パワポケでエロパロ7at EROPARO
パワポケでエロパロ7 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:37:55 l9VGK4qk
「できるんは一週間後かぁ」
「まぁそんなもんだろ」
 お金も払い終わり、別の所へ。
 客引きの声を尻目に、二人は店内を歩き回っていた。

 一見幸せそうに見えるカズであるが、決してそうであった訳ではない。
むしろ小波と離れてからは、幸せとは真逆の方向にターボがかかった。
 命懸けの戦いの日々。
いつ終わるかなど誰も分からず、身体が休まる暇など全くない。
 何度も襲われ、何度も死にそうな目に合い、
その度に身体は血に塗れて、傷跡は増えた。
 生活面も酷くなった。
 衣食住すらまともではない。
 外を気軽に出歩くなんてとんでもない話で、楽しく買い物だなんて夢のまた夢だった。


 数年後――平気で人間を殺せるようになった頃――ようやく戦争は集結し、カズ達の戦いは終わった。
 もう誰かに襲われる心配なんてない。やっと掴むことができた自由。
 ――小波に会いに行きたい。
その時、カズは心の底からそう思った。

 ……………だが、
 今やプロ野球選手として輝かしく活躍する小波。
 対する自分は超能力者で、何より人殺し。
 ――会う事なんて、出来るはずがないじゃないか。
 嘆き、苦しみ、悲しみ、自暴自棄になる日々が続いた。

 そんなカズを救ったのは、他でもなく黒猫と浜野だった。
 小波が住む球団の独身寮に忍び込み、場所を記したメモを置いてその場を離脱。
 その後カズをメモと同じ場所呼び出し、自分達は退路を塞ぐ。
 後押しはここまで。後は全て小波に任せればいい。
 その結果――勿論すんなりとはいかず、カズが逃げ出し、小波が追いかけ、
それでも逃げ、それでも追いかけ………と一悶着も二悶着もあったのだが、
最終的には何とかハッピーエンドを迎える事になった。
 どこかの黒い王子様によく似た話。
 愛の力は偉大である。

151:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:38:57 l9VGK4qk
「で、今からどうするん?」
「う~ん……だいたい全部見終わったしなぁ……」
 話は戻り、デパートの店内。
 店内散策も終わり、二人は自販機近くのテーブルに腰かけて今からの行動について話し合っていた。
 元々目的も何もなかった二人。ぐるっと店内を周って見たらやる事が何も無くなった訳で。
「家に帰るには………」
「まだまだ早いやろ」
 カズのおっしゃる通り。
時計はまだ3時過ぎを指している。
「……カズは他に行きたい所はないのか?」
「行きたい所なぁ……」
 指を顎に当てて考え始めた。
長身に似合わないその子供っぽさ。そのギャップがまたたまらない。
「あ、そや!」
 明るい声が耳に響く。どうやら何か思い付いたらしい。
首を振り、慌てて我に返り、尋ねる。
「何かあったのか?」
「うん。一つ絶対に行きたい所があってな」
「なら、今から行くか」
「うーん……でもな……」
「ん?」
 珍しく、カズが口を濁す。
迷いがあるのだろうか、どうやら少し悩んでいるらしい。
 ほんの数秒後、再びカズが口を開いた。
「一緒に来たら、多分後悔するで?」
 苦笑しながらの言葉。その顔には哀れみの表情さえ見える。
「……そんなにまずい所なのか?」
「うーん……小波にはそうやと思う」
「……俺には?」
 今後は小波が頭を傾げる番になる。
 自分にはまずい場所とは、いったい何処だろうか。
 アレ関係の病院、もしくは昔の仲間の所だろうか。ひょっとしたら戦場かもしれない。
 頭に浮かぶのは、危険な所ばかりだった。
「………いや、絶対俺も行く」
 いつもよりも気迫の篭った声。
「え? やけど……」
「いいから!」
「…………やめといた方がえぇと思うけどなぁ……」
 一人で行かせてなるものか。
 そう心に誓いつつ、小波はカズと歩き出した。
 だがこのあと直ぐに、小波はこの決心を後悔する事になる。

152:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:40:18 l9VGK4qk
 目的地到着後――

「………来なきゃよかった……」
 先程の決心はどこへやら。小波の頭の中は後悔の念でいっぱいだった。
 カズの言葉が頭の中で何度も繰り返えされる。
 素直に言うこと聞けよと、あの時の自分に言ってやりたい。
「………タイムマシンってないのかな」
 遂には現実逃避を始める始末。今は何よりあの青色猫型ロボットが欲しかった。
 別に此処がおかしな場所と言う訳ではない。どこにでもある、至って普通の場所である。
 だが、この状況はマズイ。
 自分はここにいてはいけない。
「小波? どうしたん?」
 どこか楽しそうな声が耳に届いた。
 顔を横に向けると、面白そうに笑っているカズの姿。
どうやらこうなる事を予想していたらしい。
「いや………素直にカズの言う通りにすればよかったな、って」
「な? 一緒に来たこと後悔したやろ?」
「まぁ………そうだけど………」
 確かにその通り。今は後悔している。
 だが、その前に言いたい事が一つ。
「………初めに言ってくれればいいだろ」
 そうしてくれていれば、こんな苦しみを味わうことなんてなかっただろうに。
 若干の恨みを込めてカズを見つめながら、小波は言葉を繋げた。
「行く所は下着専門店なんだ、って…………」

 ランジェリーショップ。それも女性用専門店。
 当然店内には小波以外に男性はおらず、明らかに浮いた存在になっていた。
 非常にいたたまれない。突き刺さる冷たい視線がものすごく痛い。
「と言うか、何で下着屋なんだ?」
 居心地の悪さを紛らわすように小波が喋り出した。
下着を選びながらカズが返事を返す。
「いや、ウチの下着全部ボロボロになってな」
「あぁ、なるほど……」
「今着けとるやつですら穴だらけや」
「………大丈夫なのか? それ」
「多分な……………………なぁ小波?」
「ん?」
 カズが小波の方に振り返る。
その手には、青いシンプルながらも可愛いらしい下着が握られていた。
「これ、ウチに似合うと思う?」
「う~ん……そうだな…」
 頭の中で想像はしてみるのだけど。
 やはり
「………実際に見てみないとよく分からないな」
 いくら想像力豊かでも、現実には勝つことは出来ない。
 と、小波がそう言うと、カズは
「なら、こっち来てや」
「お、おい?」
 小波の手を引いて、店の隅の方へと歩き出した。
 少し歩いた後、少し開けた場所に着き、その足が止まる。
「はい、到着!」
「………おいカズ………ここって……」
 確認の意味を込めて、表情を確認する。
「見ての通り、試着室♪」
 にこやかな笑顔。どうやら間違いないらしい。

153:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:42:34 l9VGK4qk
「………ここで何をする気なんだ?」
「何って………試着しかないやろ」
 それがどうしたの、みたいな感じでカズが答える。
「いや、だから何で!」
「だって、見んと分からんのやろ?」
「た、確かにそう言ったけど………」
「じゃあ、ちょっと待っとってな~」
 小波の抵抗も虚しく、その中の一つにカズが入って行った。
 試着室の前で一人取り残される小波。
知らない人が見たら、変質者一歩手前である。
「………なぁカズ」
「どしたん?」
 ガサゴソ
「………まだか?」
「ん~、もうちょっと………」
 シュルシュル
「………視線が辛いんだけど」
「我慢や、我慢」
 パチ! ……パサ
「………俺、危ない人みたいなんだけど」
「大丈夫。気にしたらいかん」
 シュル パチッ!
「いや、無理だってそれ」
「何事も努力やで?……………………よっしゃ、着れた!」
「あぁ、そうか………」
 やった終わったと、ため息をついたのもつかの間。
 グイ!
「うおわっ!?」
 急に後ろに引っ張られ、素っ頓狂な声を上げる。
腰を何かに捕まれ、足が地面から離れる。
 開いた扉を通り過ぎ、個室の中へ。
背中に柔らかい感触を感じたと同時に、目の前の扉が閉められた。
 まぁ、犯人は一人しかいない訳で。
「カ、カズ!?」
「ほら、大きな声出したらいかんって」
 人差し指を口に当てて、『静かに』のジェスチャーポーズ。
 状況を認識したのか、慌てて小波も口に手を当てた。
「………何やってるんだよ」
 あくまでも小声で。
「ほら、感想貰おう思って」
 カズも小声で返事を返す。
 そして小波が見やすいように、小波の身体を自分の前へと離した。
「どう? 似合う?」
 言葉に従い、カズの姿を確認する。カズは先程の青い下着で身を包み、クルっと一回転して見せる。
 想像以上である。
 似合っているなんてレベルではない。美しい、と言た方が正しいだろうか。
 元々がスレンダーな体型だけに、スラッとしている身体の曲線美。
 もしカズがモデルなら、即売れっ子間違い無しだろう。
「………あぁ、ものすごく似合ってる」
 心からの感想。嘘偽りなど全くない。
 ただし、小波の視線は明後日の方向を向いているが。
 確かに美しい、美しいのだが………凝視するには刺激が強すぎた。
「………こっち見て言うてや」
 それが気に入らないのだろうか。カズが一歩前に歩き、小波との距離をほぼ0にする。
 狭い試着室、逃げ場など全くない。
「あぁホント凄く似合ってる。いや、もう綺麗としか言いようがないって」
「ありがと。でもな、ウチの方を見て言うてほしいな」
 それが出来たら苦労しない。こんな所で欲情したら大変な事になる。
 はっきり言って、小波の脳内リミッターは限界ギリギリだった。

154:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:44:38 l9VGK4qk
「ほら、小波」
「うおおっ!」
 だが、容赦ないカズの追撃。
強く抱きしめられ、いやがおうでもその姿が目に入る。
 ………いや、それだけではない。
「カ、カズ………?」
「何?」
「胸……当たってるんだけど……」
「………当てとるんや」
 耳元で呟かれる。小波の精神に100のダメージ。
 エマージェンシー!エマージェンシー!
「いや、お前当ててるって……何で!」
「ん? 誘惑♪」
「――!!!」
 ミシリ………!
 その瞬間、砕けるような、潰れるような、壊れるような、そんな音がした。
「カズ…………?」
「ん? どないした…………ん……」
 小波の表情を見て、言葉に詰まる。
 やり過ぎた。そう思った時にはもはや手遅れ。
 目の前には一匹の獣が召喚されていた。
「覚悟は、いいな……?」
「え? あ、いや……ちょっと待って……」
 そう発言するも、小波が止まる気配は全くない。
 そして気が付く。逃げ道がないのは自分もいっしょなのだ。
「だが断る!」
「きゃあ! ちょっ…………んんっ!」
 強引に唇を奪われた。
 顔を押し付けるような激しいキス。
 荒い鼻息が顔に当たり、どれだけ興奮しているのかを教えてくれる。
「ん! ふぅ…………んんっ!」
 キスの激しさは一気に増し、舌が口の中に入ってきた。
 舌と舌が絡み合い、唾液が、粘液が、搦め捕られていく。
 ――しかしだ。
 例え自業自得な結果だとしても、これではちょっとあんまりだ。
「ちょ、ちょっと待って!」
 肩を掴んで、小波の身体を引き離す。
 元々力の強いカズ。引っぺがすのにそう苦労はしなかった。
「……どうしたんだ?」
 性欲に支配された目。
そうしたのは自分なのだけど。
「あ、あのな? やるのはええんやけど、もう少しちゃんとした所でせん?」
「……ちゃんとした所って?」
「そやな………ラブホとか……?」
「………この状態の俺に街を歩け、と?」
「………それは無理やな」
 小波が指差す先――股間は完全に膨れ上がっていた。
「えーと………ほんならー……」
 店の外に出るのはマズイが、ここではもっとヤバイ。
なら、せめてもの妥協案を。
「ここのトイレ………とかは?」
「よし」
 小波は即承諾し、着替えた後二人はトイレへと移動した。

155:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:48:07 l9VGK4qk
 扉を開ける。
人が入っていない事を確認し、中に入って鍵を閉める。
 店の中のトイレは、個室のこれ一つしかない。
 少し緊張したようにカズが呟く。
「今まで何回もやったけど………まさか外でやる事になるなんて………」
「いや、言い出したの自分だし」
「む…………」
 確かにその通り。
原因も言い出しっぺも自分なのだが。
「………でも、小波が我慢すれば全て解決やったん違う?」
「う…………」
 それも間違いない事実。
小波の後頭部を一筋の脂汗が流れ落ちた。
「ま、まぁいいじゃないか細かい事は」
 慌てて話を打ち切り、カズを便座に座らせる。
頬に手を沿え、自分もカズの顔が正面にくるようにしゃがみ込んだ。
 ………まだ納得はしていないけれど
「………たまにはこんなスリルもええかな」
 どちらとなく近づき、二人は再びキスを開始した。
「んっ………あ……ふむ……」
 先程とは違う優しいキス。強引にではなく、お互いの存在を確かめ合うような感じ。
 立ち上がる小波。唇が上から落ちてくるような形になった。
「う………んっ……ふ……」
 二人の混じりあった唾液が入ってくる。
舌で掻き回され、口の中いっぱいに広がる。
 入りきらなかったそれが、カズの頬を垂れていき、床に落ちた。
「………やっぱりカズってコレに弱いよな」
「…………え?」
 ボーっとしていたのか、若干カズの反応が遅れる。
本人は気づいていないのだが、小波いわく、キス中のカズの表情は蕩けきっているのだとか。
「まぁ今はそんな事言ってる暇はないけ………ど!」
「きゃあ!」
 脇を持って、一旦カズを立ち上がらせる。
 変わりに自分が便座に座り、膝の上にカズを対面するように座らせた。
「えっと…………これには何の意味があるん?」
 疑問の声を上げるカズ。
小波の顔が怪しくゆがむ。
「ん? こうするためだ」
「!! んんっ!」
 服の上から胸をわしづかみにする。
 乳肪が形を変え、可愛らしい悲鳴が上がった。
「それにカズも俺にしがみつけるし」
「んっ! ふぁ………あっ」
 今度は円を描くように揉んでいく。
「このまま入れる事も出来るしな」
「あぅ………ふ…うぁっ!」
 話しながらも手は休める事はない。喘ぎ声もだんだん大きくなってきた。

156:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:51:01 l9VGK4qk
 さて次は服を――と服を掴んだところで、カズの制止がかかる。
「ちょ、ちょっと待って! ここで脱ぐんは恥ずかしいって」
 顔を真っ赤にして小波の腕を掴む。力がこもっているのか、動かない。
「……何回も見てるんだから、今更恥ずかしがることじゃないと思うけど」
「もし他の人に見られたらどうするんや!」
 強い声で反論される。
 鍵は閉まってるから、人に見られる心配はないと思うのだが――。
 まぁ、それはともかく。
「………とにかく、服を脱がさなきゃいいんだな?」
「え? ……まぁそうやけど……」
「よし、分かった」
 それならばと、小波はカズの服の中に頭を突っ込んだ。
「えっ!? ちょ、ちょっと小波!?」
 カズが頭を押して押し出そうとするが、無視。
 お腹をなぞりながら胸へと上がっていく。
「ふ………はっ! い、いかん、くすぐったい」
 お腹を舐めるとはまた新鮮な体験で。胸とはまた違った味がする。
 肋骨の間を通り、更にその上へ。
「やっ! は………い、いかんて……!」
 舌がついに胸に付近まで到達した。手を服の中に侵入させブラを外す。
 大きくもなく小さくもない、ちょうどいい大きさの乳肪が揺れる。
 ちなみに服は胸まで捲り上がって、もはや半脱ぎ状態になっていたりする。
「あっ! はっ………んんっ!」
 乳首を吸われ、カズの身体がビクリと震える。
 赤ん坊が母親の乳を吸うように、小波がカズの乳を吸っていた。
「はぅ! そ、そんなに吸っても出えへんて……っ!」
「ふん? ほうは?」
「し、喋ったらいかん!」
 声に合わせて舌がチロチロと乳首を擦る。
 吸われるだけではない。時々くる甘噛みが心地よい痛みも与えてくる。
 カズには少しMっ気があるのかもしれない。
「………なぁ、カズ」
「はぁ……あ………ん?」
 ぷっくりと立った乳首から一旦口を離して、小波。
 服から頭を抜き、呟く。
「この下着ってさ、今日新しいの買ったら捨てるのか?」
「………そのつもりやけど?」
 カズがそう言うと
「…………そうか」
 小波の目が怪しく光ったような気がした。
………いや、気のせいなんかではない。
 小波の目がギラリと光った。
「それがどうかした………?」
 ビリビリッ!という音がトイレに響き、カズの言葉が途中で止まる。
 音がした方向に顔を向ける。
 小波がショーツを破いていた。しかもちょうど割れ目がくる所の部分だけ。

157:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:52:23 l9VGK4qk
「あ、あんたは何しとるんや!」
「いや、こういうの一回やってみたくてさ」
 悪気なさそうに小波が言う。
 多分男のロマンと言うやつなのだろうが、女のカズには理解出来ない話。
 正直、変態としか思えなかった。
「ウチにとっては恥ずかしいだけやん……」
「いや、これってカズにもいい事があるんだぞ?」
「………何が?」
 今日何度目かの疑問を上げる。
 この破れた下着、恥ずかしくなるような事はあっても、嬉しくなるような事があるとは思えなかった。
「それはな………」
 得意そうに小波が言う。
その手がカズの下半身へと伸びていき、
「こうだからだ」
「んんっ!?」
 先程開けたショーツの穴から、指をカズの穴へと突っ込んだ。
「服を脱がないから、人に見られる心配はないし」
「あっ! は………あぁっ!」
「それにこのまま入れられるしな」
「ふあ………後半……自分の利点、やん……」
「細かい事は気にしない」
「んん゙ん゙っ!!」
 お仕置き、とばかりに指を奥まで侵入させる。
 難無く根本まで入り込み、熱い肉厚が指を締め付けてきた。
「………やっぱりカズって敏感だよな」
「は……ぁ……そう、なん?」
「うん、絶対そうだって」
 小波の言葉通り。
 実際カズの秘部は既にグショグショで、愛液が小波の腕にまで垂れてくる程だった。
「これだけ感じてくれてると、俺も嬉しいよ」
「ひうっ! や…あ、あかん!」
「♪~~」
 言葉を無視して攻め続ける。
中で指を動かすと、奥から奥から愛液が溢れてくる。
 指を濡らし、下着を濡らし、吸いきれなかった愛液がカズの太股を濡らす。
 股間から垂れたソレが、音を立てて水面に落ちた。

158:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:53:16 l9VGK4qk
「………そろそろいいかな?」
 指を一度抜き、どのくらい濡れているかを確かめる。
だが、調べる必要などほとんどない話。
指は十二分に濡れていて、中はそれ以上にビショビショだ。
「カズ? いくぞ?」
 ズボンを脱ぎ、臨戦態勢の息子を取り出しながら小波が言う。
 慌ててカズがストップをかけた。
「ちょ、ちょっと待って!」
「………今度はどうしたんだ」
 今日はよく止められるなぁ、と小波。
今更止めようとか言われたら堪ったものじゃない。
「ウチ………入れられたら多分声我慢出来へん」
「………確かにそうだよな」
 今までの経験からしたら多分………というか絶対無理だろう。
 トイレとはいえ店の中だ。大きな声を出すのはマズイ。
「じゃあカズ、はい」
「ん?」
 小波が自分の指を差し出した。
カズの顔の前でプラプラと揺らす。
「指、くわえて?」
「………うん」
「もう少し奥まで」
「ふぉう?」
 言われる通りに指にしゃぶりつく。食べた経験はないが、自分の愛液の味がした。
「じゃ、入れるぞ?」
「ふぇ!?」
 いきなりの宣言。心の準備が出来ていない。
 制止をかけようとカズが声を出す前に、小波がカズを貫いた。
「ふぅゔゔーー!?」
 一気に貫かれ、快楽がカズを襲う。
多少空気が抜けて小さくなったが、それでも大きめの声が個室に響いた。
「カズ、声が大きいって」
「ふっ! ん゙っ! ん゙ん゙ん゙!!」
 ピストン運動を続けながら小波が呟く。
 座位という体勢のため、小波が腰を動かすとその全てがカズ襲い掛かる。
 その分小波にも刺激が襲い掛かってくるのだが。
「あ゙っ! あは、ん……こわっ、れる……!」
 深くまで何度も貫かれ、意識が朦朧とする。
何度も飛びそうになるが、その度次の刺激で呼び戻される。
 長身なカズにはこの体勢は少しキツイ。
「………少し辛そうだな」
 それを感じとったのか、小波は
「うぁ……………ふぇ?」
 先程まで続けていた腰の運動を止め、一旦息子を抜いた。
「……………どしたん?」
 怪訝な声を上げるカズ。
――なんだか物足りない。
 さっきのアレが名残惜しい程に。
「いや、カズが辛いそうだったからな」
「………まぁ、そうやけど……」
 確かに、確かにさっきのは少しキツいかったのだが…………生殺しはもっとキツい。
 期待を込めた目で見つめると、小波は直ぐソレに答えた。

159:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:54:06 l9VGK4qk
「カズ、お尻をこっちに向けて」
「……………こ、こう?」
 恥ずかしい。それが第一印象だった。
 壁に手を当てて、小波にお尻を突き出す自分。
これではお尻の穴まで小波に丸見えである。
「おぉー、お尻の穴までよく見える」
「言わんといてぇ………」
 悲鳴に近い声を上げる。
顔は真っ赤で、今にも燃え上がりそうだった。
 息子を入口付近に近づけながら、小波が口を開く。
「カズ、いくぞ?」
「…………うん」
 承認の合図。
小波はカズの中に再び生殖器を挿入した。
「ゔあっ!?」
 再び襲う快楽。小波の息子が中で暴れ回り、自分の奥まで貫き始める。
 さっきのも深いが、これもかなり深い。
「うぁっ! あ、あ……あぁ゙っ!」
「うわ…………これ……俺もキツいな……」
 立ちバック。こんな場所だからこそ出来る体位。
 かなりの刺激が小波を襲い、締め付けられる快楽にその顔が歪む。
 ただし、カズが感じている刺激は小波の比ではない。
「あ゙っ! はっ、あ゙………ん゙ん゙っ!」
 壁の方を向いているため小波は見る事が出来ないが、カズの顔は乱れ狂っていた。
 涙とよだれを垂らし、穿いたままの下着からは愛液が滴り落ち、床に水溜まりを作っている。
「ぐっ………カズ、いくぞ!」
「ゔぁ! あ、かん………あ゙っ!!」
 両者に限界が近いてくる。
暴発寸前のマグナム、震えるアワビ。
 これがラスト!とばかりに、小波は強く深く打ち込んだ。
「あ、あ……ぁああ゙あ゙!!」
「ぐ………あ………あぁ……」
 決壊したダム。注ぎ込まれる欲望。
入り切らなかったそれが、お尻を伝って下に落ちた。
 全身を包む緊張が解れ、力が抜ける。
「…………………ぁ」
「うわっ! ……と」
 崩れ落ちるカズ、抱き抱えて支える小波。
 まぁ、立ったままあれだけ激しくイったのだから仕方ないだろう。
 そのまま優しく移動させ、カズを便座へと座らせた。
「………………んん……」
 しばらくしてカズの意識が戻ってくる。
「………大丈夫か?」
「………うん」
 声をかけても普通に返事が返ってくる。ここは問題無しだ。
 ………ただ気掛かりなのは……
「………かなり声大きかったけど……大丈夫か?」
 小波の頭を一筋の汗が流れ落ちる。つい口を塞ぐのを忘れてしまっていた。
「………小波……気にするんはそこだけとちゃうで?」
「…………へ?」
 そして問題はそれだけではないらしい。
 小波の表情を確認した後、カズが口を開く。
「………ウチ……帰るまではこの下着でおらないかんやん……」
「あ゙……」
 言葉に詰まる小波。
 精液塗れで穴の開いた下着。精子が垂れてくるのは目に見えている。
「………どうしよう」
 小波の顔が、あの猫型ロボットのように真っ青に染まった。

160:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:55:10 l9VGK4qk
「………今日は疲れたな」
「………ほとんど自分の所為やろ」
 時間と場所は移って、夕方の街の中。
 二人は我が家へと帰っている真っ最中だった。
「………もうウチは外でやるん絶対嫌やけんな」
「はい、ごめんなさい……」
 しょぼくれ、素直に謝る小波。結構尻に敷かれるタイプなのかもしれない。

 結果から言うと、外の人は声には気が付いていなかった。
だが、男女二人が女性用トイレから出てくるところをバッチリ見られたうえ、
購入した下着を店の中で穿いているところまで見られたら、
トイレで何をしていたか言っているようなもんである。
 これは一生忘れられない思い出になるだろう。

 因みに家というのは、小波が郊外に買ったマンションの一室の事。
独身寮に入っていた小波なのだが、
カズとの再会を期にマンションを購入し、二人暮らしをすることに決めた。
 そこに、それは幸いと浜野が乗り込んできたため、今では奇妙な3人暮らしが続いている。
 更に因みに、今日は浜野は家でお留守番。黒猫は自分の彼氏の所で元気にやっているとかいないとか。
 実は彼氏とは、小波の先輩プロ野球選手にあたるのだが、それは誰も知らない。

161:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:56:06 l9VGK4qk
「まぁ、とにかく帰ろうって」
 話は戻って街中の二人。
立場が辛いのだろう。居心地の悪さをごまかすように小波が喋る。
 だがカズは、返事を返さず少し冷たく当たる。
 もう少しくらい反省してもらいたい。
「なぁカズ――」
「………………」
「ごめんなさい。許してください」
「………………」
「カズ様! どうかこの通り!」
「………………」
「カズ………」
「――小波?」
「? 何ですか?」
 突然、カズが小波の言葉を遮った。
 何故か小波が敬語だったが、それはほっといて。
「何で『カズ』なん?」
「……………………は?」
 小波の表情が一変した。
言ってる意味が分からない、そんな表情。
「何でって………カズはカズだろ」
「うん。まぁそうやけど……」
 確かにその通り。間違ってはいない。
 だけど
「ウチは和那って言うんやで?」
 告白。
 少しだけ遅かったような気もするが。
「………………え?」
 小波の動きが止まる。
それでもなんとか情報を整理し、質問する。
「いや、えっと………………マジで?」
「マジで」
「え? じゃあ………何で今まで?」
「いや………つい忘れとって……」
「……………………」
 再び小波の中で時が止まった。
 そんな大切な事普通忘れるか? て言うかお前自己紹介の時何て言ったんだよ。
 呆れて物が言えなかった。
「やから、これからは和那って呼んでほしいんやけど?」
 停止中の小波を尻目に和那は話を続ける。
どうやら少し機嫌も戻ったらしい。
 慌てて頭を働かせる小波。思考回路が動き出す。
「………呼んだら、今日の事は許してくれるか?」
「………まぁ、それでええで?」
 満面の笑み。どうやらかなり嬉しいらしい。
「…………はぁ」
 一度深呼吸して息を調える。
息を大きく吸って、和那の顔を見つめる。
 身長の関係で少し見上げる形になるが――。
「………帰るか、和那」
「うん♪」
 この先にも楽しい事は沢山あるだろう。
 二人は手を握って再び歩き出した。

162:うどん人
08/11/10 20:58:38 l9VGK4qk
以上です。カズの性格が違うとか、誤字脱字すいません。
カズもタマちゃんもこんな風に幸せになってほしいもんです

163:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:02:11 om+a4HGn
キタ―ヽ(゚∀゚)ノ―!!
GJ超GJ和那かわいいよ和那

164:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:02:22 rOM7J1z4
GJすごくイイ!

165:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:08:35 z+TNRqvY
エロ同人並のクオリティや・・・
いや、それ以上か

何はともあれカズかわいいよ!GJっす!

166:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:16:36 QOJxWy2V
GJ!GJ!!
素晴らしい作品をありがとう!
カズ好きだー!











ああ、それと……
>>143及び>>146-147
もうROMれとかのレベルじゃなく、テメーは今すぐ消えろ。そして二度とその汚い足でこのスレに踏み入るんじゃねぇ。ここはテメーが来ていい場所じゃない
もう一度言う。消えろクソ野郎

167:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:46:24 SJtsGDSU
仲良くしようぜ

>>149GJ

168:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:49:23 z+TNRqvY
スルーできない香具師も同じとはよく言ったもので

169:名無しさん@ピンキー
08/11/10 21:59:40 gh+qYX87
次の作品を投下するまでのタイムラグは、どのくらいが理想的かな?


170:名無しさん@ピンキー
08/11/10 22:04:01 SJtsGDSU
前の作品から10レス分くらい離れてたら投下してもいいんじゃない?
くっつきすぎてたら同じ作者のものだと思われかねんから

171:名無しさん@ピンキー
08/11/10 22:05:31 l9VGK4qk
別にどのくらいでもいいと思うけど
1、2日は開けた方がいいんじゃない?

172:名無しさん@ピンキー
08/11/10 22:08:27 +Qj5tVVn
時間で置くか、>>170の言ったみたいに>>180あたりか まぁそれは書き手に任せるしかないだろ

173:名無しさん@ピンキー
08/11/10 22:20:36 Mpj97MN/
時間で考えるとしても3時間くらいでいいんじゃね
1、2日開けろとか言われると季節ネタや小ネタが書きづらくなる

174:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:34:54 gh+qYX87
『せっくすもんすたぁ』


 ―その騒ぎの始まりを定義するならば、それは一人の少女の素っ頓狂な発言なのだろう。
 自治会室の片隅で、和那、朱里、紫杏の三人で昼食をつついていた時に、その言葉は放たれた。

「和那。お前は、十坂(とおさか)とどこまでいってるんだ?」
「―っ!?」

 和那の動きがぴたりと止まる。
 それはDVDの動画を無理やり一時停止させたかのような不自然な硬直であり、口元に運ぼうとしていた卵焼きが、箸から零れ落ちて床に落ちてしまった。
 どうやら、紫杏の口から放たれた言葉は、人類最強の超能力者を凍りつかせるには十分すぎたらしい。

 和那はたっぷり10秒ほどか余った後、

「な、なにをいうてやがりまんねんがなあんさん? う、うちはべつにあんなんとはえんもゆかりもすきまようかいもあらへんねんでっていう……」

 顔を耳まで真っ赤にして、手にした箸を口の中に入れた。

「……変やな。この卵焼き、味がせえへん」
「卵焼きなら床に落ちているぞ」
「え?」
「ぴたっと止まったときにぽろっとな。
 ……気付かなかったのか」

(あら珍しい)

 滅多に見られない己が相棒の動揺しきった姿に、浜野朱里は若干の愉快さが胸からこみ上げてくるのを感じたが、それを表に出す事はなかった。
 表情も言葉も発せぬまま、食事を続ける朱里……『何のフォローもいれず、傍観者に徹した』とも言う。

 正直、彼女自身も紫杏の発した質問の答えには興味があったのだ。
 彼女が今日、この場で食事をとるという、非常にらしくない行動をとった事にも、納得がいった。

 彼女たちが今つついているのは、学食で出される日替わり定食。
 本来ならば学食内でのみ食べられるそれを、自治会質の持ち出して食べられるのは、彼女たちの立場があっての事だ。



175:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:35:28 gh+qYX87
 自治会長とその側近二人。学園側からは絶対の信頼を、学生側からは絶対的な畏怖を抱かれている彼女にとって、食事の持ち出し事態は至極簡単な事。

 簡単なのだが……紫杏は本来、このような権力の使い方を非常に嫌う傾向がある。
 他人以上に自分に厳しく、『厳格』を人型に固めたような紫杏が、私利私欲での権力の使用など認めるはずが無い。
 その彼女が自治会長室で食事をしようと言い出した時は、何があったのかと思ったが……

 何のことはない。人目のない場所で、和那に『あの写真』の事を告げる為だったのだろう。

「……べ、別にやましい事はしてへんよ!」

 当初に比べて大分落ち着きを取り戻した和那は、しどろもどろに弁解を並べ立てた。

「本当か?」
「ホンマホンマ! そ、そりゃあ……手ぐらいは繋いだ事はあるけど……」

 言葉の後半で紅くなってもじもじする和那。彼女のそんな姿は、一瞬その長身を忘れそうになるほどに愛らしいものだったが……紫杏の彼女を見る目はただひたすらに悲しげだった。

 紫杏は知っている。
 和那がとても純真で初心な少女である事も。和那と野球部の十坂が、二人でこっそり逢引している事も。和那が十坂に対して並々ならぬ想いを抱いている事も。
 本人は否定しているが、目の前にいる人間の表情を読む余裕すらなくしている今の彼女を見れば、彼女が十坂をどう思っているかなど一目瞭然だ。
 だからこそ……今から見せる『写真』が、彼女にどれ程の傷を残すのかが理解出来てしまうのだ。
 このまま、話を女の子通しのじゃれあいで済ませてしまおう。そして、この写真の事は忘れてしまう。
 一番安易で卑怯な選択肢ではあったが、それこそが和那にとっては一番幸せな選択となるだろう。

 ―それでも、紫杏はこの写真を彼女に見せなければならない。
 それは彼女が望んで背負った義務であり、自治会長としての責任なのだ。このような重要な問題を、側近の一人である彼女を蚊帳の外に置いたまま処理できるはずも無いのだから。
 どうせ傷つけるなら、自分の意思で、自分の手で行う。



176:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:36:03 gh+qYX87
「……」

 紅くなってモジモジし続ける和那の前に、紫杏は制服の胸ポケットから、一枚の封筒を取り出し、和那に突きつけた。

「……紫杏?」
「…………」

 ようやく紫杏の瞳に宿る感情に気付いた和那の目の前で、封筒の封が開かれて、中の写真が日の光を浴びる。
 紫杏は手にしたそれを、和那の目の前において……和那から目を、反らした。
 逸らさずに入られなかったのだ。

「……っ!!!?」

 和那の息を呑む気配が、武術など一切やっていない紫杏にもアリアリと理解できた。



 それもその筈だ。
 その写真に写っていたのは……和那が思いを寄せる十坂が、屋外で金髪の外人女性と性行為をしている、決定的瞬間なのだから。
 相手の女性の表情は快楽に蕩けきっており、成人男子が見ようものなら股間を直撃しそうな淫らなものだった。


「これは、自治会宛に匿名で送られてきたものだ。朱里に頼んで調べてもらったが、合成写真である可能性は限りなく低いそうだ」
「…………」

 無言で震える和那の表情は、見えない。

「この写真を見たほかの連中は、十坂が強姦事件を起こしたと言っていたが……私は十坂の性格を知っている。
 私自身、現物を見ても、あの野球馬鹿がそんな事をするとは思えない。
 恐らくこれは、双方合意の上での行為だろう」

 紫杏の知る十坂修という男は、確かにスケベな野獣だが……それ以上に、純粋極まる野球馬鹿であり、意外な事に女性に優しいフェミニストだ。
 正直な話をすると、あの男に思いを寄せる女性は和那だけではないのだ。
 天月五十鈴、高科奈桜、芳棚さら、春田蘭、三橋妙子……簡単に調べただけでもこれだけの人間が、彼を好いている節がある。
 各言う紫杏自身、心惹かれる部分があるが実情だ。かなりのスケコマシといえるだろう。
 女性に対してスケベな下心を持つ事はあっても、その尊厳を汚すような卑怯な真似はしない。第一、強姦されているにしては相手の女性は抵抗した様子すらないではないか。

 この写真は、若い性欲を抑えきれなくなった恋人同士の様子を、盗撮したものだ。
 それは認めよう。
 十坂は、卑怯者ではない。犯罪者ではない。品性下劣でもなければ、下種野郎でもないだろう。

「問題なのは、この行為そのものだ」

 ―そうだとしても、だ。
 十坂修という男が、大江和那という少女を裏切った事には変わりないのだ。

「親切高校の一員である人間が、屋外で破廉恥な行為に走ったという事実は、自治会として感化することは出来ない」

 自分が十坂に感じている感情は、かなり不合理で理不尽なのだろうな……己の中の怒りと憎しみに対し、紫杏は冷静かつ客観的にそう判断する。
 十坂修という男は誰に対しても優しい。紫杏にも、朱里にも、先ほど上げていった女子達にも……そして和那にも。
 十坂修という男はその仲の誰一人として『手を出してはいない』。その理由が、この金髪の女性に操を立てていたのだとしたら?
 彼と和那が付き合っているというのも、一緒に過ごす時間が比較的長いから感じた錯覚に過ぎない。


177:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:36:34 gh+qYX87

 十坂修の本命は、この金髪の外人女性。何者かは知らない(朱里は見覚えがある気がすると首をかしげていたが)。
 周りの女性に優しくしていたのは、彼自身の性格ゆえ。単純に仲良くしていただけなのだろう。学園の女性達に手を出さなかったのは、十坂の彼女に対する誠実さゆえなのだろう。
 勝手に両想いだと誤解して、それが事実と違えば怒り狂う。唾棄すべきエゴイズムと言うべきなのだ。

 それが分かっていても、紫杏は十坂に対する怒りや憎しみを抑えることができない。
 周りの人間は、紫杏の事を完璧な人間だというが、とんでもない。
 一皮剥けば、感情に振り回されているただの小娘なのだ。彼女は。

 己の想いを裏切られた和那は、どのような気持ちでいるのだろうか。
 表情は相変わらず見えないが、肩が震えている事から、平静でいないのは確かだ。

「―今日の放課後にでも、この件に関して十坂に査問を開く。
 その時には、カズ。お前も同席してもらう」
「……」
「カズ、気持ちは分かるけど……」

 返事をしない己の相方に痺れを切らせた朱里が、声をかけたところで。

「この……」

 和那の口から、ようやく言葉が紡ぎ出された。

 その声を構成していたのは、あまりに純粋すぎる殺意。
 一般的に『ヤンデレ』と呼ばれる人種が発しそうな悪寒さえ感じさせるその言葉は……



178:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:37:35 gh+qYX87
「……この……牝豚ぁ……っ!」





 1ヽ| │| / ,/.-' /         丶 ,, -.  丶_         や
'、 /ゞノ ! !/'"゙' " - _...r''   ,.ィ;, /イvスヽ    ゙゙三 -、;-....,
〈゙ !_   ⊥  .r‐;"´_   ..r / ̄ ,__フ´  ,..t`;  .‐ `ー、\    っ
: t1 丶   !. ' l'' /´ 、 /l´   ,..r'''''´ - _t| `  丶亠< 、 `
ヘハ..,, ニー 、} 」'´ rlf゙′  /' ノ‐ ̄ ̄ヌニ! _,, !|i!'´    ,.r 1 ゛  て
弋|  _丶 1, !l、lリ   _ / ....,    ;.! t   ||| ー‐‐'′ 」 ュ'
/土'゙゙゙‐ーll\ ,゙ヘ  /」 ( ◎)  ,ノワ ||  |l.j ____,/''´   |::.   く
..`ヾゞハ-ヾnt l_ ゙Y''' : l;__............r;ニノ ┌   ffー...... -丶--nノ 
│ │ 《φゞ.. `丁弋 ニ `-- 、  'ヘ:  /ソ   -‐‐'''' / _. 、  れl
│  |ゝ..丿l'ノl‐ !'_  r { ;ー-―-t;"   /丿  ´ ー ノ'ニ..-"
  │,,,..ハ| 1` !  '「 `l 1    ゙1  | ィ_____,..y____  / た
    |! - 「│ |    ,.j-..,,   丶.._ |.j    ,/ l'′  `"j
{    t、  l │  / ___,/ `''ャ、 ヽ| !゛ ''ヾ{   ゙ー..,,   l   喃,
│    "゙ー、j  `1_l´ ,/ノ′  l′ > 、||\  │    ゙''t、ノl
丶      丶----ャ'' ヘ,r゛    _ '  /tl.  ヽ 丶.      │
 `ー 、      `ゝ;l!っ--'" ,,,..ここニニ」lll)! 、 `ー  ` .    l´|、
    `ー、    1|t l !エエ..工エ!-‐--||/゙fl \      \_,l'′゙ 、
      ゙l    ノl│∥ _,,..-----―-r'`'1 ゙ーヘ ││ / 、  l
       !   l!´│r~~ゝ.  丶     `‐「  ノ | l゙ゞ \ ヘ
       |,..-'"     ゙│ ! ヘ_  丶 ,,, | ] _/''´ . ,/ tj丶
      l'ン"        ゝ !........ゝ、..,,_ ├'"''゙゙ -__,..llゞ  ./゙「
      ! !                 ´     ヘ、`''‐‐'"´

 注・和那。

 ―紫杏達が想定していたのとは、全く逆のベクトルにむかって吐き出された。




『は……?』

 思わず素っ頓狂な声を上げる二人の前で、瞳のハイライトを消し去った和那は、殺気を撒き散らしながらぶつぶつとつぶやいた。

「淑女協定あんたから言い出した事とちがうんか……いきなり抜け駆けして青姦とは舐め腐った真似しよってからに……」

 べきりっ!

 和那の手の中で、プラスチック製の箸がへし折れ……否、粉砕されて床に散らばる。

(え? 敵は十坂君じゃないの?
 殺すのは、女なの人の方なの??
 カズ、この女の人知ってるの???)

 思わず巣に戻った口調で持って、心の中でつぶやく紫杏。朱里も自分の相棒のあんまりな変貌に、凍り付いてしまっている。


179:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:38:21 gh+qYX87
「OK。分かったわ。
 ワレがそういうつもりなら、その喧嘩買ったる……この時間なら地下室におるやろうしな」

 ゆらりと。
 まるで幽鬼のように立ち上がった和那は、掃除用具入れの前まで歩いていき、そこから一本のモップを取りだして……

 びゅんっびゅんっびゅんっびゅんっびゅんっびゅんっ!!

 槍をしごくように高速で振り回した。

「か、カズ!? 地下室って一体……」
「ちょ、ちょっと……落ち着きなさいカズ!」
「血の海に沈めたるわおんどれぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 親友二人の言葉など何処吹く風。
 物騒な台詞を置き土産にして、和那は疾風の如く保健室を飛び出した。



 到底人間ではありえない速度で駆け出して言った和那を、紫杏と朱里は唖然として見送った。
 あまりに予想外な和那の反応と、人知を超えたその速度は聡明な二人の脳細胞を持ってしても、処理が追いつかなかったのである。

「……ハッ! か、カズ! ちょっと待て!」

 朱里より先に我を取り戻した二人は、慌てて和那の後を追おうと部屋を飛び出すが……廊下を見回しても探し人の姿は見当たらない。

「も、もう走り去ったのか……何という速度だ!」
「た、多分こっちよ紫杏! 地下室って言ってたから―」

 あまりの速度に驚愕する紫杏の手を掴んだのは、朱里だった。そのまま、紫杏を先導するように、彼女がついてこれる速度で走り出す。

「朱里! 地下室というのは……」
「紫杏の想像通りよ。この学園には色々と裏があるの」

 紫杏の疑問に答えながら、朱里は廊下を駆け抜けた。
 目指しているのは、一番近くにある地下室の入り口だったのだが……入り口のある場所が見えたところで、朱里の表情がこわばった。

 視線の先にある隠し通路が、開けっ放しになっていたのだ。辺りに誰もいなかったからよかったものの、これでは機密も何もあったものじゃない。
 目撃されていようが、いなかろうが、これでこの隠し通路はもう使えない。すぐにでも取り壊さなければならないだろう。

「あの子……! 一体何を考えてるの!?」

 それほどまでに我を忘れているという事か。
 余りにもうかつすぎる相方の行動に、朱里は舌打ちをして隠し通路に飛び込み、脇にあった端末を操作する。ようやくしまった入り口を尻目に、二人は階段を駆け下りていった。



180:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:38:56 gh+qYX87

 そして。
 駆け下りた階段の先で、二人が見たものは……!

「死ねや牝豚ァァァァァァァァァッ!」
「くたばりなさい! この電信柱ッ!!!!」

 ガ ギ ィ ン ッ ! ! ! !

 殺気をむき出しにして争う、二人の女の姿があった。

 争っていたのは、和那と……全裸の金髪美女。二人は金髪美女のその顔に見覚えがあった。最も、紫杏と朱里では記憶の形に大分違いがあったが。

(彼女は……写真の!?)
(あいつ……ルッカ!?)

 紫杏にとって、その女性は写真の被写体。朱里にとってその女性は己が上司。

 そう。
 和那と勝ちバトルを繰り広げる美女の正体は、写真に写っていた金髪美女であり、ジャッジメントの女幹部にして第四世代アンドロイド、ルッカだったのだ。
 ここに来てようやく、朱里はあの写真の女性がルッカと同一人物である事に気がついたが、それに連鎖して別の疑問を抱いた。

 何故、自分はあの写真の女性がルッカだとわからなかったのか……そういう疑問が脳裏を駆け巡る。

「自分から言い出したこと自分から破るたぁ、いい度胸しとるやん!」
「小娘が……! 世の中はだまされる方が悪いのよ!」

 和那が喉笛にモップをつきこめば、ルッカが手にしたものでそれをはじき、ルッカが手にしたもので首の骨を叩き折ろうとすれば、和那は槍をまわして受けてたつ。
 それらのやり取りが、鍛えられた人間の目でも追いつけないほどの速度で行われる。随所随所には超能力やアンドロイドの内臓兵装を使ったけん制が混ぜ込まれた、非常に高度で洗練された、『殺し合い』のやり取りだった。

 あまりに殺伐としたやり取りに、紫杏と朱里は体をこわばらせて……

「第一! アナルSEXもSMもして頂いた事の無い小娘が正妻面するんじゃないわよ!」
「ウチはアンタみたいな阿婆擦れと違うわド阿呆! いきなりそんなアブノーマルな事するか!」

 こわばらせて……

「それを差し引いたとしても……貴方、生でしてもらった事ないでしょう?
 私はあるわ! 何回も何回も暑い迸りを膣内に……!」
「……それって、妊娠してもどーでもいいっていう、肉便器扱いなんのと違うん?
 デート一回もしとらんやん」
「んなっ!?」

 こわば……

「生がいいとか何とか抜かして。そういうアンタはキスしてもらった事あらへんやろ」
「んぎっ!?」
「うちは一杯ちゅっちゅしてもらったもーん。コンドームも付けてもらったもーん。初めての場所もこんな地下室やのーて、デートの後のラブホテルやったもーん」
「……ムキーーーーーーーーッ!!!! この小娘ぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」



181:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:39:38 gh+qYX87

 …………いや、まあ。なんというか。
 戦いのやり取りは高次元なのに、交わされる会話の内容は低次元というか人として軸がずれているというか。
 紫杏は耳まで真っ赤に染まり、朱里は目を見開いて呆然として、目の前の人外バトルを傍観していた。
 というか。
 今まで描写してなかったが、ルッカが手にして振り回している獲物の正体は、なんとピンク色のバイブレーターだったりする。

 バイブレーターVSモップの殺し合い。
 戦闘のハイレベルさと比例して、ただひたすらにシュールな光景だった。

「あ、朱里……」
「……何、紫杏」
「こ、これはつまり、どういう事なんだ?」
「……会話だけ聞くと、女同士の男の取り合い、三角関係のもつれね」
「それにしては随分とおかしくないか?」

 紫杏の疑問も最もだ。
 こういう痴話げんかの場合、普通は男の方にも多少の非難がいくが……先ほどから彼女たちの会話を聞く限り、吐き出されるのはお互いに対するスラングだけで、十坂に関する罵り言葉は一切出てこない。
 そもそも……彼女は写真を見た時、協定がどうとか言ってなかったか?

「それについては、俺が答えるよ」

 全く状況を見通すことが出来ず、歯噛みをする紫杏に横合いから声がかけられた。

「……!?」
「答えるから……」

 それは、聞き覚えのある声。
 二人の戦いの争点であり、そもそもの元凶である十坂修の声である。
 呆然としていたところにかけられた声に驚き、バッと身構えながら振り向いた彼女たちの視線の先に、彼はいた。
 その彼の姿を見て、二人は更に脱力することとなる。

「助けてお願い……」

 ―三角木馬、大小さまざまなバイブレーター、ポンプ、浣腸、クスコ、グリセリン溶液の1ダースパック、ローションの箱、媚薬、しあわせ草、その他諸々。

 いかがわしさ爆発の器具の山の下敷きにされ、十坂修は情けない声を上げていた。



182:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:40:27 npESOp/C
乙タイム、つーか乙の流れが終了するまでは待った方がいいんじゃね?
今は何か流れが強制終了しちゃった感があるけどそんな事にはかまわず俺は乙る。

>>162
GJ!マジGJ!
テンション上がってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
本気出す気が沸いてキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
和那最高だわマジで

183:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:40:53 gh+qYX87


「ふぅ……助かったぁ……ありがとう二人とも」

 朱里と紫杏。二人の手で猥褻物の山から救助された十坂は、笑顔を浮かべた。
 御礼をされた紫杏の顔が赤いのは、猥褻物の山の影響か、はたまた……

「そ、そんなことはどうでもいい!
 これは一体、どういう事態なんだ!」

 自分の中に芽生えた感情を否定する為、大声を張り上げる紫杏。彼女の視線の先では、卑猥なスラングを口にしながらエキサイトし続ける、和那とルッカの二人の姿があった。

「う……いや、まあ、なんというか……二人とも、カズの能力については知ってるか?」
「愚問ね」
「重力操作だったな」
「それなら話が早いや」

 さらりと答える二人に、十坂はホット一息ついて……

「実は俺も和那みたいに超能力があったらしくてさ……」
「……?」

 続いて吐き出された言葉に朱里は眉を潜めた。
 この学園で超能力云々……それも、和なの能力と結び付けて語るという事は、ジャッジメントが人工的に目覚めさせた能力なのだろう。
 しかし、朱里はそのような話聞いたことがなかった。もし、十坂が超能力に目覚めたのだとしたら、まず間違いなく自分に監視の任務が与えられるはずなのだから。

 そんな朱里の反応をよそに、紫杏は首肯して、

「……ひょっとして、一種の媚薬体質なのか? 君は」
「近いけど惜しい」

 この状況が十坂の超能力のせいならば……一番可能性が高いであろう答えに、十坂は首を横に振った。
 ならば一体どんな能力なのか。首をかしげる紫杏達に提示された答えは、ものすごい斜め上を滑空していくものだった。

「俺の能力は、SEXに強い事……ルッカは、『セックスモンスター』って言ってたけどな」
『はあ!?』

 二人は本日何度目になるか分からない驚愕の声を上げて、顔を見合わせた。一瞬、十坂が可笑しくなったのかと思った程だ。
 セックスモンスター。
 そんな能力、伝説としても聞いたことすらない。



184:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:41:55 gh+qYX87

「な、な、な、な……なんなんだっ!? そのいかがわしさ爆発の超能力わっ!」
「具体的には、相手を強制的に絶頂させたり、精液の量が増大したり、射精のタイミングを自由自在に出来たり、精液に媚薬成分が含まれたり、依存症があったり……」
「誰がそんな具体的な説明をしろと言ったかぁぁぁぁぁっ!?」

 これ以上ないほどに真っ赤になった紫杏が、八つ当たり気味の怒声を飛ばす。予想の範囲を逸脱しまくった事態を前に、完全なパニック状態だ。
 今の彼女に全うな質疑応答は不可能だろう。そう考えた朱里は、紫杏の肩に手を置いて口を開いた。

「大体、それじゃあこの状況の説明になってないわよ」
「……浜野は、俺の能力についてどう思う」
「体験してないから分からないし、体験したいとも思わないけど」

 ちらりと、和那と闘争を続けるルッカに視線を走らせ、朱里は己の意見を述べた。

「ルッカのあれが、貴方の能力によるものなのなら……この上なく諜報向きの能力ね。
 相手が女なら、情報搾り出し放題よ」
「だろうな
 ルッカも最初そう考えたらしくてさ。
 俺をジャッジメントの諜報員にしようとしたんだけど」
「ど?」
「その方法が色仕掛けだったんだよ」
「……OK。把握した」

 赤い顔のままながらパニック状態が大分治まったらしく、紫杏は怒鳴りたてることなく自分の言葉を紡いでいく。

「つまりこういう事だな。
 お前は色仕掛けをしてきた彼女を、逆にその能力で虜にしてしまったと」
「いやあ……あの時は自分の能力も知らなかったし、思わず暴走しちゃって……虜って言うよりは、俺の精液の中毒みたいになったみたいで」
「精液依存症のようなものか」
「いや。正に中毒。
 ……一ヶ月ぐらい放っておいたら、ショック症状で死に掛けたらしいし」
「カズは契約が云々といっていたが、その内容は?」
「最低でも週一回、この地下室でルッカの相手をすること……まぁ、殆ど毎日だけど」

 ぱちりぱちりと、紫杏の脳裏でパズルのピースが理論の虫食いを埋めていく。
 ショックで死に掛ける程の中毒を、あの女が起こしているとすれば……数々の矛盾が解消できるのだ。

 契約云々は、中毒症状の治療の事。
 カズがそれを認めていたのは、ルッカの人命救助のため。
 怒り狂う対象がルッカなのも、契約を破ったのがルッカの側だったから。

 ……そういう事情があるのなら、この一件について十坂を攻めるのは酷というものだろう。
 ルッカが彼の精液中毒になったのはある意味自業自得だし、女を抱き放題に出来る能力を持っているにもかかわらず、悪用を一切しない十坂の誠実さは、正直尊敬に値する。

「けど、そういう理由なら……あなたの精液を瓶か何かにつめて渡せばいいだけの話なんじゃない?
 別に、あの女とSEXする必要は無いと思うけど」
「……この能力、俺自身にも副作用があってね」


185:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:42:30 gh+qYX87

 ポツリと呟いた十坂の目は、酷く疲れていた。

「一つが性欲の異常増大。
 ……正直、一日も射精しなかったら暴走しちゃうから」
「暴走?」
「……我を忘れて動く人間全てに襲い掛かっちゃうんだよ。しかも、そうなると男女関係なし。
 暴走してる間の記憶は無いんだけどさ……前に一度暴走した時は、ルッカさんの取り巻きの黒服達全員の括約筋、破壊しちゃったらしいし」
『うわぁ』

 生々しすぎる話に、二人はドンビキだった。
 余談だが、桧垣先生もこの時一緒に襲われて、只今入院中である。

「もし学園内で暴走したら、それこそ取り返しがつかないだろ?」

 じぃぃぃぃぃっ

 次に、十坂はおもむろに、ズボンのジッパーを下ろし……

「ところで、俺のペニスを見てくれ。こいつをどう思う?」
『!!!!?!!?!!?!!!!』

 いきなり自分の陰部を露出し、クソミソな台詞をのたまう十坂に、二人は固まった。
 わいせつ物陳列罪だとか、変態だとか……普通、こういった行動を見せ付けられた際にするであろう思考は、ある一つの事実の前に欠き消えた。

「す、すごく……大きいです……!」
(ご、500mlペットボトルっ!?)

 紫杏が思わずつぶやき、朱里が衝撃で凍りつくほどに、十坂のナニはでかかった。カリは鋭く浮き出す血管は太い、凶悪な息子である。

「一つがこのペニスの肥大化。一つが無類のタフネス……こんなので毎日SEXしたら、カズが壊れる」
「壊れるって言うか、入るの!? これ!」

 ジャッジメントのアンドロイドとして、色々悲惨な目にあってきた朱里である。その『悲惨』の中には、役員による性的暴行もあり、その道では結構経験値があるのだが……その彼女をもってしても、ビックリの剛直だった。
 そりゃあ、黒服の括約筋も壊れるわ。



186:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:43:12 gh+qYX87

「……とまぁ、この状況はそういうわけなんだ」
「ふむ……」
「前に外で押し倒されてやっちゃった事があるから、その時の事がカズの耳に入ったんじゃないかな」

『…………』

 沈黙する二人。耳に入ったところが、現場をフォーカスされた写真をモロに見てしまったわけだが、そこはまあ言う必要は無いだろう。

 兎に角、ここに至るまでの事情は大体分かった。そういう事情ならば、責任を取らせるとかは酷というものだろう。
 そうなれば話は簡単だ。
 自治会で会議を開き、『もう一度調べなおしたら、この写真は合成写真だった』と断言すれば、全ては丸く収まってくれる。

 問題なのは、写真を送りつけてきた人間の目的だが……

「大体! あないな写真自分で送りつけてどーこーしようなんてどんだけ陰険っやっちゅーねん!」
「陰険!? 理知的といって欲しいわね!」
「退学させて独占するつもりやったんやろ! 正直に言うてみいこの卑怯者!」

(OK。問題なし)

 どーやらルッカ本人が写真を撮って、それを自治会に送りつけたらしい。

「どうでもいいが、なんで君はそんなものの中に埋まっていたんだ?」
「そもそも、なんでこんなところにいたのよ」
「……カズが乱入してきたのを敵襲と勘違いしたルッカに投げ飛ばされたんだよ。
 本人は避難させるつもりだったみたいだけど……ここにいたのは、さっきまで問題の性処理をしてもらってて、今終わったところだったんだ」

 言われてみれば、全裸で戦うルッカの股間は濡れそぼっており、床には白濁した体液が散らばっている……問題なのは、その量だろう。
 十坂の言ったとおり、尋常ではない量の精液だ。軽く見ても1.5Lのペットボトル一本分はある……今までその存在に気が付かなかったのが、不思議すぎるほどの量だ。



187:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:43:58 gh+qYX87
 その原因の一端に気付き、紫杏は眉を潜め、朱里は問題の液体に向かってしゃがみこむ。
 放たれる匂いが、精液のそれではない。まるで、ジュースのような甘い香りが鼻腔を刺激していた。

「……随分と甘ったるい匂いだな」
「それも俺の能力らしいよ。精液の味は自由自在みたいだな。
 ……甘いのと普通のしかやった事がないからわからないけど、」
「……ジュースにこっそり混ぜられたら、気付かないな。これは」
「あ、間違っても触ろうとするなよ浜野」
「不味いの?」
「ああ。皮膚に触れただけで媚薬効果が発揮されるらしくてな」
「ふーん」
(あ、危ない危ない……)

 興味本位で掬い上げる直前だった朱里は、冷や汗を流しながら己の幸運に感謝した。
 もし、十坂の言葉を聞くのが後一歩遅れていたら……
 ちらりと、朱里は未だに闘争を続けている二人に視線を向けた。

「むきーっ! この電信柱! 色気無し! 槍マニアー!」
「淫乱! アバズレ! 変態ぃぃぃぃぃっ!!」

 いや、もう闘争というよりも、子供の喧嘩だった。
 双方相手を口汚く罵りながら、ポカポカと相手の頭を叩き合う二人。足元には粉々に砕けたバイブとモップが転がっていて、激戦の後をうかがわせる。
 和那は兎も角として、ルッカは……平時のキリリとした面影など全く無い、情けないもので。

(ああは……なりたくないわね)

 浜野朱里は、本心からしみじみとそう思い……地面に手を置いた。

 置いてしまった。

 べ ち ゃ っ 

 粘着質で湿った音が室内に響き渡った瞬間、その場にいた人間は全員動きを止めた。
 朱里も、紫杏も、十坂も、二人仲良く喧嘩しな状態の和那とルッカでさえ、動きを止めて音源を見た。

 精液の水溜りに突き入れられた、朱里の掌を。

「あ゛」
『あ』
『あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

 現状を認識した一同の悲鳴が、狭い地下室に響き渡る。
 これが。
 後に朱里が『人生最悪最強の性体験』とのたまう事になる事件の、始まりだった。


188:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:47:12 gh+qYX87
以上です。時間が大分経過したので、投下開始してみました。
予告どおり、アホな勢いで突っ走ってみました。正直、和那に『~もーん』のくだりを言わせたかっただけなんだ。後悔はしていない。
……今読み返してみたら、何故か投下予告をすっかり忘れていた事に気が付きました。
もうしわけありません。


>>149
GOD JOB!!!!
パワポケエロパロスレに、俺は神を見た!

189:名無しさん@ピンキー
08/11/10 23:52:44 npESOp/C
ごめん更新せずに書き込んだら力一杯割りこんどった(><)
いやぁ本当に申し訳ない。

そしてワロタw
こういうのもいいもんだな。GJGJGJ

190:名無しさん@ピンキー
08/11/11 00:14:07 oLUMAaAy
GJ!笑わせてもらいました。
しかしパワポケならこういうのもありそうで怖い

191:名無しさん@ピンキー
08/11/11 00:17:24 Kb8S2h8t
10主が超能力に目覚めるてのは俺も考えたことあるけど

192:名無しさん@ピンキー
08/11/11 00:18:32 Kb8S2h8t
間違って途中で送信してしまった…

10主が超能力に目覚めるってのは俺も考えたことあるけど
これはひどい(いい意味でwwww
GJ

193:名無しさん@ピンキー
08/11/11 01:30:46 XdiNhVZA
1,2しかやったことがなくて
1の主人公が出るらしい3とアドバンスの1+2を探すも
とんと見付からない自分が通りますよ

武田とゆきちゃんでどうだろうと思ったらゆきちゃんは佐藤となのかー

194:名無しさん@ピンキー
08/11/11 05:07:28 Kv7W2j6L
これは見事なタイミングのAAだ
GJ!!

195:名無しさん@ピンキー
08/11/11 12:26:21 oLUMAaAy
しかし主人公が特殊能力持ちというのはエロパロ的にも夢が広がるな。
姿を消して覗くとか、分身して3Pとか

196:名無しさん@ピンキー
08/11/11 22:26:59 fCj0hKAc
粘り男とかヘッドスライディングですね
わかります

197:名無しさん@ピンキー
08/11/11 22:49:44 WopzCo0G
神速(ピストン)と絶倫も忘れるな

198:名無しさん@ピンキー
08/11/11 22:57:07 Q78raWkz
待てお前ら!
パワプロ名物弾道アップを忘れているぞw

199:名無しさん@ピンキー
08/11/11 23:08:28 yEP2a+SB
緊縛=SM
呪縛はなんになるんだろうか

200:名無しさん@ピンキー
08/11/11 23:16:49 z90DbqDv
それは普通の特殊能力じゃねーかww

201:名無しさん@ピンキー
08/11/11 23:55:52 MErxZAfT
低め○もよろしくだぜ。

202:名無しさん@ピンキー
08/11/12 00:05:30 ICv1w+nF
ハイボールヒッター=熟女狙い
ローボールヒッター=ロリ
アベレージヒッター=見境なし


パワーヒッター=夢見がちな童貞

203:名無しさん@ピンキー
08/11/12 00:09:42 DTkUfOiZ
>>202
アベレージヒッター=ハーレム野郎
パワーヒッター=一人の女の子を徹底的に調ky(ry


204:名無しさん@ピンキー
08/11/12 00:32:41 tn8rvgJt
孕ませ○

205:名無しさん@ピンキー
08/11/12 00:41:11 Bgmtfd3H
チャンス○=雰囲気(タイミング)を逃さない
持続=持続時間が上がる。
内野安打○=中出しOK
回復○=すぐに再び起き上がる
鉄腕=ゴットフィンガー。神のテクニック。

一発病=早漏

206:名無しさん@ピンキー
08/11/12 00:54:59 DTkUfOiZ
いや、一発病は……間違って孕ませる、だろう。

207:名無しさん@ピンキー
08/11/12 01:10:58 z91MMq2V
ピンチ○=修羅場をセックスで乗り切る
センス○=どんなプレイにもすぐ対応

208:水道局
08/11/12 02:29:54 nCOmEIKV
打球反応○:タマ感度抜群…何でもないです。
一番好きな4より天本さんです。乗り遅れた感がありますが…
トゥルーエンドSS。場面はエピローグからです。

209:平穏な日々
08/11/12 02:32:16 nCOmEIKV
「むしろ、感謝するべきなのかも……」
真っ直ぐ彼女の目を見て、そう答えた。

この3年間、多くの不思議な事が起きた。
けれど、島の人達や、日の出高校の仲間たちと過ごした日々。
真紅の優勝旗を掲げてこの島に帰ってきたこと。
そして、支えてくれた彼女との記憶は決して偽物なんかじゃない。
「だから、後悔はしてないよ」
もう一度、同じ言葉を伝える。

呪いは終わった。
だが、まだ全てが終わりじゃない。
自分達の未来はこれからだ―その想いは、届かなかった。
「……本当のこと、お知りになりたい?」
「え?」
彼女の哀しみの壁に阻まれて。

岬を悲壮な秋風が通り過ぎた。

『平穏な日々』

「……本当のこと、お知りになりたい?」
「え?」
突然のことに、理解できなかった。

そして、彼女は、真実を語り始める。
時が、静かに刻まれる。
「私、祖母は嫌いです。
 祖父は平凡で真面目なだけの人でしたが、祖母を大事にしていました。なのに、祖母は若い頃の失われたロマンスのことばかり……。
 祖母は河島さんを忘れられず、その彼が愛していた野球部に勝って欲しかった……だから私は、野球部に勝って欲しくなかった……」
張りつめた空気の中を、言葉の残響が漂う。

何だ。
これから彼女は、何を言おうとしているんだ―
動揺するこちらを突き放す様に、冷たい表情のまま彼女は言葉を続ける。

210:平穏な日々
08/11/12 02:33:36 nCOmEIKV
「あんなにタイミングよく部室が火事になったり、食べ物が痛んでいたりするものですか……」
言葉を放つ彼女の目に映る色は、闇。
その色は、こちらを凍てつかせ、一切の活動を許さない。
「部室の件はあなたを追い詰め、甲子園を目指させる為の祖母の仕業。あとは、―私です」
「………」
本当に消えそうな声で、彼女は呟いた。

彼女の口から聞かされた真実。

告白は、終わらない。
「なのに、なのに!おばあ様は、勝手に命をすり減らして勝手に死んでしまいました……」
彼女が滅多に表に出さなかった、―いや、出せなかった感情が吐き出される。
「嫌いです、あんな人なんか!!
 だから、急いで医者を呼べばまだ助かったかもしれないのに、
 幸せな夢を見ながらあの人が逝くのをただ見守ることしか、わ、私には……っ!」
全ての責任を思う彼女を止めなければならない。
そう思うも、体が動いてはくれない。

「あなたから告白された時も……っ!」
彼女が少し顔を上げ、その頬を涙が伝わる。

「本当に嬉しくて……。でも私は、あなたの邪魔をしていて……っ!
 だけど嬉しくて……っ!何も知らない、純粋で綺麗なあなたからそう言われて……。
 でも私は、汚れていて、歪んでいて……そんな資格なんて無くて!!」

言葉を連ね、目の前で泣き叫ぶ声は、仮面を被った優等生のものではなく、一人の、少女の声。

「それでも、抑えきれなくて……あなたといることが、本当に楽しくて……」
話しを終え、こちらを見つめる瞳からは、涙が溢れている。

「…………」
ふぅ、とひとつ息を吐く。
自分でも驚くほどに冷静に、話を聞いていた。
思うことはたくさんあるし、言いたい事もある。

211:平穏な日々
08/11/12 02:36:23 nCOmEIKV
けれど、聞き逃せなかった―彼女の建前に隠された、本当の気持ちを。
「天本さんは……結局おばあちゃんのことが好きだったんだよ。
 本当は、全部おばあちゃんの為に……」
「!」
「幸せな夢を邪魔しちゃいけない……そうだろう?」
「……っ!で、でも……私は、私はあなたをっ……!あなたを騙していたんですよ!!
 それなのに、どうしてあなたは怒らないんですか……?
 あなたには、その資格があります……私を憎んで、構わない……」
涙で覆われた瞳が、こちらに向けられた。
「……私、最低、でしょう……?」

これまで、彼女はその細い体に、どれ程の辛さや哀しみを溜め込んできたのだろうか。
両親のこと、祖母のこと……彼女は、心が壊れかかっている。
そんな世界から、彼女を救い出す為に出来ることは。
――正直に、自分の気持ちを伝えること。
「俺と付き合ってくれたことは、偽り?」
「いいえ、本当の気持ちです……でも」
「全部呪いのせいだよ。それに、言っただろう?後悔はしていないって。
 だから、君が哀しむ必要はないし、そうして欲しくない。
 ―優しい人だから」

そうだ。
真実がどうであれ、彼女を好きでいる気持ちは変わらない。
傍で笑ってくれて、支えてくれて、強くて、でも弱くて……そんな彼女だから。
彼女を憎む想いも、理由もない。

手を取り、彼女の小さな体を抱きしめた。
「……っ」
「一緒に、進んでいこう」
「……私はっ……迷惑ばかりかけて……っ」
泣きじゃくる少女の熱い息を感じる。
心の中にある何かを、彼女は止められずにいる。

「ずっと、辛くて……あなたが居てくれて……好きになって……離れたくなくて……っ」

彼女の本当の気持ち。
やっと届いてくれた。
「これからは、一人になんてしない」
「ごめんなさい……ごめんなさい……っ」

彼女はそれからずっとずっと泣いていた。
泣きやまなくていい。
今まで溜め込んできたものが、吐き出せるのだから。
気の済むまで、泣かせてあげようと。
彼女を抱きしめながら、そう思った。

212:平穏な日々
08/11/12 02:37:35 nCOmEIKV
…………

「散らかっていてすみません……」
「いや、大丈夫だよ」
部屋には、整理の途中だろうか、多くの品が置かれている。
そして、ほのかに漂う線香の香り。

暫く泣いて、落ち着いた後、俺たちは彼女の家に居る。
彼女を放って一人になんてしない。そう約束したから。

「ええと、今お茶を出しますね」
そう言って彼女は奥へと向かう。

仏壇には彼女の祖父と、祖母の遺影が並べられていた。
埃もなく、普段から手入れを欠かさないのだろう。
前に座り、手を合せ目を閉じる。

「……引っ越すつもりでした」
戻ってきた彼女が隣に腰を下ろす。
お茶を受け取り、ありがとう、と礼を言ってから言葉の続きを聞く。

「引っ越して、本土に行って……父のことは、ご存じですか?」
静かに頷く。本土の何処かに居るという、彼女の父親。
「いつか一人になったら、復讐に……と。ずっとそう思ってました。
 でも、その必要も無いですね……あなたがいますから」

彼女の哀しみが全て消えたわけじゃない。
痛みのない世界なんてないし、これからも哀しみがあるかもしれない。
でも、二人ならきっと乗り越えていける。

「これから、さ」
「はい……」

お互いに見つめ合う。
そして、二つの影は近づいて―ひとつになった。

213:平穏な日々
08/11/12 02:38:31 nCOmEIKV
…………

部屋を優しく照らす月明かりの下、彼女と抱き合う。
片手でそっと頬に触れると、びくっと体を振るわせる。
しかし、彼女は抵抗しないで真っ直ぐこちらの瞳を見つめてくる。

「上手くできるか分からないけど……」
「い、いえ……ふ、不束者ですが宜しくお願いします……」
初々しいやり取りを交わしながら、もう片方の手で彼女の手を握り締め、少しずつ顔を近づける。
鼻が触れそうなほどの距離になると彼女が目を閉じ、俺も目を閉じた。

「ん……」
最初はただ触れ合う程度の、優しいキス。
二度目は少し積極的に軽く口を開いてキスをする。
三度目はもう歯止めがきかなかった。
想いを全て注ぎ込むように、必死に求めるように、キスをする。
「あ……んん……ん」
舌で軽くノックをすると、控え目に受け入れてくれる。
最初は驚いていた彼女も、こちら行為に応えるように舌を絡めてくる。
「はぁ……ん、んん……ん」

顔を離して彼女のを見つめる。
彼女の顔は赤く、瞳は熱く潤んで焦点が合っていない。
少し呼吸を整えた後、再び口付けを交わして行為に没頭する。

「んん……」
甘い口付けを交わしながら、彼女の胸に手を添える。
「あ……」
彼女をそっと布団に横たわせ、セーターを脱がす。
そして壊れものを扱うように、優しくシャツのボタンを外していく。

彼女はこちらの行為をただじっと見ている。
やがて、シャツがはだけ、清楚な下着に包まれた控え目なふくらみが顔を出した。
彼女の顔が真っ赤になる。
額にキスをして、下着をそっと取り除く。
「あ……」
ふくらみの真ん中に、小さな突起が現れる。
綺麗な白い肌と淡いピンク色の乳首が構成するエロティックさに、思わず魅入ってしまう。

「………」
「そ、そんなに見つめないでください……恥ずかしくて……。
 それに、そ、その……小さいですから……」
語尾が小さくなっていき、聞き取りづらい。
「綺麗だよ」
「そ、そんなこと……ああっ!」

撫でるように柔らかな胸に手を這わせる。
全体を、円を描くように撫で回し、上向いた突起に舌を這わす。
「そ、それは……は、あぁっ!!」
弾くように乳首を転がすと、彼女が身を捩る。
そして、乳首を吸い上げる。
「ああぁあ……っ!」

214:平穏な日々
08/11/12 02:39:24 nCOmEIKV
普段の彼女からは想像出来ない嬌声が上がる。
そんな声を聞けることに優越感を覚え、胸への愛撫を続けていく。
「はぁ、ああぁ……ん、はぁ……っ!!」

そして、空いている片方の手を、体のラインに沿って下に撫でていく。
「んん……はぁあ……っ」
そして、少し湿った場所へと行き着いた。
「脱がすよ……」
「んん……は、はぃ……」

彼女の服を全て脱がし、お互いに生まれたままの姿となる。
月明かりに照らされる彼女の体は、何よりも美しい。
顔は赤く上気し、躰は熱を帯びている。
優しく、彼女の秘所に触れる。
「そ、そこは……ああぁっ!!」
そこは充分に湿っていた。
そっと、谷間に合わせて指を這わす。
「は、はぁあっ、んん、あぁっ!!」
少しだけ指を入れ、中をかき混ぜる。
「そ、それは、ん、ダメ、です……はぁぁ!!」
クチュクチュと音を立てるそれは、彼女にとってかなりの羞恥らしい。
乱れている彼女が愛おしく、胸と継続して愛撫していく。
「あぁぁ、っはぁ、んんぁあ……っ、ああぁぁ!!」
躰が少し跳ね、彼女の手がこちらを強く握った。

「落ち着いた?」
「は、はい……」
絶頂を迎え、ぐったりしてしまった彼女を抱く。
少し調子に乗りすぎたかもしれない――彼女は体力があるほうでは無いのに……。
軽く自己嫌悪に陥っているこちらに対し、優しい笑みを浮かべてくれる。
「私は、大丈夫ですから……。それに、そ、その、あなたも……」
抱きしめる格好により、彼女のお腹に、はち切れそうになった肉棒が触れている。
彼女を大切に思うからこそ、抑えきれなくなっているのも事実。

「本当に大丈夫ですから……そろそろ……」
「……分かった」
体を起こし、自分の息子を彼女の潤った秘所に添える。
「で、出来るだけ、優しくお願いします……」
「うん……」
彼女に優しく口づけし、腰を前に押し出す。
「ん…………っ!!」
「っ、キツい……」
破瓜の痛みに、彼女の顔が歪む。

中はとても狭く、こちらを拒んでいる。
強い締め付けに、気を抜けない。
「んん……わ、私は大丈夫ですから……そのまま……っ」
狭い中を、奥まで進んでいく。
そして、最奥まで到達した。

その時、初めて彼女が涙を流していることに気付いた。
「!!ご、ごめん、俺、また自分だけ……」
「いえ……違うんです……やっと、ひとつになれて、あなたと一緒になれて、嬉しくて……」
瞳に涙を溜めながら、そう言葉を紡ぐ。

215:平穏な日々
08/11/12 02:40:25 nCOmEIKV
「俺もだよ……」
彼女が愛おしい。
繋がったままキスをして、見つめ合う。
「落ち着きましたから、動いて下さい……」
「でも……」
「平気です……それに、そうして欲しい……」
「分かった……」
そっと腰を動かし始める。
少しでも彼女の痛みを和らげる為に、ゆっくりと、手を握って。
「んん……はっ、ああぁ、ん……」
「くっ……」
徐々に解れてきたのだろうか、滑りも幾らか良くなり、体の硬さも多少和らいでいる。
「つ、く……」
「はぁあ、ああぁっ!ん、……あぁあ、んん、はぁ……っ!」
彼女の中は温かく、締め付けは強いが、とても心地良い。
限界も、そう遠くはなかった。
「くっ、天本さん、そろそろ……」
「んっ、はぁぁっ……な、名前を……」
「……え?」
「んん、名前で……呼んで、くれませんか……母の……いえ、お母さんの付けてくれた……」

彼女は以前、自分は変な名前だ、と言っていた。

でも、それは嘘で。
本当は、誰かに、愛する人に呼んで欲しくて。

「――怜泉」
「はい……」

彼女の頬を再び涙が伝わる。
それは、哀しみではなく、喜びから。

それを合図にスパートをかける。
もうお互いに余裕が無くなっていた。
「はぁっ、んん……はぁ、あぁっ!」
「もう……っ」
「は、はい……っ、このまま、一緒に……」
最大の快楽の波が押し寄せる。
「怜泉……っ!!」
「あぁぁあぁっ――!!」
同時に果て、彼女の中に全てを吐き出す。
彼女を抱きしめ、
心地良い疲労感と温かさが体を包み込んだ。


「怜泉……」
「はい……」
布団の中、幸せそうな笑顔の彼女と、口づけを交わす。
「ちょっと、無理させちゃったかな……」
「いいえ、幸せです……こんなに幸せでいいのか、ってくらい……」
そんな愛しい人を抱き寄せる。
彼女の顔に浮かぶのは、澄み切った笑み。
これが彼女の、本当の笑顔。
一生守っていこう―そう心に誓う。

「怜泉……」
「ん……」
もう一度、優しいキス。
お互いの心が通じ合った、そんな幸せを感じて。
彼女の温もりを腕に感じながら、眠りに就いた。

216:平穏な日々
08/11/12 02:45:43 nCOmEIKV
………………………
 ……………
 ……

「………ん」
淡い色のカーテンの向こう、眩しい光が室内を照らす。

「………」
コチコチと静かに刻む時計の音。

俺は確か――

「………夢か」

懐かしい夢。
あれは、彼女と初めてわかり合えた日の出来事。
あの時は本当に幸せだった。

今はと言うと。

「ん………」
「おはよう、怜泉」
隣で目を覚ました、愛する人。
彼女の目に一番に映るのは――

「おはようございます……あなた」

見ているこちらが幸せになれる、そんな笑顔で。
彼女に優しくキスをして、抱きしめる。
そんな俺を、彼女は温もりで包み込んでくれる。

217:平穏な日々
08/11/12 02:46:27 nCOmEIKV
「どうか、しましたか?」
笑顔で、彼女はそう問う。
「夢を、あの日の夢を見た……怜泉と向き合えた、あの日」
「そうですか……」
そう言って彼女は言葉を切り、頭を撫でてくれる。
その時間は穏やかで、不安定だった心を満たしてくれる。

「どっちが赤ちゃんか、分かりませんね」
クスクスと笑い、彼女は傍のベビーベットへと視線を向ける。

そこには、俺と彼女の子供。
すやすやと穏やかな表情を浮かべながら眠っている。
そんな姿にに、思わずお互いの顔に笑みが浮かぶ。

あの後、高校を卒業して、俺たちはこの島で結婚式を挙げた。
そして、今もこの島で暮らしている。

野球選手になるという夢は、叶わなかった。
プロへの誘いはあったが、彼女を守ると決めたから。
彼女にそう伝えたとき、悲しそうな表情を浮かべたが、
『あなたが決めたなら……後悔はしないのでしょう』そう言ってくれた。

野球選手にはなれなかったけど、今は最高に幸せな日々を送っている。
この夢はきっとこの子が叶えてくれる―というのは親バカだろうか?

「怜泉」
隣にいる彼女と向き合う。
「はい」
「これからも宜しくな」
「―はい」
そして、満面の笑み。

そうだ。
この笑顔を守るんだ。
そして、二人で――いや、三人で支え合って生きていこう。

岬から数年後。
幸せそうな三人を、優しい光が照らしていた。

218:水道局
08/11/12 02:49:30 nCOmEIKV
以上です。大変クサい…
完全なる自己満足SSですが、少しでも評価していただければ幸いです。
誤字・脱字があったらすみません。

219:名無しさん@ピンキー
08/11/12 03:43:26 mJMQKFMz
神ぃぃぃ――っ!
神が降臨なされたぁぁぁっ!

220:名無しさん@ピンキー
08/11/12 07:55:42 KTzp/n72
GJ――!!!
天本さん可愛いよ天本さん。
しかしまさか主人公が野球選手にならないとわ……

221:名無しさん@ピンキー
08/11/12 10:01:23 WkixFDlQ
ふ~

222:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:33:42 DTkUfOiZ
>>水道局氏
ううむ。これが正史ヒロインの力か!
圧倒的ではないか!

……早くも続編がかきあがったので、投下します。
相変わらず、エロよりギャグですが。

223:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:34:37 DTkUfOiZ
『せっくすもんすたぁ・に』

 ―朱里が十坂の精液に触れた。

 ふって沸いたアクシデントに対する一同の反応は、様々だった。

「朱里―大丈夫か? 体調に変化はないか?」

 冷静に朱里の心配をする者。

「えええええ、えっと……手についただけなら水で洗えば何とかなるかも……!
 水水水ーっ!」

 半ばパニック状態で対処を試みる者。

「うぇぇぇぇぇ……ライバルが増えたぁ……しかも相手が朱里やなんてぇ……
 うわーん! うちのせいやー!」

 状況に打ちのめされ、めそめそと泣く者。

「こ、この東洋の牝猿がぁっ! 畜生の○○の分際で飼い主の手を噛むとは……!」

 放送禁止用語を交えてなじる者。

 ……本当に様々であった。というか、ルッカは自重しろ。

 先ほどまで和那とルッカの怒号で満ちていた室内が、今度は四人分の声で大層賑やかになる中、朱里は冷静に己の状況を分析した。

(……っ!)

 熱い。
 精液に触れた指先が、熱い。
 だがそれは決して外側の暑さではなく、内側から沸き起こる熱……興奮した時に性器に感じる性的衝動のそれに似ていた。まるで、指先と性器が置き換わったと錯覚するような強力な熱。
 しかもその熱は、徐々に徐々に広がっていき、彼女の神経を侵蝕するのだ。

(こ、これは……!)

「どうなんだ? 朱里……」
「朱里ぃ! 大丈夫なん!?」

 紫杏は真剣なまなざしで、和那は涙目で。
 表情や感情は違えど、自分を心配してくれる二人の言葉に、朱里は正直な言葉を返した。

「……正直……ちょっと辛いわね」

 つぶやくその頬は赤く染まり、唇をかみ締めていた。

「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 バックミュージックは、ルッカが奏でる聞くに堪えない放送禁止スラングである。
 どうやらこちらを無視するなと言っているらしい。

 『過去の悲惨な体験』……その中で、媚薬を打たれた経験は何度もあるが、こんな極め付けに強力な効果を及ぼされた事は一度もない。
 逆の方の手でハンカチを取り出し、精液をぬぐおうとして……



224:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:35:10 DTkUfOiZ
「ああ! あかん! 下手に拭いたらかえって悪化してまう!」

 和那の涙声に止められた。
 そこへ丁度いいタイミングで十坂がコップを手に戻ってきて、中身の水を朱里の指先にかける。するとどうだろう、水に荒いがなされるかのように、指先に篭っていた熱が引いていく……完全に引ききったわけではないが、熱が広がる速度は間違いなく遅くなっていた。

 幾分か正気を取り戻した朱里は、目の前の元凶をじろりと睨みつけて毒を吐く。

「擦って引き伸ばしたら悪化するって、何処の毒よ……」
「毒の方がマシだと思うよ」

 それに返ってきたのは、間違えようのない自嘲の言葉。

「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 しつこいようだが、BGMはルッカの放s(ry
 どうやら十坂に失礼な口を聞くなといっているらしい。

「間違えて口に入ったら、発狂寸前になるからなあ……」
「ある程度耐性ついとったら……ぐすっ……肌につくくらいはなんでもないんやけどね……」

 十坂の怖いお言葉に、和那が鼻をすすり上げながら追従する。
 確かに、指についただけでこんな反応が起こる媚薬だ……口に入ったら、まかり違って性器に触れたら一体どうなってしまうのか……想像するだけで背筋が凍る。
 ルッカが壊れてしまったのも当然だろう……これは、あまりに強力すぎる媚薬だ。

 そうこうしているうちに、手先を潤していた水の流れが途切れてしまった。コップの中の水が切れてしまったのだ。

「あ……やべ……
 急いで次の水を注いでくる!」
「♂♀★〒↑@&▽%%#°@>◇◆〓□¢>」【+±§☆¶∽♭‰≪】!!!!!」

 慌てて立ち上がろうとする十坂のBGMはルッカn(ry
 どうやら、ご主人様の手を煩わせるなという意味の事を、紫杏達に言っているらしい。
 あまりにやかましいBGMに、十坂は青筋を立てて、

「ルッカ」
「何でございましょう御主人様!」

(御主人様っ!?)
(もう完全に道を踏み外してる!)

 一瞬でクールダウンしてしおらしくなるルッカに、紫杏と朱里はビックリである。
 両目を潤ませ頬を染め、初心な少女のような表情をするルッカに、十坂は冷たく命じた。

「お前うるさいから少し黙ってろ」
「ええ!? そんな! そんなご無体な!」

 外国人なのに、やったら流暢な日本語を使い、ルッカは両目に涙を溜めて講義する!



225:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:36:09 DTkUfOiZ
「ただ黙ってろだなんて!
 やるなら、『両穴バイブで拘束放置』! ……いえ! せめてボールギャグで拘束を!
 この哀れな牝豚に御慈悲をぉぉぉぉ!」

 ―叫ぶ彼女の表情は、明らかに興奮していた。

 早     /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ   駄
 .く      /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',   目 
 な.     /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!  だ 
 ん   ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
 と   /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l  こ
 か  !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|   い
 し  j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l !   つ
 な    l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ   :
 い   !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l!     :
 と     ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\   `" ̄"´  |::!:l::! j:ll:!
  :      !::、::::i      l             u |:::/lj/l:!リ
  :        ヾト、:!u                 j!/ j|:::リ
          ヾ!    ヽ  ‐       u /イ´lハ/
            }ト.、  -、ー-- 、__      /' !:://
             リl::l゛、  `二¨´    /  |/:/
         rー''"´ト!::i{\       /  / !:/
        / ^ヽ  ヾ!  ヽ _,,、'´    /  j/

 注・朱里


 妙に手馴れた十坂にボンテージファッションで拘束され(バイブは刺さなかった)、ボールギャグまでかまされて、恍惚とした表情で涅槃に旅立ったルッカの姿に、朱里は危機感を感じずに入られない。
 主に任務中の危機管理とか。こんなヤツから指示受けて大丈夫なのかと小一時間。

「……妙に手早いな」

 ルッカの拘束を終え、水を汲んで帰ってきた十坂に、紫杏が声をかけた。
 十坂は朱里の指先に水をかけながら、疲れきった笑みで、

「―慣れてるからさ」
「……大変だな」

 その表情から苦労の程を察してねぎらうも、十坂は首を左右に振った。

「いや、元はといえば、俺のせいだし……最初にやった時に口の中に出したら、箍が外れちゃったみたいでさ」
「……まぁ、何だ。
 事情があるなら、君がカズの部屋に夜這いするくらいは、見逃してもいいぞ」
「……根本的解決になってない。カズが壊れるってば」

 ねぎらいのつもりだったのだろうが、全く的を外れた紫杏の言葉に、十坂はジト目で突っ込んだ。



226:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:36:54 DTkUfOiZ
「誰がカズを抱けといったか! 二人きりで話すだけでも―」
「俺はカズと密室で二人きりになって、自分の欲望を抑えきる自信はないぞ」
「はぁ?」
「俺にとっては、最高に可愛い彼女だからな。多分押し倒さずにはいられないだろうし」

 それは全くの不意打ちだった。
 つまるところ彼の言葉は、『二人きりになったら襲ってしまうほどベタ惚れ』という意思表示で。
 十坂に片恋中の紫杏にとっては嫉妬を掻き立てられる言葉であり、和那の羞恥心を直撃する、最大級の惚気だった。

「よかったじゃない……彼、貴方にベタ惚れみたいよ」
「あ、あうぅぅぅぅぅ……」

 朱里の言葉に、和那は耳まで真っ赤になって縮こまる……180を超える長身の彼女がこうなるとやけに小さく、かわいらしく見えるから不思議である。

「そのぐらい耐えられないのか……?」
「耐えられるわけがないだろう。二人きりになったときのカズは、そりゃあもう愛らしいんだから♪
 俺は元々猫派だったが、今なら断言できるぞ。
 今の俺は猫より犬よりカズ派だ。あいつは猫より何倍も可愛い♪」

 続いて吐き出された言葉は、紫杏なりの嫌味だったのだろうが……力の限り逆効果だった。
 紫杏の米神がピクピク痙攣しているのにも気付かず、十坂は惚気爆発である。

「……あんなこと言ってるわよ。あんたの彼氏」
「お、おさむのあほぉぅ」

 かなり余裕が出てきたらしい朱里にからかわれ、和那は真っ赤になって膝に顔を埋めた。

「耐えられないなら、一体いつスキンシップをとってるんだ、二人とも」
「え、そりゃあ…… 事 後 」

 半ばやけくそ気味に質問する紫杏に対し、十坂は恥らうことなく躊躇うことなく言い切った。
 紫杏と朱里が和那の親友という事で、安心しきっているのだろうが、ある意味尊敬に値する馬鹿である。

「事後って言っても、挿れっぱなしなんだけどな。その状態で首筋とかにキスマーク付けると、反応が可愛いんだよ~♪」
「キスマーク?」
「ああ! カズは俺のモンだから、めい一杯マーキングしておかないとな! うなじとか鎖骨とか……まぁ、大概付けてる最中にお互い寝ちゃうんだけど」
「い、いれっぱなしでか」
「ああ……というか、一つのベッドに入ったら、いつも抜くのはいつも朝なんだよな」
「……」

 紫杏の頭から、ぷちっと何かが切れる音がした事に、その場にいた誰も気付けなかった。

「『一杯チュッチュしてもらったもーん』、ね。成る程」
「…………!!!!」
「とりあえず、首筋にキスマークがついてたら、前日はお楽しみだったって事でいいのね?」
「うえええええ……朱里がいじめっ子やぁ……」

 完全に熱が引き、いつも通りの顔色になった朱里は、ここぞとばかりに和那をからかい倒していた。羞恥心を抉る朱里の口撃に、和那は子供のようにマジ泣きするしか出来ない。
 ―これなんて羞恥プレイ?


227:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:37:30 DTkUfOiZ
「とりあえず、妊娠には気をつけなさいね」
「うう……コンドームつけとるから大丈夫やもん……」
「……ふと思ったんだけど、あれに合うサイズのコンドームなんてあるの?」
「ジャッジメント特注品……あそこの変態に頼んで……」
「……まあ、市販のコンドームが使えるはずないか……」

 その頃の変態=ルッカ。

(放置プレイだなんて……!
 くやしい……でも……感じちゃう! ビクビクッ)

 何もしてないにもかかわらず絶頂したりして、中々の痴女っぷりを見せ付けてくれていた。




「ちなみに……これって、飲んだりしたらどうなってたわけ?」

 一通り和那をからかい倒した朱里は、ふと脳裏に浮かんだ疑問を、そのまま十坂にぶつけてきた。とされた十坂は朱里に向かって振り返り、紫杏に背を向けるか形で顎に手を当てた。

「……カズの時はそりゃあもうビックリの乱れようだったなぁ」
「い、いちいちうちを引き合いにださんといてぇぇぇぇぇぇ」

 これ以上の羞恥プレイには耐えられないとばかりに悲鳴を上げる和那であった。

「……俺の精液浴びた女ってルッカと和那だけだから、正直どうなるか想像がつかない」
「ルッカのときは……って、愚問ね」
「ああ……暴走して記憶がない。
 気がついたら彼女が精液の海にアヘ顔で気を失ってたよ……」
「ああ、そのショックで……」

 朱里が痛ましそうに視線を投げた先では、

(らめぇぇぇぇぇっ! 放置しゃれるのぉがよしゅぎてルッカとんに゛ゃう!!)

 脳裏でみさくら語を展開しつつ、潮を吹いたりしていた。
 素敵なまでに駄目人間である。

「まぁ、量にもよるけど……精液浴びた時の二人の反応から察するに、浴びる位置が体に近いほど、早く発情状態になっちゃうんじゃないかな」

 ぴ く り っ

 その一言を口にしたとき、紫杏の片が震えた事に、誰も気が付かなかった。
 気が付けなかった。

「もしその状況になったら……?」
「んー……その時点で、もう俺の精液の中毒になってるだろうから……まぁ、俺が抱く人間が一人増えるんだろうなぁ……
 増やしたくないけど」

 ぐ っ !

 その言葉を聴いたとき、紫杏が何かを決意したかのように拳を握り締めた事に、誰も気が付かなかった。
 気が付けなかった。



228:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:38:33 DTkUfOiZ
「増やしたくないの?」
「今でさえカズがいやな顔するんだから、これ以上泣かせるのはゴメンだよ。
 ああ、浜野は大丈

 べ ち ゃ ッ !

 夫―!?」

 ―会話の最中に地下室に響き渡った、不吉な不吉な濡れた音。

 今さっき聞いたのと同じ、しかし明らかに先の音より大きな音に、その場にいた全員が硬直した。
 うつむいていた和那も顔を上げ、皆でさびた機械が動くように、ぎぎぎぎぎぃっ、と音源に向かって首を動かし……そして見た。




 床に広がる精液の海。
 その真っ只中に、何故か顔面からダイブしてしまっている紫杏の姿を。




『し、しあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!?』

 声をはもらせた和那と十坂が、わたわたと倒れた紫杏に駆け寄る中、朱里は動かなかった。動けなかった。
 そう、彼女は見てしまったのだ。
 精液の海に向かって倒れこむ瞬間……紫杏が某嵐を呼ぶ幼稚園児の如き笑みを浮かべる姿を!

「し、紫杏! 大丈夫か紫杏!」
「ば、バランスを……崩してしまった……」

 嘘だ。アレは絶対わざとだ。
 彼女は、わざと精液の海の中に自分から突っ込んだのだ。



229:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:39:43 DTkUfOiZ
 あの冷静沈着な紫杏をここまでトチ狂わせるとは……恋とは、実に恐ろしい不治の病である。

「か、カズ! ルッカの拘束解いて! バケツリレーで精液を洗い流せー!!!!」
「わ、わか―」

 そうか。
 そういうことか。

 かちゃかちゃ……

「って、ちょっと紫杏さーーーーーーんっ!?
 何でズボンのベルトを―」
「うふ、うふ、うふふふふふふふふふ」
「だ、駄目だー! もう完全に逝っちゃってるー!!!!」

(紫杏、あなたは……人の道を踏み外してでも、十坂と結ばれたかったのね)

 あかりん、遠い遠い目で逝ってしまった己が主を眺め、ゆっくりと絶望した……紫杏が倒れこんだ時に飛び散った精液が、口の中に入ってしまった音に対する、拭いようのない絶望感が、胸を満たしていく。

「うわーん! 紫杏が、紫杏がどこぞの変態みたいになってしもうたー!」
「……誰が変態よ。誰が」
「アンタにきまっとるやろー!」
「……人が御主人様からの放置プレイを楽しんでいたところを邪魔しておいて、いう事がそれかー!」

 和那と拘束から解き放たれたルッカが、闘志むき出しで火花を散らし。

「あむ……ぷちゅ……あぁ……大きい♪」
「ちょ! 紫杏……いきなりそれは……って、浜野まで何を……!」
「ふふふふふふふ」
「え、獲物を狙うハイエナの目だっ!!!!」

 紫杏と十坂に朱里が混じって、ピンク色でサックスが聞こえそうな雰囲気を撒き散らし、

 まぁなんてカオスな空間でしょう!
 リフォームの匠もびっくりの劇的ビフォーアフターであった。

 その日……彼女達はカレンダーの日付が変わるまで、地下室を出る事はなかった。



230:名無しさん@ピンキー
08/11/12 17:43:15 DTkUfOiZ
以上です。

着々とセックスモンスターハーレムが築かれつつありますが、朱里はハーレム入りしません。
(ギャグ漫画的な意味で)もっと美味しい役回りを予定しています。

231:名無しさん@ピンキー
08/11/12 19:32:56 DTTtAHDL
天本さんの話とハーレム話もGJです。
ところで質問するけど、
本編のイベント中にここは主人公、彼女を抱いただろうな感じのイベントで、
まずどのイベントを思い出す?(五十鈴や友子のようなイベントで)

232:名無しさん@ピンキー
08/11/12 20:27:01 KTzp/n72
なんという良作の嵐……。
天本さんもギャグもGJ!。
俺はこういうの好きだな

233:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:00:51 Bgmtfd3H
かなりGJ!もう満腹!w

>>231
そりゃ、維織さんでしょ!

234:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:19:35 uErZe8ZZ
バレンタインイベントの友子はガチ

235:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:23:49 KTzp/n72
確かに友子はガチだが
カズの保健室イベントもかなり

236:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:27:54 hsX0xctG
のりk・・・
いや何でもない、すまなかった。

237:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:30:05 NCFoKGfX
シャンプーの匂いがする主人公

238:名無しさん@ピンキー
08/11/13 00:05:22 mdhskU+v
イベントじゃあないが、デートの後の背景がラブホテルだと、こいつら犯ったなと思う。

239:名無しさん@ピンキー
08/11/13 00:37:25 ++axdzMr
6のことかー!
色々と酷かったな、6は。いいぞ、もっとやれ

240:名無しさん@ピンキー
08/11/13 07:15:06 AFXPDGAU
酸素の消費自重してください><

241:名無しさん@ピンキー
08/11/13 07:40:04 FLaURStk
1日目離しただけで2本も…!
GJGJマジGJ
最近すごいなぁなんつーかバンザイ状態

242:名無しさん@ピンキー
08/11/13 15:58:59 M3P0ONiP
>>231
5のめぐみちゃん

243:名無しさん@ピンキー
08/11/14 07:49:47 rB/AwvkH
9で落盤後のなっちゃんと9主は、やはり助けだされるまでは……

244:名無しさん@ピンキー
08/11/14 13:20:40 EIye4Hnn
>>243
朝でなおかつ鳥の鳴き声。後は分かるな?

245:名無しさん@ピンキー
08/11/14 15:30:49 g/6NFPuB
まてまてまて。
なっちゃんと9主が助け出された時、カンタ達は何事もなかったかのように接してるんだぞ。
普通にあれしてたら、そんな反応はしないはず。
……やはり、服を着たままセックスして中(ry

246:名無しさん@ピンキー
08/11/14 18:55:41 ua5cu0jW
>>245
中で繋がったまま
「沸騰しそ(ry」ですね、わかります。

247:名無しさん@ピンキー
08/11/14 22:25:42 P572kCLM
そうか、カンタに妹ができるのか

248:名無しさん@ピンキー
08/11/14 22:32:58 0eNsg7Vz
>>244
朝チュンですね。もちろんわかります。

249:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:14:34 ZHdLAtsd
8主×友子を書きます。
誕生日イベントからハッピーエンドです。

250:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:15:10 ZHdLAtsd
「あれ、少し早くきすぎたかな?」

彼がホッパーズに入団してから3年目。
今日は彼の誕生日で祝うために公園で待ち合わせをしていた。
彼がやってきたので、少し驚かせようと物影に隠れて待っているところを、

「よっ!」
「わっ!」

彼は驚いて大きく飛び上がった。


『真実の愛』


「驚かすなよ…」

そんなことを言っている彼に対して、私は微笑みながら、

「はい、アイス食べる?」
「おっ。サンキュー」

二人で一緒にアイスを食べ始めた。
彼はアイスを本当においしそうに食べてくれていて、自分が作ったわけじゃないのに、
ちょっと嬉しい気分になった。

「のどかね…」
「うん、前にもこうして公園に来たよな」
「うん、そうね…平和よね…。
ああ…平和が一番いいわ…」

サイボーグ同盟と私達は名乗っているけど、実際はアンドロイドな私達は、
あの忌まわしい記憶が残る研究所から逃げ出してから戦いの日々だった。
今、ここで彼の所にいるのもCCRの一員である彼から情報を抜き取るためだ。
それでもお互い戦っている中こんな穏やかな雰囲気に和んでいた。


251:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:16:16 ZHdLAtsd
「どうってことない話題で、楽しんだり怒ったりできる
今の世の中が一番いいよ」
「そうね、普通なことができるのが一番よね」

リーダーである石中や小野が言っていたことがある。
普通の人間として生きていたいと。
石中はホッパーズに潜入してから目的とは別に野球に愛着がわいたし、
小野はただ私達と平和に暮らしたいと願っている。
大神の連中が邪魔をしなければ、私達でも普通の暮らしはできるから。

「最近そう思うようになってわ」
「ああ、そうさ……なあ、友子?」
「なあに?」

彼が何かいいたそうな表情をして、さりげなく返した。
けど帰ってきたのは深く、重い言葉…。

「もうやめないか?…俺から情報を引き出すのは…」
「!!!…ど、どういうこと?」

聞かれた質問に私は動揺してしまい、慌てた口調で返してしまう。
それを見た彼はやっぱり…というような表情を見せて言った。

「とっくにバレてるんだよ。お前、サイボーグだろ?」
「ち、違うわ…!」
「いいよ、もう…あ、アイス溶けるぞ」
「え、あ、うん…」

必死に否定している私にその言葉を投げかける。
私がアイスを食べ終わるまで、彼はずっと黙っていて、やがて言った。

252:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:17:13 ZHdLAtsd
「強力な暗示能力を持った機械のことを聞いたことがある。
小型化には限界があるけど、サイボーグなら体内に隠すことができるからな。
そして偽の過去の思い出なら細かい部分まで決めなくても、会話で誘導するのはたやすい」
「…………私をどうするつもり?」

すべて図星を言い当てている彼に対して、私は声を震わせながら言った。
正体がバレていたなんて思っていなかった。
彼は私達を捕まえるための組織の一員…だから私を…。

「俺はお前が好きだ…守ってやりたい…」
「え…!?」

思いもよらない言葉が再び返ってきて、また私は動揺した。

「でも、それは私が偽の記憶を…」
「過去は関係ない、お前はいいやつだよ」
「えっ…?」
「なあ、俺と一緒に逃げないか?
ずっとお前を死ぬまで守ってやるよ」


253:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:18:02 ZHdLAtsd
「それは駄目…できないわ…」

彼が言っていることは、彼は自分の組織を裏切ること。
つまり彼は私を守るためだけに組織を裏切るというのだ。
そんなことをさせたくはなかった。騙してた私を…。

「俺じゃ駄目か?それとも信用できないのか?」
「そんなことない、だけど…」
「じゃあ決まりだ。一緒になろう!」
「待って!」

明るく振舞う彼に私は歯止めをきかせた。

「やらなきゃいけないことがあるの、それが終わるまで待って」
「それはいつ?」
「10月の2週目…」
「なあんだ。シーズン終了後じゃないか。
ちょうどいい、俺もペナントで抜けなくてすむ
そうだな、よし。ホッパーズの公式戦最後の試合が終わった翌日に、
この公園でこの試合に待ち合わせよう」
「ねえ、日本シリーズは?」
「あ、優勝したときか!」
「ふふふ、どうせなら最後までやってきて」
「よし、日本一になってお前と一緒に逃げるぞ!」

自分の本当のことを話しても彼は私を受け入れてくれた。
嘘の記憶を作らせ彼に近づいた、でも…今ここにあるのは、
私の本当の気持ちだった…。

「待ってろよな!お前が誰であれ、俺はお前が好きだからな!」
「ありがとう…」

254:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:18:44 ZHdLAtsd
しばらく二人でじっと寄り添い合っていた。
これからシーズン、または日本シリーズが終わるまで、会えなくなる。
もしかしたらもう二度と会えなくなるかもしれない。
だからたとえ約束しても今のこの温もりを感じていたかった。

「小波君…」
「友子………」
「んっ!」

いきなり彼は私を抱き寄せてきて、唇を押し当てる。
初めて抱かれた時もそうだった。彼は手馴れているような感じだけど、
ときどき驚かされるようなこともする。

「んっ…はっ…んんんっ…はあっ」

そのまま来ていたコートに手をかけられすべるように服を脱がされていった。
あっという間に生まれたままの姿にさせられ、彼はじっと見つめる。

「そんなに変わらないはずなんだがな…」
「体のなかにはいろいろ入っているのよ。自爆装置とか…」
「…………」
「はあんっ!」

ふくらみの突起を唇で銜えられ、甘い痺れが体中にはしる。
体中を撫で回されてついにはその場所にまで。

「ひゃああんっ。そこは…ああっ!」

彼の指がその場所に入っていくとともにくちゅくちゅと音を立て、
体を仰け反らせながら声をあげてしまう。
体中が熱くなり、溺れてしまう感覚を味わう…。

255:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:19:45 ZHdLAtsd
「友子…いくぞ……」
「ええ…いいわ……」

彼のそれが押し当てられると共に、そのまま結ばれる。

「はあああんっ!小波…君…」
「友子…」
「ああんっ…はあっ…こ…小波君…好き……」
「俺もだ…友子……」

体の中に押し広げられるような感覚。甘く痺れてしまう温もり。
彼が腰を強く動かすと共に強く気持ちのいい…。
私も、より心地よさを求めて腰を振って…。

「友子っ!」
「あああああああああっ!」

彼から解き放たれる熱く暖かい想いを味わい体を喜ばせていた。
そのままゆっくりと二人で寄り添った。
この幸せな気分を少しでも味わいたかった……。

256:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:20:22 ZHdLAtsd
それから一ヵ月後、ホッパーズは優勝を果たし、日本シリーズへ参加。
その間にCCRによってアジトが襲われてしまい、私は脱出。
私が行方をくらませている間にホッパーズは日本一に。
そして彼はCCRの真相を暴いて大神から送られた黒幕を倒した。
そして彼はその日に公園でずっと待ち続けていた…私を……。

「……………」
「会いにいかないの?せっかく助けてあげたのに」

銀髪の女性、彼と同じCCRの一員である白瀬が言う。
脱出するときに私は彼女に偶然出会い、どうしてかわからないけど、見逃してくれた。
会話から導こうとした記憶操作が効かずに撃たれそうになったけど…。

「もう私と会わない方が、あの人は幸せなんじゃ…」
「はあ~あ。ああもう、面倒くさいなあ。ほらほら、いったいった!」
「きゃっ!」

彼女に無理矢理押し出される形で彼と目を合わせてしまう。
彼は私を見て、驚くような表情をする。
いきなり見つめられて、頭が混乱してしまう。

「あ…その……」

それでも次第に言葉が出てきた。
やっと約束が果たせた…、彼との約束を…。
だから、いつものこれで言った。

「よ!元気?…………おまたせ…」
「友子………友子~!!」

嘘から始まった恋…それでも今の私達にあるのは、
ここから先にあるのは真実の愛…。
抱きしめられながら私は思う。
これがハッピーエンドなんだって………。


257:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:24:22 ZHdLAtsd
これで終わりです。
条件が厳しい分、ハッピーには感動した。
本編の会話が殆どなので目新しい所はないかもしれませんが、
楽しんでいただければ幸いです。


258:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:06:42 3MIBMZTn
乙!
友子は苦労するよね 試合に勝てずにリセットしまくったりイベント発生しなくてリセットしたり・・・

259:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:32:50 u4C+GW0U
乙ったら乙
隊長に負けた俺何なの。馬鹿なの。

260:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:52:44 8sbpBIKT
GJ!
友子は苦労した。
まさか作った選手が一定以上いないといけないなんて……

261:名無しさん@ピンキー
08/11/15 08:33:24 ELITsnae
パワポケの彼女は全部甲乙付けがたいから困る



(例外を除く)

262:名無しさん@ピンキー
08/11/15 14:26:55 yNt8RT1A
誰かそろそろ玲奈書いてくんねーかな

263:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:41:34 PMRy/jXr
>>261
ふ ふ ー ん 

264:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:44:40 XZXdONnl
6主×詩乃とか欲しいな~

265:名無しさん@ピンキー
08/11/16 03:09:34 0wsdb5UR
最近の投下ラッシュは嬉しいぜよ

266:名無しさん@ピンキー
08/11/16 10:12:04 DacYGFiR
武美のリボンを黄色にすると・・・・


だめだこの先言えない


267:名無しさん@ピンキー
08/11/16 11:21:54 MAOEz9X6
たまにそれ言う人いるけど全然似てなくね?

268:名無しさん@ピンキー
08/11/16 11:22:08 Qjz1iWc5
>>266
武美はあのままだからいいんだろ!

269:名無しさん@ピンキー
08/11/16 14:50:16 ds68CcBd
全盛期のパワポケ伝説
・三回プレイして五回ゲームオーバーは当たり前、8回ゲームオーバーも
・プレイ開始直後にゲームオーバーを頻発
・パワポケにとっての野球はミニゲームのできそこない
・先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
・9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転したのに彼女は意識不明
・普通の女の子も余裕で自殺
・一回のサクセスでキャラが三人死ぬ
・緑髪伝説が特技
・カセットを差し込むだけでプレイヤーが泣いて謝った、心臓発作を起こすプレイヤーも
・グッドエンディングでも納得いかなければバッドエンディングにした
・あまりに彼女が死にすぎるから死んでても彼女扱い
・その彼女もサイボーグ
・彼女候補を一睨みしただけでPAWAに飛んでいった
・スイッチをつけてない状態でもバッドエンディング
・野球をせずにシナリオをクリアしたことも
・自分の投げたイタチの人形を自分でキャッチしてレーザービームで投げ返したらまた戻ってきた
・本編で死んで裏でも死ぬなんてザラ、シリーズに渡って複数回死亡することも
・オープニングより開始→ゲームオーバーになるまでの方が短かった
・ペナントでもバッドエンディング
・瑠璃花、茜、芳槻さらのバッドエンディングで俺の心が折れた
・顧客の小学生の質問に流暢な日本語で予想の斜め上の解答
・パワポケスタッフがグッとがガッツポーズしただけで鬱エンディングが五個増えた
・プレイヤーの溜息が原因でハリケーンが起きたことは有名
・湾岸戦争が始まったきっかけは亀田の徴収
・大正の探偵から超未来のSFで野球をしなかった
・エンディングでスナイパーライフルの先に彼女が居た
・自分のアキカンに飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
・スタッフは本気を出した事がない
・CEROから全年齢対象をもらえるエロゲはパワポケくらい
・主人公がケガしたら弾道が1上がる
・主人公が打つと弾道が1上がる
・病気の彼女にホームランを約束→バッドエンディング
・昔は野球ゲームを作っていた
・やめた理由はほるひす
・フラグが有りすぎるせいかボールのフラグまで見える
・街で主人公が歩くだけで弾道が1上がった
・ほるひすが立てるスレは伸びる
・実はバッドエンディングであることにまだ気づいていないプレイヤーも多い
・俺はパワポケをクリアと落ち込んでトイレに篭ってしまう
・じつは野球をしているのはアルベルトだけ
・サクセスが始まった時点でバッドエンディングいいだろ
・アカネハウスを撤去した雑用は褒められる
・弾道が1上がった、は「今日はカレーが食べたい」という暗号
・「・・・人は忘れるから、生きていけるでやんすよ。」
・フライキャッチ後のレーザービームでバッドエンディングに直行したのはあまりにも有名
・スタッフは、いつも店先のトランペットを物欲しそうに眺める少年にパワポケを買ってあげたことがある

俺はこんなゲームで小説かけないんだぜ。


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