08/11/28 02:02:37 YO8prlEI
保守代わりに5で小ネタ。
薪を探しに行っていた俺は、集めた薪を手に仲間のところへ戻ってきたが、
食事の準備をしていた彼女らの会話に足が止まってしまった。
「やっぱ、長さが重要だよな」
「え~!いくら長くても、太さがないと駄目だよ!」
ファリスとクルル、なんて会話をしてるんだ!?
「いや、やっぱりオレは長さにこだわるね」
「クルルは太い方がいいと思うけどなぁ」
二人ともこだわるなぁ…って、出て行きづらいから早く何とかしてくれ、この会話。
そうだレナ!レナならきっと止めてくれる――
「結局は、長持ちするのが一番だと思うんだけど…」
な…なにぃっ!!
「まぁ、結局はそこにいきつくんだけどよ」
なんかまだ不満そうだな、ファリス…
「長さも太さも、最終的にはそこに行きつくでしょ?」
「そんなのつまんないよ~!あ、バッツに聞いてみようよ!」
クルル、なんてこと言うんだ!!
「バッツは私の思っている通りだと思うけどな」
ちょ…レナ!!止めてくれ!!!
「そうだな、バッツがどうなのかを聞いてみたいぜ」
ファリスも同意するな!!
「あ、バッツ!!戻ってきてたんだ!」
げっ!!見つかってしまった。クルルがニコニコしながら駆け寄ってくる。
「ね~ね~、バッツはどう思う?やっぱり、太さが大事だよね?」
「長さが重要だよな?」
…二人とも、期待した目で俺を見ないでくれ。
「二人とも、バッツが困ってるわよ。どっちも結局長持ちするってことじゃない。ね?バッツ?」
…そんなに念押しされても。
「「「ろうそくは」」」
…は?なに、ろうそく??
「なんだよ、こいつ。脱力して座り込んじまったぞ?」
「バッツ、大丈夫?クルルがケアルしてあげようか?」
「汗びっしょりよ?バッツ、具合でも悪いの?」
女3人男1人の旅は続く――