【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】at EROPARO
【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】 - 暇つぶし2ch684:名無しさん@ピンキー
08/12/08 23:41:34 1XSPpqyr
>>682
やはり俺が居たか

685:名無しさん@ピンキー
08/12/08 23:43:13 XBwHZKgo
>>675
GJ!

686:名無しさん@ピンキー
08/12/08 23:44:20 bp+lgqTW
>>675
GJ!

687:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:15:25 BuNpmwlO
せっかくの竜虎の流れなんで投下します
ちょっと長編で、駄文ですがご容赦を

688:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:16:47 BuNpmwlO

『Tiger Summer Diary』


夏休みのある日の夕方。『それ』は竜児の家に突然やってきた。

「竜ちゃ~ん、この子ね、やっちゃんのお店のお友達から預かってきたの。
 お友達が一泊二日でお泊りにいっちゃったからぁ~、その間お願いって~」

そう言う泰子が連れているのは、りっぱな柴犬。
しっかりと躾がしてあるのであろう、全く吠える様子も無く、すごくおとなしい。
いやしかしそういう問題ではなくて……。

「…うち、ペット禁制だろ。大家に見つかったら大変だぞ」
「だぁ~いじょうぶ! この子たまにお店にも連れて来られるんだけどぉ~、一回も吠えたことないの!
 だから見つからないってぇ~」

…そういう問題か?
まあ吠えないのなら問題はないだろう。一泊二日で旅行に行っているのなら一日預かればいいだけだろうからそんなに苦でもないだろうし。
何より、こんなつぶらな瞳でじっと見られていると、断るのになにか罪悪感が…。
なぜ「生きていてすみません」と言いたくなってくるんだ、汚れた大人になった気分だぜ…。

「そうだな、それなら一泊くらいなら大丈夫だろ。 それより餌とトイレはどうするんだ?」

動物を飼う上で大切なのは餌とトイレだ。
インコちゃんには専用の餌が市販であるし、トイレも小屋の中でしてくれるからいいのだが、どうにも犬のことは分からない。
玉葱とチョコレートは毒らしいから、それに気をつければいいのだろうか。

「餌はね~、ドッグフード貰ってきたから大丈夫だよ~。おトイレはお散歩のときにお外でしちゃうだけでいいみたい~」
「随分楽なんだな、それだけでいいのか」
「うん~、ヴァルヴァジアは賢いもんねぇ~」

そう言いながら犬の頭をワシャワシャと撫でる泰子。犬もまんざらではないようで、目を細め、大人しくなすがままにされている。

……ておい。ちょっと待て。ヴァルヴァジアって犬の名前か? どう考えても犬につける名前ではないだろ。
どっかの神話に出てきたような気がするが、少なくとも犬では無かったはずだ。 …飼い主は何を考えているんだ。
それともこれが今流行の、騎士と書いてナイトと読ませちゃうようなトンデモネームの氷山の一角なのか?

「ヴァルヴァルは可愛いね~」
「……」

ま、泰子が楽しそうだし名前なんかどうでもいいか。
マザコン? それがどうした。

689:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:17:27 BuNpmwlO

「明日の夕方まで預かるんだってぇ~、やっちゃんが出て行くとき一緒に連れて行くから、それまで一緒だよ~」
「おう、とりあえず散歩行って来い。その間に晩飯用意しとくから」
「は~い、いくよおヴァルヴァル~」

そう言って泰子は散歩に出て行く。ヴァルヴァルも泰子の横にしっかりくっついて行くので、本当に躾がなっている犬なんだろう。

そういえば、犬は飼われている家族をグループとみなして順位をつける、と言うのを聞いたことがあるな。
犬が言うことを聞かないと言うのは、その人間を下にみて、王様気分でいるかららしい。

ガチャガチャ。バタンッ。
扉を思いっきり開けて。

「りゅうじ! 飯!」


…こんなことを言いながら、入ってくる奴のように。


***


「はあ? 犬ぅ~?」

犬を預かっていると聞いて思いっきり顔をしかめているのは、逢坂大河。通称『手乗りタイガー』。
容姿はありえないほど可愛いのだが、何回見てもそのしかめっ面はどうかと思うぞ大河…。

「確かに、少し嗅ぎ慣れない匂いがするわね。ちっ…テリトリーを荒らされた動物って、こんな気分なのかしら」

そう言いながらいつものように専用の座布団を二つ折りにし、それを枕にオッサンよろしく寝そべりテレビを見始める。
どうにも可愛い外見とその行動が合ってないんだよなあ、と思い竜児も笑って。

「……お前はどんな嗅覚をしてるんだよ」
「うっさいわね、それより早くご飯作ってよ。お腹空いた」
「分かってるって。ちなみに、今日はなんとスペシャルメニューだ!」

大河の体がピクッと反応する。食に関してもものすごく獰猛な大河のことだ、その頭は間違いなく肉で一杯に違いない。
普段は栄養のこともあるからなかなか肉は出さないが、今日は本当に特別なのだ。

「…もったいぶらないで言いなさいよ、今日は何なのよ」
「今日はな…。なんと、神戸産のお牛様のステーキだ!」
「なっ!なんですって!あ、アンタの家にそんな豪華なもんを買えるだけの貯えなんてないはずっ…!?」
「…お前さりげなく失礼なこと言うな。」
「本当のことでしょーが」

…まあ、うちの金銭事情を泰子よりも知ってる大河に奴に言われては、反論のしようもないんだが。


690:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:18:09 BuNpmwlO

「とにかくだな、これはヴァルヴァルを預かるということで頂いた、飼い主さんからの豪華な気遣いだ」
「……ヴァルヴァル? なにそれおいしいの?」
「なんでも食に繋げて置き換えるんじゃありません。
 …さっき言った犬だよ、ヴァルヴァジアって名前らしいから、あだ名がヴァルヴァル」
「…センスの欠片も感じられない名前ね」
「……」

…それも、反論できない。

「それより、味付けはどうするべきかだな。こんないい肉焼いたことないからどうすればいいか分からないんだが」
「そういうのって塩コショウだけのほうがいいんじゃない? シンプルイズザベストって言うし」
「そんなもんなのか?」
「知らないわよ、私だってそんないい肉最後に食べたのいつだか覚えてないもん」

確かに肉自体にそんな味はつけないほうがいいかもしれない。
代わりにタレを何種類か用意して、ご飯もいつもより食べそうだから6合ほど炊いておくか。

そんなことを考えながら竜児はテキパキと用意を始めていった。


***


「おいしいねぇ~! やっちゃんこんなおいしいお肉初めて食べたよぉ~」
「…っ! なんだこれ、すごくうまいぞ! 口の中でとろけるってこんな感じなのか!!」
「うっふぁいふぁね、静かに食べなふぁいふぉ」
「……まずそのハムスターのような頬袋をどうにかしてから喋ってくれ」
「おいふぃー」
「……」

文句を言いながら、口を高級お肉とご飯でパンパンにしながら。大河の顔は今まで見たどの笑顔よりも、幸せそうな顔をしていた。
…なぜだろう、肉相手にとんでもなく敗北感を味わったような気がしたが、まぁ気のせいだ。

泰子とヴァルヴァルが帰ってきてから、さっそく晩飯が始まった。
肉は焼きたてが一番美味いからと思って空腹を我慢して泰子を待っていたのだが、どうやら正解だったようだ。
大河も泰子も満足そうな顔で食べている、なんと言うかまあ…平和だ。

「あ、そうだ、ヴァルヴァルにもドックフードあげないとな」

今日はヴァルヴァルもいるんだった、と思い出し餌をあげようと近づくと。


691:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:18:47 BuNpmwlO

「う”-…」
「………うおうっ」

ヴァルヴァルが低く唸っていた。ジッと大河を睨みながら。
…さすがと言うか、犬にも大河が隠し持っている猛獣のようなオーラが分かるのだろうか。
やっぱり大河は、動物からしても危険物として扱われるのか、ある意味なんて不憫な奴なんだ…。

そんなことを考えていると、大河もヴァルヴァルの様子に気づいたのだろう、ヴァルヴァルをジッと見ていた。
そしてまるで勝ち誇った顔をして。

「ふんっ。犬風情が何こっち見て肉欲しがってんのよ。お前にはドックフードあんでしょ。
 まーでも可哀想だわ、こんな素晴らしい食べ物も食べられないなんて。あーおいふぃい」

そう言って見せ付けるように肉を頬張る大河。
ヴァルヴァルに人間の言葉が分かるかは分からないが、大河にバカにされたのはわかったのだろう。
立ち上がり、唸りながら、ゆっくり大河に近づいていく。

「……なによ、なんか文句あんの?」
「大河止めろって。ヴァルヴァル怒ってるじゃないか」
「うっさいわね、その犬が喧嘩売ってきてんのよ。売られたら買うのが義理と人情でしょうが」
「…お前はどこの任侠者だよ。それより本当に止めろって。大家にバレたら、」
「あーもううっさい! こんなおいしい物を食べてる時くらい黙って――」

「「!」」

まさに、一瞬だった。
ヴァルヴァルが大河に飛び掛ったと思うと、その箸の先にあった肉だけを上手く掻っ攫っていった。
そして今は、悠然と大河を見ながら戦利品を噛み締めている。

「……やってくれたわね、私の大切な肉をよくも…」
「た、大河落ち着け! 肉ならまだいくらでもあるだろ!」
「……だまれカス。その小汚い毛玉は、私の物に、手を出したのよ。犬のくせに、あろうことか神戸牛を口にしたのよ」
「う”う”う”う”う”-…」

これは本当にマズい。喧嘩になって大河が怪我をするとか、ヴァルヴァルが食われないか心配とか、そんなもんじゃない。
なんたってうちはペット禁制なのだ。大家に見つかったらヴァルヴァルが追い出されてしまう。
それなのに当のヴァルヴァルは大河に唸り続けているし、大河もユラリ、と立ち上がりゆっくりとヴァルヴァルとの距離を詰めているし。
あれだけ大人しかったヴァルヴァルが唸っているのを見て、泰子も困ったように慌てている。

「ヴァルヴァルだめぇ~! 吠えたら見つかっちゃうよぉ~!」
「泰子非難しとけ! こいつらが暴れたらお前が危ない!」

泰子の仕事の都合上、肌に傷を負うのはよろしくない。
今や二匹とも爪が生えた凶暴な生物なのだ、そんなので引っかかれたらバイキンが入ってしまうかもしれないし。


692:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:20:16 BuNpmwlO


「う”-…う”-…」
「……食い物の恨みは深いわよ…」

ジリ…ジリ…

まさに一触即発。
獣と獣のにらみ合い。
…いざとなったら、自分がこの中に入って仲裁しなければならないのだろう。なぜこんなことに…。

「やったるわーーー!」
飛び掛る大河。

「グルゥゥゥ!!ヴァウーー!」
応戦して噛み付こうとするヴァルヴァル。

「ああもう!落ち着けお前らー!!」
本当に、なぜ…こんなことに……。


***


「本当にすみませんでした!」
「全く犬なんか連れ入れて…こんなことは金輪際無いようににしてくださいよ。
 それに、最近あなたの家、すごく騒音が目立ちますし…恋人が来てて楽しいのは分かるけど、ほどほどにね」
「恋びっ…!私そんなんじゃ―…っ!んむー!」
とりあえず大河の口を手で塞いでおく。ここで大家の機嫌を損ねてどうするんだ。

「はいすいません!次からは無いようにします!」
「それじゃあね。…あと、犬は連れ出しといてくださいよ」

そう言って玄関から出て行く大家。
あんなことがあったのになんとか追い出されずに済んで本当によかった……。

……あの後大河とヴァルヴァルの間に入った竜児は、腕をヴァルヴァルに噛まれ、顔を大河にひっかかれた。
それだけで収まれば良かったのだが…どうにもヴァルヴァルの気は収まらなかったようで、大河に向かって吠え続け、
噛み付こうとしていたので、しょうがなく暴れる大河を抱きかかえ、テーブルを中心にグルグルとヴァルヴァルと追いかけっこをしたのだった。
まったく…。泰子が近くのコンビニでヴァルヴァルのオヤツを買ってきてくれなければ今頃どうなっていたか…。

「…んむー」
「お、おう。そういえば手離すの忘れてた…。悪かったな」

そう言って手を離す。が、大河は全く動かず腕を組み仁王立ちのポーズのままだった。


693:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:21:41 BuNpmwlO

「大河、どうした?」
「…」
「お、おい…大丈夫か?」

まさか酸欠で頭がクラクラしてるとか? そう考えたがどうやら違うようだ。
大河の背中からは『ゴゴゴゴゴゴ…』という擬音が発せられている。 今にも、時を止めちゃうような、そんな何かが出てきそうな雰囲気。

「わ…、わ…、わ……、わわわわ…私と、アッ、アンタが、…恋人ですって……!?」
「おおうっ…って、そんなことそんなことかよ」
「そんなこと!? アンタそんなんでいいの!! 恋人ってつまり私たち付き合ってるってことに――!」
「いいじゃねえか」
「……っな! …あ、アンタがいいなら私は別に…」
「いいじゃねえか、別に、何も知らない奴には言わせておけば。勘違いしてもしょうがねえだろ、毎日朝晩来てるんだし」
「……」
「そうだろ…っておい、どうした大河?」

顔を赤くしながらものすごいしかめっツラで睨んでくる大河。

「…別に」
「……そうか。熱でもあるかと思ったんだが。
 …それにしても、お前、本当にそのしかめっツラ止めた方がいいぞ。せっかく可愛い顔してんだから」
「……っ!」
「…? おい、お前本当に熱あるんじゃないのか? 顔が真っ赤だぞ?」
「うるさいだまれ」
「そう言ったって…心配だろ」
「……っっ! 腐れ!そしてさっさとあの世に帰れ!」
「なんでそこまで言われなきゃいけないんだ!人がせっかく心配してやってんのに!」
「…帰る」

そう言って竜児の家を出て行こうとする大河。
普段は理不尽な怒りは放っておくに限るが、今日はそうはいかない。そうはいかない事情があるのだ。

「大河待てって!」
「…何よ」
「お前が暴れるのもいい。理不尽に怒るのも、まあいい。
 …だが、これだけはどうにもならない。…今夜、ヴァルヴァルをお前の家においてやれ」
「なっ! 嫌よ!」
「しょうがないだろ! うちで匿えなくなったのは誰のせいだ?」
「その、バカ犬」
「責任を他人、もとい他犬に擦り付けるな」
「……」

同意も待たずに大河にヴァルヴァルの綱を握らせる。
ヴァルヴァルも自分がどうなるのか分かっているのか、こちらには寂しそうな目で、大河には唸っている。
だからそんな目で見るんじゃない、お前は売られていくパトラッシュか。今にもドナドナが聞こえてきそうだぞ。

「喧嘩をしたらオヤツをあげろ。臭いが気になるなら明日掃除してやるから」
「…ふんっ!」

バタン!
扉を勢いよく閉めて帰っていく。…ヴァルヴァル、捨てられなければいいが。


694:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:22:32 BuNpmwlO

その後泰子を仕事に送り出し、散々散らかった部屋を全力で掃除し、風呂から上がったところで調度眠気に襲われた。
今日は散々だったからなあ、さっさと寝て、明日の朝は大河の飯ついでに様子を見に行ってやるか。
…さっきから向かいの家で「やんのかこらあー!」「ヴァウヴァウヴァウ!」などと聞こえるが気にしないでおく。
さすがにこれ以上は体がもたない…。
それに、大河ならヴァルヴァル相手に負けることも無いだろうし、ヴァルヴァルに重症を負わせることもしないだろう。

…たぶん。
まあ明日は、早めに様子を見に行ってやるか…と思い、7時に目覚ましをセットして眠りについた。


***


ピピピピ…ピピピピ…ピピピピ…ピピ…

「…んあー」
まだ眠いが、セットした目覚ましを止めて起きる。
そうか、大河の様子を見に行くんだったな…。とりあえず顔を洗い、服を着替える。
自分の分と泰子の分と…大河の分。
すっかり慣れてしまった三人分の朝食を作りながら竜児は思う。いつの間に、こんなに慣れてしまったんだろうか。
前までは二人分だけでよかった朝食。いつの間にか加わった、放っておけないおかしな隣人。
まだ4ヶ月しか経っていないのに、それより昔からずっと一緒にいた気がする。

「メシー!」
「……そうだよな、インコちゃんもいたよな」

インコちゃんの餌を換えて新しい餌をあげる。
自分と、泰子と、大河と、インコちゃんと、ヴァルヴァル。すごく賑やかになったものだ。
……さ、そのうちの一人と一匹が隣で腹を空かせているだろう、さっさと持って行ってやらねば。

「泰子ー、朝飯は置いておくからなー。」
「んん~、竜ちゃんどこいくのぉ~?」
「大河んちー。昨日はきっとあまり眠れなかっただろうし、朝飯持って行ってやるからー」
「ふぁ~い。大河ちゃんとヴァルヴァルによろしくぅ~」

そう言ってまた眠りについてしまったのだろう、泰子の寝息が聞こえる。
また起こさないように玄関のドアをゆっくり閉めて、出て行った。


***


隣の大型分譲マンション。慣れた様に合鍵を使いオートロックを開け、エレベーターで着いた二階。
この階丸々全部が、大河の一人暮らし用に用意された家だった。

「大河ー、起きてるかー?」


695:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:23:07 BuNpmwlO
大河が女の子で、さらに一人暮らしだろうと入ることに躊躇はしない。
と言うかそもそも、学校があった日は毎朝起こしに来させた奴に遠慮なんかしていられない。
まあ起きてるか、とは言ったものの実際は寝ているだろう。昨日のヴァルヴァルとの死闘で相当疲れていたはずだし。
だがしかしリビングで見たのは、

「…ハァ…ハァ…」
「う”-…」

目元にクマを作り、今にも倒れそうなほど衰弱しているのにけっしてヴァルヴァルから目をそらさない大河だった。
もはや家に入ってきた竜児に気づく様子も無く、ただひたすら睨み合っている。
喧嘩をしたらオヤツをあげろって言ったのに、人間様は犬なんかには媚を売らない、と言うことなのだろうか。

「ヴァルヴァル、ほら、オヤツだぞ」
とりあえず、まずはこの均衡状態を何とかしなければ。

「…? …りゅうじ? アンタ、なんで…ここにいんの…?」
「お前昨日からずっと睨み合ってたのかよ? もう朝だぞ」
「…なに、今何時…?」
「7時半だな。お前の分の朝飯持ってきたんだが…食えそうか?」
「……眠い」
「…だろうなあ。ほら、とりあえずこれでも飲んで落ち着け」

魔法瓶からコップに温かいお茶をそそぎ、それを大河に手渡してやる。
大河は目をショボショボさせながらもそれを両手で握り締め、ゆっくりと味わうように飲んでいた。

「…あったかい」
「おう。落ち着いただろ」
「…うん。…もうだめ、寝る」

そう呟き、まるで糸が切れたような操り人形のように倒れそうになる。
なんとか間一髪倒れる前に支えることが出来たが、コップは落ち、お茶は床に零れてしまった。

「まったく、どこまでも危なっかしい奴だな…」

まあ、今はこの寝顔に免じて許してやろう。
黙っていればすごく可愛いくせに、凶暴な性格。でも、それが手乗りタイガー。それが、逢坂大河。
こんな奴だから放っておけないんだよなあ、と竜児はひとりごちる。
そして、安心しきったように眠る大河をお姫様抱っこで寝室まで連れて行き、ベッドの中に入れてやる。
リビングに戻るとヴァルヴァルも丸まって寝ていた。
お互い眠いのに引かなかったのは野生の底力だろうか。まったく…恐れ入る。


696:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:23:42 BuNpmwlO
さてと、それじゃあ一人と一匹が起きるまで散らかったこの部屋の掃除でもするか。 気合を入れ掃除を始める。
今まで使う機会は無かったが、ついに高須七つ道具の出番かもしれないな、と思いつつ。


***


「……お腹すいた。ご飯…」

夕方になって大河はやっと起きてきた。
竜児は片付けが終わった後、暇でずっとテレビを見ていた。大画面テレビの迫力、すごい。と感心しながら。
昼飯も多目に持ってきた朝食で軽く済まし、大河が起きてくるまでずっと待っていた。

「おう、ちゃんとあるぞ。今温めるからちょっと待ってろ」

ご飯を温め、インスタント味噌汁を作り、おかずはシャケと目玉焼き。
それを大河の前に出してやっていると、お腹を空かせたのかヴァルヴァルも起き出してくる。
そうしてヴァルヴァルにもドックフードを出してやる。

「ヴァルヴァルともこれが最後の飯か、なんだかんだで寂しくなるな」
「…? なんで?」
「なんでってお前、この後泰子が仕事に行くときに連れて行くのでサヨナラって最初に言っといただろ。
 …ま、お前はせいせいするだろうが」
「……そうね。でもま、短い間だったけど楽しかったわ」
「おう…昨日の敵は今日の友ってか」
「そんなもんよ。 …で、いつ頃連れてくの?」
「もうすぐだな。泰子は晩飯、ヴァルヴァルの飼い主の家で食べてくるらしいから少し早めに出るんだとさ」
「…そう」

それだけ聞くとあとは食べることに集中してしまう。
……それにしても意外だったな、大河が『楽しかった』なんて言うのは。
てっきりお牛様を食われた恨みで、代わりに焼いて食ってやろうか!なんて言うほど怒っているかと思っていたが。

そうして、その後食べ終わった食器を片付け、ヴァルヴァルを連れて大河の家を出る。
マンジョンから出ると、泰子は竜児たちを待っていてくれたのか、アパートの前で手を振っていた。

「それじゃ泰子、あとは頼む」
「りょ~かいっ。それじゃあ行って来るね~」

そう言って歩き出した泰子だったが、何故かヴァルヴァルはついて行かなかった。


697:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:24:18 BuNpmwlO
「どうしたのヴァルヴァル~?」
「なんか、大河をジッと見ているような気がするが」
「なによ、まだやるっての」
「…止めとけよ、最後くらい」
「分かってるわよ」

紐を引かれてるのにも気にせず、ヴァルヴァルは大河に近づいていく。
そうして大河の足元まで来ると、お座りをして大河を見上げた。

「最後の、お別れだってさ」
「…うん」

大河はしゃがんでヴァルヴァルを撫でた。初めは緊張したように、次第に優しく。
ヴァルヴァルは目を細め、大人しくひとしきり撫でられたあと、大河の頬を一舐めし、泰子の元に戻っていった。

竜児と大河はじっとそちらを見ていて。
そうして、ヴァルヴァルは行ってしまった。

「行っちゃったな」
「……うん」
「少し、寂しくなるな」
「……、うん」
「最後、仲良くなれてよかったな」
「……」
「…大河?」
「りゅうじ、お腹すいた」
「お前さっき食ったばっかだろ!?」
「お腹すいた」
「……はいはい、それじゃあ家に戻って晩飯の準備するか」

そうして引き返した竜児だったが、何故か大河が気になって振り返ってしまった。――だから、見ることができた。


698:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:24:53 BuNpmwlO

…こいつは凶暴で、ワガママで、唯我独尊、天上天下な手乗りタイガー。
でも本当は泣き虫で。寂しがりで。人前ではなかなかそれを見せないから勘違いされるけれども。

竜児は知っている。
竜児だけは、知っている。

大河は袖で目元をぬぐっていて。
いつまでもいつまでもジッと夕日を見つめていた。
そんな、大河を、他の誰もは見ることができなかった。




今日はまだ、竜児以外の、この世界の誰も。



end

699:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:26:07 BuNpmwlO
以上です
やはりというか、結構容量食ってしまった
申し訳ない

700:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:28:04 bAEH9USg
>>699
GJ!GJ!GJ!!!

容量?そんなもん気にしたら負け(ry

701:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:33:08 kyzuO62w
GJ!
竜虎ええのう

702:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:51:59 5JJi/A8M
>>688
GJ
大河は背中から抱きすくめられた状態になったのだろうか。
口も態度も悪いがほのかな好意を竜児に見せて、犬に嫉妬したように見える大河が妙にかわいいなw


GJ以外にも内容に触れた感想も書こうぜ。

703:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:53:29 nyvPVE1x
 某サイトで見た「帰る家・居場所」に触発されて書きました。
 原作は7巻まで読みましたが、辛いですなぁ。じわじわと大河の幸せな時間がどんど
ん無くなっている感じがして、こりゃ自己補完として大河の幸せを書かにゃと思い書い
てみました。

704:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:54:32 nyvPVE1x
 幸せって、きっとこう言う事なんだろうな。
 隣を歩く竜児の横顔を眺めなら、唐突に大河はそう思った。
「なんだよ、ジロジロ見やがって」
 眼光で相手を射殺すような、凶悪な視線を向ける竜児。でも、私は知っている。
 この顔は怒った時の顔じゃ無い、恥ずかしがっている時の顔なのだと。
「なーんでもない」
 そ知らぬ顔で、大河は竜児から距離を取るように歩み出る。
「なんかね、幸せだなって思ったの」
 竜児に聞こえないように、こぼれる言葉。それは、深い意味も無く、考えも無く、自
然に口から突いて出た言葉。大河の心のかけらだった。


 とらドラ!SS・幸せの居場所2


 ほんの少し前。
 私は親に捨てられた。
 外出から帰ると、部屋の中の全ての荷物がダンボールに纏められ、トラックに運ばれ
ている最中だった。

705:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:56:18 nyvPVE1x
 何かを言う暇も与えられず。あっと言う間に全ての準備が整い、私を乗せてトラック
は見知らぬ街の、見知らぬマンションに到着した。
 引越し業者の人達は、呆然とする私の目の前で、あっと言う間に荷物を運び入れ、私
に部屋の鍵を渡すとさっさと帰ってしまった。
 後に残されたのは、外出した時の着の身着のままの私と、綺麗で、広くて、そして何
も無い部屋だけだった。
 五人家族が一人一部屋持ってもお釣りが来るくらいの部屋数と、これまたバカみたい
に広いリビング。そのリビングには私一人分の椅子と、テーブルが置かれ、食器棚には
ご丁寧に私一人分の食器が並べられていた。
 部屋を一つ一つ見て回ると、一室にこれまたバカバカしいくらい大きなベッドが置か
れていた。
 私は、その夜、その大きなベッドの中で、見知らぬ天井を眺めながら、眠れない一夜
を過ごした。
 あの夜は絶対に忘れないだろう、胸を塗りつぶすような真っ黒な闇と、狂い出しそう
な静寂に包まれたあの夜を。

706:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:57:18 nyvPVE1x
「何か良い事でもあったか?」
 不思議そうにたずねて来る竜児。その顔は本当にわからないと言う顔だ。
「あんたにはわかんないわよ」
 そう、竜児にはきっとわからない。
 今の私がどれだけ幸せなのか、その幸せをくれた竜児にはきっとわからない。
 竜児はそう言う奴だ。そう言う奴だから、私は安心してこの身を任せられる。
「変なこと言ってないで、さっさと着替えてこい」
 マンションの前で竜児と別れ、私は一人あの部屋に戻る。
 鍵を差込み、扉を開く。
 後ろ手に扉を閉め、履いていた靴を脱ぎ捨てる。
 リビングの扉を開くと、窓からは赤い夕焼けの光が差し込んでいた。
 竜児と出会うまでは、こんな時間に部屋に戻る事は無かった。
 以前までの私なら、学校が終わった後は本屋やコンビニをぶらぶらと回り、ファミレ
スで時間を潰し、眠くなってから戻っていた。
 食事はコンビニの弁当かファミレス。そんな生活がほぼ一年間続いた。
 だから、こんな近所に住んでいるにも関わらず、竜児と出会う事が無かったのだ。

707:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:58:08 nyvPVE1x
「もっと、早く会いたかったな…」
 ふと、独りごちる。
 もっと早く竜児に出会っていたら、今の私はどうなっていたのだろう?
 最近、大河はそんな事をよく考える。
 私が北村君に出会わず、竜児も実乃梨と出会わず、私達二人が出会う事が出来たな
ら、いったいどうなっていたのだろう?
 そこまで考えて、大河は名残惜しそうに、弱弱しく首を横に振った。
 判っている。そんな事を考えても意味は無いんだ。
 私が北村君へのラブレターを竜児のカバンに入れたから、竜児が実乃梨への思いを秘
めていたから、だからこの幸せがあるんだ。
 たとえ、この幸せが期間限定でも、私はかまわない。
 沢山の幸せを貰ったから、私は耐えて行ける。この記憶がある限り。
 大河は何かを振り切るように、足音を立てながら寝室へ向かった。

708:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:59:09 nyvPVE1x
 寝室は朝のままだった。
 脱ぎ散らかされたパジャマに下着に枕。
 今日は、と言うか今日もだが、竜児に叩き起こされ、腹いせに枕を放り投げたのだ。
 枕を拾いあげベッドに乗せ、パジャマと下着をベッドの脇にある洗濯篭に放り込む。
 洗濯は竜児がしてくれる。下着もだ。
 下着を竜児に洗濯してもらう事には、正直言うと未だに抵抗がある。が、大河が自分
で洗濯した下着を偶然にも見た竜児が、ものすごく悲しそうな顔をして『ああ、かわい
そうに、シルクは手洗いじゃないと…』とか何とかぐちぐち言うので、腹がたったので
やらせる事にした。
 まあ、竜児は私の下着なんかよりも、もっときわどいデザインのやっちゃんの下着を
洗濯しているのだから、私の下着なんか見ても何とも、思わないのだろう。
 何か、考えたら負けと言う気になったので、考える事を止めて、手を動かす事にした。
 スカートの留め金を外す。ストンとあっけ無いくらいにスカートが床に落ちる。それ
を足で引っ掛けるようにして持ち上げ、蹴り飛ばすようにベットの上に放り投げる。
 続いて制服の上着を剥ぐように脱ぎ捨て、リボンをしゅるっと抜き取り、返す手でY
シャツのボタンを外しにかかった。

709:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:00:03 nyvPVE1x
「あッ」
 思わず声が出る。
 Yシャツのボタンがバラバラと千切れ、放物線を描いて部屋のあちこちへ飛んで行っ
てしまったのだ。
 あちゃぁ、また竜児に怒られちゃう。
 トタトタと部屋中を駆け回りボタンを拾い上げる。
 そこでふと思う。少し前までなら、ボタンが部屋の中に落ちたら、ゴミやらホコリの
中に埋没して、絶対に見つからなかっただろうなと。
 この広い部屋を自分で掃除した記憶は大河には無い。なのにゴミどころかチリ一つ無
いのは、竜児が毎週のように掃除している結果だ。
 当初は女の子の部屋だし、と戸惑っていた竜児だったが、今では大河が寝ている所に
も遠慮無く入って来る。
 大河だって年頃の女の子なのだ。寝ている姿を他人に、それも男に見られたいとは思
わない、が、なぜか竜児にはいいかな?と思ってしまうのだ。

710:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:01:23 nyvPVE1x
 コンコン。
 何かが窓を叩く音が響く。
「なぁによ?」
 窓を開くと、目線の先に竜児の姿があった。その手にはモップが握られている。
「来る時に洗濯物を…だな、その、もって来いよ」
 微妙にきょどった声でそれだけ言うと、竜児はそそくさと部屋の中に引っ込んで行っ
た。
 はて、心なしか顔が赤かったような気が…と、そこまで考えて大河は自分がどんな姿
だったのか気が付いた。
 パンティ一枚で、胸元全開でYシャツ姿。当然ながらYシャツの下にあるブラジャー
が丸見えである。
「みぎゃああああああああああああああ!!!」
 見られた。見られた。見られた。何見てんのよあの駄犬!!
 恥ずかしさと怒りとなんだか自分でも分からない理不尽な衝動に突き動かされ、大河
は猛スピードで着替えを完了すると、マンションを飛び出した。
 が、マンションを飛び出した所で、ふと足が止まる。

711:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:02:11 nyvPVE1x
「竜児。もしかして、照れてた?」
 私の下着姿を見て、あの竜児が照れてた。
 そして思い出す。その顔は、前に水着を見せた時に見せた顔と同じだった事を。
 そうか、あの時も照れてたんだ。私の水着や下着を見て、照れていた。ちゃんと女の
子として見てくれているんだ。
 妙に、心地良かった。恥ずかしいけど、嬉しい。そんな不思議な感覚。
 竜児の住むアパートを見上げる。
 二階建ての築数十年と言うオンボロアパートだ。歩くときしむし、どこからか風が入
って来るし、とにかく狭い。
 大河の住むマンションに比べると、天と地の差だ。
 だけど、暖かい場所。
 階段を駆け上がり、扉の前で立ち止まる。
 表札には高須の文字。泰子と竜児の二人の名前が刻まれている。
 自然に心が温かくなる。すーっと息を吸い、勢い良く扉を開いた。
「ただいまー」
「おう、おかえり」
 今、まさにエプロンを装着しようとしている竜児が出迎えてくれる。
「竜児ーっ!今日のおかずはなに肉っ!?」
「わー、大河ちゃんおかえりー」
 やっちゃんが鳥篭を手に姿を見せる。おかえり、と言ってくれる人がいる。
 今まで、どんなに望んでも、決して得る事が出来なかった暖かい居場所がここにはある。
「おう、今日は鳥肉だぞ」
「っ!!?」
 エプロンを装着しながら竜児が答える。やっちゃんの手の中で、インコちゃんが微妙
に反応したようだけど、それは気にしない。
 ああ、なんて幸せなんだろう。
 たとえ、この幸せが期間限定で、いずれは竜児のその暖かい気持ちが、他の人に向け
られるとしても、今この幸せを得る事が出来るのは私だけなのだ。
「竜児、私の下着姿を見たんだから、お肉は奮発しなさいよね!」
 ここは私の帰る家。私の幸せの居場所。

 END

712:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:25:10 VMJgf9fp
おおおぉぉ。
ここに来て竜虎ラッシュとは。どれもGJなんだぜ。

713:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:28:47 BuNpmwlO
ヤッバイ切なくなったわ…GJ

7巻までしか読んでないなら早く8・9巻を読むことを薦める
特に8巻後半は分岐点だから

714:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:48:19 8ED79GPD
泣いた…
言葉にできないGJ

715:名無しさん@ピンキー
08/12/09 07:47:56 6e5Hvzfh
>>699
>>703
GJGJ
これで冬を越せます

716:名無しさん@ピンキー
08/12/09 11:11:02 KXQ6QpoI
やっぱり竜虎は良いですね、いつも楽しく読ませてもらってます
このスレの全ての職人さん達に感謝を。

717:名無しさん@ピンキー
08/12/09 12:20:23 wDGKEfVF
GJです。

昨日9巻読んだ。。
やばかったわ、、

718:名無しさん@ピンキー
08/12/09 12:53:07 Wur57BUZ
ここまで 426KB

719:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:59:16 6e5Hvzfh
あみとらマダー?

720:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:34:07 eLGkwV2b
俺はチワワ向上~を全裸で待つ。

721:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:47:59 5SV3NX7U
俺は>>720とななドラを同じく全裸で

722:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:51:16 8yj2dbZ3
>>721
同じくななドラと花四本目を裸ネクタイで

723:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:51:10 Hlozr24q
ななドラとゆりドラを希望する。

724:名無しさん@ピンキー
08/12/10 02:47:12 dZEUK5AB
>>720>>721
いよいよ裸のスクラムを組むときが来たようだな兄弟。


725:名無しさん@ピンキー
08/12/10 05:54:28 WDiOfB0c
あおいタオルを誰かちゃんと完結さしてくで!

726:名無しさん@ピンキー
08/12/10 10:19:31 4pn7Iish
竜児は,今日も仕事で疲れきって,遅くなって家に帰ってきた。すると,彼の妻、大河がドアのところで待っていたのである。彼は驚いて言った。
「まだ起きてたのか。もう遅いから早く寝ろよ」
「竜児。寝る前に聞きたいことがあるんだけど」
「なんだ?」
「竜児は,1時間にいくらお金をかせぐの?」
「大河には関係ないことだろ」竜児はイライラして言った。
「なんだって,そんなこと聞くんだ?」
「どうしても知りたいだけなのよ。1時間にいくらなの?」大河は嘆願した。
「あんま給料は良くねぇよ・・・2000円くらいか?」
「ふーん…」大河は言った。「ねえ。竜児。私に1000円貸してくれない?」
「なんだと!」疲れていた竜児は激昂した。「大河が何不自由なく暮らせるために俺は働いてるんだよ。それが金が欲しいだなんて。だめだ!早く部屋に行って寝ろ!」
大河は,黙って自分の部屋に行った。

しばらくして,竜児は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない...。たぶん,大河はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。
それに,今まで大河はそんなに何かをねだるってことはしない方・・・いや・・・そうでもないか・・・。でもまぁいいだろう。

竜児は,大河の部屋に行くと,そっとドアを開けた。
「もう,寝たか?」竜児は小さな声で言った。
「ううん。竜児」大河の声がした。少し泣いているようだ。
「今日は長いこと働いてたし,ちょっとイライラしてたんだ・・・ほら。お前のだよ」
大河は,ベットから起きあがって,顔を輝かせた。「ありがとう、竜児!」
そして,大河は小さな手を枕の下に入れると,数枚の硬貨を取り出した。
竜児はちょっとびっくりして言った。「おいおい、もういくらか持ってるじゃねぇか!」
「だって足りなかったんだもん、しょうがないでしょ。でももう足りたわ」大河は答えた。そして,1000円札と硬貨を竜児に差しのべて...
「竜児。私、2000円持ってるの。これで竜児の1時間を買えるよね?」

727:名無しさん@ピンキー
08/12/10 10:22:49 ED91DbgC
コピペ改変とか今更過ぎるし
つまんね

728:名無しさん@ピンキー
08/12/10 11:06:51 4pn7Iish
上の方にあったのか…気づかなかった…

729:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:00:21 LRK+QYRx
やっぱり改変ネタも入れようよ
こういう事態になるし

730:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:14:30 tV1264G5
イラネ

731:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:47:12 CFRK4U9k
そりゃ面白ければいいけどさ…
つまんねーわ

732:名無しさん@ピンキー
08/12/10 12:50:50 bcamidct
彼女の身長は150センチ。
それも自称150センチ、しかしどう考えても150以下だ。
俺が思うに140を軽く切ってる様に思う。

車の免許は取るつもりがないらしい。
歩きが一番と豪語するが歩調が合わない。
自転車は二人乗りは楽でよい。
しかし自分では運転したがらない。

小さい手でしごかれるとすぐいってしまう俺は
実はロリコンなんじゃないか?と自問自答。

風呂でローションプレイしたら滑りすぎて浴槽にゴツン。
キッチンでお鍋噴いちゃうプレイをしようとしたら
結局は駅弁プレイになってしまう。

ちょい乱暴気味にプレイするとレイプ風味になってしまう。
無毛土手は犯罪の香りがする時がある。

座位で廻してたらとろける快感で果ててしまった。
中出しはエロマンガみたいにコプっとか言って溢れてくる。




改変のしようがない…

733:名無しさん@ピンキー
08/12/10 13:15:02 1idZPyaQ
そんままだなw

734:名無しさん@ピンキー
08/12/10 14:13:08 rfwCYxEy
悪いな
定額のほうがアク禁だから思ったように投下できない。久方にダイアルアップだけど従料金なんでもったいないし回線速度遅いし。33.8Kbpsって。ねぇ。
だから解除されたら(?)投下するよ。
って言ってもPinkだから最低1ヶ月くらいかかるけど・・・・・

735:名無しさん@ピンキー
08/12/10 14:13:40 bcamidct
ってかコピペした本人が言うのもなんだが
これってひょっとしてとらドラのために作られたコピペじゃないのか?
と思ってしまう

736:名無しさん@ピンキー
08/12/10 14:18:39 rfwCYxEy
っていうか430KB 超えたのか。
あと70KB以下って、結構すぐ消化されちゃうじゃねぇの?

737:名無しさん@ピンキー
08/12/10 17:14:52 eLGkwV2b
コピペはいらないな。

738:名無しさん@ピンキー
08/12/10 17:27:41 9pt5iRsk
またコピペ保護厨か

739:名無しさん@ピンキー
08/12/10 17:33:36 25Y0ZsX2
>>738
なんでも、厨とつければいいってものじゃない。

740:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:01:34 S+Qgm8JO
非生産的な議論をやめて妄想でもして
職人の糧になっていこうや。

というわけで竜児の女体化マダー?

741:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:26:25 adinyGf3
女体化なんぞいらんわ

742:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:31:35 LRK+QYRx
女体化したら大河や川嶋や櫛枝はへこむでしょ
すこし顔つきは厳しいけど家事万能選手だよ

743:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:35:29 XZ31dTJ0
まあ竜児が一番萌えるから男のままでなんも問題ない

744:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:38:36 2HXiRzK2
北村乙

745:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:14:27 iCmcBjjm
大河が、竜児ややっちんがいる家をホームと思えるようになったSS読んでたら
大河がいつの間にか、大河って名前が昔ほど嫌いじゃなくなってた話もありかとオモタ
ぶっきらぼうだけど、なぜかあいつが言うときだけはとても暖かく聞こえるみたいな
みのりんは涙目だけどな

746:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:19:10 mWcNoTqg
亜美「かわいいじゃん。やきもちタイガー・・・ハァハァ」
竜児「いいから鼻血を拭け」

747:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:01:31 bS180qWw
>>746
ワロタw

748:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:09:05 QFdbC/sh
あみとら!ですね、百合ですね!!

749:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:40:42 708PHT8/
「竜児、何ばかちーなんかの顔まさぐってんのよ…」
大河、ぎゅっと竜児のシャツを掴んでむくれる
「いや、これは別にきれいなものが汚れてるのが許せないってだけでだな…」
竜児、亜美の鼻から垂れる血をふきふき
「ハァ…ハァ…やっべ、マジやっべ可愛すぎね? ほっぺたぷっくりとか反則じゃんふが…」
亜美、ハァハァしながらも大人しく竜児に止まる気配の無い鼻血を拭われるがまま


以下ループ

750:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:45:27 uXD/U098
>>749
これはいい意味で新感覚ww

751:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:47:37 3VaACEsp
投下します。
時間があるうちに書き留めておこうと思ったら、全部書いちゃいました。
一気に書き上げてしまったので、誤字脱字あるかもしれませんがご容赦を。
今更ながらに、なんでこんなものを書いてしまったんだろうと思ってしまいましたが…w

---------
…どこからか、猫の鳴き声が聞こえてくる。

数時間前の秋晴れも今では夕暮れに変わり、高須竜児の手には一本の包丁が握られている。
鋭い、というたった2文字の形容詞では表現しきれないのでは、と思えるほどの目つきを携え
これから、夕暮れの空を大量のドス黒い血で染めてやる。などといった訳ではない。
ここは、築何十年もたっていると思われる2LDKのアパートの台所。

その鋭い目つきの先には「お買い得!! 鰤大根に!」というシールが張られているパックが。
シールが示す通り、鰤大根に使うための鰤がこれでもかと言わんばかりに盛られている。
外の通りは、肌寒いでは済まない寒さで覆われているため夕食は何か温かい物が良いかなと思っていた矢先の品である。
かのう屋でしつこく「肉と鍋で何か作れ」と家計的に無理難題を仰る隣の人形の様な可憐な人物、逢坂大河をなだめ戦利品として
目の前にあるブツを手に入れたのである。
半居候の身である大河から食費を頂くには頂いており、しかも向こうはお金持ちのお嬢様と来ている。
本来ならば、もっとお金を頂いて豪勢に料理を作る事が出来るのだが変なところでMOTTAINAI精神が働き、今に至っている。

「さて、いっちょ作りますか。」

主夫、というにはあまりにも手慣れすぎている手つきで目の前のブツの下ごしらえをしていく。
湯を沸かし、下ゆでし、時間が余れば食卓に華を添えるためにもう何品か…
こういった涙ぐましい努力の末に、食卓には料理が並び、それを大食らいが胃に収めていく。
もちろん、半居候の人物が手伝う事はなく寒い台所の扉一枚はさんだ向こう側のコタツに小さい体を押し込んでいる。
ちなみに、母であるやっちゃんは今アパートにはいない。ご飯に誘われたとか何とか。

MOTTAINAI精神の名の下に、当然ながら台所に暖房器具はない。あるとすれば火が付いているコンロだけだ。
まだこんな時期なのに冷えるなぁ、と季節柄の言葉をいくつか竜児の頭の中によぎっていく。
外では、石焼き芋はいかが~と言った定番の声。隣では、ニュースの声。
そう、いたって平和である。

ふ、と竜児の意識がアパートの外へと向けられる。
犬の遠吠えのようだった猫の鳴き声が、結構近くなっていることに気づいたのだ。

「こんな寒いのに・・・御苦労さんなこった。」

寒さのせいかまるで老人のような声を出し、それに呼応するかのように猫の鳴き声は一層近くなる。
すっと、竜児の目の前のガラスに茶色い何かが通り過ぎた。ように思えた。
最も、ガラスのすぐ向こう側にいるのではなく少し輪郭がぼやけている茶色い何かがいた。
いた、というよりも現在進行形でまだそこにいる訳で、しかも鳴き声は強まっていく。
そんなところに猫…?とやや疑い気味にガラス窓を開けてみると、確かにそこには猫が一匹。
窓があいた事に気づいたのか、猫の目が竜児を捕らえた、と思った次の瞬間には床に居た。
これには、金髪のよく分からない頭の形をしている外人さんもビックリだろう。


752:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:48:31 3VaACEsp

実際には、猫特有のしなやかさで窓から窓へ飛び移ってきただけなのだが
竜児の方からは猫がこっちに突っ込んでくると錯覚してしまったがために、素っ頓狂な声をあげたことにより

「あー、うっさいわね! バカ犬。ご飯は?まだ?」

語尾にはグズだの駄犬だのと付けられながら、隣人から罵声を浴びせられるが、それに動じる事もなく

「いや、お前、いきなり猫がだな!」
「っち、猫だろうが犬だろうが豚だろうが、ご飯を早く作りなさいよ。おなかすいてんの!」

これ以外にも一言二言の会話はあったが、結局隣人の罵声が心にしみるためこれ以上の会話をするのはやめにした。
視線を足元に落とすと、見事な虎模様の小さな猫がそこにいた。
竜児に怯える事もないというより、家に飛び込んでくるあたり人間に対する恐怖はないのだろう
それを示すように首には首輪が巻かれていた。

(どっかで飼われてる猫、か…。しかし、虎模様とは…)

もともと、猫や犬といった動物が好きな方向にいる竜児なので、大して毛嫌いすることもなく
腰を落とし、頭や顎、背中と順々に触っていってやるとゴロゴロと気持ちよさそうに足元にすり寄ってくる。
抜け毛だけ、あとで掃除するか。と、潔癖症を発症させつつ、下ごしらえした残りの鰤があるのを思い出し
猫の目の前に落とすと勢いよく食べていく。
虎模様の時点で少しばかり笑みを浮かべていたが、大食らいまで似ているのかもなと笑みの明るさを上げる。
ただ、虎猫にばかり構っていると本家本元の虎に喰われかねないので、料理の仕上げに取り掛かる。
虎猫は何をするでもなく、床に丸くなって寝そべっているだけで邪魔をするわけでもない。

仕上げも手際よく、盛り付けも手際よく、あっという間に食卓が彩られていく。
大河は待ってました、もとい遅すぎんのよと視線をよこしながら

「ふぇ」
「で、じゃない食べながら喋らない。お行儀悪いぞ。」

vsやっちゃん用音声辞書がvs大河用音声辞書機能が搭載されていることに気づかないまま
ジト目で睨んでくる大河に少しばかり肝を冷やす竜児の胡坐の上には丸まった虎猫。

「んぐ。何なのよ、その猫は。」
「だから、さっき猫が来たっつったろ? 首輪が付いてるから飼い猫だとは思うんだが…」
「ふぅーん…」

なんだよ、と言いかけその言葉をごはんと一緒に飲みこんだ。
この言葉のせいで、会話が泥沼に進行する可能性は多いにあるためである。
適当に言葉を交わし、置物状態の虎猫の背中を時折なでつつ、やや空気が悪い中食事は進んでいく。
ふと、虎猫の視線が自分の箸の先っちょにいる鰤を見ている事に気づき
適度に身をほぐし、箸のまま口元へ持っていってやる。
うれしそうに食べる猫の視線とは別の視線を竜児は感じた…
その視線に耐えかね、大河に目をやろうとすると視線を逸らされた。何なんだ。

753:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:49:02 3VaACEsp

食事も終え、足元に来る虎猫に気をやりつつ食器類を片付け、猫と共にコタツへ竜児は舞い戻った。
竜児は、テレビより虎猫をイジっていたほうが面白いのでコタツで寝そべりつつ相手をしてやる。
テレビ以外の娯楽がないので、当然大河の興味も虎猫へと注がれることになり

「竜児」
「ほーれほーれ…このいやしんぼめ…どれだけ撫でてほしいんだ? 3分?3分か?」
「返事をする!この駄犬!あとキモいのよ!そのしゃべり方!」
「おう、なんだよいいところだったのに」
「何がいいところなんだか…人間に相手されなくなったからって猫の相手なんて…、まぁいいわ。ん。」

ん。と小さい体を起こし、両手を竜児の方へ向ける。その顔は「そのおもちゃを早くよこしなさい。」と言わんばかり。
渋々、虎猫との一時の別れを惜しむようにそっと抱き抱え、コタツ越しに虎猫を手渡してやる。
が、小さい手が小さい猫を抱き抱えるも物の数秒でその手から虎猫は逃げ、竜児の元へ戻ってきた。
…と、しばしの沈黙。声には出さないものの、さっきと同じ顔で両手を差し出してきたので虎猫を渡してやる。

結局、6回くらいやっても虎猫はイヤがるばかりで竜児の元へ戻ってきた。
ちょっとしたり顔で胡坐の上に寝そべる虎猫をなでる竜児には冷たい視線…
むすーっ、とした顔から発せられるそれはじっと耐えていたいものではないので場を持たせようと

「ま、まぁ、動物だから気まぐれなんだよ…、それもほら猫だしな」
「まったく、この駄犬はバカチワワとか犬にだけ尻尾を振るかと思えば猫にまで…あー、やだやだ」
「だから、それは俺のせいじゃないだろ? 大体、猫に好かれないだけでそこまで露骨な顔すんなよ…」
「フン、何よ。猫に好かれたくらいで良い顔になっちゃって。気持ち悪いったらありゃしない。」

あーだこーだ生産性のない会話が繰り広げられる。その間も虎猫は胡坐の上で気持ちよさそうに声を立てる。
その態度に、イラっとしたのか急に大河が立ち上がり胡坐の上から猫をどかす。
当然、猫は元に戻る。どかす。戻る。どかす…
そんな不毛な争いで気づいたことは、「場所がなければ戻れない」のではないか?と。
適度にムキになっているので、後先考えずに猫をフンッとどかし、猫がいた場所に陣取る。
それが意味するものは…

「な、なぁ…」
「フン、私の勝ちね。大したことないんだから。手間取らせやがって…全く…」
「なぁってば」
「何よ、うっさいわね。黙ってなさい。」
「…」
そう、大河は何も考えず、竜児の胡坐の上に座り込んだのだ。それも、肩に手を置いた状態で。
視線が猫を追っているためか、目の前にいるはずの竜児が目に入らない。

「おう…あー…その、なんだ…」
「あー!もう、なに…よ…」

その顔は喜びの顔から怒りが感じられる顔へ変わり、止まった。
最も、喜びの顔は横顔から垣間見れただけで、目の前で止まった時には怒りなのか何なのかよく分からない顔だ。
たっぷり、5秒くらいは止まったんじゃないだろうか。
大河の顔が瞬間的に沸騰したような赤みになり、超高速で後ろを向いてしまった。


754:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:49:41 3VaACEsp

「お、おう。どうした、大河。」
「………」
「ど、どうした…?」
「な、なんでも、なんでもないのよ!これは! ただその、なんていうかその、縄張り?トリテリー?争い?みたいな。」
「ひとまず落ち着け、トリテリーじゃなくてテリトリーな。」
「な、なんだっていいでしょ!」

顔をこちらに向け果敢に啖呵を切るが、自分の胡坐の上で小さくなった人物からは普段の威厳は感じ取れない。
だだだって、犬ってご主人さまの…と意味がつかみとれない言葉を発している大河の頭を
さっきまで虎猫にやってやったように、そっと撫でてやる。

ビクンッ、と一瞬だけ体を強張らせ、驚いたように目を見開いたがそれも一瞬で
顔だけ竜児に見せないように向きを元に戻してしまった。
あ…う…、と声にならない声を出しながら、なすがままにされている本家本元の手乗りタイガー。

(こうしてみると、本物の猫みたいだなー…、なんてな。)

今の竜児は、猫をあやすように大河をあやしている。
頭をなでていた手を滑らせ、ブツブツ何かを呟いている顎へと持っていってやる。
猫と人とは勝手が違うがそんなことはお構いなしにゆっくりと撫でていく。
ひと撫でするたびに、こわばっていた体から力が抜けていき、今では大河の体は完全に竜児の体に預けられている。
当然、竜児の顔の真下に大河の頭が来るわけで。髪の毛から良いにおいが漂ってくる。

(さわり心地いいよなー、なんて…なんて…なん…)

実は、大河の突然の行動に竜児も頭の回転が追いついてなかったのだ。
そのため、今更になって自分が起こしている行動が何を意味するのか、普段の反応から考えてみる。
考えてみるが、どうやっても最悪の結末しか出てこない。

あぁ、さよなら僕の人生。さよなら、インコちゃん…

「りゅーじ」

さっきとは逆だ。竜児の体が強張る。
次に襲ってくるであろう言葉の暴力、直接的な暴力、またはその両方を覚悟する。

「もっと」

ハイ?ナントオッシャイマシタ?
その言葉の意味が分からずに頭の中で何度も反芻する。
反芻するのに時間がかかりすぎたのかもう一度声がかかる。

「もっと。もっと撫でて」

猫なで声とはこういうことを言うのか!と一人納得する竜児。
大河の口から発せられたのは普段からは想像もつかない、小さくてかわいらしい声だった。
しかし、ここで機嫌を損ねては後が怖い。アフターカーニバルは避けられないだろうが、今ここでの暴発は回避したい。
言われた通りに、自分に体を預けてくる大河の頭を割れ物を扱うかのようにゆっくりと撫でてやる。


755:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:51:13 3VaACEsp
それから、どれくらいの時間が経っただろうか。
心臓は早鐘のように鳴り、コタツからの熱気が暑くて仕方がない。
手はしっとりを通り越してじっとりと汗ばんでいるが、手を止めるわけにはいかない。
しかし、このままではマズい。ここは…やるしかないか…

「た、たいがさん?」
「…………」
「あのー…、その…、どうしましょう?」

何が一体どうなのか、自分ですらわかっていないのだ。
そんな回らない頭でも次にはいったい何が来るのかだけは二つに一つ。覚悟はできた。

「……ねる」

はい?とハテナマークを浮かべたままの竜児に、遠慮することなく力をかけていく。
いくら手乗りクラスなタイガーとはいえ、人一人だ、それも力が抜けた人間とは意外に重い。
最初こそは耐えていた竜児だったが、腰の痛みが限界を迎えそのまま寝っ転がってしまった。
さすがに体の上では寝付きが悪いのか、竜児の体の上からもそもそと動き布団の上に落ちる。
竜児は一瞬だけほっとしたが、虎はより良い寝付きを得るために肉の棒を枕にした。これが俗にいう腕枕の誕生である。
すぅすぅと寝息を立てる大河を起こすのも忍びない。コタツの中で寝るのは良くないとは思いながらも
先ほどまで体にあった熱気も今ではすっかり抜けてしまい、コタツの熱が眠気を誘っていく。
耐えられなくなる前に電気だけは消し、二人はそれぞれの夢の中へ旅立っていった。


---
それから数時間後。もとから眠りが浅かった大河はゆっくりと目覚めた。
普段のベッドとは違う寝心地もそうだ、何かが違う。
半覚醒状態の寝ぼけ頭をゆっくりと上げ、自分の状況を確認しようとする。
暗闇に目が慣れ目の前に何かがあると思った時には、顔は真っ赤になっていた。

高須竜児、自分の駄犬である顔が視界一杯になったからだ。
目の前に寝ている人物を起こさないように、器用に慌てふためいている。
が、そのまま抜け出すのも何かに負けた気がするので結局元の枕に頭を戻した。
何かってなんだろう…何に負けるんだったっけ…と思いながらも、覚醒しきらない頭の中は眠気で満たされていく。

あぁ、そうだ。
取られたくないんだ。これを。
この微妙な距離感の中に、何かが入ってほしくない。
この距離は私だけのものだものね。
相手が誰でも、渡さない…

「だから、私にだけ尻尾振りなさいよ…全く…」

コイツの夢の中に響けばいいな、と思いながら、自分が安心出来る物に囲まれながらもう一度落ちていく。



---
次の日、竜児が覚悟していた事が起こったのは言うまでもない。そこまで厳しくはなかったが。
そして、虎猫はどこへ行ったのかは誰も知らない。
二人も口に出すことはない。
ただ時折、頭をなでてやろうかな。と思ってしまう竜児がいて
頭をなでてきなさいよ、と思ってしまう大河がいるだけでした。とさ。

756:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:52:51 3VaACEsp
誤字脱字・意味不明な部分は本当にごめんなさい、脳内保管でお願いしますorz
大河のあの頭を撫でてみたい人はきっといるはず、と思って書いてみました。
ものすごい久々に書いたので上手くいかない部分があるかとは思いますが大目に見てください。

お目汚し、失礼しました。

757:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:00:59 8yj2dbZ3
だれか俺の口から流れ出る砂糖を止めてくれ
GJ!

758:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:22:20 QqrWC/TY
3分か!3分欲しいのか!?このいやしんぼめッ!!!

759:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:27:41 382R0W6x
751さん。
GJです。ブラボウです!
いいもの読ませていただきました!!


760:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:31:16 znRJUJ/k
GJ!

おまいら最高すぎるぜ!!


761:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:04:37 RtiBpnvk
なんというニヤニヤGJ
うちもコタツなのになぜ何も起きないんだ

762:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:07:22 N4sqlt0V
見ているこっちが何かむずがゆくなりますね。
アマーイ

763:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:10:09 XPqmfW6L
猫に対抗して胡坐の中に納まる大河が容易に想像できて口元が不審者になるw

764:名無しさん@ピンキー
08/12/11 09:44:04 0wR7ZuqK
亜美×竜児の長編書いたけど、投下は次スレの予定

でも、需要あります?

765:名無しさん@ピンキー
08/12/11 09:49:37 dVy1D08t
あらゆる需要はあるから、聞かなくてもいいと思うよ
次スレで楽しみにしてるよー

766:名無しさん@ピンキー
08/12/11 09:49:44 hl1WQTgE
>>751
GJ!
大河可愛いw

767:名無しさん@ピンキー
08/12/11 12:54:13 0wR7ZuqK
次スレ投下予定の長編の予告です。

--------------

つうーっと、白く細い指を竜児の頬に伸ばし、白磁のような頬を竜児の頬にすり寄せる。

「ずいぶん、熱心なのね。日頃、亜美ちゃんには冷たいくせにぃ」

「バカ、人目がある、離れろ!」

その抗議よりも一瞬先に、滑るように竜児の側から離れ、髪をかき上げながら、意地悪い笑みを竜児に向けてくる。

「全力疾走ってのは、傍目ではかっこいいのかもしれないけど、間近で見ると、結構、痛いよね」

(中略)

痛打を受けた竜児は、白目を剥いて、昏倒した。

「やりすぎだよ、麻耶! あんたの行為は傷害罪、もし高須くんが死んじゃたら傷害致死だからね。この犯罪者!!」

「うるさーい! 法学部の1年坊主が、ちょっと法律かじっただけで偉そうに。あんたが色気でたぶらかした男が、
何だっつーの!」

「色気でたぶらかしたぁ!? ふざけんな、あんただって、髪の毛染めて男に媚び売ってるじゃないか。この売女!!」

「黙れ、淫乱!!」

「なにおぉ!」

(中略)

「よって、こうすれば解決だ」

と言うやいなや、北村は、ズボンをずり下げた。

「これで、おあいこだな、木原。こうすれば、パンツを見られた、お前の機嫌もなおるはずだ、が…あれ?」

しかし、北村がはいていたブリーフはゴムが緩かったのであろう。

「きゃーっ! まるおが、丸出しぃ!!」

「祐作、あんた、本当に最低!!」

(中略)

「ねぇ、耳掃除をしている間に、あたしの質問に答えてくれる?」

「どんな質問だ?」

「う~んとね、高須くんは、なんでいつも無理をするのか、なんで自己犠牲をいとわないのか、これを知りたくてね」

「そんなこと…、俺は無理なんかしていないし、利己的で、自分を犠牲になんかしない。お前の質問は不適切だ」

と、言った瞬間、「いてっ!」と、竜児は顔をしかめた。

「あ~ら、ごめんなさ~い。ちょっと、手元が狂っちゃった。でも、今のは嘘つきさんに罰が当たったんだわ」

(以下略、乞うご期待)

768:名無しさん@ピンキー
08/12/11 12:58:16 5kSZuwOq
ちなみに何レス予定ですか?

769:769
08/12/11 13:07:04 0wR7ZuqK
>>768
60くらい逝ってしまうかと(汗
でも、笑いとアクションと、(疑似)高須流レシピ付きと、それなりにまとまって、面白いとは思います。

場合によっては、複数のスレに分割して掲載することも思案中です。

770:名無しさん@ピンキー
08/12/11 13:29:51 DljbUYyX
うはw60w
今から全裸で待ってます

771:名無しさん@ピンキー
08/12/11 13:43:26 znRJUJ/k
>>767

楽しみだww

772:名無しさん@ピンキー
08/12/11 13:45:45 3ixy96lv
>>770
バカ野郎!!
風邪引いたらどうする

せめて靴下とネクタイを装着するんだ

773:名無しさん@ピンキー
08/12/11 14:27:12 QqrWC/TY
60レスwwwww

774:名無しさん@ピンキー
08/12/11 14:35:51 P3+MrbMq
あれ?超大作の枠すらこえてね?ww
おまえ自分でハードル上げて大丈夫なのか?ww
6のまちがいとかじゃないよな?
楽しみに待ってる

775:名無しさん@ピンキー
08/12/11 14:54:49 zkVz4hy0
①先に次スレをたてて現行スレからまたいで投下
②次スレをたて、そこに投下。現行スレは別の作品で埋める
③現行スレが埋まったら次スレで投下

他になんかある?

776:名無しさん@ピンキー
08/12/11 15:13:44 +6EM8VM8
遅レスだが>>600
・文字と背景の色が読みづらい
・変に行間が開いてて読みづらい
・フォントの大きさが作品ごとにバラバラで読みづらい
・明朝体は読みづらい

こんなとこ。

777:名無しさん@ピンキー
08/12/11 15:13:55 FENn4+M8
③でいいんじゃね?

778:名無しさん@ピンキー
08/12/11 15:30:55 KiRQBfbm
お前の好みに合ってないだけじゃね?
少なくとも俺は行間詰められた方がずっと読みにくい
フォントとか字サイズとか次色は気にするほどのことでも無いし

779:名無しさん@ピンキー
08/12/11 15:50:41 DljbUYyX
>>772
眼鏡ONしてるから平気なんだぜ

780:名無しさん@ピンキー
08/12/11 16:10:03 Y2HqIHET
>>779
腰にラップ巻いとくだけでも随分ましだぞ

781:名無しさん@ピンキー
08/12/11 16:34:16 ZFrFFEZo
個人的には一週間にわけて投下してほしいぜ

782:名無しさん@ピンキー
08/12/11 17:02:07 4NAzGFNA
>>776
ブラウザの設定変えたら?

783:名無しさん@ピンキー
08/12/11 17:11:17 yCpcpv8h
>>776
ミラーの方見たら?

784:名無しさん@ピンキー
08/12/11 18:53:56 i+8p2uef
>>776
自分でまとめたら?

785:名無しさん@ピンキー
08/12/11 19:37:06 ugYQ4juq
こういう雰囲気はやめようぜ?

786:名無しさん@ピンキー
08/12/11 19:54:06 +6EM8VM8
>>783
ミラー見てみたら調度よかったわ
先に見ておくべきだったな、すまん

787:名無しさん@ピンキー
08/12/11 20:59:19 3S00Y1wY
>>751
遅レスだが、ベリーGJ!!

すげー描写が丁寧で感心したw
前の犬のもそうだが、ペット絡みのSSって良いものだな

788:名無しさん@ピンキー
08/12/11 22:44:01 o5FsxpMr
751を書いたもんです。
何やらたくさんのおほめの言葉が・・・ありがたやー。
一作だけのつもりが、ちょっとやる気が出てきました。

描写の方は、正直回りくどすぎるかなぁ?と思ってましたがあんなもんで大丈夫なんでしょうかね。
説明描写が多すぎる気がしないでもなかったんですが・・・

次回作も頑張ってみます。

789:名無しさん@ピンキー
08/12/11 23:21:36 tIXS9nbX
>>751
GJ!
さてと頑張って後半書くかな~

790:名無しさん@ピンキー
08/12/12 00:33:12 CFXFZ9ug
>>39

> さて、俺も投下逝くぜ( ゚∀゚)
> 大河が怖いです。ヤンデレです。

> 「写真と狂気」

> きっかけは一枚の写真だった。
> 竜児がそれを締まりのない顔で眺めているのを見つけた時、あたしは我を忘れてしまった。
> 思えばこれが罠だったんだ…
> 「竜児、なに、この写真は? アンタ、いつみのりんを隠し撮りしたんだっ!」
> 隠し撮りなんかしてねえよ、普通に櫛枝に貰ったんだ、慌てた表情でそう言い訳する竜児を見た時、
> あたしの中で、何かが、切れた。
> 「なんであたしがいるのに、みのりんの写真なんかでするのよっ!」
> 「バカ野郎っ! おまえの見てる前でそんなことするわけねぇだろうが」
> そんな意味で言ったんじゃない…という言葉が出かけて、あたしは慌てて口をつぐんだ。
> 竜児が意味を取り違えてくれて助かった。
> 気持ちを落ち着けるべく、1つ深呼吸すると、あたしは竜児に向かってこう言ってやった。

> 「みのりんの写真をおかずにするな! このエロ犬!
> 男なら正々堂々と告白して、みのりんを彼女にしてみせろっ!
> そしたら好きなだけ、見せたり触らせてもらえばいいでしょ!」

> この言葉が、あたしと

791:名無しさん@ピンキー
08/12/12 08:03:42 /UPji3SE
>>788
こんなもんでいいんじゃないの

792:名無しさん@ピンキー
08/12/12 16:04:30 lJVBBT5H
ここまだ書けるの?

793:名無しさん@ピンキー
08/12/12 17:15:20 39fKCQYP
あと44キロバイトだからちょっとした中編くらいなら余裕

794:名無しさん@ピンキー
08/12/12 20:24:32 peMJR1Jw
もうすぐクリスマスか
毎年、田村が松澤とギシアンしてる最中、相馬は盗聴器でそれを聞きながら独り寂しく自分を慰めているわけか
 
クリスマス前や冬休み、夏休み前は相馬のアピールが更に積極的になるんだろうな

795:名無しさん@ピンキー
08/12/12 21:11:39 KaZOonOF
ちょっとした中篇を書いていただきたい


796:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:06:28 /gxfcF9P
>>794
なんだその将来独神化しそうな相馬はw

797:vene
08/12/12 22:07:49 tm2lyD0U
いきなり投下!
展開読めまくりでしょうがお付合いくださいませ!

それは一週間前のことで、あまりに唐突な出来事だった。
私は虎だ 強くならなくちゃいけない 竜と対等になれるのは私だけ 竜を救えるのも私だけ

ピリリリリ ピリリリリ ピリリリリ
「竜児・・・ 携帯うるさいんだけど。早く出なさいよ!」
「すまん大河、今ちょっと手が離せないんだ。携帯持ってきてくれないか?」
「何で主人の私があんたのために動かなきゃいけないのよ。この駄犬!」
そう言いながらも、私は私のためにご飯を作ってくれてる竜児のもとへ携帯を持っていく。着信画面を見ると、登録されていない番号からの着信のようだ。

「ほら、さっさと出なさいよ。」
「おう、わりぃな」 ピッ
「はい、高須ですが・・・ ええ、高須泰子はうちのものですが・・・」
誰からだろう?竜児の料理を作る手が止まっている。心なしか竜児の表情が暗い。私にはわかる。ただ事ではないはずだ。

「ええ・・・ あ、はい 大丈夫です。○○病院ですね?わかりました。すぐ向かいます。」
「病院? 竜児、何かあったの?」
「悪い大河。俺これから○○病院にいってくるわ。メシはあとでいいか?」
「いいけど・・・、何があったの?」
「泰子が交通事故にあったみたいだ。それで今○○病院に搬送されてるからきてくださいって。」
「嘘・・・。やっちゃんさっき家を出たばっかじゃない。」
私は言葉を失った。やっちゃんとはついさっき仕事に出掛けたばかりで、すぐに話を飲み込めなかった。
竜児は素早くエプロンを脱ぐと、財布と携帯をポケットにしまい、すぐに玄関に向かう。その時の竜児の顔は今まで見たことのないぐらい引きつっていて、
私はそれが少し怖かった。

「竜児、私もついて行っていい?」
「ああ・・・。」
私達は家を出るとすぐタクシーの拾える広い通りに向かった。タクシーに乗り込むと、竜児は行き先をつげて、その後は無言だった。
竜児は電話口で何を言われたのだろう?私はそれをふと思い出し、それを確かめたい衝動に駆られたが、竜児の悲痛な顔がその衝動を抑えた。

病院に到着し、足早に院内へと向かう竜児。
普段は私に気を使って歩幅を合わせてくれる竜児が、今日は違う。スタスタと大股で救急外来に向っていく。私は置いてかれまいと小走りで後を追っていく。
そして、一人の看護士を捕まえて竜児が名乗ると、その看護士は担当した医師のところへ案内してくれる。その医師が事情を説明してくれるとのこと。
でも私はやっちゃんの家族ではなかったから、竜児と一緒に話を聞くことができなかった。

しばらくして、竜児が医者と一緒に部屋から出てきた。その表情には感情がなくなっているように見えた。
「竜児、やっちゃんどうなったの?大丈夫なんだよね?」
「・・・ これから泰子に会いに行くんだ。大河もくるか?」
「うん・・・」
不安だった。心臓が高鳴っているのがわかる。なぜ竜児は詳しく説明してくれないのだろう?
そして今どこへ向っているのだろう?病院内を医師の案内で進む。怖くなったあたしは竜児の袖をつかんでいた。

「こちらです。」
扉を開けると、人が一人ベットで横たわっている。顔には白い布がかけられており、一瞬誰だか判別つかなかったが、
あの鮮やかな髪の色の持ち主を私は一人しか知らない。そう、それはまぎれもなく高須泰子だったのだ。
頭の中で事態を把握しきれない私。なのに私の目には大粒の涙が浮かんでいた。
気が付くと、私はやっちゃんに抱きついていた。それから後はあまり覚えていない。

その時竜児がどんな顔をしていたのだろう?
あの時の私は自分の感情で精一杯だった。




798:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:32:25 OlyUYeCK
ここで切るんかい!

799:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:32:35 6Etzi7Jd
人死にが出る場合は注意書きぐらい書いてくれ。

800:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:34:38 ZXbxsP7N
(゜□゜)

801:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:40:31 dujNrhON
ちょww

802:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:43:52 ClB+Zd9v
気長にまとうぜ>arl

803:名無しさん@ピンキー
08/12/12 22:49:41 1nJv+/L9
arl……だと……?

804:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:07:04 OugeqINd
>>802
春田空気嫁

805:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:08:27 IjAnLMTE
>>802
高校生にもなってオールすら書けないとかやばくね

806:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:08:55 OlyUYeCK
もしかしてollって書こうとした?

807:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:23:52 ClB+Zd9v
竜児か大河が過呼吸になり、手ごろに袋もないからキスで止める…という電波が来た。



808:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:25:26 GBjtVU11
>>807
さあ、早くそれを文章化する作業に戻るんだ

809:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:28:56 2zQ1DDtk
やっちゃん…(泣)

810:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:38:46 usp5Sp0y
>>802
>>806
まさか、分裂でもしたというのか?

811:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:07:52 0FgzIrQ/
バイオハザードか
春田め

812:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:39:32 JOUNndJ7
「…ねえ竜児、寒くない?」

「あぁ、お前の体、小さいけど暖かいからな。お前は大丈夫か?」

「土管の中って案外暖かいのね。寒くはないけど……お腹すいたわ。」

「そういや何も食べてなかったもんな。なんかないかな…、ん、これ…は……」

「あ、私のあげた、チョコ……。」

「そうだった…、そういえばこれ夢中で掴んでそのままだった。」

「………。」

「腹へったなら、これ、食う?」

「いらない。あんたにあげたんだからあんたが食べなさいよね。」

「でもお前なんにも食べてないんだろ?じゃあ半分こだ。半分食え。」

「半分っていってもそんな分厚いの割ることもできないでしょ。私のことは気にしなくていいよ。」

「気にするわ。ほら、なんとか割ってさ、一緒に食おうぜ。」

「そんなこと言っても……、あ!」

813:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:40:03 JOUNndJ7

「ん、どうした?」

「じゃ、じゃあさ……、その……、一緒にかじりついたら……。」

「一緒にって……ちょ!お前それって…。」

「し、仕方ないでしょ。私はこっち側食べるから、あんたはこっち側ね。ほら、………んっ。」

「じゃ、じゃあ…、あんっ」

「………。」

「………。」

「………ん。」

「……なんか言えよ、恥ずかしいじゃねえか。」

「えっと、その……あ、あんたの口ってチョコの味がするのね。」

「んなわけあるか。」

「わかってるわよ、ばか。」




終われ

814:vene
08/12/13 00:42:20 ayzE+kbo
>>799 
無知ゆえの過ちすまぬ。
797の続編投下です!今しばらくお付合いくださいませ。

「ふぅ ようやく全部終わったか。 手伝ってくれてありがとな 大河。」
「・・・うん それはいいの。私もやっちゃんと最後のお別れちゃんとしたかったから。」
「いつまでそんな顔してんだ? お前がそんな顔してると泰子も悲しむぞ。」
「うん・・・ わかってるけど、わかって る けど・・・ 」
やっちゃんとの最後のお別れは少ない参列者の中行われた。お別れといっても形式的な葬式は行わず、火葬場で竜児が参列者に
挨拶をするといった簡易的なものだった。
やっちゃんがいなくなってから、私は泣いてばかりだ。そんな私を竜児は気遣ってくれる。私はそれに甘えてしまっている。
竜児も悲しいはずなのに、私に笑顔を見せて元気付けてくれる。いつもと同じように接してくれる。 

「竜児は強いね。 私は・・・ 駄目駄目だ。」
そういって、私はまた竜児に甘えるのだ。

翌日から竜児は学校に復帰した。校内で事情を知っている人間は生徒の中では私と北村君を除いて他にいない。
それは竜児が誰にも言わなかったからで、だから学校の皆は普通に竜児に話し掛ける。何で休んでたんだ?などと平然と聞いている。
私はその何も知らない奴らの言葉に苛立ちを覚えた。でも、竜児が本当のことを言わない限り私には何もできない。それが悔しかった。
なのに竜児は普通に振舞っている。普通に皆と話している。本当に竜児は強いなと心の中で思っていた。

それから数日後、やっちゃんがいなくなってからちょうど一週間が経った日の夜のこと。
私もようやく心が落ち着いて、前のように泣く事はなくなってきた。やっちゃんの事を思い出しても、笑顔を作れるように頑張れるようになってきた。
その日、私は竜児しかいなくなった家に夕飯を食べに行った。台所に立つ竜児、テレビを見る私、いつもの平穏が戻ってきたかのように思えた。
ふいに竜児の方を見る。竜児の手が止まっていた。料理を作るそぶりは見せず、ただ台所にぼうっと立っているだけのように見えた。

「竜児?」 
私は声を掛けたが、返事はない。私は俯いたまま立ち尽くしている竜児の隣に立ち、顔を覗き込む。
竜児の目から涙が溢れていた。拳が固く握られ、肩も小刻みに震えている。 私はこの時、初めて竜児の涙を見た。


815:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:56:51 yyzYzwHy
>>814
だったら今のも前置き位入れとけよ
あと、終わるんだか続けるんだかの後書きも
連投するんならいっぺんに投下したら?

これは個人的にはどっちでもいいけどsageなよ

816:名無しさん@ピンキー
08/12/13 01:01:03 JbEw8e+t
誘い受けまじでうざい

817:vene
08/12/13 01:19:54 ayzE+kbo
>>815,816
すまん!下調べが足らな過ぎたな。
いろいろタブーをやらかしてしまったみたいだ
次から気をつける

続編はまだ書いてない だけど、連投した方が見やすいし効率がいいよな
次回書くことがあったらそうしやす

818:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:01:40 0GyynuvK
ここ埋めるの今書いてるから次スレを用意しておいてくれるとありがたい

819:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:54:44 0GyynuvK
書きおわったから投下
短いから埋まらないはず!

820:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:55:20 0GyynuvK

『虎のご乱心!』

その事件はいつもと同じ変わらない日常に起きてしまった。
あのドジが、いつものようにバカをやらかしたせいで。

「龍児ぃー、喉渇いた。さっさとお茶でも入れなさいよー」
人様の家で図々しくも寝っ転がりテレビを見ているのはたまたまの隣人、逢坂大河。
勝手に自分専用にした高須家の座布団を二つ折りにし、それを枕代わりにしているのだ。
龍児は大河の向かい側に座っていて、そして二人はいつものように一緒にテレビを見ていた。
「残念ながら今茶は切らしててな。いつも買ってる店が長期の休みなんだ。
 なんでも息子の受験のためにお百度参りをして体調を崩したとか」
「……なんかご利益なさそうなお百度参りね。それにしても受験か、ずいぶんと世知辛い世の中になったものだわ」
「年寄りくさいこと言うな、お前の設定年齢は幾つだよ……」
そう問いかけたが大河は答える気が無いらしく、
「あーあ暇だわ、何が悲しくて北村君にも会わずにこんなところにいるんだか…」
とか抜かしている。どう考えても失礼なことをサラリと言うあたりも、大河が『手乗りタイガー』と呼ばれる由縁なのだが。
「そんなに暇なら自分で飲み物取ってこい。確か冷蔵庫に牛乳があったはずだ」
「飲み物も持って来れないなんてまったく使えない奴ねえ…。アンタそんなんじゃきっとみのりんに振られるわよ」
そう言いながら面倒くさそうにモゾモゾとゆっくり立ち上がる大河。
「俺はむしろ、自分の飲み物すら他人に持ってこさせる奴が北村と付き合いたいと思っていることに驚きを隠せないんだが」
「そこはいいのよ。こんなこと言うの龍児だけだし」
「そんな特別はいらねえよ。それより櫛枝との仲を取り持ってくれ」
ガチャガチャと冷蔵庫の中を漁りながら、「気が向いたらねー」と一言。
まったく、俺には北村との仲を手伝いさせといてそれか、とことん唯我独尊な奴だな。と龍児はひとりごちる。
「あ、なんだブドウジュースあるじゃない。いっつも牛乳ばっかだからたまには違うの飲みたくなるのよね」
…ブドウジュース?そんなものは買った覚えは無いのだが。
いつものように泰子が仕事帰りにでも買って来て入れておいたのだろうか―そこまで考えて、龍児はとんでも無いことに気づく。
あのバカ大河はもしかして……!!まさかさすがに間違えることはないだろうと思いながらもとっさに振り返った龍児は、


821:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:57:04 0GyynuvK

「バカ!なに飲んでんだ!これ料理に使おうと思ってたワインだぞ!!」
「わひん…?ぶどう…?」
「確かにブドウはブドウだが、こんなもの一気飲みしやがって。…大河、大丈夫か?」
一応聞いてはみるが、顔からして明らかに大丈夫ではない。
顔はアルコールのせいで真っ赤、口は常に半開き。
目はいつもの半分しか開いておらず、その凶暴な、一睨み効かせるだけで周りを恐怖のどん底に突き落とす目は今は眠そうに呆けていた。
これぞまさに、アホ面。
この場に北村が居なくて本当によかった。もしこんな顔を見られていたら大河にとっては自殺ものだろう。
「なんひゃ……変な感ひよ………でもたぶんだいじょう…」
と、そこまで言って突然泣き出しそうになっていた。
これはまさか急性アルコール中毒というヤツか!救急車を呼ばなければ!――と慌てて電話に駆け寄ろうとした竜児の服の袖を、大河は掴んでいた。
「どうした大河、気持ち悪いのか?気にせず洗面所行って吐いて来ていいぞ」
「りゅうじ……なんでりゅうじはそんなにやさしいの?」
さっきより多少ロレツも回復したのかまともに喋る大河。…喋っている内容はまともではないが。
「お、おう…なんだよ急に…。別にいつもと同じだろ」
「いつもとおなじ…?そっか、どうせだれにでもやさしいんだ…」
そう言いながら俯き、ポロポロと涙をこぼしながら、
「な、なんなんだ大河!どうしたんだ!!どっか痛いのか!?」
「いたいけどいたくないよ…。…りゅうじのとくべつはみのりん?」
などと聞いてくる。……本当に女はズルい。普段あれだけ傍若無人な奴でも、涙など見せられたら心が痛んでしまうではないか。
だから…そう、だからだ。だから別に変な意味はないぞ、と訳の分からないことを自分に言い訳をして、
「櫛枝もそうだが、…お前も、特別だぞ」
と言ってやった。それを聞いた大河は泣き止んだのか、顔を少し上げて―相変わらずの呆けたアホ面だったが、上目遣いで、
「とくべつ……?わたし、りゅうじにとってとくべつ?」
自分に投げかけられた言葉を反芻するようにボソボソと呟き、
「へへ…りゅうじ、すき!」
赤い顔を更に赤らめて、満面の、それこそ見たことも無いような笑顔で突然の告白をかましてきた。―あなおそろしや酒の力!


822:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:57:55 0GyynuvK
「りゅうじはきらい…?」
「嫌いなんかではないが…。いやその…だな、大河」
「…ならすき?」
「あのな大河、そうじゃなくてな、お前は今おかしいんだ。だから好きとか嫌いとか…」
「……やっぱりきらいなんだ…。りゅうじはみのりんがすきなんだもんね…」
また俯きかけている大河のその目には涙が溜まっていた。泣かせたくない、このバカでドジでワガママで、だけど寂しがりな大河を。
「…っ。あのな、お前のことだって、好き、だぞ」
「みのりんとおなじように……?」
「それは…」
それは、違う。大河と居るときに感じるものと、櫛枝と居るときに感じるものは、違う。
だけど、だけど…、
「……りゅうじは、なんでわたしのそばにいてくれるの…?」
だけど。
「それはだな…その、なんと言うか、初めは成り行きに任せてたところがあったんだけどな、
 でもだんだんお前の傍にいるのが心地よくなってきたと言うか…、あ、別に俺がMってことじゃなくてだぞ。
 お前と居ると気楽だし気兼ねしないし、いつもなんだかんだ言ってるけど楽しいし、お前はよくドジるからほっとけないしな。
 お前はワガママばっかり言うし人の忠告も聞きもしない。その代わり真っ直ぐで、繊細で、すぐ傷つくしな。目が離せねえ。
 ―ってああもう!結局だな、俺が言いたいのは!」
恥ずかしいから、目を瞑って思いっきり叫んでやった。

「俺が、お前の傍に居たいと望むから居るんだよ!!」

そして静寂。……ずっと、静寂。――これが放置プレイってヤツか。
目を堅く瞑ったままだった竜児だったが、さすがに何も言われないと恥ずかしさと気まずさで、息が出来なくなってきていた。
なので恐る恐る片目を開けてみると、
「スー……スー……」
だらしなく口を全開にして、寝ている大河がいた。
「おう…これは、まさか…」
これはまさか、俺、今すごく恥ずかしい奴になってないか?

……まあなんというか、平和だ。

***

そして翌日には喋った内容を全部覚えていた大河に9/10殺しにされ。
しばらくの間、思いっきり叫んだ言葉のせいで、ご近所ではおば様方に
「若いっていいわねえ」「アンタ、あんな可愛い子手放すんじゃないよ!」「私もあと40才若かったら…ポッ」
などと言われるようになってしまっていた。



end

823:名無しさん@ピンキー
08/12/13 03:59:36 0GyynuvK
ごめん全然大丈夫だった
正直舐めてたわ、あなおそろしや500KB!

824:名無しさん@ピンキー
08/12/13 04:07:18 IIRHRmVS
GJ!


825:名無しさん@ピンキー
08/12/13 04:09:27 GI2nnnJZ
2番槍GJ!
寝ようと思ったのに目が覚めてしまったじゃないか

826:名無しさん@ピンキー
08/12/13 04:46:16 lqluCm6x
手乗りタイガーを目がうつろになるまで犯したい

827:名無しさん@ピンキー
08/12/13 09:21:52 WbfZl1sW
ブラックタイガーで我慢しろ

828:名無しさん@ピンキー
08/12/13 09:51:34 W8anffDb
ハーティアか。

829:名無しさん@ピンキー
08/12/13 10:01:29 O/LgJ1JO
中の人はマーク・ロコ(初代)

830:名無しさん@ピンキー
08/12/13 10:24:09 lmSXT08O
>>820
超GJ!

831:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:41:26 a08wRNQB
ゼロの使い魔じゃん・・・
あと大河は自分から好んで牛乳飲んでるんじゃなかったか

832:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:49:36 +/oAniG5
某スレからきたせいか
ものすごく同心誌にありそうな流れだと思った

833:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:04:58 E4ZiZUiR
>>831
じゃあもうお前書けよ
俺書くのやめるから

834:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:12:25 nIu4+AkZ
>>831先生の次回作にご期待下さい!

835:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:18:39 q3rbhaSD
>>833
最近このスレたちの悪いのが住み着いてるみたいだが
そんなのほっとこうぜ

836:名無しさん@ピンキー
08/12/13 14:51:29 +E441v5d
820、グッジョブです!
こう言う竜虎が読みたかったです。すばらしい。
変な横槍は気にせずに。
次回作期待してます。

837:名無しさん@ピンキー
08/12/13 16:14:47 QV3ACxRp
>>833
いいよ書かなくて。
なんだその‘書いてあげてるんだぜ’的なノリ。

そもそも口出されるの嫌なら2chに投稿するなよ。

838:名無しさん@ピンキー
08/12/13 16:30:19 4ah4zQFl
こうやって職人が減り、過疎化していくんですね分かります

839:名無しさん@ピンキー
08/12/13 16:54:57 fgFscWFn
>>837の‘読んであげてるんだぜ’的なノリもどうかと思うよ?
コミケじゃないけどお客様じゃないんだからさ、お互いに


840:名無しさん@ピンキー
08/12/13 17:04:45 9Vc8T5qB
俺は>>837に賛同するよ。
横槍にむかついたのかもしれないが、だからといってあの言い方はないでしょ。
『良い評価』も『悪い評価』も合わせて一つだよ。馴れ合いじゃないんだから。

>>839
>>837は「書きたくないなら書かなくていいよ」って意味じゃないの? 知らないけど。


841:名無しさん@ピンキー
08/12/13 17:18:57 VbuptRhd
なにこの流れ
小学生の喧嘩かよ

842:名無しさん@ピンキー
08/12/13 17:39:18 bBe/9y4b
GJ、だけどゼロ魔的雰囲気になっちゃってんのが少しもったいない
とか書いとかきゃいいだろ
職人により上手い作品見せてほしくて書いてんのか、文句言いたいだけなんかわからん
下手な作品にはGJしなきゃいいだけ

843:名無しさん@ピンキー
08/12/13 18:11:11 E4ZiZUiR
みなさん、不快な思いをさせて本当に申し訳なかったです、冷静になって自分の言ったことのバカさに気付いた。
作品に対してのコメントは批判も称賛も全てすごくありがたく読ませていただいている。
ただ、作品を全て批判されてカッとなってしまったんだ。

自分はとらドラのSSを書くのが好きなので、これからも作品を投下させて頂きたい。
自分が書いているのが分かっても生暖かく見守って欲しい。本当に申し訳なかった。

844:名無しさん@ピンキー
08/12/13 18:13:57 Yd4ccEoL
よし、みんなでソープに行こう

845:名無しさん@ピンキー
08/12/13 18:31:40 a08wRNQB
俺が金出すよ

846:名無しさん@ピンキー
08/12/13 19:04:25 su7F9qdB
あ、俺と高須は別行動だから。

847:名無しさん@ピンキー
08/12/13 19:13:03 aVVu+yql
龍児って誰だ?

848:名無しさん@ピンキー
08/12/13 19:49:35 q3rbhaSD
もうとっとと次スレたてようぜ

849:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:00:58 /lHD5Pcb
容量が残り15位になった時が丁度良くないか?

850:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:13:54 2V+GNiKD
そう言って急になくなったスレをいくつ見たやら

851:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:26:20 0I5loOlZ
ぐだぐだになると面倒だからスレ立ててくる

852:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:28:10 mZvPO5BX
ま、書くほうも、読むほうも、実質的な利害得失が無いですから、
好きに書けば良いし、読むほうも、個人個人の好き嫌いをあまり主張しなければ良いと思います。

ただし、作文として成り立たない場合には、投下を遠慮して欲しいですが。個人的には。
または、内容が原作などの設定から大幅に離れているとかは、あまり感心しないです。


次スレが、良質な作品の集まりになりますように。
争いが少ないとかも。

853:名無しさん@ピンキー
08/12/13 21:28:41 0I5loOlZ
無理だったわ

854:名無しさん@ピンキー
08/12/13 23:24:42 HJS9kRjV
じゃあ俺が立ててくる

855:名無しさん@ピンキー
08/12/13 23:26:20 HJS9kRjV
立てたんだぜ

【田村くん】竹宮ゆゆこ 6皿目【とらドラ!】
スレリンク(eroparo板)


856:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:04:44 a08wRNQB
>>855
乙!

857:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:10:31 J6uY9S4i
>>855
乙~

858:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:30:27 RxzZ9yh8
>>855

こっちのスレは雑談で埋まるかな

859:名無しさん@ピンキー
08/12/14 01:13:13 3Il7MFqH
埋めるぜぇ~超埋めるぜぇ~

860:名無しさん@ピンキー
08/12/14 01:23:07 DA+SESj2
>>855
乙~
誰かTSっぽいの書かないかな~……。

861:名無しさん@ピンキー
08/12/14 01:37:17 tBvVxu88
女高洲はいい嫁過ぎて逆ハーレムになりそうだな

862:名無しさん@ピンキー
08/12/14 01:51:16 fnpJHHmo
埋めるぜぇ~超埋めるぜぇ~

863:名無しさん@ピンキー
08/12/14 03:00:03 dDzJcpL7
思いつきで捏ねた、もとい小ネタ。誰かに捏ねて欲しい気も、このまま誰の目にも映らず消えて欲しい気も・・・

「悪い高須、生徒会の資料をうちに届けてくれないか?」
北村が風邪を引いた。
珍しいこともあるとは思ったがこれはいい。
ついでにいえば北村頼まれたことにも文句はない。
親友の頼みだ。問題ない。
「あんた北村君をこき使い過ぎなのよ!」
問題はついて来た大河が垨野すみれアニキこと生徒会長に喧嘩を売ったこと。
「む、それに関しては確かに思うところがない訳ではないな・・・」
でもない。
「だがそういうお前はどうだ? その男に頼りっきりだと聞いたが?」
「そそそんな訳ないわ! わたしは一人で大丈夫よ! ただこの犬が寂しがるから特別に奉仕させてあげてるのよ!」
この発言にも突っ込まない。もうなれた。
「ならお前北村にこの資料を届けろ、できるなら看病してやるがいい」
ここからが問題だ、差し出された書類は大河の手に渡った。
「そのかわりこいつは借りるぞ、北村がいない分私流にこき使わせてもらう・・・お前とは一度手合わせを願いたいと思っていたしな」
一瞬自分に向けられた言葉かと思った。が、彼女の目は相変わらず大河に向けられ睨み返す彼女との間に火花を散らしている。
「そう・・・つまりそういうことね。いいわ、あんたごときがこの馬鹿を使いこなせるものならやってみなさい」
「私が負けるようなことがあれば・・・そうだな、風邪が治った後一日北村を貸してやろう」
「じゃあもし私が負けたら竜児を好きなようにすればいいわ・・・竜児」
去り際にふと大河がこちらに目を向けた。
「審判はあくまで公正にね?」
とてつもなく邪悪な顔を。
どこで突っ込めばこの事態をさけられたのだろうか? 思い悩んでも答えは出ない。
とりあえず俺は北村看病の応援を櫛枝に頼むか川島に頼むかで悩むことにした。

864:名無しさん@ピンキー
08/12/14 03:25:01 hFnXS/kS
寝落ちか?

865:863
08/12/14 03:43:32 dDzJcpL7
いや、申し訳ない。これで以上書く想像力がありませんでした。

866:名無しさん@ピンキー
08/12/14 03:55:35 CwD5KOOQ
まあ細かい事だが川島ではなくて川嶋だな

867:名無しさん@ピンキー
08/12/14 04:08:52 tBvVxu88
川嶋に頼むのはありえないし頼んでも行かないだろ亜美ちゃん

868:名無しさん@ピンキー
08/12/14 04:32:00 I+VybmdT
「亜美ちゃんだっる~い」の一言で切り捨てられること山の如し。

869:名無しさん@ピンキー
08/12/14 06:06:28 dDzJcpL7
名前間違えて申し訳ありませんでした。
櫛枝さんは部活が忙しそうだなと思ったのです。

870:名無しさん@ピンキー
08/12/14 13:35:20 hFo+Zqno
「ん、竜児何だろこれ?」
「どうした大河、何ってどう見ても手紙だろ。何が書いてあるんだ?」
「えっと、『いちおつの手紙 この手紙を受け取った逢坂大河と高須竜児は以下の内容を実行せよ。
さもなければ棒が訪れるであろう』だって」
「おう、いきなり名指しかよ!っていうか何だ棒って不幸の間違いじゃねぇか、字が下手だなこいつ」
「何をすればいいのかしら?『1.逢坂大河の髪型をポニーテールにする』」
「実行するのかこんな怪しい手紙……」
「だって棒が来たらいやじゃない。よいしょっと」
「不幸な。……おまえって髪型遊べていいよな」
「女の子の嗜みよ。あ、リボン持つの忘れちゃった。駄犬、リボンを持てい!」
「結んでやるよ、ほれ」
「どう竜児、似合う?」
「あ、ああ、……い、いいんじゃねぇの」
「えっと次は、『2.高須竜児は逢坂大河と向き合い』」
「おう」
「『その両肩を手で掴み』」
「お、おう」
「『「俺、実はポニーテール萌えなんだ」と言い』」
「おっおう、おうっ!?」
「人語を話せ駄犬」
「ちょっと待てなんだその台詞は、言ったら最後拳銃で頭を打ち抜きたくなるぞ!」
「いいからお言い、棒が来てもいいの!?」
「もう十分に不幸だよ。『俺、実はポニーテール萌えなんだ』」
「…………」
「何だその目は、どうせ俺は大根だよ!」
「……まあいいわ、次は『逢坂大河にキ、きっきキキ、キキキスをするぅ!?ってなんじゃこりぁあああぁぁああ!!」
「はあ、変な手紙に付き合って馬鹿を見たな。さて、お茶でも入れるか」
「え、しないの?」
「へ?」



「何だこの意味深な改行は、何もなかったぞ!?」
「黙れエロ犬、意味不明な事言ってないで次行くわよ」
「……俺の努力を……。ええと『3.逢坂大河は次の台詞を言う』」
「ここ読めばいいのね」

『勘違いしないで、これはポニーテールじゃなくて乙なんだからね!』

「あ、間違えた『これは乙じゃなくてポニーテールなんたらかんたら』」
「……間違えた方が文脈がつながってるとかもうグダグダだな」


>>1

871:名無しさん@ピンキー
08/12/14 13:36:32 hFo+Zqno
やべ間違えた、死のう

872:名無しさん@ピンキー
08/12/14 13:50:13 CwD5KOOQ
クソワロタ

873:名無しさん@ピンキー
08/12/14 13:50:45 3Il7MFqH
カワイソス(´・ω・)


だがワロタ

874:名無しさん@ピンキー
08/12/14 13:54:24 s/Zon+Sx
>>871
お前、可愛いな

875:名無しさん@ピンキー
08/12/14 14:30:31 MJeQC7gZ
>>870
萌えたぜGJ

876:名無しさん@ピンキー
08/12/14 18:48:41 0lVwdLsp
>>870
GJ

877:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:31:10 B9p1lLIr
なんか板の言動荒くなってきてるね…。悲しい…

878:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:10:56 WGGLTFMO
このスレしか見てないから言動がわからん

879:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:14:34 yJvRwX4E
まあ板そのものまで気を遣ってたら身が持たないぜ

880:名無しさん@ピンキー
08/12/15 17:21:43 7YDgf+cn
てか板全体の言動を掴めるほどのスレを見ている>>877が凄い
自分なんか10スレ程度だから荒くなっても局所的以上のことは言えない

板全体の1割だけを把握するのでも80スレは見ていることになるなぁ
オレなら冗談抜きで身が持たないぜ

881:名無しさん@ピンキー
08/12/15 18:38:25 VA2YKBT2
このネタでてくるとは予想外デス

882:名無しさん@ピンキー
08/12/15 19:47:31 PuomNVK8
>>877はすごいなあ
>>877はこのスレの>>877
ぼくにはとてもできない
>>877はエロパロ板中の
言動をはあくしている
ぼくにはとてもできない

883:sage
08/12/15 20:12:03 MEDLrAga
板→ここ最近のゆゆぽスレッド

って書きなさいよ!この駄犬!


この書き込みは >877 の提供で(ry

884:名無しさん@ピンキー
08/12/15 20:38:59 WGGLTFMO
板とスレの区別もつかない池沼がいるときいて

885:名無しさん@ピンキー
08/12/15 20:50:12 cSkkF6bP
板とスレの間違いくらいにそんな必死にならんでも……

886:名無しさん@ピンキー
08/12/15 21:30:38 cYGL+Uer
みんな暇なんだよw もう終わったスレだしね

887:名無しさん@ピンキー
08/12/16 12:06:20 QwUqrH8X
気軽に一発ネタ書いとく

 全てはクリスマスパーティーの日に狂い始めた。
 あの日の彼女の言動に俺の心は酷く動揺し、自分でも知らない内に溜まっていた想いが爆発してしまったのだ。
 去り行く彼女を引き止め、抵抗する彼女の腕を抑え、人気の無い場所へ連れて行き、今までの言動の真意を問い質すという醜態を晒してしまった。
 今考えれば、あの時はナニカ(北村大明神的な奴)が乗り移っていたとしか思えないほどに、俺―高須竜二らしくない行動だったと断言出来る。
 俺の強引なやり方に彼女が返したのは、俺の事が好きだが大河の為に身を引く、という一方的な通告だった。
 その言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になり彼女をその場に押し倒してしまった。
 焦って飛び退こうとするも、思い出が欲しい、と涙を流して懇願する彼女を見て、ただ頷き抱き締めていた。
 初めて同士、しかも野外での行為に戸惑いはあったものの、相性は良かったのかつまずく事なく全てを終えた。

 そして彼女はあれ以来、俺の隣りを誰にも譲らない。
「だって高須くんに埋められちゃったんだもん。『亜美ちゃん』の心も、体も―スレも、ね」
 そんなわけで埋め。

888:名無しさん@ピンキー
08/12/16 12:32:21 yrZXqIRE
みのりんかと思ったw

889:名無しさん@ピンキー
08/12/16 18:45:34 T15pv9e7
みのりんかと思ったw

890:名無しさん@ピンキー
08/12/16 18:53:26 gY+Io1Ia
みのりんかと思ったw

891:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:51:37 mzXNb7qA
みもりんかと思ったw

892:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:15:51 iWvXMmCn
みのりんかと思ったw

893:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:24:29 uJeNwUam
みのもんたかと思ったwww

894:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:26:29 QwUqrH8X
おぉ、最後まで騙されてくれるか疑問だったから、反応があって助かった
今度は普通にSS書いてみるわ

895:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:01:36 kxDEAOXY
おくちクチュクチュモンダミンかと思ったwww

896:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:23:26 NNjr3j1E
竜児かと思ったw

897:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:28:44 MFI6VigT
黒マッスルかと…さすがにそりゃねーわ

898:名無しさん@ピンキー
08/12/17 05:38:10 TzrxkJ02
新スレに独身物が投稿されて、刺激されたから俺もいっちょ書こうと思うんだけど
竜児って独身のことなんて呼んでたっけ?
原作が今手元に無くて、けどスッゲー気になるんで誰か教えてください

899:名無しさん@ピンキー
08/12/17 05:41:31 9p+vg836
三人称ならたぶん独身
二人称ならたぶん先生

確証はない

900:名無しさん@ピンキー
08/12/17 18:15:21 nKIWsk2y
三人称は独身orゆりちゃん
二人称は知らん

901:名無しさん@ピンキー
08/12/17 21:27:31 q/dpZ63K
いっそ呼び捨てでいいんじゃね?

902:名無しさん@ピンキー
08/12/19 03:56:55 B6UGtejY
              /⌒ヽ
            /: : : : ハ
        _,.  '´: :―- 、: : Ⅴ⌒ヽ、
       , ': : : : : : :,>-: : : : : : : : : : >‐ 、
      /: : : : : :./: : : : :./: : : : : : : ヽ: : ヽ
     /: : : : : /: : : : : : /: : : : : : : : : : !: : : :ハ
     /: : : : :./: : : : : : /: : : : : : : : : : : |: : : : :ハ
    /: : /: :/: : : : : : /: : : : : : : : : : : : |: : : : : :.',
    /: :./: :/: : : : : : : :/ヽ/ヽ: : : : : : :.ハ: : : : : :.',
   /: :/: : :!: : : : : : :〃/ \|:.!: : :斗匕∨: : !: : |
   /: :/: : : !: : : : : /才T示ト !ハ: : /rz=ぇ!!: :/: : | ̄ ̄¨ ' ‥‐- 、___
  /: :/: : : :|: :|: : : i  vZツ   |/ vZツ |:V: : : :|           ̄ ̄¨ ,二ニつ
  /: :/: : : : |: :ハ: : :.ヽ.       '    |厶イ: :/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`'' ー--、  くふ
 /: :/ / ̄∨|: \|\>          ハ_,〃レ             `ー'゛
./: : : :,'     V: : : :ト、   ∠⌒)  , イ/ あんたら早く埋めなさいと変なのが来ちゃうんだからね
: : : : :.|      \: : :\> 、  , イ: : :リ
: : : : :.|   ヽ   !ヽ: :ハ \_/  「 | |: : :∧
: : : : :.|       |::::|: :.ハ彳ハ メ、|∧: :.!:∧
: : : : :.|       |::::|: : : Vん|ト、_》!: :.V: : :.ハ
: : : : :.|       |::::|: : : :.}  |!  /: : :.ヽ: : :.ハ
: : : : 弋二T ̄ ̄¨|::::|: : : :.|  !! /: : : : :|: : : : !



903:名無しさん@ピンキー
08/12/19 06:01:20 O5ChDsFq
 朝の登校中。
 いつも通りのやり取りをしている大河と竜児。
「グダグダ言うな、この堕犬!」
「おぅ……なんか、漢字が違わなくないか?」
「これで良いのよ。堕落した犬、略して堕犬。あぁ、可哀相な竜児。犬ランクの最下層にまで急降下。でも安心して、私は見捨てないわ。だって側で見ていると滑稽だもの……うぷぷ」
 大河はうきゃきゃきゃっと悪魔のように笑って竜児を指差す。
 が、その指が竜児を指す事はなく、間に入り込んだ人物の上半身を突き刺した。
「ちょっと道の真ん中は邪魔―あんっ!?」
 その人物とはわざわざ竜児と大河の間を通った川嶋亜美。
 彼女は甲高い声を上げ、大河に突き刺された上半身―乳房を抱き抱え、キッと大河を睨み付ける。
「何すんのよ、変態!」
「……る」
 呆然と自分の指を見つめていた大河の口から何かが呟かれるも、周囲の喧騒に書き消されてしまう。
「ハァ?」
「……る」
「何だ、大河、どうした」
 変わらず呟く大河の口元に竜児が耳を寄せて言葉を聞く。
「えーと―ばかちーのおっぱい、ぷるるんるん」
「何言ってんだテメェッ!」
 竜児の首を絞める亜美。
「ちょっ……俺じゃ……大河が」
「うるさい!」
 あぁ、意識が落ちる。
「だがスレは落ちないのだった!」
 櫛枝、いつからそこに……

904:名無しさん@ピンキー
08/12/19 09:15:11 bkEdOzLZ
_______
 3点 | ∧∧
〃 ̄ ∩ ゚Д゚) もっとエロく
パッ  ヾ.  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

905:名無しさん@ピンキー
08/12/19 20:25:07 cBM6WA57
誰かみのりんでほのぼのひざだっこSSを…

906:名無しさん@ピンキー
08/12/20 08:53:18 0D//SWed
SS書けないし、読んでみたいネタでも投下してみるか
不快だったらすぐやめるからスマソ

907:名無しさん@ピンキー
08/12/20 08:55:33 0D//SWed
「高須くん、受けたまえ、この燃えるような恋心!! スカーレットニードル・カタケオ・アンタレス!!」
「お、おう・・・む・胸が熱いっ!」

908:名無しさん@ピンキー
08/12/20 09:01:54 0D//SWed
キレた大河がゆらりと立ち上がる
どういうわけか幻のようなものが、その小さな背中の上に見える
虎? いや・・・あれは・・・

「あ・あれは卍解・・・狂乱猛虎明王!」
櫛枝の意味不明なつぶやきがもれると同時に、おれはハッキリ見たのだった
木刀を構えた巨大な虎耳大河の幻影を・・・

909:名無しさん@ピンキー
08/12/20 09:09:10 0D//SWed
「私たちはこれからもずっと、ずっとずっと、頑張る姿を、想いを、お互いに伝えあうんだよ。 それはさ・・・永遠だぜ」
「おう」
「よっしゃ、宇宙仏契(ぶっちぎり)!!」
「(ガクッ)なんだよ、それ・・・」

910:名無しさん@ピンキー
08/12/20 11:39:34 Tv6hJNoE
>>909
馬鹿乙

911:名無しさん@ピンキー
08/12/21 15:24:35 ANUg1ZMk


912:名無しさん@ピンキー
08/12/21 16:39:47 G867SkZC
うめるぜぇ~
超うめ以下略

913:名無しさん@ピンキー
08/12/21 16:51:08 9M7z919f
あとちょっと

914:名無しさん@ピンキー
08/12/21 18:53:59 qjmGCrX3
竜虎の子供の名前でも考えるか


高須竜牙

915:名無しさん@ピンキー
08/12/21 18:56:11 qjmGCrX3
高須志狼

916:名無しさん@ピンキー
08/12/21 18:57:31 qjmGCrX3
高須静虎

917:名無しさん@ピンキー
08/12/21 18:59:04 L2taJlms
いま494のこり6くらい
かなりのりょうを かきこめる

918:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:02:24 qjmGCrX3
高須鬼龍

919:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:09:55 m782H5gm
高須尊鷹

920:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:28:51 ZSgHV/35
逢坂璃夜

婿養子ってことで

921:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:35:12 XtIItpzM
高須雷河

922:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:37:38 qjmGCrX3
高須鉄牛

923:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:39:03 qjmGCrX3
高須レオ

924:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:40:07 qjmGCrX3
高須隼人

925:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:40:55 qjmGCrX3
高須拓馬

926:名無しさん@ピンキー
08/12/21 19:41:36 qjmGCrX3
高須邪鬼

927:名無しさん@ピンキー
08/12/21 21:43:06 eldhwhYT
何か変な名前もあるな。2人の漢字を取って、竜河でいいじゃないか



…安直か

928:名無しさん@ピンキー
08/12/21 22:13:32 VWmeeLOw
「大河べたべたにして」
口の周りをチョコだらけにしてパフェを食べてる大河をティッシュで拭いていた。
「高須くんは大河にアマアマだよ」川嶋が聞こえないないつもりの小声で囀っていた。
「おいおい俺は亜美たんがべたべたでも拭くぜ、拭きまくるぜー」嫌味全開で亜美の口元を親指で拭うのだが、亜美は顔を真っ赤にして俯きやがる。なんだってんだ。
「イヤー高須君は天然だねー」
櫛枝いったい何の話だ?俺が天然ってなぜだ?そうか
「みのりんも拭かれたいのか?」みのりの口元に滴るバニラアイスを舐め取ると、みのりんは固まったまま真っ赤になってしまった。
固まった2人を不思議そうに思いながら俺は大河の口元をまた拭くのであった。


929:名無しさん@ピンキー
08/12/21 22:47:57 VWmeeLOw
ガッシャーーン、朝の惰眠を貪っていた俺の部屋の窓が砕かれた
「何だ何だ、大河何しやがる」
砕かれた窓の外枠を開けながら外に首を出すが、大河の部屋の窓はカーテンも締め切られたままだった。
呆けた俺に上の方から苦笑が浴びせられたのを確認すると共に上を見上げると、
「あ、あっ、あっ・・・」
言葉にならない上に呆れた俺の呆けた顔に、華やかな笑顔が降り注いだ。
「竜児くーん、来ちゃった^^]
来ちゃったって、何だえ?
向かいのマンションの3階の窓から亜美が笑顔を振りまいていた。
何が何だが寝ぼけた俺の頭には理解の出来ない事柄を逃避して
「よ、おはよ、俺はまた寝るから」
寝床にまたもぐりこんだ俺は、またズキズキと頭痛がしたのであった。


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