08/10/24 02:06:17 FGQi5btM
ということで、エロ無しミト話投下ー
51:猛犬のしつけ方
08/10/24 02:07:18 FGQi5btM
からり、と音を立ててミトツダイラは戸を開けた。
その戸を開ければ、そこは武蔵アリアダスト教導院前側棟二階、三年梅組の教室だ。
一歩教室に足を踏み入れて、
「皆さんおはようございま―」
挨拶は、そこで途切れた。
理由は一つ。それは、
「な、なんですのこの状況は……」
教室の中は、一言で言って異常だった。
その情景を描写すると、まず机と椅子が、それぞれ窓側と廊下側にちょうど半分づつずらされている。
その結果、教室中央にはある程度開けた空間が出来上がっていた。
そして、クラスメイトが既に全員揃っていて、彼らは教室中央の空間を縁取るような形で、無言を保ったまま集まっているのだ。
全ての視線はこちらを向き、何かの圧力のようにこちらを圧迫してきている。
パッと見た感じだと、大道芸人を取り囲む観客、という状況に見えなくもない。
ただ、クラスメイトを観客だとして、大道芸人のポジションに納まるのが、
「おーネイト、やっと来たか! 待ちくたびれたぜ!」
馬鹿だった。
馬鹿は空間の中央に陣取って、こちらを手招きしている。
……コレは何かのイベントですの?
至極当然の疑問だと自分では思うが、疑問を作ったところでこの状況が変わるわけではない。
「早く早く! こっち来いよ!」
「……こっち?」
「だから、ここだって! 俺の前! カムヒア!」
「はあ……」
一歩、二歩、と足を進めて、そこでミトツダイラは不意に気が付いた。
総長を大道芸人、クラスメイトを観客だとすると、
……まさか私、立場的にアシスタントですの?
いつの間にやら完全に巻き込まれていた。
というか、戸を開けた瞬間から巻き込まれ型の構図がすでに出来上がっていたというか。
まずい、何かがおかしいと身体の中で警報が鳴り響く。
しかし、足を止めようにも周囲の視線がそれを邪魔する。
ミトツダイラは、このクラスが静かであるということはそれだけで第一級の非常事態である、ということを今更ながら気づいた。
……というか、戸を開ける前に気づくべきでしたわ……。
しょうがないので、ある程度の覚悟は決めて総長の前に立った。
52:猛犬のしつけ方
08/10/24 02:07:55 FGQi5btM
「……それで、何か私に用があるのですか?」
首を軽く傾けて聞いた。
すると笑みを浮かべていたトーリが、
「――」
一瞬で表情を変えた。
それは先ほどまでの笑みが幻だったかのような真剣な表情。
しかし、こちらを威圧するような感じは全くなく、逆に敬意の現れのような、嫌味のない表情だ。
……な、なんですのコレは?
と、ミトツダイラは不安と軽い焦りを得る。
なぜなら先日観た恋愛系能楽でヒロインに告白する主人公がちょうどこんな顔をしていたからで
それによってその主人公とトーリの顔が重なって勿論ヒロインは自分で
告白された後はなにやら思わせぶりな音楽とともに見つめ合う二人を中央に暗転して
そして次のシーンではいつの間にか朝になっていて小鳥の鳴く声で自分が目を覚ましてその横には彼が
……って一体何を考えてるんですの私は――!!
「あー、ネイト、その、なんだ、喋ってもいいか?」
その一言でミトツダイラは我に返った。
「―っは!? あ、あー、え、ええ。大丈夫、構いませんわよ?」
ブルブルと首を振って思考の残滓を払った。
まだ顔が熱いが、まあ気にしない。
「んじゃあ、えーと、なんだ」
トーリはそこで切って、
「うん。つまり、前の戦いでのお礼がしたかったんだよ」
言ったトーリの顔は相変わらず真剣そのもので、瞳はまっすぐとこちらを見据えている。
ミトツダイラはその姿勢に圧倒されつつ、
「え、お礼なんていいですわよ。私は当たり前のことを当たり前にこなしただけですわ」
しかし、彼は首を横に振る。
「いや、でもさ。俺、ホントに有難いと思ってんだよ。お前がいなかったら、俺、絶対にホライゾンを救えなかった。だから、こういうこといい加減にしたくねえんだ」
「で、ですけど、私一人だけのお陰じゃありませんわよ?」
すると、トーリは周りのクラスメイトを見て、
「いや、それは分かってるよ。俺、もう一人一人にちゃんとお礼言ってあっから。後はお前だけだ」
「…………」
こちらが返す言葉に困っているのを見て、彼は微かに笑った。
「だからさ、」
そして、次の動きは一瞬だった。
「力を貸してくれて有難う」
トーリが、深々と頭を下げたのだ。
53:猛犬のしつけ方
08/10/24 02:09:07 FGQi5btM
……ええと。
戦闘があった日のことを思い出すと、確かに、『お礼して欲しい』といった意味の言葉を言った気がする。
そのことを覚えていたのかどうかは分からないが、しかし、
……やっぱり、ずるいですわよね……。
いつもは軽いくせに、どうしてこういうことばかり誠実なんだろうか。
ミトツダイラの頬に、無意識の笑みが浮かぶ。
……だからこそ、私はこの人の騎士でいられるのですけど。
どのように答えるか少し迷ったが、素直に言っておくことにした。
「―ええ、どういたしまして」
言うと、トーリはゆっくりと顔を上げた。
「うん。ホントにありがとな」
周りから、安堵のため息が漏れた。
これで感謝の儀は終わったのだろうが、
「…………」
動きのない時間は続いていた。
ミトツダイラは、それに強い違和感を感じる。
……もう終わりじゃありませんの?
周りを見ると、誰一人としてその場を動こうとしない。その上、未だに視線はこちらに向かって突きつけられている。
何かがおかしい。
大体、お礼を言うだけなら何処か適当な場所に呼び出して、そこで行えば良いのではないか。
いちいちこんな机までずらしてやるようなイベントではないはずだ。
まだ何かある。絶対ある。
「あ、あの、総長。……まだ、何かあるんですの?」
すると、彼は全く動じた所もなく、
「あー悪い、まだ一つあるんだ。むしろこっちが本題っていうか」
? と首を傾げるが、彼は続けて、
「うん。お前、俺のことを王だ! って言って騎士として守ってくれてるけどさ。……良く考えたら、騎士の誓約、だっけ?
ってまだやってなかったんだよな」
周りから軽いざわめきが走る。
「だから、一応形だけでもやっておこうかな、って思ってさ……駄目か?」
まさかそう来るとは思わなかった。
それは、幼い頃の約束。
彼が本当に王になるつもりならば、私たちはそれに手を貸す、と。
その時は、確かに本気だった。
……けれど、時が経つにつれて、だんだんそれを思い出すことも無くなっていって……、
そして、先の戦いがあった。
檻に囚われた姫の前で、全世界に向けて言い放った彼の言葉を思い出す。
……もしかしたら、総長は本当に、新しい国を作ってしまうのかもしれませんわね。
それならば手を貸さないわけにはいかない。
約束したから仕方なく、ではなく、今の自分の意思で、
「……構いませんわよ」
「そっか」
トーリは笑うと、本で読んだだけだから間違ってたらゴメンな、と前置きして、
「じゃあ、ここに軽く腰落としてくれ」
言うとおりに、彼の前に跪いた。少し俯いたままで、彼の次の言葉を待つ。
「手を」
彼の出した手に自分の掌を重ねた。
そして、
54:猛犬のしつけ方
08/10/24 02:09:47 FGQi5btM
「おっしゃあ勝ったぁぁ―!!」
トーリがいきなり両手を天井に突き上げて叫んだ。
更に次の瞬間、
『負けた畜生ぉぉ―!!』
周りが一斉に叫んだ。
ミトツダイラは、圧倒的な置いてきぼりを食らって、
「え? はい?」
「どーだオマエら見たか! この俺の鮮やかな調教テクニック! どんな凶暴なわんこでも一週間で立派な番犬に!」
周りは一斉に、
「まさかこいつがそんな知恵を持っていたとは……」
「馬鹿の癖に、こういうときだけ頭を回らせやがって……」
「てか誰の入れ知恵だよ」
トーリは大声で笑って、周りを指差す。
「はっはっは、まさに負け犬の遠吠えですなあ! いやあ気持ち良い! 実に気持ち良い! ざまあみろ!」
その辺りで、半ば放心状態だったミトツダイラは意識を取り戻した。
「ち、ちょっと! さっきから何の騒ぎですの?」
するとトーリが顔をこちらに向けて、
「いやネイトありがとな! お前のお陰で来月発売のエロゲ『自宅防衛軍4』が買えるぜ!
自宅に蟻とか蜘蛛の擬人化美少女が出てくるらしいんだけどよ、それが『さ、サンダー!』 で―」
エロゲはもう卒業したんじゃなかったのか、とも思ったが、突っ込むと変な方向に行きそうだったのでそこで止めた。
「そんなことを聞いてるんじゃありません! だから一体コレは何なんですか?」
聞くと、トーリは全く何でもないことのように言った。
「だからな? つまり、賭けだよ。ギャンブル。ユアアンダスタン?」
イエス。
「で、内容的には、俺がネイトを『お座り』させられたら俺の勝ち。更に『お手』をプラスして倍率ドン! 更に倍!」
わああ、と周りから悲鳴が迸った。
それに反比例してミトツダイラの温度は急激に下がっていく。
頬がヒクヒク動くのが自分でも分かった。
しかし馬鹿は気づいているのかいないのか、こちらの頭の上に手を載せて、かき回すように撫でてきた。
「よーしよし。良くできましたねー可愛いぞー。……そうだ、ご褒美をあげよう」
胸ポケットからビーフジャーキーを取り出して、こちらの口に突っ込んできた。
「おいしいだろー? 全くこの愛い奴め」
「…………」
ミトツダイラは、下がった体温が、急激に上昇していくのを感じる。
破壊衝動に、点火。
「よしよし、ステイステイ。嬉しいだろ? 嬉しいときはな、こう言うんだ」
馬鹿が真面目な顔で、
「『わん』」
●
三年竹組の生徒と三要は、本日一度目の体験をした。
55:前スレでミトナニー書いてたらしい人
08/10/24 02:11:08 FGQi5btM
以上、お粗末さまでした。
最後で落とすために前半頑張ってシリアス風味にしたら何か妙な感じに
で、肝心のミトナニーですが、うん。……うん。
……僕頑張るよ……
56:名無しさん@ピンキー
08/10/24 03:09:38 abYXBwo8
何だ!? 今宵は神か!? 大量の神が降臨しているのか!? GJGJGJ!
57:名無しさん@ピンキー
08/10/24 03:38:03 r9vNO13A
>>55
GJ! 頑張れ、俺も頑張るから!(性的な意味で)
58:名無しさん@ピンキー
08/10/24 09:18:58 mmqDGwbx
>>39
スレ違い
エロパロかカップリングと関係ないならチラシの裏が丁度いいんじゃないか?
59:名無しさん@ピンキー
08/10/24 10:14:40 IVM0jQgR
>>58
ステイステイ、ここは「エロ」「パロ」スレと考えれば別に創作ネタを叩き込んでも問題ないかと判断しますというか、
折角作って投下する根性のある人をおいやるのはどうかと思いますよ?
なんでもいいじゃあ無いですか、おもしろければ。
60:名無しさん@ピンキー
08/10/24 10:18:06 JeQrMzSj
汚い言葉 めっ
母のように優しくー
避難所的なとこふたつもありますからねー
まあどっちかに二次創作スレあればそちらで。なければ立てればいいじゃないってことで
61:39
08/10/24 15:26:47 Xyh+ttzZ
なんか嫌な思いさせたようで本当に申し訳ない……。
元は埋めネタのつもりだったから大丈夫かなと考えてしまったんだ、せっかく作ったので。
ただ、それで楽しんでもらえたらいいなと思っただけで他意はなかったんだ。
フォローしてくれた人、ありがとう。……以後は気をつけます、もうしません。
62:名無しさん@ピンキー
08/10/24 15:46:07 qxQGZPL4
非エロな話はこれまでにもあったんだし気にする必要ないと思うがね
なかなか面白かったし
63:名無しさん@ピンキー
08/10/24 16:52:34 r9vNO13A
非エロからエロの着想を得る、という場合もあるしな
64:名無しさん@ピンキー
08/10/24 19:57:59 fiACPh36
>>61
面白かったのでまた投下して欲しい
65:名無しさん@ピンキー
08/10/24 19:59:34 KkUoRoim
おまえ、非エロが禁止になったら、某スレはどうすれば……
66:名無しさん@ピンキー
08/10/24 20:39:00 eh+VuBvI
>>61
面白かったし、また投下して欲しいな
無理強いはしないけど
67:名無しさん@ピンキー
08/10/25 01:00:41 qo9LbApl
>>61
俺は楽しんで読ませて頂いたぜよ
間違っても無理にとは言えないが、気が向いたらまた投下して欲しい。
txtデータで保存するから。
68:名無しさん忘れちゃらめぇ
08/10/25 09:58:49 Vj/yZ9Hn
本スレの方でエプロンが似合う女性云々の話題が出てたけど、エプロンってこう、なんですか、は、発展性がありますよね!?
新妻とか! ビキニとか! 裸とかね!
69:名無しさん@ピンキー
08/10/25 10:03:02 qo9LbApl
エプロンが似合うといえば
出雲に一票
70:名無しさん@ピンキー
08/10/25 10:43:41 iWF7uEc3
全裸のセージュンにエプロン着させて前かがみさせて、
横のスキマから丸見えの乳首を視姦したい。
71:名無しさん@ピンキー
08/10/25 11:09:18 Vj/yZ9Hn
全裸のイトケンにエプロン着させて前かがみさせて、
横のスキマから丸見えの■■を視姦したい。
72:名無しさん@ピンキー
08/10/25 11:31:17 iWF7uEc3
>>71で思ったんだけど、イトケンの全裸をアリアダストの学生は見慣れてるんだよな。
トーリと違ってゴッドモザイク描写もないから無修正だよな。
もし男子学生がさ、彼女出来ていざ初セショーンって時に、
「イトケン君より小さいね……」
なんて言われた日にゃあ一生消えないトラウマ抱えると思う。
73:名無しさん@ピンキー
08/10/25 11:44:16 qo9LbApl
>>72
イトケンはほら、全裸といっても体毛とかで隠れているんじゃなかろうか、と
ハードウルフみたいにさ
74:名無しさん@ピンキー
08/10/25 12:47:07 98PsMMOw
全裸の切っちゃんにエプロン着させて胸そらさせて、
肛門弄って可愛いテント張らせたい
75:名無しさん@ピンキー
08/10/25 12:56:05 Vj/yZ9Hn
>>73
ソレ下手すると全裸以上にキツくないか? 画的に考えて
76:名無しさん@ピンキー
08/10/25 23:17:04 o1D6r6aj
A、剥き出しだけど皆慣れた
B、葉っぱ一枚
C、ファウルカップ
D、ビキニパンツ
E、ふんどし
F、体毛
G、常時音速超過で目視不可能
77:名無しさん@ピンキー
08/10/25 23:40:16 RdgJm4Ds
I、普段は縮んでて見えない
78:名無しさん@ピンキー
08/10/25 23:51:38 grL5sJ4j
Hはどこ行ったんだw
J、・―見なかった事にしよう。
79:名無しさん@ピンキー
08/10/26 00:31:58 7AWrwWUJ
実は女衆は全員イトケンにより貫通済みなんじゃなかろうか。だってインキュバスだし、何もない方がおかしいわけで……生身ではやってないにしても絶対に一度は淫夢の中で……
80:名無しさん@ピンキー
08/10/26 00:39:25 ILax+kXF
なんか、インキュバスって男に取り付く夢魔かと勘違いしそうな
描写がそこかしこにあったような気が・・・。
実際は女の人孕ませちゃうんだよね。
81:名無しさん@ピンキー
08/10/26 00:40:52 S7enQgYy
しかし賢姉なら・・・賢姉ならなんとかしてくれる・・・!
82:名無しさん@ピンキー
08/10/26 00:42:48 QkMvtlLP
>>79
インキュバスってさー、夢の中で自由に姿を変えられるんだよな
……後は分かるな?
83:名無しさん@ピンキー
08/10/26 10:43:36 9mpi3BFU
>>79
アサマチとかハイディあたりの夢の中に突入するものの
既にすげえ淫夢だったので退散するイトケンを幻視した
84:名無しさん@ピンキー
08/10/26 10:53:11 uhXcrvr0
>>82
インキュバスもサキュバスも同じ存在って介錯もあったよーな、気が。
>>83
○ゴの夢の中に入ったものの自分総受けで泣いて逃げたイトケンを言詞した
85:名無しさん@ピンキー
08/10/26 13:56:07 E+okp7rQ
>>82
つまり、全てはイトケンの夢の中と
86: ◆BmR1A62tUc
08/10/26 14:20:26 onADmIlw
前回『・―続きは明日』とか書いたくせに延びまくってスミマセン。
午後七時くらいに流れ見て続き投下します。例によってガチ百合注意。
87:名無しさん@ピンキー
08/10/26 14:33:19 uhXcrvr0
>>86
午後というと何故か8時に集合するか射手座で9時にDON'T BE LATEな曲とか思い出すんですが思考が明後日トンでますよね
88:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:09:48 onADmIlw
さて二代の前を洗おうという段になって、正純はまたしても疑問を持ってしまった。
……こういう時って、どこから洗えばいいんだ?
背中を流す時は、上から下へ何も考えずにやればいい。単純明快だ。
しかし体の前面は、大まかにパーツ分けすれば胸・腹・腰だ。
自分と違い豊かに膨らんだ胸。腹筋が目立たない程度に引き締まった腹。肉付きの良さそうな腰回り。
体を洗うという正当な理由があるのに、どこから手をつけるのにも罪悪感を覚えてしまう。
なので正純は選択を保留して、まずは腕を洗おうと考えた。
そうするために二代の手を取ると、
「あっ……」
「え!? ど、どうかしたか!?」
二代のこぼした一言に、正純は激しく慌てふためく。それに釣られたのか二代も慌てて、
「いや、何でも無いで御座るよ! ……同じだな、と思っただけで御座る」
言うと、二代は顔を横に向けたまま片腕を伸ばした。
……“同じ”って何のことだ?
幼いころ、母に体を洗ってもらった時を思い出しでもしたのだろうか。
それなら微笑ましい話だな、と正純は思って、二代の腕を擦り始めた。
視線はなるべく腕に集中させて、余計な物が目に入らないようにする。胸とか、腹の下とか。
「…………」
「…………」
会話が途切れ、肌の上を手拭いが滑る音だけが風呂場に響く。
肩口まで洗い終わり、逆の腕を、と思って正純が顔を上げると、
目を閉じて唇を固く結んだ二代の顔が目に入った。
89:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:11:10 onADmIlw
「なあ、二代」
彼女の表情が自然なものではないと正純は思って、
「お前の方が頼んだのにこう言うのも変だけど、……嫌ならやめようか?」
「へっ!? いや、拙者けっして嫌がってなど御座らぬ!」
「でも顔が明らかに緊張してたぞ。あのさ、何か私にやらせる理由があるのか?」
「まっ正純は拙者の体を洗うのが嫌と申すか!?」
慌てた様子で声を上げる二代に、正純は不審の念を強くして、
「質問に質問を返すな。そもそも、怪我でもないのにいい年した女が他人に体洗わせるか?」
「怪我でなくても、……理由はあるで御座る」
「それは―」
何だ、と聞こうとした正純だが、声を出す前に二代の変化に気がついた。
顔が赤いのは相変わらずだが、目にうっすら光るものが浮かんでいる。
……まさか、泣かした!? 私が二代をか!?
推測される現実に、正純は内心パニックになりかける。
ついさっき何でも相談に乗ると宣言しておいて、このていたらくは如何なものか。
どうすれば良い? 正純は考える。視線を二代から外すと、小さく息を吸ってから、
「……ごめん。問い詰めるような言い方して」
言うと、二代の反応を待たずにさっき洗っていたのと逆の手をとった。
二代の腕を伸ばさせると、手拭いを擦りつける。雑にならないように気をつけながら。
「頼み聞くって言ったくせに、話が違ったよな。ちゃんと、やるからさ」
「正純……」
一度は納得したはずなのに、疑念を持ってしまった。そのことを正純は、ただ悪いと思う。
二代の様子に違和感があるのは事実だが、それを原因に自分が怒るのは筋違いだろう。
気にしない気にしない。正純は改めて心の中で唱えると、二代の腕を擦った。
それほど時間はかからずに、手拭いが肩に至る。しかし正純は、今度は手を止めなかった。
二代の肩を空いた左手で掴むと、鎖骨のあたりに手拭いを滑らせる。
「あっ―」
戸惑いを含んだ声が二代の口からこぼれ落ちるが、正純は気にすることなく手を動かす。
首筋から顎下を擦る際に二代がわずかにうめいたが、やはり正純は気にしない。
そして二代の、年齢相応に成長した胸に目を落とす。
90:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:13:08 onADmIlw
「…………」
「あ、ま、正純? その、あまり見られると―んっ!」
膨らみの上面部に、腕の時より若干力の入った手拭いが押し付けられた。
「………………」
「―ん、くっ―」
茶碗の外側を拭くかのような手付きで、胸の外側を擦る。手拭いを持ち替えて、反対側も。
力に応じて形が変わる様を見ていると、正純は内心黒いものが生まれるのを感じる。
「……………………」
「正純、もう少し優しく――きゃつ!」
胸の中央、谷間の部分に手を突っ込むと、両側から弾力が伝わってきた。無視して手を上下させる。
二代が何か言っているようだが、正純はそれも無視して両胸の内側部分を擦り上げた。
勢いをそのままに、膨らみの下側部分も洗浄開始。持ち上げるように手拭いを動かす。
擬音表現すると『たぷたぷ』かなぁそれとも『ぽよぽよ』とか『ぷにゅぷにゅ』かなぁ。
どうしてやわらかさの表現ってパ行音が共通してるんだ? と正純は頭の片隅で思った。
思いながらも手は止めない。
「あの、正純、胸はもう結構で御座るから―」
……あ、もういいのか。それじゃ最後に……
「―くっ、うあぁっ!」
仕上げとばかりに正純は、手をつけていなかった先端部に手拭いを当て上下させる。
微妙な硬さを感じながらも、それを押し潰すように擦る。反対側も同じようにした。
……次は、順番からして腹あたりか?
そう思った正純だが、しかし急に動けなくなった。
原因は、二代が倒れ込むように抱きついてきたからだ。
「ぅわっ! おい二代、大丈夫か!?」
二代の行動を疑問に思う前に、彼女の体の熱を正純は感じた。
湯船に浸かったわけでもないのに、体温が高く、呼吸も荒い。
正純はわずかに焦って、
「二代、やっぱり調子悪かったのか? 体を流すだけにして、早く上がった方が―」
「―違うで御座る」
91:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:14:20 onADmIlw
正純の言葉を否定すると、二代は一つの動きを見せた。
ただ正純に体を預けるのではなく、背中に手を回して力を込める。
相手の肩に顎を乗せて、体を密着させる動き。
抱き寄せる、という二代のとった行動に、正純は本日何度目かの混乱を覚えた。
「二代? あの、その、―な、何だ?」
言ってから、正純は後悔する。
……“何だ”って、それこそ何だ? もっと良い言葉は無いのか私!?
「正純」
自分の耳元から聞こえてくる言葉に、正純はドキリとする。
「拙者、そなたに黙っていたことが御座る。
体が熱いのは風呂に入る前からで、その原因も、……おおよそ理解しているので御座る。
ただ、熱を鎮めるすべを知らず、正純に聞くのもはばかられて……」
二代の声は震えている。告白の恥ずかしさか、あるいは別の感情がそうさせるのか。
正純は、自分も二代の背に手を回して、ポンポンと軽く叩く。
「話すも話さないも、好きにすればいい。でも、言ってくれれば何か案は出せるかもしれない」
「Jud.、心遣い感謝いたす。……実は今日、喜美殿に会って、」
―喜美。つまりは葵姉。その名前を聞いて、正純は一瞬不安を覚えた。
「“女の魅力”について教授願えないかと、頼んだので御座る。
“武蔵”でも武芸一辺倒で、拙者に成長はあるのか。私を負かした相手からなら、何か学べるだろうか、と。
喜美殿は快諾されて、それで私は、学校の体育倉庫に連れて行かれて―」
……いや、女の魅力と体育倉庫がどう繋がるんだ?
「―体を、その、色々と触られて……」
「ちょっと待て二代!」
正純は二代の肩を掴んで、体を無理矢理離させた。そして正面から視線を合わせる。
二代は、正純の強い反応に困惑している様子だった。
聞きにくいけど、聞かなければならない。正純はそう思う。
けれども、言葉が上手く出てこない。正純は迷いながらも口を開き、
「触られたってのは、あー、……関係を迫られたのか?」
喜美にとって性別は問題になるのだろうか、と正純は想像する。
普段の言動やエロ信仰のことを考えると、正直見境い無しでも違和感は無いかなと思った。
92:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:16:00 onADmIlw
「……関係、とは?」
二代は、正純の言葉の意図を掴みかねているらしい。
……あまり、直接的な言い方はしたくないんだけどなぁ……。
「だから、肉体関係、要求されたのかって……」
さすがに目を見ては言えず、正純は顔を横に向けて言った。
しかし二代は、いまだに得心しかねるという風で、
「肉体の関係と言えば、その通りで御座る。正純、何が言いたいので御座るか?」
……まさか二代、そっち方面の知識皆無なのか?
正純は、そらしていた目をもう一度二代に向けて、
「……葵姉に具体的に何をされたのか、聞いてもいいか?」
「ええとだな、……胸を触られて、腹や脚とか撫で回されて、首や耳を舐められた。
上手く言えぬが、あれは今まで感じたことのない不思議な感覚で御座った」
感想までは求めてない、と正純は頭を抱えたくなる。
「体が妙に熱くなって、頭がぼーっとして何も考えられなくなって……。
ところが喜美殿が急に切り上げて、帰ってしまわれた。
それからずっと、体の内側がくすぶっているようで、一向に鎮まらなかったので御座る」
……要約すると、一方的に火を点けられて、放置されたら消しようがなかった、と。
話を聞いて思った疑問を、正純はためらいがちに口にする。
「二代は、ええと、あの……自慰はしないのか?」
「? じい、とは?」
「……そこからか……」
正直ここまで知識皆無とは思っていなかった。小学生じゃあるまいし。
運動は欲求不満を解消させるという説があるが、二代はその典型なのだろうか?
二日に一回はしてしまう自分が、とても恥ずかしい生物のように正純は思った。
だからといって、二代をこのままにしておいて良いとは考えられない。
葵姉以外にも変人が多数巣食う三年梅組で日々を送るなら、誰に何を吹き込まれてもおかしくない。
……それならば、いっそ私が教えた方が良さそうだよな。
少なくとも葵姉のように、中途半端で放置して困らせたりはしない。気持ちがよく解るし。
「―二代、性教育は受けているよな?」
93:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:17:26 onADmIlw
「なっ!? ……ま、まあ一応は……」
いきなり何を言うで御座るか、と戸惑いながら二代が言う。
そうか、と正純は頷いて、
「知っていると思うが、性行為は快楽を伴う。子孫を作りやすくせるための人体の仕組みだな。
その快楽を得るために、自ら擬似的な性行為をすることを“自慰”という。
快楽を得るためだけではなく、相手不在の人間の性欲発散という意味合いもある。それでだな、」
落ち着いて聞けよ、と正純は前置きして、
「擬似的な性行為は、一人で行うものとは限らず、また快楽目的なら相手が異性である必要も無いわけだ。
だから、葵姉がお前にやったことは、……つまりそういうことだ」
「……えっ、あぁ、……うぁ、わ、私は……」
すっかり茹でダコと化した二代は、正純の言葉を理解すると、
自分が何をされたか、そして正純に何を告白したのか、やっと自覚したようだった。
その反応を見て、正純は溜め息を一つ落として、
「落ち着くんだ二代。何か悪いことをしたわけではないし、これからは自分でするようにすれば問題無いだろう」
「自分でと申すと……」
「葵姉に騙されたりしないで、そういう気分になったときに、自分で、だな……」
指示語が多い会話だなぁ、と正純は頭の片隅で思う。
「しかし正純、具体的にはどのようにすればいいので御座るか?」
「それは、……方法も、快楽を感じるところも、個人差があるから……」
……まさか、この場で実演するわけにはいかないし。
言葉で説明こそしたが、最後の一線は踏み越えないでいたい。そう正純は思う。
しかしそれを知ってか知らずか、二代は、
「……正純、拙者に自慰の手ほどきをしてくれぬか? 拙者が自分で何をしようと、もはや体が鎮まるか解らぬ……」
「馬鹿なこと言うなっ。自分の性行為を他人に見られたら、恥ずかしいってもんじゃ済まないぞ!」
「拙者はっ!」
二代は強く言葉を出し、目をまっすぐ正純に向けて、
「拙者は、正純にだったら何をされようと構わないで御座る! どれだけ恥ずかしくても、そっちの方が良いで御座るっ!」
94:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:19:15 onADmIlw
……二代、お前……。
二代がどういう気持ちでいるのか、正確なところが正純に解るわけはない。
それでも、並々ならぬ感情でもって言ってきたのは伝わった。
だから、正純が最初に得た感情は驚きで、次が困惑だった。
「どうして、私なんかにそんな……」
「正純が、正純だからで御座る。拙者は所詮、戦いのことしか考えられぬ女。
でも正純は、そんな私のことを気にかけて御座った。今も、三河の時も……」
「それは―」
―三河では、比較対象にされたお前につらく当たることすら出来ないほど、私が臆病だっただけで……
「今も正純は、拙者の悩みを真剣に取り除こうとしてくれたではないか。
だから、今しばらく、拙者のことを考えてほしい……」
二代の言葉には誤解も混じっている。そう正純は思うが、
……たとえ誤解であっても、二代にとっては真実なんだよな……。
彼女の真実を壊すことに意味は無い。だから正純は、
「二代……」
一旦は離していた手を、再び二代の背に回した。互いの体が、顔が近づく。
「―Jud.。今はただ、お前のことだけを考えるよ」
言うと正純は、そっと二代の頬に口付けた。
「正純、忝のう御座る…………んっ」
正純の右手が、二代の背筋をなぞるように下へと移動していた。
途中で手は前面に回り、密着していた二人の体の間に割り込む。
そのまま正純は、二代の太ももの間に手を入れる。
「正純、くすぐったいで御座るよ……」
ゆっくりと太ももの内側を撫で、抵抗や緊張が無いのを感じると、
「―ぅわっ!」
「逃げるな、二代」
脚の付け根のさらに奥に触れると、驚いた二代が腰を引いた。
引いた分だけ正純は、自分の体を近づかせて、左手で二代の腰を抱え込む。
二代がこれ以上下がれないようにしてから、改めて正純は指を動かした。
「―んっ! ぁ、あぁっ!」
入り口の周りを指の腹で撫でるだけで、二代は声を上げた。正純の首に回した腕に、力が入る。
「二代、熱いな。ずっとこうだったのか?」
正純の問いに、二代は頷きを返した。
「……私が胸洗ってやった時、興奮したか?」
「っ、それは――くぅっ!!」
話しながら、ゆっくりと中指を二代の中に挿し入れた。
第一関節まで入れただけで、強く締め付けられるのを正純は感じる。
「二代は、こういうことされるの初めてなんだろ?」
「さっきから、そう言って御座る……」
「なら、もっと楽しまないとダメだぞ。力抜いてな」
「そう、言われても、―ふあぁっ!!」
95:高嶺への道程 step4 ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:20:45 onADmIlw
指を奥に進めずとも、その場で動かすだけで、二代は強く反応する。
上下左右に、ほぐすように動かしていると、締め付けの他にぬめりも感じ始めた。
「んぅっ、は、ぁ……正純……」
狭い風呂場に二代の嬌声が響く。それをBGMに、正純は手を動かし続けた。
「―二代、気持ち良いか?」
「Jud.、でも、拙者、おかしくなりそうでっ……うぅっ……」
「そういうものだから安心しろ。大丈夫だからな、二代」
「正純っ、ぅぁ、あっ―ぁぁあああっ!!」
ひときわ大きい声と共に、二代は体を震わせた。
正純を抱き締める腕に力が入って、―そして、脱力する。
もたれかかってきた二代を支えながら、正純は指をゆっくり抜いて、言った。
「……声、意外とすごかったな……」
「…………不覚で御座った……」
正純に体を流してもらった二代は、今は湯船の中にいる。
湯船に二人同時は窮屈なので、正純は改めて体を洗っていた。
……風呂だってのに、汗かいちゃったしなぁ……。
と、肩まで浸かって顔だけ出している二代が、正純に声をかけた。
「……正純、その、……無茶な申し出を受けさせてしまい、申し訳無いで御座る」
聞いて、正純は苦笑すると、
「お前が謝ることじゃないよ。それよりも―」
「む、何で御座るか?」
「―いや、やっぱりなんでもない」
……二代“に”してもらうのは、また次の楽しみにしよう……。
静かになった風呂場には、水音だけが響いていた。
96: ◆BmR1A62tUc
08/10/26 20:26:50 onADmIlw
「投下予告なんて、もう絶対にしないよ」
(奇跡的に投下を終えたエロパロ書きの言葉)
大変長らくお待たせしました。これにて『高嶺への道程』、第一部完です。
ひとまずホライゾン再読の旅に出て、ミリ東への愛をはぐくみ直したいと思います。
読んでくれた人達ありがとう。
97:名無しさん@ピンキー
08/10/26 20:51:11 uNDPWkSk
百合百合しいな!
GJ!
98:名無しさん@ピンキー
08/10/26 21:30:08 PxjT8OK/
かわいいなぁ二代
GJでした
99:名無しさん@ピンキー
08/10/27 00:24:18 sOJWc6kj
読みながら悶えつつ、クネクネしてたのは俺だけじゃない筈
100:名無しさん@ピンキー
08/10/27 00:26:34 bq7BnQKo
二代の無知さよりも、むしろセージュンが二日に一回もしてたことにびっくりだ!
GJ!
101:名無しさん@ピンキー
08/10/27 10:20:19 ZkRk/ncs
>二日に一回
俺もそこに超反応した。
ともあれGJ!
>インキュバスイトケン君
むしろ武蔵内の女性陣はもっと積極的に淫夢を利用していると考えてはどうか
色々シミュレーションするには最適だと思うのだが
102:名無しさん@ピンキー
08/10/27 10:52:09 Bk6BabaT
>>101
こう、ホライゾン一筋なトーリとせめて夢の中だけでも……なミトナットーですねわかります
103:名無しさん@ピンキー
08/10/27 13:18:40 ZkRk/ncs
>>102
そのシチュは前髪担当のベルさんでも巨乳幼馴染み巫女属性のアサマチでも
マサさん曰く「トーリの告白がうまくいったら一番ダメージくらう」らしい賢姉でも
OKな気がするが上手く言葉にできない
104:名無しさん@ピンキー
08/10/27 15:37:02 meLQkLt8
んー、夢魔って夢魔本人か夢に化けて出るんだったよな
つまり、姿は変われどそれはイトケン……!?
105:名無しさん@ピンキー
08/10/27 22:24:02 YBR+4OlU
淫夢薬(製作:ゴっちゃんガっちゃん アドバイザー:イトケン 販売:シロ&オゲ)
シロジロ「……で、今日は誰が?」
ハイディ「んーとね、アサマチが『奉納用ですからね!? 喜美の契約先に!!』って買ってった」
シロジロ「明らかに自分用だな」
ハイディ「そだね。あと、ミトが『庶民の文化を知るのも騎士の務めですのよ?』って」
シロジロ「明らかに一般庶民の文化とは違うがな」
ハイディ「そうだねぇ」
106:名無しさん@ピンキー
08/10/27 22:34:50 Bk6BabaT
>>104
「怪しい者ではありません! 淫靡な総長兼インキュバスの葵・トーリと申します!」
こんなかんじ? かんじ?
107:名無しさん@ピンキー
08/10/27 22:39:20 maQAeBgb
>>106
「やあ皆様昨夜はお楽しみでしたねえ(ツヤツヤ)」
こうかもしれんぞ
108:名無しさん@ピンキー
08/10/27 23:48:47 2LCftnii
朝、家のドアを開けると可愛い女の子が立っていた。
「やあ爽やかな朝だね! 僕は後輩の女子だよ! いきなりだけど点蔵先輩、好きです!」
点蔵は泣きながら飛び起きた。
109:名無しさん@ピンキー
08/10/28 00:48:13 YOIvTL2M
>>108
口調そのままはらめぇ―!! そりゃ点蔵も泣くわ。
……あれ? なんでインキュバスが点蔵の夢に?
a.実は点蔵は拙者っ子。ほら顔見えないし!
b.イトケンはウホッ。現実は非情である。
c.実は点蔵がウホッ。告白玉砕やエロゲはカムフラージュである。
110:名無しさん@ピンキー
08/10/28 03:36:56 oxeJK8BC
>>109
待て、開き直れない彼は素では拙者と言えないんだぞ? たまに言ってるけど。
だがしかしエロゲを嗜む忍者っ子。閨術の訓練かね、た、たまらん!
111:名無しさん@ピンキー
08/10/28 07:44:43 NEBkZAkD
TS……だと……?
新しい…価値観!
と思ったけどもうとっくに通り過ぎた道でしたね
112:名無しさん@ピンキー
08/10/28 08:08:33 sGdRL1es
ホライゾンでTS……トーリを女体化……百合ハーレム……素晴らしいね!?
あとガッちゃんゴッちゃん男の娘化とか、やべえ、ネタ帳に火がついちまったぞ……!
113:名無しさん@ピンキー
08/10/28 08:44:05 zvqZUdPN
ふと気づいた。
ネイト×トーリ
ネイトーリ
ネトーリ
寝取ーり
つまりッ! ネイト×トーリはホライゾンからのNTRだったんだよーッ!!
114:名無しさん@ピンキー
08/10/28 09:01:56 dfGGVi4s
そこでホライゾンの"嫉妬"が大爆発ですね?
しっとのこころはー!
115:名無しさん@ピンキー
08/10/28 11:05:24 Yw0NAcCs
そのマスクをホライゾンに被せちゃらめえー!
116:名無しさん@ピンキー
08/10/28 18:41:14 7qEv/5ku
>>105
そのネタもらったァァァッ!!
……ってか、もらって良いですかよ?
出来れば今日中、書ききれなかったら明日辺りにちょいと投下しようかと
117:名無しさん@ピンキー
08/10/28 20:04:42 R5ZYSbN+
期待して献納中。
118:名無しさん@ピンキー
08/10/28 20:49:52 wsonJvWu
>>116
期待してます。
ネイトのトーリに対する無防備っぷりは、無意識の内にトーリに甘えたがっているに違いない!(犬的な意味で)
119:名無しさん@ピンキー
08/10/28 20:52:28 dfGGVi4s
>>118
・・・喉とかお腹とかなでたら喜ぶのかなあとか思ってしまった
鎖ブチ込む直前「待て!」が聞こえて条件反射で硬直するネイトを言詞したっつか、それ狼じゃなくて犬ー
120:105
08/10/28 21:07:39 YOIvTL2M
>>116
こんなネタでよければいくらでも貰ってやってください。
シチュネタとか短文会話は思いつくんだけど、なかなか長くかけないもんだし。
エロパロの一端として扱われるなら、ありがたいってもんです。
121:名無しさん@ピンキー
08/10/28 22:43:40 1yK5GyKl
>>119
トーリに犬扱いされて悔しいっ! でも感じ(ryなネイト……!?
122:名無しさん@ピンキー
08/10/29 00:01:08 YOIvTL2M
>>121
>犬扱いされて悔しいっ! でも感じ(ry
つまり、ネイトは八号さんの遺伝詞を継いでいたんだよ!!
123:名無しさん@ピンキー
08/10/29 00:49:06 mwOMXRk1
しかしネイトさん、あきらかに自分から犬ファッションしてる件
犬耳に見えるリボンとか首輪とか
トーリに頭撫でられてた場面とか、もし尻尾があったらブンブン振り回してただろうなぁ
124:名無しさん@ピンキー
08/10/29 01:08:41 lgDMshmG
誘いウケとな
125:116
08/10/29 01:39:03 16yVpyKD
ということで、予告してた淫夢薬ネタ投下ー
126:それはまさに夢のような
08/10/29 01:39:52 16yVpyKD
手の中には、小さな小瓶が一つ。
その小瓶には全裸のインキュバスがこちらに微笑みを投げかけていて、横にはまるべ屋のロゴが刻まれている。
それをじっと目を落として、ミトツダイラは思った。
……勢いで買ったのはいいのですけど、これは……。
どう考えても、デザインが怪しすぎた。
ここは実家の自室で、教導院帰りの今は自分以外誰もいない。
だからまあ、誰にも見られる心配はないのだが、どうにも落ち着かない。
……良く考えたら買った時点で人生ドロップアウトな気もしますわね……。
ミトツダイラは、ベッドに横向きに腰掛けたまま、小瓶を半回転させて、裏の説明書きを見た。
そこには、こう書かれている。
「製品名、『淫夢(ユメ)は見れたかよ?』……名称”淫夢薬”」
そして、
「監修:伊藤・健児」
聞いた話によると、イトケンの監修の元、マルガとマルゴットによって作られた薬らしい。
ちなみに、効果は女性限定だ。
用途はまあ、あの二人のことだから想像するに難くないが、問題はそこからだった。
何をどう間違えたのか分からないが、シロジロとハイディの二人がいつの間にか製品化し、売り出したのだ。
派手な広告は打たれなかったが、しかしその効果は女子同士のネットワークによって静かに広まっていく。
そして先日、その噂がミトツダイラに届いたのだ。
情報提供者の某ズドン系巫女曰く、
『最高に気持ち良い』、『癖になる』、『翌朝の虚脱感がヤバイ』とのことだが、
……どう考えても麻薬の使用感ですわよね。
後は、なにやら小説のネタになる、とか言っていたような気もするが、何のことだか分からないので放置。
ミトツダイラは、再び説明書きに目を移す。
「使用方法:睡眠直前に本品を服用し、その後相手を一人だけ想いながら睡眠をとって下さい」
そうすれば、その人とあんなことやこんなことやそんなことだってキャー! ……と続く。
ミトツダイラが一番に思い浮かべたのはトーリだった。
そしてそのまましばらく妄想に耽る。
口元をだらしなく歪ませながら無言の時間は続き、
「……かはっ」
血液的な何かを吐き出しながら我に返った。
……な、何を考えてるんですの私は……っ!
ベッドに倒れこんでごろごろとのた打ち回る。
銀色の髪が布団やら何やらと絡み合い、糸を引き、まさにミトナットー。
あー、とか、うー、とかうめきながら、ようやく起き上がったときには、髪がとんでもないことになっていた。
……これはよろしくないですわね。
ベッドから立ち上がって、手に握ったままだった薬を机の上に置いた。
……とりあえず、コレは保留にしましょう。
そう思い、さてこれから何をしようか、と考えをめぐらせたとき、
「おーい、ネイト、いるかぁー?」
玄関の方から、トーリの声がした。
まずい、とそう思った。
理由として、第一に、今は髪がヤバイ。
第二に、薬が机の上に置きっぱなしだ。
第三に、まださっきの妄想が抜けきっていない。
まずミトツダイラは思い切り首を振って、第三に対する応急処置を図った。
が、
「……あ」
第一の方が音速超過で悪化していた。
……これは本格的にまずい……。
とりあえず髪は一旦置いておいて、薬を最速で引き出しにぶち込んだ。
次いで髪の応急処置に入る。しかし、
……あまり待たせておくわけにもいきませんし。
できる限り早く終わらせようとして、髪の方に目をやった瞬間、
「あー、ここにいたのかー」
馬鹿がやってきた。
127:それはまさに夢のような
08/10/29 01:40:28 16yVpyKD
「ばっ、ちょっ、女性の部屋に勝手に入ってくるなんて、一体どういう了見ですの!?」
声を上げるが、馬鹿は悪びれもせずに、
「おーネイトー、なんか髪型変わってんなー。あれかー? イメチェンかー?」
「そんなんじゃありません! 全く、誰のせいだと―」
半ば叫びながらトーリに近寄り、そこで、ミトツダイラは気が付いた。
「って、顔赤いですわよ? どうしたんですの?」
彼の顔を見ると、いつもの微笑の上に、確かな朱が乗っている。
……そういえば、声もいつもより間延びして―。
「いやー、ちょっとさっきから身体が熱くてなー」
トーリは、頭の後ろをぽりぽりと掻きながら平然と言う。
「どう見ても病人ですわよ! なんでこんな所に来ているんですの!?」
すると彼はこちらの目を見て、
「……ネイトに逢いたかったんだよ」
「―ッ!?」
こちらにもたれかかってきた。
一目見ただけだと抱きつかれているように見えなくもないだろうが、すこし状況が違う。
……身体に力が無い。
トーリは、身体から力を抜いて、体重をすべてこちらに預けてきている。
密着した彼の身体は、風呂上りかと思うほど熱い。
その熱さに、ミトツダイラはまず不安の感情を得た。
……本当に、病人じゃありませんの……。
心の底でもう少しこうしていたいと主張するもう一人の自分を、全力で殴り飛ばした。
トーリの息は熱く、速く、荒い。
「ちょっと、いいですわね?」
言って、彼を自分から引き剥がしつつ、脇の下に手を入れた。
うー、とか声がするが、気にせず、ベッドまで連れて行こうとして、
「―あ」
ミトツダイラは、トーリの制服の胸ポケットに見覚えのある小瓶を発見した。
ポケットから頭から三分の一程度はみ出しているそれは、間違いなく『例の薬』だった。
すると、トーリもそれに気づいたらしく、
「あー、これな。さっき家でコレ飲んだら身体が熱くなってなー」
そして、
「無性にネイトに逢いたくなった」
う、とミトツダイラは息を詰まらせる。
じわり、と顔が熱くなるのが分かった。
……そんなストレートに言われたら、流石に困りますわよ……。
だが、当座の問題はそれではない。
「コホン、あー、えっと、総長?」
「んー?」
「確かその薬、女性専用という話でしたけど……。聞いてませんでしたの?」
するとトーリはさもなんでもないことのように、
「ああ―、知ってるよ」
はあ? と首を傾げると、トーリは続けて、
「なんかさー、コレ飲んで寝るとエロい夢見れるらしいじゃん? で、そんな夢のテクノロジーが女性専用。
分かる? 使えるのは女だけなの。それを聞いたとき俺は思ったね―女性専用? 知ったことか」
……ああ駄目だこいつ馬鹿だ。
「それでまあジェンダーフリーと3回唱えて飲んだんだよ。するとコレだ。まさか男が飲むとこんな効果があるなんてな。
……って、ネイトこの薬知ってたのか。使ったことある?」
「い、いいえ、そのようなもの、私には基本的に必要ありませんもの」
……嘘は言ってない嘘は言ってない―!
すると、トーリはこちらから身を離し、両の脚で直立した。
「そうか、しかし、アレだな。確かこの薬の効果って、『寝る前に想っていた人とエロいことが出来る』ってんだよな?」
こちらに問うてくるトーリの顔には、赤みはあっても、ついさっきまでの力の抜けた様子は無い。
「ええと、まあ、多分、聞いた話ではそうだったかと。……それより、もう身体は大丈夫なんですの?」
うん、とトーリは一つ頷いて、
「ネイトに逢ったらなんか落ち着いた。で、ついさっき薬を飲んだらネイトに逢いたくなったわけだけどさ。これってさ―」
もしかして、
「俺、ネイトのこと好きなんじゃねえかなあ」
128:それはまさに夢のような
08/10/29 01:41:12 16yVpyKD
気づいた時には既にベッドに押し倒されていた。
自分の上に覆いかぶさるようにトーリがいて、身体の後ろにはベッド。
未だに状況を把握できずに彼の顔を見ると、彼はこちらに微笑みを投げてくる。
……その顔は反則ですわよ。
見ると、文句を言う気が一瞬にしてしぼんでしまう。
けれど、何か言わなければ、と口をもごもごと動かしていると、
「なあネイト」
トーリの方から言葉が来た。
「嫌だったら言ってくれな」
そして、背中に手を回される。完全に抱きしめられる格好だ。
トーリの頭がこちらの肩の上に載っている。
ミトツダイラは体が硬直するのを感じるが、ほのかに漂ってくる彼の匂いに、段々と力が抜け落ちていった。
無意識的に上がっていた両手が、パタンとベッドに落ちる。
「あ、あの、総長……」
知らず言葉を紡ぐと、トーリが顔を上げた。
「どうした? 嫌だったら止めるよ、俺、ネイトを悲しませたいわけじゃないから」
その言葉で、何か留め金のようなものが外れ落ちた。
……まったく、こんなときだけ男らしいんですから。
ふふ、と笑みが漏れるのを、ミトツダイラはもはや止めようともしない。
「いいえ、私は……」
ミトツダイラは、軽く首を振ると、
「――」
彼にそっと口付けた。
それから先は、あっという間だった。
浅い口付けは、互いの口内を愛撫するような深いものへと変わり、やがてトーリの唇はこちらの首筋を通って、胸元までたどり着いた。
そこで彼はこちらの身体から唇を離して、身体をなぞる役目をその両手に代える。
ゆっくりと、彼の手が胸に当てられた。
だがそれは、あくまで優しく、こちらを気遣っているのが簡単に分かるくらいの動きだ。
だから、ミトツダイラは言った。
「あ、あの、総長……?」
「ん、どうした」
彼は手を止めてこちらを見る。
「そんな、私に気を使わなくて結構ですから、貴方の好きになさって構いませんのよ?」
言いたいことは伝わっただろうか。
トーリが、無言で頷いたのをミトツダイラは見る。
そして手の動きが加速した。
服の上から揉み、撫でられ、押されて、
「―っあ」
思わず声が漏れる。
はしたない、と思い、手で口を押さえようとするが、
「んんっ!?」
それより先に、トーリの唇が割り込んできた。
口をふさがれたまま、胸への刺激は止まることが無い。
感じるのは、胸の快感と、彼の匂いと、張り裂けそうな鼓動のみ。
ようやく彼が唇を離したときには、すでに息は上がりきっていた。
荒い息をついて、トーリの方を見ると、彼は既に手を止めていた。
そしてこちらを見て、
「ネイト。……いいか?」
意味はすぐ分かった。
返事として、頷きを一つ。
129:それはまさに夢のような
08/10/29 01:41:45 16yVpyKD
トーリは、手間取ることも無くミトツダイラの服を全て取り払った。
……もう少し手こずると思ったんですけれど。
ミトツダイラは、トーリの前に、生まれたままの姿でいた。
不思議と羞恥は無く、ただ、嬉しいという気持ちが心中の大半を占めていた。
さらけ出された胸へと降りてくる彼の唇に、ミトツダイラは身体を委ねる。
先端に軽く触れられた。
「っ」
そのままついばむ様にして先端を刺激した後、円を書くように、山裾を下っていく。
先ほどの手と同じような動きだが、直に伝わる刺激は、
……比べ物に、ならない……!
自然に漏れ出す吐息に、艶のある声が乗る。
しばらくそうやって触られているうちに、ミトツダイラは、脚の間に湿りの感覚を得た。
なんとなく心地が悪くて、脚をすり合わせるように動かす。
と、それに気づいたのか、トーリの手がそこに急行してきた。
「あっ……ん」
入り口の部分で指を往復させて、湿りを指に絡ませると、
「濡れてるな……ネイト、気持ちよかったか?」
指を動かしたまま、トーリが身もふたも無いことを聞いてきた。
が、ミトツダイラにはすでに余裕が無い。
「ええ、……んっ、良い、ですわよ……だから」
だから、
「続けて……」
言うと、トーリは唇を動かした。
胸から離れて、脇を通り、臍を撫でて、そして、
「んんっ!」
“そこ”にたどり着いた。
そして、深い場所をざらりと舌で拭う。
ミトツダイラは、脚の間に感じる熱さと彼の存在に、段々と高まっていく。
もはや、上がる声を止める術はなかった。
「んっ、……はっ、ああっ! ……あっ!」
乱れる髪も、口の端から流れる唾液も気にしていられない。
ミトツダイラは、自分の限界が近いことを悟った。
「ああっ! ……総長、そう、ちょう……」
最後に、搾り出すように、
「好き……」
言った直後、トーリが芯を甘噛みしてきた。
それによって限界を迎えたミトツダイラは、絶頂の声とともに意識を失った。
その、暗闇へと落ちる刹那。
微かに、しかし確かに、一つの声が届いた。
それはトーリの声で、
「……俺も好きだよ、ネイト」
と、そう聞こえた。
―という夢を見た。
「――」
枕元には、空になった小瓶が一つ転がっている。
むっくりと起き上がったミトツダイラは、それを手にとって、ぼそりと呟いた。
「……もう一つ買いましょうか」
130:116
08/10/29 01:42:40 16yVpyKD
以上、お粗末さまでした。
夢オチ最高! 書き易いことこの上ないぜ!
しかしエロは難しい……。苦手だ
ところで、気付け用に買ってきた暴君が食べ切れんのですけどー
誰かかわりに食べてー
131:名無しさん@ピンキー
08/10/29 02:10:57 jzbR0n6P
GJ! おお、ブラボー!
寸止め機能の発案者と実装にあたったのが誰なのか、それが問題だ。
ズドン系巫女のテスト&フィードバックによって
更なるエロ夢ストーリーラインの飛躍(劇症化)が期待できそうだ。
132:名無しさん@ピンキー
08/10/29 09:06:21 DUDri2N8
超GJ!
そーいえばネイト殿で思いついたんで御座るけど、腕力強いとこう、抱きしめた時に思わず力込めすぎてトーリ潰しかけちゃってそれに反省した犬っ娘殿が両手を縛って使えないようにしてからおねだりするというのも……イイ! イイで御座るな!!
133:名無しさん@ピンキー
08/10/29 09:11:19 71TK2hrY
>>130
これは非常にいいSSだと判断できます
デレデレなネイトいいよ~
話は変わるんだが、終わクロのディアナ先生の6下での発言って
1,セックスは知っているがそれが子作りの手段とは知らない
2,そもそもセックスのことすら知らない
3,ただの冗談
のうちのどれだろ
134:名無しさん@ピンキー
08/10/29 09:24:42 6WbJucOw
>>132
暴れないように拘束を希望した上で野外プレイとな?
それなんて健速乙
>>133
4,本気でからかってる
135:名無しさん@ピンキー
08/10/29 11:28:29 oqzepD1y
>>130
乙&GJ!
そういやSSとしては意外にもネイト初登場。素晴らしい。
ネイトといいアサマチといいオゲちゃんといいネシンバラといい、梅組にはムッツリが多いな。
136:名無しさん@ピンキー
08/10/29 12:13:42 mhs4LVZY
ネシンバラむっつり描写なんてあったっけ…?
137:名無しさん@ピンキー
08/10/29 12:46:14 BZsaWtYj
オゲちゃんは既にオープンの域に達している気ががが
父さんはナルゼにムッツリ扱いされてたけど真相は不明だな
今後相手キャラができればあるいは
138:名無しさん@ピンキー
08/10/29 21:53:41 oqzepD1y
>>131
>寸止め機能
その可能性は二つある!
1.ガっちゃんゴっちゃんは器具など邪道!指と舌!だから挿入非対応。
2.実はイトケンは童貞だから本番非対応。
童貞インキュバスって、なんか嫌な語感だな。
139:名無しさん@ピンキー
08/10/29 22:23:32 zQRBgQHm
>>138
本番編(R元服)と前戯編を分けて販売し、更に儲けようとするシロ君の策略
という第三の可能性を…
おや、誰か来たようだ
140:名無しさん@ピンキー
08/10/30 00:21:17 MmQCS0Nc
ふとホライゾンのショタキャラにについて思いをはせてみた。切ちゃん的な意味で。
有力候補は東かネシンバラだけど、東にはミリアムがいるのに対してネシンバラはフリーなのがポイントだな。
ガっちゃんゴっちゃんや賢姉に弄ばれるのは原作でもあったから、
ここは一つ直政とかどうだろう。身長差とかよさげな感じが。
141:名無しさん@ピンキー
08/10/30 00:24:54 TRIWztO6
>>139
買えば買うほど内容の密度とまロどが上がってくんだろ多分
しかし、夢落ち良いよなぁ……もうトーリの直接的な好意がホライゾン以外に向く……!!
142:名無しさん@ピンキー
08/10/30 00:32:56 bYWsSfyU
>>139
それなんて俺つば
143:名無しさん@ピンキー
08/10/30 01:38:35 ZVhHztw/
>>140
ホライゾンSS作成のため意識して避けていたが名前を目にしたらもう抑えきれない。
ちょっと切ちゃんSS書いてくる!!
144:名無しさん@ピンキー
08/10/30 10:05:39 fY9TUd8V
せんせー、アサマチのエロを書こうと思ったけど、あの娘は原作の時点でナチュラルエロスすぎてどうやっても劣化してしまうために上手くかけませーん
145:名無しさん@ピンキー
08/10/30 11:12:00 EQl+sX+K
>>144
こう、かも醸し出す雰囲気がエロすぎなんですねわかります
146:名無しさん@ピンキー
08/10/30 12:42:24 MmQCS0Nc
>>144
逆に考えるんだ。
自分が書くアサマチのエロさに応じて、まだ見ぬ二巻のアサマチがエロくなると考えるんだ。
147:名無しさん@ピンキー
08/10/30 13:08:20 OLkd4Egs
>>144
そーいうときは原作と別のベクトルに持ってけばいいんじゃないか?
もしくはシチュエーションにこだわってみるのも一つの手かと
パッと具体的なシチュが思いつかないのがアレだが……
こう、エロ小説を目の前で音読して羞恥プレイとk
ズドン
148:名無しさん@ピンキー
08/10/30 13:32:50 4LpNYHAT
>>147
あの自作小説を消息筋からGETして校内放送でトーリが音読とか、多分致死レベルの羞恥プレイだと思いますがどうか
149:名無しさん@ピンキー
08/10/30 14:40:55 EQl+sX+K
>>148
でもアレ内容はトーリ×ホライゾンだよね。
新しい、価値観……!
150:名無しさん@ピンキー
08/10/30 14:47:28 MmQCS0Nc
>>148
あのエロ小説さぁ、ポケットにしまい直してるんだよ。P696参照。
で、武蔵に戻ったら青雷亭で居眠りで静かにしといてやろうムードじゃん。絶対まだ持ってるって。
エロパロ的には、梅組面子の間を小説が渡り歩く感じとか面白そう。
ガっちゃんゴっちゃんが参考にしたり、東が拾ってミリアムに見られたり、
姉ちゃんがアサマチおどしたり、二代が正純に判らないところ聞いたり。
人数分だけシチュ浮かんで楽しいなぁ!
151:名無しさん@ピンキー
08/10/30 14:48:14 Ob4LpnR+
アサマチの出番を増やすために少し考えてみた。
全部「……というところまで書いて、我に返った」というアサマチライティングオチにすれば……!
某所の保守オチみたく。
152:名無しさん@ピンキー
08/10/30 15:17:14 4LpNYHAT
>>150
つまり、各人に渡るたびにどんどん脚色というか追加されて逆竜頭蛇尾というか竜頭●尾となるのか!
で、最後セージュンの手に渡ってセージュンが意味で言うソリティアをおや何ですかこの光
153:名無しさん@ピンキー
08/10/30 15:54:24 63wqjMbo
いや、最後は5倍で買い取られて出版だろう
ここまできたらアサマチのキャラはもう軌道修正不可能だな……!
154:名無しさん@ピンキー
08/10/30 15:58:50 p4V6a0Q7
>>153
解説はネシンバラか
155:名無しさん@ピンキー
08/10/30 17:29:03 FE/oJkkI
>>153
「私がして欲しいこと」
著:浅間・智
解説:ネシンバラ・トゥーサン
出版:仏蘭西書院
156:名無しさん@ピンキー
08/10/30 17:50:15 4LpNYHAT
>>155
販売は武蔵商工会だな・・・
157:名無しさん@ピンキー
08/10/30 21:27:56 pwkH0Ky9
勢いに任せたら前編が書きあがったので投下
てなわけで佐山×切ちゃんSSなのでショタ嫌いの方はNGで回避推奨
158:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~前編~
08/10/30 21:31:00 pwkH0Ky9
「……佐山君」
自分の名前を呼ぶ声に、佐山・御言は振り返る。
「おはよう、新庄君。よく眠れたかい?」
時刻は朝の八時を過ぎたところ。普段の生活リズムならば、起床には遅すぎる時間帯なのだが、
……昨夜はだいぶ無理をさせてしまったからね。
佐山の脳裏に昨夜の新庄の姿が寸分違わず浮かび上がる。
全身に熱を帯び、一心不乱に佐山の名前を叫びながら、嫌々とかぶりを振るように体を揺らす新庄。
……素直になった新庄君はまロいの概念をどこまでも淫らに染め上げてくれるのだね!
感じているのを知られたくない。でも、それも含めて自分の全てをこの人に知ってほしい。
そんな矛盾した願いを反映した、新庄の口から漏れる喘ぎは佐山の情欲をどこまでも誘って離さない。
……うむ、素晴らしきかな矛盾許容概念、ビバLow-G!
このGの事象全てに感謝しながら、幻視した新庄と目の前の新庄を重ね合わせようとし、
「……なっ!?」
しかし、両者は一つの存在になることができず、佐山は混乱する。
時間帯で考えれば今の新庄は切の状態であり、昨夜の運のときとは性別が違う。
それが原因なのかと疑ったのも一瞬のこと。
……そのような瑣末事で新庄君に対する認識がズレるはずがない…!
だとすれば、おかしくなったのは自分か。
新庄君とは何か、自分自身に問う。
……世界の誰よりもまロい尻神様に他ならない!
よし、私はおかしくない。世界中の誰よりも真理を見据えている。
……となれば、やはりおかしいのは新庄君か。
心の中で最大限の謝罪を述べながら、幻視した新庄の姿を脳裏から消し、目の前の新庄をまっすぐ見つめる。
そして気づいた。新庄の表情が歪んでいることに。
159:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~前編~
08/10/30 21:33:00 pwkH0Ky9
「新庄、君?」
「…………」
最初に自分の名前を呼んだきり、新庄は何もしゃべらなかった。
視線もわずかに横に避けられ、その目じりにはうっすらと涙が溜まっている。
だが、その顔に浮かんでいるのは悲しみではない。戸惑い、困惑―そして怯えだ。
今の新庄の表情を表すちょうどいい表現方法があるはずなのだが、目の前の急展開にうまく頭が回らない。
だが、一つだけ、確実に認識できることがあった。
……今の新庄君の表情は殺人的なまでに嗜虐心を刺激してくれる……!!
「い、いったい誰が新庄君にこんな表情を!?けしからん、非常にけしからんね!!
今すぐにでもその輩に怒鳴りつけてやりたいよ!!よくやった!!!」
グッと握りこぶしまで作って宣誓するが、新庄からの反応は一切無い。
……いつもの照れ隠しなセメント反応がないというのは悲しいものだね。
さて、どうしたものかと考え込んだ矢先、新庄が一つの動きを示した。
それは、下げていた腕を肩の高さまでゆっくりと挙げ、佐山に向けるというものだ。
自然と視線は挙げられた腕の先、手へと向かう。
新庄の手はあるモノを摘んでいた。それは白色の布状のもので、伸縮性があるのか小さく縮まっており、
……ま、まさか!?
それが何か、すぐに理解できなかったのは「ありえない」という思い込みが邪魔をしたからだ。
だが、思い込みは確かなる現実によって砕かれる。それはどう見ても
……新庄君の下着ではないか!?
間違いない。昨夜、自分で脱ぐからと恥ずかしがる新庄から、脱がせたことすら認識させぬまま頂戴したショーツそのものだ。
後始末を終えてから、再び新庄がそのショーツを身に着けたことを、その時の弾力溢れる尻の動きと一緒に佐山は記憶していた。
そして、新庄が起床してから下着を取り替えるような気配など微塵も無かった。
情報を統合する。つまり、新庄が現在身に着けている、膝下まで届くぶかぶかYシャツの内側は、
……は、はいてない、だと!?
佐山メーターが限界を超えて上昇し続けていく。
今すぐにでも抱きついて尻を含めた全てを堪能したかったが、新庄がなぜこのような行動に出たのか、それが心に引っかかりブレーキをかける。
差し出された下着、まごうことなき裸Yシャツ、そして思いつめたような涙交じりの新庄の表情。
ばらばらになっていたパズルが構築され、そして佐山は思い至る。
これは新庄君考案の新手のプレイなのではないか、と。
160:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~前編~
08/10/30 21:33:57 pwkH0Ky9
……となれば、私は今試されているのだね!?新庄君に!!
体言止めで現状況を確認しながら、新庄君の要求に応えるために全佐山脳細胞をフル回転させる。
……こちらに差し出されている以上、この新庄君の下着が全ての鍵となるはず…!
逆に言えば、これの対処方法を誤った時点で新庄の要求に応えられないことになる。
……初見でノーコンティニュークリアを強制するとは、やるね新庄君!
ではどうするか。選択肢は豊富だ。受け取る、匂いをかぐ、味わう、かぶる、拝み奉るetc...
……くっ、難問だね!?
これほどの緊張感を覚えたのは全竜交渉以来のことだ。
もしや、この緊張感すらもプレイの一環なのだろうか。
だとしたら、自分の今の心境を新庄に伝えるべきだと佐山は考え、とりあえず体をクネクネと揺らしてみた。
「………」
相変わらず視線を避けたままの新庄の表情に、侮蔑の色が混じったように見えたのは気のせいだろう。
ともあれ、この緊張感を存分に味わいながらも、迅速に行動を選択せねばならない。
タイムリミットは提示されていないが、悩むことで新庄との蜜月の時間が削られていくのは世界規模の損失だ。
……新庄君、私に勇気を!!
意を決して、佐山は行動に出た。
差し出された下着を、新庄と共に支えるようにその端を摘む。
脱ぎたてなのだろう。摘んだ指先から、ほんわりと暖かな熱が伝わってくる。
……し、新庄君の間接体温!!
咄嗟に生み出した言葉の甘美な響きとあわせ、二重の感動に打ち震える佐山。
はたして、佐山の行動に応えるかのように新庄の指が下着から離れていく。
だが、それだけだった。
下着を掲げる前の姿勢に戻ると、やはり無言を貫いたまま、動く気配は見えない。
161:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~前編~
08/10/30 21:35:15 pwkH0Ky9
……ふ、ふふ、さすが新庄君。難易度はベリーハードの上を行くね!?
体を歓喜にくねらせながら、渡された下着に込められた新庄の真意を推測していく。
そういえば、今日は起きてから何も食べていない。
……もしや、これが今日の朝食か!?
瞬間、これを与えてくださった目の前の尻神様に手を合わせようとし、しかし下着によって手がふさがれているため、その行動は中断される。
食事の前には手を合わせる。基本だ。新庄がそれをおろそかにするとは考えられない。ということは、
……手を合わせられないこの状況において、この下着が朝食であるということはありえない!
完璧なまでの理論展開だ。非を唱えるものなど誰もいないだろう。
と、再び下着に意識を集中させた佐山はあることに気がついた。
……なんだか重いね?
ずっしりと、とまではいかないが、記憶の中にあるものよりも明らかに重量感がある。
はて、と疑問に思いながらよく観察してみると、ほどなくしてその原因が見つかった。
渡されたショーツの内側、白濁色で粘性のある塊がべっとりと付着している。
……なるほど、そういうことか。
積み上げられていた数々の疑問が全て氷解し、張り詰めていた空気が溶けていく。
同時に、先ほどは思いつくことができなかった、今の新庄の表情を表す最適な表現方法に思い至る。
……親に怒られるときの子供の顔、か。
こちらが気づいたことを察したのか、新庄は視線をそらすのを止め、まっすぐに佐山を見上げた。
顔を振り上げたためか、目じりに溜まっていた涙が、頬をつたって流れていく。
佐山は黙って新庄の背中に手を当て、自分の方に抱き寄せた。
「佐山、くん…、ボク、ボク……っ!」
胸に顔を埋め、体を震わせながら嗚咽を漏らす新庄。
佐山は背中に当てた手で、落ち着かせるようにゆっくりさすりながら口を開く。
「大丈夫。大丈夫だとも、新庄君。これは悪いことではないのだよ。
むしろ、切君の体が正常に働いていることの証明でもあるのだから」
だから、
「君が落ち着くまで、ずっと私はこうしていよう。
そして、落ち着いたら全て教えてあげるよ。
君の不安を取り除くためにも、私達の今後のためにも、ね」
162:名無しさん@ピンキー
08/10/30 21:41:12 pwkH0Ky9
『構図だけ見るとお涙頂戴の感動シーンなんだが、やってること見ると変質者だな』
『それより何で生理現象が重犯罪みたいな位置づけなんだよ』
というわけでネタがネタなので普通の人はドン引きでしょうが
純情少年なら避けて通ることのできないネタなのでやっちまいました
ほぼエロオンリーな後編は近いうちに
163:名無しさん@ピンキー
08/10/30 22:00:00 MmQCS0Nc
>>162
アンタ、いい趣味してるじゃねえか……!
百合でもBLでもバッチコイな自分としては望むところでゲルゲ。
164:名無しさん@ピンキー
08/10/30 22:11:34 4LpNYHAT
な、なんなんですかこの流れは!?
先生物申しますからね!
―物申したので続きに期待してますから
165:名無しさん@ピンキー
08/10/30 22:39:56 /e7mxqJ3
>>162
GJ!
いや俺BLとかショタとか基本苦手なんだけど、なぜか切っちゃんは大丈夫なんだよなあ
やっぱり半分は女ってのが効いてるのかな
166:名無しさん@ピンキー
08/10/30 22:45:00 0fUtBhlr
>>162
心配すんな。
正直レズもホモも大嫌いな俺だけどよ、アンタの書くこれは間違いなくいい感じだ。
167:名無しさん@ピンキー
08/10/30 23:08:44 EQl+sX+K
>>162
GJ!
無問題ですな私的には
BLとかホモとかは苦手ですが切っちゃんはバッチコイな俺はなんか矛盾してます?
168:名無しさん@ピンキー
08/10/31 02:36:12 sHRr4FZ+
お、おまえら!
最後だけ見て「イイハナシダナー」とか騙されるな。ここは「佐山変態すぐるwww」とか、爆笑する場面だろう?
朝食バロスwwww
169:名無しさん@ピンキー
08/10/31 11:57:07 488xtYEh
むしろここまで佐山を再現できる作者の脳は治療が必要なレベルw
ともあれ俺もホモ苦手ですが普通に楽しめましたよGJ!
170:名無しさん@ピンキー
08/10/31 16:48:19 gviyoaJV
>難易度はベリーハードの上を行くね!?
まさにエクストリーム佐山
171:名無しさん@ピンキー
08/10/31 17:50:30 If/CkAxa
>>170
ベリーハードの上はインフェルノだろう……
で、最終的には不可能男に
172:名無しさん@ピンキー
08/10/31 17:53:21 oVmDuhxz
EDF!EDF!
173:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:18:57 cqUY/kR9
最終的には
死 ぬ が よ い
となるわけだ。
174:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:36:02 oVmDuhxz
インポッシブルの上で洗濯機か・・・
175:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:50:42 vaWfULwk
>>173
緋蜂は嫌ぁー・・・
176:名無しさん@ピンキー
08/10/31 20:12:00 vSBduc85
>>174
トーリの上でネイトが…?
177:名無しさん@ピンキー
08/10/31 20:18:11 vaWfULwk
>>176
M(ミトツダイラ)I(インポッシブル)ですかとか考えてしまった俺の脳を誰か思い信じて打撃してください
178:名無しさん@ピンキー
08/10/31 22:13:08 mMlwLDK2
>>177
いやいやMIで脳内瞬間妄想した上に騎乗iとかドギースタイルとか考えてしまった俺こそ思い信じて斬撃してください
179:名無しさん@ピンキー
08/10/31 22:17:23 vaWfULwk
ドギースタイルって、ギャラリーマジ引きのバカップルって意味じゃあありませんよ・・・、ね?
180:名無しさん@ピンキー
08/10/31 22:26:18 0cIwWppO
犬のように、ケダモノのよーに、後ろから
181:名無しさん@ピンキー
08/10/31 22:28:10 MOv8DkHC
通りがかりの発言で失礼。
エロパロでも、本スレ(でいいのかな?)でも
発言のテンションが、同じくらい弾けたテンションなのに吹いたw
川上ファンの一体感は凄まじ過ぎ。
182:名無しさん@ピンキー
08/10/31 22:52:50 mMlwLDK2
……ドギースタイルって普通は言わないの?
俺なんか別時空……ッ!
183:名無しさん@ピンキー
08/10/31 23:01:35 lD+llqAL
四つん這い後背位って解釈でいいんですかね?>>ドギースタイル
184:名無しさん@ピンキー
08/11/01 00:48:12 jEZIpFRm
そーいや、
以前此処でディアナエロ書いたんだった、俺。
部屋片付けてて出て来ちまったよ。
どーすっかな・・・?
書きかけで投稿して、改めて書き上げた物投下するつもりだったけど・・・。
185:名無しさん@ピンキー
08/11/01 01:01:17 tUUqH4o9
>>183
おkおk、あと確か騎乗iはロデオスタイルとかいうんだったかな
……まあ、なんというか、書いてて興奮してくる我が身がうらめしいね?
186:名無しさん@ピンキー
08/11/01 01:51:04 3kD+co0X
>>181
違いはSS投下できるかぐらいな気が
187:名無しさん@ピンキー
08/11/01 02:00:09 pfb0RKur
>>184
ディアナ先生はクロニクルで一番好きだったので読んでみたいですな
188:名無しさん@ピンキー
08/11/01 19:32:03 KKjEBO1V
>>177
いや、冷静に考えろ。
MIがミトツダイラ・インポッシブルだとすると、
つまり…… 挟 め な
[文字はここで途切れている]
189:名無しさん@ピンキー
08/11/01 19:41:59 /o6vjr4X
>>161の続き投下~
エー、重ねて注意しますが切ちゃんネタなのでショタネタです
男同士の入れたり入れられたりの描写含みますよ?
作者は7巻ラストのワンピース切ちゃんの下着が
ブリーフだと妄想しただけで興奮する極度の男の娘スキーですよ?
これを読んだことで気分を害されても何の責任ももてませんのでOKな方だけどうぞ
190:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:44:27 /o6vjr4X
「むせい?」
新庄は、佐山が発した聞きなれない単語を鸚鵡返しに口にした。
あの後、新庄が一通り泣き散らして落ち着くと、ゆっくり話をするために二人は場所を移した。
行き先はベッドの上だ。まず佐山が部屋の壁を背にして座り、重なるように新庄が佐山の上に座って背中を預ける。
自分の身体全体を佐山が包み込んでくれるようなこの体勢は、新庄のお気に入りだった。
顔を合わせづらいのが難点だが、涙でぐしゃぐしゃになった顔を見られたくなかったので、今回はむしろそれが利点となった。
もっとも、自分がどんな顔をしていても佐山は受け入れてくれるだろう。そんな、確信に近い思いもあるのだが。
……こんなこと考えるのは自惚れなのかな?
ううん、違うよね、とすぐに否定すると、微笑を浮かべながら背後の佐山へ体重をかける。
「そうだよ。体内に溜まった精液を睡眠時に放出する男性特有の生理現象だ。
多かれ少なかれ、男性の大半は経験することで、何も悪いことではないのだよ」
「佐山君も、したことあるの?」
「セクシャルな質問をまたサラッと尋ねるね、新庄君」
「あ、ご、ごめんね、佐山君」
謝る新庄に、いや、と首を横に振る佐山。
「構わないよ。未知の体験をしたとき、それを他人の体験と比較検証するのは大事なことだ。
自分の体験だけでは、それが正常か否かの判断をつけるのは難しいからね。
先ほどまでの新庄君もそうだったのだろう?」
問われ、数秒ほど迷った後、小さくうなずく新庄。
「起きてそれに気づいたときはね、運のアレが始まったのかと思ったの。
でも、意識がはっきりしてくると今の自分が切の身体だってわかって、
パンツの中を汚しているのも、その……」
どうしてもその先が言いづらく、口ごもりながらちらりと背後の佐山の様子を伺う。
……うわぁ、めっちゃ期待されてるよぉ……。
逃げ場が無いことを悟り、観念した様子で一度大きく深呼吸をすると、
「せ、精液、だったから……」
「うむ、よく報告してくれたね」
満足げに新庄の頭をなでる佐山。
羞恥に顔を真っ赤に染めながらも、佐山に褒められるのを嬉しく思ってしまう自分もいて、
……ボクって思ったよりも単純なのかなあ?
心の中で苦笑しながら言葉を続ける。
191:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:47:04 /o6vjr4X
「最初はね、佐山君の悪戯かと思ったんだよ?」
「……それは少々落ち込んでしまう話だね」
トーンダウンした佐山の声に、さっきの仕返しだよ、と口の中でつぶやく。
「うん。でも、いくら佐山君でも、こんな悪質な悪戯をするはずが無いってすぐに気づいたんだ。
それに、あの夢の中でも出しちゃったときの感覚があった、し……」
言葉の半ば、ピタリと新庄の動きが止まる。
……えと、ひょっとして今言わなくていいことまで言っちゃった、ボク?
嫌な汗が背中を流れていく。不味い、非常に不味い。
何が不味いって背後に佐山がいるというこの状況が最悪であり、つまり根本的に手詰まりだ。
「夢か、夢ね。そうだ、知ってるかい、新庄君?」
「な、何をかな、佐山君……」
「夢精時に多くの者は夢を見るのだそうだよ。
それはそれは、とても口には出せないようなエッチな夢をね」
「へ、へぇ、そうなんだ、ボク知らなカタヨー……」
「ふふふ、カタコトで必死にごまかそうとする新庄君も可愛いよ」
「じゃ、じゃあ、可愛いボクを立てて見逃してくれないかなー、なんて」
「あぁ、構わないよ」
「そ、そうだよねぇ、佐山君が諦めるはず……って、ええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」
思わず背後を振り返りながら絶叫を上げる新庄。
「いったいどうしちゃったの、佐山君!?
病気!?ねぇ、病気なの!?それとも偽者!?
まさか、ボクの知らないところで異世界から来た勇者に佐山時空を封印されたとか……」
「ひどい言われようだね。
愛しの新庄君を困らせるようなことを、この私がすると思うかい?」
「日常的に困らされてるから驚いてるんだよっ!!」
「では、根掘り葉掘り尋ねてもいいのだね!?
なに、細かなところは忘れているかもしれないが、そこは私の煩悩の赴くままにまロく補完するので問題は無い。
あぁ、これもまた一つの共同作業だね、素晴らしい!!」
「うわ佐山時空復活させちゃったよボク!?」
正面に向き直り頭を抱える新庄。
と、なんの前触れもなしに、背後から伸びた腕が新庄を包み込んだ。
背中を預けていた佐山の上半身もわずかながら前に倒され、結果として二人の体の密着度が高まった。
192:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:47:58 /o6vjr4X
「さ、佐山君……?」
「―すまなかったね、新庄君」
耳元で囁かれた先ほどまでとは異なる落ち着いた佐山の声に、ドクンと鼓動が高鳴る。
「知識として事前に教えてあげなかったのは完全に私のミスだ。
切君の体が機能するなら、当然予想してしかるべき事態だったのにね」
「佐山君……」
「怖かったかい?」
反射的にそれを否定しようとして、しかし、よく考えてから首を縦に振る新庄。
「怖かったよ―うん、凄くね。
やっぱり、ボクの身体は普通じゃなかったのかなって、そう思ったから。
佐山君が今まで確かめてくれたものが、全部消えていっちゃいそうで怖かったの」
そのときのことを思い出し、目に熱いものがこみ上げ、体が震えそうになる。
だが、佐山が抱き寄せる力を強めたことで、それらは静められた。
「大丈夫だよ、新庄君。
今まで確かめてきたことに何一つ偽りがなかったことを、この佐山・観言が保障しよう。
もちろん、これから確かめていくことも含めて、ね」
「佐山君……」
自分を抱きしめる佐山の腕に、新庄は自分の手を重ね、そっと瞳を閉じる。
閉じた際に溢れた涙がこぼれていったが、それに続くものは何も無かった。
193:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:49:19 /o6vjr4X
そのまましばらく、二人だけの静かな時間が流れていったが、
「新庄君」
その沈黙を破ったのは佐山の方からだった。
「物足りないと、そう思っていないかい?」
「………っ」
瞬間、新庄の顔が耳まで真っ赤になる。
言葉にせずとも、それで答えを得たとばかりに動き出す佐山。
抱きしめていた腕を解くと、太ももや脇腹などきわどい部分をシャツの上から焦らすように撫でる。
「あん、やっ……さ、佐山君、今は朝だよ?」
「そうだね。新庄君の大好きな特撮ヒーローものはもう終わってしまったようだが―」
それがどうかしたのかね、と平然と尋ね返されると二の句を告げなくなる。
「今までは切君と運君が均等になるように確かめてきたが、
男女差による性欲の差異を考慮に入れなかったのは間違いだったかもしれないね。
災い転じてなんとやらだ。溜まっていたものは全部出してしまおうか」
それに、と佐山は続け、
「新庄君も期待していたのだろう?」
「えと……それって三流悪役のベタな台詞だよね?」
「しかし、真実を述べているのなら世界最高の悪役に相応しい台詞だとは思わないかね?」
問われても返答はせず、ただ首だけを横に回すと、
「………んっ」
当然のように唇が重ねられた。
194:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:50:49 /o6vjr4X
シャツのボタンが一つ一つはずされていく。
下着は脱いでいたため、前をはだけただけで何もつけてない裸体がさらけ出された。
外見だけならば女の子に見られてもおかしくない容姿だが、ここまでくると疑念の余地は無い。
それを雄弁に語る股間のものは、夢精時の精液に濡れた状態で小さく縮こまっていた。
「身体、洗った方が良かったかな」
「なに、ローション代わりにちょうどいいよ」
佐山の左手がそれに添えられる。
親指と人差し指で胴回りを一周する輪が作られ、根本からゆっくり先端へと移動していく。
「……っ」
外側の佐山の指の感触と共に、内側でも動きがあり、新庄はその身を小さく震わせる。
尿道に残っていた精液が圧迫されて押し出されているのだ。
手で作られた輪がその行程を終えると、アサガオの蕾のような皮被りの先端から白濁色の液体がドロリと垂れ落ちた。
それを佐山は手ですくい、確かめるように指先で遊ばせる。
「ふむ、色、粘り気、共に濃いね。これは相当我慢をさせてしまっていたようだ」
「さ、佐山君。目の前で冷静に分析されると凄く恥ずかしいんだけど……」
「大丈夫、じきに快楽しか感じられなくなるよ」
「また、そういう安っぽい官能小説みたいな台詞を……ん、あっ!」
佐山の手が、今度はしっかりと新庄のペニスを掴む。
力強さは感じられるが、決して痛くは無い絶妙な力加減を保ちながら上下運動が開始された。
往復するたびにニチャニチャと粘着質な水音が奏でられる。精液がペニスと手の間でかき混ぜられる音だ。
鼻にツンと来る性臭を放つそれが、自分が出したものであるという事実が新庄を倒錯した興奮に誘った。
下半身に血液が集中し、佐山の手の中で膨張していくのがやけにリアルに感じ取れる。
「ふふ、新庄君もだいぶ欲張りになってきたね」
言われて気がつく。手の上下運動にあわせ、わずかながら腰を突きあげる動作をしていることを。
「うっ…、あっあぁ……、佐山君、ボク、ボク……ッ」
止められない。それがどんなに淫らな行動なのか、わかっているのに。
意志の力に逆らうほど、身体はペニスへの刺激を求め、腰を突き動かす。
昨夜、女性である運として佐山と交わったばかりの新庄だからこそ、恐怖を覚えるほどに実感できた。
溜め込まれた男性の性欲が、いかに貪欲であるかを。そして、
「………っ!!」
一際高く腰が突きあげられた瞬間、新庄のペニスの先端から精液が迸った。
195:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:52:19 /o6vjr4X
「―くん、新庄君?」
自分を呼ぶ佐山の声に、新庄は我に帰った。
軽く気を失っていたのだろうか。頭を振って意識をはっきりさせる。
「大丈夫かい、新庄君?」
「……うん、平気。ちょっと驚いただけだから」
シーツの上に溜まっている自分の射精した証を見て、ぶるりと身体を振るわせる新庄。
「男の子って、大変なんだね……」
「妙に貫禄のある台詞を言うね、新庄君」
「ん、自分の中に、あんな自分がいるなんて思わなかったから」
「男は誰しも獣だよ。もちろん、切君もね」
「なんだか複雑だなぁ……」
容姿や男性である佐山に惹かれたことから、どちらかと言えば自分は女性寄りなのかな、という思いが新庄にはあった。
もちろん、男性である自分を否定するわけではない。
だが、あんなにも男性に特化した部分があるというのは少しショックだった。
「佐山君も……って、聞くまでも無いよね」
振り向くと、なぜか自慢げに胸をそらした佐山の姿があった。
なんだか無性に気にくわなかったので、ポカポカとその胸板を叩く。
あらかた気が済むと、そのまま佐山に抱きついた。胸がない分、正面からは切の方が密着度は上だ。
「ただし、興奮していないときに限り、だね」
「ううぅ……」
佐山を近くに感じたからか、射精して萎えていた股間のものが、硬度を取り戻して佐山のお腹に当たっていた。
恥ずかしいやら情けないやらで消沈する新庄。
「もう一度抜いたほうがいいかい?」
尋ねる佐山に、新庄は首を横に振り、
「今度は、こっちで……」
頬を赤らめながら、佐山の手をとって自分のお尻へと導いた。
196:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~後編~
08/11/01 19:54:36 /o6vjr4X
弾力のある尻肉が左右に割られ、剥き出しとなった肛門の窄まりに佐山のモノが当てられた。
「行くよ、新庄君」
「うん―来て、佐山君」
過去何度も経験があり、前戯を念入りに済ませたとはいえ、あくまでそこは排泄のための器官だ。
拭いきれない不安から、佐山の肩を握る手に力がこもる。
「………っ、んんぅっ!!」
先端が、内部へと侵入していく。
負担をかけないようにゆっくりとだが、先へ進めば進むほど肉傘の直径は大きくなり、それだけの拡張を要求してくる。
「…………っ!!」
途方も無い圧迫感が新庄を襲う。隙を見つけては大きく息を吐き出して、ごまかしごまかし呑み込んでいく。
初めてのときはこの苦しみが永遠に続くのかと途中で泣き出したが、ゴールがわかっていれば我慢も強くなる。そして、
「……全部入ったよ、新庄君」
佐山の言葉にうなずきを返す新庄。
圧迫感は依然として強いが、一山超えたことで、笑顔を作るぐらいの余裕はできた。
片手でお腹を撫でる。自分の中に佐山が入っているという実感は、何にも変えがたい喜びだった。
そして喜びは、大切な人と分かち合えるからこそ価値がある。
「ボクは、もう、大丈夫……っ、だから、んっ、動いていい、よ」
……我ながら演技が下手だなぁ。
こんな状況なのに心の中で思わず苦笑してしまう自分がいる。
……もっと上手ければ佐山君に心配をかけなくて済むのかな?
今度は心の中では抑えきれず、口元にまで笑みが浮かぶ。
佐山・観言を騙し通せる人なんて世界中を探してもいやしないのに、と。
「新庄君……」
心配そうに声をかける佐山だったが、新庄の望みを無駄にするようなことはしなかった。
ゆっくりとだが、新庄の中で佐山のものが上下に動き始める。
「あっ、はっ……、あんっ、佐山、君っ」
新庄の声に愉悦が混ざる。
苦痛が消え去ることは無いが、佐山のためになるならば、それすらもいとおしく感じた。
「あぅ、あぁんっ……はぁっ、気持ちいい、よぉ……」
自らも腰を振って乱れる。少しひねるだけで与えられる刺激はまったく別のものに変わる。
感情の高ぶりが涙となって顔を汚すのもかまわず、新庄はただひたすら佐山を求めた。
「くっ…、新庄君…っ!」
佐山の声が、限界に近いことを告げる。だが、新庄は腰の動きを止めなかった。
射精直前の余裕の無さは身をもって知っている。だからこそ、最後の最後まで佐山を感じたかった。
「あん、はぁんっ……佐山君、好きぃ……ひゃうっ、大好き、だよぉ…っ!!」
「………っ!!」
直後、佐山の精液が新庄の中を満たした。
197:切ちゃん、初体験に困惑するの巻~エピローグ~
08/11/01 19:57:10 /o6vjr4X
「ふにゃあぁ~~……」
後始末を終えると、新庄は力尽きるようにベッドに仰向けで倒れこんだ。
体力の限界だった。あの後、汚れを落とすために二人でシャワーを浴びていたのだが、
気がついたときには第3ラウンドが始まっており、浴室備え付けの鏡を真っ白に染めたのだった。
「立ったままするなんて初めてだったなぁ……」
そのときのことを思い出し、にへらー、とだらしない笑みが口元に浮かぶ。
どうせ時間がたって冷静になったら恥ずかしくなるのだ。今ぐらいは淫堕な幸福感に浸っていたい。
そういえば朝食も取ってないが、疲労=睡魔>食欲の関係が成り立っていたので起き上がる気にもならない。
なにせ、夢精も合わせれば計3回も射精したのだ。昨夜の運のも合わせれば絶頂に達した回数は片手じゃ足りなくなる。
「赤ちゃんできちゃうかも……」
まだ佐山の熱が残ったままのお腹をいとおしそうにさすり、
「えへへぇ、佐山君大好きぃ……」
素面では絶対口にできないようなことをつぶやくと瞳が閉じられ、ほどなくしてかすかな寝息が聞こえてきた。
このときみた夢の内容は、少なくともエッチなものではなかったらしい。
198:名無しさん@ピンキー
08/11/01 20:01:45 /o6vjr4X
以上です。思ったよりもショタ苦手な人が多かったので焦りましたが
よくよく考えると本編以上のことはしていないという川上作品の恐ろしさ
○合わせネタとかもやりたかったですが自重しました
次回作のネタは決まっているのでゆっくりと書き上げていこうかと
あ、変わらず切ちゃん関連のネタですので、他の人の投下プリーズ
たくさんのレスありがとうございました
199:名無しさん@ピンキー
08/11/01 20:05:45 AVDReqjU
また濃厚だね、素晴らしい!
200:名無しさん@ピンキー
08/11/01 20:58:07 tUUqH4o9
さ、さすがの俺もほんのちょっぴり甘引きしてしまった――わけが無い!! GJだぎゃあああ!
201:名無しさん@ピンキー
08/11/01 21:26:57 CLYni8ek
・・・・・あのさ、夢精って無茶苦茶気持ちいい気がするよね。後処理大変だけど
202:名無しさん@ピンキー
08/11/01 23:34:43 A8w9wl3J
>>198
貴作品を読んで、下品なんですが……フフ……“勃起”しちゃいましてね……。
しかし、佐山・御言だ。そこだけは残念でならない。
>>201
トーリの夢精が賢姉にバレたで御座るの巻。
203:名無しさん@ピンキー
08/11/01 23:41:06 tUUqH4o9
>>202
書け書くんだってか書いて下さいお願いします
204:202
08/11/02 00:13:20 Iv+2FYnu
姉と弟が全てを無防備に、さらけ出しあった日から数年後―
「……愚弟? こんな時間に何やってんの?」
武蔵一、笑みでエロ会話をなめらかに交わす関係になった経緯とは―
「姉ちゃん、そんなの汚ぇって! なんで触んだよ!?」
体が大人になった弟に、姉はどう接したのか―
「フフフ愚弟、姉に恥じいる隠し事なんて許されないわ。―全部さらけ出しなさい!」
境界線上のホライゾンエロパロSS『トーリの夢精が賢姉にバレたで御座るの巻』近日公開!?
や、ぶっちゃけ俺じゃない誰かが書いてくれてm(ズドン
205:名無しさん@ピンキー
08/11/02 01:04:41 dLEEBN0D
>>198
見事にキャラトレース出来てるな、GJ。
>>202
あー、俺も賢姉×トーリが見てえ。
一日奴隷券の人ー!
早く帰ってきてくれー!
206:名無しさん@ピンキー
08/11/02 01:15:27 yjN2E0xY
>>184
さて、今日は何曜日でしょうか!
207:名無しさん@ピンキー
08/11/02 03:45:59 jEsluVZ2
>>202
あ、あれぇ!?
ちゃんと本編確認して書いたのに誤字ってるよ!?
うあー、指摘㌧です
208:名無しさん@ピンキー
08/11/02 11:42:01 0GBZTQeD
>>204
>姉と弟が全てを無防備に、さらけ出しあった
間違ってはないよな、間違ってはw
209:アチョー
08/11/03 07:01:21 H+Yd1ZfZ
おやお呼びですか?
ウケなかったかなぁと思い自重してたのですが、需要あるかな?ならば投下しときますね。
何度も言いますが御目汚しの描写カットセルフトーク作品ですので風景等は皆様の妄想力フル活用でお願い致します。―以上。
210:アチョー
08/11/03 07:03:06 H+Yd1ZfZ
武蔵アリアダスト学院、校舎前。
「あ、喜美に総長。おはようございます」
「おう、お早うアサマチ!元気かぁ!?」
「フフフ今日も校舎前の清掃?そんなに筋肉つけたいの?―胸に」
「姉ちゃん、姉ちゃん、それ言っちゃいけねえよ。アサマチだって好きでオッパイ固くしてるわけじゃいてぇ―!箒の毛が!毛が―!」
「相変わらず朝からカラダネタですねこの姉弟…!ちなみに清掃は習慣です―!」
「あら損な習慣。クククこのカマトト…!でも今日も可愛いから許したげる」
「どうも。…とりあえずですね?ひとつ気になってたんですけど、聞いていいですか?」
「何だよアサマチ、俺のスリーサイズなら前に教えただろ?何だよ次は!ホクロの場所か?てかそんなに俺が好きか?!」
「昨日はアサマチ似の武将にオトされたからね。―フフフ愚弟のゴッドM…!」
「姉ちゃん姉ちゃん、解ってねえなあ、いいかあ?―誰にでもMになるわけじゃあふん!あ、箒!箒イタイ箒イタイ箒嗚呼ぁ―!」
「……相変わらずですけど聞いて差し上げますわ。―何してるんですの?往来のド真ん中で」
「あら貧乳騎士、見て解らない?―そういうプレイよ」
「あ、こら喜美、人を勝手に責め手にしないで下さい!」
「おおネイトじゃねえか。よおしよしよしステイ―ステイ待てステイ待てステイステイ―!ちょ、待てステテテイてぇ―!」
「あら犬の性。楽しそうだけど見るが華、フフフ傍観者って孤独…!」
「ミト鎖駄目!いくら総長でもミンチになっちゃうから―!ソフトに拳!拳で!」
「ステイホーム―違ったハウス!ほぅらネイトハウスハウス…!」
「いい加減犬扱いやめませんと喉笛噛みちぎりますわよ?!頭撫でるのもやめなさい!」
「カリカリしてんなぁネイト、カルシウム足りてっか?骨あるぞほぅら骨だぞ~?」
「また犬扱い…!―というか、総長?そういう貴方こそ―」
「うん?」
「何ですかそのトゲ付き首輪。そっちの方が犬じゃありませんか」
「あ、これ?コイツは―」
「フフフプレイの一環よ。楽しいわよねぇ、ねぇ愚弟?」
「姉ちゃん姉ちゃん、無言のプレッシャ―うんすげぇ楽しい。楽し過ぎて脱げそう。脱いでいいかな?どうよ?!」
「脱いだら中身亀甲縛りとかだったら射ちますよ?いえ訂正します、とりあえず脱いだら射ちます。主に急所狙いでズドンと」
「ズドン好きねズドン。アンタなんて怪獣ミコズドンよククク…!」
「結局総長の首輪の件は…」
「ああ?!何だよネイトそんなに首輪欲しいか?!お前人狼だろ?犬か!やっぱ犬かぁよしよしよし」
「ミト鎖駄目―!無限ループになるから駄目ぇ―!」
211:アチョー
08/11/03 07:08:36 H+Yd1ZfZ
短編ばかりですみません。
現在続編執筆中ですので
期待してくれてる人は
しばらくお待ち下さい。
今回ネイトが目立って
ますがそのうち
トーリ×ネイトもやろうかなあ
とか考え中です。
212:名無しさん@ピンキー
08/11/03 07:30:36 gETbI/QX
如何なる障害があろうとも
止まらない
俺のwktk
配点(GJ!)
213:名無しさん@ピンキー
08/11/03 07:40:38 v2m03g9f
>>211
わーい帰ってきてくれたー。
書いてくれるというならいつまでだって待ちますよ自分。
続編執筆頑張って下さい。
214:名無しさん@ピンキー
08/11/04 09:52:35 Py+IzrG5
アサマチは妖物退治してる、みたいなこと言われてた気がするがつまり
触手にピーされたり妖物に猫耳生やされたり幼女にされたりおっぱい出たりとやりたい放題出来る訳だな?
凄いぞアサマチ、無限の可能性…!
215:名無しさん@ピンキー
08/11/04 11:42:22 1cJUIF8W
出現した妖怪をあっさり退治したアサマチに、
「何やってんだよ退魔巫女VS触手妖怪っていったら捕まって触手でぬぷぬぷ
ぐちょぐちょエロエロプレイだろ!俺エロゲで勉強したから知ってんだよ!」
って文句つける総長ですね、分かります
……なんか普通に武蔵で見られそうだなこの光景
216:名無しさん@ピンキー
08/11/04 12:14:44 uE4GSPco
そしてセメント入った鉄拳制裁ですね、わかります。
217:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:24:30 vL0Ci2FT
ネイトSS書いてみた。
おにんにんもおまんまんも出てこないんだけど投下していい?
218:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:27:14 hIsN/1u4
つまりアナルものか、wktk
219:名無しさん@ピンキー
08/11/04 14:28:59 APtxJJ4D
>>217
エロく無くても良いというか頼むというかお願いしますというかよっしゃーというか
・・・まさか尻に器具プレイとかじゃないよな?いや別にそれでもキツくなければおーるおっけーだけど
220:217
08/11/04 15:19:01 vL0Ci2FT
こんな時間まで教導院へ残る羽目になったのは、トーリのせい。間違いない。
授業が終わった直後、仲良くホライゾンとパン屋に行ってしまったトーリに半ば押し付けられた形で生徒会に顔を出したら、散々こき使われてこんな時間になってしまった。
何が「すぐに終わるからだいじょぶだって! 俺、部屋入って五分くらいで帰っていいよっていつも言われるし!」だ。
「馬鹿がいると話が進まないから帰らせている」と言い放つ本多・正純も相当だが、「運搬能力が段違いだな。これからも来てくれ。総長には出していない菓子をやるぞ?」と勧誘するシロジロ・ベルトーニもどうかと思う。
挙句、閉会直前にやってきたオリオトライに「あたしもう帰る。こっから職員室いくのメドいから返しといて」と渡された荷物を抱えて職員室に行ってみれば、教師連中は全員すでに帰宅済みで誰もいなかった。
職員室は当然のように鍵がかかっていて入れない。頼まれた荷物を廊下に放り出して帰るわけにもいかない。
鍵を開けてもらうか荷物を預ってもらうかしようと出向いた宿直室の扉には、
「ちょっと、エチルだっけメチルだっけ、まあどっちでもいいから補給してくる!」
と書かれた張り紙があった。
思わず扉を蹴飛ばしたら、枠ごと入口が開いたので、「オリオトライのもの」とメモして荷物を置いてきた。
これでようやく帰れる、と窓から外を見たら、地平線から陽はすでに半分以上落ちていた。
すでに、廊下を歩いている生徒も、教室に残っている生徒も、教師達ですらいない時刻。
自分も後は帰るだけだが、かくいうネイトの両手は空だ。生徒会には顔を出すだけのつもりだったので、荷物を持っていかなかったのだ。
今日の荷物は置いて帰って、とも思ったが、今日は体育の授業があった。そして、明後日もある。
さらに言えば、今日は晴れだが、明日以降は雨の予報が出ている。武蔵ではいろいろな事情があって乾燥機が普及していないから、洗濯した体操着が乾くまで、一日近くかかるだろう。
つまり、今日持って帰らなければ、明後日には間に合わない。替えの体操着はもちろんあるが、今日このまま帰ってしまえば、明後日、それもおそらく雨が降っている中、二日分の体操着と教科書類を抱えて帰ることになる。
ため息を一つついて、ネイトは結局踵を返した。
無人の階段を上って自分の教室に入った。やっぱり残っている生徒は一人もいなかった。寂しい机と椅子の列を見回して、後ろ手にドアを閉める。
真っ直ぐ自分の席へ歩いたネイトは、荷物を手に取ったとき、それを見付けた。机のすぐ横、床の上に放置された少し大き目の巾着袋。
誰かの落とし物だろうか。手の荷物を机の上に一旦戻し、巾着袋を拾った。引っくり返して、持ち主を確認する。
すでに字は薄く、ところどころ消えかけているが、それでも十分に読み取れた。
いったい何時から書き直していないのか、縫い付けられた名札にあったのは、下手な平仮名で「あおい とうり」。
よくよく見れば、この巾着袋の形、色、手触りには覚えがある。今は使っていないが、かつて自分も幼い時に使っていたからだ。
これは体操着袋だ。葵・トーリの。
「やれやれ、仕方のない王ですこと」
今日はトーリも体育の授業に出ていたから、袋に入っている体操着は、当然使用済み。
このまま放置した場合、トーリは明日の夕方に持って帰ることになる。予報では明日の天候は雨だから、明後日の朝、トーリの手元には乾いていない体操着があることになる。
「ふむ」
どうせ自分の体操着も今夜洗わなければいけないのだ。一人分洗うのも二人分洗うのも大差はない。拾ったついでだ。洗って返してやればいい。
「とはいうものの、袋に変なもの入れてないでしょうね。十八金なのは装飾品だけでいいですわよ……」
袋に手を入れて、中身を取り出す。丸めて放り込まれた体操着が出てきた他には、何もない。少しだけ安心した。
221:217
08/11/04 15:19:34 vL0Ci2FT
しかし、まあ。
手に持った、脱いだまま丸めたと思しき体操着を見やる。トーリのことだから、きっとこの形のまま洗濯籠に入れてしまうんだろう。
「まったく、もう」
ネイトの口から苦笑が漏れる。ちょっとだけでも畳んでおけば、袋から出すのも楽だし、洗濯するときに広げるのも簡単になるのに。彼の洗濯物を毎日やることになる奥さんは大変ですわね。
……奥さん?
自分のその言葉に気が付いた瞬間、ネイトの頬に熱が来た。
いやいやいやいや! いくら洗濯してあげるといっても私は騎士ですので!
叙任はともかく、まだ婚約してませんし! そう、私は嫁ぐ方ではなく、仕える方ですので!
ええと、なんといいますか、ハチ公みたいにってそれは犬ですわ!
ああでも忠犬の如くというのは、あながち悪い感じはしませんわね……ではなく!
ぐねぐねしながら煩悶していたら、握っていた体操着の塊が解けた。
「あ」
丸められていた木綿の上着の中から、短パンが落ちる。床に舞い落ちたそれは、尻ポケットを上にして床に広がった。
「……はあ」
自分自身にため息が出る。
たかが体操着袋の中を確かめるだけなのに、つまらないことで取り乱して短パンを落としてしまった。
手の残った上着を四つ折りにして巾着袋に入れる。その巾着袋は、机の上がすでに塞がっているので、とりあえず椅子の上に置いた。床に広がった落ちた短パンを拾おうと、手を伸ばす。
「まったく、時代が時代では、こんな恥ずかしい態を上司に見られたら懲罰ですわね……」
つぶやいたネイトの手が、短パンに触れる寸前で止まった。
「もしそれがトーリなら、トーリだったら……」
どんな罰を与えるのかしら。
これは、ただの想像に過ぎない。トーリは意地が悪いことはしないし、きっと、こんなことで罰なんて考えない。
だってトーリなんですから。
……でも、本当に?
彼は、何度言っても、おちゃらけて犬呼ばわりをする。こちらが本気で嫌な気分のときはしない。
でも、その場の空気とノリでこちらが許容すると見れば、すかさず言ってくる。
彼なりのコミュニケーション? ……それとも意地悪?
どんな人間にだって、暗い部分、意地が悪い部分はある。いつも明るいトーリにだって、見せないだけできっとあるはずだ。
もしその部分が、私にだけ、粗相をしてしまった私にだけ、向けられたとしたら。
「王の服に何やってんだよ~。駄目駄目じゃん、ミトツダイラ~」
トーリの声が聞こえる気がする。分かっている。自分の妄想だ。トーリは決して、こんな風に嬲るような口調はしない。
「これは懲罰ものだな!」
決して、こんな風に嬉しそうに言ったりはしない。
「ちょいとばかし、王に対する敬意を示していけーい、なんてな!」
殴りますわよ。
「ちょっと間違えちゃいましたマジすいません!……んで、聞くけど、ミトは俺の騎士なんだよな?」
「ええ、それは誓って言えますわ」
「だったら決定ー。短パンを拾ってちゃんと袋にしまうこと。ただし犬の真似で。それがミトへの罰な!」
「な! 私は騎士、それも狼の騎士ですわよ。それを犬扱いする気ですの!?」
「嫌なの?」
「当然です! 屈辱極まりますわ!」
「じゃあますますやってもらわないと。だって罰なんだからさ」
「くっ……」
分かっている。トーリはこんな話の持っていき方はしない。自分の、ミトツダイラ・ネイトの妄想に過ぎない。
でも、他にも分かっていることがある。
床にはトーリの短パンが落ちており、落としたのは自分だということ。
教室には誰も他人はいないということ。
今なら、自分を見る人はいない。―例え、どんな痴態を晒していたとしても。
222:217
08/11/04 15:20:34 vL0Ci2FT
短パンを落とした場所から三歩下がった。
先の床にあるのは、拾えと命じられたもの。
そこに視線を残したまま、膝を床に置き、手を伸ばした。頬が熱い。
甘い掃除で残された砂粒を感じながら、ネイトは四つん這いになった。
「ああ……」
腕が、膝が震えている。
誇り高き騎士である自分が、こうして両手両足を床に付けている姿勢は、服従しているようにしか見えない。
身も心も、何もかもを隷属させ、所有物となっている姿。
前へ進もうと、犬の如く右手を上げたネイトの耳に、トーリの声が優しく囁く。
「ネイト。ちゃんと鳴き真似しなきゃ駄目だろ」
「う……」
いくら妄想といえども、ひどすぎる。
猛き狼としてミトツダイラの名を持つ騎士の私を、愛玩動物みたいに扱って。
だけど、それが我が王の命なら……。確かにここにいるのは自分だけ。でも……。
早鐘のような心臓の鼓動が耳に響いている。頬にあった熱さは、すでに耳にまで伝染し、思考を覆いつくしている。
逡巡し、天秤にかけられたそれは、ゆらゆらと揺れ、
「……わん」
小さな声。だが、言ってしまった。妄想に突き動かされ、自分の誇りを汚すような真似をしてしまった。
床に頭を伏せる。熱さが逃げていく。しかし、
「よくやったな。えらいぞ。俺の可愛いネイト」
褒められた。ちゃんと言うことを聞いたら、褒められた。
反動のように熱さが戻ってくる。否、さっきよりも更に熱い。
ネイトは自覚した。顔が熱い。耳が熱い。息が熱い。もはや顔だけではなかった。全身が熱い。
こうして床に這い蹲り、身も心もトーリに所有されて。
自分の浅ましい姿をトーリが見つめている、それが、感情を、全身が奮えるほど高めている。
前に進もうと手を持ち上げると、床には蒸発した汗に縁取られた跡があった。
犬の真似、というトーリの言葉を意識して、口を開いて舌を突き出し、尻尾を振るかのように腰を揺らしながら両手両足を動かして、床に落としてしまった短パンの前まできた。
手を伸ばそうとしたら、またもや自分にしか聞こえないトーリの声が、囁いた。
「犬なら手は使えないよな?」
はい、と返事しそうになったところを、先のやり取りを思い出して言い直す。
「……わん」
よしよし、と背中を撫でる手の平の重みさえ、感じられた気がした。
223:217
08/11/04 15:21:07 vL0Ci2FT
足と手の位置はそのままで肘を畳んで尻を突き上げる。背を反らした姿勢にして、顔を伸ばした。
もう目の前に迫った短パンからは、運動した汗の匂いが立ち上っている。
トーリの匂い。袋に入れられ時間の経ったそれは、すでに臭いと書くべき段階にある。
人狼の血を引く、常人よりも鋭いネイトの嗅覚に、強烈に突き刺さる。
だが、荒い鼻息は止まらない。
呼吸するたびに、トーリの臭いが、鼻を、喉を、脳を痺れさせる。
ネイトの唇が、布地の上を滑る。尻ポケットを、腰骨の上を、両足の付け根を。
だが、どれだけ唇を這わせても、鼻の高さが邪魔をして、どうしても口で咥えられない。
ネイトの耳には、トーリのため息が聞こえた気がした。
このままでは王を失望させてしまいますわ。役立たずと思われるかもしれません。
こんなことでは、もう褒めてもらえないかもしれない。そんなのは、断じて、嫌。
どうやっても、この王の命は果たさなければ。
ネイトは顔を横に倒して床に沿わせた。頬に冷たい感触を覚える。
構わず口を開けて、桃色の舌を伸ばして、足を通す場所に先端を挿し込もうとする。
だが、トーリの汗を吸った布地はなかなか思う通りにはいかない。
あちらこちらと試すうちに、唇の端から溢れるよだれが顎を濡らし、教室の床に滴の跡を残す。
なかなか上手くできません……。でも、ここで手を使ってしまうことだけは、決してしてはいけませんわ。
―だって犬に手は使えないんですもの。
必死に桃色の舌を潜り込ませようとしているネイトの目に、わずかだが布地が綰れている箇所が見えた。
両足の付け根部分。ほつれないよう、頑丈に縫い合わせてあるおかげで、綺麗に落ち広がっているにもかかわらず、空間が出来ている。
ここなら……。
ネイトは顔を近付けた。その途端、形のよい鼻に、一層強い臭いが突き刺さる。
トーリの、自分を所有する者の臭い。それを鼻息を荒くして舌先ですくおうとしている自分。思っただけで、唾が溢れ出た。
口の回り、顎の先までよだれまみれにして、しかし、トーリの衣服は汚さぬよう、慎重に舌先を這わせる。
失敗。全員の震えが舌先まで伝わって上手くいかない。
いくら興奮しているとはいえ、落ち着かなければ。
姿勢はそのままで深呼吸する。肺の奥深くまで、トーリの空気が充満する。鼻の奥を突き破り、脳まで充満したかのように錯覚した。
その感触を全身に行き渡らせようと、二度、三度、深呼吸を繰り返す。
もはや溢れんばかりのよだれを、音を鳴らして飲み込み、ネイトは震える舌先を、そっと伸ばした。
今度は上手くいった。ほんの僅かだが、隙間に潜り込む。思わず安堵の息が漏れた。
取り零さないよう慎重に舌をくねらせて、少しずつ奥へと進める。
唇まで潜り込んだ時点で、そっと口を閉じた。持ち上げる。一緒に短パンも上がってきた。
よかった、上手くいったようですわ。
後は、この短パンを巾着袋に入れるだけ。
口には咥えたまま、椅子の上に置いてある巾着袋に鼻先を入れて開けた。
瞬間、中にこもっていた汗の臭いが流れ出てきた。
今までとは比較にならないほど強いトーリの体臭。香水などとは全く違う、どのように表現しようとも芳しいとは決していえない臭い。
だが、これこそがトーリの臭いなのだ。短パンを口に咥えたまま、胸一杯に吸い込む。
もはや、自分の何もかも、さっきから溢れそうになっては飲み込んでいる涎までもが、トーリに支配されている感覚がする。
その感覚が命じるまま、手を使わず、まさに犬のように口を使って、短パンを押し込んだ。唇を開けて、咥えていた短パンを放す。
少し離れて見てみると、まだ半分以上外に出ていた。
これでは、袋にしまったといえませんわね。
股間部分を咥える。強い臭いがかえって嬉しい。
尻の中央を鼻先を押し込む。背中を撫でてくれる気がして、わざとらしく鼻息を鳴らしながら深呼吸してしまう。
舌先も使う。吐き出す息が、たまらなく熱い。
そうやって、なんとか八割ほど巾着袋に詰めたところで、
「よしよしもういいぞ、俺のかわいいネイト。続きは家に帰ってからしような!」
「続きってなんですの!?」
叫んだ瞬間、我に返った。