おんなのこでも感じるえっちな小説9at EROPARO
おんなのこでも感じるえっちな小説9 - 暇つぶし2ch47:ひとこと
08/11/09 12:22:56 iOT73GI5



寝る前に少し勉強しておこうと机に向かって、気がつけばだいぶ時間が経っていた。
一度伸びをして、大きな窓から外をみると暗い夜空に満月が浮かんでいる。
休日の明日は晴れそうだ。


まだ使い慣れない自分の部屋を見渡す。
前の家から持ってきた荷物は少なく、用意してあった家具や小物はどれもシンプルで上品なものに統一されている。
こんな立派な部屋頂けません。と最初は断ったのだけど
「ここじゃなかったら俺と同じ部屋な。」と言われればもう使わせてもらう他ない。
私は最近この広い屋敷の一人息子の婚約者としてお世話になることになったばかりだ。

いつの時代だよ。少女漫画かよ。と思う人も多いかもしれませんが、
まぁ、事情があるのです。色々と。
決して作者がそれしか思いつかなかったとか、あまり深く考えていないとかそういう訳ではございません。
あれ?
私いま変な独り言を言った気がします。
疲れてるのかしら・・・と溜息をついたとき、

コンコンとノックの音がした。

「入るぞ。」
返事をする前に部屋へ入ってきたのは
お風呂あがりらしく、まだ髪が少し濡れたままの私の婚約者。
「それじゃノックの意味は無いと何度も言っているでしょう?
 着替え中だったらどうするんですか。」
「そのタイミングを狙ってはいるんだが。」
ニヤリと笑いながら当たり前のように私のベッドに座る。


「まだ勉強するのか。」
「もう少しで区切りがいいんです。
 来週からあなたと同じ学校に通うわけですから予習はしておいたほうが良いと思いまして。」
「お前の頭だったらしなくても問題ないだろう。」
「私はあなたのような天才肌とは違います。」
「俺を褒めるなんて珍しいな。よし、もっと褒めろ。」
邪魔するなら出て行ってください。と言ってやろうと、眼鏡をはずして振り返る。

彼と目が合った。
その瞬間息が止まる。
微笑んで、ゆっくりと両腕を広げる彼。

「おいで。」

その一言だけで、私はどうしようもできなくなるのです。
散らかった机も飲みかけの紅茶もそのままに。
何もかも包み込んでくれる。とろけさせてくれるような。
そんな幸せを知ってしまったのだから。





次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch