キモ姉&キモウト小説を書こう!Part16at EROPARO
キモ姉&キモウト小説を書こう!Part16 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:35:40 KHNEv+Ge
キモウトの中国人てルイリーだろ?
全力で歓迎するけど

101:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:43:59 hZOw1L8m
>>100
やるじゃん

父:>>100よ……お前に新しい家族が出来たぞ
<丶`∀´>:弟は姉に絶対服従ニダ
( `ハ´):早く可愛い妹に貢ぐアル

102:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:49:58 QV8659G2
関係ないところまで政治ネタを持ってくるなよ
こういうことばっかりやってるから気味悪がられるのにまだ気付かないのか

103:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:36:55 eB1R1WlC
北欧系のハーフのキモウトに迫られたい。

104:名無しさん@ピンキー
08/12/09 05:54:31 kwpUxOR4
南米の褐色肌も(*´д`)

105:名無しさん@ピンキー
08/12/09 08:14:57 PcERA91f
>>102
彼らはそれを愛国だと思ってるんだよ
察してやれ

106:名無しさん@ピンキー
08/12/09 09:12:55 LTFyipE8
アメリカ女性はマジヤンデレ
休日に一人で外出したくらいで大半の女性がどこ行ってたのとか騒ぎ出すらしい

あくまで聞いた話ですが

107:名無しさん@ピンキー
08/12/09 09:27:27 BFI2vG4r
それはキチガイなだけ
つかここはキモウトキモ姉スレだろ

108:名無しさん@ピンキー
08/12/09 09:40:53 FmtIGAKi
余所の話題を持ち出す奴は、しまっちゃうお姉ちゃんに監禁されてしまえばいいのに

109:名無しさん@ピンキー
08/12/09 09:42:47 WS7t1k/h
あえてアメリカネタでいくなら
アメリカだと外出は基本車なので免許とるまで一人で遠くまで遊びにいけないって地方も多い
つまり中学生くらいまでの弟くんの外出をすべてキモ姉がコントロールすることも可能!

110:名無しさん@ピンキー
08/12/09 15:08:37 oJ3/YjwT
あれ、確か一度でも家族になってたら…

111:名無しさん@ピンキー
08/12/09 15:52:52 Ik2O5HjT
>>110
柊木さん家のケース?
冬馬は戸籍上実子の扱いだろうから、よくある「実子と養子のカップル」より事情は
複雑ですが可能じゃないかな?
まずはDNA鑑定の結果を出して、親子関係不存在を確認する必要があります。
おそらく民法第734条第2項を気にしているのだと思いますが、これは特別養子
縁組に絡むもので当面気にしなくてOK。
また同条第1項については、親子関係不存在の訴えが認められれば冬馬は
「行方不明の柊木冬馬とは別人」と認定されることになりますので、まったくの
他人という扱いになります。異議を申し立てる人もいなそうだし、DNA鑑定結果に
疑義が出なければ結婚にたどり着けそう。

112:名無しさん@ピンキー
08/12/09 16:15:11 nCVpoFVe
終了

113:名無しさん@ピンキー
08/12/09 17:36:43 rXciO78I
再会(兄妹的な意味で

114:未来のあなたへ3
08/12/09 18:52:08 TC1OyeSP
投下します。
区切りどころが微妙だったので、一度に投下します。
長くなりますのでご注意ください。

115:未来のあなたへ3
08/12/09 18:53:00 TC1OyeSP
最終目的:目標の半永久的拘束。
前提条件:反社会行動のため、状況の隠匿。





一次目的:目標との男女関係構築。達成後、二次目的に移行。
予備目的:目標の初性交体験の奪取。


一次作戦A:強姦。
作戦概要 :目標を物理的に拘束して性交を行う。
必要条件 :薬物。両親の不在。目標を物理拘束するための技能、習得中。
遂行利点 :実行が容易。確実な効果。予備目的の確実な達成。
遂行難点 :目標の自発的協力が得られないため、一次目的達成後、最終目的の達成が困難。
検討事項 :排卵日に実行することで妊娠が可能。目標に精神的拘束を施す効果が期待されるが、前提条件の維持が困難となる。
総括   :一次作戦B破綻時の予備作戦として準備のみ行う。



一次作戦B:洗脳。
作戦概要 :目標に継続的に間接干渉することにより精神的拘束を行う。
必要条件 :異性としての魅力。アプローチ能力。時間。
遂行利点 :目標の自発的協力を得られて私が嬉しい。最終目的の達成が容易となる。
遂行難点 :目標の倫理観を突破しなければならない。時間がかかり、効果が不確実。
検討事項 :目標は思春期のため性欲の利用が有効と思われる。
総括   :実地中。



予備作戦:排除。
作戦概要:本次作戦において障害となる人物の物理的、精神的、社会的排除。
必要条件:殺人、拘束、脅迫、尾行、情報収集、情報工作のための各種技能。習得中。
候補分類
 目標が恋愛感情を向ける人物      :最優先:未確認
 目標に恋愛感情を向ける人物      :優先 :未確認
 目標が恋愛感情を向ける可能性がある人物:準優先:目標の交友関係(別紙)を参照
 目標に恋愛感情を向ける可能性がある人物:準優先:目標の交友関係(別紙)を参照
 状況の把握を試みる人物        :優先 :藍染晶(暫定協力者のため留保)
 状況の把握を試みる可能性がある人物  :準優先:父、母
総括  :最優先候補、優先候補ともに存在しないため、準備のみ行う。



116:未来のあなたへ3
08/12/09 18:54:04 TC1OyeSP
副次作戦A:監視。
作戦概要 :目標を継続的に監視する体制を構築、維持。
達成条項
 生活サイクルの一致:未
 監視カメラの設置 :済
 盗聴器の設置   :済
 授業態度の把握  :未
 学力の把握    :済
 交友関係の把握  :済
 携帯履歴の把握  :未(目標は携帯電話不所持)
 放課後行動の把握 :未
 休日行動の把握  :済
 座標の把握    :済
 性的嗜好の把握  :済
 自慰回数の把握  :済
検討事項
 目標の留年:却下
 協力者の作成:要検討
 目標行動の制限:実地中
総括:実地中。達成率は必要不十分。監視体制の更なる強化が必要。



副次作戦B:収集。
作戦概要 :目標体組織の収集、消費。
収集状況
 部位:髪
  収集:目標のベッドから毎日採取。
  消費:ブラシを作成中。
 部位:皮膚
  収集:夏休み後、剥離したものを素手にて直接採取。
  消費:貴重品のため瓶詰めし保存。
 部位:爪
  収集:目標の爪切り後採取。
  消費:瓶詰めし日付のラベルを張って保存。
 部位:唾液
  収集:未採取。
 部位:血液
  収集:未採取。
 部位:涙
  収集:未採取。
 部位:耳垢
  収集:定期的に耳掃除にて採取。
  消費:咀嚼後嚥下。
 部位:陰毛
  収集:目標のベッドで採取。
  消費:咀嚼後嚥下。
 部位:体臭
  収集:脱衣直後の下着から採取。
  消費:咀嚼後吸引。
 部位:小水
  収集:未採取。
 部位:大便
  収集:未採取。
 部位:精液
  収集:ゴミ箱のティッシュから採取。
  消費:自慰に使用後咀嚼、嚥下。
総括   :実行中。性欲の鎮静に効果有。エスカレートには注意。

117:未来のあなたへ3
08/12/09 18:54:53 TC1OyeSP
副次作戦C:マーキング。
作戦概要:自己の体組織を対象に付与する。
付与状況
 部位:髪
  用法:ブラシを作成中。
 部位:皮膚
  用法:未使用。
 部位:爪
  用法:寸断後、食事に混入。
 部位:唾液
  用法:目標の歯ブラシに塗布。
 部位:経血
  用法:食事に混入。
 部位:涙
  用法:目薬に混入後、目標に贈呈。
 部位:耳垢
  用法:食事に混入。
 部位:陰毛
  用法:目標のベッドに散布。
 部位:体臭
  用法:未使用。
 部位:小水
  用法:乾燥後、目標のシャンプーに混入。
 部位:大便
  用法:未使用。
 部位:愛液
  用法:香水に混入し、目標に贈呈。
総括  :実行中。精神的安定に効果有。エスカレートには注意。








118:未来のあなたへ3
08/12/09 18:55:37 TC1OyeSP
夕食の後。
俺は自分の部屋でごろごろしながらマンガを読んでいた。帰りに本屋に寄って買ってきた新刊だ。
おっ。そうきたかー。ふんふん。お、おおおおお。すげー!
内容に没頭していると、いきなり部屋の扉が開いた。
「……まったく」
「げっ!?」
部屋に入って来たのは妹の優香だった。両親は外食に行っているので当然といえば当然だけど。
人差し指を額に当て、軽蔑しきった視線が俺に突き刺さる。ぐさぐさ。
うう、自業自得ではあるけれど、やっぱり痛い。
いや、それよりも。
「ゆ、ゆうか。いきなり入ってくるなよ!」
「……今、この状況で、真っ先に私に掛けるべき言葉がそれですか?」
え? 俺、何か間違ったこと言ってる?
「兄さんは受験生です。そして今月は十二月です。更に兄さんの成績はクラスで38人中30位です。さて、この条件でどうして兄さんは……」
「あー、もうわかった! わかったから! 俺が悪かったよ! けど……」
「私に謝ってどうするんですか。兄さんは論理的思考能力がないんですか?」
「……」
こてんぱんに打ちのめされて、とぼとぼと勉強机に向かう。ああ、マンガいいところだったのになあ……
昨日のまま放り出してあったノートと参考書に向きあう。ちらりと後ろを見ると、優香は入れ替わりでベッドに座ってマンガを手に取っていた。
「帰りに、本屋に寄ったのですね」
「ん? ああ。ちゃんと参考書も買ったぞ」
「他には何か買いませんでしたか」
「え。い、いや別に?」
「そうですか」
声が若干上ずったけど、妹には気づかれなかったようだった。手にしたマンガを本棚に入れている。
危ない危ない。ついでにエロ本も買ってたなんて、優香に知られたらどんな説教が飛んでくるかわかったもんじゃない。ウブな妹を持つと困るぜ。
背後からプレッシャーを受けつつ、参考書とにらめっこする。あれ、これどういう意味だ? えーと、戻る戻る……うーん、むつかしい……
「今日の夕食はどうでしたか?」
「へ? あ、うーんとえーと。うまかったぞ」
「兄さん。私は詳細な評価を求めているのですが。気になった点があれば何でも言ってください」
「え、え~~~~と、う~~~~んと……」
「……」
「え~~と。そういえば、ハンバーグが少し生ぐさかったかも」
「やはりそうでしたか。次からは香草の類で臭いを消しますね」
ポシェットから手帳を取り出して手早くメモを走らせる優香。ホント、俺と違ってマメな奴だなあ。
しばらく前から優香は料理に凝っているようで、いろんな料理を試してくれる。まあ、今日みたいに当たり外れもあるけれど。
基本的に俺は世話になっているだけなので、こんな風に勉強に関して尻を叩かれても優香に頭が上がらないのだった。

119:未来のあなたへ3
08/12/09 18:56:10 TC1OyeSP

「……」(かりかり)
「……」
「……」(かりかり)
「……」
「……」(かりかり)
「……」
「……優香? 別に監視してなくても、勉強はさぼらないぞ?」
「兄さんに頼みたいことがあります」
「ん?」
椅子ごと振り返る。なんだって自分一人でこなせてしまう妹が頼み事なんて珍しい。
優香はベッドに座って、ポシェットから一枚の封筒を取り出した。何故か、ビニールパックに入れてある。
そういえば、あのポシェットも何時からか常に身につけるようになってたな。色々出てくるけど、何が入ってるんだろう。
「今日、帰り際。開いた下駄箱に入っていました」
「ああー、ラブレターか。最近多くないか?」
「もう十二月ですからね。クリスマスが近いからではないでしょうか」
「なるほど……クリスマスか」
はあ。俺は今年も今年も一人寂しく過ごすことになりそうだ。友達の義明は、晶ちゃんと付き合ってるのになあ。
「私が」
「ん?」
「いえ。それで明日の放課後に呼び出されているので、同行して下さい」
「……う~ん」
優香のこういうお願いは、前からちょくちょくあるものだった。いわく護身用らしいけど、目の前で告白沙汰を見せられる身にもなってほしい。
まあ、それでも。妹の数少ないお願いだし、兄として基本的には引き受けていた。
けれど、そろそろ俺をあてにするのはやめさせた方がいいのかもしれない。何しろ、あと三ヶ月で卒業してしまうわけだし。
まあ、そもそも俺を頼るのだって『他に頼む男がいないから』ぐらいの理由だしな。
「いや、そろそろ俺も卒業するし。誰か他の人に頼めないか? ほら、晶ちゃんとか、柔道部の友達と一緒にいくとかさ」
「……」
「ていうか、優香は彼氏作らないのか? そりゃ、悪い奴に騙されたりするのは気をつけた方がいいと思うけど。友達から始めればどんな男かもわかるだろ

うしさ」
「……」
「優香?」
「……あ゛」
優香の表情は変わらなかった。泣きもしないし笑いもしなかった。ただ、大きく息を吸って、吐いた。
すぅーーーー、はぁーーーー。


120:未来のあなたへ3
08/12/09 18:57:04 TC1OyeSP

「兄さん、そこに立ってくれませんか」
「あ、うん」
椅子から立って、のこのこと優香の前に立つ。
瞬間、ぎしりとベッドを軋ませて、優香が跳びついて来た。胸元にぶら下がるようにされて前のめりになったところを、内側から足を払われてあっという間に転倒した。
床に仰向けに倒れ、さらに優香が一緒に倒れてくる。二人分の体重が背中に叩きつけられる。
どすん!
「げふっ!?」
肺の中の空気が残らず吐きだされた。頭を打たなかったのは、優香が後頭部に腕を回していたからだ。
俺が衝撃で身動きできない間に、妹が素早く腹の上に乗って両足で胴体をロックした。同時に右腕と頭がひとまとめにされ、首ごと小脇に抱えるよう両腕

でロックされる。
優香の両腕が締まった。窒息。
「ぐえっ!」
「小内刈りからの縦四方固め、です」
頭の上で、優香が囁いた。蝉のように、俺に真正面からしがみついたような体勢で。
というか、息! 息……!
する、と腕が緩められて、俺は盛大に呼吸した。ぜーはー、ぜーはー。
大きく息を吸うたびに、顔に当てられた柔らかいものがむにむにと変形する……って優香の胸じゃん!!
「ごほごほっ! な、何やってるんだよゆうか! 離れなさい!」
「何を慌てているんですか兄さん。これはれっきとした柔道の練習ですよ」
「いや本当かよそれ! なんか技の掛かりが柔道っぽくなかったし、これマウントじゃん!」
「乱取りでは禁止されていますが当身技もあるし、袖と襟を掴むだけが入り方ではないんですよ」
「へー。って、それはわかったから離れろって!」
左腕と両足が自由なので、じたばたと暴れてひっくり返そうとしたり、妹をひきはがそうとするけれど。
その度に重心を操られたり、肩を床に押さえつけられたりで全然返せない。しまいにはまた首を絞められた。
「ぐえっ!」
「静かにしてください。夜中に近所迷惑ですよ」
だからって強制的に静かにさせるのはどうなんだ。あとその理屈はおかしい。
ともあれ静かになった部屋で、妹は淡々と話し始めた。俺の頭を小脇に抱えたまま(腕は緩めてもらった)

「兄さんは、私がこのように、誰かに組み伏せられても良いと言うんですね」
「え、いやむしろ組み敷いてるのはお前……げふ」
「この技なんて、兄さんが相手だから決まったようなものです。私はまだまだ未熟ですし、男性に格闘能力で勝るとも思ってません」
「え、そうか? 一応俺、運動部だったし結構自信あったんだけど……」
「兄さん。男と女の差というのは、それほど大きなものなんですよ。あらゆる格闘技が、重量別男女別なのはそういうことです」
「あ、うん……」
「もしも。もしも私が、見知らぬ誰かに組み敷かれて、服を破かれて、胸を触られて、無理矢理キスされて」
「優香!? なにいってんだ!?」
「顔を何度も殴られて、抵抗する気力を奪われて、性器を好きに弄られて……うぐっ」
「ゆ……ゆうか?」
首を脇に抱えられているので優香の顔は見えないけれど。顔に押し付けられた胸から、ごぼりと何かが流れてる音がして。ごくりと、優香が何かを飲み込ん

だ。
え……今、吐きそうになって……それを飲み込んだのか?
「ゆ、優香! わかった!わかったからもうやめろって!」
「想像してください。私が、男に襲われて、無理矢理処女を奪われて、精液を子宮に吐きだされて、ゴミみたいにその場に捨てられて、その後の人生も繰り

返し、繰り返し……」
「わかった! ごめん! 俺が悪かったから! 一緒に行く! 呼び出しに付き合うから!」
「……分かってもらえればいいんです」


121:未来のあなたへ3
08/12/09 18:58:29 TC1OyeSP
ぱっ、と。優香が技を解いて立ち上がった。唖然としている俺を尻目に「失礼」と机に置いてあったコップの水をガラガラして飲み込んだ。
あ、やっぱりさっきのは吐きかけたのか。でも、なんか優香とゲロって嫌な組み合わせだなあ。いや、誰だってゲロとの組み合わせは嫌か。
「それでは兄さん。明日の放課後、教室に迎えに行きますから」
「あ、ああ……うん」
まるで何事もなかったかのようにベッドに座り直す妹。
俺は、今起きたことを頭の中で整理しながら、立ち上がって机についた。背中が鈍く痛い。
妹に投げられ、固められ、絞められた。それから。妹が無理やり襲われる想像を話し、吐きかけて、明日の約束をした。
俺はいったい、どっちにショックを受けているんだろう。投げられた方か、あんなことを言った方か。
それは俺の、最近の悩みに関係することでもあった。
う~~~ん。
悩んでいる俺を尻目に、妹がポシェットから紙切れを一枚取り出した。
「勿論、お礼はします。どうぞ」
「ん? えーと……これ、映画のペアチケットじゃないか」
「今月まで有効です。勉強ばかりでは気が詰まるでしょうし、暇を見つけて好きな相手と行ってください」
「いや、別にわざわざこんなもん貰うほどじゃないって。付いていくだけだし」
「私は正当な依頼をし、兄さんは代価を受け取る。それが社会のルールです、遠慮なく」
「大体、こんなもの貰っても一緒に行く相手なんかいないぞ、俺」
「使い方まで私は関知しません。受け取ってもらえればそれで結構です。建設的に、両方収まる方法を考えてみたらどうでしょう」
「う~ん」
俺は要らないって言ってるのに、頑固な奴だ。
けど、もうチケットは買ってしまってるし、今月までだし。けれど妹の金で楽しむっていうのも兄としてどうなんだろう。
で、両方収まる方法、となると……おお、あったあった。俺にも優香みたいな論理的思考って奴が身についたのかも。
「じゃあ優香。部活が休みの時にでも、一緒に見に行くか」
「妹以外に誘う相手がいないなんて、兄さんは本当に甲斐性がないんですね」
「うるさいなっ!」
「まあ、構いませんよ。どう使うかはそちら次第ですから」
嬉しそうでも嫌そうでもなく、淡々と優香は頷いた。
やれやれ、頑固な妹を持つと兄は苦労するなあ。
「何かバカなことを考えていませんか、兄さん」
「んー。いやいや、なんでもないぞ。というか、いきなりバカ扱いは酷いぞ」
「違いましたか? ああ、そういえばそろそろ御風呂が沸きますから、入って来たらどうですか」
「ん? あー、でも今は勉強してるし優香先に入っていいぞ」
「お断りします。兄さんが私の残り湯を飲んだら不快ですから」
「ぶふっ、するわけないだろっ!」
「冗談です。今からすることがあるので、お先にどうぞ」
「んー。わかった。じゃあ一番風呂貰うよ」
「はい」


122:未来のあなたへ3
08/12/09 18:59:26 TC1OyeSP


熱い湯を張った風呂桶に、ゆっくりと体をつけていく。熱さがじわじわと体を上がっていき、押し出されるように声が出た。
「ふ~~~~……」
この季節の風呂は格別だ。冷えた体が芯から温まる。
鼻まで潜ってぶくぶくとしてみる。熱いのですぐにやめた。
「いちち。部屋で投げ飛ばすなよ、優香の奴」
いまだに鈍痛の残る背中を、湯の中でゆっくりと伸ばす。痛みがほぐれていくように取れていった。
に、しても驚いたなあ……
投げと固めを食らったことを思い出す。これでも俺は男だし、部活で結構鍛えてた。それを簡単に抑え込むとか、柔道部に入って半年とは思えない。
まあ、優香が部活に打ち込んでいるのはよく知っている。朝練も毎日欠かさず出ているし、よく居間で薄着になって筋トレしてるし。
随分たくましくなったなあ、ほんと。母さんなんかは女の子が、なんてよく愚痴ってるけど。
それでも、優香は男には勝てないと言っていた。
まあ勝てないかどうかはさておき、他の男にあんな真似をするというのもちょっとなあ、と右頬を撫でる。
妹の胸が当たっていた頬だ。
一瞬で落ち込んだ。反省し、ぶくぶくと湯船に沈む。
これが、ここ最近抱えている悩みの種だった。

変な話になるけれど、最近優香を意識することがある。
妹としてではなく、異性として。
……溜まってんのかなあ、俺。
夏、友達と一緒にプールに行った時が最初だったと思う。優香が大胆な水着を着てきて、一緒にウォータースライダーで滑りまくった。
まあそれは晶ちゃんのための作戦だったわけだけど、ずっと肌をくっつけていて……何でか、勃った。
なんでだろう。とりあえず、パッドを入れて増胸してたみたいだけど、それは関係ないような気がする。
まあ……そもそも、優香と肌を合わせるということ自体、憶えている限りでは初めての経験なのだ。お風呂だって一緒に入った覚えはない。
男友達の話を聞くと、妹なんて家の中ではだらだらしてるし可愛くなんて何ともない、ということだけど。俺は少なくとも、妹のそんな姿を見たことはない


優香の考えていることなんて全然わからないし。そういう意味じゃ、俺にとって優香は、家族と言うよりももっと遠い存在なのかもしれない。
昔から、そんなことを何となく感じていて。どんなに冷たく当たられても、兄であろうと心がけてきたけど。
優香はやっぱり俺には心を開いてくれなくて。それが時々、寂しいと思う。
そういえば……さっきの優香は、泣いていたんだろうか。
俺を固めて、男に襲われたらどうするんだと訴えていたとき。立ち上がりざま、服の袖で目尻をぬぐっていたような気がする。
まあ、ゲロするときは何故か涙が出るから、不思議な話じゃないんだけど。
優香は本当に、男に襲われるのが吐くほど嫌だったのだ。いや、それは誰だってそうだけど。
手紙で呼び出されることから、そんなことを連想するほど……たぶん、男というものが怖いんだろう。
優香はいつもそんな恐怖を抱えてきたんだろうか。だから、いつも俺を同行させたんだろうか。
妹が俺に冷たいのは、その恐怖をまた俺にも抱いているから何だろうか。
「……けど、それで俺もチンコ大きくさせてんだもんなあ」
何でなんだろう。自分をぶん殴りたい。ぶくぶく。
確かに優香は可愛い。美人だし、髪はさらさらだし、目は綺麗だし、声は落ち着いているし、体型もすらりとしている。まあ胸は小さいかな。
世間一般的に可愛いし、俺も可愛いと思う。
最近は、たまに一緒に出かけると。すごくめかし込んできて、ドキッとすることもある。
けど……俺が優香に欲情してどうするんだ。しんとうめっきゃく、しんとうめっきゃく……ふう。
やっぱり溜まってるのかなあ。とりあえず、風呂出たらエロ本で一発抜こう。
でも優香の奴。俺が卒業したらどうするんだろう。男の欲望から、ちゃんと自分を守っていけるんだろうか……心配だなあ。
ぶくぶく。


123:未来のあなたへ3
08/12/09 19:00:15 TC1OyeSP

「あ~。クラクラする~」
風呂上がり。
考え事をしていたせいで、すっかり茹で上がってしまった俺は。シャツとパンツだけで脱衣所を出た。あー、空気が冷たくて気持ちいい。
居間では、優香がタンクトップにズボンという格好で腕立て伏せをしていた。おお、がんばってるなあ。
「ゆーかー、でたぞー」
「……間の抜けた声ですね。またそんな格好で歩き回っているんですか。恥という文化を知らないんですか」
「いや、ちょっとのぼせちゃってさ。あー、すずしー」
「とにかく兄さんの下着姿なんて見苦しいだけです。さっさと着替えてください」
「いいじゃん、優香だって薄着だろ」
「なんですか。兄さんは私の薄着をじろじろ鑑賞するために、自分も薄着で来たのですか」
「ばっ。そんなこと言ってないだろ!」
なんか最近、優香はこの手の返し方が多くなった気がする。
だから意識してしまうのか、妹相手に意識してしまう俺がおかしいのか。きっと後者だ。
「とにかく、親父達が帰ってくる前に入っておけって」
「ふう……そうですね。では」
腕立て伏せを終え、優香がポニーテールを振って立ち上がる。うっすらと汗の浮かんだ肌が、光を反射してきらきらとしていた。
……って、やれやれ。だからそういうところを見てるから嫌われるんじゃないか。しんとうめっきゃく。
妹は着替えを持って風呂に入っていった。今の内に、俺もエロ本で抜いておこう。それから勉強だ。




124:未来のあなたへ3
08/12/09 19:00:52 TC1OyeSP

湯船に入ってから。洗濯機の中にあったトランクスをくわえる。
いただきます、兄さん。今日の恵みに感謝します。

もしゃもしゃもしゃもしゃ

つーんと、頭が芯から痺れた。鼻腔いっぱいに広がる、生臭い雄の体臭。
生地を傷つけないように、兄の下着をゆっくりと噛みしめる。
兄の直後に入浴し、下着の臭いと味を楽しみ、出る際に戻しておくのが最近の日課だった。これなら交換下着を用意することなく毎日楽しめる。

ちゅぱ ちゅぱ ちゅぱ

今日はいつもと味が違った。小水のアンモニア臭と、汗の塩辛さ。それから、一際生臭い。精液。先走りと、ほんの少しの精液の味だ。
あは。兄さん、やっぱりさっき、勃起してたんですね。
兄さんは気付かなかったかもしれませんけど。縦四方固めのとき、固くなったおちんちんがお尻に当たっていたんですよ。私もすごく濡れました。
兄さん、兄さん、兄さん。
私を女として、雌として意識してくれたんですね。
一次作戦Bは順調に進行中。
今まで全く行ってこなかった肉体的接触の増加。
特定のイベント時に着飾ることによって驚かせること。
男性に対する性的恐怖を訴え、庇護を求めること。
全て、意外性。
兄の中で堅く硬く凝り固まった、妹という固定観念を破壊するための意外性。
榊優香は、榊健太にとって確かに妹なのだが、しかし同時にSEXの可能な女である、という概念を植え付ける。
嗜好への間接的な干渉は、成果が大きい代わりに効果が不確実で不透明だったけど、確かに効果が上がっていることが確認できた。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
今は性欲に引きずられているだけでしょうが。いずれ、兄さんの理想そのものを私に書き換えてあげますから。
そうすれば、二人とも幸せですよね。

じゅる じゅる じゅる

ああ、美味しい、美味しいですよ、兄さん。
男と女に力の差があるというのは本当です。男が本気で襲いかかってきたら、非力な女性は多少の技術があっても簡単に負けてしまう。
だから、ちゃんと私を守ってください。兄さん。
兄さん以外の男なんて、吐くほど嫌なんです。あの嘔吐は本当です。想像だけでも耐えられない。
だから、もしも私が兄さん以外の男に襲われたら。
そのときは、目とか喉とか股間とか小指とか、ちゃんと狙いますから。ナイフとかスタンガンとか警棒とか寸鉄とか、ちゃんと使いますから。
兄さんだけなんですよ。私の処女を破っていいのは、兄さんだけなんですよ。

ずーずずずずずずずず……

ごちそうさまでした、兄さん。今日も美味しかったです。


125:未来のあなたへ3
08/12/09 19:02:37 TC1OyeSP
以上です。
改行が一部変になってしまいました。申し訳ありません。
できればまとめ時に直してもらえないでしょうか。


126:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:23:15 wvIe+Jo3
>>125
このキモウトまじでキモいな(褒め言葉)

GJ!

127:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:36:00 dXsmbdob
キモウトの戦闘力が凄い勢いで増している
GJ!

128:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:40:06 R6Irzc1G
兄にあれだけ言っといて最低なキモウトだなw(良い意味で)

129:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:56:56 XexPh7a/
初めの行動計画のくだりにものすごい興奮を覚えたGJ!

130:名無しさん@ピンキー
08/12/09 20:15:42 vdVFZT2h
GJ!
>>115-117を読んでてキーボードを叩く音がリアルに聞こえてきた

131:名無しさん@ピンキー
08/12/09 21:20:47 bMWE8pOi
GJ

本当にキモイな~妹(もちろんいい意味で)

132:名無しさん@ピンキー
08/12/09 21:55:01 H52Ab4rz
キモォォォォイ!
いやもうホントキモイ……だが…素晴らしい。

133:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:16:28 ytr1Hv7b
GJ!
これほどキモいという言葉が褒め言葉になるキモウトがいただろうか…


134:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:47:02 sNZ900S9
これは素晴らしい。続き期待しています

135:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:15:21 Co4Xe1Ib
すげぇ…これがキモイということか。

と、ここで一つネタ紹介。上の方で話題になってる結婚についての法的ネタ
URLリンク(www.takaoka.ac.jp) の、「インセスト・タブーの謎」が
結構面白く、参考になるので興味あるかたはごらんあれ。
近親結婚禁止の範囲は国によって異なり、日本ではOKの「養子と実子のカップル」も
イタリアでは不可だそうな。イタリアンキモ義理姉が、観光旅行と弟を騙して来日、即座に
成田市役所に駆け込んで婚姻届…なんてパターンが成立するかも。

136:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:09:53 fz/kJITS
>>86
遅れたがGJ
キモ姉妹のどちらも当の本人の意思を無視しているところが
実にイイ! MOTTO MOTTO!!

>>125
これは上質なキモさ
なんとおいしそうにおにぃのパンツ食べるんざんしょ
GJです

137:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:33:45 v4tZLGm7
GJ
四方固めハァハァ

138:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:40:43 k0zY6avj
俺の両親は従姉弟で結婚してるんだが血が濃くなるなんて嘘だろ
だって俺はこんなに健常者だぜ?

139:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:02:31 yHjhaqaT
キモ姉妹が好きな時点で異常です

140:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:26:35 5rpmPDiZ
ノスタルジア待ち

141:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:49:42 ouo9KuLa
>>138
兄妹で作った子供は70%の確率で天才、美系、80%の確率で池沼、30%の確率で奇形らしい。
本で見たことある

142:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:58:59 +ESpHNss
>>141
そのりくつはおかしい

143:名無しさん@ピンキー
08/12/10 02:58:37 zVEstTDq
きのう寒風の中ふと気付いたんだ
もうクリスマスなんだなって
うらやましいとかそんなわけじゃないんだけど、街を歩く恋人達を見て、どうかと思ったよ
とんでもない連中で、恥じらいとかそういうものが何も無い
スキーだのスノボだのなんとかランドだのに行く予定を語りながら、公衆の面前で抱き合ったりキスしたり
レズカップルもいたりして、そいつらも羞恥心とか一切無しで乳繰り合ってる
はかない世の中だと思ったね
神様の悪戯のせいで愛していても表立って愛せない人が居る一方で、これだけおおっぴらに愛し合ってる奴らが居る
のぞまぬ血縁に縛られて苦しんでいる姉妹はこうはいかないよ
集団の面前ではもちろんのこと、愛するその人にすら自分の想いを明かせない
うそで自分を塗り固めて生きていくしかない
園児にも学生にも大人にもわからない苦しさを味わい続ける彼女達のためにも、クリスマスは廃止するべきだと思うんだ

144:名無しさん@ピンキー
08/12/10 06:05:08 Bz5G359b
>>143
その小さな脳みそでよく頑張ったね
偉い偉い

145:名無しさん@ピンキー
08/12/10 07:20:33 h8A7fpm3
>>138
近親婚=異常、というのは必ずしも当てはまらず、疑問視する意見もある。
ただ、白血球パターンなどの多様性がなくなり病気等に感染しやすくなるというのはあり、
ある意味死にやすいというのはあるかもしれない。
でも、ひたすら近親婚を繰り返している家系ならともかく、
普通に従姉弟同士の子ではさして気にする必要もない。

146:名無しさん@ピンキー
08/12/10 09:36:41 WAwPEmcI
>>143
お前大丈夫か?

147:名無しさん@ピンキー
08/12/10 09:58:47 FuRxayz2
>>143は純粋よ

148:名無しさん@ピンキー
08/12/10 11:03:33 uWmwfT9i
>>143は姉と弟がくっついてしまってやっかんでる妹

149:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:05:47 UqfmIDX8
妹(姉)が兄(弟)の下着奪取とか食料に体組織混入etcとか見てもキモいと思わなくなってしまった
それがキモ姉・キモウトという存在にとって当たり前・普遍的行為という事
俺はこのスレに馴染み過ぎてしまったのだろうか

150:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:24:04 eORI3Y52
刺激に馴れてしまうとより強い刺激を欲する…

151:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:55:11 LT4lXRnj
こんなん見つけた
「キモウト@ウィキ」
URLリンク(www1.atwiki.jp)

152:名無しさん@ピンキー
08/12/10 13:02:23 NI3wv2Jo
宣伝乙

153:名無しさん@ピンキー
08/12/10 16:38:15 5fdd8Ccc
こういうのやめろよな・・・
全然キモウトじゃないのばっかりだし、ツンデレやヤンデレみたいに誤解されそうだ

154:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:34:01 I2EGWJRt
ヤンデレのことを最初「ヤンキーデレデレ」と勘違いしてたのは俺だけではないはずだっ・・・・・・!

155:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:34:30 mTGQUTEG
それはない

156:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:25:00 43bg6XOM
そもそもヤンデレとは何かよく分かっていない俺もいる。おかげで
「キモ姉妹とは近親+ヤンデレが基本だ」と言われてもその通りに書けない。

157:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:08:06 YVk4iDrA
えっと・・・なぜここにいるんだい?

158:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:36:46 MhmFtNne
>>156は一人っ子じゃないんだ………
あとはわかるな

159:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:23:56 PzhTzYfN
つまりリアルキモウトがいる>>156が実体験を書いてくれるんですね?分かりますよ!

160:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:25:03 6ZIBOkPd
まとめサイトで『お嫁さん』とか検索してるところを目撃されたいようなされたくないような

161:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:45:59 v5k7VGpi
>>156の行動はキモウトによって監視されています

162:名無しさん@ピンキー
08/12/11 02:18:51 Lo9Nd1Eo
投下しようと思いきや、未来のあなたへの職人さんがうますぎて躊躇ww
推敲して今月中に投下します。

163:名無しさん@ピンキー
08/12/11 03:36:26 7hoPabWm
誘い受けはお腹いっぱいですので次の話題へ行ってください

164:名無しさん@ピンキー
08/12/11 04:10:31 HnNPpLZN
おっぱい…おっぱいッ!

165:名無しさん@ピンキー
08/12/11 05:43:13 I2ZFdptu
ちっぱい!

166:名無しさん@ピンキー
08/12/11 17:26:21 OU4XKEyE
神様「お前はとってもキモいので、特別な力を授けよう」

妹「やった! それじゃあ神様、オナホールに変身できる力をください!」


167:名無しさん@ピンキー
08/12/11 17:31:35 5C/jlaQf
>>166
それで東名にでもされたら10回以内にポイの運命…

168:名無しさん@ピンキー
08/12/11 18:27:58 OU4XKEyE
オナホに変身して中出しされた後に変身を解いて、
「これで、お兄ちゃんの赤ちゃん妊娠しちゃうね♪」
とかやりたかった妹だが、フレラ(貫通型)に変身してしまい失敗。

169:名無しさん@ピンキー
08/12/11 23:54:04 EaprQ4cW
オナホに変身ってヘビお姉ちゃんじゃないか!
もう知ってると思うがヘビお姉ちゃんの新作来てたぞ

170:名無しさん@ピンキー
08/12/12 01:30:58 nanpSRV6
キモウト菌をついに完成させた。

あとはこれを使い……

妹をキモウトにする。

171:名無しさん@ピンキー
08/12/12 01:52:05 5YSQXMAi
>>170
危険だからそのシャーレは俺が預かっておこう

172:名無しさん@ピンキー
08/12/12 02:05:02 YKTqTial
どうせなら地下鉄に散布してやれ! 
後にヒト姉妹近親発情ウイルスと名付けられる事になるとは>>170も予想しえなかった。

感染人口は未確認だが4500人以上だと思われる。


173:名無しさん@ピンキー
08/12/12 04:09:15 7/RW31B/
数多の人が入り乱れる地下鉄に撒いて、感染者がたったの4500人程度とはどう考えても計算が合わない……
ハッ!!まさか政府は情報統制を布いているのか?!
こうしてはいられない!
一刻も早くこの恐るべき新種のウィルスに関する情報を収集し、世間に公開しなければ手遅れになる……
ということで留守は頼んだぞ、姉さんと妹!

174:名無しさん@ピンキー
08/12/12 04:21:36 MDrPV9nD
>>169
まじ? どこで読める? 

175:名無しさん@ピンキー
08/12/12 07:37:34 fMfU0uwe
>>174
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプするスレなんだぜ

176:名無しさん@ピンキー
08/12/12 12:13:54 9epcni6s
ロボット・アンドロイド萌えスレに、なかなか良きキモ姉が。

177:名無しさん@ピンキー
08/12/12 18:25:43 8/22eq5c
「……!!」
「……!!」
俺の姉と妹が論争を始めたようだ。

仲が良いか悪いか身内の俺ですら分からないが、二人は些細な事で言い争う。
この前は『年上妻と年下妻のどちらが夫に相応しいか』、昨日は『ギャルゲーの姉妹ヒロイン、どちらが優先されるべき』。
……いやはや、よくもまあ(馬鹿)ネタの尽きないことだ。


さて本日のお題は…

「ギリシャ神話こそが世界で一番よ!!」
「日本神話なの!!」
おっ、久しぶりにまとも?な論争らしい。


「主神ゼウスは姉のヘラと結婚して天界を統べるのよ、ギリシャ神話こそ一番!!」
「妹のイザナミと多くの子供を設ける日本神話が一番よ!!」
…訂正。本日もまたいつものパターンだった。

そしていつものように俺に結論を求め、体を密着させる姉妹を俺はこう呼ぶ。


このキモ姉妹どもめ!!

178:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:35:05 AIPO/1Ks
>>177
ギリシャにはかなわないなw
だが日本人は昔からHENTAIだったことに感心した!

179:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:43:52 jR4UuDYf
日本神話はよく見ると実はギリシャ越えてる部分もあるかもしれない
スサノオの姉レイプ→孕ませとか、スサノオのマザコン化→ニート化とか、アマテラスの引きこもり化とか。現代日本を構成する要素がたくさんある。
しかしイザナミたん萌えは揺るがない。

180:名無しさん@ピンキー
08/12/13 14:09:37 52b2KBF/
美神も岐神も事戸のときに「愛しいあなたよ」って言ってから
「青人草を1000人殺す」、「産屋を1500建てる」って言い合っている
同じ世界に住めないけども関係は絶たれていないってのがいいよね

須神レイパー説ってあの「天照大御神、坐忌服屋而、令織神御衣之時、
穿其服屋之頂、逆剥天斑馬剥而、所墮人時、天衣織女見驚而、
於梭衝陰上而死」のところの「織女」が大神で、「梭」が須神の一物の隠喩だという説?

宇気比は賭けのような占いの事だから、あれは近親婚には入らないよ
須神も神生みしてるし

181:名無しさん@ピンキー
08/12/13 18:58:48 lbJn/VQj
イザナミはキモウト、アマテラスはキモ姉と信じて疑わない俺が一つ小ネタ投下。


あるところにお父さんとお兄ちゃん、そして双子の妹達のいる家がありました。
双子の妹たちはとびきり可愛く、とびきり賢い妹たちで、二人ともお父さんとお兄ちゃんの誇りでした。
ですがお父さんとお兄ちゃんは知りませんでした。
双子の妹は、それぞれお父さんとお兄ちゃんを酷く愛している、キモウトとキムスメだったのです。

「お父さん」「お兄ちゃん」「「これで私達、本当に身も心も繋がった家族だね」」
お父さんとお兄ちゃんを飲み込んだキモ双子の可愛らしい花弁からは一筋の血が流れ、同じように可愛らしい顔は痛々しい花弁に相反して、幸せそうに歪んでいました。
「やめっ……離れろ美奈!俺達兄妹だろ!」
「茉奈!いい加減にしろ!」
睡眠薬と怪しい薬を夕食に盛られたお兄ちゃんとお父さんは必死に二人を止めますが効果はありません。むしろキモ双子の愛欲を煽ってます。
「やだよっ!お兄ちゃんは美奈だけのお兄ちゃんなんだからぁっ!お兄ちゃんのおちんちんは美奈だけ孕ませるためのおちんちんなんだからぁっ!」
「お父さん、もし今やめたら父親にレイプされた。って通報しちゃうよ?お父さんは犯罪者になるのイヤでしょ?」
「……お前たちが全うな道を進むなら、俺は犯罪者でも構わん……っ!」
お父さん、かっこいいです。
ですがキモ双子には何を言っても逆効果でした。
「大丈夫っ、お父さんは、犯罪者になんか、しないよっ!ずーっと、ずーっとっ!茉奈が側にいてあげるよっ!」
「お兄ちゃん!美奈のおなか、お兄ちゃんのこと大好き大好きってすっごくあっついんだよ!お兄ちゃんのおちんちんですっごく喜んでるんだよ!
もっとあっつくして!美奈がっ!うれしくてっ!しんじゃうくらいぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!」
「ほら、お父さん、私のシキュウも、お父さんのあっつい精子で、私を作ったお父さん精子で愛娘のシキュウいっぱいにしてぇぇぇぇっっ!!」
双子の妹たちはほぼ同時に達しました。
それにつられてお父さんとお兄ちゃんもキモ双子の中へ、彼女達が待ち望んでいた生命の素を注ぎこんでしまったのです………


「茉奈ちゃん、やったね。これでやっと美奈に注がれるべきお兄ちゃんせーしが注がれたよ」
「うん……おなかの中でお父さんのせえし、私のあつあつたまごと合体してるんだって考えると………~~~っっ!!」
あ、茉奈ちゃんまたイきました。よっぽど嬉しいんですね。
「ねぇ茉奈ちゃん、これ、すっごく役にたったね」
「うん、美奈。天国のお母さんが私達のために残してくれたこれ。お父さんなんかまた引っ掛かっちゃってたよね」




「「弟くんお婿さん計画ノート」」


どうやら双子のキモ属性はお母さんの遺伝みたいです。

182:名無しさん@ピンキー
08/12/13 19:42:05 G/1zF5c3
>>181

GJっす!
これわ良い家族構成

183:名無しさん@ピンキー
08/12/13 20:07:39 be8XiPa2
日本人はまじめってイメージがあるけど実は変態だったのね

184:名無しさん@ピンキー
08/12/13 20:14:06 ZzN3elto
たとえ変態の道でも大まじめに突き進みます。

185:名無しさん@ピンキー
08/12/13 20:30:42 DQ5FCOO5
脅しにも屈しないお父さんが素敵。

186:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:14:46 EgRBOcQ5
お父さんまじカッコヨス

187:名無しさん@ピンキー
08/12/13 22:03:35 oTu1GvpB
父娘はきついッス

188:名無しさん@ピンキー
08/12/13 22:40:35 Je2vRo/u
キムスメw

189:名無しさん@ピンキー
08/12/13 23:21:40 3mA9clyK
日本は元々ムラ社会だし。
ムラ社会だから、よそ者を拒み、その土地の者で生活している。
しかも夜這い文化があるから、年頃の男が年頃の女のところにいく。
そうやって子どもが出来るが、女のところには何人もの男が夜這いにいっているから誰の子かわからん。
夜這いに行った者で適当な者が選ばれて女と結婚する。
それでも、ムラ社会でみんな親戚なので、元々血が近いからさして問題なくうまくいく。
近親が悪いと言い出したのは、文明開化以後でしょ。

190:名無しさん@ピンキー
08/12/13 23:24:12 KUQ9pXLk
>>188
キ×××娘みたいやね

191:名無しさん@ピンキー
08/12/13 23:51:09 nFgQUTXb
キンタマ娘

192:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:41:05 e+zzIGz7
>>181
イザナミってイザナギだかを喰ったんだっけ?
カニバリズム的な意味で

193:名無しさん@ピンキー
08/12/14 02:16:51 f+TKwaMJ
また失敗した…もう俺はだめだ

194:名無しさん@ピンキー
08/12/14 02:38:03 dmoyOD/I
娘スレに来れば幸せになれまっせw

195:名無しさん@ピンキー
08/12/14 16:20:03 MGMx8MuK
全盛期のキモ姉伝説
・キスしただけで妊娠、手を繋いでつわりが来たことも
・弟くんが胚の段階で婚姻届にサイン
・泥棒猫の返り血を一滴ずつ避けながら弟くんへモーニングコール
・外国へ逃げても、行き先の空港でお出迎え
・学年が違うのに隣の席は姉
・教師として壇上に立ったことも
・あまりに出没するのでワンマンシスターのライセンスを国からもらった
・弟くんの鉛筆に嫉妬して、製造会社を襲撃
・キモ姉集団でスパイ衛星を打ち上げ
・閻魔帳を改ざん

案外普通…

196:名無しさん@ピンキー
08/12/14 16:31:38 2yS5i9aj
>>195
巻田の改変wwwwww

197:名無しさん@ピンキー
08/12/14 16:48:23 rSDy0z85
閻魔帳の改竄……!?

198:名無しさん@ピンキー
08/12/14 16:53:08 WyERyh2g
まさか地獄の閻魔様を締め上げて、死後も弟と同じ所に行くように…

199:キモ双子の作者
08/12/14 18:49:21 vvjjNtRj
>>194
むしろあのスレのROM専だったりします

200:名無しさん@ピンキー
08/12/14 21:37:27 +msbHQwC
キモウトから逃れるため全寮制の男子校へ入学した兄
だが翌年の春、寮で兄と同室になった新入生の美少年は
実は男装したキモウトだった!

キモウト   「今夜から毎晩、同じベッドで寝ような、ア・ニ・キ♪」
兄の同級生A「男子校でホモってマジ洒落になんねーし」
兄の同級生B「オマエとは短いつき合いだったが、これで縁を切らせてもらうわ」
兄の同級生C「というかエンガチョ♪ 二度と話しかけてくんなよホモ野郎♪」
不幸な兄  「いや待て誤解! こいつ実はオンナ! というか妹だし!」
兄の同級生D「嘘でももっとマシなこと言えよ(笑) 妹と一緒に寝るのも充分ヘンタイだろ(笑)」


『花ざかりのキモウトへ』 ~HAPPY END(キモウト的に)~

201:名無しさん@ピンキー
08/12/14 21:40:13 zzgAnyX1
おい!擬人化逆レスレで、ヘビお姉ちゃんやってるじゃねぇか!
どうして誰も知らせてくれなんだ。

202:名無しさん@ピンキー
08/12/14 21:43:42 6HOUnj6a
作者本人が言ってたぞ

203:名無しさん@ピンキー
08/12/14 23:27:45 uExbqDfM
>>195
>・外国へ逃げても、行き先の空港でお出迎え
怖いwwwww

204:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:45:53 zOeTTK3o
>>200
その発想はなかった

205:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:58:06 eTkRvntk
書いてるんだけどさ、みんなは兄貴視点と妹視点どっちの方が好き?

206:名無しさん@ピンキー
08/12/15 01:08:05 02H6ItPE
一粒で二粒美味しいという言葉があるように、迷ったら両方書けば良いと思う
二つの描写で苦労も二倍といわず書いて下さい

207:名無しさん@ピンキー
08/12/15 02:49:52 MIMTRKqZ
なんで三人称にすれば?と言ってやらないwww

208:名無しさん@ピンキー
08/12/15 10:11:32 Xx4izaWo
>>205
キモウトの脳内描写を濃厚に書いてください

209:名無しさん@ピンキー
08/12/15 13:36:31 X/ibCiny
とりあえず作者さんたちを応援

個人的にはノスタルジアが早くきてほすぃ

210:名無しさん@ピンキー
08/12/15 22:16:56 TaWnL2R6
とりあえずキモウトたちを応援
個人的にはお兄ちゃんをねっとり監禁してほしい

211:名無しさん@ピンキー
08/12/15 22:21:35 ZTRrpsyg
とりあえずキモウトたちを応援
個人的にはお兄ちゃんをねっとりエロエロ監禁してほしい


212:名無しさん@ピンキー
08/12/15 23:24:25 gLKmcx9U
とりあえずキモウトたちを応援
個人的にはお兄ちゃんをねっとりエロエロラブラブ監禁してほしい

213:名無しさん@ピンキー
08/12/15 23:35:32 zImN/+BB
とりあえずキモウトたちを応援
個人的にはお兄ちゃんをねっとりエロエロラブラブニャンニャン監禁してほしい

214:名無しさん@ピンキー
08/12/16 00:05:11 iEMhZsks
とりあえずお兄ちゃんを応援
個人的にはお兄ちゃんを解放してほしい

215:名無しさん@ピンキー
08/12/16 00:39:20 XOsA3cpx
>>214
こんな所にいたの、>>214お兄ちゃん?
全くもう!勝手に家から出ちゃダメだってあれほど言ってるのに……
でもお兄ちゃんのいる所なんてすぐに分かっちゃうんだから!
愛の力の前には全て御見通しです。
分かったらさっさと私達の愛の巣へ帰るよ!
今度はもう絶対に逃がさないんだから……

216:名無しさん@ピンキー
08/12/16 07:56:45 w0mIa66c
キミョウトってあれだよな…

兄の勃起チンポを見るとハレグゥのダマのように4足歩行で襲ってくる妹の事を言うんだよな

217:名無しさん@ピンキー
08/12/16 13:56:14 MtpUkyHQ
キモウト…キモい妹
キモオタ…キモい俺
キモオト…キモい弟
キモウソ…キモい妄想



仲間外れはどーれだ?

218:名無しさん@ピンキー
08/12/16 15:02:46 3s3nbuGT
>>217
キモ姉

さてクリスマス1週間前、計画も大詰めといった所でしょうか

219:名無しさん@ピンキー
08/12/16 18:11:20 LVkvT/uq
クリスマスとか
姉さんも妹もいないからあんまり関係ないなぁ
久しぶりに人と関わってみるかな

220:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:46:53 fz6Kwpxq
>>219
騙されるな
クリスマスは姉や妹とすごす日ではない
クリスマスは恋人とすごs

221:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:57:08 Uli+sPRf
クリスマスは恋人と過ごす。
そんなの当たり前だよね。

だから、ずっと私と過ごしてきたんだから。

今年は他の人と過ごしたいなんて…
そんなの有り得る訳ないじゃない。

今年もお兄ちゃんは私と一緒だよ。


そう、
”永遠”に、ね!


222: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:35:58 xihrhaXe
投下させていただきます。

223: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:36:28 xihrhaXe
『蝶変態超変態』

「ヒロ、お前はいつまでもあたしの下僕なのよ!」

姉に関して思い出すのは、辛いことばかりだ。
冒頭のセリフが俺の姉の酷さを象徴しているだろう。俺の姉は尋常ではないほどの俺様主義であり、俺は姉に逆らえたためしがなかった。
男なら腕っ節は上だろうと何度も人からは言われたのだが、姉は凶悪なまでの俊敏さと、その源である脚力をふんだんに使用したキックによって俺のささやかな反抗すら過剰鎮圧した。
曰く、「姉たるあたしに下僕(=弟)程度のあんたが逆らうとは、いつからあんたは戦国大名を気取るようになったのかしら? 日本史の教師が悪影響なのかしらね。あのハゲが……あたしの下僕に何を吹き込んだのかしら」
日本史の先生ごめんなさい。カツラはバレバレですが、俺はあなたの教育は偉大だと思っています。
とにかく、そんなこんなで理不尽に姉に下僕あつかいされ、俺の少年時代は抑圧とともに歩んだ歴史だったのだ。
俺は主張した。俺曰く、「友達の家に行きたい」「姉ちゃんの買い物長い」「荷物重い」「俺に金出させるのやめて」。
姉は反論した。姉曰く、「友達とお姉ちゃんどっちが好きなの?」「あんたはあたしに適当でダサい服を着たブス姉になってほしいの?」「男の子なんだから重いのを持つのが当然」「デートは男が貢ぐものよ」。
ああ、マイシスターよ。確かにそなたは美しかった。しかし、その美しさをたたえるのは弟たる俺ではないと思うんだ。
姉は美人だった。気の強そうなツリ目、艶のある黒髪、自信満々の笑顔、スタイルも良い。どこをとっても、男受けしそうな要素をもっている。
しかし姉はそれを特に有効活用しようとはしなかった。彼氏を作らないばかりか、男の友人を作らなかった。
言い寄ってくる男は多数いただろうに、姉はその全てを断り、中学高校の青春の時間を全て俺いじめにつぎ込んでいた。
俺は姉をなんだかんだで心配していたから、あるときこう聞いたことがある。
「姉ちゃんは、なんで俺ばっかりにかまっているんだ? 姉ちゃんだったらどんな男でもつかまえられるだろ?」
姉は小ばかにしたようにふんと息を吐き、即答した。
「下僕はあんたで足りてるわ、ヒロ。お姉ちゃんの一番好きな玩具は、あんたなのよ」
姉にとって、男とは下僕にすぎず、今の時点では俺という存在がその立場をまっとうしていて、それ以外はいらないらしい。
なるほど、俺は逃れられないのだな。そのとき俺はそう悟った。
しかし、別れというものは案外簡単にやってくるものだった。

224:名無しさん@ピンキー
08/12/17 00:36:59 xihrhaXe
姉は非常に頭が良かった。ゆえに、高校時代俺にばかりかまって、たいして勉強していなかったにも関わらず東大理三に合格してしまったのだ。
しかしここは京都。通うには遠すぎる。姉は一人ぐらしせざるを得ない状況に追い込まれた。
姉は行きたくないとだだをこねたが、学歴至上主義の両親は「他人を蹴落として合格したんだ。お前が行かなければ、おちた人々はもっと惨めになるぞ」ともっともらしい理由をつけて姉を追い出した。
姉は泣いて俺にすがってきた。
「ヒロ、あんたもお姉ちゃんと別れたくないでしょ! あんたからも父さんと母さんに頼んでよ!」
俺は、その時はまだ反抗期のガキだった。だから、あんな酷いことを平気で言えた。
「姉ちゃん。俺は、東京行くべきだと思う」
「え……」
「父さんの言うとおりだ。俺はあんまり頭よくないから、わかる。姉ちゃんに負けて落ちた人―たとえ一人でも存在するなら、その人のために行くべきだよ」
俺は姉より三歳下だから、当時中三の受験時期。俺は姉のような天才ではなく、偏差値は六十程度だった。それで両親に常に姉と比較されつづけて、姉に対する反抗心が溜まっていた。
だから……。
「ヒロ……あんた、なんで……あたしが……お姉ちゃんが、好きじゃないの……?」
わなわなと震えながら、姉は俺に問い掛けた。
「俺は姉ちゃんなんて……好きじゃ、ない……」
たぶん、本心じゃなかった。横暴な姉でも、姉は姉。大切な家族だったし、俺にだってそんなこと分かっていた。
でも、その時の俺は、くだらないコンプレックスから、無神経にもそう言い放っていた。
「ヒロ……なんで……なんでよぉ……」
力なく崩れ落ちる姉。

―その時、俺は姉の涙を初めて見た。


225: ◆VLzMxlQDWY
08/12/17 00:37:35 xihrhaXe
それから、姉はいままでの自信家な性格はどこにいったのやら、急激に大人しくなり、両親の意見に従って東京にいってしまった。
東京に行くまでの数日間、俺と姉は一度も口をきかなかった。
今では、後悔している。あの時、何故親身になって姉の意見を聞いてやらなかったのか。なぜ、素直になれなかったのか。
東京へ行ったほうが姉の人生に良かったであろうことは事実だと思う。しかし、それを奨めるにしろ、もっと良い言い方はなかったのか。
謝りたい。ずっとそう思っていた。
そして、半年が過ぎた。この夏休みに、姉が帰ってくると母が俺に伝えてきて、俺はついに謝るチャンスを得た。
そう、今日、姉が半年ぶりに帰って来る。
今は午後五時。姉が家に到着する七時にはまだ二時間ある。両親は姉を歓迎するための御馳走を作ろうと、材料を買いに行っている。あと一時間は帰ってこないだろう。
ふぅ。俺は息をつき、考える。姉にどう言おう。
姉の姿を想像する。
たぶん、相変わらず美人なのだろう。大学生になったのだから、彼氏もできているかもしれない。そうだ、俺の分が空席だから、下僕として彼氏がいるんだ!
そう、きっとそうだ。
それなら、姉もきっと変わらない明るくて自信家な姉だろう。そう願いたい。俺程度の男の行動など、全く覚えてすらいない。そうあってほしい。
もし俺に対して何らかの嫌悪を持っていたら……。俺は、土下座でもなんでもして謝りたい。
半年前のことなど引き摺っていないだろうという楽天的な考えと同時に、姉が俺を拒絶するかもしれないという恐怖に俺は背中が寒くなる。
―あんがい、姉に依存していたのは俺なのかもしれない。
と、その時、インターホンが鳴った。だれだろう。新聞屋なら丁重にお帰りいただきたい。
玄関にさっさと歩き、扉をあける。そこには……。
「姉……ちゃん……?」
「ヒロ君。久しぶりだね……」
紛れも無い、姉の姿があった。
眼鏡をかけていて一目見た雰囲気は違っているが、間違いない。
俺の姉、澪(みお)。彼女が、帰ってきたのだった。


226:トリップめちゃくちゃですが、同一人物です ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:39:00 xihrhaXe
「姉ちゃん、随分早いんだね」
食卓の、指定席に座る姉。その感触が懐かしいのか、妙に穏やかな顔をしている。眼鏡の効果もあるのか。以前より眼力が若干緩和されている。威圧感が無い。
俺がそこに姉の好物のホットミルクを出してやると、姉はそれをふーふーしてから二口ほどすすり、一息ついてから答えた。
「うん、ヒロ君に早く会いたくて帰ってきたの」
ここで俺は違和感を覚える。
ヒロ君? 姉は俺を呼び捨てにしていたはずだ。それに、口調もなんだか柔らかい。
俺に後ろめたさを感じているのか……? だとしたら、悲しくなる。
いや、しかし、だとしても姉は勇気を出して、自分を傷つけた俺とも話をしてくれるのだ。その気持ちを無駄にしたくはない。
「ヒロ君……考え事、してるの?」
「い、いや、別に。それより、姉ちゃんが東京に行ってからのこと、聞きたいなぁ」
とにかく、気軽に会話できるようにならねば。姉も、たぶん俺との関係を修復したがっているのだ。
だから、俺も最大限、努力すべきなんだ。
「東大……、楽しいよ。ヒロ君の言うとおり、行って良かったと思う」
「そうなんだ。友達とか、できた?」
「うん、いい人がたくさんいて、みんな親切だったよ。私に、色んな知識を教えてくれて」
そりゃ、東大だ。日本最高の頭脳集団だ。当たり前だろう。やはり、両親と俺の判断は正しかった。
「生活は、苦労してない?」
「うん。バイトもしてるし、お金にも困ること無いよ……でも」
「でも?」
「ヒロ君に会えなくて……淋しかったよ……」
しゅんと眉がつりさがる姉。俺は人生最大かもしれないほどにびっくりした。
あの姉が、こんなにしおらしい女の子だったというのか? 半年の歳月は、人をこれほどまでに変えるというのか?
「な、なら、電話とかメールとかすればよかったんじゃ……?」
「そんなものじゃ、ヒロ君成分は補給できないよ」



227: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:39:43 xihrhaXe
ヒロ君成分って、なんなんだ? いや、これはまさか、姉のジョークなのかもしれない。東大式というやつか。
うん、確かに成分がどうのとか、理三っぽいかもしれない。
「でも、これからは『ずっと』一緒だからね……ヒロ君」
そう言って、姉は微笑んだ。一夏の短い間だが、一緒にいられるのがそれほど嬉しいのか。
俺はもちろんただの高校生であり、一人暮らしの経験はない。だから、ホームシックという感覚はわからない。
姉は、ホームシックゆえにこんなに大人しいのだろうか。それとも、東大で性格が変わったのか。
どちらにせよ、姉は家族のぬくもりを求めている。ならば、俺はそれに答えるべきだろう。
もうすぐ父さんと母さんが帰ってくる。そうすれば、豪勢な料理を前にして、以前の姉の自信に溢れた笑顔が見られるかもしれない。
そんな期待をしていると、突如、携帯のバイブレーションが作動した。
メールだ。母さんから。「急用ができて、お父さんと一緒に実家に行かなければならなくなりました。今日は帰れません。しばらく澪と一緒に仲良く過ごしてください」。
はぁ……? 急用って、なんだよ。娘を迎えるより大事なようなんて、あるのか?
家族のぬくもりを求めているであろう姉、澪にとっては、両親の不在は致命的だろう。
これでは、何のために帰ってきたのかが分からないじゃないか。
なら、このような時、俺はなにができるのか。わからない。わからないけど、やるしかない。俺一人でも、姉を労うんだ。
「姉ちゃん、ごめん。父さんと母さん、今日帰ってこないみたいだ。料理は俺が作るけど、良い?」
「うん、ヒロ君のお料理、好きだから。それと……私も、手伝うよ」
またまた驚きだ。姉がこんなに協力的だとは。昔は、両親不在時にも俺に料理を作らせた姉が。
「いや、姉さんは新幹線にずっと乗って疲れてるだろ。大丈夫、俺一人でできるさ」
「そう、ありがとう。ヒロ君」
姉の感謝の言葉を聞けるのも珍しかった。
「じゃあ、私、部屋に荷物を置きに行くからね」
「ああ、ありあわせの材料だけど、腕によりをかけて美味いものを作るよ」
「うん、楽しみにしてるからね」
姉は重そうなカバンを持って二階に上がっていった。
俺はキッチンで料理の製作に取り掛かった。


228:名無しさん@ピンキー
08/12/17 00:40:12 RJqMknsH
リアルタイムGJ!

229: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:40:13 xihrhaXe
我ながら見事な出来栄えの料理をさらに盛り付け、食卓に並べる。うん、本当に美味そうだ。いや、実際美味い。味見したら完璧だった。
姉も喜んでくれるだろう。そう思い、二階の姉を呼びに行く。
二階の姉の部屋の扉をこんこんとノック。しかし、応答無し。
「入るよ、姉ちゃん」
ゆっくりと遠慮がちにあけたが、中は薄暗くて殺風景。姉が入った痕跡の無い、引っ越し後からずっと同じ状態の姉の部屋。
どういうことだ。
俺が疑問に思っている間に、隣の部屋―俺の部屋から物音が聞こえた。
不審に思いながら、俺は自分の部屋―ゆえに、ノックしなくて良いだろう―を勢いよく開けた。
「あ、ヒロ君」
姉は俺を見ると、ぱあっと顔を輝かせた。なんかかわいいなぁ。しかし、そんなことはどうでも良いんだ。
「姉ちゃん、何で俺の部屋に荷物置いてるの?」
「ヒロ君の部屋がいいの」
「部屋変われってこと? 夏休みの間くらいなら、交換してもいいけど……」
「違うよ。同じ部屋がいいの」
「……?」
さっぱりわからない。
「ヒロ君と、同じ部屋にいたいの」
眼鏡越しに見える、姉の潤んだ瞳。うっとする。だめだ。涙にはどうも弱い。
それに、俺はもう姉を泣かせたくない。
「……わかった」
それに、母も『仲良くしろ』と言っていたし、仕方が無い。


230: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:40:46 xihrhaXe
食事を終えた後、姉に風呂を奨めた。長旅の汗を流して欲しいと思ったが、姉は拒否した。
「いいよ、ヒロ君が先に入って」
まただ。また、姉は昔と違う行動をとる。昔は、「あんたの残り湯なんかにつかりたくないのよ!」とか言って、絶対に一番風呂だった。
姉は、俺に遠慮しているのか?
やはり、あのときのことを引き摺っているのだろうか。ならば、俺は謝ったほうが良いのか?
しかし、こうしてぎこちないがうまくいっている関係を、今俺が乱すことはしたくない。姉の努力をむげにしたくないのだ。
俺は風呂で頭を洗いながら、悩んでいた。姉の言うとおり、一番風呂をいただいたのだ。
がちゃり。
と、その時、突然扉が開く。
「な、なんだ!?」
「ヒロ君。一緒に入ろう」
姉だった。いや、姉以外にはいないのだが、以外というか常識的に考えられない状況。混乱する。
「お、おいおい」
戸惑っている間に、姉は強引に突入していた。既に服を脱いでいたようだ。
さらに、温泉レポーターのように全く身体を隠す様子もなく、堂々とした―しかし、どこかおどおどしている―出で立ちでこちらに近づいてきた。
まずい、姉のすばらしいスタイルに目がいく。というより、剥き出しの……その、おっぱいとか、そういう感じのところとか……。
俺は目を逸らし、訴える。
「姉ちゃん、いくらホームシックだからって、これは!」
「だって……淋しかったし……ヒロ君と一緒にお風呂に入りたくて……。迷惑、かな?」
その声にある、深い悲しみを感じ取って、俺は姉の顔をみた。
眼に涙が浮かんでいる。だから、俺はこれに弱いんだってば。
「ごめん……。わかったよ、一緒に入ろう」
「うん!」
今まで浮かんでいた涙はどこに消えたのやら、姉は顔を輝かせた。
よく見ると、眼鏡をとっていて、昔の顔に戻っている。やはり、俺にはこのほうが自然だ。
相変わらず超絶的な美女だった。客観的に見れば、その美女と風呂に入れるなんて美味しいのではないか。それが姉でなければ。
しかし、その……姉だろうがだれだろうが、とにかく……。隠して、くれないかな?
俺は今、狭い風呂場の中ですし詰めになるのを防ぐため、湯船に移動した。姉は先に身体を流している。当たり前だ、湯船に入る前に簡単に身体を清めるのが、我が家だけでない、風呂のしきたり。


231: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:41:16 xihrhaXe
横目にちらちらと見えるその姉の身体と動作は、一回の、つまり、盛った年頃である男子高校生にとっては、あまりに刺激の強いものだった。
全体的に肉感的な体つきをしている姉が手を動かすたびに、大き目の胸がぷるぷると揺れ、その弾力を感じさせる。
むっちりとした脚の付け根にある、茂みも本当にちらりとだが見てしまった。
姉はそんな俺の視線なぞ全く気にしないかのように、急ににっこりと俺に微笑みかけ、言う。
「ヒロ君。背中流したげるね」
何度も言うが、俺は姉に償わなければならない罪を抱いている。ゆえに、断ることができなかった。
「ヒロ君の背中、広くなったね」
姉は俺の背中をこすりながら、ぽつりと漏らした。
そうか。やっと理解した。姉は、俺の成長が見たかったのだ。
姉にあのような暴言を吐いた過去から、俺がどれだけ『大人』になったか。それを見極めたかったのだろう。
もちろんこれは身体的な成長であるから、精神的なものと直接は結びつかない。しかし、俺が大きくなったことは、姉に実感として過去の払拭を伝えることなのだろう。
「ヒロ君、かっこよくなったよ。もう、彼女とか、できたのかな?」
おもむろに姉はそんな言葉を後ろから俺に投げかけた。ああ、なんと言う残酷。
どうせ俺は非モテですよ。その旨を姉に伝える。
「そっか。そうなんだ」
なんだか、その言葉には明るいというか、喜びというか、そういった何かが含まれているような気がして、ちょいと後ろをみやる。
姉は、異様にニコニコしていた。気持ち悪いまでに。昔も、このような笑みを見たことがある。俺をいじめていたとき。
ぞっとして、前を向きなおす。
大人しい姉の殻を脱ぎ捨て、ついに昔の姉に戻ろうとしているのだろうか。いや、それはない、と、信じたい。
ここまできてそんな落ちだったら、俺はもう駄目だ。人間不信に陥ってしまう。
それを見極めるため、俺は姉に質問をし返す。
「そういう姉ちゃんは、彼氏とかできたんじゃないの? 大学生なんだしさ」
―それに、美人だし。
そう付け加えた。
姉は黙り込む。俺は答えてくれないのだろうかとかんぐったが、次の瞬間に姉は口を開いた。
「いないよ」
簡潔な答えだった。その声には何の感情もない。何の感慨も含まれていない。冷徹な否定。
「いらない」
姉はそう付け加えると、いきなり俺の背中に抱きついた。
つまりそれはそういうことで、裸で俺の背中にだきついて……背中に……背中にイチゴが……!!
「お姉ちゃんには、ヒロ君だけいればいいよ」
―昔、そう言ったはずだよね?
俺は完全に硬直して動けない。恐怖か、驚きか、よくわからない何かに身体を縛られていた。
姉は、ふっと笑い、俺の胸をしなやかな指でなぞった。


232: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:41:46 xihrhaXe
「もっといろんなところ、洗ってあげるね」
俺の胸と腹を、ボディソープをつけた手で撫で始める。姉ちゃんよ、それはなんだか別の職業の人みたいな手つきですぜっ!?
抵抗できないのをいいことに、やりたい放題だった。
姉は一旦俺から離れると、なんと自分の豊かな胸にボディソープを垂らして再び後ろから俺の背中に抱き付き、さっきの行為を再開した。
今度は、押し付けた胸をにゅるにゅると俺の背中の上で動かす動作も含めてだ。
「どう、気持ちいいよね、ヒロ君」
俺は、全くこの状況に対応できていない。情報処理がまるで追いつかなかった。されるがままになる。
姉は、俺の首筋を舌で舐め始める。それは、洗っているつもりだろうか。
どうするか、皆目検討がつかない。これがどういう状況下もわからないのに、対応する策など思いつくはずが無い。
―否。俺の体の一部は、この謎の事件に既に対応していた。
「あ……。ヒロ君、おっきくなってるよ」
「ひぃ……!」
変な声を出してしまった。その変化を目ざとく見つけた姉が、それを手に握ったのだ。それも、ボディソープでぬるぬるの手で。
そう、大変下品なんですが……その……勃起、してしまいましてね。
そりゃそうだ。ぶっちゃけていうなら、この状況、官能的な場面だろう。
姉のおぱーいと乳首と手を俺の全身に撫で付けられて、なんていうかさ。その、あれだよね。鳴り響け、俺のエロス! って感じ。
いかんいかん、何を馬鹿なことを考えているのだ、俺。冷静になれ。姉は一体、どうしてこのような暴挙に?
まさか、彼氏について聞いたのが地雷だったのか?
こっぴどくフられたとか、ヤリ逃げされたとか、そういう苦い経験でもあったのか?
それとも、非モテなのに聞かれたのが不快だったか?
―うおぉ!
急に俺を襲った刺激に、俺の身体は一気にびくんと跳ねた。
「姉ちゃん!?」
「ヒロ君の、おっきくしちゃったの、お姉ちゃんなんだよね。なら、責任、とらなきゃ」
俺の膨張したマグナムを小さな手で掴み、しゅこしゅこと上下する。
だ、だめだだめだ! お兄さん―いや弟だけど―許しませんよ!
「だめだって……! やばいから!」
「なにが駄目なの……?」
姉が可愛らしく首をかしげる。いや、そう聞かれると、なんか説明は難しいけどな。
でも、感覚的に分かるだろうに。


233: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:42:17 xihrhaXe
姉は、依然俺のブツを扱きつづけている。まずいな。このままでは情けないことに、姉の前でマグナム弾を発射してしまうことになる。それは避けなければ。
「そっか!」
姉はぴんと閃いたように言って、手をとめた。
やった。やっとわかってくれたか……。
「やっぱり、手じゃだめだよね。おっぱいでしてあげるよ!」
―待て。その思考は斜め上すぎるだろう。
俺はとっさに逃走を試みたが、先に動いていたのは姉だった。
俺の両肩を掴んで、風呂場の床に組み伏せる。信じ難い筋力だった。とても東大生とは思えない。
もやしっ子ばかりというのは都市伝説だったか!
姉はそのまま、俺のマグナムをその巨大な果実のようなものではさみ上げ、ぬるぬると動かし始める。
「ひ、ひぃ……」
俺は驚きと恐怖のあまり、情けない抗議の声をあげることしかできない。
しかも、その声すら、姉にとっては『興奮を示している証』と解釈されたらしく、気を良くしたのかにっこりと笑った姉は、またとんでもない行動に出た。
挟んだマグナムを、その舌でぺろりと舐め上げたのだ。
「……!?」
声にならない声で叫ぶ。今までに自慰行為で感じたことが無いような、言葉にならない感触だった。
「ふふっ、気持ち良いんだね。ヒロ君のおちんちん、おっきくて良いね。おっぱいで挟んでも舌で触れられるくらい長いよ……ほら」
と言って、姉はさらにちろちろと舌先で愛撫する。
ひ、ひえぇ。どうすりゃいいんだ。俺は昔と実質変わらないままだ。姉に全く逆らえず、玩具にされている。
思えば、似たような状況が昔あったかもしれない。
「お姉ちゃん、昔、ヒロ君に、目の前でオナニーしろって命令したことあったよね?」
それだ。
「あ、ああ」
「ごめんね、ヒロ君。昔のお姉ちゃんは悪いお姉ちゃんだったね」
そう、昔の姉は、俺をわざわざ部屋に呼びつけて、目の前でオナニーさせたことがあった。
肉親とは言え、美人の姉に見られていたのだから、興奮もひとしきりであり、すぐに果ててしまった。
問題だったのは、その時精液が、近づいて凝視していた姉の顔にかかってしまったこと。姉は激怒し、俺を部屋から追い出した。
「あの時ね、本当はね、お姉ちゃんがオナニーしたくて、その……おかずが欲しくて、ヒロ君の精液が欲しかったの……。だから、見てるとき、凄く濡れてて。ヒロ君の精子が顔にかかったとき、もうひとりえっちしたくてたまらなくて……追い出して、ごめんね」
なんというか、もう、このころには驚くのには慣れていて、姉の言葉を素直に聞くことができた。
「ちゃんとあの後、ヒロ君の精子全部口に入れて味わったから、許してね……。それに、これからは、オナニーしろなんていわないからね。お姉ちゃんが、直接飲むから……」
―だから、お姉ちゃんを嫌わないで。


234: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:42:47 xihrhaXe
姉はそう言って、俺の巨砲(というにはおこがましいか)を唇で器用に吸い上げる。
俺はとてつもない快感を感じながらも、姉の言葉を冷静にかみしめていた。
姉は、つまり、つぐないのためにこういった変化を起こした。大人しくなったのは、昔の反動というか、反省なのだ。それも、主に俺にたいする。
姉は俺に嫌われたと思い込んでいて、その原因が、昔のあの横暴な女王様的態度にあったとして、それを自分から排除した。
その証しをいまここで、実に極端な形で実践している。おかずが欲しいとき、命令して精子を出させるのではなく、自分のご奉仕で出させるという方針に変えたという、その事実を。
それが昔と何も変わらないということに気付かず。
「う、うあぁ!」
情けない声をあげて、果ててしまう。
勢いよく―今までこんなに強い射精は見たことが無い―精液が飛び出し、姉の顔を汚した。
「はぁ……はぁ……いっぱい、出たね。偉いよ、ヒロ君」
興奮気味で、息が荒い姉。指で、顔にかかった精液をすくいとり、口に入れる。
「おいしい……おいしいよぉ、ヒロ君……!」
さらに興奮が加速されていくようで、姉は俺の性器周辺に何度も口付けを落とす。
「ヒロ君、もう、お姉ちゃん我慢できない。ちょうだい。ヒロ君の、お姉ちゃんに……」
姉は狭い風呂の床に身体を投げ出すと、足を大きく広げて俺に見せつけるように指で『そこ』を押し広げた。
「―!?」
俺は姉による拘束が解けた瞬間に、反射的に走り出していた。
「お、俺、のぼせたから、あとはごゆっくり!」
「ひ、ヒロ君!」
聞く耳持たぬ!
俺はバスタオルでさっさと身体を拭くと、まるで鎧でも着るかのようにありがたがりながら服を着て、自分の部屋に逃げていた。
さっさとベッドに潜り込み、もはや泣き寝入りだ。
姉は、本質的には昔と全く同じだった。結局、自分のエゴを俺に押し付けるだけなのだ。
またしばらくはこの生活なのかと思うと、震えが止まらない。
「ヒロ君……?」
少し後に、姉は俺の部屋に入ってきた。あたりまえだ。姉の荷物は既にここにはこばれていて、俺達は共同で部屋を使うと、もう姉に決められたのだ。
「ごめんね」
お。俺は姉の再度の反省に、関心をよせる。やはり、昔とは違う。反省ができるらしい。

235: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:43:19 xihrhaXe
「ヒロ君と会えなくて、淋しくて。あんなことしちゃった。ごめんね。ヒロ君のこと、もっとよく考えなきゃ、お姉ちゃん失格だね……」
おお、あの姉が! あの、自分勝手で女王様気質だった姉が、俺に譲歩している。
東大に入って、理知的になったんだ。そうだ、間違いない。
「今度は、何もしないよ。だから、一緒に寝よう、ね?」
ここまで言われては、断るわけには行かない。俺は「しゃーないな。怒ってないよ」と、ベッドの奥のほうに詰めた。
姉は、ぱぁっと顔を明るくして、俺の隣に潜り込んだ。
「昔は、何回かこうやって一緒に寝たね」
そうだったな。しかし、それも姉に命令されてのことだ。
「一緒にこの映画を見なさい、じゃなきゃ死刑!」と、ホラー映画に誘ったと思えば、その夜は「あんた、怖くて眠れないでしょ? あたしが一緒に寝てあげるわ。べ、別にあたしは怖くないわ! お姉ちゃんだもの!」とか言ったきがするな。
思えば、姉の俺いじめの中では可愛いものだった。
さて、さっき出したから、疲労感が溜まっている。俺はすぐに眠りに落ちた。
「おやすみ、ヒロ君」
俺は、そのことばに返すこともなく、意識を失った。


236: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:43:50 xihrhaXe
結局、姉は姉だった。朝のことだ。
「なにしてんの、姉ちゃん?」
俺は俺の股間辺りでもぞもぞとうごめく物体に声をかけた。
物体X=姉は、顔をこちらに向け、エンジェルスマイルで答える。
「朝だちを狙ってモーニングスペルマとでも洒落込もうかと」
何がモーニングスペルマだ! ただの痴女じゃないか!
姉は、東大に言って、サディストでなくなった代わりに、変態になったのだ。変態に変態したのだ。
もうやだ! 俺はそう叫び、一階に駆け下りていく。
モーニングスペルマならぬ、モーニングコーヒーを飲みつつ、朝のニュース番組をつける。
大事故のニュースだ。何人もの被害者が出たと報じられている。現場は結構近い。俺はそれをぼーっと見つめていた。
「父さんと、母さん、大丈夫かな」
なんとなく、なぜかは分からないが不安になって、携帯を取り出し、電話をかけてみる。
すると、不思議なことがおこった。着信音がする。この家からだ。
ばかな。昨日は母からメールが来たのだ。そんなことがあるわけがない。
着信音がするほうを目指して歩くと、いつの間にか俺は二階に上がっていた。
音の方角を見ると、俺の部屋の扉がある。
なぜ?
さっぱり意味がわからない。
その時、さらに信じられないことが起こる。
「もしもし」
電話にでたのだ。しかしそれは母ではない。
「姉ちゃん……?」
―姉だった。
「ヒロ君、お部屋に、入ってきてよ」
「……」
ごくり。俺は唾を飲み込み、意を決して扉を開く。
中には、俺のベッドに腰掛ける姉がいた。なぜか服を着ていない。投げ出された肢体があでやかで、俺は一瞬目を奪われた。
「母さんの携帯を、何で姉ちゃんが」
俺は携帯に向かって話し掛けた。眼は、姉の目を見る。姉も同様だった。
携帯に話し掛ける。


237: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:44:20 xihrhaXe
「そうだね……。昨日、早く帰ってきた、その前にお母さんに会ったんだよ」
「先に?」
「そう。お母さんと、お父さんを、『送って』あげないといけないから」
「送る? どこに?」
「もう、お姉ちゃんとヒロ君の仲を邪魔できない場所。二度と帰ってこれない場所」
―それってつまり。
「そう。殺しちゃった」
あ……ああ……。
俺はその言葉をすんなり信じていた。姉の目は、本気だった。
「朝のニュース見た? 結構盛大にやったんだよ。いろんな人を巻き込んで、たぶん二人も喜んでるよ」
―最近は、死ぬにしても道連れが欲しい人が多いみたいだから。
くすくすと笑いながら、姉は饒舌を続ける。
「昨日の、『お姉ちゃんと仲良くしなさい』っていうメールも、お姉ちゃんの自作自演。でも、ヒロ君は律儀に守ってくれたね。偉いよ」
姉は、母の携帯を奪い、眠らせるか何かして、車にのせ、大事故をわざと引き起こし、事故死に見せかける。
それらの行動を、平気でして、いま、こうして笑っている。尋常な人間のすることじゃない。
だが。―お前は、人殺しだ―この言葉が、俺の喉につかえて、出てこなかった。
「ヒロ君は、お姉ちゃんのこと、好き?」
「……俺は」
「正直に言っていいよ」
姉は已然にこにこと語りかけてくる。まるで、「好きだ」といわれることに疑いが無いように。
「……俺は、好きだよ……」
……。そうだ。俺は、姉に結局、逆らうことができない。
両親が死んだ今、残された俺達が仲たがいしては、何もできない。それが両親を殺した張本人の、この狂人であろうと。
そして、もうひとつの理由。
それは、ほかでもない、俺が姉を変えてしまったという事実に気付いたからだ。
俺の心無い一言が、姉の心を壊し、ここまで追い込んでしまった。
「ヒロ君……嬉しいよ。お姉ちゃんが好きなんだね。なら、ここに来て」
裸の姉が、ベッドの上でなまめかしく手招きをする。
「お父さんとお母さんはね、私がヒロ君のこと、とってもとっても愛してるっていうことに気付いて、嫉妬しちゃったんだ。だから、東京に行かせて、仲を引き裂こうとしたの」
俺はふらふらと、姉に近づいてゆく。もう、なにもかもがどうでもよかった。
「ヒロ君も、こんなに私のことが好きなのに。あ、そうか。お父さんとお母さんに、無理矢理『好きじゃない』って言わされたんだね。だって、ヒロ君がお姉ちゃんを嫌いだなんて思うはず無いもん」
俺がベッドの上に力なく倒れると、姉はズボンをさっと脱がし、跨った。
「あはは……。これで、やっと……。ヒロ君と、ヒロ君と……」
何故かは分からない。俺はこの状況下で、とんでもないほどに勃起していた。
この絶望感が。この無力感が。この支配が。俺を締め付けているからか?
俺は、姉に縛られることを望んでいるのか……?
姉は俺のモノをつかみ、その上に勢い欲腰をおろした。
「い……いたいよぅ。ヒロ君のに、膜やぶられちゃった……。責任、とってくれるよね?」
もう、何もかもがどうでもよかった。
「ヒロ君……! ヒロ君……!」
俺は、嬌声を上げながら腰を振る姉を無気力な眼で見つめることしかできなかった。


238: ◆.DrVLAlxBI
08/12/17 00:46:44 xihrhaXe
終了です。途中トリップがむちゃくちゃになりましたが、同一人物です。
なんか後半の展開が無理矢理すぎですが、時間があれば補完するかもしれません。

239:名無しさん@ピンキー
08/12/17 00:46:59 daqLamED
お姉ちゃん、自分の犯行だとばれないようにしなねw

240:名無しさん@ピンキー
08/12/17 00:51:04 54ppfNGf
つまんね

241:名無しさん@ピンキー
08/12/17 01:44:36 T+VsBG5Y
>>238
GJだ!!

242:名無しさん@ピンキー
08/12/17 01:54:31 usbxqwnr
>>238
GJ!

243:名無しさん@ピンキー
08/12/17 03:09:40 fVwub0/k
GJすぎる!

244:名無しさん@ピンキー
08/12/17 05:06:52 AJzIfWXC
タイトル見た瞬間に、パピ☆ヨン!
かと思ったじゃないか

245:名無しさん@ピンキー
08/12/17 09:18:31 ktCVI35b
蝶GJ

246:名無しさん@ピンキー
08/12/17 09:36:00 r8YwFyNc
キモいですGJです

247:名無しさん@ピンキー
08/12/17 11:13:59 PiKhISTR
クリスマスに絡めてキリスト教の話を入れたいんだけど、やめた方がいい?冒頭の意図はないんだけど
イエスの血は赤ワインで肉がパンでとかの話を、エロを交えて入れたんだが
架空の宗教にするか、注意書き入れるか、どっちがいいすか?
因みにそんなに詳しくないから結構適当。

248:名無しさん@ピンキー
08/12/17 11:37:26 koFa2vE2
さあ……こんなところを見ている敬虔なクリスチャンなんて存在するのだろうか?
極端な話、キリストとマグダラのマリアでエロ書いても誰も怒らなさそうな気がするが

249:名無しさん@ピンキー
08/12/17 11:37:56 hAI2gg+1
序盤のみという意味で冒頭なのか、侮辱する意味の冒涜なのか
それとも釣りなのかわからんが一言あればいいんじゃね?

創作を否定するくらい厳格なカトリックなら近親スレに来ないし

250:名無しさん@ピンキー
08/12/17 11:52:38 PiKhISTR
>>249、250 レスサンクス。冒頭じゃなく冒涜でした、スマン。
ちなみにプラス思考な妹で、兄とエロいことが出来たら神に感謝するって設定。

雑談再開。

251:名無しさん@ピンキー
08/12/17 12:16:17 Hc/Mv0xE
あれ?確かキリスト教って、近親は認めてるけど浮気は認めないんじゃなかったけ?

252:名無しさん@ピンキー
08/12/17 14:36:16 PvEZ/9hd
巨乳の妹の作品がないのはどういうことなんだ

253:名無しさん@ピンキー
08/12/17 14:46:30 GEqL5e5f
>>251
キリスト教といってもいろいろだが、歴史的にカソリックの場合、結婚を司るのは教会なので
基本的にはローマ法王庁がどこまでの関係で結婚していいのか許可を出してた

で、これが変更されるときはたいがい政治的な理由だったりする
このルールをコントロールすることで、特定の王族同士の結婚を認めたり認めなかったりして、
法王庁がカソリック諸国の政治に影響力を保持する手段の1つにしてたわけだ

254:名無しさん@ピンキー
08/12/17 15:59:00 Ac6IT+eS
いつもよくわかからないのは、なぜ教会が政治的影響力を欲したか、なんだけどね。
なんとなくわかるけど、つきつめるとよくわからん。
カトリックは「精神的近新婚」とかで事実上の離婚を認めていたらしい。
そこで質問だが、今の日本で、×1奥さんの連れ子は当然に新しい夫の子になるの?
法律を知ってる人教えてください。


255:名無しさん@ピンキー
08/12/17 17:17:02 m5TlNCgq
>>247
宗教ネタはヤバいと思うなら濁しておくのも一つの手段じゃないか
『ねずみの国』、『夢の国』みたいに
近年声優が代わった国民的アイドルも絵だと一発アウトだけど、文章だと明言しない限り訴えにくいらしいから

256:名無しさん@ピンキー
08/12/17 17:55:54 bedcAViY
>>254
なりません。連れ子とは別途養子縁組しない限り親子関係は発生しません。
連れ子系義姉妹は獲物を引きずって最寄の市役所婚姻届窓口にGo!

257:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:18:33 54ppfNGf
うぜえ

258:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:19:40 RJqMknsH
目の前には澄み渡った空。
眼下には金色の砂の海。
高度8000m、私の得物にして約束された棺、武器商人がウクライナ経由で格安で手に入れたSu-27が蒼空を駆ける。
「マコト!私の獲物に手を出さないでね!」
レシーバーから入ったのは隣を飛ぶF-14のミキの声だ。
「MiGにミキの名前が書いてあればとって置くわ」
「そっちこそ、自分の稼ぎまで盗られても知らないわよ」
と、早速レーダーに反応がきた。
機体はいつもの反政府軍のMiG、カモだ。
私は機体を下降させて相手の死角に潜り込む。対してミキは一気に加速をかけた。
「FOX2!」
ミキが叫ぶ。何秒かして、静かだった空に赤い花が咲いた。
MiG編隊はいきなりの襲撃にあわてふためき、編隊も崩れはじめてきている。
私は編隊から少し離れかけたMiGに死角を生かしながら接近する。
MiGがやっとこちらに気付いた時には、最早そいつはこちらの機銃射程内だ。
「本当に鈍いわね……まあいいわ」
私は機銃ボタンを指で軽く押してやる。
ヴォォォン、と重い唸り。そして次の瞬間、爆散するMiG。
これで1機。
もう少し、あともう少しだ。

あと少しで最愛のあの人のいる日本に帰れる。


「待っててね、お兄ちゃん」

私をこの場所に追いやったあの雌犬をぶち殺して、最愛の兄と身も心も血も繋がったつがいになるためにも。
私は一人でも多く殺すだけだ。



ここは中東……作戦地区名エリア83(病み)……

最前線中の最前線!地獄の激戦区エリア83!!

生きて滑走路を踏める運は全てアラーの神まかせ!!

私達は神さまと手をきって、地獄の悪魔と手をとった……百戦錬磨のキモ姉妹!!

259:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:43:01 RJqMknsH
と、ドキッ!キモ姉・キモウトだらけのエリア88を想像してみた。

従姉妹の策略によって傭兵部隊に送られ、日本に帰ろうと一人でも多く敵を殺す日本生まれのキモウト
敵側にいるパパを無理矢理奪って自分の愛で埋めつくそうとするでこっぱち指揮官
弟にまとわりつく泥棒猫を殺しまくって、自分と弟とは済む世界が違いすぎると弟を忘れるべく戦場に身を投じたメリケンキモ姉。
その他いろいろな病んだ娘たちがそれぞれの想い人への愛を叫び、子宮をうずかせながら空戦を繰り広げる……


やばい。読みたい

260:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:44:19 3uT4slbb
妄想が暴走とな

261:名無しさん@ピンキー
08/12/17 23:29:40 EUEnn7QM
次はエースコンバットキモ姉妹だw

262:名無しさん@ピンキー
08/12/17 23:58:10 Nj1IFwC2
>>259
退役してやっと愛する兄と過ごす日が来るんだ、って空港に行った妹が
通りすがりのひったくりに刺されちゃうよー

263:名無しさん@ピンキー
08/12/18 00:02:36 zn496/PK
>>238のss読んでて思ったんだけど、姉が上京するのヤダって言ったとき
弟に泣いてすがってきて、そのあと弟が拒絶した時に弟がはじめて姉の涙を
見たって言ってたけど、やっぱりキモ姉キモウトとなると泣いても涙を
出さないこともできんのかな?


264:名無しさん@ピンキー
08/12/18 02:02:23 Kai+a4n3
聖母マリア様に似てる女性のヌードを本に乗っけただけで反発する国があるらしいが
ここはそんなことねぇよな

265:名無しさん@ピンキー
08/12/18 03:32:52 p22B8l7P
>>263
鳴いたんだって

266:名無しさん@ピンキー
08/12/18 20:18:56 /UK5uhla
キモウトに愛の鉄槌を下されたい

267:名無しさん@ピンキー
08/12/18 20:35:19 TO2aRMXL
そういう技術はキモ耐性がある兄弟のほうができそうだがね


268:名無しさん@ピンキー
08/12/18 20:52:40 SVRqPFQL
アイーダってこのスレにぴったりなんじゃ。転生させて云々
女→男→仲良くあの世行き←女

既出かな

269:フライングですが
08/12/18 23:02:22 D8CxRh7A
 気付けば、”その日”を迎えるのに10日を切っていた。

 12月24日、クリスマスイヴ
 そして、私が生まれた日…。

 誕生日とクリスマスが一緒だった事が、昔は本当に嫌だった。
 クリスマスも誕生日もどちらもついでになるこの日に生まれた事を、何度恨んだか分からない。

 でも、今年は違う。
 今年には、クリスマスと誕生日の二つが揃った最高のプレゼントが、私にあるんだ。

 言ったよね、兄さん。
 今年はお前が望むプレゼントを上げるって、
 クリスマスと誕生日、両方を満たせるプレゼントをくれるって。

 分かってるよね、兄さん、それが何なのかを。
 もし分かってなかったとしたら、
 それでも良いよ、
 私が貰いに行くだけだから。

 最高の日に最高のプレゼント…

 待ってるよ、兄さん

 その日が私と兄さんの始まりの日になる事を。


270:名無しさん@ピンキー
08/12/19 01:33:31 Z+1kOOIQ
流石に兄が幼女にキスされて嫉妬狂うキモウトはいないだろう
もしそれで幼女を殺すようなら、そんなのキモウトじゃなくて…キミョウトだよ!

271:名無しさん@ピンキー
08/12/19 01:46:26 u+4o1Nfa
>>270
将来の禍根を断つのは当たり前

272:名無しさん@ピンキー
08/12/19 02:24:47 R3wo8ffk
>>270
つまり年の離れた幼女キモウトが姉の目を盗んでお兄ちゃんを横取りですね
相手が幼女なら兄も甘ガードが緩むだろうし、幼女の特権で兄にキスしたりベタベタ甘えたりもできる
・・・やっぱ姉に邪魔されそうじゃね?

273:名無しさん@ピンキー
08/12/19 03:14:19 C3zgQuwf
キモウト大明神

274:名無しさん@ピンキー
08/12/19 05:35:54 2/2blhUb
>>270
おまえ、それではキモウト補ですら落ちるぞ
もっと勉強せな、あかんな

275:名無しさん@ピンキー
08/12/19 07:31:47 XvCtnY99
>>269
むしろ誕生日ぐらい一緒に祝って攻撃できる

276:名無しさん@ピンキー
08/12/19 09:52:09 axI37K8j
キモイのは歓迎するんだが、キチ○イは困るんだなーチョットさ

277:名無しさん@ピンキー
08/12/19 13:08:26 pdUSFd5F
要求レベルが高すぎてそれスレスレじゃないとダメになってきてるんですがw

278:名無しさん@ピンキー
08/12/19 13:30:06 hT8GS8BB
>>261
ナイスバディなフランカー姉さんと小柄なロリッ娘ファルクラム姉さんが力を合わせて可愛い弟のベルクート君を守り抜く感動秘話

まで思い浮かんだが、ラプターを敵に回すと勝負にならなさそうなので却下だな

279:名無しさん@ピンキー
08/12/19 14:10:42 z/gRh9cL
なぁに、ロシア生まれのキモ姉妹には射程300キロ以上の味噌がある

280:名無しさん@ピンキー
08/12/19 16:31:21 cCJrbIiP
>>270
確か幼女キモウトのssが短編であったはず。確かクラナドみたいなキャラが使われてるの

281:名無しさん@ピンキー
08/12/19 16:35:17 cCJrbIiP
・・・い、一応言っとくが、作者じゃないぞ。本当だぞ!?

282:名無しさん@ピンキー
08/12/19 16:53:20 NIIiAmLj
なんか可愛いぞ。作者本人のほうがむしろ萌え

283:名無しさん@ピンキー
08/12/19 18:59:08 UcLfLpR4
ジョジョネタで書いてもいいんかね? 荒れる?

284:名無しさん@ピンキー
08/12/19 19:00:16 QpY9uy2Z
>>261

Pixy《このV2で私達の愛を阻む全てをゼロに戻して、私達は晴れて永遠に結ばれるの。素敵でしょ、弟くん》

PJ《うるさい!お姉ちゃんにお兄ちゃんは渡さないんだからぁっ!今ここで死ねやぁぁぁぁっっ!!》


二機のモルガンが円卓で殺しあいを演ずるなか、『円卓の鬼神』のイーグルは恐ろしくなったのかさっさと逃げたと言う。
彼の消息はそこで絶たれ、今も彼は逃げているらしい。


ちなみに、彼の最後の言葉は「MiG-31でこればよかった……」らしい。

285:やぶ
08/12/19 19:49:13 OKiGyU6L
『姉と僕の1』

 昼寝中にふと目が覚めた。
「あれ?」
 身体が動かない。いわゆる金縛り、というやつだ。
 とりあえず首から上は動かせるので、辺りを見回してみる。
「えーと。なにやってんだ、姉貴?」
 金縛りではなかった。姉が一生懸命、俺をロープで縛り上げていた。
「あらっ?起きるの早いわよ。ちょっと待ってて、もうすぐ終わるから」
「ん、わかった」
 そう返事をすると俺はまた心地良い眠りの世界へと…。
「行けるかーっ!なにやってんだ姉貴っ!?」
 抗議をしようとしたが、すでに自由は奪われているわけで。
「んしょっ!おーわった♪」
 俺の抗議などどこ吹く風。姉はにんまりと笑みを浮かべ、勝ち誇った表情で俺を見下ろす。
「んっふっふ。教えて欲しい?」
「まあ、一応は…」
 なんかどーせろくでもないことを聞かされて、後悔するんだろうが。
「聞いて驚け!題して『生意気な弟を再教育しちゃうよ計画』発動なのよ!」
 ほら、後悔した。
「で?」
「で、っていうな!だいたいあんた姉に対する口の聞き方がなってないのよ!おまけに、勝手にいつの間に
か巨大化しちゃうし!」
 えーと、俺は背の順で列ぶと相変わらず前の方な訳で。
「いや、姉貴の背が伸びてないだげふぅっ!」
 姉貴のニーソに包まれた足先がえぐるように腹を貫く。
「ゆーてはならんことを。よほど死にたいようね?」
「ゴメ、悪かった!」
 実はたいして痛くないが、この場合そうした方が早く飽きるので下手にでる。
「んっふっふ、分かればよろしい。さてと、えーと、どうしよう?」
「考えてねーのかよ!?ガキか!」
 とりあえず俺を縛る、というところまでしか考えていなかったのだろう。
「ガ、ガキとはなによ!ガキとは!?私のいったいどこがガキだってゆーのよ!?」
「全体的に!」
 姉は身長が小学4年生の平均と一緒で体つきも同等、おまけに童顔なうえこの性格なので、何と言うか、
お子様のオーラを発しているのだ。姉は高校生だが、はっきりいって10人中10人が中坊の俺の妹と間違
える。特に今日は服装も子供っぽい。てか、高校生にもなってクマさんパンツはやめとけ。ベッドに縛り付
けられてる俺を平気で跨ぐから、スカートの中がよく見える。色気というものが皆無なので、全然嬉しくな
いが。
「特に今日の服装はどっからどーみてもガキ」
 とりあえずパンツのことは伏せて服装を指摘してみた。
「今日は映画見に行ったからよ!」
 あー、姉貴、普通にお子様料金で済むもんな。
「って、お子様料金で済ましてる時点でガキじゃん!」
「うっ!?」
 痛いところを突かれたらしく一瞬言葉に詰まる姉。が、すぐににんまりと不敵な笑みを浮かべる。
「ふふ、そんなことを言ってられるのも今のうちよ。あんたが早く目覚めるから忘れてたけど、弟再教育計
画のために大人のアイテム買ってきたんだから!」
 お、大人のアイテム?なんか、そういうもの買ってきたことを誇らしげに言う時点でガキと言わないか?

286:やぶ
08/12/19 19:52:06 OKiGyU6L
『姉と僕の2』

「ちょっと着替えるからあんた目をつむってなさい!」
 へいへい。とりあえず素直に目をつむると、ガサゴソと紙袋をまさぐる音が響く。
「ちょ、何よコレ?XSなのにダブついちゃう。仕方ない、念のため買ってきた膝下までの方を…。ってなん
で太腿まで来ちゃうのよ!?」
 やばい、すごい見たい。そーっと目を開けると、本来膝下丈のストッキングタイプのソックスをダブつか
ないよう一生懸命に合わせている姉がいた。
「ちょ、あんた何見てんのよ!」
 かなり恥ずかしいらしく、顔を真っ赤にして怒る姉。だったらちゃんと自分の部屋で着替えてこいよ。

URLリンク(imepita.jp)

 俺の顔の上に布団を被せ、着替えを再開する。
「うーっ、ガーターベルトも落ちちゃうーっ。しくしく、高かったのにー」
 大人用のXSだとサイズが大きいのだろう。お子様体形のずん胴腹のせい、という真実はさすがにかわいそ
うで言えない。
「いいや、ソックタッチで固定しちゃえば。よっと」
 布団が引きはがされると氷の微笑よろしくストッキングを強調するように脚を組んで椅子に座っていた。
 学習机の椅子、というのが姉らしくて笑えるが。
「ちょ、なに笑ってるのよ!」
 大人っぽい自分を見てドキマギする弟、というのを期待していたのか、抗議の声をあげる姉。
「いやだってソレ、太腿までの丈じゃなくてほんとは膝下丈なんでしょ?」
「き、聞いてたの!?…わ、笑うなぁーっ!」
 ニヤつく俺の顔を、そのストッキングに包まれた足先でフニフニと踏み付ける。椅子に座ったままなので
体重がかからず、全く痛くない。それどころかマッサージを受けてるようで心地良いくらいだ。
 が、顔に足を乗せられるのはさすがに腹が立つので、口の近くに来たときにぱくっと噛み付く。
「いたぁっ!ちょっと離してよ!」
 姉の小さな足先は俺の口にすっぽりはまり込み、そこから引き抜こうとして自由な方の足でポカポカと蹴
りつける。相変わらず痛くないのだが。
「あ、ちょ、ふぁ!?ん、んぁ、や、そんなとこ舐め、やぁんっ!」
 俺は捕まえた足先を舌でくすぐってやる。案の定極端にくすぐったがりの姉は蹴るのをやめ、むず痒さに
身を悶えさせる。
「ちょ、お願いやめ、ふぁあっ!」
 顔を真っ赤にし身もだえる姉は、その手の趣味がある人からみれば絶大な破壊力を有しているかもしれない。
 調子に乗って足の指をストッキング越しに舐めまわしていると、不意に大きくぶるぶると身体を震わせ、押し殺した悲鳴をあげた。
 びっくりして思わず足を離したが、姉はそれに気付かず身体をわななかせ続ける。
 しばらくすると、しくしくと泣き始める姉。
「ご、ごめん、やり過ぎた」
 さすがに気まずくなって謝る俺。だが、イヤイヤをするように首を振り、顔を伏せる。
 うぁー、やっちゃった。こうなると長いんだよな。「…されちゃった…」
 姉がぼそりと呟く。
「え?ごめん、よく聞こえなかった」
 俺が聞き返すと、涙でぐしょぐしょになった顔をあげる。その顔はどこかボンヤリしていた。
「弟に、イかされちゃった…」
え?
 最初なんのことかわからなかった。が、意味を理解したとたん、カッと頭に血が上る。
「ふぇぇ。これじゃ、たまってるって言われても言い返せないよぉ。うぇぇ…!」

287:やぶ
08/12/19 20:01:06 OKiGyU6L
『姉と僕の3』

 や、やばい、本格的に泣き出す!一瞬でクールダウンすると、姉の機嫌を直すべく紫色の脳細胞をフル活
動させる。
 が、緊急事態過ぎて何も思い付かない。
「あれ?」
 どうしようか悩んでいると、姉が不意に素っ頓狂な声を出した。
「な、なに?」
 俺が恐る恐る声をあげると、姉は泣き顔のままにんまりと笑みを浮かべた。
「なーんだ、あんたこそたまってるんじゃない!」
へ?
 ニヤつく姉の目線にそって下を見ると、俺の股間のところに大きな膨らみが。「あ、いや、これはその、ちょっと」

 クールダウンし過ぎて血が全部下半身にいってしまった、とか苦しい言い訳を考えてみる。
「ふふ、私がイってるとこ見て興奮しちゃったんだ。あんなとこ舐めるし、お姉ちゃんのこと辱めるし、あ
んたってば変態?」
 さっきまでの泣き顔はどこにいったのか、新しいおもちゃを見つけた子供のように、生き生きとした表情
になる姉。
「ほらほら、何か言い返してみなさいよ」
 椅子に座ったまま、俺のジュニアをズボン越しにグニグニと足で踏み付ける。
「ちょ、姉貴、まって」
「なーに?ふふ、もどかしい?直接触って欲しいの?そうよね、だってあんた変態さんだもんね」
 そういうと器用に両足の指でズボンのチャックを下ろす。
 Gパンの下は何も履かない主義なので、その途端俺の息子がどーんと飛び出す。
「お、大きいじゃない。弟のくせに生意気よ」
 そうなのか?たぶん人並みなはずだけど?
「ふ、ふふん、急所をなぶられて喜ぶんだから、男ってみんなマゾよね」
 ストッキングに包まれた足がグニグニと俺の息子を蹂躙する。
「びくびくしてる…」
 興奮して顔を真っ赤にした姉は、やばいぐらい可愛いくて。
「もっと恥ずかしい目にあわせちゃうんだから!」
 いきり立った息子の上で口をグニグニ動かし、たっぷりためた唾液をとろーっ、と垂らす。
 姉貴、それ凄くやらしいです…。
「うっわ最低!こんなことされてるのにビンビン!」
 これで興奮しなかったらインポだって。
 にっちゃにっちゃという卑猥な音をさせながら、姉の足の動きが速まる。
「くっ…!」
 あと1擦りでイく。そんなぎりぎりのところで足の動きが止まった。ちょ、そこで止めるか!?
「ねぇ…。」
 鼻にかかったような、上ずった声。
「しちゃお…、っか?」
そういって俺を見つめる顔は、今まで見たこともないエロい表情なわけで。
「だ、駄目だよ。俺達きょうだ、うぷ!?」
 思い止めさせようと開いた口が姉の柔らかな唇にふさがれ。
 ぬちゃ、ぬちゃっ、といやらしい音をたてる。
「んっ!?」
 口内に姉の唾液が流し込まれる。それはとても甘くて切なくて。俺は夢中で吸い上げ、お代わりを急かすように舌を突き入れる。
 侵入してきた俺の舌を、姉の小さな舌先が躊躇いがちにつんつんと突く。
 我慢出来ずに絡めとると、あふっ、と熱い吐息が漏れた。
「お尻でするから。ね、それならいいでしょ?おもちゃでいっぱい練習したから、たぶん大丈夫だよ」
 お、お尻!?初めてがお尻っていうのは…。しかし、かといって血の繋がった姉弟で万が一子供が出来たことを考えると。
「お願い、我慢出来ないの…」
 涙をいっぱい浮かべた瞳で、俺にすがるような目。俺の理性は簡単にふっとんだ。

288:やぶ
08/12/19 20:04:49 OKiGyU6L
『姉と僕のラスト』

「うっ!んぁっ!くぁぁ…!」
 普段からは想像もつかないような甘い声。その声だけでイってしまいそうになる。
 本来排泄物を出すだけの矮小な穴。そこにローションをたっぷりと塗した剛直がぐっちゃぐっちゃと卑猥
な音をたてて掻き回す。
「おねが…、もうやめっ、うぁ!」
 何度白い液体を吐き出しただろう。もうぐったりしているというのに、私の欲望は全然収まらない。



「ほらほら何休んでるのよ!?お尻犯されながらチンチンしごかれるの、気持ちいいんでしょ!?」
「お、俺が掘られる方だなんて聞いてな…、うぁあん!」
 まるで女の子のような声をあげ、びくびくと身体を震わせる可愛い弟。
 小遣いをはたいて買ったかいがあるというものだ。私の股間からは巨大な双頭バイブがそそり立ち、片方
はもちろん私のアソコ、もう一方は弟の可愛いらしいアナルに突き立てられている。
「ほーら、チンチンシュッシュッ♪」
 激しく腰を振りながらチンチンをしごく。
「あと何回イけるかしらねー♪」
「アッー!」
 またも悲鳴をあげ、おチンチンから赤ちゃんの元をほとばしらせる弟。
 うふふ。これってクセになりそう♪

289:名無しさん@ピンキー
08/12/19 21:12:15 OWLO/rOK
>>288
えぐい……でも、こういうの大好きです。

290:名無しさん@ピンキー
08/12/20 03:25:28 3W2VMt8o
>>288
『お姉ちゃんに足を舐めさせられたい』とか書こうと思ったら先にもっと上質なのを書かれた
こうなったら俺と結婚してくれないか……?

291:名無しさん@ピンキー
08/12/20 05:02:57 qqrNPySK
うぜえ

292:名無しさん@ピンキー
08/12/20 10:06:08 YPS1ti1J
投下します。

293:傷 (その8)
08/12/20 10:07:28 YPS1ti1J

「弥生さん、少し、いいですか?」

 放課後、教室を出て廊下を歩いていた弥生が振り返ると、長瀬透子がそこにいた。
 もっとも、確認するまでもなく、背後から聞こえる、あけっぴろげな足音から、自分を追ってきた者の見当は付いてはいたのだが。
「あら生徒会長……どうしたの一体?」
 だが、まあ、弥生はさあらぬ態を装い、あどけなく笑った。

「会長呼ばわりは勘弁して下さいよ……先代生徒会長閣下」

 そう言って長瀬は苦笑いした。
 なにせ弥生は、抜群の指導力と企画力で、臨海学校・体育祭・文化祭・球技大会・修学旅行とあらゆるイベントに口を出し、任期中の学園の日常に空前の盛り上がりを演出して見せた元カリスマ生徒会長である。
 いかに長瀬が当代の生徒会執行部を率いているといえど、弥生の前では口の悪いタダの後輩に戻らざるを得ない。かつて弥生の下で生徒会副会長を務めていた長瀬は、弥生のことを心から尊敬しているからだ。

「で、用件は何なの、とーこ? 私これから図書館で勉強しようと思ってたんだけど」
 そう言われて長瀬は、少し奥歯に物が挟まったような顔をしたが、何かをごまかすように乾いた笑いを浮かべると、
「あ、その……とりあえず、ちょっと生徒会室までいいですか? 立ち話では、ちょっとアレですので」
 と言って、弥生の返事も聞かずに振り返り、ずんずんと歩き始めた。
 いかにも傲岸不遜・唯我独尊で鳴らした長瀬透子らしい言動であるが、実は、そうではない。余人ならば知らず、弥生相手に長瀬が、こんな失礼な真似をする事はめったにない。もし例外があるとすれば、よほど長瀬が照れている時か、困っている時くらいなのだ。

(存外、遅かったわね。もっと早く来ると思ってたんだけど)
 無論、弥生には、長瀬の用件とやらの見当は付いている。おそらく、ほぼ100%近い確率で、冬馬の話をする気であろう。―むしろ弥生は、長瀬が声を掛けてくるのを待っていたとも言える。

 弥生は、長瀬が冬馬にフラれた事実も知っているし、執拗に拒絶の理由を追求する長瀬に、冬馬が姉の自分の名を出したことも知っている。そして彼が、弥生の名を出したことを、永遠の秘密としてくれと長瀬に頼んだ事も。
 しかし、弥生に個人的な縁を持つ長瀬としては、やはり黙ってはいられないのであろう。
 可能な限り、彼の“禁じられた恋”に干渉し、その成就のために世話を焼くつもりに違いない。
 弥生としては、そんな長瀬のお節介がくすぐったくもあるし、後輩として可愛くも思うのだが、それでもやはり困惑せざるを得ない。
 冬馬が長瀬の告白を拒絶する口実として出した自分の名。そこに果たして、どれほどの真実が込められているのか、現段階では、まだまだ未知数であったからだ。
 
 弥生は冬馬を愛している。
 家族の一員である弟としてではなく、純粋に、そこにいる一人の男としてだ。
 だから、彼の言葉が嬉しくないと言えば、嘘になる。
 しかし、冬馬という少年が、普段のあっけらかんとした態度とは裏腹に、その内面はかなり食えない人間である事を弥生は知っている。
 彼は嘘つきではない。
 だが、それは嘘が不得手だという意味ではない。必要とあらば、冬馬は他人にも自分にも平然と嘘をつける男である。こういう言い方は哀しいが、そんな冬馬が吐いた言葉を、簡単に信用するわけにはいかなかった。


 生徒会室。
 かつて生徒会長であった弥生が、その辣腕を校内に振るう司令室として存在した空間。
 そこに存在する、これ見よがしに豪華なアンティークが目を引く。数人がけのフカフカのソファと彫刻を施したテーブル。一見しただけで値打ち物とわかる逸品だが、これらはみな、弥生が会長だった時代に自費で購入したものだ。
 現会長が直々に淹れた紅茶を、そのソファに座った前会長が、形のいい鼻を鳴らして香りを楽しむ。
「へえ……」
 一口、軽く口に含む。
 おいしい。
 湯温、茶葉の量、ともに申し分ない。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch