【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】at EROPARO【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト550:119 08/12/05 00:04:57 /z/jqm26 「どこへ行くのかしら…?竜児」 引き止められた。ていうか、ひっそり二人から離れようとしてたらバレた。 「いろいろと聞きたいことはあるけど、これだけは言っておくわ。――覚悟してなさいよ、この駄犬」 と、告げて自分の机にずかずかと向かっていく。 オーマイゴッド。マジ怒りじゃねぇか。経験から、大河が冷静に自分に宣告してくる方が被害が大きいことを竜児は知っていた。 そして、実乃梨は実乃梨で竜児に向き合い、肩をガッとつかんで、 「高須君!!何かあーみんがすっげーことになってる!何で!?何で!?」 おおう、櫛枝。頼むから飯を食ったばっかりの俺の頭をそんながっくんがっくん揺らさないでくれ。 竜児の肩を持って、激しく揺さぶる実乃梨に祈る。その祈りが通じたのか、実乃梨は揺さぶりをやめてくれた。 けれど、どこか呆然とした様子で何事かをつぶやく。 「あ、あーみんまで。これじゃ、私が『決めた』意味が…。」 その言葉の意味がわからず、竜児は頭の上に?マークを浮かべる。そして、竜児のその様子で実乃梨は今のが聞かれたとわかったのかバッと手を肩から離し、 「あ!や、違くて!これは~その~…。えっと、何でもないんだぜ!!」 確実に何かあるだろう反応を返してくる。しかし竜児はその『何か』がわからないのでそれ以上問いつめることもできず 「お、おう」 と無難に流すことにとどまる。実乃梨は、何で~もない何で~もない、と自作の何でもないソングを歌って竜児から離れていく。 何か今日いつにもまして挙動不審だな、と竜児は思った。 そしてその日は学校から帰ったら大河に盛大に罵られた。ものすごかった。具体的に言うと●●●●●…言葉にできない。 ひとしきりわめいて落ち着いた大河に、「何でもするから機嫌なおしてくれ」と言うと様子が激変して、 「じゃ、じゃあ週末の食事はあんたが全部作りなさい!!いい、三食きちっと作るのよ!?あ、あんたに持ってこさせるのはさすがに可哀想だから、私が食べに来てあげるわ!!」 と返してきた。そんなんでいいのかよ、と竜児は思うが大河がいいならそれでいいかとも思う。 二日間、ずっと自分の家で大河のために食事を作ればいいのならお安いごようだ。自分には特に予定もないし。 ただ、大河はこの週末どこにも出かける予定はないのだろうかと思ったが、目の前で楽しみでたまらないといった様子でいるのを見る限りその心配もなさそうだ。 「ね、竜児。私このまえ作ってくれたやつが食べたい。あの鳥のやつ」 「おう、任せとけ。あ、でもあれは手間がかかるから土曜の夕飯でいいか?」 「うん」 そう嬉しそうに大河が笑うなら、二日間の食事提供など軽いものだ。 そして休みも終わり、月曜日。学校に行くために、いつも通り大河を起こしに行き一緒に朝食を食べ一緒に家を出る。 登校の途中で実乃梨とも合流し、女二人は竜児などいないかのように盛り上がる。 そして校門の所でたまたま時間の重なった亜美と会い、一緒に下駄箱まで行く。 男女比に何も思わない訳でもないが、ここまではおおむねいつもの日常だった。 ―――二年C組の下駄箱にたどり着いた竜児が一人の女の子に話しかけられるまでは。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch