08/10/19 22:51:34 jlHQM8vG
「やだっ!」
悲鳴をあげた瞬間、分かっていたとばかりにそっと口に掌が置かれる。
「ふぐっ!んんー!!」
私の声なんて聞こえてないかのように、咲夜さんの右手は布団をめくり続ける。
肩が露になった。胸が、何にも包まれないまま、ふるんと二の腕に挟まれて揺れている。
それだけでも衝撃で目が閉じられないくらいなのに、続いて出てきた腕は白い包帯で縛られていた。
ひじの上は胴体に、両手首は手首同士、くるくると巻かれた白い布に、何かを拝むみたいな格好になっている。
「貴女、力弱いからこれでも動けないでしょ?」
なんの返事もできない状態の私をよそに、どこか嬉しそうな声色の咲夜さんが説明してくれる。
身体が固まったと思っていた一番の原因だろうか、正座するみたいに折り曲げられた脚は、足首とふとももの付け根を結ばれていた。
そして、当然のように、私は下着もなにも身に付けていない。不自由な身体をよじって、何とか乳首と茂みだけでも隠そうとする。
白過ぎて嫌だと密かにコンプレックスを持っていた肌に、よく見ると赤い痣がところどころあった。
二の腕の付け根、乳房の丘の途中、おへその横・・・いやとも言えない、身体から血の気がひくとはこのことだと思った。
布団をすべてめくり終えた咲夜さんが、最後の仕上げとばかりに不思議なものを手に取る。
ピンポン玉に穴の開いたようなもの。それにつながる紐。
「んんっぷあっ、咲夜さっむ!」
嫌だと伝える間もなく、さっと口にそれを押し込まれ、そのまま紐は頭の後ろの方でぴちっとしめられた。
「ああ、あええっ!あうあ・・・!」
舌が使えないせいで母音しかだせなくなった私の頭を咲夜さんはよしよしと撫でる。
「我慢しすぎたのよきっと。もう普通にはできないわ」
こぽこぽと涎が口に溜まるのにうまく飲み込めない。つーっと口の端からこぼれる感触に恥ずかしくて涙が出そう。
違う、恥ずかしいだけじゃない。どうしてどうしてどうして!こんな事になったのはどうして、訳も分からず混乱した頭が、そのまま涙をあふれさせる。
「早苗の初めて、霊夢だったでしょ?あの時、目の前が赤くなるくらい霊夢に嫉妬したわ」
涎も涙も頬を伝って首筋に落ちていくのを咲夜さんの指が受け止める。
「そうなって初めて気づいたんだから、相当間抜けよね?私って」
私の姿がなければ、小さな子供を寝かしつけお伽話をするような優しさで咲夜さんは話し続ける。
「それでも早苗が選んで幸せにならなきゃ意味がないと思ってたけど・・・もう限界。」
指に絡みついた涙と涎の液体を、そのまま口に入れ、舌で舐めとる。
―ぞくんっ
この人は、この女の人はだれ?
「早苗・・・」
震えが止まらない。 怖い怖い怖い怖い・・・
―ぞくんっ
怖いとは違う感覚…。知らない顔をした咲夜さんが近づいてくる。
「ふ…っ」
ちゅるっと一瞬、口の端にこぼれた涎を舌で舐めてから、咲夜さんの唇が、そっと私の唇に重なってきた。
このまま陵辱って流れを幻視したので誰か書いてくれ