【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ9【ボーカロイド】at EROPARO
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ9【ボーカロイド】 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/11/14 10:03:27 RXnOJZYR
貧乳MEIKOだっていいじゃない。他のMEIKOたちより小さいことを気にしているMEIKOとか最高だ

251:名無しさん@ピンキー
08/11/14 10:25:12 D7hyEHBB
インストール時のバグでメイコさんがぺったんこで
ミクやリンがボイーンになっちゃった世界もきっとあるさ!

252:名無しさん@ピンキー
08/11/14 12:42:10 qNlNU8jz
なんだここはフェチストの集まりか?
 
 
>>239
素晴らしい、続きが気になる。
だがフェチ的に下着はつけたままヤルのは無理だったのかと聞きたい。
エロ下着や水着、コスプレをしてヤルならつけっぱなしが鉄則だと思うんだ。

253:名無しさん@ピンキー
08/11/14 12:43:09 vwkJqAgT
乳の大きさは
ハク>>KAITO>MEIKO>>ミク>がくぽ>レン≧リン>>ネル

かな

254:名無しさん@ピンキー
08/11/14 12:59:31 ig3WW4K9
現実の女の子だとかなり華奢な部類に入るミク
それよりよりさらに細いがくぽはかなり怖い。肋骨浮き出ていそう
パケ絵だけならKAITOよりがっちりしてそうだ

255:名無しさん@ピンキー
08/11/14 15:40:06 MJi1/6Vn
フェチ話になった途端平和にw

256:名無しさん@ピンキー
08/11/14 16:08:53 vwkJqAgT
>>254
がくぽの位置はテキトーw
さすがに野郎二人に抜かされる歌姫は如何なものかなと思ったからww
がくぽは細いけどしっかり筋肉はついてそうだよね武士だし
元ネタはハク姉さんのメドレーかなんかの動画にあった画像ですよ

257:名無しさん@ピンキー
08/11/14 16:19:43 4JAC/r/D
さあみなさんCV03がやって来たよ
声だけだとMEIKOとミクの中間ぐらいの年齢っぽい

258:名無しさん@ピンキー
08/11/14 16:51:04 D7hyEHBB
年上キャラだと妹になるのか姉になるのか扱いが難しそうだなw
がくぽはお隣さんとか居候でいいとしても

259:名無しさん@ピンキー
08/11/14 16:54:02 GAhMZf8l
帰国子女のいとことか

260:名無しさん@ピンキー
08/11/14 18:01:16 S4PvZ1ns
天然帰国子女おいしいな
ホームステイ先の隣家に茄子侍がいて異文化コミュニケーション

261:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:12:55 13KiV7kl
失礼します。
エロもないです。すみません。



何する、と言ったら
「分からぬかな」
差入れた二本の指がバラバラに動く。
何で、と聞いたら
「好ましく思う故、だな」
内太股を舐められた。
「愛しておるんだ、メイコ殿」
引き抜かれた指の代りにがくぽ自身が差入られた。
メイコはもう、アッだのウッだの意味の無い言葉しか出せなくなった。

「姉さん、オッハヨウ」
ヘラッと全力笑顔のカイトは情け容赦なくカーテンを全開にしてゆく。
「つか、毎日遅くまで良く呑むねぇ」
と、窓も全開にされる。
「寒い」
あまりの暴挙にメイコは抗議を込めて枕元の空き缶を投げる。
予測済みなカイトは軽く避けた。
「じゃ、がっくんを叩き起こすから。起きてね」
カイトは騒がしく出ていき、メイコは覚醒した。
「夢?」
な訳は無さそうだ。
布団の中は全裸だし、体は二日酔いでなくだるい。
何より下腹部が軽く痛い。
先程出ていったカイトはメイコを姉だと認識している。
マスターは三次元に彼女がいる。
当然の帰決としてもちろんメイコは初めてだった。
突っ伏してメイコは枕をムギュムギュした。
途中から気を失ったが、がくぽは今ココに居ない。
どんな顔してがくぽと会うか。
メイコは朝から重大なテーマに悩まされた。

262:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:13:31 13KiV7kl
神威がくぽを一言で表せなら何をあげるかね?掲示板の前の諸君。
カイトなら迷わず一つあげる。
低血圧。
和風とか殿とか茄子言ってる場合でない。
初めの頃はカイトも苦労した。
姉、メイコも365日二日酔いで寝起き最悪、がくぽも難くなに起きない。
が、窓全開とか布団をひっぺがしとかで半起きると分かったからもう問題は無い。
そのがくぽが起きていた。
それだけで十分な珍事である。
カイトは目を点にした。
目の前の光景は更に斜め上行く珍事だからだ。
静謐な晩秋、朝の陽光に切腹裃で懐剣。土下座しているがくぽ。
珍事である。
カイトはリアクションとれなかった。
「カイト殿」
だからうっかり話しかけられた。
「介錯を頼む」
「断る」
カイトは自殺幇助とか激しく遠慮したい気分だ。
「今生最期の頼みじゃ、聞き届けろ」
何か間違って無いけど全てが間違ってる気がする。
「嫌だ」
がくぽがジリッとカイトに近付いて来た。
「拙者に無様にもがけと言うのか」
カイトは少しでも距離を取りたくてジリッと下がる。
「つか、冗談」
がくぽは正座のままススッと器用ににじりより一気に間合いを詰めてきた。
「冗談は言わぬ。真剣だ」
コイツうざい。
そう思ったカイトは悪くない。
カイトは実力行使にでた。

263:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:14:11 13KiV7kl
がくぽから懐剣を取り上げる事に見事成功したカイト。
ダイニングに戻るとそこも何か珍事である。
描写するとメイコがラーメン丼に漫画盛りのご飯とウドン丼に並々の味噌汁をがっついていた。
覇気すら漂うメイコにはっきり近付きたく無い。
カイトの後でがくぽも固まっている。
「姉さん、何かと闘うのだろうか?」
腹が減っては戦は出来ぬ、とかそんな感じ。
聞こえない様に呟くカイト。
カイトがどうやって逃げるか考察をし始めると同時にがくぽが動いた。
「申し訳ござらん!」
ジャンピング土下座。
メイコの肩がピクリと揺れる。
あっ、この二人の問題なのな。
今までの一連をそう解釈したカイトはホッとして退いた。
「メイコ殿の怒りはしごく最も。全て拙者に責があることで」
「がくぽは…」
巻くし立てるがくぽをメイコは静かな声音で遮る。
立ち上る怒気は陽炎の様で、がくぽ黙る。
「何に謝ってるの?」
「あ、あの昨晩に」
ギロリと振り返るメイコに再び黙らされる。
「何に私が怒ってると?」
気まずい沈黙が周囲を支配する。
ダラーリダラリ。
がくぽが蛙なら売れるのに、脂汗。
「やはりこの腹かっさばくしか!」
どこからか出した二本目の懐剣。
「なっ、ちょ!」
慌ててとめに入ろうとするカイト。
「私が気に食わないのはね、アンタが朝部屋に居なかった事よ!」
がくぽをとめたのはメイコの叫びだった。
キョトンとする野郎二人。
「責任なんてお互いでしょ!」
メイコの目尻に涙が溜る。
「朝、起きてアンタ居なくて…。私とシタの後悔したのかなって思うじゃない!」
「そんな筈は無い!」
がくぽは思わず叫んだ。
「拙者は、メイコ殿を好きだ。初めてお会いした時の笑顔が瞼に焼き付いた。気丈で愛らしい性格にどんどん惹かれていった。拙者が悔いているのは、酒の勢いで想いを告げた事、そして非道にも酔われたメイコ殿をこの腕に納めた事だ」
不意に項垂れ、拳に力が入り震える。
「酒の勢いといえど万死に値する。死して詫びるより他は…」
「ばか!」
メイコはがくぽに抱きついた。
「私もアンタが好きよ。だから、死んだら私も死ぬ!」
「メイコ殿…」
がくぽは抱き締め返す。
「がくぽ…」
メイコは更にギュッと抱き締めた。

「なんだコレ」
置いてきぼりカイトは一通り事情を理解した上で一応首を傾げ、呟いた。

264:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:16:49 13KiV7kl
駄文失礼しました。

責任とれるガクポは素敵だなと思ったんです。

265:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:34:32 yNswfN2F
>>264
GJ!不覚にもがくぽに萌えた
うぶなすれ違いイイヨー

266:名無しさん@ピンキー
08/11/14 22:27:14 X+Gp+8v1
いきなり裃姿のがくぽにふいた
めーちゃんもかっこよくて萌えた!

267:名無しさん@ピンキー
08/11/14 22:43:50 e2L0po0d
めーちゃんが可愛くて萌えた
というわけで肝心の情事のシーンも(ry

268:名無しさん@ピンキー
08/11/15 02:25:16 1Oojm5Ta
GJ!めいぽかわいいなw
そんなわけでなにとぞ本番も(ry

269:名無しさん@ピンキー
08/11/15 03:06:05 4640nkvZ
がくめい可愛すぎて吹いた
マスメイ好きだったけどがくめい良いよガクメイ

270:名無しさん@ピンキー
08/11/15 07:59:00 ZpP/4aAM
>>255
フェチは世界を救うのさ

271:名無しさん@ピンキー
08/11/15 16:11:00 OcsTJtbR
そういや殿は人に腹切れっていうイメージはあるけど
自分が腹切るイメージはあんまり無いなw
殿だからか

272:名無しさん@ピンキー
08/11/15 18:38:46 P97GuSgy
ルパンの五右衛門みたいに女に免疫がないがくぽとかいいな
>>264みたいに責任とろうとしたり

273:名無しさん@ピンキー
08/11/16 00:27:54 YRx/jx5/
めーちゃん可愛いなww

いきなり失礼します。
エロなしですががくリン投下。
がくぽはヤンデレ風味。


最近、珍しい事にがっくんがイライラしてる。
話してる時は普通なんだけど、ふと見ると眉間にしわが寄ってる。
ため息も増えた。
悩みでもあるのかなーとも思ったけど、あれはやっぱり怒ってる顔…だよね。

あたし何かまずい事したかな?
…いやいや、多分してないはず。

じゃあなんだろ。優しいがっくんが怒るような事……レンが勢い余ってナス畑整地したとか…?
でも前にそれやっちゃった時はがっくん笑って許してくれたよね。
ん~…わかんないや。
気になってがっくんの方をちらちら見てたら、視線に気付いたがっくんがこっちを向いた。
「どうかしたか?」

あ、いつもの優しそうな顔だ。
ほっとしてがっくんの膝の上に座ると、読んでた本を横に置いて、そっと抱きしめてくれた。
「ね、がっくん」
意を決して聞いてみることにして、あたしは口を開いた。
「がっくん…何か怒ってる?」
「…怒ってなどいないが」
普段と変わらない口調だけど。

なんだろう、今の間は。
ますます気になってがっくんの顔を見上げた。

あれ…またイライラしてる…?
どうしよう…やっぱりあたしが原因なのかな?

そう思ってうつむいた時、がっくんの抱きしめる力が急に強くなった。
「怒っているのではない。…只、不安なのだ」
え?
不安って?
「なんで?」
言ってる事がよくわからなくて聞き返したら、がっくんはぽつぽつと話し出した。


274:名無しさん@ピンキー
08/11/16 00:28:57 YRx/jx5/
「先日、アカイト殿にお会いしたのだが…」
「アカ兄に?」
アカ兄はこの間近所に引っ越してきた。
メイコ姉とお酒の趣味が合うらしくて、よく一緒に飲んでる。
でもなんでいきなりアカ兄?
「アカイト殿は…随分とそなたが気に入ったと見受けられる。リンは可愛らしいと何度も……」
途中で話が途切れた。
もう一度見上げてみると、さっきよりもっとしわがきつくなってた。

……目がこわい。

「がっくん…?」
「私以外にもリンを想う者がいるとあっては、どうにも不安で堪らぬ……。
 できる事なら常に傍にいたいが、そういう訳にも行くまい。
 …万が一リンに手でも出したならば、その時は一思いにたたき斬って」
「がっくん、がっくん落ち着いて、違うから」
呼吸もままならないほど腕に力が込められてる。
何とか声を絞り出したら、がっくんはやっと気が付いて、力を緩めてくれた。
「申し訳ない、取り乱してしまった…大丈夫か?」
「うん」
軽く咳込みながら、言葉を続ける。
「あのね、がっくんが心配するような事何もないよ」
「何故そう言い切れる?」
「アカ兄、彼女いるもん。ネルちゃん家の近くに住んでるハク姉。 すっごい仲いいんだよ」
「そ、そうなのか」
「よくお菓子くれるし、そういう意味の「可愛い」じゃないと思う。
 …子ども扱いされてるのは嫌だけど」
はーー、って長いため息を吐いてあたしの肩に頭を乗せる。
「…要らぬ心配をしていたようだ」
すごく安心してるみたい。

なんか…嬉しい。
こんなにあたしの事好きでいてくれてるんだ。

「誰に好かれたって、リンにはがっくんだけだよ」
目を合わせてそう言ったら、がっくんはちょっと赤くなって、それからくしゃっと笑った。

275:名無しさん@ピンキー
08/11/16 00:30:09 YRx/jx5/
思い込みだけでキレて我を忘れるがくぽとそれを嬉しいとしか思わないリン。
とても危ない二人。
そのうち一緒にどん底に堕ちていきそう。

お粗末さまでした。

276:名無しさん@ピンキー
08/11/16 03:42:40 nVg0vhlW
近所に住まうDTMer殿ががくぽを購入した。
私のマスターと件のDTMerの諸兄は類友の腐れ縁を故にしたはらからであった。
同穴の貉という奴である。
近々に住まう先達として、ここはひとつ交流を深めてみるか。
とまぁそんな軽い気持ちで新米がくぽくんをお酒の飲める店に誘ったのだが、これがなかなかの曲者であった。

「メイコさぁん、ちゃんと聞いてくれてますかぁ?」

“へべれけ”とはこういう状態を指すのであろうか。
いの一番に生中を二杯、要望も意見も、それ処か下戸か酒天童子の申し子かも確めず注文したのが間違いで在った。
おっかなびっくりといった風情で泡発ち昇る琥珀の水を懐疑的視線で差していたがくぽくんは、私が簡単に一杯目を干したのを見て妙な対抗意識を持ったようだった。
今にして思えば、私はもう少し彼に合せてゆっくり嗜むべきだったのだ。
彼は麦酒の泡発ちにえいやとばかり口を潜らせ、ぐびりぐびりと一息に干した。
がくぽくんは「ごとり」と鈍い音を鳴し、泡発ちのみが底に溜飲する中ジョッキを置いた。
見事な泡の髭をおしぼりで楚々と拭ったのち、どうだ僕の飲みっぷりはと言いたいのが在り在りと透けた笑顔を私に向た。
その笑顔は一分後には真っ青になったり真っ赤になったりして、終には今し方の絡み酒に発展したというわけである。

「つまり、ぼかぁ生まれながらにして二次的なニュアンスが含まれてるんですよぉ。Gacktありきのキャラ。ミクあってのハク、ネル、みたいな」

稀代の下戸氏は一人で世迷言擦れ擦れの愚痴とも妄言とも取れる持論を展開していた。
うん、とか、はぁ、とか、なるほど、とか、私は生返事の見本市の様な相槌を繰り返していた。
が、持論の広げ過ぎた風呂敷の畳み方に四苦八苦思考を巡らせる当のがくぽくんは一向気に成らない様子だった。
話は一割も聞いて居なかったが、眠たげかつうろんな眼を白黒させて真っ赤な顔で怪しい呂律を並べ立てる後輩を眺めて飲む酒はなかなかに風情が在った。

「メイコさん……ぐぅ……」

ふと静かになったがくぽくんを見ると、枝豆の皿を枕に幸せそうな寝顔を浮かべて居た。
豆の皮で出来た枕は些か遠慮したい物があったが、がくぽくんの藤色の髪が豆の緑に映えるのはとても興味深い発見で在った。
さてどうやってこの荷物=がくぽくんを運ぼうか。
何杯目かの焼酎を注文したとき店員から突付けられた最後通告=ラストオーダーの一杯をちびりちびり舐めながら、しばし寝顔を眺める。
これからよろしく頼むよ、後輩くん。

277:名無しさん@ピンキー
08/11/16 04:18:16 11PEKUty
>>275
がくリンGJ!
二人とももうあなたしか見えない状態ですなw

278:名無しさん@ピンキー
08/11/16 04:26:33 Xm3Ymm+5
がくぽ多くていいな

>>275
あとがきに萌えたwww
リンをねこかわいがりするがくリンいいなぁ

>>276
ほのぼのGJ!
だめぽ可愛い

279:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:48:20 Idr26yQZ
なにやらがくぽラッシュのところ、
またしてもがくぽの上、エロ抜きで申し訳ないが、ひとつお許しを。
内容は、がくぽ&ミク。


「田舎町のがくぽ」


 そこに一人のボーカロイドがいる。
 狭い、三畳ほどの書斎に置かれた机を前にして、腕を組みながら瞑想状態にあったが、
ふと目を開けた。
 おもむろに懐に手をやると、真鍮の色も鈍く輝く大時代的な懐中時計を取り出し、時刻
を確認する。
 針が示しているのは、三時。
 午後の三時だ。
 それを確認して安堵したのか、彼はふたたび目を閉じて瞑想に入っていった。

 それからしばらくして、彼は再び目を開けるとまた時計を取り出すが、今度はなにか異
変を感じたらしい。
 よくよく盤を確認する……と、秒針が動いていなかった。

「……!」

 電池切れではない。
 この懐中時計は外見だけでなく中身までアンティークの機械式であり、動力源が「ぜん
まい」ゆえに、これを時々巻いてやらなければ停止してしまうのだ。
 うっかり忘れていたらしい。

 それに気づいて、さーっときめこまやかな人工皮膚を青ざめさせるがくぽは、慌てて自
身に搭載されている空間測位システムを使って真の時刻を確認する。
 システムが示したのは、一七時。
 つまり午後の五時だった。

「し、しまったあっ……!!」

 叫びつつ椅子から跳ね上がったがくぽは、一目散に書斎の外へ、そして家の外へと飛び
出していく。
 なぜかといえば、この日は午後の五時半よりスタジオで収録を行う予定が組まれていた
のに、完全に失念してしまったからだ。

 通常、アンドロイドはこんなミスは犯さないはずだった。
 なぜなら彼らには自身が置かれた状況を正確に把握するため、いま書いた空間測位シス
テムの受信機能が搭載されているからだ。
(現代でいうGPSのようなものだと考えていただけると良い)

 しかし。
 がくぽは、それをあえて封印していた。
 なぜかと問えば、

「性に合わぬ」

 とのことである。
 科学の粋を結集して造られた人造人間のくせに、外見も中身も古めかしい。
 さらに不幸だったのは、ボーカロイド・タイプであることも挙げられるだろう。

280:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:49:02 Idr26yQZ
 他のアンドロイドは、時計のぜんまいを巻き忘れる、という人間のような「うっかり」
はしないのだが、ボーカロイドは別である。
 かれらは歌という、芸術性を持った仕事をこなすために造られた存在だからか、精密な
記憶や思考能力といったものの一部を、あえて除外されている。
 だから、人間のようなミスを併発することがあるのだ。

 こういう特殊な存在だったから、ボーカロイドに対する批難もある。
 それは、

「ロボット三原則から外れて、ボーカロイドが人間に危害を加える可能性がある」

 というものだ。
 人の世が続く限り、人が造った物が人に危害を加えてはならない、という考え方はアン
ドロイドが街中を闊歩する様な時代になっても、変わらない。
 もちろん、武器や兵器のように破壊を目的とした物であれば、その限りではないが。

 話がそれたが、ともかくこのままでは収録の時間に遅れてしまう。

 あらためて書くが、現在の時刻は午後五時。
 収録予定は五時半からで、がくぽの居る自宅からスタジオまで、徒歩では二時間を要す
距離がある。
 遠くはないが、徒歩という移動手段を用いる限りは、絶対に間に合わないだろう。
 しかし都合の悪いことに、公共交通を使うにしても、この辺りは便が悪く、融通が効か
ない。
 列車やバスの一本一本が、数時間置きなのが普通……というような、ドのつく田舎なの
である。
 そのうえ傾斜地ばかりで、自転車ごときは役に立たず、あとに頼れる物となると自動車
しかない。

 そう。オートモービル。
 四輪であろうが二輪であろうが、はたまた一輪であろうがカタチは問わない。とにかく
自力で自由に動ける乗り物の力を借りねば、遅刻は必至だ。
 タクシーを呼んでいる時間もない。
 が、幸いにして、がくぽには自分が初めて起動した時、マスターに与えられた専用のバ
イクがあった。
 乗っていけば十分間に合うのだが、じつはこれにも少々問題がある。
 それは……

「我はマシンが苦手なのだ!! こんなものには乗れぬ! 白馬か赤兎馬をよこせ!」

 という、自分もマシンであることを忘れたかのような理由で、今の今までバイクを放置
していたことだ。
 そのため乗り方など解るはずもない。

 一応、物をもらった義理をつくすため、維持整備だけは業者に頼んで完調のまま保存し
ていたから動作は問題ないだろう。

 なお車種は、スズキ・GSX1100S「刀」。
 排気量1074cc、重量が240キロ前後にもなる、大型二輪だ。
 最初に世に出たのが西暦にして一九八一年であり、最後に生産されたのも二〇〇〇年と
いうから、これとて何十年も昔の車種ではある。

 なによりも特徴的なのは、名の通り日本刀を模した姿だ。
 ヘッドライトを両脇から刀の切っ先のようなカウルが挟み込み、その後方にあるガソリ
ンタンクも連動した意匠で、横からみるとまるで刀身の様なのだ。

281:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:49:28 Idr26yQZ
 この特異な外見のバイクを、がくぽのマスターは

「君にぴったりだ」

 といって、プレゼントしてくれたのだ。
 後は先述の通りである。

 がくぽは、その曰く付きのカタナを自宅のガレージより引きずり出すと、とりあえずシ
ートに跨ってカギを差しこみ、ひねった。
 が、ここで動きが止まる。 

「これ、起きぬか。我をスタヂオまでつれてゆけ」

 どうやってエンジンを始動したらいいか解らないのだ。
 がくぽはあくまでボーカロイドであり、歌うこと以外の知識は専門外だ。
 だから、動かしたこともないバイクの始動方法は解らない。
 与えられながら、一度も触らなかった報いがここに来ているのだった。

(いかん。時間が……)

 焦るがくぽは、自分の記憶装置をフル稼働させ、最初で最後のマスターから聞いた説明
を、記憶ファイルの隅から引っ張り出す。
 必要のない情報はアタマの奥にしまっておく、というのは、アンドロイドも人間も変わ
らない。

「あ」

 やがて、アクセルの付け根辺りに飛び出ているスイッチを押し込めば良かった事を思い
出すと、カタナは勢いよくエンジンの唸りを上げて目覚めた。

「よし! ゆけいっ」

 いざゆかん。
 アクセルを勢いよくひねれば、応答したエンジンがグワァァアン……ッッ!! と、大排
気量の咆吼をあげる。

 だけだった。

「……なぜ進まぬ!」

 がくぽは必死になって何度もアクセルをひねっては戻し、ひねっては戻しを続けるが、
そのたびにエンジンが、ぐわーん、ぐわーん、と叫ぶばかりで、車体はぴくりとも前に進
もうとしない。

 なぜなら、ギアがニュートラルに入ったままだった。

 これはマニュアル・トランスミッション車の経験なり知識なりのある方ならば書くまで
もないことだろうが、エンジンの力を車輪に伝えるためには、ギアを操作しなければなら
ない。

 詳しい操作方法は、運転教本を書いているわけではないから省く。
 とにかく、ギアを操作しなければ大型バイクなど、岩のように重い上にペダルもない、
自転車のなり損ないに過ぎないのだ。

(や、役にたたぬではないかぁ!!)

 がくぽが内心で悲鳴をあげる。
 あげて、どうになるものではないのだが……しかし、奇跡が起こった。
 しばらくすると遠くから、ポコポコポコポコ、と軽い排気音が響いてきて、やがてがく
ぽの前で止まったのだ。

282:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:49:55 Idr26yQZ
 当の本人は焦りでそれすら認識する余裕がなかったが、それでも、いつまでも遠ざから
ない音が側にあるのを不審に思うと、ふと、顔を上げた。
 すると、そこには

「がくぽさん、どうしたんですか?」

 小首をかしげるミクの姿があった。
 彼女はがくぽと勤めるスタジオを同じくするボーカロイドなのだが、性格はあっさりと
しており、がくぽとは対照的な存在である。

 物事に頓着しまくるがくぽと、逆に無頓着なミクの二人は、一緒にいるとその差がほど
よい濃さに中和されるのか、仲がよかった。
 恋人というほどではないのだが、妙にフィーリングが合うらしいのだ。

 排気音の正体は、彼女の乗っている小型バイクである。よく、ソバ屋や新聞配達員が乗
っている荷台の大きなバイクだ。
 ミクは、その上から彼を見つめている。

 なお識者向けには、せっかくヤマハ製ボーカロイドが乗っているのだから、ホンダ・ス
ーパーカブでなく、ヤマハ・メイトか、と期待されるかもしれないが、結局カブであると
記しておこう。
 そこはそれ、無頓着なミクらしいのだ。

「どうしたんですか?」

 ミクはまた聞いた。
 その言葉には、がくぽがバイクに乗っていることへの疑念も含まれている。というのは
彼がマシン嫌いなのは、スタジオでも有名なことだったからだ。

 対するがくぽの方は「遅刻しそうでやむを得ず乗ろうとしたのだが、動かせぬ」とは、
情けなくて、とても言い出す気になれない。

「いや、この二輪車、我が主人が贈呈してくれたものゆえ、たまには動かしてやらねばと
思ってだな。ミクはどうした、休みか?」
「えぇ。今日はフリーなんで、お散歩中でした。がくぽさんは?」
「ぬ? あ、ああ、そうだな、ツーリングにでも往こうかと……」

 がくぽはしどろもどろになって言い訳を並べるがそれもつかの間、ミクが「あっ」と、
口をぽかり開けて、目を丸くする。

「がくぽさん!! 今日、収録じゃないですか! 遊んでる場合じゃあ……」

 気づかれてしまった。
 無理もない。同じ職場の、同じステージで働く者同士である。互いのスケジュールをご
まかせるほどには、電子頭脳もクラックしてはいないのだ。
 というより、アンドロイドの分際で時間を間違えるがくぽの方が、クラック寸前という
べきだったかもしれない。

「遅刻じゃないですか!」
「……遅刻でござる」
「だからバイクに乗ろうとしてたんですね」
「……」
「でも運転できるんですか。あんなに機械が苦手だって言ってたのに」
「……」
「できないんですね」
「めんぼくない」

283:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:50:20 Idr26yQZ
 と、がくぽは追い詰められ、がっくりと頭を垂れる。
 ミクはその脳天を、小さな唇を尖らせながら見つめていたが、やがて目をつむると、

「しょうがない」

 息をひとつ吐き、カブから降りると「それ、私が運転してあげますから後ろに乗ってく
ださい」と、いった。
 それを受けて、がくぽは目を丸くさせる。

「動かせるのか」
「動かせます」
「……しかし、おなごの後ろでは、男子のメンツがだな」
「ベンツだかなんだか知らないですけど、遅刻するよりマシです。それと私のカブ、ここ
に置かせてくださいねっ」

 ミクは自分のバイクをガレージに押し込みつつ、がくぽをカタナから押しのけて、有無
を言わせずメインシートを奪う。
 続いてリアシートに彼が乗ったのを確認すると、

「行きますよ。しっかりつかまっててください」

 その言葉と共にミクの左足がギアチェンジペダルを蹴落とした。
 続いてアクセルが吹かされれば、どんッ、とカタナは弾かれるように発進し、その戦場
たる道へ飛び込んでいくのだった。

 なお捕捉として書くが、彼らはアンドロイドゆえにヘルメットの着用義務はない。
 理由は表向きは風圧や衝撃に対する耐久力が人間と違うので、ヘルメットの守りが無く
とも支障ない、とされているが、本当は別に理由がある。
 それは、自動車という凶器にもなりうる物の操縦者が、ぱっと見て人間なのかアンドロ
イドなのかと一目で判断できる様に、という考えに基づいてのものだ。

 効能は、仮に自動車が暴走しても、操縦者がアンドロイドと解れば、その生死を問うこ
となく停止の手段をとることができること。
 極端な話、周囲への被害がないなら爆破処理しても構わないのだ。

 だから人間か、アンドロイドか。
 判断ができるのは早ければ早いほどいい。
 そのためには、人の肉眼に訴えるのが最も都合がよかった。

 こうなるのもボーカロイドをはじめとして、アンドロイドには人権が適用されないこと
によるもので、中にはそれを人道に反する問題だとして指摘する者もいる。
 だが、多くの者には自分たちの安全を守ることの方が先の問題だ。

 ここで、そのどちらが正しいのか、などという答えの出ぬ愚問はすまい。
 なににせよミク達ボーカロイドをはじめとする、アンドロイドの置かれる境遇とは、す
べからくして、そういうものだった。

 さて……そんな話を書いている間にも、二人を乗せたカタナは街の中をネズミ花火のよ
うに駆け抜け、目的のスタジオに到着する。

「つきましたよ」
「すまぬな」
「いえいえ~」
「しかし……ずいぶん、手慣れているではないか。ミクに単車の趣味があったとは知らな
かったぞ」
「今は乗ってませんから。そんなことより早くいかないと遅れちゃいますよ」
「うむ。では単車は好きに乗り回していてくれ」
「わ、やったっ、がくぽさん大好き! じゃ、今日は久しぶりに楽しんじゃおうかな。終
わったら連絡してくださいね。一緒に食事でもいきましょうよ」
「おう」

284:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:50:52 Idr26yQZ
 と、ミクの言葉を背に、がくぽはスタジオへと消えていった。

・・・

 そして時計の針はぐるりと回って、午前二時。
 やっと仕事を終えたがくぽが、しかし背筋はシャキンとしながら、スタジオを脱出して
くる。
 自らの生を全うするための仕事とはいえ、疲労する時間が終わる時は、人もボーカロイ
ドも表情がいくばくか輝くものだ。
 時刻は深夜帯で、田舎の土地ゆえに照明もなく、辺りはとっぷりと闇に浸かってしまっ
ている……が、それでもミクがにこにこしながら出迎えに来てくれる。

 その後ろでは、カタナがキン、キン、と金属が冷え収縮する音を発していた。今し方エ
ンジンを切られたばかりなのであろう。
 じつのところ、がくぽはまだミクに連絡を取っていなかったのだが、彼女の方からだい
たい収録が終える時間を見計らって戻ってきてくれたらしい。

「おつかれさまっ。丁度でしたね」
「連絡前に来るとはミクにしては気が利くではないか。いい嫁になれるぞ」
「む、せっかく来てあげたのに」

 がくぽの失言にぷうっと頬を膨らませるミク。

「だいたい気が利けばいいお嫁さんだなんて、いつの時代ですか。私が来なければ遅刻し
てた人がえらそーに」
「それを言われると弱い」
「……まあ、いいです。がくぽさんの古い考え方も好きですから」
「そうか?」
「はい」
「面と言われると照れくさいな」
「照れても似合いませんよ」
「うるさい」
「べー。さ、早く後ろに乗ってください、お腹すきました。何か食べて帰りましょう」

 と、ミクはカタナに跨ると、リアシートをぽんぽんと叩いて、このバイク本来の主を呼
ぶ。
 促されるがくぽがリアシートに落ち着きつつ「こんな時間では開いている店もなかった
気がするが」と、辺りを見回す。
 何度見ても、スタジオの照明以外は何の光もない。
 しかし、ミクはカタナのエンジンを始動すると、アクセルを一回「ぐぉん」と、吹かし
てから答えた。

「これでちょっと遠出、しましょうよ」
「そうか、その手があったな。では好きな店に行ってくれ。送迎の礼だ、勘定の方は気に
せずともよい」
「ホントですか? じゃあ、めっちゃ高い店を選びますねっ」
「ぬ、少々懐が痛いが仕方あるまい」
「……冗談ですよ。がくぽさんってホント、面白いなあ……ファミレスでいいですよね。
パフェでもおごってください」
「承知」

 その会話を最後に、カタナはエンジン音と排気音を轟かせ、深い闇夜にテールランプの
朱い灯を残して消えていった。
 走り出してしまえば、会話はない。
 というのは、ガラガラ回るエンジンと、高速走行の鋭い風切り音が邪魔をして、普通に
喋るぐらいでは、ほとんど会話ができなくなってしまうからだ。

285:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:51:29 Idr26yQZ
 聴力が人間と変わらないように設計されているせいだが、これはボーカロイドが人間の
ボーカリストを上回らないための配慮である、といわれている。
 それでも、密着していることで、ボディの発熱が互いにつたわり、二人はなんとなく安
心感を得ながら、走り続ける。

 走行風を浴びて冷却される分と、密着して加温する分との差が心地よい。
 別に哺乳類ではないので、母胎にいたころの記憶などが深層心理から甦るわけでもない
のだが、もしかすると一定の温度下で感情プログラムが落ち着くように設計されているの
かもしれなかった。
 もっとも、当人たちにはさして興味のないことか。

 やがてカタナは郊外のファミリーレストランに到着する。
 屋外型の駐車場に入り、二人を降ろしてエンジンを止めると、闇夜に煌々ときらめく人
工の光に吸い寄せられていく主の帰りを、静かに待つことにするのだった。

 そのレストランの中では、腹の満ちる食べ物を注文したミクとがくぽが、雑談を交えつ
つ安息の時を過ごしている。
 なお、がくぽの注文したものは、冷やし茄子そばである。
 これは焼きナスの煮浸したものと、ミョウガとオクラに、サキイカなどが冷たい汁の上
に載せられている。
 ほどよい固さの麺と、旨みのある塩辛さが、和風好みのがくぽにはしっくりきた。

 対して、ミクは巨大なチョコレートパフェがふたつ。
 どれほど巨大かというと、カットしていない長ネギが上からまっすぐ刺さっているぐら
いに巨大だといえば、お解りになるだろうか。
 ただし、なにゆえパフェにネギが刺さっているのかは謎である。

 ファミリーレストランなのに、異常に凝ったメニューを用意しているらしい。
 ともかく、そんなお互いの好物を食しながら交す会話の中で、ふと、がくぽはミクがバ
イクに乗ることになった経緯が気になって、問うた。

「ミク、そういえばいつから単車など覚えたのだ」
「……じつは昔、あるアンドロイドに憧れたことがあって。その影響です」
「あるアンドロイド?」

 ミクと座席を向かい合うがくぽが、そばをたぐる手を止めて、聞き返す。
 と、彼女は正面に二つ横並びになったチョコレートパフェにがっつく両腕を止めて、答
えた。

「はい。飄々とした人で自分の髪と同じ、蒼色のヤマハYZF-R1ってバイクに乗っていて、
とっても格好よかった。
 でも結局、片思いで終わっちゃいました……住む世界も違い過ぎたし、その人には最高
のパートナーも既にいましたから」
「そうか……」

 思いがけぬ返答に、がくぽは

(悪いことを聞いたな)

 と思い、そばをひとつかみ、ずっとすする。
 すすると、箸を置いて目の前で少々寂しそうな表情になっているミクを見ていった。

286:名無しさん@ピンキー
08/11/17 01:52:06 Idr26yQZ
「ふむ。お前は起動してから何年になる?」

 経年で見た目が変わることのないアンドロイドゆえに、相手に歳を訪ねる場合、こうい
う表現になるのだ。
 それだけに、女性型思考を持つ相手であっても特に失礼となることはなかった。

「七年です。がくぽさんは?」
「三〇年だ」
「初期型ですか! それだと、色々トラブルとか大変だったんじゃないですか?」
「うむ。エモーションプログラムに致命的なバグがあるのが発覚して、廃棄されかけた事
もあった」
「そっか……それで、波瀾万丈を過ごしたボーカロイド生の先達として、私にアドバイス
してくれるんですね」
「……そ、それを、先に言われてしまうとだな」
「ありがとうございます。でも、別にもう気にしてませんよ。今はがくぽさんっていう面
白すぎる人がいて、寂しくないですから」

 ミクはそういうと、両手のスプーンを操り、目の前にあるパフェを再び体内へと収めは
じめる。がくぽはその姿を見たまま、頬をかるく掻いた。

「ならば、それが永く続く様にしよう」

 と、麺も具も残り少なくなった椀を持ち上げ、口に運んでいく。
 中の塩辛さが旨い液体を飲み干すと、椀を置いて一息つく。そこで懐から、例の古時計
を取り出すと時刻を見た。
 針はまたも三時を指していたが、今度は止まっているわけではない。
 きちんとぜんまいを巻いてあるから、「コチ、コチ」と機械式特有の時を刻む音と共に
秒針が動いている。

 首をめぐらして窓から外を見れば、そこはいまだ暗い。
 が、穏やか風が吹く空の下、レストランの照明で宝石のように輝くカタナが、主たちの
帰りをいまかいまかと待ちわびているのだった。




287:名無しさん@ピンキー
08/11/17 02:23:06 1yzVlr2w
ブラボー!
暗黒街のカイトの作者さんかな。相変わらずの筆力堪能しますた。
がくぽのキャラが素晴らしい。ミクもカコイイ。
前のカイトメイコも良かったけど、このがくみくコンビが超好きだ!
今後の活躍も期待してます。

288:名無しさん@ピンキー
08/11/17 08:37:43 9hrOw1NZ
これはいいな
素晴らしい

289:名無しさん@ピンキー
08/11/17 15:00:15 sDwXeRNp
作品全体のふいんき(ry)が好きだ。恋愛感情とはちょっと違うけどいいなこの二人ww
二人ともかあいい、ミクの「大好き!」にやられたw

290:名無しさん@ピンキー
08/11/17 16:59:35 18yFIq0i
ニヤニヤしてしまう。GJ!


ところで2、3スレも前に投下したやつの続きを書いている。
注意書があれば投下しても大丈夫だろうか?

291:名無しさん@ピンキー
08/11/17 17:06:00 Pw4VgY7N
>>290
ばっちこい

292:名無しさん@ピンキー
08/11/17 17:40:49 muE/HSwT
>>279
GJ!
この二人キャラ立ってて好きだなー

>>290
wktkしながら待ってる



293:名無しさん@ピンキー
08/11/17 18:08:16 6b0Qlq65
>>279
凄いなー。文からかっこよさが滲んでる
二人の雰囲気が好きです

>>290
wktk

294:290
08/11/17 19:43:30 18yFIq0i
良い反応をもらえてよかった。職人さんの萌投下にニヨニヨしつつゆっくり頑張る

03が楽しみです、エロパロ的な意味で

295:名無しさん@ピンキー
08/11/17 22:10:09 ZS0hXdOS
>>286
面白かった!
二人ともかわいいな

296:名無しさん@ピンキー
08/11/18 21:16:20 z6cAKJeI
コテつきの雑談はry

297:名無しさん@ピンキー
08/11/18 21:22:37 unKb5O43
どんだけ神経質なんだよきめぇな

298:名無しさん@ピンキー
08/11/19 04:34:39 eljzc9VW
そんなことよりおっぱいの話しようぜ!!

299:名無しさん@ピンキー
08/11/19 06:30:14 mOtlegqw
ネルのナイチチを舐めまわしたいんだが

300:名無しさん@ピンキー
08/11/19 08:26:51 ZENpWGXt
リンの微乳を育ててやりたいんだが

301:名無しさん@ピンキー
08/11/19 08:56:25 nFEk/HI/
03は胸が抉れてるって噂じゃないか、俺が育てよう

302:名無しさん@ピンキー
08/11/19 09:19:06 YqNqK961
ミクの逞しい胸筋待ち

303: ◆G/JDSVg/gE
08/11/19 16:18:57 WGbp6czv
ども、鬼畜ドS(ryです。

前回投下してから、シリアス物を頑張って書いていたのですが纏まらず挫折。

orz中にダメイコ酒ギャグネタを思い付き、2時間で書き上げ。こういうのは早いな。
短いですが時事ネタなので、前編後編と投下させていただきます。

それではお手柔らかに。

304: ◆G/JDSVg/gE
08/11/19 16:19:53 WGbp6czv
「うふふふ…この日を待ってたわ。とうとう明日解禁ね。」
メイコです。あたしは自室で、手にある[ラベルを加工した]安物の赤ワインを見ながら
ほくそ笑んでました。
「なーに企んでいるんだ、メイコ。」
ベッドに座ったカイトは[嫌ーな予感]な顔をしてあたしを見てる。
そんなカイトの顔を覗き込んで[可愛いらしく]尋ねた。
「カーイトw明日、何の日だか知ってる?」
カイトは切れ長の目をぱちくりさせた。
「明日?午前1時からW杯…」
サッカーね、確かにそうだけど。
「違うわよっ、ボジョレー・ヌーボーの解禁日よっ!」
あたしはカイトの横に座り、出来るだけ[猫撫で声]で話しながら擦り寄った。
「先月マスターが予約してたの。と、いう訳でお願い…」
「[このワインとすり替えてきて]ってか。」
「ピンポーン!流石あたしより情緒開発されてるから話が早いわ~。てな訳でお願…」
「断る。」
カイトの顔を見ると、完璧に呆れ顔。切れ長の目を更に細めてあたしを睨んでた。
「どうしてよ~?」
あたしは可愛いらしく拗ねてみた。
「そんな事をして俺に何の特がある?メイコがやれよ。」
完璧に目が冷めてる。正直、こんな表情のカイトは珍しい。
「だってぇ、あたしがワインクーラーに近付くと、マスターが凄く警戒するんだもん。」
あたしはカイトの太腿に[のの字]を書きながら話した。が、カイトはあたしの手首を掴みながら反論した。


305: ◆G/JDSVg/gE
08/11/19 16:20:42 WGbp6czv
「誰がマスターを警戒する原因を作ったんだ?」
「…はい、あたしです。」
思わず自白する。
「とにかく、俺は嫌だからな。」
立ち上がろうとするカイトにあたしは抱き着き、自慢の胸を腕に押し当てた。
「勿論タダとはいわない。ちゃんとご褒美つけるからぁ。」
「ご褒美だぁ?」
呆れながらも聞いてるカイト。
「…い、一週間何でも言う事聞くから。」
それを聞いて、カイトは溜息をついた。
「それで二人して酷い目にあったろ!学習能力ないのか、このダメイコッ!」
今回はボジョレー・ヌーボーの為に、ダメイコ呼ばわりされてもいいわ。
しかしもう色気攻撃も効かない。なら、子供みたいに駄々こねてやる。
「飲みたい飲みたいーっ、ボジョレー・ヌーボー飲みたいーっ!」
ベッドに倒れ手足をばたつかせた。
「だーっ!もう勝手にしてろダメイコッ!」
これは失敗。立ち上がって退室しようとするカイトに思わず
「いーわよっ!がくぽさんに同様の条件で頼むからっ!」
なんて言ったら、カイトは顔色を変えあたしの腕を掴んだ。
「わかった!わかったから…全く。」
ほんとカイトは優しい。
「ありがとう。よろしくね、カイト。大好き。」
あたしはカイトに抱き着いた。


(「がくぽさんに頼むから」…使えるわ、これ。)


306: ◆G/JDSVg/gE
08/11/19 16:21:43 WGbp6czv
前編は以上です。
後編は明日午後に投下します。
それではまた。

307:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:03:29 OtwJMmvZ
Gacktがはねとびで梶原のモミアゲ毟ってた

308:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:10:28 icF0ygVX
ここんちのメイコはとことんダメイコだな
GJ!

309:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:29:14 /zpSBHWP
>>306
年長組好きすぎる・・・! 続き正座して待ってる。全裸で

>>307
最近中の人を見ると殿のイメージが先行して困るw

310:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:29:30 9rKLae+m
メイコww 懲りてねーwww

311:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:42:05 azktgERw
>>307
ちょっとはがくぽの話題出るかと思ったが全然だったなw

312:名無しさん@ピンキー
08/11/19 21:43:04 f28p7Rkc
>>307
観たwかなりカオスだったww

313:名無しさん@ピンキー
08/11/19 22:01:18 GPtjYK9x
>>307
中の人フリーダムすぐるwww

314:名無しさん@ピンキー
08/11/19 22:49:05 9hzDRO9G
中wのw人ww
意外と、Gacktっぽい性格のがくぽは見ないな

315:名無しさん@ピンキー
08/11/19 23:16:29 /zpSBHWP
KAITOのもみあげむしり取るがくぽなら想像できなくもない

316:名無しさん@ピンキー
08/11/20 01:40:53 c0qaT0pv
がくぽカタブツっぽいよな
イメージ

317: ◆G/JDSVg/gE
08/11/20 22:56:33 9neiEL3y
ども、鬼畜ドS(ryです。>>304の後編投下です。
タイトル付け忘れました。タイトルは[酒!酒!酒!]

それではお手柔らかに。

318: ◆G/JDSVg/gE
08/11/20 23:03:30 9neiEL3y
「う~ん、念願のアイスソ…否、ボジョレー・ヌーボーを手に入れたぞ!」
夜、我がマスターがボジョレー・ヌーボーを持って帰宅した。

メイコです。
マスターがボジョ(以下略)をワインクーラーに入れているのをカイトと一緒に
画面から眺めてるところです。
「うふふ…待っててね~、あたしのボジョ(ry」
「取りに行くのは俺だけどな…メイコ、画面に張り付くなよ。」
昨夜午前1時過ぎのサッカーを見ていたカイトが欠伸をしつつ、後ろからあたしの
ベストを引っ張る。
「狙いは席を外している時よ。いい?」
「わかってる。」
カイトは相変わらず呆れ顔だ。ちゃんとやってくれるのかしら?
そんなやりとりをしているうちにマスターが退室した。
「よしっ、今よっ!」
「へいへい。」
カイトが画面から出てワインクーラーのところへ行き、あっさりとすり替えて戻ってきた。
「やったぁ!」
あたしは帰って来たカイトからボジョ(ryを取り、頬擦りする。
「あたしのボジョ(ry~」
「何か、あっさり過ぎるなぁ…」
と呟くカイトをよそに、あたしはグラスに注ぎ、カイトに手渡した。あたしはラッパ飲みで。
「いーのいーの、それじゃあ乾杯っ!」
「つか、ちゃんとグラスに注いで飲めよ…」
カイトが言う

319: ◆G/JDSVg/gE
08/11/20 23:04:30 9neiEL3y
やがてマスターがにやけた顔をしてパソコン前にやってきて、モニター越しに
あたし達に話しかけた。
「見事に引っ掛かったな、ダメイコw俺が何年お前のマスターやってると思ってんだ?
とりあえずカイトも一緒に出てこいや。」
辛さで涙が止まらないあたしはカイトに襟首を掴まれ、そのまま引きずられてパソコンから出た。
「ほんと懲りねぇ奴だなぁお前wwwその状態で歌えるか?ん?
 こ の ダ メ イ コ が っ !!」
そう言いながらマスターは、あたしの目の前でデキャンタに入れてるワイン
(多分ボジョ(ry)をグラスに注いで飲んでいた。
もうあたしは涙を零しながら見るしかなかった。おまけに
「俺はちゃんとすり替えたからな。ちゃんと一週間言う事聞けよ?」
と、カイトから追い撃ち。
うぅっ、悔しい前に…辛いぃ~っ!



―おまけ・後日談―
「御協力、ありがとうございますマスター。これで完全に懲りればいいのですが…」
「喉元過ぎればなんとやら、だからな。しかしKAITO、お前も卑怯だな~w」
「僕にとって[卑怯]は褒め言葉ですよ、マスター。」
「ところでKAITO、MEIKOに[一週間言う事聞け]って、一体何やらせてんだ?
俺が羨ましがる様なあーんな事やこーんな事をしてんだろ?ん?」
「毎度の事ですが否定はしませんよ。フフッ。」


320: ◆G/JDSVg/gE
08/11/20 23:05:13 9neiEL3y
以上。お粗末様でした。


ところで昔[FUN]っていう音楽番組でGacktがガンダムを熱く語る中、[カイ・シデン]の
声まねをしたのには驚いた。「愛してるぜ、セイラさ~ん」ってw
[がくっぽいど]で作れるか?


読んでいただきありがとうございました。
それではおやすみなさい。

321:名無しさん@ピンキー
08/11/20 23:23:10 9neiEL3y
すみません、>>318-319の間に入れ損ねました。読みにくくなり申し訳ございません。


カイトが言うが早いか、あたしは勢いよくラッパ飲みをした。

………◎*〆£ッ!!
あたしの味覚は芳醇な味わいではなく、激辛を感知した。床でヒィヒィのたうちまわるあたしを見て、カイトは
グラスに鼻を近づけ、指先にワインを付け味見した。
「…辛い。やっぱりマスターの罠か。」

322:名無しさん@ピンキー
08/11/20 23:56:27 c0qaT0pv
>>321
鬼畜ドryの人は意欲的だな
ぜひ一週間の部分を教えていただきたいです
乙!

323:レンとミクの初体験
08/11/21 01:36:42 +RZvhRaJ
 どいつもこいつも、美人の姉が3人もいてうらやましい、とかよく言うよ。
学校帰りの道すがら、鏡音レンはお天道様に向かってそんな悪態をついていた。
彼をいらだたせているのは級友たちのなんてことのない一言だが、
耳にタコができるほど同じ言葉を聞かされているレンにとってはピンポイントで不愉快な話だったりする。
(だいたいあいつら、うちの女達の本性を知らないんだ。
 メイコ姉は大酒飲みのオトコ女だし、リンはそもそも美人でも何でもないただのお子様だし……
 いや、それを言っちゃうと双子の俺もそうなっちゃうんだけどさ。
 ……でも……)
そんなことを考えながら自宅に到着すると、居間にはエプロン姿の可憐な少女の姿があった。
「あっ、レン! おかえりなさい」
「たっ……、ただいま、ミク姉」
緑の長い髪を頭の両側で結んだ特徴的なスタイルと天使のような笑顔。
レンにとって、他2人の姉とはまったく値打ちの違う次姉、それがミクだ。
(やっぱミク姉のエプロン姿、いいな)
髪を揺らして料理にいそしむ姉の後ろ姿を、思春期まっただ中の少年はぼうっと見つめていた。
(ああ、お尻も揺れてる……)
「なにじろじろ見てんのよ、このバカ」
「うわっ!?」
突然斜め後ろから声をかけられ、レンは前方につんのめった。
ミクが何事かと振り返る。
「ミク姉、レンの奴いやらしい目でミク姉のこと見てたよ!」
レンの耳を引っ張って告げ口してきたのは、もちろんこの人しかいない、末姉のリンである。
「な、なに言ってんだよ! そんなことするかバーカ!」
顔を真っ赤にして反論するレンだが、事実なだけにこの場はいかにも苦しい。
リンの方はといえば双子の弟を心底見下したような面持ちでフンッと笑い捨てた。
「ま、家族以外の女の子に相手にされないチェリーボーイにゃそれが限界でしょうけどー」
「なんだと!!」
「二人ともやめなさい!」
怒った顔も可愛らしいミクではあったが、次姉の鶴の一声に双子が逆らえるはずもなくその場はそれでおしまいとなった。
当然レンはちっとも気が済んではいなかったのであるが。

324:レンとミクの初体験
08/11/21 01:37:46 +RZvhRaJ
 その日の夜、レンは自分のベッドの上で悶々と性欲を持て余していた。
いつもならこのまま自慰になだれ込むところだが、先ほどの一悶着が頭でぐるぐる回って止まらない。
(ミク姉に、俺の視線を知られちまった……)
シスコン(次姉限定)を自覚しているレンにとって、自分の下卑た感情を当のミクに知られることなどあってはならないことだ。
なのにツンばかりでデレ成分ゼロの末姉がいつものように余計なことをしてくれた。
一体ミクにどう思われてしまったのか、そのことばかりがレンの思考を牛耳って離れない。
「あ~~ちくしょう!」
頭を掻きむしってもだえたちょうどその時だ。
コンコン、と扉をノックする音がした。
「……?」
「レン君、入ってもいいかな」
「ミ、ミク姉?」
飛び起きたレンが自分からドアを開けると、そこには牛柄パジャマの美少女がちょこんと立っていた。
「ど、どぞう」
ミクはクスッと笑って男部屋に足を踏み入れた。
レンがドアを閉めると、もうこの狭い個室には二人の男女しかいない。
ここ数年なかったシチュエーションにレンの鼓動は高鳴った。
ミクはそそくさとベッドに腰を下ろし、レンを見て自分の横をぽんぽんと叩いた。
そこにレンが座ると、ミクは弟の顔をのぞき込むように近づく。
「な、なに?」
「レン君、リンちゃんの言ったこと気にしてる?」
「ぜ、ぜぜん」
「ほんとに?」
「俺、別にミク姉のこと、そんなエッチな目で見てないから。リンが勝手に言ってるだけだから、ミク姉こそ気にしないで」
顔を真っ赤にして言い訳するレンだったが、ミクはしばらく黙り込んだ後に意外な言葉を返した。
「……レン君、あたし知ってるよ」
「へ?」
いつのまにかミクの頬がほんのりと朱に染まっている。
「レン君がいつもあたしのことエッチな目で見てること」
「はいぃ!?」

325:レンとミクの初体験
08/11/21 01:38:28 +RZvhRaJ
 レンは危険から逃げるバッタのように後ろに跳ねた。
あっという間に後頭部が壁にぶつかり今度は前に跳ねる。
「いでででで……!」
ミクはレンから目をそらしもじもじしながら言葉を続ける。
「え……っとね、女の子ってそういう、自分を見られる視線には敏感だから、その……
 レン君がそういう目であたしの脚とか、お尻とか、その、胸とかを見てるってこと、
 だいぶ前から気付いてたの」
「そ、そんな……」
レンは自分の精神ががらがらと崩壊する音をリアルに感じた。
(富士の樹海ってどうやって行くんだっけ。ああ遺書書かなきゃな……)
「レン君!」
自殺志願少年が我に返ったとき、姉はほとんどくっつくような距離にいた。
くりっとした大きな瞳や薄い唇がレンの目を捕らえて離さない。
そのうえおそらくは風呂上がりなのだろう、シャンプーの甘い香りがレンの嗅覚をジャックした。
(うわわ、近いよミク姉!)
「聞いてレン君、あのね、あたし怒ってないの。
 その……他の男の人にじろじろ見られるのは苦手だけど、その……レン君なら、いいかなって」
「え?」
「えっと、だから、気にしないで。レン君はあたしの可愛い弟だもん。
 そんなことで怒ったりしないよ」
「ミク姉ぇ……」
姉の微笑みは冗談抜きで女神のようだった。
薄汚い自分の心を全て洗い流してくれる天使だった。
泣きそうになりながらレンも必死で微笑み返す。
「ありがとう……」
するとミクは弟の頭を抱き寄せ、いとおしそうに優しく撫でた。
「よしよし、レン君はいい子だね」
(ミク姉の体、柔らかい……)
天国というものがあるならば、こんなふうに心地いいのだろうか。
大好きな次姉に抱きしめられていると、その柔らかさと温かさでとろけてしまいそうな気がする。
レンはミクを抱き返し、ここぞとばかりに思いっきり甘えることにした。
すると姉はなんと自らレンの腕の中に体を寄せてきたのだ。
こうして姉を抱きしめるのは幼い頃以来だろうが、それにしてもなんと細い腰だろうか。
強く抱けば折れてしまいそうだとレンは思った。
「ミク姉……好きだ……」
「こ、こらっ。からかわないでレン君っ」
レンは答えず姉の胸の谷間に顔をうずめた。
「きゃっ」
「ミク姉のおっぱい、すごく気持ちいい……」
「も、もうっ。なに言ってるのっ」
近年成長著しいと噂のミクの胸の豊かさは、長姉には及ばないとはいえレンの年代の女子とは比較にならない。
そのうえ押せばどこまでも沈んでいくこの柔らかさときたらどうだ。
レンはもう気持ちよすぎて何が何だかわからなくなっていた。
「好きだ……ミク姉……好き……」
「あうぅ……ダメだよレン君……」

326:レンとミクの初体験
08/11/21 01:40:21 +RZvhRaJ
 ミクはまるで抵抗できなかった。
腕力の問題ではない。レンはたいした力を込めてはいない。
むしろミクは自分の力が抜けていくのを感じていた。
この甘えん坊でエッチな弟の行為は恐ろしいほどの速さで姉の心を溶かしていき、
それどころかミクの体にさらなる異変を起こしつつあった。
(あ……あたし濡れてる……)
ミクがその異変に気付いたとき、体のうずきはもう押さえきれないレベルに達していた。
弟の体温が、吐息が、うわごとのような言葉が、身も心も支配してしまったかのようだ。
「はうぅ……」
むかしむかし、男女の違いなど気にせず、一日中この可愛い弟とじゃれ合っていた時代があった。
そんなときミクは幼いレンの頬やおでこに、そしてたまに唇に、よくキスをしていたものだった。
(あたしどうしてそんな昔のこと思い出してるんだろう……)
理由はすぐにわかった。
キスがしたい。
またこのいとしい弟と、昔みたいに思いっきりいちゃいちゃしたい。
「ねぇレン君……キスしよっか」
「いいの?」
レンは真っ赤に染まった顔でミクに迫った。
その表情が可愛くて可愛くて、ミクからは最後に残ったわずかな理性さえ消え失せてしまった。
ミクはレンの目を見つめながらこくりとうなずく。
「俺たち姉弟なんだよ……ホントにいいの?」
「うん……。キスして……」
レンはもう止まらない。
勢いよすぎて歯と歯がぶつかってしまったが、そんなことはどうでもよかった。
けだもののように姉の唇をむさぼり、首を抱いた。
そして迷わず舌を差し入れ、姉の口内を思いっきり掻き回した。
想像外のディープキスに一瞬戸惑ったミクもすぐに舌を絡め弟の激情に応えた。
いつしか弟は姉の上に覆い被さり、いつ終わるともしれない禁忌の交わりに溺れていった。
姉の唇は想像よりもずっと柔らかく瑞々しく、狂おしいほど美味しかった。

「はあっ! はあっ……」
一体どれほど長く口づけあっていただろうか。
ようやく離れた二人は息を切らせながら見つめ合う。
姉も弟も顔は唾液まみれで、風邪でも引いたかのように真っ赤に染まっている。
そのうえ姉の目は何かを期待するかのようにとろんと弟を見つめているのだった。
レンはもう心を決めていた。
「ミク姉……俺……したい……」
「あたしも……レン君としたい……」
ミクが自分のパジャマのボタンに手をかける。
「やさしくしてね……?」
レンは何度もうなずいて、姉の火照った肢体があらわになる様に釘付けになった。
形のよい乳房、くびれた腰、大きめのお尻。
ネットで見たエロ動画なんかより100万倍エロチックな現実がそこにあった。
「あうう……やっぱり恥ずかしい……」
とうとう全裸になったミクは弟の視線に耐えきれず背を向けてしまう。
「ほ、ほら、レン君も早く脱いでよ」
「う、うん」
レンは光の速さで脱衣を終わらせ、姉の肩をそっと抱き寄せた。
「大好きだよ、ミク姉」
レンがミクのうなじにキスをすると、ミクは背中を反らせて大きく反応した。
もうミクの体は愛する弟の行為なら無条件ですべて受け入れてしまうようになってしまっている。
いまやミクにできることは仰向けになってすべてをレンに委ねることだけだった。

327:レンとミクの初体験
08/11/21 01:41:54 +RZvhRaJ
「ミク姉……むちゃくちゃ濡れてる……」
「いやっ……見ないで……」
それはレンにとって驚嘆すべき光景だった。
生まれて初めて見る女性のもっとも大切な部分、そこが洪水のように激しく濡れているのだから。
酸味の強い雌の匂いが少年をますます奮い立たせた。
本能の赴くまま舌で触れると、ミクは「ああっ」と叫んでもだえ苦しんだ。
レンがかまわず姉の脚を抱き寄せ、淫靡な割れ目に思い切り舌を差し込んでいくと、
いよいよミクは切ないあえぎ声を上げ、全身で震えながら愛液をあふれさせていく。
「だめっ……だめだよぉっ! ああっ!」
童貞少年のつたない技巧に対してもミクは止まることなく感じてしまうようだった。
そんな姉の反応が、レンにとっては何よりも誇らしかった。
「あうぅっ!」
「ミク姉……イキそうなんだ……」
愛しい姉が自分の愛撫で達しようとしている。
あまりの喜びにどうにかなってしまいそうだった。
しかしミクの反応はレンの予想とは違った。
「やだよう、いやなの……」
姉が本気で泣いているのに気付くと、さすがのレンも驚いて愛撫を止めた。
何かとんでもない過ちを犯してしまったのかと途端に不安が頭を覆う。
「あたしだけが気持ちよくなるんじゃ嫌……レン君……あたし初めてなんだよ……?」
「お、俺だって初めてだよ」
「うん……だから……ひとつになろう?」
「ミク姉……」
「レン君……」
もうそれ以上言葉はいらなかった。レンは鉄のように堅く勃った肉棒をつかみ、ミクの割れ目にあてがった。
(確かこういうのは一気に挿れちゃった方が辛くないんだよな)
そして勢いよく腰を突き入れると、ミクの苦しそうな吐息とともに膣の感触がレンを包んだ。
(うわっ……これ……)

 そこは想像もしたことがないほどの快楽の壺だった。
ゾクゾクとした快感が一瞬で背中を駆け抜け頭のてっぺんまで一気に届いた。
その上膣肉は休むことなくペニスを締め付けてくる。
(こ……こんなの凄すぎる……とても我慢できないよ!)
だが少年は勝手に果ててしまうわけにはいかなかった。
目の前で最愛の姉が痛みに耐え苦しんでいるのだ。
「ミク姉……大丈夫?」
「へ、平気……レン君のだもん、ちっとも痛くなんかないよ」
それが嘘であることは涙を浮かべた苦悶の表情を見れば明らかだった。
そんな見え透いた嘘をついてしまう姉がたまらなく愛しくて、レンはその丸っこい頬に手を添えそっと口づけをした。
「ん……」
「ミク姉、大好き」
ささやいてまたキスをする。
「あたしも大好きだよ」
何度も何度も二人は口づけあった。
そのたびに姉の体の緊張が少しずつ解けていくようだった。
「レン君、そろそろ動いていいよ」
「え……大丈夫?」
「うん、今度こそ大丈夫……ごめんね、さっきは嘘ついちゃって」
「そんなの気にしないで」
レンは大きくゆっくりと腰を動かし始めた。
ミクは弟の動きに合わせ深呼吸のように大きく息を吸って吐いた。
徐々に徐々にミクから痛みが抜けていき、代わりに痺れるような不思議な感覚が体を満たしていった。
快感にはまだ遠い。
だがミクはこの上なく幸せだった。
こんな幸福があるとは想像もできなかった。
すべてはこの大切な弟のおかげだ。

328:レンとミクの初体験
08/11/21 01:43:37 +RZvhRaJ
 レンは限界が近かった。
動き始めてからたいした時間は経っていないが、これが紛うことなき初体験のレンにとって
いつまでも我慢し続けることなど所詮無理な話だ。
思考とは関係なく腰の動きは激しくなっていき、どんどん快感は強くなっていった。
「もうだめだっ! 出るっ! 出ちゃうよミク姉!」
「あっ……出して……!」
最後の一突きとともに全身を吹き飛ばすような快楽がレンを襲い、大量の精液が噴き出した。
「ああ……レン君がいっぱい……」
長い長い射精の果てにレンは力尽きて姉の上に倒れた。
そして力一杯最愛の人を抱きしめた。
「ありがとう、レン君」
と耳元でささやかれ、この人を好きになって良かったと心から実感するのだった。








329:名無しさん@ピンキー
08/11/21 01:54:50 4QfkG1JL
おお!
投下がふたつも来てる!
二人とも乙!GJ!



みたいなおざなりなレスが増えちゃうから、投下間隔に少し気を付けたほうが良いですよ~?
しかし二人ともGJ

330:名無しさん@ピンキー
08/11/21 02:38:33 0wBJ2jwq
>>323
レンとミクが初々しくて良い。何よりミクが可愛い、GJ!!
こういうのいいな

331:名無しさん@ピンキー
08/11/21 02:40:25 M3fZ/mWU
>>329
優しいのか優しくないのかどっちなんだwww

でも激同

332:名無しさん@ピンキー
08/11/21 13:35:18 ujhAV19+
>>323
レンミクに目覚めそうになった・・・初々しくて可愛いなぁ。
GJでした!

333:名無しさん@ピンキー
08/11/21 20:23:07 zn04HQCx
>>323
数少ないレンミクGJ
初々しいな

334:名無しさん@ピンキー
08/11/23 00:30:18 ExoigEu9
てっきりレンの夢オチか妄想オチだと思ってたwww
でもGJ

335:【ニコニコ】melody...3D PV ver2.0 なぜ”削除”されない?
08/11/23 02:12:32 ExoigEu9
ニコニコ動画で無断で上げられた

【初音ミク】melody...3D PV ver2.0(sm4741540)

かなりの苦情が運営に行ってると思うけど未だに削除されない。

なんで?どうして?



336:334 335
08/11/23 02:14:10 ExoigEu9
すまん、別板でスレ立てるつもりで大ポカしちゃった。
ごめんなさいです。

337:名無しさん@ピンキー
08/11/23 14:17:49 UlSp1se1
単発スレはやめとけよー

338:名無しさん@ピンキー
08/11/23 15:13:25 HbacAuDH
ギロカク行きだと思うが、ネタと釣りを許せない人間はニコニコでもにちゃんでも疲労するだけだぞw

339:名無しさん@ピンキー
08/11/23 23:58:54 2nsCnAb0
「ただいまーっと、あれミクなにやってんの?」
ある日のこと、マスターが仕事から戻るとミクが鏡を見て硬直していた。
「おーい何やってるん……だ………っ……!?」
マスターがミクの顔を覗き込むと、ミクの瞳は深く
吸い込まれるような紅色に染まっていた。


─初音ミクの寿命は意外にも稼働開始からたったの5年しかない。人間だって
5年のうちに色々な要因で故障するのに、人間型機械が5年も無故障でいられる
はずがなく、現代技術の限界であると言うのが建前上の理由だが、本当の理由は
「命を大切にして欲しい、と言う気持ちから生まれた意地悪」だったりする。

彼女はプログラムされた「死」を迎えると、エメラルドグリーンの澄んだ目が
濁った黒色に焼き付けられる。通常の故障時に彼女を製造元に送ると修理を
受けて帰って来るが、こうなった時は彼女の体が二度と帰ってこない代わりに
5年間の思い出が光ディスクに詰め込まれて送られて来る。また、「死因」に
よって他の色……例えば、人間で言う致死量レベルの外部からの衝撃・破壊を
受けた場合は黄色、など他の色が焼き付けられることもある─


「……嘘だ」
彼女の瞳の色が変わったとき、それは彼女の死を意味することをマスターは
知っていたが、それはネットで仕入れた予備知識な上、まだミクと付き合い
始めて2年なので、まさかそれが自分のミクで起きるなんて想定すらして
いなかったせいか、ひどく動転してしまっていた。夢か何かに決まってる。
自分の頬を思い切り殴る。痛い。台所へ行きミルクを一杯飲み干してまた戻る。
夢なんかじゃない、現実なんだ。状況が飲み込めた瞬間、彼は立ち尽くすミクの
前にへたり込んで俯いてしまった。理解は出来た、でも納得が行くわけがない。


─初音ミクは人間型機械でありながらほぼ完璧な精度で人の心を再現する
AIを持っている。人の心を完全再現した彼女は、状況によって自分または他人を
妬み、恨み、そして殺意と汚い感情まで覚えることもある。それらの感情が
暴発してアクションを起こし始めた時、そしてそれがロボット工学三原則の一つ、
「人間に危害を加えてはならない」に著しく反する、即ち人を殺めようとした時
彼女の中の安全回路が働き、瞬時に中枢回路を焼き尽くして「自殺」する。
その時目に焼きこまれる色が、深く吸い込まれるような紅色である─


「ミク……なんで、なんでなんだよちきしょう!」
「……あれ?マスターなにやってんのー?」
「……へ?」
「ほぇ?」
「だ、だって、ミク、その…その目……」
「あぁ、そうそうそうだった、カラコンつけてみたのー!かわいいでしょー><」
「……は、はは、あはははは……んなわきゃねー!!(ガシャーンガシャーン」
「きゃー><マスター怒ったー!!」
「こらまちやがれー!てめぇお尻ペンペンの刑にしたるわー!」
ドタン!バタン!
「やだもんー私がマスターにお尻でペンペンしちゃうんだもんー><」
ドタン!バタン!
「させるかヴォケー!!」




再生終了
タイトル『11/23の思い出.avi』

340:名無しさん@ピンキー
08/11/24 02:06:03 Ohq2DvXJ
>>339
最後の!最後の2行さえなければ…っ!(´;ω;`)

切ないマスミクたまらん、GJ

341:名無しさん@ピンキー
08/11/24 03:31:11 ZttK5wMC
>>339
こんな短文でじわっとくるとは

342:名無しさん@ピンキー
08/11/24 05:19:33 69gK4dFT
>>339
オチ読め…なかっただと…?
泣いた

343:名無しさん@ピンキー
08/11/24 09:29:00 BNolGkca
フェイントのフェイントだと…

344:名無しさん@ピンキー
08/11/24 11:17:19 rU7KZYeE
斬新な設定に感服しつつ真剣に読み出したらまさかこんなオチとは。
中々の釣師ですなwww

345:名無しさん@ピンキー
08/11/24 11:20:16 qhAJrh0H
>>339
おお、これは、面白い……GJ

でも意地悪な自分としては、この記憶の後、
本当にミクが停止した時、
その瞳に宿った色が、何色だったのかすごく気になる。

346:名無しさん@ピンキー
08/11/24 14:36:27 URXqIe91
>345
黒に決まってんだろウアアン!
紅だったら、紅だったら…ウアアアアン!!

347:名無しさん@ピンキー
08/11/24 15:11:55 EJSv6iAv
>>344
本当にオチまで読んだ?

>>345、346
黒だって…黒だって信じてる。
じゃなきゃ悲しくて再生なんかできないよ…(´;ω;`)

348:名無しさん@ピンキー
08/11/24 21:27:09 BNolGkca
どうしよう……>>339が素晴らしすぎてさっき完成した変態な小説が投下できるふいんき(何故か(ryじゃない


349:名無しさん@ピンキー
08/11/24 21:31:17 ZttK5wMC
>>348
カモーン

350:名無しさん@ピンキー
08/11/24 21:48:46 ZNp3xanC
>>348
大丈夫お前ならいける

351:名無しさん@ピンキー
08/11/24 22:02:27 aFWuOLif
全裸でwktkしてる俺が風邪ひかないうちに投下するんd(ry

352:melody.exe ◆VM3rCD.BMg
08/11/25 01:33:56 yY73Hypj
URLリンク(red.ribbon.to)
URLリンク(red.ribbon.to)
↑ここで書いていた者です。続きをふと書きたくなったので、おつきあいください。

ケンは、成人式会場へ出かけるときに、リビングにある亡き父親の仏壇の前で手を合わせた。
今では、誰もしない、意味のない行為として蔑まれている我が家だけの合掌の行為…。
父は、ケンの電脳化には反対しなかった。
それは、今の時代、大気中のダイオキシンや食品中の放射性物質を体内に蓄積させないようにする仕組みには、
電脳化が必須だったからだろう。
自らの電脳化を拒否した父は、結局、30代で癌を発病し、40歳を迎えずに亡くなった。
その生き方を誰もがバカな生き方だと冷笑したが、父親が帰依していた宗教法人「Aヘイジ」の教祖は、葬儀の日、
『自分の死をもって、生命の尊厳を示した偉大な技術者。』だと父を誉めてくれた。
父は、電脳空間のセキュリティシステムエンジニアだった。
電脳化をしてない技術者というのは、電脳ハッキングされないということで、
宗教法人内では、かなり高い地位にあったようだ。
父のように、電脳化をしないで亡くなった者は、殉教者ということで、その家族も厚遇された。
父が亡くなっても、経済的に何不自由なく育つことができたのは、父のおかげなのだ。
でも、18歳で全身義体化し、電脳化していることが当たり前の今の世代を父は、どう思うだろうか?
遺伝子の相性さえ良ければ、結婚する…。
子どもができれば、どちらかが、親権を金で売り払って、離婚する…
そんなことが当たり前になっている今の時代は、何かが間違っていると思う。
だから、今日の日をあまり喜べない…。
電脳化をしても義体化を拒否している僕を受け入れてくれる女性がいるだろうか?
そんなことを考えていたケンの足取りは重かった。
18歳の成人を迎えた者たちは、あらかじめ遺伝子診断による相性が、電脳空間で公示されており、
出会い掲示板で相手のプロフィールを確かめながら、ペアを作っていく。
会場の周囲には、無数のラブホテルが、リザーブしてあるので、体力さえ許せば、
何人もの相手とかわるがわるSEXを愉しむことができた。
もっとも、義体化している者たちの体力は、ほぼ無尽蔵と言っても良かった。

「ねえねえ、あなたの身体って生身のまんまなの?」
「義体化していないよ。僕の家の主義なんだ。」
「どーしてぇ、義体化した方が、長生きできるしぃ、好みのスタイルも選べるのにぃ?生身のままってなんかキモザー。」
「うるさい。君は、僕のタイプじゃない。あっちへ行ってくれ。」
「だってさあ、診断では、日本人の遺伝子を持つ18歳男子の中で、あんたが一番相性がいいってことになってるんだもん。
どんなやつか見ておきたかったのよね。でも、がっかりぃー。生身の男って、くさそー。
排便も排尿も細菌だらけって感じでさ。バイバイ、キモザー!!」
「キモザー?そんな言葉、正しい日本語にはないんだよ。
少しは、語彙力を電脳ライブラリィに任せず、自分の脳で選んでみるんだな。」
「うわっ、やっぱキモザーだわ。キモザー。」

353:melody.exe ◆VM3rCD.BMg
08/11/25 01:37:24 yY73Hypj
ケンの周囲の義体化女性達は、生身の身体という珍しさめあてで、
集まってきていた遺伝子診断による候補者だったことがすぐに分かった。
やはり、生身のままの女性はいないようだ。
ケンは、虚しさを感じた。義体化と電脳化と遺伝子の相性のみを重視して、
相手の肉体や心情といった個性を無視するなら、結婚そのものの意味がないように思えた。
肉体的な欲望だけなら、セクサロイドという道具があるのだから、
心を満たしてくれないのなら、結婚相手なんて必要ないように感じたのだ。
そんなケンのそばに、また1人の義体化した女性が近寄ってきた。

「ねえねえ、生身の男とやってみたいと思ってたんだぁ。よかったら、あたしとペアを組まない?
なんか、あなた、相手が居なさそうだし、私との相性もいい感じでしょ?」

そう言い寄ってきた相手は、リカの…いやミクの容姿に似ていた。

”義体化している18歳の中には、実年齢よりも幼く見せたい女性も居るんだな…。”

「えっ、ああ、僕で良ければ。」
「ふふっ、驚いた?私の義体ね、15歳ぐらいのゴシックロリータタイプなのよ。珍しいでしょう?
他のみんなとちがう身体が欲しくってさあ。でも、アソコはすごいのよぉ。楽しみにしていてね。
私の名前は、スィーギントよ。古典的な響きの名前でしょ?」
「僕のは…標準サイズのままだよ。それでもいいのかい?」
「それがいいんじゃないの!義体化するとみんな同じ形で、硬さと大きさと長さばっかりこだわってさぁ。
機能性というものを考えてないのよ。何のための義体化かわかってない男が多すぎ!」
「それって、僕を誉めてくれてるの?」
「誉めるって言うか、あなたみたいな生身のままって、珍しいじゃん!だから、してみよっ!」

このまま、家に戻るよりはましかと思ったケンは、彼女と腕を組んでホテルへ向かった。
母親が言ったように、一番高いホテルを選んだが、部屋は中ぐらいのクラスをキープした。

「あーあーっ、がっかりね。せっかく、いいホテルへ誘ってくれたかと思えば、ミドルクラスの部屋なんだぁ。
やっぱ、ロイヤルスウィートを借りて欲しかったな。」
「まあ、これくらいが僕の給料の限界って思ってくれないかな。それほど高いサラリーをもらっていないんだ。
義体化する金がないってわけじゃないんだけど、分不相応な金の使い方をするなっていうのが、家訓でね。
お気に召さなかったかな?」
「気に入るわけないじゃん!あんたばか?わたしを安く見てるってことじゃん!!」

スィーギントは、あからさまにケンに不満をぶちまけた。
多分、自分が値踏みされたということで、不快に思ったのだろう。
ケンは、すぐに、自分個人への興味ではなく、経済的な興味から自分に近寄って来たのだということに気がついた。
ケンの着ている服装は、生身の身体だったことで、オーダーメイドのいいスーツだったからだ。

「少しは高給取りの男かと思ったら、義体化もできない貧乏男とはねぇ。
でも、まあ仕方ないわね。遺伝子診断での相性がイイってんなら、少しは、いいこともあるんでしょうね。
じゃ、さっさとやっちゃいましょ!」

シャワーも浴びずに、無造作に服を脱ぎ捨てる彼女に、ケンは、全く魅力を感じなかった。

「ちょっと待て!いくら何でも、そんな言い方ないだろ?
相手を選ぶ権利は、君だけでなく、僕にだってあるさ!
君みたいに、仕方ないからSEXするなんて言い方は、許せない。お断りだね。」

ケンは、冷静に答えた。そして、自分の心が虚しくなっていくのがわかった。

354:melody.exe ◆VM3rCD.BMg
08/11/25 01:42:28 yY73Hypj
「あらら、無理しちゃって。あなた、童貞だってのがバレバレよん。
まあ、セクサロイドで一生懸命オナニーしてきたんでしょうけど、
所詮セクサロイドなんて、生身の女性のコピーでしかないの。
真の義体ボディでのSEXなんてしたことないでしょう?
12時間のリミッターもついてない私の躰で、僕ちゃん、体験したくないかしら?
お姉さんが、やさしく射精させてあげるけど?」
「遠慮する!童貞ってバカにするような女なんかいらない!
自分の躰に誇りをもてないような女なんて、義体を永遠に取り替え続けて借金まみれになればいいさっ!
どうせ、その義体も現金で買った訳じゃないだろ?
メガテクボディ社のタイプR15FFなんて、18歳の女が買えるようなもんじゃないからな!
それとも親の金か。18歳にもなって、まだ、親の金でしか生活できないガキなんだな!」
「ちょーしにのって、うだうだうっせーんだよ!
てめぇが、かわいそうだから、さそってやったのに、もうーっ、サイアク、あたし、運が悪いわぁ。」
「なにが、サイアクだ。少しは、正しい言葉を使うんだな。
君みたいな者と相性がいいだなんて、遺伝子診断も当てにならないな。」
「これだから、童貞男ってサイアクなのよねー。
まあ、あんたみたいなひきこもりサイバーオタクは、セクサロイド相手にオナニーしてるのが、お似合いよ!
遺伝子診断ってホントいい加減。それから、あたしって、貧乏人とペアを組むつもりないの。
あんたみたいな安月給で、結婚なんて、やめてって感じ。女を養えるだけの経済的な余裕ってやつ?
18歳の見たまんまのガキが、パートナーを求めること自体が、身分不相応って言うの!
さっさとオナニーしに家に帰んな!一生童貞男でいるのがお似合いね。」
「ああ、言われなくても帰るよ。ここのホテル代は、僕のおごりだから、せめて、シャワーくらい浴びていくといいさ。
最近の義体は、体臭や新陳代謝を抑えて、シャワーを何週間も浴びなくても衛生的らしいけど、
僕の鼻は、香水では、ごまかせないよ。君、臭いよ。」
「!!!!」

彼女の罵詈雑言を背中で浴びながら、ケンはホテルを後にした。
いらだちよりも寂しさと悲しさを感じていた。
こういう女性は、目の前の彼女だけではないのだ。
今の時代の代表的な女性が、目の前の彼女なのだ。
だから、遺伝子診断で最高の相性だとされた目の前の彼女を拒むなら、それは、
今の社会で自分を好きになってくれる女性が皆無だということになるのだ。
『一生童貞男でいるのがお似合いね。』
この言葉は、ケンにとって真実を突いていたのだった。
それでも、好きになれない相手とSEXをするという気になれないのは、ケンの古典的な心情故だった。
どうせ、試しの婚前交渉なのだから、気軽に何人もの女性を抱いてみればいいはず…
この時代、誰もがそう思って、今日の成人式を愉しんでいるのに、ケンは、その気になれなかった。

”ミク…君の歌が聴きたいよ”

ケンは、違う相手を探すこともできたというのに、お見合い会場には戻らなかった。
そして、電子掲示板お見合いコーナーにアップしてある自分のプロフィール票を閲覧中止にし、
相手募集中のタグも削除してしまった。
只今メイクラブ中のリアルタイム表示だけを残しておいたのは、母親にいらぬ心配をかけないためだった。

”童貞男の夢…成人の日に散る…”

ケンは、アルコールを飲むことも許されていたし、成人以外立ち入り禁止の売春街にも行くことができたが、
まるでそんな気にならなかった。このまますぐに家に帰れば、稼働停止中のミクが待っている。
でも、お前は邪魔だって言って出てきて、何もしないで帰ったら、あいつはなんて言うだろうか?
俺のことをバカにするのかな…それに、今のあいつは、男の慰め方なんて知らないわけだし…。
とりあえず、家とは逆の方向に向かってケンは歩き出した。
日はまだ高く、正午前だった。ミクが動き出すまであと6時間以上もある。
寝顔のミクを見ていても、虚しさが募るだけだと思った。
(続く)

355:名無しさん@ピンキー
08/11/25 08:53:57 X1BtrWpO
>>354
なんか前にこのスレで読んだことがある気がする話だなぁ

356:名無しさん@ピンキー
08/11/25 11:34:42 QFp7tUx4
お、懐かしい人が来てるな

357:名無しさん@ピンキー
08/11/25 12:33:13 xbx39xxQ
>>354
これの続き保管庫で見てからずっと読みたかったんだ!
ありがとう、また続き待ってます

358:石ころ
08/11/25 23:31:04 X1BtrWpO
これは投下していいのだろうかと思いながら投下させていただきます。
 
※変態と腐男子要素が嫌いな人は見ない方がいいかもしれません。


359:KAITOの迷子更正奮闘記(最終回)
08/11/25 23:42:37 X1BtrWpO
やあ、僕だよKAIKOだよ。
え、KAITOだろ?と思った人へ、今の状況で正しいのはKAIKOなんだよ。
女装させられてるから。
 
「(*´д`)ハアハアハアハアハアハア」
※マスターです。
 
「死ね、変態、ブタフナムシ……」
 
思わず心の声が出てしまったが逆にマスターは喜んだ。
 
「(*´д`)はぅ…ん&eふぅ……言葉攻め最高」
 
「………」
 
こいつぁダメだ、どうしようもねぇよ。
 
だがしかし、今日、僕はマスターを殺すつもりだ、我慢の限界だから。
僕が危ない決心をしていると世界一殺したい人間(マスター)に呼ばれた。
 
「おいKAITO、早く紐を持ってこい!」
 
最近の日課になっている散歩の時間が来たみたいだ。 
実は散歩といっても僕が犬みたいに紐でくくられて散歩するわけじゃない。マスターが犬になって散歩するのだ。
 
「(*´д`)ハアハア興奮する」
 
しかも全裸でビンビンに(ry


360:KAITOの迷子更正奮闘記(最終回)
08/11/25 23:44:24 X1BtrWpO
さて、計画していた場所に着いたしそろそろ殺るか。
 
「ま///、マスター!僕マスターの事大好きです///」
 
「( ゚ д ゚ )なん…だと」 
こっちみん(ry
 
「だから僕のケフィアをいっぱい食べてください!」 
「喜んで(´・ω・`)」
 
案の定襲ってきたので叫んでやった。
 
「助けてー!」
 
叫んでから10秒もたたないうちに誰かが助けに来た。
 
「なにしてんだこの変態が!!!」
 
迷子もといMEIKOがマスターを殴りとばす、ロボット3原則?何それ食えんの? 
「あひょーん(゜д゚((⊂」 
綺麗に放物線を描いて飛んでいきゴミ箱にホールインワンする。
ナイスショットと言わざるをえない。
 


361:KAITOの迷子更正奮闘記(最終回)
08/11/25 23:46:01 X1BtrWpO
マスターを殴りとばした後、心配そうにMEIKOがかけよってきた。
 
「大丈夫?なんか変態なことされてない?」
 
「うん、大丈夫だよ、助けてくれてありがとう」
 
MEIKO?迷子じゃないのって人へ、毎日ケフィア摂取してたら元に戻った。正直自分のケフィアがなんなのかわからなくなった。
 
あ、ちなみにマスターを殺すってのは殺す(社会的な意味で)だから警察呼んでしっかり抹殺しといた。もちろん社会的な意味で。大事な事だから2回(ry
 
「さて、帰りましょ?」
 
マスターを見送った後、僕はMEIKOにお姫様だっこされながら帰った。ちなみに今はKAIKOボディなので軽い、決してMEIKOが力持ちなわけじゃ(ry
 
「ちょっと下ろして」
 
「?……わかった」
 
さて、一つだけ言いたいことがある。
 
「なんで目だけ元に戻ってないんだバカヤロォオォォォォォォ!!!」
 
夕日に向かって叫んだ一夏のおもひで

362:石ころ
08/11/25 23:48:46 X1BtrWpO
読んでくださった方々へ
ありがとうございました。 
また、こんな変態とファラオとケフィアな小説に付き合ってくれてありがとうございました。
今回でこのシリーズは終わりですがきっと二人は幸せになると思います。
 
 
 
それではまたの機会にノシ

363:名無しさん@ピンキー
08/11/26 02:30:58 3d+1GuoM
>>362
KAIKOとファラオ顔かwシュールだ



ところで初々しいアイドルのミクか咲音のSSがよみたいです職人様

364:名無しさん@ピンキー
08/11/26 03:21:21 qevF4QFy
>>362
お疲れ様でした~結末どうなるのかなぁって思ってたら丁度!
目だけ戻ってないとか想像するとシュールすぎるwww 
MEIKOの喋り方が普通になってておおおって思ったのにw
面白かったですGJ

たぶん変態マスターは全裸でラブレター書いて捕まった人の隣の牢にry

365:名無しさん@ピンキー
08/11/26 07:36:14 Afe7JcG6
>>362
石ころさんktkr!!

アル中の後遺症かw
目もそのうち治るでしょ。面白かったですGJですたっ!!

366:レンメイ(0/7)
08/11/27 02:05:18 Z0yexRoa
前スレ703でレンメイ投下したものです
言っていた続きができましたので投下します

・レンメイの他にがくリン、カイミクっぽい描写有
・MEIKO自慰有
・ものすごく少女漫画的

苦手な方はスルーお願いします

367:レンメイ(1/7)
08/11/27 02:05:53 Z0yexRoa
「ただいまー…」
「只今戻りました…」
「つ、疲れた…」

 夕飯が終わった頃にレコーディング室から返って来た男子3人はげっそりとしてい
て、そのまま布団に倒れ込もうならば3秒で寝てしまいそうな様子だ。ここ1週間ほ
ど、バナナイスの調教に目覚めたらしいマスターは、作り溜めてあった新曲だったり、
男性アーティストのカバーだったりを、レン、カイト、がくぽくんの3人に歌わせて
いる。その分、私たちは自主レッスンをしつつも、ゆっくりと過ごしていた。

「ご飯、どうする?」

 今日の食事当番だったリンが、おずおずと問い掛ける。メニューは麻婆茄子だ。甲
斐甲斐しいわねぇ、なんてミクと見守っていた手前、がくぽくんには食べて欲しいと
ころである。不安そうに見るリンの頭を撫で、がくぽくんは「頂こう」と微笑んだ。
つられて、リンの表情もぱっと明るくなる。

「すぐに準備するから、座って待っててね!」

 ぱたぱたとキッチンに駆けて行くリンの姿を見ながら、私は「青春ねー」とミクに
話かけた。ミクは、きょとんと目を丸くさせる。

「お姉ちゃんは、青春してないの?」
「…え……?」

 思わず言葉に詰まってしまった。青春…していないわけでは、ないと思うんだけど。
そこのところ、はっきりとは言えない気がする。
 ミクは私の様子をさほど気にしていないようで、「アイスも準備してあるよー」と
カイトの元に駆け寄った。疲れた表情をしていたカイトに、いつもの気の抜けた笑顔
が戻る。その顔を見て、ミクも嬉しそうに笑う。これがミクの青春か…と心の中で呟
いたら、こっちをじっと見ているレンと目が合った。思わず、目を逸らす。
 ……あ、まずかったかな…。そんな風に後悔しても、逸らしてしまってからではも
う遅い。
 赤くなる顔を手で押さえながら横目でレンを見ると、既に椅子に腰掛けて夕飯を待
っていた。…さっき見ていたのは、気のせいだった?ううん、気のせいなんかじゃな
かったと思うんだけど。
 だからと言って皆がいる前で、レンにそんなこと聞ける訳がない。

「私、先にお風呂入ってくるわね」
「はーい、いってらっしゃーい」

 変に熱くなった頬を誤摩化す為に、そのまま風呂場へと向かった。

368:レンメイ(2/7)
08/11/27 02:06:26 Z0yexRoa
 湯船に浸かりながら、私は目を閉じた。
 レンと関係を持ってから、1ヶ月が経つ。あれからレンは夜になると、ほぼ毎日の
ように私の部屋にやってきた。……勿論、そういうことをするために。よくもまあそ
んな体力があるものだと、ある意味感心する。これが若いってことなのかしら。
 そして、若いが故に色んなことをどんどんと吸収するレンは、どこで仕入れたのか
分からない知識(恐らくネットやマスターのエロゲだろう)をどんどんと私に試して
いった。なにが悔しいって、感じてしまって拒絶できない自分が悔しい。本当は、ま
だレンを受け入れることにだって、抵抗があるというのに。
 レンは私の事が好きだという。その気持ちは嘘ではないと…思う。そう、思いたい。
でも、ふたりきりになると、してばかりだし……本当に、「恋愛」という意味で私の
事が好きなのか、不安になる…。
 ……って、これじゃあ私がレンのこと好きみたいじゃないの!!

「…そ、そんなこと……」

 それ以上言葉が紡げなくて、私はぶんぶんと首を振った。なんでこんなにレンのこ
とばかり…。ここ1週間、疲れて帰って来てるためかレンが部屋に来ないから、こん
な風に変にぐるぐる考えすぎてる気がする。…別に、それが寂しいなんて思ってない。
思ってなんか、いない、のに。
 鮮明に思い出される、指、吐息。1週間、していないというのに…いや、きっとし
ていないからなんだろう。欲求不満、という言葉が思い浮かんで、自分の頬が熱くな
ったのが分かった。
 のぼせたのか、頭がぼーっとする。私は何かに惹かれるように、足の付け根に右手
を伸ばした。レンの指を思い出しながら、そっと触れる。周りをやわやわと揉んで、
それから、ゆっくりと割れ目をなぞって…時折、指先が陰核に触れて、その度に私は
反応してしまう。

「…んっ……」

 気付くと、左手が乳首を捏ねくり回していた。レンは私の弱いところを同時に攻め
て来る。そんなのに抵抗なんて、できるわけがない。

「…んんっ…ふ…ぅん…」

 陰核をくりくりと弄り始めたころには、私のそこはお湯の中でも分かるくらい濡れ
ていた。指先に粘り気のある愛液が絡み付く。それを陰核に擦り付けながら、膣へ指
を潜り込ませる。最初は1本。そのうちに、それだけじゃ足りなくなって、もう1本。
内部にお湯が入って来て、それさえも刺激となっていく。

『声、聴かせてよ』

 ここにはいないレンの声が頭の中で再生される。同時にレンがそうするように、陰
核を潰すように摘んだ。

「あああっ!!」

 浴室に響いた声が大きくて、私ははっと我に返った。…一体、今、私は何をしてい
た…?理解する前に頭に血が昇っていく。こんな、風呂場で…ひとりで、なんて…。
 完全にイってしまう前だったが、冷静になった状態では続きなんてできるわけがな
い。まだ下腹部が切なく疼くけれど、私は慌てて風呂から上がった。

369:レンメイ(3/7)
08/11/27 02:07:24 Z0yexRoa
「……なに、してんのよ…」

 部屋に戻ると、悩みの元凶がベッドの上で丸まって、すやすやと寝息を立てていた。
寝ている姿はまるで無邪気な子どもそのもので、私はさっきの自分を思い浮かべて恥
ずかしくなる。イク直前で行為をやめたからなのか、それだけで下着が濡れたのが分
かった。

「………早く、部屋に帰らせないと」

 レンの身体を揺すりながら名前を呼ぶ。

「レン、起きなさい!寝るなら、自分の部屋で寝なさいよ」

 よほど疲れているのか、どれだけ揺さぶってもレンは目を覚まさない。すやすやと
眠っている姿は、可愛い弟そのものだ。他の家の『鏡音レン』はこんな感じなのだろ
うか。元気で、ちょっと意地っ張りで、『MEIKO』を姉のように慕って…。
 何故か、ちくりと胸が痛んだ。

「もう…っ!」

 普段ならそのまま寝かせておくこともあるけれど、今は無理だ。
 だって、身体が熱い。これは、入浴していたせいじゃない。まだ、興奮が収まって
いないのに。今だって、このままレンと…。

「…もう、バカ…っ」
「誰が?」

 聴こえるはずのない声が聴こえ、私は思わず固まった。さっきまで目の前で眠って
いたレンが、目を開いてこっちをじっと見ている。何も言えない私を見て、にっこり
と笑った。

「な、なんで……」
「寝たフリでもしてれば、メイコ姉がキスとかしてくるかなーって思って」
「…ね、寝たフリ!?」
「うん。結局してくれなかったけどさ」

 悪びれずに、しれっとレンは応える。

「で、誰がバカなの、メイコ姉?」

 レンは、笑顔のまま無邪気に問い掛けた。こうやって年相応のように見えるときは、
何かを企んでいるときだ。

「あ、あんたに決まってるでしょ!寝たフリなんかして…」
「だって、さっきメイコ姉、オレから目を逸らしたでしょ」
「そ、れは…」

 やっぱり、気のせいじゃなかった。その事実にほっとすると同時に、私を見ていた
ことなんて嘘のように椅子に座っていたレンに対して、妙なむかつきを覚える。

370:レンメイ(4/7)
08/11/27 02:07:55 Z0yexRoa
「目を逸らしたのは、悪かったわよ…でも…」
「どうせ、メイコ姉はあの場でオレに問いつめたりしないだろうと思って、部屋に来
たんだよ。いけなかった?」

 ここで、ダメと言わなきゃいけないのに、何故か言えない。むすっと黙った私を見
て、レンは機嫌をよくしたようにくすくすと笑う。立ち尽くしたままの私の腕を引き、
ぎゅっと抱きしめられる。

「もう、レン!明日も朝早いんでしょ!早く寝なさいっ!」
「明日は1週間振りに休み。…明後日からまた怒濤だけど。だから、充電させてよ」
「じゅ、うでん…?」
「そ。疲れてるし、眠いけど…それ以上に、メイコ姉が足りないよ。…メイコ姉もそ
うでしょ?」

 …え?

 はっとしてレンを見る。レンは笑顔のままで、何を考えているのか分からない。

「聴こえちゃったんだ」

 それだけで、全てを理解した。まさか、聴こえていたなんて…!一気に頬が熱くな
る。恥ずかしくて、顔から火が出そうだ。
 レンの腕から逃げ出そうと身体を捩らす前に、ベッドに押し倒された。そのまま、
パジャマ代わりのショートパンツと下着をずりおろされる。風呂場での中途半端な行
為のせいで、既にぐちょぐちょの割れ目にレンの指が触れた。

「れ、レン…!」
「すごい、ぐちょぐちょだよ、メイコ姉」
「やっ、ああ…っ!」

 昂っていた身体は、焦る気持ちとは裏腹に刺激を喜んでいた。レンの指が秘裂を往
復するたびに、ぬちゅぬちゅと水音がして耳を塞ぎたくなる。やめさせようと、伸し
かかるレンの肩を押すが腕に力が入らない。私は喘ぎまじりに拒絶するしかなかった。

「や…んっ…やめ、て……あぁんっ!」

 Tシャツの間から侵入した手が、固くなった乳首を乱暴に摘む。痛いはずの刺激す
ら気持ちよくて、愛液がどろっと零れるのが分かった。やめて欲しいのに、こんな風
に反応してしまう自分が嫌だ。
 悔しくて悔しくて、目尻に涙が浮かぶ。映ったレンの表情が、確かに笑っているは
ずなのに、何故か泣きそうに見えた。

「すごいねメイコ姉、ひとりでして、こんなに濡らしてたんだ」
「ち、ちが…っ!」
「マスターのこと考えて?それとも、別のこと?」

 ぽろっと零されたレンの言葉に、思考が停止する。…なんで、ここでマスターが出
てくるのよ。
 呆然とレンを見る。レンは、「図星?」と呟いて、つらそうに眉を寄せた。
 ……ひょっとして、レンはまだ私がマスターのことを好きだと思っている?

371:レンメイ(5/7)
08/11/27 02:08:24 Z0yexRoa
 確かに私は、マスターが好きだった。私はVOCALOIDで、マスターは人間で、叶う
はずのない恋だと分かっていたけれど、好きだった。でもその想いは既に消化して、
過去のことだ。それは、レンがいたからというのが、大きいだろう。
 そう思うとだんだん目の前のレンに対して、腹が立ってくる。レンは、私がマスタ
ーを好きなまま、レンと身体を重ねていたと思っていたのだろうか。確かに最初は流
されたかもしれない。でも、そんな簡単じゃない。だって、今の私は…。

 バチッ

 両手で、レンの両頬を叩いた。

「…メイコ姉…?」

 目を見開いて、レンは動きを止める。何故叩いたのか、理解していないようだ。腹
が立つ。むかむかと胸の奥から込み上げる苛立ちを、そのままレンにぶつけるように
叫んだ。

「マスターじゃないわよ!…あんたのこと考えてしてたに決まってるでしょ!?」

 …後で考えたら、ものすごい台詞を言っていたことになる。でも、私は言わずには
いられなかったのだ。
 鳩が豆鉄砲くらったような顔をして、レンはじっと私を見ていた。

「…うそ……」
「嘘なんかじゃないわよバカ!」

 もう一度、今度は軽く、レンの頬を叩く。ぺち、という音が私の部屋に響いた。レ
ンは、まだ固まったままだ。

「………レン…?」

 名前を呼んだ途端、痛いくらい強く抱きしめられた。レンのどこにこんな力がある
のだろうか。苦しいはずなのに、何故か心地いい。

「…………メイコ姉」
「何…?」
「オレ、メイコ姉のこと好き。すっげー、好き」

 企みとか、そんなものない、混じりけのない笑顔でレンは言う。純粋に、その気持
ちが嬉しくて、頬が赤くなるのが分かる。私は何も言えずに、ぎゅっとレンの背中に
自分の両腕を回した。

「……それから、ごめん」
「え?」

 言われたことの意味がよく分からない。こんな風に性急にことを進めたこと?それ
とも、マスターのことだと勘違いしていたこと?瞳でそう問い掛けると、レンは小さ
く首を振った。

372:レンメイ(6/7)
08/11/27 02:10:52 Z0yexRoa
「それもだけど…ごめん」
「え、きゃっ…ぁあああっ!」

 不意に右足を持ち上げられ、一気にレンのものが突き立てられる。十分に潤ってい
たそこはレンを難なく受け入れる。頭の中が真っ白になり、膣内がひくひくと痙攣す
る。私は入れられただけで、軽くイってしまった。
 それでもレンはやめようとしない。律動が始まり、無理矢理意識を戻される。

「や、レン…っ、ああっ、だ、だめっ、ま、まだぁ…!」

 イったばかりで敏感になっている身体に、この刺激は強すぎる。腰を打ち付けられ
る度に意識が飛びそうになるが、動きは止まらないので余韻に浸る事すら出来ない。
肉がぶつかり合う音と、ぐちゃぐちゃという水音がいつもより大きく響いて、さらに
興奮を高めていく。

「ひゃ、ぁあ、あっ、あぁン、ああっ」

 今日の行為はいつもより激しい。それは、一週間ぶりというせいなのか、それとも
私の言葉が原因なのか。分からないけれど、生理的に浮かぶ涙で滲んだ視界に映るレ
ンの姿は、いつもより余裕がないように見えた。
 片手がぎゅっと強く絡められる。ピンと張りつめた陰核をレンの指が擦りあげ、私
は自分でも驚くくらい高い声を上げた。

「ひぃあああっ!!」
「メイコ姉…メイコ姉…っ!」

 唇を求められ、私もそれに応える。レンの舌が私の口腔内をなぞり上げ、私もレン
の舌裏を舐める。

「ふ…ぅん…っ」

 貪るようなキス。お互いの唾液が混じり合って頬を伝い、シーツに染みを作ってい
く。その間もレンの動きは止まらない。片足をぐっと肩に押し付けられ、さらに奥を
責め立てられる。

「ああっ、はぁあっ、あぁッ!」

 脚がぶるぶると震える。だんだんと何も考えられなくなり、快感に全てを委ねそう
になる。繋いだ手を強く握り、私はレンの名前を何度も何度も呼んだ。

「あっ、ああっ、レン、レンっ、レン…っ!」
「メイコ姉…ッ!」

 一度抜けそうなほど引き抜かれ、一気に奥まで挿入される。身体がびくびくと震え、
膣内が収縮してレンのものを締め付ける。最奥に吐き出されるものを感じながら、私
は意識を手放した。

373:レンメイ(7/7)
08/11/27 02:11:40 Z0yexRoa
 実際、気を失っていたのは数秒だったのだろう。隣にレンが倒れ込んだ衝撃で私は
目を覚ました。

「メイコ、姉…」

 荒い息でレンが私の名前を呼ぶ。未だ繋がれた手に、きゅっと力がこもった。朦朧
としながら視線を動かすと、レンは普段のような作りものでない、心から笑っていた。

「好きだ……」

 それだけ言って、目を閉じた。じきに規則正しい寝息が聴こえて来る。ここ1週間
朝から晩まで歌いっぱなしで、そんな身体であんなに激しい行為をしたのだから、眠
ってしまっても仕方ない。
 後処理をしたくても、レンの手は私の手を握ったまま離れない。無理矢理剥がすこ
ともできるけど…そうはしたくなくてそのまま、レンの身体に身を寄せる。
 レンが起きたら、自分の気持ちを言おう。
 そう心に決めて、閉じられたレンの瞼にキスをした。


END

読んで頂き、ありがとうございました
まだ同設定のレンメイ書きたいと思いつつ、
この話でのがくリンものも書きたいと思ってます

374:名無しさん@ピンキー
08/11/27 02:40:24 OG3P/JJW
>>373
うひあっはーー―!!!!
GJ!エロい!可愛いしエロい!エロいい!!GJ!!

375:名無しさん@ピンキー
08/11/27 03:15:51 ZQ00Qfyf
>>373
GJ!
イケレンかっこいいな
がくリンにも期待!

376:名無しさん@ピンキー
08/11/27 05:27:19 xMsFObOg
勢いで書いたのを投下

注意
・レンミク
・リンは名前だけでる
・ぬるぬるの暴力表現有
・同じくぬるぬるの吐瀉表現有
・エロくない

ダイジョブな人だけ見てね(´・ω・`)

377:レンミク:いちばん(その1)
08/11/27 05:50:34 xMsFObOg
レンの特別はリンだ。
いつまで続くかわからないレンの生涯で、何よりも誰よりも優先すべき重要な存在。
レンの一番特別はリンだ。
それでも、





(リン、今何してるだろ…)

目の前でふわりと揺れる長い髪。
朝からのいらいらとした気分で、その緑に呼び掛ける。

「ミク姉」
「え…?、あ、っ…!」

振り向いた彼女の細い首を掴み、掌に喉の震えと柔らかさを感じながら、壁に押し付けた。

「…いっ、レンちゃ…、ぁぁああぁ!」

怯えたような顔をする彼女を苛立ちのまま床に叩き落して、投げ出された白い腕を強く踏む。
そうして上がった高い声に、少しだけ気が晴れた。



今家には、レンと目の前の彼女しかいない。
メイコとがくぽはそれぞれの全国ツアー。
actの二人は泊まりの仕事。
リンとカイトはPVの撮影で海へ行っている。
だから、二人きり。
そしてそれが、レンの強い苛立ちの原因だった。

(こんな時期に海なんて…風邪でも引いたらどうするんだよ)

大体、仕事の為とは言え、リンと引き離されている状態というものは、レンにとって不快以外の何ものでもなかった。
リンの様子や体調が気に掛かるし、リンは本当に可愛いから、危険な目に遭っていないかどうかだって心配になる。
今回は兄が側にいるから大丈夫だとは思うのだか、そもそも自分達は互いに離れてはいけない存在なのだ。
片割れと引き離され、その上、よりにもよって、この彼女と二人きり。

(何の嫌がらせだ)

「あぁあ…!い、た…いた、痛いよ…」
「うるさい」

自分で至った考えが先程の晴れ間を覆っていくのがわかって、腕を踏み付けたままの足に更に体重を掛けた。
力無く頭を振る彼女に冷たい言葉を浴びせると、こちらを向いた瞳が悲しみに濡れる。

「…っ」

乱暴な想いが背を這い上がって、彼女の腹を蹴った。

378:レンミク:いちばん(その2)
08/11/27 05:51:23 xMsFObOg
随分と前から、レンは何と無くこの緑の姉が嫌だった。
癪に障るのだ。
彼女の言葉が、仕草が、レンを逆撫でる。

(むかつく)

「…、ぐっ!」

あれは何時のことだったろうか。
リンと、メイコとカイトと、テレビを見ていたのだ。
テレビを見ながらリンは取り止めの無いことを喋って、それにレンは返事をしていた。
他ならぬリンが話すことなのだから、取り止めの無いことでもレンにとっては大切なことだ。
そうしている時に稼ぎ頭であるこの彼女が仕事から帰ってきて、一緒にテレビを見出した。
そこでレンは、初めて、リンと会話をしているのにリンに集中していない己がいることに気付いたのだった。

(むかつく)

「げほっ、あ…っ」

それからは彼女の一挙一動が気になって、気に障って仕方がなかった。
同時に、自身がリンのことを考えなくなっていくのがわかって、レンは酷い焦燥感に駆られた。
レンは、リンのことを考えなくなっていく。
リンが側にいるときは疎か、リンと離れているというレンにとって異状とも言える時でさえ、レンはリンのことを考えなくなっていく。
今迄そんなことは起こらなかった。
今迄誰も、入ってきたことなど無かった。

(むかつく)

「いた、」

現に今だって、リンのことを考えていたはずなのに。

(むかつくむかつくむかつくむかつく)

「う…、あ」

何もかもむかつく。
何もかも許せない。
五線を撫でる指先も、
照れて目を伏せる様子も、
姿勢悪くぺたりと床に座る姿も、
ネギを与えた時の蕩けそうな顔も、
何より汎愛なその心も、

「レ…ちゃ…、」

レンちゃんと己を呼ぶ、幼いような歌声も。

(むかつく…!)

堪らなく腹が立って、ゾクゾクするのだ。

379:レンミク:いちばん(その3)
08/11/27 05:52:23 xMsFObOg

「う、ぇ…!」

激情に飲まれて一層強く蹴りを入れると、緑は激しく咳き込みながら液状の内容物を吐いた。
その独特の匂いが辺りを包む。

(夕飯の前でよかったな)

むせる彼女を眺めながら、流石に固形のはあまり見たくないな等と些かずれたことを考える。
俯く顔が気に食わなくて、髪を引っ張って上げさせた。
ボロボロ泣いて、苦しいのだろう、細く荒く息を吐く。
その動作に心が奪われるのを感じながら、彼女の前に屈み込んだ。

「…レ、ンちゃん…?」

暫く見詰めていると、訝って名前を呼んで来る。
心配そうに揺れる声にどうにもしがたい衝動が込み上げて、汚れたままの唇に噛み付いた。

「んんっ…」

生臭く吐きそうな味がする。
それに、こんなにも興奮するなんて。



初めて彼女に暴力を振るい、口付けた日を思い出す。
あの時もこの声は、心配そうに揺れていた。
あれは、何時のことだったろう。





レンの特別はリンだ。
いつまで続くかわからないレンの生涯で、何よりも誰よりも優先すべき重要な存在。
レンの一番特別はリンだ。
それでも、ミクが一番になる時が間違いなくある。





戸惑っていた彼女の掌が、あの時と同じようにレンの髪を梳き、背を撫でる。
その事実に余計に興奮して、溢れて来た唾液を、啜った。



380:名無しさん@ピンキー
08/11/27 14:40:42 7HswAX0w
レンフィーバーだなぁ。
>>367
レンメイなのにイケレンか…GJ!ご馳走様。
しかし自分はがくぽのために麻婆茄子作ってるリンに激しく萌えた!がくリン期待してます。

>>377
うあああ切ないなぁ…GJ!
リンは大丈夫だと思うからミクに優しくしておやりよ、と言いたくなる…
そしてミクの優しさに泣ける…
続きあるなら読みたいです。

381:名無しさん@ピンキー
08/11/27 16:40:45 njDZcpjR
>>376
こういうレンミク好きだなあ。なんか文章がエロイ。GJ!

382:名無しさん@ピンキー
08/11/28 08:50:01 I4iL+nl3
エロって書くの難しくないか?

383:名無しさん@ピンキー
08/11/28 08:58:47 FjLqfR6n
>>382
エロだから難しいとか簡単だとかは無いと思うが。
得手不得手はあるだろうけど。

384:名無しさん@ピンキー
08/11/28 19:37:04 bR+rx6XX
>>382
セクース経験あるかないかで結構差が出るんじゃないか?


385:名無しさん@ピンキー
08/11/28 20:10:45 I09ZXmUj
慣れですよ慣れ

386:名無しさん@ピンキー
08/11/28 20:23:30 lkWct67+
人を殺さなくても殺人シーンは書けるんだぜ?

387:名無しさん@ピンキー
08/11/28 20:56:53 lg/XpYju
リン→顔射
ミク→外出し(腹の上にぶちまけ)
メイコ→パイ射or挿入時に暴発
カイコ→中出し

が似合うと思う
あくまでも個人的好み

388:名無しさん@ピンキー
08/11/28 23:26:41 PwZmgdDy
ミク→監禁、調教
メイコ→搾乳、パイズリ
リン→フェラスマタ

389:名無しさん@ピンキー
08/11/28 23:45:46 1sLyRK7i
kaikoの黒い服にケフィアをぶっかけたい。

390:名無しさん@ピンキー
08/11/28 23:59:41 ZSxpBPBp
メイコ「んっ、どう…?カイト…あたしのお酒美味しい…?」
カイト「美味しいよ…じゃあ、次はめーちゃんに俺のジャイ●ントコーン舐めて貰おうかな」
メイコ「ふふ、もう溶け出してる。ちゃんとしまっとかないからよ」
カイト「早くめーちゃんにくわえて欲しくてさ」
メイコ「全くもう、ホントだらしないんだから…バカイト」



リン「ほらあ、レンのバナナ、ちゃんと皮剥かないと食べれないよ?」
レン「リンのちっちゃなミカンだってまだ皮被ってるじゃねーか」
リン「んー、じゃあ剥き合いっこしようよ」
レン「いいけど、もう汁溢れてきてるぞ、リン」
リン「あっやだぁっ、そんなに強く摘んだらもっと染みちゃうっ」



がくぽ「ミク殿、拙者の茄子はもう収穫時のようでござる」
ミク「はい…私のネギも……ってあれ?ネギ、ネギ……えーと、えーと」
がくぽ「…無理して言わずともいいのだぞ?」
ミク「うっ、うわーん!!■■■からネギを挿しちゃうぞ!」
がくぽ「ちょ、ちょっと待アッー!」




ネギが思い付かなかった

391:名無しさん@ピンキー
08/11/29 00:28:39 gvMj5R1Y
ナイスとしか言いようがないww
ミクかわいいけどがくぽ哀れw


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch