09/09/29 20:56:15 Mc1xCpoK
将官は快楽に呻き震え、その両手は思わずシーツを握る。
彼は自身の上で艶かしくしかし強靭な意思を持って着実にどん欲に動き、
快楽を貪り続けるジルを見つめた。
ジルの腰の動きはまさに彼女の人格の表出だった。
強固な意思を持ち、相手や周囲を意に介せず
己の求めるもののために利己的に突き進み、相手を翻弄する。
「この女、・・・ずっと私の物だ」
将官は心からそう思った。
長年PSICOMで働き続けて来たが、
これ程のいい女は組織の歴史の中でも見た事が無い。
将官は再び目を閉じると、無慈悲に暴力的な快楽に弄ばれる自虐を楽しんだ。
しかし将官の身体の上で快楽に溺れきった淫獣の様に動くジルの
心中では、快楽の大波の中でも冷徹な決意と判断が蠢いていた。
この男を利用するのも自分が大佐になるまでだ。
自分が大佐になればこんな無能な精力だけの男は不必要だ。
それまでは他の男達と比べてマシな精力を持ち、
自分の性欲をある程度満たしてくれるこの男から
快楽という快楽をもぎ取ってやろう。
彼も他の女からは味わえないであろう最高の快楽を得るのだ。
悪い条件ではあるまい。
将官が大きな嬌声を上げた。
ジルの動く腰に一段と力が籠った。