【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35at EROPARO【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合35 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト150:我が家はメイドお断り ◆wp2/NZ6lZg 08/10/24 17:37:51 p7pkDBs8 今すぐそれを確かめなくてはと、衝動に駆られて、ガタン! 才人は立ち上がった。 息を弾ませながら、背後からルイズに忍び寄る。 抱きしめるように両腕をルイズの体に回すと、もどかしげに下へと探りをいれていった。 ルイズの手触りは、とても柔らかで温かい。まるで生まれたての雛のよう。 髪から漂う香りはストロベリーではなく、甘ったるいフローラル。 着ているメイド服の丈はとても短いので、才人はしごく簡単に、するりとルイズの足の合間に手をすべりこませることに成功した。 触れた場所の温かく湿った感触に、ゴクリ唾を飲む。いよいよ最後の砦の一枚布を突破しようと、才人が指を動かしたその時。 ルイズの寝息がぴたりと止まった。 ハっと反射的に後ろに飛びすさり、才人は胸の高さに両手を上げた。 「や、やあ。おはよう、ルイズ」 「おはようじゃないわよ……。何してるのよ」 目をこすりながら、ルイズは聞いた。 「いやナニというか。ちょっとした勢いっていうか。……ほらつまりね、俺も健全な男ですから、ね?」 「へ?」 いかにもな微妙な言い回しに、察したルイズの頬がみるみる染まる。 「だだ、だったら起こせばいいのに……。なにも寝込みを襲うことないじゃない」 「だってさお前、そういう気分じゃなさそうだったし。何だか難しい考えごとでもしてるような顔してたしさ」 んー、とルイズは腕を組み、首を傾げた。 「……少しね、頭を冷やしたかったのよ」 「ガリアのことか?」 尋ねると、ルイズは深く頷いた。 才人はルイズの正面に座りながら、参ったなという顔をした。 「そりゃさ、悪いとは思ってるよ。お前に相談もせずに断ったりして」 「わかってるんじゃない」 「だけどな、今度のガリア行きは、別に俺が行く必要はなかったんだよ。現地まではオストラント号だし、コルベール先生やキュルケ、タバサにテファだっているんだから」 「でも、姫さまは、あんたが必要だって言ってたわ」 「念には念をってやつだろ。それより」 才人は声に力をこめた。 「危険なのは、むしろお前の方だぜ。姫さまが留守の間、どうしたって国内の治安は手薄になる。その隙をついて、またお前を狙う人間が現れるかもしれないんだ」 才人の意見はもっともだった。 たび重なる戦闘のせいで、『虚無』の存在は、多くの人間の知るところとなってしまった。 そんな強大な力が、何事もなく放っておかれるはずもない。私利私欲のために力を欲する人間は、この世にごまんといるのである。 才人は悔しそうに拳を握りしめ、そして力強く断言した。 「けどなルイズ。俺がいる限り、お前に手を出させたりはしない。絶対に守る。安心しろ」 こんな時の才人は、とても頼もしく見えて、ルイズは舞い上がる心地を覚えた。 どうしようもなく胸が高鳴って、顔が熱くなる。 でも、そんな態度を見せるのは照れくさいので、ことさらに素っ気ない口調で、 「だ、だったら、なんでガリアに行くことにしたのよ。それじゃ私を守れないじゃない」 「行けっつったのはお前だろ?」 「知るもんですか。私が言ったからって、はいはいってすぐ聞いちゃうわけ?」 「姫さまが言ってただろ。ガリアに行けば、エルフ族の偉い人と直接話せるかもしれないんだよ。地球に帰る方法が、ヒントだけでも、わかるかもしれない」 それから才人は、ルイズの両肩に手をおくと、目をまっすぐに見つめながら、 「なあ、ルイズ。俺たちもさ、いつまでも“ごっこ”って訳にはいかないだろ? 世間体だってあるし、それにお前の家族だって……、なんだかんだで最後は許してくれたけど、やっぱりお前のことを心配してると思う」 ルイズは目を大きく見開いた。 「だからさ、一日でも早く地球に帰る方法を見つけて、ちゃんとお前を俺の両親に会わせて、けじめをつけておきたいんだよ」 「……うん」 「もちろんお前のことも心配だよ。だから俺が留守の間は、ヴァリエールの実家にでも行ってろ。あのカリンとかいう恐い母ちゃんがついてれば安心だし、それに親孝行にだってなるしな。な、そうしろ」 「……うん」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch