FFシリーズ総合エロパロスレ 5at EROPARO
FFシリーズ総合エロパロスレ 5 - 暇つぶし2ch554:闇雲さん逃避行・1
09/05/06 23:17:21 KhEVgumu
というわけで、恥ずかしながら帰ってまいりました
>550こと闇雲フリオの中の人です
今回もまたお付き合いいただければ幸いと思います

注意点>
序盤のみ若干SM臭いです、雲様が傷付けられるシーンなんて絶対イヤー!という人は
次回までお待ちください
&DFFネタおなかいっぱいという方、真に申し訳ありません

前回のお話>319

/////

 ようやく苦痛と騒音から開放された。だが、そこに自由はなく、静けさだけが立ち込め
ていた。
 パンデモニウムの地下。
 カンテラの薄明かりの中、暗闇の雲は、冷たい鎖で吊るし上げられていた。
 足元の魔方陣が発する強力な魔力が、波動と浮遊能力を封じている。念入りなこと
に、二頭の触手らも猿轡をはめられた上、獣皮のベルトで固く縛りつけられていた。
「そろそろ答えてもいいはずだ。貴様……何故コスモスの者と接触した?」
 毒牙の如き悪意の視線を向けるのは、金色をまとった男─皇帝だ。
「あれほど人の計画を邪魔するなと言ったはずだ」
 長い棒状のものが空を走り、暗闇の雲の頬を打つ。
 細く削り出した鯨の髭に、二つ折りにした平革をつけた騎乗用の鞭だ。
 革の端には、薄い金属が刃のように仕込まれており、責め具としての威力を高められ
ていた。
「規律を乱す者には……罰を!」
 手にした鞭が、再び風切り音を立てた。
 無から生まれた身体ゆえ、傷から血は流れない。
 頬を、腹を、繰り返し殴打されても、暗闇の雲は、痛みに唇を震わすことすらもなく、
黙し続けた。
 皇帝の苛立ちは、振り下ろされる鞭の間隔と軌跡に、如実に現れていた。
「その程度にしておくのだな」
 よく通る、低い声色だった。
 地下室に現れたのは、漆黒の甲冑の男─ゴルベーザ。
「尋問にしては少し行き過ぎではないのか?」
「これは尋問ではない。拷問というのだ」
 一瞬の風鳴りと共に、皇帝の鞭が、ゴルベーザに向けられた。
「ひとつ、ここは私に任せてはくれないか? この手のことに関しては、少々覚えがある
のでな」
「ほう、何処かの道化のように、操りの術でも使おうというのか?」
 ゴルベーザは暗闇の雲に歩み寄ると、俯いた顎の下に指を伸ばし、面を上げさせた。


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