08/12/29 18:55:16 Ijjkfk3B
「靴は正面玄関の方で預かっておく。
外に出たかったら、いつでも言ってくれ」
言われる通りに靴と荷物をそのままにし、
ホロの手を引きながら短い渡り廊下を歩く。
廊下の先にある木製のドアを開けると、
見慣れた女性が目の前で座っている。
先ほど馬車で話していた人物とは、
まるで別人のようなハクツラがにっこり笑ってそこに居るのだ。
服は赤を基調とした艶やかな物に変わり、
腹の帯は黒と白の模様が入り腰のくびれを意識させる。
長い白銀の髪は髪飾りで留められ、
馬の尻尾の様に後ろに垂れている。
「いらっしゃいませ!
ようこそ、春風館へ!」
とびっきりの笑顔での出迎え。
あまりの豹変ぶりに思わず立ち止っていると、
後ろからゲシゲシと、
ホロが蹴ってくる。
それをいなしながら、ハクツラの後に追いていく。
ロレンスはこの宿が大きくなった理由が、
なんとなく分かった気がしたのだった。
□ ■ □ ■ □ ■ □
投下終了です。
これから二章程会話が増えてきます。
エロも無しですので、興味が無い方はスルーして下さい。
トリップを付けると荒れるようなので外しました。
NG登録は兆しの街でお願いします。
マジでオリジナルキャラの扱いが激しく難しくて、
ちょっと後悔してます。
明日にも続きはうp出来そうなのでまた来ます。
支離滅裂な内容ですが、この辺で失礼します。
ではまたノシ