パワポケでエロパロ7at EROPARO
パワポケでエロパロ7 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
08/11/29 09:16:07 lgTXFjZi
DS洗濯機で回した俺も忘れるなよ

351:前萌えスレ転載
08/11/29 19:46:20 U8swXY9o
 街から小一時間ほど歩いた荒野には、人の気配はほとんどなかった。
彼女がこの場所に指定したのは、そう悪くないと言えるだろう。
決闘には最適―なおかつ、シルバーの趣味にもあっていた。
「久しぶりね」
 微笑みながら彼女に挨拶をしても、その童顔がほころぶことはない。
シルバーはそう思っていたし、それは正しかった。
「そう、ですね」
だが、聞こえてきた彼女―エリの声は、驚くほど柔らかいものだった。
笑っていると、錯覚するほどに。
「一区切りついたときは、すぐにでも来るっておもってたけど」
「・・・修行をしていたんです。あなたを倒すために」
 朗らかな声で喋りながら、エリが腰から忍者刀を抜く。
細かい傷はたくさんついているが、刃の輝きは鋭い。
「まあ、たった一年程度修行したところで、ゴミはゴミのままでしょうけどね~」
 笑いながら挑発する。彼女の性格から考えて、
すぐにかっとなって襲いかかって来るだろうと思っていたのだが。
シルバーのもくろみは外れることになる。
「・・・えと、どこだっけ」
 キョトンとした顔になったエリは、胸元に手をつっこみ、何かを探し始めた。
数秒かけてまさぐって、取り出したものは小さなノートだった。
それをぺらぺらとめくって、彼女は言う。
「えっと・・・あ、あった。そんなゴミに倒されるあなたは、ゴミ以下です!」
「いや、カンぺ見ながらそんなこと言われても」
「う・・・」
 自身でもそれは自覚していたのだろう。
彼女は無念そうに口を尖らせて、ノートを胸元にしまいこんだ。
「口喧嘩も修行したんですけど・・・覚えきれなくて」
「・・・修行するほどのものなの?それ」
 思わずつぶやくが、エリは返事をする気がないようだった。
右手で柄を握り締めて、左手を後ろ手に回し、こちらを睨みつけてくる。
一年前に比べたら、少しはましになっている構え。
どれぐらい楽しませてくれるかしら?とシルバーはほほを緩ませる。
「・・・行きます」
「別に宣言しなくてもいいわよ、いつでもどーぞ」
 わざわざ挑戦状を送りつけてきたところあたり、エリは正々堂々と勝負する気でいるらしい。
不意打ちをしかけてきたあのころと、何かが変わったのか、何も変わってないのか。
それが今から分かるのだろう。
 一陣の風が、二人の間を通り過ぎて。
 そして。
 ちゃらちゃらら~ら~らら~ん
『らぶ!らぶ!びっくばーん!』

352:前萌えスレ転載
08/11/29 19:46:58 U8swXY9o
『あなたの~こと~が~ま・ち・き・れないよる~ど・き・ど・きしてるは・ぁ・と♪』
「・・・」
「・・・」
 ふらふらと、後ろに下がるシルバー。
全身にひどい虚脱感。さっぱり理由はわからないのだが。
「あのぅ・・・」
「・・・ああ、出ていいわよ、むしろさっさとでなさい」
 右手をひらひらと振って、シルバーは数歩後ろに下がる。
それを確認して、エリが再び胸元に手をつっこんで、携帯端末を取り出す。
『お・つきさーまぁとび』
「はいもしもし、エリです。・・・え?トウコさん?今この星に・・・あ、そうなんですか。はい」
「・・・」
 どうやら、知り合いらしい。死にたくなるほどの倦怠感をこらえながら、シルバーは待つ。
「え? はい。実は今はシルバーと決闘中で・・・あ、でも大丈夫です。
 えっと、ほら、なんとか島の、なんとかさんとなんとかさんみたいに。
 待たせておいて相手を怒らせて隙を・・・え?・・・も、もちろん私がむさしさんです!」
「あたしに聞こえるように言っちゃ意味ないでしょうが、それ」
 有名な故事を電話の相手に話しているエリに向かって小さく突っ込む。
電話に集中しているようで、その声は届く様子はなかったが。
「あ、はい・・・え!?ホントですか?あ、ちょっと待ってください。
メモを・・・あ、大丈夫です。ルナリングの、りょうていゆきえににじゅういちにち。
・・・はい、大丈夫です。朝から行きます!」
「・・・」
「はい・・・はい、ではトウコさんもお元気で・・・ふぅ」
 携帯端末をしまいこみ、エリは真面目な目つきでこちらを見つめ。
「・・・お待たせしました」
 真剣な声色で鋭く叫んできた。
「・・・あのさ、急に真面目なムードになられても雰囲気ぶち壊してるから」
「そんなこと言われても・・・」
「まあ、いいわ。さっさとかかってきなさい」
「・・・」
 困惑した顔も長くは続かず、再び緊張した面持ちになるエリ。
一秒が経過、二秒、三秒、四
『カッキーン! ガッツだぁーキミとボクとの正義のファイトぉー』
「・・・」
「・・・」
恐ろしいほど軽快な、なおかつ妙に虚脱感を味あわせる音楽が流れ始める。
音源はエリの胸元―ではなく。シルバーのポケットだ。
「あ、あの。でていいですよ?」
 電話を待ってもらった負い目だろうか、そんなことをエリが口走る。
「・・・そうさせてもらうわ」

353:前萌えスレ転載
08/11/29 19:47:33 U8swXY9o
『なぁれぇる ヒ』
 ため息をついて、シルバーはポケットから携帯を取り出した。
馬鹿みたいな歌が一番盛り上がっているところで、電話に出る。
「もしもし?」
「今どこにいる?」
 電話に出てすぐ、むやみやたらに高圧的な口調で相手が聞いてきた。
知り合いではない男の声に、シルバーの眉が傾く。
「はぁ?・・・あんた誰よ」
「いや、いい。すでに座標は割りだした。三分で行く、待ってろ」
「は?ちょ、ちょっと?」
 一方的に用件を告げられて、男の声が電子音に変わる。
「・・・間違い電話ですか?」
「いや、誰かが三分でこっちに来るとかなんとか」
「はぁ・・・」
 問いかけてきたエリに、事実を告げる。彼女は数秒思案して。
「じゃあ、それまで待っててあげます」
「は?」
 シルバーが思ってもいないことを口に出してきた。
困惑してるうちに、さらにエリは言葉を紡ぐ。
「来た人が血まみれで地面に倒れてるシルバーを見るのは可哀そうですし」
「・・・ま、いっか。じゃあその後ってことで」
「はい!」
 プライドは、今すぐ彼女と戦うべきだと叫んでいたのだが。
先ほどの妙な音楽によって、シルバーの気力はほとんどなくなっていた。
「・・・」
「・・・」
 気まずい空気。もちろん無理に良くする必要もない・・・のだが、
沈黙を嫌ってシルバーは口を開いた。
「そういえばさ、さっきの音楽・・・なに?」
「え?知らないんですか?今宇宙でものすごくはやってるんですよぉ?」
「・・・マジで?」
 やや表情を柔らかいものにしたエリの口から飛び出した言葉に、シルバーは驚愕する。
あの腐りきって甘ったるそうな音楽がははやっている?
「時代遅れですね、シルバー!あのヒヨリンを知らないなんて」
「いや、知らなくて良かったと心底思うわ」
 誇らしげな顔で無い胸を張るエリに、シルバーは小さくつぶやいた。
「・・・あの、さっきのあなたの音楽は・・・」
 シルバーとしては、ここで会話が終わっても良かったのだが、今度はエリが質問してきた。
苦虫をかみつぶしたような顔で、シルバーは口を開く。
「言っとくけどあたしの趣味じゃないわよ。たぶんブラックがいたずらしたんでしょ。・・・ったく」
「・・・そう、なんですか」
「?」
 シルバーの答えに、やや悲しげな表情でエリがこちらから眼を逸らす。
それに何の意味があるのか、シルバーが考え始めた瞬間。
「・・・ん?」
 ごぅ。
 轟音とともに衝撃が襲いかかった。

354:前萌えスレ転載
08/11/29 19:48:15 U8swXY9o
地面が揺れ、空気のかたまりがシルバーにぶつかり、エリの身体があさっての方向へ飛んで行って。
「・・・・・・?」
 十数秒の後、シルバーは耐える態勢を解く。
眼を開くと、銀色に輝く飛行艇が、彼女の目の前にあった。
 ハッチが開き、軽やかに飛び降りてくる操縦者・・・どこかで見たような、男。
一瞬で戦闘態勢を取ったシルバーに、彼は無造作に近づいてくる。
「・・・お前がシルバーだな?」
「ええ」
 問い掛けに、鋭い視線と冷たい言葉を返す。
だが、威嚇を込めたそれらに動じることなく、男は小さな箱を差し出してきた。
「お届けものだ、さっさとサインをよこせ」
「・・・はぁ?」
 そして吐き出されるわけのわからない言葉。
何と答えていいかわからないシルバーの視界に、ピンク色が映る。
そちらに注意を向けると―あちこちに擦り傷を作ったエリが、こちらに近づいてくるところだった。
「うぅ・・・あれ?エドさんじゃないですか」
「エドゥアルド、だ。・・・なんだ、忍者の小娘か」
 シルバーの方には目もくれず、エリが男に話しかける。
(・・・エドゥアルド?)
「お久しぶりです!」
「うむ」
 名前を胸の内で繰り返して、シルバーは男の正体を思い出した。
連邦のエースからルナリングのエースに、そして今はシルバーと同業者となった男。エドゥアルド。
「・・・む?ああ、サインをまだもらっていなかったな、さっさとよこせ」
 それからエリの二言三言会話して、
エドゥアルドは小さな箱をシルバーの胸元に押し付けて、伝票を差し出してきた。
「・・・?『うちゅうせんしひらやま、しょかいげんていばん』?」
 小包に書いてあった文字をエリがが口に出す。
熱くなる頬、それをごまかすかのように、シルバーは伝票にサインをさっと書いていく。
「うむ。確かに『宇宙戦士ヒラヤマ初回限定版』を届けだぞ」
「ヒラヤマ・・・さん?」
 カエルとカブトムシとムカデが混じった生物でも見つけたかのように、
驚きと困惑を混ぜた顔でエリが首をかしげる。
 さすがに誤解されたくはなく、シルバーは顔をしかめながらエリに話しかけた。
「いや、だからブラックだって。ヒーローものが好きみたいなのよ、あの子。今度製造・・・じゃなくて、誕生日だし、プレゼントよ」
 なんでこんなこと話してるのかしらね。そんなことを思わないでもない。
「・・・そう、なんですか・・・あ、じゃあこれを・・・えと、どこにしまったっけ」
「?」
 一瞬だけ暗い声色になった後、エリが三度胸元に手をつっこんだ。
エドゥアルドがそれとなく視線を逸らしているうちに、彼女は白い正方形の紙を取り出す。
 ミミズが這いまわったような文字が、奇麗な白を汚している紙。
「ヒラヤマさんのサイン色紙です!ブラックさんに、どうぞ!」
 しかめっ面で、エリがそれをこちらに投げつけてくる。反射的に受け取ってしまうシルバー。
「・・・いや、もらう義理がないんだけど」
 すぐに突っ返そうとしたのだが、エリがエドゥアルドの後ろに回ったため、それもできない。

355:前萌えスレ転載
08/11/29 19:48:45 U8swXY9o
「敵に塩を送る、と言うではないか。素直にもらっておけ」
 大人の男の貫録を見せるかのように、エドゥアルドが言う。
「うーん・・・あ、もしかして」
「?」
「『もらったはいいけど処分に困ってたからちょうどいいからあげちゃえ』ってことだったりする?」
「・・・そ、そんなことないですわよ?」
「なにその口調。・・・まあ、いいわ、もらっとく」
 視線を逸らすエリを睨みながら、色紙を小包の蓋に挟み込む。
彼女の思い通りになるのはしゃくだったが、これをブラックに渡した時の反応を見てみたかったのだ。
「・・・ところでエドさん、この船かっこいいですね」
「む?あたり前だ。この俺が乗る船なのだからな」
 逸らした視線の先にあった飛行艇に、エリがふらふらと近づく。
流線形のフォルムは鮫を思わせる形で、無理な着地をしたにもかかわらず傷一つない装甲。
 シルバーの眼から見ても、なかなかの船だ。
「わあ・・・」
「えぇい、触るな。指紋が付くだろう」
「カッコイイなぁ・・・」
 忠告を無視して、ぺたぺたとエリは妙に素早い動きで飛行艇のあちこちを撫でていく。
それを止めるためか、エドゥアルドがつぶやいた。
「・・・なんなら乗せてやろうか?」
「え?いいんですか?」
「宇宙港までの帰り道だがな」
「ぜひお願いします!・・・よいしょっと」
「いやちょっと」
「?」
 即答して飛行艇に乗り込んだエリに向かって、シルバーは叫んだ。
「あたしはどうするのよ?」
「の、のせませんよ?」
「違う!」
 ずれた返事をするエリを見限って、エドゥアルドに視線を向ける。
 彼は困った顔で、口を開いた。
「・・・すまん、この船は二人乗りなんだ」
「それも違う!」
 ボケ二人の相手は疲れる。
そんなことを思いながらシルバーはもう一度エリに視線を向けて、口を開いた。
「あのさ、一応あんたとあたしは一騎打ち中だったと思うんだけど」
「・・・ああ!」
 助手席に乗り込んでいたエリが、すたっと地面に着地する。

356:前萌えスレ転載
08/11/29 19:49:49 U8swXY9o
「先輩の仇!勝負!」
 そのまま威勢よく啖呵を切ってくるエリ。
「・・・悪いが、俺はもう行くぞ」
 だがエドゥアルドがつぶやいた言葉が、彼女の動きを止めた。
「えぇ!?」
「次の配達があるからな、待っている暇はない」
 含み笑いをしながら、機体に手を置くエドゥアルド。
頼りない呻き声を上げながら、エリがこちらを向いた。
「そんなぁ・・・あの、シルバーさん。また今度ってことで・・・駄目ですか?」
「・・・まあ、いいわよ」
 困り切った顔になったエリに向けて、小さく同意するシルバー。
シルバーとしても、早く愛しのペリュトン号(二号機)に帰りたい。
できればゴールドに代わってしばらく眠りたい。そんな感じだったのだ。
「そうですか、礼は絶対に言いませんけど、ありがとうございます」
「言ってるじゃない」
「さあ!いきましょうエドさん!」
 こちらを無視して助手席に乗り込んで、エリは叫ぶ。
その目線は、どこまでも広がる宇宙に向けられているようだった。
「・・・エドゥアルドだ」
 つぶやいて、エドゥアルドもさっと乗り込む。
彼がシートベルトを締めて、操縦桿を握ってすぐに、機体は浮上し始めた。
 踵を返し、少し離れるシルバーに、聞こえてくる会話。
「そういえばエドさん、今度のパーティ楽しみですね!」
「・・・パーティ?」
「二十一日にある、『連邦弱体化一周年記念パーティ』ですよ。
デスパレスを破壊するのを手伝った人間すべて参加するって言う、あの!」
 会話の中身が気になって振り返った途端、飛行艇は轟音とともに空の彼方へと消えていった。
聞こえたような気がしないでもないエリの悲鳴―それに気を良くしながら、シルバーは携帯を取り出した。
 短縮一番を押して、相棒を呼び出す。
「・・・あ、ブラック?今度の二十一日ってなんか予定あったっけ?
いやさ、なんか面白いパーティがルナリングで・・・」

 どっとはらい。

357:名無しさん@ピンキー
08/11/30 06:00:29 LnDYeodw
なんかいいなぁ萌えスレ見てなかったから見てみるか

358:名無しさん@ピンキー
08/12/01 00:06:07 NgJTlgtA
他にも呼んでない連中来るんだろうなwww


>>350
乾かしたら案外動くんじゃねwwなにせ任天堂だ

359:名無しさん@ピンキー
08/12/01 07:47:46 AXeRv8c4
あと2日!

360:名無しさん@ピンキー
08/12/01 15:59:59 IxaJesLS
発売日なら延びたぜ?

361:名無しさん@ピンキー
08/12/02 13:20:12 IIGfro4w
11にも紫杏とか官取は出るみたいだな

362:名無しさん@ピンキー
08/12/02 16:33:58 jG9Lv4MJ
と言うことは、紫杏BESTが正史という俺の夢は砕かれてしまったのか……?

363:名無しさん@ピンキー
08/12/02 16:49:47 M5Rbw2ZV
>>362は二つの意味で可哀相

364:名無しさん@ピンキー
08/12/02 18:45:10 yde8C5SE
タマちゃん!タマちゃん!

365:名無しさん@ピンキー
08/12/02 19:14:51 jG9Lv4MJ
>>364
今書いてる最中なんだぜ

366:名無しさん@ピンキー
08/12/02 19:32:46 izXjvBeN
>>365
ささ、どうぞどうぞ 頑張ってください・・・

367:名無しさん@ピンキー
08/12/02 19:49:00 NlVkjRLs
なおさらの成分が足りないな。
よし、いつか分からないが投下する。

368:名無しさん@ピンキー
08/12/02 20:13:52 OvTW8dKi
おいちゃん、そろそろ燃料ほしいね

369:名無しさん@ピンキー
08/12/02 23:49:38 vGA3eaHI
11が出るまでに表の彼女攻略だけでも終わらせたいが間に合うだろうか

370:名無しさん@ピンキー
08/12/03 00:14:00 CVXeiUaL
>>365
なん…だと…?貴方が神か…!!
全身全霊こめて応援してます
貴方のおかげでまた頑張れます

371:名無しさん@ピンキー
08/12/05 01:05:30 h7PtqqRt
補給隊はまだか?

372:名無しさん@ピンキー
08/12/05 07:55:14 YC/T7WYx
こんな時こそ普段書かない人が書いてみたらどうだろうか?

373:名無しさん@ピンキー
08/12/05 16:09:02 pVVpjTRM
書けないから普段書かないんです。

374:名無しさん@ピンキー
08/12/05 17:27:24 XHtOBP4+
ちょっとまって、今・・・何て言った? おい>>373!今何て言った!?
書けないとか言ってる間はずっとダメなんだよ!
考えろよ!もっと考えろよ!

375:名無しさん@ピンキー
08/12/05 17:44:24 YC/T7WYx
諦めたら、そこで試合終了だよ?

376:名無しさん@ピンキー
08/12/05 18:09:43 t2MM6OVz
クレクレの分際で調子に乗ってるのがいるな…。届いた電波でも発信するだとか、能動的にしてりゃいいのに

377:名無しさん@ピンキー
08/12/05 18:19:29 eXumRhh8
ってね、開口一番に仰っていただいたんです

378:名無しさん@ピンキー
08/12/05 20:30:59 h7PtqqRt
SSの場合、普通のクレクレとは少し違うと思うぞ

379:名無しさん@ピンキー
08/12/05 23:24:07 m8IKFLTf
近日中にさらな話が書けるかも。

380:名無しさん@ピンキー
08/12/06 04:59:39 23gWW5Yw
春香ちゃんとパスタ食べに行きたい。
そして口の周りについたトマトソースを舐めとってもらいたい

381:名無しさん@ピンキー
08/12/06 06:37:17 adsw0Ob5
わんこをもふもふしたい









性的な意味で

382:名無しさん@ピンキー
08/12/06 09:36:51 SjyBj0+7
もふもふ…?
ぺたぺたの間違いだろう

383:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:51:21 0WAdwfPh
芙喜子投下
キャラが壊れてるかもしれません、というかまともに喋りません

384:白瀬芙喜子の憤慨
08/12/06 17:51:57 0WAdwfPh
 例えばある晴れた日に、道を歩いていて吐き捨てられたばかりのガムをふんづけた。
「んー!」
 例えば雨音が心地よい雨の日に、車に泥をかけられてお気に入りの服が汚れた。
「んむー!」
 例えば気分の滅入る曇りの日に、目の前でお目当ての物が売り切れた。
「んむぐんぁー!」
 こういったことについて、彼女―白瀬芙喜子がぐだぐだ言うことはないだろう。
せいぜい苛立ちまじりに地面を蹴りつけるとか、運転手への愚痴を吐き出すとか、
少々値段の張るものを自分に買わせる。そんなことで彼女の怒りは収まるはずだ。
「んむぐんぁぁぁぁぁぁぁーー!!!」
 だが、今の怒り狂った芙喜子―ギャグボールを噛んで、
涙目でこちらを睨みながら妙な唸り声を上げている―の怒りを納める方法はあるのだろうか?


「まあ、俺は悪くないよな」
「むーーー!!!!」
 眼前のベッドの上で横たわる女豹―いや、女狼に向けて、小波は小さくつぶやいた。
 そのまま、不満そうに唸り声をあげながら暴れる彼女の裸体をじっくりと見つめる。
白い光に照らされて艶やかに光る、まるでワックスをかけたばかりの新車のような彼女の身体。
というのも、先ほど小波がぬるぬるローションをたっぷりといやらしく隅々まで塗りたくったからである。
もちろんヘアスタイルもぐしゃぐしゃにして、彼女の気力を奪うことも忘れていない。
「むぁぁぁぁ!!!!」
 両手両足を縛られた彼女は、呻きながらごろごろとベッドの上を転がる。
仰向けになるたびに、小さく揺れる胸。
同年代の女性と比べて少々しっかりしすぎているため、小さくしか揺れていない。
だが、小波が何度も何度も触れて、吸って、舐めて、かぶりついたその胸が、
とてもとても美味しいことを、小波は良く知っていた。
「ふっ! むぅ! むぁ!」
 確かな幸せを感じながらじっと見つめ続けていると、
芙喜子が陸に上げられた魚のように大きく跳ね出した。
白に包まれたベッドが軋み、ぎし、ぎしと大きな音をたてる。
 その音に合わせるように小さく頷いて、小波は言葉を繰り返した。
「俺は、悪くない」
「むぐーーーーー!!!!」
 小波の言葉に何かしら思うことがあったのか、芙喜子がさらに激しく暴れだす。
全裸で縛られていて、まともに声を発することのできない彼女を見ると、
何とも言えない幸福が小波の胸を満たしていった。
 この感情こそきっと、愛とかそういうものなのだろう。
 確信に近い感情を持ちながら、小波は頬をにやけさせる。
「むぐぇ?!」
「おっと」
 妙な声とともに、ベッドから転げ落ちそうになった芙喜子を手を伸ばして支える。
とっくの昔に暴れることが無意味だと悟っていたのだろう。
彼女は抵抗することなく、小波の手を借りてベッドの上に戻った。
「む……」
 小波の舐めるような視線に冷静さを取り戻したのか、芙喜子が呻くことをやめる。
 それを確認して、小波は口を開いた。。
「寝ているところに催涙弾を投げて、窓を割って不法侵入。
さらに布団をはね上げて、俺にスタンガンを押し付けようとした」
「む」
 五分ほど前の出来事を感情を込めずにたんたんと告げると、
彼女はぴくりと身悶えして、頬に一筋の汗を垂らせた。
どうやら、少しばかりやりすぎたとは思っているらしいが。

385:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:52:42 0WAdwfPh
「俺がたまたま、本当にたまたまガスマスクをかぶって眠ってて、反撃できたから良かったけど。
いくらなんでもやり過ぎじゃないか?」
「……むぇ。むぁむぁむぁむぃむぇむぉ!!」
「え? いや、本当にたまたまだって。ホントホント」
「むがぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
 怒りを隠さずに再び暴れ出す芙喜子。
どうやら、小波が某悪の宇宙帝国の暗黒卿によく似たガスマスクを被って寝ていたことに、
どうしても納得できないらしい。ありえない光景に固まったことが、
彼女の反応を遅らせ、無様な姿をさらす結果となったのだから仕方ないともいえるのだが。
 布団をはね上げてきたときの芙喜子の間抜け顔―それを思い出しながら、
小波は彼女の首筋まで流れおちた一滴の球に指を伸ばした。
「んっ!」
「まあ、明日は試合がないのを見越して襲撃してきたのは評価するけどな。あむ」
「!」
 汗とオイルが混じった液体は、筆舌し難い味がした。
不味い、そういってしまうのはた易いし、正しいのだが。
彼女の体液が混じっているものを、たやすく不味いというのはいかがなものだろう。
「……む?」
 こちらの葛藤を感じ取ったのか、
不味いのは当たり前じゃないとでも言いたげに、芙喜子が半眼でこちらを見つめきた。
 それに少し苛立ちを感じた小波は―
「よっと」
「むぇ?!」
 ベッドの上に飛び乗り、マウントポジションをとった。
そのまま体重をほどよくかけて、芙喜子の動きを封じる。
「むぅ……」
 以外にも、彼女が暴れだすことはなかった。
―もっとも、抵抗をやめる気がないのは、その瞳で知れたが。
「とりあえず」
 べたべたの髪を手で撫でながら、小波はつぶやいた。
「罰として、全裸に剥いて縛った挙句エロいことをしまくっても、問題はないよな?」
「むぁぁぁぁぁ!!!」
 なぜか―本当になぜかわからないが―芙喜子が抗議の唸り声をあげて、再度暴れ出す。
小波に押さえつけられているため、わずかにしか体は動かせていない。
むしろ暴れるたびに荒縄にちくちくと肌が刺激されているのか、
時折見せるむずがしそうな表情がより小波の情欲を掻きたてる。
「だいたい女スパイってのは捕まったらエロいことされるのが常識だ」
「むぁぇ? むぁむぅむぇむんむむっむむむぁーむんむぁ?」
「ん? まぁ確かに最後に逆転して女スパイが目的を達するパターンもあるな。それは困る」
「むぇむぇ」
 満足そうに首を縦に振った芙喜子は、視線だけで『じゃあ、やめるわよね?』と言ってきた。
「まさか、やめるわけないだろ」
「むぁぅっ……むぅ」
 芙喜子の言葉を即座に否定して、唸り声をあげようとした彼女の口を右手でふさぐ。
止まっているホテルは隣の部屋の声が聞こえるほど貧層と言うわけでは決してないが、
万が一にでも、騒ぎになることは避けたかったのだ。
 引きつる頬を見て、安心させるために微笑み、語りかける。

386:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:53:44 0WAdwfPh
「ところで、前回のことを俺もいろいろ反省してさ」
「……む?」
 予想外の言葉を聞いたかのように、彼女は疑問の混じった唸り声をあげた。
反省? 何を? とでも言いたげな瞳が小波を睨めつけてくる。
「色々と用意してみたんだが……これとか、あれとか、それとか」
 それを気にすることなく、小波は横に置いておいた鞄から道具を取り出し、
ぞろぞろベッドの上に並べ始める。
 コンドーム、バイブ、ローション。この三つは良く使っているものだったのだが。
「むぇ……」
 ローター、鞭、ろうそく(マッチ付き)、眼隠し、剃刀、アナルビース。
「…………むぁ」
 鼻フック、ランプ、拘束具一式、ローションセット、乳首につけるクリップ。
なんだかよくわからない丸い物―最後に鞄に残っていた―は、とりあえず鞄にしまっておくことにした。
「これだけあれば芙喜子の期待にも添えるんじゃ……って、なんで泣いてるんだ」
「むぇぇぇ……」
 ベッドに並び終えて芙喜子の方を見ると、妙な鳴き声とともに、彼女はしくしくと泣いていた。
眼から涙が出ていたわけではないの。だが、確かに眼を閉じて確かに泣いていた。
「……? んぐんむぁ ぐむぁー、むぁ?」
 だが、泣き続けることをよしとしなかったのだろう。彼女は視線でランプを指し示し、何事かを唸ってきた。
「……ああ、ランプは何に使うかって? ……さぁ? なんか心惹かれるものがあったから買ってみたけど」
「むむぇむぇむむむぁっむむ?」
「ああ、うん。通販で眼についたもの片っ端から買ってみた」
「むぃむむぁむむぁむっむむぉ?」
「え? ああ、だいたい給料の三か月分かな」
「ぐぇあぇむあぇあ?!」
「冗談だって、……でも、三週間分ぐらいは使ったかな?」
「むが!」
「そういえば馬鹿って言うやつが馬鹿って良く言うけど、あれってどっちも馬鹿ってことになるよな」
「むが!」
 非難を軽くあしらって、小波は彼女の手首を優しく撫でた。
無理に動かしすぎたためか、縛られた跡が紅くなってしまっている。
「むぁ…………」
 その優しい動きが気持ち良いのか、芙喜子が気持ちよさそうに眼を細める。
なんとはなしに喉を撫でてみたくなったが、
彼女の怒りを再燃させるきっかけになりそうだったため、断念した。
「そうだな……とりあえず蝋燭でも使ってみるか」
「!!!」
 左手で蝋燭を持ち、空いた右手でマッチを擦り、火をつける。
仕事柄様々なことを経験している小波ではあるが、本格的な道具を使った行為は初めてだ。
「むぇ……」
 ちらちらと揺れる赤い炎を、芙喜子が期待半分、怒り半分と言った様子で見つめてくる。
期待―そう思うのは少しばかり都合のいい解釈かも知れない。
そう小波は感じたが、潤み、きらめく彼女の瞳は、興奮していることは確かだった。
「そろそろ……」
「っむ!」
 芙喜子の胸元にろうそくを近づけいくと、芙喜子が固く眼を閉じた。
まるで拷問を耐えるような苦悶の表情を浮かべる彼女に、少しだけ小波の熱が冷める。
「うーん……」
 拷問―二人が所属していたCCRでは、それを耐える訓練を行っていなかった。
人の記憶を操作できる機械なんてものが現実に存在すること。
そもそもそういった訓練が、無意味だということ。
他にも理由はあるだろうが、主なものはそんなところだろう。
―もっとも、日々の様々な訓練は拷問と言っても大差ないものだったことも事実だが。
「大丈夫、だよな?」
「……」
 念のため、身体をこわばらせている芙喜子に聞いてみる。
 彼女は眼を開き、こちらを睨んで。
「……むぁ」
 小さく馬鹿とつぶやいた。

387:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:54:30 0WAdwfPh
 それを了承の証ととり、小波はろうそくを傾けた。
「……っ!!」
 胸元に蝋が垂れた瞬間、芙喜子の身体が予想以上に激しく跳ねた。
かなり熱かったのか、ギャグボールからは小さな呻き声さえ聞こえてくる。
「う゛っ! むぅ! う゛ぅ!」
 押さえつけている小波の身体が揺れるほどに、芙喜子が暴れる。
 富貴子に使う前に、小波も蝋の温度がどれぐらいか試してみたのだが。
耐えられないとまではいかないが、低温と言う言葉が嘘ではないかと思うほど熱かった。
正直なところ、芙喜子に快楽を得ることは難しいだろう。
「う゛、ぁっ! う゛~~う゛ぅ!」
 それを知っていながら、小波は次々に蝋を垂らしていく。
ぽたり、ぽたりと落ちる蝋が、白い肌を綺麗に彩っていく。
胸の先端を避けながら、小さな膨らみを覆うように
くぐもった声を背景に、胸の膨らみから下腹部へ赤い線がゆっくりと描かれた。
 身体を縛る縄と、体を痛めつける蝋。
 蝋の赤と、熱によって朱に染まった肌。
それらを見て、わずかな罪悪感に紛れて強い嗜虐心が小波の心に芽生え始める。
普段ならばその感情を彼女を悦ばせるために利用するのだが、
「……ふっ」
 今はただ、彼女の苦しむ顔をもっと見ていたい。
ゆがんだ欲望を隠そうともせずに笑い、小波はろうそくの火を吹き消した。
そのまま、ベッドの上に置いてあった鞭を取り上げる。
軽く振ってみると、甲高い音が部屋に響いた。
音に反応して、身体を強張らせて熱を耐えていた芙喜子が目を開く。
「少し身体に跡が残るかもしれないけど、我慢してくれよ?」
 小波は鞭を器用に動かし、先端で芙喜子の顔を撫でた。
嫌悪感溢れる眼差しで、芙喜子が鞭を睨みつける。
 その途端。
「う゛ぁ!!」
 空気を裂く音、肌が打たれる音、くぐもった芙喜子の悲鳴。
三つの音が順に響き、小さな赤い線が彼女の右肩に生まれる。
快楽よりも痛みの方が強いのだろう、芙喜子は怒りを瞳に映し、小波を睨みつけてくる。
 だが。
「い゛っ! うぅ、んっ!」
 二度目の鞭を、右の乳房に叩きつけられる。
三度目は左の乳房、四度目は左肩、五度目は左頬をなぞるように。
叩いて、叩いて、叩いて、十度目の鞭で、芙喜子の悲鳴が止まった。
「…………ん、ん……ぅぁ」
 痛みを耐えるために歯を食いしばり、荒い息をギャグボールの隙間から噴き出す芙喜子。
いつもの気丈な姿からは、考えられない痴態だ――他の男には絶対に見せることのできない、小波だけが知る彼女の姿。
 ゆっくりと、小波は押さえつけていた彼女の身体を転がして、うつ伏せの状態にした。
「~~~~!!!!」
 そして再び鞭を振るう。
背中に、尻に、腕に。彼女の体のあちこちに傷をつけていく。
痛みに悶え、芙喜子は泣き声のような唸りを上げ始めていた。
本当に泣いているのかもしれない―たとえ泣いたとしても、彼女が折れることはないだろうが。

388:今更だけどSM注意
08/12/06 17:55:58 0WAdwfPh
「ぅぅ……ふぁ……」
 二十まで数えて、小波は鞭を振るうことをやめた。
芙喜子の身体に浮かぶ、赤いみみずばれ。しばらくの間、跡が残ることは明白だ―
季節が冬のため他人に気づかれることはないだろうが。
「……?」
 彼女の身体を、仰向けに戻す。
怒りを燃やしていた瞳は、痛みから解放された安心感からか、今はだらしなく半分ほど閉じかけていた。
端からは光る雫さえも見える。反射的な涙とはいえ、彼女にとっては最大限の屈辱だろう。
 だが、光る雫が見えているのはそこだけではなく。
「……ぁっ」
 雫の見える箇所―彼女の股間へと指を伸ばすと、ローションとは違うぬめりが指に触れた。
びくりと身悶えし、必死に逃げようとする芙喜子。
知られたくないことを知られてしまった焦りが、潤んだ瞳に浮かんでいた。
「ま・さ・か」
 言葉を区切り、芝居がかった口調で小波はつぶやく。
形の良い尻に向けて顔を近づけ、大げさに鼻で息を吸った。
 びくり。震える芙喜子の白い尻。
やや固く、小ぶりな果実からは、汗とは違う香りが漂ってきていた。
 ぐち、ぬちゅ、ぐちゅと、音が鳴るほどに激しく、右手の人差し指を芙喜子の中に出し入れする。
膣内は熱い雫に満たされていた―飲み込むように指を締めつけてくる。
「感じてるわけ、ないよな? 」
「~~~~~!!!!」
 こちらの言葉を無視するように、芙喜子が顔をシーツに押し付けた。
ローションでべたべたになったシーツは、かなり不快な感触なはずなのだが。
それを気にする余裕もないようだった。
 悔しさと、羞恥と、鞭の跡で赤くなった首筋を、空いていた左手でなぞる。
甘い声が聞こえてくることはなかったものの、小さく震える彼女の身体は、明らかに強い快楽を得ていた。
「さて、次は……これにしようか」
 首筋を軽くつまんで、跡をつけて、小波はベッドの上の道具に手を伸ばした。
手に取ったのは、小さな丸い球が繋がっているアナルビーズ。
やけにカラフルなそれは、一応細めの物を選んだつもりだった。
 小波が芙喜子と身体を重ねた回数は、かなりの数を数えたのだが、
あまり後ろの方を強く攻めたことはなかった。(むしろ、後ろを強く攻めてくるのは芙喜子の方だった)
せいぜい指を入れて掻きまわすぐらいである。
恐らくそれは普通のことなのだろうが、
小波としてはもう一歩先に―先とはどこなのかはわからないが―進みたかった。
「っぅっ……………?」
 指を膣内から引き抜く、だらだらと指を垂れる液を、小波はビーズの一つに擦りつけた。
さらにローションセットから適当な小瓶を選び、両手と道具にたっぷりとたらす。
「……!!!? む! むぁむぇむぁむぇ!」
「残念なことに、なんて言ってるかさっぱりだな」
「むぁぁぁぁぁぁぁ!!!! …っ!」
 準備が整って、小波は芙喜子の尻の割れ目を手で広げた。
小さな菊門は、早くいじってもらいたいとでも言うかのように、ひくひくと蠢いている。
「……むぁ! あ! ん~~~!!!」
 まずは人差し指を侵入させていく。一応力は抜いているのか、割とすんなり入って行った。
……とはいっても、締めつけてくる力は、確実に膣内のそれよりも強い。
暖かく、背徳的な香りのするその穴に男根を入れる日を、小波は夢想した―とりあえず次の日、
芙喜子が本気で激怒する姿が浮かんだ。

389:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:56:38 0WAdwfPh
「……二本目、っと」
「~~ぅぅ!!!」
 続いて中指を無理やりねじ込む。そして拡張するように二本の指を動かしていく―
多少指が汚れることも覚悟していたのだが、指に異物がついている様子は無い。
 ふと疑問に思って、聞いてみる。
「なんか綺麗だけど、もしかして準備してきたのか?」
「む…………むむむぁ」
「うーん……」
 再び顔をシーツに押し付ける芙喜子。
どうやら、きちんと洗って来ていたらしい。
こうなることを期待していた、というのは違うだろう。
恐らく、小波にする予定だった屈辱的な命令―それに関わる予定だったのだ。
「そろそろ、だな」
「む……ぁっ……」
 かなりほぐれたのを確認して、小波は勢いよく指を引き抜いた。
小さく漏れた甘い呻き声。それに確かな手ごたえを感じて、
「力抜いて……」
「ぅ!」
 ずぶ、ずぶとアナルビーズを侵入させていく。
あまり太いものではない―先端は指二本と同等か、それよりも細いだろう。
 誘い込むかのように収縮する菊門が、貪欲に異物を飲み込んでいく。
その光景を小波は鼻息荒く見守り、最後のピンク色のビーズがのみこまれたのを確認して、
小波はズボンのベルトを外した―三十秒もかからずに、適当に服を放り投げ、彼女の身体に覆いかぶさる。
「……んっ!」
 ついでに、抜けかけていたビーズを手のひらで押すと、
妙な感覚に悶えるするように、彼女が体をくねらせた。
「芙喜子……」
 次に小波が取った行動は、おそらく芙喜子の予想していなかったことだった。
縄の結び目を緩め、彼女の身体を自由にしたのだ。
 放り投げられる縄―強く縛りすぎたためか、
鞭で叩かれたのと同じように、縛られた後は赤くなっていた。
「……ぷはっ……はぁ、ふ、んむぅ!?」
 次いでギャグボールを外して、小波は息を整えている芙喜子の唇を奪った。
舌を差し出し、唾液を送り、唇を食む。
芙喜子がしようと思えば、小波の舌を髪切ることさえできる行為。
「んっ……むっ、じゅる……っ」
 だが、彼女も流石に今の空気―恋人同士の、甘い―を壊したくなかったのだろう。
素直に、けれど激しく舌を小波の下に絡めてきた。
 鼻息も荒く、小波は口づけを続けた。
今までの非道をわびるように、情熱的に、想いをこめて。
「んっ!」
 股間のいきり立った棒を、入口にあてがうと、
芙喜子が恐れを感じたかのように顔をしかめた。
 眼を開くと、光る彼女の瞳にも若干の不安が見える。
「ん……ぁっ……」
 空いた左手を動かす。口づけを続けながら、右頬から眼の横、首筋、背中へ。
彼女の固い筋肉をなぞるように、柔らかい肌を撫でるように、
 小波の優しい愛撫は、彼女の不安を薄れさせたようだった。
少しだけ、柔らかい表情になった芙喜子、愛しいその身体をゆっくりと抱きかかえる。
彼女の後ろの穴から、器具が取れないようにしっかりと右手で抑えつけながら、
小波は座った状態で向き合う体制に持っていった。
 芙喜子の身体を抱えるような形の、対面座位。
密着する肌と肌―少し妙な感触がするのは、冷えた蝋が芙喜子の身体に残っているからだろう。
 彼女の体重は、決して軽いとは言えないものだったが、
彼女の体重を支えることに、小波は喜びを感じていた。

390:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:58:09 0WAdwfPh
「んっ……」
 再び口づけをして、彼女の中にモノを滑り込ませる。
同時に右手で押さえつけているアナルビーズを、さらに強く押す―彼女が達するその瞬間、
小波はこれを引き抜くつもりだった。
「ふぁっ……あっ! んむぅ……はふ」
 激しい口づけをしながら、腰と腰を小刻みにぶつけあう。
肉棒に、ぐちゅり、ぐちりと絡んでくる肉壁は、
彼女の貪欲さを示すかのように、淫猥に精液を吐き出させようとしていた。
 小波も負けてはいられない―唇を吸い、首筋に噛みつき、耳を食む。
ビーズをしっかりと抑えつけながらも、両手で尻を掴み、
奥へ、奥へとつきあげる。
「んっ、あっ……ふぁ、あんっ!」
 汗と愛液とローションによって、肌がぶつかり合うたびに小さな水音が生まれる。
暖かい彼女の膣内―そこにいつまでも自分の分身を鎮めていた、そんな衝動さえ生まれる。
「ん!」
 一旦腰の動きを止めて、小波は芙喜子を強く抱きしめた。
奥へ、奥へとモノを侵入させ、子宮へ精液を注ぎ込むために深くねじ込む。
急速に高まってくる射精感―小波の限界は近い。
 だが、芙喜子もまた、限界が近づいているようだった。
目の焦点が合わなくなり、重ねあった唇は小さく震えている。
小波は彼女の身体を抱きしめたまま、腰をグリグリと彼女に押し付けた。
小刻みに動いて、奥をついて、引いて、
ひねって、押しつける―芙喜子の身体が小さく痙攣し、
ぬらぬらの肉が、一際強く締めつけてきた。
「んん~~~!!!!」
 前触れもなく、大きな呻きが部屋に響く。
先に絶頂へたどり着いたのは芙喜子だった。
唇をこちらに強く押しつけてきながら、身体を大きく震えさせる。
 それを確認して小波は。
「ひぁぁぁ!!!??!?」
 一気にアナルビーズを引き抜いた。
ずぼっ。そんな音が小波の耳に届いた瞬間、小波の射精が始まる。
子宮の奥へ、奥へと子種を送り込むように、小波は強く腰を押し付けた。
自分の子を孕ませるための、本能的な行動。
「あ…………はぁ……はぁ、はぁ……」
 しっかりと密着したまま、二人は絶頂を味わい続けた。
互いに荒い息を吐き、強く抱きしめあいながら、長い間。
 いつのまにか、意識せずに二人の手が絡み合っていた。

391:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:59:08 0WAdwfPh
「ん……」
 目覚めは、そう悪くないものだった。
追われ、逃げて、追い詰めて。神経を張りつめる生活を送っている芙喜子にとって、
自分の身の安心を確信して目が覚めることは、そう多くない。
 ただ一つ難点を言えば、妙なすっとする匂いが鼻にまとわりついていた。
「…………!!」
「お、起きたか」
 眼を覚まし、少し離れたところに小波の姿を確認し、
怒りの衝動に身を任せて体を起こそうとしたところで、芙喜子は痛みにバランスを崩して、布団に倒れこんだ。
質のいい羽毛布団が、芙喜子の身体を柔らかく包む。
寝起きで思うように動かない身体には、昨夜の微かな痛みにまぎれてどこか心地よい疲れも残っている。
「ん……・」
 微かな痛み。そう感じたのは別におかしいことではない―腕についている赤い跡には、
軟膏のようなものが塗られていた。先ほどの匂いの正体は、これだろう。
 どうでもいいところで、気がきくんだから。馬鹿。
 呪詛を胸中で吐き捨て、再び小波を見やる。
「ずいぶん疲れてたみたいだな。もう昼だぞ」
「……?」
 突っ伏した顔を起こして、部屋を見渡し、時計を見る。
確かにちょうど正午を過ぎたところだった―ホテルのチェックアウト時間は、とうにすぎているだろう。
「まあ、たまにはこういうのもいいけどな」
「…………」
 それを気にする様子もなく、小波が近寄ってきて布団越しに、頭をぐしゃぐしゃと撫でてきた。
いつもなら、それに皮肉の一つでも返さないと気が済まないのだが、
 今は何も、言いたくなかった。
「……」
 もっとも、昨日味わった屈辱を忘れたわけではない。
 倍―いや、十倍返し。
 固く決意したところで、彼の声。
「昨日はずいぶん可愛かったぞ、芙喜子。……次もよろしくな」
 その笑いを含んだ声に向けて、芙喜子は小さく。
「……ばか」
 つぶやいて、傍らの枕を小波に投げつけた。

392:名無しさん@ピンキー
08/12/06 18:01:03 0WAdwfPh
終わりです。真央はたぶん発売ぎりぎり
今更なんですけど萌えスレの転載ってどう扱えばいいんでしょう?
もしかしたら保管してほしくない作品が転載されたりすることもあるのかなと思ったのですが

393:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:40:39 EDewiqP4
今更なんですけど、なんとGJなんでしょう。

394:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:41:18 EDewiqP4
ageちまった・・・俺はまだまだ甘い・・・

395:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:52:06 mKHXSZuc
うおおおおおおおお!!これはいい芙喜子!!
GJ!!GJ!!素晴らしいの一言につきます。

萌えスレの物も構わずに入れていいと自分は思うよ。
もしダメだったらコメントで言えばいいだろうし

396:名無しさん@ピンキー
08/12/06 22:50:15 u4H8sJ7S
もう素晴らしいよね。
GJ!

397:名無しさん@ピンキー
08/12/07 13:22:03 uAfWM8dH
芙喜子かわいいよ芙喜子

398:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:42:52 nAh837mB
朱里の話を書こうと思います。
暗めで朱里本人ではないけど少し陵辱映写もあるので注意。

399:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:47:48 nAh837mB
裏世界に勢力を伸ばし始めた大神グループ。
それと対立する旧勢力の一つ、ジャジメント。
彼らは大神に対抗するために戦闘用アンドロイドの開発を世界各地で行っていた。
その戦闘能力を計るために開かれた大会。
自分達はその当て馬として造られた。

『生き延びるために』

「君たちをこの大会に出場者として参加させる」
意識が生まれた後に自分達を造った者が放った言葉。
側には自分と同じく造られた者…自分の姉妹。
「この大会はジャジメント幹部の皆様が、そしてゴルドマン会長様も
この大会を視察なさる。失礼のないような戦いをしてもらいたいね」
「質問していいかしら?」
「なんだね…人間名、浜野君?」
自分の質問にこちらを見下すような仕草をしながら問う。
「何故私達を女性として開発させたの?
男性の方が戦闘力が向上して効率的なはずよ」
「ふん、旧型として開発したとはいえなかなか利口な子だ。
答えは簡単さ、『そのほうが観客の皆様が喜ばれる』からさ」
「なんですって…!?」
姉妹達も驚きの表情を隠せない。自分達アンドロイドは戦闘用ならば、
効率的な男性の方が有利なはず。
「意味はわかるだろう?相手は新型のアンドロイド。
それに君たちは旧型のもの。何の目的かわかるだろう?
まあ、精々がんばることだ…」

「そんな……どうしたらいいの?」
造られた姉妹は自分を含めて四人。
それぞれ一つずつ武器を持たされて大会まで待てと支持を受けた。
そんな中、一人の姉妹の一人がぼやいてから話が進んだ。
「私達は旧型として造られたのよ、新型のあいつらに勝てるわけないじゃない」
「生死をかけた戦いなのよ…負けたら処分されるわ」
「処分だけじゃない…私達は女だから……」
与えられた知識からでも敗北した女性が死の前にされることなど理解している。
だからこそ、余計に憎んだ、男というものを…。
「朱里はなんとも思わないの?私達はこんなもののために造られたの?」
「今更どんなこと言ったって戦わなきゃいけないのよ。
私達は勝てばいいのよ」
そうだ、勝てばいい。旧型とはいえ勝てば生き延びることができる。
大会の目的と異なる結果となって上の奴らが許すとは思えないけど。
「でも…そんなこと…」
「冷静に見て私達があいつらに勝てる確率は1%にも満たないわ。
でも0ではない…ならばやるだけよ…」
ほんのわずかしかない確率、それでもやるしかない。
その中、姉妹の一人が言った。

「一つ、提案があるんだけど……」

400:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:48:23 nAh837mB
「何かしら……?」
もう一人が発言した一人に問う。
自分達にこんな感情は作られていたのか、体を震わせながら言う。
「渡された武器を…一人ずつじゃなくて、
一人にすべて使わせればあいつらに勝てるのじゃないかしら?」
「…!でもそれって…」
「ええ、武器が無くなれば私達が勝てる可能性は0になる。
でも一人がすべて使えば5%くらいで奴らに勝てる!」

確かに一人ですべて使えば勝つ可能性は増える。
それは間違いではないが、三人は確実に負けることになる。
それがどんな意味かをみんな知っている。
でも誰がすべてを使うようにする…その話が続いた。
そして決まったのは…。
「朱里…あなたにすべて任せるわ…」
「私が…」
選ばれたのは自分。四人で話し合った結果だ。
最初はどうしてこうなるのかはわからなかった。
みんな生き延びたいはずだ。当て馬のために造られて破壊される運命など認めない。
それでも…姉妹達が自分に賭けたことなんだ。
絶対に勝たなくてはならない、そう思った。
「そうだ朱里、オカリナ吹いてくれない?」
「オカリナ?」
「ほら、あなた生まれた時に偶然、オカリナ持って勝手に吹いていたじゃない。
綺麗な音色だったわよ」
「ああ!あれね。確かに結構綺麗な音色だったわね。
こんな時だから一曲何か吹いてよ」
「……ふん、わかったわ」
これから自分以外の三人は確実に死ぬ。そのはずなのに何故か三人に怯えなどはなかった。
自分一人に賭けてくれることを信じてくれているのだろう…。いい姉妹だった…。
「じゃあ、行ってくるわ…」
姉妹の一人がそう言うと共に会場へと姿を消す。
モニターで試合の様子を見ることはできた。
武器を持っていないのに晴々とした表情の彼女。
装甲で身を固めた相手の男性…。

401:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:48:59 nAh837mB
勝負は一方的だった。
凄まじいスピードで銃を抜いて撃ちはなった弾丸を避けることができない。
接近されて体を切り刻まれる。
彼女の攻撃をあっさりと回避して反撃に移る。
これが新型の力だった。
結果はわかっていた、しかし許せないことはあった。
観客達である。
彼女が殴られ切り刻まれ悶えるごとに罵声と狂喜の言葉を放つ。
裏で自らの利益のための行動をするものたちの欲望が目に響く。
彼女が完全に動けなくなっても相手は攻撃を止めなかった。
そればかりではない。
倒れた彼女に覆い被り服を引き裂いたのだから…。
「…!!」
会場は驚愕の声こそ上がったがすぐさま狂喜の声に変わった。
全身が露になった彼女は何も抵抗ができないまま相手に体を触れられる。
鎖骨から乳房を乱暴に揺さぶられ無理な体勢を強いられる。
彼女の言葉にならない悲鳴が会場の罵声の中に虚しく響く。
散々体を弄ばれた後に彼女は全身を貫かれて絶命した。

402:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:51:14 nAh837mB
残りの二人も勝負は一方的に終わった。
さっきの姉妹の一人のように全身に辱めを受けてから、命を絶たれて…。
「いよいよ、私の番ね……」
見るのが辛くなり人はなれた所でオカリナを吹いていた。
綺麗だといってくれたもういない姉妹達。
モノである自分達が持ついらないはずの感情で…。
「しかし、さっきの三人はなんなんだね?ルッカ」
試合の場に戻ろうとした自分にそんな声が聞こえた。
「彼女達はいわゆる当て馬、我がグループの新作の実験台にすぎません」
「なぜそんな弱い者共を大会に出場させるのか…。
オオガミとの戦いはもう始まっているのだぞ?僅かなリスクにも…」
英語で話している年をとった男の声と、若い女性の声だ。
聞いた事はある。ゴルドマン会長と秘書のルッカだ。
「しかしあと一人残っているではないか。
その娘はもしかしたらうまくいくのではないのかね」
「そんなことはありえません。
東洋のポンコツ雌猿が新型に立ち向かえるものですか」
「ルッカ、言葉を慎め!」
「申し訳ありません…会長」

「ふざけないで…何がポンコツよ…!!」
怒りを抑えながら会場へと向かった。
試合の場では大勢の観客達がこちらを見渡す。
その目は醜くこちらがどうなるかを楽しんでいるような汚れたものだ。
相手も完全にこちらを甘く見てその気になっている。
「絶対に負けるもんですか…生き延びてやる……」
これからどうなるかなど先のことなど知らない。
ただ目の前にいる敵を倒すだけ。
自分に賭けた三人達の力が自分の中にある…だから負けない…!
「うおおおおおおおおおっ!!」
すべての能力をフルに活用して自分は突撃した…。

403:名無しさん@ピンキー
08/12/07 19:53:15 nAh837mB
これで話は終わりです。
朱里ならこういう話があるかなと思った。
今度はサイボーグ同盟の誰かにしようと思います。

404:名無しさん@ピンキー
08/12/08 00:37:08 lxtY/5Gq
Gj

405:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:33:21 IvmFDo/3
さらなお話投下。
スマナイがエロくはないです、はい。

406:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:33:52 IvmFDo/3
12月の一週目の休日。
私立・親切高校最寄りの街に、疋田と真薄の二人は出かけていた。
定期テストも終わり、勉強で疲れた頭を映画でも見てリフレッシュしよう、と言うわけである。
「疋田先輩、何の映画見に行くんですか?」
「荷田先輩は『ガンダーロボvsモグラゾンビ』がいいって言ってたけど、『RED BRICK』の方が人気があるよな。
 真薄は何がいい?」
「先輩が見たいやつでいいですよ。前者以外で。」
「同感だ。う~ん、じゃ、『RED BRICK』にするか。」

「映画館に着きましたけど、人多いですね。」
「ああ。もっと早く出て来ればよかったな。」
長蛇の列に並び、チケットを買う。
(1時間近く待ち時間ができたな)
「・・・スポーツ店で暇潰すか。」
「そうしましょう。」

外も人でごった返している。
(・・・リフレッシュどころか、帰る頃にはクタクタになっるかも。)
慣れない人ごみは身体というより気の方が滅入るものだ。
「しかし、服がないとはいえ、ユニフォームは浮いてるよな。」
「でも、制服は着慣れてませんからね。」
余計疲れる。
私服を着て出れないことでハメを外せない様にしているのだろうが、
「なんか、場違いだよな、俺ら」
「・・・ですね。」

「あれ、あそこにいるのキャプテンじゃないか?」
「みたいですね。」
「お~い、キャプt」
声をかけようとしたら止められた。
「何で止めるんだ。別に声かけるぐらい…」
「小波先輩の隣。」
「隣?」
「うちの女子生徒・・・。まさか、キャプテンの連れか!」
「かなり仲良さそうですよ。」
「・・・キャプテン、ただの野球バカだと思ってたけど、隅におけないなぁ。」
「青春でやんす・・・」
「うわぁ!荷田先輩どこから出てきたんですか!」
「まさか小波くんに先を越されるとは思わなかったでやんす。」
(女の子連れているんだったら、荷田先輩よりは小波先輩の方が納得が行くけどなぁ)
「じゃあ、邪魔しちゃ悪いし、俺たちもさっさと行こう。」
「行きましょう。じゃあ、荷田先輩また・・・」
「おいらはつけるでやんす。」
「「え?」」
「裏切り者をできるだけ克明に観察して、弱みをいくつか握っておくでやんす!」
((…うわぁ))

407:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:34:56 IvmFDo/3

「もうすっかりクリスマス一色だ。」
12月に入り各店舗はイルミネーションを競うように飾りつけ、引っ切り無しにクリスマスソングを流している。
ワイワイと活気あるそんな通りを歩いていれば、否が応にも気分が盛り上がってくる。
「本当に。去年みたいに変わり目もいいですけど、やっぱりこう華やかなのもいいですね。」
ましてや隣に彼女―芳槻さらがいるのだから、気分が下がる方がおかしい。
「受験が無ければ、クリスマス当日に来たかったですね。」
「そうだな。まあ、今年は仕方ないよ。」
それに、二人きりで屋上で過ごすのも悪くないと思う。
「ところで、毎日勉強頑張ってるけど、無理してない?」
「今が頑張り時ですから。手は抜けません。」
「頼むから、倒れるまで勉強しないでよ。」
一度、寝不足で体調を崩して倒れた前科がさらにはあった。
そばに高科がいたらしく大事はなかったが、二度も三度も倒れられては困る。
さらの顔が赤らむ。
「わ、わかってます。小波君の方こそ大丈夫なんですか、追試。」
「う・・・」
二年と半年、野球に全てを費やした代償は重かった。
甲子園から帰ってくるや否や補習の猛攻を受け、定期テストでは相も変わらず越後や高科と壮絶な接戦を繰り広げ、
追試の追試の追試の・・・えっと何回目だっけ、まあ追試を受け続けている有様だった。
われながら、ひどい。
「小波君の勉強を見るのも大変なんですよ~」
で、抜け殻みたいになって屋上へ上がってくる自分を見るに見かねて、さらも勉強を教えてくれているわけだ。
彼氏としては、受験勉強をバックアップしてやりたい(もちろん勉強以外の面で)のだが、完全に足を引っ張っている。
「お、俺のは無理に見てくれなくてもいいんだぞ。」
「いえ、好きでやってるので。」
一応、断りを入れてみるが即刻笑顔で却下。
正直、さらといる時ぐらいは勉強のことを忘れていたいわけだが。
「人に勉強を教えられるってことは、その知識が定着してるって事なんです。
 それを確認できるだけでも、小波君に勉強を教えるメリットはあります。」
こう言われては断ろうにも断れない。
しかし、当の本人の理解スピードが遅すぎて、全然確認作業がはかどらない気がする。

408:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:35:31 IvmFDo/3
「それに・・・」
「それに?」
まだ利点があるのだろうか?
しばらく言うかどうか迷っていたようだが、顔をうつむけてつぶやいた。
「その、こ、小波君と一緒にいれる時間が増えますし・・・」
「そ、そうか。」
少し顔がほてるのを感じる。
うつむいた顔が真っ赤になってるのは想像に難くなかった。
「ん~・・・・・・・」
「おっと。」
今にも走り出しそう感じがしたので、さらの手を握る。
さらはビクリと身体を反応させて、ますますパニック状態。
性格だから仕方ないといえば仕方ないが、自爆されるのは困る。
まあ、あたふたしてる可愛らしいさらを見れるのなら、多少困るぐらい問題ないけど。
「なあ、さら。」
「は、はいっ!なっ、なんでしょうか!」
なんと言うか、アニメだったら目がグルグル渦潮になってそうな混乱っぷりである。
そんなさらを安心させるため、―というより自然にだけど、これでもかというほど笑みを浮かべてこう言った。
「せっかく勉強を放り出して街まできたんだからさ、もうちょっと落ち着いておもいっきりクリスマス気分を満喫しよう!」
一瞬キョトンとした顔になったが、少し顔をうつむけて、
「はい。」
と言ってうなずき、破顔した。
今の街の雰囲気にぴったりの笑顔である。
「よし、じゃあ行こう!」
さらの手を引き一緒に歩いていく。
こんな街の中で暗い顔をしてるやつは馬鹿だ。
馬鹿に違いない。

409:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:36:01 IvmFDo/3

「うらやましいでやんす、ねたましいでやんす!」
暗い顔はしていないが、いろいろとダークなオーラを纏った男が一人。
つけて来なければいいものを、つけて来たためにイチャイチャする様を見る羽目になってしまった。
「手まで繋ぐなんて、許せないでやんす。・・・よし、こうなったら、ちょっと邪魔をs」
(ガシィッッッッ)
突如すごい力で襟首を掴まれて振り向くと、そこにはクラスメートが一人。
「は~い、ニュダっち。ちょっと待った。」
「な、なんでやんすか、高科。ニュダって言うな。」
何故だろうか、笑っているのだが・・・怖い。
「仲睦まじい二人に水を差すのは、感心できませんねぇ。」
「べ、別においらは・・・」
「呪詛の言葉が私の耳に飛び込んできたのですが、聴き間違えでしたか?」
「き、きっと聴き間違いでやんす!」
「へ~。じゃあ、コレも?」
目の前に突きつけられるテープレコーダー。
(『おいらはつけるでやんす!』)
「そ、それはでやんすね・・・ていうか最初からでやんすか!?」
弁解の余地無し。
「ニュダっち、世の中は辛い事が多い、って話ですよ、知ってましたか?」
「知らないでやんす!知りたくもないでやんす!は、離すやんす!」
「往生際が悪いよ、眼鏡くん。掴まれたら最後、もう逃げられないから。」
同じように襟首をつかまれた女の子が言う。
なんか達観してる模様。
「諦めが早過ぎるでやんす!」
「いつきはかれこれ5回目ぐらいですもんねぇ。あ、そこのビル、今テナント募集中らしいですよ?さ、行きますですよ!」
「だ、誰か、助けるでやんす~!」

小波が機嫌よく寮に戻った時、疋田や真薄は少し冷やかしてきたが、荷田はとんと元気がなかったそうな。

おしまい

410:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:43:04 IvmFDo/3
デートイベントのウィンドウショッピングから着想。
この季節、街のどこかで二人で買い物してるかも、と。

機会があれば、さらルートでナオとの和解とか書いてみたいなぁ。

411:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:14:30 KRf8LUoU
GJ

412:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:16:21 PrjIpIIh
荷田アホスw

413:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:26:42 mjl96KG3
お二人ともGJです。
さら可愛いよさら

414:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:03:53 w1rB5EOQ
おお…久々の投下ラッシュ!!
職人さん方GJ!!

415:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:21:30 VlgqZnj2
ナオルートでもED後に姉妹丼ルートいけなくもなさそうだよな。
和解後だから修羅場にはなりそうもないが。

416:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:43:44 bA9M14yF
個人的な意見だがさらはナオハッピーエンド後が一番好きだ。

417:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:06:40 w1rB5EOQ
>>415
まさに今書いている途中です…

418:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:36:10 zgYMXnJf
>>417
めっちゃがんばれ超頑張れ

419:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:45:45 DLe5H+v7
ナオとさらのWフェラとかもうウホホホホーイ

420:名無しさん@ピンキー
08/12/10 09:22:45 EVRfz72g
「ふひひ、アカネ…俺のものになれー!がおー!」
「きゃーっ♪」
「そこまでよ!(ガラッ)」
「リン…」
「小波君、アカネを食べてみようとか考えたでしょう」
「いや俺は何も…」
「ダメですからね!いい?これは日本だけではなく先進諸国の法律に抵触…
聞いてなかったでしょう」
「…」
「これは倫理的にも問題があるのよ!いい?アカネはまだ仮にも高校生で…」
チャーラッチャッチャーン(スネークイータァー…)
「あなた時々、任務のこと忘れてない?」
「いやそれは…」
「黙って聞く!」

「リンお姉さんはパラメじゃなくてEVAですよね」

421:名無しさん@ピンキー
08/12/10 18:53:16 PKHsP8gr
6主「タイムパラドックスだ!」

422:名無しさん@ピンキー
08/12/10 20:56:01 FtcjzYnn
つかぬことを聞くですう
10のSSって発売からどれくらいたってから投下されてた?

423:名無しさん@ピンキー
08/12/10 21:01:16 A/JdFDP/
一番早いのは12/12のカズのかな、約一週間後
メル欄にネタバレ注意って書いてあった

424:うどん人
08/12/11 21:00:20 +eA4H56b
タマちゃん物を投下します。
もしもタマちゃんが~の続き物と思ってください。
時間軸がおかしいと思っても、スルーしてください。お願いします。

425:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:01:28 +eA4H56b
 秋――。
 楓の木が真っ赤に染まり、銀杏の葉が黄色く変わるこの季節。
 俺達はある有名行楽地の遊歩道を、二人並んで歩いていた。
 一言に秋と言っても色々な秋がある。
『食欲の秋だ』と言う人もいれば、『読書の秋だ』と言う人もいる。
 あと『スポーツの秋』とも言うけど、毎日のように野球をやっている俺達はどうなるんだろうか。
「タマちゃんはどう思う?」
「単なる野球バカじゃないのか?」
「……もしかして俺バカにされてる?」
 鋭い一言に相槌を入れながら、長い一本の山道を歩いていく。
 最初に言った通り、木々は色とりどりに染まっていて、道端には銀杏の実が大量に落ちていた。
「………それにしても……」
「ん?」
 ポツリとタマちゃんが呟く。
「行楽日和にしては、擦れ違う人が少なくないか?」
「………そう言われてみれば……」
 確かにおっしゃる通りで。
 今まで結構歩いたつもりだけど、見かけた観光客は数えられる程だった。
 ………まぁ、考えられるとすれば
「最近寒くなったからね。多分みんな外に出たくないんじゃない?」
 天気予報で言っていたけど、特に今日と明日は冬並みの気温らしい。
 俺がそう言うと、どこか納得したようにタマちゃんが頷いた。
「それもそうか。正直に言うと私も少し寒くてな」
「………大丈夫? 俺のジャケット貸そうか?」
「いや、それだとお前が寒いだろう」
 それには及ばんと、首を横に振るタマちゃん。
「いや、だけど……」
 震えるタマちゃんの姿を見て思う。
 いつもの服に上着を一枚羽織ったその格好。それだけじゃこの寒さには堪えられないはずだ。
 スカートからはみ出している足とか太股とかは特に。
「じゃあマフラーだけでも……」
「私の事は心配するな。今回はお前がメインなんだからな」
 頑として首を縦に振ってくれない。
「………それなら――」
 そして考える。二人とも暖かくなる方法。
 頭の中にある考えが浮かび上がった。
「じゃあさ、タマちゃん」
「なんだ?」
「二人で暖め合うっていうのはどう?」
「………一応聞くが、どうやって?」
「え? それはもうこうやって抱きしめ合って……」
「アホかお前は」
 タマちゃんのデコピンが俺の額に突き刺さった。


 『秋の風物詩』

426:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:02:41 +eA4H56b
 何で今俺達がこんな所にいるのか。
 それを説明をするなら、話は数日前にさかのぼる。
「おい小波、どこか行きたい所はないか?」
 日本シリーズも終わり、完全にオフシーズンに入った俺達二人。
 全てはタマちゃんのこの一言から始まった。
「…………え?」
 タマちゃんの口から、こんな言葉を聞くのは非常に珍しい。
 思わず疑問の声を上げてしまう。
「なんだ? その腑抜けた顔は」
「あ、いや……タマちゃんがそんな事を言うなんて珍しいなって思って」
 デートの時もHの時も、いつも誘うのは俺の方からだったはずだ。
 ………まぁ、今はそれは置いといて。
「どこかに行こうって………何で?」
 もっともな疑問をタマちゃんに投げ掛ける。
 すると、どこか心配そうな声が返ってきた。
「いや、今年は日本シリーズまで戦ってお前も疲れが溜まっているだろうし、
私なりに休ませてやろうと思ったんだが……」
 迷惑だったか?とタマちゃんは言葉を続ける。
 慌てて返事を返す。
「いや、そんな事ないって! すごく嬉しいよ!」
 変な事を企んでるんじゃ……と、タマちゃんを疑ってしまった自分が情けない。
「そ、そうか? ならいいんだが……」
 今度は少し安心したような声。
 更にタマちゃんの言葉は続く。
「で、行きたい所はあるのか?」
「うーん……行きたい所ねぇ……」
 手を顎に当てて考える姿勢をとる。だけど何処も思い浮かばない。
 別にタマちゃんとならどこに行ってもいいんだけど……なんて考えていると、
「………ん?」
 窓の外。道路を挟んで向こう側。
 公園の紅葉が綺麗に染まっているのを発見した。
 頭の中に稲妻が走って、口が動く。
「じゃあさ、泊まり込みで紅葉狩りにでも行かない?」

 こうやって、俺達二人の温泉旅行が決定した。
 さっさと旅行の用意をして、バスに乗り込んで、旅館に着いて、そして今に至る。


「まぁお前も有名人だし、人が多いより少ない方が楽でいいか」
 話は戻って今現在の俺達二人。相変わらず二人並んで山道を上っている。
 因みに、タマちゃんに俺のジャケットを貸すという事で話はついた。
「そうなんだけど………ね」
「どうした?」
「人に見られて、何も言われない有名人って言うのもどうかと思うよ?」
 今までに擦れ違った人達は、俺に全く気づいてなかったような気がする。
 俺ってそんなに存在感がないんだろうか。サインくらい求められてもいいのに。
「………確かにお前から帽子とユニホームをとったら何も残らないからな……」
「ひどい! タマちゃんひどい!!」
「いや、冗談だ冗談」
「冗談にもほどがあるって!」
 フォローを入れたりしてよ、とまだタマちゃんに向かって叫んでいると
「むぐっ!?」
 タマちゃんが急に手で口を塞いできた。

427:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:06:13 +eA4H56b
「こら、静かにしろ」
 小声ながら妙に気迫の篭った声。俺は何か禁句を言ってしまったんだろうか。
 恐る恐る質問する。
「………どうしたの?」
「妙な声が聞こえた」
 どうやら違うらしい。
 こんな状況だけど、少し安心してしまう。
「……どうやらあそこらしいな」
 そんな俺をほっといて、辺りを観察し続けるタマちゃん。
 その視線はある所を捉えて離さない。
「………いってみようか」
 俺がそういうと、静かにコクリと頷く。目が本気だ。
「…………よし」
 気配を消すのは得意だ。
 足音を消して、息を殺して、木を壁にしながら目標へと少しずつ近づいていく。
 ばれないギリギリの距離まで接近し、木で身体を隠す。
 一度タマちゃんを見て、お互いに頷き、そっと身体をずらして目標を確認した。
 そこにいたのは………

「あっ! そ、そこはダメだって!」
「そうか? でも武美の身体の方は……」
「んんっ!?」
「かなり正直みたいだぞ?」
「うぅ……風来坊さんが親父臭い……」
「何を言う………か!」
「うあ゛っ………あ、ふ」

 下半身を露出して絡み合う男女の姿――
 ぶっちゃけ言うと、やってる最中の男女の姿があった。

428:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:07:11 +eA4H56b
「ほら、指がどんどん入っていくぞ?」
「やっ……あ……んっ!」

「…………………」
「……おい、小波」
 タマちゃんが何か言っているけど、頭に入ってこない。

「ここだってこんなに濡らして……」
「そ、それは風来坊さんが……」
「確かに弄ったの俺だけど、濡らしたのは武美だろ?」

「…………………」
「こら、もう行くぞ」
 タマちゃんの声が聞こえたけど、多分気のせいだろう。

「う゛ぁ……すご……ふかい……」
「う……さすがに立ってやるのは……キツイな」
「あ゛っ! やっ! おく、に、くる!」

「……………………」
「………おい、いい加減に……」
 多分空耳だろう。それか幻聴か何かに違いない。

「え!? だ、だめだめだめ! そっちの穴は!」
「こっちの穴、は?」
「!! うあ゛あっ!?」
「こんなに指をくわえ込んで……説得力ないぞ?」
「ん゛っ! ん゛ん゛っ! あ゛あぁ!!」

「……………………」
「……………………」
 ピキッ。
 何かが切れるような音がしたが、今はそれどころじゃない。

「うあ゛っ!! や、やめ! とん、じゃう……からあ!!!」
「飛べばいいじゃない……か。俺も、ヤバイ……」
「んあっ! あぅ……ぅぁあああああ゛ああ゛あ゛!!!」

 ガシィイイ!!
「ぐふっ!!?」
 急に後ろから首を捕まれた。
 絞められる首、薄れていく意識。かなり力が篭っていて、外せそうにもない。
「な、何…………」
 力を振り絞って後ろを振り返る。そこには――
「何度言ってもお前は………」
 灼熱の炎を目に宿したタマちゃんが立っていた。
「ほら、もう行くぞ」
 俺の首を掴んだまま歩き出す。
「タマちゃ……これ、外し……て……」
「断る」
「何で、こんなに……力…が……」
「ん? そんなに入れてるつもりはないんだがな」
 結局山頂に着くまで、俺はタマちゃんに引きずられ続けた。

429:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:08:01 +eA4H56b
 山頂―――
 山の頂上なだけあって、空間も、風景も、見晴らしも最高なんだけど、俺は生きた心地がしなかった。
「あの………タマ、ちゃん……?」
「なんだ」
「えっと………怒ってる?」
「別に」
 嘘だ。絶対に嘘だ。
 いつもより返事が素っ気ないし、態度だってものすごく冷たい気がする。
「ごめんなさいすいません俺が悪かったですもう二度としませんこの通り許してください」
 地面に頭を着ける勢いで謝りだす俺。
 一別するタマちゃん。その目は南極が暑く感じるくらいに冷たい。
「じゃあ聞くが……」
 ドスの効いた声で呟く。
「自分の何が悪かったのか言ってみろ」
「え? それ……は………」
 一瞬の間を開けて、答える。
「タマちゃんを無視した……から?」
「………本当にそんな理由だと思ってるのか?」
 どうやら違うらしい。
 冷たい視線が更に冷たくなった。
「え、えーと………」
 慌てて別の答えを考える。
 あの状況で、無視した以外にタマちゃんが怒りそうな事怒りそうな事怒りそうな事―――!
「………俺があの女の人に見とれてた………から?」
 頭に浮かんだのはこんなバカみたいな答え。この働かない頭が憎たらしい。
 ………のだが、
「そ、そんなはずがないだろう」
「………マジで?」
 顔を赤くして、俺から顔を背けるタマちゃん。思わず突っ込んでしまった。
 …………まぁとにかく、原因が分かれば話は早い。
「いや、まぁ……確かに見てたけどさ……」
 頬を掻きながら、バツが悪そうに喋る。
「それは何と言うか……男の嵯峨ってやつで、悪気はないって言うか………」
「………まるで獣だな」
「うっ!」
 射殺すような視線が俺の胸に突き刺さる。
 こんな不機嫌なタマちゃんは初めてだ。
「いや、でも! 俺が1番好きなのはタマちゃんだから!」
 俺がそう言うと
「ほう………だけどな、小波」
 ツカツカと近寄って来て、いきなり俺の股間をわしずかみにした。
「ここをこうしていたら、説得力がないぞ?」
「いたっ!! 痛い痛い! タマちゃん離して!!」
「生理現象だから仕方ないかもしれんが……」
「止めて! もう俺のライフは0だから!!」
 納得の言葉に反して、かなりの力が篭った右手。
 さっきの首も痛かったけど、これは異常だ。
「ぐ………あ………うぅ」
 苦しみで意識が遠くなっていく。このままでは息子は使用不能になってしまうだろう。
 それだけは避けなければいけない。
 俺は反撃に出る事にした。

430:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:08:53 +eA4H56b
「タマちゃん!」
「むぐっ!?」
 強引に唇を奪う。
 タマちゃんが身体を引いて逃げようとするけど、後ろに腕を回して逃がさない。
 そのまま押し切るようにして、人目が付かない所へと移動した。
「ん!? ふ……ん、んん……!」
 舌を侵入させようと唇を押し上げる。
 歯を閉じてガードしてきたけど、それならばと、歯、歯茎周辺を何度も何度もなぞっていく。
「こ、こら小波……んんっ!!」
 声を出したチャンスを逃さず、一気に舌を侵入させた。
 逃げるタマちゃん。追う俺。舌と舌が絡み合って、暖かい唾液が伝っていく。
 キスを重ねるにつれて、次第に股間の力がだんだん弱くなってきた。
「わ、分かった。よく分かった!」
 一旦体を離して、タマちゃんが叫ぶ。
 その顔は楓に負けないくらい真っ赤っ赤だけど。
「お前の気持ちはよく分かったから、これ以上は……な?」
 必死で制止をかけてくる。
 が、俺の動きは止まらない。止めようがない。
「ごめんタマちゃん。それ、無理」
「………え?」
「何かもう我慢できない!」
 あれだけの激しい行為を目の前で見た後、股間を握られたんじゃ仕方がない話。
 全部お前の責任だろとタマちゃんが喚いているけど、気にしないでおこう。
「タマちゃんだって分かるだろ? 俺のここがどうなってるか」
「う………ま、まぁ……な」
 今までずっと握られていた息子を、改めて握らせる。
 固く膨れ上がった我が股間。タマちゃんの小さな手の感触が気持ちいい。
「と、いう訳で」
 顔の前で手を合わせ
「いただきます」
 礼。
 セーターを捲り上げて、手を中に侵入させた。
 腹をなぞるように、指を上へと這わしていく。
「冷たっ!! お、おい! こら!」
「あー……そう言えば手袋してなかったしなぁ……」
 寒空の中、素手のままで歩いていたのだからしょうがない。
「………まぁこれも新しい刺激って事で……」
「いや、だからせめて旅館で……!」
「大丈夫。そのうち温かくなるから」
 タマちゃんから中断の意見が出たけど却下。ここまできたら、もう引く事なんて出来やしない。
 服に隠れて見えないけど、多分色気ないであろう胸の下着を、手探りで外していく。
「あっ………だ、だか……らぁ……!」
「うわぁ………タマちゃんの胸、温かくて柔らかくて気持ちいい……」
 スベスベとして柔温かい肌の弾力。いつもよりも数段気持ちよく感じる。
 この胸に全身で倒れ込む事が出来たなら、さぞ幸せな事だろうと切に思う。

431:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:09:59 +eA4H56b
「やっ………あ、は……」
 触れるように軽くタッチ。寒さのせいだろうか、既に乳首が若干固くなってるような気がする。
「………そう言えばタマちゃん寒そうだったしね」
「あ………まぁ、そうだが……」
「じゃあ体の芯から暖まってもらわないと」
 そう言って、乳首を軽く抓る。
「あぁっ!」
 感度良好。タマちゃんの身体が少し震えた。
 更に刺激を与えようと、胸を攻めつつ、舌を首に這わしていく。
「こ、こら! な、舐めるのはいいが、絶対に吸うなよ!?」
「……確かにそれはまずいね」
 出来立ての赤い跡が付いてるのを人に見られたら、何をやっていたか言っているようなものだ。
 …………でも
「やめろって言われたら、余計やりたくなるのが人間だけどさ」
「………もしやってみろ? 私もお前に爪痕を付けてやるからな」
 ものすごいジト目で睨んでくるタマちゃん。
 大丈夫、安心して。やるつもりはないから。だからそんな目で俺を見ないで。
「じゃあ、これは首筋の分!」
「んっ!」
 耳の外周りを指で弄りながら舌を這わしていく。
「谷間の分!」
「ふっ………ん、あ……」
 今度は甘噛み。時に小鳥のように優しく。時に獣のように少し強く。
「そしてこれが胸の分だ!」
「やっ! あっ……こ、ら……汚っ、い……!」
 最後は耳の中。舌を使って全体を綺麗に舐めとっていく。
 汚いだなんて言うけど、とんでもない。耳からは垢の一つも出てこなかった。
「大丈夫。ものすごく綺麗だよ」
 そう耳元で呟いて、再び耳たぶを甘噛みすると
「あ………は、ぁ………」
「うわっ! タ、タマちゃん!?」
 膝が折れるようにタマちゃんが崩れ落ちた。
 倒れる身体を慌てて支える。髪から甘いいい臭いがした。
「もしかしてタマちゃん……耳、弱いの?」
「いや………よく分からんが……力が……」
 全身を支えるように、俺にしがみつくタマちゃん。
 どうやら本当に上手く立てないらしい。
「…………ひょっとして」
 試しにもう一度、耳の中を指で掻き回してみた。
「こ、こら! やめっ………!!」
 ズルズルと、タマちゃんが下に滑り落ちていく。どうやら間違いないらしい。
「ここもタマちゃんの弱点か……」
 新たな発見に、顔がにやけるのが分かる。
 この様子だと他にも色々と弱い所がありそうだ。例えば、背中とか、うなじとか、足の裏とか。
 まぁそれはいつか調べるとして。
「次はこっちだね」
 寒そうに外に素肌を晒している太股。今はそこの感触を調べる事にする。

432:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:10:49 +eA4H56b
「うーん……冷え切ってるね」
 一度触ってみて、改めて感じるその冷たさ。
 俺の手までとはいかなくても、タマちゃんのそこはかなり冷たかった。
 摩擦して温めるように、何度も何度も手を往復させる。
「やるなら……さっさと……!」
 じれったいとタマちゃんが懇願してくるが、
「まぁまぁ、わびさびって物があるから」
 構わずに太股の柔らかさを堪能する。
 絶対にアソコだけは触らずに、太股、足の付け根、反対側と、その周りだけをなぞっていく。
「あ………こな、み……」
「ん? どうしたの?」
「頼む。もう……」
「頼むって何を?」
 分かっているけど、あえて聞き返す。タマちゃんの顔が真っ赤になった。
 意地が悪いね、俺も。
「う………あーー……うう……」
 もの凄く恥ずかしそうにタマちゃん。
「頼むから………ここも、触って………くれ」
 プルプルと震えるそのて手で、自分の股間を指差した。
 顔が極限まで緩む。
「タマちゃんがそう言うなら、仕方ないね」
「いや! お前が!!」
「ん? 何の事かな?」
「………この……! 後で覚えていろ………!!」
 鋭い視線が俺を貫く。
 もう少しこんなタマちゃんを見てみたい気もするけど、イジメるのはこれくらいにしておこう。
「! んっ!! ふ………あぁっ!!」
 ショーツの上からなぞるなんて、まどろっこしい事はしない。
 ショーツをずらし、指をタマちゃんの中へといきなり挿入した。
「はっ! やっ………あぁ゛!!」
 熱く、ヌメヌメとした感覚が俺の指を包んでいく。
 指がものすごく熱いのは、俺の指が冷たいのか、それともタマちゃんの中が熱いのか。
「タマちゃんもHになったよね。もうビショビショだし」
「うあ゛っ! そん、な……ことは……!!」
「大丈夫。俺はHなタマちゃんも大好きだから」
「……え? ……や、あっ! ああ゛っ!! あああ!!」
 指の動きを激しくする。指の根本近くまで入れたと思うと、掻き出すように抜く。
 腰のピストン運動にも勝るも劣らないくらいに激しく、深く。
「あ゛っ! はげ、し……い……!! う゛あっ!!」
 力が入らないのか、力の限りしがみ着いてくるタマちゃん。
 もう前戯は十分だろう。これが最後と口を塞ぎ、ラストスパートをかけた。

「ん゛っ!? ん、ん、んん゛ん゛っ!! ――――っ!!!」
 声のない絶叫。股間から溢れた愛液が腕にかかる。
 身体の震えが収まるのを待ってから、声をかけた。
「………もう準備は満タンだよね?」
「………うぁ………まぁ………」
 切れ切れながらも、了承の答え。急いでズボンを脱いで息子を取り出す。
 はっきり言って、もうとっくに我慢の限界を超えている。
 木をタマちゃんの背もたれにして、俺はヒクヒクと震えるアソコに一物を挿入した。

433:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:11:37 +eA4H56b
「あ゛っ! やっ、あっ! うああ゛!!」
「お、あ………うおぉ……」
 攻める俺にも負担がかかる。深い、ものすごく深い。
 タマちゃんの体重のほとんどが俺に襲い掛かって、その分激しく息子がタマちゃんを貫く。
 俺がこれだけキツイのだから、タマちゃんはよっぽどだろう。
「やっ! やめっ!! あ゛あ゛……ん゛っ!!」
 喘ぎ声の中に苦痛の色が混じる。壊れるくらいに突かれているのだから仕方ない。
 少しでも楽にしてあげようと、お尻を持ってタマちゃんを支える。
「う……ぐ、あぁ……」
「これは………ヤバイ………!!」
 感度的にもだが、それ以上に肉体的に。身体を支えたら腕がキツくて、力を抜くと腰にくる。
 激しくは動けないけれど、少しくらいなら大丈夫。
 何とか姿勢を維持して、細かく動くことに決めた。
「あっ! は……あ、やぁっ!!」
 細かく動くと言っても、深く刺さった状態なら、かなりの刺激になるだろう。
 実際動いている最中に数回奥に先端が当たり、その度にタマちゃんが悲鳴を上げた。
「う゛ぁ………あ………こなみぃ……」
「……ん? 何?」
 力ないタマちゃんの声。
 キツさに顔を歪めながらも、顔を向ける。
「も………ダメ……頼む……」
 潤んだ瞳。涙が流れそうなその表情。
 その瞬間、俺に稲妻が落ちた。
「ゴメン、タマちゃん!!」
「へ? ……あ、あ゛っ!!?」
 急に、力の限り動き出す。
 腰にくるとか腕がキツイとか、そんな事言ってられない。
 タマちゃんのあの表情のためなら、俺はいくらでも頑張れる。
 タマちゃんを木と手で支えながら、腰を上下に激しく動かした。
「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」
「タマちゃん………もう……出る!!」
 息子の周辺から、何かが上ってくる感じがする。
 タマちゃんを感じるにつれてそれは大きくなって、ついに入口付近にまで上ってきた。
 そして
「やっ! あ゛あ゛あ゛!!! あああああああああああ!!!」
「うあっ! あ、ああ゛! あぁ………」
 欲望が放たれて、お互いの股間を白く汚していく。
 震える身体。訪れる脱力感。しばらく抱き合っていると、力尽きたようにタマちゃんがその場に崩れ落ちた。

434:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:12:39 +eA4H56b
「た、タマちゃん大丈夫!?」
 慌てて後ろに回り込んで、抱き抱える様に支える。
 どこかに異常はないかと、顔色を確認していると。
「………この………獣………!!」
 鋭く、厳しい一言が飛んできた。
 罪悪感が俺の心を満たしていく。
「ごめんなさい。ホントにごめんなさい」
 とにかく謝る。何度でも謝る。謝る事しか出来ない自分が情けない程に。
「発情期のオス犬か、お前は」
「うぅ………すいません……」
 だが、タマちゃんの言葉が留まる事はない。どうやらかなりご立腹のようだ。
「あの………タマちゃん?」
「………何だ」
 ドスの効いた声。これはマズイ。
 何とかしなくては何とかしなくては――と、必死で考えた、その結果。
「………今何かしてほしい事って………ある?」
 機嫌を取るかのように、怖ず怖ずと尋ねる。
 この程度では罪滅ぼしにすらならないだろうけど、何もしないよりはマシだろう。
「………じゃあ、そうだな………とりあえず………」
 しばらく考えた後、タマちゃんは
「? その手は何?」
 俺に向かって片手を差し出してきた。
 そして、恥ずかしそうに呟く。
「…………起こしてくれ」
「え?」
「…………………腰が、抜けてしまって………」
「………………………」
 沈黙が辺りを包む。
 固まる俺。動かないタマちゃん。
 拍子抜けなお願いに、つい顔の筋肉が緩む。
「………ぷっ」
 一人で笑いながら、タマちゃんの手を掴んだ。
「じゃあ、起こすよ?」
「ああ」
 疲れた身体に鞭打って、力強く引っ張り上げる。
 が、それだけじゃない。
 その勢いに任せたまま、タマちゃんをギュッと抱きしめた。
「わわっ!? だ、誰が抱けと言った!」
「まぁ、いいからいいから」
 腕の中でタマちゃんがもがいているけど、気にしないでおこう。
 旅館へと帰るべく、俺は今まで上ってきた道を歩き出した。

435:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:13:37 +eA4H56b
「何度も言うがな、少しは我慢すると言う事が出来んのか?」
「いやまぁ、そうなんだけど………タマちゃんが可愛いから………」
「!! こ、この……馬鹿」
 場所は移って、旅館のすぐ近くの並木道。俺達はその旅館に向かって歩いていた。
 タマちゃんの機嫌もどうやら直ったらしい。今では手を繋いで歩いている。
 ただし、この旅行中のHを禁止にされたのは、かなり厳しい。
「はぁ………」
「どうした?」
「いや、何でもないよ」
 全面的に俺が悪いのだから、文句を言っても仕方ないだろう。
 男は諦めが肝心だ。今は今夜の料理に期待しよう。
 そう思いながら、今夜お世話になる旅館の扉を二人でくぐった。
「お帰りなさいませ」
 出迎えてくれる従業員の方々。その一言が気持ちいい。
「ねぇ、今からどうする?」
 隣にいるタマちゃんに聞くと、
「私は部屋でゆっくりと休むつもりだが?」
「………だよね」
 理由は説明しなくても分かるだろう。
 じゃあ行こうか、と歩き始めたところ……
「なぁ、こんないい所がこの時期に空いてるのか?」
「あたしを舐めないでほしいね。モバイルガールの名は伊達じゃないよ?」
 後ろから、どこかで聞いた事のある声がした。
 誰だっけと、確認するために振り返ってみる。と、
「「あっ!」」
「ん?」
「え?」
 声を出して驚き、その場に固まる俺とタマちゃん。
 お二方も何が何だか分からないのか、固まってしまった。
 つい二時間程前の痴態が、脳裏に浮かび上がる。
 忘れようにも、忘れられない。そんな二人組がそこにいた。
「あのー……あたしが何か?」
 どこか子供の様な雰囲気を感じさせる女性が尋ねてきたけど、回想中の俺の耳には届かない。
 そのまま固まって動かない姿を、見とれていると勘違いしたんだろうか。

 ガシィイイ!!
「ぐふっ!!」
 再び、俺の首筋を衝撃が襲った。
「あー、スマンな。何でもない」
「? そうなの?」
 俺の変わりに淡々と答えるタマちゃん。ただし手の力が弱くなる事はない。
「だ、だからタマちゃん……力が……」
「知らん。もう行くぞ………じゃあ、これで」
 二人に別れを告げ、昼間と同じように、首を持ってツカツカと歩き出す。
 せめて手を引っ張ってほしいと切に願う。
「タマちゃ………苦し……」
「………浮気者にはちょうどいい罰だと思うぞ?」
 いや、違うから! と叫びたいけど、首を絞められては不可能な話。
 努力も虚しく、結局俺はタマちゃんに絞められながら、二人の部屋へとたどり着いた。

436:うどん人
08/12/11 21:16:09 +eA4H56b
以上です。誤字脱字すいません。
そして管理人さん。ネタが被ってしまいました。
申し訳ありません。

437:名無しさん@ピンキー
08/12/11 21:42:07 rzkTsbZn
タマちゃんの可愛さは抜群でござる

438:名無しさん@ピンキー
08/12/12 00:29:37 EJQo6WTh
タマちゃんきてたあああぁぁ!!!!
最高でござる。タマちゃんと5主最高でござる。可愛いでござる。

439:名無しさん@ピンキー
08/12/12 16:21:59 otdZHPoU
超GJ
あぁぁぁタマちゃんかわいいよぉぉ
力いっぱい踏まれたいよぉぉ


440:名無しさん@ピンキー
08/12/13 08:48:43 rZ/Dgc7F
武美ってことはタマコは37歳以上になるのか

441:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:24:55 5OrcwdWB
そこは深く考えちゃだめだ

442:名無しさん@ピンキー
08/12/13 12:26:07 1/18RBRt
タマちゃんに足コキされたいよう

443:名無しさん@ピンキー
08/12/13 13:06:45 V6Hvy4OI
ほぅほぅ珠子さんじゅうななさいと

艶熟の絶頂じゃねーか…よだれが…

444:名無しさん@ピンキー
08/12/14 07:25:57 ZpuQ2ANA
梨子とかは攻めだと思うが、タマちゃんは受けしか想像できん

445:名無しさん@ピンキー
08/12/14 11:31:11 8vJpJVvb
タマちゃんは、まじめな性格だからな。
台詞や天然ボケで相手を翻弄することはあっても、いじめるイメージがない。

まじめなキャラの攻めってむずかしい。
どうしても相手の同意を求めそうだからな。

446:名無しさん@ピンキー
08/12/14 12:21:53 KTZrTR0p
玲菜ちゃんに踏まれたい

447:幽霊部員
08/12/14 19:25:20 0R6g1x8A
初めてでいきなり質問しますがう裏サクセスのエロパロって書いてよろしいでしょうか?

448:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:37:38 bgrEjYvg
>>447
>>1

449:名無しさん@ピンキー
08/12/14 19:40:11 ZtTRDyVl
何故ダメと言おうか。
是非書いてください

450:幽霊部員
08/12/14 21:43:34 0R6g1x8A
>>448
それはOKということでよろしいですか?

451:名無しさん@ピンキー
08/12/14 21:51:48 91wf5kCl
>>450
オールオッケーだよ、バッチ君

452:名無しさん@ピンキー
08/12/14 22:03:06 bgrEjYvg
>>450
いや、そういう質問をするってことは>>1にあるwiki見てないんでそ?
全部見ろなんて言わないから少し見てみたらいいんじゃないかな、と思っただけ

もちろんスレタイにある通りパワポケなら表だろうが裏だろうが問題ないよ

453:名無しさん@ピンキー
08/12/15 03:23:48 JRzgOxM+
幽霊部員とは...河島を思い出した。。。

454:幽霊部員
08/12/15 06:27:52 C5f7KTYc
それは書いてよろしいということですか?

455:名無しさん@ピンキー
08/12/15 07:10:14 /WyT6xT5
そうだから早く書いてください

456:名無しさん@ピンキー
08/12/15 18:34:02 Acq9wKkQ
「ヘルガ…お前を守って死ねるなら、それでいい…」
「死ぬなブラッド!お前がいなくなったら…誰がフローラのレジスタンスをまとめるんだ…!
くだらん自己犠牲に酔い痴れてないで、早く…早くいつものようにくだらないジョークでも言え…!」
「ぐぅ…」
「…ブラッド…!」
「…なんだ、泣いてくれるかと思ったんだけどなぁ」
「!」
「お前、俺がレーザーで腹やられたなって思ったんだろ?
パワードスーツの操縦用ペダルが腹に突き刺さっただけだった」
「…心配をかけるなこの大馬鹿者!一度殺してやろうか!」
「あだだだ!揺らすな馬鹿!傷が!傷が!」
「…さっさと衛生兵にみてもらえ!お前がいなくなったら士気も低下する!戦力の大幅な喪失だ!」

って話
誰か書い
て!

457:名無しさん@ピンキー
08/12/15 22:27:54 L9Rv+roy
10裏のリンヘルガキボンヌ(主人公と)

458:名無しさん@ピンキー
08/12/15 22:41:20 /WyT6xT5
10裏でヘルガが攻略できると分かった時、感動したのは俺だけじゃないはずだ

459:名無しさん@ピンキー
08/12/16 02:40:33 yX6qDb9y
唯お願いします

460:名無しさん@ピンキー
08/12/16 09:49:54 zYEgqESJ
ひあっ!

461:名無しさん@ピンキー
08/12/16 14:29:04 KEPPjh1h
俺もヘルガには興奮したもんだ・・。
ヘルガかわいいよヘルガ

462:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:42:11 +GJliRs4
ひぃ、いやだ、やめて!

463:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:38:15 sas+nr38
○><

464:名無しさん@ピンキー
08/12/17 19:01:38 PWN0PfgQ
>>463
ワロタ

465:名無しさん@ピンキー
08/12/17 19:33:18 HMaZUF18
春香ちゃんですね。わかります

466:名無しさん@ピンキー
08/12/17 21:53:16 6LrUBUr/
唯ちゃん…

467:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:44:29 2KhjyRR8
じゃあ俺は10の蘭を頼んでみる

468:名無しさん@ピンキー
08/12/18 02:29:45 7rPLzjAA
なら俺は武美を

469:名無しさん@ピンキー
08/12/18 02:37:05 E83Y96oB
10裏の主人公×リンが明日には書きあがりそうなんだが
11発売日の明日に需要ある?


470:名無しさん@ピンキー
08/12/18 02:52:06 +InbNley
そんなの関係ねえ!
よろしくお願いします

471:名無しさん@ピンキー
08/12/18 02:56:42 huzzLy2c
あるに決まってるだろう・・・!

472:名無しさん@ピンキー
08/12/18 07:48:42 1v+qr7+W
お願いしますだ。是非お願いしますだ

473:名無しさん@ピンキー
08/12/18 08:56:24 gd3yv8X1
真央投下。投下時期が重なるみたいですが、こちらも発売に合わせるってことでごめんなさい。
昔投下した奴の続きです。でも前のを読む必要はほとんどないです。

474:ねこ真央りたーんず
08/12/18 08:57:06 gd3yv8X1
 芹沢真央は衝撃を受けた。
自分の行動が間違っていたと知り、驚き、悲しみ、
ふがいなさに怒りすら覚えるほどの衝撃を受けたのだ。
 いつもと変わらない、日常とも呼べる悲日常。
その中に紛れ込んだ小さな異分子が、彼女の常識を変えたのだ。
「…………!」
 そして彼女は決意した。異常を、正常に正そうと。
小さな身体を震わせながら、目を決意の光りに漲らせ、手にした本をにぎりしめる。
 歪む表紙――そのぺらぺらとした安っぽい紙にはこう書かれていた
『にゃんにゃん娘々総集編』と。

「……ふぅ」
 小さな溜息をついて、男は荷物を床に下ろした。同時に後ろ手にドアを閉める。
やや耳障りな軋む音を背景に、彼はもう一度溜息をつく。
 二度も溜息をつかなければいけないほど疲れていたわけではない。むしろ、体力はありあまっている。
それを証明するように、鍛えられた身体を俊敏に動かし、彼―小波は球団寮の自室に足を踏み入れた。
軽く伸びをして身体をほぐしながら、そのまま部屋の隅に向かう。
そこには真新しい大きめの―彼女がいつ来ても大丈夫なように、買い換えた―ベッドがある。
 そこには溜息の原因。小さくて丸い、布団の膨らみが見えていた。
「……真央ちゃん?」
 ベッドの横までたどり着いて、愛しの彼女である芹沢真央の名前を呼ぶ。
多くの場合、野生の勘を持つ彼女は―例え眠っていたとしても―名前を呼ぶと、
何かしらの反応を見せるのだが。
「ま、お、ちゃん?」
 抑揚を変えて呼びかけても、布団の端からはみ出している黒い髪の毛は、
ぴくりとも動く様子がなかった。
 もしかしたら、新品のベッドの寝心地が良くて、深い眠りについているのかもしれない。
 一瞬だけ、小波は彼女を起こすかどうか迷ったのだが。
「…………それ!」
 寝ぼけ眼を擦る彼女の姿を見てみたくなり、一息に布団をはね上げた。
 ばさり。布団が舞う。寝ているならば飛びかかろうと思っていた小波の眼に映ったのは―
「あれ…………いない?」
 単純なダミー―丸められた毛布と、黒いかつらだった。
彼女の姿を求めて、きょろきょろと辺りを見回す。
人の気配は感じない。まさか部屋のどこにもいないということはないだろうが。
 と。

475:ねこ真央りたーんず
08/12/18 08:57:45 gd3yv8X1
「ぶぁ!?」
 唐突に上から何かに押しつぶされ、小波は地面に口づけをした。
何が起きたかわからずに、痛みに悶える彼の耳に届く鳴き声。
「……みやぁ」
 その声に何故か安堵感を覚えながら、
頭の上にある柔らかい感触を跳ねのけて、小波は立ち上がった。
すたっ。軽やかな着地音とともに、彼の足もとにちょこんと座った姿勢になったのは。
 いつぞや見た、猫スタイルの真央だった。
「いたた…………真央! ……ちゃん?」
「…………にゃぁ」
 にくきゅう付き手袋をつけた両手をちょこんと地面につけて、彼女はこちらを見上げている。
両耳は電池が切れてそのままなのか、前回のように動いてはいない。
前回は各パーツを除いて何もつけていなかったのだが、
今回は黒いふかふかした下着を穿いていた。猫の毛皮をイメージしたのか、触り心地もよさそうだ。
一番気になるお尻に挿入するタイプの尻尾はと言うと―さすがにつけてはいなかった。
 少し困るような、嬉しいような。
 そんなことを思いながら、痛む口元を押さえて、小波は問いかけた。
「いきなりどうしたの?……いや、可愛いけど」
「……みゃぁぁ……」
「!!!」
 すりすりと、小さくみゃぁみゃぁ鳴きながら、彼女は小波の足に頬を擦りつけてくる。
……正直なところ、少しばかり引いて、やめさせたほうが彼女のためになるような気がした。
恐らく彼女は何かを勘違いしてるのだろうが……それをそのままにしてもいいのだろうか?
(襲っちゃえよ!)
(いや、ここは断固注意するべきだ!)
 天使と悪魔のささやきが、小波の頭の中で響く。
とりあえず彼は足元をもう一度見て―何故かズボンにはむはむと噛みついている、
真央の可愛さを確認して―
「よし、間を取って後で注意しよう」
 もっとも無難な結論を出した。
「……にゃ?」
「いや、なんでもないよ……よっと」
「……み、みぁ」
 首回りのシャツを掴んで持ち上げようとしたのだが、
さすがに仔猫のようにうまくはいかず、真央が苦しそうにうめく。
「あ、ごめん……よっと」
「!!!」
「いたっ?」
 尻を抱えて持ち上げると、無言で引っ掻かれた。
引っ掻かれたとは言っても、真央はいつも爪を短めに保っているためあまり痛くもないのだが。
「ああ、ごめんごめん……よっと」
「……(こくり)」
 猫にするように脇の下を持ち上げると、彼女は満足そうにうなずいて。
「……みゃぁ」
 小さく鳴いて、小波の胸板に頬をすりよせた。

476:ねこ真央りたーんず
08/12/18 08:58:39 gd3yv8X1
(ぺろっ)
「!!」
 ベッドに彼女のやわらかい体を降ろすと同時に、
 ぺろり。真央が頬を舐めてきた。
生暖かい舌が、小波の顔を唾液で濡らしていく。少しむずかゆい。
頬から顎へと舌が移動して、慌てて頬へ戻る。
一応毎朝剃っているのだが、無精ひげがちくちくと痛いのだろう。
「んっ……みぃ……んっ……」
 どうも今日の彼女は猫の行動を真似しているらしい―
舐めながら、身体をすりすりと擦りつけてくるのもその一環のようだった。
「んっ……にぁ!」
 真央が頑張って演じているのを無下にはできず、
小波は彼女の腰と尻の間へと手をまわした。
イメージ的には尻尾の付け根である。猫(スキヤキ)の喜ぶ場所、第三位。
「真央ちゃん……尻尾は付けないの?」
「……」
 撫でながら聞いてみると、彼女はぷいっと横を向き、
するりと小波の腕から抜け出してしまった。
そしてそのままベッドの端へ行き、両手を揃えて四つん這いになって。
「……ふーっ」
 猫が毛を逆立てる時のような姿勢をとり、低い声で唸った。どうやら威嚇のつもりらしい。
前回彼女が猫の姿を取ったときにいじめすぎた結果、少々心に傷を負ったようだった。
「うーん……あ、そうだ」
「?」
 とはいっても、尻尾の無い猫ルックなど魅力半減である。
小波は振り返って手を伸ばし、ベッドの横に置いてある衣裳箪笥を探り始めた。
 幸いなことに、お目当ての物は十秒もかからないうちに見つかった。
取り出して振り向くと、真央は不思議そうに首をかしげ、ちょこんと座っていた。
「ほら、ベルト。ちょっときつく締めてあの尻尾を差し込めばそれらしくならない?」
「……みぁ」
 鳴いて、頷いて、真央がベッドから降りる……もちろん四つん這いのまま。
お尻をフリフリ振りながら、彼女はベッドの下へと潜り込んだ。
「?」
 疑問に思う間もなく、彼女は勢いよくベッドに飛びあがってきた。
手には以前使った尻尾―先端に、ピンクの棒が付いたエロい奴―がある。
 どうしてベッドの下に尻尾を隠したのか、聞かずに小波は真央へ飛びかかる。
「みぁ……ぁっ……」
 肩に甘く噛みつきつつ、手探りでベルトを腰にとりつける。
彼女はみぃみぃ鳴きながら、小波の背に両手を回してきた。
小さくて柔らかい指が、小波の背中をマッサージするかのように押してくる。
猫ならば爪を立てるところなのかもしれないが、こちらが痛くないように配慮しているのだろう。
「んっ!」
 ベルトをキュッと締めた後、手探りで真央がベッドの上に落とした尻尾を取って適当に挟み込む。
少々不安定だったが、それなりに尻尾のようには見えるようになった。
猫真央。訳したらねこねこ。そんな彼女の身体を一度持ち上げ、仰向けにして下ろす。
彼女は少し不安そうにな顔で振り返って、不思議そうな顔でこちらを見つめた。
「ほら、猫だったら後ろからしないとね?」
「…………」

477:ねこ真央りたーんず
08/12/18 08:59:42 gd3yv8X1
 どうやら納得したらしく、彼女は四つん這いの状態で小さく頷いて、お尻を高くあげた。
白く小さめの尻からは微かに汗の匂いが届き、不安定な尻尾がゆらゆらと揺れる。
「!!!!」
 黒いも子も子の下着をずらし、秘裂にいきなり口づけをする。
さすがの真央も驚いたようだった。足を動かし、逃げようとする――が。
「……ふにゃぁっ」
 小さな豆に舌を触れさせると、彼女の動きが止まる。
と言うよりも止めざるを得なかったのだろう。短く喘ぎながら体を震わせている。
「ふぅ……ふぁっ、にゃぁっ……んっ、んにゃぁ……」
 唾液をたらし、ビチャビチャと音を立てて舐める。
舌に触るややしょっぱい味と、鼻に侵入してくる汗の匂いがたまらなく卑猥だった。
 彼女の中はかなりきついため、かなり濡らさないと互いに困ることになるのだが―
(……考えてみたら、猫って前戯なんかしないよな?)
 今日の真央は猫である。
つまり前戯などなしで挿れても大丈夫だろう。
謎の理論武装を完了して、小波は一度彼女の恥丘全体を。
「んっ!」
 ぺろりと舐めた後、離れて服を脱ぎ始めた。
昔チャックを下げてしたことがあったのだが、
「……?」
 快楽を途中でとめられて、真央が振り返る。
どこか物足りなさそうな顔は、一瞬で驚愕のものへと変わった。
彼女の視線の先にはもちろん、膨れ上がって天を向いた小波の男根がある。
 そして。
「……ふにゃっ! 」
 再び逃げようとした真央の尻を押さえつけ、男根を秘裂にあてがう。
しばらくなめなめした結果、なんとか挿入できるぐらいには濡れているようだった。
「往生際が悪いよ、真央ちゃん……ぐっ!」
「み゛っ!! ぁっ…………に゛、っゃぁ……」
「うわ……きつ……」
 十分に濡れてない彼女の膣内は、予想した通りにぎりぎりと小波の分身を締めつけてきた。
今すぐにでも引き抜いてしまいたほどの痛みが彼を襲い、苦しそうな彼女の声に心も苦しくなる。
 だがそれらを耐えながら、小波は覆いかぶさりながら真央のうなじに手を伸ばした。
「みっ! ……ゃぁぁぁ……」
 猫の喜ぶ場所、第二位。耳の付け根。
可愛いらしい彼女自身の耳の付け根をこりこりと撫でると、本物の猫のように彼女は身を悶えさせた。
 少し弱くなった痛みと、小さな快楽を感じながら、もう片方の手を胸元に伸ばす。
胸の下着はすでにずれていて、興奮して固くなっている突起があらわになっていた。
小さな小さな膨らみをこねるように揉みしだていく。
「あんっ……にゃんぅ……にゃぁぁぁ……」
 嬌声が艶を帯びてくると同時に、締めつけてくる柔肉の感触が淫らなものへと変わっていく。
だらだらと溢れだすほどではないが、動かしても痛みがないぐらいに彼女の中に液体が漏れ始めた。
「動かすよっ……」
「……!」
 耳の後ろを撫でながら、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
まだ痛みもあるようだが、真央の嬌声もだんだんと大きくなってきた。
「ふぅぅ……にゃぁ、あんっ! む……んむっ……」
 猫の喜ぶ場所、第一位。喉へと手を伸ばすと同時に、小波は真央の唇を奪った。
互いの唾液を味わいながら、舌を絡める。
猫のようにざらざらとしてはいないものの、彼女の小さな舌はとても熱く、柔らかい。

478:ねこ真央りたーんず
08/12/18 09:01:12 gd3yv8X1
 最奥をごつごつと擦り、真央の身体がびくびくと震え始めたところで、
小波はキスをやめて、少しだけ身を引く。
 真央は腕をたてる気力もないのか、だらしなく上半身をベッドへと倒れこませた。
「……にゃぁぁぁぁ……」
 入口に近いところをモノの先端で擦り始める。漏れだす色っぽいうめき声―奥とはまた感触が違って、
かなり良いらしい。だがやっぱり一番好きなのは―
「あんっ!」
 もう一度奥深くへと押し込むと、
猫の無き真似をする余裕がないほどの刺激だったのか、普通の喘ぎ声が聞こえてきた。
 今は彼女の顔を見ることはできないが、
おそらく無表情ながらも『しまった』といった感情をあらわにしているのだろう。
 にやにやと、頬をゆがめながら小波は腰を素早く動かし始める。
「にゃっ、にゃっ、にゃぁ……にゃ!」
「う……」
 快楽に身体をくねらせながら、一所懸命に猫の無き真似をする真央を見て小波の興奮も高まっていく。
射精感が腰のあたりにたまりはじめ、それでもさらに早く腰を動かし始める。
 にゃぁ、にゃあという鳴き声と、ぱんっ、ぱんっと肉のぶつかる音。
彼女の背中に浮かぶ大粒の汗が、脇腹を通って下に落ちる。
 シーツには、小さなシミができていた。
「ん、にゃぁぁ!!」
 片足を持ち上げ、変則的な姿勢に持っていくと、真央が大きく痙攣した。
嬌声が荒い呼吸音が聞こえてきて、きゅうきゅうと締めつけてくる膣内もわななく。
 彼女が確かに絶頂へたどり着いたのに満足して、小波は。
「にゃぁっ! ぁんっ! ぁはっ……あっ!」
 ラストスパートをかけ始めた。何か文句でもあるのか、真央が顔半分で振り返り、
恨めしそうな―けれど快楽で緩み切った顔でこちらを見つめた。
 震えながら伸ばされた彼女の手を、小波はしっかりとつかみ。
 そして。
「にゃ……ゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
 猫のように甲高い絶叫を上げて、真央がもう一度絶頂へとたどり着く。
小波も真央の腰を持ち上げ、抱きかかえるように後ろから密着する。
 そのまま腰を限界までねじ込んだ瞬間。
「……俺も……くっ……」
 ぎゅぅぅぅ。音が聞こえてきそうなほど締めつけてきた柔肉により、小波もすぐに精を放ち始めた。
どくどくと彼女の狭い膣内を、大量の精液が侵入していく。
子宮を白く染めるほどの量―もちろんそれは小波のイメージではあったが、
溜まったもの全てが吐き出ていくかのように、放出が止まらない。
「はっ、はぁっ、はぁ、……にゃぁぁ……にゃぁっ」
「あ……まだ、出るっ」
「!!! にっ? にゃ、あぁぁぁぁぁぁ……」
 たっぷりと十数回は鳴動して、射精は止まった。そのまま彼女の身体の上に倒れ込む。
「…………」
 満足感をろくに味わう暇もなく、小さな体を潰していることに気づいて横にゴロンと転がる―ずぼりと、彼女の中から抜け出る男根。
「はぁ……はぁ……」
「……はぁ…………はぁ……」
 互いに荒い息を吐きながら、大きなベッドで二の字を作る。
抜け出たばかりのモノは、一度大きく震えた後だらしなくしぼみ始めた。
 彼女の方はと言うと、ちょうど精液が顔を出し始めたところだった。
桃色の割れ目から白い液体がどろどろと出てくるのを見て、小波の心に満足感が芽生える。
 と。
「……いつも、より…………いっぱい……」
 小さな手が割れ目を覆い隠し、そんな声が聞こえてきた。
手の主である真央の顔を見やる―息をするのも辛そうな彼女に向けて、小波が。
「猫の言葉じゃなくていいの?」
 問いかけると。
「……にゃん」
 彼女はそう、小さく鳴いた。

479:ねこ真央りたーんず
08/12/18 09:01:54 gd3yv8X1
 そのあとしばらくの休憩後。
シャワールームでいちゃいちゃと交わったり洗い合ったりした後。二人でベッドに横になった。
 以前は安っぽいシングルベッドで二人重なって眠っていたのだが、
これからは余裕を持って眠ることができる―はずだというのに、
彼女はどうしてぴったりと寄り添ってくるのだろうか?
「真央ちゃん……ひっついたら、暑くない?」
「暑くない」
 珍しく即答してきた彼女にわずかに驚きつつも、小波は彼女の頭へと手を伸ばした。
さわさわと撫でる―まだ濡れている髪の感触は、乾いている時とは違う心地よさだ。
「そう? ……じゃあ、いいか」
 こくりと頷いた彼女の頭には、もう猫耳は付いていない。
風呂で聞いたところによると、
昨日。カツアゲされていた小太りの眼鏡をかけた男を助けたら、お礼にと無理やり本を渡されたらしい。
その本―どうやら、同人誌と言うらしいが―を読んだ真央が見つけたセリフ。
『猫のコスプレをするときには、にゃんとしかいってはいけない!』
それに影響されて、今日の行動となったのだそうだ。
 一応そういったルールなどはないとは教えたのだが、
『たまにはこういうのも悪くはないね』そんな小波の言葉に彼女は嬉しがっていた。
「すぅ……」
 小さな寝息を背景に、小波も意識を閉ざしていく。
何か大切なことを忘れていた気もしたが、それを思い出すことはせず―

 翌日。
 ドアに鍵をかけるのを忘れていたため、
チームメイトがいきなり部屋に入ってきていろいろと大変なことになったのは……
 また別の話である。

480:ねこ真央りたーんず
08/12/18 09:04:11 gd3yv8X1
終わりです。なんかいろいろ無理があったかもしれません。

業務連絡:とりあえず萌スレのは何か言われない限り転載されたらのせることにします。

481:名無しさん@ピンキー
08/12/18 10:17:24 n6omIGd/
乙。真央かわいいよ真央

482:名無しさん@ピンキー
08/12/18 13:12:41 1v+qr7+W
GJGJGJ!
久々の真央ちゃん素晴らしいでございます!

483:名無しさん@ピンキー
08/12/18 19:38:43 DTz+kMp/
さてみんな、11表にタマちゃん、まおが再登場したんだが彼女に出来ないんだ。
どうすればいい?

484:名無しさん@ピンキー
08/12/18 20:57:54 eBWHVAfu
(買ってないけど)な、なんだってー!

485:名無しさん@ピンキー
08/12/18 22:43:55 lmzOs1pT
KONAMIのデバッカーどもは無能だらけのようですね

486:名無しさん@ピンキー
08/12/18 23:07:24 WgQ9Vo7A
>>483
( ゚д゚)




(゚д゚)

487:名無しさん@ピンキー
08/12/18 23:44:40 D4ZkU0iN
おまいら、よく考えろ。
タマちゃんは5主のもの。
真央は7主のもの。
何も問題ないじゃないか


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