつもジャージとか地味な格好してますけど、衣装が違うと華やかに見えま
す。それに、黒の生地も小森さんみたいに肌が白くて細身の人だと締まって見えて―」

 霧の背中を撫でながら、不安がる霧を拙い言葉で褒め称える。
 もとよりネガティブが信条の望のこと、人を褒める言葉などそうそう出てくるものでは
ないのだけれど。

「ほんと…?」

 彼女は自分が美人であることに自覚がないのだろうか。

「ほんとに、私、きれい?」
「私は、嘘は嫌いです」
「それが、まず、嘘」

 霧はようやく目を開けてくれた。

「まったく、失礼な」
「お世辞でも、いっぱい褒めてくれて、嬉しかったよ。
 私、男の人と、こういう風になるの、初めてだから……」

 男が初物を好む―なんて考えで霧がそう口にしたわけではないのだろう。
 それでも望のしようのない本能は、その言葉に多少の興奮を覚え、その愚かさをいつも
のように自嘲する。
 ずっと望の胸に耳を押し当てていたまといが、恥らうように首を振った。

「私だって、こんな風に、女性を2人も抱きしめるのは初めてですよ」

 霧とまといを、2人まとめて抱き上げる。体重すべてを持ち上げるわけではないけれど、
それでも非力な望にとっては十分な重さだ。
 まといが顔を上げ、視線でキスをせがんでくる。初物が好きな男の本能を否定するつも
りはありませんが、経験ある女性を貶めるような趣味もないのですが。

「ん…ふ……くちゅ…ちゅ……ちゅく……」

 上向いたまといの口の中に、2人の唾液が流れ落ちていく。うっとりと頬を朱に染め、
望の浴衣の袖口をグーにした手で握りながら、白い喉を鳴らして、溜まった唾を嚥下する。

「ふふっ。先生、キスがお上手」

 ふたりのつばでべとべとになった口の周りを、まといは絣の着物の袖口で隠す。
 床でのまといの仕草は、すっかり馴染んだ和装のせいもあって、なにからなにまで未成
年とは思えぬほど艶っぽい。

18:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:45:03 4NAzGFNA

「ご…ごしゅじんさま……どうか……わたしも……」

 霧の薄い唇が小さく言葉をつむぐ。
 童話の世界から抜け出してきたような清楚さを持った霧は、白兎のように身を震わせ、
望を潤んだ目で見つめている。

「あの先生、眼鏡が」

 まといが望の眼鏡を取り上げる。
 ぼんやりと霞む視界の中で、霧の髪と瞳の黒さがだけがくっきりと映る。
 そういえば、先ほど霧と口づけを交わしたときは、霧の顔が眼鏡に押し付けられて。ま
といは、それを見ていて覚えていたらしい。

「小森さん…ちゅ……」

 軽く口付けて、舌先で前歯をゆっくりと撫でていく。

「ん…あふ……せん…せ……?」
「私の時とは、仕方が違うのですね」

 それはもちろん。誰にだって通用するキスの王道なんて都合のいいものなどありはしな
いから。
 長い髪を指で梳きながら、ゆっくり時間をかけて舌を進めていく。人一倍臆病な少女を、
怖がらせてしまわないように。
 よほど歯医者に行きたくないのか、虫歯の一本もないきれいな歯列を舌で確かめ、短い
舌をからかうようにつつき、無抵抗な生娘を、じっくりと時間をかけて蹂躙する。

「はふっ。はぁ、やめちゃ、やだよ……」

 キスしながら鼻から息を抜くなんてできない霧は、唇を離すたびに大きく息を吸って、
それから望のうしろにまわした腕に力を入れてしがみついてくる。
 粘着質な望のこと、メイド姿の少女の唇を10分もかけて堪能した頃には、霧はすっか
り酔ってしまったようになって、ぺたんと床に腰を落としていた。

「…あの…くちびるに…キスするの……はじめて……」

 陶然と漏らした言葉に、まといが息を呑む。
 それが望には、しゃくりあげるように聞こえた。……いますよね、無神経なことを言う男。

「常月さん」

 まといの耳を甘噛みしてささやく。

「あなたの男性遍歴だとか、興味ありませんから。昔の男に何を言われただなんて、そん
なことは忘れてしまいなさい。あなたは私の好みだけ気にしていればいいんです」


19:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:45:37 4NAzGFNA

 絣の着物の中に手を突っ込み、胸を締め付けるさらしを緩めると、カエレやあびると遜
色ないくらい大きな胸がこぼれだす。
 その乳房を荒々しく揉みしだく。
 十代の小娘とは思えぬほどやわらかく熟れた胸。きっと過去に開発した奴がいたのだろ
うが、ご苦労様なこと、たわわに実った果実を刈り取るのは望なのだ。

「んんっ、くうっ……」
「痛いですか?」
「いえ、もっとしてください」

 望の指はスーパーフィンガーテクニック初段なのだそうだ。
 乳首を指先でいじり続けると、まといは白い喉をさらしてあえぐ。その首筋にかじりつ
く。無抵抗になぶられるまといに、興奮し狂った脳髄が、このまま首を食い千切ってしま
いたいなどという猟奇的な衝動を訴える。愛しい少女にそんなことができるものか。首に、
喉に、次々とキスマークをつけていく。なまじ色白で美形で眼鏡までかけてる望のこと、
付き合った女性を、その生来の粘着質で凝り性な性格に任せてよがらせ続け、気持ち悪い
などと呼ばれたことがどれだけあったことか。
 情欲をあらわにした己の姿が変質者めいていることへの自覚はないでもない。
 けれど、そんな望に、まといは息が切れるほどの喘ぎ声の合間に「先生」と甘やかに呼
びかける。

「はうっ…ん…先生…いい…いいれす…はあ…はあ…さわって……好きに…してください……」
「常月さんの身体は、ほんとうに柔らかいですね」

 望の全てを受け入れてくれるまといの身体は、加○鷹公認が指テクを思いのままに振る
うことが許された初めてのキャンバスだ。乳首に、背筋に、わずかに指を滑らせるだけで、
四十数キロの肢体が跳ねていく。一人の少女を思いのままに弄ぶという快楽に、望は完全
に酔いしれていた。

「常月さん、常月さん」
「くうっ…ふぅ…はぁ…はぁ…せんせ…せんせぇ……んっ…んんんっ」

 まといが望の方を向いて涙をこぼす。

「先生…きもちぃすぎ…です。胸、さわられただけで、はんっ、いってしまいました……」
「そんなに、感じてくれたのですか」
「はひ……。こんなの…初めて…です……」

 いまだまといの袴は結び目すら解かれていない。ただ、和服の上と襦袢がはだけられ、
さらしに覆われていた胸が赤く色づき、乳首がつんと尖っているだけだ。

「先生…ちゅ……」

 自分がたっぷりされたことのお返しだというように、まといは望の首筋に顔をうずめ、
唇で吸いつき、印を刻む。


20:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:47:16 4NAzGFNA

―くいっ

 袖口を引くのは、メイド服姿の霧。
 いつものように体育座りで小さく身を縮こまらせて、無言のまま望に構ってと訴えかける。

「小森さん」
「きり…霧って呼んで」
「霧…さん」
「……霧…です……御主人様……」

 霧は自らメイド服のボタンを外し胸元を開く。
 胸は、まといと較べるとずいぶんと貧弱な。けれど、女体の魅力は豊満な曲線美のみに
あらず。抜けるような肌の白さと、ほっそりとした手足、瞳の大きな童顔が、少女として
の危うい均衡を芸術的なまでに生み出している。

「これは…その…絶望的……絶望的な御主人様ですね……」

 このシチュエーションは、危なすぎる。
 密かな人身売買大国日本。白い肌に黒髪、東欧から中央アジアにかけて、“旧東側世界
”の南西部を想定してみようか、貧しい国から年端もいかぬ乙女を買い上げ、建物に閉じ
込め、御主人様と呼ばせる。

「どうして? あ…どうか、いたしましたか、御主人様……」
「いえ、少し、己の罪深さに慄いていました」
「私は…御主人様のものです。好きに…してください」

「わかりました。霧、好きにさせてもらいますよ」

 体育座りでぺたんと尻をついた霧の右足に手をかけ、スカートの内側から引き出す。
 霧の反応をうかがいながら、薄い靴下越しに、脚を下からさすっていく。
 ぱちぱちと何度もまばたきをしながら、霧は自分の足と望を代わる代わるに見つめてい
る。嫌がるそぶりは見られない。
 それに安堵しながら、だんだんと手を上へ―スカートの内側の方へと動かしていく。
 ハイソックスの途切れ目を越えると、そこは霧の内股。まといは体温高めで肉感的な柔
らかい身体をしていたけれど、霧の肌から感じるのはなによりもそのなめらかさ。陶磁器
のようにすべやかで、しかし人を拒絶するような硬さと冷たさはない。
 いくらでも撫でていたいような、それどころか、頬ずりだってしてしまいたい。
 すれば、いいじゃないか。

「ん……ふぅ……」

 眉根を寄せて息を吐く霧。戸惑いこそあれ、いまだ霧は心の底から望に全てを任せてく
れている。
 胸元のリボンとボタンを外し、左肩だけを肌蹴させる。メイド服の扱いとしては邪道と
の気もするが、エプロンの肩紐は残しておいたというあたりでよしとしていただけないで
しょうか。
 くっきりと見える鎖骨。女ってのは…その…鎖骨じゃないかな(C)佐藤リョータ。
 そのあたりに頬を寄せ、霧の首筋からただよう少女のにおいを胸いっぱいに吸い込む。

「そういえば、あなたお風呂に―」
「……!!」
「そんなことを言うものではありません。霧が毎日丁寧に身体を拭いているのは知ってま
すから」

 新築した校舎にはシャワー室なんてものもある。そういつもいつもとはいかないけれど、
ときどき使えるよう智恵先生が手を回してくれているらしい。
 霧の肩に頬を寄せながら、なだらかにふくらむ胸に長い指を這わせる。
 まだ青い果実は、指に力を入れても形を変えることを拒む。霧が息を詰まらせるのを肌
で感じ、てのひらでやさしく撫で回すだけにとどめておく。

21:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:48:00 4NAzGFNA

「ん…んん……、お願い。ごしゅじんさま、して。まといみたいに」

「無理ですよ」

 ひとことで望は切り捨てる。

「私は女の子を泣かせるのは苦手なんです。初めてでも感じちゃうだなんて、どっかの三
流物書きの妄想でしょう。あなたは好きにさせると言いました。どうぞ私に身を任せてい
てください」

 優しく、あくまでも優しく、時間をかけて、てのひらと指先で霧の胸の表面をさすって
いく。
 小さめの乳首が刺激を受けてかたく尖っていくのを感触で確かめる。

「ちゅっ」

 赤く色づく蕾に口をつけると、霧が甲高く喉を鳴らす。
 弾力のあるしこりに吸い付いて、舌先で乳首をくすぐる。

「ん…ん…んんっ……」

 霧は肩をすくめて、初めてのはずの感覚に耐えている。
 それを見下ろしてまといが囁く。

「生娘って、めんどくさいんだそうですね。自分からはなにもしないし、感じない癖に過
敏だし」
「きちんと段取りを踏むのも、悪いものではありませんよ」

 妹にも見せたことのない、偏執狂じみた粘着質な本性を剥き出しにしている。
 ゲッペルさんとかいうのに見下ろされている感覚はあった。だからといって、ここで醒
めてしまうのはもったいなさすぎる。

「先生に一から全部仕込んでもらえるなんて、本当に、憎らしい子」

 これは言葉責め、という奴だろうか。
 霧は望の方に頼りなげに手をのばす。
 望はそれを受け取り、西洋の騎士のようにその甲に口付けた。
 そのまま霧の指に、料理をするためにきちんと切り揃えられた爪に舌を沿わせる。
 震える指先、ほっそりとして骨の形すら映る関節、少し乾いた水かき、薄いてのひら、
白い手の全てが唾液まみれになるほどに舐めしゃぶる。

「すごい……」

「なにがです?」

 まといへの返答に優越感がにじむ。今の望には、彼女がかつて付き合ってきた男性の誰
より女性を感じさせることができるという自信がある。まといの反応がそれを裏づけてく
れた。
 だから、たとえ霧が処女でも、性の片鱗くらいは味合わせてあげられるはずだ。

 霧の膝の裏に腕を挿し入れ、軽い―といっても望の腕力ではそう軽々ともいかない―
―身体をいったん抱え上げ、膝の上で横抱きにする。ふとももに当たるのは霧の尻の感触。
正直、まといほどの弾力はない。
 それよりも、上体が不安定な姿勢に怯えて腕にしがみついてくる霧の体温が、望を駆り
立てる。
 膝を高くあげさせたので、霧のスカートはさっきまでよりもさらにめくれ上がっていた。


22:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:49:43 4NAzGFNA

「あら。ちゃんと濡れてるのね」
「んんっ!!」

 霧はいやいやをするように首を振り、自分の顔を隠すように望の肩に押しつける。

「本当ですね。安心…しましたよ」

 言葉とは裏腹に若干の攻撃衝動が望の声色にひそむ。
 塗れたショーツの上から、筋のあるあたりをこすると、霧が息を詰まらせる。

「ん…ん…ん……」

 さらに指を中に侵入させると、迎え入れるのは37度の体温と湿度100%の熱気。
 まだおそらく小さな筋でしかないはずの秘列をゆっくりとなぞり―

「んんっ…はふっ……」

 反応はむしろ苦しげであった。

「どう? 霧、気持ちいい? 殿方は、自分がきちんと相手を感じさせられているか不安なの」
「わからない、わからないよ。触ってくれたとこが、むずむずして、こんなの、初めてだもん」
「じゃあ、やめてほしい?」
「ゆっくり、ゆっくり、ね、先生」

 メイドと御主人様の偽装をかなぐり捨てて霧が叫ぶ。ただでさえ高い声はほとんど裏返
ってかすれていた。

「ん…ん…ふぅ…いいよ……このまま…して……」

 まといに言われたとおり、霧はたどたどしく快感を言葉に示す。

「ん…んと……、じゅんってなって…からだが…あついのに……ふるえちゃうの……」

 すがるように体重を預けてくる霧は、年齢よりも小さく思えた。
 霧が感じている快楽の源は、まだまだ未熟な、あるかなしかの性感だけではないだろう。
長らく人を拒んできた―望や交とも性差ゆえに触れ合えない―彼女が久方ぶりに感じ
る一次的接触、人の温もりだ。
 背中にぴったりのまといや、性別なにそれの勢いで飛びついてくるマリア、あとなんだ
かんだで妹の倫や可符香などには、なにかとしがみつかれたり手を引かれたりしてきたの
だが。
 いちばん近くにいるはずの霧とは、そういうことは、ほとんどなかった。


23:So long Mr.Anonymous
08/12/11 06:51:58 4NAzGFNA

―ぎゅっ。

 望は霧を強く抱き寄せる。

「せんせ?」
「痛かったですか?」
「ううん。先生のからだ、あったかい。私、いま、幸せだよ、すごく」

 嬉しそうに目を細める霧の表情は、言葉よりもたしかに霧が感じている幸福感をあらわ
していた。触れ合った身体の全ての場所が愛撫以上の快感を霧に与えている。それが感じ
られることが、一人の男として、霧を愛する者としての望にとってもなにより心地よい。
 霧も薄い胸を望のあばらや肌蹴た浴衣にこすりつけながらしがみついてきた。
 それが望の手に秘部を押しつけるようになっていることは、霧自身自覚していないだろ
う。ショーツの中がいっそう熱と湿り気を増す。
 懸命に首をのばしての、唇より先に歯が当たるような稚拙なキス。

「せんせ…せんせぇ……好き…好きぃっ」

 涙交じりに叫びながら、霧は確かに初めての絶頂を迎えていた。

24:名無しさん@ピンキー
08/12/11 06:54:26 4NAzGFNA
と、とりあえずここまで。途中、連続投稿規制に引っかかる。
朝なら時間かけて投稿できると思ったが、投稿者の少ない朝は規制も入りやすいのだった。

処女には処女の、非処女には非処女のよさがあるもんだ、ということで。

25:名無しさん@ピンキー
08/12/11 15:16:33 4sEIiVwP
文体もおもしろく、読めるGJ。


ただ、専用スレでないところに投下するエロなんだから、女の子のディテールはもう少し描写があっても良いかと思う。
「とりあえず原作は知ってる」レベルの人は、キャラの名前とビジュアルが一致しない人も多いし。
そのあたりをくどいと見るか、親切と見るかは、一次と二次の風土の差かもしれないけどね。

26:作者
08/12/11 16:57:06 4NAzGFNA
あー、そういえばキャラの外見とかの説明の部分がーっ。
ごめんなさいごめんなさい。気をつけます。
これは収録の際には改訂しておきます。

27:名無しさん@ピンキー
08/12/11 16:59:35 I0Nl8wSP
まあ二次創作が少ないのはそれ用のスレでやってるからってだけだからな

28:名無しさん@ピンキー
08/12/11 17:25:17 ERVzzmy9
よく見たらここって二次問わず、なんだな
パロディっぽいのはやってたが

二次だとハーレムに対し厳しい人もいるしいいけど

29:名無しさん@ピンキー
08/12/11 18:07:00 u69jAa1o
キャラの立ち位置とか主観の問題、イメージなんかあるから荒れる要素
になるしな。
出来れば二次創作はそれらの作品スレに投下してこっちには誘導用の
URLだけ貼り付けっていうのが荒れにくいんでそういうのが通例だっただけ
かと。
原作知らない人からしたら「何コレ?」ってだけだし。

30:名無しさん@ピンキー
08/12/11 18:29:41 4sEIiVwP
二次のハーレムは時として、原作の中でそれなりのカップルが成立しているヒロインをも取り込む場合があり、カプ厨の逆鱗に触れる。
また、原作公式でなくとも、マイナーカプ厨が幅を利かせるスレもあり、投下には配慮が必要な場合もある。

基本は>>29でもいいんだろうけど、例えば上記のような環境だったら、こっちに投下するほうが(むこうが)荒れないですむ。
出来ればその際には、かんたんなキャラ説明のリンクを貼ったり、作中で描写してくれたりすると、原作知らない人でも少なくともハーレム物のSSとして楽しめる。

職人さんのさじ加減かな。

31:名無しさん@ピンキー
08/12/11 19:27:50 DJvKG4kj
>>8
GJ!

32:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:03:53 3len3e/M
>>24
GJ!
すごいすごい。これはエロイ。

33:名無しさん@ピンキー
08/12/11 22:34:36 nkQFznLR
次はレズだな

34:名無しさん@ピンキー
08/12/11 23:07:08 wzBVReh2
うーむ、面白そうなのに原作を知らないこの悲しさ……
絶望した!←この位は知ってる

35:名無しさん@ピンキー
08/12/12 12:18:14 uK6FYA+f
二次ハーレムって確かにあんまり見ないな
他にあるだろうか

36:名無しさん@ピンキー
08/12/12 13:02:23 yh27y1pO
原作知ってる者としては、
知らない人にもわかるようにキャラの特徴を
きっちり説明してあるなぁと感心したんだけど

一次スレで二次を書くのって難しいものなんだな

37:名無しさん@ピンキー
08/12/12 15:36:08 HOG3II1b
>>35
少年漫画系なんかはハーレム展開にしている二次創作も多いけど
だいたいは作家や原作ごとのスレやサイトに投稿されてる

38:名無しさん@ピンキー
08/12/12 15:41:04 qKF3MneW
て事はもっと浸透してる作品で書きゃいいのか
サザエ、ワカメ、フネ、タイコ…
ハレ主をどうするかが問題か

39:名無しさん@ピンキー
08/12/12 16:12:45 paL5xQnD
シンプソンズ並にキツいからやめてくれw

40:名無しさん@ピンキー
08/12/12 17:17:40 esgai9qo
たしかに二次創作のほうがハーレムって書きやすいし読みやすいんだが
このスレでは全然見ないな

41:名無しさん@ピンキー
08/12/12 17:19:59 I9Jr9lll
そりゃハーレムが主じゃなくて従だからだろう

42:名無しさん@ピンキー
08/12/12 18:00:12 paL5xQnD
脊髄でレスしてGJし忘れた

>>24
GJ!
原作は「絶望した!」しか知らないけど、楽しく読めたよ

43:名無しさん@ピンキー
08/12/12 20:47:58 6UqihZvB
>>38
日本人なら誰もが知っている元ネタなら、ほかにもあるだろ
浅野家47人ハーレム討ち入り事件とか

44:名無しさん@ピンキー
08/12/12 21:04:28 /Q7rQ0Tj
>>43
全員の名前言える奴の方が珍しいわ

45:名無しさん@ピンキー
08/12/12 21:31:34 3g0EC/ym
>>39
オーストラリアでシンプソンズのエロ同人を描いて児ポで逮捕された人がいるそうだ
URLリンク(blog.livedoor.jp)

46:名無しさん@ピンキー
08/12/12 21:42:53 PxsvBzbq
>>45
他所は他所ウチはウチ

47:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:17:33 8RocPZiw
>>43
御家再興を目指す十勇士ハーレムとか

48:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:54:05 /Q7rQ0Tj
せめて八犬伝でどうよ?

49:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:14:34 XX2q7ByF
>>26 GJ!!しかし、絶望先生は専用スレがあるのだから、そっちに投下したほうがいいのでは?
絶望先生のスレが荒れていて、とても投下できるような状況じゃないというのなら別だけどね。
しかも、「ハーレム物はだめです」とも書いていない。

いくら、「オリジナル・二次創作を問わず」とは言っても二次創作の場合は、該当スレがない時のことを言ってるんじゃないの?
もしかして、絶望先生のスレがないと思ってこっちのスレに投下したの?作者さん、もし見ていたら回答をお願いします。

50:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:29:20 hJZX/hLl
何でそんなに偉そうなの?死ぬの?

51:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:56:59 2POifmG/
ハーレムとは来るもの拒まず全ての女性を頂くモノ
明文化された法則に縛られ過ぎてはハーレムなぞやってられん
ツンデレ素クールメガネ委員長幼なじみ姉妹アイドル等など専用スレへと追放すれば何も残らぬ良いとこ盗りのこそハーレムスレぞ

52:名無しさん@ピンキー
08/12/13 01:22:55 faxcS45z
大変だ!>>51のところに姫野カレンが!

53:作者
08/12/13 06:36:04 W8anffDb
>>49
>専用スレがあるのだから、そっちに投下したほうがいいのでは?
>いくら、「オリジナル・二次創作を問わず」とは言っても二次創作の場合は、該当スレがない時のことを言ってるんじゃないの?
一人で勝手にスレのルールを作って作家に押しつけるのはやめましょう。
「じゃあ続きは書くのやめます」とか言ったら、(私ではなくほかの読者に対して)責任取れますか。
私は別に気にしませんが、一住人の勝手なルールで作家を追い出すようなことが起きたらスレの損失です。
他の作家さま相手には絶対にしないでください。



54:作者
08/12/13 06:42:12 W8anffDb
作品個別スレが存在していることはもちろん知っています。
知っていてあえてハーレムスレに投下しました。
ほかにもハーレム系二次創作を書く予定があるから。
ほかの作家さまにも二次のハーレムを書いてもらえると嬉しいから。

原作知らない人対策としては、とりあえず、保管庫掲載時に、
頭にこーゆーキャラ紹介をつけよう…もといつけてもらおうかと。




ハーレムスレ二次創作企画 第1弾
So Long Mr.Anonymous

原作:さよなら絶望先生
 週刊少年マガジン連載、久米田康治作。
 自殺癖のあるネガティブ教師「糸色望」と、社会不適合者ばかりの32人の生徒たちが
世の中の絶望的なアレコレについてダメ出しするシニカルな社会派(笑)学園コメディ。

主人公:糸色望
 2年へ組担任。いつも和服で線の細いメガネ系美青年(書生風)。
 世の中のどうでもいいことにすぐ絶望して首を吊ろうとするダメ人間。
 なぜか訳あり女子から好かれる。Nice Boat。

ヒロイン:小森霧
 望が担任するひきこもり少女。とても色白で腰まである長髪。
 授業に出ずうちにも帰らず宿直室で一日を過ごしている。

ヒロイン:常月まとい
 望が担任する超・恋愛体質少女。
 今は望に執着していて、定位置は望の背中、その影響で和服を着ている。

サブキャラ:風浦可符香
 望が担任する2年へ組の生徒。世の中に絶望などないと何でもポジティブに言い換える。
 あやしげな神様を信仰する2年へ組の黒幕。人のトラウマをざっくりとえぐるのが特技。
 今回ハーレムエチには参加しません。

55:名無しさん@ピンキー
08/12/13 07:08:50 JJJwZIsI
>>53
そういうのが一番議論を生んでその結果が作家が居なくなるんだがな

でもキャラ説明は必要ないと思わなくも無いが
(二次創作でもオリジナルみたいに分かりやすくするのは出来るだろうし)

56:名無しさん@ピンキー
08/12/13 07:09:36 JJJwZIsI
おっと書き忘れたGJ!

57:名無しさん@ピンキー
08/12/13 08:33:39 ev20JvOf
せっかくのハーレムネタなのに、
エロパロダメなんて決めてたら余計に過疎って楽しめなくなると思う。

58:名無しさん@ピンキー
08/12/13 11:13:41 XX2q7ByF
あっ、作者さん見ていてくれたんですね。ご意見どうも。ただ、自分では押し付けようとは思っていませんよ。
その証拠に疑問符がついてますよね?でも、押し付けていると感じさせてしまったのならごめんなさい。

ついでに質問ですが、「ハーレムスレには二次創作が足りない!」と思うようなあなたが、全盛期に比べ投下数が
あきらかに減っている絶望スレに投下しなかったのは何か理由があるのですか?もし投下する気がまったく無いにしても
「ハーレムスレにて投下しました」ぐらいの報告はあってもよかったのでは?
 



59:名無しさん@ピンキー
08/12/13 11:39:22 O1zTqPde
いままでオリジナルばかり投下されてたから、絶望ネタが来たときにこういう奴が出てくるかもと思ったけど
ほんとに出てきた…そんな細かいこと作者の好みでいいんじゃないの?
>>1に「オリジナル・二次創作を問わず」って書いてあるわけだし。内容もスレ違いじゃないし。

60:名無しさん@ピンキー
08/12/13 11:46:33 S/aS12yJ
なんでカリカリしてるのかわからん。
投下してくれるのはとてもありがたいのに。
「作品の該当スレへ一応報告したほうがいいかもね」くらいの意見ではなく、
なんで問いつめる口調なのかな。

それともあれか?
「絶望ネタ投下するなんて・・・この泥棒猫!」とでも言いたいのだろうか。
読みやすくて面白いから是非続きを希望したいのだが。

61:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:46:25 iaoJwYJi
>>13で「智恵先生」が「千恵先生」になっています。

保管庫掲載の際、修正お願いします。

62:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:54:54 ya99X+oR
そりゃ>>58みたいなのがいりゃカソるわ…

63:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:11:10 vkKecspc
慇懃無礼

64:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:41:45 P3WHiEh4
テンプレ的にも問題ないんだし、作者さんの判断でいいじゃないか
少なくとも俺はこっち投下して貰えて嬉しいし
何が気にくわないんだろう


俺の行くスレ大体荒れてる
中学高校の冬休みには早いだろうに何故だ!

65:名無しさん@ピンキー
08/12/13 14:41:06 jv3CgpK+
>>64
最近の大学入試は、AOがどーとか推薦がどーとかで
11月にはほぼ終わっちゃってるのだよ。

で、「合格祝い」でPCを買ってもらって、
あとはおわかりですなw

66:名無しさん@ピンキー
08/12/13 15:37:00 2ixNCp5K
今思ったが>>58は新手の荒らしだよね


67:名無しさん@ピンキー
08/12/13 15:47:20 1dEZ9rOT
このタイミングでいつもの奴いないしね

68:名無しさん@ピンキー
08/12/13 15:48:07 Kn+ygHRp
ここ「エロパロ板」w

>>58は単に絶望スレが過疎ってるのがイヤでワガママ言ってるだけの困ったちゃんでFA

69:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:05:06 kVgh87pZ
>>68
あれ?絶望にえろぱろ板って無いの?

70:作者
08/12/13 21:42:55 W8anffDb
作品スレがある原作付を属性スレに投下してはならないなどというルールは、
エロパロ板には、少なくともハーレムスレにはありません。

たまたま手持ちでいちばん進んでたのが絶望先生だっただけで、
ほかにもいくつか投下したいなあ、という書きかけはあるのですよ。



71:名無しさん@ピンキー
08/12/13 22:36:24 VQ3/YpRm
別に投下云々はどっちでもいいんだけどあんま自己主張強いのはやーよ

72:名無しさん@ピンキー
08/12/13 22:36:54 40rZ67k6
漫画やアニメで一番好きなヒロインが他の男とくっつくあのくつじょくかん

73:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:06:47 +m3hJI4n
そんなことより前スレ埋めようZE

74:名無しさん@ピンキー
08/12/14 02:12:03 EDZcqMa1
>>58が面白いくらいキモくて面白いw
このもどかしい気持ちを言葉で表せないw

75:名無しさん@ピンキー
08/12/14 02:58:33 4X1mPW+j
前のスレ埋めに使ってたエロゲーのタイトル談義
こっちでも続けて良い?

76:名無しさん@ピンキー
08/12/14 02:59:17 pfZz4nmc
埋めネタを次スレに持ち込んでどうする

77:名無しさん@ピンキー
08/12/14 03:10:14 rcFkiI8W
>>58
コピペ改変じゃないのかよ

78:名無しさん@ピンキー
08/12/14 06:47:11 94JsBStH
ああああああああああ!
7時間ぶっ続けで書いた自作ハーレム小説が一瞬で水の泡に!
メモ帳の上書き保存でメモリエラーが出たからって
何で俺は『名前を付けて保存』じゃなくて『新規』を押してるんだよおおおお~!
ははっ白紙ですよぉ~。完成度はともかく俺の7時間の結晶がぁ~!
ってなったけど上書き保存自体はされてた。よかったよかった
徹夜って怖いね

79:名無しさん@ピンキー
08/12/14 08:11:23 TIZzdXGs
>>78
どんまい。
ctrl+Sを押す癖をつければ解決……といいたいところだがおっちょこちょいはどうにもならねえ

80:名無しさん@ピンキー
08/12/14 09:15:48 30qp768Y
>>78
よくあることさ。
でもフリーで出ているテキストエディタを使ったりするとそういう失敗は起き難く
なるぞよ。
アンドゥリドゥが出来るエディタもあるし。


81:名無しさん@ピンキー
08/12/14 11:41:18 rSDy0z85
よかった。やっと前スレ埋まった。話題振ってくれた人サンクス。

>>78 せっかく作ったデーターが一瞬で消えさると、しばらく立ち直れないよね。一回仕事で……
それからある程度進んだら、上書き保存するくせがついたよ。でも、その上書き保存でエラーが出たとなると
慌てちゃうよな……。

82:名無しさん@ピンキー
08/12/14 11:52:25 GSwUajcA
物書いてるときは、小まめに保存してるうえに別にコピーとってそれでも不安だから
別の保存媒体にも定期コピーする始末だぜ。
しかしそれでも不安は消えない。

83:名無しさん@ピンキー
08/12/14 15:23:14 Yq7RFBld
保管庫覗いてきたんだけど
前スレの黄門様が女代官にお仕置きする奴って
あった?

84:名無しさん@ピンキー
08/12/14 18:27:01 o3AqP5Tl
どこに、を明確にしてもう一度どうぞ

85:名無しさん@ピンキー
08/12/14 18:49:08 gwZchwy3
1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★[] 投稿日:2008/12/12(金) 21:24:30 ID:???0
★消防士、少女2人と同居=県条例違反で逮捕-宮城県警

・女子中学生(14)と性的な行為をしたとして、宮城県警石巻署は12日までに、県青少年健全
 育成条例違反の疑いで、石巻消防本部矢本消防署の消防士菅原友和容疑者(24)=石巻市
 蛇田新金沼=を逮捕した。容疑を認めている。

 菅原容疑者は11月上旬、この中学生と同級生(14)の2人と知り合い、自宅に住まわせて
 いたという。

 調べによると、菅原容疑者は11日、18歳未満と知りながら、東松島市に住む中学2年の
 女子生徒と自宅で性的な行為をした疑い。 

おソース
 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

元スレ
スレリンク(newsplus板)

君らごのみのニュースと思ったので貼った。
後悔はしていない。

86:名無しさん@ピンキー
08/12/14 18:57:40 Qe6Za+Be
黄門てもっと前じゃね?
前スレざっと見返したけど中盤で小ネタの雑談があった位な気が

87:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:06:16 pfZz4nmc
しばらくすりゃ保管されるだろう

88:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:29:40 LC7Q87QZ
>>85
どうせイケメンなんだろうな・⊿・

89:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:55:31 39eNSidM
んで>>78まだ~?チンチンマルダシ

90:名無しさん@ピンキー
08/12/14 21:24:27 Yq7RFBld
>>84
すまん、保管庫に収納されてるか
されてとしたらどこにあるか聞きたかったんだ

>>86
あ、多分それ。あらすじ的なやつだけど


91:78
08/12/14 22:48:39 9lPM84R4
リクしてくれた人がいるんでSSうpする

URLリンク(ziploader.ddo.jp)
パスはコメントそのまま。「ハーレム」で

ただ、Hシーンはあるけど
ハーレム未結成という未完成っぷりなんで
スレ汚しになると思ってうpろだにうpした
しかし小説の続きを書くって難しい
テンションが途切れると自分の小説を振り返るのが辛い

92:名無しさん@ピンキー
08/12/14 23:13:22 ou1rllSv
GJいただきました。今から読むよ!

93:名無しさん@ピンキー
08/12/14 23:28:52 ou1rllSv
激しくGJ!!よかった。これからのハーレム結成が楽しみ。
続きまってるぜ

94:名無しさん@ピンキー
08/12/15 13:29:33 FhuuyJls
>テンションが途切れると自分の小説を振り返るのが辛い
それもやってく内に慣れるさ
ここに上げても問題ないレベルだと思うよ

95:名無しさん@ピンキー
08/12/15 16:29:28 bJtbNr2g
パソコン修理中の俺が泣いた

96:名無しさん@ピンキー
08/12/15 20:51:16 Ihc5Tnvb
>>91 GJ!!おもしろかった。他のメンバーがどんな娘楽しみですね。ところで、

>ハーレム未結成という未完成っぷりなんで
>スレ汚しになると思って

って書いてあるけど、ぜんぜん大丈夫ですよ。むしろ、徐々にハーレムになっていく様を読むのもいい。
ぜひ次は、このスレへの投下に挑戦してみてください。

97:名無しさん@ピンキー
08/12/15 22:14:12 M55LZf3T
>>91
GJ! 2人目の話を書けば、このスレ的にはボーダークリアになるから、期待してるぜ!w

98:78
08/12/16 00:46:19 +sWLqvDY
やさしく迎えていれてくれた住人の姿勢に感動した
へりくだり気味なコメントを書いて
凹まないように予防線張っていた自分がみみっちく思えたよ
これからも頑張る


99:名無しさん@ピンキー
08/12/16 12:43:02 EEUBCKL4
ハーレムって何人がベストなんだ?

1 2~3人
2 4~5人
3 10人前後
4 イナバ物置に乗れるだけ
5 世界中の女は俺のもの

どんな感じですかね?

100:名無しさん@ピンキー
08/12/16 12:57:02 Es9MItqs
>>99
その選択肢全部俺の嫁な

101:名無しさん@ピンキー
08/12/16 16:31:06 KCV0xPOq
>>99
個人的な好みから言うと

6 作者がちゃんと女キャラを書き分けられる限界人数

たくさんいるのは嬉しいが、女キャラの区別がつかなくなると萎える

102:名無しさん@ピンキー
08/12/16 17:04:27 rPcwKiUD
>>101
なんでも作者のせいにするのは良くない。
読み手側の趣味なんかによって、印象が薄れたり読み込みが足りなくなったりする。

それらを作者の書き分け不足と断じて、萎える、とか言ってやるのは可哀相だ。

7:作者が書き分け出来て、尚且つ読者(自分)が把握出来る人数。

103:名無しさん@ピンキー
08/12/16 17:05:36 w1B23J4y
そうか、
1、2、3、おっぱい
な自分には、3人が限度ということか。

104:名無しさん@ピンキー
08/12/16 17:11:51 DMvTslg9
>>99
作者の筆力、読者の記憶力・想像力を考慮すると文章表現では4~5人以上、10人未満が
限界かなぁ。これが絵なら作者の能力が続く限り増やせるし、現実ならば経済力が続く限り
いけるし、脳内妄想なら何人いてもよし

105:名無しさん@ピンキー
08/12/16 17:33:09 t+o5h42w
読者の記憶力を考慮にいれるなら10人は超えれないだろうな
ただ一方で、そんな手厚く配慮されたモノに満足できない読者もいる

106:名無しさん@ピンキー
08/12/16 17:44:42 QQFAJ8SC
キャラクターとして書き分けるのは1ダースが限度。出番を割り振るのも。
それ越えると、キャラ使い捨て上等で頭数活かした異常シチュ勝負になる。

あるいはメイン数名+モブ山ほどってやり方もできるけど。

107:名無しさん@ピンキー
08/12/16 18:15:51 uJeNwUam
本文とは別にキャラの設定書を作っておけば、何人でもOKじゃない?

108:名無しさん@ピンキー
08/12/16 18:57:35 MXUt1xrf
主人公を一人決める

色んな作者が5人ずつヒロインを描く

結果巨大ハーレムになる

109:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:31:47 eHXsQwfU
リレー式?

110:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:13:47 RL+bfqPu
リレーじゃなくていいんじゃね?世界観と主人公と、もしあるなら犯しちゃならないルールとを決めて、
あとは主人公のある一日を書いたり、学校性活を書いたり、ハーレム員数名との旅行中の出来事を書いたり、
家に一緒に住んでるハーレム員だけ決めとけば、あとは勝手に外で何人増やしてもいいだろうし・・・
ナイスアイデアだと思うけど、実際難しいだろうな。

111:twist ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:25:51 XJPG9M+H
ただいま帰りました。
年単位で放置してすみません。
何を言っても言い訳ですので、黙って続きから投下します。
ここまでは保管庫の『或る吸血鬼の懸念事項』を参照のことお願いします。
『いまさら何の用だ貴様』という人はNGかけてください。

112:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:27:14 XJPG9M+H
 爾はティーカップを口に運んだが、それは既に空だった。
 二人が語り聞かせた半生に、完全に圧倒されてしまっていた。
 紫苑はこの宇宙が始まったときから、延々とそのあり方を傍観してきたという『観察者』。そして、その姿は勇太の元妻を真似たものだという。
 テオは実の弟に犯され、その身を吸血鬼へと改造された。そして、最後に行き着いたのは、弟を殺した男を愛するという結末だ。
 それは、きっと『機関』の中でも最高機密に類するような内容の話だろう。

『あの『猿真似』達と顔合わせるなんて、ごめんよ』

 アルミラはそう言って、勇太の誘いを拒んだ。それは、一言で紫苑とテオの二人のことを表していたのだ。つまり、自分の姉の姿を『真似て』
いる紫苑と、本意ではないとはいえ吸血鬼を『真似て』いるテオと。
 エマの方へ目をやると、沈痛な面持ちで自分のカップを見つめている。それは、紅茶の水面に映る自分に、何かを問うているようにも見えた。
「ボクらがエマを仲間にしたんのも……実を言えば、その辺りの事情も……あるんかな」
 テオが言う。それがまるで『私が殺しました』と自白する容疑者のようで、爾はどうしようもなく逃げ出したくなる。この三人の間で、そんな
トーンの会話が成立していること自体が、彼女の想像の外だった。
「そう……かもね。それは意識していたわけではないでしょうけど」
 紫苑の相槌に、エマは顔を上げてかすれた声を出した。
「どういう、こと?」
「そんな難しいことやない。勇太は過程はともかく、ボクの弟を殺したんや」
「そして、私はあの人が亡くした大事な人の姿を真似ている」
「結局、ボクらはどんなことをしても、勇太から忘れさせてやることがでけへん。ボクら自身が、勇太が傷ついた原因、それそのものなんやから」
「でも、それは……」
 たまらず、爾が割って入った。傷ついたのはテオも紫苑も一緒のはずだ。続けて言おうとした台詞は、テオの首が振られただけで喉に詰まった。
「それは、関係あらへん。ボクらは、忘れさせてやりたいだけなんや」
「ただ、それだけ。誰がどのくらい傷ついたとか、それを癒すとか、そういうことはもう絵に描いた餅だもの。私たちはただ忘却に傷さえも埋没
させてしまいたいだけ。たとえそこから血が未だに流れ出ていようとも、快楽と愛情に埋没してしまえばそれで全て許容できると思っているだけ」
 爾の背中を、悪寒が駆け上がった。紫苑の言葉が、感情を切り捨てたものになっていく。それは、そうしなければ、コントロールできない領域
に来てしまっているということなのだろうか。テオが突き刺すように呼ぶ。
「紫苑っ」
「……えぇ、大丈夫。E太の横に腰掛けた。
「そんなに怒るなよ……」
「だって……こいつ、勇太を……」
 『傷つけた』と続けようとした声は、唇に当てられた人差し指で止められた。
「それに関しては、もう蹴りがついてるだろ? この娘の意思じゃなかった」
「……せやけど、納得でけへん」
「そうだろうね」
 勇太は軽く答える。

113:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:30:24 XJPG9M+H
 テオと紫苑が拉致されたときも、勇太は同じ感情を抱いたのだから。例え、本人達が無傷で気にすらしていないとしても、それが勇太の気を逸
らそうとこの間の連中が画策した、涙ぐましくも感じる陽動だったとしても、である。
 だから、テオからすれば、他人からの指示とはいえ、勇太を傷つけた実行犯である双子のことは、恐らく同じ屋根の下にいるのも嫌なはずだ。
 それはもう理屈ではない部分だ。
 それを踏まえて、勇太はもう一度、
「そうだろうな……」
と、今度は困ったように呟く。イルマは、困惑した眼差しを、二人に交互に投げかけていた。
 しばらく細い顎に手を当てて考え込んでいた勇太だったが、ふいに顔を上げた。
「ところで、お前さん、どうしてこんなことしたんだ?」
 今更と言っていい質問だったが、イルマは唾を飲み込み、それからたどたどしく答えた。
「あ……ジ、ジルマ……いも、うと……」
「うん?」
 唐突に出てきた名前に、眉を上げる。テオも同じように、戸惑いの表情を見せた。竜神族の言葉ならば、もっとスムーズにコミュニケーション
が図れるはずだが、流石に勇太でもこの世界でたった一つの村だけで使われるような言語の習得はできていない。そもそも、独特な発声器官の構
造をしているため、人間には不可能な発音まであるのだ。
 勇太は、努めて急かさないように、イルマを促した。
「妹さんが、どうした?」
「あ……ぅ……よごれた? された……」
 搾り出すような言葉に、首を傾げる。
「汚れた? シャワーなら毎日浴びてるだろ? 使い方も教えたし……」
「コホン」
 テオが肘で勇太の脇腹を小突いた。そこで、彼はやっとイルマの言わんとすることを悟った。
「アー……そう、続けて」
「あぅ……だ、から? ジルマ、だけ、よごれる……だめ。ふたご、いつも、いっしょ、だから……」
「……ふむ」
 大まかの事情は飲み込めた。
 要するに、妹のジルマが連中に捕まったときに慰み物にされたのだろう。そして、二人は双子であり、常に何もかもが同じ環境で育ってきた。
だから、自分だけが綺麗なままでは、不公平だ、というわけだ。
「なるほど……そういうことか」
 テオの言葉に、イルマは安堵の息を漏らす。だが、次の紫苑の言葉は、厳しかった。
「せやけど、あかん。許さへん」
「え……?」
 イルマは顔を上げた。勇太も、眉を寄せてイルマを見ている。テオがそう答えるのは、彼にとって予期していたことなのだろう。
「だって、それは肝心なとこが抜けとるやん」
 そういうと、テオは勇太に身を寄せる。
「ボク、勇太が好きやよ?」
「あ……ぅ」
「愛してる。勇太に抱かれるちゅうんは、単なる子供作ろとか気持ちいいだけやないねん……刻むんや」
「……」
 イルマは沈黙を続けた。テオは続ける。
「体中に、勇太を刻んでもらうんや。絶対に忘れへんように。何があっても、勇太がボクの一番で居られるように、や。
ボクかて色々あったわ。勇太に会うまで、好きな男とエッチできんかったもん。せやけど……穢れを落とす儀式ならともかく、汚すための道
具のように言われるのは許せへん」
「あ……」
 反論しようと口を開くイルマを、テオは突き出した指で黙らせた。
「解ってんねんで? そういうつもりじゃ、ないのかもしれへん。やけど、最初に言うたやろ?
 なんにしても、愛情が先やねん。
 こいつんことが好きでないなら、あんたが抱かれるのは、承知でけへん。汚して欲しいんなら、他を当たれや」
 す、と目が細められた。その視線は試すような光を帯びていた。
 テオは、わざと言葉に逆に取れる余地を残していた。つまり、『イルマが勇太を愛しているなら、抱かれるのは構わない』と。
 イルマはまだ日本語こそ不得手だが、頭の回転は早かった。テオの表情や口調、そして言葉の不完全さに気付くことができたとき、その顔に
は一つの決意が現れていた。

114:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:31:47 XJPG9M+H
 彼女は、勇太にかけてもらった布団をベッドの下に投げ落とすと、テオに負けじと抱きついた。
「うお……」
「……ゆーた……すき」
 思わず声を漏らした勇太に、イルマは言う。
 どこが好きなのか。一週間で、勇太の何を見たのか。それを語る言葉を、まだ彼女は持っていない。けれども、それを聞かせるのは焦らなく
ていい、とその場にいる全員がわかっていた。必要なのは、望みを伝える、たった一言だけだ。
「すき……だいて、きざんで……ほし……」
 消え入りそうな台詞だった。それは『妹のため』という建前を捨てた、偽りのない本音だった。
 テオが微笑むと、勇太に対して甘えるような声を出した。
「……どうするん?」
「……はは、紫苑とエマに怒られるな」
 言うなり、イルマを初めて自分から抱きよせる。
「おぅおぅ、お熱いなぁ」
 テオは面白くてたまらないと言った様子で、早くも自らも寝間着を脱ぎ始めていた。
 と、そのとき、寝室のドアが三度、開いた。
「あ……ぅ」
 ジルマだった。三人がもつれようとしているベッドに恐る恐る近づいてくる。その段になってようやく勇太が気付いた。
「念話で呼んだのか?」
 尋ねると、イルマはこくり、と頷いた。
「ジルマも、ゆーたが……すき。だから……いっしょ。ふたり、いっしょ」
「……あう」
 妹は顔を真っ赤にして、ベッドの傍らに突っ立っていた。勇太は、それに向けて手を伸ばす。
「……掴んでくれたなら、離さない。それは、約束する」
 ただ、それだけの言葉とともに。
 その言葉の力強さは、すでに言語を超えていたと言っていいだろう。
 なぜなら、それと同時に、ジルマ、勇太の腕の中のイルマ、そして、テオまでが同時に、その手を取ったのだから。
「……テオさん。どうして貴女まで?」
「ええやん。ボクの初めては、こんなロマンチックやなかったし」


「んっ……ちゅ……んむぅ……」
「ぷはっ……ぺろ……んっんん……!」
 双子は、積極的にキスを始めた。接吻が愛情表現なのは、竜人族でも同じようだ。
イルマが勇太と唇を合わせ、その境にジルマが舌をねじこむ。勇太は軽く顔の向きを変えるだけで、双子の唇を味わうことができた。イルマの
舌を吸う間、ジルマが勇太の頬に口づける。ジルマの口腔を楽しむと、イルマは待ち切れないように首筋を舐めてくる。
「ふぅ……よしよし」
 三往復ほどすると、流石に勇太が一息ついて、赤毛の髪を優しく撫でた。
「大丈夫か?」
 尋ねると、同時に頷く。
 勇太の右腕に抱かれているのはイルマ、左腕がジルマだった。だが、その見分けは殆どつかないと言ってもいい。普段は髪を編みこんでいる
側で区別しているのだが、眠る前だったせいで、それもない。
 しかし、勇太はまったく迷うことなく、
「で、どっちが先だ? イルマか?」
と右腕の方に話しかけた。少し驚いたようだが、テオが微笑むのを見て、イルマは安心する。この程度で見分けがつかなくなるような愛し方を
する男ではないのだ。
 イルマは頷くと、自ら腰を浮かせて、勇太の目の前に乳房を持ってきた。寒い地方に住む民族独特の豊満な体つきに負けず、それは豊かな質
量をもっていた。勇太が脇腹に手を這わせると、
「んふぅ……」
とくすぐったそうに身を捩る。むっちりと指を柔らかく受け止める弾力が魅力的な尻を揉みながら、勇太はやや大きめな桃色を口に含んだ。
「ふっ……んっ、は……」
 乳首が舌で擦れるたび、敏感にイルマの体が揺れる。ジルマはそれを眩しそうな目で見ていた。自分と同じ顔が官能に喘ぐ姿を見るのは、ど
んな気分だろうか。そこに己を重ねて、期待せずにはいられないのではないか。
 それを証明するように、ジルマはイルマが勇太に差し出したのと同じ、右の乳首を自らいじり始めた。
「くふっ……うぅん!」
 勇太の手が、尻の方から股間へ割って入る。腰が反射的に逃げようと前へ突き出されたが、そこには手の持ち主がいるだけである。それどこ
ろか、反対の手が前の方からクリトリスへ伸びていた。
 割れ目へ指が食い込むと、まるで果実を搾るように汁があふれ出し、シーツに垂れる。
「うぅん! あぁっ! ひぃあぁぁ……」
 クリトリスは包皮の上から、やさしく刺激を加えられていたが、それでも膝は笑い始めている。

115:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:32:46 XJPG9M+H
 ジルマは、そんな姉の姿を見ながら、自慰に耽っていた。姉の体を這う勇太の手を、自分の手で真似ながら、同じ快感を得ようとしているよ
うだった。ベッドの上で膝立ちになり、腰をくねらせている。
 と、その眼の前にテオが移動してきた。
「え……」
「ふふ……我慢でけへんなぁ……?」
 そう言うと、いきなり両足を広げて見せる。ジルマの眼には、艶めかしく濡れている内股に、銀色の陰毛、そして早くも開いて中を見せてい
るクレバスまでが、丸見えになる。その上に、白く細い指が当てられた。
「せやけど今日は……二人が優先言う話やからな……ボクは最後や……んんっ」
「あ、あぅ……」
 くちゅ、という音が、妙にはっきりと鼓膜を捕らえた。それは自分のものなのか、それとも相手のものだろうか。いや、勇太に弄られている
姉のものなのかもしれない。
「はあっ……ん、なぁ、ジルマも、見せてや」
「……うん」
 ジルマは膝をついた脚を大きく広げ、腰を突き出す。テオにはっきり見えるように、クリトリスを人差し指で弾いてみた。
「ひっぐぅうぅ!!」
 途端に、まるで電撃の魔法を失敗した時のような閃光が、背骨を駆け上がった。そのまま、ぺたんと尻をついてしまう。
「だめやんか、乱暴にしたら……大事な身体なんやで?」
 そう言うと、テオは土手を揉みほぐしていた手を止めて、中指を一本、割れ目に差し入れた
「ふぅぅ……」
 さっ、と白い首筋の辺りに赤みが差した。それをジルマはきれいだと思った。
「指は? 入るか?」
 ジルマは頷くと、同じように右手の中指を自分の中に差し入れた。異物感が押し寄せたが、それはすぐにテオの喘ぎによって意識の外に弾か
れてしまう。
「はっ……あぁん。ふぅ……あ。ほら……自分の気持ちいいように、してみ?」
「……はっ……あぁぁ」
 それまで巫女として、性的な知識はほとんど得ないまま育ってきた。そして、突然攫われ、犯されて、獣の恐怖を体に刻まれた。
 しかし、これはどれとも違う。自分の好きなようにしていい。怖くなったら、いつでもやめていい。それが、安心感をもたらしていた。
 ぬめる膣の内側を、指の先端でひっかくと、それだけでまた腰の辺りに震えが来た。
「んあぁぁぁ!」
 思わず大きな声が出て、はっとして周りを見てしまう。テオが微笑んで、負けないように自分を慰める手の動きを速めた。
「くっはぁっ! んあっ、あっ!!」
「あんっ、はぁ、はぁっ、あぁぁぁっ!」
 それを見ると、ジルマも止まらなかった。シオンとリンクするように、指先を膣の中で暴れさせる。自分の気持ちいいところ探し、それを
見つけるといつまでも弄っていたくなった。
 そして、溜まった快感が、いよいよ弾けそうになったときだ。
「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 ひときわ高く、尾を引く悲鳴が響く。
 思わず手を止めて振り返ると、イルマが勇太に貫かれていた。
「ひぐっ、あうぅぅ……」
 涙を流して、勇太にしがみつく。勇太の上体にもたれかかり、両足を腰に絡ませている姿は、これもジルマには美しいものとして映った。
 剛直を飲み込む接合部からは、赤い血が滴っている。それは望むものではなかった自分の破瓜と重なり、同時にジルマの視界を曇らせた。
 よかった、と思った。
 イルマは、自分のような悲しい喪失をしないで済んだのだ。望む相手に、望むものを捧げられたのだ。それを、単純に喜ぶことができた。
「うあ……あっ!」
「痛いか?」
 勇太の質問に、イルマは首を振って答えた。
「あ、こ、これ……なに? おなか……へん、へん……!」
 『変』としか言うことができない乏しい語彙に、勇太がそっと新しい単語を添えた。
「それは、気持ちいいってことだと思うぞ?」
「きもちぃー?」
「あぁ、多分、だけどな」
「あぁ……きもちぃー……きもちぃー」
 自分の身体に確認するように、繰り返す。そして、イルマは息を荒くして、
「もっと、きもちぃーの……ちょうだい?」
と懇願した。
「よし」
 勇太が腰を揺らすと、そのわずかな動きでイルマの顎が大きくそる。天井を向いた口からは、涎が溢れて首筋まで垂れていた。それをす
かさず勇太が吸う。それはまるっきり古典的なドラキュラが古典的に美女から血を吸う様だった。もちろん、歯は立てていない。ただ、キ
スマークをつける音がする。

116:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:35:40 XJPG9M+H
「あはあぁぁぁぁぁ……」
 その吸引音と、尾を引く喘ぎが重なった。
「ひんっ! あ、ゆーた、ゆーたぁ!」
 張りのある尻が、ぐいぐいと勇太の胴体に押し付けられるように動く。自分と同じだ。気持ちいいところを探してるのだ。ジルマは手を
止めることができず、もどかしい快感の中で、姉と同調し始めていた。無意識に、姉の快感を取り入れようとしていた。聖なる力として、
厳しく律されてきたはずの双子の力を、淫らな目的で使おうとしている自分に、嫌悪を抱きそうになる。
 勇太はイルマの腰をつかみ、さらに深く打ち込んだ。イルマの快感が一気に振り切れる。
「ふはあああああぁぁぁっ!!」
「くあぁぁああぁぁぁぁっ!」
 ジルマにとって、自分の中の指はすでに指ではなかった。熱い勇太の剛直を間接的に体験しているのだ。魔力を介して繋がった双子の神
経は、完全ではなくとも、十分にイルマの感覚を伝えていた。
「「あっ、はぁっ! ひぅ、あ、あ、ああぁぁぁぁつ!」」
 あえぎ声が絡み合い、寝室に響く。勇太が付き込むたびに、二人が反応する。それは異様な光景だったが、テオは楽しそうにそれを見な
がら自慰をした。
「あっ、あはぁ……はよぅ……ボクの番にならへんかなぁ……」
 イルマが膣を掻きまわされる度に、強く勇太の体を掴む。密着したまま溶けあうような二人に、テオはついぼやいてしまうのを止められ
なかった。
「あっ、熱い! ゆーた、ああぁぁっ! ひんっ! あっ、っくぅ、うううぅぅぅぅっ!!」
 絶頂は唐突だった。尻がガクン、と糸をでたらめに引っ張ったように動き、背がのけぞる。
「うぅ、出すぞっ……!」
 勇太は絶頂しているイルマの中に、続けて射精した。膣を焼く熱に、イルマが足をばたつかせて叫ぶ。
「あはあぁぁぁぁぁぁっ!!」
 ほとんど同時に、ジルマはシーツに潮を吹いて、がくりとうなだれた。
「はっ……はっ……ああぅ……」
「あらら、イってもうたんか?」
 テオが呆れた声で言った。
 勇太は半分失神しているイルマを優しくベッドに横たえて、ジルマに近寄る。
「……どうする?」
「なぁにカッコつけとんねん!」 
 テオが景気よく勇太の背中を叩いた。ベチン! という音が、少しだけジルマを快感の余韻から引き戻す。
「いってぇ! だからテオさ、それは痛いんだって……」
「どうするもこうするも、一回出してんやろ? ほれ、お姉さんに見せてみ?」
 そういうと、テオは勇太のペニスを握る。イルマの愛液と、破瓜の血と、精液に塗れたそれを何のためらいもなく口に含んだ。
「あむっ……んん……くちゅ、ぺろ……ふふ、処女の血やなぁ?」
「美味いか?」
「別に……んく、はむ……」
 そのまま、器用に目だけで笑って、ジルマを手招きした。ジルマは言われるまでもなく、テオの隣に並び一緒にフェラチオを始める。
 たどたどしく竿の横に舌を這わせてみると、勇太の腰が揺らいだ。その反応に勇気づけられ、さらに横から咥えてみる。
「はぷっ……ん、ちゅぅ……ちゅる……」
「ふふん、なかなかえぇスジしとるやん?」
 テオは玉の方を舐めながら、満足そうに目を細める。
 ジルマは勇太に奉仕をしている間も、自分を慰め続けていた。姉と同調することで味わってしまった快感が、まだ燻っている。いや、永
遠に燻り続けるのではないかと思えるほど、それはじりじりと彼女を急かした。
「ああうぅぅ……」
 やがて、勇太のペニスが完全に回復すると、ジルマの目に媚を帯びた涙が溜まる。そのまま、自ら寝そべった勇太の上にまたがった。
「あはぁ……」
 くちゅ、と湿った音がする。粘膜同士が触れ合うことが、悦びになる。恐怖だった記憶は、完全に消え去っていた。
「いいぞ、そのままだ」
 腰を落としていくと、もう止まらなかった。そのまま、一気に重力に任せてしまう。
「んっふうぅぅぅっ!!」
 すぐに勇太の手が豊かな胸に伸びる。柔らかく指を飲み込む塊を震わせて、ジルマは滅茶苦茶に腰を振った。
「はっ、あんっ! ひ、ふぅあぁぁ……」
「ジル…マ」
 イルマがようやくいくらか落ち着いた様子で、身を起こす。その右手はすでに股間に収まっていた。その姿で、直感的に姉が先ほどの自
分と同じことをしているのだと解った。
「あ……ひっ」

117:或る吸血鬼の懸念事項 ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:36:36 XJPG9M+H
 直にペニスの感触を感じるのとは違う、ノイズ交じりのもどかしい快感が、イルマを苛む。ジルマはそれをもっと深く感じて欲しかった
ので、さらに腰の動きを速めた。勇太の上で飛び跳ね、尻をくねらせ、勇太の手の上から自分の手を添えて乳房をあられもなく揉みしだく。
 姉も、同じだったのだ。自分に気持ち良くなってほしかったから、あんな痴態を晒したのだ。むろん、自分も快感を得たいというのも、
本音ではあったのだけど。
 勇太が、笑いの奥に限界を訴えた。汚れた自分でも、ちゃんと気持ちいいことができる。姉と一緒に、気持ち良くなれる。
 涙と汗と涎が覆った顔に、愛しい指が優しく触れる。それだけで達しそうになってしまう自分の身体が、信じられかった。
「ああぁぁっ! くぅんっ! くひっ、あぁぁぁっ! きもち、ぃー!」
「よし、ジルマも……出すぞ!」
 勃起した乳首をつねられると、そこから熱が身体全体に広がる。息も絶え絶えになりながら、ジルマは訴えた。
「んあぁつ、あぁ、だして! きざんで、ゆーた、きざんでえぇっ!」
「あぁっ、いいぞっ! うあっ!」
 勇太が腰を突き上げる。奥の突き当たりに、亀頭が激突する。子宮の最も奥で、精液が噴き出した。
「ひぃんっ! ああぁ! かっ、うぅぅぅっ!!」
 たまらず、ジルマは倒れ込み、勇太の頭の両側に手をついた。シーツを掴んで、神経を焼くような絶頂を解き放った。
「ひんっ! ひ、あ、ひ……」
 喉の奥から声を漏らし、そのまま倒れ込む。ペニスが抜ける感触で、また腰がみっともなく震えてしまった。
「ジル……マぁ」
 姉が優しく、妹の髪を撫でる。
「はぅ……ゆーた……きざんだ……」
「あぁ、もう二人とも、俺のものだ」
 その断言が、なによりも嬉しい。
 ジルマは寝返りを打つと、勇太の左腕に収まった。イルマは右腕に収まり、そしてそっと目を閉じて―
「待たんかい、こら!」
「おうっ!」
 いきなりテオがマウントポジションをとった。双方全裸であるにも関わらず、それは『騎乗位』というよりも、格闘的な言い回しをした
方がぴったりくるような剣幕だった。
「こっちゃ、ずっとオナニーして待っとんねん! 据え膳残すつもりやないやろうな!?」
 いうなり、二度も欲望を吐き出した肉棒の上に跨る。そのまま、割れ目で挟みこんで、ぐりぐりと押しつけ出した。いわゆる素股である。
「あんっ! うはぁっ……」
「おぉ、いいね」
「ぁん! 簡単にいいなや……あとで、滅茶苦茶してもらうからな……」
 ずりゅ、と体液のローションで覆われた亀頭が、銀色の陰毛から顔を見せる。エラがクリトリスを引っかくたびに、テオと勇太の口から
吐息が漏れた。
「ったく……大サービスやんか……」
 ゆったりとしたペースで腰を振る。勃起を取り戻すだけの、最低限の動きは彼女自身を自分で焦らしていた。
「そうか?」
 相手の楽しそうな声に、テオは眉をしかめて、ドアの方を振り向いた。
「そうやんか。なんで……っ、ボクが、“三人分”もお膳立てしてやらなあかんねん……くああぁ……」
 視線の先には、細く開けられた隙間から覗く―

 ―覗いていた爾は、はっとして飛びのいた。
 しかし、すぐ後ろにいた紫苑にぶつかり、肩を抑えられてしまう。
「え? い、いつの間に……」
「そういうセリフは死亡フラグなのよ? 爾さん」
「んふふ~、爾さんもむっつりだね~」
 エマも傍らにいる。そのまま、ドアをなんの躊躇もなく開け放した。
 絶望的な気分で、爾は勇太を見る。ベッドに座り、和やかに微笑む相手は、黙って手を差し出した。
 掴むか否か。試すように。

118:twist ◆mswnQv7VS6
08/12/16 20:39:25 XJPG9M+H
おしまいです。
次はどうなるでしょうか。
世間がセンター試験になっても続きがなかったら、次は春だと思ってください。

あと、みなさんはバックアップは必ず取りましょう。
でないとある日突然ハードディスクがクラッシュ。書いていた設定やあらすじやプロットやモチベーションもクラッシュして
書きかけの話をうっかり年単位で放置などろいう物書きの風上にも置けない真似をさらすことになるのです。
あ、いえ、けっして私自身のことでは(ry

119:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:45:32 OuYf91Dp
GJ!!

120:名無しさん@ピンキー
08/12/16 22:22:38 cE2hsLDa
おお
リアルタイムとまではいかなかったが
投下後まもなく読めた
今日はついてるな

121:名無しさん@ピンキー
08/12/16 22:43:04 zkNsW07b
GJ!!

個人的に、勝手に完結したと思ってたwだけに余計にうれしいぞ。

122:名無しさん@ピンキー
08/12/16 23:21:23 gAmGv/mG
>>120
おおっ!ついに復活されましたか。
続きが気になっていたのです。
もちろんGJです。
あぁ、今日はなんて素晴らしい日なんだろう…

123:名無しさん@ピンキー
08/12/16 23:39:56 Nl1NYwPe
待って居る事すらも忘却の彼方へ堕ちようと更新されるとなれば全て読み返し喜ぶ

GJ おかえりなさい

124:名無しさん@ピンキー
08/12/18 10:55:00 zZ045xJR
そろそろ年の瀬も押し迫って参りました。
今年一年のハーレム的な振り返りでもするかねぇ。
(マクロスFが、初代マクロスのような片方切り捨てエンドにならなくて良かった、等)

125:名無しさん@ピンキー
08/12/18 11:39:33 IAfYHQ1m
>>126
このスレ的にはそうかもしれんが
そのせいでマクロスFは総叩きにあってるけどなw


126:名無しさん@ピンキー
08/12/18 13:29:13 iIXmNWnm
>>127
クラン入れてないし、叩かれるのは仕方ないよな

まあ、個人的にはキャシーのエピソードがダメだったわ('A`)
キャラデザでwktkしてしまった俺がバカだったよ!

このスレ的にはマクロスシリーズ地雷だよね
一般向けでハーレムってあんまないしなぁ
ニッチなのはわかってるんだが...

127:名無しさん@ピンキー
08/12/18 14:05:59 Eyz8nyqX
最初の天地無用はハーレムエンドだったんだっけ?
途中までしか知らんのだけど。

128:名無しさん@ピンキー
08/12/18 15:32:44 IAfYHQ1m
>>129
GXPは前作に出てくる女以外はほとんど主人公に好意持ってて
ハーレムエンドだった。
ただし世間では恐ろしく評判悪い。俺は大好きだけど。

129:名無しさん@ピンキー
08/12/18 16:53:19 WK0F5Z76
GXPは小説版が正統だと思う
完結は10年単位なのが難点か

130:名無しさん@ピンキー
08/12/18 21:39:11 cDgOlTxZ
>>127
まあこうなると思ってたからなあ叩く理由がわかんね(キャラ商売的に)

だがクラン入れてないのは確かにな叩かれるわな

131:名無しさん@ピンキー
08/12/18 22:34:40 iIXmNWnm
>>129
天地無用とか何処が終わりなんだか全く分からないから困る


天地無用って過去の男とか出て来るよね
別に非処女でもいいんだけど、過去の男の描写があったり背景があったりは何か苦手だわ
だからといって某漫画のファンみたいに暴走したりはしないけど

セキレイはどう?
アニメ見てないけど、漫画の方は割と王道進んでると思う
沢山キャラが出て来るから「好みのキャラデザだけど敵」とかがネックか

132:名無しさん@ピンキー
08/12/18 22:46:29 rbEFE2tS
このスレ的には108人全部おれのもの的な考え方がデフォだろう

133:名無しさん@ピンキー
08/12/18 23:11:10 zZ045xJR
>>134

> このスレ的には108人全部おれのもの的な考え方がデフォだろう

その中には男のセキレイもそこそこ混ざっておりますが。

134:名無しさん@ピンキー
08/12/18 23:15:39 rbEFE2tS
あくまで的な考え方であって実際にそうするのとは違うわけであってだな

135:名無しさん@ピンキー
08/12/19 00:40:16 k3GnQvUQ
セキレイはもともとがエロ前提の設定だから相性いいんじゃない?

136:名無しさん@ピンキー
08/12/19 01:45:46 84fJmogV
ハーレムがおまけ的な要素じゃなくて、主人公とヒロイン『達』の結びつきが結構本筋に関わっているという意味では、
いいハーレム物だと個人的には思う>セキレイ

137:名無しさん@ピンキー
08/12/19 01:46:46 84fJmogV
強いて言えばぱっと見がかわいい女キャラは大抵敵キャラだったりするのが難点かも

138:名無しさん@ピンキー
08/12/19 02:09:22 wtTgg1gp
契約の仕方が粘膜の接触だっけ?

139:名無しさん@ピンキー
08/12/19 02:17:36 vcMayVRu
キスだけで奴隷化はやりすぎだとオモタ

140:名無しさん@ピンキー
08/12/19 02:27:33 k3GnQvUQ
>>140
そんなかんじ
しかも結びつきが(ようするにいっぱいやれってこと)強くなるとセキレイのパワーも上がる

141:名無しさん@ピンキー
08/12/19 08:25:14 4P3b7ugg
でも最終的に一人にならなきゃいけないんじゃなかった?

142:名無しさん@ピンキー
08/12/19 08:35:40 TPMb644a
今はハーレムハーレムしてるから別にいいんじゃね

143:名無しさん@ピンキー
08/12/19 09:28:27 XH6CbG90
アニメしか見てないんでよくわからんが、バトルでの勝者が一人、そいつが導くアシカビが一人、ってことなんじゃないか?
だから、同じアシカビの元に集ったセキレイならば、必ずしも消える必要もないんじゃないか?

湯気が消えてるなら、DVD買ってみようかなぁ。

144:名無しさん@ピンキー
08/12/19 09:38:58 vcMayVRu
>>145
DVDは本当におっぱいばっかりで目の保養になります。

145:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:16:43 XH6CbG90
実際、セキレイは、いくつかのアシカビのタイプがあって、ハーレム物の主人公のアーキテクチャーがそろっている感じ。

・優柔不断の少年誌タイプ。ヒロインたちとくすぐったい恋愛模様を繰り広げつつ、絆を深めていく。
・個人的な趣味道楽で女の子を集める享楽外道タイプ。陵辱エロゲハーレムの主人公タイプ。
・野望、使命などの目的のために女を集め、駒として使うタイプ。崇高な目的を掲げる割には実は小物であることが多い。
・流されるまま、目的もなく女を侍らす無気力タイプ。女たちの尻に敷かれているダメ男のようでいて、実は頼れる男。

どの視点でお話を作っても、それなりのハーレム物になる構造を持っているね。
もちろん、1on1の関係もあるが、スレ的には除外。

ちなみに俺は、雷系の双子が好きじゃあああ!

146:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:32:46 RO3xRsoI
↑の問題点としては、自分の物に出来ないキャラがいることかね
というか、戦国制覇系の構造の問題か
女ばかりだと恋姫無双と同じ轍を踏むことになるし、強奪させようとするとランスになるし

平和な世界の征服を狙う主人公なら若干改善できるけどね
使い古されてる?w

ちょっと乳固そうだけど、セキレイは巨乳が多くていいな

147:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:35:04 TPMb644a
別にハーレムスレの為の作品じゃないんだから問題点って言い方はなんか違う気がするぜ

148:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:48:37 XH6CbG90
>>149
>ハーレム物になる構図
に対しての問題点、って意味じゃねえ?

確かに、自分のハーレムに取り入れられないヒロインがいるという難点はあるが、
逆に言えば、一度自分のセキレイになったヒロインは他人に盗られない、というNTR防止の設定でもあるから、
そこはあきらめてムニャムニャ言いながら楽しむしかない。

149:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:56:10 TPMb644a
なんというかこのスレ的には難点だなってのと問題点ってのだと
受ける印象が違う程度の発言だったんであんまり気にしないでくれ

150:名無しさん@ピンキー
08/12/19 10:57:01 WsaaaH/u
とりあえずレンタルで借りて、むにゃむにゃ言いながら観てみることにする。

151:名無しさん@ピンキー
08/12/19 11:02:08 RO3xRsoI
>>149
>>150の言う通りなのだけれども
狭い見方しかしてなかったわ
スマンね
脳内で「このスレ的には」って付けといてくれ

>>150
どっかで割り切るしかないのかね
氷のヤツとか好きなんだけど

敵は全部男で、主人公の回りのみ女の子にすれば解決じゃね!
負けた場合?主人公にだけ女がつく理由?
ご都合主義なのでry

他は全部ホモとか色々ダメかw
arcadiaに似たような作品があるけど

152:名無しさん@ピンキー
08/12/19 11:06:16 RO3xRsoI
リロってなかった
サーセン

153:名無しさん@ピンキー
08/12/19 11:28:06 wtTgg1gp
>>145
DVD2巻のクズオさんが雷姉ちゃんズを抱き寄せるシーンは
胸を揉みしだくところを数秒長く修正されています

154:名無しさん@ピンキー
08/12/19 11:51:15 C7SBB7hf
多数の女の子を奪い合ってハーレムを築くMMOとかできたら
ハーレム好きは参加すらせずNTR好きだけが集い
うばわれるために奪う連鎖が永久に続く地獄になるのか

155:名無しさん@ピンキー
08/12/19 16:20:31 4P3b7ugg
プレイする時は奪われる方が楽だね

156:名無しさん@ピンキー
08/12/19 18:37:34 WsaaaH/u
普通に一人用のゲームで、出来るだけ多くのヒロインをハーレムに入れるゲームとか好きだな。

157:名無しさん@ピンキー
08/12/19 21:28:11 BvMTsHH8
>>148
そこでソフトハウスキャラの王賊ですよ
一部ちょっと人によっては結構残念だがw

158:名無しさん@ピンキー
08/12/20 01:32:40 JQ7vKZXK
絶対可憐チルドレンハーレム展開になんねーかなー
少年誌だから無理かなー

159:名無しさん@ピンキー
08/12/20 01:34:07 6WF3sQCN
世界観的に男がやたら弱くてメインで出てくるのは女だけという構図の作品もちらほらあるな
男なのに目立ってる主人公が例外という

160:名無しさん@ピンキー
08/12/20 01:42:55 asmsF0nX
読者=主人公に痛みのない設定増えたからね
なぜかもてる!とかおんながからむときだけ行動力満載!とか
もはやデフォルト


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