08/10/28 19:24:37 jF4/Jz/g
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擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
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3:名無しさん@ピンキー
08/10/28 19:51:41 o2w1R0YQ
一乙。
4:名無しさん@ピンキー
08/10/28 20:00:24 vxKd7gPc
>>1乙
5:名無しさん@ピンキー
08/10/28 22:20:55 sHJ/7dl+
>>1様、お疲れですわ。
6:名無しさん@ピンキー
08/10/28 23:01:40 Yw0NAcCs
>>1、ハァ、ハァ、もうガマンできない……乙してくれる!
7:名無しさん@ピンキー
08/10/29 21:23:53 epJA1DQZ
期待
8:名無しさん@ピンキー
08/10/31 05:11:15 jonp+M9Z
なんかよく分からない電波を受信したんでとりあえず投下。
「交渉犬」
「静かにしろやゴルアァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!!」
バンバンバンバンバン!!!!!
店内に怒号と銃声が響く!
今の俺はジャージ姿に覆面という格好、手には拳銃。
目の前には縛られた店員と客たち。店の周りは機動隊とパトカー。
この状況・・・俺は今、銀行強盗の真っ最中なのである。
なんでこんな事をしてるのかって?それには深い深ーい訳があるんだ・・・
1ヶ月前、俺はパソコンの画面と対峙していた。
(やっぱりいつみ汚里原画のこれは鉄板だな…あとこれは角戸のシナリオか、買わない手はない…)
え、何をしてるか?もちろんエロゲーの購入検討に決まってるじゃないですか奥さん。
(まあシナリオ系はこんなとこか…次は抜きゲーに行くか。
何々、『猫耳孕ませ女学園』…お、俺の属性にクリーンヒット。
『最終狐耳電車2』…なんでこうこのメーカーはいちいち俺のツボを突いてきますかねぇ。
憎い!いや~憎い、憎いねえ!!はっははは)
真夜中、一人エ○スケの画面を見てテンションを上げまくっていた俺の姿は多分相当キモかっただろう。
そんな感じで気が付けば購入予定表には30本近いエロゲーの名が刻まれていた。
(流石にこれは…やばいか?)
実は俺はつい最近バイトをクビになったばかりで、現在絶賛ニート生活満喫中。
ちなみにクビの理由はエロゲーに夢中になりすぎて3日間無断欠勤したこと(だって面白かったんだよ…○国○ンス)
とにかく、全財産を投げ打たなければこれだけの量は買えない。
(が!そこであえて挑戦するのが漢って奴だろう!)
即決だった。俺はあちこちのページを巡って「予約」ボタンを押しまくった。
月末の金曜日、次々に届けられるエロゲーたちを前に笑いが止まらなかった。
それから、飲まず食わずのぶっ通しでエロゲーをプレイし続けて。
5日目に突入したあたりで電気を止められ、HDDの中身がぶっ飛んだところで俺はようやく我に帰ったのだった。
9:名無しさん@ピンキー
08/10/31 05:11:54 jonp+M9Z
俺はかなり慌てた。めちゃくちゃに切羽詰まった。その末に考え付いたのが―
(襲っちゃいますか、銀行。)
ひどく極端な結論な気がしたが、とりあえず現状を打開するにはそれしかない。
そこからの俺の行動は早かった。近所の銀行を数件回り、良さそうな時間帯を見極める。
とりあえずうさみみ銀行という銀行に狙いを定めた。店員が全員(男も)バニーガールのコスプレをしているという変な銀行。なんだそりゃ。世も末だ。
武器の拳銃は偶然誰もいない交番の傍を通りかかったら見つけた。あの時はドッキリか何かかと疑った。
ちなみに持っていたエロゲーは全て処分しておいた。万一見つかったらまたマス○ミが騒ぎ出すからな。
今後の業界のこともきちんと考えるあたり、やはり俺は並の連中とは違うぜ。
まあそんなわけで、決行の日の今日を迎えた。
犯行は全てが順調にいった。店に入るやいなや拳銃を取り出し、金を要求。
要求はすんなり通り、現金1000万円が用意された。
すぐに警察が来て取り囲まれたが、これは計算済み。こっちには人質がいる。
(どうでもいいがバニー姿の男女が互いに縄で縛られている光景は何ともシュールだ)
その人質を盾に逃走用のヘリコプターを要求。
ヘリの操縦なんて無論したことはないが、今の俺の辞書に不可能という言葉は無い。
俺には犯罪の神様が付いているのだ。切り裂きジャックとか多分その辺の霊が。
そうでもなければこんなに上手くいくはずがない。
失敗といえばわざわざ自宅から覆面を被ってきてしまった事くらいだ。周囲の視線が痛かった。
まあ、そんなことはいい。
この銀行強盗が成功すれば、まさにバラ色。
今、俺は人生の絶頂にいるのを感じていた。
10:名無しさん@ピンキー
08/10/31 05:12:55 jonp+M9Z
(あー腹減ったな…)
この強盗が始まって3時間ほど。俺は飲まず食わずだった。
バニー姿が気味悪いながらも妙にマッチしている支店長(♂・57歳)に食糧のありかを聞いたが、あることはあるが人参しかないという。ふざけんな。
とりあえず警察連中に要求することにするが、ただの要求では面白くないので一計を案じることにする。
要求をボードに書き、外に見えるように掲げる。
外の連中は一瞬きょとんとしていたが、すぐにワイワイと騒ぎだした。
(おー、慌ててる慌ててる)
まさに、人がゴミのようだ。ふはははははっ!!!あーいい気分。
つーかすげーよ俺、コッカケンリョクをおちょくっちゃってますよ。田舎の父ちゃん母ちゃん見てるー?イエーイ!
そのころ外では・・・
「犯人から新しい要求です」
背広姿の若い刑事が上司に報告する。
「要求の中身は?」
「ええと、『とりあえず松坂牛100キロ、現地直送で』だそうです」
「「・・・・・・・・」」
「…馬鹿だな」
「そうですね…」
「こんな馬鹿をいつまでものさばらせておくわけにもいくまい…アレを使うぞ」
その言葉に若い刑事がピクンと反応する。
「交渉犬…ですか」
「そうだ。試用期間中だが、テストにはもってこいだろう」
何やら不穏な空気が漂い始めていたのだった・・・
食糧が運ばれてくるのを意気揚々と待ち続ける。
我ながら馬鹿な要求だったが、本当に運ばれてきたらかなり面白い。
そんな楽しい想像をしながら笑い転げていると、外の機動隊の列が割れるのが見えた。
(お、来たか?)
本当に松坂牛だったらどうしよう―と思ってそれを見た瞬間、俺の体は固まった。
11:名無しさん@ピンキー
08/10/31 05:13:52 jonp+M9Z
現れたのは牛肉などではなく、白いワンピースを着た女の子だった。
それだけでもこの緊迫した状況にはあまりにも不釣り合いなのだが、驚くべきことはまだあった。
彼女の顔の横には本来あるべき耳はなく、代わりに頭頂部に犬耳が生えている。
首に見える茶色い首輪。そして尻からは、ふさふさした尻尾。
彼女(?)は凍りついている俺に物怖じもせず店内に入り、大声で挨拶をした。
「はじめまして!わたし、シホっていいます!
交渉犬の正式任用、第一号です!
ご飯持ってきました!どうぞ食べてください!」
その声で俺は我に返る。
何が起こっているのかさっぱり分からないが、とりあえず悪役らしく振舞うことにする。
「ありがとう、喜んでいただくよ」
満面の笑みを浮かべ、おにぎりを受け取ると見せかけ・・・
「誰が食うかっ!」
思いっきり床に叩きつけた。
「きゃいん!?そ、そんな、ひどい…」
「ああん?俺は松坂牛持ってこいっつったろうが、なめとんのかワリャぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ひぃっ!ご、ごめんなさいごめんなさい!
それしか用意できなかったの、とりあえず食べてよぉ」
「ちっ、しゃーねーなー」
口ではそう言ったが、正直腹の減りは限界だった。少女が持ってきたおにぎりのもう一つを頬張る。・・・さっき投げ捨てるんじゃなかった。
食べながら少女をじっと観察する。確かに犬耳と尻尾が生えてはいるが、なかなか可愛らしい容姿をしている。
むしろ耳と尻尾が俺のマニアックな劣情を駆り立てるというかぶっちゃけこの場でヤりたい。
普段エロゲーばっかりやってて2次元にしか興味が無いと思われている俺だが、実は3次元の幼女と無茶苦茶したいというキケンな欲求もあったりするのだ。
彼女はそんな視線に気付いたのか、顔をこちらに向ける。
「ねえ、さっきからそんなにシホのこと見て…もしかして、したいの?」
ストレートだね、おい。
「ふふ、…いいよ犯人さん。シホも、したくなってきちゃった」
12:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:14:39 jonp+M9Z
「うおわっ!?」
何この超展開脚本家を呼べ脚本家を、と思う間もなく彼女の手が俺のズボンの中に入り込む!
これはやばい。この世に生を受けて30年、純潔を守り通してきた僕ちんには刺激が強すぎる。
その上ここ最近は銀行強盗の準備でまともに、その、オナニーをしていない。いやん、こんなこと言わせるなんて恥ずかしい・・・じゃなくて。
「ふふ、きもちいーでしょー?あれ、何だかぬるぬるしてきたよー?」
柔らかく湿った手のひらで股間の息子を優しく撫で、さすり、扱きあげる。
彼女の手が与える、波のように襲い来る快感の前に俺はあまりにも無力であった。
「ちょ、ちょっ待て…くおっ…」
「我慢しなくていいんだよー?思いっきり出しちゃってね~!」
悪戯っぽい笑みを浮かべながら、刺激を強める彼女。
は、早くも腰の辺りに熱い感触が。
「そーれ、ふぃにっしゅ!!!」
その言葉と共にグイッと息子を捻る。
瞬間、股間が弾ける感触と共に、俺は息子から白濁液をドクドクと吐き出してしまった。
「えへへ、凄ーい。いっぱい出たね、犯人さん♪」
手のひらに付いた大量の精液をぺちゃぺちゃ舐めながら、無邪気な笑みを浮かべる彼女。
まさかリアル幼女と淫行を致してしまうことになるとは想定外だった。これで俺も立派な犯罪者の仲間入りだな。
ふっ、すまないな2○hのみんな。俺は一歩先にオトナの階段を上ってしまったようだ・・・
そんなよく分からない感慨に浸っていると、更に衝撃的な言葉が耳に飛び込んできた。
「ねーえ?…シホと、もっと気持ちいいこと、しよ?」
13:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:15:20 jonp+M9Z
はあ。もっと気持ちいいこと、でございますか。
それはつまりセックスのことだと理解して宜しいんですね?
しかしですねえ、これ以上はちょっと。社会的にまずいというか、犯罪なんですよ。
え、お前すでに強盗やっちゃってるじゃんって?あーそういやそうだった、いや~ははは・・・
っていうか、何誰もいない給湯室なんかに連れ込んじゃってるんですかお嬢さん?
あっ、ちょっ、やめて!押し倒そうとしないで!!無理やり服脱がさないでっていうか破らないで!!!
初めてなの!だから優しくしてぇ!ビージェントル!
「にっひっひ~。ねえしたいんでしょ~?」
いやまあ正直バリバリしたいっす。そりゃマイサンもエレクトってなもんですよ。
「だったら…素直になっちゃえ~っ!」
そう一声叫ぶと飛びかかるように押し倒され、そのまま騎乗位の体勢になる。
「ねえ、シホのここね…こんなにドキドキしてるんだよ…?」
どっかのエロ漫画で見たようなセリフと共に俺の手を取る。
そしてその手をその未発達なふくらみへ・・・うわああああああああああqあwせdrftgyふじこlp
なんかもうねヤバいわこれ、めっちゃ興奮する。よく分かんないけどこれが背徳感?
とはいえそのまま固まってる訳にもいかない。とりあえず揉んでみよう。
「きゃふ!…ああ、ん…いい…よ、犯人さん」
そ、そうか、いいのか。それじゃもっと強くしてみようか。
「ああん!…くぅ…いいよお、あん…もっとぉ…」
乳首とかもいじってみたりして。
「ひゃあうん、あふうぅ…あう…きもちいいよお…」
14:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:15:58 jonp+M9Z
頬を赤く染め、髪を振り乱し、一心不乱に喘ぎ続ける。
そのロンリィな外見と裏腹な痴態に俺はすっかり夢中になっていた。
やがて彼女は胸をいじっていた俺の手を取り、
「ねえ、いつまでもおっぱいばっか触ってないで…次、いこ?」
その手を股間に持っていく。
いざ、秘密の花園にLet's go。
触ってみると、そこは既にびしょびしょに濡れていた。まさにエロ小説でいうところの洪水状態。
「シホ、いっぱい感じちゃってね…こんなになっちゃった。えへ♪」
その童顔に似合わないセリフと、妖艶な笑み。
それを見て俺の中の何かがスパークした。
不意を突いて、真下からいきり立つ息子を一気に挿入!
「ひゃあああああああん!だ、だめええええええええ、きゃう、くうぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!」
「はっはあ、さすがっ、イヌだけあってっ、よく鳴きやがるぜぇぇぇっ!」
なんか思わず相当アレなことを言った気がするがもう気にしている余裕はない。
下から腰を思いきり突き上げる度、パンパンと互いの肉が触れ合い淫らな音を立てる。
ぼんやりとした意識の中、不意にちょっとした悪戯を思いついた。確か犬っ娘の性感帯といえば・・・
「きゃふうぅっっっ!だめ、しっぽさわっちゃだめええええええええええっっっ!!!」
あーやっぱりか。付け根をぐっと掴み、さらに片手で尻尾を扱くように愛撫し、先端をくすぐる。
「ひゃう、ひゃうう…わう、わうう、わん、わおおおおおおおおおおおおおおんんんっ!!!」
ひときわ大きな嬌声を上げると、弓のようにのけ反り絶頂に達する。
俺もほぼそれと同時に、彼女の中に白濁をぶちまけていた。
15:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:16:51 jonp+M9Z
今日は色々あったな。うん。色々。
まず銀行強盗をやった。これは凄い。超一代イベントだなうん。
で、まあいい感じで来た所になぜか犬耳少女が現れた。
そしてその犬耳少女に童貞を捧げ、現在に至る。というわけですね。
・・・しかし気持ち良かった。ってか最後らへん、イカせた。
考えてみたら初めてでイカせることが出来たって凄いんじゃないだろうか。
今日の俺には犯罪の神様の他にもAV男優の神様が付いていたのかもしれない。
そんなアホなことを考えていると、息を整えていた彼女が話しかけてきた。
「ふぅ…ねえ犯人さん、…シホが何のために来たか、わかるよね?」
俺はアホなテンションのままそれに答え・・・後々それを激しく後悔することになる。
「HAHAHA!決まってるだろうディアマイハニー!俺に会うために来てくれたんだよな!?
こんな修羅場にまで押しかけてくれるとは…まったく俺も罪な男だな。
だがもう心配いらない!奪った金で世界旅行と洒落こもう!君が望むなら例え火の中水の中
「あなたを逮捕するためだよ♪」
瞬間、俺の体は地面に叩きつけられた。
「…へ?」
全身に痛みが走る。
気付けば彼女は俺の背に馬乗りになり、さらに両手を拘束している。
「はい、犯人確保♪
警察のみなさーん、シホ、やりました~っ」
無線機で何事か連絡する彼女。
どこにそんな物を隠していたんだ?と思う間もなく部屋に警官がなだれ込んできた。
あっという間に手錠を掛けられ、連行されていく俺。
一方彼女はというと、警官の一人からご褒美らしき骨ガムを貰って満面の笑みを浮かべている。
時折、『バカだったから交渉するまでもなかったよ』とか『へたくそな上に早かったです』とか聞こえる。
さすがの俺でも気付いた。・・・騙された。
16:名無しさん@ピンキー
08/10/31 05:30:41 jonp+M9Z
「て、てめえ!騙しやがったな!?」
「え~、なんのことかな~?」
骨を夢中でしゃぶっていたが彼女が顔を上げる。
「わたしは交渉犬だよ?はじめに言ったよね~?」
「確かに言ってたような気がするけど…大体何だよ交渉犬って!聞いたことねえぞ!」
「んーとね、あなたみたいなきょーあくはんを説得するのが仕事だよ!
実際の事件での任用はシホがはじめてなんだ~。だから犯人さんの名前も永久に犯罪史に刻まれるんだよ?
『シホのいろじかけ大作戦に見事はまったおばかさん』としてね。よかったね☆」
「良くねえ――――――っっっ!!!!」
殴りかかりに行こうとしたが警官に慌てて止められる。
「そんなにおこんないでよお…きもちよかった、でしょ?」
そりゃ確かに最高に気持ち良かった。
ああ、あの快感を思い出すだけでお前の事を許せ
「じゃ、せいぜい裁判がんばってね、ば~~~かっ!」
やっぱ許せねええええ!こんのクソ犬があああああ!!!!!
俺はべーっとばかりに舌を出す彼女に向け、空しく拳を振りまわしながらパトカーへと引きずられていった。
ちっくしょおおお!出所したら真っ先にブチ殺しに行ってやるううううう!
―――――――――――――――――――――――――――――
強盗、誘拐・・・日々増え続ける凶悪犯罪
それに立ち向かう警察の陰に交渉犬と呼ばれる存在がいる
彼女たちはあらゆる交渉術を駆使し、時には体を使い犯人逮捕に全力を挙げるのだ
行け、交渉犬たちよ!明日の自由と平和のために!
おわり
17:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:32:32 jonp+M9Z
最初らへんと最後トリ付け忘れた・・・orz
新スレ早々幸先の悪いことをして申し訳ありません
18:Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6
08/10/31 05:35:25 jonp+M9Z
訂正。(>>16の3行目)
×わたし ○シホ
重ね重ねホントすいません・・・
19:名無しさん@ピンキー
08/10/31 06:12:00 yJT6Rbby
いやいやいや、面白かったよ。GJ!
20:名無しさん@ピンキー
08/10/31 08:43:42 Nybol1sB
新スレ投下第一号執筆乙です、そしてGJ!です。
21:名無しさん@ピンキー
08/10/31 16:21:30 vRU0RokI
GJ!!
こういうノリは好きだw
22:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:05:00 qFm46SLR
これは良い逆レ
23:名無しさん@ピンキー
08/11/01 13:57:50 3jKTfWne
GJすぎる!
24:名無しさん@ピンキー
08/11/01 19:32:10 uQRuHdCv
GJ!主人公が将来の俺みたいだ w
25:名無しさん@ピンキー
08/11/02 07:06:30 AUNxWGjZ
いいSS
26:名無しさん@ピンキー
08/11/03 01:04:21 DVHp4QE8
一番槍乙&GJ
ただ、
ロンリィな外見×
ロリィな外見◯
だと思われ
揚げ足スマソ
27:名無しさん@ピンキー
08/11/03 03:06:10 0BDg6ffQ
>>26
主人公の壊れテンションっぷりを表してるから間違いとは言い切れないかも
28:名無しさん@ピンキー
08/11/03 10:29:16 Bt7EnPrE
いい奥さんになれるのはどの擬人化動物だろう
29:名無しさん@ピンキー
08/11/03 10:35:52 pT38d2Wp
ライオンとか実は旦那は獲物を脅かすだけで主な仕事はメスがやる
世話女房ハーレムだな
30:名無しさん@ピンキー
08/11/03 14:38:07 TlSqCdtP
鳥類は一見良さげに見えてメスが浮気する種類が多いんだぜ?
31:名無しさん@ピンキー
08/11/03 17:27:26 NgwgMpjd
おしどりとかな。鶴は仲睦まじい。
32:名無しさん@ピンキー
08/11/03 17:46:35 o0ZnBura
そう言えば、鶴に求愛のダンスされて
やっちゃった男性飼育員の話があったな。
擬人化じゃないからスレ違いだが……
33:名無しさん@ピンキー
08/11/03 20:03:30 SFxyznOh
インコとかだと、あまり触り過ぎると、飼い主をつがいだと思い込んで交尾されたと思って卵ぽんぽん産むようになったりするらしい。ホルモンバランスが崩れたり、寿命が縮むからお勧めできんけどな
34:名無しさん@ピンキー
08/11/03 20:11:48 DGteky3J
チョウチンアンコウ……は他のオスもくっついちゃうことがあるんだったか。
あれは見ようによっては包み込むようなグレートマザー的愛情表現にも見えるが、
別の見方では支配者としての母とかヤンデレ的なニオイもするし……うーん。
35:名無しさん@ピンキー
08/11/03 21:04:10 SFxyznOh
俺はチョウチンアンコウはヤンデレだと思う。
「あなたと一つになりたいの」→そして吸収
36:名無しさん@ピンキー
08/11/03 21:53:45 AZ7MXhdA
北海道の風連湖畔で、
霧の中にたたずむタンチョウヅルのつがいを発見してカメラに納めたが、
「こいつ等、片方が死ぬまで生涯連れ添うんだよなあ……」と思うと、独り身が哀しくなってきた。
37:名無しさん@ピンキー
08/11/03 23:58:30 n2/69WII
ペンギンは毎年同じ相手な種類が多かった気がした
38:名無しさん@ピンキー
08/11/04 00:10:58 IILF0zBa
さあ、ボノボについて語ろうか…
39:名無しさん@ピンキー
08/11/04 00:14:50 CNN+8Itc
実はチンパンジーもケンカになりそうになると乱交をはじめるらしいぞ
40:名無しさん@ピンキー
08/11/04 02:43:12 7I6M3YuB
ちょっと聞きたいんだが、このスレってさ、
例えば、ヘビが女の子に変身して好きな男を逆レ。
んで、そっからヘビの形態に戻って男を更に逆レとかも良いの?
まとめると、中身が変身した女なら、ヘビ形態でフェラとかさせてもスレ的には大丈夫でしょうか?
41:名無しさん@ピンキー
08/11/04 04:06:45 O6mrqqWk
流れ豚切りスマソ
携帯で一本書いたんだが、童貞のため投下方がわからん
先達の方がいらっしゃったらご教授願いたい
42:名無しさん@ピンキー
08/11/04 05:10:57 ZLhOBvMV
短いやつなら、普通に投下してOK
かなり長いやつなら、人のいない時間帯を狙ってじわじわと、とか?
自分はそうしてるけど
43:名無しさん@ピンキー
08/11/04 06:52:14 O6mrqqWk
42
レスサンクスです
結構長め
本文の欄に普通に貼っていいの?
あと、どのくらいの長さでで切らなきゃならんのか解らん
44:名無しさん@ピンキー
08/11/04 07:46:39 qKmBO1Vz
>>43
オーバーすれば強制的に弾かれる。
ただ、JANE情報で4096バイト60行が限界だから携帯ならその前に限界が来るはず。
あとは、ほどほどに読みやすい範囲で区切りをつけるのが重要かな。
45:名無しさん@ピンキー
08/11/04 09:33:38 O6mrqqWk
>>44
>>42
的確なレスサンクス
やべぇ、『携帯厨死ねや』とか『初心者スレ逝け』とか言われるかとビクビクしてたが、
このスレ住民の懐の深さに感涙している
46:名無しさん@ピンキー
08/11/04 09:45:50 wAcvtCNp
>>40
一応、はじめに注意として一言書いたほうが良いかな。
>>45
いいのかい?初めての投稿がこんなスレで・・・!?
47:40
08/11/04 11:50:30 7I6M3YuB
>>46
了解
48:名無しさん@ピンキー
08/11/04 11:57:07 eOOKuNrG
ちょっとしたアドバイス
半年ROMれ
49:名無しさん@ピンキー
08/11/04 18:40:33 iMVImwCS
>>40
全く問題無くね?
ただ、蛇とか爬虫類、それに哺乳類でも結構多くの種類で膣が横に2個並んでるから、
その辺りの設定とか考えた方が濃厚にエロい作品が生み出せる希ガス
爬虫類、鳥類の総排出肛を考察してると、途中で心が折れそうになる。
50:名無しさん@ピンキー
08/11/04 19:31:17 O6mrqqWk
>>46
こんなこと初めてだけどいいんです
僕…擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレみたいなスレッド好きですから…
51:名無しさん@ピンキー
08/11/04 21:19:27 nhO2Qpdv
ウホ
ところで今日ゲーム屋で偶然Wiiの牧場物語見かけてなんとなく買ってきたんだが
動物擬人化逆レイプ脳になった俺には変な妄想ばっかしてだめだった
52:名無しさん@ピンキー
08/11/04 21:29:26 wAcvtCNp
病院池。
と、書き込もうと思ったら確かに牧場物語って・・・ムッハー!・・・ちょっと病院逝ってくる
53:名無しさん@ピンキー
08/11/04 23:08:36 QsPQCFxS
牛娘の母乳プレイや羊娘との脱衣プレイ、あまつゆえには馬娘に騎乗位逆レや犬っ子の無邪気フェラと申したか。……しかも毎日
牧場に修行行ってくるわ
54:名無しさん@ピンキー
08/11/04 23:12:52 XkOGJ7VI
馬の上じゃなくて馬が上か…
55: ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:10:39 eJZfrNLm
>>54
だれうま
半年ばかりROMっていたが、我慢できなくなったので投下します。
長めなので、気に入らない人はトリップであぼんしてくだされ。
56:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:12:39 eJZfrNLm
失恋とリストラのダブルパンチを喰らった俺は、社会からドロップアウト
して自然の中に暮らすことを決心した。
社会不適応者と笑わば笑え。そも、今の日本社会自体が非人間的な論理で
できているのだ。そのような世界から抜け出したのは、決して逃げではなく
むしろ進歩である。ところで俺は、誰に向かって言い訳をしているんだろうね?
というわけで俺はいま、新しい住処となる山奥のあばら家の前に立っている。
正直、ここに暮らすのは人間として以前に動物としてどうなの? といいた
くなるような荒れ具合なのだが、俺のつつましい貯金で買えたのはこれが精
一杯だったのだ。何か、この世のものならぬ存在がいてもおかしくないよう
な雰囲気がバリバリなのだが、気にしたら負けである。
これまた貯金をはたいて買った軽トラ(中古・事故歴アリ)から荷物をお
ろし、荷ほどきを始める。家を直したり掃除したりする必要もあるが、それ
はまた明日以降に回す。今日はとりあえず寝られるだけの用意をしなければならない。幸い、時間だけはたっぷりある。ぎっくり腰にならない程度に頑張るとしよう。
中に入ってみれば、そこにあるのは外観と甲乙つけがたい惨状だった。一
度買う前に写真を見て覚悟していたとはいえ、畳から雑草やらキノコやらが
生えている家というのはインパクトがある。とりあえず寝室だけでもきれい
にしなければならないので、ダンボールから掃除用具を引っ張り出す。
草をざくざく刈って、ゴミを掃き出して、さて雑巾であちこち拭こうかと
思った時、この家に水道が無いことを思い出した。たしか、かわりに井戸が
あるという話だったな。
庭に出てみると、苔生した石組みがあった。上に蓋がしてあるが、間違い
なくこれが井戸だろう。それが証拠に、そこには滑車が設置してあって釣瓶
バケツもついている。
実は俺は、本物の井戸を見るのはこれが初めてだったりする。もの凄く古
そう、というか、年期がどうこうというのを越えてほとんど遺跡のごとき風格
すら感じられる。この場合、それは良いことなのか悪いことなのか。
おそらく年単位で誰も開けていないであろう井戸の蓋を開けてみる。これで
枯れていたりしたらシャレにならない。中を覗き込んでみると、ずっと下の方
できらりと光る水面が見えた。どうやら、まだ水はしっかりと湧き出ているよ
うだ。とりあえず一安心。
早速釣瓶を落として水を汲んでみる。カラカラカラという滑車の音とともに、
かなりの速さでロープが滑り落ちていく。一体何メートルの深さまであるのか
知らないが、相当深い井戸だというのはわかった。ぼちゃん、という水音がす
るまで、五秒くらいかかったんじゃないだろうか?
ロープを引いて汲み上げようとしてみたが、上がりきるころにはだいぶ中身
がこぼれてしまった。これも使いながら慣れるしかないのかね?
幸い、量は減ったとはいえバケツには澄み切ったきれいな水が入っていた。
泥水だったらどうしようかとも思ったが、それは杞憂だったらしい。
というわけで、早速だが井戸水の味とやらを試してみるとするかね。くぼま
せた両手で水を口に入れてみると……。なんだこれ、メチャクチャ美味いぞ。
例えて言うなら、究極のメニュー作りをしている新聞記者が白い飯の上にこの
水だけかけて茶漬けを作り、それを食ったグルメ産業を牛耳る白髭の老人が目
と口からビームを出しながら「うまいぞー!」と叫ぶくらい美味い。
57:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:13:41 eJZfrNLm
なんというか、これが街で飲んできた水道水やミネラルウォーターと同じ水
とはとても思えない。口に含んだ瞬間、頭蓋の中を冷風が駆け抜けたような爽快感
があり、飲み込めば食道から消化器までの全細胞が潤い、最後には豊かな森の生命力
を感じさせる芳香が鼻腔を抜ける。なんというか、水でありながら芳醇という形容が
似合いそうな、一口飲んだだけで疲れも悩みも吹き飛んでしまうような、そんなエネルギー
を感じさせる水だった。
掃除をしてのどが渇いていたこともあり、思わずバケツの中の水を全部飲み
干してしまった。さらについついもう一杯汲んで飲んでしまい、さすがに水っ腹
になった。それでも決して苦しくないところがまた凄い。もはやアルプスや六甲
なんか目じゃないね、ここの井戸水は。
掃除に使うためにバケツに三杯目の水を汲むはめにもなったのだが、リフレッシュ
したおかげか今度はかなり上手く汲み上げることができたようだ。滑車をきいきいと
いわせながら、重い釣瓶バケツを引き上げる。
ところが、今度は水以外にバケツの中に入っているものがあった。バケツの底にへ
ばりついている黒い影。これは―
「イモリ?」
そう、そこにいたのはあの両生類のイモリであった。黒い背中に赤い腹が毒々
しいアレである。だがそれ以前に、この異常な大きさは何なんだろうね? 一瞬、
特別天然記念物オオサンショウウオの子どもかと思った。とにかく、イモリとい
うものからイメージされる大きさをはるかに超えている。
なるほど、「井守」と書いて「イモリ」と読むだけに、本当に井戸の中に住ん
でいるものなのか。それに名水のおかげか、たいそう育ちもよろしいようで。
「むう……、しかしこいつをどうしようか?」
確かイモリって毒を持ってたような気がする。そうでなくとも、こんな大き
な両生類が住んでいる井戸の水を飲むのは、少し気味が悪い。いっそ、ひねり潰し
てしまうべきか?
そんなことを考えていると、バケツの中のイモリと眼があった。以外とつぶら
な瞳が、何かを訴えるようにこっちを見つめて―
あ、だめだ、もう殺せない。というか、不覚にもかわいいと思ってしまった。
俺は両生類やらはそんなに好きじゃないんだが……。
しかたがないので、この子には井戸の底にお帰りいただくことにした。ま、
向こうの方が先に住んでいたんだし、しょうがないよね? よくわからないが、
「井守」というくらいだから、井戸にいても害はないだろうと思う。
「じゃあ、これからよろしくな」
俺はささやかな同居人にそう別れを告げ、井戸の縁に下ろしてやる。そいつ
はちらりと俺の方に流し眼をくれた後、ぽちゃんと水の中に戻って行った。や
けに人間臭い仕草に見えたのが気にかかったが……。
58:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:15:02 eJZfrNLm
汲み上げた水で掃除を済ませ、なんとか一部屋だけは人が住めそうな状態に
なった。割と体力は残っているが、今日はこれくらいにしておこう。なにしろ、
この後はかまどで飯を炊かなくてはならん。経験がないことばかりなので、体力
には余裕を持っておきたいのだ。
乏しい食材からなんとか夕食を作ることにして、またも井戸から水を汲む。
今度はイモリの姿を見かけることもなかったので、心おきなく飯が炊ける。
その後は薪を探したり、火をつけたり火がついたり(自分に)、無洗米だと
思ったら普通の米だったりと様々な紆余曲折を経て、ようやく白い飯と味噌汁
と野菜炒めの夕食が完成。というか、食べられる状態まで行く間にとっぷりと
日が暮れてしまった。この調子で明日から大丈夫か、俺。
なにはともあれ、腹が減っては戦は出来ぬ。早速食べるとしよう。……おお、
ここでも井戸水がいい仕事をしているではないか。ご飯粒がピンと立っている
上に、炊き立てご飯特有の香りと輝きがいつもより強い。薪で炊いたからかも
しれないが、俺の手際からいってむしろ井戸水の力だろう。
ここでも思わずご飯だけ三杯もおかわりしてしまった。何しろ美味いのだ、
これがまた。しかし、こうしてみると欠点ばかり目立つ我が家だが、この井戸
だけは素晴らしい。土地屋敷の値段から考えれば、むしろお買い得とすら思える。
ひょっとすると、この水を売ればそれだけで生活できるんじゃないだろうか。
ミネラルウォーターが売れに売れている世の中だから、この水を世に出せば飛ぶ
ように売れるに違いない。
おっと、俺はすでに金にまみれた世の中を捨て去ったんだった。いかんいかん。
ついリーマンだったころの癖が……。
というわけで、煩悩を振り払うためにも今日はもう寝ることにした。前住んで
いたアパートから持ってきたせんべい布団を敷き、寝る支度を整える。明かり
を消して見れば、障子の穴から差し込む月明かり。草ぼうぼうの庭からは虫の鳴
が流れる。これもまた風情があって良いではないか。
こうしてそこそこ満ち足りた気分で布団にもぐりこむ。腹の皮が張っている
せいか、それとも今日一日の労働のせいか、すぐに眠気が来る。
ああ、明日は風呂に入れるようにしたいなあ。でも、そのためには何回釣瓶
を使えばいいのやら。
そんなことを考えていると、いよいよ眠気が耐え難くなってきた。それでは
お休みなさい。そして、さようなら薄汚れた社会。
ついに意識が途切れそうになったとき、ふと違和感を覚えた。
庭から、虫の声が聞こえない。ついさっきまではうるさいほどに鳴いていたのに。
そのことがいやに気になったので、眠気は脇に置いて一度起きあがった。そ
してぼろぼろの障子を開けて庭に下りる。外に出てみると、足元が楽に見えて
しまうほど明るい月明かり。ほの蒼く冴えわたる月の光に照らされた庭は、ちょっと
意外なほど神秘的だ。
そしてその庭の片隅から、ひたり、という湿ったものが動く音が聞こえた。
そちらを見てみると、そこにあったのは例の井戸。また音がしたかと思うと、
その井戸の中から、にゅうっ、と白い手が生えてきた。
その手はゆっくりと動いて井戸のへりをつかむ。そして、その脇からはさら
にもう一本。そして明らかに井戸から出ようとして、何かが―
59:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:15:50 eJZfrNLm
瞬間、俺は猛ダッシュで部屋にあがり、布団を頭からひっかぶって目を閉じ
た。頭の中では、呪いのビデオだとか播州皿屋敷とかいう単語が乱舞している。
ちょっと待て、俺には井戸だけが映っている変なビデオを見た記憶も、皿を割った
女中を斬った覚えもないぞ。というか、最近のあれはテレビから出てくるんじゃ
なかったのか?
そうさ、今のは夢だ、幻覚だ、蜃気楼だ。いくらなんでも、井戸から手が生
えてくるわけないじゃないか。常識的に考えろ。この科学の時代に幽霊などいるわけ……。
ところが、嗚呼何ということか。必死の自己暗示もむなしく、ひたひたとい
う何者かが歩く音が聞こえてきた。というか、明らかにこっちに近付いてきている。
おいおい、これは本気でシャレにならんぞ。確かに何か出るんじゃないだろ
うかという雰囲気だったことは認めるが、本当に「出る」と思う奴がいるか?
マジで勘弁してください。念仏ならいくらでも唱えてやるから!
そういうことをぐるぐると考えている間に、すでにその足音は家に上がり込んで、
部屋の中にすでに入ってきていた。なんてことだ、いつの間にか「逃げる」コマンド
も使えなくなってるよ……。やっぱり人生ってクソゲーね。
そしていよいよすぐそばまで来た何者かは、俺が包まってガタガタ震えてい
る布団に手を掛けた。そして、一気に引き剥がす。
―ひゃあぁっ!
「今晩は……。まあ、そんなに震えて、どうかなされたのですか?」
頭を抱えて震えている俺にかけられた声は、どう聞いても優しげな女性の声
だった。少なくとも「うらめしや~」ではないわけで、むしろ鈴を転がすよう
な実に美しい声なわけで。俺は指の隙間からそっと声の主の姿をうかがった。
そこにいたのは、目の醒めるような極上の美女だった。
顔の輪郭はきれいな卵型で、その上にはなんとも秀麗な眉目が乗っている。
切れ長で大きめの目は潤みをたたえ、黒目の中では月の光がきらきらと揺れている。
鼻筋はすっきりと通り、その下の唇はぽってりと紅く艶やかだ。そしてその顔を、
闇の色をした長い髪が縁取っている。
その身にまとっているのは黒の和服で、銀糸で流水の紋が入っている。その
裾からは緋色の腰巻が覗いていた。体の線が見えにくい和服を着ていてもなお、
安産型の臀部からふとももへの優美で豊かなラインが見てとれる。
しかし何より目を引くのは、その胸だ。隠されるどころか、あまりに大きす
ぎて服の中に収まりきっておらず、緩んだ襟元から深い深い谷間が丸見えになって
いる。インパクト抜群。これぞまさに爆乳である。
結論、今目の前にいるのは、まさに完璧な美女。それも、妖艶という言葉を
体現したかのような、匂い立つような良い女である。
「うふ、いやですわ。そんなに見つめないでくださいまし」
思わず凝視してしまった俺に向かって恥じらったようにうつむく彼女。ちょっと
顔をそらして口元に手を当てるしぐさが実に色っぽい。
60:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:16:21 eJZfrNLm
「い、いや、突然目の前にとんでもない美人がいたので驚いちゃって」
いってから気づいたが、本心が口をついて出てきただけなのに、どことなく
口説いてるっぽいな。
「まあ! ありがとうございます。貴方のような殿方にそういっていただけると、
嬉しいですわ」
「はは、喜んでいただければ何よりです。ところで、あなたは一体誰ですか?
たぶん初めて会ったと思うのですが」
「あら、初めてではありませんわ。前に一回会っていますもの」
「え?」
そういわれても、全く見覚えが無い。第一、こんな美人、一度見たら忘れる
はずがないと思う。
「ふふ、おわかりにならないかしら?」
「ええ、残念ながら……」
「そうですか……。まあ、人の身ならば無理からぬことですわね」
彼女はそういうと悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「わたくし、この家の井戸の守り神をしております。ほら、貴方が井戸から
引き揚げたあのイモリの化身、といえばおわかりかしら?」
「は、イモリ?」
ひょっとして、いやひょっとしなくてもあのイモリのことか? 他に心当たり
はないしな。
だけど、いきなり井戸の神様だのイモリの化身だのいわれても理解に苦しむぞ。正直。
「お疑いかしら?」
「ええ、まあ正直ちょっとまだうまく飲み込めないといいますか」
「うふふ、では、少し証拠を見せましょうか」
そういった彼女の背後で、何か黒い影のようなものがずろり、と動いた。
それはよく見ると彼女自身の腰から生えているようで、ちょっと扁平で
水中で動きやすそうな……。それはまさに、まごうかたなきイモリのしっぽ
だった。大きさは明らかに異常だが。
「さ、どうぞ触って確かめてください」
衣擦れの音とともにそのしっぽが俺に向けて差し伸べられる。おそるおそる
触ってみると、やはりそれは偽物ではありえない、実に生々しい両生類の質感
を持っていた。
61:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:17:38 eJZfrNLm
「うわあ……」
「ふふ、納得していただけました?」
「え、ええ十分に」
ここまできたら納得するほかない。目の前にいるのは人外のものなのだ。
それも、精霊とか土地神とか、そういうのに近いような。
「ええと……。それで、その井戸の守り神様がなんでわざわざ出てこられたんです?」
「それは、ご恩返しのためですわ。よくある話ではありますけれど」
「恩返し?」
はて、俺が彼女にしたことといえば、井戸から引き揚げてまた井戸に返し
ただけだと思うのだが? それがどう恩返しに通じているのか、さっぱりわからん。
「貴方は今日、井戸の蓋を開けて、水をくみ上げましたでしょう」
「ええ、確かにそうですが」
「あの井戸はこの付近の山の精気が流れ込む、そういう特別な井戸になって
いるのです。だからこそ私はそこの井戸で精気を吸って生きていられたので
すけれど。でも、ここ数十年というもの誰も井戸の蓋を開けてくれなかった
ので、あの井戸は死にかけていたのです」
「はあ……」
「井戸というのは生き物のようなもので、ちゃんと蓋を開けて水をくみ上げ
てやらないと息ができなくなってしまいます。そうなれば水脈も精気も枯れ、
私も死んでしまうところでした。そこに貴方があらわれ、水をくみ上げてく
れたおかげで、わたくしもあの井戸も生きながらえたのです。ですから、
そのご恩返しをしたいと思いまして」
「ははあ、なるほどねえ」
そういえば、どこかで似たような話を聞いたことがある。放置していた井戸
が息ができなくなり、井戸の霊が人に助けを求める話だ。しかしまあ、山の精気
が入った水とは、あれだけ美味いのも納得だわ。
「ところで、恩返しというと、どういったようなことを?」
「それはね……」
そういって、彼女は突然俺の顔を両手で固定すると、おもむろに顔を近づけて、
そして俺の唇に自分のそれを押し付けた!
俺に覆いかぶさるようにして情熱的に口付ける彼女。俺はたまらず体勢を
崩して布団の上に倒れかけたが、それでも少しも離れようとはしない。さらに、
倒れた拍子にわずかに空いた隙間から、口の中に舌を滑り込ませてきやがった。
そして、舌を伝って流し込まれる甘ぁい唾液……。うは、なんというおいしい
ディープキス。あまりの甘美さに気が遠くなりそうだ。
俺がすっかり頭が真っ白になったころ、ようやくちゅぽっという音を立てて
唇同士が離れた。俺の方は酸欠で息も絶え絶えだが、どういうわけか彼女の
方は平気な顔をしている。流石は神様というべきか。
62:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:18:09 eJZfrNLm
「これでおわかりになりましたでしょう? 私のこの体で、貴方にご奉仕い
たしますわ」
そして、しゅるりと音を立て帯を解く彼女。左右の合わせが開いて、纏って
いた着物がはだける。そこからのぞく白くきめ細かそうな肌と、半分以上顕わ
になった胸の稜線。男なら誰しもが魅了されるであろう艶美がそこにあった。
だが、
「ちょ、ちょっと待ってください。そういうのはちょっと……」
俺はしなだれかかろうとする彼女を押しとどめた。
「あら、どうかしましたか?」
彼女は意外そうな顔を見せる。
「ひょっとして、私は貴方の好みではないのかしら?」
「いや、あなたは凄い美人だと思いますよ、私も。だけど、やはり女性はも
う少し自分を大事にするべきだと思いまして。それに……気分が乗りませんので」
そう、俺はこの美味しすぎる状況にあってさえ、いやだからこそか、彼女
のいいなりになることに抵抗を覚えていた。あの手痛い失恋の記憶が、俺の
精神に女性への不信感と警戒を植え付けていたのだ。誰だって、さんざん貢が
された挙句、金持ちのボンボンと二股かけられたらそうなるだろうさ。嗚呼、
そういやあいつもけっこう胸がでかかったなぁ、などと思い起こせば、
目の前の爆乳の魅力も半減というものである。
一応いっておくが、別に不能じゃないぞ。ただ俺は学習しただけだ。きっと
そうに違いない。うん。
というわけで、俺はこの状況を妙に冷めた目線で見ていた。せっかく誘って
くれたのに悪いが、彼女にはこのまま井戸の中にお帰りいただくとしよう。
井戸を守ってくれていればそれで十分さ。
そういうことをそれとなく伝えてみたが、彼女は納得してくれなかった。
「それでは、恩返しになりませんわ」
「いえ、ですから恩返しなんて考えていただかなくても結構ですって」
「でも……」
「いやほんとにお気持ちだけで十分です。さあ、もう遅い時間ですから、ま
明日お話ししましょうよ、ね?」
不満げな顔な彼女だったが、俺のせりふに少し考えるようなそぶりを見せ
た。納得してくれたのだろうか?
「ええ、そうね。もう夜も更けてまいりましたし……」
おっ、わかってくれたか。
「問答無用でいただくことにしますわっ!」
―な、なにぃ!
63:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:18:40 eJZfrNLm
あっという間の出来事だ。俺は彼女に完全に押し倒された。
ひんやりとした夜気のかわりに、彼女の体温が肌の温感を支配する。俺の
胸板で、彼女の豊か過ぎる胸がむにゅう、と押しつぶされる。そして、さっき
よりなお激しく唇を奪われた。首にしがみつかれて抵抗することもできず、
俺はその容赦のない口付けを受けざるを得ない。
舌に唇が割られるとともに、またも大量に流し込まれる彼女の唾液。だが、
どうもおかしい。さっきとは違って甘くない。むしろ苦い? そして、飲み
込むとともに胸や胃を焼かれるような感覚。
「ふ、ふ、ふ……」
俺から口を離した彼女は妖しく笑う。
「イモリといえば、古来より惚れ薬の原料として知られてきましたわ。さっき
の口付けのとき、その媚薬の成分も唾液と一緒に流し込まさせていただきました」
俺の目の前で、完全に服を脱ぎ去る彼女。差し込む月明かりに、その裸身
が照らし出された。
それはとてつもなく蠱惑的な光景だった。裸になってみると、そのプロポーション
の見事さがさらに良くわかった。柔らかく骨格を覆うような感じで肉付きは良く、
それでいて下品でもたるんでもいない。野性的しなやかさを含んだ脚線美から、
細い腰回りへと続くライン。その上では、あの類まれなる胸が衣類の束縛か
ら解放され、淫猥に揺れていた。そこに神秘的な美しさを添えるように、あ
きれるほど長い黒髪が、月光を受けて流水のようにさざめいていた。
その姿を見た瞬間、俺の心は完全に彼女に囚われていた。圧倒的な美に脳内
を侵食され、警戒も思考も何もかもかき消され、ただそこにある美しさを貪る
ように見つめることしかできなかった。惚れ薬だの媚薬だのといったことも、
全く気にならなくなった。
そしてそれとともに、枷が外れたせいか急速に成長を始める俺の股間。
その様子を見て、彼女は満足そうに微笑んだ。そしてへたり込む俺の足元
に膝をつくと、なんのためらいもなく俺の服をはぎ取った。ひんやりとした
夜気を裸の股間に感じる。
「ああぁ……、美味しそう。この雄の臭い、たまりませんわぁ……」
うっとりと呟く彼女。元から潤んでいた瞳が、ますます淫蕩に濡れた。
朱に染まった頬と合わせ、まるで熱病にうかされているかのようにも見える。
「ごめんなさいねぇ。私、もう我慢できません。こんな美味しそうな雄の精気
のにおいを嗅がされたら、もう体が疼いて」
「た、食べられちゃうんですか、俺?」
正直、今のおれは彼女に喰われるんなら、それもいいかと思えるほど彼女
に惚れていた。もっとも、それは多少いきすぎた考えだったようだ。
64:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:19:52 eJZfrNLm
「別に貴方のお肉を食べたりはしませんわ。いただくのは貴方の精気。私は
山や自然の精気があれば生きて行けますけど、あれは味気ないもの。本当に
美味しいのは動物の精気。特に雄の精は大好物ですわ。それを何十年も我慢
してきたんですもの。多少の失礼は許してくださいますよね?」
そういった彼女は、そそり立つ俺の男性をその白魚のごとき指で包む。た
だそれだけで特に動かしてもいないのに、俺の腰は快感に融けそうになった。
彼女のしっとりとした指先の吸いつくような感触は、それほどまでに素晴ら
しいものだったのだ。
俺はいつしか、完全に逆らう気もなくして、ただ首を縦に振っていた。必死
に彼女の誘いを断っていたさっきまでの自分が、単なる阿呆にしか思えない。
だってそうだろ? この俺の女神さまと、あのクソ女を一緒にするなんてで
きるはずがないじゃないか。
そしてそんな俺を、彼女はとても嬉しそうに見ていた。
「ありがとうございます。では、早速いただきまぁす……」
彼女はおあずけを解かれた犬のように、口を開けて一気呵成に俺のモノを
飲み込んだ。あまりに深く咥えすぎて、俺の股間と彼女の口が密着してしまう。
見ているこっちの方が心配になるほど深く突き刺さる俺の欲棒。呼吸とか、
本当に大丈夫なのだろうか? だが、彼女の方は全く苦しげな様子も見せず、
むしろうっとりと陶酔したような表情だ。
だが、俺は俺で人の心配をしていられるような状況では全くなかった。彼女
の口内は、それ自体が粘液でできているかのような錯覚を覚える、卑猥な肉袋だった。
どんなオナホールよりも密着度の高いそれの中では、舌と唾液が容赦なく俺
を責め立てる。そしてその唾液の中には、今もあの媚薬が分泌されているは
ずだ。俺は、自分が人外の存在に囚われたことを否応なく認識させられる。
彼女がこくり、と唾を飲み込むように僅かに喉を動かすと、その動きが恐ろしい
ほどの快感となって流れ込んできた。その刺激に、思わずびくりと体が反応
する。彼女はそれを見てとると、獰猛な笑みを浮かべて顔を上下に動かし、
咽喉と口腔と、唇の全てを使って俺のサオを扱き始めた。
これまでに感じたことのない、危険なほどの快感。それは、今まさに捕食
され飲み下される生き物が、最期に感じる恍惚のようなものだったのかもし
れない。俺は、哀れな小動物のように手足を痙攣させ、その快楽に耐えるしかなかった。
「うあぁっ、で、出るっ!」
あっという間に射精させられてしまった。それは精を吸い出されているこ
とがはっきりとわかるような、奇妙な感覚を伴っていた。びゅるびゅると引き
ずり出されるように尿道をかけのぼる精液。それは発射されるそばから、全て
彼女に飲み下されていった。彼女ののどがこくり、と動くたびに、俺の一部
が溶けだしていった。
「はあ、はあ……」
65:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:20:35 eJZfrNLm
荒く息をつく。まるで濁流にのまれる木の葉のように、快感に翻弄されて
しまったせいだろう。強烈な快楽は、強い反動をともなっていた。
「んぐっ、うあっ、あ……」
ようやく俺の股間から顔を離した彼女は、陶酔しきった顔で口内に残った
味を堪能していた。口の中でいやらしく動く舌が、彼女がこれまでどれだけ
飢えていたのかを伝えていた。
「ふあぁ、凄いです。貴方の精、すっごく濃くって、匂いも強くて、美味し
くて……。こんなの今まで食べたことないです。もう、もう私、夢中になって
しまいます……」
最後の一滴まで逃すまいと、俺の棒をしゃぶる彼女。気に入ってもらえた
ようで何よりだ。ここしばらく女性不信のせいでオナニーもしていなかった
のが、かえってよかったのかもしれない。
「ん、次は胸でご奉仕させてもらいますわ。また濃くって美味しいのたっぷり
出してください」
そういって彼女は、唾液でべたべたになった棒をその爆乳で包み込んでし
まう。豊か過ぎる谷間にてらてらと光る赤黒いサオが飲み込まれていく様や、
彼女の手の動きに合わせてぐにぐにと卑猥に変形する乳肉のあり様は、とて
つもなく淫らで刺激的な光景だった。
だがそれよりやばいのはその触感だ。なにしろ、胸で挟んでいるだけなの
に、肉同士が完全に隙間なく密着しているのだ。そんなことはありえないと
思うのだが、俺にはそのようにしか感じられない。どうして彼女の皮膚は、
どこもこんな吸いつくような感触を持つことができるのだろうか?
そしてその肉同士が擦りあわされると、俺はまたも瀬戸際まで追い詰めら
れてしまった。萎える暇なんかありはしない、彼女の強烈な快楽責め。舌が
ないだけ口よりは刺激少ないかと思ったが、それは甘い予想にすぎず、実際
には視覚的刺激も合わさって甲乙つけがたい責め技になっていた。
「ああっ、またびくびくしてますっ。早く出してぇ!」
俺が暴発寸前になると、彼女も切羽詰まったような声で射精をねだった。そ
して谷間から僅かに顔を出す先端に、彼女の人より若干長い真っ赤な舌
が這わせられる。
それが最後の刺激となって、俺の下半身は再び決壊した。白い濁流が、彼女
の舌に、顔に、谷間に盛大にまき散らされた。自分でも驚くほどの量のそれ
を、彼女は歓喜の笑顔で迎えた。
「はああぁっ! いっぱい出てるうぅ……熱くて濃いのがいっぱい、んぐっ、ちゅぶ……」
彼女はうわごとのように呟きながら、己を汚す白濁した粘液を舐め取って
いった。鈴口から吐き出されている分はもとより、顔に付着した分まで舌の
届く範囲のものはすべて彼女の口の中に消えてしまった。
66:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:21:26 eJZfrNLm
その間にも手は決して休めず、俺に刺激を与えるのをやめようとはしない。
俺はまさに胸で搾り取られるといった感じで、長々と精液を吐き出させられた。
ようやく射精が終わって谷間から解放される。その瞬間、俺は布団に倒れ
込んだ。それは立て続けに精を搾り取られたことによる疲労と、
「ちゅる、くちゅ……んくっ」
俺の出した精液を、必死に口に運び、口内で攪拌し、味わい続ける彼女の姿。
俺が倒れたのは、そのあまりに淫?な姿に圧倒されたからだった。
その胸に付着したべっとりした粘液を、指ですくい上げ、そして指ごと舐め
しゃぶる。一心不乱に繰り返されるその仕草からは、いかに彼女がそれを待ち
望んでいたのかがありありとわかった。
そして不思議なことに、一口ずつ口に含み嚥下するたびに、彼女の肌は輝き
を増していった、特に彼女の唾液と俺の精液が塗りたくられた胸は、ひょっと
したらその肌自体が精を吸収したのではないかと思われるくらい、艶やかに、
かつ淫猥に輝いていた。
それは一見下品でありながら、しかし同時にとてつもなく神々しい不思議
な光景だった。彼女は全身で悦びを表現し、そしてさらに俺を求めていた。
俺もまた、その淫気に当てられて、一度力を失った股間にまた力をみなぎ
らせる。お互いがお互いを求めていることを、俺達は何もいわずとも分かって
いた。彼女は俺のことを取り込みたがっていた。そして俺は、そんな彼女の
中に溶け込んでしまいたかった。
「ちゅるっ……ぷはっ、はあ、はぁ」
最後の一滴を舐め尽くすと、彼女は顔を上げた。そして、二人の視線が互い
の眼を捕らえた。
彼女の瞳は、どろどろに蕩けていた。そして俺のも全く同様であろうこと
は、容易に想像がついた。
「……しますわ」
何を、とは訊かなかった。俺は何もいわず、ただ静かに頷いた。
俺の腰の上に、彼女がまたがった。脚が開かれると、彼女の秘所もあきら
かとなる。間近に見るそこは、すでに滝のように蜜液をしたたらせていた。
二人のそこが触れ合い、吸いつくような感触。そして、
「ひ、ひゃああんっ……あ、ああっ……」
「うぐ、あ……」
彼女の腰が落とされ、俺のものはあっという間に彼女の中に飲み込まれて
いった。最奥まで一気に侵入したそれが、行き止まりの壁をこつんとつつく。
彼女の膣内は、まさに極上というべき感触だった。豊潤な液の絡んだ襞が
俺のサオに絡まり、さらにその外側からはきゅうきゅうという締め付けがある。
全体に包み込まれるような優しさがありながら、所々のおうとつや強い吸い
つくような感触は、彼女の強い欲情を感じさせた。
67:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:21:57 eJZfrNLm
「ああ……久し振りに、こんな熱くて……」
彼女を見れば挿入と同時にのけぞり、僅かに震えていた。どうやら、軽く
いってしまったらしい。
「はあ、う、動きますわ」
そう宣言すると、彼女はゆっくりと腰を動かし始めた。スライドし、時に
扱きあげるように上下に。彼女の体が妖艶にくねるたびに、ぐちゅ、ちゅぶ、
という水音が下半身から漏れ聞こえた。
最初はゆっくりしていたその動きも、だんだんと激しさを増していく。それ
とともに、彼女の上げる嬌声も切羽詰まったものになっていく。
「あっあっ、んあぁっ、もうだめぇっ! こんなの……美味しすぎて、気持
ち良すぎてぇっ!」
涙を流さんばかりに感極まった声をあげてよがり狂う彼女。貪るように腰
を振りたくるその様は、神代の祭りの舞踊のようにも見え、また水中の捕食者
が獲物を捕らえる刹那の動きのようでもあった。
そして俺はといえば、自分の体の上で行われるその舞踊に見入るような余裕
のあるはずもなく、ただ与えられる快楽を受け止めるのに必死にならざるを
得なかった。一瞬たりとも気を抜けば、そのまま悦楽の果てに狂死してしま
いそうな快楽の奔流。それに押し流されまいと、俺はいつしか懸命に布団を
手に握りしめていた。
「ひいん……、あっ、感じてくださいっ、私のカラダっ、貴方の精を吸って、
壊れそうなくらい感じちゃってる私のっ……ひぃん」
彼女が腰を躍らせるたびに、その後ろから生えている黒いしっぽも一緒に
なって揺れていた。
「もう、こんなのっ、久しぶりだから、感じすぎちゃうのっ……。貴方の逞しい
の、もっとくださいぃっ!」
後ろで揺れていたしっぽが、急に向きを変えると俺の体に絡みついてきた。
それは俺と彼女の体をもろともに絡め取り、二人をより密着させる。ひんや
りとしたしっぽの感触を感じて、背筋にはぞっとするような快感の電流が走った。
彼女の体は、どこも気持ちが良すぎる。俺は全く逃げ場のないまま、彼女に
絡め取られていった。
「も、もう来ちゃうっ。来る、くるのっ! いっちゃうぅぅ!」
どちらからともなく限界が近付いてきたころ、俺たちの体はいつしかどち
らがどちらだかわからないほど絡み合っていた。彼女の腕や脚やしっぽが俺
の四肢に胴体に絡み、俺もまた彼女の体を抱きしめかえしていた。どうしよ
うもなくお互いを求める本能が、その痴態を作り上げていた。
68:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:22:33 eJZfrNLm
一分の隙もなく密着する二人の間で、発生した熱は逃げることなく溜まり
続け、二人の欲情をどんどんと高めていった。彼女の胸や腹やしっぽと、俺
の胸板や腹や背中が擦りあわされ、汗と熱とを交換し、どこまでも果てしな
い高みへと昇っていく。
そして、ついにその熱量が限界まで達したとき、
「ああっ、もう持ちませんっ! 私、いきますっ、貴方もっ、あなたもきてっ!
私の膣内を貴方の精で染めてくださいぃっ!」
「お、俺ももう出るっ! だすぞっ!」
俺たちはついに絶頂を迎えた。
「ひあああぁっ、いっくぅぅぅっ!」
「ぐあぁぁっ!」
まるで爆発するようにまっ白い絶頂だった。俺はびゅぐびゅぐと音を立て、
栓が壊れたように激しく彼女の狭い膣内に白濁液を流し込んでいた。
彼女は彼女で、俺が脈動するのに合わせて、びくびくと体を震わせ、俺の
精をその胎内に迎え入れていた。
「…………あつぅい」
至福の表情でそういった彼女が、力を抜いて俺にその体重を預けてくる。
俺はその幸せな重みを感じながら、ついに意識を手放した―。
69:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:23:29 eJZfrNLm
……
…………
………………
俺が目を覚ますと、太陽ははすっかり昇り切っていた。どうやら、かなり
寝坊してしまったようだ。
むぅ、本来なら夜は日没とともに寝て、朝は日の出とともに起きる生活を
したかったのだが、どうやら俺の体はそう都合よくできてはいないらしい。
まあ、まだ初日であるからしょうがない面もあるだろう。
そういえば、夜はいつごろ寝たのだったか。何か恐ろしい夢を見てしまっ
たせいではっきりとしない。それにしても、やけに生々しい夢だった。あん
な夢を見るとは、実は溜まっていたのだろうか?
しかし、その割には布団も濡れていないしなあ。シーツもぱりっと糊がき
いてるし、寝巻きだって……。あれ? 俺って、寝る前に寝間着に着換えた
っけ? それにシーツを洗濯するとき、糊なんて使っただろうか。
何か嫌な予感がする。と、とにかく、朝食(昼食?)の用意をしよう。何
しろここでの生活では、自分で何とかしないと飯は食えないからな!
たっぷり寝たはずなのになぜかやけに体はだるかったが、とりあえず気を
取り直して、土間へと降り……ようと?
……ちょっと待て、なぜ用意もしていないのにちゃぶ台の上に美味しそう
に炊けた銀シャリとよく漬かった糠づけと、焼海苔と味噌汁と川魚の塩焼き
がおいてあるんだぁっ!
そして狼狽する俺の後ろから、
「あら、お目覚めになりました? おはようございます、旦那様」
そちらの方を振り向くと、割烹着姿で三つ指ついて俺に頭を下げる女の姿
。そして、その後ろには、隠しようがない黒くて幅のある立派なしっぽがてろり
と顔を出していて。
「わぎゃぁっ!」
そう、そこにいたのはまさに昨日の夜の彼女だった!
我ながらよく出せるもんだと感心するような素っ頓狂な声を上げ、俺は土間
の方へと転がり落ちた。
「だ、大丈夫ですか? 旦那様」
70:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:24:38 eJZfrNLm
心配そうに俺を見つめる彼女。そして、一段低い土間から怯えながらそれ
を見上げる俺。朝からなんて情けないシチュエーションだろう。親が見たら
泣くぞ。もっとも、今の俺はその親に抱きついてすがりつきたいような気持で
もあるわけだが。あ~なさけね~……。
「え? おまっ、なんで? え?」
「うふ、ですから、恩返しの続きですわ」
「ほえっ?」
「一昨日の晩は本当に失礼しました。恩返しをするはずが、あんなことになって
しまって……」
「ど、どゆこと?」
「それがその、私はあの夜夢中になりすぎてしまって……。貴方の精を頂きす
ぎてしまったのです。そのせいで、貴方は一時死にかけて……」
ふらあっ、と意識が遠くなりかける。確かにいろいろ吸われていたような
気はしたが、まさかそんな生命の危機にあっていたとは。
というか、一昨日ってどういうことだ? 俺の感覚によれば、あれは昨晩
のことだったような気がするのですが?
「口移しで私の精をお渡しした結果、なんとか一命は取り留めました。ただ、
それでも丸一日は寝たままでしたわ。私はその間、貴方の看病とこの家の掃除
と家事をしておりました」
なるほど、だからシーツがぱりぱりで、しかも荒れ果てていた家がやけに
小奇麗になっているのね……。って問題はそこじゃないでしょ。
「……それはわかったんですが、その格好はなんですか? あと、旦那様と
いうのはどういうこと?」
「ええ、ですからこの上は貴方のお世話をしてご恩返しと罪滅ぼしとさせて
いただきたいと思いまして。この格好はそのために都合が良いようにあつら
えました。あと、井戸を含むこの家の主は貴方ですから、貴方のことは旦那様
と呼ばせていただくのが適当かと」
「いや、あの、正直いうと、人外のお方と一緒に暮らすのはいま一つ気が乗ら
ないというか……え?」
俺がやんわりと断ろうとすると、彼女は俺の前で床に手を付き、頭を下げ
てきた。
「惚れ薬の効果が切れた今、貴方が私のことを好いていないことは十分承知
しています。あなたが私のことを恐れていることも……。けれど、私はもう、
貴方なしには生きられないのです」
「え? ちょっと、そんな」
71:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:25:34 eJZfrNLm
「貴方の精を頂いた時、私は天にも昇るような心地でした。何十年かぶりに
味わう人の精気は、私にえもいわれぬような幸せを送ってくれたのです。そ
れに、久方ぶりに感じた人肌の温もりも。そして、私はそれを失うのが怖く
なりました。もう、今までのような暗く寂しい生活には戻りたくない、と」
「あ……」
その言葉を聞いて俺は、彼女が一昨日あれほどまでに乱れた理由を悟った。
なるほど、確かにいかに井戸の守り神といえど、息もできないままに暗い井戸
に一人押し込められていれば、寂しくなったり不安になったりもするだろう。
だからこそ、久方ぶりに外に出て出会った俺にあれほどまでに溺れていたん
だ。それこそ、理性も何もかも無くしてしまうほどに。
決して媚びるような口調ではない。だが、あの夜に見せたような余裕をた
たえた態度でもなかった。そしてそれゆえに、彼女のいっていることは嘘で
はないことが見て取れた。
「私を貴方のおそばに置いてくださいまし。そして、できるならば、貴方の
ことを旦那様と呼ばせていただきたいのです」
綺麗な姿勢で頭を下げ続ける彼女。その姿は凛として美しかったが、しか
し裏にある不安を隠しきれてはいなかった。俺はその姿に、優越感よりもむ
しろ痛々しさを感じていた。
確かに彼女は人ではない。俺を一度は殺しかけたし、媚薬なんぞを使って
俺を半ば犯しさえした。
しかし、それがなんだというのだろう? 彼女のこれまで感じてきた辛さ
を考えれば、それぐらい赦されて良いと思える。後は、俺が彼女のことをど
う思うかということだけ。そして俺には、こんな美人を泣かせる趣味はこれっ
ぽっちもないのだった。
「顔をあげて」
「はい……」
顔を上げた彼女の眼元には、僅かに光るものがあったような気がした。
「ちょいとお腹が空いてるんだ。だから、朝食を冷める前に頂きたいな。あ
と、それを食べ終わったら庭と井戸の手入れをしよう……二人で」
「……はいっ」
72:ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:26:05 eJZfrNLm
こうして俺は、家と一緒に素晴らしい井戸と、そして最高の同居人を手に入れた。
この後、俺はまた彼女に精を吸われたり、種の違いからくるいろいろ問題
が起きたりもするのだが、それも含めて楽しい生活を送っている。
あの井戸は彼女と一緒に暮らすようになってみると、ますます美味しい水
を出すようになった。なんでも、「旦那様のため」に気合を入れて手入れを
したそうだ。ここの水を飲んでいれば、多少彼女に精を吸われ過ぎても、
大自然の精気でおぎなうことができるらしい。おかげで、少しは無理をして
彼女の相手ができるようになった。
ちなみに、その「旦那様」についてであるが、どうにもこそばゆい呼ばれ
方なので変えてもらった。結局もとのように、「貴方」と呼んでもらってい
る。ただ、妙にツボにはまってしまったのか、助平なことをするときは「旦那様」
と呼ぶのが彼女のお気に入りである。もちろん、俺もそういうのは嫌いでは
ない。「旦那様……、今日もお情けをください」などといわれて誘われれば、
一も二もなく襲いかかっちゃう俺であった。
結局、俺は社会からドロップアウトしたつもりが、人の道も同時に踏み外し
てしまったらしい。だが、決して後悔はしない。少なくとも、それによって
救われた者が、ここに一人と一匹いるのは間違いのないことなのだ。
73: ◆Xq45M6K0rw
08/11/05 00:27:47 eJZfrNLm
以上です。
お目汚し失礼いたしました。
74:名無しさん@ピンキー
08/11/05 00:31:42 ttJNGm/s
>>73
良い物読ませてもらいました。Good JOB!
75:名無しさん@ピンキー
08/11/05 00:34:31 8ne8Z8sm
きれいに纏まってて読みやすかったGJ!!
76:名無しさん@ピンキー
08/11/05 00:38:30 Z6ZTNhcj
GJ!
いいラストだなー
77:名無しさん@ピンキー
08/11/05 00:42:19 iarbxFg+
良い話だ
78:名無しさん@ピンキー
08/11/05 01:01:24 Ie07iFoE
胸はいいものだ……
絶滅危惧種な大和撫子もいいよなぁ
79:名無しさん@ピンキー
08/11/05 01:04:57 8ne8Z8sm
リアル大和撫子はかなりアクティブだったらしいぞ
80:名無しさん@ピンキー
08/11/05 01:05:41 GFSVnuuk
逆レだけど二人とも幸せ
これは良い
81:名無しさん@ピンキー
08/11/05 07:51:44 zcXbirXz
ゲーパロ氏とか昔の職人たち戻ってこねーかなー
82:名無しさん@ピンキー
08/11/05 09:53:07 DKUhMeYn
>>73
ぐっじょ!
二人ともお幸せに~
83:名無しさん@ピンキー
08/11/05 10:13:59 AwkG2pLM
GJでございます。ところで、
>>66
> 俺が倒れたのは、そのあまりに淫?な姿に圧倒されたからだった。
文字化けしてる気が。俺の環境だけかな?
84:名無しさん@ピンキー
08/11/05 12:24:30 jIRdftQ0
GJすぎて言葉が出ないぜ。乙!
85:名無しさん@ピンキー
08/11/05 13:14:38 6hhIcnE5
這゜いずり!這゜いずり!
イモリか、最近見ないなぁ。子供の頃はビニール袋に溢れるほど捕まったのに。
86:名無しさん@ピンキー
08/11/05 17:49:40 mm5fT8hi
GJ!!
期待のできる新人さんがふえるのはいいもんだなぁ
87:名無しさん@ピンキー
08/11/05 18:57:18 RyuDmi1A
イモリは見ないけど今日、庭木の剪定作業してた時ヤモリを見かけたよ、約15cm位の奴、そういやトンビも居たな。(上空に。)
88:名無しさん@ピンキー
08/11/05 18:58:53 RyuDmi1A
>>73執筆乙、そしてGJ!です。
89:名無しさん@ピンキー
08/11/06 11:16:57 RxwDAO0T
>>73
ふぅ………GJ
何で実際にこういうこと起こらないのかな…
90:名無しさん@ピンキー
08/11/06 13:08:26 aIYh+pcZ
>>73
おっぱいおっぱい!(AA略)
珍沈が爆発しそうになった後心がぽかぽかになる、そんな話でした。
大好きだー!!
91:名無しさん@ピンキー
08/11/08 00:03:48 B7IlLO0D
>>73
GJ!
イモリ懐かしいなあ。故郷を思い出した
久しぶりに書きたいけどネタ何にしよう…
92:名無しさん@ピンキー
08/11/08 00:27:17 GmmQ7hMC
つちのこ
93:名無しさん@ピンキー
08/11/08 06:30:44 DzLnuI8a
>>41です
推敲が終わったんで投下します。
ギャグ少なめでストーリーは王道です。
94:カゲロウ娘
08/11/08 06:32:24 DzLnuI8a
「ワーレーワー・ウーチューウジンー・ナーノーカーァァァー……」
暖かな春も過ぎ去り、気温も温暖化の影響を素直に受け、だんだんと熱を帯びてきたある初夏の夕暮れ。俺は買ったばかりの中古扇風機を使って、宇宙人の真似をするという考えうる限り最もバカな遊びに耽っていた。
「…ハァー…悲しい…いや、、、侘しい…」
金なし・夢なし・彼女なしの三拍子が見事にそろった俺は、
狭いボロアパートの畳の上で悲しみとやるせなさに暮れていた。
「さて、いつまでもバカなことしてないで、部屋の掃除でもするか…。ん?」
ひとまず扇風機の入っていた段ボールを片付けるために窓を開けた俺は、
ひさしに張られた蜘蛛の巣に、白くて細い小さなトンボのような虫が、かかっている事に気付いた。
「こいつはたしか―蜉蝣だ」
95:カゲロウ娘
08/11/08 06:34:08 DzLnuI8a
蜉蝣《カゲロウ》 一生の大部分を水中で生活し、成虫になってからはごくわずかな期間しか生きることしか出来ず、その間に交尾、産卵を行う。
頭の中の薄っぺらい昆虫図鑑を参照しながら、俺はその虫を観察していた。
幸い翅はどこも欠けておらず、巣の主も先日の雨で住処を変えていたらしい。そいつは時折、翅や脚を動かしては脱出を試みるが一向に脱け出せる様子は無さそうだ。
「せっかく地上に出てきたんだからな、逃がしてやるよ。ほれ、そらよっと」
翅や脚を損わないように、慎重に巣から剥がしてやると手のひらに乗せて、フッと軽く息を吹き掛けた。
蜉蝣はゆっくりと翅を整え、こちらに頭を向けると翅を素早く振るわせ、夕闇へ消えていった。
96:カゲロウ娘
08/11/08 06:35:21 DzLnuI8a
同日深夜、俺は掃除で疲れていたのか、比較的早い時間に床についていた。ぐっすりと眠りについていた俺だったが、真夜中に涼しい風を身体に感じて、ふと目を覚ました。
(―扇風機はつけてないし、窓を開けっ放しだったかな……)
寝惚け眼で窓の方に目をやると、そこには見知らぬ一人の女性が立っていた。
普通ならば反射的に出ていたであろう、
悲鳴を押し止めたのは彼女のその際立った美しさだった。
胸の辺りまである艶やかな黒髪とそれに反するように白く透き通った肌。
整った顔立ちは眉目秀麗と言うに相応しく、ほっそりとした身体を純白の襦袢に包み佇む姿は、
言い表せぬ凛とした存在感に満ち溢れていた。
暗い闇の中にあっても彼女の姿ははっきりと見ることができた。まるで幽霊のようだと思ったが不思議と怖くは無かった。
97:カゲロウ娘
08/11/08 06:36:45 DzLnuI8a
「お目覚めのようですね」
女はそう言うと布団の横に正座し深々と頭を下げた。
「まずは突然お邪魔しましたことをお許し下さい」
「いや、えっ、はぃ…」
「私(わたくし)は影乃と申します。
夕刻、旦那様にお助け戴いた、蜉蝣にごさいます。」
「はぁ、そうですか、蜉蝣ですか…ん? 蜉蝣!?」
「左様にございます。
どうしても一言、万謝の意を伝えたく、人の姿を借り、参上致した次第でございます」
「はぁ、それはわざわざどうも」
まるで日本昔話しだな、と思ったが、
彼女の真っ直ぐな瞳と人間離れした美貌には、おとぎ話を現実のものに変える魔力があった。
「この度はまことにありがとうごさいました。
あのままでは私は役目を果たせず、犬死にとなってしまうところでした」
「あ、いえ、それはどういたしまして。……役目?」
「左様にございます。
我らが役目とは子をなし、次の世に我が子らを残すことにございます。
旦那様のお陰であの世の父母に顔向けができます」
彼女はもう一度、畳に額を擦りつけんばかりに深々と頭を下げた。
その健気な姿を見て俺は、あわてて頭をあげるよう彼女に言った。
「そうなんですか…。まあ、それならば俺も助けたかいがあったってもんです。ぜひ、お役目を全うできるように頑張って下さい」
彼女の丁寧さに触発されて俺は布団の上に座ると、彼女と同じように頭を下げた。
98:カゲロウ娘
08/11/08 06:38:42 DzLnuI8a
「―やはり素敵なお方…。
実は私、失礼を承知で旦那様に折り入ってお願いがございます。」
にこりと笑い、そう話を切り出した彼女の目はかすかな熱を帯びており、
その目は背筋にぞくりとさせる何かを感じさせた。
「お願い……と言うと?」
「先刻の役目のお話にございます。
無論、子を孕むには殿方の精が必要にございます。 私、勝手ながら人の身に化した時から、
いえ、この身を救われた時から決めておりました。
どうかお願いいたします。
旦那様の精を私にお恵み下さい!」
「えっ、いや、ちょっと、うわっ!」
彼女は熱意の目で俺を見つめたまま立ち上がると、布団の上に押し倒し、そのまま腰の上に馬乗りになった。
「このような恩を仇で返すような真似をして申し訳ありません。
ですが、私には時間が無いのです。ですから、旦那様が嫌と仰られても!!」
「ん!」
その華奢な身体の何処にあったかというほどの力で、俺を押さえつけると、彼女は俺の唇を奪った。
滑らかな舌はあっさりと俺の口内を制圧し、
彼女は自らの唾液を俺に飲ませた。
その甘く痺れる甘露のような味は俺に抵抗の二文字を忘れさせ、
俺は獣のように相手の唇を貪った。
甘く激しい口づけを終えると、
彼女は自らの帯を解き襦袢を脱いだ。
彼女の裸身が俺の目に晒される。純白の衣を脱ぎ去った彼女の身体は、変わらず白く美しかった。
誰も踏み入れてない雪の丘を彷彿とさせる腰から尻にかけてのライン。小振りだが形の整った品のある乳房。
何よりほっそりとしていながらも、
必要な部分には程よく肉のついた身体が俺の欲望を刺激した。
「旦那様。私の裸、いかがですか?」
甘えるような目つきで彼女は訊いてきた。
俺が正直にすごく綺麗だと答えると、
「旦那様のも見せてくださいませ」
と言って、彼女は強引かつ丁寧な手つきで俺の服を剥ぎ取った。
99:カゲロウ娘
08/11/08 06:39:50 DzLnuI8a
されるままに裸に剥かれてしまった俺は当然完全に勃起しきった股間を彼女の眼前に晒すハメになる。
「ふふっ、まぁ、旦那様。私、嬉しい…」
彼女はその白くしなやかな指で脈動する肉棒を優しく包み込むと、
ぎこちない手つきでしごき始めた。
グロテスクな牡の器官とそれを握る美しい指というアンバランスな光景がいっそう俺を興奮させる。
ひんやりとした指が敏感な部分に触れる度に、鈴口から透明な汁が溢れ出る。彼女はそれを潤滑油代わりにして、さらに激しく俺をを責め立てた。
「うわっ、あっあっ…」
雁首や陰嚢までもを責められる快感に押されて、自然と呻き声が喉から漏れた。
「旦那様のすごい…。とろとろでピクピクしてます…」
トロリとした目つきで一心不乱に俺のものをしごきたてる彼女だったが、
やがてなにかイタズラを思いついた子供のような表情をすると
「旦那様、このようなことは、いかがでしょうか?」
と掴んでいたものを口に含んだ。
「あぁぁっ!」
粘膜と粘膜が触れ合い、手でしてもらうのとは全く違う快感が脊椎を駆け抜けた。
温かく湿度のある口の中はそれだけでも達してしまうような気持ちよさであったが、
さらに彼女は、さっき俺の口内を犯したものと同じ舌をペニスに絡めてきた。
「れろっ、むふ、ぐじゅっ、ぷはっ」
頭を小刻みに動かし、
舌で全体の形を調べるように丹念に肉棒を舐め尽くすと、
息が苦しくなったのか一旦俺を口撃から解放し、手で奉仕をし続けた。
「実は、私たちは地上に出た後は物を食べる事が出来ないのでございます。
ですから、きっと私のこの口は旦那様に喜んでもらうためにあるのですね」
彼女は嬉しそうにそう言うと髪をかきあげて、再び屹立を整った唇で包み込んだ。
手で陰嚢をやわやわと揉まれながら、淫靡な音をたてて肉棒をしゃぶるという二段攻撃は確実に俺を射精へと追い立てた。
「ん、くちゅっ、じゅる、はむっ。
だんなひゃまの、オ×ンチン、とってもおいひいれす…、ぢゅっっ」
彼女は一気に口内の空気を抜くように、強くペニスを吸い上げた。
くわられたまま喋られるのもキツかったが、
その直後のバキュームの刺激は完全に快楽に対する俺の許容量を越えるものだった。
100:カゲロウ娘
08/11/08 06:43:45 DzLnuI8a
「くっ、もう、出る!!」
「はっ! なりません、旦那様!!!」
俺の限界を告げる声に反応して、反射的に彼女は竿の根本をぐっと押さえつける。
「うわっ、あっ!」
射精を無理矢理止められ、苦しみに喘ぐ俺。
狙ってやったわけじゃないだろうが、彼女は完全に射精を阻止する事に成功した。
「申し訳ありません、旦那様。
しかし、孕ませて戴くために旦那様のお精子は、全部、ここの中にぶちまけていただきとう存じます」
そう言い放つと、彼女は自分の濡れそぼった秘所に指をあてると、くぱぁと開き俺に大切な部分を見せつけた。
無毛の恥丘は他の部分と同じように白く、色素の沈着などは微塵もなかった。 桜色の割れ目からは止めどなく蜜が溢れる様子は、
卑猥と言うよりむしろ神秘的なものを感じさせた。
「影乃さん…」
俺は、今、まさにひとつになろうとする相手の名前を呼んだ。
「旦那様、それでは参ります…」
彼女は自分の唾液にまぶされた屹立する肉棒を掴むと、腰を浮かせ濡れた秘所にあてがった。
そこで少し間を置き、
俺を見つめると、顔を近づけ、ちゅっ。と軽く唇を重ねた。
ぐっと接合部に一気に体重かけると、やや抵抗がありながらも彼女の膣は僕のモノを根元まで受け入れた。
こつん。と先端部分が天井にキスをすると、彼女は恍惚の表情で喘いだ。
「あぁっ、旦那様のが私の中に入っています。
これで本当に私たち、つがいになれたのですね! 私、私、、」
俺は彼女を抱きしめながら在るべき場所に還ってきたような幸福感を噛み締めていた。
101:カゲロウ娘
08/11/08 06:48:41 DzLnuI8a
しばらくそのまま、ただ繋がったまま抱き合っていたが、
彼女はゆっくりと起き上がると俺の肩に手をついて、上下左右にゆっくりと腰を振り始めた。
華奢な身体の彼女の膣の中は温かく、少し窮屈だった。
キュウキュウと四方八方からの包まれる感覚は俺の脳とペニスを蕩けさせた。
他のものとは一味違う性器同士の接触がもらたす快感は、
俺にこのままずっと彼女と繋がったままでいたいとさえ思わせた。
俺の上で乱れる彼女の腰の動きが、射精を促すようにだんだんと激しくなり、膣壁全体が俺を求めるようにぐねりとうねった。
彼女の動きに合わせるように俺も腰を使って下から彼女を突き上げた。
雪のように白くひんやりとしていた肌は、
いつしか桜色に火照り、とても熱く情熱的に変化していた。
「影乃さん、俺、もう…げ、限界で、す」
射精直前まで追い込まれていた俺には、
彼女の中で長く堪え続けることは不可能だった。
「旦那様、わたくしもです!!いっしょに!いっしょに参りましょう!!」
彼女は顔を紅潮させて、がくがくとうなづいた。
「うぅっ、おぉォォォ!!」
「あぁぁぁぁぁ!!」
俺自身が深く彼女の中に入り込み、先端が彼女の最奥にたどり着いた瞬間、
俺はこれまでに経験したことの無いような量の白濁とした子種を彼女の胎のなかにブチ撒けた。
びゅるびゅる! びゅっびゅー!!
音をたてて精子が俺から彼女へ注ぎ込まれる。彼女の膣も俺からの精子を逃さぬようにと、何度もきつく俺のモノを締めつけた。
俺たちは頭の中で電気がスパークするような快感を覚えながら、
永遠ような一瞬をお互いを抱きしめ合い、感じていた。
ようやく快感の波が鎮まったころ影乃さんが僕の目を見ながら
「旦那様、いーっぱい出ましたね」
と心底嬉しそうに微笑んだ。
その言葉と笑顔に俺のモノは力を取り戻し、彼女の膣中で主張を始めた。
「ふふっ、まぁ、旦那様ったら。
それでは、このままもう一回、私と参りましょう」
そう言うと彼女は身体を倒し俺にもたれ掛かった。
俺はそれを受け止めると、強く抱きしめた。
結局、その夜俺たちは7回果てて意識の底に落ちていった―
102:カゲロウ娘
08/11/08 06:50:49 DzLnuI8a
―翌朝―
俺はハッと目を覚ました。
身体をあらためたら、ちゃんと服を着ていた。
(まさか―夢落ち!? まさか、アリエナイ!)
僕は肩を落とした。
「影乃さん…」
「はい」
「!!」
驚いて振り向くとそこには昨日のように、純白の襦袢を着た影乃さんが居た。朝日の中でも影乃さんは相変わらず綺麗だった。
彼女は昨日、初めて声をかけられた時のように正座をして深々と頭を下げた。
「旦那様、命を助けて戴いただけでなく、
私の自分勝手な願いまでも聞き入れて頂き、まことにありがとうございます。
この恩、七生を持っても返すこと能いません」
「影乃さん…」
俺は彼女の名前を呼び、次ぐ言葉を失った。
こんなにも他人に感謝され、必要とされたのはいつぶりだろう。
「ですが、旦那様のお陰でどうやら無事に役目を全うできるようです」
そう言うと彼女は愛しげに大きくなった胎を撫でた。
「それは、僕たちの…」
「ええ、私達の赤ちゃん」そう言うと彼女は聖母の表情で優しく微笑んだ。
103:カゲロウ娘
08/11/08 06:51:34 DzLnuI8a
その笑顔を見た瞬間、なぜ自分が、犯されるようにまぐわった相手を、
こんなにも大事に想っているのかやっと理解することができた。
毎日をただ、目標も無く生きてきた自分に対して、
俺はどこか、世界から存在自体を許されていないような思いがあった。
でも、彼女がこんなにも自分を必要としてくれたおかげで、
やっと、自分の居場所を得たというか、生きている事そのものを赦されたような気がしたのだ。
彼女は俺を頭の中の孤独な地獄から救い上げてくれた天使だった。
その事を伝えようとした瞬間、
彼女の笑顔は悲しみの色に染まり、俺は言うタイミングを失ってしまった。
「名残惜しいですが、時間がありません。私の命はあとわずか。それまでにこの子達を安全な場所に産まねば…」
「ちょっと、まっ…」
彼女は僕の顔に素早く手を当てると、顔を近づけて軽く唇を重ねた。
「旦那様、本当にありがとうございました。このご恩は、生まれ変わろうとも忘れはいたしません。
旦那様の人生に息災と幸多からんことを……最後に…愛しています―」
「影乃…さん、俺も…愛して――」
部屋に差し込む朝日に溶け込むように、影乃さんは微笑みながら消えていった。
―1年後―
今年も夏が来る。
蜘蛛の巣は見たら全部取る癖がついた。
明日は俺が町内会に呼び掛けて始まった河掃除の日だ。
俺は何かを見つけるように窓から夏の夕闇を眺めていた。
104:カゲロウ娘
08/11/08 07:01:14 DzLnuI8a
以上です
読んで頂いた方、飛ばしてしまった方、質問に答えて頂いた方、本当にありがとうございました。
※書き終えた後に保管庫にある、くまさんのカゲロウ娘と造形が
カブってるという事態に気付きました。
推敲で変えるということも考えましたが、あえて変えませんでした。
完全に僕の確認ミスです。この場を借りて謝罪致します。
105:名無しさん@ピンキー
08/11/08 07:43:12 yymrwdJN
>>104
執筆お疲れ様です、とても良い作品でしたよ。出来れば影乃さんには生きていていただいて主人公と幸せに暮らして欲しかったですね。
106:名無しさん@ピンキー
08/11/08 08:06:13 OEd1/UbD
>>104
とても乙でした。
107:名無しさん@ピンキー
08/11/08 09:06:39 NLRoijzW
Goooood job!!!!
健気な逆レ、ごちそうさまでした。
108:ポン
08/11/08 10:06:31 F+aGCzUb
携帯のみで書いた燕娘のSS投下。
ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
普段この建物で絶対に聞けないような甲高く、どこか清々しい音に、俺は音のする方向を見てみる。
「お、なんだ燕の巣か」
見ると、鉄骨トラスの梁の上に、小さめの燕の巣があった。
「しかし、なんでこんな場所に巣を作るかねぇ……」
俺は巣を見つけた瞬間に燕が心配になった。
ここは小樽築港機関区機関車庫……つまり、日本でも最強の部類に入る蒸気機関車が何台も収まっている場所だ。
以前近所のガラス屋のおっさんがダットサンのトラックを空吹かしさせて軒先に巣を作っていた燕を一酸化炭素中毒で殺したのを知っていたし、
こんな場所に巣を作ればトラックどころではない一酸化炭素でたちまち仏様だ
「しゃあないなぁ………」
俺はとん、とん、と巣に近い位置にあったC62-2号(皮肉にも、国鉄がデフレクタに燕をあしらったマークを施したスワローエンゼル機である)に登り、
その馬鹿でかいボイラの頂上部までたどり着いた。
何せ日本最強の蒸気機関車だ。直に排気煙にやられれば燕はおろか人間も持たない。
ボイラの頂上から鉄骨トラスに飛び乗る。この位慣れたもんだ。煤で真っ黒のトラスを高い金属音を立てて渡り、燕の巣までたどり着いた。
「おーい、手宮ぁー」俺の名前が扇型の機関車庫いっぱいに響く。
下を見ると、狐獣人の相方・旭が不思議そうな顔をしながら俺を見上げていた。
「旭ー!来てくれー!」
「何なんだー!」
「いや、なんも、梁の上に燕が巣を作ってんだー!」
そりゃひでえ。と旭はスワローエンゼルによじ登った。
「今こいつ渡すから、俺が下に降りるまで持っててくれー!」
「あいさー!」
109:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:07:15 F+aGCzUb
雛はいなかったが、恐らく母親らしき燕がちゅじじ、ちゅじじと巣を勝手にいじられるのを嫌がり、巣の中で懸命に抵抗を続ける。。
「……そんなに酸欠死したいか?」
しかし燕は抵抗を緩めない。
やがてスワローエンゼルの真下まで行くと、巣を燕ごと走行板の上の旭に手渡し、俺はボイラづたいに下に降りる。
「ほれ、手宮」
「あんがと」
手渡された巣の中で燕はまだ抵抗を続けていたが、俺は燕の抵抗をものともせずにそのまま機関庫を出て、事務所の方まで機関区の広い構内をとことこ巣を持ちながら歩いて行った。
木造の事務所の窓枠の出っ張りに巣を置く。少し座りは悪いが、見たところ卵もないんでまあよしとしよう。
「越冬が終わってこっち来たんかなぁ……どっちにせよ北海道までご苦労なこった」
俺は機関庫へともと来た道を戻っていく。今日はまた長万部までキューロク(9600型)の窯焚きだ。
これ以上燕にかまって旭を待たせちゃいかんしな。
110:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:08:49 F+aGCzUb
ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
「またかい……」
機関庫の燕の巣を移してから三日、また機関庫には燕の鳴き声が響いていた。
「手宮、またか?」制帽の端から狐の耳をはみだしたままの旭が複雑な顔をしている。
「どうする?」
「どうする、って。とりあえずもう一回事務所に持ってく」
俺は今日函館へ貨物便を牽いていくデゴイチに登り、トラスに足をかけた。
燕の巣に手をかけると、また燕はちゅじじっ、と抗議を始める。
そんなに嫌ならこんな場所に巣を作るなよ。
トラスを渡り、三日前のように走行板に立つ旭に巣を手渡す。
そしてデゴイチのボイラを伝って下へと降り、旭からまだ抗議を続ける燕を乗せた巣を貰う。
「今日は早めに出たかったんだけどなぁ………」
そう言って俺は機関庫を後にした。
ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
「またかよ………」二度あることは三度ある。とばかりにまた燕は三度目の巣を作っている。
俺は夕張から小樽まで石炭列車を牽く予定のキュウロクの車体を登り、またトラスに足をかけた。
ちょうどその瞬間に機関庫に入ってきた旭は、何も言わないまま、呆れた顔をして走行板によじ登る。
「いい加減学習しろよ………」そう呟くと、俺は燕の巣を持ち上げた。
燕の抵抗も無視し、走行板の旭に巣を手渡す。旭は「今度は他のとこに巣を張れよ」と雌の燕に呟くと、既にキュウロクづたいに天井から降りている俺に巣を手渡す。
そして俺は、みたび事務所の軒先へ向かうことになった。
111:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:09:45 F+aGCzUb
ちょうど月が頭上に昇ったころ、キュウロクは築港機関区の留置線へと戻っていた。
「じゃあ、後はよろしくな」旭はキュウロクの運転室から飛び降りると、尻尾を振りながら事務所へと歩いていった。どうせこの前貰った嫁さん待たせてるんだろう。
ある程度点検が済むと、窯から火を抜く。そして車体の手ブレーキを締め、車止めをはめた。
「あとはブレーキハンドルを戻して帰るだけ~」
かなり年期の入ったキュウロクのブレーキハンドルを握りながら、上機嫌に事務所へと足を進めていく。
そして事務所の扉を開き、ブレーキハンドルを他のブレーキハンドルと同じ場所にかけると、俺はまだ働く同僚に声をかけて外に出た。
「さ~て、明日は休みだぞ~」鼻唄を歌いながら俺は機関区の門をくぐり、自宅への帰途に着いた。
上空からの視線にも気付かずに。
ガサガサ、ガサガサ
「ん……?」
妙に大きな物音に、俺は目を覚ます。
天井裏で鼠がはい回ってるのか、野良犬がいるのか。最初はそう思って布団を被り直したがどうやら違うようだ。
(物音が近すぎる……泥棒か?)
随分大胆な泥棒もいるもんだ、とか、なんで銀行が死ぬほどある小樽でわざわざ国鉄の独身寮を狙うんだよ
。とかをしばらくぼんやり考えると、俺は物音の方向に布団を払い除けた。
ばさり、と布団は泥棒らしき人影に覆い被さる。人影は慌てていた。
「国鉄マン舐めるなよ! 観念しやがれ、このコソドロ野郎!」
泥棒を足蹴にしながら立ち上がり、電灯をつける。
見ると、タンスの中が引っくり返されている。
タンスの中の現金でも狙ったんだろうが、生憎とこの手宮浩司、タンスの中に預金するくらいなら酒に変えてるわ!ざまあみやがれ!
俺はニヤニヤ笑いながら泥棒を閉じ込めている布団を剥がす。
112:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:10:31 F+aGCzUb
「あぅー、痛いー………」
なんとも、楽しいことに泥棒は女の子だった。
背は140とかその辺りのチビ。体つきも薄く、後ろ髪をちょっと長めのおかっぱみたいに切り揃え、映画の中の金持ちみたいな燕尾服を来てる。
まあしかし、女の子でも泥棒には変わりない。俺は手近な位置にあった紐をたぐりよせ、女の子の腕を縛ると、電話のある廊下へ出た。
受話器を取り、ダイヤル穴に指を入れ、ジー、コロコロと回していく。
「ひゃく、とお、ばん、と………あ、もしもし。警察さん?泥棒が出たんですよ。はい、はい、はい。取っ捕まえて今部屋で縛り上げてますよ。……場所。場所は………」
そこで電話は止まった。
反射的に「もしもし、もしもし」と受話器に必死に話しかけながら電話を見ると、受話器を置くべき場所に小さな手が置かれている。
その手の先には、燕尾服を着た少女。
「てめ、どうやって………」
思うがままに再び少女を捕まえようとしたその時、少女は俺を華奢な腕に不釣り合いなほどの力で引き寄せる。
そして、口を柔らかく、しょっぱい何かに塞がれた。
眼前には頬を赤く染めた少女の顔。
不思議と俺は声を上げることが出来なかった。
やがて、「んぷぁ」とかわいい声とともに唇が解放される。
そして少女は人指し指を立てて、「しーっ」と形を作り、俺の手を牽いて部屋へと戻っていった。
少女は静かに扉を閉めると「ふぅ……危ない危ない。警察さんに捕まるとやっかいだからねぇ」などとほざいた。
文字のごとく盗人猛々しいわ。この泥棒少女。
113:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:11:15 F+aGCzUb
しかし少女は俺の視線に気付いたのか、俺に振り向いた。
「お兄さん。もしかしてまだ私のこと泥棒と思ってるの?」
よく見れば目もぱっちりと大きく、意外とかわいい顔だ。
「と言うか泥棒以外に何の用がある?」
やっぱり、と少女は言うと、俺の前に座りこんだ。
「私ね、あなたの家に巣作りに来たの」
はぁ?と俺は声を上げる。
巣作りって、何かの隠語か?
「あなた、私の巣を三回も動かしたでしょ。だから仕返しを兼ねてここに……」
巣?三回?こんな女の子知らんぞ俺は。
「うーん、あんまりわかってない顔だなぁ……」何もわかってないですが?「仕方ないなあ……えいっ!」
少女が掛け声をあげると、燕尾服とともに彼女の腕がざわめきながら変化する。
ざわめきが止むと、彼女の腕は濃紺の翼に変化していた。
「驚いた?」
「………普通、今の見て驚かん奴はいないだろ」俺はまだ驚きを隠せない顔のまま彼女に返した。
でもこれでこいつが誰だか完全に結び付いた。
「機関庫に巣を作ってた、あの燕だろ?」
大正解~、と軽い口調で少女は言った。
「あなたが巣を動かしたからいけないんだよ。せっかくあんな暖かい建物の中に巣を作ってたのに……」
ぶつぶつ何かを呟く燕少女。どうやら機関庫がどういう物だかわかってないらしい。
「あー、お前。あの建物の中に入ってるアレ。なんだかわかるか?」
「わかるよ、蒸気機関車でしょ」
わかってるじゃないか。
「じゃあお前、家の煙突の上に巣を作った越冬燕を次の年に見たことがあるか?」
「無いわよ。かわいそうだけど」
一応煙突の上に巣を作れば死ぬことはわかるらしい。それがわかると俺は結論に走る。
「言っておくが、蒸気機関車からは冬の煙突から出る煙と同じガスの入った煙が、かなりの量で出てるんだよ。
つまりだ。お前があのままあの巣で暮らしてたらガスで死んでたんだぞ」
わかったか。わかったら出てけ。と付け加えると、俺は電気を消し、布団に入って目を閉じた。
しかし戸が開く音は聞こえない。その上なんだかまた部屋が明るくなった気がする。
そして布団の中に異物が入ってくる感覚。
「あ、こら。布団入るな!」
「私を助けてくれたなら、余計帰らないんだから。お礼につがいになってあげる!」
そう言って燕少女はたいして肉付きの良くない体を押し付ける。
素肌の感覚が触れ合ってくる。どうやらこいつ全裸らしい。
「いらねえから帰れ!俺は明日稚内まで往復で貨物牽くんだよ!」
「あれ~?明日は休みって言ってなかったっけ~?」
畜生、聞かれてやがったか!
114:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:11:55 F+aGCzUb
「ほら~、遠慮しないで~」
「誰がするかっつの!もういいから寝かせてくれ!」
「あ。そうやって抵抗するなら私からやっちゃうぞ~」
「ふざけるなぁぁぁぁぁっ!!!」
しかし、気付けば燕少女はいつの間にか戻っていた手で、俺の腕の自由を奪っている。
「助けてくれ!おい!金沢!金沢ぁっ!」
必死に隣の部屋の奴に向かって叫んだが、何の音沙汰もない。
さっきからこれだけ騒いでも起きないって、普通じゃねえだろ。
「夜中に騒いじゃ近所迷惑でしょ……んっ」
またキス。
しかも舌を口の中に入れてくる、映画でお馴染のヤツ。
俺の口の中を舐め尽すみたいに、必死に舌を動かしてる。
顔を見ると、冬の寒いときみたいにほっぺた真っ赤になってる。
(意外とかわいい……かもな)
ぞくぞくっ、と体を震わせると燕少女はようやく唇を離し、唾液の橋を口元に引きながら立ち上がる。
電灯の下に晒される体は、やっぱり期待するだけ無駄な程のものだったが、それでも局所局所は肉付きも良く、燕だけに飛行機。それも戦闘機みたいな、よく洗練されている体だった。
純粋な人間と違って、股間は文字通り何もなくつるつるだったが、それでも桃色に色付いている。
「実はね」真っ赤な顔の燕少女は、下腹部に手を当てながら続ける。「今日、お腹の中で卵が出来る日なんだ。
だからあなたのが欲しい。一番搾りの、とびっきり濃い精子を出来たばかりの卵にどぴゅ、どぴゅ、ってかけて、私達つがいの子供を作って欲しいな」
おいおい本気かよ。まだ風俗でしか経験してないのにいきなり父親とか待ってくれよ。
キスとストリップと子作り宣言で既に抜き身の我が名刀には悪いが、俺は腕の押さえが失われていることを思い出すと、逃げ出そうと体の向きを変えた。
だが、燕はすぐに俺の魂胆に気付き、そのまま光を受けて煌めく蜜の糸を空中に曳かせながら、俺にのしかかった。
115:名無しさん@ピンキー
08/11/08 10:13:39 F+aGCzUb
「もー……逃げたりしたら卵もおちんちんもかなしんじゃうよー」
俺の上に馬乗りになった燕少女が頬を膨らます。
「逃げないと俺が悲しいんだよ」
「なんでー?こんなにかわいいつがいがいるのに」
確かにちょっとかわいいのは悔しいけど認めるが、まだ独身を楽しんで貯金もろくにしてないうちにいきなり嫁さんと子供が出来てみろ。
それこそ同じ狐獣人で性欲底無しな嫁さんのいる旭の家みたく、貧乏子だくさんになってしまうし、当然独身寮も追い出され、家賃のかかる国鉄官舎住まいになっちまう。
しかし燕少女は俺の名刀を握り、手で軽くしごいてより堅くすると、そのまま、体のわりにかなりのボリュームのあるお尻の間と誘った。
不思議に思う俺に目ざとく気付いた燕少女は、先端を不浄の穴にあてがいながら呟く。
「鳥さんってね、女の子の穴とうんちの穴が一緒になってるの……」
だから、気持よすぎたらしちゃうかも。と、燕少女は続けた。
もちろん、そんな事されればたまったもんじゃないが。
不意に俺のものが直に包まれるような暖かさに包まれた。
「ふぁぁ、全部入ったぁ」幾分苦しむ様子もなく、燕少女は鼻にかかった声で口走る。
そしてそのまま、「んっ、んっ」と腰を上下に振りはじめた。
燕少女の中は卵の通り道だけに人間のように内部で強引に締め付けることすらないものの、入り口の括約筋が快感できゅっ、きゅっと小刻みに締まり、ふんわりと柔らかく締まった内部では、異物を送り出そうとして襞が蠕動を続ける。
「これ、普通にやるより気持ちいいかも………」
「でしょ、気持ちいいでしょ」
ぴったり張り付いてくる襞の感覚にすぐにでも気持ちが良くなってしまいそうだったが、なんとか堪える。燕少女のほうは快感に呑まれ、あん、あん、とさえずるような嬌声で鳴いていた。
116:名無しさん@ピンキー
08/11/08 11:12:15 78mFjPj5
支援
117:名無しさん@ピンキー
08/11/08 11:14:58 F+aGCzUb
「わたし」不意に嬌声以外の言葉が燕少女の口から漏れる。「実は交尾ははじめてなの」
「雛の時にダニがついちゃってあんまり大きくならないまま成長が終わったから、卵が少ない数しか産めない体になってて、
オス達は卵が産めないメスはいらないって、今まで一人ぼっちだった」
嬌声をさえずりながらも燕少女は淡々と話を続ける。
「だから正直どうでもよくなって、あそこに巣を作ってガスで死のうかな。って思ってた。でも……」
ざわざわと燕少女の体がざわめき、腕からは翼が、お尻の付け根からは長めの尾羽が生えてくる。
「あなたが、邪魔した」
燕少女は、歌うように囁いた。
「何度巣を張っても、その度助けた。だから私は死ねなかった。だから、三回目に巣を張った時に、あなたが助けてくれたら、あなたとつがいになろう。って決めたから」
頬を林檎のように赤く染め、眼に涙を溜めながらもきっ、と燕少女は俺の方を睨み、言いはなった。
「私と、つがいになって」
しばしの間、淫らな水音だけが世界を支配していた。
「拒否権は?」俺が口を開く。
「無い」
「じゃあ一択じゃねえか」あまりの非道な回答に毒付いてみせる。
しかし、流石に俺も腹をくくってはいる。
金なんて独身寮の連中にたかればいいさ。
「いいよ。つがいになってやるから」
あらかじめ決められた答え。しかしそれすら拒むかと思っていた燕少女は予想を裏切る答えに、涙を頬に垂らしながら、「ありがとっ!ありがとっ!」としきりに発した。
そしてその間も彼女の攻めは止まらず、むしろ逆に悪化してるような気がする。
「ところで」俺はあんあんさえずる燕少女に訊く。「卵が少ししか産まれないとか言ってたが、いくつくらいなんだ?」
「いっかいに、ひぁ、ひとつか、ふたつぅぅぅ、ああぁん」
「なら大歓迎だ」そう言って俺は燕少女の体に手を回し、上下運動を手伝った。
その度に、ものに貪欲に食い付いて、なかなか離れない粘膜が、だんだん精を絞りとろうと締め付けてくる。
「はゃぁぁっ!だめだよっ!きもちよすぎてとんじゃう!とんじゃうぅぅぅぅ!」
突然の刺激に、すっかり出来上がってた体は過敏に反応し、髪を振り乱して、大声で叫び狂う。
「飛べよ、燕だろ」ラストスパートとばかりに俺は燕少女を突き上げた。「出すぞ」
その瞬間、これでもかとばかりの濃さの精液が燕少女の中へと注がれる。
排泄口を兼ねた産卵口は快感にうち震え、びくっ!びくっ!と痙攣しながら、しかし貪欲に精をねだり続ける。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!でてるっ!でてるっ!いや、とんじゃ、とんじゃ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっ!!」
燕少女は快感に全身をこわばらせ、叫びながら大きくのけぞる。宣言通りに飛んだようだ。
そして直後に襲ってきたひどい眠気に、俺たちは視界を閉じていった。
118:名無しさん@ピンキー
08/11/08 11:19:05 F+aGCzUb
夜闇とナトリウム灯のオレンジに彩られた小樽築港機関区に、旭川からの貨物便を牽き、その貨車をヤードに置いて一両で帰ってきたデゴイチが溜め息みたいに蒸気を吐き出して留置線に停車する。
「んじゃ、後は俺がやっとくわ」
「あんがとさん」
旭の言葉に甘えて、俺はデゴイチの運転室を飛び下りた。
そして事務所に立ち寄って帰宅を報告すると、自分の鞄を持って帰宅への途についた。
「お」機関区の門のとこに大きいのと小さいのの二つの人影がある。
電柱の水銀灯の下で二人はこっちに向かって手を振ってる。
俺は二人に向かって手を振りかえした。
すると、門のほとりから小さな陰が駆け出す。
「パパーッ、おかえりーっ」
俺は走ってくる我が娘を受け止め、抱きかかえた。
「おかえりなさい、パパ」
そう言ったのは大きい方の人影……自分のつがいの燕娘だった。
「ただいま、二人とも」
俺は彼女たちに向かって笑んでみせた。
「パパ、パパ、今日のご飯はなんだかわかる?」
「なんだ?わかんないなぁ?」
すると、妻と娘が声を会わせて「カレーライス~」と歌うようにさえずった。
「あはは、だから上機嫌なのか」
薄暗い路地にはどこまでも澄んだ三人の笑い声が響いていた。
完
119:ポン
08/11/08 11:22:37 F+aGCzUb
ほとんど勢いで携帯打ちしてますんで、アラばっかですが読んでくだされば幸いです。
しかし俺のSSはあまあま逆レばっかだな。
120:名無しさん@ピンキー
08/11/08 12:00:31 78mFjPj5
>>119
ぐっじょぶ!!
121:名無しさん@ピンキー
08/11/08 12:41:36 yymrwdJN
>>119
GJ!携帯からお疲れ様です。
122:名無しさん@ピンキー
08/11/08 13:09:29 s7Jw6HTr
>>104
GJ!
カゲロウっていう虫の切なさを見事に描いてると思う
>>121
こちらもGJ!
いいじゃないあまあま!
123:名無しさん@ピンキー
08/11/08 14:42:48 bhO8GxYw
C62がいる築港機関区……時代は昭和31年から46年の間か。
動労のヤバいノリもカメラ持ったSLヲタも「赤線」というフレーズも出ない穏やかさを見るに、
昭和30年代後半のふいんきですなあ。すると男はまさにぽっぽ屋世代か。
岩内線がらみか旧世代型の9600まで出てくるところは芸が細かい。
しかし、これでアナルまでヤっちゃったわけですなあw いいですなあw
狐獣人の同僚夫婦は何匹いや何人ぐらいお子さんがいるのかしらw
124:名無しさん@ピンキー
08/11/08 14:55:51 fmmhMdhL
話の流れぶった切りで。
先日、ジュラシックパークの原作者さんが亡くなりましたね。
映画しか観た事ありませんが、遺伝子操作に、元はメスばかりの恐竜の中にいつの間にかSTして繁殖が始まったりしたりして。
これ上手く取り込むと面白い話が書けませんかね?
初めてながら頑張ってみますが、誰か書きませんか?
125:名無しさん@ピンキー
08/11/08 18:48:11 yymrwdJN
>>124
そういや、恐竜っ娘のSSってまだ見たこと無いな。肉食恐竜と草食恐竜だと性格が正反対だったりするのかね?
126:名無しさん@ピンキー
08/11/08 20:21:25 zG4sb2y/
>>49だが。
>>119ポン氏に総排出肛ネタを拾って頂き?、恐縮です。
>>124-125
ワニの例もあるし、性別が遺伝子的に固定されてるとは限らないのが面白い。
「恐竜大戦!」って本で、あの柳田理科男がステゴサウルスの交尾に余計な心配しててワロス
127:名無しさん@ピンキー
08/11/08 20:59:12 rtaFDSrE
>>119
GOOD JOB!
携帯からこれを…凄いですね。
フルキーのあるスマートフォンなら少しは楽できますがw
128:名無したん(;´Д`)ハァハァ
08/11/09 01:00:02 B8MpBPPA
GJ
さいきん豊作だな
129:名無しさん@ピンキー
08/11/09 01:19:18 snTKnbEJ
冬眠中に子育てする動物は多い
130:名無しさん@ピンキー
08/11/09 01:50:32 mjeoicwe
>>73,>>104,>>119
みんな纏めてハイパーGJ!!!
131:名無しさん@ピンキー
08/11/09 15:52:54 q2GmBxJR
>>119
>>しかし俺のSSはあまあま逆レばっかだな
だ が そ れ が い い
むしろそっちの方が最後まで幸せな気分で読めて且つ萌えられる。
132:名無しさん@ピンキー
08/11/09 20:42:14 ZYefF/Kn
>>131
つまり甘いの以外いらないから投下するなってことだな
133:名無しさん@ピンキー
08/11/09 21:23:43 JkVcastF
甘いのも苦いのも痛いのもしょっぱいのも渋いのもその他何でも、
私は一向に構わんッ!
134:名無しさん@ピンキー
08/11/09 21:54:39 /G3f8heO
ただ、そうやってだだ甘な物ばかりになるとそれはそれでマンネリ化するのでやはりバランスよくハードな物も欲しいね。
135:名無しさん@ピンキー
08/11/09 22:31:33 GIA8HPON
兄貴が文鳥飼い始めたらしい
なんでもバイト先から家までチャリ漕いでる途中肩にとまってきて家までついてきたんだとか
一目惚れってあるもんなんだな・・・
136:名無しさん@ピンキー
08/11/09 22:41:47 l6mFK0rT
良かったじゃないか
義姉さんが出来て
137:名無しさん@ピンキー
08/11/10 00:02:47 8Lhv9H5E
俺の友達は以前、車に乗ってたら
後ろを走ってたバイクの兄ちゃんの頭にムササビがしがみつくのを目撃したとか言ってたな。
しかもしがみつかせたたまどこかへ去って行ったそうな。