あだち充作品でエロパロ-第三部at EROPARO
あだち充作品でエロパロ-第三部 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
09/05/06 23:58:07 F0+nYfs6
>>99
是非ご投稿ください。
息子を握りしめてお待ちしております。

101:99
09/05/08 12:52:38 FGkb7PyF
特に反対意見もないようなので完成したら投稿します。
執筆できる時間が限られている身ですので申し訳ありませんがしばらくお待ちいただきたいと思います。

102:99の人
09/05/10 01:43:52 FbJEIxJA
まだ、未完成ですが投下します。
先にも書きましたが、痴漢モノなので嫌いな方はスルーして下さい。

103:月島青葉痴漢
09/05/10 01:44:51 FbJEIxJA

─ガラガラガラピッシャン─

冷たい鉄製の門が閉まった。そこから出てきた体格の良い男が笑みを浮かべながら歩いている。

「へっ、娑婆の空気は美味いね。ついでに美味い飯でも食いたいもんだ」

「2年振りに顔を合わせて言うことはそれなのか?」

「こっちは出所に合わせて準備していたっていうのによ」

男が1台の車の前で止まると中から新たに2人の男が話しかけてきた。

「そいつはすまねえな。で、あの女の居所は分かったのか?」

「あぁ、問題無いぜ。そらよ」

数枚の紙を渡す。その中の写真を見た途端に男の表情が変わった。

「間違いねえ、この女だ。あの時も思ったが中々可愛いじゃねえか。楽しみだぜ。─

ニヤニヤと不気味に笑いながら写真を見ている。周りの男達も同じように笑っていた。

─なぁ……月島青葉ちゃん」




─聖秀学園高等部・グラウンド─

「…クシュン!……」

聖秀学園野球部ただ一人の女子部員である月島青葉はくしゃみの後で若干ムズムズしている鼻を拭き整えていた。

「何だ風邪か?足のケガが治ったばかりなんだから気を付けろよ」

偶々近くにいたのでくしゃみに気づいた光が聞く

「すみませんね。それよりも自分の練習はいいんですか、先輩?」

聞かれたのが嫌だったのか棘のある言い方にヘイヘイと光はその場を去っていった。

この時はまだ誰も知るはずも無かった。青葉にこれから何が起こるのかを




104:月島青葉痴漢
09/05/10 01:50:21 FbJEIxJA

─ガタンガタン─

「ふぅ~、やっと乗れたか」

学校からいつも乗り降りしている駅で電車に何とか乗り込み安堵の息を吐く青葉。ただいつもと違うのは既に外は真っ暗になり、建物からは灯りがもれている。

「流石に遅くなりすぎたわね」

最近まで足の怪我のせいでろくに運動ができなかったため、部活の後も練習を続けていた青葉。気が付くと予定の時間を過ぎていたのだった。

(それにしても……何だってこんなに混んでるのよ!)

運悪く社会人や大学生達の帰宅ラッシュのピークに乗り込んでしまい普段の倍は混んでいるように感じる。駅で何とか乗り込んだが、それ故にドアの前に立つことになり余計に窮屈に感じた。

(もう一本待った方が良かったかしら)

今更思っても仕方が無いのだがそう思わずにはいられなかった。電車が揺れる度に扉に押さえつけられているような物だである。

『江利間駅でございます乗り降りの際には─』

(ほっ、もう少し)

残り数駅でこの現状から解放されると分かり安心する。

(……え?)

電車が走り出して間もなく違和感を感じた。後ろ男の手がお尻に当たっていた。

(…この状態じゃ仕方ない)

只でさえ狭いのだ。少しはしょうがないと気にしなかった。気にしなかったが少しずつ強く触れてきている。

(失礼な人もいるわね…あっ!)

それからしばらくの間男は手をどけることなく青葉のスカートに触れたままだったが電車が大きく揺れると手の平で触れてきた。しかも、お尻を撫でるように触っている。

(…まさか痴漢!?)

やっと気が付いたがいきなりの事とはいえ驚いてしまった自分、痴漢に触られていることの両方に恥ずかしくなり顔に若干赤みがさした。しかし、気づくといち早く痴漢の手を掴んで叫んでやると手を伸ばす。

─ガタン─

「ひゃ!」

しかし、掴む瞬間に電車が揺れ、横にいた男が体制を崩したのか押される形になり、タイミングを逃してしまった。

「すみません」

「…い、いえ…」

いたって平静に対応していた。

(って、おいおい違うだろう)

……意外と余裕である



105:月島青葉痴漢
09/05/10 01:52:29 FbJEIxJA

痴漢の男は手慣れているのかそんな状況でも離れることなく撫で続けている。

(くっ、この!)

もう一度掴もうとするが先程の揺れのせいで益々きつくなってしまい上手く後ろに手が回せなくなってしまった。

(ん、く…ちょっ、いい加減に!)

身を捩って抵抗し、何とか手を後ろに回そうとする。だが、元々満員の電車無い狭くてろくな抵抗にならない。

「ククク」

(あっ!)

男は待っていたとばかりに不用意に体を動かしたのを利用して手を伸ばし上手くスカートをめくりパンツ越しに触りはじめた。

(ちょ、だめ!)

いかに気が強いとは言っても青葉とて1人の女子高生。知らない人にお尻を撫でられるなどあっていいはずがない。

(やめ…ん…やっ)

痴漢は優しく柔らかい手付きで青葉のお尻を撫でる。

(くっ……この…やめろ─「んっ!」

精一杯身を捩って手を後ろに回そうとした。そのせいできちんと閉じられた両足に僅かに隙間が出来た。その瞬間に痴漢はほんの少しだけ腰を落とし、青葉の足の隙間から前まで指を伸ばし、優しく繊細なタッチで撫であげた。

「今、感じただろ?」

痴漢が小声で聞いてきた。一瞬何の事か分からなかったが直ぐに気づき、赤くなる。しかし、同時に怒りも覚えた。もう周りの人の事は気にせず痴漢を捕らえてやろうと再度手を掴みあげようとする。

『見富士駅でございます。』

降りる駅に着いた。これ幸いと痴漢を捕まえようと振り返り腕を掴む。
……が、掴まれたのは他ならぬ青葉の方だった。

「えっ!?」

しかも、両手ともそれぞれ左右にいる別の男たちに掴まれていた。予想外の事に一瞬呆けてしまった。

─ピピピピ─

「あっ!」

ドアが閉まるのを知らせる音。この際だからと急いで降りようとするが、青葉がいるのは向かい側のドアの前なのだ。人混みは未だに満員、しかも痴漢が前に立ち、腕を掴んでいる男達も意外に強い力で掴んでいるので振り切れない。

(や、ヤバい)

何とか降りようと力一杯引き剥がそうとするが、所詮は男と女。力の差は歴然だった。

─ピッシャン─

そして扉は絶望を残し閉まった。




106:名無しさん@ピンキー
09/05/10 01:55:09 FbJEIxJA
以上です。駄文で申し訳ありません。
しかも青葉っぽく無い。
本当にすみません。

続きはまた近日中に投稿します。

107:名無しさん@ピンキー
09/05/11 15:48:59 VDC+ArxK
GJ!!
続きに期待

108:名無しさん@ピンキー
09/05/14 22:02:32 +TZaLeOv


でも確かに青葉よりあかねのほうがイメージあるかな。
青葉はストーカーも尻にしく感じだったし…

109:名無しさん@ピンキー
09/05/14 23:16:19 IGEWvvnI
みなみの脱糞物を・・・・・

110:名無しさん@ピンキー
09/05/16 23:36:08 VNjmbxn+
これは、青葉にボールをぶつけられてつかまった強盗かひったくりの復讐という設定なんだろうな。
「恨み」の晴らされ方を楽しみにしてます。
あかねだとあんまり恨みは買いそうにないから、この後の展開は違ってくるのだろう。


111:名無しさん@ピンキー
09/05/18 07:51:40 O2DdnOeC
青葉は勝ち気に抵抗しているんだろうな。
泣き寝入りなんぞしなさそうだ。

112:名無しさん@ピンキー
09/05/19 16:09:32 KN4RZPcb
青葉は集団デート=輪姦フラグだと
信じて疑わなかったんだぜ

113:名無しさん@ピンキー
09/05/19 20:56:55 ULv7dhDh
いいな青葉、むっちゃ締まりそう
中の体温も高そう

114:名無しさん@ピンキー
09/05/20 01:13:46 H+PlmDr2
凌辱といや赤石とのカップリングこそ野獣に蹂躙されるって絵面だろう。
傍から見たときの印象だけで当の青葉は心の底から喜びそうだけど。
ま、本編じゃ告白もせずだまって青葉を譲ってしまうだろうがな。ちなみに、原作
の漫画の方は読んでない。

115:名無しさん@ピンキー
09/05/20 19:27:10 Z1tjhTRO
赤石は若葉・あかねだからな。青葉の方も喜びはしないだろう。
「えっ、冗談でしょ?」
「やめてください!」
「いや~やめて~」
みたいな。
そういうのも読んでみたい。



116:名無しさん@ピンキー
09/05/20 20:44:42 tovuQXcq
Wikiで大雑把な展開は把握している。まあ、若葉の胸の内を察してるんだろうな。
もうちっと鈍い男ならあかねに会う前に若葉を彼女にしてるとこなんだろうけど。

117:名無しさん@ピンキー
09/05/20 20:58:39 tovuQXcq
若じゃなくて青だ。

118:名無しさん@ピンキー
09/05/21 01:13:05 4vFZ5MDe
これ以上頓珍漢なことを言う前に、原作読んだ方がいいと思うよ。

119:名無しさん@ピンキー
09/05/24 19:19:18 lni55CaT
>>103-105
GJ!
青葉は感じているのか?オンナに目覚めるのか?


120:名無しさん@ピンキー
09/05/25 02:04:39 BVKOiPnB
>>110
強盗は千田が捕まえたことになってるから、ひったくりの方かな?
光もあかねの学校でボールぶつけた強盗に掘られちゃったりするんですかね?

121:名無しさん@ピンキー
09/05/30 02:07:59 rkDmH//E
>>112
それも面白いな。
一周20分間、外界とは隔絶された空間となる大観覧車に乗り込む青葉と5人の男。
男たちの下心に気づいたときには既に遅かった。
さすがの青葉も5人の男にはかなわない。
…てのもいいねえ。

122:スローステップ
09/06/03 20:25:44 we41kbPI
そうやって何口かビールを飲まされているうちに、美夏の頭はぼーっとしてきた。
意識がはっきりしなくなり、いま自分の身に起きていることが、どこか遠い世界のような気がした。
(なんでこうなってるんだっけ?)
男にのしかかられ、胸や股間に触られていることも、どうでもいいことのように感じた。
美夏は抵抗することをやめた。


123:名無しさん@ピンキー
09/06/04 12:31:54 +mfUTZF3
最近暇だし、久し振りに南をぶち犯してみるかな

124:名無しさん@ピンキー
09/06/05 12:34:07 7MsXvGdf
朝倉南と変態用務員お願い。間接的に犯して下さい。

125:スローステップ
09/06/09 10:53:06 Q6QQLCZ6
>>108
>>111
そんな青葉を泣かせるのがイイ!
最初嫌がって泣いていたのが、そのうちよがって泣くように…

126:名無しさん@ピンキー
09/06/15 03:08:37 KOO9cebs
>>97
最も小さいのは小柳かおりで間違いない

127:名無しさん@ピンキー
09/06/19 01:15:18 lrdMU84f
ゲッサン新連載の前沢遊歩はけっこうデカい
もう少し話が進んだらエロパロもできそうだな


128:名無しさん@ピンキー
09/06/23 17:13:55 2DLXCKmw
少し意識が飛んでいた。
うっすらと意識を取り戻してきた美夏の目に入ったのは、丸い蛍光灯だった。
(…ここは?)
美夏は畳の部屋の布団の上に仰向けになっていた。
何かがおかしいと感じた。

129:比呂×ひかり
09/06/28 01:32:19 IKkgw3mQ

「─でも、決勝戦まで残ってしまった。」
「ああ・・・・・・。実力でな。」
「─ったく。てえしたもんだ。」

魔が差したのかもしれない。
昼の試合の余韻が残っていたのかもしれない。
比呂はいつも以上に、ひかりに抗い難い魅力を感じていた。

気がつくと、比呂は発作的にひかりを抱きしめていた。
そして、そのまま403号室の中へと押し入ってしまった。
となりの部屋からは、わずかに馬鹿騒ぎの音が聞こえていた。

130:比呂×ひかり
09/06/28 01:34:29 IKkgw3mQ

 『おい、俺は一体何をしようとしてんだ?』
比呂は、抱きしめたひかりの体の温もりを感じながら、軽いパニック状態にあった。
そのまま、しばらくひかりを抱きしめたまま部屋の中で突っ立っていた。
 「・・・比呂? ・・・どうしたの?」
ひどく取り乱したようではないが、戸惑いを隠せない声でひかりが話し掛けてくる。
 「・・・ね、落ち着いて?」
その言葉に、比呂は少し冷静になりかける。
抱きしめる腕の力が少し緩み、ひかりは少し身じろぎをした。

しかし、その時、ひかりの身体から芳香が立ち昇った。
シャンプーと石鹸の匂い、フレグランスの香り、いや、それだけじゃない女の香り。
その香りは少し冷静になりかけた比呂に強い衝動を与えた。

再び、比呂はひかりを抱きしめていた。先程よりもさらに強く・・・。
 「ぁあっ! ダメ・・・」
微かに悲鳴をあげ、抵抗をするひかり。
しかし、比呂には、そこに嬌声が混じっているように思えた。

131:比呂×ひかり
09/06/28 01:37:41 IKkgw3mQ

ひかりの抵抗はか細く、少し汗ばんだ肌は薄っすらと紅潮している。
 『ひかりも昂奮している!?』
少し苦しいのか喘ぎながら半開きになった紅唇が、まるで誘っているかのように思える。

比呂は夢中で口付けをして、強引に舌をねじこんだ。
 「・・・ンッ!? ンンン・・・ッ?」
ひかりは、今度は明らかにパニックに陥っていた。
比呂は構わず、口腔内を舐り続け、夢中でディープキスを続けた。
 『奥手な英雄は、まだ、ひかりと深い関係になっていなかったんだな・・・』
比呂は、激しく昂奮しながらもそんな風に冷静に判断している自分も感じていた。

ひかりは息を荒げ、か弱い抵抗を続けていたが、次第にそれも弱まっている気がした。
比呂は見たことのないひかりの喘ぐ表情を見て、ゾクゾクする感情を感じていた。
今まで感じたことのない感情。いや、感じることを封じてきた感情なのかもしれない。
英雄とひかりがならぶ様を見る度、心の奥底で煮え滾っていたオスの感情。
 『この女を俺のものにしたい。英雄なんかには渡さない!』
もはや立っていられず、比呂は僅かに抵抗するひかりをそのままベッドに押し倒した・・・。

132:比呂×ひかり
09/06/28 06:15:34 5QkvvkjH

なし崩し的にベッドには押し倒されてしまったものの、激しいキスから解放されたひかりは、
ほんの少しだけ冷静になっていた。

あんなに強引で激しいキスは体験したことが無かった。
実は奥手な英雄はひかりに対して、それほど激しい関係は求めてこなかった。
キスと言っても、軽く唇を重ねるだけのもの。
それすらも、ひかりが一方的なのはダメと制限しても、それほど不服そうではなかった。
むしろ、ひかりの方が内心、自分にあまり魅力を感じていないのかと少し不満に思ったぐらいだ。

正直な所、ひかりは比呂に対してあまり怒りの感情を抱けずに居た。
うっかりしていると、このままズルズルと流されてしまいそうな自分の方が怖かった。
比呂に強く抱きしめられると、ひかりの体の芯の方が熱を持ってくる。
心地よい熱と鈍い痛み。
 『冷静にならないと・・・。古賀さんがかわいそう。ヒデちゃんにも申し訳が立たない。』

ふと、気が付いてしまった。
 『かわいそう・・・? まさか、私、女として古賀さんに優越感を感じてる?』
高まる熱とズキッとする痛み・・・。

133:比呂×ひかり
09/06/28 13:24:10 DmxIEXh6
5.
ひかりは、去年、比呂と古賀春華のキスシーンを目撃したことを思い出していた。
あの時も胸にズキッとする痛みが走ったのを確かに感じていた。
今の気持とは異なる痛みだったのだけれど。

 『比呂は事故だなんて言っていたけど、古賀さんはどうだったのかしら? 
  本当は分かっていてやったとか・・・』

そんな風に有りもしないことをちょっとだけ思ってしまう自分が嫌だった。
あの時は、弟みたいな存在だった幼なじみをとられてしまう
姉の気分なんだと自分を誤魔化していた。

でも、その後、比呂に英雄とのファーストキスのことを知られていた
と分かった時の激しい動揺と、
比呂が英雄とのファーストキスのことを祝う気になれなかった
と聞いた時の心の揺れは何だったんだろう。

少し考えれば答えは見つかりそうな気がする。
でも答えを出すのは恐ろしい気もする。

134:比呂×ひかり
09/06/28 13:28:46 DmxIEXh6
6.
ひかりが少し呆然としている間に、ベッドの上でひかりを組み敷いた比呂が、
身体を寄せてきた。
 「あっ・・・ダメ」
また、激しいキスをされるのかと思った。
しかし、比呂は、優しく抱きしめてきただけで、唇を求めてはこなかった。
少しの安堵と僅かな失望感。
 『・・・私、がっかりしてる? 何を考えてるのか、自分がよく分からない。』
でも、このまま比呂が落ち着いてくれれば、また何時もの二人の関係に戻れる。

比呂がひかりの目を見つめて語りかけてきた。
 「おれは、ひかりが大好きなんだ。誰にも渡したくない。英雄にも。」
熱がさらに高まり、痛みがズキズキと走った。

比呂はさらに、ひかりの耳元あたりに顔を寄せると
 「愛してるんだ、ひかり・・・。世界中の誰よりも。」
熱は激しく高まり、痛みはむしろ後暗い心地よさへと変わった。

 『ちがう・・・優越感だけじゃないわ。女として喜びを感じてる・・・私、最低だわ・・・。』

ひかりは、これは英雄と春華への裏切りだと思いつつも、
ゾクゾクするような暗い喜びが心の奥底から湧き上がってくるの感じていた。

135:比呂×ひかり
09/06/28 13:55:47 DmxIEXh6
7.
比呂はひかりに告白をしてしまうと、完全に腹が据わっていた。
絶対にひかりを自分のものにする。
いや、元々ひかりの半分は自分のものなのだ。
それを取り返すだけだ。

ひかりにとって自分が英雄と同じくらい、いや、ひょっとすると、
それ以上に特別な存在であることは分かっている。

そして、比呂はひかりの性格をよく分かっている。
ひかりは、他人が自分を裏切るのは許せても、
自分が他人を裏切ってしまうことは許せない筈だ。

比呂と男と女の関係になり、さらに享楽まで得てしまえば、
英雄のもとに帰ることなどできない。

しかも、肌を接して確信したが、ひかりは自分に男性を感じている。
そして、ひかりの弱い所など、英雄とは比べ物にならないほど知り尽くしている。

女であることをはっきりと自覚させ、比呂こそがつがうべき男であると分からせるのだ。

 『悪いな、英雄。ひかりはもうおれのもんだぜ。』
比呂は自覚もせず少し酷薄な笑みを浮かべながら、ひかりの耳朶に唇を寄せた。

136:比呂×ひかり
09/06/28 18:17:33 8OgZ221C
8.
 「あ・・・いや・・・」
ひかりは弱弱しくだが、まだ抗うそぶりをみせた。
しかし、比呂は少し強く抱きしめるだけで取り合わなかった。
 「ひかりは、昔からくすぐったがりだったよな。耳とか、首筋とかさ。」
囁きながら、フッ・・・と耳元に息を吹きかけてくる。
 「ひ・・・」
ゾクッとした電撃が身体を走り、抗う力が抜けてしまう。

すぐに比呂が唇を耳朶に這わせ、熱い舌先が優しく擽ってくる。
感じたことの無い刺激に、ひかりは身を震わせた。
自分の知らなかった自分を、比呂に教え込まれているかのようにすら思える。
 『このままだとどうにかなってしまいそう・・・。』
比呂は髪を優しく撫で回しながら、時折、囁きながら、耳元を愛撫してくる。
些細な刺激に、全身が痺れたように感じてしまう。

137:比呂×ひかり
09/06/28 18:34:56 8OgZ221C
9.
 「ひぅ・・・!?」
比呂が急に耳朶を甘噛みしてきた。
ゾクリとした刺激がひかりの全身を突き抜けた。
 「ああ、ダメ、止めてぇ・・・!」
ひかりは必死で少し大きな声で抵抗の声を上げた。
不快だった訳では無い。
むしろ、すごく気持がよく感じてしまった。
 『比呂に食べられてしまう・・・ううん・・・食べられてしまいたい・・・』
そんな気持がひかりの心の片隅をよぎっていた。
 『私、何てことを考えているの? 古賀さん、ヒデちゃん、ごめんなさい。』

そして、それ以上に、自分の身体に起きた異変がひかりに衝撃を与えていた。
乳首を中心としてバストがすごく張っている気がする。
バストの先が疼痛を持ったかのように疼いている気がする。

ひかりは、たまにオナニーをすることがあったが、
いつもバストとクリトリスへの刺激を中心にしていた。
その時の感覚に似ている。いや、もっと切ないかもしれない。

 『どうしよう・・・』
ひかりは性的に興奮していることをはっきりと自覚してしまった。
 『比呂に知られたら、もう後戻りできなくなってしまう・・・』
しかし、その一方で、気持ちのいい比呂の唇で尖った乳首を吸われたら、
どんな感覚がするのだろうと、心の底では後暗い欲求も蟠っていた。

138:比呂×ひかり
09/06/28 18:56:34 8OgZ221C
10.
比呂は、ひかりが急に大きな声を上げたので少し驚いたが、取り乱しはしなかった。
ひかりが本気で嫌がっていないこと、ひどく戸惑っていることは、
長い付き合いの比呂にとっては一目瞭然だった。

むろん、比呂も未体験ではあるから、ひかりがどのような気持ちでいるのか、
そこまでは確信がもてなかったが、性に関する知識だけなら十分に持ってる。
何よりも、ひかりがどのように感じているのか、どのようにして欲しいのか、
比呂は直感的に把握することが得意だった。

比呂は慌てず、耳元から、ひかりの首筋へと唇を這わせた。
そして、首筋をやや強く吸う。
 「・・・んんんんっ。んう・・・比呂っ、もう止めて・・・」
ひかりは気付いていないようだが、キスマークが首筋に残った。
 『おれの印をつけたよ・・・おれだけのひかり。』

そして、耳元から首筋へと愛撫先を移す際に、何気なく髪から、
ひかりの胸元へと手を移した。
バストの先に比呂の手がかかると、
 「ひぁっ!!」
という悲鳴にも似た声がひかりの口からこぼれた。

比呂は、ひかりの乳首がかたく尖っていることに気付いた。
そして、壊れ易い宝物に触るのかのように、優しく触れ直した。

139:比呂×ひかり
09/06/28 19:03:49 8OgZ221C
---------------------今週はここまで------------------------

余裕が出来たら、来週末以降に続きを書きます。
評判が悪いようなら、すぐに止めるかもしれません。
書いちゃったら、評判悪くても出すかもしれませんが。

140:名無しさん@ピンキー
09/06/29 18:29:42 a0rUkg5E
いいぞ、もっとください

141:名無しさん@ピンキー
09/06/29 22:45:34 mmeWsqIM
GJ!

142:名無しさん@ピンキー
09/06/30 14:21:26 B/4vTuj9
キター!

143:比呂×ひかり
09/06/30 20:04:08 6cKikweo
11.
 「ひかり・・・気持ちいいんだな?」
比呂が愛撫の手を休めずに、そんな囁きを投げかけてくる。

 「いや、そんなこと言わないでっ! 止めて・・・比呂っ」
しかし、内心では、
 『ああ・・・気付かれちゃった・・・』
と、ひかりは激しく狼狽した。

何よりも優しくバストの先が比呂の指先で揉み込まれると、
布越しの感覚とは言え、甘く痺れるような感覚が前身を走る。
 「ぁぅ・・・ダメ・・・ん・・・」
自分でする時とは、まるで比べものにならなかった。
自分の身体が自分の身体ではないようにすら感じた。

ひかりは、性的欲求に対しては貪欲ではなく、少し怖さも感じていたので、
オナニーでも、ある程度気持ち良くなると、そこで止めていた。
もちろん、軽いオーガズムにも至ったことはなかった。

そんなひかりにとって、自分の意思のままにならず、
人の手で快感を与えられ続けるのは、目も眩むような体験だった。
 『どうしよう・・・私、おかしくなっちゃう・・・』
どんどん切迫感が募り、呼吸までもが苦しいような気がする。

144:比呂×ひかり
09/06/30 20:11:15 6cKikweo
>>140-142
レスポンスどうも有り難うございます。

エロパロ書くのは初めてなので、
文才不足やエロ成分不足その他は、
多めに見て頂けると幸いです。 mOm

過疎スレと覚悟していたので、反応が嬉しくて、
予定を早めて一本アップしてしまいました。

以降は、予定通り週末です(一応、社会人なので)。

(11誤記)
×前身を走る
○全身を走る

145:名無しさん@ピンキー
09/06/30 21:29:01 braKRItb
>>144
とても良い文章で原作にも忠実で素晴らしいです。
ひかりも艶めかしくて興奮しました。続きを楽しみにしています。

146:名無しさん@ピンキー
09/07/01 19:50:26 yDgOqXZN
ちくしょう、週末まで絶対生き抜いてやる。

147:比呂×ひかり
09/07/04 06:40:16 KwNpiM+c
12.
 「ぁあっ? ・・・・・・ぉ、ぉ、ぉぁ・・・・・・ひぃ・・・んんん・・・ぅぅ」
ひかりは必死で声を抑えようとしていたが、口からは時折、
無意識に言葉にならない苦鳴にも似た声が漏れていた。

その表情は、比呂ですら見たことのない切羽詰ったような、
しかし、どこか陶然としたものだった。

 『こ、こわい・・・わたし・・・どうなっちゃうの?!』
経験の無い領域に達しつつあるひかりは怯えていた。

服の上からの愛撫は、とてももどかしいような感覚を憶えたが、
快感に不慣れなひかりにとっては、十分すぎるほど強い刺激でもあった。

コリコリとかたく尖った乳首とその周囲の乳輪が比呂の優しい指先で嬲られ、
乳房が掌で揉み込まれると、服越しでもたまらない気持ちにさせられた。

そのような不埒な振る舞いを楽しむかのように続ける比呂に対して、
ひかりは、僅かに怒りに似た感情と憎からず思う感情の坩堝に落としこまれていた。

何よりも、時折、ひかりの弱い所を責めてくる比呂の唇。
そして、時折、ひかりの弱い心を責めてくる比呂の囁き。
その二つがひかりの気持ちを高めていた。
 「・・・ひうう・・・ぅぁ・・・ぃぃ・・・」
 『ああっ? きもちいい・・・なんで・・・こんなに・・・・』
油断すると、たまに生の感情が漏れてしまう。

148:比呂×ひかり
09/07/04 06:41:44 KwNpiM+c
お分かりかとも思いますが、一つ補足しておきます。
 「」は、口に出したセリフ
 『』は、内心のセリフ
となっています。


149:比呂×ひかり
09/07/04 06:52:43 KwNpiM+c
13.
とても初めての体験とは思えないほど巧みに
ひかりの弱い部分を責めてくる比呂。

ひかりの体の奥の熱はさらに高まり、
ほんの少しで微妙な均衡が崩れてしまいそうだった。

切迫し、上半身に気を取られたひかりは自覚していなかったが、
秘芯の奥もじくじくと潤いを増し始めていた。

そんなひかりに、比呂がひかりの耳朶を嬲りながら囁く。
 「ひかりは、とってもやらしい女の子だったんだな。
  もう我慢しないで、おれの手でいっていいよ。」
そのちょっと軽蔑したような芝居がかったセリフに、ひかりの身体はビクンと反応した。
 「ぁぅ・・・」
そして、比呂はやや強くひかりの乳首を捻り嬲った。

150:比呂×ひかり
09/07/04 06:53:32 KwNpiM+c
14.
 「ぁ? ああーっ!?! んん、んぅーーーーっ・・・!」
比呂の言葉と責めで、ひかりは一気に限界を迎えていた。
 『わたしはやらしいの!?』
 『比呂の手でいってしまうの!?』
 『大好きな比呂の手でいやらしくいってしまうのっ!?
  あああ・・・なんて、いやらしいのわたし・・・』
 『ごめんね・・・ひで・・・ちゃん・・・』
そんな風に自分で自分を追い詰めてしまうと、ゾクソクした興奮に全く歯止めが利かなくなった。

自分の意思では怖くて進めなかった快感のそのさらに先。
比呂によって、ひかりはそこに一気に押し上げられた。
 「んっ・・・んっ・・・んっ・・・んぅぅぅ!!」
強く瞑ったまぶたのうちで強い光がスパークするような感覚と浮揚感を感じていた。
鼓動も激しく高鳴るけれど、何ものにも代えられないような感覚。
ふっと意識が少し遠のくのを感じた。

ひかりは生まれて始めて、オーガズムに達していた。
あとから考えれば、まだまだ、ほんの序の口に過ぎなかったけれど・・・。

151:比呂×ひかり
09/07/04 07:02:04 KwNpiM+c
15.
ひかりがすごく切迫した表情で喘いで、ついに意識を失ってしまうと、
比呂は身体を起して少しため息をついた。

正直な所、大好きなひかりを責め続けるのは、少し辛かった。

これまで、ひかりとちょっとした皮肉の応酬をしたことはあっても、
彼女の意思を無視して、こんな風に一方的に何かをしたことは無かった。

また、正常な性欲をもった比呂にとって、ひかりの肢体は十分すぎるほど魅力的で、
暴走しそうになる性欲を抑えて、ひかりを愛撫し続けるのは一種の苦行だった。

うっかりすると、昂奮のまま、強引に乱暴してしまいそうになった。

152:比呂×ひかり
09/07/04 07:04:21 KwNpiM+c
16.
しかし、そうは言いながらも、ひかりの頬を撫でながら、比呂は少し微笑んでいた。

 『俺のこの手で、ひかりをいかせたんだな・・・。英雄に手をつけられる前に。』
背徳気分の混ざった深い喜びが、比呂の胸中で渦巻いていた。

比呂には、ひかりは快感を感じるだけでなく、恐怖も感じているように思えた。
そもそも、オーガズムに慣れてないように思われた。
ひょっとすると、人生で初のオーガズムだったのかもしれない。

愛する女を自分の手で初めていかせた征服感はたまらなかった。

何時までも、その余韻に浸っていたかったが、そこまでの余裕は無い。
 「さてと、いまのうちに、服を脱がせておかないと、よれよれになっちゃうな。」
比呂は、意識の無いひかりのブラウスとスカートをそっと脱がせてやり、
自分もシャツとズボンを脱ぎ捨てた。

下着姿になって、抜群のプロポーションの肢体があらわになったひかりは、
とても魅力的だった。

 「とても、きれいだ。ひかり・・・。」

153:名無しさん@ピンキー
09/07/04 07:14:20 iHCQpiOJ
週末までがんばって良かった!

154:比呂×ひかり
09/07/04 07:25:48 KwNpiM+c
17.
比呂は、以前、ひかりが風呂を借りに来た時のことを思い出していた。
大きくなってから初めて見たひかりの全裸はとてもきれいだった。
もちろん、あの時は完全なアクシデントだったのだけれど。

腰周りはきゅっと締まっていて、それでいて出る所ははっきりと出ている。
健康的でありながら、十二分な女の魅力を持っている。

古賀春華もひかりに劣らない美人だが、スタイルという点では、
ひかりに一歩及ばない。

比呂はますますひかりを奪い返したくなっていた。

 「英雄、お前が悪いんだよ。
  こんな魅力的な女に手をつけずに、そのままにしていたお前がな。」

比呂は少し悪ぶって、そんなことを呟いてみた。
自分でも以外だったが、そんな風に言ったことで少し昂奮していた。

親友から女を奪う・・・。
親友の女を寝取る・・・。

そんな感覚は、比呂に、体験したことのない黒い欲望を生み出していた。

155:比呂×ひかり
09/07/04 07:38:53 KwNpiM+c
-----------------------今日はここまで----------------------

今週末の投稿は、明日、あと少し続けます。

比呂とひかりの話を書くのは楽しいのだけれど、
真面目に書こうとすればするほど、
エロ主体でがんがんやりまくる話にはし難いですね。

比呂はスケベだけど、女の子に対しては奥手だし、
ひかりも性的には臆病そうですからねえ。
あだち作品は全般的にそうですが。

物語の構造を違うものにして、
堕ちた後のエロシーンの断片が前半にも現れるように
しておけば良かったかもしれません。
手遅れですが。

154誤記
×「自分でも以外だったが」
○「自分でも意外だったが」

156:比呂×ひかり
09/07/04 12:10:49 KwNpiM+c
18.
少し気を失っていたのかもしれない。
気が付くと、部屋の照明が少し落とされていた。

少し、スースーする気がするけれど、朦朧として何だか上手く考えがまとまらなかった。

脳が焼き切れてしまうかと思った。
心臓が壊れてしまうかと思った。
生まれて初めての快感だった。

 『すごくきもちがよくて・・・めのまえがまっしろで・・・なにもかんがえられ・・・』
 『むねがどきどきして・・・からだがどっかにいっちゃうみたいで・・・』
 『ひろにいかされちゃった・・・いやらしいわたし・・・』
 『・・・私?』

・・・ようやく意識がハッキリしてきた。
自分のさらした狂態を思うと、顔から火が吹き出そうだ。

そっと目をあけると、比呂が覗き込んできた。
 「意識がはっきりしたんだな。気分はどう?」
優しく微笑みながら、そう語りかけてくる。
 『ああ・・・夢じゃなかったんだ・・・』
残酷な現実にめまいがしそうだった。

157:比呂×ひかり
09/07/04 12:27:27 KwNpiM+c
予定外に執筆が進んだので、もう一本だけ追加。

ちなみに、ようやく本番開始の所を書き始めました。

まだまだ、先は長いです。

158:名無しさん@ピンキー
09/07/04 13:32:52 q0bj6MUW
うっひょ~!過疎スレに日が差した気分だ。
長編wktk

159:名無しさん@ピンキー
09/07/04 14:28:50 yZibao3V
ひかりの心情が上手く書かれているのも非常にイイ!
本番開始が楽しみ。

160:比呂×ひかり
09/07/04 23:04:23 l4nMrXz7
19.
 『ヒデちゃん、古賀さん、本当にごめんなさい。私は、どうしようもない女です。』
そう胸中で呟いてる途中でようやく気付いた。
すっかり服が脱がされている。

 「あっ・・・」
慌てて身体を隠そうとする前に、比呂に再び強く抱きしめられていた。

布越しではない肌と肌との密着感。
ほとんど裸で抱き合っているようなものだ。

ひかりは、比呂の存在を自分自身の肌で直接に感じさせられてしまう。
 『熱い・・・男の人って、こんなに熱いの?』
直接触れる他人の体温、そして、女とは違う男の骨格や筋肉や肌ざわり。
それら全てが、比呂の男を明確に意識させる。
その対となる自分の女を明確に意識してしまう。

子供の頃には、ふざけて取っ組み合いのようなことをしたりもしていたけれど、
その頃と今とでは、二人は何もかも変わってしまっていた。 
そう、何もかもが。

161:比呂×ひかり
09/07/04 23:05:04 l4nMrXz7
20.
 『比呂は男で・・・私は女・・・』
そうしていると、一度収まったように思えた体奥の熱がふつふつと熾火のように首をもたげてきた。
忘れかけていた胸奥の痛みも疼きだす。

 『いま、比呂は私を求めてる・・・男が女を求めてる・・・』
けれど、二人がこのまま関係を結んでしまえば、英雄と古賀春華を裏切ることになる。
そんなことは絶対できない。

比呂が抱きしめたままじっとしてるので、逆に、そんな埒もないことばかり考えてしまう。
ひかりは、そんな妄想の迷路に迷い込んでいた。

でも・・・
 『今日、私は比呂の女になってしまうの・・・?』
それが逃げられない運命なのだと考えるだけで、ゾクゾクした陶酔感に陥る。
 「っ!?」
潤い始めていた秘芯からついにジュクっと愛液が滲み出したのを感じた。
 『そんな・・・』
ひかりは自分の女を改めて思い知らされ、比呂という男を拒否しきれないように感じていた。

162:比呂×ひかり
09/07/04 23:06:32 l4nMrXz7
21.
比呂は、腕の中にいるひかりの抵抗がふと弱まったのを感じた。

本来の元気なひかりの表情とは対極的な雰囲気が滲んでいる。
何故だか、それは比呂の男をたまらなく刺激する風情だった。

 『ひかりも俺に征服されたがってる? まさかな・・・』
しかし、そんなことはどっちでもいい。
とにかく、ひかりを堕として自分のものにしないといけないのだ。

ひかりを初めていかせたことに手ごたえを感じていた比呂は、
少し自信を深めて、更なる愛撫へと向かう。

片手でひかりを抱き寄せたまま、もう一方の手で、
ひかりの乳房をブラの上から揉み始めた。

ひかりが少し抵抗しようとしてきたが、抱きしめる腕に力をこめると、
それはとてもか細いものとなってしまった。

163:比呂×ひかり
09/07/04 23:08:02 l4nMrXz7
22.
ブラの上から、柔やわとひかりの乳房に刺激を加える比呂。
 「んあ・・・」
ひかりの口から、ため息の様な喘ぎ声がこぼれる。

服の上からの愛撫と違って、薄い布越しに乳房の形と質量がはっきりと分かる。
乳房の先、乳首と乳輪が徐々に固くなっていく様も感じた。
 「ん・・・ん・・・」
ひかりが少し苦しげな表情を浮かべる。
僅かに開いた口から、微かに喘ぐ声が漏れる。
 『やっぱり感じてるんだ』
大好きなひかりのあられもない様に、ニヤケそうになる。

少し半開きになったひかりの唇が魅力的で、たまらずに口付けをした。
 「んぅっ!?」
それに対して、ひかりは、すこし強い力で抗おうとする。

しかし、比呂は気にせず、僅かなすき間から、舌先を強引にもぐりこませる。
口腔内をねぶり、ひかりの舌に自分の舌をからめていく。
その間も、乳房への愛撫の手は休めない。

そして、初めはされるがままだったひかりの舌が、おずおずとだが、
比呂の舌の動きに応えようとしているのを感じていた。

164:比呂×ひかり
09/07/04 23:09:16 l4nMrXz7
23.
 『ああ、またキスされちゃった・・・。ごめんね、ヒデちゃん・・・。』
息苦しくすらなる激しいキス。

たったの二回のキスで、英雄との数多のキスが全て上書きされてしまった気がする。
大切な想い出が性感に塗れて汚されて行くような気さえする。

しかし、体奥に熾火を起されてしまったひかりには、抗うことができない。

キスでこんなに昂奮するなんて考えたことも無かった。
 『舌って、性感帯なんだ・・・』
ぼうっとなった頭でそんな風に考える。

すこしざらついた比呂の舌先で、自分の舌が舐め回されると、
チリチリとした痺れにも似た快感が走る。
比呂の舌が口腔内をねぶると、強い男に蹂躙されているようで眩暈がする。

同時に、感じやすい乳房が比呂の熱い手で刺激されると、
たまらなくなるような快楽がひかりを襲ってくる。
乳首がさらに尖り、比呂の指先の動きに応えていく。

 「んん・・・んんんぅ・・・。」
ひかりは無意識に、次第に舌先を自ら絡めようとしていた。

165:比呂×ひかり
09/07/04 23:13:16 l4nMrXz7
24.
ひかりは、英雄とのファーストキスのことを思い出していた。
ぎこちのない二人の拙いキス。
とても、大事な二人の想い出。

しかし、ひかりはその時の英雄の照れた笑顔を思い出しながら、
その大切な笑顔に向けて淫らな告白を心の中でしていた。

 『ヒデちゃん、きもちいいよぉ・・・。』
ゾク・・・。
 『比呂がキスでこんなに気持ちよくしてくれてるの・・・。』
ゾクゾク・・・。
 『はあん・・・おっぱいも・・・こんなになってる・・・』
ゾクッ、ゾクゾクゾク・・・。
 『ねえ、みてるぅ? あなたじゃない人の手でかんじてるところぉ?』
ゾクッゾクッゾクッ・・・。

淫らな妄想をする度、身震いしたくなるような感覚が襲ってくる。
英雄を裏切ること、古賀春華を傷つけること、
そんな風に想像することが、今は、黒い快楽を増幅してしまう。

自分がとんでもない淫乱な女になってしまったように思えて、
すごく昂奮してしまう。
 『もっと、もっと激しく愛されたい・・・』
そんな風に思えてくる。

166:比呂×ひかり
09/07/04 23:14:47 l4nMrXz7
25.
元々、ひかりも比呂を大好きなのだ。
昔は、男女の愛とはいえなかったが、人は変わっていくもの。

でも、ひかりはそのことに気付いていなかった。
だから、次第に男っぽくなっていく比呂への戸惑いがあった。

切ない想いを自覚したのは、中三の頃。
既に身長も追い越され、格好よくなった比呂と他愛のないやり取りをした時、
 『ああ、私、比呂のことが大好きなんだ。男の子としても。』
とはっきりと気付いてしまった。

もちろん、その頃には、英雄との付き合いはとっくに始まり、続いていた。
どちらの方が好きと言うことではなく、同時に二人の人を好きになってしまった。

でも、決して打ち明けられない想い。
打ち明けたら、比呂との幼なじみの関係も壊れてしまうから。

いつかは、消えていく想い。
その筈だった・・・。

167:比呂×ひかり
09/07/04 23:16:46 l4nMrXz7
26.
比呂の舌が抜き差しされ、舌先を激しく絡め合っていると、
口の中に自然と唾が湧いてきてしまう。

比呂がそれをすすり上げるようにしてくる。

そうされると、とても恥かしい。
でも恥かしいのが気持ちいい。
自分の一部が比呂の中に入っていく、その様が。

続けて、比呂が自分の唾をひかりの口に含ませてくる。
今度は、ひかりがそれを受け入れて飲み込む。

そうすると、とても気持ちがいい。
比呂の一部が自分の中に入っていく、その感じが。

舌先をつんつんと突付かれて、それに応えるように舌を出すと、
比呂がその舌を咥えて吸い上げる。
次には、自らも同じように、比呂の舌を吸い上げる。

舌を舐られると、ピリピリとした電気が走り抜ける。

ひかりは既に我を忘れていた。

168:比呂×ひかり
09/07/04 23:28:34 l4nMrXz7
---------------------今晩はここまで----------------------

ちょっと時間を繰り上げてアップです。

>>159
えーと、本番開始は、まだ暫く先です。
ダラダラしてて申し訳ありません。

本番は第40編台の後半~第70編までの予定です。

本番が好みなら、しばらく時間をおいてから、
まとめて読んだ方がストレスにならないかもです。

169:比呂×ひかり
09/07/04 23:34:45 l4nMrXz7
ちなみに、第70編+αで一応終了です。

あとは、オマケ的な話が少し続く予定です。
と言っても、後日談ではありませんが。

比呂とひかりとの関係上、
初体験では入れられなかったフェラ等を書いた
「初めてのフェラ編」です。

時間的には直後です。

しかし、これも予想外に長くなって、
事実上の第二部みたいな感じになりそうです。
こっちでも、フェラ等の後、本番が予定されてます。

ただし、こっちはすぐにアップするかどうか分かりません。
執筆自体は、既にフェラ編に突入はしているのですが。

170:名無しさん@ピンキー
09/07/05 00:54:55 9TsqINbu
先が楽しみだ~

このスレの新ヒーローですね。

青葉ものの方にも続き期待してますよ!


171:比呂×ひかり
09/07/05 07:35:58 NTAYKyXa
27.
 「はあ、はあ、はあ・・・」
激しいキスが終ると、ひかりは喘ぐように深く息をした。

こんなにもキスで感じるなんて思いもしなかった。
一人遊びよりもずっと素敵な感覚。

比呂も同じように息を荒くしていたが、少し身体を起して、
ひかりのブラジャーの肩紐に指先をかけて、外し始めた。

 『あ、今日のブラ、センターホックだから、外し方が・・・』
ひかりは変な心配をしていた。

ところが、比呂は、難なくホックを外して、ブラジャーを取ってしまう。
 「ぁん・・・な・・・んで、ブラの・・・外し方が・・・分かる・・・の?」
少しぶっきらぼうに比呂が応える。
 「え・・・本で読んだんだよ。」
奇妙な会話だったが、ひかりも比呂もそれ所ではなかった。

ひかりは、
 『本当に、比呂はエッチなんだから・・・』
と、おかしなあきれ方をしていた。

172:比呂×ひかり
09/07/05 07:37:00 NTAYKyXa
28.
ブラジャーが外れると、ひかりの形のよい乳房がこぼれ出た。
思っていたよりも大きく、抜けるような白さの乳房。
その先には、ピンク色をした蕾が彩っている。
  『すごく綺麗で魅力的なおっぱいだ。』
男の本能を刺激され、比呂はごくりと唾を飲み込む。

綺麗なピンク色の乳輪は少し張って大きくなっているようであり、
同じく乳首も硬く尖っているようだった。
 「きれいだ・・・」
とだけ呟くと、比呂はその蕾に口付けをして含んでしまった。
 「あっ・・・」
ひかりはびくっとして身体を震わせた。

乳房を柔やわと揉みながら、繊細な蕾を優しく吸い上げる。
 「ひぅん・・・」
やはり感じるのか、ひかりが小さく喘ぐ。

もう一方のコリコリ尖った蕾を指先でつまみ、じっくりと刺激をしていく。
 「あっ・・・ああ・・・はあ・・・」
口の中と指先で、乳首と乳輪がさらに硬さを増すのが分かる。
ひかりの息も荒くなっていく。

じらすように、爪先で蕾をくじると、ひかりはさらに切なそうになる。
乳首を舌で優しく舐め回すと、ひかりはたまらなくなって喘ぎを漏らす。

173:比呂×ひかり
09/07/05 07:40:13 NTAYKyXa
29.
そんなひかりの反応の一つ一つが、比呂にとってはたまらなかった。
大好きなひかりが、自分の手で女の喜びを覚え喘いでいるのだ。

もちろん、一気に滅茶苦茶にしたいという衝動も突き上げてくる。

でも、こうやって、一つ一つじっくりと女に喜びを教え込み、
自分の色に染め上げるのも、同じくらい昂奮することだった。
ひかりの淫らな反応をみていると、ゾクゾクしてくる。

何よりも、大好きな女の子が自分の腕の中で、
気持ち良さそうにしているのを見るのは、とても嬉しかった。
ひかりの愛らしい様に接する度、愛おしさで胸が苦しくなる。

英雄の腕の中に居るひかりを見るときの辛さとは正反対の気持ち。

 『ひかりを気持ちよくしてあげるのは、おれじゃなきゃダメなんだ!』

さらに夢中になって、ひかりの乳房に吸い付き、愛撫をする手にも熱が篭った。

174:比呂×ひかり
09/07/05 07:44:49 NTAYKyXa
30.
 『比呂、まるで赤ちゃんみたい・・・』
ひかりは快楽を与えられるとともに、少しおかしさも感じていた。
同時に、夢中で吸い付いてくる比呂に深い愛情をも感じていた。
 『これって母性本能なのかしら・・・?』

ただ、最初はそのように感じていたが、次第にその余裕が無くなってくる。
 「あ、ふあっ?」
比呂に乳房を揉み上げられると、ゾクッとして気分が高揚してくる。
コリコリに尖った乳首を吸われ舐められ、指先で優しくクリクリと刺激されると、
そこから何とも言いがたい切ない快感が全身へと走る。

 「あう・・・んんー・・・」
今まで他人に触らせたことのない部分を、男の熱い手で愛撫され、
男性に見せたことのない部分を、男の唇で愛撫される。
もう、目が眩みそうだった。

ただでさえ、これまでのキスや愛撫で、ひかりの身体は出来上がってきている。

体奥に燻っていた熾火は、容易く燃え上がった。
 「ああ、比呂、気持ちいい・・・すごく気持ちいいのっ! そこっ!」
ついに、ひかりは、正直な感情を吐露してしまった。

まるで、自分の情夫に媚びる女のように・・・。

175:比呂×ひかり
09/07/05 07:50:02 NTAYKyXa
31.
ひかりの叫びを聞いて、比呂はすごく昂奮し感動していた。
ついに、ひかりが快楽を正直に受け入れたのだ。
 「あん、いいの・・・」
そんな言葉を聞くたびに、体がかっと熱くなってくる。

 『ひかりの女が男を・・・おれを求めてるんだ!』
いつも押さえてきていた激しい情動が比呂を駆り立てる。
 『おれも男として、ひかりという女が欲しくてたまらないんだ。』

既に、比呂のペニスはこれ以上無いほどに激しくいきり立っていた。
それは、ひかりが女を見せる度、ますます猛々しくなる。
もはや、全ての欲望をひかりの中にぶちまけるまで、
その怒張は収まりはしないだろう。

そして、比呂は、ひかりへの愛撫にさらに熱と想いを込めていく。
深い愛と獣のようなオスの欲情をこめて。

176:比呂×ひかり
09/07/05 07:54:50 NTAYKyXa
32.
 「んあ・・・いいのお・・・比呂の舌で舐められるといいっ!」
一度、声に出してしまうと、今度はそれが自分の気持ちを盛り上げてしまう。
 「あん、そこは優しく・・・はあん・・・そこはもっと激しくぅ!」
言葉に出して自覚したことで、快楽に勢いがついてしまって止められない。

ひかりは、比呂の愛撫にすっかりはまっていた。
 『大好きな比呂が私を求めてる・・・』
 『男が女の部分を欲してるんだ・・・』
 『あああ、もっとめちゃくちゃにしてほしいっ!』
そんな風に考えて、さらに気持ちが盛り上がってしまう。

すでに抵抗はすっかり止めてしまっていた。

むしろ、ひかりの手は、比呂の裸の上半身にしがみつき、
その体温を感じようとするかのように動いていた。

ショーツの下の秘芯から愛液が滲み溢れていることにも気付いていた。
たぶん、ショーツに大きくシミが出来てしまっているだろうと思うと恥かしい。
比呂に見られたら、すごくエッチな女の子と思われてしまう。

でも、そんなことですら、
 『ああ、私の女が比呂の男を求めてるんだわ・・・』
と思うと、さらにゾクゾクしてくる。
恥かしい所を見られて存分に辱められたいとすら思えてくる。

177:比呂×ひかり
09/07/05 07:59:47 NTAYKyXa
33.
 「んん・・・ふぁ・・・はぁ、はぁ・・・」
英雄に見せたことのない女の痴態を比呂に曝していると思うと、
動機が激しくなってくる。

次第に、切迫感が募り、呼吸をするのもつらくなって行く。
 「ぉぉっ・・・んあ・・・いひい・・・」
比呂の舌先が、堅く張り詰めた乳輪と乳首とをざらりと嘗め回した。
 「いひぃっ! あん、いいの・・・」
 『き・・・きもちいい・・・』
体奥の熱がさらに激しさを増す。

脳裏にふと、英雄の笑顔と、古賀春華の顔がよぎる。
 『私、また、二人を裏切っちゃうっ・・・!』
二人の顔が浮かぶと、ぞくりとする薄暗い感情が生まれる。
そして、さらに気持ちが高まってしまう。

 『私、ひどい女・・・。裏切るのが気持ちいいんだ・・・。』
はっきりと意識してしまうと、ますます性感が強まる。

 『比呂は私のもの。古賀さんなんかに渡さない・・・。』
そんな激しい思いを抑えていたことに気付く。
そう自覚したことで、さらに女の情念が増幅され、
 「んっ・・・んっ・・・ああ・・・もう!?」
さらにさらに快感が増し、喘ぎが漏れる。

178:比呂×ひかり
09/07/05 08:03:31 NTAYKyXa
34.
 「ひあっ?!・・・・っ?!!」
比呂がすっかり尖りきったひかりの乳首を甘噛してきた。

軽い痛覚とそれに数倍する鋭い甘美感が、
すっかり蕩けきったひかりの脳裏を直撃した。
 『ぉぁ・・・ああ・・・なんて・・・』

もう限界だった。
一度体験したオーガズムに達するのも時間の問題だった。
男によって限界に押し上げられる。

 『ああ、わたし・・・おっぱい・・・ひろにたべられてる・・・』
 『きもちいーの・・・』
 『また、いっちゃう・・・』
もう、快感で頭がうまくまわらない。
 「ふあ・・・ふああ・・・」

目の前が白い光でスパークする。
目をぎゅっと瞑って、激しい快楽に耐えようとする。

 「んあ、おっぱ・・い・・・たべ・・・られちゃうぅぅっ!」

そんな少し馬鹿げた絶叫とともに、
ひかりは、今日、二度目の高みに押し上げられていた。
軽いオーガズムに達していた。

179:比呂×ひかり
09/07/05 08:10:19 NTAYKyXa
35.
ひかりは今度は気は失わなかった。
その分、強烈な快感が刻み込まれた。
限界を超えた快楽がひかりの脳に焼き付けられる。

 「んぉ・・・んぅ・・・」
気持ちがよくて身体に力が入らない。
 『これが女の喜び?』
 『きもちよくて・・・あたまがやききれそう』
 『ふああ・・・こんなことを続けてたら、私、馬鹿な娘になってしまいそう・・・』

少し落ち着いて、先刻の馬鹿げた言葉を思い出して赤くなる。
 『私、気持ちが良くなると変になっちゃうみたい。』

そっと、比呂の顔をうかがう。
 『ほんとに馬鹿な子と思われたんじゃないかしら?』
しかし、比呂はひかりを労わるかのように抱きかかえたまま、
いとおしそうに見つめていた。

180:比呂×ひかり
09/07/05 08:13:39 NTAYKyXa
36.
 『あ・・・』
恥かしくて目が合わせられない。

痴態を見られていたことが恥かしいのではない。
比呂と目があった瞬間、自分の中の比呂への気持ちが
さらに高まっているのが分かった。

とても、比呂がいとおしい。
どうしようもなく比呂が好き。

別に、オーガズムに達しさせられたからじゃない。
元から、本当に好きだった。
真剣に考えると、涙が出そうなくらい・・・。

いつも自分に嘘をついて本当の気持ちを誤魔化そうとしていた。
でも、もう自分の気持ちを偽ることはできない。

 「これ、もう脱いだ方がいいな。」
比呂がぐっしょりとしたショーツを脱がそうとする。
ひかりは抵抗しなかった。
むしろ自分からお尻を持ち上げて協力していた。

 『比呂に抱かれたい・・・』
素直に、そう感じていた。

181:比呂×ひかり
09/07/05 08:36:28 NTAYKyXa
-----------------------今週はここまで----------------------

前戯編がようやくラストスパートです。
我ながら、「なげーよ」とツッコミを入れたくなる気もします。

来週末に、本番編に入れるかどうか。

とりあえず、思いつくままに一気に書いて、
文章の修正・追加、校正、構成の変更をしているので、
そういった推敲にちょっと時間がかかります。

182:比呂×ひかり
09/07/05 13:31:45 NTAYKyXa
一応、全体的な初稿が上がりました。
おおむね、以下のような感じです。

分量は修正により、多少増減するかもしれません。

第一部 第1~第77編

・前戯→正上位でフィニッシュ
・ひかり視点で終幕

第二部 第78~第106編

・フェラ→口内射精→正上位→後背位でフィニッシュ
・比呂視点で終幕

183:比呂×ひかり
09/07/06 06:34:38 ZAGAluui
37.
ひかりは、生まれたままの姿になってベッドの上に寝かされた。
比呂も下着を脱ぎ捨てた。

お互いの全裸を見ていると、やはり思い出されるのは、
以前に風呂場で比呂に裸を見られてしまったときのことだ。

あの時、裸を見た比呂は当然昂奮していたが、
実は、見られたひかりもひどく昂奮していた。

その後、自分の部屋で二人はそれぞれに思い出しながら、
オナニーをしてしまっていた。

比呂はひかりの魅力的な肢体を思い出しながら。
ひかりは大好きな比呂に全てを見られてしまったことに奇妙な昂奮を抑えられずに・・・。

あの時のことを思い出すと、また少し奇妙な気持ちになる。

184:比呂×ひかり
09/07/06 06:35:10 ZAGAluui
38.
ひかりは、比呂の股間にいきり立つペニスにチラッと目線をやって、
すぐに顔を赤くして、目線を逸らしてしまう。
 『男の人って、あんな風になるのね・・・』
じっくりと見ることは恥かしくて出来なかったが、
赤黒くて不思議な形をしていた。

自分の秘芯とはまるで違う。
幼い頃に見た比呂の子供のおちんちんとも違う。
・・・それははっきりとは憶えていなかったけれど。

めしべとおしべ。
凹と凸。
互いに補ってつがうもの。

ひかりが少しぼんやりと考えていると、比呂がおおいかぶさってきた。
 「ひかり・・・好きだ。」

185:比呂×ひかり
09/07/06 06:35:42 ZAGAluui
39.
比呂が再びひかりの上におおい被さると、
二人はそのまま裸で抱き合い軽くキスをした。

比呂はひかりの背中に手を回ししっかりと力をこめ、
ひかりは比呂の首筋に手を回ししがみつくようにする。

ひかりの形のよい乳房が、比呂の筋肉質の堅い胸で軽くつぶされる。
その肌の触れ合いは、二人にとって気持ちのよいものだった。
触れ合った肌から、心地よさが広がる。

ひかりが脚を比呂の脚にからめる。
秘芯から溢れた愛液が比呂の脚にも絡む。
少し恥かしいけれど、もう止まらない。

比呂の熱くたぎるペニスがひかりのお腹に触れる。
たぎる想いが、もう押さえられない。

お互いの身体がとても熱く感じた。

二人は抱擁に夢中になっていた。

186:比呂×ひかり
09/07/06 06:36:18 ZAGAluui
40.
比呂は少し身体を起して、徐々に、顔をひかりの下のほうへと動かしていく。

ひかりの唇から、首筋、胸元へと唇と舌先を這わせていく。
 「あん・・・」
時折、ひかりの口から気持ち良さそうな声が漏れると、そこを優しく愛撫した。
 「ん・・・ふあ・・・」
繊細な刺激をうけて、ひかりが切ない声を上げる。

おへそのあたりにくると、比呂はそこに軽く口付けを繰り返した。
 「かわいい、おへそだね。」
 「あの・・・ちょっと、恥かしいから・・・」
少しひかりが赤くなっている。

そんなやり取りをした後、ひかりのデルタに到達した。

ひかりは、体毛が濃い方ではなく、あまり陰毛も濃くはない。
手入れをしているのか、自然のままかは分からなかったが、
比呂の目には綺麗に映った。

そのまま秘芯に行くのではなく、デルタ周囲に軽く口付けを繰り返し愛撫した。
 「んむ・・・あん・・そこは・・・」
ひかりは恥かしそうにしていたが、どこか陶然とした表情を浮かべていた。

そして、ようやく、比呂は秘芯にたどり着いた。

187:比呂×ひかり
09/07/06 06:38:43 ZAGAluui
41.
生まれて初めて目の当たりにするひかりの秘所は、
既に溢れ始めた愛液で濡れてきらきらとしていた。
比呂は昂奮して息を飲んだ。

小さい頃にお医者さんごっこで見たことはあったかもしれないが、
その時は、性に関する知識などなく、見た内に入らないだろう。

ひかりの秘所は、比呂が以前に友人から借りた裏モノで見たような
使い込まれた女性器とは違い、きれいに整って見えた。
陰唇やクリトリスは、それほど発達してはおらず、小ぶりであった。

しかし、陰唇は、再三の愛撫でほころびを見せており、
少し充血しながら、膣から滲み出た愛液で潤っていた。

こうしてみていると、濃密な女の香りがしてくる気がする。
女の香りにひどく昂奮してきた。
 「ひあっ?!」
比呂は我慢できず、秘所に口付けをしていた。
 「ああん・・・いい・・」
ひかりの唇からは歓喜の声が漏れていた。

188:比呂×ひかり
09/07/06 06:39:15 ZAGAluui
42.
少しぽってりとした陰唇に唇を這わせる。
唇で柔やわと陰唇を甘やかにくわえ込む。
 「はぅ・・・」
ひかりが切なげに吐息を漏らす。

舌先で陰唇から周囲を優しく舐るように嘗め回す。
複雑な秘芯の構造を一つ一つ確めるように。
 「・・・んっ。・・・んう。あ、そこいい。」
その都度、ひかりが敏感に反応して声を漏らす。

比呂はその声に刺激されて昂奮して、さらに舐り続ける。
こうやって、女の秘芯を舐り、それをひかりが素直に受け入れると、
ひかりを自分の女にしていることが実感できる。
そして、自分の女をもっと感じさせてやりたいと思う。
男として心から。

昂奮して、小陰唇をくわえて、やや強く吸い上げる。
 「・・・あん・・・んは・・・」
そんな行為にも、ひかりの女の部分は応えてくる。

189:比呂×ひかり
09/07/06 06:40:12 ZAGAluui
43.
比呂は、少し包皮から顔を覗かせた肉芽を見つけると、
軽く口付けし、そのまま舌先で刺激をした。
ツンツンと突付いては、優しくくすぐる。
肉芽がヒクッと反応して堅く膨らむ。

 「ひぃん・・・」
ひかりが切なげな喘ぎ声を漏らす。
とても気持ちが良さそうだ。
溢れ出た愛液の量も粘りも増している気がする。

肉芽は充血して、さらに大きさを増した。
比呂は肉芽を唇で優しく咥えながら、包皮をそっと剥いた。
そして、唇と舌先で肉芽を舐り続けた。

 「ああ・・・そんな恥かしい音・・・やん・・・」
チュルチュルとわざと音を立てて吸いたてると、
ひかりが恥かしそうに、気持ちよさそうに喘ぐ。

それに呼応して、秘所の潤いはじゅくじゅくとさらに増していく。

190:比呂×ひかり
09/07/06 06:40:49 ZAGAluui
44.
 「あん・・・きもちいい・・・」
ひかりは、女のもっとも弱い所を比呂に責められて、
ピリピリとした切なく鋭い性感を感じずにはおれなかった。
 『ああ・・・また、あたまがへんになっちゃう・・・』

下のほうを見ると、比呂が自分の秘所を舐っているのが見える。
すごく昂奮する光景。
つい先ほどまでは想像もしていなかったような光景。

 『古賀さん、いいでしょ?』
 『比呂はこんなに一生懸命わたしを気持ちよくしようとしてくれてるのよ?』
わざと、そんなことを考えて、さらに気持ちを盛り上げていく。

クリトリスを舐められる鋭い性感も気持ちいいが、
陰唇を舐められるソフトな性感もまた気持ちがよかった。

比呂にむしゃぶりつかれて、食べられてしまうような気がする。

 『こんな所をヒデちゃんに見られたら、どうしよう・・・。』
また、わざとそんなことを考える。
さらにゾクリとした暗い快楽が増していく。

191:名無しさん@ピンキー
09/07/06 16:41:28 7SEGzkLP
なんという長編大作。神よ感謝いたします!
キャラがちゃんと原作の雰囲気出てて大変良いです。
まだ先は長いですが楽しみにしてます。がんばってください。

192:比呂×ひかり
09/07/06 20:24:50 +hl98wIL
45.
 「んあっ!?」
比呂の舌先がひかりの膣穴をとらえていた。
潤んで少し緩んだ膣穴の周囲が舐め回される。
クリトリスや陰唇とはまた違った快美感を感じる。

 『大好きな比呂に、自分の一番いやらしいところが舐め回されてる。』
そんな風にいやらしく考えると、さらに昂奮が強まる。

愛液をすするような音がして、ひかりは顔を赤くする。
 『恥かしい・・・。すごく感じてるのがばれちゃう。』
もうとっくに自分の淫らさはばれてると思うけれど。
でも、そうされるとすごく気持ちが良かった。

比呂が指先で愛液をすくうと、その指先で膣の浅い部分を刺激してくる。
唇よりは乱暴だが、今のひかりにとっては、もはや気持ちいいだけだった。
 「・・・んっ。」
再び、クリトリスが吸われる。
更なる快感が加わる。

 「すごい・・・すごいの・・・」
生まれて初めての感覚に陶酔するひかり。
比呂の優しいクンニリングスが続けられる。

ひかりは三度目の高みを目指して昇らされていくのを感じていた。

193:比呂×ひかり
09/07/06 20:25:25 +hl98wIL
46.
比呂の指が浅く、あくまでも優しくひかりの膣口を刺激する。
しかし、未経験のひかりにとっては、それは激しく男に責められているのも同然だった。

クリトリスが吸われると、腰砕けになりそうな快美感がひかりを襲ってくる。
同時に膣が責められると、まるで比呂に犯されているような気になる。
 『ああ、すごくいやらしく犯されてるの・・・。』
ひかりの想像の中では、比呂に組み敷かれた自分が喘いでいる。
 「はぁん・・・あん・・・いいの・・・比呂いいのっ。」
もちろん、喘いでいるのは、現実だったけれど・・・。

快感がどんどん増していく。
想像する余裕すらなくなってきた。
気持ちよすぎて、目がくらんで、目をあけていられない。
愛液がどんどんと溢れ出す。

 『ど、どうなるの? 私、どうなっちゃうの?』
前の二度のオーガズムの時よりも強い快感にビリビリする。

あの時は、性感と背徳的な気持ちが半々でイった気がする。
でも、今度は違った。
純粋な性の喜びだけで、限界を迎えつつあった。

194:比呂×ひかり
09/07/06 20:25:47 +hl98wIL
47.
ひかりが限界を迎えつつあると感じた比呂が少し激しく責めてくる。
少し強くクリトリスが舐め上げられ、啜られる。
やや乱暴に膣口が攻め立てられる。
愛液が音を立てて啜られる。

普段なら強過ぎる刺激も、既に快楽の極地に居るひかりにとっては、
純粋に激しく甘美な快感となった。

 「いやっ・・・いやっ・・・だめなの、こわい!?」
 「ひろ、こわいの! きもちよくてこわい!」
 「んぅ・・・んおお!?  ぃひぃ・・・うあ!」
もはや、まともに言葉にならない声を上げて、
ひかりははげしく快楽を貪る。

 「さあ、いくんだ、ひかり!」
比呂がそう囁いて、クリトリスを吸い上げた瞬間、
ひかりは真っ白な光に包まれて限界を超えていた。
 「んぅーーーっ! いくっ・・・いぐぅ・・・っあ、んああ??!!」
 ・・・ブシュ、ブシュ!
同時に、ひかりの膣口から、白濁した愛液が噴出していた。
 「んあーーーーーっ!!!」

以前のオーガズムで限界だと思っていた性感を超えて、
ひかりははげしくイき狂っていた。

195:比呂×ひかり
09/07/06 20:28:04 +hl98wIL
48.
ひかりは、限界を超えた快感に呆然としていた。
 『んんん・・・きもち・・・よかった・・・』
 『ぁ・・・ひゃぁん・・・・』
 『あはあ・・・わたしぃ・・・おかしくなっちゃった・・・』
 『ひろにいかされて、ひろのまえでおもらししちゃった・・・』
 『んふぅ・・・ああ・・・ひろすきぃ・・・』
脱力しきったひかりの身体をいたわるように、比呂が抱きしめキスをてくる。

まだ快楽の中に居るひかりにとってはその軽い刺激も快感だった。
 「ああ・・・いいのお・・・」
うっとりとして舌を出して比呂の唇を迎えるひかり。

唇と唇が触れ合うと、はっきりとした痺れるような性感すら感じた。
 「んぅ・・・ひろ・・・すごくきもちいい・・・いいの・・・」
 「ひかり、愛してるよ。」
快美感の中で身体を強く抱きしめられると、ジンジンと気持ち良さが増す。

まるで全身が性感帯になってしまったかのようだった。
 『もうだめ、わたし、ひろなしじゃいきてけない』
陶然としながら、そんなことを考えていた。
心が蕩けきっていた。

196:比呂×ひかり
09/07/06 20:29:27 +hl98wIL
49.
比呂は、すっかり蕩けきってしまったひかりを優しく抱きかかえ、
ひかりが落ち着くまで、優しく全身を撫でてあげた。
ひかりは少し荒い息をつきながら、とても気持ち良さそうにしている。

ようやく昂奮が少し落ち着いた所を見計らって、
 「ひかり、抱くよ?」
と囁いた。

ひかりは少し顔を赤くしながら、はっきりと頷いた。
少し上目遣いで男に媚びるような風情すらある。
 『ひかりは、もう完全におれのものだ。』
その事実に激しく昂奮しながら、比呂はひかりと結ばれるべく、体勢を変えた。

比呂はひかりを横たえ、その脚を少し開かせていく。
ひかりも比呂の動きに応えて、Mの字に開脚すると、男を受け入れ易い体勢となった。

比呂はひかりにおおい被さり、その目を見つめた。
 「いくよ、ひかり。」
ひかりは、半ば陶然、半ば緊張して、こくりと頷いた。

比呂は再びそっと口付けをすると、ペニスを潤みきった秘芯にあてがった。

197:比呂×ひかり
09/07/06 20:41:23 +hl98wIL
---------------------------今日はここまで--------------------------

ようやく、前戯編が終了して、本番編に突入です。
長々と続けて申し訳ありません。

結局、全111編となりそうです。
もう少しで折り返し地点です。

ここから先は、ひかりが完全に堕ちてしまうので、
原作の雰囲気は台無しかもしれません。
筆力の無さを予めお詫びしておきます。

198:比呂×ひかり
09/07/06 20:49:52 +hl98wIL
>>191
応援ありがとうございます。

何となく、読者は2、3人しか居ないような気もしますが、
一人でも応援してくれる読者が居る限り、
頑張って終らせてみます。

199:名無しさん@ピンキー
09/07/06 21:45:29 3yXk1e+S
更新楽しみにしています。頑張ってください。

200:名無しさん@ピンキー
09/07/06 22:44:52 srJVWALs
凄い力作です。こういうのが読めて嬉しい限り。

201:比呂×ひかり
09/07/07 05:48:21 24h1p6VZ
50.
 「・・・んっ・・・あっ・・・くるっ・・・!」
ひかりの身体を組み伏せたまま正上位で挿入しようとする。
 「・・・あ・・・そこ・・・あっ!」
初体験同士のため、いきなり挿入成功という訳にはいかなかったが、
何度か試みると、比呂のペニスはひかりの膣口へと呑み込まれて行った。

亀頭の部分が膣に完全に入り込むと、ひかりの熱い膣襞が包み込んだ。
襞が少し蠢いて亀頭を咥え込んでいるようだ。
 「・・・ひかりの中、気持ちいいよ」
 「・・・っ。・・・比呂ぉ」
ひかりはやや切迫した様子を見せている。

しっかりと潤っている為に、それほどの痛みはないようだが、
やはり多少の痛みと緊張を感じているらしい。

しかし、まだ、ペニスは全部入った訳でも無い。

このまま一気に貫きたくなる衝動を押さえながら、
ひかりは耐えられるだろうか?と比呂は少し不安になる。

202:比呂×ひかり
09/07/07 06:03:34 24h1p6VZ
51.
 「だいじょうぶ?」
 「・・・うん。へいきだから・・・。ゆっくりとなら・・・奥まで・・・」
ひかりもしっかりと比呂の全てを受け入れたいと思っているようだ。
そこには少し甘やかな感情も含まれているように思える。

比呂は愛おしさに胸を打たれ、同時にますます昂奮した。
逸る気持ちを押さえて腕に力を込める。
 「ゆっくり入れていくよ。」
 「・・・うん」

比呂は再びペニスを深く押し入れようと動き始めた。
亀頭がズズッと僅かに膣内を押し進む。
カリが膣内の柔襞をめくりながら。
 「・・・んぅ・・・痛」
膣の強い抵抗の中、またズルッと少し深く入っていく。

ひかりの膣穴がペニスを受け入れ馴染みやすいように、
ゆっくりゆっくりと優しく奥を目指していく。

203:比呂×ひかり
09/07/07 06:04:06 24h1p6VZ
52.
ひかりの腰を押さえてゆっくりとペニスを突き入れながら、
同時に、指先でクリトリスの包皮を剥いて柔やわとつまみ刺激したり、
舌先でひかりの唇をなぞるようにして、丁寧な愛撫を加えつつ、
耐えるひかりを労わりながらも、そろそろと確実に犯していく。

そうすることで、ひかりの苦痛も少し和らぎ、
僅かばかり、犯されることに喜びを感じているようにも見えた。

 「あ・・・あふ?  んむ・・・。」
比呂の長大なペニスが半分を超えて収まった所で、
ひかりの声に僅かにだが明らかに甘やかなものが混ざる。

張り詰めた亀頭の反り返ったカリが膣内の弱い所をこすったらしい。
 「ん・・・ひぃ・・・いいん・・・」
そこをグリっとすると、ひかりの口から甘い声が零れる。
膣内の潤いも少し増したように思える。

比呂はそこで少し動きを止め、ひかりの耳朶をちろりと舐め上げた。
耳の性感帯を舐められてひかりがぶるっと身悶える。

204:比呂×ひかり
09/07/07 06:04:57 24h1p6VZ
53.
 「ひゃうっ・・・。」
 「ほら、ひかり、見てごらん?」
 「?」
 「ひかりの中に、俺のペニスが入っていくよ。」
比呂はひかりにそう囁いて、二人の結合部分を見せ付けた。

 「・・・ああっ?!」
ひかりは恥かしいのか、昂奮しているのか顔を真っ赤にして、
ペニスを咥え込んだ自分の陰部を見つめている。
その瞳は潤んでいるようにも見える。

比呂のペニスはますます赤黒く怒張して、血管が浮き出ている。
まさに男の凶器が膨れ上がって、女を蹂躙し尽くそうとしている。

 「そ、そんな大きなもの・・・わたしには入りきらない・・・」
ひかりが少し怯えたように口にする。

 「大丈夫だよ。ほら?」
比呂は亀頭のカリで、ひかりの弱い部分を刺激する。
 「ぁぅん・・・ふぁぁ? そ、そこぉ・・・」
甘やかな声とともに、膣奥から愛液がさらに滲み出す。
僅かに赤いものも混ざっている。
それにつれて、ペニスの動きが少しスムーズになったようだ。

205:比呂×ひかり
09/07/07 06:07:55 24h1p6VZ
54.
 「な、大丈夫だろ。」
 「あ・・・ふぁ・・・うん。」
 「処女だったのに、こんな大きなペニスを喜んで咥え込めるなんて、
 ひかりはすごい淫乱だな。」
そんな比呂の言葉の責めを受けて、ひかりがぶるっと身震いをする。
そして、ジュクっと愛液がさらに滲んだ感覚があった。
比呂にいじめられると感じてしまうようだ。

 「んんあ・・・んふぁ・・・はおおおん・・・」
膣内の弱い部分をぐりぐりとしてやると、ひかりの表情が蕩け、
口から少し涎がだらしなく零れる。

 「ほら、愛液がどんどん出て、大きなペニスが入りやすくなってくるよ。」
わざと、大きなペニスを強調して、それを呑み込むひかりの淫乱さを強調する。

 「いやあ、そんな風に言わないでぇ・・・。・・・いひぃ、ひろぉ・・・。んはぁ・・・。」
もはや、抵抗などではなく、媚びるかのように訴えるひかり。

そんな嬌態を見て、比呂のペニスは否応なく堅さを増す。
力を増して、膣穴をさらに深くゆっくりと押し入った。
 「んはぁ・・・」
ひかりは僅かに痛みに顔をしかめながらも、男を奥深く受け入れていった。

206:比呂×ひかり
09/07/07 06:21:21 24h1p6VZ
55.
 『ああ、お腹が広げられてる。お腹に穴があいちゃったみたい。』
ひかりは膣でしっかりと比呂を感じながら、結合部分を見つめていた。
 『セックスをしてる所を見ろなんて、比呂は変態だわ!』
と思いながらも、結合部分から目が離せなかった。

血管の浮いた比呂の太い肉棒が、自分の性器を押し広げ、
陰毛のデルタの陰に埋もれていく様は、目の眩むような光景だった。

 『ああ・・・こんなに大きなおちんちんが入ってくる・・・』
ほんの少し前までなら、こんな大きなペニスが自分の中に入ってくるなんて、
想像もしなかっただろう。

しかし、今は実際に、自分の秘芯が十分に広がり、潤いながら、
それを呑み込んでしまっているのだ。

もちろん初めての体験なので、確かに痛みはある。
しかし、同時に、それ以上の強い快美感を感じていた。
 「比呂のおちんちん、すごく熱いよぉ・・・」
比呂の男が自分の女を無理矢理に押し広げて入ってくるその被征服感は、
ひかりに強い昂奮と充足感を与えていた。

こんなに大きなものを呑み込んでしまえる自分自身にゾクゾクしていた。

207:比呂×ひかり
09/07/07 06:21:53 24h1p6VZ
56.
 『ああ、私がどんどん押し広げられてしまう。』
力強い男に屈服させられて、その女にされてしまう。
そんな風に考えながら、挿入部を見ていると、クラクラしてくる。
 『ヒデちゃん、私、本当に比呂の女にされちゃったよ?』
 『私のおまんこは、今、比呂のおちんちんの形になっちゃってるよ?』
そんな風に考えるとゾクゾクする。

「ああん・・・ひろぉ・・・」
媚びたような声が喉をついて漏れてしまう。
その声に触発されたのか、比呂がさらに力強く押し入ってくる。
『比呂が求めてくれてる・・・嬉しい・・・』
比呂の背中に腕を回して抱きつく。

そうやって比呂をさらに深く呑み込もうとしていると、ズンッと体奥を圧迫するような感覚があった。
ペニスが完全に入り込み、子宮口あたりが突き上げられたらしい。
二人の陰毛と陰毛が絡みあう。

 「んはぁん・・・ああう・・・」
痛みを超えて嬌声が自然とこぼれ出てくる。

まるで、自分を貫いた強いオスに媚びたくて仕方がないかのようだった。
 『わたし、おかしい。自分が自分でないみたい。』
 『ううん・・・これが本当のわたしの求めていたものなのね・・・』
ひかりは陶酔し、無意識に艶然と微笑んでいた。

208:比呂×ひかり
09/07/07 06:39:44 24h1p6VZ
-------------------------今朝はここまで------------------------
ようやく折り返し地点です。
第一部は、残り30%ほどです。

209:比呂×ひかり
09/07/07 14:09:06 0yzv5Syy
56.5
常に押さえ続けてきた想い。
幼い頃から共に歩み続けてきた二人。
ひかりの家の階段に落書きをしてた小さな男の子。

心の奥底では、こんな風に睦み合うことも望んでいた気がする。
ゾクゾクする快楽と共に、押さえ切れない愛おしさを込めて、
ひかりは比呂に抱きつく手に力を込める。

自分の女を埋め尽くす比呂の逞しい男を感じながら。
 「ああ・・・すきぃ・・・ひろぉ!」

210:比呂×ひかり
09/07/07 14:09:33 0yzv5Syy
57.
ペニスを完全に突き入れると、ひかりを完全に征服した達成感が沸いてきた。
そして、ひかりの嬌声と、その媚を含んだ艶やかな表情を見ていると、
比呂は激しく昂奮して、男の血を滾らせた。

 『どうだ、英雄。ひかりは、今、俺の下で喘いでいるんだぜ。』
 『もう、ひかりは完全に俺のもんだ。見ろよ、この嬌態を。』
英雄への対抗心を燃やすと、一段とペニスが堅さと大きさを増した。
 「ひぁ、大き・・・」
ひかりが少し苦しげな表情を見せる。

比呂は少し気を落ち着けて、ひかりを抱きしめた。
 「あん・・・比呂・・・」
ひかりもうっとりとして、抱きついてくる。
ひかりのスラリとした長い脚も比呂に絡みついてくる。

互いに顔を寄せて、舌を突き出して舌を絡めあった。
そのまま、身体は動かさず、激しいキスを交わす。

じゅるじゅると唾を交換しながら、まるで性感を高めあうかのように、
お互いの口内をねぶり合っていく。

動かなくても、ひかりの膣襞の蠕動と締め付け、その熱さが気持ちいい。

211:比呂×ひかり
09/07/07 14:10:08 0yzv5Syy
58.
暫くの間、二人は、お互いの性器の存在を感じたまま、
キスや愛撫を繰り返して気分を高めていた。

しかし、やはり、このままでは物足りない。
 「ひかり、少し動くよ」
比呂は熱の篭った視線で見つめながら、ひかりにそう告げた。
 「うん・・・優しくしてね・・・比呂」
と、ひかりも潤んで熱を帯びた瞳で見つめ返してくる。
少しペニスに慣れてきたのか、最初の切迫した雰囲気は無くなっている。

比呂は今度は徐々にペニスを引き抜き始めた。

ペニスのカリが、ひかりの膣襞をざらりざらりとこすりながら抜け出していく。
その刺激が強く、油断すると今にも射精をしてしまいそうだ。

それをどうにか押し止められたのは、ひかりの反応のおかげだ。
 「んんんんんーー、ぅぁぁ、いい・・・かきだされちゃう・・・」
カリがひかりの性感帯を刺激したらしい。
ひかりが少し涎をたらしながら、喘いでいた。

 『もっともっと、感じさせてやる。お前を感じさせられるのは、俺だけなんだ。』
比呂はそう誓って気を引き締めてペニスを動かし始めた。

212:比呂×ひかり
09/07/07 14:11:38 0yzv5Syy
59.
 「ひぃ・・・だめえ・・・抜かれるとき、ズリュズリュって・・・」
ひかりは、少しの痛みと快感の大波に翻弄されていた。

再三の愛撫で十分に潤った膣穴は、比呂のペニスをしっかりと受け入れて、
ひかりに十分すぎるほどの快楽を与えていた。
 『私、処女なのに・・・。初めての経験なのに・・・。』
 『こんなにも感じちゃうなんて・・・。』
 『比呂にえっちな女の子だって思われちゃう・・・。』
 『初体験じゃないって誤解されたらどうしよう・・・。』
ぐるぐると快感と困惑がひかりの脳内をかけめぐる。

 「ぉおぅ・・・んああ、入ってくるときもいいのっ! ズルズルって・・・」
亀頭が抜けてしまうかどうかという所まで抜かれると、
今度は、甘い深くない所にペニスが挿入された。

比較的浅い膣内にペニスで、陰唇とクリトリスに指先で刺激が加えられる。
 「ああ、それいいっ! それきもちいいっ!!」
純粋な快美感がひかりをさらに翻弄していた。

213:比呂×ひかり
09/07/07 14:12:39 0yzv5Syy
60.
そうやって、じっくりと浅い部分がねちこく刺激されていると、
気持ちがよくて、よくなり過ぎて、どんどん切なくなる。

すると、少し間を置いて、次は深い部分へとペニスが一気に叩きこまれる。
 「ひぃぃ・・・深いぃぃ・・・」
さらに潤いを増し、よくほぐれた膣穴は、今度は易々と深い挿入を受け入れた。
子宮口がずんっと突き上げられると、目の奥に火花が散ったように感じた。

 『ああ、ふかく・・・突かれると、ほんとうに・・・ひろにせいふくされてるって感じちゃう・・・』
息苦しいような圧迫感と心地よさに、すこしぼうっとなる。

 「ひあっ・・・んおおお・・・・・・ずるずるって、ぉぁぁ・・・」
比呂が長いストロークでペニスを引き抜いていく。
さっき見つけたひかりの性感帯を丁寧に刺激しながら。
ひかりは痴呆になったかのように歓喜の声を上げる。

 「あひぃぃんっ・・・」
ひかりは目の前がチカチカするのを感じていた。
軽くオーガズムに達してしまっていたらしい。
口の端からだらしなく涎が零れてしまう。
 『初体験なのに、こんなにきもちいいなんて・・・』

214:比呂×ひかり
09/07/07 14:14:45 0yzv5Syy
61.
 「ひかり、すごく気持ちがいいんだな?」
比呂が嬉しそうに問い掛けてくる。
 「うん、比呂っ・・・きもちいいの・・・すごくすごくいいの・・・」
もはやひかりに何の躊躇いもなかった。
比呂の言うことに素直に従がい、快感を訴える。

いとおしい男が自分に快美感を与えてくれているのだ。
こんなに素敵なことはなかった。
もっともっと比呂が欲しい。
できることなら、比呂を全部飲み込んでしまいたいくらい。
 「あはぁん・・・ひろ・・・もっときてぇ!」

 「知ってるか? 膣の中の方って、あまり感じない女も多いんだぜ。」
また、浅いところを巧みに抜き差ししながら、比呂が言う。
 「んおおお・・・それいいのぉ・・・。
  はあ・・・でも、わたしはほんとにきもちいいよぉ・・・?」

 『とてもすてき・・・とてもいいきもち・・・』
 『ひろのおちんちんが気持ちいい所をぐりぐりってして・・・ああん。』

比呂が少し意地悪に笑いながら、ひかりの弱い所を見抜いては責めてくる。
 「つまりさ、それって、ひかりがすっごくやらしい身体をした
  とってもいやらしい女の子ってことだよな?」
 「ふぇ? ひぅぅ・・・。」
比呂の言葉がズキュゥンとひかりの心を撃ち抜く。

215:比呂×ひかり
09/07/07 14:16:47 0yzv5Syy
---------------------ここまで----------------------
一時帰宅したついでに、ちょっとアップします。
夜に続きをアップします。

216:比呂×ひかり
09/07/07 21:14:13 JEmJmRTl
62.
 「・・・ひぃぃ・・・ぅぅ・・・いやあ、そんなふうに言わないで・・・
  わたし、そんないやらしい女の子じゃ・・・」
ひかりは顔を真っ赤にして訴える。

しかし、比呂はむしろ優しい微笑みを浮かべて指摘した。
 「ははは、どの口でそんなことを言ってるんだよ? 
  こんなに涎をたらしてトロトロに蕩けてる顔のひかりがいやらしくないなんてさ。」
そう言いながら、ひかりの弱い部分をじっくりと突き込む。

 「んぉ・・・あひぃ・・・いやあああん・・・そんなことぉ・・・」
ひかりは自覚できていなかったが、
確かに、ひかりの顔は今、性に陶酔しきり、紅潮し、
潤んだ瞳と口から零れる涎とで、ひどく淫靡な女の顔になっていた。

普段のひかりからは想像もできないような淫らなメスに。
愛おしい男の肉棒を貪欲に求めて止まない激しい女の顔に。

もしも今の表情を写真に撮られて見せられても、
これは自分じゃないと思って、絶対に受け入れられないだろう。
それくらい堕ちきった蕩けた表情をしていた。

217:比呂×ひかり
09/07/07 21:14:40 JEmJmRTl
63.
 「おお・・・おっおぅん・・・」
比呂に軽蔑されたように言われて、ズキズキと胸の奥が刺激された。
その間も膣はペニスに蹂躙され、時折、クリトリスや陰唇も愛撫されていて、
心と体の両方がたまらない心地よさを感じていた。
引き抜かれると奥の方がもの欲しくなり、つき込まれると膣口を突かれたくなる。

 『わたし、やっぱり、いやらしい娘なのね・・・ひろにも見抜かれちゃった・・・』
もっと、比呂に嬲られたい。
とことんまで犯し尽くされたい。
もう、痛みなど麻痺したかのように感じない。
強い性感とゾクゾクする暗い喜びだけを強く感じる。

 「んあん・・・そうなの・・・わたしはいやらしい子なの・・・」
ひかりはついに認めてしまった。
 「ぁぁ・・・いやらしいわたしにひろのおちんちんをちょうだい! もっと深く!」
体がズクズクと疼いてたまらない。
膣穴がさらに深く男を欲しがっている。
 「んああ、ひろぉっ! きてぇ!」

完全に認めてしまうと、もう全く歯止めが効かなかった。
気持ちよさと淫らな気持ちが暴走しそうだった。

218:比呂×ひかり
09/07/07 21:15:23 JEmJmRTl
64.
比呂は、そんなひかりの嬌態を見つめながら、深く感動していた。
こんなひかりは、英雄は想像したことすらないだろう。

 『全て、このおれがひかりの中から引き出したんだ。』
 『この喜びを教えてやったのは、おれなんだぜ、英雄。』

自分の下で、嬌態と媚態をあらわにするひかりを眺めながら、
純粋な愛情を感じるとともに、暗いくらい喜びも感じていた。

そうして、比呂は少し意地悪な感じで微笑みながら頷くと、
 「ああ、いやらしいひかりに全部あげるよ。」
と呟いた。
 「うれしい・・・ひあん・・・ひろぉ」

それから、比呂はやや乱暴にひかりの顔を掴んで自分の方に向けると、
ひかりに言い放った。
 「もう、お前はおれの女だからな。」

ひかりが目を見開いて陶然とした声をだす。
 「あふぅ・・・ひぅ・・・ひ、ひろのおんな?」
ひかりの頬を撫でながら、噛んで含めるように言う。
 「ああ、お前は俺だけの女だ。そして、俺はお前の男だ。
  自分の女に求められて、応えない訳には行かないだろ?」
そう言って、再び、ひかりを深く突き上げた。

 「んぁぁー・・・きちゃう・・・きちゃうのお・・・はああん・・・
  わたしひろのおんなぁあ・・・い・・・いぐぅ・・・」
ブシュブシュブシュ・・・
その瞬間、深く突きこまれたひかりが、比呂の下で潮を吹きながらはげしく達していた。

219:比呂×ひかり
09/07/07 21:16:09 JEmJmRTl
65.
 「イクゥゥゥ・・・」
ブシュシュ・・・。

ひかりはこれまで以上の激しいオーガズムを感じていた。
視界のあちこちでチカチカと火花が散って、目が眩みそうだ。
呼吸がひどく早くなる。

比呂の女であると宣言されて、限界まで昇りつめていた性感が、
容易く限界を超えてしまっていた。
 『ああ、わたし、比呂の女』
そう言われると、とてつもない陶酔感がひかりを襲う。

内心では乱れて、そんな埒も無いことも想像していたが、
現実に比呂の口から宣告されると、心に甘く鋭い楔が打ち込まれたように感じた。

ゾクゾクする。
心の奥底では微かに望んでいたこと。

『比呂は私の男・・・。』

ひかりは、暗いここちよい闇の中に意識がフェードアウトしていくのを感じていた。

220:比呂×ひかり
09/07/07 21:16:55 JEmJmRTl
66.
気を失っていたのは、ほんの僅かな間だったろう。
比呂は動きを止めていたが、その長大なペニスはひかりをまだ貫いたままだ。

ひかりは、激しいオーガズムに達しただるさを感じていたが、
同時に体奥では情欲の熾火がジリジリと赤熱していた。

その間もじくりじくりと膣はペニスを包んで蠢く。
まるで自らの意思でペニスを貪り尽くそうとするかのように。
じれったいような刺激がひかりの痺れた脳を刺激する。
 「あふん・・・もっとぉ」
そんなおねだりが口をついて出る。

どうやら自分はまだ満足してないらしい。
 『ああ、ほんとうにいやらしいわたし。いんらんな女の子・・・。』
胸中で自嘲するように呟く。

これでもう、英雄の元には帰れない。
帰れる筈がない。

221:比呂×ひかり
09/07/07 21:17:58 JEmJmRTl
67.
ひどい裏切りをしてしまった。
英雄の親友である比呂に抱かれてしまったし、
すごい快楽を感じてしまった。
そして、何よりも、比呂の女になってしまった。
既成事実よりも、自分の心がそれをはっきりと認めてしまった。

少し悲しくて涙が浮かんだ。
けれど、すごく喜ばしてゾクリとした感情が浮かんだ。

すごく気持ちよくて、膣が比呂を食い締めて、愛液を涎のように零す。
 『あはあ・・・わたしよろこんでる。』
 『ヒデちゃんを裏切って比呂の女になったことを。』
 『ひどい女でごめんね、ヒデちゃん』

そして、古賀春華の姿を思い浮かべて、
 『古賀さん、ごめんね。比呂は私の男になってしまった。』
と、暗い喜びをこめて呟いた。

その気持ちに呼応するかのように、膣穴が比呂に喰らいつく。

222:比呂×ひかり
09/07/07 21:35:27 JEmJmRTl
---------------------ここまで----------------------
とりあえず、明日~明後日で第一部終了の予定です。

第二部(後半戦)は、第一部(前半戦)の感想を見て修正するなり、
何なりするために、少し時間を置いて投下します。

223:名無しさん@ピンキー
09/07/08 04:51:31 iASuJ0XF
ktkr

224:名無しさん@ピンキー
09/07/08 13:18:24 RE3KsAN7
ありがとう、ありがとう

JEmJmRTlさんは神でつ

225:比呂×ひかり
09/07/08 19:04:27 AJA5GTk4
68.
比呂はひかりを完全に高みに昇らせたことに深い満足を覚えた。
それ以上に、ひかりに自分の女であることを認めさせて、
征服し尽くしたことに感動していた。

同時に、比呂自身もそろそろ我慢の限界が近かった。

もともと、比呂自身も初体験なのだ。
挿入した瞬間に射精してしまっていても不思議は無かった。

ここまで持ったせられたのは、比呂の強い意思と、
自分の快楽などよりもひかりを感じさせて、
自分の女にしなければならないという義務感と、
英雄への強い対抗心によるものだった。

ひかりが落ち着いてくるのを見計らって、
 「また、動くよ」
と耳元で囁く。

ひかりはそれに肯き返して、自らも比呂の動きに合わせて
腰を蠢かし始めた。比呂の女として当然のように。
愛人との逢瀬を楽しむ情婦のように。

226:比呂×ひかり
09/07/08 19:05:14 AJA5GTk4
69.
比呂は、再び動き始めると、ひかりを浅く深く突き上げながら、
ひかりの唇を貪った。

今度は快楽を与える為だけでなく、自分自身も快楽を貪る為。

ひかりの膣中は、熱く絡み付いてきて、たまらなく気持ちがいい。
オナニーなど比べものにならない。

錯覚かもしれないが、膣を行き止まりまで深く突き上げると、
そこでさらに奥に吸い付かれるような感覚がして、とてもいい。

抜く時は、じりじりと引きながら、ひかりの性感帯をエラでこすりあげる。
 「ひぅあ・・・」
すっかり開発されたひかりがたまらない嬌声を上げる。
比呂もひかりのそこのぶつぶつざらざらとした触感に、
そのまま射精してしまいそうな強い甘美感を感じていた。

そして、最初の頃よりも大きく膨れ上がったクリトリスをつまみあげる。
すっかり出来上がったひかりは、少しつよくくじられるのが好みのようだ。
ぎゅっとペニスを絞り上げるように膣が蠢く。
 『ああ、ひかりのからだってなんて気持ちがいいんだ・・・。』

227:比呂×ひかり
09/07/08 19:06:06 AJA5GTk4
70.
比呂が浅く深く貫き、ひかりがそれに合わせて腰を前後上下にくねらせる。
短い間に、快楽を求める二人の呼吸はピッタリとあっていた。

それも当然だったかもしれない。
もともと互いに大好きで、小さい頃から知り尽くした相手なのだ。

舌先と舌先をじっくりと絡めながら、比呂はひかりの奥深くに進む。
 「ぃぃ・・・ふぅぅん・・・んん・・・あああん・・・ひろぉ・・・」
ひかりが激しく喘ぎ、無意識に比呂の背中に少し爪を立てる。

ちょっとした痛みと共に、ペニスがますますいきり立つのを感じる。

もう限界だ。
比呂は、喘ぎまくり、乱れまくるひかりの耳元で囁いた。
 「そろそろ、いくよ? ひかりの中に全部出すからね?」
絶頂寸前のひかりは夢中で抱きついてきた。
 「んあ・・・出してぇ・・・わたしのなかにしゃせえしてぇっ!!」
 「あ・・・ふあ・・・ひろのせーえき・・・ぜんぶのんであげるからぁ!」
女のせがむ声に、比呂のペニスは最大限に膨張した。

最後の高みを求めて、比呂はひかりのさらに奥深へと突き込んだ。

228:比呂×ひかり
09/07/08 19:07:20 AJA5GTk4
71.
比呂が切羽詰った声で限界と告げるのを聞くと、
快楽の波に呑まれていたひかりは心がズクリと疼くのを感じた。

 『ひろがしゃせいする。わたしのなかで・・・。』
男の欲望が胎内に打ち込まれると考えただけで、
甘い疼きがびりびりと全身を苛む。

 『オスがメスを孕ませたいと思ってるのね・・・』
頭の片隅では妙に冷静な部分も残っている。

しかし、本当に冷静な思考ができていた訳ではない。
 『ひろのせいしがわたしのらんしまでおかしつくそうとしてる』
 『わたしのすべてをおかしたいのね・・・』
そんな妄想じみた陶酔感が浮かんだだけだった。

 『妊娠』という言葉もチラリと脳裏を掠めたが、さらに興奮しただけだった。

 『おとこが自分のおんなにしゃせいするのはあたりまえのことよね。』
そんな風に考えると、比呂のペニスが与えてくる快楽がさらにたまらなく感じた。
 「んふぅ・・・きてえぇ・・・ひろのせいえき欲しいのっ!」

229:比呂×ひかり
09/07/08 19:07:47 AJA5GTk4
72.
比呂はひかりにせがまれると、激しく深いストロークでひかりをつきまくった。
オスの本能的な欲望に身をまかせきった荒々しい動き。
膣の隅々までをペニスで野蛮に味わい尽くす。
赤黒く膨張した亀頭が、子宮の入り口をノックする。
 「ああん・・・いいの・・・すごい・・・」
その度に、ひかりが切なく声を上げる。

 「ハァハァ・・・くぅぅ、ひかり、すごくいいぞ!」
ひかりを抱きしめ愛撫する手にも熱が篭る。

また、その動きは、蕩けきったひかりにとっても激しい快楽をもたらす。
 「ぁぅ・・・ぉぅ・・・ぉおう・・・いひぃ・・・」
もはや、ひかりの声は獣じみた喘ぎ声にしかならない。

二人は極限を目指して、抱き合い協働し続けた。

ひかりの膣から滲み溢れ出る愛液と、比呂の鈴口から滲むカウパー腺液が、
交じり合い、泡立って、抜き差しのたびにグチュグチュとやらしい音を立てる。
比呂の睾丸がパンパンと、ひかりの会陰部に当る。

そんないやらしい音楽も二人の気持ちをさらに高めるBGMにしかならない。
お互いの唇を求めて貪りあい、ジュルジュルと唾液を交換し飲み合う。

230:比呂×ひかり
09/07/08 19:08:51 AJA5GTk4
73.
そして、比呂はひときわ深くひかりを貫くと、限界を迎えた。
 「グぅォォ・・・いくぞっ・・・ひ・・かり・・・ぅぁぁっ!!!」
喘ぐように絶叫すると、比呂は体奥で煮えたぎるマグマを吐き出すかのように、
ひかりの奥底で思うままに射精した。

ビュッ!、ビュビュッ!!
ビュク!! ドクドク! ビュビュビュウウ!!
ドビュッ!!

ひかりの痴態を見続け、犯し続けたおかげで、たまりにたまった精液は、
二、三度ではおさまらず、数度に渡って噴出した。
信じられないような量の精液が膣内に注ぎ込まれる。

ものすごい射精の快美感で、比呂は目がくらくらしそうだった。
自分の生命まで根こそぎ注ぎ込んでいるような強い性感。

同時に、ひかりも熱い精液を秘奥で受け止めて、激しく達しているようだった。
 「んぉぉぉぉ・・・ひぅぅ・・・ひろぉ・・・いい・・・ひぁぁ・・・なかでいってるのぉ・・・」
比呂はそんなひかりをいとおしく抱きしめながら、最後の一滴までも吐き出そうとしていた。

231:比呂×ひかり
09/07/08 19:10:39 AJA5GTk4
74.
 『ああああ・・・・あっつぅい・・・・』
ひかりは比呂につよく抱きしめられながら、その凄まじい射精を奥深く感じていた。
まるでビシャビシャと子宮口に叩きつけられるかのような衝撃。
男のとても熱い体液。
ものすごい量。

 『んああ・・・ひろの子種がわたしをもとめて・・・すごい・・・』
びりびりとしたセックスの快感と合わさって、その衝撃がひかりを貫く。

 『・・・・・・ぉあ? ・・・ああ? 何ぃこの感じ?!』
それまでのオーガズムとは質の異なる強烈な陶酔感が湧き上がってくる。
激しい射精を受けた体奥、そう子宮から。
きっと、それは愛する男の精を受けた女の本能的な喜び。

激しいだけではない深い喜びを伴う快美感がじわりじわりと、
確実にひかりの気持ちを押し上げていく。
収まる気配も無くどんどん高まっていく。

 『いやぁ・・・きもちよすぎて、こわい・・・こわいよぉ・・・』
このままでは、この快楽に自分が壊されてしまう。
そんな怖い予感までしてくる。

232:比呂×ひかり
09/07/08 19:11:55 AJA5GTk4
75.
これまで以上の未知の感覚に、ひかりはパニックに陥りそうになった。
でも身体の喜びは止まらない。
怖さすらもゾクゾクと気持ちよさへと変わる。
 『たすけてぇ・・・きもちいいの・・・こわいの・・・ひろぉ・・・!』

しかし、そんな時、息を荒くした。比呂がぎゅっと抱きしめてくれた。
ふと見上げるひかりの目に、いとおしむ優しい顔の比呂が映った。
 『ああ・・・ひろ・・・だいすき・・・』

限り無い安堵感がひかりの体を包む。
 『大丈夫、比呂と一緒なら、私は大丈夫・・・。』
ひかりは、こみ上げてくる喜びに全てを委ねた。比呂の体温を感じながら。

ひかりは、生まれて初めての喜びに翻弄されながらも、安心しきっていた。
はげしく声を震わせながら、比呂とともに高みに昇りつめた。
 「んぉぉぉぉ・・・ひぅぅ・・・ひろぉ・・・いい・・・ひぁぁぁぁ・・・いってるのぉ・・・」

そして、激しい喜びとこれ以上無い安堵感の中で、
すーっと、温かな闇の中へひかりの意識は薄れていった。

233:比呂×ひかり
09/07/08 19:13:13 AJA5GTk4
76.
二人は激しく昇りつめたあと、抱き合ったままウトウトしていた。

比呂は激しい射精の後の虚脱感で少しグッタリしていた。
ひかりは、気を取り戻した後も、すごい快美感の残照でうっとりしている。
頭を比呂の筋肉質の胸板に乗せて少し気だるげに幸せそうにしている。

比呂はそんなひかりを優しく撫でながら、時折、くすぐったりもしながら、
他愛の無い冗談を言い合ったりして、ゆっくりとした時を過ごした。
髪を撫で上げると、ひかりは嬉しそうに目を細める。

今、比呂はひかりの肩を抱き寄せて、ひかりと愛し合った喜びを噛み締めている。
キスをして、身体を隅々まで愛撫して、抱いた。

ひかりの全てを奪った。
いや最上の喜びを与えて、愛し尽くした。
何よりも大切な女性を自分の手で。
そう実感していた。

射精をした後の虚脱感も比呂の強い想いを揺るがせはしなかった。
 「ひかり、本当に愛してる。世界中の誰よりも・・・。」

234:比呂×ひかり
09/07/08 19:13:59 AJA5GTk4
77.
ひかりは絶頂の余韻の中でぼうっとしながら、
だるい体を感じつつ、これ以上ないような幸福感に包まれていた。

ひかりの全てが比呂に満たされ、支配されてしまったかのようだ。
全身のあらゆるところにキスをされ、身体の奥深くまで、
比呂の男性自身に蹂躙され尽くした。

その全てに、ひかりの心が身体が感応し、女の喜びを受け入れた。
比呂の胸に寄りかかっていると、至福の余韻で蕩けそうになる。
 『ううん・・・とろけちゃってる・・・』

膣の奥深くに比呂の大量の精液を感じる。
 『ふぁぁ・・・ひろのせいえきたくさん・・・あつくて・・・しあわせぇ・・・』

やがて、大きなペニスが抜け去りすこし口を開いたままの膣穴から、
こぽりと精液が溢れ出す。
 『はぁん・・・もったいないよぉ・・・』
妊娠してしまうかもしれないのに、そんな風に感じてしまう。

235:比呂×ひかり
09/07/08 19:15:04 AJA5GTk4
78.
ひかりは徐々に正気を取り戻すと、自分の狂態を振り返り、
あられもない己の乱れた振る舞いを思い返して、
顔から火が噴出しそうな恥かしさを憶えていた。

でも、不思議と後悔する気にはなれなかった。

 『比呂になら、すべてを見られても大丈夫・・・』
そんな風に感じている自分がいた。

比呂は、本当の自分を理解してくれている。
英雄の前では取り繕ってしまうようなことや隠してしまうことでも。
こんなことが無くても、そのことはずっと変わらない気がした。

こんなエッチな自分を見せたら英雄だったら軽蔑されてしまうかもしれない。
でも、比呂は、比呂なら。

 「ひかり、本当に愛してる。世界中の誰よりも・・・。」
比呂がひかりの目を見て囁いてくる。

 「私も比呂を愛してるわ。世界中の誰よりも・・・。ヒデちゃんよりも。」
ひかりもはっきりと肯いて、囁き返した。

そして、そっと優しいキスを交わす。
おずおずと、まるでファーストキスのように。

236:比呂×ひかり
09/07/08 19:17:49 AJA5GTk4
79.
 『ヒデちゃん、ごめんね。古賀さんもごめんなさい。』

ひかりは少し冷静になった頭で、改めて、そう素直に思う。
私たちは、もう元の関係に戻れはしないだろう。

これから、二人をひどく傷つけてしまうと思うと胸が痛む。
だからこそ、隠して続けてきた比呂への想い。

比呂とセックスをして、本質的な何かが変わってしまった訳ではない。

ただ、自分の素直な気持ちに改めて気がついてしまった。
でも、そのことを後悔する気にはなれない。

ひかりはほんの少しだけ、自分の想いに素直になることにした。

     <第一部 完>

237:比呂×ひかり
09/07/08 19:24:19 AJA5GTk4
<第一部アンケート>
第一部を読まれた方が、エロ度とキャラをどう思ったか聞いてみたいです。

第一部でも、ひかりを堕とし過ぎた気もするのですが、
とりあえず書いてみた第二部では、さらに壊しちゃっています。
場合によっては修正等が必要かなと思っています。

気が向いたら、下記の質問に気軽にお答えいただければ幸いです。
全問でなく、一部のみでも結構です。

第二部は感想を見たうえで、投下・修正・廃案等してみたいと思っています。

-----------------------------質問----------------------------------
Q1.エロ度は十分でしたか?  生ぬるいですか? 逆にやり過ぎでしょうか?
Q2.ひかりはどうでしたか?  少し壊れすぎでしょうか?
Q3.比呂はどうでしたか?
Q4.ここがよかったというシーンはありますか?
Q5.表現等の点で、こうした方が良いという点はありますか?
Q6.同日の続きである第二部に興味はありますか?

238:名無しさん@ピンキー
09/07/08 20:02:44 KwWJvFby
>>237
乙 エロかった
続きの展開は任せる
続いてさえくるれば文句ない

239:名無しさん@ピンキー
09/07/08 21:07:31 9oVFHrAH
>>237
おお!久しぶりに見たら長編がアップされてる。
土日に読むのでアンケートはその時書きます。

240:名無しさん@ピンキー
09/07/09 01:01:32 bQtVmmMD
>>237
すばらしいです
>Q5
できれば比呂がひかりに卑猥な言葉を浴びせて欲しいです
分かりやすい単語で、ぜひ


241:名無しさん@ピンキー
09/07/09 12:40:07 KO5SX8pu
先生
ひかりの菊門もかわいがってあげて下さい


242:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/09 19:26:31 9rp4VKSo
トリップ付けてみました。

>>238-239
どうもです。

>>240
一応、第一部でも、ちょこちょこと言葉責めは入れてたのですが、
もっと、分かり易くですか・・・ウーム。

>>241
比呂とひかりは、元童貞と元処女なのです。
アナルセックスはちと背伸びしすぎです。
が、指でちょっと可愛がるくらいは盛り込めるか検討してみます。


243:名無しさん@ピンキー
09/07/09 20:22:10 MGwh+qwa
GJ!!ひかりがいい感じに堕ちていってますね
ひかりが比呂の舐めるときに恥ずかしがる描写があったらうれしいです


244:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/09 21:01:30 9rp4VKSo
>>243
どうもです。
舐める前には恥かしがりますが、その後は(ry

週末にアップ予定ですが、ご期待に添えるかどうか・・・。

245:名無しさん@ピンキー
09/07/10 01:42:51 WO94RoLX
応援してるよ

246:名無しさん@ピンキー
09/07/10 19:56:07 cdatLF+M
>>237
1:エロ度 おけ。ちょうど良いくらいでした
2:いえいえ、初めての快感にちょっとはじけちゃった感じでいいです
3:ひろたん視点ではないので難しいけど、ひかりたんをかわいがっててよいです
4:「おっぱいたべられちゃう~」で濡れました
5:表現はこのままで特に不満ないです いや、むしろGJです
6:もちろんあります。言葉責めが大好きなのでぜひとも頑張ってください


247:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/11 09:10:18 FYljw9e4
<第二部・・・後半戦>

気だるげな雰囲気の中で二人が身を寄せ合っている。
二人とも次第に元気を取り戻してきて、くすぐったりしながら、
他愛も無く巫山戯ながらスキンシップをしていた。

しかし、そうこうしていると、
 「あ・・・。」
比呂が呟いた。
 「え、何?」
比呂の胸に乗せた顔をあげて、ひかりが問い返す?
 「あー、また、たっちまった・・・ハハハ。」
比呂が照れくさそうに笑う。
ひかりはそれを聞いて少し赤くなった。
 「バカ・・・」
あんなに激しくセックスをしても、ひかりの初々しさは消えてなかった。
 「どうするの?」
ひかりは少しドキドキしながら確認した。
もう一回抱かれることを少し期待しながら。

 「もう一回、いいかな? 身体だいじょうぶ?」
比呂が労わりながらも求めてくる。

ひかりは恥じらいながらも、こくりと肯いた。
比呂はそんなひかりを抱きしめて愛しげにキスをした。

248:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/11 09:11:18 FYljw9e4
81.
 「でさ、ひかり。ちょっと頼みがあるんだけど。」
比呂は少し照れくさそうに、ひかりに言ってきた。
 「なあに?」
今さら何を照れてるのだろうか。
比呂でも二度目のセックスが恥かしいのだろうか。

すると、比呂は意を決したように言った。
 「フェラしてくんないか? おれのものを舐めてくれ。」
ひかりは衝撃を受けていた。

言い出した比呂も少し赤くなっていたが、ひかりは真っ赤になって動揺していた。
「ふぇ・・・ふぇらちお?!」
「・・・ああ。」

もちろん、フェラチオくらいは知っている。知識としては。
あんなに激しいセックスをした後になっては、
フェラチオくらいで動揺するのもおかしな話に思えた。

しかし、そんな知識や理性と、感情とは、別のことだ。
自ら積極的に男性器を愛撫し、あまつさえ、この口で咥えるなんて・・・。
そんな恥ずかしいこと・・・。
 『受身のセックスなら、比呂に身を委ねてしまえるのに・・・。』

249:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/11 09:12:44 FYljw9e4
82.
ひかりは改めてドキドキとした感情を憶えていた。
激しくオーガズムに達して、一度は収まったように感じた体奥の熾火。
それがフェラチオのことを考え、比呂のペニスのことを考えているうちに、
再び燃え盛ろうとしていた。

 『比呂のおちんちんを舐めてあげる・・・。』
自分を気持ちよくしてくれた比呂のペニスを咥えたらどんな気持ちになるだろう。
昂奮してひどく感じてしまうかもしれない。

キスだけでもあんなに気持ちがいいのだ。
口腔内の粘膜でたくましい比呂自身を愛撫したら、どんな感じがするだろう。
女として、自分の男に心を込めて奉仕するのだ。
そんな風に考えると胸の鼓動が高まる。

 『・・・ああ、私ってやっぱりいやらしいのかしら。』
乳首が期待感で自然と尖ってくるのを感じる。
秘奥からジュクリと愛液が湧き出す。
そんな自分に比呂も気付いたのではないかと思うとゾクリとする。

一人で昂奮して、たまらない気分になって、ひかりは頷いていた。
「分かったわ・・・ひかりのおちんちん舐めてあげる。」

250:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/11 09:13:20 FYljw9e4
83.
ひかりは、ベッドの上に横たわった比呂の足の間に座り込む。
比呂の勃起したペニスを見つめて息を呑む。
小さな頃に見た可愛いおちんちんとは全然違った。

先ほどセックスで貫かれた時には、こんなに間近に見ることは無かった。
思っていたよりもずっと大きかった。

赤黒く怒張し、カリを反り返らせた比呂のペニスはまさに男根という感じだった。

 『普通の男性の平均よりもずっと大きいのね・・・。』
妙に冷静な気分で、本の知識だけで知っていたことと比較してしまう。
その知識を知ったときには、その平均的なペニスですら、
自分で受け入れるには大きすぎるように思えたのだが。

今、目の当たりにしているペニスに貫かれた時の快感を思い出して、
ひかりはふと呟きを漏らしていた。
 「・・・ああ、こんな大きなものが私を貫いていたの?」
そう言ってしまって、恥かしさに真っ赤になる。

251:比呂×ひかり ◆BxFvayJSZA
09/07/11 09:16:14 FYljw9e4
83.5
恥かしいけれど、熱に浮かされたような気持ちで、
怒張したペニスにそっと手を触れる。
 「あ、あつい・・・すごく立派で素敵・・・」
うっかり、正直な感想を漏らして、また赤くなる。

 『ああ、絶対、エッチな女の子だと思われてる・・・。』
比呂がいやらしくニヤニヤと笑ってる気がして、顔を上げられない。

 『でも、比呂がお願いするから、舐めてあげるだけなんだから・・・。』
恥かしさを堪える為に、心の中で必死で言い訳をする。

しかし、ひかりは気付いていないが、数時間前までのひかりなら、
そんなことを口に出すどころか考えもしなかっただろう。

今のひかりは、比呂に女を喜びを教え込まれて、
その本質に淫蕩さを刻み込まれているのだ。

男への初めての口淫に恥かしさを感じているのも事実だが、
その瞳は淫らな期待に昂奮し、少し潤んでいた。


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