流星の絆でエロパロat EROPARO
流星の絆でエロパロ - 暇つぶし2ch37:功一×静奈☆1
08/11/01 02:05:43 IU1obQkn
「はぁ…」
俺は一人悩んでいた。
先日、泰輔と帰り際、シーに血が繋がってないことを言うべきだと言われたからだ。
もうシーだって21だし、充分大人だ。
でも、父親の過去を知って傷ついて泣いてしまうぐらい脆い妹だから、心配なのだ。
その時、もう店じまいして片付けていた店のドアを叩く音がした。
開けると、そこには静奈がいた。

「こんな遅くにどうしたよ」
「ちょっと聞いてよお兄!泰兄ってば、ひどいんだよぉー」
シーは独特のむすっとした顔で椅子に座って愚痴り始めた。
どうやらバイト代を使って豪遊してきた泰輔が、酔った勢いで女を連れ込みかけたことにシーがキレて出てきてしまったらしい。
「まぁ、あいつだって、きっと今頃反省してるよ」
「いいの!今日は顔見たくない気分!」
またむすっとした顔でごくごくと水を飲み干すと、シーは俺を見上げて無邪気な笑顔を向ける。
「今日は功兄の部屋に泊まろうかな!」
「…は!?」
「たまにはいいじゃない?」
さっきまでシーのことで悩んでいた身としては、いきなりのことにちょっときょどる。
あぁ、うん、なんて困っているとシーがまた少しむくれたような顔で。

「……だめ?」

なんて、上目遣いで言ってくるからこっちは断れるはずがない。
とは言っても、狭い一人分の部屋だから、仕方なく俺が床に予備の毛布を敷いて寝ることにする。
それを見たシーは、少し申し訳なさそうな顔をした。
「お兄、こんなとこに一人でいて…寂しくないの?」
「別に俺は馴れてるから」
俺が言うと、そう、ってシーは頷いて。持っていた鞄から何かを引っ張り出す。

「ねぇ」
「え?」
「ちょっと寝間着に着替えるから」
少しの間の後、シーがこっちをまた上目遣いで見つめてくる。
「…あの、出てってくんない?」
「……っあ!」
慌てて床から立ち上がった拍子に、低い天井にがん!と頭をぶつけてしまう。
「ちょっ、お兄、大丈夫!?」
「あ、あぁ、だい、大丈夫だから、うん、わかった、ちょっ、出てくるな!」
慌てて部屋から出て、ドアをばたんと閉める。
そうだ。よく考えたら、こんな歳になったシーと二人っきりになるのは…。
その時、ドア越しにかちゃ、と音がする。
恐らく、ベルトを外す音。その後、しゅる、と衣擦れの音がして、ぱさ、と布が落とされる音。
その音に心音が急に高くなってくる。それに、やけに身体が熱くなる。
…って、俺、なに考えてるんだよっ!!
「もういいよぉー」
「うぉ!」
いきなりシーの声が後ろからして、ドアが開かれてきょどる。
「なになにぃ?お兄、もしかしてー」
「ばっ、ばか!!な、何もしてねーよ!」
「…まだ何も言ってないんだけど」

シーはラフなTシャツと黒い短いパンツに着替えていた。
そこから覗く、白くて細い脚が月明かりに照らされている。
それを見ないようにしながら、じゃあおやすみ、と言って俺は寝転がる。
シーは疲れていたのか、すぅ、とすぐ寝息をたて始めたのが聞こえた。
俺は何となく眠れずに、天井をぼうっと見つめる。時間だけが過ぎていく。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch