【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35at EROPARO【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト450:ぼくらの7日間戦争~三日目 ◆mQKcT9WQPM 08/11/17 01:14:14 InOlTMNz 「起きてください、ミス!ミス・ヴァリエール!」 ルイズの目が覚めたのは、耳慣れたともだちの声によって。 「う、うう~ん…」 女王の魔法による眠りの目覚めは重かった。 水魔法、『眠りの霧』による眠りとは、質が違っていた。 魔法によって眠り薬に変質した空気中の水分を吸い込ませ、眠りに誘うのが『眠りの霧』。 しかし女王のそれは違っていた。 相手に接触する必要はあったが、相手の血液の一部を直接眠り薬に変質させる事で、相手をより深く、一瞬で昏倒させる。 それが女王の『眠りの魔法』だった。 重い頭を振りながら、ルイズはキングサイズのベッドの上で目を醒ます。 周囲を見渡してみる。 そこは女王の寝室ではなかった。 まず目に付いたのは部屋の暗さ。 小さなランタン数個で照らされる部屋の中は、目を凝らさなければ部屋の隅の調度が見えないほど。 そして、その暗さを作っている原因。それは。 この部屋には窓がなかったのである。そもそも外界とこの部屋を隔てているのは一枚の古びた扉だけだった。 「ここ…どこ?」 「さあ…王宮内のどこかじゃないでしょうか」 ルイズの質問に、シエスタの回答は要領をえない。 それもそうだ。彼女も、目が覚めたらここにいたのだ。 しかも、二人は普通の格好ではない。 二人とも、揃いの白いスケスケのネグリジェに着替えさせられ、やたら面積の小さなショーツを履いて、ベッドの上に寝かされていたのである。 それをした犯人はただ一人。 二人に魔法をかけ、眠らせたメイジ。 「あんのクソわたあめ…!何企んでるのよ…!」 悔しそうにそう吐き捨てるルイズを、シエスタは見つめる。 二人の脳裏には同じ名前と容姿が浮かんでいた。 アンリエッタ女王。 「そんなクソわたあめなんて…せめて腹黒女王にしてあげましょうよ」 さらりとそう言ってのけるシエスタ。 二人の言の葉に、国王に対する忠誠心は欠片もない。 あるのはただ、自分達に罠を仕掛けた恋敵に対する怨嗟のみ。 「…あんまりな物言いですわね・・・」 その言葉と同時に、古びた扉が音を立てて開く。 そこに居たのは。 二人によく似た白い薄絹を身に纏う、トリステインの白き女王。 アンリエッタだった。 即座にルイズがベッドから飛び降り、アンリエッタに詰め寄る。 「また今度は何を企んでるのよ!サイトを返しなさいよ!」 女王の胸倉をひっつかみ、才人を返せと訴える。 しかし女王はどんなに詰め寄られても薄ら笑いを浮かべたままだ。 そんな二人に、シエスタが近寄ってくる。 「ダメですよミス。ちゃんと首を絞めないと。ね?」 にっこり笑ってさらりととんでもない事を言い放つシエスタ。 どうやらシエスタも相当おかんむりのようである。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch