08/11/28 18:11:16 e1c70/+Z
しかし。次の瞬間。
ゴッッッ!!!!
「うっ…」
俺は、後頭部に打撃を受けた。尾毒と打撃の二重痛覚の中、気付いたのはある事実。
奴は一度サマーソルトを打った後に、今度は前転の要領で逆サマーソルトしたのだ。
薄れゆく意識の中で、もう助からないかもしれない俺は最後の望みをかけて倒れたまま、腰のバッグから、緑色の奇妙な形をした玉を取り出した。
ギルドが開発した、ベースキャンプまで一瞬にして戻れる『モドリ玉』というやつだ。
せめて倒れたままの死体を食われないようにと、俺はモドリ玉を投げた…というより転がした。