【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】at EROPARO
【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】 - 暇つぶし2ch500:四限目(体育)5/8
09/05/06 22:51:38 MKqrf/H2
すぐに解放され、精液まみれになったあそこをポンと軽く蹴られたあたしは、
また走り出す。
痛くて、痛くて、もう左の耳は立てることができなかった。

次にあたしを捕まえたのは、カラカルの男の子だった。
走り疲れて、草むらの中でひと息ついていたところを襲われ、あたしはようやく、
彼らが簡単にあたしを見付け出せる理由に気付いた。
お腹にたっぷり注がれた─精液の匂いを辿ってるんだ。
肉食の彼らの鼻はあたしなんかよりずっと敏感なんだ。
カラカルは体が華奢な分、優しくされているように錯覚して、また数回、イかされる。
体を包み込む快感と裏腹な、手足を突っ張って絶頂を迎えた後の疲労感、
逃げ切るチャンスがどんどん削られていく。
それでも、諦めるわけにはいかなかった。
猫たちから離れてすぐに、あたしは隠れてヨモギの葉を摘み、石ですり潰す。
つんと鼻を突く植物の香り。それを股間にたっぷり塗った。
走っているうちに、精液がどんどん漏れ出してくる。
それでも、これでかなり匂いを誤魔化せるはず─、だったのに……。

もうどうしたらいいのか、分からない。
あたしは、また数分、逃げ回ったところで、
今度はサーバルにお腹を押さえられていた。
彼があたしの耳に鼻を寄せて匂いを嗅ぐ素振りを見せたことで、恐ろしい事実を知らされる。
あのハウンドたちのしたことがあたしを窮地に追い込んでいた。
入り口のあたりで止まっていたとはいえ、耳の穴に流し込まれたハウンドの精液が、
消すことのできないサインとなって居場所を猫たちに教えていたんだ。
匂いを隠せないあたしは、もう力の限り走り続けるしかない。
サーバルの射精は一瞬で終わった。
もっと楽しんでくれてもいいのに……。
そう思うのは、生き延びたいからか、それとも、浅ましい牝の欲望なのか。

一人だけで犯す権利を得られるのは、あと一回。
チーターとピューマがまだ、あたしを捕まえてなかった。
二人の猫は、苛立ちと興奮で口数が少なくなっていく。
男の子たちの意地の張り合い、なんだろうか。
一人だけ落ちこぼれるのが悔しいんだろう。
彼らの決めたルールは、あたしにとっては悪い方向にしか働かない。
獲物を傷付けないように、と言われていたはずなのに、
猫たちがあたしを扱う手つきや腰の動きは、どんどん、乱暴になっていく。

あたしは必死だった。まるで本物の獲物になったみたいに、
本能が告げるまま、風下に逃げた。
命がかかっているあたしの感覚はとても鋭くなっていて、
地面を伝うように流れてくる猫たちの匂いが感じられる。
匂いのしない方向へ逃げれば……。
でも、猫たちの方が一枚うわてだった。
「やっと狙いが当たったな」
樹上で待ち伏せしていたピューマの一撃が、
あたしの後脚を折らんばかりに叩きつけられる。
彼はあたしをうつ伏せにして、後ろから犯した。
猫たちの中で一番大きな体の彼、おちんちんも大きくて……。
背中に感じる強い圧迫感。
ツルで縛られなくても、あたしは身動きできなかった。
「次からは先着四人で輪姦、だよな?
 俺にもあれ、やってくれよ。
 イくときに穴開けるやつ」
「ちぇっ、俺はパンチ係かよ……」
「また、最後だな、お前」
「うるせぇよ」
ピューマに促され、チーターがあたしの左耳を掴んだ。
五つ目の穴─。

501:四限目(体育)6/8
09/05/06 22:53:25 MKqrf/H2
バチンという音と同時に、お腹の中で震えるおちんちんが、
熱い液体を体の奥に叩きつける。
ああ、ダメ……。
痛いのに、苦しいのに。
こんな酷い目に遭わされて、あたし、感じてる─。

「草の匂いでカモフラージュしやがって、生意気だな」
おちんちんを引き抜きながら、ピューマが言った。
あたしの作戦はバレていた。
「悪いウサギには、お仕置きだ」
彼は、耳を踏みつけられ、うつ伏せになって動けないあたしの背中に……、
あろうことか、おしっこを掛け始めた。
「時間もそんなにないし、効率よくやんないとな」
ジョボジョボと音を立てて温かい液体が、白いあたしの毛皮を汚していく。
耳に溜まった精液の匂いだって、おしっこの強い匂いに比べれば、
まだマシだったのに。
もう、ダメなんだ……。
流れたピューマのおしっこは、お腹の方まで広がって黄色い染みを作った。

絶望に包まれながら、あたしはそれでも、少しでも遠くへと走った。
努力も空しく、二分の猶予が過ぎてすぐに、あたしは猫たちに捕まる。
輪姦の始まりだった。
オオヤマネコ、ピューマ、カラカル、サーバル─、
三度捕まって、三度ともこの順番だった。
涙で目は霞み、意識も朦朧とする中、それでも誰に犯されているのか判ってしまうのは、
おちんちんの形が、種族によって少しずつ違うからだ。
あたしのあそこはどんどん敏感になっていて、
これまで気付かなかったことを感じていた。
自分の体が、性器とおっぱいだけになっていくような気がした。
四人が次々とあたしの中に精を放ち、そしてその戦果を示す印が、
星型の穴が、ひとつ、またひとつと開けられていく。

「匂いが薄くなってきたなぁ」
もう八つ、開いてしまったその穴に、また誰かのおしっこが掛けられた。
傷口を引き裂くような痛みが走る。
現実とは思えなかった。
悪夢なら、早く終わって─。

「ちょっと待てよ、ふざけんな」
叫んだのは、チーターだった。
彼は発案者であるのに、一度もあたしの体を楽しめてないんだ。
長い自慢の脚が災いして、彼はこのフィールドでは上手く走れない。
「ルール変えろよ」
「ダメだ」
「お前が遅いから悪いんだ」
結局、チーターの意見は受け入れられず、あたしはまた、
投げ捨てられるように解放された。

あと二回、あと二回捕まれば、殺される……。
逃げながら、必死で記憶を辿る。
彼らはどうやってあたしを追い掛けてきたか。
そして、ひとつの賭けを思い付いた。もう、これしかない。
猫たちは、スタート地点から放射状に分かれているはず、だった。
捕まったあたしのところに、真っ直ぐ後ろから追い付く者はいなかった。
だったら……。
あたしは目に入った小岩の上に駆け上がり、下腹部をギュッと押した。
精液を絞り出し、さらに背中に掛けられたおしっこの跡も擦り付ける。
そうしておいて、元来た道を引き返す。
来るときは気付かず飛び越えた、歩幅ほどの小川を見付けて飛び込み、
少しでも匂いを落とす。そして、すぐにまた駆け出す。

502:四限目(体育)7/8
09/05/06 22:54:56 MKqrf/H2
大丈夫、誰も追ってきていない。
走る、走る……、
走る―。

見覚えのある場所に出た。
さっき犯されていたところ。
これでしばらく時間が稼げる……、そう思った瞬間だった。
目の前の地面が突如、盛り上がったように見えて、
でもそれは黄色と黒のまだら模様をしていて―。
あたしは、気付くと足を止めて、泣きじゃくりながら、
チーターの前に首を差し出していた。
何度も仲間たちの後塵を拝し、ふてくされた彼は、あたしを追い掛けていなかったんだ。
もう、抵抗する気力はなかった。
「この、クソ牝ウサギめ、いらつかせやがって」
観念したあたしを、彼は許さなかった。
燻った狩猟本能を満足させるかのように、あたしを何度も叩き飛ばした。
やめて……。
あたしの体力は限界まで削られていく。
激痛の走る耳を掴まれ、顔とおっぱいをそれぞれ十数回、
平手打ちされて、あたしはぐったりする。
チーターの腰の高さに合わせるように、あたしは切り株の上に転がされ、
背中がきしむほど反らされて縛られる。
手と足は限界まで開かれて……。
そうされて、動けないあたしのおっぱいがまた、強く打たれた。
ごめんなさい、ごめんなさい……。
あたしの掻き消えそうな声は、チーターの耳に届いてはいるのだろう。
けれど、言葉は相変わらず、通じないんだ。
叩かれて真っ赤に腫れたおっぱいにギリギリと爪を立てながら、
チーターはあたしの股間をずるりと舐めた。
そこは相変わらず、ぬるぬるした恥ずかしい液体で濡れていた。

「どうした? これが欲しいか、牝ウサギ」
おちんちんをぐっと押し込んで、何度かあたしの中を抉るようにした彼は、
すぐにそれを引き抜いた。
おちんちんのトゲが敏感な粘膜を引っ掻き、あたしは悲鳴をあげる。
それと同時に、股間から頭の先へ、ジンジンと妖しい快感が突き上げた。
陸上競技ではトップの成績を誇る彼、このハンティングでまったく成果を上げられず、
プライドがズタズタにされたんだろう。
その恨みの篭った責めは執拗だった。
トゲの生えたおちんちんを突き立て、ぐちゅぐちゅっと掻き回しては、引き抜く。
それを何度も繰り返す。
「どうだ、痛いか? いや、気持ちいいんだろ、この淫乱ウサギめ」
そう、あたしは泣き叫んでいながら、あそこは、
それを中に引きとめようとするみたいに、チーターのおちんちんに絡み付いた。
「ははっ、たまんねぇっ!」
そう叫んだ彼の表情が、次の瞬間、凍りつく。
温かいものが、あたしのお腹やおっぱいにぴゅっぴゅっと降り掛かった。
彼は、おちんちんを抜いた状態で、射精をしてしまったんだ。

「くそっ、てめ……」
チーターは恐ろしい形相を浮かべ、また、あたしの顔とおっぱいを殴りつける。
「許さねぇぞ。ここに印を刻んでやる!」
彼の手が、あたしの恥丘を強く押さえつける。
その手に隠れて、もう一方の手で彼が何かをしようとしていた。
ちらりと見える、パンチの器具。
まさか─、やめて……。
股間におぞましい感触があった。
発情して敏感になっている、飛び出たクリトリス。
そこに、冷たい金属のパンチの先が当てられていた。
鉄の牙が、女の子の一番感じ易く、一番恥ずかしい突起をじわじわと押し潰していく。

503:四限目(体育)8/8
09/05/06 22:56:31 MKqrf/H2
あたしは縛られた手足を必死に動かそうとした。
力を使い果たしてでも、この災厄から逃げ出そうともがいた。
神経の集中したその部分が引き千切られたら、きっと気がおかしくなってしまう。
チーターはあたしの恐怖を煽るように、パンチにゆっくり力を込めていく。
やめて、やめて、やめて─。

もうダメだと思ったとき、
ようやくあたしを探し当てた他の猫たちが走り寄って、チーターを止めた。

「おい、やめとけよ。出血がひどいと弱っちまう」
彼がわざと時間をかけてあたしをいたぶるようにしていたおかげで、
逆に救われた。
でも、ホッとしたのは束の間だった。
「それじゃあ、順番どおりだ」
チーターに掻き回されて血が出そうなほどに腫れた性器に、
オオヤマネコが挿入していた。
「あいつを止めなかったら、俺たちのお腹、血まみれになってたな」
「感じさせてやった方が、中がくちゅくちゅ動いて気持ちいいしな」
猫たちは決して、同情でチーターを制止したわけじゃなかったんだ。
ルールの通り、残り三人があたしを楽しむつもりでいた。
オオヤマネコが射精する。チーターの引っ掻いた跡に、精液がチリチリと滲みる。
ピューマも、きっちりと精液を注ぎ込み、
最後に、サーバルがあたしと繋がったまま立ち上がり、
あたしに万歳のポーズを取らせた。
「あと一回だなぁ、死ぬ前にしっかりイっておけよ」
自分の体重でおちんちんを深く受け入れさせられ、
耳にパンチが当てられ、何の遠慮もなく穴が開けられる。
その衝撃と同時に、あたしは、サーバルの言葉通り惨めに絶頂を迎えてしまった。

左耳に五つ、右耳に四つ、二度と塞がることのない九つの穴─。

サーバルのおちんちんが引き抜かれ、
あたしは地面に崩れ落ちるように倒れ、泣いた。

これで最後。猫たちの待ち望んだときが近付いているというのに、
あたしはすぐには放されなかった。
「ところで、あいつはまだ?」
「どこ行ったんだ?」
猫たちの一人が、獲物に辿り着いていなかった。
「おーい、俺はここだ」
噂をされたカラカルが、ひょっこりと姿を現す。
「フェンスの近くを通ってて、先生に呼び止められたんだ。
 お昼まで、あと、十分ちょっとだって」

十分─。
それは、あたしにとっては絶望的に長い時間だった。
これまで何度も走って、その半分ほどの時間しか逃げられなかったのに。
体力なんて、もうほとんど残ってないのに……。

あたしは、ふらふらと歩き始めた。
もう、助からない……。
逃げたって、意味がないのに。
クリトリスにパンチ器の冷たい感触が残っていて、恐怖に足がもつれた。
もう最後だから、どんなに獲物を傷付けたって構わないんだ。
振り返ると、猫たちのニヤニヤした顔が目に入る。
そんな風に見ないで─。
クラスメイトだったときのあたしのこと、少しでもいいから思い出して─。
あたしを食べるときはせめて、小川で洗って、きれいな体にしてから食べて─。

そんな願いが聞き入れられないことは分かっていた。

504:名無しさん@ピンキー
09/05/06 22:57:46 MKqrf/H2
以上です。
ウサギにはあと一回、頑張ってもらいます。
次回はあまりお待たせしないつもりです。

505:名無しさん@ピンキー
09/05/07 07:23:50 x9JYfIwb
武器を持たないウサギを、イバラは拒まない。

506:名無しさん@ピンキー
09/05/07 17:47:38 1FCAqYbG
ウサギ痛くてかわいそうだがそこがいいです
GJ

507:名無しさん@ピンキー
09/05/07 18:57:53 0BYxKBLq
ちょっと玉ヒュンしかけたけど、ウサギが一々エロいから盛り上がる

508:獣彼女 1
09/05/07 20:31:37 etXmzw/s
小説処女作です
獣人さんに犯されたくやってきました(・ω・=)ノシ

* * *

俺の彼女は獣だ。

比喩じゃない。本当に。


「ただいま~。」
「おかえり。」

帰ってきたのは小さな可愛い彼女。
同棲中の彼女にはちょっとした秘密があった。

「ねぇ、ちょっと目瞑って?」
「?」
「いいから!ちょっとだけ。」「???」

目を瞑ると彼女が前から首に抱きついてきた。
普通に抱きつくだけじゃダメなのかな?と思っていると…

カチャ

「おー!にあうにあう!かわい~」
「何だよコレ!?」

首輪だった。真っ黒な首輪。

「みればわかるでしょ?くびわ♪」
「な…っ」
「とーちゃんにつくってもらったんだっ!ふたりがナカヨクなりますよーにって。」

首にピッタリくっついているが、どうやらゴムっぽく手で引っ張ると結構伸びた。

「違っ何でくびゎ…」

――ドクン。


何?今、心臓の音がものすごいハッキリ聞こえたけど…。

509:獣彼女 2
09/05/07 20:32:30 etXmzw/s
「はい、リラックス~」
「ぇ…?」

そう言って彼女は俺から少し離れると、腰を下ろしていきみ始めた。

「ん…っ」
「どうした?!」
「だいじょうぶぅぅ…っ」
「いつものか?」
「ぅ…ん…っ」

苦しんでるというより、感じてるように見える。

「はぁ…んっ……あんっ」

それにしても…いつ見ても不思議な光景だ。
何もやってないのに、目の前の女が感じているようにクネクネ動いている。

「ん~…っ」

いっそう力を入れたと思うと、なんと彼女の尾てい骨からぐぐぐと肉が盛り上がり、動物のしっぽのようになった。

「んんんっ」

お尻だけでなく他の骨格も変わっていく。
足も腕も動物みたいな曲がり方だし、顔も鼻から耳にかけ前に出てきている。
耳も尖りはじめて、横長くなった。

「あぁっああんっっ」

喘ぎ声が大きくなっている。
俺はいつもこれを呆然と見守るしかなかった。

骨格が獣と人の間のような奇妙な形になると、産毛のような金髪が全身にうっすらはえてきた。
お尻からもりもりと肉がはえてくる。

「あああぁー!!はぁ…ぁ…ん。」

しっぽの毛が一気にはえると共に、彼女はイった。
軽くだが、俺は何もしてないのに…なんだか複雑な気分…。

510:獣彼女 3
09/05/07 20:33:34 etXmzw/s
「…どう?」
「どうって…いつもどうり、可愛いよ?」
「ちがうー。そっちが!」
「???」

え?うーん。可愛い。可愛いよ。
キツネ…キツネ娘。
顔はどことなく人間の時の面影があるし、人間の時よりエロいかも。

「あ、たってる♪」
「う…っ。」

彼女と出会ったいきさつは複雑といえば複雑。単純といえば単純。
ざっと話すと、子狐を助けた所、その親狐に恩返ししてこいと言われてきたのが彼女。
けど所詮は人と獣、なかなか彼女としては「俺が満足すること」ができてないと思っているらしく(結構満足してるんだけど…)
こうして同棲してる訳。
狐ってマジで化けるんだね。

「ふふ~くびわコウカだっ」
「え?」

彼女はうつぶせになると、俺の目の前に毛がびっしり生えたお尻を突き出した。
さっきイったせいか毛が濡れていて、それがまたエロい。

「…きて。」

獣化を見せられ、実は先走り液を垂らしているほど興奮していた俺は、愛撫でとか何もなんにも考えずに、ただ彼女の秘所へペニスを突っこんだ。

獣だから愛撫でなんていらないんだけど。

相変わらず締まりの良いそこは俺のペニスをしっかり包み込む。

「ん…っ」
「動くよ?」
「…うん。」

511:獣彼女 4
09/05/07 20:34:13 etXmzw/s
最初はゆっくり。
焦らすように前後する。
その時、俺は体に異変を感じた。


熱い。


興奮してるから、なんて熱さじゃない。中からジワジワくる熱さ。

「っ!なんか…俺…」
「んっいいっのっそのまま…っ」

足が、腕が、顔が、尻が、熱い。
ゆっくり腰を動かしているのを、むちゃくちゃにしたい気になる。

「ん!?」

彼女が、自分しっぽを俺の腰にまきつけた。それだけでも不思議な気分だが…
そのしっぽで俺の尻の穴を刺激し始めた。

「……っ!」

アナル開発はしていない。
が、なぜか今日は感じてしまう。
今までこんなことしなかったのに、なんで突然!?

しっぽの先で穴の周りを触ったりしている。
と、急にしっぽを2cmほど中へ突っ込んだ。

「んっぁああ!」

それがキッカケか、腰の動きがどんどん速くなる。
速くなるのに合わせ、尻の穴への刺激も大きくなり歯止めがきかなくなった。

「いいっよおお!あん!!」

俺は快楽を求めるというより、何かに動かされている気がした。

「ああああああ!!!」

声を出さずにはいられなかった。俺にも変化が始まったのだ。
足がゴキゴキと音をたてて骨格を変えていく。爪は長く細く、足は太くなっていく。
その間も腰の動きは速くなっていく。熱さをめえに移したいかのように、俺は無我夢中だった。
腕も足同様の変化を見せるが、足ほど太くはならない。
顔は彼女よりも更に前に突き出し、耳は上に向かって伸びていきピンと立った耳になった。
俺は立っていられずに、バックの形から更に彼女にのしかかるような形になった。

512:獣彼女 5
09/05/07 20:36:49 etXmzw/s
まるで獣の交尾だ。


そう考えると更に興奮してきた。

「ぁああ!き…!きゃ ウゥん!」

いつもならとっくにイってるほど荒々しいセックスだが、2人共まだイっていなかった。
彼女は俺に我慢しているようにも見える。獣声も出てるし。

骨が変化を終えると、次は体中から灰色の毛が生えてきた。
毛と同時に彼女のいじるアナルの上あたりに熱が集まり、肉棒が…いや、しっぽになる肉が突き出してきた。

「あああ!で…る!でるよ!!」
「きゃあん!ああん!ま…だ!」

限界が近い。
さっきはえたしっぽに毛が生えようとしているらしい。

「もう!!イっく!!!」
「…きてぇ…ああああ!!!」

腰を更に速く振る。
2人共何かを叫んでいる。
俺のしっぽに毛が一気にはえると共に、イった。


「はぁはぁ…な、に…これ…」
「もっとちかづきたかったの。」
「………。」
「?」
「どっちかってと…俺がお前に近づいてない??」
「なにが?」
「…いいや。」


俺の彼女は獣だ。

色んな意味で。


* * *

以上です
ちんぽ汚し失礼致しました(・ω・=)ノシ

513:名無しさん@ピンキー
09/05/08 01:59:25 k2R5CmAD
風邪引くなよ

514:名無しさん@ピンキー
09/05/08 05:39:38 t6hutDoN
頑張って

515:名無しさん@ピンキー
09/05/08 07:38:51 5tXhRfHr
人鳥「見下すな!」
麒麟っぽい「見下ろしてるだけです」

516:名無しさん@ピンキー
09/05/08 22:47:16 73Fucy2I
うさぎかわいそうに……
こんな状態でも鬱endにならないってマジで?

517:名無しさん@ピンキー
09/05/08 22:53:12 1eDOafQX
多分ウサギのピンチによって心の奥に閉じ込められていた影羅が覚醒するんだ

518:名無しさん@ピンキー
09/05/08 22:54:49 AExCtF+Q
すごいいいんだけど
台本オチとか夢オチクラスでないと ここからハッピーエンドにもっていくのは難しい気が・・・

余計な詮索は作者さんがこまるだろうから深く突っ込まないけど

519:名無しさん@ピンキー
09/05/09 16:52:38 7DLD7h+N
ヒント:作者さんの中でのハッピーエンド≠我々のハッピーエンド

520:名無しさん@ピンキー
09/05/09 20:37:37 +AeRYRx8
まぁまぁ続編投下まで待つよろし

521:名無しさん@ピンキー
09/05/10 23:02:26 ZFVdlxKz
【異形化】人外への変身スレ第四話【蟲化】
スレリンク(eroparo板)


522:sage
09/05/11 03:27:19 MjaxlY8x
?


523:名無しさん@ピンキー
09/05/11 03:33:11 MjaxlY8x
↑ゴメン間違えた

524:名無しさん@ピンキー
09/05/11 16:47:54 4Eur9Ihb
鬱ブレイカーコブラでも来るのかな
今からwktkが止まらん!

525:名無しさん@ピンキー
09/05/11 18:43:16 6GSrXpPk
食べられるってシアワセー(キラキラー…

526:名無しさん@ピンキー
09/05/11 20:30:45 P4KTrH9h
竹内結子ちゃんのテレビ番組のパンチラの盗撮画像がありました。
URLリンク(399.jp)

527:名無しさん@ピンキー
09/05/13 08:44:49 70sIE/n3
実際食われてるときって脳内麻薬ドバドバ出てイきながら逝っちゃうらしいからな

…なるべく穏便なハッピーエンドを望むけど

528:名無しさん@ピンキー
09/05/13 12:25:31 W7Kqi5sC
仮にこの兎ちゃんが何らかの形で救われたとしても、
これだけやって周囲が完全スルーってことは
こういう行為が難易度低く横行してて
救いも無く逝ってしまった草食系さん達も他所では結構居るのでは・・・と考えるともにょもにょ
まあ鬼畜エロなんてそんなもんですがね!

つーか「鬱endにはしません」とは仰られたが「ハッピーエンドです」とは一言も出てない件
ひょっとしたらカオスENDとか虚無ENDとか

529:名無しさん@ピンキー
09/05/13 12:39:58 GH29EesG
まあ、楽しみに待ってようぜ

530:名無しさん@ピンキー
09/05/13 13:08:23 MiKushWr
うっさうさなんだけど、
お尻をどうねちっこく責めるかで行き詰まってる。

とりあえず、ワンコの嬉ションについてでも
語っててほしい。

531:名無しさん@ピンキー
09/05/13 23:49:54 I4jhU3Z4
嬉ションねぇ…

♀犬獣人のペット兼メイド(人権無さげ)が首輪付けられて
全裸四つん這いで散歩を強要される。
途中尿意をもよおしてしまったことを主人に気付かれ
「犬らしくマーキングしてけよ」とか言われる。
主人の言葉には逆らえないながらも恥ずかしがって嫌がる犬だが、
首輪の紐を股の下に通して引っ張られ、秘裂に食い込み擦り上げられる刺激に
耐え難い羞恥心に身を焼かれながらも、尻尾を振りながらとうとう…
という夢を見たな。



♀犬獣人視点で。

532:名無しさん@ピンキー
09/05/14 10:23:59 foN0+zBR
良かったな 今日は洗濯日よりだな

533:名無しさん@ピンキー
09/05/14 10:33:21 GxuMe4aJ
いや実際には漏らしてないしそもそも最近見た夢じゃねーよ

触手責めされつつ強制TFさせられる夢で夢精したことはあるけど

534:名無しさん@ピンキー
09/05/15 11:43:07 uW08z63n
>>527
ズキューン!!!
「ギャー!」
「コ、コブラーーっ!!」
「悪い、花を選んでいたら遅く(ry」
サイコガンを付けた蛇人の妄想余裕でした。

535:名無しさん@ピンキー
09/05/15 23:20:59 5/tenqtZ
銃に絡むケモノというと

「や、奴は凄腕スナイパーの『虎』!」
「 私を 『虎』と 呼ぶな 」
ターーーン

レミントンを愛用する虎人の妄想余裕でした

536:名無しさん@ピンキー
09/05/16 01:05:11 aFX2UXID
蛇人と虎人ワロスwww

537:名無しさん@ピンキー
09/05/16 18:49:29 3njplY9R
ジーザス乙

538:名無しさん@ピンキー
09/05/16 22:16:55 yEjhYXzD
まあ、あのジーザスの「年少者を誘拐して洗脳教育し破壊工作員にして人身売買する組織」には
「戦闘能力に優れた肉食系獣人への強制TF」というネタが非常に相性良さそうだしな

元々の「あの組織が付けたコードネームなどで私を呼ぶな!」というニュアンスに
「私は人間だ!虎扱いするな!」の二重の意味がかかってくるわけだ

539:名無しさん@ピンキー
09/05/16 22:54:59 yjAEC7tB
>>541
> 「年少者を誘拐して洗脳教育し破壊工作員に」
タミル・イーラム解放のトラを連想した。
萌えとは無縁だが…

540:名無しさん@ピンキー
09/05/17 13:22:52 kx4FSGwX
結局お待たせしてしまいました、、、うっさうさ、最終話です。

お尻責め、チョビっと排泄描写ありです、注意。

541:五限目(家庭科)~完結 1/10
09/05/17 13:25:43 kx4FSGwX
次に捕まったら、殺される─。
合計九つの星型の穴を穿たれた耳を引き摺るように寝かせ、
あたしは、走るわけでもなく、歩くとも言えない足取りで、ふらふらと進んでる。
痛い、痛いよ……。
手足の感覚は鈍くなっていくのに、ズキズキする耳の痛みはどんどん激しくなった。
目が霞む。足が、もつれる─。

あたしの足は、小高い丘の方へ向かっていた。
懐かしい校舎を最後にひと目、見たいと思ったのかな……。
自分でも、どうしてそっちへ向かったのか、分からない。
視線の先に、ぼんやりと見える灰色の影があった。
オオヤマネコが先回りしてるんだろうか。
もう二分、経ったのかな……。

死を悟った獲物が、ハンターの胸に飛び込んでいくことがあるという。
誰でもいい、守って欲しいと思うんだろうか。
ほとんどの場合、そのまま殺されてしまうんだけど、
稀に、ハンターの中には獲物を守ろうという気持ちになってしまう者がいるらしい。
そんな話を思い出した。
ちょっと事情が違うけど、あたしの身にもそれに近いことが起きようとしていたからだ。

「こいつは、俺が連れて来たんだ。勝手な真似をするな─」
頭上で、力強い声が響いた。

あたしの前に立ちはだかった灰色の影。
それはハンターじゃなかった。
狼だ。
似合わない体操着の短パン姿で、足元に歩み寄るあたしを抱き上げた。
助かった─。
それは、命を奪われずに済んだ、というだけでしかないのだけど。
「今日はどうも昂ぶって仕方ねぇ」
狼は短パンをずらして、大きなおちんちんを見せ、向かい合った姿勢で、
あたしをその上にゆっくり下ろした。
「二回目だ」
猫たちの精液とおしっこまみれの体を、狼はしっかりと抱いてくれた。
汚れるよ……。
匂いで分かってるだろうに、彼はあたしの頭と背中を支え、おちんちんを深く突き入れた。
猫たちよりずっと大きい彼のもの。徹底的に犯され続けたあたしのあそこは、
今にも血が吹き出そうなほど痛めつけられていて、狼を受け入れるのはいつにも増して辛い。
それでも、殺されることを思えば、我慢できる。
二人が繋がってしまうと、もう猫たちは手を出せない。
ブツブツと文句を吐きながら、
狼がフェンスの扉からあたしを連れ出すのを見送るしかなかった─。

お昼のチャイムが鳴る頃、狼は校庭の隅、木陰になっている斜面に座って、
あたしを抱いていた。
周囲には一面、シロツメクサが茂っている。
「ありがとう。助かったよ……」
狼に通じないことは分かってても、言いたかった。
体が消耗しきってて、寒気がする。
全身がガタガタと震えて止まらない。
今のあたしは、狼のおちんちんの脈動で、命を揺り起こされているような状態だった。
このおちんちんが抜かれたら、あたしは静かに息を引き取ってしまう─そんな気もした。
だから、狼にお礼を言っておきたかった。
通じないのが、悔しいよ……。
意識が遠くなる─。
死ぬんだな、と思った。

狼は、そんなあたしの顔を掴んで、ぐいっと引き上げる。
また、唾液を流し込もうとしてるんだ。

542:五限目(家庭科)~完結 2/10
09/05/17 13:26:55 kx4FSGwX
あたしがどんな状態であっても、自分の欲望を満たしたいんだね……。
仕方ない、と開いたあたしの口の中に、いい香りが広がった。
えっ─?

シロツメクサの香りだった。柔らかくすり潰された草の葉が、
あたしの喉の奥に流し込まれる。少し混じった、肉食獣の口の濃い匂い。
狼が、噛んで柔らかくした草を、口移しであたしに食べさせてくれてるんだ。
あたしは、必死でそれを飲み込んだ。
体がほうっと温かくなってくる。
震えも止まってる。
「もう自分で食えるか?」
狼があたしの目の前に差し出したのは、珍しい、四つの葉が付いたシロツメクサ、
幸運の印の四つ葉のクローバーだった。
「ありがとう……」
あたしはポロポロとうれし涙を流しながら、その葉を食べた。
狼は首を傾げてる。
あたしがなんで泣いてるのか、なんで嬉しいのか、分からないんだろう。
クローバーの意味だって、きっと、知らないんだろう。
コヨーテと同じで、あたしの体を楽しむために獲物に餌をあげただけ、なんだろう。
狼は、ウサギが生気を取り戻したのを確認して、
腰をゆさゆさと動かし始めた。
あそこが、また、くちゅくちゅっと音を立てる。
あたしはまた、感じてる。
狼はあたしの体をぐるっと半回転させ、地面に伏せた。
上から覆いかぶさるようにして、腰の動きを荒げながら、狼は背中を丸め、
あたしの穴だらけになった耳を優しく撫でるように舐めていた。
気持ちいい……。
少し傷口がチリチリするけれど、犬科の唾液には鎮痛効果があるみたいで、
あたしは次第にうっとりした気分になる。
傷が癒えたら、そこが新しい性感帯になってしまいそうなほど、気持ちいい。
そこはハウンドの精液と猫たちのおしっこにまみれてて、狼には悪いなぁ、と思う。
ごめんね、汚れたところを舐めさせて……。
匂いだって、酷いよね……?

匂い、と言えば、あのハウンドのおちんちんの匂いを思い出す。
そう、あたしは狼のおちんちんの匂いは、嫌いじゃない。
こんなに長く入れられてたら、狼の匂いが体に移るような気がする。
でも、嫌じゃない。
お腹の底をぐっちゃぐちゃに掻き回されてるのに、なんだかホッとする。
狼の吐き出す熱い、大量の精液が、
猫たちの注ぎ込んだ憂鬱な液体を洗い流してくれる気がした。

あたしは多分、この狼のことが好きなんだ。
だから一番最初に、彼に体を許して……、
それから─、
どうしてこんなことになっちゃったんだろう─?
食事をとらせてもらったことで体力がちょっとずつ戻ってきて、
全身がじんわりと温かくなってきて、あたしはその心地良さに考えを巡らせるのをやめた。
気持ちいい。
あなたが与えてくれる、この幸せな時間。
ほんと、好きだよ……。
あたしは振り向いて、狼の顔を見上げた。あたしにも、あなたを抱かせて。
狼はあたしの気持ちを感じ取ったのだろうか、
ただ、いつものように楽しんでるだけなのか、分からないけど、
あたしの体をぐるっと回して、お腹に押し付けた。
ふかふかの白っぽい薄い灰色のお腹の毛に顔をうずめながら、
あたしはまだあまり力の入らない両手で狼を思いっきり抱き締めた。
腰が自然と上下する。
お腹に頬を寄せてるから見えないけど、狼はきっと小さな黒い瞳を真ん丸にしてるだろう。
いつもは一方的にされるばかりのウサギが、自分からおねだりしてるんだから。

543:五限目(家庭科)~完結 3/10
09/05/17 13:29:44 kx4FSGwX
あそこが、くちゅくちゅと、いやらしいけど嬉しい音を立てる。
狼の熱い液体とあたしの嬉しい気持ちから溢れる液体が交ざり合い、
お昼休みの終わりを告げるチャイムが聞こえるそのときまで、ずっと、長く、音色を奏でてた。

午後の授業が始まる五分前のチャイム。
ざわざわとしながら教室に戻り始める生徒たちに合わせて、
狼もあたしを片腕で抱えて校舎に入った。
廊下で、コヨーテが待っている。
「きちんと見ておけよ」
あたしから顔は見えないけど、狼の声は、いつもの仲がいいコヨーテに対するものではなく、
少し、怒りの混ざったような調子だった。
大事な獲物が猫たちに殺されそうになった責任を追求してるのかな、と思う。
コヨーテは顔を反らして、「ああ」とぶっきらぼうに答えた。
「まあ、いい」と、いつもの口調に戻って狼は言う。
「あとは任せたぞ」
「あいよ、兄貴」
あたしの体はコヨーテに預けられる。
狼はひとり、廊下を歩き出す。
また、どこかでサボるつもりなんだ。

コヨーテはあたしの胸のあたりを、人形を抱くようにして腕で抱え、
しばらく黙っていた。
後頭部に視線を感じる。穴だらけになったあたしの耳を見てるんだろうか。
コヨーテはいつもしているように、耳を掴んだりはしなかった。
あたしのことを気遣ってるのか、なんだか普段より手付きが優しい。
彼にそんなデリカシーがあるなんて、思えないんだけど。
コヨーテがあたしを抱いて歩き始めたのは、クラスの教室の方向じゃなかった。
そういえば、今日の最後の授業も別教室で行われる。「家庭科」の時間だ。

家庭科教室では、窓側が女子、廊下側が男子のグループに分かれていた。
家庭科の授業を行うのは、クラスの担任である、ヤギの先生。
「先週、伝えた通り、今日は自由課題の調理実習をするよ。
 食材は、先生が用意したものを使ってもいいし─」

横長の目で教室を見渡しながら喋るヤギ先生に構わず、
コヨーテは一番前にある調理台の流しにあたしの体を下ろし、
蛇口をひねってお湯を出した。
肌の温度に調節したお湯を使って、あたしの精液まみれになってる女の子の部分をまた、
洗い始めた。
「痛そうだな……」
コヨーテが呟く。
彼がただ、優しくしてくれてるだけじゃないことははっきりしてる。
ほら、あたしのあそこに指を入れて溜まったものを掻き出しながら、
彼の鼻息は、フーッ、フーッと次第に荒くなっていく。
「セックスしてると、傷の治りも早いとか言うし……」
これからまた楽しもうっていうんだろう。
でも、少しホッとする。
この時間からは、彼が無茶をしないことをあたしは何となく、知っている。
そう、皆に裸になったあたしのことが見えなくなるのと同じように、
あたし自身もこの姿でいるときの記憶が朧げになる。
悪い夢を忘れてしまうように……。
これで最後。コヨーテ一人にゆっくりと抱かれて……、終わったら放課後だ。
いつもは……、あれ?
あたしはいつも、最後はどうやって解放されてたんだろう?
そこだけは、思い出せなかった。

教室では、女子と男子それぞれ分かれてワイワイと騒いでいた。
「五教科で家庭科が一番得意なんだ」
「家庭科は五教科じゃないぞ」
「前は体育って言ってなかったか」

544:五限目(家庭科)~完結 4/10
09/05/17 13:31:28 kx4FSGwX
「まぁいいから、今日の実習は任せろって」

いきなり、耳が掴まれ、引っ張られる。
「食材はこれだ!」
「なんだ? よせよ……」
耳を引き千切らんばかりにしてあたしの体をコヨーテの手から奪おうとしていたのは、
あのチーターだった。
コヨーテがあたしのお腹をしっかり捕まえてくれたけど、
そのせいで体は伸び切って、穴を開けられた耳が裂けるように痛んだ。

「俺たちが作るのは、ウサギの丸焼きだ!」
丸……焼き!?
そう叫んだチーターの目は、興奮で血走っていた。
わっと、コヨーテ以外の男の子たちの歓声があがる。
猫たち、そしてハウンドたち。皆、狂気に包まれている。
「手ぇ、離せよ」
チーターがコヨーテに向かって凄む。
いつもは狼を意識して控えめな態度しか取らないはずの彼が、
あたしの発情の匂いによって興奮させられたうえに、欲求を満たされなかった憤りで、
我を失っているみたいだった。
「お前だって食べたいだろ、ウサギ」
「そ、それは……」
「空気読めよな」
いつもは味方のはずのハウンドたちにもなじられ、コヨーテの手から力が抜ける。
やめて、手を離さないで……。

コヨーテの腕の力が緩み、あたしは宙吊りにされていた。
手足をバタつかせようとしたけど、相手はチーターだ。
またあそこに指が突っ込まれ、膀胱の裏側をコリコリと掻かれて、
あたしは身動きできなくなった。
いや、いずれにせよ、もう抵抗する力なんか、残ってなかった。

発情した体で学校に来ちゃったときから、こういう運命だったんだ……。
今度は本当に助からない。
あたしは、男の子たちに食べられるんだ─。

チーターは、本日の特撰素材だ、と言って、あたしの裸身を順番に男の子たちの目に晒す。
いつもより強くビーカーで吸われていたらしく、
これまで午後には腫れの引いていたおっぱいは、惨めに飛び出したまま。
性器は何度もおちんちんで擦られて腫れあがり、今もまたチーターの指で刺激され、
恥ずかしい音を立てながら、ネチャネチャと糸を引くような液体を垂れ流してる。
見られる恥ずかしさで、クリトリスが硬く尖ってくる。乳首だって……。
男の子たちは、その飛び出た部分をニヤニヤしながら弄ったり、
舐めたりして、あたしを喘がせた。

「まず、食材を洗うんだ。
 きれいに、お腹の中までな」
あたしは、調理台の流しに放り込まれる。
恐怖に震える体に、男の子たちの無数の手が伸び、冷たい水が勢いよく掛けられた。
全身の毛皮を揉まれるように洗われる。
背中からお腹にかけて黄色く染めていたおしっこが洗い落とされると、
次に、誰かの指があたしの口の奥に突っ込まれた。
指が引き抜かれると同時に、あたしはドロドロになった胃の中身を吐き出していた。
ああ、やめて……。
狼が食べさせてくれた、あの幸運の四つ葉のクローバーも、
他の草に混ざって吐き出されてしまうだろう。
無理やり水を飲まされ、また指が押し込まれて、のどの奥を掻き回す。
口の中が胃液でザラザラになるまで、それは何度も繰り返された。
もう、吐き出しても、透明な液体しか出てこない。
流しの中で逆立ちをさせられ、穴だらけの耳が引っ張られる。

545:五限目(家庭科)~完結 5/10
09/05/17 13:32:49 kx4FSGwX
「誰だよ? 耳に射精したの」
「ちゃんと洗っとけよ。焼くと臭うからさ」
本気で、あたしを焼くんだ……。
冷たい水で流され、耳の傷がズキズキと痛む。
濡れ布巾で耳の奥まできれいにされたのだけは嬉しかったけど……。

体と、胃と、耳とが洗われた次は、恥ずかしい体の奥の部分が狙われた。
といっても、女の子の大事なところは後回しにされる。
男の子たちが今、注目しているのは……、
あたしのお尻の穴だ。
「こっちも中まで洗う?」
「ウサギは草ばかり食べてるから、そんなに汚くないけど、
 焼けば味が肉に移るだろ。
 水できれいにな」
誰だか分からないけど、二人くらいの手が、
あたしのお尻の穴に指を引っ掛けて広げてる。
きつく締まってたそこが小さな口を開いて、生暖かいものが漏れ出す感触がある。
「あはは、こんなとこまで射精されてら」
すっかり忘れてた、二時間以上も閉じ込められてたハウンドの精液だ。
いくらかは腸の壁から体に染み込んじゃったんだろうと、おぞましく思う。
流しの中でしゃがみ込まされたあたしは、お尻の穴を開かれたまま、
お腹をぐいぐいと押され、排泄を強要される。
(嫌っ、嫌っ、見ないで……)
女の子が排泄を見られるなんて、死ぬほど恥ずかしい。
それにあたしは丸裸で、男の子たちの手で両手を万歳のポーズにされて、
柔らかい女の子の部分も、おっぱいも、みんな隠せない。
怖いのは、裸の女の子を前にして誰も、もう一度犯そう、と言い出さないことだ。
彼らの目の前に居るウサギは、完全に、食材─なんだ。

無理やり押し出され、コロコロと転がり出た、精液まみれの排泄物は、
すぐに水で流された。
「もうちょっと、穴、広げろよ」
次に何をされるのか、分かっていた。
目の前で、水道の蛇口に短いゴムホースが付けられている。
あれをあたしのお腹に突っ込むんだ。
男の子たちの指よりずっと太いホースは、そのままでは入りそうにない。
お尻の穴に指が突き立てられ、ぐりぐりと回される。
あたしのそこは指を締め付けるばかりで緩まない。
「見ろよ、ネバネバしたものが出てるぞ」
(!?)
お尻を掻き回されて、苦しいのに、あたしのあそこはまた、
恥ずかしいお汁を滲ませていた。
顔がかっと熱くなる。
嫌だ、あたしの体─、どうなってるの?
男の子たちが、クックッと笑う。
「さっきより、ずっと粘っこくなってるな」
そう言って、誰かが性器に指を這わせると、ニチャッと音がした。
指を中に導き入れようと、柔らかい粘膜がヒクつく。
あたしのそこは、激しくおちんちんを求めてた。
必死に、子孫を残すために。
その、いじらしいほどのウサギの体の反応を、彼らは嘲笑う。
ぬるぬるした液体が指で掬われ、お尻の穴に塗り込められる。
「ちょうどいい潤滑剤だ」
すぐにあたしは、ひんやりしたゴムホースの先を、体の中に感じてた。
水道の栓が回され、突き刺すような冷たい水が流れ込んでくる。
苦しい─、助けて……。
じわじわとお腹が膨らみ、顔が仰け反っていく。
万歳をさせられてた手が、自分で触ってみろと言わんばかりに、
お腹にあてがわされる。
そこは、信じられないほどぽっこりと膨らんでいて、

546:五限目(家庭科)~完結 6/10
09/05/17 13:34:19 kx4FSGwX
張り詰めた薄い筋肉の層の裏で、ゴロゴロと不気味な音がした。

四肢の自由を奪われた状態で、食材を扱う無数の手があたしに絡み付く。
喘いでも、泣き叫んでも、許してもらえない。
自分の体に行われていることが、現実とは思えなかった。
お腹をさすられ、おっぱいも無造作に掴まれて、排泄を促される。

「あれ? 出てこないぞ」
ホースを抜かれても、排泄は始まらなかった。
お腹がパンパンになってる分、お尻の穴は圧力に逆らおうとして中身を漏らさない。

「仕方ないな。これをやってみよう」
チーターの指示で、あたしはまた万歳をさせられる。
あたしを脱力させる悪魔の指先が、女の子の部分に侵入する。
(嫌……っ)
それを皆に教えないで……。
膣の中から膀胱の裏を掻かれ、あたしは今までに感じたことのないような、
妖しい快感に包まれる。
体力の限界を超えて強制的にイかされる。
手足なんかもう動かせないのに、体の内側だけがビクビクと痙攣した。
あたしはお腹の中に溜まった水と排泄物の混ざったものを、
恥ずかしい音を立てて少しずつ漏らしながら、その間中、ずっとイキっぱなしにされた。
酷い……、酷いよ。
こんな風にイかされるなんて、普通ではあり得ないことだった。
こんな惨めな姿を見られるくらいなら、いっそのこと、今すぐ死なせて─。
男の子たちは面白がって、いったんへこんだあたしのお腹を、
ホースの水でまた大きく膨らませると、
交代であそこに指を突っ込み、グリグリと掻き回す。
あたしは合計八回、絶頂と排泄を強制された。
「すごいなぁ、お汁がダラダラだ」
男の子たちの言う通り、信じられないほどお汁が出てた。
あそこにおちんちんを入れられてない状態でイかされるのは初めてで、
この体の反応に自分でもびっくりする。
イかされてるときに流れ出る液体は、オスを求めてるときのようにねっとりとはしてなくて、
おしっこのようなサラサラした液体が、感情の極まりに合わせるように、
勢いよく吐き出される。潮吹きっていうのかな。
みっともなくて、恥ずかしい。
「これだけ出てるとこっちは洗う必要ないかな」
「信じられないくらい出てるよなぁ」
「もう精液の匂いはしないな。
 最後にちょっと水を流せばいいだろ」
もう、お尻の穴の方からは、透明な水しか出なかった。
頭から一通り、体中を水で流されて、あたしは調理台の大きなまな板の上に乗せられ、
紙タオルで軽く拭きあげられた。

チーターが、もう動けないあたしの体をまな板に押し付けながら言う。
「美味しい丸焼きは中に野菜を詰めて焼くんだ。
 ニンジンが置いてあったろ? 一番、太い奴持ってこい」
面取りしたニンジンが用意される。
「ほーら、ウサギさん、ニンジンだよ」
ふざけて口元に押し付けられたニンジンの大きさは、
狼のおちんちんより少し長く、そして、太い。
ニンジンをあそこに突っ込まれても、あたしは抵抗できなかった。
太い方から挿し込まれたニンジンは、半分ほど埋め込まれ、
後はあたしのそこが締まる力で自然に奥へ入っていき、すっぽり中に収まってしまった。
「ははは、自分で飲み込んだよ、こいつ」
「ウサギはニンジンが好きだからなぁ」
勝手なこと、言わないで……。
包丁が別のニンジンの皮をゾリゾリと剥く音がする。
信じられないことに、お尻の穴にまで、ニンジンが挿れられた。

547:五限目(家庭科)~完結 7/10
09/05/17 13:35:41 kx4FSGwX

「オーブンの準備ができたぞ」

染み付いた油が焦げる匂いと、頬のヒゲに感じる熱気。
夢や幻なんかじゃない、教室の隅の大きなオーブンが熱せられている。
「手足、縛っておかなきゃ」
「もうこいつ、動けないんじゃね?」
「そう思ってても、火にかけると暴れるからな」
「縛るのはいいけど、燃えるものじゃダメだぞ」
男の子たちは、バーベキュー用の大きな金串を出してくる。
そんなもので、どうするというの?
体がガクガクと震えて止まらない。もちろん、水で冷やされた体のせいじゃない。
誰かが後ろから抱え起こし、あたしに無理やり、
両の手のひらを合わせて祈るようなポーズを取らせる。
金串で両手を縫い止めるためだ。
そうやって手を引っ張り上げられでもしないと、とても立ってなど居られなかった。
「許して、お願い……」
思わず、その格好に似合った言葉が口を突いて出るけれど、
やはり、誰も耳を貸そうとはしなかった。
「ここ、柔らかくて美味しそう」
この期に及んでまだ、乳房が弄ばれた。押し潰されて、あたしは悲鳴を上げる。
「ちょっと、小さいけど」
「二つしかないから、じゃんけんな」
「俺、性器んとこでいい」
男の子たちが舌なめずりをする。彼らを楽しませていたあたしのあそこは、
今では食材の部位のひとつでしかない。
「まぁまぁ、焼きあがってからにしようぜ」

猫たちとハウンドが入り乱れて、あたしを囲んでる。
普段はこんなに仲良くなんかしないくせに。
「よーしよし、ウサギちゃん、ちょっとチクッとするからね」
「チクッていうか、グサッて感じだろ」
「じゃあ、痛み止めだ」
誰の手か判らないけれど、クリトリスがゆるゆると捏ね回される。
おっぱいもここぞとばかりに優しく揉まれる。
ああ─、こんな風にされながら、あたし、また感じてる─。

「お願い、お願い─」
言葉が続かなかった。
食べないで、殺さないでと叫びたいのに、それを口に出さなければ助かるんじゃないかという、
儚い思いが声を麻痺させた。
もう自分ではどう足掻いたって助かりっこないのに─。

ギラギラと光る尖った金串が、視界の端を、スローモーションのように通り過ぎていく。
太股が生暖かくなる。
恐怖で膀胱が緩みきっていて、おしっこがじわじわと染み出てるんだ。
次の瞬間、両手に激痛が走って─。

金串があたしの手を貫いたのだと思ったけれど、そうじゃなかった。
誰かが、あたしの手を掴んで、思いっきり引き上げたんだ。
そして、いったん宙に浮いた体が、すとんと床に降ろされる。
「ダメだっ」
少し甲高い声が頭の上で響いた。
その声の主は、覆いかぶさるようにして、あたしをしっかりと抱いて、
皆から遠ざけようとしていた。

コヨーテだ。

「ダメだ。こいつは……、兄貴のお気に入りなんだ。
 だから、殺しちゃダメなんだ─」

548:五限目(家庭科)~完結 8/10
09/05/17 13:36:56 kx4FSGwX
無数の手があたしをコヨーテから引き剥がそうと迫ってくるけれど、
彼は何が何でも離すもんかと言わんばかりに、あたしを抱き締める。
全身をありったけ、膨らませるようにしてあたしを体の下に隠す。
安堵より先に驚きが湧き起こる。
いくらいつもつるんでるからって、
彼にそこまで、狼に対する忠義があるとは思えなかった。
そして、あたしは、本当のことに気付いたんだ─。

「ごめんな、ごめんな……」
コヨーテは、あたしの穴の開いた耳を、優しく撫でていた。
「俺がついてたら、こんなことさせなかったのに……」
ポタポタと落ちてくる、熱いものは、彼の、涙─?
「お前がいつもとあんまり違うから……、
 どうなっちゃうか分からなかったから……、
 怖くて見てられなかったんだ」

すべてが繋がって、思い出されてくる。
いつも、ハウンドや猫たちが無茶をしないように咎めてくれるのが、彼。
こまめに体を清めてくれるのも、彼。
陵辱の後に精液を洗い流して、体を拭いてくれるのも、彼、コヨーテだったんだ。
あたしはどちらかというと狼のことが好きで、
だから、努めてコヨーテのことを嫌いだと思うことにして……。
そして彼も、あたしに意地悪をするように振舞って……。
本当はいつも、感謝してたのに─。
なんとなく、分かってくる。
きっと、あたしのことを、裸になってもあたしだと気付いてくれているのは、
あたしを、好きなひと、なんだ。
あたしはドキッとする。
コヨーテが今日、シロツメクサを食べさせてくれたのも、あたしが好きだったから。
そして、狼……も?
それなのに、どうしてこんなことになっちゃったんだろう。
あたしが淫乱なウサギの血統だから?
ううん、だったら好きなひととだけしていたい。
男の子の面子っていうの?
仲間に顔を立てて、敵には塩を送って……、
そうしてあたしは、みんなで共有されるようになっちゃったんだ。
ああ、もうすぐあたしは死んじゃうのに、コヨーテと狼、二人だけに愛されたい。
思いっきり、お腹の中を突かれたい。あの熱い精液をいっぱい注がれたい。
そして、好きだって言って欲しい─。

想いに耽っては居られなかった。コヨーテが、苦痛の声をあげていた。
男の子なのに、我慢強いはずなのに、殴られ、蹴られ、そのたびに彼が漏らす呻き声が、
切迫した状況を物語っている。
このままじゃ、あたしより先にあなたが死んでしまう。
さよなら。もういいよ。あたしのためにあなたが傷付くことなんてない。
ありがとう。そして、ごめんね……。

あたしが欲望に飢えた獣たちの手に渡るのは時間の問題だった。
怖いよ……。
あたし、もうすぐ、死ぬんだ。
コヨーテは、そんなあたしを最後まで守ろうとしてくれていた。
背中から回した大きな手で、震えるあたしの頭を抱いてくれる。
もう片方の手は、股間を優しく包み、温かい肉球の付いた指先が、
クリトリスをゆっくり刺激する。
いつもの意地悪さがまったく感じられない、優しい手つき。
気持ちを落ち着かせようとしてくれてるんだ。
それは、あたしに与えられる、最後の嬉しい感覚だった。
気持ちいいよ……。

あたしは自分から、コヨーテの体に触れたかった。

549:五限目(家庭科)~完結 9/10
09/05/17 13:39:27 kx4FSGwX
今まで一度もそうしたことはなかったんだ。
体が重く、痺れてる。
お願い、動いて、あたしの手……。
あのフカフカした頬の毛に、そっと手を伸ばそうとしたけれど、
叶わなかった─。
コヨーテの体が、吹き飛ぶようにあたしから離れてく。
脇の下から回された大きな手が、あたしの体を一瞬で宙に抱え上げていた。
何かが首に巻き付けられ、ギュッと絞られる。
怒りに満ちた獣たちが、あたしに制裁を加えているのだと思った。
それでいい。じわじわと焼かれて死ぬよりは、
こうしてひと思いに死なせてもらった方がいい─。

「あれっ?」
周囲で、素っ頓狂な声があがる。
恐怖で瞑っていた目をそっと開くと、
呆気にとられたような顔つきの獣たちが、あたしを囲んでた。
あたしは、狼に抱えられ、
ブラウスのネックの部分を首に嵌められようとしていた。
金属繊維の織り込まれた特別な皮製の首輪が、パチンと音を立てて完結した。
あたしの体が床に下ろされると、
男の子たちはこれまでのことをすっかり忘れてしまったように、
「なんで女子がこんなとこに来てんだ?」
と、不思議がる。
「それより、なんで俺、殴られてんだよ!」
コヨーテが、叫んでいた─。

呆気ないけれど、これが、悪夢の終わり─。

休んでいたはずのクラスメイトがいきなり、皆の前に現れた。
下着も着けず、固いブラウスの生地が、まだ腫れている胸を覆うだけ、
スカートも何も穿いてないあたしだけど、そのことは誰も気にしない。
いつも会ってるウサギの女の子がそこに居る─、ただ、それだけだ。
教室全体が日常を取り戻す。
さっきまでの状況とのあまりの落差に、頭がくらくらした。

「戻れよ」
狼が、あたしの肩を押す。
あたしは力の入らない両足で立ちあがり、なんとか、
女の子たちが囲んでいる調理台の方へ歩き始める。
疲れがお腹の下の方に溜まってるみたいに、体が重い。
うまく閉じられない足を不恰好に開いて、右に、左に、ヨタヨタしながら歩く。
まだお汁がすこし、滲み出てるんだろうか、お股がスースーした。
きっとこのまま、下半身丸出しで家に帰ることになるんだろうな……。
家に戻っても、替えのスカート、なかったんじゃないだろうか。
ショーツだって毎日のように脱がされ、捨てられて、確かもう残りがない。
明日、どうやって学校に来よう─?

あたしは、恐ろしい体験のことを忘れて、
明日のことを考えてる自分が可笑しくなる。
調理台のそばで、オリックス族のあの子が、あたしの姿を認めてにっこり笑った。
「午後から来たの?
 ちょっと、心配してたんだ─」
彼女の優しい声、お姉さんみたいで、やっぱり素敵だな。
「また男子はサボってて、お料理完成しなかったのね」
彼女にも、見えていたに違いない、あたしが調理されようとしている姿。
けれど、今となっては、男の子たちが何の料理を作ろうとしていたのか、
誰も知らないんだ。
今も、あたしの両耳にいっぱい星型の穴が開いていて、下半身が裸のままなこと、
誰も口にしなかった。
ハウンドたちにめちゃくちゃにされたこと─、

550:五限目(家庭科)~完結 10/10
09/05/17 13:40:27 kx4FSGwX
ハンティングの標的になって、ボロボロにされたこと─、本当に、怖かった。
そのあたしの中だけにある記憶も、次第に薄れてく。

「実習で、クッキー焼いたのよ。
 あなたの分も、あるから」
彼女は紙袋に入った、まだ温かいクッキーを渡してくれる。
「明日はきちんと朝から学校にくるのよ」
「うん」と頷く。
(でも、きっとあなたにはあたしが見えないと思うけど……)
発情はまだ何日も続きそうだった。
少し憂鬱になる。

女の子たちが、小さくざわめく。
調理台の近くに、乱暴者の狼が来ていたからだ。
「何よ?」とオリックスの彼女が牽制するのも構わず、狼はあたしに近付いた。
そして、大きな手をポンとあたしの頭に乗せる。
「……しばらく、下着を穿いて来いよ」
彼はそう言って、耳と耳の間をくしゃくしゃと撫でた。
あたしは彼にも、
「うん」と答え、嬉しくなる。
言葉が、通じてる。
彼が、あたしに気を遣ってる。
それは、やっぱり、裸にされていたときのあたしを意識していた、証拠……?

(ねえ、今度は、あたしが服を着たままで、しようよ……)
そう言い掛けて、言葉を飲み込む。狼にだけ、誘いをかけるのはフェアじゃない。
あたしは思わず、ふふっと笑ってしまう。狼が、あなたがいつも姿を消してたのは、
あたしとコヨーテがしてる姿を見たくなかったからでしょう?
コヨーテの気持ちだって、大切にしたい。
あたしがあたしのまま、彼らと愛し合うのは、三人の関係に整理が付いたときになる。
いつか、いつか遠くない日に、きっと告げようと思う。
その相手は……、狼? それとも、コヨーテ?

あたしたち三人の間では、まだしばらくこんな状態が続くんだろう。
服を脱がされて、普段のあたしじゃなくなって……。
捕らえられた牝のウサギとして、めちゃくちゃに愛される。
それも、悪くない。
もっと素直になろう。もっと積極的になろう。
そうやって、言葉でなく、気持ちを伝えるんだ。
『狼とコヨーテ、あたしをあなたたち二人だけのものにして─』

コヨーテの、荒々しさが刺激的で気持ちいいおちんちん、
狼の、熱い精液をお腹いっぱいに注いでくれるおちんちん、どちらも、素敵だよ。
ああ、二人のそこだけが魅力的なわけじゃないのに、こんな風に考えてしまう。
やっぱり、ウサギの体って、エッチなことが好きなんだね。

それはともかく、今日は本当に、つらかった。
体が冷えきっていて、何か食べ物を口にしたくてたまらない。
あたしは、もらった紙包みを開いてクッキーを口に運び、そっと齧る。
口の中に広がる、ホッとするような小麦の香り。
そして─、
胸を包み込む、嬉しい気持ち。

皆が作っていたクッキーは、ほんのりと甘い、
あたしの大好きな─、

『ニンジン味』のクッキーだったんだ。


(おしまい)

551: ◆v8pky/U4aE
09/05/17 13:42:08 kx4FSGwX
以上です。

最後になりましたが、>>340様へ謝意を。
自分の趣味でイメージがズレてしまったかもしれませんが、
妄想が広がって楽しかったです。
#「1レスきっかり60行縛り」で遊んだので、保管庫の
改行がおかしくなってますね。見辛くてすみません。
初話の一人称が一部、「ぼく」「私」になってしまってるのも
惜しいので、>>340様が宜しければ、併せて修正依頼しますが、
いかかがでしょうか?

552:名無しさん@ピンキー
09/05/17 18:49:50 OUQhTq13
>>554
GJです!
意外だけど意外じゃない展開でおもしろかったです

553:340
09/05/17 19:04:51 T926oWa+
340です
あの冒頭から素晴らしい作品を作って頂けて
どうもありがとうございました!

獣人の本能や理性の揺らぎを不思議な設定で丁寧に表現していったのはお見事としか言いようがありません
読み手の感覚に同調を訴えるようにリアルな語りや、
授業ごとに変化するバリエーションに富んだ攻めも良かったですが
何よりクラスメート同士のやりとりに練られた現実味があって面白かったです!

最後の書き込みまで興味深く読ませてもらいました
作者様の次の作品を読める日を楽しみにしています

554:340
09/05/17 19:09:19 T926oWa+
あ 書き忘れてしまいましたが
修正は全く構いません
最初の書き込みと合わせて完全に自分の作品として扱ってしまって下さいな

555:名無しさん@ピンキー
09/05/18 03:16:44 qmq9ZFEC
改めてすげえ世界観だ
実におもしろかったしえろかった
GJでした

556:名無しさん@ピンキー
09/05/18 08:29:02 LRv1nX7V
GJ!
うさうさ最高だったよ。
>>340もありがとう!
おかげで素晴らしい作品を読めた。

ところで、この学園はやっぱり草食系男子が肉食系女子に襲われたりするんだよな?

557:名無しさん@ピンキー
09/05/18 12:31:51 BAtZfdvj
狼系おねえさんに弄ばれたり猫系ロリ集団に逆レイプされたりとかはウェルカムだが痛いのはいやづら
もし俺がやられても、楽しまれた後は普通に食われて終わりだろうな・・・

何はともあれ濃厚なエロスと奥深い物語GJでした

558:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:25:17 dUhaqvfg
初投下です。あんまりエロくないですすみません

559:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:27:32 dUhaqvfg
こんなとこ連れてきて一体何をされるのだろう。震えが止まらない。バタンと後ろでドアが閉まる音がする。

「さぁて、私が楽しみにしていたクリームパンを食べちゃった哀れな哀れな宙太君に、ちゃ~んとお返ししてあげないとねェ」

そうなのだ、あれはお昼休みの事 その日うっかりお昼のお金を家に忘れてきてしまったぼくは空腹に耐え切れず駄目な事と分かっていたのに机に置いてあった高級クリームパンを平らげてしまった。

何故、あの時あの席が天敵である猫澤先輩のであるのを忘れていたのか。悔やんでも悔やみきれない。

そして今個室と二人っきりのこの状況。ドSと噂される猫澤先輩の事だ、半殺しにされるか最悪食い殺されるかも...

目の前に居る眼鏡と稟とした黒髪ロングでネコミミを生やした先輩という物体はかなり、悦楽な表情をしている。それが恐怖をさらに駆り立てた。

560:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:28:51 dUhaqvfg
「ウフフフ...そんなに怯えなくてもいいのに」

と、言いながらこつこつとぼくに近づいてきた!逃げたくてもあのギラついた目に睨まれて体が固まり言う事を聞かない!

あっという間に先輩は文字通りぼくの目と鼻の先で止まった。すごく怖いけれど先輩の顔をこんな近くで見たの始めてかも...その、かなり可愛いかった....


先輩は一通りぼくを吟味すると

「...ぉいしそぅ....」

とぼそりと言い放った!

(ひっ!!!)

それを理解した瞬間、すぐ鼠の防衛本能が働く。

それは...

561:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:30:39 dUhaqvfg
「あらあら....」


土下座。


プライドなぞとうに捨てたと思われる完璧なフォーム。もし、全世界土下座選手権が開催されたら間違いなくぼくが優勝だろう。

そして先輩が戸惑ってる瞬間を見極め全身全霊を込めた謝罪をぶつけた!

「猫澤先輩ッ!ほんとにッすいませんでしたッッッッ!お金は十倍にして返しますッ!どんないうことも聞きますッ!だから、だからっ命だけはっ....」


きーんとするほどの大声で放ったぼくの魂の叫び、どうか届いて..

すると先輩はぼくと同じ目線までしゃがみ込むと

「宙太君、顔をあげて..?」

ゆっくり、とてもゆっくりとぼくは言われた通り地面にこすりつけていた顔をあげた。

562:名無しさん@ピンキー
09/05/18 17:32:02 dUhaqvfg
!?

すると、しゃがんでいる先輩。い......や、スカートから覗く縞パンが丸見えになっている!


先輩はというとニコニコ笑っているままだ。わざとなのか偶然こうなったのか、とにもかくにもぼくの思考回路は爆発寸前だった。


そして半ば廃人状態のぼくに猫の形をした神は判決を下す。


「あのね宙太君。」

「はい」

「この世の中にはね」

「...は..い」

「いくら謝っても許されない事もあるんだよ?」

「...「」

「特に私の場合、食べ物の怨みがね(ニコッ」


ぼくの想いは粉々にくだけちり、目の前が真っ暗になった。

明日になれば三面記事で紹介とかされるのかな..

「哀れなネズミ偉大な猫族の怒りを買い処刑される!」

タイトルはこれで決まりだねあはあはあは

猫澤先輩..読んで..くれるかな..


せん..ぱ...

ちゅっ

「ぇ...?」

唇に何かの感触、それは紛れも無い猫澤先輩の唇..だった。

「....ぷはっ」

顔を真っ赤にした猫澤先輩は戸惑う僕を尻目にこう言った。

「ずっと、前からあなたが好きだった..クリームパンの事は許してあげる。...だから、私と付き合いなさい?」

驚天動地 おしまい

563:名無しさん@ピンキー
09/05/19 20:49:27 K79ECYzI
え゛

564:名無しさん@ピンキー
09/05/21 18:03:23 d81UOnMK
いや、個人的にはシチュエーションは結構萌えるが。
流血ありのシリアス話の後のコミカルな話だからなおさら。

書式とか細かい表現を調整するとなお良いかな。

565:名無しさん@ピンキー
09/05/21 18:53:08 LQkDMRC9
>黒髪ロングで『ネコミミを生やした』先輩

…………?

566:名無しさん@ピンキー
09/05/21 23:07:52 twqCiOJm
>>568
黒猫獣人ってことじゃないの?

567:名無しさん@ピンキー
09/05/22 07:40:51 hHeymZ1A
クラスメート→先輩・後輩ときたら、
次は生徒と教師だな

568:名無しさん@ピンキー
09/05/22 09:42:51 f7Vn7jm+
地獄先生みたいなかんじか

569:名無しさん@ピンキー
09/05/23 01:22:24 t24SPYfE
発情っていいですよね

570:名無しさん@ピンキー
09/05/23 11:50:21 Vej7Ax0Y
最初の発情から三日以内に交尾しないと、
一生発情したままになってしまうという種族。
通常は、候補を何人も決めたりする習わしで問題がないが、
とある村一番の器量よしな娘の許婚が権力争いに巻き込まれて、
娘共々、磔にされて、
「もうすぐ三日経っちゃう、誰でもいいから犯してぇぇぇ!」
と、許婚の傍で生き恥を晒したうえ、
結局、村民の肉便器にされちゃう
とか、鬼畜な話しか思い浮かばないけど、
発情っていいよね。

571:名無しさん@ピンキー
09/05/23 14:23:46 87Pg89ME
そんなん全然よくないけどね

572:名無しさん@ピンキー
09/05/23 21:24:33 15LbrkyP
>>574は現在発情期真っ最中で憧れの人にニャンニャンしてもらいたいけれど自分に素直になれない獣人の女のこ

573:名無しさん@ピンキー
09/05/24 02:13:45 nu7reNSR
>>575
いいですねぇ~

574:名無しさん@ピンキー
09/05/24 22:04:43 6sq4ZNTF
オス「生理?」
メス「氏ね」

575:名無しさん@ピンキー
09/05/24 22:12:31 6LIEGN4H
「死ね」じゃないところに愛情の片鱗を感じる

576:名無しさん@ピンキー
09/05/24 23:02:50 q2UfDtpY
人間の定期出血:古くなった胎盤の新陳代謝・排出
動物の定期出血:発情に伴う粘膜の充血(鼻血と似たようなもの)

という違いがあるらしい
まあ亜人や獣人となるとどっち準拠なのかわからないけど

577:名無しさん@ピンキー
09/05/26 08:47:23 Z9bULnYC
♂「そんなことより、ノーパンこそ正義だよな」
♀「それは同意」

578:名無しさん@ピンキー
09/05/26 10:20:01 3hvfHqaS
羊人♀「あ、あの、最近下半身が冷えると聞いて…
このパンツ、私の毛で編んだので、よろしければ…」
犬人♂「あ、ありがとう(穿いて寝たらガビガビにしそうだよぉ…)」

という事もあるのではないかと考えた俺は変態

579:名無しさん@ピンキー
09/05/26 22:12:53 ny1wGv2t
>>581
体毛コキか。

580:名無しさん@ピンキー
09/05/29 08:16:08 3/8nklXx
保守しとく?

581:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:37:49 BqeMcj9s
もふもふ

582:名無しさん@ピンキー
09/05/30 16:45:58 Gw9+QY/V
もふもふ=能動的にケモノを揉みあげること。「もふもふする人」
ふもふも=ケモノがフワフワフサフサしている様子。「ふもふもな犬」


でおk?

583:名無しさん@ピンキー
09/05/30 17:09:04 mue5TYEp
「もふもふ」
【動詞(~する、の形で)】
1.豊かな毛を持つ動物などを揉んだり撫でまわしたりいじくりまわしたりすること  例:「ラフ・コリーの股間をもふもふしたいです……性別はどっちでもいいや」 「コケをもふもふし始めたら負けかなと思ってる」

【副詞】
1.毛が豊かな様子  例:「もふもふとしたフラミー」 「朝起きたら何かもふもふしているなと思って頭掻いてみたら耳g(ry」

と思っている。
もふもふがゲシュタルト崩壊したぜ……

584:名無しさん@ピンキー
09/05/31 03:07:44 Pcd/zZ3l
>>585
ふもふもは様子じゃなくて、ケモノが何かしらの仕草をした時に聞こえる気がする擬音じゃね?

585:名無しさん@ピンキー
09/05/31 17:59:17 VNaNfFwC
勉強になります

586:名無しさん@ピンキー
09/05/31 19:49:54 QZPGfhjK
揚げ足とって悪いんだけど副詞じゃなくて形容詞じゃないのか

587:名無しさん@ピンキー
09/05/31 19:58:16 diDm21U5
複合動詞になれる副詞だよ

588:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:40:54 LPZ8Ir3h
もふもふは副詞である、とマジレスしたかったけど、それだけだとツマランのでエロく説明することにします。
と言うわけで投下。内容は名前欄の通りです。

589:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:41:15 LPZ8Ir3h
 レンガの露出した壁に、コンクリートの床、悪寒を引き起こすような寒気。如何にも囚人が囚われていそうな石の空間だったが、そこに囚人はおらず、見目麗しい猫人がいた。地毛は灰色で、ところどころに黒いラインが入っているオーソドックスな模様だ。
 だがオーソドックスなのは模様だけだ。彼女は地面の足枷によって股を開かされており、天井から吊られた手枷で両腕を後ろに縛られている形になっている。自然、頭はうなだれるようになり、屈辱的な姿勢を取らされていた。しかも素っ裸である。
 そんな猫の周りを歩いている虎人がいた。彼は鞭を手にして、猫のことを執拗に見つめていた。彼は威圧的な声で、猫に問う。
 「……それじゃあ、『もふもふ』の品詞を言ってみろ」
 猫は、消え入るような声で答えた。
 「も、もふもふは、形容詞だと思―」
 「馬鹿抜かすんじゃねえよ!」
 途端に虎が手を上げて、鞭が飛ぶ。それは的確に猫の尻を打ち、猫は鋭い痛みに喉の奥で呻いた。
 「形容詞は必ず活用できるんだよ。例えば『汚い』は、『汚く罵る』みたいに活用できるだろうが。『もふもふ』はどうなんだよ? あ?」
 「か、活用できません……」
 「そうだろ? じゃあもふもふは形容詞じゃないのは明らかだ。じゃあ正しくは何詞だ?」
 「わ、分かりま―」
 「この白痴め!」
 すぐさま鞭が飛び猫が悲痛な叫びをあげる。何発打ったか正確には分からないが、猫の尻はすっかり赤くなっていた。
 「正しくは副詞なんだがお前の脳はすかすかだから不安だな……副詞の特徴を言ってみろ」
 「活用できなくて、動詞を修飾―」
 「違う!」
 動詞じゃなくて用言だ、と叫ぶ声の直後、鞭が空を切り、猫の横腹をとらえる。短い悲鳴と共に、内出血によってじんわりと赤い直線が形成されていく。

590:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:41:49 LPZ8Ir3h
 「いいか、『もふもふ』が活用できないのは明らかだろう。そして、『もふもふしたケモノ』と言う文だったら『もふもふ』は動詞『した』を修飾しているだろう。活用しなくて用言を修飾する。どう考えたって副詞だろうがボケが」
 「……」
 「分かったら返事をしろ!」
 虎の怒声に猫の体がビクンと震える。分かりました、とほとんど空気だけの声が猫の口から発せられた。
 「分かりましたから、どうか鞭だけは……」
 「……ほう」
 虎は声のトーンを急激に落として言い、猫の耳を引っ張って無理やり顔を上げさせた。
 「お前はまだそんなことを言うのか? お前は間違いを犯したんだぞ? せっかく俺が連日連夜お前にこうやって国語文法を教えてやってるのに。無礼だとは思わないか?」
 猫は目に涙を浮かべ、口の動きだけで、はい、と答えた。
 「だよなあ。無礼を働いたやつは罰せられて然るべきだろう? 無礼を働いた奴はその罪を贖うべきだろう!」
 猫が畏縮して何も答えられないでいるのを良いことに、虎は自分の思うような方向へ状況を傾けていった。全ては、被虐趣味のあるこの猫を自分のものにするためだ。なぶって、罵って、楽しんで、こいつをイかせてやりたい。
 「何も言い返せないか……じゃあ、お前の贖罪のために、俺が直々に罰を与えてやるよ」
 そう言って虎は猫の耳を離した。マリオネットのように猫ががくんとうなだれる。痛みと疲れで息切れしている様を見れば、かなり感じていることだろう。何しろ被虐趣味のある猫だ。きっと秘部もぐしょぬれだろう。

591:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:42:22 LPZ8Ir3h
 「そうだな……お前がオルガズムに達する羞恥の姿を2ちゃんねるにでも晒すか」
 すっかり生気を失くしていた猫が、顔を上げて、必死に喚きだした。
 「お願いです! それだけはやめてください!」
 「さっき、鞭だけは、って言ったろう」
 虎がたったそれだけを言っただけで、猫は言葉を失って、口をつぐむ。悔しがるように蛾眉を歪め、虎から目を反らす。虎は勝ち誇った笑い声を上げた。
 「きっと喜ぶぜーケモナーの奴ら。S気質のないやつは目を反らすかも知れないが」
 そう言いながら、用意しておいた三脚とデジタルビデオカメラを引っ張り出し、手際よくセッティングしていった。
 「後で隣の部屋からパソコン持ってくるぜ。ケーブル伸ばせばなんとか持ってこれるだろ」
 そう言いながらセッティングを終えると、ビデオカメラの録画ボタンを押した。猫の悲痛な姿が1と0の情報に変換されていく。
 「こちらがうちに住みつく猫、もとい寄生虫です。鞭で打てば打つほど濡れていくド変態です。こんな奴生きててもしょうがないのですが、せめて体だけでも役立てたいからと言うことで、性奴隷になってくれるそうです」
 罵られる猫は何も抵抗できず、言われることを聞くことしかできない。虎は猫の横に立つと、おもむろに猫の股に手をやった。猫が驚いて身をよじる。
 「いやぁっ、やめてくださいっ」
 「黙れよゴミ。寄生虫ごときが俺に楯突く権利があると思ってんのか?」
 虎はたったそれだけを言って猫が抵抗するのを無視した。秘所の辺りをまさぐって、嫌がる猫の反応を楽しむ。
 「ぐしょぬれじゃないか……俺今まで鞭で叩いたり罵ったりするしかしてないのによ。どういうことなんだ?」
 猫の答えを待たず、陰唇にそっと指を這わせると、猫は甘い声を漏らして抵抗する力を抜いた。
 「……はっ。やっぱりお前はエロいことしか考えてないんだな」
 「そんなこと……」

592:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:42:46 LPZ8Ir3h
 「ほうほう、じゃあこれはどうだ?」
 すかさず虎が猫のクリトリスを軽くつつき、猫を黙らせる。猫の耳が心地よさそうにピクピクと揺れた。
 「まあ副詞と形容詞の区別すらつかない程度の脳味噌じゃ性欲まみれになるのも仕方ないよな」
 そう言いながら膣の中に指を滑り込ませる。漏れる愛液ですっかり潤滑性が増していた膣の中に指を滑り込ませるのは容易だった。肉壁が虎の指を締め付ける。
 「良い反応だな……」
 ここばかりは素直に感心しながら、指を出し入れしながら、余った手を申し訳程度の胸にやり、乳首を摘み上げる。できるだけ喘ぐまいとこらえていた猫は、たったこれだけのことで我慢しきれなくなった。
 「う……ふにゅぅ……」
 静かなこの部屋ではたったそれだけの声でも良く耳に届く。くちゅくちゅと虎の指が蠢く音と、猫の喘ぐ声とが、全て記録されていく。
 猫がいよいよ悶えようかとした頃に、虎が指を膣から引き抜くと、愛液が纏わりついて銀色に光った。
 「ふん、もうそろそろ挿入しても平気かな……」 
 虎はわざわざ猫に聞こえるように言っておきながら、白々しく聞いた。
 「おい、俺はもうこれで結構満足なんだけど、どうする? ここで終わりにするか?」
 猫はしばらく答えず、無言でいた。こういう時にすぐ返答したら興醒めと言うものだ。虎は猫が答えるまでじっと待っていた。
 頃合いに、猫は一字一句丁寧に言った。
 「私を、犯して、気持ち良くしてください……」
 「おー、良く言えたな。ご褒美に……」
 虎は淫乱な猫が満足するような秘密兵器を持ってきていた。ビデオカメラや三脚を入れていたダンボール箱の中から目的の物とローションを取り出し、猫の目の前にそれを見せつけてやる。
 「こいつをぶち込んでやるよ」

593:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:43:34 LPZ8Ir3h
 それはバイブだった。勿論の普通のものではない。牝馬向けの巨大なバイブである。猫の二の腕ほどはあろうかと言う長さに、拳ほどの太さ。とことんリアルを突き詰めて、血管まで再現したグロテスクな外見。
 そのくせ、無数の突起がついているうえ、クリトリスを同時に攻めるように二股になっている。モーター部分は普通よりかなり大きく、かなりの重量を持っているため、付属のゴムパンツで固定できるようになっていた。遠隔操作ができる優れものである。
 恐怖で、猫の瞳孔が縮む。
 「きっと凄いぜ。これだけでっかいモーターだ。すんごい震えるんだろうなー」
 「い、いや……やめて……」
 虎は全くそれに取り合うことなく、猫の視界からはずれた。ひたひた足音を鳴らしながら尻の方へ行き、ローションの蓋を取り外して、たっぷりとバイブに垂らす。なんと言ってもこの大きさだ。愛液程度では挿入できたものじゃない。
 ローションを塗りたくった後、陰唇にバイブの先を当てた。猫が震えている。虎は満足げに微笑みながら、ゆっくりとバイブを挿入していった。
 「あうっ……くっ……」
 拡張済ではあったものの、猫の膣は極端に大きいわけではなかった。ゆっくり挿入してやらないと、血を見ることになる。流血だけは虎も御免だった。はやる気持ちを抑え、慎重にバイブを挿入していく。
 ローションの効果もあり、バイブはなんとか根元まで挿入することに成功した。クリトリスへの攻めも万全である。すかさず虎は猫にゴムパンツを穿かせ、そのバイブを固定することにする。黒くテラテラと光るそれは、官能的だった。
 「ひうっ……」
 ゴムパンツを穿き終え、猫の膣は異物で満ち満ちていた。もう余裕はないだろう。気持ち良いのか痛いのかどちらともつかないリアクションだが、どちらにしても虎にとっては悦びである。
 そして、バイブとしての能力を発揮させる時が来た。
 虎はバイブのリモコンを手にして、最強のボタンに手をやった。
 「それじゃあ……スイッチ、オン!」
 バイブのモーターが唸りを上げる。今どきのバイブではありえない轟音だ。その分振動は強力だ。その振動は目に見えるほどで、
 「くはっ、ああぁぅ!」
 猫はあまりの激しさに絶叫を上げた。わざわざ付属品があるのも頷ける。バイブにつられるかのように猫自身も下半身をぶるぶると震わせ、パンツの間からみっともなく愛液を垂らす。ほとばしる愛液は内股を伝ってあっという間に猫の脚を湿らせていった。
 「うあぁ、はぁあん!」
 目に大粒の涙を湛えながら、だらしない享楽の表情を浮かべる猫。熱い吐息は性感に溺れている証拠だ。
 虎は彼女だけが愉しんでいるのが気に入らなかった。

594:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:44:08 LPZ8Ir3h
 「おら、口の方が暇なんだったら奉仕しろ」
 そう言って猫の目の前に立ち、自分の怒張した物を彼女の小さな口にぶちこんだ。
 「んむっ、ぐぅ……」
 苦しそうに呻くのを無視して、虎は腰を押し付ける。本当はもう一人男を呼んで前も後ろもペニスで埋めてしまうのが良いのだが、仕方無い。口内まで凌辱する。
 調教しただけあって猫の奉仕は上質だった。歯を立てないのは勿論のこと、どこをどう刺激したら良いか、どのように舌を這わせるのが良いかを熟知していた。尿道口を舌先で舐められる度、腰が砕けそうな快感に襲われるが、攻める立場としては耐えなければならなかった。
 「相変わらず上手いな……」
 虎は猫の頭をぐしゃぐしゃと撫でてやる。猫は暴れるバイブと男根に満たされた口蓋に必死で応答することはできなかったが、惚けたような瞳を見ればご満悦なのは明らかだ。
 「ふにゅ、ふぅぅ……」
 猫が一際気持ち良さそうな声を上げる。尻尾が落ち着きなく揺れている。虎はすっかり堕落したこの猫を見て麻薬のような優越感に浸っていた。虐めれば虐めるほど喘ぐ馬鹿猫だ。背徳的な悦楽に夢中になっても仕方ないだろう。
 抑え切れなくなって、腰を前後に揺らす。猫の体も揺さぶられて、バイブに前後の動きが加わる。ますます高まっていく快感に猫はすっかり虜となり、塞がれた口で悦びの声を上げていた。
 虎は猫の耳を弄くり回してやる。もう彼女の絶頂は近かった。彼女の癖で耳が寝てくるからすぐわかるのだ。本当は舐めてやるのがいいのだが、指でも彼女は耳で感じてしまう。これで最後だ。虎は執拗に耳を攻め、
 「んぅっ、んん……!」
 虎の指に耐え切れず、猫がとうとう絶頂に達した。脚は痙攣し、毛は逆立ち、唾液がどっと分泌される。舌にも力が込められ、猫につられて虎も射精に至った。唸るような声を上げて猫の喉へ精液を注ぎ込む。それはきつい雄の臭いがして、猫はむせて吐き出そうとした。
 「うぐっ……」
 「全部飲め!」
 虎は猫が精液を吐き出そうとしているのを悟り、上顎を押さえて自分の精を無理矢理嚥下させる。猫はオルガズムの快楽の中、健気に虎の命令に従い、一滴も精液を漏らすことはなかった。
 射精を終えると虎は自分の物を引っこ抜いた。その時ばかりは口角に精液が散ったものの、猫はなお残った精液を飲み下そうとしていた。
 男性に比べて女性のオルガズムは長い。虎がバイブを回収しようとすると、まだ膣がひくひくと蠕動していた。ゴムパンツを下ろしても、膣圧でバイブはずり落ちない。これほど愛液が分泌されているのにバイブが落ちないほど締め付けているのだ。相当気持ち良いのだろう。
 虎は猫のオルガズムが収まってバイブが自然に落下するまで、じっくりと猫の痴態を眺め、バイブを回収するとビデオカメラを止めた。

595:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:44:30 LPZ8Ir3h
 「すっげえ良いAVだな、こりゃ」
 淫靡な息遣いをしている猫に向かって言った。余韻に耽っているようだ。しかし、彼女も徐々に理性を取り戻してくる。
 「や、やめてください……」
 「今更何を……まあちょっと待ってろ。隣の部屋からケーブル伸ばしてパソコン持ってくるわ」
 そう言うなり虎は猫をそのまま残して扉を開け放ち、直ちにノートパソコンを持って戻ってきた。スタンバイにしておいたためか、ノートパソコンは既に「ケモノうpろだ」と言うサイトを表示している。ブラウザはFirefoxだ。
 ビデオカメラからSDカードを抜き、パソコンに挿入、エンコードや圧縮を行っているうちに、虎も猫も普段の冷静さを取り戻していった。それだけ猫は恥ずかしさが増すということである。
 「よし……アップ完了」
 ケモノうpろだがアップロードの完了を告げるや否や、虎は2ちゃんねるビューアを呼び出して適当なスレを探す。
 「どのスレがいいか……ん? 亜人の少年少女の絡み? ここがいいだろうな。sageのチェックボックスをはずして……と」
 虎は2ちゃんねるビューアの書き込み機能を呼び出し、今しがたアップローダにアップロードした圧縮ファイルのURLを貼り付けた。頭のhを消さない直接リンク、である。
 Shift+Enterを押して間もなく、規制に巻き込まれることなく書き込みに成功した。

596:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:45:10 LPZ8Ir3h
   588 名前:虎×猫[age] 投稿日:2009/05/31(日) 19:49:12 ID:kmNsex10veR
   本物の獣人のSM撮影に成功しますた。動画だからスレチですが、もふもふしていってください。
   URLリンク(www.beastxxxuploader)
   パスは「mofumofu=fukushi」です。

597:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:45:31 LPZ8Ir3h
 「きっと今頃あいつら、もふもふもふもふ連呼しながらお前の恥ずかしい姿見ておかずにしてるんだろうな。お前の住所も貼っておくか? 変態が押し掛けてきてセフレには困らないだろうよ」
 猫は今にも泣きだしそうだったが、歯を食い縛ってこらえていた。ここまで分かっているとはかなりの熟達者だろう。マゾヒストの鑑とでも言うべき態度だ。
 今ここであからさまに喜びでもしたら、性的欲求でなくぶん殴りたくなるものだ。
 「さて、ageたからレスつくのも早いだろう……お、やっぱり」
 虎がスレの更新をチェックしてみると、スレのタイトルが青くなった―新着レスがついた印である。
 「本物の獣人のアダルトビデオなんて見たことないだろうからなあ、祭になるかもな……」
 虎がいやらしい笑みを猫に向けると、猫はこらえきれなくなったかのように啜り泣き始めた。一年間調教しただけのことあって、演技力も抜群である。虎は満足してパソコンに視線を戻し、新着レスを見てみる。

598:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:46:02 LPZ8Ir3h
   589 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/31(日) 19:49:54 ID:QZPGfhjK
   揚げ足とって悪いんだけど副詞じゃなくて形容詞じゃないのか


 虎は絶句した。「デジャヴ……だと……!」

599:586 虎×猫のSM
09/06/01 00:46:48 LPZ8Ir3h

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                         ∧_∧    _,,-''"
             にゃんにゃんお! ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

というわけで、もふもふは副詞だと思います。
一回ageちゃったのはガチで凡ミスです……スマソ。寝ます。

600:名無しさん@ピンキー
09/06/01 00:51:11 DoPAaW2C
ページが見つかりません……だと……?

601:名無しさん@ピンキー
09/06/01 00:53:18 dYRMeMUG
くそッ
動画が落とせねェッ

マジモンの獣人動画だッつーのによォ!

602:名無しさん@ピンキー
09/06/01 08:01:30 KpgDU9zK
動画落とせた。
素敵なサムシング~♪とか歌いながら獣人が踊ってる。

603:名無しさん@ピンキー
09/06/01 22:06:59 IP/RyrZT
>>601
デジャビュじゃないのか。

604:名無しさん@ピンキー
09/06/01 22:12:54 dNffKMZk
どっちでもおkだよ

605:名無しさん@ピンキー
09/06/01 22:50:26 VDq36SU8
ええとええと……スレじゃなくてレスじゃないの?

606:うねり
09/06/02 00:00:27 aiMDPj1s
虎「あれ、あれ?」
猫「……?」
虎「あら?  バイブどこいった?」
猫「……なくしたんですか?」
虎「しかたない、俺の尻尾で代用だ」
猫「ちょ、ちょっと嫌……」
虎「あふっ、新感覚っ、うぇww」

607:名無しさん@ピンキー
09/06/02 00:31:01 SG7CnK07
                              _   r=、
   _____              i^'i    ;'、===ョ i |   ====
 /::::::::::::::::::::::::/. 二二二ニニ、     i ヽ、   ! '゙i;:;:;;!/ /   =====
/:::::::::::::::::::::::::::/ ・/      ::::ゝ、   ヾ、  ̄`⌒゙   ` ,ノ   =====
l::::::::::::::::::::::::::::i : !        ::::::::,!     ゙''ー-、,,   ,;. 、,f   =====
|:::::::::::::::::::::::::::l ・ l        ::::::::|        |  '" i ゙| ======
|:::::::::::::::::::::::::::l ; l         :::::::l        |,、   !, ! ======
l::::::::::::::::::::::::::::i : !、       :::::::,! .      f,   ,y  |  三三三三三
ヽ::::::::::::::::::::::::::゙、;ヽ        :::/      /´  ,,ヘ  ,!  三三三三三三
 \::::::::::::::::::::::::\ :゙''- ,,,__ _..  '"     ,/   ,;-''   ヽ ゙;   三三三三三三
   ` ─-----`'''ー---- ''"       ヽ  !,     ヽ ヽ  三三三三三三三
                          ヽ ヽ     ヽ、_ヽ  三三三三三三三

   _____
 /::::::::::::::::::::::::/. 二二二ニニ、
/:::::::::::::::::::::::::::/ ・/      ::::ゝ、
l::::::::::::::::::::::::::::i : !  i、_人  ::::::::,!
|:::::::::::::::::::::::::::l ・ l  _ノr.'" ヽ ̄'ヽ:::::|
|:::::::::::::::::::::::::::l ; l  )ヽ、,  ヾ,  ヽ:l
l::::::::::::::::::::::::::::i : !、 `ir.i;._ .:i:... _ ;i|
ヽ::::::::::::::::::::::::::゙、;ヽ    ヽ"´.`、 ヽ,
 \::::::::::::::::::::::::\ :゙''- ,,,,,, ヽ;:i´゙i、.i゙`i
   ` ─-----`'''ー----- ..!._,! !_:i


608:名無しさん@ピンキー
09/06/02 00:32:40 SG7CnK07
すまん。誤爆した。

609:名無しさん@ピンキー
09/06/02 00:36:20 RkYNKxrG
>>609をAAで表現したのかと

610:名無しさん@ピンキー
09/06/03 01:59:52 qB7hlozm
>>605
サトー無線

611:名無しさん@ピンキー
09/06/03 22:38:19 afTHg3nk
>>613
今は亡き

612:名無しさん@ピンキー
09/06/04 00:35:42 5XR2/2pQ
>>610
わらた

613:名無しさん@ピンキー
09/06/05 12:12:24 I9/415E7
アナロバ♂×地デジカ♀
やらせてくれよ、ロハで

614:名無しさん@ピンキー
09/06/05 14:52:54 2ousCv6z
地デジカ「断固として許さない」

615:名無しさん@ピンキー
09/06/10 19:02:34 8FgzGv5c
こんなスレを探していた
注意書きすれば百合もおkだよね?
狸亜人♀×狐亜人♀
主に百合+時には虐待描写有りなので
苦手な方はスルーしてくだしあ

616:名無しさん@ピンキー
09/06/10 19:28:18 vmUH4IC9
獣人ではなく亜人と書かれるとなんだか耳尻尾だけのキャラがウフンアフンする絵が浮かぶんだが、
もしそうだとしても俺の個人の問題だし全力で脳内変換するから好きにして良いぞ

617:狐と狂った狸と
09/06/10 19:56:32 8FgzGv5c
人類は自らの利便性の為、他者を使役することが本能となった動物であるのだと私は思う
病気の流行により女性人口の激減したこの時代
キメラという発明は、人間達が一時は封じた奴隷制を再び世に解き放った

一部を動物のそれと改変した人間の雌に近い遺伝子を持ち
人に近い知性、人間以上の特殊な能力と行動力を持ちながら
一度発情が始まれば人間の男と交わらなければ発狂死し、更に妊娠することも無い
正に、道徳を完全に廃した理想的な奴隷たるキメラの技術は
人間の道徳感というささやかな抵抗を振り切り
一部の金持ちから権力者、一般客層へと浸透していった
須くキメラは人間に使役され、ある者はいい主に仕え幸せに暮らし
ある者は酷使に耐えきれず衰弱死し別の個体へと交換され
ある者は捨てられ街角で男を求め痴態を晒しながら発狂死していく。
それでもキメラは大量生産され続け、また死んでいく
たった二人の例外を除いて…

「狐、そっちはまだバレてへんな?」
「もちろん、狸もしくじんないようにね」
小さい声同士の会話が聞こえる、狐と呼ばれる幼い声と狸と呼ばれる大人びた声
関西弁のミスマッチが色っぽい魅力を余計に引き立てている

618:狐と狂った狸と
09/06/10 19:57:03 8FgzGv5c
そこへ一人の女性が歩いてくる、頭の側面には人間の耳が無く
代わりにハスキー犬のような色合いの髪をした頭から犬のような同じ色合いの耳が生えている、キメラだ
この場、美術館の警備を任された警察用キメラ達の中で
唯一帯刀と逮捕権を許されたリーダーだ
「そこにいるのは誰ですか」
凛とした、微かに警戒心を声で訪ねる
しかし、ライトで照らした先に居るのは車輪で巡回中の警備ロボットと、彼女の主人である人間の警察官だった
「あっ、すいませんご主人様…」
慌ててリーダーは頭を下げる
「おまえの任務は人間を警戒することだったか47番?
…まぁいい、私は展示品の視察に行く」
警察官がそういっている間、リーダーは鼻をクン、と鳴らす
「47番!!」
「ぃっ…っ、すいません。」
匂いは間違いなく主人のものだった
この人間は誰もが知る怠け者で、視察さえ普段はキメラに任せきりだった
しかし問題は既にそこではない、恐怖感ではなく悪寒に震えるリーダーの頬に手を添える警察官
「謝るのはベッドの上でだ、ぎりぎりまで苦しみながらなぁ」
「……っ!!」
あくまで耐えるように表情は堅いが、彼女の目には涙が溜まり始めている

619:狐と狂った狸と
09/06/10 19:57:25 8FgzGv5c
「冗談だ。じゃあ、後で毛布でもかけてくれ」
そういって警察官は展示室へ歩いていき
警備ロボットもいつの間にかどこかへ自走していっていた

「ふぅ、しっかし暑いなぁこの服…実質重ね着やし」
先ほどとはまるで違う女性的な声で警察官はぼやいた
「趣味悪いよ狸」
軽蔑したような声を発しながら、警備ロボットが合流する
「ええねんええねん、あの子はそれを楽しみにしとる所あるし」
「…ちっ、犬が…」
警備ロボットは吐き捨てるように言うと、グニャリと輪郭を変えて人型になる
幼さの残る身体を黒いボディスーツと上着で覆い
頭には金髪に先の黒い毛の生えた耳、狐型のキメラだ
警察官もまた、グラマラスな女性へと姿を変えた
警察官の服を脱ぎ捨て、豊満な身体をぴっちりとしたボディスーツと短い上着で覆った姿を晒す
その頭には狸の尻尾のようにまとまった髪が一本と狸のような丸に近い三角形の耳が二つ生えていた

「…やられた…」
美術館の控え室を見て、犬のキメラは痛む頭を押さえた
控え室にはワイシャツ一枚で酒をあおり大の字で寝ている本物の警察官と
大量の幻に犯され一人よがり狂う護衛の同僚の姿があった…

-----------
今日はここまで

620:名無しさん@ピンキー
09/06/10 23:48:24 arW8Cvwy
好みの話だー。期待してる。

621:狐と狂った狸と
09/06/11 10:44:14 y+Bs/qbT
軽快なリズムを刻むように走る狐、その行く手を阻むように犬は立ち憚る
「待て!!」と怒声をあげて腰の刀を抜刀する
古来よりあるそれより洗練され、飾りを廃し確実に機能性を高めたものだ
しかし狐はそれに構うことなく犬の横を走り去ろうとする
当然、犬は狐を迷うことなく刺し貫いた
同じキメラだという同情はない、寧ろ大量消費物であるキメラだからこそ自分もまたこの仕事に生死を賭けているからだ
しかし刺し貫かれた狐の姿は水面に映った虚像のように消え去り、犬の頭上を飛び越える
「犬に待てといわれて待つ奴はいないよ!!」
狐は軽く舌を出して犬にあかんべえをする、その仕草に腹を立てたのか犬は人間のそれとは違う獣のような遠吠えをあげる
美術館内にはまだ自分の同僚が数十人単位で巡回している、仲間を呼び確実に仕留める為犬は狐に匹敵する速さで駆け出した
しかし、誰も来ない…異常事態に内心で動揺しつつも狐に追いついた犬は刀を振り下ろした
その瞬間に、狐の姿が同僚のものと入れ替わる
「!!!?」犬は慌てて刀をビタリと止める、すべての動きを静止したのは間違いだった
振り下ろした相手は確実に狐だった、自分の姿に同僚の幻を被せたに過ぎない
では幻の元である同僚の姿を狐は何処から得たのか、それは地面を見てすぐに判った
ただ一人を認識したことをきっかけに、地面に倒れ付し幻に隠された同僚たちが一斉に姿を晒した
その隙に狐は窓を割って美術館の外へ飛び出し、姿をくらました
犬は諦めたように立ち止まり、周囲を見回る
倒れた同僚たちは、どれもが悪夢に苛まれるように苦しみ悶えている
恐らくは一度見ては脳に停滞するほどの非常に高度な幻を見せられているのだろう
「…たった一人であのスペック、いや…共犯がいるのか?」
犬は犯人の詳細とともに、失敗の弁解を考え始めた…

622:狐と狂った狸と
09/06/11 10:44:39 y+Bs/qbT
次の日の夜、買い物袋を下げた人間の男性が廃屋の中唯一形を残している部屋のドアをノックする
「こん」「きゅい」傍から見れば意味不明な合言葉?を交わして、ドアが開く
同時に男の姿が狸のキメラのそれに変わる、人間たちに顔を見られるわけにはいかない為狸は外出する際人間に化けているのだ
狸自身が盗みを働く姿は、彼女らが怪盗として巷を騒がせて後にも誰にも見られていないのだが…それは狸個人の事情なのだという
「ただいま、狐。今回のブローカーは結構気前がええ奴やったよ。」
「おかえり…」
狸に背を向けて抱き枕を抱きながら、狐は気だるげに狸に返す
狸はやれやれと困った笑みを浮かべながら、狐に後ろから抱きついた
一定の間隔を置いて、定期的に狐は気だるげになることがある…それは狸にとって日常となっていた
「なんや、欲しくなってもうたんか?」
狸はそう言いながら狐の下腹部に手を摺り寄せる、狐はそれに気づくとピクリと股を寄せた
キメラである以上、本能として脳に刻まれた発情機能は時限爆弾のように彼女たちを縛り付ける
男性を受け入れなければ本来生きていけないはずのキメラが、誰もいない廃屋で二人だけ
それはとてつもなく奇妙な状況とも言える
キメラの発情を知らせるものはもう一つ、尻尾が生えることだが…彼女たちに視覚情報など無意味に等しい
「…狸はいいよね、男がいなくても生きていけるんだから」
狐はため息をつくように言った、狸はまた困ったような笑みを浮かべ狐の股間をまさぐる
「ん…きゅ……ぅぅっ」
「今日はどんなのをお望みかいな?頑張った狐へウチのご褒美や。」
息を荒くしながら狐は後ろ手で狸の下腹部を撫で、何か形をなぞるように手を動かす
「はいはい、ほならこっち向いて…なぁ」
「……ん」
狐は観念したように抱き枕を放し狸のほうを向く
幻をといたのか、その後ろからフサフサと振られる尻尾が見えた
もっとも後ろから抱きついた時点で、狐に尻尾が生えていたのは判っていたのだが
狸はそんな意地っ張りの狐がたまらなく愛おしいのだろう、狸は狐の頬を撫でて口付けをする

623:狐と狂った狸と
09/06/11 10:45:06 y+Bs/qbT
「ん…ちゅ…」「んくっ…ふむぅ……」
互いの舌を交わらせ、狸は狐の敏感になった口膣を蹂躙する
交わりを求める狐の腕が、狸の背中に絡みつき
狸の尻尾のように纏まった髪の紐を解く
ふさりと解けた狸の長い後ろ髪の隙間から微かに後頭部の傷跡が覗くが、二人は構うことなく口付けを続ける
「ふっ…」「ふはっ…ぁ……」狸が口を離すと狐は名残惜しそうに舌を伸ばす
「…ふふ、待ってな。今もっと良くしてあげるさかい…」
体重をかけないように、狐に馬乗りする形で胸元からスーツのファスナーを下ろしていく
豊満な胸、少しばかりぽっちゃりとした体系だが、それでも狸の身体は女性的な色気を持っていた
それに反して、股間には狐がなぞったような大きさの剛直が聳え立っている…狐にはそう見えている
狸の幻は、狐の作れるそれよりもはるかに精巧でリアルだ
その上、脳に直接作用するため触れれば触覚と五感さえも支配する
狐の胸元に手をやり、狸はスーツのファスナーを下ろす
狐の身体は狸のそれに比べれば可愛げなものだ、狐は恥ずかしそうに目をそらす
「……ふふっ、意地っ張り…。」
狸はそう言うと、狐の股間に膝を摺り寄せてクチュリと水音を立てさせる
「あっ…!!ふぁ…たぬ…きぃ……」
「ん、全て委ねてぇな…」
狸はゆっくりと互いの股間を重ねていく、狐は進む度に弓なりになって歓喜の悲鳴を上げる
「うぁ…ぁ…あぁっ…入って…くるよぉ……」
事実狐の性器には何も挿入されていない、狐の感覚が狸に操られているだけだ
しかしそれは発情をやり過ごすには最も効率的な手段だった、こうして狐は主に仕え媚びることなく生きていける
狸はゆっくりとスピードを速めて狐に腰を打ち付けていく、狸も少なからず興奮しているのだろう、その尻からは狸の尻尾が生えていた
「んっ…きゅぅっ!!…はっ…きゃいっ!!!」
狐は膣内を蹂躙する幻と、腰を打ち付けられる衝撃に耐え切れず動物的な悲鳴を上げる
肩甲骨ほどまである金色の長髪を振り乱して狐は乱れ上り詰めていった
それは狸にも言えた事だった、幻のリアリティを上げる為、狸もまた幻を自分の感覚に連動しているからだ


624:狐と狂った狸と
09/06/11 10:45:31 y+Bs/qbT
「あっ、は…きゃいぃっ!!」
「狐、ええか!?そろそろ…っく…イくで!?」
狸が狐を組み伏せる形で押さえ込む、イヌ科の動物が獲物を押さえ込むように
「はっ!!ぁ…やっ…あ…くあぁ!!」
「狐…きつねぇ……っ!!」
狐は身体の奥で熱いものが弾けたのを感じ、拒むように腰を跳ねさせて抵抗した
ドクン ドクン… 
「や……っ…やああぁっ!!!」
涙を流し、汚れなくてはいけない我が身を呪いながら…狐は絶頂に達した

625:狐と狂った狸と
09/06/11 16:01:09 IHF284aP
「ウチな、ウチな、ご主人様のお嫁さんになるねん
ご主人様の子供産んで、家族になるねん」
絵本を読んで、そんな夢を見たのは何時だったか…
その時あの男は、確かに笑い返してくれたはずだった…
「何時か生きている内に無くしてしまうものよ、いつか自分が無くなる側に回るその日までね」
死んだ女の声が、延々と私の狂った頭の中を廻っている
延々と…目が覚めても…

狸はいつの間にか眠っていた、連日幻を作り続けたからか披露が溜まっていたらしい
一足先に目が覚めた狐がソファに座って考え込んでいる
狐は、先程の熱を思い出しながら腹をさすった
「狸ってさ…子供ができたらなんて考えたことある?」
「…ふっ、あっはっは…何考えとるんよ?」
狸は笑う…それもそうだ、キメラは妊娠することがない、だからこそ奴隷としても理想的とされ
発情を何時でも抑制できるのである
狐はむっとして狸に言う
「でも…もし子供ができたら、キメラが道具じゃなく、せめて生き物なんだって思ってもらえるかも…しれないじゃない…」
途中から自信が無くなったように声が小さくなっていく
「…子供は、そんな風に『使う』ものやないんよ…」

----------
今はここまで

626:名無しさん@ピンキー
09/06/13 17:24:08 PR8t1r7L
>>618
一応こっちも生きている
【獣人】【獣化】 百合・純愛出張所・1
スレリンク(lesbian板)


627:名無しさん@ピンキー
09/06/13 17:31:33 TFypE0iW
>>629
そこ小説貼る板じゃなくね?

628:名無しさん@ピンキー
09/06/13 21:22:24 m1PKi+zF
過疎スレに追い出しとは底意地が悪い。

>>618
設定はすごく好みなので最後まで書き切って欲しいな。
できれば、だけど、
書き溜めてるならもう少し一回の量を多めに。
あと、誤字がちょっと多いのが気になる。

629:名無しさん@ピンキー
09/06/13 22:00:39 PR8t1r7L
>>630
ここの派生だから、そんなことはないだろう。

630:名無しさん@ピンキー
09/06/14 02:04:09 PaDDmyJC
なんか凄いのキテター!!

631:名無しさん@ピンキー
09/06/14 22:20:40 zHtbUdx7
狸ちゃんとチュッチュしたいよ

632:狐と狂った狸と
09/06/15 12:36:25 xK+u9BHm
狐は嘗て、研究用に作られ…そして捨てられたキメラだ
そこは掃溜めと呼ばれる清掃局さえ見捨てた一帯…熱と飢えが支配する地獄だった
時限発情に苦しみ死んでいく仲間たちの中で、悶え苦しみながらも狐だけが偶々生き長らえ狸に助けられた
狸が何故発情しないのかは分からない、もしかしたら何処かに主がいて定期的に会いに行っているのかもしれないし
彼女も自分の幻で事を済ませているのかもしれない
つい最近まで生きることだけに必死だった狐にはどうでもいい事だったが、最近になっては考える余裕ができたこと自体が狐の中にフラストレーションを生んだ
狸が人間に化けてブローカー(依頼者)に会いに行き、狐が盗んで金を得る…
これは狸が考えた自分たちの仕事の内容だった
長時間人間に化けることができる狸は普通に人間として働くことができる、狐に会うまではそうしていた
ということは、こんな事を始めたのは自分のためではないのだろうか
狐はそう考えると自分に対して腹立たしさを覚える、唯でさえ狸には世話になっているのに自分は狸の生活を壊してしまっているのではないか
そう思うことはできる、しかし人間に長時間化けることもリアルな幻も作ることすらできない…ただの捨てキメラでしかない自分には
この世の中でできることなど何もないのだ…せめてキメラの社会的な地位が少しでも上がるなら…
「狐…そう頑なにならへんでもええねん。」
ふわりと、被さるように狸は後ろから狐に抱きついた
「ウチは狐が好きなだけや、せやから何も心配せんで…」
「……っ!!」
狐はバッと狸の腕を振り払い、服を着始める
「……感謝してる、助けてもらってることも…でも、私はアンタの愛玩動物じゃない!!」
そう言うと狐は人間の少年の姿に化けて、ドアを開けるとバタンと閉めて出て行った…いずれにせよ帰る場所はここしかないのだが…
やれやれと、狸はベッドに再び寝転んだ
「……まったく、ウチって奴は…」
ズキリと、後頭部の傷跡が痛んだ

狸に比べれば、狐は幻の精度も維持できる時間も少ない
しかし狐はできるだけ遠くに行こうと走る
しかしやがて疲労は来る、少し疲れただけでも幻の仮面はすぐに取れてしまうから止まって辺りを見回した
コンクリートと排気ガスで彩られた灰色の景色、唯一色彩を持つのは行き交う人間の服か買出しに出されているキメラ達の体毛のみ
一つの流れのようになっていて、狐ひとりが立ち止まっても構わないと嘲笑うかのように流れは続いている
壁には自分の姿が映された指名手配所が張られており、慌てて狐は一通りの少ないところに行こうとする
ポン、と肩をたたかれた
ビクリと肩が強張り、目立たないように逃げようとするが方に手を回されて防がれる
「ちょっと、貴女…怪盗狐でしょ?」
そう問いかけられて絶望を顔に貼り付けながら振り向くと、そこには自分と同じ金色の毛と耳があった

633:狐と狂った狸と
09/06/15 12:37:46 xK+u9BHm
「同じ狐同士で見破られるって、あの狐がどれだけ油断してた訳?」
ケタケタ笑う同型の質問に応えることはできない、ただ単に恥ずかしいから
狐と言うのはあくまで呼び名であって、名前のない狐を狸が勝手に狐と呼んでいるのをそのまま公的に呼ばせている
狐型や狸型のキメラは生物としての狐や狸が本来持つ幻術能力を自覚し自分の意思で使用できる
故に一部の物好きに夢見せ役として変われるのが彼女達だ、もっとも一般の狐キメラは夢を見せる程度の能力しか持たないが
油断すれば同属に幻を見破られるのは当然のことなのだ、狐は幻に集中しつつ警戒しつつも同型の話を聞く
「…今度はどう見ても人間だぁ、わぁ…すごいなぁ…流石、怪盗さんとなると違うんだなぁ…」
同型は目を輝かせながら少年姿の狐をジロジロと見る、どうやらこの同型は純粋に感心しているようだ
「……通報したりしないの?」
「してほしいの?」
狐は恐る恐る尋ねるが、スパリと聞き返され首を横に振る
どうやら本当に通報する気はないらしい、彼女が言うには
キメラとして人間を化かし脅かす怪盗狐の存在は自分にとって『面白い』のだそうだ
「ただ、狐型だからってご主人様もろとも検問に引っ掛けられたりするのは不便だけどね
でも、なんで君みたいな子が怪盗なんてやってんの?やっぱ主の命令とか?」
「お、お願いだからもう少し静かに聞いて…」
詰め寄って聞いてくる同型に、狐は押しとどめるように手をやる
嘘をつこうとも考えた…しかし狐は今、そんな心境ではなかった
少なくともこの同型は言いふらす必要性を感じることはないだろうし
「…自分で生きるため、だよ。」と言う
同型は不思議そうに首を傾けて狐に問う
「でも、主人は居るんでしょ?」
「発情しそうになっても幻を使って助けてくれるキメラはいる、でも…
そのキメラみたいに一人で生きていけるようになりたいんだ」
同型はうーんと唸って、ピンと閃いたように狐に言う
「…つまりレズって奴!?」
同型の発した単語の意味がわからず、今度は狐が首を捻る
「私もご主人様にねぇ、キメラ同士でそういうの強要されるんだよ
まぁ結局、終わった後ヤってもらうんだけど…」
同型の言葉に、狐は眉をひそめる
「でも…一人で生きてるキメラなんて聞いたことないなぁ…」
「現に居るから、私は目指して…」
わずかに苛立ちながら、答えようとする狐の言葉を遮って同属は言う

「だって、そんな高度な幻使うキメラだったら…普通人間は手放そうとしないよ?」

…薄々判っていることだった、狸は何でも幻を使ってやってのける
現に自分が生きているのも、自分に合うまで狸が生きてきていた事実もそうだ
しかし、キメラは根本として人間に逆らうことは出来ないし
普通のキメラならその能力を活かし、人間に媚を売り、少しでも長く生きようとする
実験体として捨てられた自分はともかく、狸が一人で隠れて生きる必要は何処にもない

同属のその言葉の意味することに、狐は言い知れぬ不安を心に落とした

634:狐と狂った狸と
09/06/15 12:39:47 xK+u9BHm
「きゃいんっ!?」
一方で警視庁のとある一室、盗難課の寮
47番というナンバリングのされた犬キメラリーダーは、主人である刑事の張り手を喰らい無抵抗に倒れこむ
「今何て言った…もう一度言ってみろ雌犬がぁ!!」
二日酔いに痛む頭を抑え、刑事は犬に罵声を浴びせる
「…複数犯の可能性があります、人員の強化と…充実した装備がなければ対抗はできません…」
「俺だけじゃ逮捕できないってか…あぁ!!?」
構わず端的に述べる犬の襟首を刑事は掴み上げ、壁に押さえ込む
「手前、少し調子に乗ってるんじゃねぇだろうなぁ?
3年ちょっと生き残っていようが、いつでも俺は手前を捨てる事はできるし手前の変わりなんざ幾らでも居るんだぜ?」
「………すみません…」
刑事の脅しに屈服するように、犬は頭を垂れる
「…ちょっと来やがれ!!」
犬の襟首を掴んだまま、刑事は隣の自室へずしずしと歩いていく
犬は抵抗せず、ただたどたどしく刑事の歩幅に合わせて歩こうとする
その瞳には自分としての意思などない
警察犬の代わりとして導入された犬キメラである彼女たちは
凶悪犯の追跡や犯罪組織との抗争等に確かに大きく貢献している
だが、犬キメラは犬(生物)に劣る『物』であり
大量消費物として、囮や盾として、事件に借り出される度死亡するものが後を絶たない
この犬キメラリーダーは、他の同僚たちに比べて長い時間を生きているが…それでも製造されて3年目だ
長く生きてきたのはあくまで奇跡に他ならない、それと単なる運の問題である
この刑事がどう思っていようと、キメラの面倒見が他の刑事キメラ関係者よりいいこと-それもあくまで自分の保身のためなのだが-
事件の度偶然に出会い…助けてくれた狸のキメラとの出会いと縁…
そして、どれだけ苦しかろうと逆らう事を諦める、そういった心構えもあるのかもしれない…

---------------
今はここまで、次は犬っ子のシーンですぜ
狐同型はちょっと頭の軽い子ですが、飼いならされたキメラは大体こんなものです

635:名無しさん@ピンキー
09/06/15 19:15:27 GWEUw5MM
なにげにTF×TG×ARだな。GJ

636:名無しさん@ピンキー
09/06/22 20:05:00 ce8QySC6
期待保守

637:名無しさん@ピンキー
09/06/25 00:33:14 jd0vTyOn
人間♂が犬獣人♀になるTS込みTFもの書こうと思ったが挫折したのでダイジェストのみ

レベル0:畜生。なんだこの格好。オレは男だぞ人間だぞ。今は言いなりになるしかないが隙を見て締め上げて戻させてやる
レベル1:腹が減ったと言ったら両手を縛られた上で皿を地面に置かれて「食え」。戻ったらコイツ絶対殺す。・・・でもドッグフードって美味いかも
レベル2:お手とかおかわりとか芸を仕込もうとするな殺すぞ。・・・違う体が勝手に動くだけだ!あご下撫でるな喜んでない尻尾なんて知らない!!
レベル3:・・・くそ、体が熱い・・・ふざけるな、発情だって?くっ・・・発散したいけどこいつの目や監視カメラの前でやるなんて死んでもごめんだ
レベル4:・・・・・・1回くらいなら・・・いいよな?
レベル5:・・・もう好きにしろよ。やるならやれ。・・・・・・ああそうだよ欲しいよ我慢できないよ独りじゃ収まんないよ!・・・して、ください・・・
レベル6:女らしく、雌らしく振る舞えばもっと愛してやる、と言われた。・・・演技するだけ、油断を誘うだけだからな・・・!
レベル7:ご、ごしゅじんさま。め・・・めすいぬの、オr・・・わたし、を、かわいがって、くだ、さい・・・・・・言ったぞ!これでいいんだr・・・いいんでしょ!(涙目)
レベル8:「おさんぽ」って恥ずかしい・・・マーキングなんて無理です・・・あ、嘘。ごめんなさい!やります!言うこと聞きますから捨てないでください!
レベル9:「人間に戻してやろうか」と言われました。願ってもない話ですけど・・・「けど」?あれ、なんでわたし迷ってるんでしょう・・・?

レベル10:迷うことなかったですね。雌犬でいいです。いえ雌犬がいいです。


レベル%■#:わん♪


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