コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage12at EROPARO
コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage12 - 暇つぶし2ch352:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:09:45 3WsAmtgY
以上です
今回エロ無かった 次から本気出す

それでは失礼しました

353:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:11:06 4+A8n1WO
>>352
GJ
エロあろうがなかろうがその文才に感動した

354:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:34:03 dGL6fq56
>>352
GJ
寝る前に読んで、激しく興奮して寝られそうにないw
エロありでもなしでも、読ませる内容と文才がスゲェよ
なにより、キャラの心情が自分が思い浮かべてるキャラ像と合致する
352は自分の中では神としか思えないw 続きも楽しみにしてる

355:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:53:22 6akNkP/m
>>352
GJ
もう本にしてくれ買うから

356:名無しさん@ピンキー
08/11/07 02:03:10 qkYvLEF4
感動した!その一言しかない
あの二ヶ月ふたりがまさにそんな気持ちであったかと思うと泣けてくる
せつなすぎる GJ!

357:名無しさん@ピンキー
08/11/07 02:24:07 /dirLa7j
>>352
GJGJ!やべぇ…泣ける感動する
エロがなくても文才素晴らしいし面白い!
ありがとう続き楽しみにしてる!

358:名無しさん@ピンキー
08/11/07 02:26:17 LbJdOtWh
すばらしすぎる
特にナナリーとルルーシュの心情の描写がいいな!!
CCとジェレミアも良い感じだ
もうこれも本編に準じるものとして脳内補完してるよ

359:名無しさん@ピンキー
08/11/07 02:27:11 LV81kRWx
GJ!
しんとした気持ちで読んだ。
R2見たからどんな結末かは分ってるのに、続き気になってしかたない。

360:名無しさん@ピンキー
08/11/07 03:14:44 XLAVXVBj
>>352
GJすぎる!!素晴らしい文章に脱帽。もう二人が切なすぎる。続きも楽しみにしている反面、終わりが近づいているのが怖くもある複雑な気持ちだ

361:名無しさん@ピンキー
08/11/07 04:53:36 yJlyLG2w
久々来たら…ルルナナ萌えたよ、GJ!
後、ジェレアニャ小ネタも萌えたんだぜ

362:名無しさん@ピンキー
08/11/07 07:07:28 irWuRmST
>>352
GJ!
エロ無しでも素晴らしいSSでした!

そろそろ終わりが近そうですが、結末が楽しみです!

363:名無しさん@ピンキー
08/11/07 12:50:56 epnwpnxJ
早くルルカレ書け低脳近親相姦厨
犯罪者!

364:名無しさん@ピンキー
08/11/07 13:35:10 0IXOfn0I
神降臨☆
ルルナナいいよね、ルルナナ最高
ほんと、紙媒体で読みたい作品だよ。
次回も楽しみにしております。

365:名無しさん@ピンキー
08/11/07 14:50:45 epnwpnxJ
近親相姦犯罪者がいるスレはここですか

366:名無しさん@ピンキー
08/11/07 15:35:29 atWyk3VY
近親相姦基地外厨キモぃ

367:名無しさん@ピンキー
08/11/07 15:36:15 krGYH15Y
ID変えてまで必死ですねゴリラ厨( ´,_ゝ`)プッ

368:名無しさん@ピンキー
08/11/07 16:13:21 fTQl/Z6Z
最近また殺伐としてきたので一応通報してきますた

スレリンク(housekeeping板:396番)

369:名無しさん@ピンキー
08/11/07 18:09:14 epnwpnxJ
健全なルルカレさえ書けば荒らさねーよ
近親相姦とかありえないし、犯罪なんだからそっちを取り締まるべき

370:名無しさん@ピンキー
08/11/07 18:29:50 BT8GOxag
荒らしは無視でいいぜ
ルルナナ万歳
良かったです

371:名無しさん@ピンキー
08/11/07 19:11:13 S/rEHFyC
>>352
マジで本にして欲しい
もうすぐ終わりそうなので悲しいッス
最終回とこれでルル×ナナに目覚めちゃったよ

372:名無しさん@ピンキー
08/11/07 19:14:28 b5pq23kc
近親相姦は犯罪じゃないだろ。犯罪であることを指摘するなら強姦だろJK
まぁ馬の耳に念仏だろうが。

373:名無しさん@ピンキー
08/11/07 20:00:22 UZ/IUGN7
カレン厨を装った荒らしぽいね
いつもの人だろけど職人さんに失礼です
ルルナナの人はいつも文章が巧みだなとため息が出る

374:名無しさん@ピンキー
08/11/07 21:23:08 SLaiJBFP
やっぱり公式公認カップルのルルCが読みたい

375:名無しさん@ピンキー
08/11/07 21:24:25 KTCVKIL6
最近ほんとに荒らしがひどいな・・・うざー

376:名無しさん@ピンキー
08/11/07 21:44:46 6QJkzdT7
ウナギイヌがまた荒らしているのかな?

377:名無しさん@ピンキー
08/11/07 21:46:14 CL2fk6UK
>>374
その話題は荒れるからやめれ

378:名無しさん@ピンキー
08/11/07 21:47:50 FdhtTTnj
>>352
相変わらずのハイクオリティに最敬礼でGJ(`・ω・´) ゝ
キャラの読み込みが半端無い。蜜月の終わる瞬間を思うと切ないな。
次回も楽しみにしてる。

379:名無しさん@ピンキー
08/11/07 23:19:35 il2/np4a
>>352
本当にうまいな
コードギアスは2次創作を書きやすい題材とは言え
キャラの心情が自然に感じられるし
その表現の仕方もうまい.

380:名無しさん@ピンキー
08/11/07 23:41:52 UN4P0iOY
>>352
GJ
なんか最終話を思い出すと涙が・・
ナナリーの中の人のコメント通りそれでもルルーシュを愛してたんだよね>ナナリー

381:名無しさん@ピンキー
08/11/08 07:17:55 4zf+30le
オール・ハイル・>>352
素晴らしい構成力と表現力に脱帽。
続きも期待しております。

382:るふる震える羊な受け組にお姉さまが色々と教えてあげますと狼な攻め組ww



383:名無しさん@ピンキー
08/11/24 23:58:04 WomrhZzn
>>458

「あの…どうすればいいのでしょうか…私、こういうことには疎くって……」

「……大丈夫……私に、全部、任せて。」


「神楽耶?裸になって何をするの?」

「ふふっ、怖がる必要はありませんわ。友達ですもの、私が天子様に酷いことをするはずがないでしょう?
大丈夫、すぐに気持ちよくなりますからそんなに緊張なさることはありませんよ」



こんな感じ?

384:名無しさん@ピンキー
08/11/25 14:17:09 7SU5l+Jn
>>457
ごめんなさい、もう少しだけ待ってください。
あの後、ルルCに続く予定なんですが
仕事が忙しいのと、書いたのが気に入らなくて没にしたりしてて
なかなか、完成しません(笑)
大河内の好きな子発言や、今回のピクドラの甘々ルルーシュを見て
自分の中で出来上がってたルルーシュ→C.C.のイメージが変わったことも原因かも。
大河内ルルーシュのほうが、案外素直で、ストレートにわかりやすいキャラですよね。
そこらへんを軌道修正して書き直すべきか、正直迷っています。
待っててくださってありがたいです。


385:名無しさん@ピンキー
08/11/25 15:01:12 /0qqN/eo
>>460
自分も気長に待ってるので、納得いくものができたら
投下よろしく

386:名無しさん@ピンキー
08/11/25 15:47:29 As5Pz/RZ
573 :カオス先生の特別授業:2008/09/05(金) 04:27:45 ID:QaNPCeOi
「今日はちょっと皆さんに見て貰いたいモノが有ります」

藤堂京志朗
「奇跡の藤堂」と称される程の武人であり、四聖剣のリーダーでもある
この年になるまで刃を振り落とす事のみに心血を注いで来たその肉体…
全ては祖国日本を取り戻す為に……
故に藤堂は「女」を知らない。

千葉凪沙…四聖剣の紅一点である彼女もまた、祖国を取取り戻す為に「女」を捨て戦って来た…
しかし、彼女は気付いた

「何用だ、千葉?」
「は、はい…実は…と、藤堂さんにお伝えしたい事があって……」

「…どうした、何か私に言いたい事があるんじゃないのか?」

朝比奈の言葉を思い出す
「好きなら言っちゃえば良いのに」」

「……っ藤堂さんっ!」
「な、何だ急に…」
「わ、私は……ごくりっ………千葉凪沙は藤堂鏡志朗をお慕い申してます!」
「………………!?」
「だから………だから、抱いて下さいっ…」
「………」

千葉が…俺を?
857 :名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 19:35:57 ID:4ZTRuzAS
>>547
「突然ですがカオス先生の特別授業は終わりです」
「はぁ……?」
「終わりも何も始まってすら……」
「カオス先生は死にました……しかし、その魂は永遠に生き続けます……」
「いや成仏しろ」
「旅立つ前に私の最後の作品を残して逝きます……」
【コードギアス奇跡の藤堂ー童貞が 目覚めた日ー】

「なん、だと?」
「では皆さん良い日旅立ち……まさにカオス!!」



すいません遅くて……
今夜か明日には投下を……
ってかカオス先生死んじゃったよ…藤堂さんと千葉生き残って良かったけど。


8スレのこの職人さんもう居ないのかな…この人の書く藤千葉見たかった…。

387:名無しさん@ピンキー
08/11/25 17:12:52 7wvXiGua
>>459
これの続き見てみたいな
でも本編設定に合わせると色々矛盾出そうだから(ナナリーとアーニャ辺りは本編後じゃ無理)、
この二人は小説版準拠で総督時代&身辺警護の名目だろうか?

職人さんに質問ですが、設定に関してはどういった考えなのでしょうか?
徹底したパラレルと割り切るのか、極力原作の設定に合わせるのか…
自分で考えるとなると、どうしても原作の設定に合わせようとしてしまいますが…

388:名無しさん@ピンキー
08/11/25 19:14:01 f3EeAJ8J
>>460
急かしたようでごめんなさい。
応援してます

389:名無しさん@ピンキー
08/11/26 20:22:31 bZw1jDDK
書いててくれてるんだー、と素直に嬉しいな

他の職人さんは、冬の準備だろうか…
それともサイトもっちゃったりとかか?
うーん、ひっそり…

390:名無しさん@ピンキー
08/11/26 22:31:55 Jdtabb3Y
>>463
職人ではないけど
設定に関してはそれぞれじゃないのかな
ルルーシュなんか、完全に原作通りだったら(しかもなんか公式童帝認定されて・・・)
どうしても相手、時期限られてしまうし?
特定な組み合わせを書きたいものなら、ある程度パラレルだと割り切るしかないかと

あるいは原作終わった後適当にねつ造するとか
俺はルル厨なんもんで、ルル書きたくてしようがないが、設定は確かに頭痛い問題なんだよな



391:名無しさん@ピンキー
08/11/26 22:33:41 Jdtabb3Y
あ、すまん、sage入れ損なった

392:名無しさん@ピンキー
08/11/26 22:35:19 Jdtabb3Y
あ、すまん、sage入れ損なった

393:名無しさん@ピンキー
08/11/26 23:24:16 avwAuFlN
落ち着けw

394:ルルーシュ ◆fW1UxKTL3.
08/11/27 06:19:24 Xpxgzawt
あ、う、え、お・・・。
絶望した!アキラをディーゼルカーの変速機ネタに結びつけたことに絶望した!

395:名無しさん@ピンキー
08/11/28 06:58:41 TDp3le7D
捏造するなよ前歯へし折られたいのかおまえ

396:名無しさん@ピンキー
08/11/28 08:18:08 LGNcXlDr
捏造するなとか言われたら扇ヴィレ以外書くものねーじゃねーか(爆笑)
需要ねーwww

397:名無しさん@ピンキー
08/11/28 17:34:29 nmf5isuM
扇ヴィレの不人気っぷりは異常…。公式(笑)のくせに…。

藤堂×千葉とかどうだ?13話でベットシーン疑惑あったし。

398:名無しさん@ピンキー
08/11/28 18:39:00 qbyy4S0L
前投下されてたルキアーノ×ノネットの続きが非常に気になる

399:名無しさん@ピンキー
08/11/29 00:19:42 O0Vr+gyV
そろそろルル×ナナリーの続編がきてくれないかな

400:名無しさん@ピンキー
08/11/29 01:29:17 21hIygxb
確かにルルナナがそろそろきそう。
ついにレクイエムだ。wktk

401:ルルーシュ ◆fW1UxKTL3.
08/11/29 08:04:15 fah369JF
>>470
エデンの檻のスレッドに書き込もうとしたものを間違えてここに誤爆した・・・。

402:名無しさん@ピンキー
08/11/29 12:59:10 k6OmaED+
初投稿です。シャーリーが大好きなので、2期13話でシャーリーが殺されなかったら?
という話を書いてみました。

ルルーシュxシャーリー
純愛 鬱 寝取られ 陵辱 病的 アニメ風

403:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:01:34 k6OmaED+
-シャーリー 信じる心-
2期 12話 ラストシーンより

「あっ……あぁっ!!……思い出した。私のお父さんを殺したゼロは、ルルーシュ?ルルはゼロで、お父さんの仇なんだ。」

『なんだい、シャーリー。こんな所に呼び出して。』
「ねぇ、ルル。私、全部思い出したの。ルルがゼロだって事。お父さんを殺したのも、ルルなんだよね。」
(なっっ!ギアスを破った!?まずい、どう説明したらいい!?また同じギアスをかけるか?いや、それは周りが怪しむ。何か他のギアスを、だがどうかける?)
「私ね、記憶が戻ってすごく怖かった。偽物の先生に、記憶のない友達。みんなが嘘ついてる。世界中が私を見張ってるような気がして。」
「ルル、こんな世界で、一人で戦ってたんだね。たった一人で。だから私だけは、ルルの本当になってあげたいって。」
「私、ルルが好き。お父さんを巻き込んだってわかってても、嫌いにはなれなかった。ルルが全部忘れさせてくれたのに。だから……私も一緒に戦わせて。」
強い覚悟を秘めたその瞳に、ルルーシュはとまどう。
『シャーリー……。俺は君を、巻き込みたくないんだ。だからギアスを使った。』
「ううん、私もう決めたの、ルルについて行くって。役にたたないかもしれないけど、そばにいたいの。ルルを支えてあげたいの!」
『母親だっているだろう。俺と一緒にいると、もう会う事も出来ない。』
「それでもいいの!ルルと一緒にいたいの!!」
「……わかった。君を黒の騎士団に迎え入れよう。仕事は雑用になると思うが、カレンもいるし、C.C.なんて変わった奴もいる。きっとやっていけるさ。」
『ありがとう、ルル!一緒に頑張ろう!!』
(ルルに抱きつく私、強く抱き返してくるルル。ちょっと苦しいけど、嬉しい。
見つめ合い、自然と唇を重ね合う。学園祭の時に話していた、嘘のキスじゃない……。)

-------------------------------------------------------------------------------

「シャーリー、この書類をカレンに届けてくれないか?」
『うん、わかった。行ってくるね!』
(あれから1ヶ月がたった。戦闘集団の中だから、怖い事もある。けどルルは優しいし、この間好きって言ってくれた!私は今、最高に幸せ。
それにしてもカグヤさんとかC.C.さんって、ルルとどういう関係なんだろう?特にC.C.さん、いつもルルの所にいて。もしかして……やだ、私ったら何考えてるんだろ!)

通路の向こうから、団員の一人が歩いてくる。
(最近私にやたらと話しかけてくる人だ。背が高くて、見た目はちょっと格好良いけど、苦手なのよね。やだな、また何か話しかけてきそう。)
『やぁ、シャーリーさん。今日も奇麗だね。どこに行くんだい?』
「カレン隊長に書類を届けに行くんです。急いでるので、これで。」
『あぁ、カレン隊長なら今、他の部屋にいるよ。案内しよう。』
「そうなんですか、ありがとうございます。」
『この部屋の奥だよ。さぁ、どうぞ。』

(扉を開けてもらった中は薄暗くて、少し散らかった生活感のある部屋。カレン、どこにいるのかな?)
そっと扉が閉まり、鍵を閉める音がする。
「ちょっと、なんで鍵をかけるんですか?」
『君がいつまでも、振り向いてくれないからさ。少し強引にいこうかと思ってね。』
(背筋に冷たい物が流れる。やだ、私、襲われるの?困惑する私を、強引にベッドに押し倒す。痛い!)
「やめて下さい!私、ル……ゼロの恋人なんですよ!こんなことしたら、ただじゃすみませんよ!!」
『何が恋人だよ。ゼロにはC.C.っていう愛人がいるだろう?俺聞いた事があるぜ、彼女のあえぎ声を、何度もな。』
「嘘!ゼロは言ってたもん、彼女はそんなんじゃないって。私信じてる!!」
『本当の話だよ。古くからいる団員なら、みんな知ってる事だ。玉城だって言ってたろう?』

404:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:03:18 k6OmaED+
(そんな!ルル……私に言った事は嘘だったの?ルルの本当になるって言ったのに、私にはその資格がないの?)
疑念の答えを探し、抵抗する事を忘れている隙に、口の中に布を押し込まれ、上からテープを貼られる。
「んんんーーーーっっ!!」
上着をたくし上げられ、腕を思うように動かせない。もがいている内に、手首もテープで巻かれてしまう。
『準備は整ったな。それじゃまず、この可愛いブラをはずしてみようか?』
ブラジャーを上にずらされ、お椀型の奇麗な胸がさらけ出される。
(や、やめて!)
『奇麗な色の乳首だね。』
揉みしだかれ、固くなった先端を歯で甘噛みされる。
「んくっ!」
(何、今の感覚?体がぞわぞわするような。)
『さぁ、下も取ろうか。あぁ、薄くて可愛らしい陰毛だね。』
(いやっ!見ないで!!恥ずかしい……。)
『指1本でもきついぐらいだよ。これは具合が良さそうだ。』
(指を入れられながら、私の一番敏感な部分を嘗め回されたり、唇で挟まれたりする。少し激しくされる度に、背中に電流が流れるような感覚が私を襲う。)
『さぁ、本番行こうか。あまり濡れてないから痛いかもしれないけど、すぐ終わるから。好きな人の事でも考えていなよ。』
(いや、やめて……それだけは!ルルに、ルルにあげるって決めてるの!)
周りの肌を巻き込みながら、強引に押し入られていく。動きが止まったと思った瞬間、一気に奥まで突きつけられた。
「んんぐぅううーーーっっ!!」
大事に守っていた物を失った、赤い証がシーツに染みこんでいく。
(痛い、痛いよ!助けて!助けて、ルル!!)
『ははっ、僕が初めてだったんだね、嬉しいなぁ。っと、そんなに締め付けないでほしいな。すぐ出ちゃうよ。』
(い、嫌!抜いて、抜いてぇえええっ!)
『ダメだ、持たないよ。このまま出すよ!』
(やめて!外に、せめて外にっっ!!)
願う言葉を発する事も許されず、無情にも熱い液体が、下腹部に広がっていくのがわかる。
(私、汚れちゃったよ。ルル……ルル……。)

(寒い。時計の針を見て、しばらくの間気を失っていた事に気がついた。拘束は解かれている。
書類、届けなきゃ。けどその前に、シャワーを……。)
ベッドのシーツで汚れを拭い、ゴミ箱に押し詰める。くしゃくしゃになった衣服をまとい、もうろうとした意識のまま、シャワー室へ向かう。
「あ、シャーリー!遅いじゃない。何やってた……の?」
泣きはらした目、無造作に身にまとった衣服、怯えるその表情。カレンは全てを察した。
「シャーリー、こっちへ!早く!!」
(病院の手配を……。ルルーシュには伝える?シャーリーはきっと、誰にも知られたくない。けどこのままじゃこの娘、壊れちゃう。)

(目を半開きにし、天井を見つめたままシャワーを浴びる。シャワーがいつもより、とても暖かく感じる。……痛っ!)
秘部にシャワーをあてると、切られたような鋭い痛みが走り、中からどろりと、薄赤色の生ぬるい粘液がたれ落ちる。
(ルル……私これから、どうすればいいのかな?)
その場にしゃがみ込むと、また涙がこぼれ落ち、汚れと共に排水溝へと流れていった。

-------------------------------------------------------------------------------

405:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:04:39 k6OmaED+
「緊急避妊処理、完了しました。この事は私たち以外、誰も知りません。ただ、その……精神状態が。」
『わかっている。シャーリーの事は私に任せろ。カレン、良くやってくれた。』
(俯いたまま、体を震わせているルルーシュ。かける言葉が見あたらない。ただ、これだけは聞いておきたかった。)
「ギアスを使うんですか?」
『ギアスならもう使ったよ、あの男に。今頃死ぬより苦しい目に遭っているはずだ。』
「そうじゃなくて、シャーリーは!?」
『……私に任せて欲しい。シャーリーの所へ行く、誰も来させるな。』
「わかりました。シャーリーを救えるのはあなたしかいません!よろしくお願いします。」

『シャーリー、起きてるかぃ?』
ベッドの上で、赤ん坊のように小さくうずくまっている彼女に問いかける。
「ルル……あのね、ルルは私に、嘘をついていたの?」
『何を言ってるんだ、シャーリー。君に嘘なんてつかない。』
「あの人が言ってたの、ルルにはC.C.さんっていう愛人がいるって。いつも……愛し合ってるって。」
『そんな訳ないだろう!あいつは、あいつはただ……利害関係が一致してるだけだ!見ればわかるだろう!?』
「良かった。じゃあルルは、私のこと本当に好きなんだね?」
『もちろんだ!愛してる、シャーリー!』
「私も……けど私、汚れちゃった。ルルも犯された女なんて、嫌でしょ?」
『そんなことは無い!君は奇麗だ、心からそう思う!嘘じゃない!!』
「ありがとう。けど私、信じられないよ。ルルが嘘を言ってないのはわかっているのに、信じられないの。」
『そんな悲しい事を言うな!俺を……俺を信じろ!』
口と口で、愛を伝えあう。それはとても長い時間、繰り返された。
「……ねぇルル、キスの先もして。あなたに抱かれたいの。」
酔いしれたような表情でせがまれ、とまどいながら言葉を返す。
『あんな事があったんだ、しばらくは体を休めて……』
「今がいいの!お願い、ルル!!」
『……それが君の望みなら。』

『シャーリー、痛かったら言ってほしい。……知識は完璧なんだ!ただそのっ。』
「うふっ、ルルのエッチ。いいよ、そのまま……入れて。」
(シーツを掴みながら、うろたえるルルを待ち受ける。……やっぱり痛い!けど、あの時と全然違う。心が満たされていくのがわかる。)
「……ルル、私あなたを信じる。これからもずっと、ずっと一緒にいて。」
『あぁ、ずっと一緒さ。愛してる、シャーリー。』
(ルル、あなたと一つになれて、私幸せ。)
(ギアスは使わない。君をもう、悲しませるような事はしない!)

-------------------------------------------------------------------------------

皆が集まる食堂で、声を荒げる二人。
「ゼロが言ってる事は正しいの!なんでわからないの!?」
朝比奈に絡むシャーリーを、カレンが間を割ってなんとか収める。
(最近のシャーリーはどこかおかしい。いくら恋人だからって……以前はこんな、人に突っかかるような性格じゃなかった。やっぱり使ったの?ギアスを。それとも。)
彼女の心はルルーシュによって癒されていった。しかしその傷の深さは、そして彼の過剰な愛情は、彼女の心をあらぬ方向へと導いて行く。

超合集国決議第壱號、日本開放の要請を受け、黒の騎士団は神聖ブリタニア帝国の植民地、エリア11に対し総攻撃を仕掛ける。しかしその結末は、凄惨なものであった。
(ナナちゃんが亡くなったらしい、フレイヤとかいう爆弾に巻き込まれて。黒の騎士団にも相当な被害が出たって。
ルルの落ち込みようは見ていて辛くて、慰めてあげようと思ったけど、怒鳴りながら断られた。こんな時ルルを支えてあげられるのは、私しかいないはずなのに。)

そしてシュナイゼルの奸計により、ゼロは黒の騎士団から排除される事となる。
(ルルがいなくなった。どうして?ずっと一緒だって言ったのに!どこに行ったの、ルル。ううん、ルルは必ず帰ってくる。私、信じてる。)

-------------------------------------------------------------------------------

406:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:06:06 k6OmaED+
『上の話を盗み聞きしたんだけどさ、ゼロは俺たちの事を騙していたらしい。そんで処刑しようとしたけど、逃げられたとか。』
『ほんとかよ、それ?』
『あぁ、あいつのせいで仲間達だけじゃなく、日本人も相当殺されたんだと。仮面かぶったままだし、怪しい奴だとは思っていたけどなぁ。』
「ゼロの事を悪く言わないで!」
怒りをあらわにし、今にも手を出しそうな形相で、二人を睨む。
『シャーリーさん……。気持ちはわかりますけど、これは本当の事みたいですよ。』
「ゼロの行動には必ず理由があるの、私信じてるの!だからあなた達も、ゼロを信じて!お願い!!」
『いや、お願いされても……。』
「ゼロを信じて貰う為なら、私なんだってする。だから、お願い……。」

説得と称した、彼女の常軌を逸した振る舞いは、連日続いていた。
(部屋の中に淫猥な香りが充満している。前から後ろから、休む事なく突き上げられ、思わず卑猥な声を上げてしまう。
感じたくなんてない。ルルの為に、体を使っているだけなの!けれどこの、甘美な誘惑は何……?心が堕ちてしまいそう。)
『シャーリーちゃん、次は二穴いってみようか?大丈夫、ゆっくり動いてあげるから。』
(前と後ろが同時にこじ開けられていく。苦しい、息が出来ない!)
『さすがにきついな。一気に押し込むぞ!』
「いぁああああっっ!!!」
(前と後ろ交互に、同時に、私の中がかき回される。嫌!怖いよ、こんなの……。)
『体が震えてるよ。怖いのかい?自分の体が変わっていく事が。けど快楽のコツをつかめば、病みつきになるんだよ。』
(ルルが帰って来た時、ルルを信じられない人達がいたら私、悲しい。だから私は、手段を選ばない。
けど……怖いの。体の一番深いところを突かれる度に、頭の中がまっ白になっていく。ルルじゃない人と体を重ね合わせるなんて、二度としたくなかったはずなのに……求めてるの?体が。)
『好きな人の事でも考えていなよ。』
(あの時の言葉がふと蘇る。ルル……今私、ルルに抱かれてる?そんな妄想を抱いた瞬間、全身に鳥肌がたつような、しびれる感覚が湧き上がる!)
「ひぁあああぁっっ!!いいっ……感じてるの、私!!もっと、もっと突いて!!!」
(口の中に、舌が入り込んでくる。頭がとろけそう……。ルル、好きよ!もっと私を愛して!私を離さないで!!)

(事が済んだ人達は、満面の笑みを浮かべて、ゼロを信じるよと言ってくれた。嬉しい。
そう、今私に出来る事は、これぐらいしかない。ルルの為になるなら、どんな事でも受け入れられる。ルル、早く帰ってこないかなぁ。)
ベッドにだらしなく横たわる私。股の間から、混ざり合った粘液がとめどなく滴り落ちていく。
「シャーリー、あんたまた、こんな事を……。」
カレンの頬に、一筋の雫が伝い落ちる。
「カレン、私の事哀れんでるの?けど心配しないで、ルルの為なんだもの。私、嬉しいぐらいよ。」
「あんたもう、家に帰りなさいよ!ルルーシュのいないここにいたって、意味なんてないじゃない!」
「ううん、ルルは帰ってくるよ。そして黒の騎士団を立て直すの。その時、彼を支えてあげられるのは、私だけ。」
(ルルーシュ、あんたシャーリーの事は任せろって言ってたじゃない!どうしてこんな……。)

『カレン隊長、カレン隊長ー!』
「なんか呼んでるね。行ってくるけど、とりあえず体、奇麗にしときなよ。」

-------------------------------------------------------------------------------

407:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:06:38 k6OmaED+
「ルルーシュが現れた!?」
『はい、国際中継です。ルルーシュがブリタニアの皇帝になったと!』
(ルルーシュが私たちの敵になった!?シャーリーになんて伝えればいいの?あんた一体、何やってんのよ!)
新皇帝誕生の報は、まもなくシャーリーの耳に入った。
(ルルがブリタニアの皇帝になったって聞いたけど、私は不安になんてならなかった。
そして、嬉しいニュースが!ブリタニアが超合衆国に参加表明をしたって!ルル、やっと迎えに来てくれるんだね!!)

彼女の耽溺した、ルルーシュ。彼もまた、シャーリーを渇望してやまぬ日々の中、焦燥に駆られていた。
しかし彼の最期の目的は、ゼロレクイエム。世界を創る事であり、その本懐を遂げる成り行きの内に、再会は存在しなかった。
黒の騎士団は解散となり、居場所を無くしたシャーリーは自宅に戻る事となる。
母親は久しぶりの対面に涙したが、以前と違う彼女の雰囲気、なによりうわごとのようにつぶやき続ける「ルル」という言葉に恐怖し、顔を合わせようとはしなくなった。

(ルルがゼロに殺されたなんて、嘘。だって、ルルがゼロなんだもの。あれは誰かが仕組んだお芝居よ。ルル、私いつまでも待ってるよ。私たち、ずっと一緒だよ。)

~Fin


408:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:15:23 T1HOLAcL
下手くそな文章だな

409:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:21:25 sQa+AEFV
乙~。
でもせっかくIf書くならシャーリーを幸せにしてあげたほうがいいのでは?

410:名無しさん@ピンキー
08/11/29 14:17:37 k6OmaED+
寝取られとヤンデレ、後味の悪いEndが大好きなもので、
キャラを愛すれば愛するほど、結末との落差に快感を覚えるんです。

けど文章力欠如は否めませんね。お目汚し失礼いたしました。

411:名無しさん@ピンキー
08/11/29 16:54:51 T1HOLAcL
幸せなルルカレ書いてみれば

412:名無しさん@ピンキー
08/11/29 16:56:18 NWyAnxkq
カレンファンを貶めるようなことをわざわざ書くなよ・・・

413:名無しさん@ピンキー
08/11/29 18:09:43 RcrvwK+8
>>478乙!
個人的に後味の悪いのは守備範囲外ですが、久々のSSの投下、ありがとう御座います!

414:名無しさん@ピンキー
08/11/29 18:55:29 T1HOLAcL
ルカ書いて

415:名無しさん@ピンキー
08/11/29 19:47:53 ksWb+pMY
>>486
どMめ!!!wwwGJ
懲りずにまた投下してください。
シャーリー物少ないのでなおさら!

416:名無しさん@ピンキー
08/11/30 00:09:17 DfehHyD3
・・・・・・ルルシャリイラネ('A`)

417:名無しさん@ピンキー
08/11/30 00:14:21 XYN8ePs+
>>486
乙!
いい趣味だなww面白かった

418:名無しさん@ピンキー
08/11/30 02:36:10 VW06mtB+
>>486
乙!!
ルルシャリ前提スザクにねとられシャーリーとかも書いてほしかったり

419:名無しさん@ピンキー
08/11/30 05:30:43 cffP02eY
>>486
GJ!面白かったw
また期待してます!

420:名無しさん@ピンキー
08/11/30 06:54:11 UVRIi+2M
ルルーシュが強く言い聞かせればシャーリーは黒の騎士団には入らないと思うけどね。
それでも健気に学校通いながらアルバイトか、それとも売春とかしてコツコツ騎士団の資金稼ぎ。

421:名無しさん@ピンキー
08/11/30 07:01:39 AGzNKadT
売春とかさせるなよ・・・シャーリーカワイソス。

422:名無しさん@ピンキー
08/11/30 08:08:07 x5RoaxB+
評価は分かれるだろうけど、俺は面白かったよ、GJ

423:名無しさん@ピンキー
08/11/30 15:29:59 4Sh1q2VU
スザユフィ読みたい

424:名無しさん@ピンキー
08/11/30 17:13:19 Sc2PovJ8
ルルカレーーーーーーーーーーーーーーー

425:名無しさん@ピンキー
08/11/30 20:26:55 LpHV5EW8
悪夢設定でロロアニャも見てみたい

426:名無しさん@ピンキー
08/11/30 20:27:29 Sc2PovJ8
悪夢ロロアボンしたよなたしか

427:名無しさん@ピンキー
08/11/30 21:12:10 LpHV5EW8
アボンする前のプライベートとかどんなんだったのか…
ただ、感謝したり弱みを見せるのはあれが最初で最後だと思うけど

428:名無しさん@ピンキー
08/11/30 21:59:20 IdmPbaSd
>>502
えっ、そうなの?
単行本派だから知らなかったwww

429:名無しさん@ピンキー
08/12/01 03:03:29 GREBqXQ4
>>497
気に入らないならスルーすればいいだろ!


430:名無しさん@ピンキー
08/12/01 17:49:04 uQHmJfc5
藤千葉が見たい

431:名無しさん@ピンキー
08/12/01 18:53:47 gJITS6LH
ライカレ、ライ千葉が見たい

432:ルルーシュ ◆fW1UxKTL3.
08/12/01 18:59:57 aYmOu1g2
LostCollarsの主人公だよな。「主人公はあなた」と
いう形でプレイをするため、当然声優は無しだ。
姿はREBORN!の獄寺 隼人みたいな姿で、銀髪である。
ギアスは俺と同様で「絶対遵守の力」。

身元不明であるため、アッシュフォード学園へは
仮入学という設定となっている。

プレイする人の考え次第で、ネガティブに考えたり、
ポジティブに考えたり・・・。その表現は自由だ。

433:名無しさん@ピンキー
08/12/02 13:35:09 UB8b9pE7

コードギアス【ロスカラエロパロSSスレ】
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

434:名無しさん@ピンキー
08/12/03 10:28:22 gglRvjHu
>>509
SSまったくないじゃん

435:名無しさん@ピンキー
08/12/03 15:23:57 8PNPy09c
SSどころか、レスもナイ。
スレ立てた奴、何考えてんだ?

436:名無しさん@ピンキー
08/12/03 22:47:03 cVLN1xyh
本当だレスもない喜んで見に行った自分がバカみたいだ。

437:名無しさん@ピンキー
08/12/04 11:21:06 ZfZWzGc3
同じくライカレがまたみたい

438:名無しさん@ピンキー
08/12/04 14:03:40 tLaS6WHk
時期を同じくして、向こうでゴタゴタがあったからな。投下も減ったし。
18禁の経験はないが、ライカレを書いたことあるから挑戦しようかな。スレもったいないし。
出来不出来や作品の投下時期は、モチベや技術の問題もあるし、広い心を持って下さい。

439:名無しさん@ピンキー
08/12/04 18:42:31 MANO+li7
なんでロスカラのスレっていまだに生きてるんだ?消えたんじゃなかったのかよ。

440:名無しさん@ピンキー
08/12/04 18:57:10 AThY5quW
ルルC来い来いっ!

441:名無しさん@ピンキー
08/12/04 20:04:56 k0LhC5dk
>>507
後者のやつ考えてみます。時間かかるかもしれんが

442:名無しさん@ピンキー
08/12/04 22:07:24 mhCky1z0
-これは派遣労働者に対する差別ではない、区別だ!
-派遣社員は負けた。力が無かったから。
-加藤、バカな男だ。なにをやっても、どうせ世界は
-手を休めるな!派遣社員のクソ共が!
-さあ、本日注目のフリータと派遣社員対決、生き残るのはフリータか、派遣社員か
-笑って遊ぶのは俺達社員、笑われて働くのが派遣。見ない振りを下って結局は
-力も無いくせに反乱なんかするから
-嫌いなんだよ立場を振りかざすのは
-でも、力の無い派遣社員は我慢しなくちゃいけないんです。たとえ相手が間違っていても
-君たちの価値観を俺に押し付けないで欲しいな
-顔を見せてくれないか、ぐへへwいい商品だ
-本日の派遣社員狩り大量でなによりございます
-私は売り物じゃない
-売り物だよ勝ち取らない者に権利など無い
-力なき自らの生まれを悔やみたまえ、福田総理もおっしゃっているだろ
-弱肉強食それが世界のルールだ
-傲慢だな。自分は食べるからいいのさ
-加藤さえいればお前らなんかに!裏切ってなんかねーよ!加藤は!
-食べられるのはそちらでしたね
-チェスでイカサマなんて、出来るわけが無い!
-正しいことに価値はないんだよ
-我々は麻生総理の命を受けているのだ
-日本が!
-しかし、派遣までっ
-迎えに来た加藤。私は味方だ。お前の敵は勝ち組、契約しただろ私たちは共犯者
-私たちはずーと観察していた
-飼育日記ということろかなエサの
-私は社長だからね、これ以上エサと話す気はない。さ、処分の時間だ。これで目撃者はいなくなる
-ふざけるな!力!力さえあれば!!ここから抜け出す力!世界に負けない力が!!
-力が欲しいか、力ならお前はもう持っている。
 忘却の上に閉じ込められているだけだ。思い出せ本当のお前を。王の力を
-私を処分する前に、質問に答えてもらいたい。ニートが悪だというのなら社員は正義なのか
 フリータは悪だろうか。勝ち組は正義たりえるだろうか
-悪も正義もない、派遣にはただ死という事実が残るのみだ
-そうか、ならば君たちには事実を残すのみ
 加藤智大が命じる。貴様たちは、死ね!
-別の記憶を植えつけられた家畜の人生。しかし真実は俺を求め続けた
-そう、間違っていたのは俺じゃない、勝ち組の方だ!
-世界は変わる、変えられる
-お待ちしておりました加藤様、我らにご命令を
-私は加藤!世界を壊し、世界を創造する男だ!
-誰にも譲るつもりはありません。加藤を殺すのは自分です



って、ディートハルトが崇拝してましたよ

443:名無しさん@ピンキー
08/12/04 23:42:26 MVJi+P9D
>>515
消えたのは、これ↓

コードギアス反逆のルルーシュ【LOST COLRS専用】
スレリンク(eroparo板)


444:ルルーシュ ◆fW1UxKTL3.
08/12/05 05:32:32 k+0V67Df
>>519
すでにDAT落ちしていますけれど・・・。

445:名無しさん@ピンキー
08/12/05 08:41:10 cBkId/6r
>>520
だから、消えたといってるじゃん?
>>.519
こっちも、SSがひとつもナイ・・・

446:名無しさん@ピンキー
08/12/05 15:36:19 DiYSpIXd
ルルナナ続き気になる

447:名無しさん@ピンキー
08/12/05 18:24:58 zd0uOnWB
近親厨は消えてね

448:名無しさん@ピンキー
08/12/05 18:29:48 RXuMlkE9
ルルナナいいとこで終ったからなあ

449:名無しさん@ピンキー
08/12/05 21:39:12 3JfNKNlQ
気にはなるし,読みたいが,
書く,書かないは自由だからなあ
こちらは,お金を払っているわけでもないしw

450:名無しさん@ピンキー
08/12/06 00:00:17 RuKJCoKy
まあ生活あるからな。いつも書ける状況にいるってわけじゃないだろうさ。

451:名無しさん@ピンキー
08/12/06 07:20:15 us7J6cJx
近親厨うざっ

452:名無しさん@ピンキー
08/12/06 13:32:09 ji8Ta4IR
近親相姦は他所でやってほしい
マンセーレスがいちいち異常な雰囲気だし

453:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:10:01 s8MSlRKR
選り好みが激しいやつは大変だなあ
なんでもこい

454:名無しさん@ピンキー
08/12/06 20:08:18 6M/DoCRD
>>529
同感
エロかったり面白かったり感動できれば近親相姦だろうがレズだろうが何でも来い!

455:名無しさん@ピンキー
08/12/06 21:46:01 s1A5Mc6O
だなw
というか嫌ならNGすればいいだけなのに

456:名無しさん@ピンキー
08/12/06 23:01:03 WTIw5kVa
>>528
そう言うけどさあ,原作のルルーシュがアレだしなあw
血がつながってなかったら,普通にベスト・カップルだろ?
だから,エロパロでルルナナが出てくるのは仕方がなかろう.
というか,むしろ,無かったら不自然だろw

457:名無しさん@ピンキー
08/12/06 23:04:51 4NYPElUP
たぶんねー、作者に対して言ってるよりは、
読み手のレスに嫌気がさすんだよ…

どれとは言わないが

458:名無しさん@ピンキー
08/12/06 23:25:36 MU4+a4Y1
あーなんかわかる
良作だと思うけど投下後のスレの雰囲気がなんか苦手だ
好きだけどねルルナナ

459:名無しさん@ピンキー
08/12/06 23:40:42 6sirkp/s
カップリングの押し付けなんてナンセンス
荒れるネタになるし

460:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:44:37 30Sxjatq
悪逆皇帝ルルーシュ×ナナリー第6弾です

※苦手な人は華麗にスルーして下さい

・話が長い
・エロも長い

投下します

461:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:45:24 30Sxjatq
――ルルーシュとナナリーに、何が有った?

スザクは隠れ住む民家で、数日前にC.C.と会った時のことを思い浮かべていた。
唐突に自分の前に姿を現した不思議な少女は、恐らくは誰よりも近くでルルーシュを見ている筈だ。
スザクには、気になることがあった。
あの日、聖堂で久しぶりに会ったルルーシュ・・・。
彼の進む道が逸れることは無いとは確信出来たが、その瞳は何処か昏かった。
・・・何か、酷く重く、苦しいものを抱えているような・・・。
最愛の妹といずれ永遠に別れることになることを考えると、彼が苦しい日々を過ごすことは想像に難くは無かったのだが、
彼を昔からよく知る幼馴染には、その昏い表情が何処か引っ掛かっていた。

しかしC.C.は特に表情を崩す事無く、いつものようなポーカーフェイスでスザクの問いに静かに答えるのみだった。

『・・・アイツはただ、自分への未練を持たせないように、断ち切るようにしているだけだよ――』

彼女はそれ以上は何も言わずに、黙ってその場を立ち去ったのだった。



スザクにとって、ルルーシュとナナリーは己の心の中の最も大切な部分に有る、掛け替えの無い思い出の一部だ。
・・・例え対立し、互いに殺しあうような関係になったとしても。
八年前の夏の日、枢木の家にやって来たブリタニア皇族の兄妹は、当初はスザクにとっても虫の好かない相手ではあったが、
打ち解けた後は国籍、民族の壁を越えて、気の置けない間柄になった。
そう、スザクにとっては、親戚以外で初めて仲良くなれた同年代の友達だった。
あの夏の日、いつも3人で遊んで、一緒に過ごした。くだらないことでも笑い合い、喧嘩して、また笑う。
既に血に塗れてしまった自分の中に今でも残る、大切な煌く思い出――。
・・・スザクは、今でもそう思っている。

いつも3人一緒ではあった。
しかし、それでもいつもスザクは、この兄妹の間には割って入れない自分を痛感していた。
知らない者ばかりの異国の地で、お互いしか寄る辺の無かった兄妹の間には、
自分など到底入れる筈も無い強固な絆が有ると感じていた。
・・・八年前の、あの夏の日もそうだった。



462:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:46:08 30Sxjatq
『おーーーーい、ルルーシュ!!ナナリー!!!・・・・・・・・・居ないのか??』
蝉の鳴き声の響く林を抜けて、スザクはまた兄妹の生活する土蔵にやって来た。
外の暑い外気とは異なり、日陰の土蔵の中は幾分か涼しい。
袴を翻らせて駆け込んだスザクの声に対して、中からは何の応答も無い。
二人してどこかに行ったのか、と思いながらも、彼は以前の自分の秘密基地の中を探索した。
すると、蔵の奥から風が吹き込むのを感じた。
風に誘われるように奥へ向かったスザクが見たのは、幼い兄妹が二人、静かに寄り添って眠る姿だった。
蔵の奥の窓を開けた、その下のベッドの上で、小さな体を寄せ合って眠っている。
体にタオルケットを掛けて、兄は妹を包み込むように添い寝していた。その光景を、スザクは声も無くじっと眺めていた。
(・・・・・コイツら・・・、やっぱり・・・)
ふと、視線に気付いたのか、はたまた先程の声が聞こえたのか、兄の方がもぞもぞと動きだした。
上半身を起こして、目が覚めたようではあるが半覚醒の状態で、その寝ぼけ眼をこすっている。
『・・・何だ、スザクか・・・』
『何だ、とは何だよ。こんな真昼間からお寝んねか』
『バカ、声が大きい。・・・ナナリーが起きる』
ごめん、と小さく呟いたスザクは気を取り直して、先程思ったことを小声で言ってみた。
『・・・なあ、ルルーシュ。お前らって、やっぱ兄妹なんだな』
『・・・・・。何だよ、今更・・・』
『だって、似てるもん。寝顔、そっくりだぞ』
・・・ルルーシュは途端に怪訝な顔をして、暫く黙った後、こう呟いた。

――そんなことを言われたのは、初めてだ、と。




『Evil Eyes Act. 6』



世界を統べる神聖ブリタニア帝国・唯一皇帝の名の下、遂に刑の執行が宣告されたのが丁度一週間前である。
最初から皇帝直轄領日本に収監された囚人以外の罪人は、明朝にはブリタニア本国から日本へと移送されることとなっている。
処刑の執行まで、遂に3日を切った。
ナナリーは、そんな事実に対して何故か現実感が希薄なまま、日々を過ごしていた。
・・・自分という存在が、その命がこの世界から失われることに対して、何処か自分のことでは無いような、
おかしな感じしかしなかった。

ここ数日、兄・ルルーシュが自分の居る囚人部屋に渡って来て、自分を抱くということは無くなっていた。
勿論、以前も毎日のように通っていた訳では無いし、彼にとって皇帝としての責務があることは
ナナリーにとっても十分分かっていた。
――しかしそれでも・・・。
(・・・お兄様・・・)
・・・例えどう扱われようと、どんなに酷い目に遭わされても、心のどこかでナナリーは、兄を求め続ける自分を自覚していた。
結局のところ、どこまでも自分の世界の中心は兄であり、どれだけ兄が悪辣であろうと兄の居ない世界などは考えられなかった。
・・・だからこそ、悪であり続ける兄とともに自分も滅ぼうと思ったのだったが・・・。

囚人部屋の小さな窓からは、明るい夕焼けの空が見えた。
――これが、自分の生まれた国で見る最後の夕焼けになる・・・。
そのような、不思議な感慨がナナリーの中で沸き起こる。
宛も無くただ空を眺めていると、不意に部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「・・・どうぞ」
ナナリーがドアの外に声を掛ける。
部屋に入ってきたのは、彼女の囚人生活で、彼女に対して最も心を砕いてくれた人だった。
「・・・失礼致します、ナナリー様」
「・・・ジェレミアさん・・・」
兄に忠義を向けるその男性は、何処か強張った面持ちでこちらを見つめていた。

463:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:47:16 30Sxjatq
部屋に入ってきてから中々言葉を発することの無いジェレミアを暫く黙って見つめると、
ナナリーの方から先に口を開いた。
「・・・この2ヶ月、ジェレミアさんには・・・、本当にお世話になりました。
 こんな私なんかを、色々と気にかけて頂いて・・・、本当に、ほんとうに有難うございました」
ナナリーがぺこりと頭を下げる。彼女は言葉の通り、心からジェレミアに感謝していた。
彼のような人物が居なければ、兄すらも信頼することが出来ない現状の中で、彼女の心は
完全に壊れていたかもしれなかったから・・・。
ナナリーの反応にジェレミアが慌てる。
「そんな・・・!お手を上げて下さい、ナナリー様・・・!!
 私は・・・、斯様にして頂ける程のことをした心算は・・・」
――ああ、この人は本当に優しい人なんだ・・・。
ブリタニアの唯一皇帝への反逆罪に問われた重罪人だというのに、自分の心に従って、
こんな小さな存在に気を遣ってくれている・・・。
ナナリーには、ジェレミアが何故兄に仕え続けるのか終ぞ分からなかったが、こうした人が少なくとも
兄の側に居てくれることは僥倖だと思っていた。
「・・・私は、自分の成したことの責任を取らなければ、罰を受けねばなりません。
 ・・・・・・・・・。もう、私のような足手纏いな存在は、お兄様には要らないんです」
「・・・・・・・・ナナリー様・・・・・・」
ジェレミアはどこか悲痛な表情でナナリーを見ていた。
「・・・・・・・・・・・。
 私はもう居なくなるけど・・・、お兄様を・・・宜しくお願いします」
ナナリーはジェレミアをきちんと見据えて言った。小さくとも、凛とした声が室内に響く。
ジェレミアは夕焼けと同じような橙の瞳を歪ませて、無言のままナナリーを見つめ返していた。
窓から差し込む夕日は愈々強く、室内のあらゆるものが長い長い影を落としていた。


――そうだ。もうじき私は死ぬ。
世界を支配する皇帝に楯突いた重罪人として。
今も兄の悪行を許す気にはなれないけれども・・・。
・・・もうこれ以上、兄が罪を重ね続けるのをこの目で見ることは無くなる。
それだけがささやかながらも嬉しいことだ。
・・・それでも、自分が居なくなった後でも、
兄が例えどんな悪であり続けようとしても、
兄を想わずにはいられない。

――兄の存在をひたすらに厭わしく思う気持ちと愛おしく思う気持ち、二つの相反する心がナナリーの中に在り続けた。



******************************************************


464:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:48:11 30Sxjatq
『だ~いじょうぶだって!!こんくらい!!!』
『一人で大丈夫?リヴァル・・・。私も手伝おっか?』
『ありがとな、シャーリー!でもマジ大丈夫だって!!こん位持てなきゃ男が廃る!!!』
『・・・今、良い格好を見せるお目当ての相手は居ないぞ』
『なぁんだ・・・。・・・だったらルルーシュ!!お前も運ぶの手伝えよ!!!』
『断る。幾ら何でも、そんな一気に運ぼうとする方が効率が悪いだろうが』
『冷てーーーー!!!お前、何だ親友に向かってその言い草は!!』
『こーーーーら!!何騒いでんの?ピザの材料運び終わったの?』
『あ、会長ーーーーー!!ルルーシュが冷たいんスよ・・・』
『はいはい、分かったから。・・・まだこんなに段ボール有るのね・・・。ニーナ、残りはどんな感じ?』
『軽いものはもう粗方運び終わったんだけど・・・、玉葱とか、野菜がかなりの大荷物で・・・』
『うーーーん。今、ウチの生徒会唯一の肉体派の男子が居ないもんねぇ』
『ハイ!!会長!!!肉体派の女子ならここに!!』
『・・・いくらシャーリーでもこの量は無理だろう。ここはもっと人手が必要だな。なあ?カレン』
『な・・・、何よルルーシュ・・・。私は・・・、こういう体力を使うのは・・・』
『・・・スイマセン、遅くなりました!!』
『あ、噂をすれば!!!救世主登場!!』
『救世主?何のことだい?シャーリー』
『今、この生徒会に必要なのはお前のような体力バカということだ』
『バカって何だよ、ルルーシュ・・・。うわ、これ全部もしかして・・・』
『そ、ピザの材料。んで、早速で悪いんだけど、スザク君。こっちの大荷物、倉庫まで運んで貰えないかなあ?』
『・・・ちょっと時間がかかるかもしれませんが・・・、分かりました』
『かかかか会長!!!俺もやります!!!』
『あら、ありがと、リヴァル。でも、これ一つ一つがかなり大きくて重いのよ?』
『それでも、会長のためならば!!ルルーシュも・・・。・・・・・って、おい、無視すんなよ!!』
『ハイハイ、喧嘩しな~い!まあ、大荷物さえ運んでしまえば、後はもう一息でしょ?』
『・・・私も、お手伝いしても良いですか?』
『ナナちゃん?!・・・う~ん、でも・・・』
『・・・・。ナナリーも、一緒に運びたいのか?』
『あ、お兄様・・・。ハイ、膝の上になら少しでも載せられると思うので・・・』
『・・・ナナリーも、こう言ってるんだし。・・・よし、皆で運んで、さっさと終わらせようか』
『まあ、そうね。いちいち段ボール見ながらじゃ生徒会の仕事も捗らないもの』
『有難うございます、スザクさん、カレンさん』
『――皆さん頑張ってらっしゃいますね』
『咲世子さん??!!いきなりっ???』
『まあ、先程から居りましたよ、シャーリー様。気配を消してただけです。・・・ところで、大変な段ボールですね』
『これから僕が働かせて貰うので、大丈夫ですよ』
『・・・。それでは、私もお手伝いさせて頂きます。よいしょ・・・ハァッ!!!』
『『『『『『『・・・・・・・・・!!!!!!!』』』』』』』
『・・・?あれ?皆さん、どうかなさったんですか?』
『別にどうもなさいませんよ、ナナリー様。さ、皆さん、運んでしまいましょうか』


       ・・・暖かい、暖かい人たち・・・。
       リヴァルさんも、シャーリーさんも、カレンさんも、ミレイさんも、ニーナさんも、咲世子さんも、
       そしてスザクさんも、お兄様も・・・、皆居てくれる。
       ・・・あの後、皆で一緒になってうんうん言いながら野菜を運んだっけ。
       柔らかくて、だからこそ壊れそうで、それでも確かに存在した優しい世界。
       私は、それが守られるのなら、そこで生きていけるのなら、何も要らなかった。

465:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:49:21 30Sxjatq
不意にナナリーは、自分の細い眉と瞼の間が何者かに擽られている感覚を憶えた。
その触れ方は酷く優しくて、ナナリーの顔の、薄い皮膚の上をするすると滑る。
・・・自分がいつの間にか眠っていて、夢を見ていたのだと気付いたナナリーは、瞼を僅かに震わせた。
すると、ナナリーの目元に触れていた存在も、彼女の覚醒に気付いたように、手を放したようだった。
「・・・ん・・・」
寝起きで働かない頭のまま、瞼を擦る。
やがて開けた視界に、既に暗くなり、窓辺から月光が差し込んでいる囚人部屋の様子が入ってきた。
体をベッドに横たえたまま視線を横に走らせると、案の定というか、予想通りの人物が自分を覗き込んでいた。
「・・・何だ、目が覚めたのか」
兄・ルルーシュは特に何の感慨も無いような表情で、無感情な声を響かせた。
そんな兄の様子を横目に見つつ、ナナリーはその細腕を突っ張らせて上半身を起こした。
見ると、食事がベッド横のテーブルに置かれたままで、ルルーシュはベッドの直ぐ傍に椅子を持ってきて座っていた。
その食事の冷めた様子から、もう夕食の時間はとうに過ぎていることが窺い知れた。
食事がこうして置き去りになっているということは、恐らくはルルーシュが割と早い時間帯に部屋に入って、
ナナリーが寝ている間にメイドなどの人払いをしたのかもしれなかった。
「・・・おにいさま・・・?」
ナナリーが寝起きで舌足らずな声を上げる。
「――こんな早い時間に寝るなんて、まだまだ子供だな」
兄は揶揄するような目と声を向ける。ナナリーはそれをまだ十分に覚醒していない意識のままに受け取った。

先程、夕暮れ時にジェレミアは自分に会いに来てくれたものの、彼は結局言葉少なに部屋を出て行った。
彼はナナリーの前に居る間、何処か落ち着かないように視線を彷徨わせていた。
・・・まるで、何か言いたいことがあるけれど、どうしても言えない、と言っているような。
ナナリーはそんなジェレミアの様子を心の何処かに留めながらも、彼が立ち去った後、静かにベッドに身を横たえた。
――何だか、何も考えたくない・・・。
自分がもう3日後には死んでいる、という思考から、何処か逃れたい部分が有ったのかもしれない。


しかし今、ナナリーの前に容赦無く現実を突きつける存在が居る――。
数日ぶりに部屋を訪れたルルーシュは以前と変わることなく、その怜悧な美貌を曝していた。
白皙の顔が月光に映える。
仄青い光が満ちた質素な部屋で、まるで外界から隔絶されたように、兄妹は二人きりだった。


「・・・夢を、見ていました」
静寂の中、ナナリーが口を開いた。俯いたまま、自分の手を見つめる。視界に入るのは、己の拘束服の赤だけだ。
「・・・・一番、一番、幸せだった頃・・・。
 アッシュフォードで・・・、皆さんが居て・・・、皆で楽しく笑ってました」
――そう。皆一緒で、何も疑うことが無かったあの頃・・・。
ナナリーには、例え皆の顔が分からなくとも、包み込むような暖かさは常に感じられた。
・・・何もかも、あの頃とは変わってしまった。
信じていた人は敵になり、知らない間に敵対関係となり、互いに殺しあう。
戦うことの無かった人たちも、恐らくは戦闘地域となった日本に居た時点で、多くの苦難に見舞われているに違いない。
・・・少なくとも、ナナリーにとっての『優しい世界』は、もう何処にも存在しないのだということは分かっていた。


466:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:50:18 30Sxjatq
「――あの頃に、戻りたいか?」
ルルーシュの言葉に、ナナリーは顔を上げた。
ルルーシュは粗末な椅子に足を組んで座っていたが、不意に椅子を大きく軋ませて立ち上がった。
そのままナナリーの居るベッドの上に座り、彼女と正面から向かい合う。
自分を真っ直ぐに見据えてくるその瞳を、ナナリーはただ黙って受け止めていた。
「『優しい人達』が居てくれた頃に。・・・だが、それも永遠に続くものでは無い。
 ・・・・物事には、いつか必ず終わりが訪れる」
「・・・・・・・・・・」
「お前があの頃を懐かしむのは勝手だ。・・・ただ守られて、安心して・・・、
 こうして、実の兄に犯され続けることも無かったのだから」
ナナリーはそれを聞いて、びくりと小さな肩を震わせた。大きな瞳を頼りなさ気に彷徨わせる。
ルルーシュはそれを視界の端に入れて、言葉を続けた。

「・・・安心しろ。もうそれも終わりだ。お前は・・・・、
 ・・・・・・・死によって、俺から解放される」
――やめてやめてやめて。
言わないでそれ以上。
私は所詮何の価値も無いなんて――
ナナリーの唇が意図せずに震えだす。月光を背に負う彼女の表情は、ルルーシュからははっきりとは見えない。
その一方で、ナナリーの目には、月の光を受けて冴え冴えと輝く兄の顔が見えていた。
死への恐怖に勝る感情が、ナナリーの心を焼く。
夜の静寂が支配する空間で、ルルーシュの通りの良い低音が響く。


「――俺が、憎いか」

唐突に言い放たれた言葉に、ナナリーは弾かれたように兄の顔を凝視した。彼女の体の震えが止まる。
兄の顔からは、何の感情も読み取れない。彼は白い肌に能面のような表情を貼り付かせ、一種人形じみて見えた。

「・・・・・・・・・。
 ・・・そんなのでは、ありません・・・」
ナナリーは兄の顔を振り仰いだ後、ぽつりぽつりと声を出した。



――そういうのでは、無いのです。
お兄様は確かに、あらゆるものを壊していきました。
故国ブリタニアの伝統・社会、人々の心、日本を含めた世界。
何より、お父様やクロヴィス兄様、ユフィ姉様も。
以前には確かに存在していた、『優しい世界』も。
だけど、それより、何よりも・・・

「・・・ただ憎む、なんてことが出来たら、どんなに楽でしょう」
「――楽、だとは?」
「全部が全部、その人の所為にしてしまえるでしょう?」
「・・・・・・。・・・お前はまだ、俺がお前のために行動を起こしたと思っているのか?」
「・・・・・・・・・・・・」

ナナリーは、答えなかった。


467:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:51:07 30Sxjatq
ナナリーは絶望の中で、酷く不思議な心持もしていた。
・・・思えば、兄に対して今までどれだけ、本音で話してきただろう・・・。
触れれば壊れてしまいそうな、柔らかな世界を失くしたくなくて、二人ともずっと本音を隠してきた。
・・・少なくとも、ナナリーはそう思っていた。
あのダモクレス内で、そして今、まさに死が二人を永遠に隔てようとしている時に、
このような話を忌憚無く兄と出来ることが、ある意味滑稽であるとさえ思えた。


時計の無いこの部屋では、どれだけ時間が経過したのか、今が何時なのか明確には分からない。
時も凍るような感覚は、少女の何もかもを麻痺させるようだった。
鈍った心のまま、少女は力なく口を開く。

「・・・わたしは・・・。
 ・・・・・・・・お兄様を・・・・」



         ゆるせない



・・・その最後の一言が、ちゃんと言葉になって口から出たのか、ナナリーには判然としなかった。
それでも、ルルーシュはそれに返答するように、小さく呟いたのだった。



「・・・お前は、それで良い――」


ルルーシュの顔が、俄かに穏やかになったように見えた。




青白い月の光が満ちる室内で、兄妹は向かい合ってベッドの上に座っていた。
またも俯いてしまった妹の顔を、兄が捉えて上向かせる。
何の音も聴こえない、静かな空間で、質の悪いベッドが軋む音だけが鳴った。
兄が妹に近づき、ベッドに体重の掛かった部分が移動する。
影が重なる程に接近した兄の顔を、妹は至近距離から眺めた。
その彫りの深い目元、くっきりとした二重の瞼の下で輝く紫の瞳、高く通った鼻梁、整った形の唇――。
何故それがこんなにも接近しているのか、ということの理由に思い当たる前に、
ナナリーは自分の唇に柔らかいものが触れるのを感じた。

・・・彼女が囚人となってから、初めての口付けだった。

468:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:51:55 30Sxjatq
触れ合わせるだけの口付けから、ゆっくりとルルーシュが顔を離した。
「・・・嫌がらないんだな」
僅かに意外そうな声を出したルルーシュが、ナナリーには何処か可笑しかった。
――別に、これが初めての口付けという訳でもないでしょう・・・?
実際、兄と妹はごく幼い頃に、子供の戯れで可愛らしい口付けを交わしたことは有った。
しかし、この二ヶ月間、口付け以上の行為を散々しておいて、今更のように口付けをしたことが可笑しかったのだ。
「・・・もう・・・、今更でしょう・・・?」
暗がりの中、薄く笑んだようなナナリーの表情を見止めると、ルルーシュもまた毒気を抜かれたような顔をする。
「―――違いない」
小さな呟きのままに、彼は再びナナリーに顔を近づけた。

ルルーシュは、間近に見える妹の顔をじっと見つめる。
・・・伏目がちになっている大きな瞳の周りを飾る睫毛は、髪と同じ淡い色合いでとても長いことを自分はよく知っている――。
肌の色は自分よりもずっと白く、まさに抜けるような白さでありながら、黒子など一つも見当たらない。
指で触れた頬はどこまでも滑らかできめ細かい。
淡い色合いで出来た砂糖菓子のような妹の顔で、瞳以外に唯一はっきりとした色味を持つ唇は、ほんのりとしたピンク色だ。
慎ましやかなそれは、いつか日本で見た桜の花びらに似ていた。
ルルーシュはその花に誘われたように、再度ナナリーに口付けた。
兄妹ともに自然と瞳を閉じて、ただそのふわふわとした感触に溺れる。
――・・・柔らかい。
・・・それは兄か妹か、はたまたそのどちらもが心で呟いた声だったのかもしれない。
ルルーシュは桜を幾度か啄ばんだかと思うと、舌でちろちろと擽った。
ナナリーはその感触がくすぐったかったのか、吐息と共に僅かに口を開いた。
花が綻んだのを感じ取ったルルーシュは、欲のままに己の舌を内部に突き入れた。
「・・・っふうっ・・・、・・んんっ・・・」
ナナリーがくぐもった声を上げる。どこか息苦しそうに舌を追い出そうとしている。
今まで複数の女性と口付けを交わした自分とは違って、妹は子供のような口付けしか体験したことが無いのだ、と――。
ナナリーの体はまさにどこもかしこも、自分が初めて触れて開花させている事実を思い起こし、
ルルーシュは自分の心が酷く満たされる思いがしていた。

やがてナナリーも要領を得てきたのか、鼻で何とか呼吸を助けようとしている。
先程よりも抵抗されなくなったのを感じたルルーシュは、脅える小さな舌を捉えにいった。
口の中で追い回され、逃げ場を失い絡め取られると、ナナリーは甘い吐息を漏らした。
「・・・んぅぅ・・・。・・・あむぅ・・・」
柔らかい部分を触れ合わせ、絡ませる。口と口で交わるようなその行為に、ナナリーの頬は赤みを増していった。
舌で絡み合うのみならず、妹の上顎や歯列に沿って舌を躍らせる。
敏感な口中を刺激され通しのナナリーは、その細い体を時折ぴくんと震わせた。
慣れてきたナナリーがおずおずとルルーシュに向かって小さな舌を伸ばす。
ルルーシュはそれに気付くと、直ぐに逃れられないように絡め取った。
互いに息を奪い合うように唇を触れ合わせ、敏感な部分で抱き合う。
唾液を送り、奪い、互いに交換し合う。・・・まるで自分の全ては相手のものだと言うように。
「・・・んんっ、・・・んふぅっ・・・。・・・・ぷちゅ・・・」
「・・・ん・・・、んっ・・・。・・・はぁ、なな、りー・・・・・」
「・・・・・ちゅっ・・・、んむっ・・・、・・・・おにい、ひゃまぁ・・・」
・・・口付けだけで、どれだけ時間が経ったのかも分からない。
二人しか居ない空間で、兄妹は生涯の恋人のように唇を交わらせていた。

469:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:52:36 30Sxjatq
知らぬ間に、二人は細い身を寄せて抱き締め合っていた。
脳髄まで蕩けそうな熱にくらくらしながら、兄妹は唇を離した。
ナナリーの小さな唇からは、飲み込みきれなかった唾液が零れている。
刺激し合ったためか、桜色が色合いを強め、赤く色づいていた。
ルルーシュがナナリーの口元をぺロリと舐めると、ナナリーは擽ったそうに身を捩った。

息が上がったナナリーの顔をじっと見る。
――赤くなった頬も、潤んだ瞳も、上気した肌も、何もかもが愛らしい。
こみ上げる愛しさのままに、ルルーシュはナナリーの両頬を包み込むと、心持赤くなった目尻に軽く口付けた。
小さく声を上げたナナリーに、見えないところで微かに笑むと、その細い体の上で手を蠢かせ始めた。


――何だか、いつもよりずっと優しいような・・・。
ナナリーは、自分の目の前に居るルルーシュを見た。
・・・もう既に、互いに何を求めているか、何をしようとしているのかについては、暗黙の了解が成り立っていた。
兄は一つ一つ、自分の体に着いている拘束を外そうとしている。
自分の前腕部を覆う布が取り払われると、以前拘束された跡が消えかかっているのが見えた。
薄く痣になったその部分に、ルルーシュが丁寧に口付ける。
首輪も取り去り、細い腰を取り巻くベルト部を緩める。
簡素な作りの拘束服はすぐにはらりと開いて、少女のまだ幼く細い肢体を曝した。
赤いそれが少女の体を滑ろうとしたとき、小さな声が響いた。
「・・・私ばかり脱がされるのは、ずるいですよ」
ルルーシュが眼前の妹を見ると、彼女は今まで見たことの無い、どこか大人びた表情をしていた。
お互いにすぐ触れられる距離だ。ナナリーも兄に向けて手を伸ばす。
小さな手がボタンや、皇衣の詰襟部分のホックを外す。
二人で互いに身を包んでいた衣服を取り払う。互いの目に、同じ血の流れる細い体が露わになる。
それは、これから二人が行う行為のための、崇高な儀式のようでもあった。


それが自然なことのように、ナナリーはゆっくりとルルーシュによってベッドの上に押し倒された。
足元からかちゃりという金属音が鳴り、何事かと思っていると、兄が足に繋げられた鎖も外していた。
二ヶ月間もの間、長く繋がれた其処には腕以上にはっきりとした円の跡が残っていた。
ルルーシュはそれに一瞬苦々しげに眉を寄せ、気を取り直した後ナナリーに覆い被さった。

・・・生まれたままの姿の兄と妹が、体を重ねて抱き締めあう。
何もしていなくても、二人は互いの体温に酩酊しているようだった。
――だってその温かさは、生まれた時からずっと、そして二人きりになった時からずっと、
お互いにとって手放せないものだったから・・・。
抱き合うことで改めて、昔とは違ってしまったお互いの体を実感する。
普通の人間よりも細身とは言え、兄はあくまで硬質な男であり、妹は柔らかな体の女だった。
近づけた顔から自然と目が合い、そのまま口付けをする。
音を立てて吸い合う間も、ルルーシュの大きな掌がナナリーの体を滑っていった。

470:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:53:21 30Sxjatq
ナナリーは、緩やかに、時に激しく押し寄せる漣のような悦楽に翻弄された。
仄かな胸は肉を集められて揉みしだかれ、その頂を指で弄ばれる。
硬くしこったそれに、ルルーシュが乳飲み子のように吸い付くと、ナナリーは高い声を上げた。
「んやぁっ・・・!!・・・ぁあっ・・・、・・・おにい・・・、っさまぁ・・・」
「・・・んっ・・・、はむぅ・・・・。・・・おいしいよ、ナナリー・・・」
まだ乳も何も出ないそれは、ルルーシュにとって酷く甘く美味に感じられていた。
自分の唾液で濡れ光る頂を満足げに眺めつつ、愛撫の口を徐々に下に向けていく。
痩せた妹の腹を優しく撫で擦り、浮いた肋骨の部分を舌でなぞり上げる。
薄い皮膚を刺激されたナナリーは、ひくん、と上半身を波打たせた。
幼い頃に傷ついた脚も何もかも、ルルーシュによって味わわれる。
――妹は、どこもかしこも柔らかい。
歩けない脚は筋肉が無い分柔らかく、八年もの間歩いたことの無い小さな足の裏は、つるつるとして幼子のようだった。
小さいながらも確かな存在感を放つ乳房も含めて、妹の柔らかな体は
ルルーシュにとっては自分を包み込むような癒しそのものだった。
・・・ナナリーに触れている間は、何もかも忘れて、ただ柔らかく抱かれているような気さえしてくる・・・。
ルルーシュは、抱いているのは自分だというのに、密事の間はいつもそのように感じていた。


「・・・おにい、さま・・・」
ナナリーがか細い声を上げる。全身隈なく愛撫を受けた少女は、白い肌を須らく紅潮させていた。
それでも少女の目は何か足りないというように訴えかけてくる。
体の一部が切々と訴える感覚に、少女は身を苛まれた。
――ほしい・・・。もっと、もっと・・・。
ルルーシュは、細い眉根を寄せて切なげな表情をした妹を目に留めると、体がぞくりと奮い立つのを感じた。
何もかも貪り尽くして征服してしまいたくなる衝動を、寸でのところで抑える。
ナナリーの内腿の柔らかい皮膚を撫でながら、ルルーシュは呼びかけに応えた。
「――何だい、ナナリー?」
ナナリーはルルーシュの優しい声に、思わず唇を噛んだ。
・・・兄の眼にも、その内腿の奥で、既に泥濘んで蜜を零し始めている花が見えている筈なのに・・・。
丁寧な愛撫でずっと焦らされ通しだった少女の体は、もう限界が近かった。
羞恥でなかなか声にならず、あくあくと口を開け閉めするナナリーを、ルルーシュが見つめる。
柔らかな視線で、それでいて物言わぬ強制力に満ちた瞳で。
兄の瞳に操られたように、ナナリーは欲望のままに言葉を発した。
「・・・・・・・。・・・・・おにいさまが・・・、・・・ほしい。
 ・・・・下さい、・・・此処に・・・」
ナナリーは言葉と共に、自らの花を綻ばせた。
白く細い指が曝した鮮紅色の花弁を目にし、ルルーシュは知らずごくりと喉を鳴らす。
内腿から指を滑らせ、ゆっくりと細い脚を大きく開かせる。
蜜に誘われた虫のように、遂に其処に唇を降らせた。


独特の味のする妹の女の部分、蜜の源を舌で舐めしゃぶる。
柔らかく赤い肉の花びらを揉みくちゃにしながら、ルルーシュはやはり妹は何もかも甘い、と感じた。
「ぁあーーーーーーっ!!!・・・ゃああぁっ!!あっ、んあぁっ!!!」
「・・・んっ、んむ、・・・じゅっ・・・ちゅむっ・・」
「・・・ゃあっ!!あ、あ、そこぉ・・・!!」
最も敏感な部分を愛され、ナナリーが歓喜の声を上げる。
長い髪を揺らし、汗ばんだ肌に貼り付かせて快感を享受する妹の姿は、最早無垢な少女では無かった。
大きく開かせた陰唇の中の、尿道も膣口も全て舐る。陰核に口付けると、ナナリーはより強く体を跳ねさせた。
潤みきった膣に人差し指と中指を入れて具合を確かめる。指を挿入すると、途端に蜜が中からぬちゅりと溢れ出た。
頃合であることを確認したルルーシュは、荒い息を抑えながらゆっくりと己の起立した男根を擦った。

471:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:54:20 30Sxjatq
兄が再び圧し掛かってくるのを目にしながら、ナナリーは満たされる期待感とともに、自分の浅ましさを思い遣った。
・・・もうじき処刑される身でありながら、実の兄との禁断の行為に溺れる。
世界で一番近く、一番結ばれてはいけない異性と繋がろうとしている。
誰よりも許せない存在を、誰よりも・・・、愛して、一つになろうとする。
自分は何処までも浅ましくて愚かだ。
――それでも、例え心が手に入らなくても、今この時だけは、体だけでも兄を独占したい。
・・・細い体の少女の胸のうちには、そんな焔が灯っていた。


「・・・ナナリー」
兄の低く穏やかな声がする。
ルルーシュはナナリーの脚を掴んで腰を高い位置に固定した。
ナナリーが圧し掛かるルルーシュの顔を見遣ると、彼は視線で以ってある部分を見るように促してきた。
・・・今から、二人が繋がろうとする部分を。
「・・・あ・・・。・・・ぁああぁっ・・・!」
仰向けに横たわった自分の頭よりも高い位置に抱え上げられた足の間に、兄が迫ってくる様がまざまざと見える。
蜜で湿った柔らかな秘肉に、今まさに兄が己を突き立てようとしていた。
「あっ、あっ・・・、イヤぁ・・・!」
ルルーシュは上向けられた入り口に、自分の亀頭を擽るように何度も擦り付けた。
先走りと溢れ出た蜜がぷちゅくちゅと音を立てる。ナナリーの膣口は、それに耐え切れず酷く疼きだす。
兄の悪戯するような動きに、ナナリーが涙交じりの声で訴える。
「ゃぁっ・・・。・・・おにいさまぁ・・・、いじわる・・・、しないでぇっ・・・!」
身も心も蕩けそうな感覚に、何処か子供返りしてしまったような妹を目にして、
ルルーシュはこれ以上虐めることなく大きく腰を胎内に突き出した。
・・・ぬにゅっ・・・
「んっ・・・、くぅ・・・。・・・うあぁ・・・」
「・・・・・・ゃぁああああぁあぁ・・・」
「・・・くぁ・・・、締まるぅ・・・」
ナナリーの目には、柔肉が兄の剛直で抉じ開けられ、どんどん奥まで銜え込んでいく様子がよく見えた。
一番傘の張って太い亀頭部分が膣内に侵入すると、後は飲み込まれるようにスムーズに進んでいく。
兄にしか抱かれていない少女の胎内は、それこそ兄で型を取ったようにぴったりと奥まで飲み込んだ。
「ぁあーーー・・・・。あぁ・・、んぁ・・・・」
奥まで満たす充足感で一杯になり、ナナリーは堪らず声を上げた。
最奥までの侵入を果たしたルルーシュは上半身もぴたりとナナリーに近づけて、彼女をぎゅっと抱き締めた。
兄に包み込まれるように抱かれた妹は、その優しさに導かれるように、ゆっくりと兄の肩口に腕を近づける。
おずおずとその首に細い腕を回し、柔らかな体で兄を抱く。
・・・ルルーシュはその流れに抵抗しなかった。
兄妹の禁忌の交わりとともに、お互いがお互いを抱き合う。
誰よりも温かい体温は、二人だけが知っていた。
やがて二人で顔を近づけていく。身長差から届きにくい距離を二人で懸命に詰めて、唇を交わす。
それが合図だったかのように、ルルーシュはナナリーの胎内で律動を開始した。


夜は長く、二人の最後の交わりは始まったばかりだ。

472:名無しさん@ピンキー
08/12/07 00:56:02 30Sxjatq
今回の話は余りに長くなったんで、続きは一応出来てるが一旦ここで切る
続きはまた後日

まあ気楽に読んだって下さい

473:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:19:53 w49xnq6R

やっぱおもしろいわ、すげえ

474:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:22:37 QYUmGUYw
最近カレン系の作品みないな~
ルルカレでもジノカレでもいいからみたい

475:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:30:40 dWamhaw3
>>548
咲世子さんに吹いたw

476:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:52:47 ru8KY9NM
>>548
乙です
本当綺麗な文章を書くので話の中に引き込まれた
気長に続き待ってます

477:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:58:20 sCFm3qqy
>>551
俺も吹いたww

478:名無しさん@ピンキー
08/12/07 08:03:23 DVZHiSWe
近親気持ち悪い

479:名無しさん@ピンキー
08/12/07 11:09:40 wVqfwNwn
>>548 GJ! 
オチはどうするんだろう
続き楽しみにしてます!!


480:名無しさん@ピンキー
08/12/07 11:11:20 TefoTxYC
>>548
乙乙!楽しみにしてた
相変わらず面白かった!
咲世子さんはGJww

481:名無しさん@ピンキー
08/12/07 11:52:53 0sONbETa
>>548
乙!
面白かったw
続きも期待してます

482:名無しさん@ピンキー
08/12/07 21:02:41 01rHBSLL
近親キモイとか言ってる人って専ブラじゃないの?
だからNGもできないんじゃ・・・

483:名無しさん@ピンキー
08/12/07 21:03:54 x0PycDbC
携帯厨用エロコードギアス
URLリンク(edrfkjh.digi2.jp)

484:名無しさん@ピンキー
08/12/07 21:47:21 OnWrOVUw
ルルーシュは肉親としてナナリーを愛してるから良いのに
男女の恋愛感情として絡ませるのがキモイって言ってんの!
もう、それはルルーシュでもナナリーでもない、別物。
近親相姦支持するやつの神経がわかんね。キモイマジキモイ

485:名無しさん@ピンキー
08/12/07 22:17:49 9eeJGAjM
>>560
おまいがそんなにルルーシュ、ナナリーの兄妹が
好きだとは知らんかった
意外といい奴なんだなお前

486:名無しさん@ピンキー
08/12/07 22:22:00 6/z3DxOO
>>547
乙!今回も素晴らしくGJでした!!続きも気長に待ってる!

487:名無しさん@ピンキー
08/12/07 22:59:40 jrWYCOEG
あー、でもわかるわ。同じ近親でもルルーシュとユフィならまだ受け入れられるが
ルルーシュとナナリーは受け入れられない。
この二人の深い肉親愛が本編で描写されすぎてるからかも。
たとえ血が繋がってなかったとしても
このふたりは本物の兄妹だろう。
男女の痴情とか想像できない。
ナナリーが身体障害者ってのもあるんだろうな。
何かナナリーでオナニーしちゃいけない気がしてしまう。
…まあ、でも本編とは違う別物なんだとわかっちゃいるんだけどね。

488:名無しさん@ピンキー
08/12/07 23:54:28 4NkjyGhm
お前らここにいるってことは大人だろ?
ダメなものは黙ってNGしとけよ

ルルナナGJ!続きも楽しみに待ってます


489:名無しさん@ピンキー
08/12/08 00:21:17 tioaFR76
>>548
乙!面白かったGJ!
続き楽しみにしてる

490:名無しさん@ピンキー
08/12/08 00:29:37 jHl88Q9a
>>548
最高だったよGJ


しかし、好き嫌いがある奴は大変だな
俺は何でも喰うぜ。こんな上手いのが楽しめないなんて勿体無いな。
というか、なんでスルー出来ないんだろ?
他人の趣向にケチつけるなんて、大人になれていないってのを自ら晒してる恥ずかしい行為なのにさー

491:名無しさん@ピンキー
08/12/08 00:34:56 KX+W29Pi
専ブラも使わず、カプ否定までするとは、ここは精神年齢が低いヤツが居るインターネッツでつね

492:名無しさん@ピンキー
08/12/08 01:26:50 bQiqRadW
嗜好に違いはあれ、ファンの愛と欲望と妄想の詰まった二次創作スレ
であるここを見にきてる段階で特定のカプ苦手言ってる奴も同じ穴の狢だ
と思うけどなw
本当に本編準拠しかダメならここは一切見られない筈だから。

>>548
GJGJ!
学園回想シーンで涙ぐみそうだった自分キモスwwww
続き楽しみに待ってます!

493:名無しさん@ピンキー
08/12/08 01:41:39 lBpf0Iqs
こういうとこで言うことじゃないがスルーだけで我慢できないときは
どうせ漏らすならそのキャラや信者のアンチスレで吐いとけってことだな
妄想にはGJするのみだ

494:名無しさん@ピンキー
08/12/08 02:17:33 vZQ02HpI
ルルナナ、GJ!!
そして>>561の優しさに萌えた。
>>560はスザクみたいに真っ直ぐで熱くてルルナナ兄妹が大好きでイイ奴なんだな…。

495:名無しさん@ピンキー
08/12/08 02:57:10 dFY231qB
スザクみたいって褒めてるのか微妙なw

496:名無しさん@ピンキー
08/12/08 07:00:50 lBpf0Iqs
皮肉か、さもなくば>>570はリヴァルやオデュッセウス兄さんのように裏表や嘘のない善人なんだろう

497:名無しさん@ピンキー
08/12/08 10:04:37 5syyXpPJ
スザクが真っ直ぐに見えるのは乱視なんじゃないか?

498:名無しさん@ピンキー
08/12/08 10:05:34 ur02NtYl
ルルナナは正直苦手。だけど、このシリーズだけは不思議と楽しめてしまう…。このネ申の別シリーズも是非読みたいです!

499:名無しさん@ピンキー
08/12/08 13:19:51 jLxbMlPC
ルルナナはいいとして、他キャラにルルナナマンセーさせるのやめてほしい

500:名無しさん@ピンキー
08/12/08 14:49:23 dFY231qB
>>575
18歳以上ならNG設定くらいできるよな?

501:名無しさん@ピンキー
08/12/08 17:07:37 oiw+Kk6T
>>574
よう俺

502:名無しさん@ピンキー
08/12/08 20:42:32 G//eIUJY
ルルナナに興味なかったのにこのシリーズで目覚めてしまった
文章がうまいな~

503:名無しさん@ピンキー
08/12/08 22:06:25 vP1NoAdV
>>548
あいかわらず素晴らしいです
エロパロスレで近親相姦やめろとか言う訳のわからんアンチは無視してこれからも
頑張ってください

504:名無しさん@ピンキー
08/12/08 23:58:27 YMvhxS8J
>「・・・もう・・・、今更でしょう・・・?」

のナナリーに萌えた
艶っぽいナナリーもいいな

505:名無しさん@ピンキー
08/12/09 19:44:27 K6Z1f145
CLAMPの画集の描き下ろしのスザクとCCの話を誰か

506:名無しさん@ピンキー
08/12/09 20:49:09 ISHJ+O7L
>>581
スザクとCCの絵何か新鮮だったな
普段無い組み合わせだから

507:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:11:13 vmjQYvcR
久々に来たら悪逆皇帝ルルーシュ×ナナリーが更新されててうれしいな

508:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:56:23 l0Mb3090
>>581
確かに見てみたい

509:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:03:24 EjHz5YEl
ルルナナ話ものすごくよかった。
普段ROM派なんだが、一言GJと言わずにはおられまいて。

描写がすごくうまいんだな。
特に月明かりのせいで互いの顔の見え方が異なる場面。
ナナリーの顔は逆光でわかりづらいが、ナナリー側からは兄の顔がよく見えるという。
まるで映画のワンシーンのようで印象的で脳裏にまざまざとその画像が浮かんだね。
このシリーズ通しで紙化してくれたら絶対買うな。
続きも楽しみにしてるよ。

510:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:05:46 8QbPekbK
スザクとC.C.とルルーシュが読みたいな!

511:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:12:22 Tg4+2AiR
>>586
あれ?俺いつ書き込んだっけ?

512:名無しさん@ピンキー
08/12/09 23:15:23 Oaavdrty
時間があればスザC書いてみたいんだが…
この2人は普通に会話してるシーンがあんまりないからいろいろと掴みにくいんだよなぁ

513:名無しさん@ピンキー
08/12/10 00:19:08 6sM0C0Nj
>>548
このシリーズはマジいいっす
絵師が同人で出してくれないかな

>>588
確かにこの二人って情報少ないから難しいな



514:名無しさん@ピンキー
08/12/10 15:32:37 hU8LKV3B
もういっかいライカレのいろんな展開がみたい

515:名無しさん@ピンキー
08/12/10 17:32:33 syCIXKik
スザC絡みほとんど無いのにあんなイラストが来るとはな

516:名無しさん@ピンキー
08/12/10 20:49:34 e2jIGSSz
>>585
描写が,くどくならない程度でまとめているのがうまいね.

ルルーシュ・ナナリー兄妹の物語は,あの世界で円卓の騎士や
三銃士,三国志のように色々な物語の題材になるんだろうなあ.
エロとかは関係なしでもw

517:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:05:16 xKJLfRRB
>>592
唐突だが悪夢はあの世界から200年くらい後の創作物という電波を受信した。

518:名無しさん@ピンキー
08/12/10 22:49:38 jy06FcEV
>>592
それを例えるなら、チェザーレとルクレチアじゃね?
真偽はともかく、題材にはされがちだ

519:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:04:38 qHHtkxZR
>>593
悪夢ってナイトメア・オブ・ナナリーの事?

520:名無しさん@ピンキー
08/12/11 01:25:19 B/QceSwZ
>>591
kwsk

521:名無しさん@ピンキー
08/12/11 02:15:51 yw9p7Jcr
>>596
多分クランプ版のイラスト集のことだと思う

522:名無しさん@ピンキー
08/12/12 07:08:36 9tDzCYX3
CCがスザク抱きしめてるやつか

523:名無しさん@ピンキー
08/12/12 21:05:39 8bXIeUE6
>>593
恋姫†無双みたいな感じじゃね?

524:名無しさん@ピンキー
08/12/12 23:20:36 PX+oET/N
メージュのルルCがラブラブすぎてフイタ。
何か書きたいけど纏まらねえ…!

525:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:45:52 0rl8mRK0
保管庫もこのスレも見たが
何故カグヤ様がルルーシュに民主主義されちゃう話が無いんだ!!


526:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:48:17 zCRiVwa1
>>601が書けば?
ルルーシュハーレムものの構想でルルカグもあった気がしたけどそのハーレムものがまだ続いてるかどうかすらよくわからん
スレが荒れて把握できなくなったし

527:名無しさん@ピンキー
08/12/13 01:37:18 lfjEdukl
>>602
うぉぉぉっ!あった、あった!ルルーシュハーレム物!
ネリ様に手をつけて、次はミレイか誰かどっちを先ににしようかな
…ってところで荒れちゃってそれっきりになってるんだったかな?
ネリ様とユフィによってちょっと考え方を改めた感じなんかが良かったよなあ…
荒れちゃったし、最後の投下から大分間も空いてるし、もう職人さん離れちゃったのかな?
忙しいだけで、いつか続き投下しに来てくれると嬉しいんだけどなあ…

528:名無しさん@ピンキー
08/12/13 10:01:58 PXLdkdjW
>>600
頑張ってくれ
自分もあれに萌えた

529:名無しさん@ピンキー
08/12/13 14:00:18 xjaqFQGl
>>602-603
ハーレムというか調教というか
あれはよかったな、ルルーシュの黒さと弱さが混在してて

530:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:43:18 /PpNRDBx
悪逆皇帝ルルーシュ×ナナリー第6弾後半です
>>537-547の続きになります

※苦手な人は華麗にスルーして下さい

投下します

531:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:44:05 /PpNRDBx
******************************************************

                      ――ルルーシュは?

暫く一人にしてくれ、と――。
仕方無いだろうな。・・・あんなことが有ったから。
                   
                      ・・・これで、ルルーシュも僕と同じ、親殺しの罪を負ってしまった。

・・・お前が気に病む必要は無いだろう。大体、お前とアイツの罪の在り方は全く違う。

                      それは分かってる。
                      ただ・・・、昔からいつも、お母さんのことは大切に思っていたようだから。
                      それこそ、――ナナリーと同じ位に。

・・・・・・・。マリアンヌは、元からああだったよ。
・・・子供達には、良い母親だったようだったが。――だが・・・。
 
                      ―『自分に優しい』世界を求めて、か。
                      ・・・世界は、自分にだけ優しく在ってくれるわけじゃないのに。

・・・スザク。
――それは、お前の経験から出た言葉か?

                      人から言われたよ。・・・今まで、色々な人から。
                      理想だけで世界は変わらない。
                      ・・・そんなことは、ユフィが死んだ時に、分かっていた筈だった。

人は現実の中で抗い、もがき続け、何かを得るために何かを失うこともある。
・・・お前も・・・、そうだったか。

                      ・・・・・・・・。
                      C.C.――君の方こそ、どうなんだ?



・・・C.C.は自らの思考から浮上し、閉じていた瞳を開けた。今からたった3ヶ月程前のことなのに、随分昔のことのようにも思えた。
――これだけ長い時を一人生きてきて、おかしなことを、と思う。
王宮内の一室の豪奢なソファーの上に身を横たえていた彼女は、眩しい程の月明かりに金色の目を細めた。
身を起こした彼女の目に、ソファーの脇のテーブルの上に置かれた折鶴が映った。
一つは彼女が折った、僅かに不恰好なピンクの折鶴、
そしてもう一つは、手慣れた者が折ったと思しき、ぴんとした真っ白な折鶴だった。
二羽の折鶴はまるで寄り添うように、テーブルの上で静かに翼を広げていた。
・・・先日、ナナリーと久しぶりに直に会ったとき、二人で折鶴を折った。
互いに踏み込もうにも踏み込みきれない二人の会話が途切れ、C.C.が引き上げようとした時、
ナナリーは黙って自分の折った白い折鶴を渡してきた。
『ナナリー。・・・これは・・・』
『C.C.さん。
 ――どうか、お兄様をよろしくお願いします・・・』
そう言って深々と頭を下げたナナリーに対し、C.C.は何も言わなかった。
半ば押し付けられるように渡された折鶴を持って、ただ黙って少女の前から姿を消した。

そして今、件の折鶴がC.C.の目の前に置かれている。身を起こした彼女の体の上を、長い緑の髪が滑り下りた。
窓から差し込む月明かりで照らされた二羽の鶴を、C.C.は無言のまま眺めていた。

532:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:45:01 /PpNRDBx
******************************************************

   赤い。

目の前がただ赤一色に染まる。
人々の悲鳴を聞きつけて階下に向かったルルーシュの視界に広がったのは、一面赤の世界だった。

長い階段の上に、幾人もの人々が血を流して倒れている。
ルルーシュにとってはよく知る顔だ。・・・昨日までは、自分達を護ってくれていた護衛達の顔だから。
血が失われた体は色を変え、人形のように白い顔に死に際の声を張りつけているようだった。
そして、視線を更に先に向ける。
階段の一番下辺りに、ルルーシュが最もよく知る人影が見える。
豊かで美しい黒髪を床に投げ出し、サンフラワーのドレスが赤に侵食されている。
ピクリとも動かない体の下に、見慣れたペールブルーのドレスに身を包んだ小さな体が覗いていた。
小さな白い足が鮮血で赤く染められていた。
視界を占める赤が己の脳内まで侵してきたかのように、ルルーシュには感じられた。



・・・未だに集中治療室で眠るナナリーの傍に、ルルーシュが歩み寄る。
ルルーシュが小さな手を握ろうと手を伸ばすと、不意にナナリーが身じろぎをした。
『・・・おにいさま・・・?』
『大丈夫、僕なら此処に居るよ、ナナリー』
『・・・何で、おにいさまの顔が見えないんですか・・・?』
『・・・ナナ、・・・』
『何で、足が動かせないんですか・・・?』
『・・・・・・・・』
『―何で、おかあさまが居ないんですか・・・?』
ただ、訳も分からないようにうろうろと手を伸ばし彷徨わせる妹を見て、ルルーシュは二の句が継げなくなった。
麻酔から醒めたばかりのナナリーの声は、夢から醒めたばかりの幼子のようだった。
彼女はまだその夢――何より恐ろしい悪夢のような『現実』を、正しく認識してはいなかった。
ナナリーが目覚める前、ルルーシュは妹はもう歩けないだろうということ、
精神的なショックから目が見えなくなったことを主治医から聞かされた。
視神経に問題は無いが、脳が視覚情報の受け取りを拒否していること、足は両方共に筋繊維がずたずたにされたことも。
――ナナリーは、足が速くて、くるくる踊るように駆け回っていたのに。
その目をいつもきらきら輝かせて、僕を見てくれたのに――
自由を奪われたナナリーは、まだ10歳の少年の目にも酷く無力な存在に見えた。
・・・しかし、それでも。
『・・・・・。ナナリー』
ルルーシュはナナリーを呼び、力強くその手を握った。
小さく白い柔らかな手は、その力にびくりとした後、ゆっくりと握り返してきた。
ルルーシュはその動きに、妹が今確かに此処に生きて居るのだと実感出来た。
『・・・僕が、ナナリーの目と足になる。
 僕がずっとナナリーを護る。
 僕がずっとナナリーの傍に居るよ。
 ――だから、お前は何も心配なんてしなくて良い』
心からの言葉をナナリーに捧げるように紡ぎ、ルルーシュはナナリーをぎゅっと抱き締めた。
抱き締めると、自分がよく知る柔らかな感触、匂い、温かさが返って来た。
ルルーシュはその温かさに、目頭に熱い涙が込み上げて来ているのを感じた。
――ナナリーはここに居る。ナナリーは温かい。・・・ナナリーは生きているんだ。
それだけがルルーシュにとって、絶望の中のただ一つの光だった。

******************************************************

533:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:45:50 /PpNRDBx
昔を思い出しながら、ルルーシュはその頃とは妹を『抱く』ことの意味が大きく変わってしまったことを痛感した。
確かに互いによく知る体温を重ね合わせ、強く抱き締めあってはいるが・・・。
唐突に己の体を襲った波に浚われて、ルルーシュは大きく身を震わせた。
「ぅあっ!!!・・・あっ、・・・くぁああっ・・・!」
「・・・ひゃっ!!!や、やぁ・・・・、でて・・・、るぅ・・・」
横倒しにされたナナリーの細い体の中で、ルルーシュの陰茎が激しく脈動する。
びゅくん、びゅくん、と音を立てるように震えて精を撒き散らすその動きに、ナナリーも釣られるように軽く達した。
ルルーシュはナナリーの細い左足を抱えて、足を大きく開かせるようにして交接していた。
斜めに捩れた体位はいつもと違う所に当たるようで、ナナリーが甘い息を吐き続ける。
妹の媚態に魅せられたように、思わずルルーシュは腰を前後に揺すった。
硬度を保った楔がナナリーの内部を穿ち、精を膣壁に擦り込ませるように動く。
ルルーシュの眼下で仄かな胸を反らしぴくぴくと身悶えるナナリーは、酷く蠱惑的だった。

「んんっ・・・」
ナナリーの膣内に何度も立て続けに精を放って、力を失った陰茎を引き出す。
ゆっくりと引き出すと、張った傘に引き摺られるようにピンクの秘肉が僅かに捲れ上がった。
抜き出すと、愛液と絡み合った精液がこぷぷ・・・、と音を立ててナナリーの中から溢れてくる。
ナナリーの秘口と己の陰茎が粘液で細い糸を繋いでいる様を見て、ルルーシュは何故か可笑しくなった。


・・・こうして、同じ腹から産まれた実の妹と交わり、体の快楽を共有する。
獣のように貪り合いながらも、その行為は獣にも劣る。
神にも恐れられたその行為をするのは何度目なのか、数えるのはとうに止めた。
それは余りに甘美で、抜け出すのが困難な程に常習性の有るものだったから。
同じ体温になった肌の温みを互いの体を重ね合わせることで感じる。
汗ばんだ肌を触れ合わせると、二人の肌の質感は似ていて、やはり兄妹なのだということを感じさせた。
しかし、自分達のしていることは、いや、寧ろ自分が妹を引き摺り込んだこの行為は
何よりも忌むべきものだということを自覚しながらも、ルルーシュはそれを止めようとはしなかった。
何時よりも、誰よりも、何よりも愛しい存在の温もりを深いところで感じられるその行為を。

八年前、二人が互いしか寄る辺の無い絶望の世界に叩き落されて以来、互いの体温だけを頼りに生きてきた。
周囲は誰も彼も敵ばかり、何も信用できない状況で、二人は生きるために互いへの依存心を強めていった――。

――思えば、あの時に、自分と妹は『普通の兄妹』で居られた機会を、永遠に失ってしまった・・・。
   母が死んで、兄妹二人だけで生きていく覚悟を決めた時に、既に「こうなる」ことは決まってしまったのかもしれない。

あらゆる体位で交わり、何度も絶頂に達する。
元はと言えば、ルルーシュが強引に体を繋げたことから始まった関係だ。
ルルーシュは、ナナリーが最初の頃こそ抵抗していたが、今では自然と応えるようになったのは、
様々な事象に対する諦観の表れなのか、それともそれ以外の何かなのか・・・、深く考えることは意識的に止めていた。
それでも、ナナリーと心を結びつけられずとも、ただ彼女の体だけでも欲しかった。


534:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:46:41 /PpNRDBx
何度も射精して流石に疲労したルルーシュが、ナナリーのすぐ左隣に身を横たえる。
狭く小さなベッドは、必然的に二人の距離を縮めた。
ナナリーは未だに右半身を下にして、ベッドに横たわっていた。
荒い呼吸を続けるナナリーの背中を、ルルーシュは顔を右に向けてじっと眺めた。
淡い色の髪の間に薄い貝殻骨が見て取れるが、こちらに背を向けたナナリーの表情までも窺い知ることは出来ない。
思わず声を掛けようと口を開きかけたその瞬間、ナナリーがベッドに手を突いてのたりと体を起こした。
ゆっくりと細い腕で上半身を支えて身を起こしたと思うと、腕の力だけ使ってずりずりと移動し始めた。
ルルーシュが何事か、と思っている間に、ナナリーはルルーシュの足元まで移動していた。

ベッドの上で仰向けになったルルーシュは、窓からの月の光を浴びて裸身を白く輝かせるナナリーに見蕩れた。
首も腕も足も、どこも折れそうな程に細い少女の肉体だ。
それなのに、情事の汗を全身に纏った妹は、およそ記憶に無いと思える程に婀娜っぽい。
細い腕でナナリーが懸命に移動した結果、ルルーシュは自分の腿の上に柔らかい乳房が乗るのを感じた。
ルルーシュが下半身に目を向ける。何かを心に決めたようなナナリーと目が合った。
「・・・お兄様・・・。
 ・・・・―私が、綺麗にします」
ルルーシュが面食らっている間に、ナナリーはルルーシュの足の間に手を伸ばした。
そのまま顔を近づけたかと思うと、ルルーシュの萎えた陰茎にはむ・・・、と口付けた。
「っく、・・・ナナ、リー?!」
狼狽えるルルーシュを後目に、ナナリーは兄の精と自分の蜜に塗れた肉棒を清め始めた。
萎えて柔らかいそれを持ち上げて、粘液を舐め取る。
裏筋部分もちろちろと擽ると、ルルーシュはびくりと反応を返した。
「・・・ぁむぅっ・・・。ちゅぅ、んんむ、ん・・・」
ナナリーが銜え込んで、上目遣いにルルーシュを見つめてくる。
妹の淫靡な表情を見て、ルルーシュは胸の中をざわつかせた。
小さな口が窪まり、尿道口に残った残滓も吸い出される。堪らない快感に、ルルーシュは声を抑えられなかった。
「・・・ぐぅっ・・・・!!!」
兄が端正な顔を歪めて鈍い声を上げたのを見て、ナナリーは密かに嬉しくなった。
――もっと、お兄様の色んな顔を、見せて下さい・・・。
既にナナリーの動きは清めるためだけのものではなくなっていた。それは、ルルーシュの身に示された徴でよく分かった。


再び芯が通ったように力を持ち始めた己の陰茎を見て、ルルーシュは節操の無い己の下半身に内心呆れ果てた。
ナナリーを相手にしている時は常にそうだが、際限が無いほどに欲望が湧き出てくる。
今日も既に何度精を放ったか分からないのに、またも愛しい女の口の中で砲身を膨れさせてしまった。
(・・・いや、今日は――)
仕方ない、と自分に言い訳をして、ルルーシュは自分の欲に従いナナリーの頬を撫でた。
妹の長い髪を掻き上げ、小さなピンクの唇を一杯に開いて銜える様子を見つめる。

――今日は、仕方無い。だって、ナナリーに触れられるのは、きっとこれが・・・・。

心の中で呟くと、ルルーシュはナナリーの口を外させて、その細い身を抱き上げた。


535:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:47:37 /PpNRDBx
ルルーシュはナナリーの軽い体をひょいと抱え、自分の膝の上に座らせてちゅっ、と軽く口付けた。
自分の精の味がすることはよく考えると気持ちの良いものでは無いが、愛しい妹が全て舐め取って、
愛撫してくれたことを思うと、体が自然と求めるように動いていた。
「――ナナリー」
自分の呼びかけにナナリーが顔を上げる。綺麗な菫の大きな瞳の中に、自分が映り込む様を見る。
ルルーシュが腰をじとりと押し付けると、ナナリーも兄の求めるものに気付いたようだ。
ナナリーの細腕を自分の首に巻きつけ、腰を抱き上げたかと思うと、ルルーシュは自分の陰茎の上に導いた。
ナナリーがあ、と声を上げるか上げないかの間に、解れきった膣口に熱の塊が添えられる。
体重がかかり、一気ににゅるんと奥まで突き入れられた。

「ゃんっ!!!ひゃぁああーーーーっっっ・・・!!」
ルルーシュは自分の膝の上で挿入の衝撃に耐えるナナリーを見た。
割り広げられた秘唇の間に、二人が最奥まで繋がっている部分が見える。
今まで何度も精を注がれた下の口は、肉棒に広げられた僅かな隙間から白い粘液を零し始めた。
ナナリーは大きな瞳をぎゅっと閉じて、がくがくと身を震わせている。
小動物のように身を縮こまらせたナナリーが可愛らしくて仕方ない――・・。
ルルーシュは目を細めてナナリーの頬に啄ばむように口付けをした。

ナナリーが落ち着いてきたのを感じると、ルルーシュはゆっくりと上半身をナナリーから離した。
「・・・あ・・・?」
ナナリーが途端に心細そうな声を上げる。支えが無くなるのが不安なのだ。
ルルーシュは妹の細い体を腰に乗せたまま、ベッドの上に身を横たえた。
枕で頭の高さを調整する間も、下半身は喰い締められる快感に包まれる。
見ると、ナナリーはルルーシュの胸に手をついて、腰の両脇に膝をついて必死に体を支えていた。
足の不自由なナナリーは腕を突っ張ることで、何とか深く挿入りすぎないように堪えていた。
「・・・ナナリー。動いて」
ルルーシュの言葉に一瞬目を見張ったが、後は観念したように、ナナリーは腰を動かしだした。
「・・・んっ、んっ、んっ・・・」
ナナリーの細い指が己の心臓の上に置かれている感覚に、ルルーシュは何故か酷く安心出来る心持がした。
妹は懸命に手で支えた部分を支点にして、腰を前後に動かしている。
ぬめる肉筒が揺れて、動かないルルーシュにも極上の快楽をもたらしていた。
ルルーシュはナナリーの細腰に片手を添えて支える傍ら、彼のもう一方の手が悪戯に動き始める。
勃起して硬くなった胸の桃色の突起や、二人が結びついている部分の上に有る陰核を指でくりくりと嬲ると、
ナナリーはそれに呼応するようにぎゅっ、と秘口を締め付けた。
「・・・ひゃぁああぁっ・・・!!・・・ぁあっ・・・!!はぁーーー、はーー・・・」
ナナリーが動けば動く程、兄が胎内で硬さを増していくような感覚がする。
二ヶ月の間に散々楔を受け入れた膣道は、蜜を溢れさせながらルルーシュの為に誂えたかのように蠢いた。
体が求めるままに腰を揺らすと、自分の内部の好いところによく当たる。
しかし、自分だけが動いて快楽を求める動きに体が着いていかなくなったのか、やがてナナリーは動かなくなった。
「・・・ナナリー?」
「・・・もっ、・・・駄目ですぅ・・・。・・・うご、けなっ・・・!!」
息も絶え絶えになって訴えかける妹は、顔も体も全て肌を紅く染めていた。
顔に手を伸ばし、目の端に浮かんだ涙の玉を指の腹で拭ってやる。
妹の訴えを聞き届けたルルーシュは、慈悲の心算か、彼女の腰を両手で支えてゆっくりと動き出した。


536:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:48:26 /PpNRDBx
「あっ、あん、やぁっ!駄目、あ、ダメぇ・・・!!」
足を動かせないナナリーに、下から襲い来る刺激から逃れる術は無い。秘口をいっぱいに開かれて、奥をごりごりと擦られる。
・・・ぬみゅ、ぬちゅ、ぐっ、ぐちゅ・・・
何度も放たれた精液が、下からの突き上げに応じてナナリーの腹の中でたぷたぷと揺れる。
とろとろとした内部の心地よさに酔いしれながらも、ルルーシュは徐々に腰の動きを激しくさせていく。
ナナリーのしっとりとした柔らかな肌の内股に腰を挟まれて、またも絶頂の瞬間が近づいているのを感じ取った。
ギシギシとベッドが揺れ、大きく軋んだ音を立てる。
ルルーシュは妹の細腰を支えながらも、その小さな尻に手を回して指の痕が付く位に強く握り締めた。
「やぁ、あ、あ、あぅっ・・・、ひゃぁ、ぁんっ!」
「っふ、く、くぁ!出るっ、ナナ、リー!!」
「ぁぁあっ、だし、だしてっ・・・、だしてぇっ・・・!・・・いっぱい・・・!!」
ルルーシュの陰茎がどんどん力を増して反り返る。内部でビクビクと蠢く幹に、ナナリーは思わず身構えた。


自分の下で必死になって腰を突き上げるルルーシュの姿に、ナナリーは満たされる思いが一時でもしていた。
(・・・お兄様が、全身で、私を感じてくれている・・・)
それは、妹としてというより、女としての実感だったのだろう。
兄がいつも自分に向けるのは、何の感情も持たないような冷たい瞳だけだ。
それでも、情事の最中、まさに二人ともに悦楽の頂に上り詰めようとしているこの瞬間は、飾ることの無い、
素の兄の魂に一瞬でも触れられるのだと思えて、ナナリーは嬉しかった。
・・・それが例え錯覚なのだとしても、この上無く嬉しかった。


ナナリーの膣内で、遂に兄の劣情が決壊した。
びゅく、びゅくん、と激しく蠢き、ナナリーの胎内を白く塗りつぶす。
「うぁあぁあっっ!!んあっ、くぁっ!!」
「ぁああーーーーっっ!!!!ああっ、やぁああっ・・・」
ナナリーは一瞬体を強く強張らせた後、内部を大きく戦慄かせた。
達した体が女としての本能か攣縮し、内部に精を迎え入れようとする。
最初の頃と比べれば幾らか粘性が落ちたとは言え、未だに勢いの有る白濁がナナリーの中を暴れまわった。
「あぁ・・・、おなか・・・、おなかがぁ・・・」
ルルーシュが快感に眩んだ目をナナリーに向けると、妹は必死に体を支えて己の下腹部の充足感に耐えているようだった。
幾ら抽送を繰り返す度に内部から精液が掻き出されるとしても、何度も奥深くで射出される分だけ子宮内に溜まって行く。
ナナリーは絶頂の余韻で全身をひくつかせながら、無意識のうちに自分の真っ白な腹を撫でていた。
ルルーシュはそれを何とも言えない思いで眺めると、不意に上半身を起こし、荒い息を吐くナナリーと唇を交わらせた。
そのままの流れで、繋がったまま、今度はナナリーを下に組み敷いて押し倒した。
全身から力が失われて抵抗出来ないナナリーを見下ろして、ルルーシュは微かに微笑んだ。


初めて体を繋げてから二ヶ月、その間にどれだけ実の妹と交わったか――。
しかも、自分の欲求に従い何度も繰り返されたその行為において、避妊を一切してこなかった。
ただ獣のような情欲のままに、二人の間を遮るものが何も無い状態で体を繋げることが、
最愛の妹の身にどのような事態を引き起こしかねないかは、ルルーシュにもよく分かっていた。
世界の、そして妹の明日を願って悪に成り果てた筈なのに、その行為は妹を縛り付けてしまいかねないことも。
・・・それでも、ルルーシュは最愛の人を抱き続ける。
理性で駄目だと分かっていても、本能のままに小さな体を貪る。
――それは酷い、醜いエゴだということを、ルルーシュは自覚していた。
それでも、

    どうかどうか、俺のことを忘れないでくれ
    愛してくれなくて良い、憎んでくれて良い
    それでもお前に、俺という存在を、刻み付けたい――

・・・彼の中にあるのは、浅ましいながらも、一つの切なる願いだった。


537:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:49:20 /PpNRDBx
ベッドの上に仰向けになったナナリーの両足を抱え、腰を高く上げる。
二人が繋がったままの卑猥な光景を目に焼き付けると、ルルーシュは一度腰を引き、そのまま一気に奥まで突き下ろした。
「やぁあぁああああーーーーーっっっ!!!」
ナナリーが悲鳴を上げる。達したばかりで落ち着いていない秘部が、激しい動きで捏ね回され、翻弄される。
膝裏を支えて逃れられなくしたルルーシュは、膣口から亀頭が抜けるぎりぎりまで抜き出した後、
直ぐ様子宮口にまで届くような激しいピストンを繰り返した。
兄の幹を覆う筋が挿入の度にずりずりとナナリーの壁を擦る。
達した直後の敏感な内部は、いつもよりも更に余すところなく快感を享受していた。
しかし、過ぎた快感は時に苦痛になり得る。
通常よりも強く悦楽に取りつかれたナナリーは、びくびくと膣内を痙攣させながら、既にその目は焦点を結んでいなかった。
「・・・ゃあぁ・・・、うぁ、あ、あ」
最も高い頂に導かれたままの少女の肉体は、意思の制御を離れて兄の動きに応じて力無く声を発するだけだった。
菫の瞳に涙を溢れさせて儚げに嬌声を上げるナナリーを見下ろして、ルルーシュは劣情と愛情がない交ぜになった
複雑な感情を、己の中に感じていた。
ナナリーの体は最早自動的にルルーシュを締め付け、絞り上げようとしている。
激しい抽送で内部の精が蜜と交じり合い攪拌され、結合部の隙間から白い泡となって洩れ出てくる。
滑らかな内壁が複雑な動きをして己を舐めしゃぶろうとするかのような動きに、ルルーシュは荒い息を吐き続けた。
「くぅぅ、ナナ、リー・・・、ナナリー、ナナリィ・・・!」
激しい動きに視界がぶれて、ルルーシュの汗がナナリーの体の上に滴り落ちる。
ナナリーの顔の上に落ちた汗は、彼女の顔を彩る涙の一筋に紛れたように見えた。
ルルーシュがナナリーの涙を舐め取ろうと顔を近づける。
するとナナリーはルルーシュの首に腕を回して縋り付いてきた。
気配を頼りに口付けを交わす。
限界が近い。
吐く息全てが奪われそうな口付けに、お互いが酔いしれる。

・・・そして、二人同時に、目も眩むような悦楽に堕ちていく。


「・・・――ぁぅっーーー!!!・・・・・っっっ!!!!!!!」
ナナリーは口を開けて、遂には言葉にならない歓喜の声を上げた。
ルルーシュもナナリーの内部に、陰嚢からせり上がって来た欲望の最後の一滴まで注ぎ込む。
量も粘度も減ったそれが、ビクビクと震える亀頭から微量ながらも溢れ出てきた。
汗に塗れた体を絡ませ合い、全身が総毛立つ感覚に溺れる。
最後まで注ぎ込まれた熱に身の奥を焼かれたナナリーは、そのままゆっくりと瞳を閉じて意識を手放した。




流石にもう何も出ないと思える程に悦楽に浸った体を、ルルーシュは妹の身の上に投げ出した。
まだ陰部を交えたままで、妹の内部の温もりに包まれることの幸せを思う。
何とか細い身に全体重を掛けないように、腕で上半身を支える。
未だに荒い息を吐きながら、目を閉じたナナリーの顔を見つめた。

目を閉じたナナリーの顔には、涙が幾筋も流れていた。
汗ばんだ肌を撫で、貼り付いた髪を掻き上げてやる。
すると、不意にナナリーの肌に新たに雫が垂れるのが見えた。
・・・それは、ルルーシュ自身がいつの間にか流していた涙だった。


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