08/12/22 20:04:59 iPmc1zTK
「ご無事ですかネート博士!」
山小屋の扉たたっきって入ってきたゼンガーが見たものは。
半脱ぎのセクシーランジェリー姿のソフィア。
それに半分覆いかぶさって胸もんでるエリ。
無限の沈黙が漂った。
「来ちゃったわよこのサムライ」
「だから人が来るっていったじゃないっ!」
「あれ人じゃないと思う。サムライよサムライ」
「いいから離れてっ!」
裸の腕でエリを押しのけるソフィア。
ゼンガーがベルトを緩めた。
「え、ちょっと、少佐……」
「えええええええちょっとそれは私遠慮したいかな、って」
無言で赤いコートがソフィアに投げかけられた。
パイロットスーツのゼンカーは後ろを向く。
「どうぞ。冷えます」
「……ありがとうございます」
あわててゼンガーのコートを身に付けるソフィア。
エリが前髪を直して吐息をついた。
「ご無事ですか?」
「あ、はい、ちょっとヒールが折れたくらいです」
「自分が運びます。安西博士はご無事ですか」
「これ以上ないくらい無事。心以外は」
「判りました。では後ろからついてきてください、
ダイゼンガーのコクピットはすこしゆれますが、
TC-OSモードですから他人が乗っても大丈夫です」
ひょいとソフィアを抱き上げるゼンガー。
「それにしたってなんでわかったの少佐」
「ネート博士から救難信号がだされましたから」
「……ああそうですか」
あまりのバカップルっぷりに安西エリは吐息をついた。
その後。
ソフィアはゼンガーの誤解を解くのに、散々苦労をしたという。