☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第88話☆at EROPARO
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第88話☆ - 暇つぶし2ch550:7の1
08/11/19 21:12:29 FHyS07q6
すみません。これを最初に書くべきでした。
それと残りの長さから見て第6章、第7章をあげて完結します。

注意事項
・一部エロありです(この章はエロというか虐待です)
・時間軸はJS事件から1年後
・JS事件のもたらしたもの
・捏造満載
・オリキャラ出てます。
・StSキャラはヴィヴィオしか出ていません
・ユーノ×なのはは基本です。
・主人公:ユーノ
・タイトルは「再び鎖を手に」  

それでは第6章および第7章を始めます。


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08/11/19 21:14:41 FHyS07q6
第6章 交感

「なのはは、そこの赤い輪の中に立って、ヴィヴィオは、僕とここの青い輪に」

「そして、私はあそこですな」

 ユーノの指示を待つことなく、マテウスは黄色い輪の中に立った。

「この碑文は、一種の結界魔法によって光を分光、ヴィヴィオ、プリズムって知ってるよね?分光させることで
 赤や黄、青などの色に分け、それを多層構造にして石碑の周囲に展開しているから、普通の状態では見えない。
 僕とヴィヴィオが見えたのは、結界魔法の中に一瞬だけど入れたからだ。最初の解読の際マテウスさんに手伝
 ってもらってわかったんだが、完全な解読には3人の魔導師が必要なんだ。なのは手伝ってくれるね」

「うん、ユーノくん、ここだね」

 なのはは、赤い輪の中に立つとユーノとヴィヴィオを見た。

「詠唱が始まったら、障壁が輪に沿って生じるので、絶対に輪の中から出ないこと。なのは、リンカーコアに傷
 害が生じるから絶対に出ちゃ駄目だよ」
 真剣なユーノの口調になのはは黙ってうなずいた。 

「さて始めますかな」
 新しい葉巻を取り出して火を付けたマテウスが声をかけるとユーノはうなずいた。

「いにしえに生ぜし縁により、我、汝を喚起す。光ありて闇あり、人は闇より出でて光を視たり・・・」

 低い声で詠唱を続けるユーノの声を聞いていたなのはの姿が、空気に溶けるように消えると桃色の魔力光を
放つリンカーコアが赤い輪の中に浮かぶ。

 詠唱を続けるユーノとその脇に立っているヴィヴィオの姿も、桃色のリンカーコアだけになったなのはと同じ
様に姿が薄くなりはじめ、やがて緑色の魔力光を放つリンカーコアと紫色の魔力光に輝くリンカーコアが青い輪
の中に出現する。

「ユーノ博士が緑色、ヴィヴィオ様は、やはり聖王の虹色でしたか。で、高町一尉は・・・・桃色ですか?」

 少し口ごもったマテウスは、葉巻を吹かしながら、なのはのリンカーコアを興味深げに見ていたが、しだいに
姿が薄くなり消えていった。そして黄色の輪の中には、リンカーコアの影も形もなかった。

(光ありて我あり、闇ありて我あり 我は混沌の君、我は秩序の王 我ら交わりて万物を生ぜり 故に万物は光
 と影を宿せり・・・)

 ユーノの詠唱で目を覚ましたなのはは、闇の中に浮かび上がる石碑とそれを見上げるヴィヴィオの姿を認める
とともに一緒にいたはずのユーノの姿が見えないことに気づいた。

「ユーノくん、どこにいるの?」

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08/11/19 21:17:43 FHyS07q6
(・・・かくて聖王、天より降りたまいて、地に法を敷き、人々を導けり・・)

「そこに・・・・いるの?」

 石碑から聞こえる声が、ユーノであることに気づいたなのはが、石碑に目を向けるとヴィヴィオに連なる聖王
の圧倒的なイメージが、なのはの中に流れ込んできた。

 聖王陵最後の聖王の死後、新たな聖王がゆりかごで天を渡って去り、やがて今は無きベルカの地に降り立つ。

 混沌の君と呼ばれる聖王の出現により戦乱の地と化す古代ベルカの地、質量兵器による戦争が人々の生命をい
とも簡単に奪うことに嘆く人々。

 荒廃する世界で魔法を見いだした聖王。

 質量兵器と古代ベルカ式魔法を併用して戦乱を終息に導いた聖王の中の聖王。

 次元世界に進出する覇王と呼ばれた聖王。

 やがてミッドチルダとの接触を平和理に果たした聖王教会の最初の聖遺物となる聖王。

 時空管理世界に聖王教が広がっていく時代に各管理世界を巡礼する聖王。

 ミッドチルダに誕生した”いにしえの時空管理局”と対立し、和平を説く聖王教会を弾圧する聖王。    

 やがて天を覆う時空管理局の戦艦群”地獄の番犬たち”に襲来され炎上する王都、反撃の為、出撃する聖王の
ゆりかごと随伴戦艦群。

 激しい戦闘の果てに撃墜されるゆりかごと随伴戦艦群。

 ゆりかごの玉座に座り、最後の時を静かに迎えるヴィヴィオにうりふたつの女性の聖王と勝利の美酒に酔いし
れ、ベルカの支配する管理世界を蹂躙する地獄の番犬たち。

 撃墜されたゆりかごから時空管理局の目を掠めて聖王の遺体を持ち出す聖王教会の聖職者たち。次元世界の覇
者となった時空管理局の圧政に苦しむ人々の希望の星となる聖王教会。

 突如、聖王陵の上空に出現する時空管理局の戦艦群。

 その戦艦群の前にユーノそっくりの黄砂色の髪を風になびかせた若者が立ちはだかる。

 聖王陵に向けられた質量兵器と魔導砲の集中砲撃を複数のラウンドシールドで防ぐと同時に巨大なチェーンバインドが、戦艦に巻き付き一挙に握りつぶす。
 十数隻の戦艦を失った時点でミッドチルダの戦艦部隊は散開すると若者を無視して聖王陵へ殺到する。
 
 若者はチェーンバインドで戦艦を阻止しようとするが、白光の砲撃が緑の鎖を砕き四散させる。
 
 紅い4枚の羽を背中に持った純白のバリアジャケットに、レイジングハートを思わせる魔導杖を持ち、栗色の
髪をサイドテールに結った美女が放った砲撃によるものだった。

 空中で対峙する二人が、恋人でありながら、互いの信念のために生死を賭けて戦わざるをえないことが、膨大
な聖王の意識の海に呑み込まれてもがくなのはの心を戦かせた。


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08/11/19 21:20:13 FHyS07q6
 ディバインバスターを思わせる白光の砲撃をラウンドシールドで防ぐ若者の顔が痛みに歪む。

 その眼下の聖王陵に対して戦艦群の質量兵器と魔導砲の集中砲撃が実施されようとしている。

 砲撃の衝撃に耐えきれずラウンドシールドが砕け散るのと同時に魔導杖を長槍の形に変じ、神速の刺突で迫る
恋人を憂いを含んだ目で見つめる若者の周囲から、密度を最高度に高めた為に針金のようになったチェーンバイ
ンドが24本射出される。

 突き出された槍が、死を前にしながらも微笑む若者の胸を貫くのと同時に24本のチェーンバインドが、涙に
顔を濡らす美女の背中から胸を貫き若者と美女を縛り付ける。

 次の瞬間、聖王陵に墜ちる二人に合わせるかのように戦艦群の集中砲撃が、聖王陵を陵辱した。

 死によって一つとなった二人が、大砲撃の閃光に包まれる聖王陵に墜ちていくのを見ながら、なのはの意識は、
悲しみの闇の中に溶けていった。

 砲撃の閃光が収まった無傷の聖王陵の上で目覚めたユーノは、古代の映像記録でしか見たことのない、いにし
えのミッドチルダ時空管理局の誇った戦艦群”地獄の番犬たち”の砲門が、自分と自分の脇に横たわるなのはに
向けられていることに愕然とした。

「なのは・・」
 自らの死を覚悟し、意識を失って横たわる恋人を救えなかった無力さを噛みしめるユーノの目が大きく見開かれた。

 再び砲撃の準備に入った戦艦群の射線上に、突然、薄茶色のレインコートを羽織った壮年の男が出現したのだ。



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08/11/19 21:21:46 FHyS07q6
 ユーノの目に映る男の背中からは、自分に向けられた戦艦群の砲門を睥睨し嘲笑っている雰囲気が漂っていた。

 戦艦群の砲門が一斉に火を噴き、男の姿を一瞬にして消滅させるが、砲撃は聖王陵に届くことなく、戦艦群の
上方や下方、後方から降り注ぎ、戦艦を次々と打ち抜いていく。

 自らの砲撃によって数を4分の1以下に減らし、算を乱して離脱を計る戦艦群の前に消滅したはずの男が再び
姿を現す。

 男が心底くだらないといった仕草で指を鳴らすたびに、戦艦が不可視の手によって粘土細工のように捻り潰さ
れるという非現実的な光景がユーノの眼前で展開される。

 最後の一隻が捻り潰されるのを見ながら、ユーノの意識は、安息の風に抱かれる。

 ヴィヴィオは、自らの始まりとなった碑と対峙していた。何故、自分が古代ベルカの聖王の系譜に連なるのか
碑に浮かび上がった文字が語りかける。

「聖王、正義を望みし故、政は大いに乱れ、かくて世は混沌の海に沈む 光は闇を討たんとして、闇に墜ち、
 燃え尽きん 陵墓、大いに嘆きて 正義を望みし聖王を空に放逐せり かくて聖王の世は、途絶えたり」

 幼いヴィヴィオには全く理解できない言葉が、深層意識に眠っていた聖王の後悔と悲しみの記憶を蘇らせる。

 自らの正義と信念に固執するあまり、故郷より追放され、ミッドチルダとの対立の果てに多くのベルカの民を
死に追いやりベルカ王国を滅亡させた自らの過ちに圧倒されたヴィヴィオは、忘却の海に放り出された。

「なのは、なのは!」「なのはママ~」

 ユーノとヴィヴィヴォの声に導かれ、闇空をひたすら上昇し続けるなのはを柔らかな緑色に包まれるリンカー
コアと虹色の光輝を放つリンカーコアが、さらなる高みにと導いていく。やがて闇の帳が開け、光の海になのは
は、浮かび上がった。

「ユーノくん・・・ヴィヴィオ」

「なのは、良かった」「ママァァァ」

「にゃははは、気絶しちゃった」

 安堵の色を浮かべるユーノとわんわん泣くヴィヴィオに囲まれたなのはは、照れ笑いして、立ち上がろうとし
たが、全身の力が抜けてしまったらしく起きあがることができなかった。

「ユーノくん、腰が抜けちゃったみたい」 

「なのは、僕につかまって」

 真っ赤になってうつむくなのはをお姫様抱っこしたユーノは、黄色い輪の中で、ちびた葉巻をふかしている
マテウスを振り向いた。

「なのはを送りますので、これで失礼します」「マテウスおじさん、バイバイ」

「今日はありがとうございました。ユーノ博士、高町一尉、ヴィヴィオさん」
 葉巻を口から放したマテウスは、珍しく真摯な口調で礼を言うと去っていく三人に深々と頭を下げた。



555:7の1
08/11/19 21:23:53 FHyS07q6
第7章 無限書庫Ⅱ

 モニターに映ったリンデイの顔を見ながらユーノは、歯を食いしばった。

「無限書庫の人員増員の件は予算的に難しいわ。あなたも知ってるとおりJS事件で崩壊した地上本部の再建や
時空犯罪組織のAMFや戦闘機人に対処する武装局員の練度向上と増員に、管理局の予算を重点的に回さざるえ
ないのよ。わかってちょうだい」

 同様のやりとりを今まで、何度繰り返しただろう。相手はJS事件を口実にしているが、それ以前を思い返せ
ば、大空港火災の復興事業や廃棄都市の治安対策などが人員増拒否の名目だった。

「しかし、無限書庫には、日々、各管理世界から収集された膨大な文献や資料が運び込まれて来ます。せめて収
集文献のおおまかな分類、保管を行う補助要員の採用をお願いします。民間協力者の採用と言うことであれば、
本局採用より低予算で採用できますし、僕にも当てがあります」

 ユーノの必死の訴えに心底困ったといった顔つきで同情するリンディの目が、一瞬、細められたのをユーノは
見逃さなかった。             

(やはり、真実だったか)
 苦い思いが胸をよぎる。

 自分も変わったかもしれないが、目の前にいるフェイトの義母の変容が、無性に悲しかった。

(あのころのままの心を持っているのは、なのはだけかもしれないな)

「そうね・・・・前から提案のあった補助要員の採用を次の評議会で提案する予定なんだけど、採用のための
 特別予算を捻出するためには、評議会での採決が必要だわ、あまり期待しないでちょうだい」
 そう言うとリンディは用事があるといって通信を一方的に打ち切った。

 マテウスから送られたディスクのデーターを再生したユーノの眉間に深いしわが刻まれた。

(次の評議会とはよく言ったものですね。リンディさん)

 目の前のモニターに映し出された次期評議会でリンディが提案する議題案件のリストの中に無限書庫に関するも
のが一つもなかったのだ。

 もちろんマテウスから提供されたデーターが嘘の可能性はある。
 しかしマテウスは、自分が嘘を言ってるかどうかわかる機会を提供すると申し出ているのだ。

「評議会にお出でになれば真実がわかります」

 盗聴対策を施した特別回線のモニターに出たマテウスは、ユーノの出席がすべてを動かす鍵になると強調した。

「僕がいることがわかれば、提案すると思いませんか?そうなれば真実は藪の中でしょう。無限書庫の件は提案
 しても通るとは思えない案件ですし、言うだけなら簡単なことです」

「藪を突いて蛇って伝承が、高町一尉の故郷にありましたね?」

「伝承と言うより教訓でしょう。なのはの故郷では、ことわざというそうです」

 その蛇が出るんですよと言ったマテウスはレインコートのポケットを探って葉巻を取り出した。


556:7の1
08/11/19 21:26:31 FHyS07q6
「仮にリンディ統括官が無限書庫の件を提案されれば、問題なく承認されます。そうなればユーノ博士にとって
 も願ったりかなったりでしょう。如何です?」

 苦い顔でうなずくユーノの脳裏に、今もデートリッヒの艦内に滞在という名で拘束されているレナードやラー
ナたちの顔がよぎる。

「ところで高町一尉はお変わりありませんかな?」

「相変わらずです。今日も武装隊の教導でしょう」
 急に話題を変えた相手の意図をつかみかねるユーノの眼の前に、銀色のディスクが浮かんだ。

「例の症例に関する治療方法を記録したディスクです。エースオブエースの命を取引材料にしたって知られたら
 なのはさんのファンのうちのかみさんに殺されますんでね」

 いやぁ惜しいことです。ユーノ博士の首根っこを押さえられる絶対の切り札だったのにと葉巻に火を付けなが
らマテウスが愚痴る。

「診断の結果は?」

 聖王陵サナトリウム院長にして、次元世界屈指の名医であるオリガ・バウアーの答えを切望する自分を抑え、
冷静な口調での問いかけたユーノに事務的な答えが返される。

「リンカーコアバースト症候群レベル3末期。早急にオペとリハビリをする必要があるそうです。現在の病状の
 進行を食い止めるには休養あるのみ。あくまで進行を抑えるだけですがね」

「それは・・・」
 不可能だという言葉を呑み込んだユーノの目は暗かった。

(なのはの翼を折る・・・それしかないのか?)

「鉄は熱いうちに打てってことわざがありますな」

「それを言うなら、時は金なりでしょうね」

 思わず言い返したユーノだったが、語尾がかすかに震えていた。

「それでは、これで。かみさんと食事の約束がありますんで失礼します」

 モニターの向こうで、懐中時計を取り出して時刻を確認したマテウスは、あわてて席を立った。
(時間はないのか、僕にもなのはにも・・・) 

 彼女が空から墜ちた日にリンカーコアバーストの危険性に気づいていればと、過ぎた日の過ちを悔いても、
しかたないとは思いつつユーノは、マテウスの姿が消えたモニターを長い間睨んでいた。



557:7の1
08/11/19 21:30:19 FHyS07q6
「ユーノくん、明日だよ。明日、ヴィヴィオの6歳の誕生日」
 モニターの中の恋人の笑顔は、その内部で進行する破滅を感じさせないほど輝いている。

「なのは、フェレットモードは良いけど、女装モードは勘弁してほしいな。アリサたちとの写真、ヴィヴィオに見せたね」

「ふぇぇぇぇ、ヴィヴィオ、あのアルバム見てたんだ」

「ユーノパパの絵って見せてくれたんだけど、結構ショックだったよ。って、なのは、あのアルバム、海鳴市に

 置いてたんじゃないのかい?」

「にゃはははは、フェイトちゃんとはやてちゃんが、昔の写真を見たいって言うんで持って来ちゃったの。あれ

 ヴィヴィオ見たんだ。ご、ごめんね ユーノくん、」
 手を合わせて謝るなのはの肩は、笑いを必死で堪えているのか小刻みに震えていた。

「なのは、明日はフェレットモードオンリーだよ。ヴィヴィオにもフェレットのユーノパパが、やってくるんだよって言っておいて」

「うん、じゃあユーノくん、明日の午後3時だよ。忘れたら、頭冷やすから」


 仕事の性質上、無限書庫で働く人間の時間感覚が狂いやすいのを知っているなのはは、ユーノに魔王の脅しを
かけた。

 モニターの右隅に表示された時刻は午前2時を回わっている。

 モニターに写し出されていくオペの手順と術後の予防措置、病変部を除去した後のリンカーコアの再生のため
のリハビリ、そのいずれもが聖王陵サナトリウムの協力なしには不可能だった。

 ミッドチルダにおいては不治の病というより死刑宣告に等しいリンカーコアバースト症候群、発症者は、有無
を言わせず軌道ホスピスという名の牢獄に収容され死を待つしかないのだ。

 無限書庫にある資料も不治の病としての記録しかない。

「レナードたちの件もなのはの病気もバウアー卿次第か」

 評議員になりませんか?
 無限書庫は聖王教会(八神)ハラオウン閥と見なされています。
 レベル3末期ですな。早急なオペとリハビリが ・・・・

 脳裏に繰り返される簡潔にして明瞭なマテウスの宣告

「なのはを救うんだ。悪魔にでも魂を売ってやるさ」

 閉じたモニターに向かってつぶやくユーノの横顔は、歴戦の魔導師を思わせる闘志に満ちていた。 


                   「再び鎖を手に」
 
                        終


             次作 「翼を折る日」 現在制作中です。

558:ザ・シガー
08/11/19 22:40:21 9krqs/l6
とりあえず次スレ立てました。

スレリンク(eroparo板:1番)-100

あと、あんとか今日中に>>506の続き投下するかもです。

559:ザ・シガー
08/11/19 22:46:03 9krqs/l6
ああ、書き忘れました。

投下乙でした!

560:名無しさん@ピンキー
08/11/19 22:56:44 k4c3c5Nx
スレ立て、投下共に乙です。
そして今夜は全裸待機させていただきますwww

561:名無しさん@ピンキー
08/11/19 22:57:34 ebm+xqOY
つまり、ここは埋めろと。

562:アルカディア ◆vyCuygcBYc
08/11/19 23:01:48 zM6bJu3T
ザ・シガー氏スレ立て乙です。
丁度私も出来上がりそうなので、ザ・シガー兄貴の後ろに席を取っておきます。


563:B・A
08/11/19 23:08:45 p5sdHtnT
ならば、殿は僕が。
そしてザ・シガー氏スレ立て乙です。

564:ザ・シガー
08/11/19 23:12:40 9krqs/l6
>>アルカディア氏

いやいや! お気になさらず投下なさってください!
まだ〆の部分を一箇所書き上げていないので、氏が投下できる状態でしたらどうか先に投下なさってください。
もう少し煮詰めた方が良いかもしれませんし、僅かな時間でも自分一人がスレを占有するのは良くないと思いますので。



あと、ぶっちゃけ俺は氏のSSが早く読みたいのでwww

565:アルカディア ◆vyCuygcBYc
08/11/19 23:21:19 zM6bJu3T
>>ザ・シガー氏

済みません、私もラストの部分と見直しに、まだ少しだけ時間が掛かる状態です。
氏が投下されて+30分ほどあれば丁度かな、と思っていたのですが、生意気に席取り宣言などして失礼しました。

という訳で、私もB・A氏にパスを。投下可能なら、どうか切り込み隊長をお願いします!

566:ザ・シガー
08/11/19 23:24:09 9krqs/l6
ウホ! 良い投下ラッシュ♪

よし、お前ら一番早く書けたやつが最初に投下しろ。
きっと良い気持ちだぜ?

567:B・A
08/11/19 23:24:16 p5sdHtnT
>>アルカディア氏

実はラスト部分がまだ書きあがっていないんです。
お2人が投下中に完成すると踏んで書きこんだんです。
書きあがってもいないのに席取りなんて本当申し訳ありません。
後、僕のは容量オーバーなんで次スレになります。


なんだこの流れはw

568:名無しさん@ピンキー
08/11/19 23:39:16 ebm+xqOY
………そして大穴になるために必死で仕上げている俺w

569:アルカディア ◆vyCuygcBYc
08/11/19 23:58:43 zM6bJu3T
今夜は何のシンクロニシティですかww

完成したので、一番槍の栄誉を預かっても良いでしょうか?
投下は、折角なので次スレで良いですか?

570:名無しさん@ピンキー
08/11/19 23:58:56 ovmZjsx0
ティーダがオセロットみたいだったら、という電波を受信したよ

テ「俺が…ランスター一尉だ」バッ(ポーズ)

クイント「ひとつのデバイスで、沢山のことをやろうとしすぎている。ツインデバイス向きね」
「でも、判断力と射撃は良かった…いいセンスね」

テ「いい…センス」
クロス向けかな?

571:ザ・シガー
08/11/20 00:03:04 9krqs/l6
>アルカディア氏

ツナギを全て脱いで待ってる。

572:名無しさん@ピンキー
08/11/20 00:17:56 y+MeSVMJ
空気を読まずに投下しても大丈夫でしょうか?

573:名無しさん@ピンキー
08/11/20 00:21:17 PElxJHio
カリムは恋愛とかいけるんだろうかとふと思った。

574:7の1
08/11/20 00:45:29 iciKkvxZ
>>572
次スレでアルカディア氏が投下されておりますので、
このスレでの投下をお待ちしております。


575:63スレ390
08/11/20 00:49:01 y+MeSVMJ
ありがとうございます

エリオ+ルーテシア
・エリオがキャロと微妙な関係なのにルーに告白

なんで二股?が赦せない方はスルーして下さい

576:Triangular parade
08/11/20 00:53:28 y+MeSVMJ
珍しくエリオが一人で遊びに来た。
突然の来訪に驚きはしたけど、他愛のない話をしながら、一緒に夕食を作り、
3人で食事をした。
無人世界を探索したいとエリオが言うから、湖まで案内した。

月明かりがきらきら湖に反射して、とても綺麗で、私のお気に入りの場所。

そんな時だった。
1つ年上のエリオ・モンディアルに「好きだ」と言われたのは。
 


正直に言えば、エリオが何を言っているのかさっぱり判らなかった。

なに?
友人として?
・・・この雰囲気で?
それは本当に「好き」だという感情?エリオが判らない。

君が好きなんだ、とあっけなく伝えられた言葉は一言だった。
エリオの感情が判らない。告げた後も、いつものように笑っているだけで、
赤面症で無いせいで顔色一つ変える事も出来ず、いや、どういう顔をしたらいいのか良く判らない。
エリオは何も言わない。私も言わない。
どうしたらいいんだろう?
・・・・そもそも、「好き」に対する答えを望まれているのか?それすら分からない。

この場所には2人しか居なくて、つまり誰のフォローは入らない。
いつもならキャロやヴィヴィオが居て、行き詰った会話には
なんらかのアクションを起こしてまとめてくれるけど、
あいにくと今は2人しかいないし、この現状を生み出したのはエリオ。

つまり何も起こらない。困った。これは本当にどうしたらいいんだろう。

577:名無しさん@ピンキー
08/11/20 00:54:32 iY2fEg9N
そういえば、カリムって何歳なんだ?

578:Triangular parade
08/11/20 00:57:51 y+MeSVMJ
何かを言えば、この現状は打開できるかも。


なにを伝えらればいいか。
考える。頭の中で羅列した。


何を言ってるの
気の迷い?
疲れているの?
キャロはどうするの?
冗談は程々にして
キャロと何かあった?
本気?
嬉しい
私も
本当はエリオなんか大嫌い!

・・・どれを言えばいいのだろう。
考えて、どれも自分の感情に当てはまっていると気付く。
そうなのだ、エリオ・モンディアル。この人は嫌いじゃない。
時折嫌いになる事もあるし、だけどありがたいと思う事も、好きだなと思う時もある。
こんなぐちゃぐちゃの気持ち、なんて言ったらいいのかわからない。

時間は刻々と過ぎてゆく。
デジタル式の腕時計がコチコチと音を立てているような気がした。
時間。・・・・そうだ、時間。エリオがこの世界に居る事が出来るのは、
あともう少しだけ。
こんな事に、時間を消費していていいのか?良い訳がない。
じゃあ、この時間は無駄なんだろうか?

目の前にエリオが居て、よくも穴が開くほどと思える程に、こちらを見ている。

・・・・その瞳は何が言いたいのか。判らない。
何を考えているのかなんて判らない。

こぶしに、じっとりと嫌な汗が伝った。

何故たった一言にこんなに考えこまなければいけないの。
この場から立ち去ればいい。何も言わずに立ち去れば無かった事にしたらいい。

エリオが好きだといってきた、それは夢として考えておけばいい。
あれはまぼろし、冗談だったと。
振り返ってそろそろ帰ろう、そう言えばいい。そうしたらうやむやですむ。

・・・でも、そういった場合、好きだと言ったエリオはどう思うのだろう。

「好き」という気持ちは本当なのか。嘘なのか。冗談なのかもしれない。
だって、エリオにはキャロが居る。


579:Triangular parade
08/11/20 01:01:27 y+MeSVMJ





・・・もうなんでもいい。とりあえず、この現状をなんとかしたい。
何でここにヴィヴィオはいないの。キャロでもフリードでもいい。
ガリューでもいいから何かを言ってくれたら時間は動くのに。

・・・汗が背中にまで伝ってきて気持ち悪い。
でも、その汗の滴り方が、人の指先の動きに似ていて、びくりと身体が動いた。

「好き」というのは、私を『オンナ』として見ているから好きだというのだろうか。

・・・・もしかしたら、セックスの相手を望んでいるだけなのかも?
今までの経験を思い返す。

・・・・・・大人の相手をするよりはずっとずっと、エリオの方がマシなはずだ。

この気持ち悪いほどの静寂の中で、黙りこくったまま時間を浪費するよりも、
『ケガサレルオジョウサマ』になってしまった方がよっぽど楽のような気がしてきた。
相手はエリオ。


ここには2人しかいない。1人で来たということは、そういうことなんだろう。

エリオの目はまっすぐで、逸らされず、どうしたらいいのか判らないが、
だんだん慣れてきたのも事実。

色んなことをエリオとしてみたい。

ふと、そう思った。

めぐりめぐった頭の中で答えが導き出されたとき、驚く程からだから力が抜けた。

エリオの目を見据えて、手を伸ばして顔に触れる。
エリオがびくりとしたのが指先に伝わったが、かまわず触れた。
そうだ。答えはこれ以外に見つからない

「ル・・ルー・・・」
「わかった、セックスしよう」
「・・・ええええええええええええええええええええ??!!!」

ルーテシアの可憐なくちびるから放たれた爆弾発言は、
思春期真っ只中の少年の心に強く深く苦しく悲しく突き刺さった。

580:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:02:29 PElxJHio
あーしまった。
カリムで作るとしても相手がいない…どうしよう……

581:63スレ390
08/11/20 01:05:36 y+MeSVMJ
投下終了です

ルー視点で見たらエリオとキャロは付き合っているけど、
実際に付き合ってない、という勘違い話です。

SSX聴いてないのでルーの居る世界に関しておかしい部分があれば本当にすみません

582:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:06:50 iY2fEg9N
おっと、割り込んだみたいだすまん。
乙でした。

583:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:07:23 PElxJHio
ルーテシアの爆弾発言が…w


584:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:12:07 UIwIKGyQ
>>580
やっぱ不倫?

585:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:15:07 TQ8cdlRd
>>580
一応義理の弟がいるけど。

586:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:15:11 PElxJHio
>>584
って事はクロノか…

587:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:30:36 jeL60xvL
>>580
他はベルカ騎士見習いのエリオかロッサとはやての繋がりでユーノとかか?
ザフィは…どうだろうなぁ
ゼストも古代ベルカだが地上本部の人だったのでその辺が難しいかも

588:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:31:32 sL/S6jvw
>>581
GJ。
ルーの勘違いっぷりが実に良い。

>>580
クロノかロッサか。オリキャラありなら教会の司祭や司教とか教会騎士団のメンバーとか。
凌辱ありなら騎士団に輪姦とか街角で性的ボランティアとか。
いかん、思考がそっちよりにw

589:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:38:18 BKODcdJM
>>580
冗談抜きに影の薄すぎるロッサに一票

590:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:42:37 nd2wHO9+
清楚な方だから輪姦に一票。

591:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:52:08 p0BFPvBJ
6課設立の為に体を売る…ってのは?<カリム
はやてを守るために体を売るも結局ははやても巻き込まれてまとめて輪姦とか。

592:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:54:51 NPyun8oH
>>581
ルーが暴走www
笑えたぜ! GJでした~。

593:名無しさん@ピンキー
08/11/20 03:19:38 9QqjdKpV
アリサとかすずかと言った面々と六課陣の絡みってどんな感じになると思います?

アリサ「どいつもこいつもツンデレ、ツンデレ…釘宮だからって安直に…」
ティア「分かります…良く分かります、その気持ち。テレながらちょっとそっぽ向くとすぐツンデレ、ツンデレ…」

士郎「どうだい、一緒にお風呂でも」
エリオ「わ、凄い…傷痕だらけ…」

594:名無しさん@ピンキー
08/11/20 09:29:28 eWNTHz2s
>>580
俺は大穴でなのカリがみたい
はやてではなくあえてなのはさん

595:名無しさん@ピンキー
08/11/20 12:35:44 Me6tyXYk
>>570
つまり、

スバル「待たせたね」
ギンガ「まだよ、まだ終わっていない」
ノーヴェ「今日は何日だ」

ユーノ「君も、オタクかい?」
なのは「え!?」(砲撃→狙い撃ち→狙撃→わたし、最後は死んじゃう)
ヴィヴィオ「サニーだよね、ヴィヴィオ、サニーだよね?」(最終回のユーノは何だか保護者みたいだった→義理の○○な関係→最後に死んじゃう)
シャマル「ほ、他に該当する人が・・・・・」(医務官→白衣→ナオミ・ハンター→やっぱり最後は(以下略))

596:名無しさん@ピンキー
08/11/20 12:58:48 JwqvMRnC
>>581
GJ!
もちろん続編はありますよね?
ここで終わるのはキツすぎますぞ。
エリルーの二人がどうなるかもう気になって仕方ないです。

597:名無しさん@ピンキー
08/11/20 13:26:47 aEx6y1xx
>>593
士郎とエリオがどうみても

興<やらないか

598:名無しさん@ピンキー
08/11/20 16:03:59 u+1ZJ6eD
カリムが三十路で、今だ経験なしならとんでもねぇエロが出来そうだw
成人してからの慣らし無しの強い快楽は麻薬に似るって感じw

599:名無しさん@ピンキー
08/11/20 16:24:16 UJ9FNeNQ
>>597
落ち着いてACスレに帰るんだ!

600:名無しさん@ピンキー
08/11/20 17:30:48 xZ8y1klE
以前六課設立の為にヴォルケンが偉い人に体を売ってるって設定で
カリム×ザフィのネタを考えたことがあったけど、カリムが
サイヒ氏の不倫時空純情ビッチカリムの劣化版にしかならなくて頓挫したな
ビッチキャラ難しい……


601:名無しさん@ピンキー
08/11/20 20:49:59 PElxJHio
カリム×ヴェロッサでいいなら書いてみるけど。



602:名無しさん@ピンキー
08/11/20 20:52:59 cAKL6dRD
>>600が書いたのが見たい

603:名無しさん@ピンキー
08/11/20 21:45:47 RgxO87Rm
>>581
GJ!!!
エロありの続編を望んでいるのは自分だけじゃないと信じたい
ルーの勘違いだと言い出せずに魅力に負けてHしてしまうエリオ
その上キャロよりもルーの方が素敵だと思ってしまって、その後も隠れたもう一つの恋愛を…
みたいなストーリーをすごく期待

604:名無しさん@ピンキー
08/11/20 23:28:48 UDpMxFY5
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
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|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────(~~ヽ::::::::::::|/        = 完 =
                   ,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
           从  iヽ_)//  ∠    再  開 !!!!
          .(:():)ノ:://      \____
          、_):::::://(   (ひ
          )::::/∠Λ てノし)'     ,.-―-、   _
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        ノ ノ                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・  ( _ノ~ヾ、ヽ
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605:名無しさん@ピンキー
08/11/20 23:29:47 UDpMxFY5

                             ヽ、
                  , :<´ ̄ ̄> 、}}ノ
              ー=≠": : : : : : : : : : : : :\
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           /^こヽ{ : : : / :| ,ハ   ∧: : }: : : : : : : : :`ヽ
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