【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ9【ボーカロイド】at EROPARO
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ9【ボーカロイド】 - 暇つぶし2ch50:前スレのカイミク777
08/11/01 16:24:00 xNWQixCF
カイミク投下です。

我ながら書いてみて吃驚の甘甘ぶりだったので
苦手な方は逃げてください。

51:カイミク・9
08/11/01 16:24:31 xNWQixCF
興奮を抑えきれないまま指を抜いて、呆然と自身の手を眺めた。
ミクが、僕の、指で。
――不思議な気持ちでそれを眺めていたら
「う、う、ひぃっく、うぁ、ん、おに、ちゃ、酷い、よ…ひど、い
ミク、もうヤだって、言ったのに…おに、ちゃ、ミク、こんなの嫌、だったのにぃ…」
息も絶え絶えにそうミクが抗議する。
涙をぼろぼろと流して、両手で両目をぐしぐしと拭っている。
ああそんな風に拭ったら明日の朝きっと目がはれてしまうのに。
スカートはもう原型を留めてないほど乱れていて、膝はピッタリともう
閉じられているけれど、その奥はまだテラテラと光ってカイト自身を誘っている。
ミクのその様子が一瞬納まりかけた熱をジクリとまた煽る。
だけどミクはもうぐしゃぐしゃに泣いていて――
それは正にカッとなって我を失った自分の所為であり――
何をどういえば良いのか解らずに、カイトはただ謝った。

「ごめん――」
「出てって…」
「でも、ミク」
「で、出て行って、よ!」

ミクそのその悲鳴のような拒絶の言葉に、胸が痛む。
だけどここで引いたらもう前のような関係には戻れない事は明白だったし
自身の気持ちが解ってしまった以上、前のような関係に戻る気もカイトには無かった。

「嫌だ。僕は出て行かない」

そのはっきりとした言葉に、ミクの泣き声がやんだ。
鼻を啜ったままのミクがカイトを驚いた目で見ている。
カイトは瞳を真っ直ぐに受け止めて、はっきりと一言一言、丁寧に言った。

「僕は出て行かないし、このことも後悔してない。少し無理やりだった事は謝るけど…
ミクが男としての僕を好きなら、僕の答えはたった一つしかないよ。
僕もミクが好きだ――そして、男としてミクを抱きたい。」

52:カイミク・10
08/11/01 16:25:10 xNWQixCF
カイトの言葉に、ミクは信じられないように目を見開いた。
そして直ぐに顔を痛そうに歪めて言った。
「嘘だよ……そんなの…嘘だよ…」
そういってまたボロボロと涙を流す。
「お兄ちゃん優しいから、ミクのあんな様子見たから、そう言ってるんだ…
 だってお兄ちゃん今までミクの事一度でもそんな風に見たことあった?無いでしょ?
 ミク子供じゃないもん、解るもん…そんな事くらいわかるもん…
 酷いよお兄ちゃん… そんな嘘つくなんて、酷いよ…酷い…」
ミクはもうカイトを見ていなかった。
辛くて辛くて堪らないといった様に、目をきつく閉じてカイトを拒否していた。
「…ミク……」
カイトの声にミクはただ頭をふるふると振る。
「ミク」
呼びかけるカイトの声は悲しそうだった。
酷く悲しそうだった。今までに聴いた事がないくらい、悲しそうだった。
それはミクにも伝わっていたけれど、心がついていかなかった。
自慰を見られただけでも死にそうに恥かしかったのに、半無理やりにキスされて
その後も(一応ミクなりに)頑張って必死に抗議したのに聞き入れてもらえず
そのまま指でイかされたなんて心をレイプされたのと一緒だった。
あんなにお兄ちゃんの指でいけたら幸せなのかな?と考えていた夢みたいな気持ちは
もう何処にもなくて、ただただ、悲しい気持ちで胸がいっぱいだった。

「どうしたら許して貰える…?どうしたら、僕の気持ちをわかって貰える?」
だけど、カイトの泣きそうな声にミクの胸もひどく痛かった。
兄妹の関係は壊れてしまった。明日からどんな顔をすればいいのだろう。
何も無かったように笑う事なんてきっと出来やしない。
ミクは俯いたまま小さく唇を噛み、それを見つめたままカイトの情けない声が続ける。
「……僕はね…本当にミクの事は可愛いと思っていたんだ…。だけど妹のようなもので
家族のようなもので、そういう可愛いなんだと自分でもそう思って居た…。
ううん。今思えばそう思い込もうとしていたのかも知れないね…ミクは可愛いから
マスターにも、お隣のがくぽさんにも人気で…きっとそのうち彼氏が普通に
出来るんだろうと思ってたんだ…だけど…」

53:カイミク・11
08/11/01 16:25:59 xNWQixCF
「……だけど…?」
思わず促したミクの言葉にカイトは小さく笑った。
「僕はいつも気付くのが遅いね…。ミクが僕を呼んでくれていたのを見てやっと気付いたんだ。
 嬉しくて嬉しくて、溜まらなかったよ。その名がミクの大好きなマスターや
 他の誰でもない、僕だった事――」
ミクはただ俯いて静かにカイトの言葉を聴いていた。
「今なら、大声で言えるよ、ミクが好きだよ、ミクを抱きたい。ミクを――他の誰にも渡したくない。」
あんなにさっきも泣いたのに、どうしてこんなに涙が零れるんだろう。
ミクは呆然と自分の目から落ちるそれを眺めている。
「…まだ信じてもらえない…?どうすれば…信じてもらえる…?ミク…好きだよ。ミク」

ゆっくりと伸ばしたカイトの手を、ミクは拒絶しなかった。
優しくミクの頬に触れ、そのまま涙を拭い、そっと顔を上げさせる。
「…酷い顔…」
カイトが笑うとミクはボロボロ泣いたままお兄ちゃんの所為だもんと口を尖らせた。
「そうだね。全部僕の所為だ。僕が悪い――今日の事は全部、僕の所為にして良いよ…」
優しくミクの涙を唇で拭う。
「んっ…」
「ごめんね。いっぱい傷つけて、ごめんね、ミク」
それから可愛らしい瞼に、おでこに――そっと、唇に。
小鳥が啄ばむような可愛いキスを。
何度も何度も繰り返して。
静かに瞳を開ければ、すごく近くで、潤んだミクの瞳とぶつかった。

「ミク」
「良い…よ、信じる…。お兄ちゃんの言葉信じる…」
「…ミク!」
一気にぱあああと明るくなったカイトの表情にやっとミクにも小さな笑顔が浮かんだ。
「えへへ、お兄ちゃん、大好き」
「僕もだよ、ミク!」
許された喜びにカイトはまたミクの唇にチュ!と勢い良く口付ける。
それを受けてミクは擽ったそうに笑った。

54:カイミク・12
08/11/01 16:27:19 xNWQixCF
でもミクは直ぐに心配そうな顔になって、顔を真っ赤なままおずおずとカイトに告げた。
「で、でも……お兄ちゃん、ミ、ミクの体、で、興奮、する、の?」
可憐な声で、胸とかも小さいのにと少し悲しそうに続ける。
カイトは、そんな事を言うミクが可愛くて可愛くて仕方なかった。
「馬鹿だなあ。ミク。」
「むう、馬鹿じゃないもん」
「ミクじゃなきゃ、駄目なんだよ――」
言いながらカイトはミクの唇をそっと覆って、今度は味わうようにゆっくりと舌をもぐりこませる。
「ん、ふぅ…んn」
今度はミク自身も頑張って、カイトの動きに舌を絡めてくる。
先ほどとは違って応えて来るミクの反応がただただカイトには嬉しかった。
幸せに満ちたまま優しく唇を開放すると、ミクがとろんとした瞳で見つめている。
カイトはとても切なそうに、けれどどこかとても幸せそうに笑顔を浮かべた。
「ミクの身体じゃなきゃ、ミクの声じゃなきゃ、僕はもう興奮なんてしないんだ。
 例えば…そうだな、めーちゃんのあの豊満な胸が目の前にあっても
 僕はミクの小さな胸を選ぶよ。きっとね。」
「絶対?」
「うん、絶対」
「ほんとにほんとに絶対?」
「うん、絶対
「ほんとのほんとのほんとに、おっきい胸よりもちいさいのが良い?」
「……うん。絶対……」
厳しい追及にうっかり本音がにじみ出ると、ミクが今お兄ちゃん躊躇したあああ!!と泣きそうな声を上げた。
「ちが!!躊躇なんてしてない!!小さい胸のがいいよ!!ミクの胸の方が全然可愛いよ!!」
「ううう~~~やっぱりお兄ちゃんも巨乳好きなんだあああ」

「違うよ!僕はミクの胸が一番好きだよ!!」

…はた、と恥ずかしい事を言っている事に気付いてカイトがとても今更に赤面した。
言われたミクも自身の追求の所為だったのだけれど、余りにストレートな言葉に赤面した。
「…ええ、と。だから…その、そう言う事だよ!解った!?ミク!」
何がそう言う事なのか良く解らない。言ったカイト自身も良く解っていない。
ミクも真っ赤なまま返事をした。
「う、うん。解った…」

「…え…と」
「…………」
今まで散々恥ずかしい事を言ってはいるのだが、なんだが正気に意識が戻ってしまった。
「ぼ、ぼく、やっぱり今日はもう出て、くね…!そうだそれがいい、それがいい」
明後日の方を向いて真っ赤なままカイトは捲くし立てる様に告げた。
正直下半身はとっくに限界だったし、どうにか欲望を吐き出してしまいたかったのが
本音だったけど、またミクを傷つけてしまうようで怖かった。
自分の欲望を止められる自信がカイトには1㎜も残ってはいなかった。
「じゃ、じゃあみく、またあした!」
そう言いながらわたわたと情けないほどに慌ててベッドから降りようとするカイトの袖を
ミクの手がそっと掴んだ。

55:カイミク・13
08/11/01 16:27:52 xNWQixCF
「い、行っちゃ、やだよ…。さっきは出て行かないって言った…のに。」
「で、でも、ミク」
ミクの顔は俯いていてカイトからは見えない。
袖を掴んでいるミクの手が小さく震えているのだけが認識できた。

「……続き、良い、…よ」

どれほどの勇気で言っているのだろう。
そう思うと、胸が痛くなるほど切なくなった。
声が震えるのが解る。

「本当に良いの…?ミク…」
「お兄ちゃんなら、良い、よ……」
「さっきみたいに優しく出来ないかも知れないよ…?」
ミクの震える手をそっと剥がして、両手で掴む。
それからカイト自身もまたベッドへと腰を降ろして、まっすぐにミクと向かい合った。
ミクは真っ直ぐにカイトに告げた。

「このままお兄ちゃんが行っちゃう方がイヤなの……
 お兄ちゃんが本当にミクを好きなら――今すぐここで抱いて」

ココロが、震えた。
泣き虫で、いつだって僕の後をくっついて歩いていた可愛い女の子。
いつのまにこんな強さを秘めていたのだろう。
ふわふわでにこにこで可愛らしいイメージはもう彼女にはなかった。
真っ直ぐな瞳に射抜かれたように、カイトは言葉を失った。
「……お兄ちゃん?」
でもすぐに不安そうなミクの声で、我に返った。
それから思わず自嘲気味に笑った。
「――いつの間にか、ミクはこんなにも成長していたんだね…」
「?」
「なんでも、ないよ。……ほんとに、良いんだね」
ミクの瞳をじっと見つめた。
あまりにも澄んでいて、そこには迷いがなくて。
美しかった。

「うん。お兄ちゃんが、大好き」
「僕も――好きだよ、ミク」

今日何度目の言葉だろう、カイトはミクに優しく口付けながらぼんやりと思う。
でも不思議と、何度言っても足りない位だった。
溢れる想いに、言葉がついていかない。
言葉だけじゃ、全てに足りない。

――ああ。
だから人は――。
身体を、繋げるのか。

カイトは無性に泣きそうになって、ミクの小さな胸に顔を埋めた。


続く。


56:名無しさん@ピンキー
08/11/01 16:32:12 xNWQixCF
終わりませんでした/(^o^)\
次の投下でエロエロでイチャイチャで終わりにしたいです
抜けるエロってどう書けば良いんだろうと考えながら消えます。

57:名無しさん@ピンキー
08/11/01 19:44:56 Y0l59B0D
リン「暴君王女が恋するは、顔のよく似た召使♪
   笑顔が素敵という噂、今宵お目にかかりましょうか♪」
レン「エエエエエエ」
リン「『ハハッ、変な顔」」
レン「ゴラア!」

58:名無しさん@ピンキー
08/11/01 22:35:24 u1vNCeQm
>>56
GJ、ううっ貴重な癒し?カイトありがとぅ~
続きまってるよう。

59:名無しさん@ピンキー
08/11/02 03:34:14 0Atqbxpe
続きまってるよぅ

60:名無しさん@ピンキー
08/11/02 05:00:02 VbN2H6wd
>>26
母乳MEIKOの続編きてたー!!
マジ抜いた…あんた最高だよ

61:名無しさん@ピンキー
08/11/02 09:25:29 d+doftXH
「ふんふーん♪」
「どしたのミク姉おめかしして。どっか行くの?」
「あ、リンちゃん。ちょっとがくぽさんの家にお返事しに行くの」
「返事?何の?」
「ラブレターの」
「ラブレター!?もらってたの!?」
「うん、全裸で書いたラブレターの」
「おめで……はァ!!?」
「じゃ、行ってくるね!」
「待て待て待て待てミク姉!受け取るとき何とも思わなかったわけ!?」
「最初はどうかと思ったけどね、読んでいくうちにときめいちゃって」
「まず受け取るなよ」
「すごい熱意と愛を感じたの…」
「聞けよ」
「この愛に答えたいって心の底から思って、私もお返しにラブレター書いたのよ」
「……全裸で?」
「ううん」
「ああ…よかった、まともで」
「全裸に書いたの」
「ダメだこいつ早くなんとかしないと」
「ほら、ちゃんと書けてるでしょ」ちらっ
「ああ…うん…ちゃんと書けてるね…それ見せるの…?」
「やだリンちゃんたら、そんなこと言わせないでよう」
「なら書くなよ」
「ちなみにどこらへんまで書いてあるのかと言うと」
「聞いてねえよ」
「よし、これで私の愛も伝わるはず!行ってくるね、リンちゃん!」
「頑張ってね(棒」


「ねえレン、全裸で書いたラブレターってどう思」
「茄子があああああ茄子が迫ってくるよおおおおおお」
「もうやだこの家」

62:名無しさん@ピンキー
08/11/02 10:06:24 npKFcmPf
>>61
全裸「に」wwww
あれいい歌だよね

63:名無しさん@ピンキー
08/11/02 10:07:59 JA7msqq2
>>61
ワロタww
みんな可愛いしがくぽとミクアホだwww


64:名無しさん@ピンキー
08/11/02 10:58:45 d7V959TG
>>57
wwww

65:名無しさん@ピンキー
08/11/02 12:22:47 N3E6pTRV
>>61
ネタ早いなww

66:名無しさん@ピンキー
08/11/02 12:41:54 hJDxZ4nT
>>61
このがくミクの行く末が気になるwww

67:名無しさん@ピンキー
08/11/02 13:14:56 gkvNZ4pS
>>61
レンとがくぽの間に何がwww

68:名無しさん@ピンキー
08/11/02 17:59:30 Ji/yjTZr
>>61
VOCALOID2エンジン組に何があったんだ…w

69:名無しさん@ピンキー
08/11/02 19:52:04 sumZrjev
>>61
ちょがくぽ、レンに何したw

自分の体に書くのって難しいよな
誰かに手伝ってもらわなかったのかな

70:名無しさん@ピンキー
08/11/02 20:06:47 JYtpGy5H
耳なし芳一なミクですかwww
>>69
はちゅねさんに書いてもらったに一票
というかこのスレにははちゅね成分が足りない

71:名無しさん@ピンキー
08/11/02 20:47:21 rOERRjxJ
…そうか…上から順に脱いで、みてもらって
最後の一言はパンツのなかってー仕様かwwwww

72:名無しさん@ピンキー
08/11/02 21:26:59 d+doftXH
「…“初めて会った時から”…」
「やっ…声に出して読まないで下さい、恥ずかしいっ」
「よいではないか。…さて、次で最後の行だな」
「あ…こんな明るいとこじゃ」
「何を言う、暗くては読めぬではないか」
「そ…そうですけど」
「…仕方ない、それならば拙者もミク殿と対等になろう」
「えっ、それって」
「二人ならば恥ずかしくあるまい?」
「がくぽさん…」
「さあ、語り合おうではないか。全裸で」
「はい!全裸で」



「……なーんてやってんだろうな、今頃」
「なあリン、なんか頭が痛いんだけど、なんかした?」
「寝てる間にでもぶつけたんじゃないの?」
「そうかなぁ」
「……ねえ、レン」
「うん?」
「手紙プレイってどう?」
「は?」



「カイトー、油性ペン貸してくんない?」
「え、めーちゃんのもないの?俺のも見当たらなくて」
「おかしいわねぇ。名前が書けないじゃない」
「健全だね、めーちゃん」
「?何の話?」

73:名無しさん@ピンキー
08/11/02 22:55:38 IF5Ugyl8
>>72
> 名前が書けない
自分の持ち物には自分の名前を書きましょう、ですね。
KAITOのケツに「MEIKO」って書いてあるのか・・・

74:名無しさん@ピンキー
08/11/02 23:08:17 /vsxIau4
>>73
ミク達CVシリーズは腕にナンバリングが入っていて
CRVシリーズはどこに入ってるんだみたいな話題があったのを思い出した

75:名無しさん@ピンキー
08/11/02 23:41:54 VbN2H6wd
>>74
けっこうみんなCRVシリーズはナンバリング好きな場所に描写するね
俺はMEIKOは胸か内腿の付け根あたりがいいな
KAITO?乳首でいいんじゃね

76:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:02:12 T7Wpkg8l
CRVって何の略だ?

77:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:13:16 +T4hMJ+O
製品番号でしたっけ?
CRV1 MEIKO
CRV2 KAITO

CRypton Vocaloid か、
Crypton Releaseed Vocaloid あたりの略じゃないでしょうかね?

78:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:23:59 u+3oxgRk
エロいとこにナンバリングとか萌えるな

79:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:29:51 PcNLXyVi
なんとなく首の後ろなイマゲ。
なんかの映画かドラマで首の後ろにバーコードっつーのがあったような気がする。
まぁ、別にナンバリングなくても構わんけど。

80:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:31:33 Exvcb5MW
>>77
そっか、ありがとう
CRVって聞くとどうしてもパチンコが思い浮かぶ

81:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:32:18 6BOF5GgT
hello!アタシはPRIMA。今日から新しい家にインストールされたの。

「初めましてー!」
「いらっしゃい。よろしくね」
そう言って迎えてくれた国産ボカロたち。私もすぐに馴染めそうでホッとしたわ。
自分のフォルダに戻って出番を待つ。今の曲が調教し終わったら次はアタシの曲の番らしいの。どんな曲を貰えるかワクワクしちゃう!
「…そういえば他のボカロたちはどんな曲を歌ってるのかしら」
ちょっと気になったから、PC内を検索することに。マスターの傾向が分かれば私も自主練しやすいしね…と、検索が終わったみたい。

ミク【スーパーオッパイタイム】
リン【たゆん!たゆん!】
MEIKO【タユタユフィーバー】
レン【のぼり棒】
がくぽ【裸で書いたラブレター】
KAITO【愛さえあればそれでいい】

…もうやだこの国。

82:名無しさん@ピンキー
08/11/03 02:01:30 ossWeGA3
タユタユがもうここにまでwwww

83:名無しさん@ピンキー
08/11/03 04:29:17 HR2PmSmi
>>79
ダークエンジェルだね<首の後ろにバーコード

自分はなんでか心臓の上とか思っていた。

84:名無しさん@ピンキー
08/11/03 10:47:53 aPM7hajr
>>81
LEONがいたら「乳をもげ!」が持ち歌なんだろうなぁ。

85:名無しさん@ピンキー
08/11/03 20:31:30 pAnSzGQK
そういえば5日はMEIKOの誕生日なんだな
MEIKOがいなきゃミクも生まれなかったかもしれないわけで…
いつも有難うございますMEIKOさん(下半身的な意味でも)

86:名無しさん@ピンキー
08/11/03 22:56:04 e/WDp+s7
はじめは、マイクみたいな抽象的なパッケージだったらしいから
ちゃんとキャラにしたパッケージ作った人にも感謝!

87:名無しさん@ピンキー
08/11/04 08:38:37 6egwNWoL
MEIKOもKAITOも、パッケージの一枚絵からイメージ膨らませていったんだしね。

88:名無しさん@ピンキー
08/11/04 11:11:49 JJECPIKn
性格とかは声質、趣向は歌からだよな。
あらゆる視点からキャラクターが出来たんだな。

89:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:08:13 1XSU9MP4
ねんどろいど見てKAITOってツリ目だったんだと初めて知った
あとよく見るとパッケージ絵の目は中心が黒くて怖いw


90:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:33:04 ttFC3sZT
腐女子のおかげでいまやパッケ絵完全無視だもんなw

91:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:45:10 D/o7gOc3
SDからシリアスまでいろいろあってよい。
MEIKOのお色気絵がもっと増えるとうれしいけど。

92:名無しさん@ピンキー
08/11/04 18:16:55 IpqWJan+
メイコとかミクは結構あるんだよ
問題はリンのエロリ画像が以外と少ないことだよ

93:名無しさん@ピンキー
08/11/04 19:28:02 MyuvhqlS
MEIKOねんどろ出るかなあ
テレビでもグッズでもハブだったから心配だ
もし出たらさんざんかわいがるのに

94:名無しさん@ピンキー
08/11/04 19:56:08 /cVgJAF9
やっぱり5人揃えたいよね。
がくぽも来いやw

95:名無しさん@ピンキー
08/11/04 20:43:07 D/o7gOc3
KAITOが出るんだからMEIKOも出るんじゃないかな。
やはり小道具はマイクスタンドとカップ酒がつくんだろうか?

96:名無しさん@ピンキー
08/11/04 21:46:00 32yaoNiB
MEIKOは衣装の正面図の公式設定がないからな…
今からでも決めてくれればいいのに。

97:名無しさん@ピンキー
08/11/04 22:05:59 LdOvsPnV
そろそろ雑談しすぎ

98:名無しさん@ピンキー
08/11/05 00:51:19 076zTRNy
MEIKO誕生日おめでとう

99:名無しさん@ピンキー
08/11/05 08:51:16 5A941o+a
MEIKO誕生日おめでとう!

100:名無しさん@ピンキー
08/11/05 08:56:20 IEZE4eXA
めーちゃんおめでとう!!

101:名無しさん@ピンキー
08/11/05 09:40:06 KsMYolET
めーちゃん誕生日おめでとー

102:名無しさん@ピンキー
08/11/05 10:27:46 +4DdLLGg
最近投下続きだったから今暇だな

103:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:30:17 A/odateJ
メイコ誕生日おめでとうということでカイメイ投下させて
頂きます。長いし、女マスターが出張ってくるし、少女漫画的
という三重苦ですがよろしければどうぞ。


パソコンに向かっているマスターに声をかける。
丁度2時の時報が鳴り響いていて、マスターは何だと眼鏡を外した。
「めーちゃんの誕生日の事なんですが」
「ああ、聖誕祭も活発になってきているね、私もめーこのために
 曲を用意しているよ」
「そうなんですか?あの、それで、俺なんですけど……」
ちょっと言葉が上手く出てこない。
マスターに金をせびっているようなわけでもあるし、
俺もめーちゃんにプレゼントを用意したいんだけれど自分で管理しているお金なんて無いし。
「こうパーティ的なものを開いたりした方がいいのかなとか、
 思っているんですけど、それも準備とかありますし」
「カイトのプレゼントはこれ」
そう言ってマスターは一枚の紙を差し出してきた。
見ると有名ホテルの名前とレストランの様な名前、マスターの名前が書いてあった。
「何ですか、これ?」
「察し悪いなぁ、スイートの部屋を取ったんだよ。
 誕生日はめーこと楽しんで来なさい」
「え!?良いんですか!?」
俺がびっくりしたような声を上げるとマスターははぁと溜息を付いた。
少しじっと俺を見つめてくる。
その後にパソコンの横に重ねてある紙の束から付箋の付いたものを取り出し、
これを絶対読んでおいてと言って渡して来た。
まずその一番上の紙に彼女を満足させるスローセックスと書いてあって噴出す。
「なっ、何ですかこれ!!」
「私はめーこに誕生日プレゼントを楽しんでもらいたいだけだけど。
 色々ネットで調べたの、それで参考になりそうなのプリントアウトした」
「あの!めーちゃん、こう、あんまりこういうの好きじゃないと思うんです」
だって絶対エッチは夜で部屋を暗くしてだし、
アブノーマルなプレイとか好まないし、結構淡白なのを好むんだ。
顔がきっと真っ赤になっていることを気にしながら、
マスターの計らいに申し訳ないが答えられないことを訴える。
にしても、マスターだって彼氏が出来た事無いくせにこんな事を
言ってきてもあんまり説得力が無いと思うのは失礼だろうか。
「カイトさぁ、エッチにどれくらい時間かけるの」
「えぇ!?そんな事……」
「言いなさい」
「はい、えと、20分くらいです」
マスターが無言になる。
いや、だってそうなんだよ、めーちゃんは嫌とか否定形の言葉ばっか言って、
すぐ入れてよ馬鹿って言ってきたりして、それで入れたら入れたでもう出していいよ
とか言ってきてまぁ言う通りにさせてもらっている。
「カイトさん、ラブホのご休憩は何故2時間単位なのでしょう」


104:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:30:46 A/odateJ
「お風呂とかお話とかするとそれくらいが妥当かなと、あ!2回したりとか!」
「このバカイト!!」
マスターは少し弱く俺を叩いた。
頭を抱えている。何でだろうと首を傾げる。
「もうめーこ可哀想……」
「何でですかー!」
マスターは大きく息を吸って、カイト死なないでねと言って言葉を続けた。
「いい?めーことこの前飲んだ時に私いったこと無いし不感症なのかもしれない
 って言ってたの!それで調べたの色々、そしたら体質とかあるのかもしれないけど、
 私が聞いたカイトとめーこのエッチって酷いよ。
 めーこは恥ずかしがり屋で否定とかばっかするかもしれないけどね、
 ちゃんと前戯してあげないとよっぽどの子じゃないといくわけないでしょ!
 女の子は恥ずかしいから否定するに決まってんでしょ、エッチって思われたくないし、
 めーこは絶対普通の子より酷いんだから、そういうの!強引でもいいから続けなさい!
 何言われた通りに出したりしてんの!オナニーか!」
「………その調べた中に男性はデリケートだから言葉に気をつけろって
 書いてなかったですか?」
「あったけど知らない」
もの凄い攻撃を受けて俺は立ち直れるかどうか不安になる。
不能とかになったらどうしようと思いながら、マスターを見る。
マスターははぁはぁ息を切らしながら、顔を赤くしている。
「私だって恥ずかしいんだからね、このバカイト!」
こういう事を指摘するのはマスターにとっては恥ずかしいんだと思って、本当にへこむ。
俺ってそんな下手糞な感じなのかと衝撃が酷い。
「でも……俺の方がめーちゃんと長いし、めーちゃんの性格とかわかってるつもりです」
「私だって同じ女としてわかってるつもりだけど!」
マスターはじっと俺を見て、一生懸命なのがわかる。
多分マスターもめーちゃんの誕生日を良いものにしようと、
俺に反感買うのをわかって言葉を続けているんだ。
きっとこのままだとめーちゃんは不満を感じたまま何も言わなかっただろうし。
「ご指摘、感謝します」
「うん。ね、カイト、私はカイトが下手とかそういう意味で言ってるんじゃないよ。
 めーこはね、天邪鬼なの、めーこの嫌は良いなの、ダメはもっとなの。
 あんたそれをわかってあげてって話なの」
「………わかりました」
ちょっとショックで立ち直れるかわからないけれど、
ある意味これは、凄い事を教えてもらったのかもしれない。
今までめーちゃんに嫌われるのが怖いというか、めーちゃんの意思は尊重しないとと
思っていたから言われるがままに実行していたけれど、それが裏目に出ていたみたいだ。
確かにマスターの言った通りめーちゃんはいったことが無い。
前戯とかももっとしたいし、いちゃいちゃしたいんだけど、
めーちゃんがすぐ入れてって言うから言われるがままにしている。
それって女の子にとっては照れ隠しで望んでいることじゃないのかと事実にびっくりする。


105:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:31:20 A/odateJ
だってちゃんと濡れていて、入る準備は出来ているし。
その認識も改めないといけないのかもしれない、十分に濡れて解れていれば入れて良い
って思う事自体間違いなのかもしれない。
一緒にいけないんだったら入れる前にいかせるくらいしないといけないのかもしれない。
そう思って溜息を付く。
マスターにもらった紙の束をめくりながら、今まで避けてきた知識的な部分が
メモリーに吸収されていく。
ホテルのスイートやレストランの予約をしてくれたんだと
マスターの計らいに感謝しながら色々予定を考える。
とりあえず、めーちゃんの嫌が良いでダメはもっとなんだというマスターの言葉を
噛み締めて、めーちゃんに誕生日の予定を話した。
めーちゃんは俺じゃなくてすぐにマスターにお礼を言いに行っていたけど。
マスターはめーこの聖誕祭のために歌を作ろうねと
お礼に言いに来ためーちゃんとすぐレコーディングに取り掛かっていた。
多分、これもマスターの計らい。
俺と誕生日まであんまり近づけないようにして知らない所で準備しておきなさい
って事なんだと、それくらいは想像がつく。
俺がエスコートとかしないといけないんだって思って、
テーブルマナーとか色々書いてある紙の束をメモリーにインプットしていく。
これってマスターがして欲しいことなのかなとちょっと頭を掠めて、
いつかマスターに彼氏が出来たら俺もその人に教えてあげようと誓う。
誕生日前日には曲が完成して、俺にもお披露目してくれた。
大人目な、気だるげな雰囲気の曲で、めーちゃんの声に良く似合っていた。
マスターはめーちゃんに聖誕祭でいっぱい曲出てきているからボカランはきっと
無理だと思うけれど、お祝いになった?と尋ねている。
「はい!ありがとうございますっ!!」
めーちゃんが少し涙を浮かべてマスターに抱きついている。
マスターがよしよしとめーちゃんを撫でて、
じゃあドレスとスーツに着替えようかと言った。
「え?」
「レストランの予約とホテル今日だよ」
「え!?今日前日ですけど!?」
俺の発言にマスターは何聞いていたのというような顔をしてくる。
めーちゃんは俺にマスターに見えないように肘鉄を入れて、お願いしますと笑った。
「マスター、明日は一緒に飲んでくださいね」
「うん、じゃあ楽しんで来て」
その言葉と同時くらいにパソコンを操作して、俺らの設定を変える。
黒いドレス姿のめーちゃんと、ホストみたいなスーツを着た俺が出来上がる。
何か刺激的だ、黒いドレスは後ろがぱっくりと開いていて、めーちゃんは髪が短いから
背中が丸見えで、胸元は開いていないんだけれど横から胸が少し見える。
パールも胸元にかかる感じで、アクセントになっている。
膝元までくらいまでのふわふわした素材は歩くたびに揺れて、可愛らしい。
シンプルなデザインのドレスに黒のレースの手袋をしていて、


106:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:31:50 A/odateJ
ドレスも手袋もバッグも黒いのにピンヒールの靴だけ赤いのがめーちゃんの色を
損なっていない気がする。
「流石めーこ、私の思った通り似合うわ」
「ありがとうございますマスター!」
「あ、カイトも似合うから」
「何ですかその取って付けたような……」
「タクシー来てるはずだから行ってらっしゃい」
俺の発言はほぼ無視で、マスターはめーちゃんと話している。
最後にめーちゃんに見えないように何かの時のためのお金と
頑張ってという言葉をくれたけれど。
マスターはめーちゃんにコートを渡すと行ってらっしゃいと微笑んだ。
タクシーに乗ると、めーちゃんがフレンチって楽しみと笑った。
そうだねと笑い返してめーちゃんの手を握って、着いたら腕組んでねと言うと、
めーちゃんは少し赤くなってマナーだものねと目を反らした。
とりあえずめーちゃんの行動は照れ隠しなんだっていう事を脳内で繰り返す。
タクシーがホテルに着いて、フロントでマスターの名前を言うと
すぐに手配してもらえて、カードを貰うと同時にレストランに案内された。
俺はホテルに入ったのが初めてだけれど、ホテルって凄い綺麗なんだなと思う。
マスターの家は大きいけれどマスターの部屋が薄暗い感じで、
ホテルは同じ様な大きさだけれど清潔感と明るさに包まれている。
案内されたレストランは落ち着いた雰囲気で、
お客さんも皆小奇麗な格好をしている。
入り口でコートを脱いだめーちゃんに皆の視線が注ぐ。
何かこういうのって俺凄い誇らしいなって思う。
綺麗な彼女で羨ましいだろって。
窓際の席に案内されて、支配人みたいな50代くらいの人に挨拶をされる。
マスターの名前と共にお世話になっていますと言われ、
マスターはずっと引きこもっているからご両親が利用しているのかなと思う。
こんなホテルに泊まるくらいなら家に帰ってきてくれればいいのにと
思うけれど、お忙しいのかなと考えを改める。
お飲み物は如何致しましょうと聞かれて、ワインで何か良い物ありますかと
尋ねる。わからない時は相手に聞けって書いてあったから。
ソムリエの人が来て、今日のコースでしたら、と教えてくれる。
「じゃあ、それをお願いします」
一生懸命平静を装ってソムリエの人に頼む。
向かいに座っているめーちゃんは少し驚いたような顔をしていて、
ソムリエの人が去っていくと、何であんた慣れているのと尋ねてきた。
「一応調べましたから」
「そう、ああ、マスターが教えてくれたんでしょ」
その通りですと素直に認める。
まぁいつもめーちゃんと一緒に居て、こんな所来た事無いんだから、
情報元なんてすぐ割れるってものだ。
食前酒で乾杯をして、ゆったりと食事をした。


107:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:32:22 A/odateJ
俺は勉強したら上手くいっているんだけれど、めーちゃんは何も知らない
はずなのに綺麗に食事を続けている。
そっちの方が疑問だって尋ねると、え、常識でしょと返事が来た。
どうやら最低限の知識でさらりとこの姿が保てているみたいだ。
そう思うと、色々知識を詰め込んできた俺の立場ってとへこむが、
知識が多いのに悪い事なんて無いと思って持ち直す。
だって今日はめーちゃんのために色々用意して来たんだから。
デザートまで食べ終わると結構お腹がいっぱいになって、凄く満足だ。
よくマスターが親とホテルでご飯に誘われてるけど面倒だから嫌だと
言っているのを聞いていたけど、
こんなに美味しい物食べれるなら行けばいいのにと思う。
まぁマスターはあんまり食に興味が無いみたいだし、
庶民的な味を好むから嫌なのかもなとも思うけれど。
一息ついて、めーちゃんに出ようかと声をかけて席を立つ。
席を引いてもらってありがとうと言うめーちゃんは俺なんかより全然
このレストランの雰囲気に似合っている。
ぎゅっと腕を組まれて、レストランを出る。
「少し赤くない?」
「うん、ワイン美味しくて結構飲んじゃった」
うふふとめーちゃんは笑う。
コートが肩にかかっているだけで腕に胸が当たって気持ちいい。
それから美味しかったねとか話をしながら部屋に上がる。
カードを入れて開けた部屋は凄く広くて、シャンパンが用意されていた。
何部屋もあって、俺の部屋とめーちゃんの部屋を合わせたくらいの広さだ。
ベッドも凄く大きい。
「凄い!凄いね!夜景が綺麗だよ!凄く嬉しい!」
めーちゃんは普段見せないようなはしゃぎ様で、
ぴょこぴょこと部屋と部屋を行き来している。
せっかくシャンパンがあるんだからとめーちゃんを誘うと、
何かスイートにシャンパンってちょっと古臭いねと笑う。
俺は上着を脱いでハンガーにかける。
ソファーに座ってシャンパンを飲むめーちゃんが可愛いから、
後ろからぎゅっと抱き締める。
剥き出しの背中がすべすべしていて気持ちいい。
「何?飲みにくいじゃないのよー」
「えっと、背中寒そうと思って」
こんな大きな部屋なのにソファーの上で密着しているなんて、
何かスイートの無駄使いだなとか思いながらぎゅってする。
そういえば、と思って前々から疑問な事を口にする。
「めーちゃんてさ、シリアルナンバーどこにあるの?」
「んーさぁねぇ?」
いつもこうやってはぐらかされてばかりだ。
ぶっちゃけるとシリアルナンバーの所って結構敏感なんだ、


108:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:34:06 A/odateJ
確実な性感帯とまではいかないかもしれないけれど、
そこそこ感じる部分だと思うんだ、出来れば教えてもらいたいし。
髪や首筋にキスをするとめーちゃんはやだって言って肘で押し返してきた。
「もっ、何なの、ベッドまで待ってよ」
耳が赤くなっている。
もう我慢出来なくなってきた、だって今日の格好とか凄く萌えるし。
ね?壊れていい?と耳元で囁くと、
ひょいとめーちゃんの持っていたグラスを取り上げた。
一応壊れる宣言はしておいたから何してもいいやって気持ちになる。
マスターの名言、めーちゃんの嫌は良いでダメはもっとなんだを信じて、
抱き上げてベッドに運ぶ。未だ嫌とかダメが出てきてないけど。
「え、ちょっと!!壊れてってどういう…」
「ベッドまでは待ってあげる」
にっこり笑って余裕ぶってベッドの上に降ろす。
掛け布団の上に押し倒されためーちゃんは俺を上目遣いで見つめる。
ベッドルームは入る時に電気をつけたけど、間接照明なのか少し薄暗い。
でも十分にお互いが確認出来る程度だから、急に普通の明るさの下で
やるよりは抵抗が少ないかなと思ってめーちゃんに口付ける。
「んっ、ね、まだ、」
肩を押し返してお風呂入ってないからと抵抗されるけれど、
別にいいよと返してキスを続ける。
急にぱしんと頬を叩かれた、本気で抵抗してくる時はめーちゃんは結構暴力的だ。
痛いなと思ってその手首を押さえて痛いよと呟く。
「待ってって、お風呂入りたいし電気ちゃんと消してよ、こんなの嫌」
「うん、わかった」
はい、良いんですねって笑って手首を掴んだまま首筋に口を移す。
めーちゃんは何笑ってんのって少し怒ったけれど、
耳の裏と顎のラインを舐めると喘ぎで声が震える。
「パールは舐めたりしたら危険だから外そうね」
首の裏に手を回してネックレスの止め具とドレスのボタンを外す。
やだ、とめーちゃんは自由の聞く左手で前を隠すけれど、
柔らかく制止して胸を露にする。
ドレスにパッドが付いていたみたいで、布一枚脱がすだけでおっぱいが見える。
「嫌!カイトっ!見ないでっ!」
薄暗い中でもちゃんと白い肌が浮かび上がって、凄い綺麗な胸が出てくる。
今までは感触とかしかわからなかったけれど、
白くて、乳首が濃い目のピンク色で、少し立ち上がっている。
何か感動するなと思って、乳首に口を付ける。
「やだって!!馬鹿!!明るいの嫌!」
何か凄い抵抗されて、本当に俺のやってる事は大丈夫なのかなと思ってしまう。
めーちゃんは真っ赤な顔でばたばたと抵抗しているし、
これは誕生日プレゼントだってことを考えるといいのかなと疑念が出てくる。
でも震えているめーちゃんは凄く可愛い。


109:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:35:34 A/odateJ
しかも何となくさっきから腰が動いている気がする。
落ち着いてマスターが渡してくれた知識を思い出す。
えっと、抵抗は照れ隠しで、ちゃんと可愛いとか言ってあげて、
偶には強引なのも良くて、理性はある程度保つ。
今まさに危なくなっているんだけど、ちゃんとめーちゃんをいかせるまでは
突っ込まないって心に決めている。
欲しがりません勝つまではってやつだ。
「凄い綺麗だよ、めーちゃん大好き」
恥ずかしいけど、めーちゃんだって恥ずかしいんだろうから我慢。
我慢って程でもないか、本心なんだから。
そう言って目を合わせて笑うと、卑怯と呟いて目を反らされた。
胸とかだけじゃなくて色んな所を舐める。
そういえばいつも首とか胸とか本当にお決まりだったよなと反省する。
「んやぁ、何、あっ!だめ……」
「ん?もしかして背中弱いの?」
つぅっと指を這わしながら背骨のラインを舐めるとぴくぴくと震えてくる。
凄いこれは面白い。
今までずっと一番近くに居てわかりあってるって思ってためーちゃんの
知らない所とか新たな発見が次々と出来ているんだ。
背骨の辺りが凄い弱いし、抵抗もちょっと無視して強引に進めたら
あっさりと許可してくれるし。
まだまだ知らない性感帯とかあるんだろうなと思って色々舐めてみる。
「やだ、どしたのぉ、ねっ!」
いつもと違う俺にめーちゃんは涙目で訴えてくる。
また背骨のラインを舐めようと思って一番上の所から舐めてみようかと
思って首にかかっている髪の毛を手で上げる。
「あ…」
「あっ!ダメ!!」
左側の生え際にシリアルナンバーがあった。
今まで結構近くまで舐めてたのに気付かなかったんだと、
凄く嬉しくなってちゅぅっと吸う。
「ひゃぁっ、ああっ」
めーちゃんが仰け反って、肩が震えて縮こまる。
俺もシリアルナンバーの敏感さはわかっているつもりだけど、
この反応は俺より敏感なんだと笑う。
ふふっと出した吐息にも反応してめーちゃんは震える。
「ねぇ、本当に性感帯だったりする?」
「違ぅっ、あんた、だって、敏感でしょ、そこはぁ」
はあはあと吐息混じりの声に、もう一度シリアルナンバーの所に
ふぅっと息を吹きかけてみる。
それにもまたぴくんとめーちゃんは反応する。
ここだったのかという嬉しさと、ここだとしたら反応している
めーちゃんの顔って見えないんだなという残念さもある。


110:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:37:39 A/odateJ
今まさに顔は枕に埋められて見えないし、声と身体の反応しかわからない。
思うと、今まで正常位ばかりだったというか、
前から攻めてばかりだったけれど、めーちゃんの性感帯って背中とか
裏の所だったんだと、今までごめんねと耳元で囁く。
「何がっ、ね、もぉ、私っ!」
少し身体を起こしてめーちゃんが振り返ってくる。
涙目で、頬を染めて俺を見つめるめーちゃんの姿は扇情的で、
その顔だけでやばいんだけど、ここで本能に飲まれては元も子もない。
とりあえずめーちゃんの欲求には気付かない振りをして、下を脱がす。
ドレスを取り払うと、手袋と黒の紐パンと靴だけを着けた姿になって、
何か服着てないのに装飾品だけ着けてるのってエロいなと思う。
パンツに手を這わすと、もう下着の意味をなさないぐらいに濡れていた。
片方の紐を外して直に触れると、いつもより凄く熱い。
「やぁ!」
「凄いね、陰毛とかぐしょぐしょだし、そんなに感じちゃった?」
笑いながら声をかけると、知らないと返事が来る。
でもちゃんと愛撫すると反応してくれているのが嬉しくて、
つぷと音を立てて指を侵入させる。
内壁がぐっと迫ってきて、いつもも締まっては来るけれども、
今日は搾り取るかのように指を締め付けてくる。
どこが良いのかなと思って色々動かしてみると、更に締め上げてきたり、
奥の上の方がざらざらしているという事がわかったりした。
指を動かしながらも太ももや膝を舐めると、声が上がる。
「あっ、カイトぉ、はぁ」
Gスポットとか言われる辺りを押したりしてみると、それなりに良い反応が来る。
でもさっきの背中とかシリアルナンバーくらいに劇的じゃないなと思って、
掻き回してみたけれどそんなにでもない。
今まで適当に掻き回すだけで突っ込んで来たんだから掻き回すだけじゃだめかと、
指を前後に出し入れるように動かしてみる。
上の本当に入り口辺りを引っ掻くように出し入れるとめーちゃんがびくんと
震えて、仰け反った挙句に息を呑んだ。
「あ、ここ?」
めーちゃんは涙目で口に手を当ててぶんぶん首を振るけれど、
ここなんだと確信して、そこを重点的に触る。
「ああっ、やだぁ、何か変っ!ダメ!」
お腹の辺りがびくびくと震えて、指がぎゅっと締め付けられる。
いくのかなと思って、身体をめーちゃんの横に寄せて、
大丈夫大丈夫と寄り添って入れてない方の手で肩を抱く。
初めていくのって不安だし、拒否したい気持ちもあるって見たから。
確かに初めて射精した時はびっくりだったもんな。
俺の場合は俺ってそんな機能あるのって意味でもあったけど。
指の速度を速めて、追い詰める。
「んぁっっっ!」


111:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:38:58 A/odateJ
俺の腕の中でめーちゃんが仰け反って、指を何度も締め付ける。
何だこれと初めての感覚にこっちもびっくりするけれど、いったんだと思って、
速度を弱めて、触れるか触れないか程度に弱く触る。
いった瞬間にゆるめてあげないと、初めてってきついだろうから。
めーちゃんはぼろぼろと涙を流して虚ろな目で俺を見つめてくる。
口が半開きで色っぽい。
「大丈夫?」
勝利宣言したいくらいだったけど、流石にそんな事言ったら切れられるだろうなと
気持ちを抑えて髪を撫でる。
良い子良い子と頭を撫でてあげると、うんと頷かれた。素直でとてもよろしい。
そろそろ落ち着いたかなと思って、俺も服を脱いで、挿入する準備をする。
ぐったりしているめーちゃんの靴と手袋も脱がしてあげる。
だってやってる途中にピンヒールで蹴られたりしたら怖いし、俺そういう嗜好は無いし。
入れるねと言って足を持って中に押し入る。
押し入るって表現は相応しく無いかもしれない、受け入れられたという感じだ、
ふわっと入り口が蕩けて入れてもらえた感じ。
それなのに中の締め付けが凄くて、何だこれと思って我慢しろと自分に言い聞かせる。
自分がいくのが絶対に早いと予測出来るからめーちゃんの足を肩に乗せる。
ぐんと奥まで入りきって、また中が締まる。ちょっとミスだったかと思いながらも、
最奥に届くように腰を動かす。
「ああっ、あっ、はぁっ!!」
「痛くない?」
いつもあんまり奥まで打ち込むと辛そうな顔していたから、
後背位とか今みたいな体位とか出来なかったんだよな。
俺の言葉にめーちゃんがぎゅっと抱きついてくる。
足を上げているからあんまり抱き寄せれないんだけど、もう一度ぐっと中に進む。
「うんっ、あぅ、もっとぉ、もっとしてっ」
すみませんマスター、もう我慢出来ません。
一生懸命理性で抑えていたものが撃沈した。
壊れるとは言ったけれどそれは色々してあげるための口実であったつもりだったが、
本当に壊れるなと、腰を動かす速度を速めて奥まで打ち付ける。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音が響いて、めーちゃんの声と混じって耳が侵食されそうだ。
「うわ、めーちゃん力抜、いてって……」
「っ違っ、あんっ、あっ、カイっト、はあああっっ!!」
めーちゃんが再び仰け反って、何度も中が伸縮していったのと同時に、
俺も中に射精する。
何とか今度は一緒にいくことが出来てセーフだと思う。
「めーちゃん大丈夫?」
引き抜いてから、隣に横たわってめーちゃんの肩に触れる。
ちょっと触っただけなのにびくっと震えられて、
荒い呼吸と一緒に触らないでと言われた。
「え、何で?」
「……感じ過ぎてだるいから、あんた、だって、いった後触れるの嫌でしょ…」


112:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:40:05 A/odateJ
「そっかー」
にやにやしながらずり落ちてしまっている掛け布団を被る。
ベッドの横にある時計を見ると0時を少し過ぎていた。
「めーちゃんお誕生日おめでとう!あ、もしかして一緒にいった時に0時だったの
 かもしれないね」
「五月蝿いバカっ!!」
おめでとうって祝福したのに馬鹿と罵倒された。
ごろんと反対側まで向かれて、ちょっと切ないけど、今のめーちゃんが凄い可愛いから
全然ダメージにはならないなと思って、はいめーちゃん後戯後戯と言って背中を撫でる。
めーちゃんはうーと言いながら大人しくなされるがままになっている。
悪戯したくなってきて、背中を撫でながらシリアルナンバーの所をべろって舐める。
「うひゃぁ!!」
大きな声がと共にめーちゃんがびくんと震える。
「んーびっくりした?」
笑いながら話かけたのに反応が無い。
無視されているのかと思ったけど何度呼んでも返事が無い。
え?とちょっと固まってめーちゃんを振り向かせる。
その顔を見て何度かぱちぱちと頬を叩いてからすぐに電話を取った。
「マスター!!!めーちゃん意識飛ばしちゃったんですけど!!
 俺一体どーすればっ!!!」
「………お前何で中間ってものが無いのさ…」


以上です。
長々と失礼しました。
読んで下さってありがとうございました。

113:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:43:29 kwi/jS6e
超GJ!ひきこもりマスターもGJ!

MEIKO誕生日おめ

114:名無しさん@ピンキー
08/11/05 11:54:55 INey1gs7
おおぅ、これが<KAITOの本気>って奴かっ

めーちゃんお誕生日おめでとー!!

115:名無しさん@ピンキー
08/11/05 12:18:30 PqavJtCT
おー凄い! GJ!GJ!GJ!
MEIKOもKAITOも、マスターもみんないいなあ

MEIKO誕生日オメ

116:名無しさん@ピンキー
08/11/05 16:13:40 4Z5no9Fw
おおMEIKO誕生日SSか!GJ!

ツンデレかわいいよツンデレ誕生日おめでとう!

117:名無しさん@ピンキー
08/11/05 18:28:07 0AJjFRX5
いい話だった!!
心からMEIKO誕生日おめ!!

118:名無しさん@ピンキー
08/11/05 19:12:44 ryGp75nh
背景描写が細かくてGJ!
ツンデレ敏感なMEIKO誕生日おめっとさん!

119:名無しさん@ピンキー
08/11/05 19:36:57 /E2RGHTZ
エロパロ的エロではなかったけどリアルでGJです!
メイコが普通の女の子っぽくて良かったwマスターも良くぞ言ってやった!
そして誕生日おめ!!

しかし、この後カイトはサポートセンターまでメイコを運ぶ羽目になったのか・・・?
それを考えると少し笑える。

120:名無しさん@ピンキー
08/11/05 22:41:03 8mUtAnk9
>>112
カイメイGJ!可愛い話だった。
ところで、カイトのシリアルナンバーは腹?背中?

121:名無しさん@ピンキー
08/11/05 22:57:40 KsMYolET
GJ!!

122:名無しさん@ピンキー
08/11/06 00:10:58 FWlNe3bx
カイトのシリアルナンバーの場所は、>>112基準だと個人的には左肩から胸周辺希望。
その辺りだとメイコと正面から抱擁した状態で互いのシリアルにキスできそうだし。

123:名無しさん@ピンキー
08/11/06 07:21:20 Hde57Fmr
>122
おまっ、エロいなwww

124:名無しさん@ピンキー
08/11/06 07:48:00 fNDlIHfV
>>122
その発想はなかったw

125:名無しさん@ピンキー
08/11/06 18:41:18 gpq/d3MW
>>122
キスでシリアルナンバーが触れ合っただけで軽く達せるわけですね。

126:名無しさん@ピンキー
08/11/06 21:24:49 tIjmq8yv
前スレのがくリンの人は何処行かれたー!

127:名無しさん@ピンキー
08/11/06 21:57:28 hpzCGZOU
誕生日に気をきかせて年長を旅行に送り出し
未成年だけの留守宅に保護者役を頼まれた(綺麗な)がくぽ
そこに長姉たちの乗った飛行機が墜落して不明の報が入る

こうして未成年の少年少女と青年との奇妙な同居生活が始まった

という妄想をしてみた

128:名無しさん@ピンキー
08/11/06 22:25:11 ei3CQShC
>>127
心臓痛くなる上にがくぽがおかんになりそうだな

129:名無しさん@ピンキー
08/11/06 22:42:57 Qsg1AgI3
>>122
キスだけでイけるって現実ほぼありえないことだからロマンを感じるw
その発想はなかったわスゴイ

>>127
飛行機墜落

無人島に不時着

無人島でたくましく生きるMEIKOとアイス欠乏症で使いものにならないKAITOを
妄想した
がくぽがおかんとか割烹着想像したら似合いすぎてwww

130:名無しさん@ピンキー
08/11/06 22:50:58 1nbPM/hB
がくぽには割烹着とハタキとちゃぶ台の昭和初期な家が似合うと思うw

131:名無しさん@ピンキー
08/11/06 23:54:35 9kqQSEK5
イケメンが所帯じみてるの可愛いなw
みくぽでもりんぽでも可

132:名無しさん@ピンキー
08/11/07 00:11:01 URwKLCTZ
ラーメン屋かなんかを営む昔かたぎの頑固オヤジながくぽと
可愛くて働き者の割烹着の妻ミクもいい。

133:名無しさん@ピンキー
08/11/07 00:18:55 DwJTkdRB
売れない小説家とかでもいいかもしれず。

134:名無しさん@ピンキー
08/11/07 00:40:23 Mo+1m4Cv
割烹着ミク…かわええ

135:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:03:47 6w494QVI
―この先ポイント通過のため、電車が揺れます。ご注意くだs
「ひゃあっ!?」
俺の目の前で前に後ろにとよろけるミク。

「あぅーずっと立ちっぱ疲れるよー><」
「まぁこんな超満員電車じゃ仕方ないよ、乗り換えまであと25分の辛抱だ」
「長いよー座りたいよーマスター即席椅子になってー><」
「あーわかった。次の駅でグリーン車に移ろう。座るのは無理かもだけど、まぁこのぎゅうぎゅう詰めよりはマシだろ」
「わぁい♪それまでならミクがんばるー!」
「まぁ、頑張るのは分かったが……ミク」
「んー?」
「なんで乗ってからずっとでウマウマしてるん?」
「痴漢と間違われない対策だよー。両手を頭に付けてネコミミの運動ー♪にゃおーんっ!」
「……突っ込みどころ満載だがとりあえず一つだけ。腰はもう振らなくておk」

俺がそう言いつつ顎を向けた先には背を裾絞りドアに、腹をミクの尻にサンドイッチされ顔を真っ赤にしたレン君がいた。

136:名無しさん@ピンキー
08/11/07 08:56:39 7vh+Hfae
>>133
リアルな濡れ場を書くために実践ですねわかります
お手伝いさんな古風メイドミクが頭にこびりついて離れないじゃないか

「いつも苦労をかけるな…」
「いいんです。私はあなたの書くものが好きですから」
とか言いながら薄暗い、しかし温かな食卓を囲んでいるがくミクとかいいじゃないか

137:名無しさん@ピンキー
08/11/07 09:36:32 0mQqGnY5
ミク「でもいくらあたしが魅力的だからっていっても悪いことしちゃだめよ-」
がく「げ…下品な女だ……でかい声で…」

138:名無しさん@ピンキー
08/11/07 12:41:48 zJm2qR3T
>>137
ブルマ乙w
そういや髪の色が似てるな

139:名無しさん@ピンキー
08/11/08 03:24:17 Z0m5bSqM
急かすようであれなんだが作品保管庫に収納する前に前スレ落ちちゃった…?

140:名無しさん@ピンキー
08/11/08 03:27:56 +QLia7zF
倉庫の人にお願いしてくればいい

141:がくリン「微熱」(1/7)
08/11/08 16:14:39 KMzAf8dF
前スレで「近いうちに」と言いつつ随分日がたってしまったけど投下
がくリンでロリンでエロあり
またリンを泣かしてしもた

------------------------------------------

 リンが熱を出した─という表現が正しいのかどうかは分からない。ボーカロイドであ
る彼女に至っては、「オーバーヒートした」と言った方がより適切だろうか。いずれにせ
よ、リンの体温が昨夜から平熱を3度以上も上回り、ベッドから起き上がれない状態であ
るのは確かだった。取扱説明書によれば、急激な気温の変化や歌唱システムの酷使など、
様々な条件が重なったときに稀にこのような事態に陥ることがあるらしい。それは人間で
いうところの「風邪」に酷似した症状だった。
 がくぽはリンが横になったベッドの枕元にあぐらをかき、腕を組んでじっと彼女の様子
を見守っていた。昨夜からずっとこの調子である。彼がその場を離れようとすると、眠っ
ているのだとばかり思っていたリンが薄く目を開き、「どこ行くの?」と力なく訊ねてく
るせいだ。この場合の「どこ行くの?」は「行かないで」と同義だった。
 そういうわけで、がくぽは彼女の傍を離れられず、昨夜からこうしてリンの看病を続け
ているのである。
「がっくん」
 ふいに名前を呼ばれて目をやると、それまで眠っていたリンがいつのまにか目を覚まし、
こちらを見ていた。
「目が覚めたか」
「うん」
「具合はどうだ」
「頭がぼうっとする気がする」
「だるいか?」
「よくわかんない」
「吐き気は?」」
「わかんない」
 まだ熱に浮かされているのか、リンの返事はてんで的を射ない。がくぽは軽く息を吐い
て、すくっと立ち上がった。リンの額に乗せた氷嚢を取り替えるためだ。
 ベッドの傍を離れようとすると、着物の袖を引っ張られた。内心またかと思いつつ、が
くぽは振り返る。すると案の定、心細そうな顔をしたリンと目が合った。
「がっくん、どこ行くの……?」
「新しい氷嚢を持ってくる」
 がくぽはリンの額の上に乗せてあったそれをひょいと取り上げた。
「もう完全に溶けてしまっているだろう。これでは意味がない」
 がくぽの袖を掴んだリンの手にぎゅっと力が入った。
「やだ。ここにいて」
「すぐ戻る」
「氷なんか、なくていい。熱、もう下がったもん」
「その割に顔が赤いぞ」
「熱のせいじゃないよ」
「ならば何のせいだ」
「がっくんのせい」
 リンはどうあっても離してはくれないが、彼女の様子を見ているととても熱が下がった
ようには見えない。がくぽは床に膝を突いて身を屈め、リンの額に自分の額を押し当てた。
リンがぎゅっと目を閉じた。
「やはりまだ熱い」
 小さく口にすると、閉じられていた瞳がすぐ目の前でゆっくりと開いた。二つの碧い瞳
は、熱のせいかしっとりと潤んでいる。
「だって、傍にいてくれなきゃさみしいんだもん……」
 身体の調子が悪いときというのは、かくも気まで弱ってしまうものなのだろうか。がく
ぽには未だこの熱暴走の経験がないので分からない。
 がくぽはリンの汗ばんだ額と髪をゆっくりと撫で、薄く開いた唇に軽いキスをした。リ
ンの柔らかい唇に己の唇を触れさせたまま、囁くように告げる。
「少しだけ待っていろ、リン。氷を取ってくるついでに、メイコどのに言って何か食べる
ものを─」
 言いかけた言葉は途中で途切れた。
 リンががくぽの頬を両手で挟んで、自分から彼の唇を塞ぐように口づけたからだ。

142:がくリン「微熱」(2/7)
08/11/08 16:15:46 KMzAf8dF
 がくぽが上半身を起こそうとすると、リンはしがみつくように腕ごと彼の首に回してき
た。
「ん……ぅ……」
 唇の隙間から伸びてきたリンの舌は、いつもより熱かった。リンはいつになく大胆に舌
と舌を絡めてくる。蜜のように柔らかい唇と、熱を持って絡んでくる舌。時折、苦しげに
喘ぐ呼吸。がくぽは無意識のうちに、自らも舌を動かして応えていた。
「はぁ、はぁっ……んっ……ぅ……」
 口の周りがほっぺたまで唾液で濡れるほど濃厚で長いキスだった。熱で体力の落ちたリ
ンの息はもう完全にあがっていて、しかしそれでも無我夢中でキスを続けている。がくぽ
の首に腕を回し、時々首の角度を変えながらキスに夢中になっているリンはとてつもなく
可愛い。唾液を嚥下する、コクンという音すら可愛い。リンがこんなに積極的なのは初め
てかもしれない。熱に浮かされているせいか─そこまで考えて、がくぽははたと我に返
った。
 そういえば、リンは熱を出していたのだ。ディープキスで体力を消耗している場合では
ない。
「リン」
「んぅ……?」
 がくぽは放っておけばもっともっとと強請ってくる唇を無理矢理に引き離した。
 リンは焦点の定まらない目でぼんやりとがくぽの顔を見ていた。
「もういいであろう。今日くらい大人しくしておかねば、いつまでも直らぬぞ」
 早々に立ち去った方がいいと判断し、がくぽは腰を上げた。それを見たリンの焦点が徐
々に定まってくる。
「がっくん、なんでそんないじわるするの?」
 リンがベッドから起き上がった。また捕まってしまわないように、がくぽが一歩後ずさ
る。リンはあからさまにショックを受けたような顔をした。
「ひどい。がっくん、リンのこときらいになったの?」
 じわ。
 二つの瞳に涙が滲む。
「そうは言っておらん。少し外すと言っただけだ」
「だから、なんにもほしくないって、言ってるでしょ。リンはがっくんがいればいいの」
「そういうわけにもいかぬ」
「リンがいらないって言ってるのに」
 とうとうリンの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「ううっ……がっくんの、ばか……ふえぇ」
 いよいよ本格的に泣き出したリンに、何と言ってなだめればよいものかと思案していた
がくぽは、ふとあるものに目をとめて思考停止した。
 リンのパジャマの第一ボタンが外れて、肌蹴た胸元からぷくっと膨らんだ可愛らしい乳
房と、ピンク色に色づいた突起がチラリと見えていたのだ。そういえば、さっきリンの汗
を拭いてやったときにボタンを外して、そのままだったような気がする。
 まずいものを見てしまった─それとなく目を逸らしながら、がくぽは己のうかつさを
呪った。
 リンは自分のしどけない姿に気づいていないようだ。ぽろぽろと零れる涙を手の甲で拭
いながら、しゃくり上げている。少しサイズの大きいパジャマの胸元からは、やはり小さ
な乳首がばっちり見えていて、どうぞしゃぶってくださいとばかりに誘いかけてくるよう
だった。がくぽはあの乳首の、悪魔のような柔らかさと味を知っている。
 ただでさえ濃厚なキスによってエンジンがかかりかけていたところに、この光景はキツ
イ。一度頭に上った血が一気に下半身に集まってくるような感覚だ。
「がっくん……?」
 遠慮がちに呼ぶ声にはっとした。リンはいつの間にか泣きやみ、固まってしまったがく
ぽを不思議そうに、小首を傾げて眺めていた。
「もしかして、怒ったの?」
 リンが消え入りそうな声で言った。
「リンが、わがままばっかり言うから?」
「違う」

143:がくリン「微熱」(3/7)
08/11/08 16:16:32 KMzAf8dF
 即答で否定した。
 リンがどれだけ我が侭を言おうと、それでがくぽが怒ったりなどするはずがないのだ。
「じゃあ、ここにいてくれる……?」
 これ以上ここにいると何をするか分からない─とは口にせず、がくぽはベッドの縁に
腰掛けてリンの髪を撫でてやった。
「ここにいよう」
 するとリンは安堵したように笑みを浮かべ、そっと目を閉じた。がくぽは親指の先でリ
ンの濡れた頬を拭い、顎を上向かせてその唇に口づけた。普段からリンはがくぽより体温
が高かったが、今はより一段と熱い。舌を滑り込ませた口の中も、いつもより熱く感じた。
「ん、ん……がっく、ん」
 長いキスの途中で、リンが突然辛抱しきれなくなったように抱きついてきた。半分体当
たりでもするような勢いだった。
「がっくん」
 がくぽの身体にぎゅっとしがみつき、リンは甘えるように言った。
「リン、なんだかえっちな気分になってきちゃった」
 抱きついたリンの腕にきゅっと力がこもり、がくぽの耳に唇をくっつけてうわごとのよ
うに囁く。
「がっくんに、えっちなことたくさんしてもらいたい」
 リンががくぽの耳たぶに軽く歯を立てた。そこを甘噛みしながら、覚束ない手つきで自
分のパジャマのボタンを外す。耳にリンの熱い吐息が当たってくすぐったい。下半身が疼
く。
 ボタンを一番下まで外したリンはパジャマを脱ぎ捨て、上半身裸になった。さっきちら
ちら見え隠れしていた膨らみが目の前に晒されている。ぷるっとした、消して大きくはな
いものの、いかにも弾力のありそうな瑞々しい乳房。
「さわって?」
 リンが可愛らしく小首を傾げながら言った。
 請われるがままに、がくぽはリンの乳房に手を伸ばした。
 指先で軽く押すと、ふにっと指先が埋まる。
「そんなんじゃやだ。もっとさわって。たくさんさわって」
 リンがねだる。
 がくぽは下から持ち上げるようにしてリンの両方の乳房を手のひらで包み込んだ。乳房
全体をやわやわと揉みながら、人差し指と中指の間に乳首を挟んで、くりくりと刺激する。
「あ、ん……それ、きもちい」
 鼻にかかったような声でリンが呟いた。感じやすいリンの乳首はもうすでにピンと起ち
あがっている。
「はぁ……はっ……ん」
 体力が落ちているせいか、呼吸が上がるのもいつもより随分早い。とろんとした目つき
のまま、リンはパジャマのズボンと下着を自ら同時に脱ぎ去った。一糸まとわぬ姿でがく
ぽの膝に跨り、彼の頭を抱きしめるように腕を回す。ぷにっとした乳房の感触が頬に当た
って気持ちがいい。
「がっくん、おっぱいちゅっちゅは?」
 まるで赤ん坊に話しかけるような口調でリンが促した。すぐ目の前にあるピンク色の突
起を、焦らすように舌先でチロチロと舐める。
「あっ、あ……やぁん、いじわる、しないで……」
 焦れたリンは自分で身体の位置を調節して、がくぽの唇に乳首を押しつけた。無意識な
のかわざとなのか、がくぽの頭を抱きしめる腕に力が入って、ふわっとした膨らみで窒息
しそうなほどだった。
 それはそれで幸せなのだが、あんまり焦らすのも可哀想だ。がくぽはリンの乳首を咥え
て、口の中でベロベロと舐め回した。
「ふぁ……っ、にゃ、あんっ……! はっ、はぁっ、ん……!」
 あどけないリンの声に不釣り合いな嬌声が、がくぽの鼓膜を刺激する。喘ぐ声がもっと
聞きたくて、がくぽはリンの乳首を口内でこれでもかというほど蹂躙した。強く吸ったり
、弱く吸ったり、軽く歯を立てて甘噛みしたり、たっぷりと唾液をなすり付けて舌先でコ
ロコロと頃がしたり。刺激を与える度にリンは可愛く鳴いて、がくぽの欲情を煽った。リ
ンの胸はもうがくぽの唾液でびしょびしょだ。

144:がくリン「微熱」(4/7)
08/11/08 16:17:19 KMzAf8dF
「はぁ、はぁ……がっくん、これ、ぬいで」
 リンががくぽの着物の襟を掴んで引っ張った。
「はだかで、ぎゅってしてほしい」
 やはり今日のリンはいつもより積極的だ。がくぽが着物を脱ぐ間にも、その短い時間す
ら惜しいというように、頬や唇にキスしてくる。やがてがくぽが生まれたままの姿になる
と、リンは待ちかねたようにまた抱きついてきた。
「がっくんのからだ、冷たくてきもちいー……」
「リンの身体が熱いのだろう。まだ熱も下がらぬ身で」
「そんなの知らない。がっくんがだいすき」
 リンはがくぽの肩口に頬ずりした。素肌のむき出しになった膝の上に跨っているせいで
、リンの割れ目は直接がくぽの太ももにぴったりとくっついている。腕の中の少女を自分
のものにしたい欲望がムラムラと身体中を駆け巡り、思わず力任せに裸の身体をぎゅっと
抱きしめると、リンのアソコからじわりと溢れてきた熱い蜜が、がくぽの太ももを濡らし
た。
「ん……がっくん、ゆび、いれて?」
 少し腰を浮かせて、リンが誘うように身体を開く。リンの割れ目とがくぽの太ももの間
に、ねっとりと糸が引いた。
 たっぷりと潤ったアソコに指を這わせ指先で愛液をすくい取ると、がくぽはそれをクリ
トリスになすり付けた。
「あ、あ……っ!」
 そのまま、ぷっくりと勃起したクリトリスに愛液を塗りつけるように、指先でゆっくり
と擦る。指先が乾けば、リンの奥からとぷとぷと溢れてくる蜜をまたすくい取って、執拗
に小さな突起を弄った。
「ん、ふぁ……やだ、はやくぅ……ゆび、いれて……がっくんの指がほしい」
 こう可愛くお願いされてはその通りにするしかない。がくぽがたっぷりと水分を含んだ
ソコにヌプっと指を挿れると、リンの眉根が切なげに寄せられた。
「は、にゃ……ぅ、ん……!」
 はぁはぁと息を荒げながら、リンがねだる。
「ゆび、動かして……おねがい」
 がくぽの中指を根本までズップリと咥え込んだ膣内は熱く、弛緩を繰り返しながら絡み
ついてくる。指先をクイと動かすと、リンの肩がピクンと強ばった。
「あ、はぁっん……!」
 うっすらと目に生理的な涙を浮かべ、リンが虚ろにがくぽを見た。もっと、と顔に書い
てある。
 ……チュッ、クチュ、クチュ……クチュ、チュッ……
 膣内をかき回すように指を動かすと、空気と液体の混ざる卑猥な音が響いた。
「あ、あんっ……はぁっ、ああっ……! き、きもちい、よぅ……!」
 リンの力なく緩んだ口元から、飲み下せなかった唾液がたらっと零れた。がくぽはそれ
を舌で舐め上げ、うっすら開いた唇に己の唇を重ねた。リンの膣内に挿れた指の動きは休
めない。激しく中をかき回しながら、互いに舌を絡め合う。強く吸うようにしながら唇を
離すと、一緒に吸い出されてきたリンの小さな舌が唇からちろっと顔を覗かせた。この上
なく淫猥で、扇情的な光景だ。
「あ、あ、だめ、や、イキそうっ……! あぁっ……あ、あぁあん!」
 短く荒い呼吸をしながらリンが快感を訴える。がくぽは指を一本増やし、リンの中の一
番いいところをかき回し続けた。リンの中はもうグチョグチョで、後から後から溢れてく
る愛液でがくぽの膝もびしょびしょだ。がくぽの指の動きに合わせてリンの中からクチュ
クチュといやらしい水音が聞こえる。その眉間には切なげにしわができ、激しい快感に耐
えているようだった。もうそろそろ達する頃合いだろう。がくぽは指の動きを早めた。
「やっ……! がっ……くん、だめ、やだあっ……! やめ、て……やめてぇ!」
 突然、リンがほとんど悲鳴に近い声でがくぽを制した。がくぽの手首を掴んで、必死に
やめさせようとする。がくぽは手を止めずに短く訊ねた。
「どうした」
「あぁ、あ、お、おしっこ、でそうっ……あ、も、でちゃう、でちゃうっ!!」

145:がくリン「微熱」(5/7)
08/11/08 16:17:56 KMzAf8dF
 言い終わるか終わらないかのうちに、リンのうっすら茂ったしげみの奥から、透明な液
体がピュッと吹き出してきた。
「あああぁっ! いやあぁんっ!!」
 悲鳴をあげたリンの身体がガクガクと震えた。
 吹き出してきた透明な液体は、ピュッ、ピュッと何度か勢いよく噴出を繰り返して、や
がて止まった。
「はぁ、はぁ……」
 リンは恍惚とした表情で荒く息を吐いていたが、ふいに泣きそうに顔をゆがめた。
「う、うぇっ……ふえぇ」
 そうこうするうちに、リンは本当に泣き出してしまった。何故泣くのか、がくぽにはわ
けがわからない。とりあえず濡れていない方の手でリンの頭を撫で、優しく問いかけた。
「どうしたのだ、リン。何故泣く」
「うぅっ……だって、がっくんの手、汚しちゃった……」
 言われて見ると、確かにリンのアソコから吹き出してきた液体はがくぽの腕全体に降り
かかり、じょうろで水でもかけたように濡れていた。ごめんなさい、と言いながら泣くリ
ンが急に可愛らしく思えて、がくぽは膝の上に乗せた彼女の身体を抱きしめた。
「リン、泣くな。これくらいどうということはない」
「ふぇ……でも、リン、もう子どもじゃないのに、お漏らし、なんかして……うぅっ、ご
めんなさい……」
 お漏らし、とリンは言うが、がくぽの腕にかかった液体はサラッとしていて匂いもしな
い。尿とは違うように思えるし、それにリンにお漏らしさせたのは他ならぬがくぽだ。
「構わん。後で湯を浴びてくればよい」
「うぇっ……ヒック……ほんとに? 怒ってない?」
「怒ってなどおらぬ」
 そう告げて、がくぽはリンを安心させるようにその額にちゅっと口づけた。あやすよう
に背中を軽く叩いてやるとリンは少しずつ泣きやみ、甘えた声で懇願した。
「じゃあ、リン、今度はがっくんがほしいな」
 言われるまでもなく、二人の身体の間でがくぽのペニスも臨戦状態だった。可愛いリン
が泣いて甘えて、裸で抱きついてきているのだから仕方がないだろう。がくぽがリンを膝
から抱き上げてベッドの上に下ろすと、リンは素直に四つん這いになり、がくぽの股間に
顔を寄せた。
「がっくんの、すごくおっきい……」
 エレクトしたがくぽのペニスをまじまじと見つめては知らずのうちにぽつりと呟き、自
分のセリフのいやらしさに後から気づいてぽっと顔を赤らめる。
 その先端の小さな割れ目から、ぷくっと透明な汁が球になって盛り上がっているのを見
つけて、リンはそれを人差し指でちょん、と触った。そのまま指を離すと、ぬめりのある
液がツッ……と糸を引く。まるで乳液でもすり込むような仕草でカウパーをがくぽの鈴口
の周りになすりつけ、ヌルヌルとした感触を楽しむように擦る。痺れるような快感が陰茎
からがくぽの身体の中を駆け上がり、それに呼応するようにまたぬるっとした先走りが漏
れた。
 リンは小さな指で丸い先端をヌルヌルと擦りながら、硬い幹をきゅっと握り込んだ。ほ
どよい力加減で握りながら、ゆっくりと上下に扱く。刺激を与える度に反応して先走りの
蜜を漏らすペニスが面白いのか、リンはうっとりした表情でそれを見つめていた。
 気持ちよくてたまらない。ハァッと大きく息を吐くと、リンが嬉しそうに「気持ちいい
?」と訪ねてきた。がくぽは口を開くのも億劫で、リンに向かって一つ頷いてみせた。
 おもむろに、リンが目の前のペニスをぱくっと咥えた。熱く湿った口の中は手で握られ
るより数倍気持ちがいい。思わず眉を寄せると、それを見たリンが陰茎に舌を絡ませてき
た。
 唇をすぼめて扱くように頭を上下させながら、口の中では舌をれろれろと動かしてペニ
スにねっとりと絡める。舌の中心をへこませて幹にあてがい、裏筋をさするように舐め回
したり、雁首のくぼみに舌先を埋め込むようにしてぐるんとなぞったり。最初はおっかな
びっくりだったものが、最近は随分上達してきたようだ。
 リンは口に咥えたがくぽのペニスに唾液をたっぷりと馴染ませ、きゅっと唇をすぼませ
て激しく扱いた。

146:がくリン「微熱」(6/7)
08/11/08 16:18:27 KMzAf8dF
 じゅぽっ、じゅぷ、じゅる、じゅぼっ……
 卑猥な音をたててバキュームフェラをしながら、口に入りきらない根本の部分を手で握
って扱く。ペニスを手と柔らかい唇で扱かれ、更に口の中では熱い舌が様々な方向からヌ
ルヌルと絡みついてきて、激しい射精感に襲われる。
「リ、ン……ッ!」
 リンの名前を呼ぶと彼女はぱっと手を離し、咥え込んでいたペニスを口から出した。ギ
リギリまで追い詰められ、昂ぶった快感がフッと消え失せる。がくぽははぁはぁと荒々し
く呼吸をしながら、じろりとリンを一瞥した。
 とにかくこの昂ぶりを早くどうにかしたい。
 その一心で、がくぽはベッドの上にリンの身体を組み敷いた。ぐっと乱暴に膝を割って
、膣の入り口をさらけ出す。最後に潮を吹いてから少し時間がたっていたが、そこはまだ
たっぷりと蜜を含んで、テラテラと光っていた。がくぽのペニスを唇で愛撫しながら、自
分も感じていたらしい。がくぽはついさっきまでリンの口の中に収まっていたペニスの先
端を、濡れた割れ筋に宛がった。
 押し入る直前、リンと目が合った。
「がっくんのそういう表情、すごいエッチでだいすき」
 熱っぽい声に背中を押され、がくぽは猛り狂った欲棒をリンの膣内へ埋め込んだ。
「ああぁっ……!」
 リンが悦びの声を上げた。互いに欲望は限界まで高まっている。直後、がくぽは激しく
腰を使い始めた。
「あっ、あんっ、ああっ、はあんっ!!」
 腰を打ち付ける度に、それと同じリズムでリンの唇から甘い嬌声が漏れる。質量のある
肉棒は指の何倍、何十倍もの快楽をリンに与えた。何より大好きな男と一つに繋がってい
るという事実が、リンの快感を更に高めた。
「あ、はぁっ……が、がっくん、すきぃ……っ! だいすきっ……あ、あぁんっ!」
 激しく腰を打ち付けると、リンの膣内ががくぽの肉茎を絞るようにぎゅうっと締め付け
た。熱い肉襞と亀頭が直に擦れる快感には耐え難いものがある。押し入る度にリンの膣に
ペニスを扱かれ、引き抜く度にまた扱かれる。リンが耐えかねたように自分の乳首を自分
で弄っているのを見咎め、がくぽはその手をどかして彼女の柔らかい乳房を揉み捏ねた。
 リンの愛液とがくぽのカウパーが混ざりあい、抽送の度に結合部からにちゃっ、にちゃ
といやらしい音が鳴る。
「あん、ひぁっ……き、もち、イイっ……! んん……も、だめ、リン、おかしくなっち
ゃ……うぅっ……!」
 あまりの快感にうまく回らなくなった舌で、リンが喘いだ。いつも無邪気であどけない
リンが、こんなに乱れた姿を誰が想像できるだろうか。幼い声で嬌声を上げるリンはこの
上もなく可愛らしく、そして卑猥だ。繋がった部分から聞こえるグチュッグチュッという
水音と、二人分の荒い呼吸音と、肌がぶつかる音が混ざり合って、この妖艶なムードに拍
車をかけていた。
 がくぽは欲望の赴くままに、リンの小さな身体を揺さぶった。激しく腰を振れば振るほ
ど、リンの肉壁はがくぽの陰茎をぎゅっと締め付けて離さない。がくぽの太い肉棒が、リ
ンの淡い茂みの奥にある蜜壺へと消えていく様が扇情的に映った。
「あ、あ、イク! イ、クぅっ……あああああっ!!」
 一際高い悲鳴と共に、リンの膣内ががくぽのペニスに吸い付くように収縮した。波のよ
うに膨れあがった射精感が尿道を一気に駆け抜け、目の前で白い火花が散る。
 がくぽはリンの中を最奥まで貫き、その突き当たりに己の欲望の全てを吐き出した。
 熱いリンの中で肉茎がビクビクと収縮を繰り返し、びゅるっ、びゅるっと精液をブチま
ける。
「はぁ、はぁ……ん……がっくんの、リンの中で出てる」
 やがて収縮が収まり、吐精が終わった。心地よい倦怠感の中で、がくぽがすっかり縮ん
でしまったペニスを引き抜こうとすると、リンの中がきゅっと名残を惜しむように締まっ
た。
「やだ……もうちょっとだけ、このままでいたい。がっくんと繋がっていたい」
 恥ずかしそうに告げた唇に軽くキスを落とし、がくぽはリンの中に自身を残したまま、
彼女の上に上半身を投げ出した。

147:がくリン「微熱」(7/7)
08/11/08 16:19:00 KMzAf8dF




「はい、がっくん、あーんして」
 そう言ってリンががくぽの目の前に差し出したのは、いびつな形をしたリンゴだった。
もちろん、リンががくぽのために自分で剥いてきたものだ。ところどころに赤い皮の残っ
たそれを咀嚼しながら、がくぽは昨日の出来事を思い起こした。
 リンに誘われて─とがくぽ本人は今でも思っている─ 一戦交えた後、二人して全
裸のまま、布団も被らずにベッドの上で力尽きて眠ってしまった。呆れたことに、目が覚
めてもがくぽの一物はリンの中に収まったままだった。汗をかいた後そんな格好で寝てい
れば、身体の調子がおかしくなっても不思議ではない。リンはがくぽと繋がったまま眠れ
たことにご満悦の様子だったが、がくぽの方はお約束のように体調をくずしてしまった。
 そして、今のこの状態だ。
 寒気はするし頭痛はするし、身体はだるいし食欲もないし、いいことが一つもない。リ
ンが熱に苦しんでいた時は代わってやれるものなら代わってやりたいと思っていたが、ま
さか本当に代わってやることになるとは。
「がっくん、喉乾いてない? ジュース持ってきてあげよっか?」
「遠慮しておこう」
「じゃあ、お熱計ろうか?」
「さっき計ったばかりだろう」
「じゃあ、ご本読んであげよっか?」
「それも要らん」
 リンはというと、驚異的な回復力で今はもうピンピンしている。二人の様子を見たレン
が「熱暴走って伝染るわけ」と冷めた調子で言い捨てたほどだ。彼女はがくぽの看病がで
きるのが嬉しいらしく、さっきからあれやこれやと世話を焼いてくる。
「もう。じゃあ、がっくんは何がほしいの?」
「少し眠らせてはくれぬか」
「わかった、添い寝してほしいんだね!」
 勝手に解釈したリンが、いそいそとがくぽの布団の中に潜り込んできた。
「直るまで、リンがずっと一緒にいてあげるね」
 まんまとがくぽの腕の中に収まったリンが、彼の頭をよしよしと撫でた。これではゆっ
くり休むどころではない。
 寝付きのいいリンはがくぽの腕の中で彼の身体にぴったりと寄り添って、もう寝息を立
て始めていた。そんなリンにため息を一つ零し、がくぽは苦笑した。


 可愛いリンがずっと一緒にいてくれるのならば、熱を出すのも悪くない─か。


-了-

148:がくリンの人
08/11/08 16:24:10 KMzAf8dF
終わり
細かいところはつっこまんといてもらえると嬉しいっす
風邪じゃないのに射精はするのか云々とか
もうだめだ、ロリンを泣かすのが趣味になってきた・・・

149:名無しさん@ピンキー
08/11/08 16:46:42 76tRnSew
>>148
ムッハー!
ロリン泣かし好きだ!

150:名無しさん@ピンキー
08/11/08 21:09:05 oath2tTH
>>148
GJ!!毎回毎回リンの描写に愛が溢れてるw



カイメイでコネタいきます
微エロ


***
きっかけは些細な口論から。
かっとなって手が出たことなんて初めてだった。
彼女の軽い身体はあっけなくベッドに倒れこみ、
組み敷いた手足は、どんなに暴れても僕の身体を跳ねのけられやしなかった。
今まで知らなかったんだ。僕の方が力が強いんだってこと。
あんなに大きく見えた彼女は、僕の下で悔し涙を散らせながら、
圧し掛かる僕から必死で逃れようとしている。
胸がざわざわした。既に怒りは治まっているはずなのに、
彼女の肩を掴む手が勝手に、ぎりぎりと爪を立てていく。
―逃がすもんか。
初めて知った感情に、口の端を吊り上げて見せると、めーちゃんの顔から血の気が引いていく。



感じすぎて身体も頭もばかになってる。それでも腰が止まらないんだ。
彼女の中がぎゅんぎゅん締め付けてきて離してくれない。
どうしよう、壊しちゃうかもしれない。
荒い息と一緒にそう吐き出したら、さっきからずっと虚ろだった彼女の目に怯えの色がよみがえって
やだ、やだって言いながら弱弱しく涙を零して、僕から逃げようとする。
かないっこないよ。僕の方が優位にいるんだから。
その細い手首をぎゅっと掴んで、また奥深くまで打ち込んだ。
あぅあぁぁ、と絞り出すような悲鳴が耳を打つ。
嫌がってるのに身体はすごく気持ちいいみたいで、胎内と内股に力がこもるのが分かった。
無力な彼女をこんな風に力で奪い取るのはよくないことだって分かってるはずなのに、
支配欲が、嗜虐欲が勝ってしまう。

めーちゃん。
訳も分からず一方的に嬲られて可哀想。でもどうしようもなく可愛い。
このままじゃ本当に壊してしまう。だけど今離すなんて考えられない。
まずいことをしてる自覚だってあるけど、もう他の事なんてどうでもよくなってきた。
いっそ廃棄処分になってもかまわないとさえ思う。今さえよければ。
もう、このまま混じりあって溶けてしまえればいいのに。

快感に打ち震えるだけの人形になってしまった彼女の鎖骨の下にキスを一つ。
火照った肌に赤い痕がとても綺麗に咲いた。


***
お粗末さまでした。


151:名無しさん@ピンキー
08/11/08 21:18:01 Tyt+dYys
>>148
まったくけしからんな!
萌えました面白かったです。相変わらずロリン可愛いがくぽかっけぇ

152:名無しさん@ピンキー
08/11/08 23:07:33 cfihVlbL
>もう、このまま混じりあって溶けてしまえればいいのに
二人の歌声で想像すると萌えた!gj

153:名無しさん@ピンキー
08/11/08 23:39:28 MYuejrEV
>>150
GJ!!
これが動画だったら俺は間違いなくカイト氏ねボタンを連打している


154:名無しさん@ピンキー
08/11/09 00:10:16 q8VLwYhM
>>148
がくぽ潮吹き知らんのか?
堅物っぽいのにリンには甘くてたまんねぇ
GJ!

>>150
珍しい鬼畜カイメイ!

155:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:04:20 QH1DyQu2
こう、なんというか中田氏のトキメキが無いよなボカロ

156:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:18:51 wxOJ76Z7
>>35-43の続きを投下させていただきます。

・レン、終わらない厨二病
・バンド物設定
・がく×アンで軽めにエロ

157:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:26:40 wxOJ76Z7
『おバカロイドの音楽隊・2』





「あーあ、ハクがぐずぐずしてるからいい場所とられちゃった」

「ゴメン……」

最近出来たばかりの、まだ新しいライブハウスの中。
亞北ネルと弱音ハクはスピーカーのド真ん前に陣取っていた。
ネルは頬を膨らませてプリプリと怒り、ハクはしょぼんとしながら謝っていた。

「真ん中が良かったなー……でないと」

「……『レン君と目が合わない』?」

「なっ、何言ってんのよこの出来損ないミュージシャンっ!!」

「う、うぅぅう……」

ネルは最近ハクを連れてライブハウスに行く事が多くなった。
今日は多数のバンドが出演するイベントの日だが、ネルお目当てのバンドはただ一つ。

「で、でもね……ネルちゃんが惚れるのも無理ないと思う」

「何よ」

「『レン』は……あの可愛いルックスで、歌えば毒吐きまくりだもんね。正直震えるよ」

BGMが流れる中、ハクは噛み締めるように言った。
結成から半年足らず、コピーとオリジナルが半々くらい。実力は本物で人気急上昇中。
ネルの手に握られたフライヤーに、そのバンドの詳細が書き込まれていた。



『Idiot-ANDROID』

Vo&G. レン
G. カムイ
Ba. テトペッテンソン
Dr. アン




158:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:28:10 wxOJ76Z7


―――背中には、迫力の有るドラミングのアン。
右には、アタックの強いピッキングをかますテトさん。
左には、上裸でガンガンとストロークを刻むがくぽ君。
で、ステージの真ん中で、僕は今日も有名なロックナンバーを弄りつつカバーする。





Moe geeks try to put us down (Talking about my generation)      萌えヲタが俺達を倒そうとする
Just because we get around (Talking about my generation)       俺達が目立つって言うだけの理由で
Things they do look awful cold (Talking about my generation)     奴等がすることは 恐ろしく冷酷に見える
I hope burn out before forgotten (Talking about my generation)    俺は皆に忘れ去られる前に灰になりたいよ

This is my generation                          これが俺たちの世代
This is my generation,baby                       これが俺たちの世代なんだ

Why don't damn lord fade away? (Talking about my generation)      あの(ピー)マスター消えてくんねぇかな?
Don't try and work what we all song (Talking about my generation)   俺達の歌声の全てを操ろうとするな
I'm not tryin' to cause a big sensation (Talking about my generation) 別に俺は大騒ぎを起こそうとしているんじゃない
I'm just talkin' 'bout my generation (Talking about my generation)  俺たちの世代について言っているだけなんだ

It's my generation                            これが俺たちの世代
It's my generation,baby                         これが俺たちの世代なんだ
It's my generation,baby……                       これが俺たちの世代なんだよ





住宅地にある、まだ比較的新しいアパートの一階。
僕らのバンドのべーシスト、テトさんの家である。
今日はライブが終わり、反省会の二次会の場所としてここを提供してもらった。

「アン殿、あそこで若干走っていたでござる。もっとタイトな演奏を……」

「Live! Liveなのデス!! スリリングなほうがFunに決まってマス!!」

酒が回りまくって、反省会の場を有効活用しているのはがくぽ君とアン。
そういえば、がくぽ君が海外組と繋がっていたのは意外だった。
最も、一番驚いたのはアンがドラムを叩けたことだったけど。

「F○ckin' Jap!!」

「腹切れ貴様ぁぁぁぁっ!!」

どうやら二人とも相当酒が回っているようだ。
反省会はやがて罵倒大会になり、お互いに野次を飛ばしまくり。
ジャパニーズ・サムライと金髪の外国人女性が唾を飛ばしながら、
1DKのアパートの一室で口ゲンカする姿は、非常にシュールだった。




159:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:29:11 wxOJ76Z7
「……ふぅ、馬鹿だなぁ」

「ホントですよねぇ」

「君も含めて言ってるんだけどな、馬鹿だって」

「う、何でですか? テトさん」

一方、部屋の片隅で異種格闘技戦を観戦するのは僕とテトさん。
僕は部屋を広く使うために寄せたコタツに身を埋め、手には美味しそうなカクテルの絵が付いた缶を持っている。
え、年齢設定? なにそれ食えるの?

「今日のステージで、君はまたギターに大きな傷をつけた」

「う」

「パンクもいいけど、もっと楽器を大事にしないと駄目じゃないか?」

そう言って、テトさんはスタンドに立てかけてあった自分のベースを引き寄せて、
ペシペシと右手でサムとプルの動作を始めた。

テトさん、フルネームは重音テト。ステージ用ネームが『テトペッテンソン』。
周りの話だと今年で31歳なはずだが、キメラだから15.5歳だと言って聞かない。
その割には『バンドブーム世代舐めるなよ』と言って僕のスカウトに応じてくれた。突っ込むべきなんだろうか。

「こうやって長年一つの相棒を、って言うのも良いもんだし」

テトさんの愛器は正真正銘のスタイ○バーガーで、とにかく軽くて使いやすいとのこと。
大きな傷も無く、綺麗に使われているようだ。
確かに、ステッカーベタベタで塗装も少し剥げている僕のテレキャスよりは絵になる。
でもいいじゃないか。これは僕の表現方法なんだし。

「ほら、レンも食べな?」

「あ、はい」

コタツの上には、ツマミ代わりのカットされたフランスパンが皿の上に並べられている。
軽くトーストされたそれをサクッと噛んで、缶カクテルで流し込んでやる。
コタツは暖かいし、がくぽ君とアンはうるさいし、BGMにしているニューロマサウンドが心地良い。
弦を弾く音が聞こえなくなったのでふと横を見ると、テトさんはベースを抱えたまま床に突っ伏していた。
それを確認して以降、僕の意識は吹っ飛んでいた。
どうやら僕もいつの間にか眠っていたらしい。



「……ん……っ」

目を覚ましても、辺りはまだ真っ暗だった。
コンポも止まってるし、蛍光灯はいつの間にか消えているし、聞こえるのは布擦れの音だけ。
……ん? 布擦れ?

「……っ!! Wait、起きたかも知れマセン……っ!!」

「なぁに、レンの寝言でござる」

テトさんのベッドの上に、何やらゴソゴソ動く影がある。
時代掛かった日本語とカタコトが抜けない日本語の発生源はあそこらしい。
徐々に暗闇に目が慣れて、視線だけベッドに移すと……

160:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:30:20 wxOJ76Z7
「ん……っ、Oh……あっ、んぅ……!!」

半裸のがくぽ君の下に、体をくねくねさせながら悶えるアンが見える。
……Oh、何と言う異文化コミュニケーション。
それにしてもさっきまでケンカしてたくせに何なんだ、この展開は。

「アン殿……一目見たときから、こういう夜を夢見ていた」

「ガクポ……」

「でなければ、キリシタンの音楽教室になんて通っていない」

アンはボランティアでゴスペル教室の講師をしているらしい。
なーるほど。そういう繋がりがあったのか、この二人。
ゴスペルを熱唱する侍なんて考えただけで吹きそうだ。
さて、僕はこの後どうすればいいのか。
このまま二人が合体するのを黙って見ているのか、それとも空気を読まず立ち上がるのか。

(……君はじつに馬鹿だなぁ)

(ひょっ!?)

と考えていたら、不意に後ろから蚊の鳴くような囁きが聞こえてきた。
当然といえば当然だけど、テトさんだった。
僕と同じく目が覚めたらしい。
僕は思わず変な声を上げそうになって、ギリギリの所で抑えることに成功した。

(こんなチャンスを逃すのか? 祭りだろうこれは!)

(チャンスって……)

テトさんは僕の背中ごしに興奮状態を伝えてくる。
何なんだよ祭りって。

(とにかく、自然に寝返りを打ってコタツの中に頭を突っ込んで)

(……………)

まぁいいか。目が冴えてるし。
ごそごそと姿勢を変え、頭をコタツの中に突っ込んでやる。
一人暮らし用にしては大きすぎるコタツは、二人分の上半身くらいなら隠れる。
中に入ると、ドアップでほろ酔いのテトさんの顔が見えた。

(ほらほら、結構見える)

まるで子供のようにはしゃぐテトさん。
しかしテトさんから匂うシャンプーっぽい甘い香りは、やっぱり大人の女性なんだという事を再確認させられる。
狭いコタツの中で接近する僕とテトさん。おもわず心拍数が上がる。
童貞は捨てても、こういう場面でのトキメキは大事にしたい。

「んっ、あっ……んぅ……」

テトさんのベッドはとても低い。
コタツから顔を出すというポジショニングでも、ベッドの上の情事が丸見えなくらいに。
アンの股間にがくぽ君が顔を埋めているのもバッチリ見えている。

「No……っ!! ぁ、ガク……ポ……っ」

161:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:31:17 wxOJ76Z7
アンのワンピースの中に頭を突っ込んでいるので、がくぽ君がどんな顔をしているかまでは分からない。
目に見えない相手を、アンは両手で押し返そうとワンピースの上からがくぽ君の頭を押さえる。
腰をくねらせ悶えるアンと、かすかに聞こえる粘着質な音。
確実にがくぽ君はアンのアソコを弄んでいる。

「んっ、ああっっ、Ooh……っ!!」

海外モノのAVで聞いたような喘ぎ声と、普通の日本人みたいな喘ぎ声が混ざるアン。
日本暮らしを始めてしばらく経っているらしいので、その影響だろう。
でも、なんだか不思議な感覚に襲われるのには変わりない。

「……綺麗でござる」

「……お世辞ならNo Thank You」

「拙者がそのような嘘を付く者に見えるか?」

「……No、ガクポはいつもGentlemanだね」

「なら、信じて欲しい」

「あっ……!!」

クサいセリフもがくぽ君くらい端正な顔立ちなら許せるような気がする。
がくぽ君はアンのワンピースを脱がしに掛かっていた。
スムーズな動きで、あっという間にアンはベッドの上で生まれたままの姿になる。

「綺麗でござるなぁ……やっぱり」

「あぅ、ハズカシイ……早く」

床に近いポジションから見ても、アンのきれいな形のおっぱいと、その先の突起がよく見える。
がくぽ君はちゅっとその先端にキスをしながら、自分も肌を晒していく。
一体どこでこんなに馴らしてきたんだろう? やっぱりまだ謎だ。

「ん、ああぁはあぁっ……!! Ah……っ!!」

アンの口から、上ずった喘ぎ声が聞こえてきた。
がくぽ君とアンが繋がった証拠だろう。
二人の腰部分に眼を移すと、ぴったりとくっ付いてるみたいだし。

(うわ……)

僕は小声で思わずそんな声を漏らす。
他人のセックスを覗くという行為をした事なんて、もちろん無い。
自分だって経験したはずなのに、これはこれで違った新鮮味がある。

隣から、テトさんがごくりと唾を飲んだ音が聞こえたような気がする。
歌い手に求める理想を詰め込んだ、端正なルックスのVOCALOID同士の性行為は、
何だか見てるこっちが恥ずかしくなってしまいそうだ。
……僕らがVOCALOIDであることはテトさんにはまだ黙っているから、テトさんがどう考えているのかは分からないけど。

「んっ、ああっっ、はぁあっ、んぅうっ……」

「はっ、はっ……っう、あ……」

162:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:32:15 wxOJ76Z7
パンパンとがくぽ君とアンの結合している部分から音がする。
その度にアンのおっぱいはがくぽ君の体の下で規則的にぷるぷると揺れ、形を変える。
アンもがくぽ君も顔を歪め、気持ちよさに耐えているみたいだった。
くっ、流石に真横じゃ二人のアソコがどうなってるのか見えないよなぁ。
僕は体をコタツの中でズリズリと移動させる。すると、

(……あっ)

(ちょっ……?)

隣のテトさんと肩がぶつかった。
慌てて謝ろうと顔をテトさんの方に向けると、またテトさんの顔がアップになる。
さっきよりも更に近い。恋人同士ならこのままキスに持っていけそうなほど近い。

(……………)

部屋にはアンとがくぽ君のエッチな声が響いているはずなのに、今の僕には聞こえない。
超至近距離から見るテトさんの息遣いと、僕の心臓の音だけを感じ取る。
僕もテトさんも、アンとがくぽ君に当てられて、おかしくなってしまったんだ。
だって、テトさんにこんな気持ちを抱いた事なんて今日まで無かったのに。

(……君は……)

テトさんが僕にささやく。
暗くてよく分からないけど、テトさんの体の熱さから察するに、きっと顔が赤くなっているんだろうと思う。
そりゃそうだ。こんな至近距離で、暗闇で、エッチな気分で……

僕は唾を飲み込む。
こうなれば、キスくらいやっちゃうか? 空気に任せて。
バンド内恋愛が悪いなんて誰が決めたんだ! shit!
大英帝国の夢に未来なんて無いんだぜ!! ひゃっほーい!!

(……んっ)

暴走する思考を表に出さないように、僕は静かにテトさんの顔に手を伸ばす。
目をつむって唇を差し出すテトさんの顔を、自分へと引き寄せようとする。
そして。



ガツッ!!



「痛ぇっ!!」

「whaaaaaattttt!?!?」

「なっ、何事かっ!!」

コタツのフレームに手をぶつけて、僕は思わず大きな声を上げた。
すると、当然アンにもがくぽ君にもばれる訳で。
アンもがくぽ君も驚きの声を上げた。

163:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:33:45 wxOJ76Z7
「や……っば」

テトさんの顔から血の色が引いていく。
どうしよう、このままじゃ二人して『楽刀・美振』の錆になってしまうかもしれない。
想像したら……ぞっとした。
とりあえずほとぽりが冷めるまでは会わないほうがいいんじゃないか?

「テトさんっ!!」

「なっ、ちょっ……!!」

コタツを思い切りちゃぶ台返しのように跳ね上げ、テトさんの手を握って体を起こす。
ぐいっとテトさんの体を引っ張りながら、玄関までダッシュ。
ブーツは後で履けばいいやと、僕とテトさんの分を手に持って、そのまま飛び出した。

「待てレン!! お主は何か勘違いしているっ……!!」

がくぽ君が何か大声で言ってるけど、そんな事に構っている暇は無い。
僕とテトさんは、ペタペタと足音を夜の街に響かせながらアパートを離れた。




「……君は……じつに馬鹿だな」

「すみません」

近所の公園でブランコに乗りながら、僕はテトさんからお決まりの罵倒を受ける。
しかも大きなため息と共に。
某ネコ型ロボットのセリフと同じなはずなのに、胸がギリギリ締め付けられる。テトさん恐るべし。

「大体『美振』は楽器だろう? ……ってがくぽが昔言ってた」

「……返す言葉もございません」

テトさんの追求に、僕は思わず肩をすくめる。
そうだ。VOCALOIDが凶器持っててどうするんだ。慌てすぎだろ僕。

「本当に、バンド名の通りの『Idiot Android』っぷりだな、君は」

「はぁ……ん?」

テトさんの追求に頭をかく僕。
しかし、テトさんのセリフに何だか違和感を感じた。
確かに『Idiot=馬鹿な』だから合ってはいるんだけど。
『Android』……? わざわざ口に出したってことは、まさか……バレてる?

「……でも、君に声をかけられたから、こうやって楽しく音楽やってるんだよなぁ」

テトさんは僕の考えなど無視して、話を続ける。
―――VOCALOID『Sweet Ann』『神威がくぽ』『鏡音レン』。
テトさん以外にはそんな繋がりがある。でも、テトさんだけは別なんだ。

ある日TUTA○Aに行ったら、DVDを延長しすぎて怒られているテトさんを見たのがきっかけ。
古いライブビデオを手に持っていたので、何となくそのまま音楽の話になって、
じゃあベース出来るならやらないかと僕が持ちかけたんだっけ。
ん、これってナンパと何が違うんだろう?

164:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:34:48 wxOJ76Z7
「やっぱり、歌えるって楽しいよ」

ブランコをこぐ度に、テトさんの赤いくるくるヘアーが揺れる。
こぎながら、テトさんは本当に楽しそうに喋ってきた。
テトさんも細々と音楽はやってきたらしいが、真面目にステージに上がるのはこのバンドが初めてだとか。

「君みたいな厨二のおバカでも、こんなに才能があれば人気も出る」

「……誉めてないですよ、それ」

くそぅ、何でテトさんはいつもこんなに僕にキツイんだ、というか見下してるんだ。
一応バンドリーダーは僕なんだけどなぁ。
……それにしても、さっきのテトさんのどアップ顔は心臓に悪い。
まるで本当の恋人同士みたいで……
はっ、一体僕は何を考えているんだ。

「とにかく帰ろう。がくぽもアンも心配してるはずだからね」

いつの間にかテトさんはブランコから降りて、僕の目の前で帰りを促している。
テトさんが何故か手を僕へと伸ばす。
どんな意図があるか分からないけど、テトさんは何だか無邪気に笑っていた。





―――始めは萌えオタのマスターの手から逃げるために作ったバンドが、
それ以上の意味を持とうとしている。
それでも歌う事しか能の無い僕は、一体どうすればいいんだろう?
何故か、テトさんと握った手が熱くなってきた。

165:名無しさん@ピンキー
08/11/09 02:35:59 wxOJ76Z7
以上です。
続き物にしたいのでまた今度。
読んでいただいてありがとうございます。


166:名無しさん@ピンキー
08/11/09 08:44:33 w/DbflEf
>DVDを延長しすぎて怒られているテトさん

ここで吹いたw

167:名無しさん@ピンキー
08/11/09 10:19:16 yxvpJ7Li
>>165
GJ!
レンテトのほのぼの恋愛に期待。

168:名無しさん@ピンキー
08/11/09 10:49:25 q8VLwYhM
31と14って軽く親子レベルだよなw
まあそんなこと言ってたらがくぽなんて論外だが

169:名無しさん@ピンキー
08/11/09 11:50:55 puAtXgDB
                   _,,..-‐v―‐--、 , クヘ
               , =、/:::::::::;:':::::_:::::::::<<:「`ヽ、
               l〔冫:ヾ‐:::::::::::ヘ:::::-、:::ヾヽ :::::\
             冫:::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::Vノ/:::!:::::::::::ヽ
             /::/:::::::ト、 ::::::|\_::::::::::::V、__!!、::::::::::ヽ
               /::/!:::::::;L_\::::l ´>=、:::::::lr'rニ1!::::::::::::::ヽ
            {::/::|::::::::レ,=、\! ヒ'_ト、:::川jレ,ハ:::::::::::::::::ヽ
           ∧!:∧::::::ハ,ヒ〕      lVベラ´ ';:::::::::::::::::ヽ
           /:::冫::;ヘ::: ∧  ' _ _,   ルく    !::::::::::::::::::ヽ
           /::::::::: /::;!ヽ{_ > 、_  イノL`ヽ   !:::::::::::::::::::ヽ
           ,' ::::::::::;:::::!       ,r┘‐‐ ' >、_   l::::::::::::::::::::ヽ
           / ::::::::::;::::::!  ,.-‐ <,ム、  /´   ヽ  l:::::::::::::::::::::ヽ
           ,′::::::::::::::::! ,′,//´「:::`{!  、    }   l:::::::::::::::::::::ヽ
          ,!:::::::::::::::::::::{ / /.:/ /::.  .:[! ハ 01 l   !::::::::::::::::::::::ヽ
          ,!:::::::::;:::::::::::::l// .:::/  ,!rー┐:[! |   !   !::::::::::::::::::::::::ヽ
         ,!::::::::::::::::::::::r'、{:::::/  /::.  ̄ .::ヘ、」_ _」、  l::::::::::::::::::::::::::ヽ
       ,!::::::::::::::::::::::/`..〉/  /::.::.:.   ..::::/{. ̄ 田|   !::::::::::::::::::::::::::ヽ
      ,!:::::::::;'::::::::::/ .::::/   ,'::::.ヽ/ .::::/ l:..    {   l::::::::::::::::::::::::::..
      ,!:::::::::,::::::::::/ .:::/   ,′ ::::..:::::::::/  |::::.   |   l:::::::::::::::::::::::..
      /::::::::/::::::::/ .:〃   / ;  .:::::::::::/  l::::::::..  |   l::::::::::::::::::::::::.
      /::::::::;'::::::::///    /:::..!   ;r'〈    !ヽ:::::::., |   l::::::::::::::::::::::.
    〃::::::/:::::/ ;r'_‐┐ /::::::::〉 / :::ヽ. |:::  ,r l    !:::::::::::::::::::::.
    /:::::::_/  ;r'ー-┘ / ⌒)::::::::   ::ヽ.| _/  l    l:::::::::::::::::::::::..
  /::::: 「   .:::/     /ヘ、':::::.  :. 、  :::ヘl ::.::..  .:l   !::::::::::::::::..
 /::::::: /|   .:::〈     / :::...`ヽ.  ::.  ヽ:::::.| :┌- ┐!   l:::::::::::::::::::..
,/:::::: / ∧.  /∧  /ヘ   ::::::::..ヽ、   _」 :::! 「 」l|  l:::::::::::::....
::::::: / <´ヽ<:/ ` :/ .:| \     _,. ‐'´ヾ! :::! 「! 」! !   !::::::::::....
:::: /   `Y´\::::::/ :::;! .::l\  /:ヽ _/ | .:::| 「l 」l. l   l::::::::::....
: 〈    .::::{\ .:Y  .:::,! .::::| .::ヽヘ ::_,ノヘ、,イ :::i 「 「|l !  l:::::::....
:::: ヽ、 .:::::!  ` く_ ̄ 7ー-- '!ー ヘ:ヽ、_, ‐'! ,! ::::l 「! 」 !ハ  !:::..
   | ハヽ,!      ̄ゝ,―'rー‐‐' ヽヽ、 /   ::| 「l. 」|  〉
   ` ` ト=、_ _    /    ,!_  _  _ヾニ ヽ、_ └--‐'_rヘ
      |::::::::::::::::`::7     !::: ̄:::::::::::::::::!  「√「「ヘ j


170:名無しさん@ピンキー
08/11/09 14:35:03 SyLvmBUh
改行うぜ

171:名無しさん@ピンキー
08/11/09 18:25:06 2o0G/t0I
>>165
ストーリーちゃんとしてて面白かった、GJ

>>168
がくぽは三十路超えかよw

172:名無しさん@ピンキー
08/11/09 18:39:54 GRdrCQMM
がくぽは最年少なのに最年長っぽい
しかし論外な年齢っていくつなんだ
声だけならKAITOと10才くらい離れててもおかしくはないがw

173:名無しさん@ピンキー
08/11/09 19:04:19 ORB+TS7p
茄子神様だから年齢を超越してそうだって意味じゃないか
声だけならKAITOはオサーンだよなあ

174:名無しさん@ピンキー
08/11/09 19:40:10 RA+p+Jy1
>>171
31才はテトのことだよ

175:名無しさん@ピンキー
08/11/09 19:41:34 RA+p+Jy1
あ、ごめん。今わかったわ。
気にせずスルーしてくれ。

176:名無しさん@ピンキー
08/11/09 20:10:11 nt06WMR6
がくぽって四百歳越えてるとかいう設定をどっかで見たな
公式だっけ?

177:名無しさん@ピンキー
08/11/09 22:25:10 cQbaiGFj
見た目歳いってそうなのに最近世に出たばかりだから世間しらずっておいしいよな
守って守護月天のシャオを思い出す

178:名無しさん@ピンキー
08/11/09 23:28:44 C7y4GCu4
>>176
中の人の年齢を参考にしてるんだとおも

179:名無しさん@ピンキー
08/11/10 00:52:02 iQM8UNkw
閣下ロイドが出たら10万歳と数か月みたいな年齢になるわけか

180: ◆G/JDSVg/gE
08/11/11 00:12:59 4KsJwn8Y
こんばんは、鬼畜ドSです。
今回はレン視線の、ほのぼの小話です。
タイトルは「子供の好奇心」

それではお手柔らかに。

181:名無しさん@ピンキー
08/11/11 00:15:22 4KsJwn8Y
どうも、レンです。
今日はがくぽさんも入って6人で夕食。
食べ終わって団欒していると、ある話から「腕相撲をやろう」って事になった。
まずは俺とリン。なんとか俺の勝ち。ミク姉とリンでは、ほぼ互角で勝負つかず。
で、次は俺とメイコ姉。流石に負けた。
その後、メイコ姉とカイト兄の対決になった。
以前、酔っ払ってはカイト兄に暴力を振っていたメイコ姉が余裕で勝つと思っていた…が、違った。
開始直後、メイコ姉は顔を真っ赤にしているのにも関わらず、カイト兄は涼しい顔。
腕が全く動く気配なし。暫くするとカイト兄は
「めーちゃん、両手使ってもいいよ?」
と、余裕アリアリで言った。
流石に両手は…と思っていたらメイコ姉は両手を使いだした。でも微動だせず。
カイト兄、そんなに強かったのか?そんなふうに思っていたらカイト兄が
「そろそろ決着つけようか。」
と言い、メイコ姉にあっさり勝った。凄く悔しがるメイコ姉。
「カイト兄が勝った…」
俺やリン、ミク姉呆然。だって酔っ払ったメイコ姉に為すがままだったじゃん。本気を
出せばメイコ姉を倒せるのに…
その後カイト兄はがくぽさんと対決。ジワジワとカイト兄が倒して勝利した。
かなり強いじゃんカイト兄。

その日、俺はカイト兄と一緒に風呂に入った。男同士だけで話すにはうってつけだからだ。
しかしカイト兄、引き締まってるなぁ…俺にはない男らしい体格。正直羨ましい…
「カイト兄さぁ…」
俺はカイト兄に聞いた。
「ん、何だい?」
「なんで今までメイコ姉が酔っ払って暴れている時、あんな力をふるわないで、
為すがままにされてんだよ?」
俺が聞くとカイト兄は両手で湯をすくって顔を洗い、俺の質問に答えた。
「男はむやみに女に手をあげるモノじゃない。それだけさ。」
…んー、納得いかないなぁ。出来たら見たいんだよなぁ、カイト兄が酔っ払った
メイコ姉を男らしく捩伏せてるところ。

182:名無しさん@ピンキー
08/11/11 00:20:20 4KsJwn8Y
そんな事を考えているとカイト兄が口を開いた。
「レン、まさか俺がめーちゃんを捩伏せているところを見たい、って思っただろ。」
図星を指され思わず無言になる…怖い程鋭いなカイト兄。まぁ情緒はメイコ姉より
秀てるから当然と言えば当然か。
するとカイト兄は低い声で静かに話した。
「そんな事をしたら、めーちゃんが傷つくだろ。俺はこの力をそんな事に使いたくない。
たとえめーちゃんが悪酔して俺をフルボッコしようとね。」
だからって為すがままにフルボッコなんてさ、俺には耐えられないよ。ほんとワカンネ。
そんな事を思っているうちにカイト兄が湯舟から上がった。
風呂から上がり際、カイト兄は困った笑みを見せ
「分からない様じゃ、レンは俺が思っている以上に子供だな。」
と、言って風呂場を出た。
確かに俺は14歳の子供。カイト兄みたいな経験豊かな大人じゃないよ、ったく…

後日がくぽさんに相談した。
がくぽさんいわく、
「[武士の情け]という言葉がある。メイコ殿は腕相撲で両手を使ってもカイト殿に
勝てなかった。カイト殿はメイコ殿の力量をわかっておるのだろう。だから悪酔して
暴力を振ってきても、メイコ殿の力量をわかって受け身にまわっているのだろう。」
だって。益々ワカンネ。俺がつまらない顔をしてると
「これは仮説だが…過去にカイト殿はメイコ殿を捩伏せた事があるのかもしれぬ。
理由はともあれ、優し過ぎるカイト殿の事だ。その時に虚しさを知り、手を上げぬ様に
なったのかもしれぬ。」
過去にカイト兄がメイコ姉を捩伏せた?…有り得るわな。
がくぽさんの言うとおり、優し過ぎるカイト兄の事だ。虚しくなって以降手を上げなく
なったのかも。
「あの二人は我々より[ボーカロイド]として長い時を共に過ごし、信頼しあっている。
あの仲睦まじい二人の事だ、夜伽も…」
と言って急に扇子を広げ、咳込んだ。
「何?[ヨトギ]って?」
と、聞くとがくぽさんは視線を反らした。…あ、そういう意味か。

まだ納得いかないけど[カイト兄が酔っ払ったメイコ姉を捩伏せてるところを見る]のは
諦めて、がくぽさんをからかってみるかw俺はがくぽさんの袖を軽く引っ張って尋ねた。
「ねぇねぇ、[ヨトギ]って何だよ?」
「そ、それは…」
「それじゃあカイト兄かメイコ姉に聞いてみよっとw」
「まっ、待たれよレン殿っ!!」



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