【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】at EROPARO
【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:16:58 gd6/G0JY
その辺の石とか拾って投げてる

451:名無しさん@ピンキー
09/02/16 16:43:04 MhhX6ivN
いつぞやの狩Pホラーもどきか、足手まといのハンターに愛想を尽かして
見捨てる戦闘妖精雪風みたいのしか想像できんのだが<弓、ガン擬人

452:名無しさん@ピンキー
09/02/16 17:46:46 b0TpRmRa
弓擬人化なら保管庫にあったな
その続編らしき物も冒頭だけ投下されて、それっきりだったっけ

ところで蟹の人はまだでしょうか…

453:名無しさん@ピンキー
09/02/16 17:48:03 PvoZ6uzs
俺と一緒に待とうぜ

454:名無しさん@ピンキー
09/02/16 19:06:33 XiRNZM/Q
お前らだけにいい格好はさせないぜ!

455:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:13:15 b0TpRmRa
何かお忙しいのかもしれないし、気長に待ちます
前スレ投下分でも見返して…と思ったら未収録だったのぜ
完結しないと収録されないかな

456:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:20:47 Bd2eiC8h
おいおい、俺もまぜてくれよ!

457:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:37:05 9/JjyvgW
>>455
確か保管庫管理人さんはそんな方針で収録してたよ。
蟹の人のSSは不思議と燃えるから楽しみだ。

458:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:31:09 Wp5/cJyq
ナルガのボウガン見てて思ったが目から弾が出るって事はDIO・・・!

459:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:34:38 eQnJWUfm
>>458
DIOっ娘を想像して具合悪くなったんだぜ

460:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:45:27 pKZrhPei
初めての相手は人間ではなく、このあたしよォーッ!

461:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:50:36 /KdcNQoG
>>458
待てよ
意外なところで目から怪光線の出る、ピッコロさんかもしれないぞ!

462:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:15:03 eiTS/7X0
梟で、目から発射…アウルさんだな

463:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:19:52 Tob7ltrf
まぁ、無理に擬人化に結びつけなくてもいいんじゃないか?
笛とかハンマーとかの擬人化の際、全身打撲だらけの人間が出てきたら嫌だろ?
もう、ありえないぐらいたんこぶとかできてて、
「お前…もう少し使い方考えろ」
とか、真顔で言われたらすいませんって言うしかねぇじゃねぇか。

さて、そろそろ防具の擬人化に取りかかるか

464:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:26:48 eiTS/7X0
動く鎧とか何番煎じのホラーだよ

465:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:32:05 v5W2S76N
悪のギルドに改造され、
火竜の紅玉が付いたベルト装着して、リオレウス鎧に変身。

新番組マスクド・レイダー リオレウス!

ごめん、ここエロパロスレだった…

466:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:37:54 yI6gW0p3
シェンガーですね

467:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:29:20 T12kGCQR
>>463>>465
あんたらのせいで防具一式の擬人娘が
頭!腕!とか5部位そろって!とか名乗りあげてるのを幻視した。

468:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:30:09 eWeQaqm+
書き進まん
息抜きに誰かが投下するのをひたすら待ちかまえるとするか

バサルモスの季節で10人のバサルたんに逆レイプされたい

469:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:25:55 57bjtCBe
ロリによる逆レイプは非常に良いものだが
集団となると無垢ゆえの残虐性が伴う可能性も低くないから気をつけたまえよ

470:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:11:41 aaovGbqD
ザ○ドよろしく防具が己を御しきれないハンターを飲み込む姿しか
思い付かないオレには擬人の概念がないようだ

471:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:53:02 9DoZUzCA
>>463
ブルートフルートなら全身血塗れのマミーですね、分かります
ハンマーはキツイが笛は出来る。そう信じてる

472:名無しさん@ピンキー
09/02/17 12:03:13 gN6Z3kbT
>>470
で、考えるのを止めたら石になるのね

473:名無しさん@ピンキー
09/02/17 17:12:04 +/NX4KmC
おい風邪引いたぞ双剣はまだkヘクチッ

474:名無しさん@ピンキー
09/02/17 17:13:36 DXSa30re
>>470
なんか着ぐるみプレイとかそういう風な姿が幻視できる

475:名無しさん@ピンキー
09/02/17 20:20:11 eWeQaqm+
>>473
ごめんね、カーチャン遅筆でごめんね
設定決めるためにモンハンやってたら夢中になっててごめんね
めどいからエロ部分だけに省略しようと思う
エロパロスレだし

476:名無しさん@ピンキー
09/02/17 23:00:30 9DoZUzCA
>>475
強走薬がみるみる減っていくとな

477:名無しさん@ピンキー
09/02/17 23:15:05 2t/BmQse
保管庫、また変なのが来てるな
いつもの荒らしじゃないけど

478:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:13:37 CIDHpqVy
もんはんのえろほんがあってもんはんのえろげーが無いのはどうして何故?
と思ったから作ろうと思ったんだけど文才が無かったので死にたくなった

このスレの人たちは擬人化のほうがお好きなのかしら

479:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:24:33 XIctIOcg
そうでもないと思うが
少なくとも俺は擬人化も人外も大好きだぜ

480:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:43:09 k3zAeBn8
自分も両方好きだー
擬人化じゃないのを文章でエロにするのは、ガチで難しいんだろな

481:名無しさん@ピンキー
09/02/18 12:21:43 cchW0WmH
人外のほうが大好きだけど

まぁ好き嫌いはしないぜ

482:名無しさん@ピンキー
09/02/18 18:11:09 CIDHpqVy
同人誌の傾向からして普通にハンター同士とかの方が需要あるのかと思ってたけど
このスレが特殊なのか、それとも実はみんな求めてるのか・・・
かく言う俺も人外でない擬人化はどうも好きくないタイプ
URLリンク(apple.mokuren.ne.jp)

483:名無しさん@ピンキー
09/02/18 19:19:26 vhTrJfaS
たぶんみんな人外を絵に書き起こすのが大変なんだよ!
人間同士の方が書きやすいし抜けるんだよ!

484:名無しさん@ピンキー
09/02/18 20:18:50 k3zAeBn8
動物同士の交尾なんかゴールデンタイムのお茶の間でも無修正で見られるが、
人同士のだとそうはいかんだろ。
世間的なエロとしての認識はまあそういうことで。
同人誌として売るならニッチな性癖でない方が、一般受けするし。
このスレに求められているのはエロもだけど、何よりモンハンらしさだろう。
視覚的にはエロい衣装のムチムチねーちゃんを人が凌辱してたところで、
文章の中ではしつこく衣装を描写しなきゃ、普通の凌辱じゃね?ってなるし…。

485:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:16:13 gdIbsetR
このスレでは何よりモンハンらしさが求められている、ってのは大いに同意する。
人間同士の絡みにしろ、怪物同士のからみにしろ、モンハン的要素がなかったら
このスレを利用する意味がないわけだしね。

キリン装備やナルガ装備の女ハンターの姿がエロいといっても、
文面でそれを感じさせるのって難しいだろうしな。それでいてモンハンらしさを、
ってことになったら、書き手が擬人化とか怪物同士とかの方面に走りたがる理由もわかる。

486:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:01:18 tzyIlRPW
武器・防具の擬人化か…
ということは、狩猟笛が擬人化すると…

戦闘前に互いの唇を重ねて自分強化、体位を変え、塞ぐ穴を変えていろんな音色(エロい意味で)を奏でるんですね、わかります。

ついでに周りの仲間がソレ見てテンション(ステータス)上がるワケだw

487:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:14:17 d5b+0hiE
盲目なフルフル少女の需要はあるかね?
今までのフルフル作品に目の見えないのっていなかったよなぁとか思ったら書いてみたくなったわけだが

488:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:25:40 CIDHpqVy
>>486
URLリンク(apple.mokuren.ne.jp)
>>487
そもそもフルフルの擬人化がなくね?
どちらにしろ書きたいものを書くのが一番アルネ

489:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:09:59 XIctIOcg
フルフルはあいつ雌雄が無いらしいからな

けど逆にふたなりがやりやすい…か?

490:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:22:25 7UQWKqfv
最近はモンハンらしさに溢れていればエロがなくても構わない……と思うオレ


491:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:53:52 i9zTmZdV
>>477
保管庫に直で投下されるとなあ・・・

492:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:59:59 jK0rXO5y
>>488
スレ初期にあったと思う。原型も擬人化も。

493:名無しさん@ピンキー
09/02/19 11:45:35 Xp9cTDg1
>>490
このスレはむしろエロなしの方が受けてるし、需要も高いと思う

494:名無しさん@ピンキー
09/02/19 12:27:23 yG5HeBxi
おもしろければエロ無しでも良い
おもしろくてエロ有りならばもっと良い

495:名無しさん@ピンキー
09/02/19 15:41:39 NqBRLCNF
>>491
あれだけ読む気を削がれる前書きってのも珍しい…
自サイトでやりゃいいのにな、あんなウザいノリ

496:名無しさん@ピンキー
09/02/19 16:20:19 fXfl5lq1
なんか転載とか言ってるんだが日本語の不自由な子なのか
それともホントに他所からの転載なのか

なーんか以前よくいた「結末考えずにとりあえず見切り発車」臭がプンプンするな

497:名無しさん@ピンキー
09/02/19 16:26:48 NqBRLCNF
転載っていうのは、第二話をハンドルで新規ページとして投下してしまったから、
改めて新しいページにコピペした旨だと思う。
いつか管理人さんが言ってたけど、ページ名は変えられんらしいね。
あそこで書いて連載してるのは確かだろう。どこかに完成版があったりはしないはず。

498:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:01:17 fXfl5lq1
第三話に「もう一作品、連日で転載させていただきます」って書いてあるんだが
投稿とかそういうニュアンスの単語と間違えてんじゃないのかしらん

ああもう読めば読むほどウザい 投稿時刻なんぞ更新履歴見れば誰だって分かるわ
前書きの誤字なんぞ誰も気にしないんだからしれっと編集しちまえと
つうか章を分ける意味がねぇ そもそもあんな細切れは章とは呼ばねぇ
せめてひとつの話が綺麗に終わるとこまでまとめて投稿しろ むしろブログでやれ

ココに投下してたらこんな風にボロカスに叩かれてたんだろうなアレ

499:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:30:48 NqBRLCNF
そこは読んでなかった…<もう一作品転載
適当に答えてすまん
wikiにはコメント付けられるけど、わざわざ何か言ってやるのもな

500:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:49:52 iJBO7Wz5
本人にそのつもりがなくてもやってることはただの荒らしだろこれ
投稿するための場所ではないことを本人にちゃんと伝えるべきじゃね

501:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:12:27 rOPP6jWJ
>>488
フルフル亜種擬人化ならwikiのsage忘れさんトコに

エロありもナシもウケはいいようだが擬人ありなしはどうなのか気になる

502:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:15:05 XoaR7K9N
wikiには直接投稿の枠があるし、クソつまんないだけで荒らしとは違うんじゃないか
直接投稿してるのって前書きの欝陶しさから察するに、名前は違うけど全部同一人物だよな?

503:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:27:42 XoaR7K9N
擬人化有り無しはどっちも人気だろ
供給は擬人化有りの方が多めかな
保管庫ももう少し作品傾向で一覧とか出たら、見たいもの探すの楽なんだろうけど
いや贅沢言ったらダメだな

504:名無しさん@ピンキー
09/02/19 19:50:31 fXfl5lq1
>>503
各作品のページに適当な属性タグつければ
メニューの「タグ一覧」から該当する属性の作品が探せるようになる はず

だけどどういう分類(擬人化や陵辱、グロの有無など)が必要かって問題もあるし
そもそも作品自体が結構な数あるから誰もやらないってのが真相かと

505:名無しさん@ピンキー
09/02/19 20:02:31 +E+Jdglg
ちょっとずつでいいなら、タグ付けやろうか?
どういうタグが必要かってあげてくれたら、頑張ってみる

506:名無しさん@ピンキー
09/02/19 22:27:24 RtXVUgR1
>>505
すごく、助かります…
しかし個人的には今のままでも十分だと思うんだが。

あと、wiki見てたら「黒狼鳥の恋人」のところに「半」擬人化ってあって吹いたww

507:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:47:12 Hjq0E2Tx
>>506
顔がガルルガ状態の奴だっけ。
タグ付けるにしても擬人化原型エロ非エロぐらいで良いんじゃないかと。種族別もあればいいんだろうけど既に種族別索引があるから用は足りてると思う。

508:名無しさん@ピンキー
09/02/20 04:21:42 WfOJozUe
ここの保管庫は正直すごくありがたい。
更新もこまめだし、見やすいし、管理人さんたちありがとう。

509:名無しさん@ピンキー
09/02/20 18:47:55 p9yhlF21
NHKで鉱石が好きな女性達というまさにグラバサ擬人な特集やってるわ


510:SS苦手
09/02/20 19:05:31 4RbV8W67
まとめサイトな流れに抜刀かまします。
鬼神斬破刀の続きでございます。
以下、注意書き。

・武器萌え、太刀擬人化
・この先は反吐の出る激甘空間です。酸欠注意。
・モンハンの必然性が希薄
・消費スレ:5スレ
・ぶつ切り、ご容赦ください。

許容できるようでしたら、お付き合いください。

511:SS苦手
09/02/20 19:06:54 4RbV8W67
秋水嬢子


 時系列は戻る。
 暖炉の火に直接かけている鍋の湯が沸騰し、沸き立つ気泡が爆ぜている。
 鍋の湯には飛竜種の翼膜に綴じ込まれた調理済みの保存食品が二袋。
 それに火の中には裏の水場で釣ったサシミ魚を、ポポの熟酥(じゅくそ)と香草を練ったものと一緒に、鋼龍の鱗を薄く剥離させたものに包んで放り込んである。
 ついでに砥石代わりになるキレアジも釣れて愕然となったが、カグラは寝入っているので黙殺し、見つかる前に―見つかって文句を言われる前に―放流してやった。
 すっかり温度が上がり保存食の肉の脂が溶けた頃合を見計らって、飛竜が乗っても壊れないが売り文句の鉄皿に両方の中身を空ける。
 ガウシカ肉と野菜の煮込みと、大雪米を出汁で弛めに炊いた粥だった。
 同じところに盛ると、歓楽街の明方の石畳によく似たものが付着しているのを思い出す。
 いかにもこってりとした肉脂の馥郁たる香りが、湯気に乗って皿からのぼる。
 もそり、簡易寝台の上の毛布を被った塊が動いた。
 毛布の下から腕が伸び、白魚のような指をうぞめかして、オサフネの背後に捨て置かれた保存糧食の袋をひったくる。
 袋の中には食後の甘味である、フラヒヤ麦の挽粉をふっくらしっとりと仕上げた焼き菓子が入っている筈だった。
「布団の中で飯を食うな、はしたない」
 オサフネは何もかも判った様子で、振り向きもしない。
 毛布が跳ね上がるや、上体を起こしたカグラの口には、はや、拳ほどもある焼き菓子が頬張られていた。
 もくもくと口を動かし、嚥下すると、いかにも幸せと相好が崩れる。
「しっとりと甘みが染みつつ、ほろほろと崩れる絶妙の食感!干果の一味(ひとあじ)がまた小憎らしい。やはりギルド謹製狩猟糧食の甘味は、頭一つ抜き出るの」
「食後の楽しみだろう、先に食うな」
「『狩の友』には何が起こるかわからない狩猟場では、主菜に火を通す間に甘味を食するが練達者と書いてあったぞ?さては主…やらんぞ?」
 言うや、カグラは焼き菓子をあっという間こそあれ、全て食べてしまった。どころか、指先についた焼き菓子の粒までぺろりと舐め、オサフネを仰天させる。
「年頃の娘が、あまりにさもしい…」
「その年頃の娘を酷使した鬼畜は、誰ぞ?」
 カグラはにー、と口を横一文字に、人の悪そうな笑みを浮かべる。簡易寝台の端まで尻で擦って来て、そのあげく口を雛鳥の様に開いた。
 オサフネは意図するところは理解したが、すんなり従う気も無い。
「何の真似だ?」
「仲睦まじい夫婦の真似」
「俺はてっきり火竜の子の真似でもしてるのかと」
「ええぃ、つべこべ言わず、鬼畜三十男は責務を果たせ!」
「まったく、おひいさまは我侭な事で」
 おとっつぁんは熱いおでんが好きだってねぇ。
 オサフネは思わず口元まで上ってきた台詞を飲み込み、匙に器用に粥と肉を乗っけてやる。
 簡易寝台の縁に腰掛けた年頃の娘が、何かを期待した顔で口を開けて待っているという絵面は、なんだかひどく淫猥だった。
 オサフネは妙な考えが浮かび掛けたことを気取られぬ様に無表情をつくろい、匙をその桜色の唇に触れぬように気を使って口腔に肉の塊を放り込む。
 ギルド謹製の糧食とやらは肉体を酷使するハンター用だけあり味は濃い目で、発汗の分を補うために塩気も多い。
 抗菌石の粉末とやらのお陰で日持ちもすこぶる良いらしいが、独特の匂いがついて来る。
 要は現地調達のこんがり肉と、穀物や乾燥果実を固めた携帯行動糧食に飽きた者が、狩場で文明の味に憧れて食するものだ。
「…これならカブラスでもはたき倒して齧った方が美味かの」
 胃の腑に飲み下すや、カグラは満足できなかったのか、とんでもないことを言い出す。
 さすがにオサフネも同意はできない。吐瀉物じみた糧食をもそもそ噛みながら、
「今のお前は、何でも珍しく感じているだけだ。狩場で味が付いてるものを食えることを幸せに思え」
「ま、何でも拾って丸かじりして『もっと食わせろ』だの『最高だ』だのは勘弁したいものじゃな」
「…貸し本屋の三文小説の見過ぎだ」
「『鉄の歯車』を馬鹿にするものでないぞ。特に三巻の『蛇食らい』は極限の密林潜入で、狩猟採集生活にもお役立ちじゃ」
「飛竜どもは物陰に隠れていても、大抵こちらを見つけてくるがな」

512:SS苦手
09/02/20 19:08:25 4RbV8W67
「視点が高いからの。じゃが、それをもって二足歩行の巨体の優位性を語るには、ちと早計じゃ。被弾面積を考慮していない。
 現在の工房の技術なら、火力は前面装甲肉質を容易く貫通する。前面投影面積の肥大は死に直結じゃ」
「…ここは理不尽を無理やり解釈する場所か」
 オサフネはいい加減に空腹を満たしたい気分が勝ってきて、はしゃぐカグラの口に匙ごと料理を突っ込むことで黙らせた。
 それから皿の中の殆どを掻っ込み、咀嚼しながら腰を上げる。
「サシミ魚の包み焼きはお前が食え。俺は飛竜の素材を洗ってくる」
「妾が倒れたというに、しっかり剥ぐ物は剥いで来たのじゃな…薄情な主じゃ」
「お前の主は経済観念に疎いほうが良かったか?」
 天幕の入り口を塞ぐ垂れ幕をめくり、オサフネは振り返る。
「さて?」カグラは外面の良い微笑とともに、小首を傾げて見せた。「しっかり飯の種を稼いでくりゃれ、主」
 無言のオサフネは後ろ手に手を振って天幕から出て行った。
 垂れ幕の向こうにちらりと飛竜の翼の一部だの、尻尾だのが見えた。
 一応、大雑把に獲ってこれるものに限定したらしい。つまりは天幕の簡易寝台で寝かされていた事も含め、自分は十分に気にかけられていた訳だ。
「つんでれ、つんでれ」
 カグラは彼の目が無くなった所で、変な呪文を唱えながら簡易寝台の上でごろごろと身悶えた。

 夜も更けると森丘の天幕でやる事も無くなる。
 日帰り出張のはずが一晩泊まる羽目になると、やることが無いのによく似ている。
 天井に吊っていた油壺の明かりも手燭に移し、天幕の中は僅かな薄橙色の明度に落ち込んでいた。
 カグラの占拠する簡易寝台の二つ隣の寝台にオサフネは潜り込むと、彼女に背を向けてそれきり動かなくなった。
 二人の間には簡易寝台が一つ分空いている。
 丁度、二人の関係を表すに相応しい距離だった。互いが手を伸ばせた届くが、一方だけでは決して触れ得ない。
 勿論、二人は未だに男と女の関係ではない。
 かれこれ二年も一緒にいるし、気心は解っている。だが、自分が肉体を持ってからの日数で数えるなら、普通の男女なら恋愛関係にも発展しない。
 結局、何もかもがちぐはぐだった。そして、おそらく、
「妾は、はしゃいでおったのだな…」
 カグラは天幕の天井を見上げて呟いた。オサフネは眠っているのか、何も答えない。
「体を得て、匂いを感じ、肌触りを感じ、味を感じ、人が妾に話しかけてくれることに喜び、そしてこの様…主を無謀な戦いに巻き込み…ほんに、妾は」
 目頭が熱くなり、鼻もつんとした。
「人で無いのに、人であるかと思い違いをした…許してたも」
 誰が責めているわけでもないのだが、森丘の静けさがカグラに圧し掛かってくる。
 夜行性の生物もいるだろうが、ああいった手合いは音を忍ばせ、声を殺す。
 なにより狩猟拠点はそういった物騒な生き物がいる森深い場所では置かない。
 故に天幕の中に下りた夜の静寂は、全ての生物が死滅したような虚無感をはらんで、神楽の胸に刺さった罪悪感の傷口をじわりと広げてくる。
 ようやく得られた皆が存在を確証してくれる自分に舞い上がり、依頼内容を間違えて主を危険に曝して、自らの責務を全うしたとは言い難い結果になり、そして今だ。
「まったく、あさましい刀の化生よな…」
 最後のほうは涙声になってしまった。
 それが独白であったといえば嘘になるだろう。彼女は無意識のうちに、そうすれば主はどこかで聞いている事を識っている。
 甘えであり、依存であったが、それもむべなるかな。彼女は自我が確立してから僅かに二年。
 彼女にとってのオサフネとは主というよりは、父であり、男性の全ての象徴であり、自らの尻尾を飲み込み輪を描く蛇の男性版であった。
 そういったモノを一つ一つ寄り合わせて行けば、なるほど、主という言葉にはなるだろうが、カグラはその過程にすら到達していない。
 誰かが見ていてやらねばならないだろう。
 オサフネはそう理解し、実践していた。あの加工屋の悲劇に関わった生き証人として。それもまた執着であり、依存であった。
 で、あるならば、だ。俺がすべきことは。
「おい」
 声をかけられ、カグラは驚いて彼のほうを向く。角度が変わって、目尻から少し涙がこぼれた。
 オサフネはいつの間にやら振り返り、カグラを凝視していた。
「自らを省みることが出来るのが、人間だそうだ」
 彼の物言いに、カグラは呆として理解できない様子だった。
「今のお前は失態を悔い、許しを乞うたのではないか?」

513:SS苦手
09/02/20 19:09:23 4RbV8W67
「…自省が出来るなら妾も人間か?」カグラは涙交じりに微笑する。「それは詭弁というのだ、主」
「うるさい、甘やかしているんだ。素直に甘えろ」
「…それで甘えろとは虫が良いぞ。女子は繊細で、主より雰囲気を気にするものじゃ」
 答える代わりにオサフネは無言で手を差し出す。
 二人の間を挟む寝台の、ちょうど真ん中に。
 カグラは逡巡し、やはり手を伸ばす。
 やはり、真ん中まで。
 誰もいない寝台で手と手がつながった。と、思うや、カグラの手が強い力で引かれ、
「ひゃ…」
 かわいらしい悲鳴が上がるころには、彼女の華奢な体はオサフネの胸の中に引き込まれていた。
「あ、あるじ?」
「あまり悲しいことを言うな」
 耳元で囁かれるオサフネの低音が心地良い。カグラも彼の背に手を回し、少し強めに抱きついた。
 自分が依存していることを嫌がおうにも感じ、同時に庇護される喜びも胸の中にゆるゆると広がってくる。
 そのような状態を、世の女性は至極簡単に言い表す言葉を持っているのだが、彼女にはそれがない。
 だからカグラはそのとき、無性に、庇護される証がほしいと感じた。
「主?」
「ん…!」
 オサフネはカグラの眼を見てぎょっとなる。
 彼女の墨を満たしたような黒い瞳に、手燭の灯とは違う熱が宿っていた。涙とは別種の潤みで、オサフネを見つめていた。
「妾は、主の相棒足りえるか?」
「何を唐突に…」
「相棒足りえなんだら、それは悲しい」カグラは熱に浮かされるままに主の言葉を遮る。「もし相棒と思うてくれるなら、妾は証しが欲しい」
「証とは?」
「証は…証じゃ」
 そう言ってカグラはひとえの袷(あわせ)の前をはだけ、肩を露にする。
 すらりとした肩の稜線から、薄布に包まれた豊かな胸の谷間までが、薄明かりの中に浮かびあがった。
 それはそれは魅惑的な絵面であるが、オサフネは年長者としての矜持を総動員し、反射的にむしゃぶりつくのを堪えた。
「…それはつまりだ、俺の公私共に、相棒になるという意味か?」
「駄目か?」
 カグラの長いまつげが不安げに震えている。
「妾にあるのは主との僅かな歳月だけ。振り返っても主しかおらん、考えられん…いっそ太刀のみであったなら、どれほど楽であったか!」
 簡易寝台が、ひときわ、きしむ音。
 感極まり、カグラは声を激しくすると、体を入れかえてオサフネを組み敷いていた。
「じゃが、今はどうしたことか!…主に触れることが出来る。主が触れてくれる。丁子油を注すその手で髪をすかれたら!…砥石をかける手で撫でられたら…あさましき執着に浸る自分があるのじゃ」
 カグラはオサフネの目をひたと見つめ、思いのたけを吐いていた。
「もっと触れて欲しいと、丹念に手入れをするように触れられたら、どれほどの愉悦かと…笑ってしまうであろ?」
「…ま、なんだ」
 オサフネは彼女の意外に深い情にうたれる思いだった。
 というより、刀に意思があるのなら、刀を愛でるとはそのような受け取られ方をさせるのだなと、変に納得できた。
「お前が淫蕩(いんとう)な娘だとは、よくわかった」
「いっ!?」
 ひょいと出た軽口にカグラはひどくうろたえる。
「淫蕩とは何じゃ!ひとがっ、ひとが、どれだけ…」
 尻窄みになるカグラにオサフネは微笑みかけ、
「そちらの方がお前らしい」
「ひゃっ!?」
 カグラがまた可愛らしい声を出したのは、彼が上体を起こして向かい合わせになったからだ。
胡坐をかいたオサフネの上に、カグラがまたがっている状態。そしてカグラの足の付根の秘丘には、

514:SS苦手
09/02/20 19:10:24 4RbV8W67
「な、なっ…なにか、硬いものがっ…あ、主っ!?」
「誘ったなら狼狽えるなよ…」オサフネは苦笑。「先に言っとくがな、俺はお前がもう少し一般常識を学んだら、お前の冗談に付き合ってドスビスカスを買って、それからに『しよう』と思ってたんだぞ」
「『しよう』って、ちょ、主っ、これはドスビスカス敷きの寝台というより…」
「むしろドスビスカスがぽとりと落ちる方だな」
「『アーーーー』って方か!?」
「調子が戻ってきたな」
「さっきまで愁嘆場のはずじゃろ!?」
「そんなの抱いても嬉しくない」
 そう言うとオサフネはカグラの綺麗な顎筋に右手を沿えて上を向かせ、唇を合わせた。
 例えようが無いやわらかさが、カグラの脳髄を蕩けさせた。くたりと全身の強張りを抜くと、いやがうえにも自らの秘部をオサフネの屹立に押し付けられてしまった。
 柔らかな肉の丘が圧迫され、甘い電流がゆるりと下半身に広がった。
「ふぁっ」
 オサフネの口腔内に彼女の戸惑ったような吐息が流れ込んでくる。
 顎筋に添えていた右手をするすると下ろし、背に這わせると、カグラの体が微かに震える。
「ん…」
 それが不快気でない事を確かめ、背筋のくびれに指先を這わせ、大きな手のひらで撫でてやる。
「んっ…ん、ふぁっ…」
 いつしかカグラは控えめなあえぎをオサフネの口中に流し込みながら、自ら腰を震わせて秘丘への刺激を貪っていた。
「あっ…あはぁっ!?」
 たまに良いところがあるのか、あえぎが大きくなると唇が離れるが、すぐにまた唇を押し付けてくる。
 それも少しづつ角度をずらしていて、互いのやわらかさを確かめているようだった。
 と、そろそろ刺激を変えてやろうと、オサフネの舌が彼女の唇を割り、中に進入してきた。
「んんっ!?」
 驚きの声もくぐもり、すぐに水音に塗りつぶされた。
 口付けと違い、直接に舌から脳髄へと刺激が駆け上るようだった。
「んっ…ひゅ、あっ…あっ」
 有り得ない場所が蹂躙され、進入してきたオサフネの舌から直接、唾液が嚥下させられる。喉がこくこくと鳴り、生暖かい唾液がかけくだる。
 普通であれば飲み下すわけが無いものなのに、それが主の体か出たものと思うだけでひどく興奮した。
「ぷぁっ!?…はぁぁぁっ…あ、主、今のは…?」
「ん?」
「その、ふつう、こんなに…」
 カグラは今しがた多量の唾液が下っていた喉に指で触れ、濡れた唇にも気づかず、熱く潤んだ瞳をオサフネに向ける。
「…たくさん、飲ませるものなのか?」
「統計を取ったら少数派だろうな」
 カグラは何も言わず視線を下げた。主の性癖に文句を言おうかとも思ったが、それをひどく気にっている自分がいた。
 ならば、なおさら淫蕩という言葉が現実味を増してくるではないか。
 もじもじしていると、今度はぐっと主の顔が迫り、耳朶をはまれた。
「うやぁっ!?」
 くすぐったいのと、ぞわぞわと全身に広がる小さな快感とがない交ぜになり、妙な声が上がる。
 オサフネは彼女の形のよい耳を唇で食んだり、舌先で突いたりしながら、カグラのはだけた袷を脱がせ始める。
「あ…くす、ぐったいっ!…んくっ!?」
 身をよじるうちには胸を覆う薄布も取り払われ、豊かな乳房が露にされた。
 服の上からでも万人の目を引く程ではないが、こうして一人で楽しむには十分な量感だった。
 オサフネの大きな手なら収まってしまうが、きっと指先にまで柔肉は吸い付いてくる。
 と、流石にカグラは両腕を胸の前で合わせて、最後の抵抗をこころみた。
 もちろん彼的にはどうという事もない、今度は袴の帯に指を掛け、履いているものをするりと脱がしてしまうだけ。
 もはや彼女の体を覆う人工物は、薄い白の腰布一つ。彼女自身が人工物である可能性は、この際黙殺する。
 最初に人の姿をとったときは惜しげもなく裸身のままだったものだが、人としての体がそうさせるのか、今の彼女は羞恥に顔から火でも噴きそうな勢いだった。

515:SS苦手
09/02/20 19:11:32 4RbV8W67
 むっちりと張った太股もぴたりと閉じ、オサフネに顔そむけて視線も合わせない。
 さすがにこれでは彼としても、やり辛い事この上ない。
「とって食うわけでもないんだがな…」
「嘘をつけ!とって食う気満々じゃろうに!」
「合意の上だったよな、これ」
「恥ずかしいのとは別物じゃ!」
「我侭(わがまま)め」
「そ、それに主も…ど、どうして妾だけ裸にならねばならんっ!?」
 はいはい。オサフネは振り返ると、さっさと衣服を脱ぎ始める。
 絶えず戦いを行う男の体躯は針金を寄り合わせたように引き締まり、手燭の明かりに全身に散らばる大小の痕(きずあと)が白く浮かび上がる。
 不規則に走るそれは、まるで未開部族の戦化粧のようだ。
 赤く盛り上がっている痕は真新しいもの。それが何を意味するか気づき、カグラは息を飲んだ。
 長船が下帯を外し全裸になったところで、あたたかく、狂おしいほどに柔らかい何かが、背中に押し付けられるのを感じた。
「どうした?恥ずかしがったり、情熱的になったり、忙しいな」
「すまぬ…」
「だから、どうしたと」
「痕…妾の細い刃では、飛竜の爪は防げぬ」
「お前の所為と言う訳でもない」
「じゃが!」
「強いて言うなら、俺とお前の行動の結果だ」
 責めもせず、軽口もない。共に在るという事実を、淡々と肯定する。
 それだけなのにカグラの胸はいっぱいになり、感極まってオサフネの広い背に頬を摺り寄せた。
 その背も良く覚えている。いつもはそこに自分が背負われている。言うなれば最も安心できる場所。
「謝らねばならんのは…」
 背中越しにオサフネの申し訳なさそうな声。
「ん?」
「謝らねばならんのはな、俺のほうだ」
「何じゃ?主が悪いことなど何も…」
「『そういうこと』をされるとだ、俺のほうも」
「…ま、まさか」
「限界なんだな、これが」
 転瞬、密林の迅竜もかくやという速さでオサフネの体が翻り、カグラの視界は空転して天幕の天井を捉える。
「そ、それとこれとはっ!?」
 文句の言葉も途中まで。オサフネの唇と舌とが言葉を奪い、下帯に包まれた柔らかな肉丘を掌が優しく押しつぶした。
 慣れていない肉芽への刺激は電流となって全身に駆け巡り、背筋を駆け上って、舌と舌とが咬合する刺激と混ぜあい、カグラの意識に火花を散らせる。
「ん、ぷぁ…あっ!、ふぁっ…んふっ、ふぁぁあぁぁっ!?」
 頭の中で光が明滅し、彼女は快感の中、羞恥と抵抗の意識を一緒に奪われた。

続く

切れ切れ投下だと、エロパロの本題に入った途端に只のエロ文ですな…
こういう時、異種姦だとエロだけでもモンハンらしくなるんだと痛感。
私は異種姦は書けないけど、異種モノの奥深さが解った気が…

次こそ本番とエピローグです。紳士は下半身裸で待たないように。

516:名無しさん@ピンキー
09/02/20 19:26:26 fGKCWc4e
おつー
ウマスギル!

517:名無しさん@ピンキー
09/02/20 20:06:34 TtuFycxE
5スレ…だと…

518:名無しさん@ピンキー
09/02/20 20:20:10 vGN8oKvC
5スレわろた

519:名無しさん@ピンキー
09/02/20 20:32:23 wKkf2ZLP
5スレ分も見られるなんて嬉しいや

520:名無しさん@ピンキー
09/02/20 20:37:49 klXjUc5o
おまいら…
過去には25MBの投下を宣言したつわものもいたんだぜ、このスレ

521:名無しさん@ピンキー
09/02/20 21:36:00 5czvz4qg
GJ
タイプミスじゃなく覚え違いだとしたら、5スレ=5000レスであると教えておこう

522:名無しさん@ピンキー
09/02/20 21:39:35 90tIi5+1
>>520
ハチミツの人だっけ?
あの人どこにいったんだろうか…?

523:名無しさん@ピンキー
09/02/20 21:51:03 22b/W7rn
ハチミツの人って誰だと思ってwikiみたけど、ハニーザホルンの人?

524:名無しさん@ピンキー
09/02/20 22:09:42 klXjUc5o
>>522
いや、誰とはいわないけど。たぶん25KBの宣言間違い
ハニーの人は一度に100KBくらい投下したっけ?

525:SS苦手
09/02/20 22:51:26 4RbV8W67
いぎゃぁあああああああっ!!
確かめに来たらえらい事にぃっ!?

ええ、もう、ほんと、5レスの間違いです。
触れないでやってください。スレ汚し、すまん orz

526:名無しさん@ピンキー
09/02/21 00:54:06 As7JGAtF
ハニーの人、面白かったのに失踪してしまい残念

527:名無しさん@ピンキー
09/02/21 02:50:20 CETXekda
GJ普通に良SSジャマイカ

それにしてもやっぱり生のままとって食うのは異端だよな・・・・せめて焼けよ蛇。

528:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:19:28 HsigyCBn
GJ!!!
かぐら=ホロと思って読んでたのは俺だけですよねすいません。

529:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:21:32 HsigyCBn
あっ、sage忘れてましたサマソ

530:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:28:18 ri5zLKq+
>>529の着地に浪漫砲しますね


ブロス類の襟飾りの裏から首筋は性感帯だと思う。

531:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:29:23 HsigyCBn
あれ、さがんない、なぜだあぁぁ

532:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:30:22 rg4kjPOT
お前2chは初めてか?力抜けよ

533:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:37:12 OhEc9EUw
sageは下げるのではなく上がらなくするものなのだよ。

534:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:40:46 HsigyCBn
>>532
すいません。
2ちゃんは一年経ってないんでまだ機能とかいまいちなんです。
レスありがとうございました。

535:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:45:19 HsigyCBn
>>533
そうだったんですか。頭に入れておきます。

536:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:48:29 rg4kjPOT
ぶっちゃけると、俺はお前に萌えた

537:名無しさん@ピンキー
09/02/22 02:21:00 7FAlLRqp
誰かネタくれ。なんでもいい

538:死神さんと
09/02/22 02:30:29 iRxBt+Bd
ちょいと投下させてもらいますよ。
男ハンター(デスギアS)×女ハンター(バサルガンナー)で和姦。
ぬるいエロなので物足りないかも。

539:名無しさん@ピンキー
09/02/22 02:31:00 Tc5dNuh2
大連続狩猟で返り討ち

540:死神さんと
09/02/22 02:31:11 iRxBt+Bd
一人のガンナーが雪山を走る。
バサルモス装備にはヒビが入り、兜の青い飾り羽も千切れている。
彼女は、ヤナは何も考えず、ただひたすらに逃げた。
ブランゴ狩りのついでに雪山草でも集めようと欲を出したのがいけなかった。
ポポやガウシカの群が少ないことにもっと気をかけるべきだった。
あの貪欲な轟竜が来ているなんて、ハンターなら十分予測できたというのに!
彼女は雪山の斜面から、みっともなく転げ落ちるように下へ逃げる。
ちらりと後ろを振り返れば、あの黄色いトカゲが大口あけて追ってきていた。
走って、逃げる。それが彼女にとっての最善の方法。途中でポポでも見つけたらそっちに気を取られるかもしれない。
そんなわずかな期待を胸に、彼女は必死に走りぬけた。

冷たい空気が満ちる洞窟に入ったときだった。
この洞窟を抜ければ、あと少しで高原に出られるというのに…
「しまった…」
忘れていた。この道は岩でふさがれていた。慌てて岩を破壊しようとするが間に合わない。
耳をつんざくような雄叫びが洞窟内に響いた時、ヤナは轟竜の前足で薙ぎ払われた。
まるで丸太で殴られたような衝撃が、ヤナの体で踊る。
もともと、そう丈夫ではないガンナー装備とはいえバサルモスの装甲がいとも簡単に破壊された。
冷たい壁に体を叩きつけられ、息ができなくなる。口腔に広がるのは鉄錆の味。
彼女が見たのは大口を開けている轟竜と、湯気をあげる自分の股間

そして、死神だった。

「ケヒャッハハハハハハハハ!!!」
聞くに堪えない醜い笑い声が轟竜に負けず劣らず、洞窟内で大きく響いた。
「なぁなぁ!どんな気持ち!?自分よりちっちぇ相手にしっぽ斬られるのはよぉ!!」
死神は…そう笑うと轟竜の顔面に大鎌を引っ掛け、そのまま引き裂いた。
轟竜の黄色い顔に描かれる赤い文様は怒りのためのものか、それともただの刀傷か。

突然現れた黒い影の男に、ヤナは茫然とする。
轟竜の咆哮も構わず、大鎌で斬る、斬る、斬る。瞬く間に轟竜の爪が割れ、皮が裂け、血が飛び散る。
それでも、流石は飛竜種か。威嚇するように大きく吠え、後ろに飛び退くと洞窟の外に出て、どこかに飛び立つ。

覚えていろ、必ず殺しに行くからな

そう言っているように、ヤナは思えた。

「あ~、くっそ、逃げられた…ペイント忘れてた…」
めんどくせー、と男が呟いてぼりぼりと頭をかき、そのままくるりと、ヤナのほうを向く。
全身デスギアS装備のその男は何事もなかったように、血だまりを踏み、ヤナに近づいた。
死神の足音に、ヤナは身をこわばらせる。

「大丈夫か?」

気が抜けるほど、優しい声だった。先ほどまで狂乱して飛竜を切り裂いた人物とは思えぬほどの豹変。
「立て…ねぇみたいだな。あ、骨は折れてねぇよな?」
動けないヤナの防具を手際よく外して、男は遠慮なく体を触る。
「腕一本で済んだか、運が良かったな」
先ほどの轟竜の一撃で右腕を痛めていた。骨は折れてはいないだろうが、どうもうまく動かない。
「矢を借りるぞ」
これまた手際よく、男はヤナの矢を添え木代わりにし、また彼女に防具をつける。
「気休めにはなるだろ、アームは外したままにしとくぞ。おい、聞いてるか?」
ぶんぶんとヤナは頭を縦に振る。それならいいと、死神は笑い、ヤナを軽々とおぶった。
「ここに放置しても達人どくろができるだけだからな」
嫌な冗談を言って死神は笑う。
「…すまない」
やっと声がでたヤナに、死神は機嫌良く笑った

541:死神さんと
09/02/22 02:31:47 iRxBt+Bd
女とはいえ、ヤナはハンターだ。そこらの女よりは重いし、なにより装備も重い。
そんなヤナを軽々とおぶって、死神はあっさりキャンプ近くの川辺についた。
もう少しでキャンプというところで死神はヤナを下ろし、また防具を外していく。
「何をっ…!」
「…血だらけだからな、水でも浴びたいだろ?」
まだ体が動かないヤナの言葉を無視して男はどんどん防具を外す。
バサルコートを外され、レギンスもあっさり脱がされる。
男の手が止まる。ヤナは言葉も出せず、顔を真赤にしてこの恥辱に耐える。
先ほど轟竜と遭遇したとき、ヤナは失禁していたのだ。
「インナーは脱がなくていいな。そのまま水浴びすればいい。俺は見張るから。」
男はそれに触れることはせず、ヤナを川辺にまで連れて行き、背を向けた。
ヤナは何も言わず、インナーを着たまま、川に入る。
恥ずかしくてその身すら燃えそうなヤナにとって、川の水の冷たさはちょうどいいくらいだった。
「あとで…」
消え入るようなヤナの言葉に、男は振り返らない。
「あとで、あんたの装備、洗わせてくれ…」
「あ~…気にしなくていいぞ。」
「気にする」
「…そうか、じゃあ村に帰ったら頼む」
何せ失禁したヤナを背負ったのだ、匂いがついていてもおかしくはない。
「お前、仕事は終わってんの?」
「ブランゴ狩り。あと数匹」
「そっか、じゃああとで俺が代わりに狩る。」
「あんたの仕事は?」
「俺?俺は今回無断侵入だから」
なんでも、非ハンターの友人の頼みで雪山草を採りに来たらしい。
なるべくギルドを通して狩り場にはくるものなのだが、たまにこのような無断侵入者もいる。
「ギルドでツアー頼んだら雪山草没収されるだろ?」
ケラケラと男は笑った。よく笑う男だとヤナは思って、つられて笑う。
「笑えるなら大丈夫だ。ゆっくり体洗って体力回復しとけ。」
「あぁ、ありがとう。」
男は大鎌を砥石で砥ぎはじめる。

「さてと、あの腐れトカゲを殺したら帰るか」

え、と思ったヤナが聞き返す前に、巨大な飛竜が降り立った。
脳天まで揺れるような咆哮に、ヤナは気を失いかける。
先ほど、雪山で追い返したはずの轟竜が、二人を殺しにわざわざ降りてきたのだ。
未だ傷も塞がっていないであろう、しかしそれでも轟竜は勇ましく吠える。
男はそれを嘲い、閃光玉を投げた。まばゆい光にたじろぐ轟竜が聞いたのは、あの醜い笑い声。
今まで闘ってきた竜たちより気に障るその笑い声に轟竜は怒りを露わにして、前足で虚空を薙ぐ。
痛みで頭が揺れる。そんな頭に、あの笑い声が響く。
その笑い声をかき消すかのように、轟竜はその名に恥じぬ咆哮を放った、。

それすらも、死神は嘲う。


542:死神さんと
09/02/22 02:32:33 iRxBt+Bd
――…

最後に、轟竜が吠えてどれくらいたっただろうか。
ようやく静かになった雪山の下で、男は何度も息絶えた轟竜の屍を辱めるように鎌で切り裂いていた。
先ほどまで笑い声をあげていた口からは呪詛の言葉しか出てこない。
「…おい、大丈夫か?」
後ろから震える声が聞こえ、男はようやく我に返る。
全身水に濡れたインナー姿の女が、こちらを不安気に見ていた。
「…俺さぁ、竜に故郷を潰されたんだよ」
どんな竜かも、わからない。覚えているのは、ただ恐怖だけ。
「よくある話だろ?生き残りがハンターなんて」
その怒りと憎しみが尋常ではないのは確かだった。
男は大きく息を吸い、ゆっくりと吐く。興奮をおさめているのだろう。
「…先にキャンプに戻っとけ」
男は背を向けたまま、そう言った。向かないのではない、向けないのだ。

いつからだろうか、殺した竜を切り刻むたびに勃起するようになったのは。

初めは己の醜態に笑った。
しかし、それがこの楽しい出来事のあとにしかならないと気づけば話は別だ。
娼館でも使えない、使えるのは、その殺し合いのあとだけ。
呪いにしては馬鹿らしい、己の歪んだ性癖ができたと知ったとき。
男はそれはそれは醜い自嘲の笑い声をあげた。

それからオトモアイルーも連れず、ただ、一人で狩って、殺して、自慰をした。

「…あんたはどうするんだ?」
ヤナの言葉に、男は適当な言葉を探す。その適当な言葉が見つかる前に、ヤナが言葉を続ける。
「あんたには、二度も助けてもらったな。礼をしたい」
ぱちゃり、と、水に湿った重い音がした。
「こっちを見ろ」
ヤナの言葉に男は首だけ振り返る。水を含んだインナーは脱ぎ棄てられ、全裸の女がそこにいた。
「痴女か?」
「ちがう。礼だ。いらんか?」
「いや…いらんとか、お前…」
「そういいつつ、勃起してるだろ」
男は口ごもる。夢中で轟竜を切り裂いていたため、勃起したのを見られていてもおかしくはない。
「これは…だな…」
「私の裸でだ」
男のいいわけを消すようにヤナは言い切る。
「そんな黄色いトカゲに発情するものか、私の裸だ」
男はどう説明すればいいかと、言葉を探しているとき、ヤナの足が震えているのに気づいた。
口では気丈にふるまっているが、やはり恥ずかしいのだろう。
「…ばれた?」
男の言葉を、ヤナは無視する。
どうも、ヤナはなんとなくこの男の特殊な性癖を察してしまったようであった。
そりゃ勃起しつつ竜の死体を切り裂くような男だ。一体何を口走ったかも覚えていないから、男は頭を抱える。
「あんたは、私の裸で興奮している。極めて正常だ」
暗に、竜の死体で興奮する変態じゃないと慰めてくれているのだろう。
実際、ヤナの裸体は綺麗だった。
右腕は痛々しく腫れあがっているものの、程よく筋肉のついた体は引き締まっていて
大きくも小さくもない胸があり、水に濡れているせいだろう、妙に艶めかしい姿だった。
あぁ、よかった、俺は正常だ。
竜の死体じゃなくて、ちゃんと裸の女に興奮している。
「…こっちにこい」
熱を持つ死神の言葉に、裸の乙女は大人しく従った。

543:死神さんと
09/02/22 02:33:19 iRxBt+Bd
―轟竜の死体の上で、デスギアS装備の男が座り、その男に向かい合うよう全裸の女が跨っている。
…女の胸は、こんなに柔らかいものだったのだろうか。
長い間、男はヤナの乳房を揉み、先をつまむんで弄んでいた。
そのたびに漏れる甘い声は轟竜の咆哮よりも男の脳を揺らした。
「いつまで…胸を…んっ…」
じれったいといいたげにヤナの眼が男に懇願する。
すでに外気に晒されている男のソレに、ヤナは秘所を擦りつける。
「まぁ焦るな」
男はそう言うと乳房の先を口に咥え、赤子のように吸う。
誰もいないのだから声をあげてもいいのだが、ヤナは声を必死に抑えていた。
声は抑えても、体が予想上に勝手に動き、花芯を男のソレに擦りつけるように腰を浮かした。
濡れているのは水浴びのせいだけではないだろう。
「もういい…?」
必死に腰を浮かせて挿入に持ち込もうとするヤナに、男は無言で尻を掴んでやる。
そこじゃない!と言いたげに、ヤナは男の頭を左手でべちべち叩く。
言葉を出せないのは、今、口から出るのは嬌声だけのため、必死に耐えているのだ。
頭を叩かれても、男は乳首から口を離さず、人差し指で悪戯するように女の菊をなぞる。
背筋に走る奇妙な感覚にひぃっ!と悲鳴をあがる。
「お前っ…このっ…」
「わかった、わかった、そんじゃいただきますよっと」
腰を浮かせるヤナを補助しつつ、男は秘所への侵入を試みる。
ここしばらく右手か、竜の死骸程度しか味わってなかった男の息子は大喜びで、大きな水音を立てて中に入っていく。
熱い、キツイ、でも気持ちいい。
ヤナが腰を振ろうとするが、気持ちよすぎて上手く動けないらしい。
すすり泣くような声をあげ、左手で男にしがみつきながら腰を動かす。
デスギア装備を愛液で汚し、足先に轟竜の死骸を感じながら、水音を響かせる。
先ほどの戦いで大声で笑っていたとは思えないぐらい、男は無言だった。
聞こえるのが、水音と自分の押し殺せない嬌声だけでヤナは顔を赤くする。
声がでるくらい気持ちよくしてやりたいと思ってヤナが腰を振り続ける。
その水音が激しくなるたび、ヤナの声は大きくなり、男も息が荒くなりだした。

「あぁっ」

そう小さな悲鳴をあげて、ヤナはその身を震わせる。先に絶頂が来たのだろう。

体から一本芯が抜けたようにぐにゃりとヤナは男にその身を預ける。

「すまん…体位を変えてくれ、もう動けない」
ヤナのマグロ宣言に男は嫌な顔をせず、ゆっくりと抜いてやる。
「向きあう形でいいか?」
「それでいい」
轟竜の死体をベッド代わりにするなんて、贅沢だな
なんて、ヤナはぼうっとした頭で考えて黄色と青の死骸の上に寝転がる。
硬いし、ごつごつしてるし、なんか血が出てぬめっとしてるし、正直ベッドには向いていない。
一度イったせいか、先ほどより男の侵入は容易だった。さて、再開しようかと男が大きく腰を動かす。
「なぁ、ちょっと、いいか?」
息も絶え絶えに、ヤナは突かれたまま男に声をかける。
「なんだ?」
「私の名は、ヤナ。あんたの名前は?」

お互いが、会って一日も立っていないことに気づき、二人は苦笑した。

544:死神さんと
09/02/22 02:34:59 iRxBt+Bd

雪山から降りてしばらく――…

ヤナの右腕が動くのと、勘を取り戻すのに、合計一ヶ月近くかかった。
その間、彼女の家にはたびたび、不吉なデスギアS装備の男が現れていた。
初めは御主人にお迎えが来た(生死的な意味で)と勘違いしたアイルーにより、キッチンアイルー総出でふるぬっこにされた事もある。
何度あの肉球で叩かれ、体当たりされ、生魚を投げられたことか。
それでもめげず、デスギアSを脱がず、ヤナの家にくるこの男。
けっしてふるぬっこが楽しかったわけではないと、後に語るが…
とにかく、最近ようやく御主人の狩り仲間だと認識されたらしい。
「にゃー、御主人、またセケルが来たにゃー」
すっかりまたたびで買収されたアイルーは、それだけ言うと気を利かせて奥へと引っ込む。
相も変わらず不吉な男が、蜂蜜やらカジキマグロやらを持ってくる。
「右腕はどうだ?」
「そろそろ狩りに行けると思う」
「そうか」
そこでまたひょっこりとアイルーが顔を出す。
「御主人、今度の狩りは念のためセケルといくにゃ!」
後ろではそうにゃ!そうにゃ!何かあったら大変にゃ!と他のアイルーが騒いでいる。
こんな装備の男でもマタタビのおかげでかなり信用されてます。わーい。
アイルーはそれだけいうとまた奥に引っ込む。きっとキッチンではマタタビ祭り開催中なのだろう。
マッタタビ!そッれ!マッタタビ!とわけのわからない声も聞こえてくる。
「…というわけで、今度の狩りに同行してくれるか?上位ハンターさん」
ヤナの言葉にニヤリとセケルが笑った。
「そうだな、もちろんヤらせてもらおうか?」

その言葉に、ヤナは返事代わりに、黒いフードの死神に慣れぬ口づけしてやるのだった。





545:名無しさん@ピンキー
09/02/22 02:38:04 iRxBt+Bd
以上です。ありがとうございます。

轟竜が洞窟の中まで入るのはムービーであったので許して欲しい。

バサルモス装備の女ガンナーはイイ。何がイイってレギンスとかレジストとかがイイ。
肌を見せないエロスを感じてしまって書いた。気がついたら全裸だった。
泣きたい。声をあげて泣きたい。
中二病を患ったので今回はデスギアS。そんな自分はガルルガ頭の人。

フェイク装備っていいよね!

546:名無しさん@ピンキー
09/02/22 03:35:23 VEIM04Ij
GJ!
ただ、男のデスギア頭部装備は顔見えないんじゃないか?

547:名無しさん@ピンキー
09/02/22 09:32:08 jMPUh4Xm
GJGJ!萌えたよ!
ご主人のために死神ふるぬっこするアイルーカワユスw
ガンナー装備の見せないエロス、確かに受け取った。
隠れてるからこそ見えたときにエロさが増すものだ!
ガルルガフェイクの人か、あれも好きだったよ!
あなたの書く男前な女性が大好きだ。

548:名無しさん@ピンキー
09/02/22 15:33:34 Fgl8vbU8
GJ!
長引きそうな題材を程よい量でまとめる辺りに手腕を感じます。
べちべち叩く、で萌えました。

549:名無しさん@ピンキー
09/02/22 15:44:04 H4o2Prft
クールは大好物です GJ

550:名無しさん@ピンキー
09/02/22 19:15:01 O+d+/PgT
とってもGJ^^

551:名無しさん@ピンキー
09/02/23 21:34:26 lE3ji5sY
>>550の人です
前回はここに来るのが初めてでしたのでお許しを^^;
これからもよろしくお願いします。

552:名無しさん@ピンキー
09/02/23 23:24:50 +6b2k6v9
モノディアの性感帯はフリルの裏。
ティガナルガの性感帯は脇腹。
バサルグラビの性感帯は胸。
クックガルルガの性感帯は耳。
ヴォルトトスの性感帯は頭のヒレ。


全てなんとなく。

553:名無しさん@ピンキー
09/02/24 08:40:00 rc8W+Cch
全部あってるよ
ソースは俺

554:名無しさん@ピンキー
09/02/24 11:57:40 pIEqgXpK
エスピナスは腹
ベルキュロスはヒラヒラだと信じて止まない

エスピナスなSS読みたい……

555:名無しさん@ピンキー
09/02/24 15:59:06 uyq7Enr8
wikiに直接投稿してるやつを見るたび、自分の黒歴史がフラッシュバックする。
誰か…あのテンションを止めてあげて…!

556:名無しさん@ピンキー
09/02/24 16:41:20 3qO/c3Tm
過去の自分に言い聞かすつもりでコメント書いて来いよ
あんなのつつきたくねぇよ…

557:名無しさん@ピンキー
09/02/24 17:19:55 DSKk0t5b
>>538
久々に人間同士で萌えた。 GJです。

所で、ここってハンターな女性じゃなくても大丈夫なんでしょうか?
モンスター×街娘 的なシチュを考えてるんだが

>>554
Fをやっていない俺涙目

558:名無しさん@ピンキー
09/02/24 17:37:01 Be7+G7bU
>>557
かつて受付嬢や竜人の歌姫、第一王女まで股を開いたスレで何を今更

559:名無しさん@ピンキー
09/02/24 19:21:46 kiSnfNYr
第三だった希ガス

560:名無しさん@ピンキー
09/02/24 22:38:02 jQg2n5Kv
>>554
アクラたんはどこだろうな

561:名無しさん@ピンキー
09/02/24 23:36:03 ZEFHJWN0
>>555
今見てきたが、本当にあの前書きはなんなんだろうな

アイツには触れるなと俺のゴーストが囁くんで俺はパス

562:名無しさん@ピンキー
09/02/24 23:56:18 2I0+vqh2
あああああ俺の黒歴史がフラッシュバックするうううううう

563:名無しさん@ピンキー
09/02/25 00:02:48 XlJ3Zq+Z
コメントに勇者ktkr!

564:名無しさん@ピンキー
09/02/25 00:09:37 yKwmCPp6
ゴメン誤爆した。

565:名無しさん@ピンキー
09/02/25 00:12:50 yKwmCPp6
563=564です。申し訳ない。
ネコートさんにねこパンチくらってくる

566:名無しさん@ピンキー
09/02/25 01:42:37 /FIWDRvB
ごめん結局無理だった。氷炎剣。逃亡するよ。

だから頼む、誰かプーギーでエロパロ書け、いや書いてください
URLリンク(imepita.jp)

567:名無しさん@ピンキー
09/02/25 01:47:46 L/QiHO1d
目を盗まれた!
豚が人に見えるぞ!


ヒプッぽい服とヴォルっぽい服はかわゆす

568:名無しさん@ピンキー
09/02/25 10:27:44 D6TgDuOf
>>557抵抗する術を持たない市井の住人が怪物に蹂躙される……最高じゃないですか

>>559姉様は妹君より先に御開帳してる

569:名無しさん@ピンキー
09/02/25 20:35:33 tQCS1shA
第一王女はゲリョスにこすりつけ止まりじゃなかったっけ?


570:名無しさん@ピンキー
09/02/25 22:13:05 /FIWDRvB
村の看板の下にいるアイルーと世界中を旅して伝承を書き纏めながらにゃんにゃんしたい

プーギーのお尻をひっぱたいてMに覚醒させたい

農場のアイルーたちにハチミツ塗りたくってドキノキノコや魚や黒い塊を尻に突っ込んで開発したい

トレニャーさんの仕事中に性的なちょっかいだして仕事を台無しにしたい

キッチンアイルーたちにマタタビで発情させてハチミツでぬるぬる乱交させたい

オトモアイルーをクエスト中に犯してなつき度うpさせたい

武具屋のアイルーに骨を突っ込んで喘がせたい

集会所前のアイルーはどうでもいい

ネコートさんにバイブとか仕込んでそしらぬ顔でクエスト受けに行ってネコートさんが悶えながらクエスト選ばせるのを眺めたい

集会所のアイルーを強姦して背徳的な快感を仕込みたい


無理だろ

571:名無しさん@ピンキー
09/02/25 22:29:47 E0zUDcUJ
>>集会所前のアイルーはどうでもいい

表に出ろ。

572:名無しさん@ピンキー
09/02/25 22:38:06 vsGtQcUo
>ドキノキノコ
土器の茸的な物を想像したどんなものか詳しく

573:名無しさん@ピンキー
09/02/25 22:39:41 D6TgDuOf
今読み返して来た
ごめん記憶違いだった、実際やってた相手は青服さんだわ

そういや、この人の書く受付嬢って、少し前に話題にあがった、
“ハンターにとってマイナス要素じゃないギルド”の稀有な例なんだな

574:名無しさん@ピンキー
09/02/25 22:51:16 /FIWDRvB
あんなクソ可愛くねー猫はいらん

>>572
読み返した
なんだそりゃwww
きっと硬くて大きいんだよ!


…ドキドキノコっす…すまん…

575:名無しさん@ピンキー
09/02/25 23:05:48 /FIWDRvB
19:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/19(月) 22:23:23 X2kMs352
何故キッチンアイルーは、幻獣チーズなるものを毎回食卓に出せるのですか?
名前からしておそらく幻獣の乳から作られていると思うのですが。
もしかして我々ハンターの預かり知らぬ所で
メスキリンとかの乳用家畜化が成功しているのでしょうか。
そして日々搾乳が行われているのでしょうか。
理不尽です。

24:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/19(月) 23:04:08 m5++llfU
>>19
>メスキリンからの乳用家畜化
あなたがそんな事言うから、キリン娘から搾乳しているシーンを想像してしまい、私の最大金冠フルフルがいきり立ってしまいました。
どうしてくれるのですか。理不尽です

576:名無しさん@ピンキー
09/02/25 23:25:25 p1eurv0u
理不尽スレって時々レベル高いよな。いろんな意味で。

577:名無しさん@ピンキー
09/02/25 23:46:28 tQCS1shA
おまいらがキリンさんおよびキリン娘が好きです、なのはよーくわかった

578:名無しさん@ピンキー
09/02/25 23:58:29 /FIWDRvB
キリンとかいいから
誰か「キッチンアイルーの三日間クッキング」とか言って
三日かけて女ハンターを調教するの書いてよ
根棒ネギとかそういう食材突っ込むの

579:名無しさん@ピンキー
09/02/26 00:28:28 WUEw+5qz
好き嫌いすんなら自分で書けよ

580:名無しさん@ピンキー
09/02/26 00:59:12 /QklC6nN
>>579
キリン&キリン娘は供給が多すぎるからもういいよってことだ

書けるならとっくに書いてる

581:名無しさん@ピンキー
09/02/26 01:07:45 8eSY56zt
好き嫌い言うと雄同士の濃い奴しかなくなって泣く事になるから何でも食べなさい

582:名無しさん@ピンキー
09/02/26 01:30:08 MMY03wfd
そりゃこわいな、なきそうだw

583:名無しさん@ピンキー
09/02/26 01:39:48 WUEw+5qz
お腹いっぱいなら無理に食べなくてもいいけど、お残しは黙ってしてくれや
もういいとか余計

そんなことより、黒ずんだディアブロたんによる逆レイプはまだですか

584:名無しさん@ピンキー
09/02/26 01:44:04 ppvONLkf
だからエスピナスを……

なんであんなツンデレを放置するんだ……

何時もはハンターに無関心なのに 怒るとティガより早いタックルで襲ってくるとか息子がいきり立つね!

585:名無しさん@ピンキー
09/02/26 07:36:08 /QklC6nN
繁殖期のゲリョ子…狂走エキス…先の丸いしっぽ…ぷりちーなお尻…ゴクリ。


村人(武具屋やアイテム屋の店主とか道端で話す男女とか)のパロってあったっけ?

586:名無しさん@ピンキー
09/02/26 22:10:57 CQAiLBmN
♀ナズチがステルス機能を使ってショタハンターを逆レイプするという電波を受信した

誰か頼む!

587:名無しさん@ピンキー
09/02/27 04:31:00 HwZy92Dq
>>586
どこからともなく舌がにゅっと伸びてアレを盗んでいくのですね、グロいです

588:名無しさん@ピンキー
09/02/27 05:04:34 fNEs3ozz
水浴みしてる最中ににゅるっ
シンプルな発想だが逃げ場も無ければ隠す物も無い 慌てたり追いつめられていくのが上手く書ければすっごくエロいシチュエーションだと思うんだ

俺は書かないけど

589:名無しさん@ピンキー
09/02/27 16:04:13 RYEzjt59
俺は女性ハンターのモンスターに遭遇したときに、あまりにも恐怖に…

失禁するところを…

やっぱダメだろうな…

俺もネタ書きたいけど、相変わらず下手くそだからなぁ…。
ぜひこういうネタを書いてみたいが…。
キリンやアスールなどの露出が高い装備以外
特にルーツやバルカン、レウスXとか…
もちろん叩かれ覚悟でお願いします!!

590:名無しさん@ピンキー
09/02/27 18:28:04 aC+bu74w
失禁ネタを読みたいのか、それとも自分で書きたいのか…
ちょっと言いにくいんだが、その…

無駄な空行と『…』でばっかり終わる文末と、日本語でおkな文章なんとかしないと…

591:名無しさん@ピンキー
09/02/27 18:56:10 RYEzjt59
>>590
いや自分の思いつきです^^;
とりあえずこのネタは無しにしとこ^^;
いくらエロパロであれども、理論上難しい感じがする。
自分で書けるかも問題だからとりあえずこのネタはお預けだな^^;
すまない。

592:名無しさん@ピンキー
09/02/27 19:00:55 Jp+WRx0v
ハンターとモンスが戦ってる最中、頭突き食って互いの意識が入れ代わるSFとか
オトモハンターにするために戦闘中のハンターを掠うホラーとか
新しいフィールドを探して未開の地を探検中、未知のモンスに襲われ、(言葉通りの意味で)
既存モンスと共存する村人に助けられたギルド調査員の苦悩なんてのが読んでみたい

背景掘り下げたり調理法を変えればまだまだ新鮮さは尽きないと思うんだよ
あ?だったら自分で書け?
住人をストーリーにぐいぐい引き込める魅力的なキャラが量産出来るならとっくに書いてるよ

593:名無しさん@ピンキー
09/02/27 19:31:17 RYEzjt59
失礼します。
空白あけすぎた俺だけど、いいネタが浮かばない感じがするが、俺の思いつきネタの失禁ネタは悪い感じがする^^;
>>592のネタでもいいけど、なんだか楽しそうなネタあるかな?
俺は楽しみにしているが
あと言葉下手くそで申し訳ない。

594:名無しさん@ピンキー
09/02/27 19:56:32 rhjUs7H0
ここ依頼スレじゃないからな?

595:名無しさん@ピンキー
09/02/27 20:13:07 RYEzjt59
>>594
すみません^^;
依頼ばっかりとかで申し訳ない!(>_<)
俺のミスだなコレ
はっきり言ってスマソ!(>_<)
少しは俺も文章を見直そうかな・・・

596:名無しさん@ピンキー
09/02/27 20:15:46 Y2wn31EF
悪魔絵師と同じ名前だし

597:名無しさん@ピンキー
09/02/27 20:17:08 Y2wn31EF
誤爆った

598:名無しさん@ピンキー
09/02/27 20:50:38 g+Rx+WoB
ナルガにゃんがとふとふ駆け寄ってお手するのめんこい

599:名無しさん@ピンキー
09/02/27 22:27:54 CgjXSkrL
唐突に駄文投下します。注意事項としては以下の通り。

一、擬人化要素アリ
二、連作の予定
三、最初はエロ無し
四、主人公がなんか厨っぽいかも
五、後半は展開が無理矢理な感じ
六、作者はリアルに太刀厨

では、投下開始します。携帯だからペース遅いかもです。

600:猛き獣達の番い・1 1/6
09/02/27 22:30:44 CgjXSkrL
―俺は、常に一人だった。
新米だった頃、片手剣の火力不足に悩んでいた時。
皆が大剣やランスなどを選ぶ中、俺一人だけは太刀を選んだ。
すると皆、俺をバカにしてわざと遠ざけるようになった。
「実力のない奴」
「自爆常習犯」
「初心者にありがちの楽な選択」
どれもいわれのない事で、とにかく悔しかった。
だから実力をつけるために太刀を携えて、片っ端から狩り、どんなクエストでも一人で行った。
気がつけば、太刀があれば大低のモンスターを狩れるようになっていた。
すると、皆は俺を恐れるようになった。
「化け物」
「人間ワザじゃない」
「一緒に行ったら絶対斬られる」
その頃には、そんな事に興味がなくなっていた。
だから、前以上に厳しくなったクエストでも、やはり一人で行った。
同時討伐、大連続、古龍、その他。
こなす度、他のハンターの恐れは強くなった。
逆に俺の技量は上がり、強くなっていった。
いつしか、俺は「殲滅皇帝」と呼ばれるようになり、「レン」という名前すらまともに呼ばれなくなっていた。
でも、どうでもよかった。
ここまで来ると連れはオトモよりも邪魔で、ろくに役に立てないくせに報酬は等分にもらっていくこそ泥同然の存在。
だから俺は一人、ギルドから優先的に回されてくる難しいクエストをこなしていた。
そう、俺は常に一人。
同僚もいない。
師もいない。
後輩もいない。
多分、これからもそうだろう。
だが構わない。
俺は「殲滅皇帝」。
つまり孤高なのだから―




601:猛き獣達の番い・1 2/6
09/02/27 22:31:57 CgjXSkrL
旧火山、洞窟内。
俺は先程まで対峙していた討伐対象を探し、灼熱のマグマの近くを歩いていた。
討伐対象は「激昂するラージャン」。なんでも、ほとんどのハンターが恐れるラージャンが更に凶暴になったものだとか。
確かに、戦ってみた感想としては、普通のラージャンをはるかに凌駕していた。
あらゆる一撃の重さ。
移動の速さ。
そして更なる怒り―激昂状態の、気迫。
だが、やはりラージャンはラージャン。どこを狙っても相当なダメージになるのは変わらない。右方向への攻撃に隙があるのもそのまま。激昂状態は一撃の重さが段違いだが、そのせいで速度はむしろ落ちている。
激昂するラージャン、という呼ばれ方からどんなものか、と考えていたが、拍子抜けだった。充分勝てるじゃないか。
「……ふっ」
そう思うと、歪んだ笑みを浮かべてしまう。理由は大体わかる。

俺は今、「充分勝てる」と思った。ほとんどのハンターが恐れる、激昂するラージャンに対して。

これでは、立派な化け物だ。自分自身、人間離れしていると思う。
だが仕方ない。「一人で戦う」時点で、俺の感覚は大分麻痺しているのだ。別に今更モンスターを恐がってみる必要はないし、そうでなくとも、ハンターになってからまともな目で見られた記憶がない。連中みたいに振る舞っても、何も変わらないのだ。
だったら化け物でいい。何が相手でも生き残れるのだから。
そう思っていると。

グォォォオッ!!

反響する咆哮。冷静に耳をすまし、音の出所を探ると、その先には先程対峙したものと同じ姿。

激昂するラージャン。

金色に逆立つ体毛に電流を纏わせた、更に凶暴化した獅子。奴は俺を見つけ、両腕を振り上げる。それを見て、俺は笑った。
「なんだ、まだ元気なのか」
返事は気光ブレス。余裕をもって回避すれば、今度は飛び上がってローリングアタック。紙一重でかわしきった。
「全く、手荒い挨拶だ……な!」
直後、ラージャンが着地した瞬間を狙って、鋼氷の刃ダオラ=レイドで後脚に斬りかかった。しかし、後もう少しで当たる所でラージャンが前に出た。刃は空を切る。


602:猛き獣達の番い・1 3/6
09/02/27 22:35:14 CgjXSkrL
もっとも、予想していた俺は即座に前転で距離を詰め、今度は突きかかる。その一撃は見事ラージャンの後脚の付け根に命中。更に続けた斬り下ろしで、血しぶきが上がる。
これは痛かったらしく、ラージャンは悲鳴じみた声で鳴いた。その間に、俺は近付きつつ後脚をメッタ斬りにしていく。
次々に噴き出す鮮血。だが残念な事に、致命傷には遠いらしい。頃合いを見て、俺は距離をとった。するとその瞬間から、ラージャンの猛攻。
回転攻撃。
剛腕での薙ぎ払い。
軽快なステップから繋がるバックジャンプ。
生憎だがどれも熟知している。回避などたやすい。俺はぎりぎりの所でしのぎつつ、反撃のチャンスをうかがう。
そして攻撃の切れ目。俺を視界に捉えるために方向転換しようとした所へ、ここぞとばかりに連続攻撃。怯んだ隙に懐をくぐり抜けて反対側に回り込めば、振り向きざまの回転攻撃。落ち着いて斬り下がりで回避しつつ一撃を加え、回転が止まった瞬間に気刃斬りと突きを叩きこむ。
方向転換に合わせ、横っ飛びで視線を大きく反らさせた上で、再び懐へ。ラージャンが俺を見失った瞬間、腹めがけてダオラ=レイドを振り上げた。刃先が突き刺さり、鮮血が髪と頬を紅く染める。
―と。

グオァァァァッ!!

悲鳴じみた怒りの咆哮。衝撃に似た叫びを浴び、俺の体が宙に投げ出される。
「しまった!」
回避と攻撃に集中し過ぎて忘れていた。ラージャンの咆哮は耳をつんざくけたたましいものではないが、それ自体が近付く者を跳ね退けるものだという事を。
地面に打ち付けられ、転げ回ってしまった。途中で手をつき、制動をかけつつ勢いを利用して立ち上がる。それは時間にすれば一瞬の事だが、この戦いではかなりの隙となった。

603:猛き獣達の番い・1 4/6
09/02/27 22:36:48 CgjXSkrL
次の瞬間、唸りを上げて剛腕が襲い掛かる。動きが止まっていた俺は回避などできるはずもなく、もろにくらって吹き飛ばされた。
様々な防具を組み合わせた鎧が軋むが打ち所が良かったのか、幸いにも大したダメージにはなっていない。だが、今度は受け身もろくに取れない無樣な転がりよう。加えてなんとか制動をかけた所へ、ラージャンが飛び掛かってきた。結果、奴に押し倒されたかのような格好になる。
「く……っ」
顔が近い。心なしか、凄惨な喜びをたたえているように思える。
実際そうだろう。この状態なら、ラージャンの方はほぼ確実に俺を殺せる。一方の俺は仰向けだからろくに動けない。このままでは好きなように嬲られて終わってしまう。

―いや。

まだ抵抗はできる。
俺は仰向けのままダオラ=レイドを振るった。
幸運な事に、ダオラ=レイドを握った腕はラージャンの下敷きにはならず、頭の上の方にあった。そして、俺の目の前には奴の顔。突かれるとどんな生き物でも怯む急所、目を狙う絶好のチャンスだ。
はたしてラージャンの攻撃が止まるかはわからない。
だが、やるしかない。
俺はまだ生きている。生きている限り、負けではないのだから。

ラージャンが俺目掛けて拳を振り下ろすよりも速く、俺がラージャンの目に向かって刃を振るった。奴の目が、大きく見開かれる。血のような眸に鋼氷の刃が写り、吸い込まれ―



604:猛き獣達の番い・1 5/6
09/02/27 22:37:55 CgjXSkrL
金属音。

ダオラ=レイドが、止まった。
真紅に突き刺さるよりも先に、大きな棍棒に行く手を遮られていた。

「危ない危ない、本当に顔に傷がつく所だったよ」

そして響く、女の声。棍棒が視界の上に移動し、女の顔が現れる。
日に焼けた、といった具合の浅黒い肌。肩口まで伸びた金髪には黒いメッシュ。瞳は先程狙っていたものと寸分違わぬ真紅。
「全く、女は顔が命だよ?キズモノにしないでおくれ」
すっと目が細められた。かと思うと、視界を覆いつくしていた彼女の顔がぱっと消える。その後にはごつごつとした岩の天井。ラージャンではない。
「っ!」
まさか白昼夢か、と思って飛び起き、辺りに素早く視線を巡らせる。するとすぐに人影を見つけた。
顔は先程見た女のものだ。肩に担いでいるのは、鬼金棒【温羅】。ダオラ=レイドを遮った棍棒はおそらくこれだろう。服装は金色・真シリーズ。見れば、袴を中心に所々破けている。
だが、そんな事に興味はない。俺は更に視線を移し、辺りを見回す。ところが、目標―ラージャンは、どこにもいない。影も形もない。
「……」
狐につままれたような気になった。
「どういう事だ……」
信じられないと思いながら、俺は最初に見つけた女の方に視線を戻す。
まさかとは思うが―

「……ラージャンが、人に化けた?」

頭に浮かんだ突拍子もない答えを呟いてみた。すると女は、にやりと笑う。
「理解が早くて助かるねぇ。確かにアタシは人に化けたよ?」
どうやら本当のようだ。だが信じられない。先程まで戦っていた奴が、まさか人間に化けてしまったとは。
俺の頭が真っ白になる。一方、女は鬼金棒【温羅】を背負いながら、俺を見上げた。笑みを浮かべたまま、続けて口を開く。
「アンタの実力、身をもって思い知ったよ、レン。見立て通りで安心したよ」
「……」
「おや、チャチャブーがこやし玉くらったような顔してるねぇ。ラージャンが人に化けたのがそんなにショックだったかい?」

はっと我に返った。

「……どういうつもりだ、ラージャン」
飛び退いて女と距離を取り、ダオラ=レイドを握り直して対峙する。

605:猛き獣達の番い・1 6/6
09/02/27 22:38:57 CgjXSkrL
対する女は一瞬だけぎょっとしたが、すぐに笑みを取り戻す。そしてため息を一つこぼし、やれやれと肩をすくめた。
「説明が必要かい?面倒だねぇ……おとなしくついて来てくれるとありがたいんだけど」
どうやら俺をどこかに連れていきたいらしい。しかし俺はついていくつもりなどない。
「断る」
「随分と大仰な断り方だねぇ。まぁ、すんなり行くとは思ってないさね」
「……そもそも、ラージャン相手に話す事などない」
「アタシにはあるのさ。頼むからしのごの言わずについて来ておくれ」
「断ると言ったはずだ。理由も言わずについていく馬鹿がどこにいる」
「……らちがあかないねぇ。アンタはいちいち説明しないとわかってくれないのかい?」
確かにらちがあかない。だが、人間に化けるような奴についていくのはどう考えても自殺行為だ。こいつはそれがわからないのだろうか。
「……でもこの場で説明するのはやっぱり面倒だね」
いや、それを考えるのが面倒なのだろう。女は頭を掻きむしって面倒そうに呟いた。

「やっとの機会で待ちくたびれてるし……使うかねぇ、強引な手ってやつ」

笑みに黒いものが加わる。
来るか。
俺は改めて身構える。女の方も姿勢を低くして構えを取るが、ふと思いついたかのように口を開く。
「まあ、何が目的かぐらいは言っておかないとねぇ」
「……なら言え。それくらいは聞いてやる」
「そいつは助かる。だったらよぉく聞いておきな」
次の瞬間。

「アタシ『達』は、アンタをずっと待ってたのさ」

彼女の顔が、目の前にあった。それをまともに理解するのと同時に、吹き飛ばされた。ダオラ=レイドが手からすっぽ抜け、体が壁に叩きつけられ、情けなく倒れ込む。
かなり痛い。しかも打ち所が悪かったらしく、体に力が入らない。頭もぼんやりとしてくる。

―まずい。
このままだと、気を失う。

俺は遠のく意識を必死で手繰り寄せ、立ち上がろうと力を振り絞る。だが視界は次第に霞み、体も重くなるばかり。
抗えない。
意識が、遠くなる。

「安心しな……別に殺すわけじゃないからね」

微かに聞こえた声。
それを最後に、視界が暗転した。

606:名無しさん@ピンキー
09/02/27 22:44:08 CgjXSkrL
以上で終了。続きはこれから書く所なので、期待する人は気長に待ってほしい。エロに突入はするけど、全裸待機は止めておくべし。

どうでもいいけど太刀いいよね。
ガードできないけど。

607:名無しさん@ピンキー
09/02/27 23:38:17 Jp+WRx0v
モドリ玉無しのハンター連れ込まれか、ちょっと違うパターンだな?
太刀使いの結末に期待
しかしラージャン女、vo.和久井映見@仕事人おきくさん、で脳内再生されるw


608:名無しさん@ピンキー
09/02/27 23:56:48 kDE9JQvo
順当に考えたらラージャンなアマゾネス村でパライソ、だろうが…
エロに期待するなというからには、あえて外して来るんだろうな。

いっそ笑える展開を希望。

609:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:56:16 Al8TNKz+
ただでさえ生き物離れしたモンス共の中でも一際生き物離れしたラージャンだし自力で化けられてもおかしくないよね。wktkwktk

610:名無しさん@ピンキー
09/02/28 01:22:41 Xm9Czq66
風邪気味で花粉症がひどいけど全裸で正座して待ってる

611:名無しさん@ピンキー
09/02/28 10:10:41 wqa1bLfM
モドリ玉なしというだけで評価に値するとか思っちゃう俺きめぇ

モドリ玉の緑の煙にはいい加減飽き飽きしてたなんて口が裂けても言えない

612:名無しさん@ピンキー
09/02/28 10:51:27 vZ2omTPv
擬人化が(ry

613:名無しさん@ピンキー
09/02/28 11:05:51 xUTgytop
>一緒に行ったら絶対斬られる
お願いだから転ばさないで
片手剣が火力不足って事はないわ

614:名無しさん@ピンキー
09/02/28 12:45:22 tnhgkt7+
猫や狐が化ける昔話は幾らでもあるから
それを考えるとモンスターが化けても変ではないな

615:名無しさん@ピンキー
09/02/28 14:28:42 kUFKScTR
何処ぞでは「“自称・人斬りの名人”の太刀厨」を名乗る太刀使いの目撃情報が寄せられてたな。
目撃者はガンサーで、滅多切りされたのにスパアマ動作に合わせるからコカされたのは1、2回だったとか。
太刀でPT行くならそういう種類のプレイヤースキルが必要になるんだろうな。


まあ、例え人斬り名人でもランサーに合わせるのは大変だろうw

616:名無しさん@ピンキー
09/02/28 22:25:08 bADRk2JV
やっぱり弓、ガンナー系が他に合わせやすいよな


617:名無しさん@ピンキー
09/02/28 23:09:48 RnsYNWZg
PT戦だと結局強壮鬼人双剣になっちまうな

618:名無しさん@ピンキー
09/02/28 23:28:01 ZYE+5XGs
弓ってPT向きなの?
片手剣は飛ばされる側だけど、PT戦向きじゃね?
サポートとかしやすいって思ってたんだが

619:名無しさん@ピンキー
09/02/28 23:55:43 q3Yn51Lq
>>615>>618
おいおい、どうした?
ここは清く正しい変態紳士の集まりだろ。
真面目な話をする前に妄想の一つも解き放てよ。

620:名無しさん@ピンキー
09/03/01 00:09:57 KTrBIfjU
書けるならそうしたい
つーかやっぱアレだよな、きちんと文章を起承転結まとめあげるって凄いよな

621:名無しさん@ピンキー
09/03/01 02:29:28 2JyAO7nX
むしろこれをネタに「『“自称・人斬りの名人”の太刀厨』をギルドハンターがお仕置き」とかどうかね?
ギルドのハンター様の股間の太刀にですね、こう、なんか…ねえ?

622:名無しさん@ピンキー
09/03/01 06:21:28 Bt9RzZBd
待て待て、人斬り名人はPT火力を落とさずに太刀自身も鬼刃斬りや切り下がりの火力を引き出す高等技術だぞ?
PTにランサーがいる場合には人斬りすると必ずコカすから無理だけど、それ以外の武器なら普通に共存できる。

つまりガンスのつもりで正式採用機械槍を担いだランサーを人斬りして、クエスト後にランサーに突き上げられる自称・人斬り名人だな。

623:名無しさん@ピンキー
09/03/01 12:05:35 GVS7HLog
まぁPTに太刀が居たら

まぁ仕方ないね フルクシャだね


ミタイナ感じ

624:太刀厨
09/03/01 23:24:57 yPghEIgI
「猛き獣達の番い」の作者です。とりあえず太刀厨と名乗らせてもらいます。続きが一応できたので投下しますが、注意事項が幾つか。

一、話があまり進まない
ニ、ぬるめのエロすら次回に持ち越し
三、大事な話も次回に持ち越し
四、字数的に表現不足
五、作者はミラよりウカムが苦手

以上の事を踏まえた上でどうぞ。

625:猛き獣達の番い・2 1/5
09/03/01 23:26:13 yPghEIgI
―変だ。

ぼんやりした思考で、俺は異変を感じた。
腕の方ではやや湿り気を帯びたものがひっついて、擦れている。
下の方では、ぬめりのある何かざらざらしたものがくっついては離れているような感じがする。
更に所々で、撫でられているような、さすられているような、くすぐったい感覚。

―何だ?

その正体を探るため、俺はゆっくりと目を開けた。
「な……っ!」
途端に、言葉を失う。

「あ、起きた」
「あぁん♪ココがぴくん、ってなった」
「ふふ……意識が戻り体も更に反応するか」
「やっと反応が楽しめるのね、うふっ」

俺は丸裸。そして全裸の女が何人も、俺に絡み付いていた。しかも、その絡み方も予想の範疇を超えている。
豊かな胸で腕を抱く者。
俺の指で勝手に自慰を始める者。
本能的に硬くなっていた俺のイチモツに舌を這わせ、ほお擦りする者。
腹の上に頭を寝かせ、うっとりした表情で胸板を撫でさする者。
どの女も、まるで発情しているかのような、なまめかしい行動をとっている。それを理解した瞬間、女達がもたらすあらゆる刺激が、えもいわれぬ心地よさにすり変わる。
「くっ」
そして声を上げれば、女達は皆一様に笑みをこぼし、ますます密着。こうなると心地よさはいよいよ快感へと高まっていくが、同時に困惑も生まれてくる。

―おかしい。
俺は確か、ラージャン討伐のために旧火山に来ていたはずだ。それなのに今、何人もの女に囲まれて弄ばれている。
何故こんな事になっている。繋がりがわからない。なんとかわかる事と言えば、戦いの途中で気を失って―

「っ!そうだ、俺は!」

重要な事を思い出し、俺は跳ね起きた。くっついていた女達はなおも離れないが、この際関係ない。
俺は、人間の女に化けたラージャンに襲われて、気を失った。多分、その間に彼女がどこかに俺を連れていったのだろう。
だとすれば、この状況にも奴が一枚かんでいるはず。そう結論づけ、近くに奴はいないかと辺りを見回した。だが、それらしき人影はない。

626:猛き獣達の番い・2 2/5
09/03/01 23:27:16 yPghEIgI
代わりに、幾つか気がついた事があった。
まず、周りの風景。
やや黒ずんだ岩壁。流れるマグマは見つからない。空の様子からして火山付近である事は間違いなさそうだ。だがこんな所は見た事がない。旧火山には何度も足を運んでいるにも関わらず、だ。
そして、辺りに散乱する武器・防具。
共に多分俺にくっついている女達の物だろう。防具の意匠がなんとなく男物と異なっている。しかし、見るべきはそこではなく、その種類だ。
クシャナX。
トヨタマ・真。
ナナ・ソレイユ。
ゴールドルナZ。
ミラザーゲスパノン。
夜叉・真。
召雷剣【麒麟帝】。
どれも、確かな実力のある者しか手に入れる事のできない素材で作られた物ばかり。それが無造作に脱ぎ散らかされている。
これが全て女達の物だとするならば、明らかに異常だ。
俺の活動拠点は、男のハンターばかりだった。女っ気などせいぜい受付嬢くらい。そもそも、俺は常に一人。連れを伴った事はない。つまり、今いる女達とは誰一人として面識がない。なのに女達は俺に発情し、裸で密着している。
何かの悪い病気か。
それともただの夢か。
まさか俺は天に召されたか。
などと思っていると。

「あーあぁ、アタシ抜きでおっぱじめてたのかい。ずるい奴らだよ、全く」

不意に、聞き覚えのある声が響いた。
後ろだと思って振り向くと、やはりそこには俺と戦ったラージャン女。彼女は肩に何かを担ぎ、舌打ちしながら歩いてきた。近付くにつれ、それがダオラ=レイドだという事がわかってくる。
だが、彼女が使っていた武器は鬼金棒【温羅】のはず。つまり―
「……俺のか」
「ご名答。わざわざ持ってきてやったのさね」
彼女はダオラ=レイドを地面に突き立てると、その場に腰を下ろした。高見の見物、とでもいうつもりだろうか。
いや違う。彼女の目が明らかに据わっている。見物するつもりはないのだろうが、何か言いたい事があるように見える。

627:猛き獣達の番い・2 3/5
09/03/01 23:28:14 yPghEIgI
実際、それは当たっていた。ラージャン女は俺、というよりくっついてる女達を睨みつけ、機嫌が悪そうに口を曲げた。
「……アンタらさぁ、アタシを何だと思ってるんだい?アタシはアンタらが頼み込んできたから、わざわざレンと戦って、連れて来たんだよ?」
舌打ちが間に挟まれた。
「なのにアンタらはうまい汁だけ持ってこう、って魂胆かい?ふざけんじゃないよ」
そこまで言って、彼女は地面に拳を叩きつけた。地面が派手に割れる。対する女達は、ほとんどが怯えるようにたじろいだ。

「ふざけるな?『武器を取り忘れた』と申して勝手に消えたのは貴様であろう」

しかし一名、挑発的な言葉で反撃した奴がいた。俺の指で自慰をしていた紫の髪の女だ。
彼女は立ち上がると、髪を後ろに流しつつラージャン女に近寄り、せせら笑う。
「それに、我等と貴様では格が違うのだ。わきまえよ、この猿め」
「……言ったね、ミズチ」
ラージャン女の目つきが変わった。彼女も立ち上がる。
「アタシゃ自分の腕だけでここまで強くなってんだ。アンタみたいにこそ泥じみた事や隠れる事にしか能がない奴とは違うんだよ、この蜥蜴女」
「っ!我を蜥蜴と言うか!しかもあたかも小技で生き延びてきたとでも言わんばかりの口ぶり!万死に値する!恥を知れ!」
「知るかってんだ。そんなに言うんなら今ここでケリつけるかい?アンタに力の違いを教えてやるよ」
「その挑発敢えて受けようではないか!ならば武器を取れ、ラウナ!短絡思考の猿になど負けはせん!」
「……言い忘れてたけどねぇ」
ラウナと呼ばれたラージャン女が、背中の鬼金棒【温羅】に手をかける。
「アタシは、猿じゃなくて獅子だっ!」
そして抜刀。ミズチと呼ばれた女がさっきまでいた場所に、溜め3を思わせる勢いで武器が突き刺さる。
「ならば先に蜥蜴女という呼び名を正せ!我は古来より生き続ける格式高い龍ぞ!」
攻撃を避け、散乱する武器・防具の中からミズチが取ったのは、マジンノランプ。いつの間にか、体にはトヨタマ・真が身に着けられている。
そして始まる、大剣とライトボウガンの戦い。突然の展開に置いていかれた俺は、ただ呆気に取られるしかない。

628:猛き獣達の番い・2 4/5
09/03/01 23:29:13 yPghEIgI
―と。

「仕方ないですね……ヤマネ、観測所の気球もない事ですし、あの二人を押さえつけてしまいましょう」
「わかった」

不意に、二人の女が俺から離れた。
片方は銀のロングヘア。
もう片方は翠のショートカット。
二人は裸のまま、戦場へと赴く。かと思えば、意味ありげに腕を払う。
すると、周囲で何かが動いた。それが、クシャナXと夜叉・真のパーツであるとわかった瞬間、それらは物凄い速さで二人に向かい、あるべき部位にはまっていく。
そして、全てのパーツがぴたりと合致した時。

ラウナは竜巻に吹き飛ばされ。

ミズチは地面に叩きつけられた。

「な……」
絶句する俺。目の前に広がる光景は、それだけの衝撃を与えるものだった。

空を覆う浮岳龍・ヤマツカミ。
大地に立つ風翔龍・クシャルダオラ。

二人の人間がいたはずの場所に、悠久の時を生きる古龍が二体。
それが見えたのは僅かな間。ラウナとミズチが痛そうに身を起こす頃、その姿は掻き消え、クシャナXと夜叉・真を装備した二人の女が再び立っている。
「二人とも止めてください、せっかくレン様とお会いできたというのに。それでは目的など、ろくに果たせませんよ?」
「喧嘩、みっともない」
「……悪かったよ、全く」
「し、しかし我はあのような物言いには……」
平然と会話する、諌めた二人と諌められた二人。それを見て、俺は頭を殴られたような衝撃を覚える。
俺の目は節穴ではない。だから、さっき見たのは幻覚でもなんでもない。
あの二人は古龍に化けた。いや、古龍が人間に化けていた、と言うべきなのか。
とにかく、その事にラージャンであるラウナは勿論、他の女達も特に驚いた様子がない。という事は、女達にとってこれは不思議でもなんでもないのだ。
では、何故疑問を抱かないのか。答えは至極簡単だ。

―こいつらは皆、古龍。

はっと我に返り、ダオラ=レイドに向かって手を伸ばしそうになった。だが、そうしたい衝動をなんとか堪える。
こいつら全員が本当に古龍なら、完全武装しても一人では相打ちすら難しい。だから、迂闊に敵意を向けてはいけない。まずは相手の出方、そして目的を探るべきだ。
そう自分に言い聞かせ、なんとか自制心を保った。

629:猛き獣達の番い・2 5/5
09/03/01 23:30:04 yPghEIgI
その間に四人は話が終わったようで、俺の近くに戻ってくる。
「……説明しろ」
ちょうどいい。そう思って、彼女らが来るなり問いかけた。ラウナを除く三人は驚いたような表情を見せるが、知った事ではない。
「お前達古龍が、ただの人間でしかない俺に何の用がある」
はっきりと疑問をぶつける。それに対し、三人は戸惑うように顔を見合わせ、続いて冷ややかな目で一斉にラウナを睨んだ。
「……ラウナ。説明しなかったのですか?」
「あの時はまともに話を聞いてくれそうになかったからねぇ。それに、本音を言えばアンタら全員、レンが待ち遠しかっただろう?」
「それは、そうだけど」
「弁解は無用ぞ。面倒であっただけだろうに」
「ドン引きするくらい発情する奴を多少は気遣ったんだよ。有り難く思いな、ミズチ」
「なっ!貴様!」
気付けば再び、展開に置いていかれそうになっている。
思わず舌打ち。すると四人の動きがぴたりと止まる。
「……俺の質問は無視か」
その隙を見て、俺ははっきりと言ってやった。本当はもっと言ってやりたいが、抑えなくてはいけない。
もっとも、さっきの言葉だけで充分だったらしく、女達は申し訳なさそうに膝をつき、また俺にひっついてくる。その中で銀髪の女が口を開く。
「失礼しましたわ、レン様。質問にお答えするのが先、でしたわね」
「……わかればいい」
「はい。では、私達の目的についてお話させていただきます。少々お付き合いくださいませ」
「あぁ」
俺は頷く。と、銀髪の女の顔が、ラウナのものにすりかわった。なんて事はない。ラウナが女を押しのけて視界に入っただけだ。
彼女は舌なめずりをして、妖しい目で俺を見下ろす。
「ならその間、アタシ達はアンタに『奉仕』ってやつをさせてもらうよ。生殺しは勘弁だからねぇ」
「ラ、ラウナ!それではレン様が話を聞けないではないですか!」
再び視界に入る銀髪の女。ラウナに対し抗議するが、俺からすれば―

「構うか。さっさと始めろ」

―どうでもいい。
とりあえず、早くこいつらの目的を知りたかった。

630:太刀厨
09/03/01 23:35:22 yPghEIgI
今回はここまで。
喧嘩とか書いてたら理由やエロを書くスペースがなくなっていた……自分の計画性の無さが悔やまれる今日この頃。とりあえず、次は本当に重要な所とエロを書くので、今回は勘弁してほしいです。風邪引くから待機する時はせめて上を着ておくべし。


どうでもいいけど太刀いいよね。
高度な回避スキルが必要だけど。

631:名無しさん@ピンキー
09/03/01 23:37:19 i132XKND
なんという寸止めっ!

リアルタイムGJでした

632:名無しさん@ピンキー
09/03/02 00:02:16 e2kZ4Q6H
寸止めとか…
くハーレムでウハウハ的な展開を期待して全裸待機した俺に謝るふりをしろ

633:名無しさん@ピンキー
09/03/02 12:40:57 CM7PF7gd
>>630
wktk

「高度な回避技術を要求される」のは、リーチの点で太刀より不利な双剣ハンマーじゃね?
ついでに「高度な回避技術を発揮できる」のはランスの3連ステップ。

とりあえず白猿薙【ゴゴゴ】は用意したからラージャン姦らせろ

634:名無しさん@ピンキー
09/03/02 23:14:57 ZrxvkhzY
>>633
狩猟笛忘れんな

635:名無しさん@ピンキー
09/03/03 01:19:48 wuYq1G2J
>>633

バカだなぁ 太刀に回避技術なんていらないよ

必要なのは周りを気にしないで切り払いをする太刀をどう避けるか

636:名無しさん@ピンキー
09/03/03 02:43:54 NmoDQrud
自分は切り払いせずに横回避する派

637:名無しさん@ピンキー
09/03/03 03:23:41 fbkWzko1
ラージャンの雄に犯されたい俺男

638:名無しさん@ピンキー
09/03/03 05:46:49 kefrcsER
太刀厨に斬られるのが嫌なら、スーパーアーマー行動で踏ん張れば良いじゃない。突進とか突進とか突進とか。

大陸広しと言えども、太刀とランスのコンビはほとんど見ないだろうな。双方にやたら高度な見切りスキルが要る。



ドSの太刀娘がショタいランサーを従者にして、狩りの最中でもビジバシと・・・

639:名無しさん@ピンキー
09/03/03 10:54:08 Av83L04P
>>638
ショタなのに頑丈って面白いな

640:太刀厨
09/03/04 00:18:33 uVQ/btME
>>638
「なぁに尻なんか突き出してるんだ?いかにも掘ってください、って言ってるようなもんだよ、このドスケベ!」
「はぅんっ!(斬り払いを避けられなかっただけなのに、どうしてこんな目にあうの、ボク……)」
「ん?なんだ、さっきので興奮したのか?お前は本当に変態だな」
「ひゃう!(だ、だっていきなり……)」

……って感じでいいのか?
すまん、イマイチ想像できない。

まぁ、そんな事はともかく、「猛き獣達の番い」の続き、投下します。注意事項は以下の通り。

一、メインエロはラージャンか?それともクシャルか?
ニ、そもそもエロがぬるめ
三、かなり説明くさい、かも
四、やっぱり後半の展開が急かも
五、作者の相方はランサー

以上です。では、投下します。

641:猛き獣達の番い・3 1/6
09/03/04 00:19:55 uVQ/btME
旧火山。
どうやら俺がいるのは、秘境と呼ばれる特殊なエリアらしい。そこでは、男が羨むような桃源郷が再現されていた。

「んぅ、あ……はぅん」
「あぁん……んっ、ひぁっ」

指や脛に股を擦りつけ、体を震わせる女達。

「んちゅ……あ、お汁が出てきたよ?感じてるんだ……はむっ、ちゅる……」
「さっきからひくひくしているな。出そうなのか?だったら出してしまえ……ぴちゃ、れろっ」

そそり立つ一物を舐めしゃぶり、恍惚とした表情を浮かべる女達。

「あぁ……乳首が、擦れてぇ……」
「んっ、こういうのも、悪くないかねぇ」
顔や背中に自分の胸を押しつける女達。
どこを見ても女、女、女。まるでハーレムだ。
俺はそんな事を思いながら、俺の目の前で胸を揺らす銀髪の女、シャーリーを見上げた。クシャナXを脱いだ彼女は息を荒げ、自分の尻を俺の一物に擦りつけるのに夢中になっている。とてもじゃないが話をできる状態ではない。
いや、瑞々しい尻肉が擦れるのは結構な快感をもたらすし、なかなか卑猥な眺めだから、ここは良しとすべきだろうか。
などと思っていたが、ふと考える。

―そういえば、どこまで話を聞いた?

ほんの少し前の事なのに、記憶があやふやになっている。快感というノイズが意外に強かったせいだ。
これは、選択を間違えたか。そう思っていると、後ろから抱きついていたラウナがひょいと首を突き出してきた。
「シャーリー、話がおろそかになっているじゃないか。奉仕に抗議してたはずだろう?」
彼女はにやにやと笑いながら、シャーリーに皮肉めいた事を言う。すると、シャーリーはふるふると体を震わせ、自らの体を抱きしめる。
「し、仕方ないのです……私も男は久しいですし、さっきからお尻に先っぽやガマン汁が当たって……」
そこまで言ってから、彼女の目は俺に向いた。腰をもぞもぞと揺り動かし、耐えられない、とでも言いたそうに首を振る。
「も、申し訳、ありませんわ……少々、お待ちくださいませ……」
続くのは喘ぎ声。完全に快感を貪る態勢に入ったようだ。それを見たラウナは、横目で俺を見ながらため息をもらした。
「あーあぁ、結局これだよ……」
「そうなる原因をつくったのはお前だろう」
「まぁ、そうだけどね。代わりに話すから許しておくれよ……それで、どこまでイッたかねぇ?」
「知るか。というより微妙にニュアンスが違う」

642:猛き獣達の番い・3 2/6
09/03/04 00:20:49 uVQ/btME
「わざとだよ、わざと。確か、アタシ達の目的がアンタの精子、ってトコまでは話してたね」
言われた瞬間、記憶が鮮明に蘇る。確かにそんな事を言われていたはずだ。
俺が黙って頷くと、ラウナは「じゃあその理由からだね」と口を開いた。
「雑把に言うと生殖本能、ってやつかね」
「子孫を残すって話か。それだったら同族とすればいいだろう。答えにならん」
「そう単純な話じゃないのさ。アタシ達モンスターは本能にゃかなり忠実でねぇ。ただ子孫を残すんじゃ意味がないのさ」
「……つまり?」
俺は話を促す。するとラウナは、どういうわけか俺の唇を舌でなぞってから、たっぷりと間を空けて答える。

「必要なのは『強い子孫』。そのために、『強い雄』が必要なんだよ」

そう言うと、彼女が唇を重ね合わせてきた。口をこじ開けられ、舌と舌、唾液と唾液がねちっこく絡み合う、熱烈なベーゼ。
俺は、それだけで興奮に意識を掻き回されそうになるというのに。
「あ……だ、だめ……」
「キちゃう、キちゃうぅ!」
「んちゅ……あぁ、早く挿れたいよぉ」
「ひゃぅ!あ、これ、イィ!」
「はぅん、お、お尻が、アソコが熱ぅい!」
周りは喘ぎ声で満たされ、全身には言いようのない性的興奮。つい、真面目な話を放り出して惰眠を貪りたくなる。だがそうはいかない。
長いハンター生活における戦闘経験を活かし、欠いていた冷静さを取り戻す。そしてラウナから強引に唇を離し、息を荒げながら問いかけた。
「なら余計にわけがわからん。どうして同族ではなく人間、しかも俺なんだ」
対するラウナは残念そうに唇を指でなぞっていたが、仕方なさそうに答える。
「……問題があるのさ」
「問題?」
「ああ。『元々強い奴は、見合う相手を見つけづらい』って問題がね」
―と。
「あ、あぁっ、あぁぁぁあっ!」
突如、シャーリーが甲高く鳴いた。びくびくと体を痙攣させ、俺に向かって倒れ込む。
「おっと、ようやく一息ついたかい」
それを支えるように、ラウナが俺の背中に密着する。彼女の言葉にシャーリーは、息を整えようと大きく深呼吸してから、ゆっくりと顔を上げた。
「……ラウナ、場所を替わってくれませんか?これではまた……」
「あいよ。それじゃあ移らせてもらうよ……」

643:猛き獣達の番い・3 3/6
09/03/04 00:22:03 uVQ/btME
やれやれと肩をすくめながらその場で立ち上がるラウナ。彼女は同じように立ち上がったシャーリーと入れ代わり、膝立ちになると、淫靡な笑みで俺を見下ろす。
「それじゃあ、少し楽しませてもらうとするかい」
どことなく勝ち誇っているように見える気がするが、多分周りの古龍女に対してだろう。
「ふぅ、確かに尻に当たるねぇ。しかもギンギンに硬くて熱い……シャーリーが夢中になるわけだよ」
どうやらそのようだ。俺はそれを無視して、背中に寄り添ったシャーリーを振り返る。
「それで、さっきラウナが言っていた問題とは、どういう事なんだ」
「『見合う相手』の事、ですね?」
「ああ」
「……何と言いますか」
シャーリーは言い淀む。思案げな顔で少し唸った彼女だが、それほど経たないうちに再び口を開く。
「ここにいる者達は皆、いわゆる強者なのです」
「強者?強い、という事か」
「はい。それも、幾度となくやって来たG級ハンター達をことごとく打ち破り、生き延びてきた程の」
俺は目を見張った。
飛竜より数段上の力を持つ古龍だが、その力は絶対ではない。それに、ハンターは古龍討伐になると執拗だ。それを振り払うためには、なんとしても退けなければならないが。
「……本当か、それは」
信じられない。下位や上位はともかく、G級の実力者を何度も退けられるものだろうか。
そう思い、真偽を問う。対するシャーリーの答えは、自信に満ちたものだった。
「五体満足で生きている事が、何よりの証明です」
どうやら本当らしい。俺はそれ以上確かめるのを止め、話を先に進める。
「それで?お前達が強いというのがどう関係している」
「簡単な話です……

『強者は、決して多くはない』

ただでさえ数の少ない古龍ではそれが何を指すのか、わかりませんか?」
「……性別問わず、とにかく数が少ないって事か」
「そうです。それに、強くないにしても近い力を持つ雄は、力をつける前にハンター達に殺されています。ですから同族で強い雄は、まず見つからないのです」
「だから人間を代わりに使おうと?」
「だって人間は黒龍すら殺せますよ?強者を探すのは容易です。それに、私達くらいまで力を蓄えると、ハンターの目を欺くため、人間の姿すらとれるようになりますから」
なるほど、人間の姿をとるのは生き残るための手段か。その点については納得がいった。
だが一方で、まだ解せない所がある。それは―



644:猛き獣達の番い・3 4/6
09/03/04 00:23:02 uVQ/btME
「だが人間はランポス並に群れる生き物だ。一人が飛び抜けて強いわけではない。お前達の望みはそうそう叶えられないぞ」

ハンターを退けたというからには、彼女達はチームを相手にした事もあるはず。なら一人だとそれほど強くないと知っているはず。
なのに強者の代替を人間に求めるとは、どういう事だ。俺にはまるでわからない。
そう思ったが故の指摘に、シャーリーは微笑する。
「ええ。ですから、私達は妥協する事にしたのです」
「……妥協?」
「ああ、そうさね」
不意にラウナが会話に参加する。シャーリーがしたのと同じような事をしているが、彼女はけろりとした顔だ。
「まず、情報の共有。人間は数が多いからねぇ。強者同士で協力して、一人でハンターやってる奴を探したのさ」
「……ラウナ、よく平気でいられますね」
「挿れないで擦るだけだからねぇ。ただ、結構ギリギリだよ?」
「そうですか」
ため息をつくシャーリー。先程の自分が情けないのだろう。しかしすぐに気を取り直し、ラウナの後を引き継ぐ。
「……次に、見つけた強者を取り合わない事。本当は独占したい所ですが、それでは身を滅ぼしかねません。ですから、一人見つけたらその一人を全員で共有する事にしたのです」
「まるで物扱いだな」
「まぁ、そうかもね」
再び割り込むラウナ。
「それと、忘れちゃいけないのがアタシと組んだ事さね」
「どういう理由だ」
「激昂ラージャンって言えば、半端なハンターは怖がるもんさ。で、チームを一組二組殺しときゃ、連中は更に寄り付かない。後は物好きな強者が来るのを待つだけ、って寸法さね」
「……それで来たのが俺、ってわけか」
「狙い通りの男だったから助かったよ。『殲滅皇帝』ならアタシらと釣り合うからねぇ……っと」
急に彼女は立ち上がった。びしょびしょになった彼女のアソコが目の前に現れ、俺はつい目を背ける。
と、周りの様子が目に入った。気付けば女達はほとんどが『奉仕』だけで絶頂に達していたようで、陶酔した表情で時折震えている。
「さて、話はこれでおしまいさ。まだ何か聞きたい事はあるかい」
俺を見下ろすような格好で顔を近づけ、ラウナが問いかけてきた。するとアソコのみならず、形の良い乳房が今にも落ちそうな勢いで突きつけられる。
むしゃぶりたい。そんな衝動にかられるが、それでも俺は冷静さを保つ。

まだ、聞きたい事があった。



645:猛き獣達の番い・3 5/6
09/03/04 00:24:15 uVQ/btME
「……最初の疑問は解決した。だが別にもう一つ疑問がある」
「へぇ、そいつはなんだい?」
俺から離れ、女達を跨ぎ、一歩引いた所にラウナは腰を下ろす。頬杖をつくと、意味ありげに笑った。
まるで、この先に続く俺の問いかけに何か期待しているかのようだ。俺は何故か言うのを躊躇いかけたが、すぐに彼女を見据える。
「子孫を残したいなら、どうして俺を犯さない。俺をここに連れてきた時点で、それは達成できたはずだ」
そしてはっきりと疑問を口にした。対するラウナは一瞬、驚いたように目を見開いたが、満足そうに目を細める。
「もっともな疑問だねぇ。まぁ、答えてやるとするかね……おい、いつまで寝てるんだい。そろそろ真面目な話だよ」
彼女は俺から視線を外すと、女達に声をかける。半ば放心状態にあった彼女達はその声に反応して、一人、また一人とけだるそうに身を起こし始める。
そこには多少の違いはあったが、皆揃って俺から離れ、ラウナの近くに行ったのは同じだ。そして、最後にシャーリーが俺の近くに荷物のような物を置くと、ラウナが再び口を開いた。
「一回で全員が孕むなんて、天鱗ゲットよるも稀だよ?だから何日も中出ししてもらわなきゃならないわけだけどねぇ」
一旦言葉が切れる。
「レン、アタシらを孕ませる気はあるかい?」
そして続いたのは質問だった。それだけだったが、俺は女達が決して襲ってこなかった理由に大体の見当をつけられた。
「選ばせるつもりだったのか。異種族を孕ませるか、それとも拒絶か」
「理解力があって助かるよ。強者に対する礼儀だと思っておくれ」
「……」
「承諾なら今すぐアタシ達を犯しておくれ。嫌ならアンタの武器を取りな。なんならアタシの首をはねたって構わないさね」
首をはねる。その言葉に、女達の間で動揺が走った。
「この猿!我等は殺せなどと言った覚えなどないぞ!」
ミズチが真っ先に抗議。だがラウナは彼女を睨みつけ、拳を地面に叩きつけて反論を封じる。
「誰が全員っつった。はねていいのはアタシの首だけだよ」
「……どちらにせよ聞いていませんわ。どういうおつもりですか、ラウナ」
代わりに出たのは、シャーリーの静かな問いかけ。静かだが微かに怒りを含んだそれに対しては、俺に視線を戻しながら答える。

646:猛き獣達の番い・3 6/6
09/03/04 00:25:13 uVQ/btME
「『殲滅皇帝』レンが本当に強いのか見るために、アタシは戦った。それでわかったのさ。アタシの番いはレンしか有り得ないって。だからレンが拒むなら、討伐目標として狩られても構わない」
そして目だけでシャーリーを見上げた。
「アンタらと違って、本当は子を残す事にあんまり興味はないのさ」
「ラウナ……」
シャーリーが何か言いたそうな表情をする。しかし、ラウナはそれを無視するかのように再び俺に問いかけた。
「さ、選びな。犯すか、殺すか。簡単な話だろう?」
たやすく言ってくれたな。
俺は微かに舌打ちした。
犯すか、殺すか。どちらも損得がある。
犯すなら、この女達は皆俺のものになる。だが彼女についていったとして、俺は人間。獣のような生き方などそうそうできない。
殺すなら、俺は更に強い存在とされる。しかし、それだけ。以前よりも更に強いモンスターを狩る日々が待っているだけだ。
そもそもこいつらは古龍。狩るべき存在で、俺はハンター。ギルドからの依頼でこいつらを狩る者だ。
なのに、ハンターであるはずの俺が古龍を孕ませる?
それがばれればギルドが黙っているはずがない。最悪、生息数管理上の不確定要素として廃除されて―

―と、そこまで考えた時。
俺はある事に気付く。その瞬間、ごちゃごちゃになりそうだった俺の頭は急にすっきりとする。そして後に残ったのは、たった一つの結論。

―なんだ。
本当は、こんなに単純だったじゃないか。

あまりにも唐突で、あまりにもあっさりした思考。俺はその展開が面白くて、つい笑ってしまった。すると、そんな俺に声をかける奴がいる。
「……?どうしたんだい、急に笑い出すなんて」
ラウナだ。

―ああ、忘れていた。
こいつに答えを言わなければ。

俺は、静かに立ち上がった。

647:太刀厨
09/03/04 00:30:13 uVQ/btME
今回はここまで。次でやっと終わりにできる……
とりあえず、どうなるかについては伏せておくので、あまり触れないでほしい。できる限り期待を裏切らない出来にするので。


どうでもいいけど太刀いいよね。
ガノスとの相性くそ悪いけど(前回の回避技術うんぬんはこれが理由。意地で太刀使い続けてたんだ、愚かにも)

648:名無しさん@ピンキー
09/03/04 02:39:12 LvFA/oYC
腹切れるんだから相性良いじゃないか。片手やハンマーよりずっと。

649:名無しさん@ピンキー
09/03/04 03:52:36 aGBtbzuG
ねーまた良いところで止めるってどーゆーことー?ねーねー



続き楽しみにしてる、乙

650:名無しさん@ピンキー
09/03/04 21:38:19 Ruw2aOGC
また寸止めですか、続き待ってるよ、乙かれ

651:名無しさん@ピンキー
09/03/06 22:48:34 LWA9rGZ5
保守ガノス

652:名無しさん@ピンキー
09/03/07 19:20:56 X9n8BDGO
バサルたんの部位破壊した胸と腹に秘薬を塗ってあげたい
性的な手つきで塗りたくりたい

653:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:22:04 NQf7M8uN
保守
Wikiのアレは消されないけどいいのかな

654:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:34:14 zCgeWpX0
ていうか、最近このスレ雰囲気少し変わった感じがするけど、
ちょっと前までは読み手の好みが結構偏ってて、続きイラネ的な雰囲気醸し出した結果、
中断してるSSがありすぎ。
その上で昔の職人の名前出して続き来い来い言ってるし。

WIKIのあの人もブログノリの自分語りとか長文前書きとかやめて
普通にこのスレに一気に落とせばいいと思うよ
そういう板なんだから。

他の職人もさんも読み手の好みに流されないで、完結を基本にして欲しい。
読み手は嫌ならスルー、つまらないとか飽きたとか余計な感想はいらない
感想付ける人間より、ROMってる人の方が多いんだからな

655:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:44:42 /NZvTPBL
>>654
その通りだと思うけど
やっぱ書いたモンにレスが幾つつくかってのは書き手のモチベーションに直結するんだよなあ

ROMで楽しんでくれてる人も居るかもだけど
所詮無償で趣味書きのもんだから、やる気維持できるかどうかは読み手の反応がデカい

656:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:58:53 zCgeWpX0
>>655
しかし少なくとも読みにくくてツマンネとか擬人化飽きたとか、
何人目のリンさんだよとかはいらないと思うわ


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch