らき☆すたの女の子でエロパロ54at EROPAROらき☆すたの女の子でエロパロ54 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト400:最後の日 1/15 08/12/01 19:18:24 sV0Cnohw 三月も半ばを過ぎ、春を間近に迎えながらもまだまだ寒さの続く冬のある日。 かがみは泉家を訪れた。 「おーっす。寒いねー」 「いらしゃーい。さ、上がって上がってー」 セーターの上に半纏を重ねたこなたにうなずいて返し、彼女の部屋へと進みかけるが、 「あ、和室行っててよ。コタツつけてるから」 「え? ……ああ、うん」 台所に向かうこなたに制され、思い出した。 今日は彼女以外に誰もいないのだった。 勝手知ったる人の家。迷うことなく廊下を歩き、目的の部屋のふすまを開けて中へと入る。 「――ふぅ」 ほっと一息。 エアコンでほどよく暖められた空気が、冷えた身体を包み込む。 上着を脱いで、ハンガー等はないので適当に丸めて荷物とともに床に置く。 コタツに入って足を伸ばし、座り心地を確かめるように軽く身じろぎ。正座の姿勢で落ち着いた。 「うー、あったか……」 ぺたり、天板に頬を預けてつぶやく。 しばらくそのままぼんやりしていたが、聞こえてきた足音に反応して身を起こす。 「ふあー、台所は寒っむいねぇー」 開け放しておいたふすまを抜けてこなたが姿を現した。 両手に抱えたおぼんには、みかんの入ったかごと二人分の湯呑み。 「悪いわね」 「いやいや」 おぼんをコタツの上に載せ、ふすまを閉じるとこなたもいそいそと潜り込む。 かがみの向かいではなく左隣。 部屋の角に置かれたテレビを二人で眺める形だ。スイッチは入っていないが。 「生き返るねぇー」 先ほどのかがみと同じように、天板に顔を押し付けるこなた。 見事に平らに潰れたほっぺたが柔らかさを主張している。 緩んだ顔といい、丸められた背中といい、本当に猫のようだ。 ぴこぴこと揺れるアホ毛は、さながら尻尾か。 「……、もらうわね」 なんとなく生まれた気恥ずかしさをごまかすように、湯呑みに手を伸ばし取り寄せる。 緑茶。残念ながら茶柱は立っていない。 湯気を立てるそれに息を吹きかけ、一口。 「ほっ……」 まろやかな渋みとほのかな甘みが喉を通り抜け、じんわりとした熱が胃の奥を中心に広がる。 かがみは思わず頬を緩めた。 それを見て、こなたはかすかに目を細める。 「かがみはさ、」 「ん?」 「冬は好き?」 唐突かつ脈絡のない質問にも、もう慣れた。 ん、と湯飲みを置き、少し考えて口を開く。 「そうねえ……寒いのは苦手かな」 「夏生まれだから?」 「ああ、そうかも」 ふーん、と、姿勢をそのままみかんに手を伸ばすこなたに、かがみは逆に問いかける。 「あんたは? 冬と夏」 「冬」 即答したこなたは、みかんの皮を剥くでもなく、手の中でもてあそんでいる。 「……ちょっと、意外ね」 「いや~、クーラーが人類の至宝だっていうのに異論はないんだけど、やっぱコタツの魔力には 敵わないっしょ」 ようやくにして頭を起こし、こなたは無駄に力説する。どこからクーラーが出てきたのか。ため息。 「また何かのアニメネタか?」 「コタツ形式の冷房ってできないのかな」 「暑苦しいだけだろ」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch