【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】at EROPARO
【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】 - 暇つぶし2ch200:名無しさん@ピンキー
09/01/02 00:45:32 r6pDjSGA
モチベーションが復活してきた
今書いてるのが終ったら再び始める
よろしく

201:名無しさん@ピンキー
09/01/02 01:11:53 u7UNVF6m
>>200
それは今年の抱負?
どの書き手さんだか知らないけど、頑張って
>>166-175、>>180-193
旧年から新年へ、竜姦およびガブラスーツ連携だな
方向性の違いが味わい深い、かもしれない

202:名無しさん@ピンキー
09/01/03 05:45:59 13dC4JLb
このド変態め。もっとやれ。

203:名無しさん@ピンキー
09/01/03 08:45:10 EAP3jISy
保管庫のキャラ別を見てて思ったんだが、エロパロにおけるイーオスの不遇っぷりはもっと顧みられてもいいんじゃないか?
ヴォルガノとかヒプノとか、ああいう新参とは一味違う悲哀を感じる。
毒持ちな体だから、難易度高いのか?
あと保管庫には無いけど、ゲリョは書きかけた人いた事あったんだっけ。

204:名無しさん@ピンキー
09/01/03 15:13:08 khXIjuTo
イーオスとゲリョスはトサカ~顔の造作が不細工だから。


あと、ドストカゲはオスって設定になっちゃったし、兄貴は兄貴だしなぁ。

205:名無しさん@ピンキー
09/01/03 16:42:43 pTufJmD0
ゲリョは確かに不細工だけど、死体に擦りつけオナ話が有ったよ
イーオスは鱗に毒があるけど、革は毒を通さないという
つまり、イーオスーツ着たまんまなら、イーオスとやれるんじゃないのか
ちょっと人相悪いけど、良い尻してるし…

206:名無しさん@ピンキー
09/01/04 01:53:56 Uwbiddls
砂漠でげねぽっぽに誘拐された話の続きを
ひたすら全裸で待ち続けてる俺みたいなのもいる

207:名無しさん@ピンキー
09/01/04 02:43:21 jNj63ria
鶏冠頭は髪型以外にカチューシャ、飾りリボンと脳内変換すれば範囲が広がるぞ
狩人皆がお世話になるクックタンの襟巻はフレアのメイドカチューシャ
異論は認める

208:名無しさん@ピンキー
09/01/04 04:39:42 RbmYTaPm
襟巻きは、カチューシャやヘッドドレスでなくて、断然エリザベスカラーだろ
いろんなモンスターに無理矢理着けて、思いっきり嫌がられたい
ところで、ポポやガウシカ、アプケロスにこのスレでの需要って意味で打つ手はあるのか?

209:名無しさん@ピンキー
09/01/04 06:41:49 ogZ1ogtM
風の谷のガウシカは巨乳でノーパン

210:名無しさん@ピンキー
09/01/04 08:57:00 pmYEgMFp
>いろんなモンスターに無理矢理着けて、思いっきり嫌がられたい
うわ、すげえ萌えるw
想像しただけで和む

211:名無しさん@ピンキー
09/01/04 10:38:54 r02NuLRT
ホーミング生肉には流石に……

212:名無しさん@ピンキー
09/01/04 12:02:34 tZB7H2AI
ハニーザホルンをひたすら待ち続けている俺

草食獣はなんていうかおとなしい女の子を犯すみたいでちょっとなぁ…

213:名無しさん@ピンキー
09/01/04 13:26:02 90P3rpMn
ポポは目隠れっこ。軽いパーマの超ロングヘアで寡黙な感じ?
アプケロスは…帽子被った筋肉質の女の子。短気ですぐに手が出る。んで、何事にもしつこいwww
そんなイメージ

214:名無しさん@ピンキー
09/01/04 15:21:27 tfSLVU51
アプケロスって亀だよな?

亀ってちんこでかいんだぜ?


215:名無しさん@ピンキー
09/01/04 19:23:11 lioBdR4B
そういや、2ndGからはナルガの擬人擬竜が何作かあるだけでボルガノ
ヒプノ、追加亜種の話はないな
ボルはあった事ないからわからんけど、ヒプのバッキューン、って鳴き声とか、
もう生き物って感じしゃないからなぁ

216:名無しさん@ピンキー
09/01/04 23:29:29 NKjhLlJF
草食獣は・・・ポッケ牧場のポポとか監禁調教系の感じがして妄想をそそられるぜ

217:名無しさん@ピンキー
09/01/05 00:08:53 Dx9FEsIt
ありゃウンコ製造機だろ

218:名無しさん@ピンキー
09/01/05 01:54:45 5Cil3cuT
スカトロか
ハンターがクエストに行くたび、浣腸されてウンコをひりだしてるんだよ
いつも寝てるのは激しいプレイで疲れてるからだ

219:名無しさん@ピンキー
09/01/05 04:16:29 sp7CLqq4
うわ萌えたw

ちょっと農場行ってくる

220:名無しさん@ピンキー
09/01/07 01:59:21 ig/MBIh4
そういやさ、剣士用装備でボウガンとか弓とか装備しようとすると装備パージされてインナーだけになるけど
羞恥系か露出系のネタに使えんかね、コレ

221:名無しさん@ピンキー
09/01/07 02:13:31 7oec4S9T
>>220
鍛冶屋の陰謀

222:名無しさん@ピンキー
09/01/07 19:17:55 wAjvCqcy
ハニーフラッシュを思い出した自分は年寄り

223:名無しさん@ピンキー
09/01/07 23:25:34 XetrsNDG
ドラクエ3で転職した途端にすっぱだか(全装備解除)になる状況を彷佛とさせるな、あれ

頭にフルフェイス系のごつい兜をつけてた場合、それ残して裸になるので
なまじ全身無装備より変態的になるあたりがなにげにけっこう好きだ

224:名無しさん@ピンキー
09/01/07 23:42:50 TP8EiU1L
武具屋の兄ちゃんは両刀か

225:名無しさん@ピンキー
09/01/07 23:54:32 ig/MBIh4
いや、武具屋は男専門、女見て喜ぶのは隣で寝てるすけべ猫

226:名無しさん@ピンキー
09/01/08 00:56:48 kz41QVOq
何と言うウホ

227:名無しさん@ピンキー
09/01/08 07:54:27 GWfokugS
>>223
後半、それなんてホコツスタイル

228:名無しさん@ピンキー
09/01/08 21:34:06 URWEa0D/
俺の中ではゲリョは光り物大好きな毒舌お嬢様

229:名無しさん@ピンキー
09/01/09 16:38:54 3KsGRkV2
男にしても女にしてもキリンは間違いなく美形

230:名無しさん@ピンキー
09/01/09 18:24:35 oGc9YAnd
>>228
ゲリョりょんはガニ股でドタドタ走る上に手癖が悪いぞ。




光る・盗む・毒吐く・死に真似。ゲリョりょんは2~3モンスター分の特技を持ってるな。


・・・資格マニア?

231:名無しさん@ピンキー
09/01/09 21:07:10 TdwWkznK
ゴムゴムな体も持ってるし、かなり特異だよな、ゲリョぽん。
とりあえずさ、トサカ壊したらライトクリスタルとか出るし、
あれをたまにある『額に宝石生えたキャラ』と変換すれば、結構キレイめな印象にならね?

232:名無しさん@ピンキー
09/01/09 21:50:35 67BUBkl4
カレー好きなんですねわかります

233:名無しさん@ピンキー
09/01/09 22:41:52 TdwWkznK
なにそれ?どこのイエロー?

234:名無しさん@ピンキー
09/01/09 22:43:31 67BUBkl4
いやすまん
カーバンクル
ぷよぷよの

235:名無しさん@ピンキー
09/01/09 23:21:26 630/E0kj
むしろ成金で宝石つきのティアラとかいろんなものつけてるけど育ちが育ちだけにどうにもあってない感が出てる、とか

236:名無しさん@ピンキー
09/01/10 01:16:33 KvU7Jekc
宝石付と言えばなんだっけあの蠍。

237:名無しさん@ピンキー
09/01/10 01:26:40 WLMOEpRv
アクラ・ヴァシム(アクラ・ジェビア)だってさ
Fやってないから全然知らん

238:名無しさん@ピンキー
09/01/10 03:38:07 lNOAkY+U
額に宝石といえば男塾に出てくるファラオの人
尻尾の代わりに耳が便利

239:名無しさん@ピンキー
09/01/11 03:13:51 sTdmDob2
擬人化してさえ、外見向上の難しいゲリョたん…

240:名無しさん@ピンキー
09/01/11 09:07:51 1YKRibF9
鉢被りゲリョス
これならなんとかなるか?

241:名無しさん@ピンキー
09/01/11 14:04:45 nbna+Oxy
いっそのこと、あの顔自体が被り物とか
歯さえなけりゃもっとマシなのにね

242:名無しさん@ピンキー
09/01/11 14:12:24 1rMz+lhB
あの顔の良さが分からないんならゲリョスを題材にするな。

243:名無しさん@ピンキー
09/01/11 15:03:41 nbna+Oxy
難しいけど好きだから話題に出すんだよ
けど、マシだとかいう言い方は不味かったな。すまん

244:名無しさん@ピンキー
09/01/11 16:22:16 9E5Y9IFX
以前に序盤だけ投下された擬人版男ゲリョ×女ハンターの作があったけど
あれ「元の『らしさ』を生かしたままゲリョスをどう擬人化するか」
って点では、自分の主観的にはだいぶ上手い線いってると思った

別の点でやや落ち度があって、叩かれて
そのままいなくなってしまったのがいまだに少し残念

245:名無しさん@ピンキー
09/01/11 23:37:42 RyOTt6Nf
あの頃ちょうどスレが荒れ気味だったせいと、微妙にキャラ借りしたのと、小さな設定ミスとが相乗効果を起こしたのかね、あれは
あの叩かれっぷりは異常だった

246:名無しさん@ピンキー
09/01/12 21:50:44 72RsKjWj
バサルモスの仕草だけでゴハンが進む変態はオレだけでいい。

247:名無しさん@ピンキー
09/01/12 23:35:28 Vn7/F87Z
ゲリョたん♀、歯は八重歯ってことにすりゃおkじゃね? ちょっぴり出っ歯ぽくても俺はイケる口だが
頭のはピアスに変換とか
履いてる靴がでかいからがに股ぎみの歩き方になるとかドタバタ歩いて人にぶつかるついでにスるとかそこまで妄想した


>>246
突進の後の尻尾ふりふりのかわいさは異常

248:名無しさん@ピンキー
09/01/12 23:53:41 2TE2BADT
>>246
薙ぎビーム不発でぷるぷる震えながら首振ってるのとかもうたまらんち

249:名無しさん@ピンキー
09/01/13 07:45:24 TrKK/rnA
グラビが転がるのが俺的には最強攻撃
あのいかにも「もふぅ」って言ってる感じが可愛くてたまらん

250:名無しさん@ピンキー
09/01/13 10:37:46 V0ErWdjH
ゴロゴロならバサルの方がかわいいだろ!



251:名無しさん@ピンキー
09/01/13 11:19:31 kZLbg6kz
親子丼でゴロゴロが最強ですねわかります

252:名無しさん@ピンキー
09/01/13 11:54:45 horAQN7O
ゴロゴロゴロ ボフーン
  [力尽きました]

253:名無しさん@ピンキー
09/01/13 13:05:09 8utoPVWl
結構痛いんだよなあのゴロゴロ

254:名無しさん@ピンキー
09/01/13 15:38:35 N/Vw1akM
しかしあの岩鎧親子の甲殻はいい
身体を揺すった時にブルンブルンしてるのが、ちゃんと中は
柔らかい肉ですよ、って感じの動きに見えるんだよな

255:名無しさん@ピンキー
09/01/13 20:29:59 P3VF67UB
柔らかいお肉がブルンブルンとな?

256:名無しさん@ピンキー
09/01/13 21:31:51 BLFjtJPY
メタルボディなイメージが、いっぺんにメタボなイメージに…orz

257:名無しさん@ピンキー
09/01/13 23:25:58 A16N4ATU
ぽっちゃりとな

258:名無しさん@ピンキー
09/01/14 00:07:48 5eQlt3kl
グラビの顔を体の内側から見ると面白い顔してるよねw

259:名無しさん@ピンキー
09/01/14 00:09:45 5eQlt3kl
sage忘れスマソ

260:名無しさん@ピンキー
09/01/14 14:04:38 dP2U4cDy
バサルの顔なら俺のガンナーの腕の部分にあるぜ

261:名無しさん@ピンキー
09/01/14 23:40:55 d+hWhsTC
>>258
どの獲物にしろ、あのガランドウな内側は萎えるよな。
断面描写なのに、断面描写なのに…

262:名無しさん@ピンキー
09/01/15 02:03:41 lZ6j4RPx
ヴォルさんを内側から見ると尻尾の方に断面があるんだが、尻尾切れないのに何故なんだぜ?

263:名無しさん@ピンキー
09/01/15 12:37:12 VeMYvLRM
ヤマツの触手にも断面なかったっけ?
まぁあれだろ。
中スケスケなの、見ちゃらめぇぇぇ!(><)
ってことじゃね?

264:名無しさん@ピンキー
09/01/15 22:10:05 Tg/Tlp66
あれはきぐるみで、実は中に女の子が入って動かしてるんだから空洞はしょうがない

265:名無しさん@ピンキー
09/01/15 22:25:41 Vo9TqA+p
大昔、らおらおろんには、おにゃのこが三人くらい乗って操縦してるって小ネタがあったような…
小ネタや未完作品はあんまり保管庫に入ってないよね
保管の手間が大変だから、仕方ないんだろうけど

266:名無しさん@ピンキー
09/01/18 02:16:49 qD9LKH1z
こないだ漫画読んでゲームしてたらなんか思いついたから書いてみたよ。
この板は物凄く初期に顔出して以来だから空気読解とか色々アレかもしれない。

キリン×女の子、無理矢理で残酷描写を含みます。
強姦や痛いのが苦手な方はタイトル「キングテスカはドラゴンころしっぽいよね」をNGか、或いはスルーでお願いします。
では次より投下します。四レスよどいただきます。

267:キングテスカはドラゴンころしっぽいよね 1/4
09/01/18 02:17:49 qD9LKH1z
 少女は握った大剣を振り下ろした。細い手足にアンバランスなキングテスカブレイドは、滑稽なほどゆっくりと空を裂く。
 刃の軌跡の延長線上には一匹のキリンが居る。動かず、ただ冷たい薄水色の瞳で少女を見ていた。
 狩りを、ある者は生活と言い、ある者はスポーツだと言い、またある者はゲームだと言った。
 少女の目には、ただ憎しみと憎悪が踊っている。可愛らしい顔を怒りに歪め、その獣を殺そうと凶器に力を込めた。
「っあぁああっ!」
 大地を揺らす鼓動のような響き。土に半身を埋めた刃は、何も斬らずに地に堕ちた。
 揺れる、というか滑るような動きでその刃を躱したキリンは、変わらぬ冷たい瞳で少女を見ていた。
「……っぐぅ、ううっ!」
 ぎり、と奥歯を噛んで剣を引き抜く。少女の身に余るその重さでは、振ることすら容易ではない。
「あああぁっ!」
 横薙ぎ。根元で振る速度はそれほどではないが、先端部では十分に速い。低い風切り音を引きながら、凶悪な刃はキリンに迫る。
「……無駄だよ」
 低い声を、少女は聞いた。薄水色の瞳はまだ少女を見ている。今度は、口の動きも目に入った。獣らしい顎を動かして、キリンは少女に語る。
「無駄だって」
 構わない、と少女はなお一層その得物に力を込める。キリンは僅かに頭を下げて、美しく尖った角でその刃を受け止めた。
 甲高く澄んだ音を反響させながら、キングテスカブレイドの刃はやすやすと角に防がれる。
「な……ッ!」
 少女が驚きの声を挙げている最中、キリンはぐるん、と首を回した。武術における合気の要領で、大剣は少女の手を離れ弾かれ飛ばされる。
 4、5メートルほども宙を舞い、地面に突き刺さる刃をただ眺める少女。
「あぁ……っ!?」
 頭を押し付けて、まるで懐いている子豚のようにキリンは少女に寄り添った。少女が唖然と見つめる中で、その角が眩いきらめきを放つ。
「だから言ったのに」
 やれやれだぜ、と溜息をつきながら獣は器用に少女を真上に放り投げる。受身を取ることすら出来ない少女に向かって、青白い迸りが幾筋も刻まれていく。
 轟音と共に鼻を突くオゾン臭が辺りに満ちた。ぶすぶすと煙を上げて少女は地に叩きつけられる。
「お帰り。君じゃあ僕を殺すことなんて出来ないよ」
 優しげな声でキリンは勧告する。その声を聞きながら、力尽きた少女は猫が押すリヤカーで運ばれていくはずだった。
「黙れ……ッ!」
 悔しげに、少女は呻く。助けを待つでも、恐怖を感じるでもなくキリンを睨みつけた。
「どうした? 無様に猫に曳かれて帰るがいい。分かったろう? 今の君じゃあ―」
 ふと言葉を切ってキリンは思案するように宙を眺めた。
「君は―なぜ僕の『言葉』を聞いて驚かないんだ?」
 ヒトじゃないモノがヒトじゃないコトバを話したら、普通の人間なら死ぬほど驚く。
 賢い知能と物言う口、それは彼が生まれて間もない頃から有していたものだが、例外なく初めての人間なら驚いていたのだ。
「……一度聞いた」
 少女は倒れ伏したまま顔だけをキリンへ向ける。
「お前のその声は、一度聞いた」
 不可解そうに瞳を細め、キリンは少女の顔を覗き込む。少女の瞳には強い憎しみと憎悪。
「……そうか、ギルドでハンティングを請け負ってきたわけじゃないのか」
 不意に口を歪めて笑顔のようなものを見せるキリン。気持ちが悪い、と少女は思った。
「ということはアレだな、お前。この間の村の」
 へらへらと笑いながらキリンは話す。笑いながら言うことか、と少女は歯軋りする。
「あの暇潰しに皆殺しにしてやった山奥のド田舎の村の生き残りか!」
 合点がいった、とキリンは言って、ふふ、と嗤った。

268:キングテスカはドラゴンころしっぽいよね 2/4
09/01/18 02:18:40 qD9LKH1z
「いやあ、惜しいな。口惜しいよ。全員、ちゃんと皆殺しに出来たと思ったのに」
 起き上がろうと、少女は全身に力を込めた。ぴく、と僅かに反応するだけだった身体も、その頃には上半身を持ち上げられる位には回復していた。
「……ころしてやる……」
 強すぎる怒りは、少女に叫ぶという選択肢を選ばせなかった。口の中でだけ、感情を確認するように少女は呟き、左手にこっそり拾った尖った石を握り締める。
「どうした? まだ戦えるのかい?」
 キリンは愉快そうに笑い、少女から一瞬視線を逸らした。その瞬間を見計らい、左手の石を振りかぶる。
「遅いよ」
 振り下ろす前に、その二の腕には角が突き刺さっていた。
「あ……っ!」
 鋭い痛みが頭を掻き乱す。ふかぶかと貫通した角は血に濡れてなお美しい。少女にそう認識する余裕はなかったが。
「まったく、それにしても浅はかだ。そんなレベルで、僕を殺せると思ったのかい?」
 少女の全てを嘲笑い、キリンは再び放電する。轟音と共に血飛沫が噴出し、細く白い腕がその二の腕から分断された。
「きゃぁあああっ!?」
 完全に炭化した腕はすぐに出血を止め、焼ききれた神経は痛みの伝達すら怠った。痛みと混乱から解放された後には、左腕を失ったというショックと絶望だけが残った。
「……うそっ」
 呆然と短くなった腕を抱える彼女の前で、キリンはその手から零れ落ちた石を拾う。
「こんなモノでねぇ……」
 銜えたそれを吐き出すと、勢い良く飛んだ石は吸い込まれるように少女の右目に突き刺さる。
「あっ……やぁあああああっ!」
 視界の右半分が闇で覆われ、左半分は赤く染まった。
「あっ、あああぁあ……」
 サディスティックな笑みを浮かべて、キリンは痛がる少女を見下ろす。やがて頭を少女に寄せて、頬を伝う血を嘗め上げた。
「いっ……やあっ!」
 ざらざらとした長い舌の感触に戸惑い、痛む目を押さえて後退さる。キリンは威嚇にと軽く電撃を喰らわす。
「ひぃっ!」
 僅かな痛みにさえ怯え、頭を抱える少女の様子に、獣は大きく舌をなめずる。
「良いね、中々ソソられるよ」
 左目からぼろぼろと涙を零し、がたがたと震えながら少女はキリンを見上げる。
(コイツが父さんを、母さんをっ! ……私の腕を……目をっ)
 憎しみと恐怖がない交ぜになって混乱していた。だから、その獣が何をしようとしているのか、最初はまるで分からなかった。
 キリンは、びり、と小さく音を立てて、少女の衣服を引き千切っていた。
「え……?」
 白日と、獣の薄水色の目の前に晒される、少女の薄い胸。ある程度成長してからは、父を含めてどんな男にだって見せてはいない。
 それを、父を殺し母を殺した忌まわしい獣が、嘗めるように見ていた。
「や、えっ? ちょっ、や、やあぁっ!」
 躊躇せず、実に自然な動きでキリンはそのなだらかな丘を嘗め上げた。
「やだ、何してっ……んあっ!?」
 舌が丘の頂に達し、悲鳴を漏らす少女。勿論感じたなどということはない。ざらついた舌で強く摩擦されて痛かっただけだ。
「ふむ、中々良い塩加減だ」
 したり顔で感想を述べるキリン。人間らしい表情はこの獣には似合わないから、かなり不気味だ。
「うるさい、だまれ変態っ!」
 短い左手で必死に胸を隠す。右手でキリンの顔を殴ろうとするも力は入らずあっさりと懐に潜り込まれる。

269:キングテスカはドラゴンころしっぽいよね 3/4
09/01/18 02:19:39 qD9LKH1z
「うるさい娘だ……」
 言うとキリンは少女の顔に舌を伸ばす。唇を嘗め回し、鼻の頭を撫ぜ、血の滴り落ちる眼窩に舌を触れさせる。
「あ、う……?」
 ファーストキスは今のべろかしら、などと少女の頭は空回りしていたが、傷に触れられた痛みで再び熱暴走する。
「や、やああっ!」
 何とか逃げ出そうと暴れる少女を押さえつけ、キリンはそっと眼窩を嘗めた。長い舌先が、傷に押し当てられる。
「ひっ……!?」
 ばちっ、という電気ノイズの音がして、その音を境に目は痛くなくなった。
「あ……れ……?」
 少女が疑問の声を挙げると、キリンは偉そうに胸を張った。
「凄いだろう、器用だろう。君の目の周りの視神経を殺したんだ」
 それがなんだと言うのだ。そう少女は叫ぼうとした。痛みをとって貰う必要なんかない、殺すなら早く殺せ、と。
 だが、それより早く、獣は二の句を告げた。
「ただ痛がってる娘を抱いても楽しくないからね」
 今度こそ、少女は何を言われたのか分からなくなった。
「だ―く?」
 コトバの意味は知っている。母親から幾度も聞かされた。初めては、大切な人と、大好きなヒトと―そう、聞いていたのに。
「―うそっ!」
 それをこんな奴に? 大事でも好きでもない、ましてやその母親を殺したヒトですらないモノに?
「やだっ! いやだ! 放して!」
 手を振り回しても足を踏ん張ってもキリンは動かない。青ざめた少女の見ている前で、もう一度胸に口付けた。
「やだ―ひゃあっ!?」
 びくっ、と少女の身体が跳ね上がる。嘗められた左胸を中心に甘い痺れが体中に広がる。
「や、あっ、な……に、これっ」
 激しく音をたてながら、キリンは少女の小さな胸を吸い、頂の蕾をしごき、甘噛みする。
「面白いだろう? 出力次第で、こんなことも出来るんだ」
 自分で触ったこともない、開発されていない性感帯に直接電気的刺激を与えられる。経験のなさゆえに、少女は対応しきれず快感の渦に呑まれていく。
 頬は上気し、瞳を潤ませ愛撫に耐える姿は、欲情しきった牝でしかない。
「やあ、やめてよう……きゅ、んっ、こんな、嫌なのに……」
 ふと視線を上げたキリンと見詰め合う。少女は泣きそうな顔でにらみつけた。
「……ぜったい、ころしてやるから」
 嬌声交じりの呪詛の言葉に、苦笑いするキリン。
「出来たらね」
 そうして、キリンは乱暴に少女をひっくり返した。
 うつ伏せにされた少女は、いよいよ下着すら剥ぎ取られ、秘所にキリンの肉棒を宛がわれる。
「やっ……だ、やめてぇ……」
 先ほどの愛撫で多少濡れてはいるが、処女である上に相手が仇では十分に濡れる筈もない。
「痛そうだなァ……」
 楽しそうにキリンは言うと、人のものより二回りは大きそうなソレを少女の中にねじ込んだ。

270:キングテスカはドラゴンころしっぽいよね 4/4
09/01/18 02:20:46 qD9LKH1z
「やだ、やだやだやだ、いっ……やぁあああっ!」
 先端部を埋めただけでぎちぎちに締め付けてくるその秘裂の感触に満足しつつ、キリンは四つん這いで器用に彼女の中に押し入って行く。
「いやあっ! やだ、抜いてぇ! 入って来ないでっ!」
 とどめだと言わんばかりに腰を強く押し出すキリン。ぶつん、という感触が双方に響く。
「ひっ、がぁああっ!! い、いたい! いたいいたいぃっ!」
 じわ、と少女の中から血が零れる。見えているわけではないが、感覚として感じることが出来る。
「気分はどうだい?」
 気楽そうに尋ねるキリンは腰の抜き差しを始めている。
「やああ! だめ、いたいの! やめて、ぬいてぇ!」
 少女は取り乱し、キリンの首に抱きつきながら必死に懇願している。
「……しょうがないなあ」
 キリンはふと目を瞑った。その瞬間。
「きゃあっ!? あ、ひあっ! なっ……あんっ!?」
 少女は全ての痛みから解放され、変わりに恐ろしいほどの快感に囚われた。
「えっ……や、だめっ! こんな……こんなのぉっ!」
 血を押し流して愛液が溢れ出す。潤滑液を得たことで腰の動きはリズミカルになり、水音も激しく響き渡った。
「ふふ、どんな気分だい?」
「こんな、嘘っ! いや、いやあっ!」
 答えられそうもない少女の様子を興味深げに眺めていたキリンは、不意に少女の首筋を嘗めた。
「くふぅっ! や、やだ、はっ、んぅっ、だめ、だめぇっ!」
 挿抜を速めると、少女は最早抵抗することも出来ずに嬌声を挙げるだけ。飽きてきたキリンはスパートをかけることにする。
「あっ、ああ、ううっ、ん、ん、んああっ、だめ、もうだめだったらぁっ!」
 暫しの挿抜の後に、最後の楽しみにと少女の耳元に頭を寄せるキリン。四つん這いでただ耐えているだけの彼女に追い討ちをかけるように声を掛ける。
「……出るぞっ」
 声に、少女はがばっ、と振り返った。その目に飛び込んできたのは銀色の獣の大きな身体と、それに繋がれた自分の身体。
「やだ、やだっ、なか…にはっ! ださないでっ!」
 その声を聞きながら聞き流し、キリンは少女の再奥へ腰を打ち付ける。
「やあ、やぁぁあああっ!」
 少女は絶頂し、狭い膣内がぎゅう、と強く締まる。グルルルル、と最後だけは獣らしい声を挙げてキリンは少女に性を放った。
「うぐッ……うぅ……」
 圧迫感すら感じるキリンの射精にびくびくと身体を震わせる。やがて膣に収まらなかった精液がごぽっ、と派手な音を立てて零れ落ちた。
「う、うぅ……」
 柔らかくなった肉棒を少女から引き抜くと、キリンはやはりどこか楽しげに声を掛けた。
「ふう、中々だったね。さ、どうする? 僕を殺す?」
「う……うぅ、うあぁぁ」
 塞がっていない少女の左目から涙が溢れた。限界だったのだろう、少女は壊れた玩具のように泣き続けた。
「やだなあ、ココで壊れられたら面白くないじゃないか。ちゃんと復讐とか、敵討ちとかしてくれないと」
 言葉に混じるのは特別な者として生まれた故の哀愁か、キリンは感情の映らない目で少女を見下ろしていた。
 やがて子供のように泣きじゃくる少女に一瞥すると、キリンは鬱蒼と茂る森の中へ消えていった。
 残された少女は運良くハンターに発見されるまで、いつまでも泣き続けた。幾度も幾度も、呪詛の言葉を呟きながら。

271:名無しさん@ピンキー
09/01/18 02:25:30 qD9LKH1z
以上でしたー。
乱文失礼しました。
また許されるならばこの子の怪物なぎ倒すアクションモノとか書いてみたいです。
では、読んでくれた方、お目汚しを失礼、本当にありがとうございました。

272:名無しさん@ピンキー
09/01/18 06:16:54 iW+46dUr
乙。
漫画ってまさかオラー(ryなのか?
ニヤニヤするキリンを想像すると、かなり不細工w
モンハンでベルセルクがやりたいのはよくわかった。グロ的な意味で18禁路線になりそうだ。
憎しみと憎悪の違いは何か、赤目のハズのキリンの目の色が違うのに意味はあるのか、
本来弱点であるはずのキリンの角が大剣を弾けたのは何故か。
ろくに大剣を扱えないような娘子がキンテス持ってるのは何故か。
狩猟場にハンターではなさそうな一般人が入り込んで、ギルドは何やってんだか。
そんなことが気になって仕方ない。

273:名無しさん@ピンキー
09/01/18 15:08:43 sn0anG1d
空気誤解かも、と言っているのだから、気軽に
「股間がエレクト!」
「続きwktk」
「イイヨーイイヨー」
がつくスレじゃなくなってると判ってるとした上で苦言
上記の謎に対して全く興味が持てなかった
説明がほとんどないところから、空白は読者に丸投げ?と邪推
人物背景をもう少し掘り下げるといいかも
後、キリンさんがこのスレ的に何人目かわからないキリンのリンちゃんじゃないのは好感

274:名無しさん@ピンキー
09/01/18 15:17:01 bvKvq49w
トリフエズキリンのごふぶとちんぽには興味ある

275:名無しさん@ピンキー
09/01/18 23:16:35 3GC+Pzak
一度で良いから見てみたい


ディア亜種×ハンター逆レイプ


歌麿です

276:名無しさん@ピンキー
09/01/19 02:00:26 qBl5yjb8
>>273
キリンのリンちゃんは前回ので多分五人目
スレの皆の「キリンさんが好きです」っぷりはガチ
イーオスやアプケロがハンカチ噛んで悔しがる勢いでガチ

>>275
角でアッーな展開ですか
それとも豊満な巨体にプチッとされるんですか

277:名無しさん@ピンキー
09/01/19 08:22:17 raa6EczU
キリン好き→馬好き
クック萌え→仲間
リオレイアは俺の嫁

278:名無しさん@ピンキー
09/01/19 11:49:05 IWIXojxE
>>277
レウス乙

279:名無しさん@ピンキー
09/01/19 12:58:55 aTjMihEp
金冠小サイズのレウスたんを飼っていちゃいちゃしたいです

280:名無しさん@ピンキー
09/01/19 17:47:21 FZ2Jz11G
>>276
下半身丸呑みの勢いでひとつ。

281:名無しさん@ピンキー
09/01/19 17:57:39 qBl5yjb8
黒ディアさんの秘密の花園から、人魚のようにハンターの上半身が生えてるんですね…
テラシュール

282:名無しさん@ピンキー
09/01/20 10:48:49 GlUXxKAs
>>275
書いてみたいが自分の文章力のなさに絶望する

体格差大きいと夢が広がるよね!

283:名無しさん@ピンキー
09/01/21 13:35:51 LMJursJk
最近 繁殖期のモンスター狩ると
一緒に子供も狩ってるという罪悪感が………



無かったぜ!繁殖期最高!

284:名無しさん@ピンキー
09/01/21 14:24:57 wRYCM7PT
ほとんどが卵生だし、妊娠中は襲ってこないだろうからそれはない。
それより卵盗むのがな…
美食家からの依頼だったら食べられてしまう訳だが、食卓に届く頃には孵りかけ…
そうでない依頼だったら幼竜は…

285:名無しさん@ピンキー
09/01/21 15:03:52 lBW9Rjz0
マザー2のうみたてたまご思い出した

286:名無しさん@ピンキー
09/01/21 15:29:43 XlJ6U/y7
無印Pで初めて卵盗みに行ったとき
とりあえず卵をさっさとパクって巣を出たらこっちのもんだ!!

…と思いきやエリア4→エリア3→エリア2まで
しつこく追いかけられてかなりビビったw

287:名無しさん@ピンキー
09/01/21 16:43:14 92pCWF1+
豚切りスマソ

なんかこうお題的なもの募集したら
住民諸氏はくれるのかね

288:名無しさん@ピンキー
09/01/21 16:46:08 LAnUu9x5
レウスたんのお話

こう、レウスさんの特農Gがハンターにぶっかけられて、みたいな

289:名無しさん@ピンキー
09/01/21 17:37:48 l+EiEnjK
特農ってw畑に入れるとよさそうな感じだな

ゲリョたんの魅力を知らしめるようなお話が見たい


290:名無しさん@ピンキー
09/01/21 18:12:42 UMe4N8Vt
オレは当然、黒ディアさんがハンターの持つ角槍に発情、地中に引きずり込んでアーオアーオ

291:名無しさん@ピンキー
09/01/21 18:43:23 wRYCM7PT
引きずり込まれたときはどうしようかと思ったもんだ。
エリアチェンジしたら戻れたが。

292:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:16:17 92pCWF1+
初っ端から難易度高いのkt、、、

レウスたんの特別農林水産技術を使って育てたマタタビを食べたゲリョたんが酔って黒ディアに砂中に引き込まれる官能小説っすか……

293:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:18:52 nohk8KY9
トサカがしっかり残っててくしゃみをするとつい閃光しちゃうゲリョ子萌え

294:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:41:27 xPQvAzW0
時代はガレオスです

295:名無しさん@ピンキー
09/01/21 19:50:01 C63/v2px
>>292
混ぜるな危険wwwwww

296:名無しさん@ピンキー
09/01/21 20:01:43 UMe4N8Vt
ちょっと砂漠行って>>291の投げたモドリ玉の煙を吸った黒ディアたんを>>294の放ったガレオスから保護してくるノシ

297:名無しさん@ピンキー
09/01/21 20:16:39 LMJursJk
ベルキュロス 羽のビラビラ姦!

298:名無しさん@ピンキー
09/01/22 17:39:19 KpNmVSQN
混ぜて、かつエロにしろとは難易度高過ぎるってもんだろうw
個人的には、面白ければエロ無し話でも読みたいな

299:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:07:07 jr7SnOfI
自分、ナルガが大好きなのだが過去作品見ると少ないから人気ないのかな?
ナルガと♀ハンターの話を書こうと思ってるのだが…



300:名無しさん@ピンキー
09/01/23 07:12:23 90OLJ0Mn
You、とりあえず書いちゃいなYO

301:名無しさん@ピンキー
09/01/23 10:28:16 X7KFBjbS
>>299
人気がないと言えば2G以降のモンスはなんか少ないね。期待して待つ。

302:名無しさん@ピンキー
09/01/23 19:24:24 4MKjYMRK
ナルガは人気ある方だろう
同期のウカムが拗ねるくらい
ちょっと先輩のヒプノとヴォルガノが嫉妬するくらい
結構先輩のポポやガウシカ、シェンガオが落ち込むくらい
大御所となった亀やイーオスが悔しさのあまり血涙流すくらい

303:名無しさん@ピンキー
09/01/23 20:02:47 JkEqB30X
アカムのことも、思い出してあげてください…

304:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:58:38 X7KFBjbS
>>303
アカムの「今からお前をぶち殺すぞおうらああぁぁぁぁ」って気迫を感じる見た目は非常に好きなんだけどね。

305:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:10:56 h4Bx9WY8
>>304
ウカムの「どうした、まだ尻尾も切れてないじゃないか?」って余裕すら感じる見た目は非常に好きなんだけどね。

306:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:17:14 9VY1Tqt6
>>302
ポポあたりだったら、ティガレックスに夫と子供を食われた未亡人。

もしくは、ハンターとティガの戦いに、一家揃って巻き込まれモドリ玉とか。
どこかズレてる元ポポ一家とハンターのドタバタ劇。
両親の濃厚Hを覗いてしまった娘が、ハンターに
「からだがポカポカするの」
とか相談に行って、ハンターが我慢出来ずに鬼人化、なんてな。

307:名無しさん@ピンキー
09/01/24 00:56:23 ak60/D6N
夫と子供を食われた目隠れ未亡人、雪山出身、ちょっと体格良い
そんな主人公いたな…

308:名無しさん@ピンキー
09/01/24 01:25:28 6YTkF2nA
>>305
つーか、アカムウカムはモドリ玉ネタとの相性はいい気はするんだよな

309:名無しさん@ピンキー
09/01/24 15:32:39 plO3VDOm
ヒプノ無印装備のあふるるロマン度がなぜこんなに認知されてないのか、
全身全霊で不思議を感じる。
イベクエ専用装備だからなのかも知れないが…

と同時に、あんな感じのカーニバルっぽい派手な格好の踊り子ねえちゃんと思えば
ヒプノ擬人なんてかなりイケるくちだと思う。
まあ奴は原形でも、どうしてやろうかコイツってくらい可愛いけどな!

310:名無しさん@ピンキー
09/01/24 17:12:35 Q9URUHLL
ヒプノいいよね
あの鳥全開な顔がなんともキュート
カーニバルなむちぷりおねーちゃんっていうと、微妙にチチビンタリカを思い出すわ


311:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:26:58 M793bDk1
キリン 装備 エロい
URLリンク(albatrosjojo.blog104.fc2.com)

312:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:59:50 zF8CFVtd
>>311は特にブラクラとかじゃ無かった
でもsageような

313:名無しさん@ピンキー
09/01/25 16:20:57 Zpd4qXhk
>>310
ヒプノ装備がサンバ風味だったら楽しかったのに。

モンスターでちちびんたリカが出たら泣く。沼地とか旧密林とか、フルフルやギザミが逆立ちする洞窟いっぱいの巨体で。


種族?当然、甲殻種(クラブ的な意味で)

314:名無しさん@ピンキー
09/01/25 19:22:30 s1u2XieW
つまり、シェンガオレン≠ちちびんたリカということでOK?

315:名無しさん@ピンキー
09/01/25 20:32:21 Zpd4qXhk
>>314
A=B:AとBは等しい
A≠B:AとBは等しくない
A≒B:AとBは近似である

とりあえず、窓を開けて「シェンガオレンジャー!」と大声で叫んで貰うか。

316:名無しさん@ピンキー
09/01/25 23:59:04 s1u2XieW
気高い雄叫びあげてきたハズカシス
指摘ありがと

317:名無しさん@ピンキー
09/01/26 02:13:13 jl+HbtBl
ヒプノは希少種だろw

可愛いぜ あいつ
両脚で力強く蹴ってくるし
足がジ~ンとして悶えたり
人の周りクルクル回った挙げ句、突っ込んできたりとか

318:名無しさん@ピンキー
09/01/26 22:25:24 PhCog+mY
>>317
青いのだっけ

319:名無しさん@ピンキー
09/01/27 01:34:32 TBnclJLi
青白だね

320:名無しさん@ピンキー
09/01/27 22:12:56 S66WcXIf
フルフルベビーをゲット。

噛まれないうちにベビーの歯を引っこ抜き

おっきしたちんちんをベビーの口にイン!

そのままベビーごと扱く。↓
生きたオナホ完成!

俺ちゃん超アタマ良くね?ね?

321:名無しさん@ピンキー
09/01/27 22:25:49 Btsahwxh
消化されて終了

322:名無しさん@ピンキー
09/01/27 23:12:38 ubctv4GP
そういやフルベビの時は電気袋って発達してるのだろか
発達してたら電撃食らってムスコが一生使い物にならなくなりそうだが

323:名無しさん@ピンキー
09/01/27 23:27:55 fb/dsuFU
いやいや、電気で無理矢理イかさせれるとかあるぜ
リアルに虎とかの猛獣の精液とるときはそうしてる

324:名無しさん@ピンキー
09/01/28 05:14:48 xj+EzHxT
>>321の言うように、フルフルの酸の存在は無視できないだろ
フルベビは地中の大食漢(クエスト名より)らしいから、胃酸とかきつそう

325:名無しさん@ピンキー
09/01/28 07:09:15 8ZnSSbr+
>>320
それは2スレ前のSS内で製品化されてたような気がする

326:名無しさん@ピンキー
09/01/28 11:40:20 pnS/dX/h
話変わるが
ディアブロ亜種をペットにするとずーと亜種のまんまってエロいよね

327:名無しさん@ピンキー
09/01/28 13:10:28 aJB1xh30
ずっと発情期的な意味でか

328:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:13:42 8/y47ML+
黒ずんでしまったんだな

329:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:13:36 hSthz/Oi
ところで
ディア亜種の話を望んでるレスが何スレにもわたって見られるんだが
ずっと同じ人か?
同じように1スレ1回はドスガレorガレオスの魅力を語り出す人もいるよな

330:名無しさん@ピンキー
09/01/30 00:15:53 0tnnzfHn
いいんでないか
擬人化やキリン装備の話ばかりを望まれるマンネリよりは

331:名無しさん@ピンキー
09/01/30 01:52:52 hSthz/Oi
嫌とかダメとかウザイとか、そういうのじゃないんだ
それだけ好きなら書かないか?
好きってパワーは、何かしらの良さを文に現しそうだと思う
擬人化も好きだが、確かに「化けました、ヤりました」だけじゃちょっとなー
って言いたいのはわかる

332:名無しさん@ピンキー
09/01/30 08:02:31 cqGKt+MC
言い方が身も蓋もないw

333:名無しさん@ピンキー
09/01/30 08:06:07 Jl1GOyBh
旨い飯食べたいなって思っても、自作するには料理が上手くないとなかなか。
自給自足もいいけど、そこには意外性とか新鮮味というものがあんまり感じられない。
自作の物でも「一味足りない」と思う事なんてざらにある。
素材の良さをアピールしてみるとか、面白い調味料を並べておくとかしてみれば、誰かが調理する気になるかも。
などという考えのもと、敢えて読み手の立場から出ない場合もある。
「〇〇が読みたい」だけよりも、その〇〇の魅力を語るのが良いと思う。

擬人化は、ただの素材の調理法の一つ。
カニをそのまま食べるか、姿蒸ししてみるか、カニクリームコロッケにしちゃうか、カニの入ってないカニかまを出してみるか。
そんな感じ。

これだけじゃなんだから。
ゲリョス閃光時の変質者のようなおっぴろげ具合って、可愛いな。
でも何故か、魅せられてとか思い浮かんでしまう。

334:名無しさん@ピンキー
09/01/30 20:10:16 xsgXLc12
俺はゲリョスを愛してる

まで読んだ

335:名無しさん@ピンキー
09/01/31 00:51:11 8LI2kmPT
俺が愛してるのは蟹さんたちだ

336:名無しさん@ピンキー
09/01/31 00:56:57 hJCnJyEh
俺はレウスたんだ

337:名無しさん@ピンキー
09/01/31 01:26:41 P4flcX9V
>>334
お前のところに胴体だけ裸のゲリョス一式装備のガンナーが走って行ったぞ

338:名無しさん@ピンキー
09/01/31 02:44:01 77OAahC8
>>337
あのゲリョス性愛者はソロ狩りのときは一式全部着てなかったっけか?

339:名無しさん@ピンキー
09/01/31 11:08:28 +qfKvPM1
ゲリョ☆

ココの住人はフロンティアはやってないのかねぇ

340:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:06:00 lfgv4Y5g
>>338
何も人間を狩る時までつけてるかっていうと別だろう

しかしあの人のゲリョス語りが生々しすぎる官能でワロタ
…絶対してやがる

341:名無しさん@ピンキー
09/01/31 15:30:26 QxkWe+pN
>>339
ヒプノ希少種の話とか出るくらいだから、やってる人がいないわけじゃないんだろうな
それでも僕はやってない
オンゲでアクションは、ちょっと敷居が高いぜ(´・ω・)

342:名無しさん@ピンキー
09/01/31 17:54:28 mHtdu6DM
同じく、パーティー組んだ相手に迷惑かけまくりそうだからオンラインはやらない出来ない。
ヒプノ稀少種とか見てみたいけどなあ。かわいいだろうに。

343:名無しさん@ピンキー
09/01/31 20:49:05 QxkWe+pN
>>342
何気に神ID

344:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:11:33 1vL+tWj9
一筆したためたので投稿しようと思っているんだが、
いい歳こいて、2ちゃんに不慣れなんだ。
文字数制限とかってあるのかな?

それとも『初心者が安心して質問できるスレ』あたりで
調べてきたほうが良いのかね?

345:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:29:54 mmZtwz5S
>>344
まったくもって初心者向けのスレで聞くべき話題だが、せっかくなので教えでける。

1レスにつき4096バイト=全角文字数なら半分の2048文字、加えて行数60行までが制限。


ちなみに、その辺のデータは専用ブラウザを使うと表示してくれるからオススメ。

346:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:30:27 QxkWe+pN
この板の中の、「SS書きの控え室」ってスレを1から読むといい感じ。
1レスの文字数制限というか、容量制限は4096バイト。60行。
1行にも何文字までってあった気がするけど、忘れた。256字くらい?

347:344
09/02/01 01:16:37 KM2y12ok
>>345 >>346
素早いご返答に感謝
もうちょっと勉強してから投下します

348:名無しさん@ピンキー
09/02/01 12:09:45 4QBm/v5k
おう、全裸で待ってるぜ

349:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:34:19 7N3uXx4N
お前だけに待たせる訳にはいかないな

350:名無しさん@ピンキー
09/02/01 14:27:17 UTKJyAUb
俺も待つぜ
お茶持ってきた、飲むか?
つ旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~

351:名無しさん@ピンキー
09/02/01 15:03:24 fJlyUtww
お前ら足防具を忘れるなよ。紳士の嗜みだろ

352:名無しさん@ピンキー
09/02/01 19:34:48 OyNRQHbu
どんなに防具を整えても足だけは装備しちゃいけないんだ!
フルフルシリーズでも足だけは装備しちゃ駄目なんだ!俺男だけど!

353:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:03:38 vaERmCkK
『足だけ』だからいいんじゃあないか…

354:名無しさん@ピンキー
09/02/01 20:08:51 cqXRuhE8
ガレオスUが良いよね
しましまソックス!

355:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:39:37 yRnkdJWO
ゲリョスSを装備しないなんてとんでもない!

356:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:58:23 eo+Xd6cd
俺…、気付いたんだ。

男子キリン装備を女子に着せてもイイんジャマイカ?

内股ハァハァします(*´∀`)

357:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:36:31 6q8xP1lD
巨乳なら胸部分も素晴らしいことになるんじゃないか

358:名無しさん@ピンキー
09/02/02 08:38:41 tcjsgaLk
しっかり着込んでる方がいいなあ
ブランゴ剣士用の脇とかもいいけど
シリーズでみると、着込んでるように見せ掛けて…という金剛【具足】のエロさもいい

359:名無しさん@ピンキー
09/02/02 09:51:51 FMSvK7sy
>>357
ヒプノS女性装備の胸ってちょうどそんな感じじゃね?
あの格好で前転回避だとかドタバタ激しく動きまくってたら
リアルだったらぜったい乳首チラリどころの騒ぎじゃないと思う

360:名無しさん@ピンキー
09/02/02 11:10:50 R1H3cJgk
ザザミXの女性装備は好きだったな
男はギザミマンだろ?ソレ以外になにか?

361:名無しさん@ピンキー
09/02/02 12:23:30 6q8xP1lD
ギザミ装備のせいで男なのに女みたいなシルエットになった装備がマイセットにあるの思い出した

362:名無しさん@ピンキー
09/02/02 20:44:14 4ofR90eb
以前、2ちゃんのお約束をスレ違いにも聞いたものです。
改めて投下しに参りました。

ニーズに合うか判らないので、未完ですが、キリの良いとこまで投下します。
皆さんの反応を見て、続きがんばります。

以下、作品説明
・武器萌え、太刀擬人化
・エロ、まだ無し
・SSじゃないかも…
・6スレほど頂きます
・『SS苦手』というコテハンです。NGワードっていうんですか?
・娘さんの声は『ゆかな』で脳内再生希望

363:SS苦手
09/02/02 20:47:24 4ofR90eb
秋水嬢子

 抜けるような青空は蒼穹と呼ぶに相応しく、その下にそびえ立つ銀嶺は峻厳という言葉を思い起こさせる。
 厳しくも美しい峰々のその足元では、はるかな山嶺から続いてきた裾野が丘へと姿を変え、その間を平原と森林とが入り組んでずっと先まで広がっている。
 平原では草食竜が青草を食み、森の木々から野鳥の声がかすかに聞こえる。
 非の打ち所の無い、大自然。
 人の存在を忘れたかのような光景は、しかしその丘の一隅で、すべてを否定される。
 佇立する人影。いや、それが人であるのか。
 隆々たる筋肉に鎧われた上半身は力襷を掛けたのみ、下半身には僅かな腰布と脚絆。その面は形象化された憤怒の相。実に見事な金剛力士の木像であった。
 不思議なことに金剛力士像は悪鬼を威嚇する力んだ形(なり)でなく、優美な曲線を描いた長大な一振りの太刀を両手で握り、体の脇に構えていた。
 降魔の利剣か、護法の御剣か。
 鍔元から切っ先まで、ぶれずに一本線を描いたような直刃の刃紋が浮いた刀身は、足元の青草を映しこむほどに磨きこまれていた。
 そして、刀身には眼前に立つ赤い影も映りこんでいた。
 翼と一体となった両の腕を広げれば、下手な小屋程の大きさになる翼手竜。
 森丘が未だ人類の領域で無い理由のひとつ。
 人は様々にその名を呼ぶ、空の王者、火竜、リオレウス。
 ただし、その名を口にするときに、人の心によぎる感情はひとつ。
 畏怖である。
 が、今、この瞬間、その火竜を見た者がいたのなら、なんと思ったことか。
 翼から伸びた鋭い爪は尽く折り砕かれ、毒をしたたらす器官をそなえた棘だらけの尻尾は中程から綺麗に切断されている。
 凶悪な顔面には一筋の傷が縦に走り、裂けた鱗 の合間に白い頭骨の存在を見て取れた。
 王者にあるまじき無様な姿。されど口元から炎の舌を覗かせ、青草ごと土を蹴立てて威嚇の唸りを上げるのは、最期の最期まで王者たらんとする意思でもあるものか。
 もはや疑うべくもなく、火竜と金剛力士像は戦っていた。それも、追い詰められているのは体格に勝り、空を飛び、灼熱の吐息を放つ筈の火竜のほうである。
 そしていま、火竜は自らを脅かす木像に向け、全身の体重を掛けての体当たりに出た。巨大な質量が風を巻き、鉄鎧にも勝る鱗に覆われた肉の壁が迫る。
 と、金剛力士は前に出していた右足を下げ、左足を前にした脇構えに体を入れ替えた。それで体一つ分を後退すると、火竜は紙一重で目の前を走りぬけてゆく。
 刹那、金剛力士が太刀を横に薙いだ。


364:SS苦手
09/02/02 20:51:19 4ofR90eb
 臍下丹田より出でて全身に満たされた剣気とでも言うべきものが切っ先にまで乗り、横一文字に振りぬいた瞬間に手の内を締めれば、全ての衝力は斬撃力と転化し、長大な太刀行きの中のただ一点で集約した。
 調度、行き違う火竜の膝の裏。既に火竜の足には幾度となく太刀が打ち込まれ、鱗も所々が剥離していた。
 あやまたず、獣の絶叫と派手な地響きが同時にあがる。
 金剛力士が振り返れば、火竜は地に伏していた。その足は膝の裏が半ば程まで裂け、それでもかの飛竜は恐るべき生命力で再び立ち上がらんと足掻き、もがいている。
 もはやその足では自重を支えるべくもないだろうが、まさに野生の執念だった。
 金剛力士は憤怒の形相のまま太刀を振りかぶり、火竜の首筋へと止めをいれた。
 ゴロリと火竜の首が落ちるや、切断面から葡萄酒の樽を割ったように鮮血が溢れ出す。
 王の絶命とともに森丘に静寂が訪れる、かと思えば、そうでもなかった。
「こぉの、どたわけぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」
 火竜の咆哮の変わりに森丘に木霊したのは、女性の怒声であった。
「止めを刺して何とする!紅玉が見付からんでは無いかッ!?」
 少々時代がかった物言いだが、声質はまだ可憐と評してよい。では何処に雅言葉を使う淑女がいるのかと見渡せば、そこには件の金剛力士しかいない。
 いや、もって回った言い方はやめよう。金剛力士は古木から削りだした『夜叉』と呼ばれる鎧に身を包んだハンターに他ならない。
 ハンターは些かうんざりした様に首を横に二、三回ふるうと、『夜叉』の兜を脱ぎ捨てた。
 下から出てきたのは、兜の面宛てに彫られた憤怒の相とは違うが、こちらも面じみたムッツリ顔の壮年であった。
 火竜を独力で屠ることからも解る通り、ハンターとしても男としても油がのった、いわゆる苦みばしったチョイと好い男、である。
 が、男はいかにも大儀そうに、かつ年寄りめいた溜息をつきながら、青草の上に腰を下ろす。それから姿無き声に向かって、いかにも張のある低音の声で言い放った。
「火竜の紅玉を欲しがってるのはお前だろう、だったら自分で探せ」
「ぐぬぬぬぬ、えぇい、短刀を貸せ!」
 売り言葉に買い言葉で激昂する姿無き声に、男は腰裏の短刀を左手で抜いて中空に差し出す。
 すると不可思議なことが起こった。男が右手に持っていた太刀の像がぼやけたかと思うや、瞬きする間こそあれ、身の丈ほどもあるはずの太刀の姿が消えてしまった。
 そして代わりに、腰に手を当てて如何にも立腹と言いたげな形で、妙齢の乙女が男を見下ろしているではないか。
 美しい娘だった。背中の中ほどまであろう濡れたように艶めく黒髪は、炎妃龍のたてがみの様にさらさらと真直ぐに伸びていた。
 濃い墨を上等の筆で綺麗に掃いたように形の整った眉の下には、その墨を満たしたように深く黒い瞳。
 鼻梁は高くは無いが整い、ふっくらとした頬も桜色の唇も、いかにもはっと息を呑むたおやめ振りである。

365:SS苦手
09/02/02 20:53:08 4ofR90eb
 もっとも、先ほどからの声の主と考えれば『黙っていれば』との但し書きを加えねばならぬが。
 年のころは二十は数えないだろう。貌は大人びたものを感じるが、いかんせん表情が幼い。
 今のぷうと頬を膨らませている様も、愛らしさすら感じる。
 その身を包むのは老山龍の鱗から削りだした『凜』の上下だが、鎧具足は着けていないので殆どただの異国の服である。剣士垂涎の一品である筈だのに、なんとも勿体無いこと極まりない。
 しかも男の差し出す短刀を引っつかみ、火竜の腹を掻っ捌こうと「えい」だの「やぁ」だの勇ましい声を上げてはいても、切れ味が足らない訳でもないだろうに、いっかな傷の一つも付かない様など、武芸の心得を感じさせない。
 どう見ても、ハンターではなかった。
「やれやれ…」
 意地になっているとしか思えない行動に、男はそろそろ止めてやるかと腰を浮かしかけ、そこで火竜の生首の付け根に綺羅と光るものを発見し、娘に声をかける。
「おい」
 火竜の首に足をかけ、ごろりと転がすと、まさに紅玉と呼ぶに相応しい拳ほどの物体が、食道と思しき辺りから転び出た。
「おお!?」娘は嘆息をつき、紅玉と呼ばれる内分泌物質の結石を取り上げる。「なんという深い赤じゃ。だのに、なんと鮮やかな。まるでブレスワインのような…」
 希少な玉にうっとりと甘い声を上げる娘の姿はいかにも年頃のそれであるが、その足元には鉄臭い火竜の血溜りである。
 むしろ、血に酔った物の怪の類と評した方が相応しいか。
 男は娘の機嫌が現金な理由で宜しいことに苦い微笑を浮かべつつ、唐突に彼女が火竜の紅玉が欲しいと言い出したその訳を問うた。
「で、それで欲しい鎧具足でもあるのか?」
「まさか。見て、愛でるのよ」
「おまえ、それ一つで地団駄踏む同業者がいること、解ってるか?」
「主(あるじ)こそ、解っておるのか?」
 すっと眼を細めた娘の表情は、艶然と評するのが正しい。
「わが目で見、わが手で触れ得る事の、なんと甘露な。まして主とともに一指しの舞を終えた後なら、それもひとしお。なに悪いことがあろ?」
「血なまぐさいやつ」
「妾には誉め言葉じゃ。さては主、妾のあまりの美しさに、妾が何者であったか忘れたか?」
 娘はいかにも挑発的な笑みを浮かべ、頭一つ高い男の顔を見上げる。
 誉め言葉か労いの一つでも欲しいのだろう、解り易い娘の媚に、ところが男は娘を指差すや、


366:SS苦手
09/02/02 20:56:02 4ofR90eb
「鬼神斬破刀」
 それが先程まで男が振り回していた長大な人斬り包丁の通名であるのは、ハンターであるなら武器屋のカタログで大体心得ている。
 が、そいつが工房脅威の新技術で娘の姿をとるというなら、世の独身ハンターが黙ってはいないだろう。
 勿論、工房にそのような注文をつけに行こうものなら、世迷い事は14歳のうちに済ませておけと渋面を作られるのは必定。
 では、彼女は何なのか。今しも図星を指され、再びぷうと頬を膨らます、ころころと表情を変えるこの娘は。
 が、両者の遣り取りから何かしらの事実が判明するより早く、甲高い獣の咆声が森丘に戻ったはずの静寂を引き裂いた。
 男は手早く足元に転がる兜を拾うと、怪訝そうに呟く。
「雌火竜もいるのか?」
 すなわち女王と呼ばれる火竜種の雌、リオレイアである。
 そこで男は思い出す。今回の狩猟を請け負ったのは、この娘であることを。
「おい、まさかこの狩り、一対の巨影とか呼ばれてるやつか?」
「ん?妾はこの国の文字はまだまだ不慣れじゃ、勉強中じゃ。が、リオなんちゃら、までは読めた。リオなんちゃらは二つあったぞ。妾の勤勉を誉めよ」
「『どたわけ』はお前だっ」
 男は言い放つや娘の両のこめかみに握った拳の中指の節を宛て、ぐぅりぐりと所謂ウメボシを捻り込んだ。
「おおおおおおおおっ、な、何をするのじゃ!?」
 頭蓋を軋ます痛みに、娘は何の咎かも解らず非難の声を上げる。
「そ、そのように右から左からぐりぐり挟まれたら、ハニワ幻人も全滅じゃ!あいたたたッ!?」
「お前のような『あほの子』には折檻だ」
「でぃーぶい反対、はんたーい!いたたたたっ!?」
「いいか、今、この狩り場にいるのは、火竜と雌火竜の番(つがい)だ。そして俺は、お前の話を鵜呑みに、火竜一匹分の物資しか持ち込んでいない。ギルドからの補給物資もいつ到着するか判らない。残り少ない薬と糧食で、俺は雌火竜を相手にせねばならん」
「うむ、後家を相手取るには、かくも覚悟が必要なのじゃな」
 減らず口を続ける娘に、男は無言でウメボシのえぐり込む加減を増してやる。
「わ、悪かった、妾が悪かった!!」
 陥落は早かった。絵に書いたような子供への折檻を解いてやると、娘はこめかみを擦りながら涙を浮かべた瞳で見上げてくる。
「顔に痕が残ったらどうしてくれるっ!」
「それよりお前の頭の出来の方が心配だ」
「くぅぅぅぅ、妾を見初めたときの主の喜びようが懐かしい。あれほど擦り切れるまで妾を使い込んでおきながら…」
「知らぬ者が聞いたら誤解を招くような言い方は止せ。それに、お前は油をひいて刀箪笥に仕舞い込まれている方が好みか?」
「はぁ…そうじゃな、そうじゃ。所詮、妾に出来ることなど斬ってナンボの極道家業」
「俺が出来るのもそれだけだ」
「血なまぐさいやつばらめ」
「俺がいい男過ぎて、何者であるかも忘れたか?」
 何やら先般の遣り取りのようになってきて、それで男はにやりと不適に微笑んでみせる。
 娘も何とも不適な、そして何とも魅力に溢れた笑みを返し、幾度も交わされたであろう宣誓を、そのバラ色の小さな唇でもってつむいだ。 「主じゃ。名をオサフネ。遥か外つ国より流れてきた、妾をもっとも上手く扱う小憎い男じゃ」
「ではカグラ、お前の主たる俺は、舞の一指しを所望するぞ」
「よしなに、な」
 カグラと呼ばれた娘が右の手を差し出すと、男は右の手の平でそっと受け止める。
 その姿が霞とぼやけ、男の手には一振りの太刀が握られる。
 身の丈ほどの刀身の、竜すら薙ぎ払う降魔の利剣。不思議なことに、そのなかごにはいつまでも鉄刀の銘であった『神楽』との文字が切えないでいる。
 云わば、鬼神斬破刀『神楽』であった。


367:SS苦手
09/02/02 20:59:57 4ofR90eb
 彼女の口元から熱い吐息が漏れ、幾度も突き込まれた足腰は微かに痙攣すらしている。

「あぁっ、も、もう、堪忍してたも」

 オサフネの耳にカグラの哀願が聞こえてくるが、彼は知ったことかと深く突き込み、捻りを入れる。

「あふぁっ!?」

 カグラの驚いたような声は、自身の中に入ったオサフネの昂ぶりが、再び限界にまで満ちたことを伝えてくる。

「はあぁぁ、主、限界じゃ…もう、堪忍っ、ひぅっ!?」

 最後の苦鳴じみたのは、オサフネがまたぞろカグラの哀願を無視し、縦横に動いたからだ。

「ああっ!はっ、あぁぁ…駄目じゃ、駄目ぇ…」

 オサフネの動きは一層激しくカグラを翻弄し、ここを先途と一気に責める。斜めに抉り込み、浅く突いたかと思うと、また斜めに責め、上の壁をたたき、最後に叩き付けるように力強く上から。
 一杯になったオサフネの思いの丈が爆ぜ、カグラの中を駆け抜けてゆく。

「はぁっ、やぁっ、もう…りゃめぇえっぇえええぇ!?」
「やかましい!!砥石の数が足らんのだから錬気で補うより無いだろうが!」

 そこは森丘。雌火竜の足の下。オサフネは気刃斬りを交えた怒涛の連撃を雌火竜の上の壁―腹部―に叩き込み、青草の上を横転しながら離脱する。
 遠ざかろうとするオサフネに雌火竜は『口から漏れる熱い吐息』を吐きかける。が、それは読んでいた。
 彼は雌火竜の習性の一つとして、鼻先でちらつくものに攻撃を仕掛けることを熟知していたので、すぐさま反転、大口を開ける彼女の横面に突き、斬り上げ、斬り下がりの速攻を叩き込む。
 そうするとまたカグラの中でオサフネの錬気の昂ぶりが万杯になる。

「ひゃぁっ、またぁ、溢れりゅうぅうぅぅっ」
「だから戦いに集中させろと!」

 オサフネは最後まで文句を言えなかった。
 カグラに注意を向けてしまったため、雌火竜が身を翻したのを見逃した。丸太のような尻尾が唸りをあげて飛来するのを、彼は黙って見ているしかなかった。
 胸に大きな圧迫感が押し寄せ、それから重力の頚木から解き放たれた浮遊感。
 オサフネは続く甘美な気絶への誘惑を必死で振り払い、結果として下草に背中から打ち付けられた。尻尾の直撃からくる呼吸困難と合わせて、生きている事の証たる地獄の苦しみにあえぐ。
 息が詰まるのと衝撃で、頭の中に狩猟笛のような高周波が鳴っていた。
 誰かが自分のことを呼んでいた。誰だか解らない。
 あの声を最初に聞いたのは、いつだったろうか。

続く

 投稿しながら、ただのコピーじゃ読みづらいことを理解しました orz
 次があったら、読みやすい編集に注意します。

368:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:05:51 aZU95PE3
乙ー
しかし「男」が唐突に「オサフネ」になるのはあまり頂けないな
「カグラと呼ばれた~」のところでオサフネに変えてしまって良いかと

369:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:54:42 7+u0QnrU
しかしカグラ萌え

370:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:04:20 nd9pfvWE
キレアジ「ベースキャンプで待ってるのにッ(;;)」
刀の別称は人斬り包丁なのは確かだけど、モンハン世界の太刀じゃ違和感あるなぁ


371:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:26:47 6q8xP1lD
錬気ってそんなもんだったっけwwww

372:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:52:32 6HkjTFD/
それにしてもカグラ萌え

ゆかなボイスでしか再生されなくなった

373:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:19:49 i6t7IpgV
紅玉出ない俺涙目
続きwktk

374:名無しさん@ピンキー
09/02/03 08:15:36 wNZFPdbj
オレ>>362の文体好きだ
是非完結させてほしい

375:名無しさん@ピンキー
09/02/03 10:53:24 9bt1ToGZ
>>362
こんな女の子になるんだったら鬼神斬破刀売らなかったのに…


376:名無しさん@ピンキー
09/02/03 11:31:56 Kwq2wEnp
GJ!続き楽しみに待ってまーす!

377:名無しさん@ピンキー
09/02/03 22:13:37 pC6QLljV
クシャ装備は必ず斬破刀引っ提げてるなぁとか思った

378:名無しさん@ピンキー
09/02/05 07:20:28 DxmH76ZG
クシャに雷は効くし、斬破刀は造りやすいし、クシャ装備+太刀は見栄えするしな。


ランスガンスは蟹が正装です!

orz

379:名無しさん@ピンキー
09/02/05 11:43:03 J3DYnWMY
今でも思い出すことがある。
その時まで確かに手のひらに感じたぬくもりを。
そのぬくもりが手のひらを離れた瞬間に感じた絶望を。


380:名無しさん@ピンキー
09/02/05 13:57:25 XNswIhyJ
>>379
俺達は子供の時、憧れていた大人になれたのだろうか・・・

381:名無しさん@ピンキー
09/02/05 17:16:09 GrAUZgq7
ここ初めて来たんだけど保管庫あるんだな
どの話がオススメかきいてもいい?
好みはモンスターの魅力が描写されてるようなやつで

382:名無しさん@ピンキー
09/02/05 18:11:27 wfpqGmeX
>>379
ラーメンのつゆを飲んでたら手が滑って落としたんだな

383:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:42:28 aON1Iuka
>>381
擬人化多いけど、そういうのもいけるクチ?
そうなら先入観無しに始めっから読んでみてもいいんじゃないかと

384:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:21:40 SHhat8Z7
オススメきいてるのに読み漁れって…

385:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:47:44 UvQZPqSR
了解、それなりのチョイスするから次の質問に回答plz

1 好きなモンスターは?(複数回答)
2 擬人化と獣姦、好きなのはどっち?
3 強姦と和姦はどっち派?
4 シリーズ物をじっくり読む?それとも単品作品をササッと読む?

386:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:58:04 OetkVbUM
1.ゲリョス ラージャン(男擬人化) ヴォルガノス ナルガ
2.どちかと言うと擬人化
3.和姦派
4.どっちでも読むよ!派

387:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:59:32 OetkVbUM
あ、良く読んだら>>381宛なのねorz
スルーしてくれい

388:名無しさん@ピンキー
09/02/06 02:17:21 LE0ResaM
言わなけれはわからんのに…律儀だな

389:名無しさん@ピンキー
09/02/06 02:17:55 TwRMtZUh
1 リオレウス ラージャン ヴォルガノス ガノトトス ドスファンゴ
2 ジューカン
3 どっちかといえばゴーカンだけど、ワーカンも好き
4 どっちも読むよ!

♂竜×♀ハンターは素敵だと思う
いや、雄竜×♂ハンターでも ♀竜×♂ハンターも好きだけど

あと竜同士も良いと思う
♂♂でも♂♀でも♀♀でも

390:名無しさん@ピンキー
09/02/06 02:59:31 zBd1Ro1D
ロリババアラオたんが嫁に来る話は最後まで読んでスッキリした
後半の、ミラボの咆哮がバーサーカーのそれだったり「理解したか、お前の天敵を」っていう型月風のいい意味で厨二な展開も好きだ
バサ子とかガノ子が仲間になるとこが抜けてて良く解らなかったり、上から読んでも話が前後しててよく解らなかったりは残念だけど

391:名無しさん@ピンキー
09/02/06 03:42:59 FefDKkWF
ラオババアは嫁オンリーのヒトと仲間が増えるヒトの二人が書いてたからな
黎明期だったからシェアワールド的に扱ってもさほど問題なかった

ロロパエ村だなんだとやり始めたあたりから内輪臭が強くなって荒れだした

392:名無しさん@ピンキー
09/02/06 11:34:51 WHWQ0BWF
そういや、獣姦で強姦シチュって数はそんなに多くないよな

そんなシチュが好きな変態は俺だけでいい

393:381
09/02/06 12:20:07 bNTZF1X1
とりあえずは全部オススメ、老山龍なロリババア、か。
答えてくれてありがとう。
>>385
1 ドスランポス・クック・魚竜の皆さん
2 どっちも好き。外見より内面的なそのものらしさが欲しい
3 和姦派
4 シリーズ物があるならそっち
お願いします。


394:名無しさん@ピンキー
09/02/06 13:56:38 /C3jv3y6
個人的には魚竜好きなら珍味の人のトトス擬人化シリーズがおすすめかなあ

395:名無しさん@ピンキー
09/02/06 16:51:48 TiLI9dGp
>>394
珍味の人とロリババァがこのスレの目玉というか神だな。個人的な感想だが


396:名無しさん@ピンキー
09/02/06 18:53:06 tegTD5xJ
ちっこいレウスが女ハンターを飼う話が好きだった。だがエロが取って付けたようなのが難点。

珍味の人は神。
あと金属製の男の続きを見たい。

397:名無しさん@ピンキー
09/02/06 20:20:13 lNGzLFZ0
wikiの魚竜ページの見応えは異常

蟹の人の話が好きだ。

398:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:43:06 7Ep9a+is
擬人化というより半人半竜な感じの飛竜の主人は独特だった。

399:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:53:10 Myk7yBHG
牙獣分が足りない

甲虫好きの俺にとってクイーンランゴは最高でした

400:名無しさん@ピンキー
09/02/06 22:42:26 tegTD5xJ
ドドブランゴと女ハンターの話も個人的にはお勧め。

wiki見て思ったけど結構な投下があるし、質も結構いい話が多いよな

401:名無しさん@ピンキー
09/02/06 22:43:13 ss3RkoLN
珍味の人のは話もだが何より文章が読みやすくて好き。

402:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:51:19 /C3jv3y6
癖がない文章というか、手触りのいい文章というか、あんまり無駄がなくて読みやすいよな。ヤマツカミのも好きだ。

403:名無しさん@ピンキー
09/02/07 01:10:12 kH0JVbF/
>>392
お前ひとりだけにいいカッコさせないぜ!

404:名無しさん@ピンキー
09/02/07 12:13:45 G2IXEjSH
>>400
あれ自分も好き

クック先生とかラージャン娘×貴族ぼっちゃんの人は、たまに作者の人の言動に
「ちょwwwwおまwwww」ってとこがあるけど(そこ含めて嫌いじゃないが)
作品はガチで好きだ

405:381
09/02/07 15:58:17 uApZaFzE
沢山オススメしてくれたおかげで、いい週末がすごせそうだ。皆ありがとう。
ロリババアは、ロリ属性無いんでちょっとキツかったが、終盤の燃えに打ち抜かれた。
珍味の人はまだ一番古い話しか読めてないけど、おとぎ話とか昔話の匂いのする話だな。
確かに読みやすいしガノス男に萌える。ふしぎ!
いつまでも感想とか書いてたらウザいだろうしそろそろROMになる。
重ね重ね、皆ありがとう。

406:名無しさん@ピンキー
09/02/07 22:04:02 Gej7tY34
蟹の人まだかなぁ

407:名無しさん@ピンキー
09/02/08 12:57:52 OBAfdY5q
擬人化以外の話が読みたいぜ

擬人化すると細かな設定以外結局人×人になっちゃうからなぁ

408:名無しさん@ピンキー
09/02/08 13:22:05 nU/vuxrO
それはさすがに極論だろ

久々に初代スレみたら、降りてこないリオレイアだっけ、あれ擬人化だって書いてた
そうだよな…胸に乳房があるとか、子宮がどうだとかそんな描写あったもんな
卵生のレイアの描写としてはおかしいと思ってた…

409:SS苦手
09/02/08 15:07:50 jUhHxnf0
過去の名作の流れに、溜め3かまします。

太刀擬人化の続きを投下します。
未だ完結にはいたりません故、またキリの良いところまで。

前回忘れてました。
私はP2Gのプレイヤーで、大全は所有してません。
些細で済む世界観の違いでしたら、ご容赦ください。

以下、注意書き
・武器萌え、太刀擬人化
・エロなし
・消費レス、5
・相変わらず文字の羅列です
 WARNING!! A HUGE LETTER IS APPROACHING FAST

>>381さんの有意義な週末に間に合うかどうか…

410:SS苦手
09/02/08 15:12:20 jUhHxnf0
秋水嬢子


 オサフネと名乗る流れ者が街にふらりと現れたとき、その背にはもう飛竜用の鉄刀が背負われていた。
 ハンターとしては、まだまだ。手直しを頼まれた加工屋の親父は、娘にそう漏らした。
 どうして?
 長い黒髪の美しい娘は、父に問うた。なにしろ流れ者の身にまとう荒みは、街の娘には縁が無い。さぞかし強いのだろうと、根拠もなしに思うだけだ。
 男手一つで大事に無菌培養したせいか、娘はいささか世間知らずだった。加工屋の親父は放浪者などに興味を持つ娘に小さくため息をつきながら、飛竜用たる鉄刀の扱いでないことを指摘する。
 こいつは目標まで最短を最速で振るっている。それじゃ飛竜の鱗は断てない。擦り減りから見て、いつも切っ先三寸を当てる腕前はたいしたものだから、それなりの国に仕えた騎士だろう。
 騎士。世間知らずな娘の興味を引くには十分な言葉だった。
 流れ者は刀の打ち上がる期日きっかりに現れると、店先で仕上がりを確かめ、加工屋を絶賛した。
「男の仕事だ。これだけの大太刀をして、歪みなく、研ぎも均一。よく気も乗る。噂に違わぬ腕前、また使わせていただこう」
 物陰から見ていた娘は流れ者の童子のような喜びように、我知らず顔をほころばせていた。
 加工屋の親父も密かに気をかけている仕事振りを誉められれば気も良くする。
 また来てくだせぇ、と常はしない愛想を振りまいていたものだ。
 そして娘は何とはなしの好意を抱き、放浪者が再び訪れるのを心待ちにする。
 その日は案外早く来た。燕雀石がまとめて手に入ったとかで、放浪者は昼の娘のいないうちに太刀を置いて行き、その晩には加工屋は蹈鞴の前に立った。明日には神楽と銘を切った太刀が打ちあがり、それを受け取りに彼も現れる。
 どんな国の騎士だったのだろう、ぜひ聞いてみよう。娘は寝台に入りながら、とりとめもないことを考えつつ、眠りに落ちようとしていた。
 だが、彼女が眠ることは無かった。非常事態を告げる街の晩鐘がけたたましく鳴り響き、夜のしじまを破り裂いたからである。
 何が起こったのか。娘は理解できぬままに、反射的に寝台から飛び起き、ともかく階下の工房にいるだろう父の元に走った。
 窓からは大通りの常夜灯の明かりと、それに騎士団が付けたのだろう、巨大な照空灯の白い光の柱がしきりに漆黒の夜空を走り回るのが見えた。それに硬質の弦をかき鳴らすような、甲高い音。
 何が起こっているのか。ともすれば不安で足がすくみそうになるのを堪え、ようやく階段に達する。直ぐ下は工房。
 ほっと息をつく娘の頭上で、何かが限界を超え、崩れ落ちる恐ろしい音がした。
 娘の目は幸運にも家の屋根を砕き、落ち来る影を捉えることは無かった。その前に、眠る寸前と同じ安らかさで、意識の全てが消失したのだから。

 夜陰をついて襲来した風翔龍は、なにが不満だったのか街を無差別に破壊してまわっていた。
 幾条もの照空灯の明かりが夜空に乱舞し、時折鋭い風きり音をさせて弩が巨大な矢を放つが、それも古龍を撃退するにいたらず、どこからともなく空気の塊が飛来しては、町家を打ち砕いてゆく。
 オサフネは逃げる人の列を逆に書き分け、加工屋に走っていた。
 おそらくハンターギルドも非常呼集を掛けているだろうが、得物の無い自分ではモノの役に立つまい。もちろん負傷者の移動や、避難民の誘導など、非常時には暴力装置の仕事などいくらでもある。が、今は自分のすべきことは加工屋に走る事だと、彼の中の何かが囁いていた。
 加工屋が近づくにつれ、風翔龍の耳障りな咆声のなかに、かすかに鉄を打つ槌音が混じっているのが耳に届く。
 まさか、まだ?
 感嘆とも怒りともつかない感情に、オサフネの足は否が応にも早まる。大通りを渡り、辻を曲がり、加工屋がある路地へ。
「な…」
 オサフネは絶句した。
 彼の前に広がっていたのは、無残に倒壊した家屋だった。
「馬鹿な、先程までの槌音は…」
 耳を疑うべきか、眼を疑うべきか。そして呆けるオサフネの眼に、瓦礫の中に突き立つ太刀が見えたのは、どうしてか。
 手に取れば、拵えも何もかも、彼が指定した鉄刀だった。一点のみ、不思議なことに、塚糸に混じり長い黒髪が巻き付いている。そういえば、あの親父には娘がいたとか。
 既に親父も娘も逃げたのやも知れない。
 そう思う一方で、この太刀こそ、あの刀工が無念の中、肉体無き魂で打ち上げたのやもと納得する自分がいた。
 と、背後で風が巻き、何か大きな物体が降りてくる気配がある。
 振り返らずとも解る、その今にも飛び掛らんとする息遣い。オサフネの口元が得体の知れない何かにゆがむ。
「よく来た、今宵の俺は阿修羅の化身だ!」

411:SS苦手
09/02/08 15:13:41 jUhHxnf0
 石火の反転。鞘走りの邪魔にならぬよう体は一本の線に乗り、長大な刃が縦にすっぱ抜かれる。自分の体から大太刀を引き抜くような抜刀の離れ業をみせたオサフネは、そのまま前のめりに地を這うほどの低さで疾駆し、真っ向に斬り下ろす。
 頭上には黒光りする鱗に覆われた古龍。
 いや。
「主っ!!」
 聞き慣れ腐ったカグラの声に、オサフネの意識は現実に立ち返る。
 なんという僥倖。彼の体は無意識に記憶の中と同じに動き、あの時と同じく、自分を押しつぶさんとする巨影の懐に飛び込んでいた。
 しかも、かつては飛び掛ってきた風翔龍の足を中空で薙ぎ、追い払った一撃は、今は大地を駆け走る雌火竜の顔面に届いた。
 刃は下顎から喉までを斬割し、噴出す鮮血は刀身の雷気に触れるや、瞬時に沸騰する。
 吹きこぼれる血流に雌火竜の絶叫はくぐもり、うがいのような間抜けな音となって、やがてそれも尽きた。
 雌火竜は鼻腔から黒い気体を吹き、白目を剥いてオサフネの背後に前のめりに崩れた。
 間、一髪。
 オサフネは脳内麻薬の味のする重い息を吐いた。
 あたりを見渡せばそこは森丘であり、二年前に立ち寄った街であるわけは無い。何故、あのときの幻を見たのか。
 結局、加工屋の瓦礫の下から見つかったのは親父の遺体だけであり、近所の者とも捜した娘は、ついぞ見つからなかった。
「なぁ、カグラ…もしかして、お前は…」
 問うたが、彼女は答えなかった。それどころか、雌火竜を屠ってしまったのに、文句の一つもない。
「カグラ?」
 もう一度名を呼ぶと、オサフネの右腕に別の重みがかかる。
 驚き見れば、彼女が太刀の姿を解き、ぐったりとその腕にしなだれている。
 オサフネが何度名を呼ぼうと、あのこまっしゃくれた口を利くこともない。
 カグラの意識は混濁していた。たゆたう水面のように、あるいは寝入る寸前のように。
 誰かが名を呼んでいる。
 ああ、自分は何と呼ばれていたか。

 彼女が明確に自我を得たのは何時だったか。
 雪に反射する日光の強さに眼を開くと、山間のひどい田舎の村にいるのだと解った。どうして田舎だと感じたのかは、理解できなかった。
 そして自分を覗き込み、童子のように喜ぶ男の顔。彼女はその瞳に吸い込まれた。
 なんと無垢な喜びよう。
 何を喜んでいるのか問いただしたかったが、どうした訳か声が出ない。彼女の意識はそこで、また切れる。
 次に気がつくと、そこは真っ暗な空間だった。そこにあの男がいて、自分がいた。
 男は驚いていた。
「ここはどこだ?お前が呼んだのか?」
「妾が?」
 妾。自分が口にした奇妙な言葉に、彼女は可笑しみを覚えた。ころころと、まさに零れるような笑みを漏らすと、男は怪訝そうに片方の眉をひそめる。
「人を得体の知れない場所に呼びつけ、一人で笑っているとは、さては物の怪か?」
「無礼なやつじゃな。妾は…」
 はたと彼女は気づく。
 自分の中がまるっきり空っぽであることに。
 名前が無ければ、父の顔も母の顔も無い。思い出も無ければ、嘱望も無い。
「妾は…誰じゃ?」
「狐狸の類が殊勝なことを、一丁前に」
「違う!…ああ、違わん…何も、覚えておらんのじゃ」
「人を巻き込んでおいて、何も知らんとは不逞い物の怪だな」
「巻き込んで、とは、どういうことであろ?」
「俺はポッケ村の借家の寝台に入ったところまでは覚えている、ってことだ」
「では、ここはお主の夢の中かの?」
「お前の夢の中という可能性もある」
「胡蝶の夢は止めよ、ややこしくなる。それに、ここで内藤ルンナと言って誰が食いつく?」
「色々知ってるじゃないか」

412:SS苦手
09/02/08 15:15:00 jUhHxnf0
「今のは全知覚者の戯れ!」
「では百歩譲り、ここは俺の夢として、お前は何だ?脳内嫁か?だとしたら、俺もやきが廻ったものだ、脳内嫁がよりによって一回りは違いそうな小娘か」
 男はやれやれと首を横に振るうが、さして困った風には見えない。
 大人の余裕というやつか。が、彼女は男との益体無い会話こそが、自分が記憶の無いことに恐慌を起こす暇を与えられない理由であると気づいた。
「もしや、お主…先程から埒も飽かぬ話を続けるのは…」
「知らん」
 にべもなく、しかし、彼女の言いたいことは解っているような口ぶり。つまり、
「つんでれ?」
「つんでれ、つんでれ。って、阿呆」
「ふふふっ」
 彼女は微笑した。男の余裕が伝染してか、艶然、という言葉がいかにも似合う華のような笑みだ。ついと人差し指で男を指し、
「うむ、覚えていること、ひとつあった。お主の顔じゃ」
「俺の?」
「妾を覗き込んで、童子のように喜んでおった。ほんに、澄んだ目でな。あのように穴の開くほど見つめられるとは、女子として嬉しい様な、こそばゆいような」
 彼女の頬はわずかに紅を差し、たしかに恥じらいの表情を見せる。男であれば気恥ずかしさが伝播し目をそらすか、逆に魅入るかの選択を強いられるところだが、ところがこの男は狼狽した。
「…どこの話だ。ポッケ村にそんな露骨な見世はないぞ」
「そんな白粉くさい所ではない!…屋外だったかの。そうそう、お主の後ろに煙をあげる湯殿が見えた。田舎臭い山村じゃったな」
「なん…だと?」
 男の狼狽はその方向性だけを変えた。言うまでもなく彼女が指摘するのはポッケ村であり、温泉を正面に捉えるのは加工屋であろう。
 現に今日も加工屋に用事があって行ったが、それが意味する所を信じられない。だが、はっきりさせねばならない。なにしろ明日も早朝から狩だった。
「斬破刀…いや、『神楽』か?」
「カグラ!それが妾の名かや!?妾のことを知っておるのかっ!?」
 彼女は男にぐっと身を寄せ、すがりつかん勢いで問うた。
 男は気圧される様に、自分でも信じられないその事実を口にしていた。
「お前は、俺が使っている太刀だ」

 鋳鉄の暖炉の中で牧が爆ぜた。
 その音に眠りを微かに妨げられたのか、カグラが簡易寝台の上で寝返りをうつ。
 すっかりと夜の帳が下りた森丘の、ハンター用の狩猟拠点。気を失ったカグラが、実に規則良い寝息を立て始めたことに安心したオサフネは、そこで一晩を明かす事を決めていた。
 何のことは無い。彼の相棒は精根尽きて昏倒したのだ。
 しかしそれも無理からんことで、カグラはこれが肉体を得て初めての連戦だった。そもそも、彼女が実体を持つようになってから狩猟に出たのも、片手で数え足りる。
 湯あたりならぬ、錬気あたりか。
 我ながら無理をさせ過ぎたものだとオサフネは苦笑し、背嚢から夕食用の非常食を取り出す。街で売っている摂取熱量だけに気を配った『皆が捨てるメシ』との異名をとる保存食だ。
 なに、戦場で荷駄用の芋づるを味噌でしめたもので汁を作るよりましだ。
 ああ、くそ、フラヒヤビールが無い。せっかく家で冷やしてあったのに。
 オサフネはやけに独り言が多くなっていることに気づくと、もう一度、淡く苦い笑みを浮かべた。
 どうにも、カグラとの遣り取りが日常になっていたことに、今更ながら気づいた。
 三十路男が素性の解らん小娘に振り回されることに慣れ親しんでいる。
 これはお笑いだ。
 いや、カグラの素性は、何とはなしに解ってはいるのだ。
 東方、といっても彼のいた島国でなく、大陸と呼ばれる国にあった伝承。刀工である夫のために、炉に飛び込んだ妻の話。
 あの伝説から生じた幾多の逸話の、その可能性のひとつが、今、自分の前にある。いや、寝こけている。
「んふふー、主ぃ、そこは別の穴ぁ…」
 もはやお約束の寝言。どうせ目釘を挿す穴に違いない。
「阿呆」
 オサフネは呟き、携帯糧食の袋を開きながら、やけに濃密だったここ2年のことに思いを巡らせた。

413:SS苦手
09/02/08 15:18:32 jUhHxnf0
 斬破刀、鬼斬破、そして一月ほど前にようやく鍛えなおせた、鬼神斬破刀。すべからく中子には神楽の銘がいつの間にやら切られ、いくら変えても柄糸には女の黒髪が混じった。
 考えようによっては怪奇現象だ。
 その原因たるカグラは、最初は太刀だと指摘されて取り乱し、彼を拒絶して夢の中から消えた。が、狩りから帰ったその日の晩には、今度は上機嫌で現れた。
「あの気刃斬りというのは良いな、お主を感じる。ほかほかと、安心に包まれる。あの瞬間、自分が太刀であると理解できる」
「…本当に太刀だったのか」
「なんじゃと?」
「ああ、いや…」
 オサフネは矛先を変えるため、昨夜から気になっている彼女の口ぶりの事を尋ねた。
「ところで、その公家言葉は何だ?」
「さて?何しろ記憶が無いのでな…存外、どこぞの『おひいさま』だったのやも。騎士が額づくな」
「お姫様志望の痛い娘の間違いだな」
「そうかもしれん…」
 そういって彼女は自嘲気味に薄い笑みを浮かべる。
「何しろ記憶が無いので、か?」オサフネは先んじて口を開いた。「悩むのは若いうちの特権だが、太刀としての仕事はサボらんでくれよ?俺はお前以外を買い揃える気など(金銭的に)無いんだ」
 それがこの男流の慰めなのだろう。彼女の中の聡明な部分は正しくそう理解したが、そこで乙女な部分は男の言葉に頬が火照るのを覚えた。
「そ、それは…妾の独占宣言かや?」
 頭一つ以上高いところにあるオサフネの顔を見上げ、へどもどしながら問い質してしまう。
「そうきたか」
 オサフネは苦笑。
「ま、それでも良いか。では頼むぞ、カグラ」
「おぬ・・・あ、主がそう言うなら」
「主?仰々しいな、もっと、こう…」
「いや、主と呼ばせてくりゃれ?」
 そう控えめに宣言したカグラの顔は、太刀である事を受け入れたせいだろう、晴れ晴れとしていた。オサフネは不覚にも魅入ってしまい、押し切られた。
 それにしたって、本当に脳内嫁なら、おれはトンでもない変態だ。そんな台詞をわざわざ喋らすなんて。

 カグラの脳内嫁疑惑は晴れることなく、しかも鬼斬破に鍛えるや、彼女は白昼でも彼の隣に立つようになった。
 夢に出ることはなくなったが、かわりに益体の無い会話が二人の日常になった。
 ただ、この意思を持ったと思しき太刀に関し、ギルドの女主人だけは『あらあら、まぁまぁ』と意味深な笑みを浮かべてこちらを見ていたので、
 あながち精神の失陥という訳でも無いのだろうと踏ん切りがついた。
 それに、たまに観察眼やら心眼やらのスキルを発動させた同業者が、びっくりして彼を見ることがあったので、確かに何かがいるのだろうとは信じられた。
 オサフネの実生活が一変したのは、ハンターとしての腕を認められ人跡未踏の樹海への立ち入りが許された辺りであった。
 貴重な輝竜石と霊鶴石、それに帯電飛竜の発電器官と肉片。
 そも、一体どのようにしてそれらが太刀に集約するのかは、まさに工房脅威のメカニズムであるが、ついに鬼神斬破刀が打ちあがり、部屋に持ち帰った所で、その異変は起きた。
 日頃、煩く話しかけてくるカグラは、加工屋から受領してから一言も口をきかず、奇妙な沈黙を保っていた。が、部屋に入るや、
「もう我慢できん!」
 カグラの声がしたかと思うと、オサフネの手から太刀の重さが消え、たん、と小気味良く床板を鳴らして華奢な影が彼の前に立った。
 それから影はオサフネが事実を認識するより早く彼の懐に飛び込むと、その柔らかな肢体を彼の胸板に沈め、しなやかな腕でもって彼の背をかき抱いた。
「おまえ…」オサフネは怪訝そうに眉をひそめ、自分の胸に顔をうずめ、むー、と唸っている存在に問うた。「物の怪の類か?」
「たわけ、このように美しい化け物がいて堪るか」
 顔を離して抗議に頬を膨らますのは、たしかに脳内嫁疑惑のカグラであった。しかし、
「物の怪の類は妖しい魅力で人をたぶらかすものだ」
 とオサフネは驚きもせず、にべもない。

414:SS苦手
09/02/08 15:20:23 jUhHxnf0
 ところがところが、カグラもにんまりと顔を綻ばし、
「その魅力があることは認めるのだな?」
「すくなくとも、つつましい人間の娘はそんな格好はしない」
 そういってオサフネはカグラから体を離すと、羽織っていたマフモフの上着を彼女の肩にかける。
 彼女は全裸であった。
「…意外に紳士じゃな」
「飛竜を狩るのに、自分も飛竜なみになっては、な」
「深遠をのぞくとき、か?」
「それに、俺は雰囲気を気にする性質だ」
「主の気にする雰囲気は白粉のにおいであろ」
 街で宿に置いたまま遊郭に行った日のことだろう。オサフネは顔をしかめた。
 カグラは主を閉口させたことに満足すると、もう一度オサフネの胸板に顔をうずめる。
「うぅむ、これが主のにおいか」
「…それで先刻から引っ付いてきたのか」
「それに感触もじゃ。居ても立ってもいれなくなり飛びつきはしたが、こうして肉の体を得られたこと、フルフルの霜降りに感謝せねば」
「つまりお前の体はフルフル製なんだな」
 こんどはカグラが閉口した。

 結局のところ、カグラが肉体を得た理由も不明だった。古龍や帯電飛竜の電力器官と肉片とが、人知れず錬金の秘奥を極めたものか。
 ともかく、二人の捻じれて腐れた遣り取りは、もはや実生活の一端となった。
「よし、主よ、妾は決めたぞ」
「何をだ」
「主が雰囲気を気にするのなら、ドスビスカス敷きの寝所で一緒になろう」
「おまえが馬鹿なのは、よくよく解った」
「照れるな。待っておるぞ、両手いっぱいのドスビスカス」
「それよりこのカタログを見てくれ、こいつをどう思う」
「すごく、エクディシスです…って、もう浮気か!主ッ!?」
「やかましいっ!せめて無属性の太刀を一振り作らせろ!!何が悲しくてフルフルやキリンに同じ属性で斬り掛からねばならんっ!?」
「うう、妾は不幸じゃ。幾星霜経て、せっかくこうやって会いに来たというに、すでに別の剣に浮気の算段…鬼畜三十路め」
「属性固定縛りの俺のほうが不幸だ!!」
 互いが必要であると、声に出さずとも認識できる。
 これは幸せというものなのだろう。

続く

以下、多少の解説
解る方には解ると思いますが、嫁が炉に身を投げるとの逸話は、中国の春秋戦国時代、干将と莫耶の伝説です。
これに、女神転生シリーズの武器であった似たような逸話の武器、化粧応神の『女の髪が云々』を付け加えています。
もちろん干将も莫耶も、娘さんには化生しません。

次回こそは濡れ場に到達できればなぁ、と…
もう少々お待ちください。

415:名無しさん@ピンキー
09/02/08 17:21:40 qKARsspn
乙です
エクディシスワロタww

416:名無しさん@ピンキー
09/02/08 19:05:23 BADwm5Zb
エロ無しでも満足出来るSSって、そうそう出会えないのが現実
本当に幸せなのは、こんな素晴らしいSS読ませてもらえるこちらだ
ありがとう

417:名無しさん@ピンキー
09/02/08 19:31:34 oF8ADlwE
GJ!
しかし「今宵の俺は阿修羅の化身だ!」で思わず吹いたw
たぶん某機動戦士のあれだよなw

418:名無しさん@ピンキー
09/02/08 20:17:42 E/4AyfC4
GJ!
取りあえず、炉への身投げ話で『うしおととら』が浮かんだのは俺だけってことでFA

419:名無しさん@ピンキー
09/02/08 20:49:58 1MY72mxs
乙。『蹈鞴』が読めなくてムズムズしているのは俺だけでいい(´・ω・)
>>418
おまいを一人にはさせないッ!

420:名無しさん@ピンキー
09/02/08 21:48:25 uhtgGgKO
乙。属性太刀作るたびに嫁が一人増えるんだな…
>>419
俺も居るぜ

421:名無しさん@ピンキー
09/02/08 22:14:31 1MY72mxs
蹈鞴(たたら)とか書いてあると、全俺がスッキリするんだぜ(´・ω・)
ごめんね、かーさん無知でごめんね。PCの変換機能スゴス…

422:名無しさん@ピンキー
09/02/09 03:11:16 LC1FdVlg
まじめなネタとバカネタの配合バランスが凄いな。
つーか内藤ルンナとか懐かしすぐるwwww

423:名無しさん@ピンキー
09/02/11 13:21:53 VO9g265X
アルビノの霜降りで武器が人化転生するならオレのフルジェネレートだって!


アッー

424:名無しさん@ピンキー
09/02/12 03:10:16 c4qQwOJn
わかった、無属性の場合は長門のような無感情になるんだな

425:名無しさん@ピンキー
09/02/12 08:21:58 XgDdzyxs
424
無表情・無感情な彼女を腰のハンマーで鍛えて多彩な色を出すんですねわかります

426:名無しさん@ピンキー
09/02/12 11:55:18 S/3SFsG0
片手剣とランスガンスは盾子と武器子の2人組だな

427:名無しさん@ピンキー
09/02/12 13:07:37 SsRDEb1J
なら双剣は双子ですね

428:名無しさん@ピンキー
09/02/12 16:17:19 44GZUeXB
ヴォルトトスの事かー!

429:名無しさん@ピンキー
09/02/12 16:22:31 WGI+Pe7O
ヴィルマフレア人化転生

持ち主そっちのけでイチャラブ

orz

430:名無しさん@ピンキー
09/02/12 17:58:53 3H24gmLz
それ自分も思ったw

ゲキリュウやコウリュウノツガイも怪しい

431:名無しさん@ピンキー
09/02/12 19:25:03 LMQZdRtq
ばかだなぁ
そこは双子で姉妹丼だろ姉弟丼になるかもしれんが

432:名無しさん@ピンキー
09/02/12 22:39:01 GaWec7er
俺はクックツインズと戯れまくりたい。
人化よりミニサイズクック化して欲しい。
アイルーサイズでさ。一緒に布団で寝たりとか膝の上に抱いたりとかさ…

433:名無しさん@ピンキー
09/02/13 00:53:32 EP74zsXa
アイルーサイズの竜ならなんでもいいと思える。
そのサイズなら入れるのも入れられるのも容易だしな!

434:名無しさん@ピンキー
09/02/13 01:38:46 t3kaW+Sh
もともと一匹狼を気取ってた独龍剣【蒼鬼】が、武器屋で双龍剣【天地】に改造されちゃって
「誰かと組むなんて御免だ!右手の奴など相棒とは認めない!」と最初は考えてるものの
修羅場を共にくぐるうちに右手の方のバルカン素材の剣の奴にほだされてきて、
二人組ってのも悪くないかもなと思い始めた頃にまたハンターの気まぐれで独龍剣に改造されてしまう、
そんな電波をこの流れで受信した

そして一度目の改造の時に放置されてる独龍剣の盾涙目。
二度目の改造で、またラオ剣と一緒になれると思ったら
そいつはいなくなったバルカン剣の事ばかり考えててさらに涙目。
つまり盾→ラオ素材剣×バルカン素材剣ってことでひとつ

でもマジな話、蒼鬼から天地に改造した場合のバルカン素材剣の方ってどこ行くんだろ

435:名無しさん@ピンキー
09/02/13 01:52:25 GyHB+sv7
武器屋丸儲けなのだろうか。

436:434
09/02/13 03:07:28 t3kaW+Sh
間違った。下一行は「天地から蒼鬼に改造した場合の」な。

437:名無しさん@ピンキー
09/02/13 04:03:16 OW41yCxG
>>429
書いてみたいが氷と火はどっちが男でどっちが女なんだろ

438:名無しさん@ピンキー
09/02/13 11:16:32 WWCjYaBG
>>437
素直ヒートと素直クールのゆりんゆりんでどうか一つ

439:名無しさん@ピンキー
09/02/13 18:56:07 OW41yCxG
>>438
ここって百合おkなの?
取り敢えず休日中に書いてみる

440:名無しさん@ピンキー
09/02/13 19:42:18 p3rypQWl
>>439
百合がダメとは書いて無い気がした

441:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:09:46 bj76OBPk
投下前に「※百合注意」って入れておけばまず大丈夫だろう

442:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:26:41 GyHB+sv7
持ち主涙目なSSになりそうだな

443:名無しさん@ピンキー
09/02/14 00:31:17 3oZsHjOw
祭囃子・晴嵐ノ調も忘れないで

444:名無しさん@ピンキー
09/02/14 17:40:32 j5jD03gE
なんてこったい
デカい口叩いておきながら俺は百合が書けないと今気付いた

のんけでいくべ

445:名無しさん@ピンキー
09/02/14 22:50:50 /7PSKTXK
>>443
クールポコですね。
わかります。

446:名無しさん@ピンキー
09/02/15 02:20:39 DxqDIoIa
そうしたら弓やボウガンはどうなるんだ?

447:名無しさん@ピンキー
09/02/15 08:32:16 BMsSPsdy
愛液か排泄物かな?
まんぐりがえしにして足と手をひとまとめにして持ってる感じで

448:名無しさん@ピンキー
09/02/15 12:45:19 Vme5GMiB
流石の俺もそれは引くわ

449:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:02:38 9/JjyvgW
弾や矢を強いて擬人化するならば……小型の弓子やガン子の群れになるのではあるまいか

450:名無しさん@ピンキー
09/02/16 02:16:58 gd6/G0JY
その辺の石とか拾って投げてる

451:名無しさん@ピンキー
09/02/16 16:43:04 MhhX6ivN
いつぞやの狩Pホラーもどきか、足手まといのハンターに愛想を尽かして
見捨てる戦闘妖精雪風みたいのしか想像できんのだが<弓、ガン擬人

452:名無しさん@ピンキー
09/02/16 17:46:46 b0TpRmRa
弓擬人化なら保管庫にあったな
その続編らしき物も冒頭だけ投下されて、それっきりだったっけ

ところで蟹の人はまだでしょうか…

453:名無しさん@ピンキー
09/02/16 17:48:03 PvoZ6uzs
俺と一緒に待とうぜ

454:名無しさん@ピンキー
09/02/16 19:06:33 XiRNZM/Q
お前らだけにいい格好はさせないぜ!

455:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:13:15 b0TpRmRa
何かお忙しいのかもしれないし、気長に待ちます
前スレ投下分でも見返して…と思ったら未収録だったのぜ
完結しないと収録されないかな

456:名無しさん@ピンキー
09/02/16 20:20:47 Bd2eiC8h
おいおい、俺もまぜてくれよ!

457:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:37:05 9/JjyvgW
>>455
確か保管庫管理人さんはそんな方針で収録してたよ。
蟹の人のSSは不思議と燃えるから楽しみだ。

458:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:31:09 Wp5/cJyq
ナルガのボウガン見てて思ったが目から弾が出るって事はDIO・・・!

459:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:34:38 eQnJWUfm
>>458
DIOっ娘を想像して具合悪くなったんだぜ

460:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:45:27 pKZrhPei
初めての相手は人間ではなく、このあたしよォーッ!

461:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:50:36 /KdcNQoG
>>458
待てよ
意外なところで目から怪光線の出る、ピッコロさんかもしれないぞ!

462:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:15:03 eiTS/7X0
梟で、目から発射…アウルさんだな

463:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:19:52 Tob7ltrf
まぁ、無理に擬人化に結びつけなくてもいいんじゃないか?
笛とかハンマーとかの擬人化の際、全身打撲だらけの人間が出てきたら嫌だろ?
もう、ありえないぐらいたんこぶとかできてて、
「お前…もう少し使い方考えろ」
とか、真顔で言われたらすいませんって言うしかねぇじゃねぇか。

さて、そろそろ防具の擬人化に取りかかるか

464:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:26:48 eiTS/7X0
動く鎧とか何番煎じのホラーだよ

465:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:32:05 v5W2S76N
悪のギルドに改造され、
火竜の紅玉が付いたベルト装着して、リオレウス鎧に変身。

新番組マスクド・レイダー リオレウス!

ごめん、ここエロパロスレだった…

466:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:37:54 yI6gW0p3
シェンガーですね

467:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:29:20 T12kGCQR
>>463>>465
あんたらのせいで防具一式の擬人娘が
頭!腕!とか5部位そろって!とか名乗りあげてるのを幻視した。

468:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:30:09 eWeQaqm+
書き進まん
息抜きに誰かが投下するのをひたすら待ちかまえるとするか

バサルモスの季節で10人のバサルたんに逆レイプされたい

469:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:25:55 57bjtCBe
ロリによる逆レイプは非常に良いものだが
集団となると無垢ゆえの残虐性が伴う可能性も低くないから気をつけたまえよ

470:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:11:41 aaovGbqD
ザ○ドよろしく防具が己を御しきれないハンターを飲み込む姿しか
思い付かないオレには擬人の概念がないようだ

471:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:53:02 9DoZUzCA
>>463
ブルートフルートなら全身血塗れのマミーですね、分かります
ハンマーはキツイが笛は出来る。そう信じてる

472:名無しさん@ピンキー
09/02/17 12:03:13 gN6Z3kbT
>>470
で、考えるのを止めたら石になるのね

473:名無しさん@ピンキー
09/02/17 17:12:04 +/NX4KmC
おい風邪引いたぞ双剣はまだkヘクチッ

474:名無しさん@ピンキー
09/02/17 17:13:36 DXSa30re
>>470
なんか着ぐるみプレイとかそういう風な姿が幻視できる

475:名無しさん@ピンキー
09/02/17 20:20:11 eWeQaqm+
>>473
ごめんね、カーチャン遅筆でごめんね
設定決めるためにモンハンやってたら夢中になっててごめんね
めどいからエロ部分だけに省略しようと思う
エロパロスレだし

476:名無しさん@ピンキー
09/02/17 23:00:30 9DoZUzCA
>>475
強走薬がみるみる減っていくとな

477:名無しさん@ピンキー
09/02/17 23:15:05 2t/BmQse
保管庫、また変なのが来てるな
いつもの荒らしじゃないけど

478:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:13:37 CIDHpqVy
もんはんのえろほんがあってもんはんのえろげーが無いのはどうして何故?
と思ったから作ろうと思ったんだけど文才が無かったので死にたくなった

このスレの人たちは擬人化のほうがお好きなのかしら

479:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:24:33 XIctIOcg
そうでもないと思うが
少なくとも俺は擬人化も人外も大好きだぜ

480:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:43:09 k3zAeBn8
自分も両方好きだー
擬人化じゃないのを文章でエロにするのは、ガチで難しいんだろな

481:名無しさん@ピンキー
09/02/18 12:21:43 cchW0WmH
人外のほうが大好きだけど

まぁ好き嫌いはしないぜ

482:名無しさん@ピンキー
09/02/18 18:11:09 CIDHpqVy
同人誌の傾向からして普通にハンター同士とかの方が需要あるのかと思ってたけど
このスレが特殊なのか、それとも実はみんな求めてるのか・・・
かく言う俺も人外でない擬人化はどうも好きくないタイプ
URLリンク(apple.mokuren.ne.jp)

483:名無しさん@ピンキー
09/02/18 19:19:26 vhTrJfaS
たぶんみんな人外を絵に書き起こすのが大変なんだよ!
人間同士の方が書きやすいし抜けるんだよ!

484:名無しさん@ピンキー
09/02/18 20:18:50 k3zAeBn8
動物同士の交尾なんかゴールデンタイムのお茶の間でも無修正で見られるが、
人同士のだとそうはいかんだろ。
世間的なエロとしての認識はまあそういうことで。
同人誌として売るならニッチな性癖でない方が、一般受けするし。
このスレに求められているのはエロもだけど、何よりモンハンらしさだろう。
視覚的にはエロい衣装のムチムチねーちゃんを人が凌辱してたところで、
文章の中ではしつこく衣装を描写しなきゃ、普通の凌辱じゃね?ってなるし…。

485:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:16:13 gdIbsetR
このスレでは何よりモンハンらしさが求められている、ってのは大いに同意する。
人間同士の絡みにしろ、怪物同士のからみにしろ、モンハン的要素がなかったら
このスレを利用する意味がないわけだしね。

キリン装備やナルガ装備の女ハンターの姿がエロいといっても、
文面でそれを感じさせるのって難しいだろうしな。それでいてモンハンらしさを、
ってことになったら、書き手が擬人化とか怪物同士とかの方面に走りたがる理由もわかる。

486:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:01:18 tzyIlRPW
武器・防具の擬人化か…
ということは、狩猟笛が擬人化すると…

戦闘前に互いの唇を重ねて自分強化、体位を変え、塞ぐ穴を変えていろんな音色(エロい意味で)を奏でるんですね、わかります。

ついでに周りの仲間がソレ見てテンション(ステータス)上がるワケだw

487:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:14:17 d5b+0hiE
盲目なフルフル少女の需要はあるかね?
今までのフルフル作品に目の見えないのっていなかったよなぁとか思ったら書いてみたくなったわけだが

488:名無しさん@ピンキー
09/02/18 22:25:40 CIDHpqVy
>>486
URLリンク(apple.mokuren.ne.jp)
>>487
そもそもフルフルの擬人化がなくね?
どちらにしろ書きたいものを書くのが一番アルネ

489:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:09:59 XIctIOcg
フルフルはあいつ雌雄が無いらしいからな

けど逆にふたなりがやりやすい…か?

490:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:22:25 7UQWKqfv
最近はモンハンらしさに溢れていればエロがなくても構わない……と思うオレ


491:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:53:52 i9zTmZdV
>>477
保管庫に直で投下されるとなあ・・・

492:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:59:59 jK0rXO5y
>>488
スレ初期にあったと思う。原型も擬人化も。

493:名無しさん@ピンキー
09/02/19 11:45:35 Xp9cTDg1
>>490
このスレはむしろエロなしの方が受けてるし、需要も高いと思う

494:名無しさん@ピンキー
09/02/19 12:27:23 yG5HeBxi
おもしろければエロ無しでも良い
おもしろくてエロ有りならばもっと良い

495:名無しさん@ピンキー
09/02/19 15:41:39 NqBRLCNF
>>491
あれだけ読む気を削がれる前書きってのも珍しい…
自サイトでやりゃいいのにな、あんなウザいノリ

496:名無しさん@ピンキー
09/02/19 16:20:19 fXfl5lq1
なんか転載とか言ってるんだが日本語の不自由な子なのか
それともホントに他所からの転載なのか

なーんか以前よくいた「結末考えずにとりあえず見切り発車」臭がプンプンするな

497:名無しさん@ピンキー
09/02/19 16:26:48 NqBRLCNF
転載っていうのは、第二話をハンドルで新規ページとして投下してしまったから、
改めて新しいページにコピペした旨だと思う。
いつか管理人さんが言ってたけど、ページ名は変えられんらしいね。
あそこで書いて連載してるのは確かだろう。どこかに完成版があったりはしないはず。

498:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:01:17 fXfl5lq1
第三話に「もう一作品、連日で転載させていただきます」って書いてあるんだが
投稿とかそういうニュアンスの単語と間違えてんじゃないのかしらん

ああもう読めば読むほどウザい 投稿時刻なんぞ更新履歴見れば誰だって分かるわ
前書きの誤字なんぞ誰も気にしないんだからしれっと編集しちまえと
つうか章を分ける意味がねぇ そもそもあんな細切れは章とは呼ばねぇ
せめてひとつの話が綺麗に終わるとこまでまとめて投稿しろ むしろブログでやれ

ココに投下してたらこんな風にボロカスに叩かれてたんだろうなアレ

499:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:30:48 NqBRLCNF
そこは読んでなかった…<もう一作品転載
適当に答えてすまん
wikiにはコメント付けられるけど、わざわざ何か言ってやるのもな

500:名無しさん@ピンキー
09/02/19 17:49:52 iJBO7Wz5
本人にそのつもりがなくてもやってることはただの荒らしだろこれ
投稿するための場所ではないことを本人にちゃんと伝えるべきじゃね

501:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:12:27 rOPP6jWJ
>>488
フルフル亜種擬人化ならwikiのsage忘れさんトコに

エロありもナシもウケはいいようだが擬人ありなしはどうなのか気になる

502:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:15:05 XoaR7K9N
wikiには直接投稿の枠があるし、クソつまんないだけで荒らしとは違うんじゃないか
直接投稿してるのって前書きの欝陶しさから察するに、名前は違うけど全部同一人物だよな?

503:名無しさん@ピンキー
09/02/19 18:27:42 XoaR7K9N
擬人化有り無しはどっちも人気だろ
供給は擬人化有りの方が多めかな
保管庫ももう少し作品傾向で一覧とか出たら、見たいもの探すの楽なんだろうけど
いや贅沢言ったらダメだな

504:名無しさん@ピンキー
09/02/19 19:50:31 fXfl5lq1
>>503
各作品のページに適当な属性タグつければ
メニューの「タグ一覧」から該当する属性の作品が探せるようになる はず

だけどどういう分類(擬人化や陵辱、グロの有無など)が必要かって問題もあるし
そもそも作品自体が結構な数あるから誰もやらないってのが真相かと

505:名無しさん@ピンキー
09/02/19 20:02:31 +E+Jdglg
ちょっとずつでいいなら、タグ付けやろうか?
どういうタグが必要かってあげてくれたら、頑張ってみる

506:名無しさん@ピンキー
09/02/19 22:27:24 RtXVUgR1
>>505
すごく、助かります…
しかし個人的には今のままでも十分だと思うんだが。

あと、wiki見てたら「黒狼鳥の恋人」のところに「半」擬人化ってあって吹いたww

507:名無しさん@ピンキー
09/02/20 02:47:12 Hjq0E2Tx
>>506
顔がガルルガ状態の奴だっけ。
タグ付けるにしても擬人化原型エロ非エロぐらいで良いんじゃないかと。種族別もあればいいんだろうけど既に種族別索引があるから用は足りてると思う。

508:名無しさん@ピンキー
09/02/20 04:21:42 WfOJozUe
ここの保管庫は正直すごくありがたい。
更新もこまめだし、見やすいし、管理人さんたちありがとう。

509:名無しさん@ピンキー
09/02/20 18:47:55 p9yhlF21
NHKで鉱石が好きな女性達というまさにグラバサ擬人な特集やってるわ


510:SS苦手
09/02/20 19:05:31 4RbV8W67
まとめサイトな流れに抜刀かまします。
鬼神斬破刀の続きでございます。
以下、注意書き。

・武器萌え、太刀擬人化
・この先は反吐の出る激甘空間です。酸欠注意。
・モンハンの必然性が希薄
・消費スレ:5スレ
・ぶつ切り、ご容赦ください。

許容できるようでしたら、お付き合いください。

511:SS苦手
09/02/20 19:06:54 4RbV8W67
秋水嬢子


 時系列は戻る。
 暖炉の火に直接かけている鍋の湯が沸騰し、沸き立つ気泡が爆ぜている。
 鍋の湯には飛竜種の翼膜に綴じ込まれた調理済みの保存食品が二袋。
 それに火の中には裏の水場で釣ったサシミ魚を、ポポの熟酥(じゅくそ)と香草を練ったものと一緒に、鋼龍の鱗を薄く剥離させたものに包んで放り込んである。
 ついでに砥石代わりになるキレアジも釣れて愕然となったが、カグラは寝入っているので黙殺し、見つかる前に―見つかって文句を言われる前に―放流してやった。
 すっかり温度が上がり保存食の肉の脂が溶けた頃合を見計らって、飛竜が乗っても壊れないが売り文句の鉄皿に両方の中身を空ける。
 ガウシカ肉と野菜の煮込みと、大雪米を出汁で弛めに炊いた粥だった。
 同じところに盛ると、歓楽街の明方の石畳によく似たものが付着しているのを思い出す。
 いかにもこってりとした肉脂の馥郁たる香りが、湯気に乗って皿からのぼる。
 もそり、簡易寝台の上の毛布を被った塊が動いた。
 毛布の下から腕が伸び、白魚のような指をうぞめかして、オサフネの背後に捨て置かれた保存糧食の袋をひったくる。
 袋の中には食後の甘味である、フラヒヤ麦の挽粉をふっくらしっとりと仕上げた焼き菓子が入っている筈だった。
「布団の中で飯を食うな、はしたない」
 オサフネは何もかも判った様子で、振り向きもしない。
 毛布が跳ね上がるや、上体を起こしたカグラの口には、はや、拳ほどもある焼き菓子が頬張られていた。
 もくもくと口を動かし、嚥下すると、いかにも幸せと相好が崩れる。
「しっとりと甘みが染みつつ、ほろほろと崩れる絶妙の食感!干果の一味(ひとあじ)がまた小憎らしい。やはりギルド謹製狩猟糧食の甘味は、頭一つ抜き出るの」
「食後の楽しみだろう、先に食うな」
「『狩の友』には何が起こるかわからない狩猟場では、主菜に火を通す間に甘味を食するが練達者と書いてあったぞ?さては主…やらんぞ?」
 言うや、カグラは焼き菓子をあっという間こそあれ、全て食べてしまった。どころか、指先についた焼き菓子の粒までぺろりと舐め、オサフネを仰天させる。
「年頃の娘が、あまりにさもしい…」
「その年頃の娘を酷使した鬼畜は、誰ぞ?」
 カグラはにー、と口を横一文字に、人の悪そうな笑みを浮かべる。簡易寝台の端まで尻で擦って来て、そのあげく口を雛鳥の様に開いた。
 オサフネは意図するところは理解したが、すんなり従う気も無い。
「何の真似だ?」
「仲睦まじい夫婦の真似」
「俺はてっきり火竜の子の真似でもしてるのかと」
「ええぃ、つべこべ言わず、鬼畜三十男は責務を果たせ!」
「まったく、おひいさまは我侭な事で」
 おとっつぁんは熱いおでんが好きだってねぇ。
 オサフネは思わず口元まで上ってきた台詞を飲み込み、匙に器用に粥と肉を乗っけてやる。
 簡易寝台の縁に腰掛けた年頃の娘が、何かを期待した顔で口を開けて待っているという絵面は、なんだかひどく淫猥だった。
 オサフネは妙な考えが浮かび掛けたことを気取られぬ様に無表情をつくろい、匙をその桜色の唇に触れぬように気を使って口腔に肉の塊を放り込む。
 ギルド謹製の糧食とやらは肉体を酷使するハンター用だけあり味は濃い目で、発汗の分を補うために塩気も多い。
 抗菌石の粉末とやらのお陰で日持ちもすこぶる良いらしいが、独特の匂いがついて来る。
 要は現地調達のこんがり肉と、穀物や乾燥果実を固めた携帯行動糧食に飽きた者が、狩場で文明の味に憧れて食するものだ。
「…これならカブラスでもはたき倒して齧った方が美味かの」
 胃の腑に飲み下すや、カグラは満足できなかったのか、とんでもないことを言い出す。
 さすがにオサフネも同意はできない。吐瀉物じみた糧食をもそもそ噛みながら、
「今のお前は、何でも珍しく感じているだけだ。狩場で味が付いてるものを食えることを幸せに思え」
「ま、何でも拾って丸かじりして『もっと食わせろ』だの『最高だ』だのは勘弁したいものじゃな」
「…貸し本屋の三文小説の見過ぎだ」
「『鉄の歯車』を馬鹿にするものでないぞ。特に三巻の『蛇食らい』は極限の密林潜入で、狩猟採集生活にもお役立ちじゃ」
「飛竜どもは物陰に隠れていても、大抵こちらを見つけてくるがな」


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