卓上ゲームエロパロ総合スレ25at EROPARO
卓上ゲームエロパロ総合スレ25 - 暇つぶし2ch104:魔王少女の爆撃舞踏曲 おまけ2 ◆265XGj4R92
08/10/16 22:09:42 EPfGZbFe
 
 何故ハル・ピュイラが来たのか。
 その理由を尋ねると、ハルはどこからともなく取り出した紙芝居で語り出した。
 クレヨンで書かれた真っ黒い怪獣―おそらく冥魔、それに捕まった自分―子供のラクガキのような女の子が描かれた絵。
 次の絵を取り出す。
 その黒い怪獣に切りかかる棒人間とでっかい剣―おそらく柊蓮司とその魔剣が描かれていた。
 さらに次の絵を引き出す。
 見事に柊 蓮司に助けられるハルが描かれている……何故か80年代の少女マンガタッチで、キラキラした瞳の柊が大変きもかった。
 そして、最後の絵。
 もやもやとした白い雲の中に浮かぶ美形化された柊、それに挑みかかるようなポーズのハルの絵があった。
 それらを順番に見せると、ピエッと声を上げて、力瘤を……そんなものはないから細く白い腕を折り曲げて、ハルが声を上げた。

「んー、翻訳すると、恩返しにきたって感じ?」

 じーとしばらく紙芝居の絵を見ながら、思案した京子がぼそりと呟いた。

「ピィ!」

 その通り! と、ばかりに笑みを浮かべるハル。

「……マジか。鶴の恩返しじゃあるまいし」

 魔王が恩返しなど誰が想像するだろうか。
 少なくとも柊は想像などしなかった。

「まあいいや。途中経過がよく分からんが、暴漢か何かから蓮司が助けたんだろ? 恩返しとやら、受けてやろうじゃないか」

「え? 本気かよ」

 バツ悪そうな顔を浮かべる柊に、京子はぽかりと頭を叩いた。

「人の行為を無駄にするようなことを言うんじゃない。まあ掃除と洗濯でもしてもらえれば丁度いいだろう」

 手ごろに相手が満足するような代償行為を考えて京子は告げると、柊も問題ないとばかりに頷く。
 見たところ爵位も持たない侵魔上がりの魔王とはいえ、下手な行動をされれば何が起きるのか分からない。
 問題ない恩返しをさせて、さっさと帰ってもらうのが一番の解決策だろう。

「んじゃ、とりあえずそのちょっとおかしい格好から着替えてもらって」

 常軌を逸したマニアックコスチュームは不味いだろうと、京子が声を上げようとした時だった。


「―キル」


 ……変な声がしましたよ?

「この声は!?」

 瞬間、柊は神速の反応で立ち上がると、即座に部屋の窓を覆っていたカーテンを開いた。
 其処には静かに窓ガラスの張り付いた仮面を被った黒衣装の男たちが居た。
 正直言おう。

 ゴキブリみたいだった。

「な、ななななな!!!」

 前を向いたまま、器用に全力後退し、柊が悲鳴じみた声を上げる。
 京子はなんだありゃ? とばかりに眉を歪めて、ハルは怯えてピーピーと声を荒げた。

105:魔王少女の爆撃舞踏曲 おまけ2 ◆265XGj4R92
08/10/16 22:10:36 EPfGZbFe
 
「キルキルキル」

「キルキルキルキルキルキル」

「キルキルキルキルキルキルキルキルキル!」

 それは通称キルキル部隊。
 悪な秘密結社の戦闘員の如く洗脳されて、テンションがどこかに逝ってしまったロンギヌスの部隊だった。

「キルキル部隊!?」

「キルー!!」

 イノセントがいるにも関わらず、きしゃーと窓ガラスを蹴り破り、侵入する仮面黒衣の集団。
 その手にはごっつ痛そうなクギバットやら、多分死なないだろうけどとっても痛い鋼鉄のハリセンなど、処罰用装備を握りまくっていた。

「な、なんでこんなところに!?」

『柊さーん!!』

 その時だった。
 忌まわしき天敵の声がしたのは。

『不届き千万な行為をしてましたねー! 私の慈悲は大海よりも広いですが、さすがに見過ごせません~』

「うるせー!! っていうか、人の家に押しかけてくんな!!」

 マンションの外でパラパラと近所迷惑極まりないヘリのホバリングをさせているのは、銀髪の美少女であるアンゼロットだった。
 拡声器から響く声に、マンションの住人がばらばらと出てきては「また柊か」 「まぁあの柊さんちの」 「柊ならやるだろうなぁ」 「だって柊 蓮司だしなぁ」 とかいう会話がされているが、構っていられなかった。
 世間の評価がさらに下がろうが、引き下がれないものがある。

「くそ、あの暇人守護者め。うちの姉貴がいるんだぞ! ロンギヌス出動なんて、馬鹿か!!」

 そんなイノセントの姉貴は平然とした顔つきでアンゼロットと柊の対応を眺めては、ほうほぅと頷いている。
 凄く不吉な予感がしたが、柊は決死の覚悟で無視した。

『事態は事を急いでいますー。さっさとそこの魔王級エミュレイターを引き渡しなさい。そんなロリきょにゅ……げふんげふん! 不快な存在を私は見過ごすわけにはいかないのです!』

「アンゼロットォ!! 今はっきりと本音が聞こえたぞ、こらぁああ!!」

 柊が確実に見えたアンゼロットの本音に絶叫を上げていると、不意にくいっとシャツの裾を引っ張られた。
 そこには潤んだ瞳で怯えるハルが居た。
 ピェ~と生まれた間もない小鳥のような声を上げて、周りを取り囲むキルキル部隊の荒い息に怯えている。
 そんなハルを見て……柊は不意に思いついたことがあった。

「姉貴」

 馬鹿かもしれない。
 けれども、一度思いついたからにはやらないと後悔すると思った。
 だから、一言詫びようと姉に声をかけて―

「行って来い、蓮司」

 サムズアップする京子に少しだけ驚いて、柊は答えるように笑みを浮かべた。

106:魔王少女の爆撃舞踏曲 おまけ2 ◆265XGj4R92
08/10/16 22:11:30 EPfGZbFe
 
『さあ、柊さん~? ハイかYESかで答えてくださいね』

「ああ、それなんだけどな」

 柊は答える。
 答えながら、素早く横に座り込むハルを抱き抱えた。

『え?』

「NOだ!!」

 そう告げた瞬間、柊は傍にいたキルキル部隊の一人を蹴り倒し、疾風怒濤の速度で逃げ出していた。
 ハルを横抱きにしたままである。

『なっ!? 追いなさい! ロンギヌスたち!!』

『イエッサー!!』

 エアダンスまで行使し、玄関から神速の勢いで靴を履いて、マンションから飛び出した柊を追って、キルキル部隊が威勢よく走り出した。



 走る、逃げる、全力疾走する。
 秋葉原の町を柊は全力で逃亡していた。
 それを追うのはキルキル部隊の面子であり、その手には処罰用の道具から確実にヤル気満々な殺傷道具へと変わっていた。

「うぉおおい!!!?」

 魔力すらも感じられる刀剣に、銃火器、箒まで繰り出している。
 明らかな過剰武装だった。
 そして、紡がれる魔術詠唱。
 魔法まで使う気らしい。幾らギャグでもやりすぎである。

「いいのか、これぇえええ!?」

 そんなに俺を殺したいのかという叫び声、殺気溢れる攻撃の数々にぶるんぶるんと熟れた肉体を揺らすハルの叫び声。

「ピェー!?」

 事前に秋葉原全体に連絡をまわしていたのか、映画の撮影だというスタッフに扮装したロンギヌスや、カメラなどが設置されており、時折飛んでくる銃弾や、魔法などもCGです! 小道具です! などという嘘で誤魔化しているようだった。
 最近の技術はすごいのぉっと感心している見物客―激しく間違っている気がしてならない。
 お前らはどこぞの野菜子供教師のモブキャラかと叫びたくなったが、ツッコミを入れる余裕すらなかった。

「っ!?」

 前方からウィッチブレードに乗ったキルキル部隊の突撃―ブレードアサルトと呼ばれる箒操縦技巧。

「しねえええ!」

 目的を完全に見失った阿呆の掛け声。
 それをハルを抱きしめ、その腰に、尻に魔剣を握り続けて力強くなった握力の指をめり込ませながら、柊は地面を蹴り飛ばした。
 宙を舞う、ウィッチブレードよりも上に、その搭乗者よりも上空に。

「なっ!」

 そして、ゲシリと仮面を付けたその頭部を踏み台にした。
 ブルンと踏みつけた衝撃で、たわわに実ったハルの乳房がスクール水着越しで揺れて柊の胸板を打ち、ピィッと羞恥にハルが頬を染める。
 ―その光景と格好に全力興奮するオタッキーな野次馬の皆さん、自重してください。

107:魔王少女の爆撃舞踏曲 おまけ2 ◆265XGj4R92
08/10/16 22:12:25 EPfGZbFe
 
「お、俺を踏み台にしただとう!?」

 お約束な言葉を吐いて、さらに追撃した柊の蹴りで転げ落ちるキルキル部隊雑魚A。
 その勇士に涙を流しながら、グッジョブをしたのは一人だけではなかっただろう。

「っと!」

 宙返りをするかのようにアスファルトの大地に足を叩きつけ、膝を曲げて、衝撃を吸収。
 一瞬揺れて落としそうになるハルをしっかりと抱きしめる。
 目と鼻の先、柊の首元に埋もれそうになるほどハルの顔が近く、その青い果実のような肉体がぴったりと抱き寄せられ―或いは押し付けて、むぎゅっとした音がした。
 淫らに歪む乳房、メロン型だった乳房がお椀型に淫靡に崩れて、数瞬単位で柊の胸板に合わせて広がり、乳首の先の刺激に熱い吐息をハルは吐き出した。

「大丈夫か?」

 けれども、柊は押し付けられる乳房の柔らかさも、熱く掛かる吐息の色香も、未だに掴み続ける尻肉の蕩けるような触感も気にせず、意識せず、ただその安否を気遣う。
 驚愕的なまでの鈍感さ、或いは真摯さか。
 一度他者のために動き、戦うと決めた彼の瞳にはその安否と救うための活動しか気にせず、意識を向けることのない、邪念の隙間もない純粋なる人の姿がある。
 しかし、それを気に喰わないものが居た。

「くっ!!」

 血走った目で、ヘリから柊たちの様子を見るアンゼロットだった。
 邪念たっぷりの心で、望遠カメラから見える柊とハルの様子を見る。
 憎かった。
 激しく憎かった。
 魔王の存在が? イエス、それもある。
 柊にくっつく女が許せない? ハイ、私の玩具に手を出すなどいい度胸だ。
 しかし、しかし、しかし、それだけではこの怒りは表現も説明もし切れない。
 彼女が憎んでいるのは真に一つ。

 ―たわわに実り、熟れた肉体だった。

「ガッデム!!」

 かつての肉体ならばともかく、今はつるぺた、マニア受け、貧乳はステータスだ! 状態なアンゼロットは神を罵った。
 憎悪が目に浮かんでいた。
 ばきりと握る席の肘掛が粉砕されるほどだった。
 見せ付けているのか? それとも当て付けか。
 ゲラゲラゲラと嗤う声が聞こえたような気がした。
 羨ましかろう! 物凄く悔しいだろう! 貴様には出来ぬのだ! 永久の少女よ! お前は永遠に幼児体型。あんなボイ~ンなんて表現など出来ぬ貧相な肉体のままに生きるがいい!! この物足りない幼女め!
 ……そんな超至高神の笑い声が聞こえたような気がした。

『柊さ~ん!!』

「なんで怒り狂ってんだよ!?」

 そして、柊に向けられる攻撃はさらに苛烈さを増したとさ。


108:魔王少女の爆撃舞踏曲 おまけ2 ◆265XGj4R92
08/10/16 22:13:19 EPfGZbFe

 そして、一方。
 その頃の裏界では一人の少女―否、蝿の女王が笑い声を上げていた。

「アハハハハ!!! 最高ね!!」

 腹を抱えて笑い転げるのは、銀髪に黄金の瞳をした麗しき女性。
 黒衣のドレスを身に纏い、甘く脳髄まで蕩かすような淫靡なる色香を漂わせた肢体から零れ出る素肌を隠そうともせずに、笑っていた。

「アンゼロットの奴、あんなに悔しがってるわ!」

 コンパクトから見える怒髪天を付く勢いの宿敵たる守護者の様子に蝿の女王、ベール・ゼファーは傍にいた友人である魔王に呼びかけた。

「最高だと思わない?」

「……そうですね。とても愉快だと思いますが、やはり全てはこの本に書かれた通り」

 秘密公爵リオン・グンタは手に握った書物を大事そうに抱えると、不意に笑い続けるベルを見て首を傾げた。

「ところで、ベル。一つ訪ねてもいいですか?」

「なに?」

「一々大人の状態になっているのは、対抗するためですか?」

「……」

 その質問に、ベルは答えなかった。



109:名無しさん@ピンキー
08/10/16 22:13:37 mE9L/n7R
……なにやってんだ兄さんww

110:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/16 22:14:48 EPfGZbFe
>>93氏へ

(・ω・)? 多分こんな感じかな? と思います。
具体的なアドバイスが思いつきませんでした、ごめんよ……


111:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/16 22:32:34 EPfGZbFe
>>95さん

 彼女はそこで潤んだ瞳で見上げていた。
 荒く息を吐き、恋焦がれたような瞳でただ静かに、どことなく熱に浮かされた瞳を浮かべていた。
 彼女の格好は酷く淫らだった。
 薄い茶に染めた髪は汗に濡れて輝き、あまり焼けていないだろう肌は雪のように白く血管が浮き出るかのような儚さ。
 その体は脆く、強大なる勇者の力に翻弄されるたびに吐血し、激痛に歪む悲しき宿命。
 あどけなさを残った可愛らしい美貌、それが何度世界の破滅に凛々しい表情を浮かべて、激痛を押し隠してきたのだろうか。
 そんな彼女が今している格好は常時では考えられなかった。
 胸元から見える素肌―シャツはなく、上着のみを羽織り、白く豊かに熟れた乳房が大きく露出し、その先に浮かぶ硬く尖った乳首だけが上着の位置をギリギリ隠す位置で止めている。
 纏うのは上着だけであり、その下半身には何も付けてない、裸の格好。
 瑞々しい臀部も、なだらかな曲線を描く腰も、見るだけで欲情を誘う太腿も、そして淡い茂みを持つ股間も、隠すものはなにもなく、ただ羞恥に上がった体温により赤みを帯びて、吹き出す汗に濡れてテラテラと輝いていた。
 まるでもぎ立ての果実のような瑞々しさ。
 乳液を薄く塗りたくったマシュマロのような乳球を見て、欲情を感じないものなど居まい。
 そして、少女は獣のような体勢でぐじゅぐじゅと自らの秘所を弄り回していた。
 誰も触れたことのないだろう、その秘所を、湿った音の中に掻き消える愛しい男性の名前を呼びながら、発情しているのだ。
 汗が浮かび、愛液が床に滴り落ちる―放尿のような飛沫。
 湿った音がする。聞くだけで理性を砕き、削り、蕩かし、甘い肉欲の世界へと誘う魔笛の呼び声。
 少女は発情していた。
 少女は熱情していた。
 ジャラジャラと音が鳴る首元。
 上着以外に唯一身に付けた人型サイズの首輪、そこからk~がるものを探す鎖がまるで理性の崩壊を知らせる金のように金属音を掻き鳴らし、少女は鎖を口に咥えて、熱に浮かされた、雌犬の表情で強請った。

「蓮司……くん……」

 雌犬となった、レンが愛しい男性に甘く蕩けるような声を上げていた。


 こうですか? 分かりません!(><)

112:名無しさん@ピンキー
08/10/16 22:39:18 IeazfDKx
>110
意見具申!
>105の直後は、京子姐さんがロンギヌスを蹴散らす流れです!

113:名無しさん@ピンキー
08/10/16 22:39:47 C6cRcV0K
>>99
なるほど、これが携帯小説という物かっ!!流行るのも頷けるっ!!(おそらく違います。

>>101
なんでそんな微に入り細を穿つようなロリ巨乳描写をwwww

114:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/16 22:55:29 EPfGZbFe
コメント返しです。

>>109
ふふふ、マッドマンはついついいいネタ話を見るとやっちまいたくなるんだ。
脊髄反射で30分で書きました。

>>112
ナ、ナンダッテー ΩΩΩ
修行が足りませんね。
自分アドバイスだけしか出来ない不器用な人なんでw

>>113
せっかくのロリ巨乳なので、エロスを目指しました。
わっふるわっふる。

今度こそ、多分、終了です!
ありがとうございましたー!

115:名無しさん@ピンキー
08/10/16 23:04:09 mE9L/n7R
>>114
あ、わかる。それ超わかる。
面白いネタ見ると筆動きますよねぇ。もはや脊髄反射的に。

つーか>>99はその産物。しかもエロは初挑戦。投げるかどうかめがっさ迷ったにょろ。
べ、別に>>94-95のために18禁ものの処女(作)捧げたわけじゃないんだからねっ!? とか言ってみる。

116:名無しさん@ピンキー
08/10/16 23:22:44 OpO1yrhw
>マッドマンさん
サービス精神旺盛過ぎるwww
GJっしたーッ!
 
劇中の勇姿(雄姿かな?)→勇士(郎)の誤植に作品執筆の名残を感じましたw
 
>>115さん
初挑戦でこれとはすごいっすね。
一言でいうならおっきした。
じ、次回作投下を楽しみになんか、してあげないんだから!

117:名無しさん@ピンキー
08/10/17 00:00:46 4AGJjz6E
すごく唐突かつ行間を跳躍した話題ではあるが。

なぜにゲヘナ・シェヘラザードテイルズのえちネタは皆無なのだろうか
アザゼルのものは過去スレにもあったというに、初代の面子はイラスト的にも中身的にも妄想直撃だというに!
サフィーアなんて見ろ、きょぬーだぞ奴隷と間違われるようなエロ衣裳だぞ下着丸出しだぞーちくしょー

118:名無しさん@ピンキー
08/10/17 00:38:17 ZI7fRzna
ないなら自分で書けばいいではないか!
……って>>117に言えって俺の肩に乗っかった邪精が囁いてる。

119:名無しさん@ピンキー
08/10/17 00:38:37 49z8RjJW
>>117
あのリプは出た当時パルウィーンが全部持ってったからなw
俺もサフィーアは良いと思う。

でもアッシュの方が好き。
キラキラの小説に出たアッシュの挿絵が素敵にエロかった。

120:名無しさん@ピンキー
08/10/17 00:59:40 HVjWXJR4
どうせなら、歴代キャラごたまぜのとかを誰か書いてくれないものか。
ゲヘナはエロに向くし、リプレイでキャラも一杯いるのに。

121:名無しさん@ピンキー
08/10/17 01:04:27 6GzxVBD/
ゲヘナは煌少女しか読んだことないから無理っぽいなあ

122:名無しさん@ピンキー
08/10/17 05:38:23 SmLnsO79
>>110-111
 いやもうこれアドバイスとかじゃないよね!? 確かに具体的なアドバイスでもないけど!!

 個人的には>>108の続きが気になる…。
 いや、魔王少女~の本編ってハルがヒロインだったっけ? とか一瞬思いましたよ。
 頑張れベル様。ヒロインの座を取り戻す(?)んだ!!

 何はともあれ、乙&GJっしたっ!!

123:名無しさん@ピンキー
08/10/17 14:36:11 49z8RjJW
ぬぎぱく期待大。
つか下手なエロパロより凄いんじゃないかw

124:名無しさん@ピンキー
08/10/17 15:08:29 DSvD6kT6
>>123
……誤爆?

125:名無しさん@ピンキー
08/10/17 15:42:46 fN41UyYn
ソードワールドスレの誤爆か、単にこっちで振るべきだと判断したか。
まあ内容的には確かにこっちだが。

……すげー表紙絵だよなー。
1番凄い挿絵ってどんなんだ。

126:115
08/10/17 16:12:58 8A2Znepo
べ、別に>>116に発奮されて書いたわけじゃないんだからね!
単にいつもより4時間早く起きちゃって目が冴えて眠れなかっただけなんだから!


……とか言いつつ投下。>>99の続き。
エロは本当にはじめてなんでかなりきんちょー気味(汗)。

127:>>99続き
08/10/17 16:14:15 8A2Znepo
簡単なあらすじ
なんか女体化したひいらぎはレンによって貪られてるのでしたっ!つづく。



暗闇の中を肢体が踊る。
彼女たちにとって確かなものは、目の前の相手の存在だけ。
逆に言えば、だからこそそれにしか集中できない。
それは、翻弄させる側にとっては幸運であり、される側にとっては少々不幸と言えた。

何度目かの長い長い嬌声。
これまで感じたことのない快楽の果てをこの短時間で幾度も味わわされた少女は、細かく震えながらその激震の余韻から逃れるように、荒く息をつく。
顔は涙と汗とでくしゃくしゃで、いつのまにか服は脱がされ、下着だけが彼女を守る最後の砦と化していた。
そんな彼女のふとももの上に乗り、悦楽に染まった瞳で眺めるように見ている少女――柊レンは、恍惚と呟く。

「たくさんイったね。気持ち……いい?」

その言葉に、少女は力なく首を横に振る。

「……も。ワケ、わかんね……」
「うーん、男の子のそういうのと女の子のそういうのじゃやっぱり違うのかな……」

困ったように頭をかきながら、暢気にそう言って――レンは少女にとっての絶望の言葉を口にする。

「――じゃあ、確実に気持ちよくなってもらえるように。本番(これから)頑張るよ」
「まっ――待てレンっ! 無理っ! 俺もう無理だから――ひぅっ!?」

あわてて制止をかけようとした声が、首筋に立てられた犬歯の感触で喉の奥に引っ込む。
それを了承ととったわけでもないだろうが、彼女が声を納めたほんの数瞬。
自分とほぼ同じ体格の少女の勝手を知り尽くしているレンは、やけに清楚な白地に青い刺繍のブラを剥ぎ取り、放り投げる。

目の前にこぼれるのは、白い乳房。レンと同じサイズ、形であるソレは、片手では収まりきらないほどに大きい。
何度もブラの上からいじめられ、とっくに先端は硬く尖り。少し、赤くなってすらいた。
はぁ、とレンが感嘆のため息をつく。

「おっきいね……それに、前から思ってたけど意外に肌白いよね。ボクと違って外にはよく出てるのに。
 ただ、やっぱり結構傷跡目立つよ? ダメじゃない、ちゃんとすぐ治療してもらわないと。痕残っちゃうよ? こことか」

レンは少女の傷跡を撫でるようにして触れる。
何度か絶頂に味わい、体中が今過敏なまでに反応する彼女にとっては、それでさえぴくりと震えるほどの刺激となって、小さく声が漏れる。

「っぅ……! い……いーだろ、別に。こんなんいくらあったって、別に困りゃしないんだし――」
「そういうこと言ってると、こうだよ?」

彼女がそう返してくるのを待っていたかのように、レンは愉悦にとろけた顔で、一糸まとわぬ大きなふくらみを上から圧し潰すようにきゅ、と揉む。
レンの細い指の間からはみ出るほどの弾力。わしづかみ、という表現にふさわしく指が食い込む。
指先でゆっくり、強さの強弱を変えながら胸の形を変え、手のひらで乳首をくりくりといじりあげてこねる。
これまでの愛撫が全て布越しだったこともあってなのか、襲われている少女はよりダイレクトな愛撫に、一気に脳内が白く染まる。
必死に快楽から逃れようともがくが、レンの手の動きはその動きすら封じて彼女を喘がせる。

「ひっ――や、あっ! レンっ、レン……っ、それキツ、くぁあんっ! やめ、て……っ!」
「気持ちいいでしょ。今までは全部ブラがあったからさ、ちょっともどかしかったかもしれないけど……って、そうでもないか。何回もイってくれてたし。
 けど、やっぱり直に触るのとじゃわけが違うでしょ?
 まぁ。これだけでイってもらってもいいんだけど、あんまり本番前にイかせちゃうと、本番まで持たないかもしれないからね。片方だけやめてあげる」

悪戯っぽく笑って、彼女は右手を胸から外す。それで、頭を狂わすほどの快楽が半分減って、彼女が少し安堵する。
しかし、それはレンの言葉通り――本番への準備にすぎなかった。
レンは彼女がほっとしたのを見てとると、その硬くしこった右胸の先を――迷うことなく、口に含んだ。
ぬるぬると、赤い舌が白い肌の上を舐め上げ、唇で乳首の先端を強く吸われ、舌先で捏ね上げられ、犬歯の先でつつかれ――初めての責めに少女が悶え狂う。

128:>>99続き
08/10/17 16:15:09 8A2Znepo
「うああぁぁぁぁっ!? き――か、はぁんっ、んっ! あぁぁうぅっ。や、だ。やだぁ……っ!」
「ひゃへ?もうキツい?」
「ば……っ! くちっ……ひぃあっ! あぁっ! あ、う。しゃべ、んなっ……」

敏感なところを咥えられたまましゃべられたのではたまったものではない。
それに気づいて、ごめんごめん、と笑って謝罪しながらレンは名残おしげに一回強く先端を吸い上げてから離してやると、強すぎる快楽でふるふると震える少女を見据える。

「それにしても……ホントにこういうの弱いんだね。なんていうのかな、生娘? みたいな?」
「うぅ……当たり前、だろーが……っくぅ。こっちは、こんなの初めてに……はぁっ、決まってん、だろ」
「睨まない睨まない。それに――まだまだここからだよ? キモチイイこと」

けして迫力のない顔で憎まれ口を叩く目の前の少女を思う存分に好き勝手できることに、とろけた瞳のままレンはこれからの愉しみに思いを馳せながら――
――それまで少女の腹部を触っていた右手を、少女の最後の布地の砦の中に、すばやく潜りこませた。
割れ目を双球から茂みまで一直線になで上げる。それだけで、少女は大きく目を見開き息もできないほどのこれまでで最大級の快感に襲われた。

「うわ……びちゃびちゃだよ? そんなに気持ちよかった?」

紛れもなく少女の内から湧いた愛液でぬらぬらと濡れた指先を、呆れたような口調とともに見せつけるレン。
少女は快感の余韻から戻ると、ぎゅ、と目を閉じてそっぽを向く。

「ちが、う……こんなん、知らないっ……! こんなの、俺じゃない――」

固く閉じられた瞳からは、快楽による生理的な涙。悔しさの滲む言葉。真っ白になるほど強く握り締められた手は、あまりの激情に爪が皮膚を傷つけるほど。
それにさすがに罪悪感を感じたのか、レンは少しだけ憂いを帯びた目で少女を見る。

「う……ごめん。ちょっとからかい過ぎちゃったかな。しゃべってるの辛いよね、今度は――何も考えなくて済むように、気持ちよくさせてあげるから」

優しく少女のまぶたに口付け、レンは微笑む。
その顔は、まるで慈愛の女神のようにも見える。

――瞳が、快楽におぼれたままでさえなければ。

レンのその表情と言葉で、少女はこれからの自分の運命を思い知る。
ただ貪られる、捕食者の役目は変わらないのだと。それで、涙があふれた。




129:>>99続き
08/10/17 16:16:04 8A2Znepo
ぐちゅり、ぐちゃり、ぐちゅ。ぶちゅ。
すでに布は剥ぎ取られ、たおやかな白く長い三本の指が、少女の中を出入りする。
抉り、擦り、突き貫く。指だけで何度も絶頂に導かれ、少女とレンの結合部は、水溜りができるほど。レンも、あふれでる少女の愛液で肘までべっとりと濡れていた。
その状態で、いまだにやめて、と願う言葉を喘ぎの中に混ぜる少女を、レンは愛おしいと思った。
こんなに快楽の海に沈めているのに、それでもそれを止めようとする声はなんなんだろうか、と。
もっともっと気持ちよくしてあげたら、きっと言わなくなるのではないかと思ったが、どんな快楽に突き落としてもやめてほしいと彼女は願うのだ。

――体はこんなにも快楽を求めているのに。
――なんて、素直じゃないんだろう。

「……かわいい」

それが、彼女の奉仕心とほんの少しの嗜虐心をそそのかしたのか。
すでにべたべたと蜜で濡れた指を、完全に引き抜く。
ぼたぼたっ、と。指先から滴り落ちる蜜。その音を聞いて、真っ赤な顔をさらに赤らめながら、一方的な責めからの解放に安堵する少女。荒い息を繰り返す。

「あ……う、ぁ…………」

指先をぺちゃり、と味わうように舐め、うん、とレンは頷く。

「おいし。もっと、ちょうだい?」

恍惚の表情と共に、レンはいまだに蜜を吐き出し続ける少女の蜜壷の口へと近づき――少女が異変に気づくよりも早く、その蜜壷いっぱいに広がる蜜を、すする。
安全域から一気に危険地帯に放り込まれる感覚。

「ひ、ぃっ!? すわ、吸われ――いやあっ!? き、あひああああぁぁっぁぁぁぁっっ!!!」

あまりの落差に心が追いつけず、少女は一気に高みに押しやられ、体を痙攣させながら壮絶に果てる。
しかしその頂ですら終わりではない。

「――あぁ!? くぁああっ! だめっ、いま、いまおわっ!? おわった、のに……! はぁぁあぐっ! 
 ま、だうえっ!? いや、ぁっ! れん、やめ――んあぁぁうあああァっ!?」

一つ登ればさらに上、その上に昇ればもう一つ上が。
終わらない。高みはさらなる高みに昇るためのステップでしかない。
レンも止まらない。一滴の雫も残さぬ勢いで、ずちゅりずちゅると吸い上げ、弱いところを舌でつつきなで上げながら更なる高みへと少女を導く。
悶え狂う少女を見ながら、レン自身が満足するまで続けた。
ぴちゃり、と最後に舐めあげて、背中の筋が心配になるほどの激しい絶頂を目の当たりにする。

くたり、と力なく横たわる少女。すでに放心状態に近いが、なんとか意識はある。それを確認すると、レンは最後の段階に進んだ。

「気持ちよかった? だったらうれしいな。頑張ったから、ボクにもご褒美ほしいな」

そう告げて。
彼女は体を持ち上げ、自分の熟れきったクリトリスで、少女のそれを擦りつけた。

「はっ、あっ!?」
「んっ――ふ、あ! イイ、よ。気持ち、いい――っ」

少女の体力的にもこれが限界だろう、と考え、できるだけこの蕩けるような時間を引き延ばしたい気持ちにかられながらも、できるだけ早くレンは自身を高めていく。 
すでに重なり合っている部分は蜜まみれ。どこからが自分でどこからが相手なのか、その区別がつかない。
どろどろと熱い相手の体温。鼓動すら重なって聞こえる幻聴。一つになっているという感覚。自分と同じ顔。一つになっていると錯覚する。
そして、その時はきた。

「はぁぁぁぁっ。れ、んっ、れんっ! おれ、も、むり、ぃっ!」
「ボクもっ……げん、あぁん! か、い! イこっ! 二人でイこうっ!」


130:>>99続き
08/10/17 16:17:27 8A2Znepo
同時。

「「あああああああああぁぁぁぁぁあああっ!!!!!」」

異口同音に、同じ顔が絶頂を迎えた。
一人は泣き叫びながら意識を手放し。
一人は恍惚の表情とともに、荒い息をつきながらも目を開く。

青い双眸が、脱力しきった少女の肢体を映す。
自分と同じ色の髪を優しく撫でて、彼女は嬉しそうに告げた。

「がんばったね、蓮司くん。これでこの薬、飲めるよ」

レンは月衣から錠剤を取り出し、口に含むと――唇を重ねる。
先のような乱暴な愛撫とは違う、優しい口付け。意識のない少女に、錠剤を口移しで飲み込ませる。
嚥下するのを見届けて、月衣からタオルを取り出し、意識のない少女の体を拭きながら、レンは疑問を口にした。

「それにしても……なんでアンゼロット様は『一度女として気持ちいいことしすぎて意識手放さないと効果がない』性別を戻す薬なんか持ってらっしゃったんだろうね?」



……100%故意で作ってると思われる。
ついでに。レンの首輪の名前の板には超極小魔力駆動型カメラとマイクがついていたりするのだが――彼女はやっぱり気づいていなかった。
皆さんも、甘い言葉と守護者にはご注意を。

fin.

131:115
08/10/17 16:22:08 8A2Znepo
……ふつーに寝ぼけた頭でこれ書くのってどーなんだ自分。いやはっきり起きてたけど。
あれか。もう脳が腐ってるのか。先生お薬ください。どこ行けば買えますか。


てゆーかエロ難しいよ超難しいよめがっさ難しいよ書いてる途中何度ちゃぶ台ひっくり返したか……!
レンを黒い子にしようとして何度しても無理でした。くそうさすがはさやさやだ。三下とはわけが違う。
あい。それじゃこの辺で。ちょっと黄昏てくるわー。

132:名無しさん@ピンキー
08/10/17 17:01:31 4AGJjz6E
>>131
ジャハンナムに行って水煙草と麻薬やればいいと思います。
てーかアンタほんと初めてか。初めてでこんだけのエロスを書くのか。アンタが神か。
やはりあれか、寝不足の頭には神が降ってくるのか。

そして、レンはガイアのアンゼロットにかーなーりー仕込まれたと見える……!

133:名無しさん@ピンキー
08/10/17 17:44:31 PTQZElCa
よし……もっと寝惚けろ。終わらないまどろみの世界へ君を連れていけば、きっと君は神に成れるのだろ?
(ぐっと親指を立てて)

134:名無しさん@ピンキー
08/10/17 17:49:54 fN41UyYn
>130
GJだーッ! エロいぞこの野郎。

しかしナイトウィザードが流行って良作が投下されてそれに触発されてまた投下が、という良い連鎖なんだが、
ナイトウィザードばっかりというのも少し物寂しいな。贅沢な話だが。
カオスフレアの新作サプリが出たらそっちの投下もあるかしら。

135:名無しさん@ピンキー
08/10/17 18:48:54 EBkcjdsH
そもそもこのスレが伸び始めたのって侵魔が堕ちる夜の投下予告があって
人造人間×強化人間が投下されたあたりからだよね

その後のダブルクロスの神作で加速の流れだった

136:名無しさん@ピンキー
08/10/17 20:09:57 7iG8uBgt
>>130
就寝後一時間に目覚ましをセットするといいと思うよ。
何が言いたいかというともっと寝ぼけろ。

>>135
そして加速とレベルの高さについて行けなくなった男がここに一人。
前はちょこちょこ落としてたりしたんだけどにぃ。

137:名無しさん@ピンキー
08/10/17 21:06:05 YIN6A4CI
>131、>マッドマンさん
95だが、昨日早めに意識飛んで一日空いてみれば…貴方が神か。
というか神々降臨か。>99を携帯でなんて今でも信じられん…
ところで>130のカメラはつけてる本人(レン)の姿もきちんと写してくれるんだろうか。
こう、カメラの位置から周囲○mまでの範囲を立体映像化とかw


>ゲヘナ(初代)
確かに、パルヴィーンが全部持ってった記憶があるw
ゲヘナ好きだからどのシリーズでも大歓迎だが。


138:名無しさん@ピンキー
08/10/17 22:41:16 ji68teP9
>>131
続きktkr
だからエロイよっ!? GJだよっ!
こんな淫らなレンはちと素晴らしい。
 
も、もしアンタさえ良ければ、次回作を待っててあげても…
…な、何でもないわよ、ばかっ!
【またツンデレのふりをしたクレクレになっている】

139:名無しさん@ピンキー
08/10/17 23:16:34 1CLCj4wy
もっと寝ぼけて良い。

140:名無しさん@ピンキー
08/10/17 23:34:47 DSvD6kT6
>>132-139
だが騙されるな!百合ってるけど片方は男の娘なんだぞ!?

だ、騙される、ものかぁぁぁっ!!

141:名無しさん@ピンキー
08/10/17 23:43:19 4AGJjz6E
>>140
精神抵抗ジャッジ失敗ですね、分かります

142:名無しさん@ピンキー
08/10/17 23:54:50 7iG8uBgt
>>140
お前こそ落ち着け。片方は女の子ってことだろう。

143:名無しさん@ピンキー
08/10/17 23:55:44 w3nTf7xc
>>131
すげー、すげーえろいっすよ! 処女(作)でこんなにエロイなんて……なんていやらしいんだあんた!(ほめ言葉のつもりです)
一度女の快楽を知ってしまうともう、男のそれでは満足できないとかいうよな……柊、もう男の体じゃ満足できなくなっちゃったんじゃ……

144:名無しさん@ピンキー
08/10/18 00:25:38 ueJfocU1
>>143
やはり両方楽しめる身体になるべきでゴザルよ、って脳内ハッタリさんが。
 
>>134
>カオスフレアサプリネタ
本スレでちょっと話に出た、『アガ子たんのおっぱいが大きくなった』とか気になるね。
やっぱり召喚主のあかつきの使徒くんに夜な夜な…。
後は玄武の巫女さん続投なら、
玄武と意識を一体にするために、まずは身体から繋がる儀式の開始…とかだろうか。
くそぅ、表紙だけじゃ妄想の燃料が足りん。

145:名無しさん@ピンキー
08/10/18 02:03:30 P9I9sEY8
箸休めにアルシャードffの短いのでも。
……明日か明後日くらいに。

146:名無しさん@ピンキー
08/10/18 06:19:52 RB/qX9Zf
レンと蓮司の子供ができたらアレか、
自慰の果てに細胞分裂して単為生殖したことになるのかwww

147:名無しさん@ピンキー
08/10/18 12:07:13 /K2gbFRY
>>146
 某「終わりの~」のヒロインみたいに、時間帯によって性別が変わりそうだなw

148:名無しさん@ピンキー
08/10/18 12:27:16 Cv0RWQ0Z
でもんぱリプレイ買うてきた。
…ああ、コレは確かに凄い。表紙は二番目というのもうなずけるw。

149:名無しさん@ピンキー
08/10/18 13:32:47 P9I9sEY8
そんなに凄いのか、つーかもう発売か。
よし買ってくる。

150:名無しさん@ピンキー
08/10/18 15:06:04 xff8AOp8
表だとうざがられそうなので裏でワープレス
エロないけど勘弁

アルシャスレ>>102-103
ガンスリ子「……例え造られた存在だろうと、候補生の貞操は私のものッ」
エイリアス候補生(略してエコー)「お姉さま!(ひしっ)」

候補生「いやいやいや、そこはせめて“私が守る”とか言ってよ姉さん! あとお姉さまって!?」

151:名無しさん@ピンキー
08/10/18 16:46:37 +g6WmD7M
>>150
にア たのむ、もっとやってくれ!
   そう、かんけいないね
   ころしてでも、うばいとる!

152:名無しさん@ピンキー
08/10/18 18:04:21 7360qfSg
>151
>   ころしてでも、うばいとる!
 『 何 を 』 だ w

153:名無しさん@ピンキー
08/10/18 18:11:33 ueJfocU1
そりゃ勿論……貞操?

154:名無しさん@ピンキー
08/10/18 18:53:52 FG5tf/DQ
>>153
へぇそう。

155:名無しさん@ピンキー
08/10/18 18:54:36 KrDfNXj5
>>154
って言いそうだと思った。

156:名無しさん@ピンキー
08/10/18 19:29:10 BwbAdnZf
ぬぎぱく買ってきた。
表紙はネット上の画像だと小さくてわかりづらいが……ぱんつにタテスジ入ってるw
やりすぎどころの話じゃねーぞーw
口絵はもっと酷いけどw どこが『ちょっとえっちな衣装』だw

157:名無しさん@ピンキー
08/10/18 22:49:58 hugAfcR+
>>156
皆フラゲしてるのか、いいなぁ

158:名無しさん@ピンキー
08/10/18 22:52:40 BwbAdnZf
いや、今日発売日だから。

159:名無しさん@ピンキー
08/10/18 22:54:28 BwbAdnZf
と思ったら違ったようだ。スマソ

160:名無しさん@ピンキー
08/10/18 23:02:39 sVDnXpDy
こっちは書店に並ぶの来週の火曜日以降だぞ!クソ!

161:名無しさん@ピンキー
08/10/19 08:23:49 RK7Nj1bk
ぬぎぱくってにゃに?

162:名無しさん@ピンキー
08/10/19 09:04:29 X4ql8GK/
デモンパラサイトの新しいリプレイ。
「ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモン」が正式名称。
タイトルに偽りない、ヒドい内容です(半分褒め言葉

163:名無しさん@ピンキー
08/10/19 09:07:21 RK7Nj1bk
なんじゃそりゃw

164:名無しさん@ピンキー
08/10/19 11:27:25 aPlxuvnx
ぬきぬきとくぱくぱとはいやらしい

165:名無しさん@ピンキー
08/10/19 12:11:09 l2EllvJ2
ぬぎぱく、口絵を見て思ったんだが…
ヒマワリの髪って赤くなかったか?アキラと被るから避けたんだろうが…。
というかアキラのほうをもっと前面に!前面に!

166:名無しさん@ピンキー
08/10/19 14:24:59 MrIkgYF9
危なくネタバレを書いてしまうところだった。
実発売日と公式発売日のズレは何とかならんのか。

実質明後日まで瑞姫について語るのを我慢せねば
ならないとは・・・。

167:名無しさん@ピンキー
08/10/19 14:49:59 xu7BlcVw
ぬぎぬぎはまあ言葉通りとして、ぱくぱくは焼肉の事なのかあまがみの事なのか

168:名無しさん@ピンキー
08/10/19 14:53:03 +cvZ+IMC
>>167
両方

169:名無しさん@ピンキー
08/10/19 15:17:11 nkeXVZJi
まだネタバレはできないんだよなー。
しかしエロいな。色々と。

ところでデモパラと言えば、R&R掲載の一発リプレイもまたやらんかな。
ほら、あの豚が出る奴。
男衆へのツッコミとスルーが鋭すぎて、同じクレイモア女子高生が出るのにちっともエロくない。

170:名無しさん@ピンキー
08/10/19 19:00:23 VvvymX08
いや、一度掲載されたものなんだからネタバレもなにもないだろw

171:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/19 20:18:41 V583MVUP
必要があるのかどうか不明ですが、プロットが大体固まり終えました。
新作の『勇者少女の双影協奏曲(正式タイトル)』を明日か明後日には投下しますね。
メインPCは柊、ノーチェ、レン、???とか?????の予定です。
待っている方などあまりいないでしょうが、報告させていただきます。

その際にはよろしくお願いします(ペコリ)

172:名無しさん@ピンキー
08/10/19 20:21:47 +cvZ+IMC
>>171
さて、全裸待機するか。

173:名無しさん@ピンキー
08/10/19 20:25:50 T9NhGLq1
あちらこちらで現在進行形の作品投下…あ、あんた化け物か!?(誉め言葉のつもり)
わかったぞ!マッドマンさんはきっと三人くらいいるに違いない!
というか、追いつかねー!ともあれ投下待ってる!

174:名無しさん@ピンキー
08/10/19 20:37:49 +cvZ+IMC
>>173
ZとZZとイージィがいるんだろう。多分。

175:名無しさん@ピンキー
08/10/19 21:00:51 MrIkgYF9
>>170
そういえばそうだったな。

まあ、俺は文庫の方しか読んでないから、
一応二十日の24時まで待つよ。

176:いつふた
08/10/19 21:38:36 ejcgs3d/
ゲーム:真・女神転生200X(メガテンX11本目)
 分割:18分割(その12)。
エロ度:狙って書いたエロ描写はない。

URLリンク(wiki.fdiary.net)

177:名無しさん@ピンキー
08/10/19 22:52:21 zgcDEnXW
ふと気になったんだが
キルキル部隊のビジュアルイメージってどんな感じだったっけ?

178:名無しさん@ピンキー
08/10/19 23:18:37 lZXCaLXh
ショッカーじゃね?

179:名無しさん@ピンキー
08/10/20 00:49:18 P8D/4V4B
>>171
待ってるやつなどいない、だとぉ!?
ばかやろう! 今俺は北の地で全裸待機してるぜ! そうさ! マッドマン氏の書くレンたんが、ノーチェが見れるなら……俺は死など恐れない! ……へぶしっ

180:名無しさん@ピンキー
08/10/20 00:54:12 kLccn8z7
しかし大丈夫なんかね泥人形氏。
向こうで今日アクセス規制受けたみたいな話聞いたけど。

181:名無しさん@ピンキー
08/10/20 01:04:30 SkeV4e1P
うむ、心配だな。

ところでサフィーアと奴隷少年のエロを思いついた。


182:名無しさん@ピンキー
08/10/20 03:55:00 CL0JamFE
書くんだ、すぐに。さあ、すぐにだ。

183:名無しさん@ピンキー
08/10/20 07:44:32 xNsGFISx
ノーチェっていつからこんな人気キャラに?w

184:名無しさん@ピンキー
08/10/20 07:48:12 R6YloQOM
とある別SSスレの影響が大きいんじゃないかな>ノーチェ

185:名無しさん@ピンキー
08/10/20 08:15:02 racfKRZ3
>>176
どんどん話が壮大になっていきますのう

186:名無しさん@ピンキー
08/10/20 08:29:40 xNsGFISx
>184
ああ、この間ここにも投下してた
さるさん大好きな人のSS?

187:名無しさん@ピンキー
08/10/20 19:40:39 yeJaupE0
ところでノーチェってどんな外見してるんだ?
ググってもAAしか見つからない

188:だぶらぎ作者
08/10/20 19:41:08 AAN+Kq5y
レス返しとかやってもいいのかなここと言いつつレス返し。

>>132
いやいや神とかはちょっと本気でマジで言いすぎだと思うのですよー……?
本当にはじめて物語です。うぁぁ今から見ても恥ずかしい……(悶)。
そうですねぇ、向こうのアンゼは一目見たときからそういう奴だと素で思ってました。
前並みに寝ぼけたら今度は『輝ける黄金』×『真昼の月』とかいけるかもしれん(お前はどこまで同キャラ戦が好きなんだ)。そしてそこに割って入る『暗黒の太陽』!(だかry)

>>133
まどろみ終わらなかったら今度はパソ子が打てなくなるんで書けなくなるんじゃないかな?
わたくしめに鬼の手をつけろと?

>>134
カオスフレアは一時期流行んなかったっけか?いるるんはすげー可愛いと思う。あと信長様。レグニツァの戦姫様ものとか見たいなー、普通のやつで。

>>136
それ寝ぼけとか以前に眠れてねぇっ!?

>>137
泥がんだむ氏は神扱いでOKでもおいらをそこに並べんのは失礼なんじゃなかろーか……(遠い目)。あんなん無理だって。
>>99はまごうことなく携帯です。そのせいで改行ミスったとこが……(悔)。昔某所の暴走リレーでも何度か携帯投下したなぁ。生活拠点ネットつながんねーもんで。
おかげで3レス分くらいならまだいけるぜ!
アンゼロット城の技術力は世界一ィィィィ!ですね、わかります。

>>138
だ、だからアンタのためにやったんじゃないって言ってるじゃないっ!
次っ……!? 次もまたこんなに恥ずかしい思いしろって言うのっ!? へ、変態! ド変態! 超☆変態!!
ほ、誉められたって、そんなのぜんぜん嬉しくなんかないんだからねっ? で、でもまた思いついちゃったら、その時は……な、なんでもないわよこのばかっ!
【馬鹿はやりとげた漢の顔で心地よい汗をぬぐった】

>>139
あれおっかしーなぁ……なんか>>139の方から、眠くなる電波っぽいのが飛んできてる気が……。
リゲ○ンリゲ○ンっと。

>>140-142
どういう状況なのか把握。ありがとう>>141-142。


189:だぶらぎ作者
08/10/20 19:41:57 AAN+Kq5y
>>139
あれおっかしーなぁ……なんか>>139の方から、眠くなる電波っぽいのが飛んできてる気が……。
リゲ○ンリゲ○ンっと。

>>140-142
どういう状況なのか把握。ありがとう>>141-142。

>>143
はっはっは、そのIfは面白いなぁ。あれか。
夜中に我慢できなくなったくれはに襲われる柊ちゃん(仮)とか、ヴィオに調教される柊ちゃん(仮)とか、リューナにいじめ抜かれる柊ちゃん(仮)とか、
精神世界で魔剣さんにその名の通り貫かれる柊ちゃん(仮)とか、リオンの羞恥プレイ柊ちゃん(仮)とか、ノーチェに吸血でえろえろされる柊蓮司とか。

……書かないけどな!

>>144
うん。あなたはハッタリの血を継ぐ者だ。今すぐカオスフレアのお手伝いに行ってあげてください。

>>146
マジか。人間じゃねぇな。

>>147
日本殴殺厚さ単行本協会会長の本ですね。わかります。

>>183
ほんとにねー、隠れノーチェファンの一人としては嬉しい限りでさぁな。

>>184
ノーチェは元から人気者だよ! だよ!
……ごめん。自分を偽るのは無理だった。

>>186
さるさんなんか大っキラ……な、なんのことですかなァ?
それがしにはとんと覚えががががござんせんが。


では。スレ汚し失礼しました。

190:名無しさん@ピンキー
08/10/20 20:53:28 D3AJOF6J
>187
銀髪ツインテゴスロリの赤目吸血鬼少女13才。

191:名無しさん@ピンキー
08/10/20 22:26:54 VpbdToh8
>>187
巨大な水晶玉を唐草模様の風呂敷に淹れて持ち歩く、ゴスロリヴァンパイア。
中身はケロロ軍曹。

192:名無しさん@ピンキー
08/10/20 23:50:38 iX2rjkBo
この流れは来るか!ノーチェのエロが……いや、正直某軍曹口調でエロは難しいと思うんだ、うん

193:名無しさん@ピンキー
08/10/21 00:05:23 w/jYTyrE
>>192
某クロススレで応理と良い感じにイチャイチャやってたぜ!
…そう問題ないんじゃないか?
(バカは答えになってない答えを言った)

194:名無しさん@ピンキー
08/10/21 00:12:23 m0mXlJGs
>192
軍曹口調と思うからいかんのだ。
アイギス口調(~中盤)だと思え。

195:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:01:46 Q8oDkOp0
ああ・・・。
クレイモアやヴォージェで全裸、というのも良いが、
ブリガンダインで全身ずぶ濡れ、というのも趣深い・・・。

などと思った俺はすでに戻れないのかorz

196:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:20:54 +KhVkzac
>>192
昔、リプキャラのにゃんにゃんなりきりスレでマユリとにゃんにゃんしてたぜ?<軍曹口調吸血鬼


>>193
応理とって……どんなマニアックな組み合わせだよww
大惨事しか想像できんww

197:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:22:14 pBdB7aqp
そんなデモパラな発言が来たところで、書き掛けのぬぎぱくSSを投下させてもらいます。
表紙絵からの妄想ネタ、つたないもんですが読んでくれればありがたい。

198:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:23:58 pBdB7aqp
ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモン
すみかと久介の撮影会

放課後の教室、すみかは帰宅前にちょっと気になる男子である久介の様子をうかがってみた。
久介はなにやら雑誌のようなものを見ているようだ。
「久介くん、なにを見ているんですか?」
「ああ、伊門か。アニキ師匠の作品が載ってる雑誌をな……」
カラフルな雑誌には可愛らしい女の子やロボットのフィギュアの写真が載っていた。
「もう、学校にそんな雑誌持ってきちゃいけないですよ。」
「固いこというなよ。見ろよ、これがアニキ師匠の作品だぜ。」
久介が指差したページを覗き込んでみる。
顔が近づきちょっと意識してしまう。すると久介の方が頭を引いてしまった。
久介も実はすみかの顔が近づいてきて、ちょっといい香りがする……などとドギマギしてしまったのだ。
すみかは改めて雑誌を見てみる。そこには白銀に輝く鎧に大きな翼が生えた騎士のような姿をしたフィギュアがポーズをとっていた。
「……これってのぶ男さんが変身した姿ですよね?」
「ああ、アニキ師匠は自作の変身ヒーローって設定で作ったらしい。」
「いいのかなぁ? 悪魔憑きのことバレたらマズイんでしょう?」
「バレやしないって、オリジナルキャラなんていっぱいあるんだぜ。」
ふーんと頷きながらぺらぺらとページをめくってみる。たしかに多種多様なフィギュアが載っている。
もっとも、そういった知識のないすみかにはどれがオリジナルなのかはサッパリだった。
「あ、そろそろ返してくれ。」久介がなにやら慌て出した。
「え?」気づいた時には遅かった。ページを捲った先には肌を晒した女性のフィギュアが大量に掲載されていた。
「……」気まずい沈黙が流れる。
「あああ、いやその、ほれ、アニキ師匠の作品なんだけどよ!」久介は慌てて雑誌を取り返し元のページを開いた。
「俺もこういう作品作ってみたいなーと、思っているんだよ。」
「久介くんも、ですか。」裸の女のフィギュアを。
「ほ、ほら、かっこいいだろ。アニキ師匠の作品。」
「まあ、確かに。」
確かにヒーローのようなポーズを決めているフィギュアはスマートな騎士のようで、あまり興味の無い女の子であるすみかから見てもカッコイイと思えるものだった。
もっとも、中身は年中ランニングシャツ一丁で腹の飛び出た加齢臭ただようおっさんなのだが。
「久介くんも自分が悪魔化した姿を作るんですか?」
「いやあ、俺のはその……あまりかっこよくないから……」
久介が悪魔寄生体はモリオンと呼ばれる光と治癒を得意とする天使のような悪魔だ。
とは言え、久介の変身した姿は四肢から紐が伸びた光り輝く宇宙人といった様相で、確かにかっこいいかどうかは微妙だ。
「その点、伊門はいいよなぁ~。なんつーか畏怖を覚える美形って感じで。」
「え、そうかな?」
褒められたことにちょっと嬉しく思い笑みが浮かぶ。
すみかの悪魔寄生体はクレイモア。炎の魔神と呼ばれるタイプの悪魔で、すみかの変身した姿も多数の突起や曲線を描く装甲で覆われており、全身で炎を形取ったような姿をしている。
複雑な形状だが力強く、そして美しかった。
「あれをフィギュア化できたらいいよな~」
「そ、そんな私なんか……」
久介からしてみると何気ない思いつきだった。なにしろ形状が複雑すぎて自分の力量ではとても作成できるとは思えない。
それでも偉大なアニキ師匠に近づくために、無茶に挑戦してみるのもアリかとちょっと考えてみた。

そんな時、二人の携帯からメールの着信音が鳴り聞こえた。
「セラフィムからか……そんじゃ伊門、一緒にいこうぜ。」
「うんっ」
すみかは、またちょっと仲良くなれたことに素直に喜んだ。

199:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:24:08 pBdB7aqp
「のぶ男パーンチ!!」
ちゅどーん! 効果音も高らかに吹っ飛ぶカルトロップ。
いつものチームで廃工場に棲みついているヴィシャスを倒すという簡単な依頼だった。
「ふっ、決まったぜ」
ポーズを決めているのはブリガンダインと呼ばれる騎士の姿を模した悪魔憑き。その正体は火山のぶ男というおっさんだ。
「あいたたた……」
すみかは敵の攻撃を受けてしまい傷ついていた。装甲が少し剥がれている。
「伊門、大丈夫か?」
久介が《治癒光》を使うと、すみかの傷がふさがっていった。
「ありがとう、久介くん。」
「おうっ、すみか。この程度の敵にやられるなんて、少したるんでるぞ!」
のぶ男から叱咤の声が飛ぶ。見た目は冴えないおっさんだが、意外と面倒見がよいところがあるのだ。
すみかは戦闘に遅れてきた上に相手が強かったのか運が悪かったのか戦闘でもいいところ無しだった。
「すみませ~ん」
巨体を縮こまらせて謝るすみか。とはいえ、すみかが遅れてきたのには理由がある。
すみかの悪魔寄生体クレイモアは、変身すると身体が巨大化してしまうため、服を着ているとやぶれてしまうのだ。
その為すみかは変身前に物陰で服を脱ぎ、全裸になった上で変身してきたのだ。
「まあいいか、次は頑張れよ!」
のぶ男も本気で叱っているわけではない。すみかが小さくなるのが面白くてからかっているだけなのだ。
「そうそう、本気で戦えばすみかちゃんが一番強いんだから。もっと自信をもって。」
腕を刃に変えた少女、彩子がフォローを入れる。すみか達の先輩であり、ファランクスという悪魔寄生体をいれている女子大生だ。
「はい、頑張ります。」
皆の期待には出来るだけ応えたい。すみかは胸を張って背を伸ばした。
直立したクレイモアの姿はまさしく炎の魔神というに相応しい威容を誇った。
「う~ん、やっぱカッコイイけど複雑だなぁ」
久介がすみかの様子を見ながらつぶやく。
「お、なんだ久介。すみかのことをジロジロみちゃって。」
「そうじゃないですよ。実は……」
のぶ男が茶化すと久介は慌てて説明する。
アニキ師匠の作品を見て自分も悪魔憑きのフィギュア作成に挑戦してみたくなった。
そのモデルにすみかを考えているが難しくて躊躇している。
「なんだ、それならやってみろ。悪魔憑きは失敗を恐ない!」
「いや、まだ考えてるだけだったんで……」
「すみかもいいよなっ!? モデルしてやれよっ! そうだ、俺のアトリエ貸してやるから、後で写真とっておけ。」
話を仕切り出すのぶ男に、二人はうむを言わさず従わされてしまった。

「そんじゃ、俺は報酬で飲みにいくから、あとよろしく~。カメラとか機材は自由に使っていいからな~」
すみかが着替えて戻ると、のぶ男はさっさと街へ繰り出してしまった。
去り際に久介に「朝まで戻らんから、頑張れよ。」と耳打ちしていった。
彩子はセラフィムに報告に戻ると言い、別れ際に「頑張ってね」とすみかに囁いてから消えた。
二人とも顔を赤くしながら、のぶ男の家へ向かった。

200:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:24:46 pBdB7aqp
のぶ男は声優志望のフリーターだが、フィギュア作成に関してはプロ級の腕前であり、原型師としても活躍していた。
のぶ男は実家の離れをフィギュア作成用のアトリエに改造しており、久介もアトリエの鍵を預かり利用させてもらっていた。
「それじゃ入って。」
「お邪魔します。」
中に入るとシンナーの臭いがした。久介が窓を開ける。部屋の中は意外と広く、作業用テーブルや作品棚、プラモの箱の山などが配置されていた。
「意外と整理されてるだろ? アニキ師匠は作業しやすいように整理整頓は欠かさないんだ。」
すみかは失礼だとは思うが、人は見かけによらないものだと思った。
「え~っと、カメラは……あれ? 無いな。」
きょろきょろと見回すと机の上に置いてあった。やっぱりそんなにきちんと整頓しているわけじゃないようだ。
「それじゃ撮ろう。そっちの壁を背中にして立ってくれ。」
久介はカメラを手にすると早速撮影に入ろうとする。すみかは制服のままだ。一枚とってみよう。パチリ。
「………………」
すみかが怒ったような目で睨んでいる。
「……す、すまんっ!」
すみかは変身するためには服を脱がなければならない。
久介の目の前で服を弾き飛ばしながら変身するなんて出来るわけがない。
「ちょと部屋でてるから、変身したら声かけてくれ!」
久介は慌ててカメラを置くとアトリエを出た。

久介はアトリエを出ると、ドアを背に座り込んだ。
つい自分と同じように考えてしまったが、同じ悪魔憑きとは言っても変身に付きまとう手間はまるで違う。
「ふう……」
ため息をつき、心を落ち着かせる。
シュル……パサッ……
薄いドアの向こうから衣擦れの音が聞こえる。
板切れ一枚挟んだ向こうでは、同級生の美少女が服を脱いでいるのだ。
息を潜めて耳を澄ます。男としてそれはしょうがないことであった。

久介が出て行くと、すみかは落ち着いてブレザーを脱ぎ、タイを緩める。
かばんの中から携帯用ハンガーを取り出し、吊るせそうな場所を見つけて取り付ける。
ブラウスを脱ぐと品の良いレースで飾られたブラジャーに包まれた形の良い胸が姿を表した。
スカートのホックを外し、脚を曲げて抜き取る。オレンジ色のしましまパンティだ。
脱いだ衣服をハンガーに吊るしたところで、視界の隅に白い影が動くのが見えた。
窓が開けっ放しだった!
「久介くん!?」
まさか彼が覗いていたのだろうか。

201:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:24:58 pBdB7aqp
部屋の中でガタリと音がした後、自分を呼ぶ声が聞こえた。
少し早い気がするが、脱ぐだけならそれほど時間も掛からないだろうし、変身時間にも制限がある。早めに行動したほうがいいだろう。
久介はドアを開けて中に入り、下着姿のすみかが背を向けているのを見た。
「い、伊門!?」
声に振り向くすみか。
「え、久介くん? じゃあ今のは……」
「い、伊門、その服が……」
悪いとは思うが久介はすみかの身体をしっかりと見てしまった。
出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる、バランスの良いスタイルだった。
「服……きゃあっ!」
小さく悲鳴をあげ腕で身体を隠そうとする。
その時、動揺からか自分の中で激しい鼓動が起きたのを感じた。衝動が沸き起こる。激しい開放感がすみかを襲う。
「やだっ、変身しちゃうっ!」
頭の左右から羽のようなツノが生える。背中や腋から装甲が飛び出しブラジャーを弾き飛ばし、形のよい乳房がまろびでる。
ぷるんっ、と振るえ出たおっぱいに久介の目は釘付けられた。ピンクの乳首が見えたが、すぐに装甲が覆い隠してしまう。
「やっ、なんで急にっ! なんでこんなに変身遅いのっ!?」
通常であれば一瞬で済む変身だが、稀に衝動から変身してしまう場合にはゆっくり時間を掛けて変身することがある。
腕で身体を隠すことを禁じるかの如く、上から鉤爪のついた腕部がすみかの腕を覆う。間接部が形作られてないからか、動かすことが出来ない。
そして腰の部分から装甲が湧き出た。伸縮性のあるパンティも鋭い突起を持つ装甲にはひとたまりもなく、切り裂かれちぎれ飛んだ。
股間にうっすらと繁る痴毛、その下に伸びる秘裂を、久介は生で見るのは初めてだった。
パンティを吹き飛ばした装甲はそのまま伸びて股間を覆い尽くす。
全裸に剥かれたすみかの身体のあちこちから装甲が飛び出し、たっぷり30秒ほど掛けて身体全体を覆い尽くした。
変身が完了すると、すみかは腕で胸や股間を隠し、しゃがみ込んでしまった。
「す、すまない伊門っ! その、それほど見てないからっ! 気にするなっ、なっ!?」
しっかりガン見していたのだが、嘘をついて慰める。
すみかとしても目の前で変身したり、変身解除後に服を借りたりしたことがあったので、恥ずかしいけど少し肌を晒すことぐらいでは気にしないことにしていた。
だが、これほどじっくり見られたのは初めてだ。恨みがましい目で久介を睨みつける。
久介はビクリと身を引いた。縮こまっているが見た目は炎の魔神である。とても恐い。
「そ、それより急に呼ばれたんだけど、なんだったんだ?」
久介は必死で話題をそらす。すみかも思い出したのか事情を説明する。
「窓の外に人影を見たんです。その、てっきり久介くんが覗いていたのかと……」
「ああ、開けっ放しだったからな。って俺は覗きなんかしないよっ!」
「誤解でしたね、ごめんなさい。でも……」
非はすみかにあったので素直に謝った。だが、結果として覗かれたのと同じようなものだ。
久介としてもそれはわかっている。別に責めたいわけじゃない。顔を赤くしてそっぽを向く。
「だから、さっき見たことは不問にしますっ。忘れてくださいっ」
「あ、ああ。うん。忘れる。」
生返事を返したが、多分一生忘れられない光景だった。

202:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:26:17 pBdB7aqp
URLリンク(www.fujimishobo.co.jp)
とりあえずここまでです。
スカートのことは気にしないでw

203:名無しさん@ピンキー
08/10/21 01:44:24 +iT780Nz
SS投下早いなw
まああの表紙じゃ仕方ないか。

何はともあれGJ。続き期待してるぜ

204:名無しさん@ピンキー
08/10/21 03:09:35 KEiPSYts
着物を着た黒髪ロングの大人しそうな娘さんが
モルフェウスのエフェクトで着物を武器に変えて、タンクトップとスパッツだけの姿になる
ということが鳥取であったが……これは萌えになるのだろうか?

205:名無しさん@ピンキー
08/10/21 04:45:45 tE15WmnJ
>>167
バカ、穴に決まってるだろ<ぱくぱく

206:名無しさん@ピンキー
08/10/21 06:45:07 QHvYW4RP
>>204
凄くマスクドヒーローズ的
変身ヒロイン的な意味で

207:名無しさん@ピンキー
08/10/21 11:43:03 MoNvWiKe
シエル先輩というキャラがいてだな

208:名無しさん@ピンキー
08/10/21 16:18:59 A7nvbjzT
>202
GJ。俺はお前を待っていた。
すみかは全くもっていぢめがいのありそうなキャラだな。

209:名無しさん@ピンキー
08/10/21 20:41:45 HGf7b3mj
エルザとユンガーでまったりエロとかどうよ?
パーティー行動中は必要以上にベタベタしないけど、二人きりだと寄り添う感じの。

210:名無しさん@ピンキー
08/10/21 20:57:47 +KhVkzac
>>189
やや遅レスだが

>ヴィオに調教される柊ちゃん(仮)

このへんを詳しく教えてはもらえんだろうか、俺には想像もつかん
こう、じっくりねっとり妄想を文章形式で語ってくれるとありがたいんだがのー

211:名無しさん@ピンキー
08/10/21 22:00:10 Mjc7ZEp8
モンティ・パイソンプレイと称して冷凍チキンでぶたれ続けるとか

212:名無しさん@ピンキー
08/10/21 22:01:21 a7cSeLMj
ただの虐待じゃねーかw

213:名無しさん@ピンキー
08/10/21 22:02:25 YrZ+UJ6C
>>202
ミッドナイトGJ

・・・「天使のような悪魔」って所に思わず反応してしまったのは俺だけだろうな。

>>207
俺の先輩萌えの原点がどうした?

214:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:30:57 pBdB7aqp
それではぬぎぱく続きを投下です。

215:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:31:58 pBdB7aqp
「それじゃ、早いとこ撮影しちゃおうか。」
「うん、お願いします。」
久介がカメラに手を伸ばす。すみかも壁際に移動する。
「えーと、撮影モードで……」
のぶ男のカメラはデジタル一眼レフの本格的なものだった。多機能だが、久介には撮影と撮った画像の確認ぐらいしか出来なかった。
「それじゃいろんな角度から撮っていくから、まずは真っ直ぐ立っていてくれ。」
「うん、わかった。」
パシャッ、パシャッ、パシャッ
時折向きを変える指示を受けながら撮影を続ける。
(そういえば……今、裸の写真撮られてるんだよね……?)
変身しているとはいえ、一応は裸である。すみかは恥ずかしくなって太ももをすり合わせモジモジし始めた。
「? どうした伊門?」
「な、なんでもないですっ!」
「そっか、じゃあ次は各部の拡大写真を撮るよ。」
複雑な形状をしている顔を3面から撮影する。続いて腕や脚を撮る。
そしてついにカメラのレンズは胸へと向かった。
「きゃっ」
軽く悲鳴をあげ思わず腕で胸を抱え込んでしまう。
「えーと、わりい。」
久介も謝る。思わず謝ってしまった理由を考え、久介も裸の女の子の胸を撮影しようとしていたことに気づいた。
「その……伊門、胸撮ってもいいか?」
「……う、うん」
そっと腕を下ろし、胸を張る。
パシャッ、パシャッ
おっぱいを撮られているわけじゃない。でも、やっぱり恥ずかしいことに変わりは無かった。
「伊門、下も……撮るぞ?」
久介が赤面しながら訪ねてくる。
かるく脚を広げて立つ。股間と尻に向けて何度もシャッターが切られた。
(お父さん、お母さん、ごめんなさい……)
すみかはなんとなく申し訳ない気分になってしまった。

「ふう……」
久介はため息をついた。
どう考えても性的な写真とは程遠いのだが、すみかの態度とシチュエーションに釣られて、つい恥ずかしくなってしまった。
「それじゃ、今度はポーズとってくれないか?」
「ポーズですか。」
ピース……じゃないですね。ファッション雑誌に載ってるようなポーズだろうか?
くねっ
身長2mを越す炎の魔神がしなやかな女性的ポーズをきめる。
「いや、そういうのじゃなくて、戦闘中みたいなかっこいいやつを……」
「そ、そうですね。」
そうすると、剣道の構えがいいだろう。
《生体武器》を作り出し中段に構える。長年練習してきた剣道の構えだ。すみかの戦闘スタイルは悪魔化してもそれほど変わらない。
背筋を伸ばして剣を構えた姿は凛とした美しさすら感じるものだった。
「確かにかっこいいんだけど……変身した姿でその構えって、なんか小さくなってるみたいに見えるな。」
剣道の構えは所詮、対人間用の構えである。超人的脚力で走り回り、時には空すら飛ぶ悪魔戦闘の際にとってもそれほど意味はない。
むしろその肉体能力を使い切れずに収まってしまう恐れすらある。
だが、すみかは長年付き合ってきた自分の構えを否定されて、むっとしてしまった。
身体の中で悪魔寄生体が囁く。衝動がはじける。目の前の久介に猜疑心が持ち上がる。
「この構えのどこが悪いんですかー!」
必殺の中段突きを放つ。生体武器が胸に激しく突き当たり久介の身体を吹き飛ばした。
「ぐはーっ!」
一撃かまし、我に返ったすみかが慌てて久介の介抱へ向かう。
「きゃーっ、だ、大丈夫ですか? 久介くんっ!?」
「だ、大丈夫だ……死ぬかと思ったけど……」
「ごめんなさい。つい衝動的に……」
「……悪魔憑きなら付き物さ。しょうがないって。」
悪魔憑きは衝動が溜まると思わぬ奇行に走ることがある。先ほど突然変身が始まったのもそれが原因だ。

216:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:33:02 pBdB7aqp
久介は自らに《治癒光》を使い怪我を回復する。
「それより、今の突きはよかったと思うよ。やっぱり動きのあるポーズはかっこいいしね。」
「そ、そうかな?」
「そうだ、模型誌でポーズのチェックをしてみたらどうかな? 参考になると思うよ。」
渡された雑誌をペラペラと捲って見てみる。
確かに剣を持ったロボットや剣士風のキャラが大勢載っている。
中には肌も露わな女性が大きな剣を振り回しているようなのもあるけど……
どれも剣を大きく振り回すようなポーズを取っているのが共通点だ。
「こんなに大きく構えたら隙だらけだと思うんですが……」
「まあ、フィクションだからね。実用性よりも見栄えなんだよ。」久介も苦笑しながら同意する。
「はあ、なるほど。大体わかりました。」
幾つかポーズを真似て撮影を続ける。
脚を大きく広げて生体武器を大振りするように構えると、身体全体が大きく見せることが出来る。
久介も気分が乗ってきたのか、色々とポーズに注文をつけてくるようになってきた。
(……そろそろ時間かも)
一度の変身時間は約10分である。衝動を解放し変身を延長することも出来るが、今日は戦闘をした後にこの撮影騒動である。
まだ余裕はあるが、そろそろ暴走領域を心配する頃合である。
「あの、久介くん、そろそろ……」
「あー、すまない。もうちょっと頼む。脚を振り上げるって出来るかな?」
「こ、こうかな?」
言われるままにハイキックを放つように脚を振り上げる。
(久介くん……私の言う事聞いてくれない……)
パシャパシャと股を広げているすみかを撮影する久介。
先ほどはあれほど恥ずかしかったのに、今は悪魔の姿であると認識してしまったからか、まったく気にならない。
(折角仲良くなれたと思ったのに……)
視界の隅に先ほどの雑誌が目に入った。ページが捲れたのか女性フィギュアがセクシーなポーズを取っているのが見える。
(私だって、こんな姿じゃなければ……)
グラビアアイドルみたいに水着姿で久介に撮影してもらう自分を想像する。
久介も『力強い』『かっこいい』ではなく『きれい』『美しい』と褒めてくれるはずである。
(悪魔憑きじゃなければ……)
ほんのちょっとした拒絶。だが、衝動が溜まり爆発寸前だったすみかの悪魔寄生体にとっては十分な引き金だった。
バシューンッ!
なにかが弾けるような音が聞こえたかと思うと、急に身体のバランスが悪くなった。
振り上げていた右脚がゴツゴツとした突起で覆われた状態から、滑らかな曲線を描く見慣れた肌色になっている。
パシャッ シャッターを切る音が聞こえた。
そのままバランスを崩し、転んでお尻を打ってしまう。
パシャッ またシャッターを切る音が聞こえた。
「いたた……」
両足を大股開きにした状態で転がるすみか。その姿は一糸纏わぬ全裸の美少女であった。
パシャッ
すみかの美しい顔も、触りがいのありそうな二つのおっぱいも、綺麗なおへそも、滑らかな太ももから伸びるM字に開かれた脚と、
その間にある股間の割れ目も、全て曝け出した状態で、シャッターが切られた。

「……え?」
つい撮影の流れで撮っていた久介もようやっと事態に気づく。
「あ、ああ、あああああ……」
言葉にならない呻き声をあげながら、すみかも脚を閉じ腕で身体を隠す。
「いやーっ! なんで、変身解けてるのー!?」
「お、落ち着け伊門っ! お、俺は悪くないっ! ってそうじゃないっ! ご近所に何事かと思われるっ!」
既に何事かを起している状況なのだが、二人とも動転して自分がなにをやっているのかわからなくなっていた。
「そ、そうだっ、服っ! 服は!?」
ハンガーに掛かっているすみかの制服を剥ぎ取るとすみかに押し付けるように渡そうと振り向く。
久介は焦りからか、脚をもつらせて転倒してしまった。
「ひっ」
すみかの軽い悲鳴がすぐ近くで聞こえた。
顔を上げると目の前にすみかの顔があった。目の端から涙が出ていた。
久介はすみかの身体の上に覆い被さった状態だった。

217:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:33:25 pBdB7aqp
急に訪れた沈黙に、二人はじっと見詰め合ったままだった。
すみかは別れ際に彩子が言った事を思い出した。『頑張ってね。』
久介はアニキ師匠が別れ際に言った事を思い出した。『朝まで戻らんぞ。』
ごくり、二人ともつばを飲んだ。お互いの顔が上気しているのがわかる。
「「あの……」」
同時に話しかけ、お互い遠慮しあう。
「わ、悪いっ、今どくから「久介くんっ!」」
今更ながら慌ててすみかの上から退こうとする久介を遮るようにすみかが声をあげた。
その勢いに久介は動きを止められた。
「わ、私……今、衝動が溜まっていて、その、拒絶反応がでちゃって……」
衝動が溜まりすぎると、稀に拒絶反応が発生することがある。その際、変身している者は強制的に変身が解除されてしまうのだ。
すみかのような全裸で変身する悪魔憑きは、拒絶反応が出ると全裸で変身解除されることになる。
「あ、ああ、それでか。すまないっ、時間が長引いちゃって……」
「それでね……衝動、発散したいの……」
「ああ、それなら任せてくれっ」
久介のモリオンには《衝動操作》という他者の衝動を抑える能力がある。
「その……そうじゃなくて……」
「え?」
(そうじゃないってどういうことだ? 《衝動操作》じゃなくて、この状態で飯くいにいくとか……?)
通常、悪魔憑きが自分の衝動を発散させる手段として用いられているのは大量の食料摂取だ。
「あのっ、そのっ!」
すみかが泣きそうな顔で、真っ赤になりながらしどろもどろになりながら久介に告げる。
「……す、好きっ、ですっ!」
「へっ?」
「久介くんが好きですっ、ずっと気になってましたっ!」
「そ、そんなっ、何でこんな状況でっ!?」
久介とて健康な高校男子である。身近な女の子、しかもすみかのような美少女を意識したことがないわけはない。
最近すみかの方から久介に近づいてくることが多いから、まさかと考えてみたこともある。
だが、明らかに釣り合いが取れてないので自ら否定していたのだ。
それがまさか、すみかの方から告白してくるとは……しかも全裸で組み敷かれているこの状況でっ!

一方、すみかの方も自らの行動が信じられなかった。
最初はあまりの恥ずかしさに消えてしまいたかった。もう明日からまともに久介と目をあわすことは出来ないだろう。
身体を小さくし目を閉じて身を守る。すると久介が倒れかかってきた。
裸で、男の人に伸し掛かられる。その事が分からない程うぶじゃない。
恐怖に口から悲鳴が洩れた。涙が出てきた。眼をそっと開けてみると、目の前に久介の顔があった。目が合った。
沈黙が訪れ、不安そうな久介の顔を見たら意外なほどに冷静になった。
(久介くんは、私を心配してくれているんだ。)
あらためて確認した。自分は彼が好きなのだ。だからこれっきりで終わるなんて許せない。
「わ、悪いっ、今どくから「久介くんっ!」」
つなぎとめる。気まずいまま別れては駄目。彩子さんが頑張れっていったのは、きっとこういうことだろう。
しどろもどろになりながら変身が解けた理由を説明する。
この溜まった衝動を発散し、久介くんとより近い関係になるにはこれしかないっ!
「……す、好きっ、ですっ!」
「へっ?」
「久介くんが好きですっ、ずっと気になってましたっ!」
言えた……! 久介も、驚きながら真っ赤になっている。
後は、最後の勇気を振り絞るだけだ。久介の目をじっと見て、一呼吸してから一気に告げる。
「久介くん……衝動を……大人の楽しみで発散させてくださいっ!」

218:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:33:46 pBdB7aqp
悪魔憑きには食事以外にも衝動発散手段として、半ば公然の秘密として知られる手段がある。
大人の楽しみ……すなわちセックス。
「伊門……その、この状況でそんなこと言われると……俺も男なんだし、我慢が出来なくなっちゃうわけで……」
「嫌ですか!? 私とするのは!?」
すみかが泣きそうな声で怒鳴る。
「嫌なわけないだろっ! でも、その……」久介は言葉に詰まった。
目の前には全裸の美少女、密かに好みの女の子が倒れている。腕や脚で隠し切れない胸や股間がちらちら見える。
そのすみかが顔を赤くし、目を伏せながら言った。
「こんな急な状況だけど……初めては久介くんがいいの……」
久介はのけぞった。先ほどの突きより遥かに強烈な一撃が胸を突いたのを感じた。
悪魔憑きは衝動的だ。しばしば突拍子も無い行動をとり、回りに迷惑をかける。
だが、久介はすみかの本気を感じた。ならば自分のすることは決まっている。
すみかの横に座り込み、肩を抱く。顔を上げたすみかと目が合う。
「お前の衝動、全部受け止めてやる!」
そのまますみかの膝の下に腕を入れ、身体全体を持ち上げる。いわゆるお姫様だっこだ。
「きゃっ」と小さな悲鳴が聞こえた。
そのまま大股で歩き、隣の部屋への扉を蹴り開ける。
隣の部屋はのぶ男の個室であり、久介も泊めてもらったことがある。
部屋は作業場と違って雑多に物が散らばっているが、不思議なことにベッドの回りだけは綺麗だった。
すみかをそっとベッドへ降ろす。
「……久介くん」すみかが目をうるうるさせながら見上げてくる。
「伊門……いや、すみか。」
名前で呼ばれたのが嬉しいのか、パッと目を輝かせる。
上着を引きちぎるように脱ぎ、すみかに顔を近づける。
「言うのが遅くなったけど……俺もすみかが好きだ!」
「久介くんっ!」
すみかが久介の首に腕を巻きつけてくる。そのまま二人とも自然に目を閉じ、キスをした。
最初は不器用に歯が当たってカチンと響いた。二人して目を見開いてちょっと笑って、そして今度は舌を絡めるようにキスをした。
ズボンを脱ぎ、股間が激しく盛り上がったパンツ一枚で全裸のすみかに覆い被さるようにベッドに上がる。
「……優しくお願いします。」
二人とも初めてで経験はないが、すみかが楽しまなければ衝動は発散できない。
爆発しそうな股間を我慢しながら、すみかの胸にそっと手をおく。
ふにゅっ
「……ぁ」
ため息のような細い喘ぎ声が聞こえた。手のひらからすみかの激しい鼓動が伝わってくる。
いや、すみかのだけじゃない。久介自身の鼓動もだ。
手の触れた部分のやわらかさと熱さで、二人の心が伝わったような気がした。
そのまま優しく揉みあげる。これが女の子のおっぱい。マシュマロみたいと言われるが、ボリュームが段違いだった。
指の間からピンクの乳首が覗いている。久介の股間と同じく激しく勃起している。
舌で舐めあげ、赤ん坊みたいに吸い付く。
「はぁんっ!」
すみかがビクビクと震えながら背をそらした。
「気持ちいい?」
「は、はいっ、久介くん、いいですっ!」
すみかが感じてくれている。それだけで射精しそうになるのを我慢しなければならなかった。

219:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:34:44 pBdB7aqp
しばらくおっぱいと戯れた後再びキスをして、遂に腰のあたりに手を伸ばす。
股間は既に愛液でベトベトに濡れていた。
すみかは恥ずかしいのか、両手で顔を覆ってしまった。
ふとももを抱え込み、顔を近づける。鼻息が荒くなり、痴毛がゆらゆらとゆれる。
股間の割れ目をこんなに近くで見たのは初めてだ。
そっと指で押し広げて中のビラビラを確認する。中からとろとろと愛液が流れ出る。
「きゅ、久介くんっ、恥ずかしいっ!」
「ご、ごめんっ」
言葉とは裏腹に指は割れ目の中に伸びる。
つぷ。指の先を穴にいれみる。
「ひゃあっ!」
すみかが今までに無い程、激しく反応を示す。
「ここでいいんだよな?」
「いいっ、いいですっ! 久介くん、そこっ、いいですっ!」
あまりに激しい反応なので久介も一旦手を離しすみかを抱きしめる。
「すみかっ」
「はぁ……はぁ……久介くん……もう、いいです。もう、くださいっ」
焦点の合わない目で久介を見つめ様としながらすみかが囁いた。
「私の処女……奪ってください。」
その言葉で頭に一気に血が上った。正直もう我慢の限界だった。
パンツを脱いで放り出し、すみかの両足を押し広げ、ギンギンに固くそそり立った肉棒をすみかの股間に押し付ける。
上手く入らない。さっき指を入れたところを探し出し、押し付ける。
「いっ」
先っぽが入った。痛いのだろう。すみかの閉じた目尻から涙が流れている。
「いくぞ、すみかっ!」「うんっ」
一気に押し込む。
「ああーっ!」
すみかが背中に爪を立てた痛みを感じる。だが、すみかの破瓜の痛みの方が遥かに痛いはずだ。
激しく締め付けてくるすみかの膣に、久介は早くもイってしまいそうだった。
「すみかっ、大丈夫かっ!?」
激しく息をつきながら、すみかは気丈にも応えた。
「大丈夫ですっ、悪魔との戦いにくらべれば……はぁ……これくらいっ……はぁ……」

220:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:35:06 pBdB7aqp
悪魔寄生体は感染するとまず宿主の肉体を変化させる。
自らを護るために強靭で健康な身体に作り変えるのだ。
それは感染者の深層意識で望んだ姿だと言われている。
そのため多くの悪魔憑きは美形で健康かつ理想的なスタイルを手に入れる。
どれだけ大食いをしても大丈夫な胃。衝動を解放するための行為に耐える肉体。
すなわち、性的快感を望むのならそれに適した身体へと変化する。

すみかは処女だったにも関わらず、破瓜の痛みを感じたのも束の間、既に膣内に挿入された久介の肉棒から快感を覚えていた。
より快感を得るために膣内は激しく動き、搾り取るように久介の肉棒を締め上げる。
久介が動き出す前に、すみかは腰を動かしはじめていた。
「久介くんっ、すごいっ、動いてくださいっ」
動き出したすみかにより強制的に出し入れさせられる久介の肉棒。
その与えられる快感を我慢するのに、久介は逆に衝動を溜めなければならなくなっていた。
すみかだけに動いてもらうわけにはいかない。もう遠慮は要らない。こちらも共に動き、昂ぶるまでだ。
激しく肉棒を突き入れる久介。その衝撃を吸収し快楽を得るためにすみかの身体は少しずつ変化していく。
また、久介の方もより高い興奮を得るためか、パートナーを喜ばせるための肉棒を更に変化させる。
より固く、より太く、より長く、そしてカリ首も大きく。
それは先ほどまで久介の股間にぶら下がっていた平均的日本人のものとは比べ物にならなかった。
そして更にそれを受け入れるべくすみかの身体は変化し、より高い快感を得るようになっていった。

激しく突き動かされる腰と腰。すみかと久介は自然と見詰め合い、手をつなぎあってキスをした。
その瞬間、二人は同時に達した。二人の股間に熱が広がる。
肉棒から精液が射精される快感。膣内に精液を注ぎ込まれる快感。
この瞬間を待ち望み溜めに溜めた衝動が、一気に解放されたのだった。

通常より長く続いた射精が止まると、久介はすみかの中から肉棒をずるりと引き抜いた。
精液と愛液、そして破瓜の血で濡れた肉棒はまだ固かった。
すみかの膣口からどろりと精液があふれ出た。
中出ししてしまった……冷静に考えると拙いのだが、今はすみかを自分の物にしたという征服感のようなもので満たされていた。
「久介くん……」
すみかが囁く。
「まだ……衝動溜まってるみたいですね……」
すみかがいたずらっぽく微笑んだ。

結局その後3回した。

221:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:35:31 pBdB7aqp
既に日も落ちて結構時間がたってしまった。久介はノーブラノーパンのすみかを送り、アトリエを後にした。
「ふう、あいつら初めてだってのにがんばりすぎだろう。」
物陰からランニングシャツを着たおっさんが出る。このアトリエの主、のぶ男だ。
「それでも、俺も若い頃はあんなもんだったか。」
腹が飛び出た今と違い、若い頃は悪魔憑きらしく美形で女にもモテていたのだ。
「どれどれ、撮れているかな?」部屋の隅から隠しカメラを取り出す。
久介とすみかがどこまで行くのか、後でからかえると思って隠し撮りするために文字通り飛んで帰って準備をしておいたのだ。
デジカメは動画モードにして放置、上手くいけば何か撮れる。本命の隠しカメラはアトリエと寝室に一つずつ。
寝室はベッドの周りだけは片づけておく気配りもしておいた。
「まずはデジカメ。」
メモリを確認すると、案の定動画が録画されている。すみかのストリップシーンだ。
「あ、このシーンか。」実は覗いていたのだが見つかりそうになり慌てて飛んで逃げたのだった。
「写真の方はどうかな?」
ピッ 「ブッ!」思わず吹き出す。
いきなりすみかの全裸おっぴろげ写真が表示された。
「こ、これはいくらなんでもマズイだろう……」
数枚全裸写真が続き、その前はクレイモアに変身したすみかの写真になっている。
「どうやらまともな写真も残っているようだが……うーん、下手にいじるとバレるしなぁ。そのままにしておくか。」
カメラを元の位置に戻す。
「しかし、あいつらこのカメラの事忘れてるんだろうか……」
カメラをほったらかしにして帰宅した二人のことを心配する。
「この調子だと残りのカメラはもっと凄いな。」
アトリエのカメラは大体の展開が見えるので早送りで済ます。どうやら衝動が弾けて変身解除した騒動だったらしい。
そして寝室になだれ込む二人でその後は変化なし。
「寝室のは回収して封印するか。いや、久介に売りつけるのもアリかな~? でもすみかに悪いしな~?」
想像以上の展開に悩みは尽きない。少年少女の未来を見守るのが大人の勤めなのだ。

222:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:35:53 pBdB7aqp
後日
「のぶ男、ダイナミックパーンチ!」
カルトロップが吹っ飛ぶ。今日もヴィシャスと戦闘だ。
「変身ッ!」
すみかが服を着たまま変身する。制服が吹き飛び、一瞬裸体が見えるがすぐに巨体の炎の魔神が現われる。
「おっ、すみか。今日はやる気だなっ」
「はいっ!」
戦闘はすみか達の圧勝だった。

戦闘終了後、すみかは新しく購入したセラフィムマントを羽織って変身を解いた。
「おつかれーい。そんじゃ飯でも食いにいくかー」
「アニキ師匠、俺らこれからすみかの服買いに行くんで……」
「あらあら、すっかりラブラブねぇ」
彩子が茶化すのも無理はない。結局二人はその後付き合い初め、見事にバカップル化していた。
今もすみかは裸にマントを羽織った状態で久介に腕を絡めている。
「おー、そんじゃここで解散にするか。彩子はセラフィムに報告しておいてくれ。」
「はいはい、それじゃお二人さん。またね~」

取り残された久介とすみかは寄り添いあった。
「衝動溜まっちゃったね。」
「お金は服買うのに使わなきゃね。」
「食事代はないし、しょうがないよね。」
「うん、しょうがない、しょうがない。」
二人して笑いあった。これからも素敵な共生関係を続けよう。


更に後日
すみかは模型誌をみていた。
「久介くん、ありましたよっ!」
久介はすみかのフィギュアを完成させた。
「半分以上アニキ師匠に手伝ってもらったしな~」
「でも、久介くんも頑張ってたじゃないですか。とてもかっこよく出来てますよ。」
「そっか、うん。ありがとう。」
すみかはこっそり女性キャラのページを覗いてみる。セクシーな格好の参考にするのだ。
そこに見慣れたキャラを発見してしまった。投稿者は久介になっている。
「……久介くん? これはなんですか?」
「し、しまった! そっちも掲載されていたのかっ!」
URLリンク(www.fujimishobo.co.jp)
それは服をやぶりながら変身しているすみかのフィギュアだった。
あの日、目に焼きついた姿を見事に再現している。
「なんでパンティまでしっかり再現してるんですかー!」
「いや、その、ごめんっ!」
結局新しい服をプレゼントするまで許してもらえなかったそうな。

223:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:37:29 +iT780Nz
版上げの暁には食事と睡眠以外の回復方法もルール化すべきだな。

224:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:41:50 pBdB7aqp
以上です。

なにこのバカップルの初体験記録?w
最初の予定では変身解除したところで馬鹿騒ぎしつつ終わる予定だったんですが、
エロが足りないと思い、そのまま初体験に突入。
しかもなんか妙に長くて、結局初体験エロSSになってしまいました。

ゲーム的に解説すると、すみかは戦闘したあと第三段階前で衝動表は『開放』『猜疑』『拒絶』を振ってます。
武器だしたり振りなおししてるんで衝動溜まってってるんですねw
久介の方は、『我慢』『焦燥』『飢餓(性的な意味で)』です。

225:名無しさん@ピンキー
08/10/21 23:45:21 pBdB7aqp
>>203
お待たせしました。実はR&R掲載時から書こうと狙ってたw

>>208
すみかは苛めたいけど、性的に苛めるキャラが居ないんだよね。メギドの火あたり?

>>213
ぶっちゃけそこは表現に困っただけで、小説版は関係ないですw

>>223
『大人の楽しみ』による衝動回復は、通常と別方法のがよさそうですね。
行為を始めてから衝動を溜めてって、解放すると同時に思いっきり回復するとかw

226:名無しさん@ピンキー
08/10/22 00:46:09 o1vq1b+O
相手に合わせて変形するチンコとかデビル17思い出したw

227:名無しさん@ピンキー
08/10/22 00:54:21 QCrnJ6Km
アクロス買ってきた。

カラー絵の最後、エルザがメロディに跨って
悦んでいるようにしか見えんのは俺だけ?

228:名無しさん@ピンキー
08/10/22 00:57:19 IS6S0NK7
でっかいピンクローターに抱きついてるみたいに見えたのは俺だけじゃなかったのか……

229:名無しさん@ピンキー
08/10/22 06:35:41 WcKuUUSj
>>227-228
卓ゲ板行って、ラノベ板も覗いて、そして最後にこのエロパロスレに来たら…
…どうしてお前らは何処に行っても同じ感想ばかりなんだ! このマイソウルブラザーどもが!w

230:名無しさん@ピンキー
08/10/22 09:35:02 nAy92Baj
>>224
GJ!
すみか、この後露出に目覚めたりしそうだ。w

231:名無しさん@ピンキー
08/10/22 12:24:40 nNAVTTvD
おまいらさなえたんに釣られすぎ

悪魔つきルパンダイブの習得が必須だな。

232:名無しさん@ピンキー
08/10/22 19:43:14 tdyEwpJj
>>231
おう、釣られてやるともさ!釣り針どころか竿まで喰ってやるともさ!!

233:名無しさん@ピンキー
08/10/22 19:58:55 gkKWzZpt
竿をぱくぱくするんですね。わかります。

234:名無しさん@ピンキー
08/10/22 20:28:36 eUyOcj99
>222
エロォーイッ!
悪魔憑き=自動床上手というのは新しいが、あの大食いッぷりを鑑みるとかなりありうるなw
次はマント一枚で頼む。

235:名無しさん@ピンキー
08/10/23 01:21:25 Mz1uU+32
マント一枚の変態すみかたんも書きたいけど、シチュエーションがあまり思い浮かばない。
というわけで、今回は羞恥陵辱を目指してみたいと思います。

236:名無しさん@ピンキー
08/10/23 01:21:47 Mz1uU+32
平尾ゆかりの復讐

「見つけた……あの子だわ!」
大友市の繁華街の街角で人目を避けるようにして女・平尾ゆかりは呟いた。
視線の先には部活帰りらしき女子高生が歩いている。北城学園の制服を着て髪をポニーテイルに纏めている、文句なしに美少女だ。
「すみか……とか言ったわね。相変わらず素敵な娘……」
ゆかりはレズビアンである。
かつてアイドル事務所を経営し悪魔憑きの力を利用して候補生達を食い物にしていたのだが、その楽園はすみか達によって壊されてしまった。
「あなたは私のものにするだけじゃ済まさない……滅茶苦茶に壊してあげる……!」
ゆかりは狂気を秘めた瞳ですみかをジッと見つめた。

数日後、すみかは帰宅途中に小さな悲鳴を聞くと同時にヴィシャスが現われた気配を察知した。
悪魔憑きは近くで悪魔憑きが変身すると感知することが出来るのだ。
人気の無さそうなビルの間の細い路地の先からだ。悪魔事件ならば急いで向かわねばと、すみかは駆け出した。
路地を抜けると、そこそこ広いスペースに出た。回りは高いビルで完全に袋小路になっている。
そんな場所で、OL風の女性が一人、二体のカルトロップに襲われていた。
(急がなきゃ!)
かばんを放り出し、上着のブレザーを脱いで叫ぶ。
「変身ッ!」
掛け声と共にすみかの身体に変化が始まる。
身体のあちこちから服を切り裂きながら突起が飛び出し、身体全体が巨大化する。
現われたのは炎の如き魔神・クレイモアと呼ばれる悪魔寄生体だ。
「その人から離れなさいっ!」
身体から生体武器を生やし、剣のように構える。そして炎を纏いながらカルトロップに強烈な突きを入れる。
「ギャーッ!」
吹っ飛ぶカルトロップ。女性は無事のようだ。
「早く逃げてくださいっ!」女性に声をかける。
「は、はいっ!」
新しく現われた化け物にしか見えないのだが、どうやら助けてくれるとわかったのか、慌ててすみかの後ろへ回り込み逃げ出した。
カルトロップ達がすみかを敵と見なし、戦闘態勢を整える。
カルトロップはザコ扱いされているが、そもそもヴィシャスはマイトより強い。しかも二対一だ。油断は禁物である。
「掛かってきなさいっ!」
すみかは武器を構えると気合い発した。

戦闘は引き分けだった。
カルトロップは予想より強力な個体だったらしく、すみかは少なからぬ手傷を負った。
しかも2体の攻防のコンビネーションが取れており、中々有効打を与えることが出来なかった。
衝動が溜まり焦りを感じたが、敵もこれ以上傷つきたくなかったのか途中で空を飛んで逃げ去った。
「……ふぅ」
敵の撤退を確認して、ようやっと息を吐く。あたりを見回し人目がないのを確認する。女性は無事逃げられたようだ。
変身を解除すると、すみかの裸体が現われる。先ほどまでの巨体の魔神と同じ人物とは思えないほど華奢で美しい少女だ。
人目がないとは言え、屋外で裸でいるわけにはいかない。すみかは急いでかばんの中の服を着ようと、かばんを放り出したあたりへ向かった。
……ない。かばんがない。確かにこの辺にかばんを置いて変身したはずなのに、かばんがない。
それどころか上着もない。ちぎれとんだブラウスも、半分に裂けたスカートの残骸もない。
あるのは左右にちぎれホックも壊れたブラジャーと、ビリビリに裂けてとても履けないパンティの残骸だけだ。
ビル風に飛ばされたのかと思い左右を見回す。ない。というか、それなら軽いパンティの方がなくなっているはずだ。
誰か来たのなら流石に悪魔憑きの戦闘を見たら驚くなりの反応を示すだろう。
犬あたりが咥えていった? かばんは無理だろう。 あの女性が持ち去ったのだろうか? なんのために?
すみかは混乱しつつも、全裸で途方にくれるしかなかった。

237:名無しさん@ピンキー
08/10/23 01:22:29 Mz1uU+32
回りのビルは窓も取っ掛かりもなく20m以上の高さがある。悪魔化しても上までは届きそうもない。
ビルとビルの間は10cmぐらいしかなく、とても通れない。
その隙間の反対側が入り口であり、陰からそっと外を覗くと通路の先の道に歩く人達が見える。
わざわざこのスペースに入ってくるとは思えないが、ここから出ることも出来ない。
ストーリーキングの全裸女として噂になるなんてありえない。
ビル風が吹き、すみかの身体をなで上げる。ゴミとかカサカサ転がっている。
悪魔憑きは肉体が頑強に変化するため、通常の温度変化程度では風邪を引いたりはしない。
それでも全裸で風を受けるのは寒いことに変わりは無かった。
(せめてなにか身体を隠すものを……)
十メートル四方程度の狭い空間を見回す。
ベンチ。ここは休憩場所だったのだろうか? とても心休まる場所とは思えない。
ゴミ箱。なぜかカンを捨てるタイプ。
空き缶がいくつか。ゴミ箱使われてない……
タバコの灰皿。倒れて散乱してる。汚い。
たたみ2畳。日本の心……って、なんでこんなところに!?
結局役に立ちそうなものは見当たらなかった。
たたみをビルの隅に立てかけ、たたみハウスを作成し陰にもぐりこむ。風を防げるようになった。
全裸でうろうろするより遥かに落ち着いた。
(このまま夜まで待つしかないのかなぁ……?)
人通りが無くなったら、身体を隠せるものを探して家へ帰ろう。悪魔化すればなんとかなるだろう。
携帯電話はかばんの中だ。ここへ向かったのは自分以外知らない。
家族はセラフィムの活動と思えば、夜遅いことも今までも何度かあったことだし納得してしまうだろう。
すみかは不安と寒さから自分の両肩を抱き寄せた。

「ここッスよ! 人気がなくていーところっ!」「バッカおめえ、女連れこむならもっとマシなところ考えろよ。」
入り口の辺りから人の話し声が聞こえるッ!
たたみの陰からそっと覗くと、チンピラ風の男が数人入り込んできた。
慌てて頭を引っ込めて身体を小さくする。
(どどどどどーしよう! 見つかったら恥ずかしいっ!)
恥ずかしいどころの話ではない。明らかに不良の男達だ。全裸の美少女を発見したら襲い掛かってくるのは目に見えている。
(みつかりませんように……はやくどこかへいってー!)
来たばかりなのだからどこかへ行くということはないだろうが、すみかはそう祈らざるを得なかった。
「おっ! 女のパンツはっけ~ん!」「マジか!?」「こっちはブラじゃね?」
(あああああっ! 私の下着ッ!)
男達が先ほどまで自分の着けていた下着を弄繰り回している。顔から火が出そうなぐらい恥ずかしかった。
「ボロボロだな。」「誰か連れ込んで犯っちまったんだろ。」「レイプか。やるねぇ。」「俺らも誰か呼ぼうぜ。」
不穏当な話をしているのが聞こえる。
「ふんふんふん」「臭いかいでんじゃねーよ!w」「変態かおめーは!w」「これは美少女の香りっ!」
(へんたいっ! へんたいですっ!)
自分のパンティに顔をつっこんで臭いをかがれている。生理じゃなくて本当によかった。
「……いやまて。これまだ温かいぞ。」「はぁ?」「ほんのり湿気があって、人の臭いもする。」「犬かおめーは!」
(いやあああああっ!)
生理的嫌悪感から背筋が震え上がった。汗だろうけど尿洩れだとは思いたくない。
「つーことは、俺らが来るちょっと前に犯ってたってことか。」「なんだよタイミングわりーなー。」
「まだ近くに居るんじゃね?」
ビクリッ! その言葉に息が止まった。見つかるっ!?
男達の会話も止まる。広場の隅に立てかけられた、見るからに怪しいたたみハウス。
「アレに隠れてたりしてなーw」「居たらでてきなさーい。」「見りゃいいじゃねーか!w」
男が歩み寄ってくる足音が聞こえる。たたみに手をかけたっ!
「よっ」
男がたたみを引き倒す。
陰から現われたのは炎の如き魔神だった。

238:名無しさん@ピンキー
08/10/23 01:23:01 Mz1uU+32
「な、なんだこいつ!?」「ば、ばけもん!?」
男達がたじろぐ。とっさに変身したのだ。体育座りの状態から、ぬぅっと立ち上がる。男達より背が高く見下ろすことができた。
「着ぐるみかなんかだろ。おい、てめー。そんなところに隠れてなにしてやがった。顔みせろや。」
男達が敵意を見せる。変身した姿を見られたのはマズイが、このまま追い払うのが賢明だろう。
また都市伝説の類が一つ増えるだろうが、裸を見られるよりはマシだと思いたい。
怪我をさせない程度に軽く小突くと、チンピラが派手に吹っ飛んだ。
「野郎ッ!」「やっちまえっ!」
負け台詞を吐きながらナイフを抜いて襲い掛かってくる男達。いきなりナイフを取り出すなど治安の悪さを心配してしまう。
しょせん一般人と悪魔憑きの喧嘩である。すみかの圧勝で終わった。
「畜生ッ!」「覚えてやがれッ!」
どこまでも個性のないやられ台詞を吐きながら男達は逃げ出した。
すみかはため息をつくと、たたみハウスを建て直した。
「早く帰りたいなぁ……」

「アニキッ! こっちですこっち!」「慌てんなボケがぁ」
30分もしないうちにまた来た。
多少見られることは覚悟して、変身しているうちに街を駆け抜けてしまえばよかったかも知れない。
三度変身してたたみハウスを出る。チンピラがレベルアップしてヤクザになったような人が来ていた。
「……ほう、こいつか」
ヤクザは意外なことに怯まなかった。
「安心せえ、こういう奴にはちゃんと対処法があるんじゃ。」
おおーっ、とチンピラ達から歓声があがる。
「こいつは悪魔憑きっつーやつだ。お前らも聞いたことぐらいはあるだろ。」
「知ってるか?」「しらね。」「なんか聞いたことあるような。」
「知っとけやボケぇ!」チンピラがヤクザに叱られてる。
それにしても悪魔憑きについて知識があるのは考えものである。
ヤクザの中にはヴィシャスを飼い、兵隊にしている組も多いと聞く。
「オマエがなんでこんなところに居るのかは知らんが、うちのもんが世話になったからにはタダで帰すわけにはいかん。」
「わたしはただ帰りたいだけなのですが。」
すみかが声をあげるとチンピラ達に動揺が走った。化け物ではなく知性のある生物だと実感したのだ。
「女か……なんでここに居ったかわかったわ。」
口の端に笑みを浮かべながらヤクザが挑発する。
「変身を解いて顔をみせろや。態度次第では許してやらんこともない。なんなら家まで送ってってやってもいいぞ?」
「お断りしますっ!」
すみかは怒りも露わに声を荒げた。この男はわかった上で裸になれと言っているのだ。
「交渉決裂だな……旦那、頼みますぜ!」
ヤクザの男は後ろに下がると、入り口の陰に隠れていた男に声をかけた。
のっそりと空き地に入ってきたのはプロレスラーかと思うぐらい大きな男だった。変身したすみかよりも背も高く筋肉も多い。
だが、それでも一般人では悪魔憑きにかなうものではない。となると、この旦那と呼ばれた男は……!
「ぐふふふっ、楽しませてもらうぞ。」
男の身体が膨れ上がる。服を突き破りながら獣毛が全身を覆い尽くす。“無双の獣人”ヴォージェだ。
悪魔憑きの中でも最も攻撃力が高く、総合した戦闘力はクレイモアと同等と言われている。
衝動が蓄積し、カルトロップとの戦闘で傷ついているすみかには勝ち目の薄い相手だった。
(なんとか隙を突いて逃げるしかないっ!)
負けたら裸で男達の前に投げ出された上、キャプチャーされ悪魔憑きとしての力を奪われてしまうだろう。
先手を取って攻撃する。生体武器を生成しつつ猛炎撃を打ち込む。ヴォージェの腹に必殺の突きが刺さる。
炎で銃毛の焦げる臭いがした。
すかさず相手から反撃が来る。剛腕の一撃。ヴォージェの筋力から生み出される強烈な一撃である。
喰らったら今のすみかではひとたまりも無い。上半身を捻り、ギリギリでかわす。今だッ!
ヴォージェから飛び退り、入り口へ向かう。チンピラ達が邪魔なので蹴散らしながら出口へ向かう。
「甘いぜ。」
上から声がッ!
見上げるとヴォージェが壁面に張り付いていた。ヴォージェは見た目は大きく鈍重そうだが、獣の如き動きが可能なのだ。
そのまま落下しつつ一撃を加えて来る。体制を崩しながらなんとか避ける。
ザクッ!
背中に激しい痛みが走るのを感じた。首だけ背後を向く。
ヤクザの男がいつのまにかすぐ側に居た。腕が大きな刃物に変化していた。“神速の暗殺者”ファランクスだ。
「悪魔憑きがひとりだと思ったかい?」
ヤクザの男の声を聞きながら、すみかは気を失った。

239:名無しさん@ピンキー
08/10/23 01:24:03 Mz1uU+32
とりあえずここまで。
この後陵辱展開を考えているんだけど、なんかチンピラ達が目立って平尾が空気化しそう。

240:名無しさん@ピンキー
08/10/23 05:21:28 hgE4EM2J
テスト

241:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/23 05:22:45 hgE4EM2J
世界は俺を見捨てませんでした!
アクセス規制が解除されましたので、今日中に勇者少女を投下したいと思うのですがよろしいでしょうか?
時間は多分夜になると思います。



242:名無しさん@ピンキー
08/10/23 05:26:34 pA1cL1tz
誰が 駄目だと 言えるのだろうか。

243:名無しさん@ピンキー
08/10/23 07:44:59 hMvXI3bw
駄目だ、今投下しろ


とか?

244:名無しさん@ピンキー
08/10/23 09:01:08 ykunU6jo
勇者少女きた! これで勝つる!!
まってたぜええええまっどまんしいぃぃぃ!!
ずーっと全裸待機してたぜええええええ!!!

245:名無しさん@ピンキー
08/10/23 09:20:08 kkx+Fya8
>236
ペース早いな。続きに期待。

……キャプチャーと言えば、デモンパラサイトって悪魔抜かれると後遺症が残ることがあるんだよなー。
後遺症のせいで苦しんでる元ヴィシャスのヒロインとか妹とか、イイと思うんだが、公式でやらんかなー。

246:名無しさん@ピンキー
08/10/23 09:49:19 WXHOZYhj
>>245
後遺症に過食症とか、肥満体質とか、足が臭いとかあったら目もあてられないけどな。

247:名無しさん@ピンキー
08/10/23 10:09:03 lYpHXBkx
後遺症ちゃんとルールで決まっているからw

248:名無しさん@ピンキー
08/10/23 14:42:09 jAI9iCr6
>>245
過剰睡眠のゆりゆりヒロインならいたじゃないか。

249:マッドマン ◆265XGj4R92
08/10/23 15:42:01 hgE4EM2J
ふふふ、夜だと見せかけてこんな時間に投下します。
勇者少女の双影狂想曲 オープニングです。
エロス注意!

250:勇者少女の双影狂想曲 ◆265XGj4R92
08/10/23 15:42:47 hgE4EM2J

 遠くて近いどこか。
 鏡のように似ていて、けれども食い違う何か。
 限りなく遠くて近い場所。
 極めて近くて遠い場所。


 貴方は其処にいますか?






 大好きです。
 愛しています。
 例えそれが自惚れだったとしても。
 例えそれが禁じられたものだっとしても。
 例えそれが倒錯でしかないとしても。

「ねえ……■■くん」

 ―ノイズがざわめく。

 外がうるさく、音は反響し、気が狂ったような音の乱舞。
 密閉された空間。
 逃げ場のない密室。
 凍えるほどに寒い世界の中で、白い裸身が一つ。
 彼女は笑う。
 彼女は一枚一枚と服を脱ぎ捨てて、その肌を露出させる。
 熱に浮かされたかのように頬を薔薇色に染め上げて、喘ぐように熱く白く染まった息を吐き出して、その白く豊満なる乳房を露出させ、その先端にある桜色の蕾が惜しげもなく晒されていた。
 それは美しい姿。
 それは惑わす妖艶。

 ―ノイズがうるさい。

 誰かに迫る。
 誰かを愛そうとしている、ガンガンと頭の中でうるさい声が聞こえる。
 ああ、気が狂ってしまいそう。
 誰かに見られている、或いは見せ付けている。
 白い衣装、彼女の制服、それをはだけた肌は白磁のように白い肌、潤沢なプラーナを蓄えた彼女の裸身は女神のように美しく、熱気にうなされて汗を吹き出し、テラテラと妖しく光を反射する肌は魔女のように淫らだった。
 羞恥に肌を紅く染め上げて、それでも彼女は動きを止めずに、その全てを与えるかのように蠢く。

 ―目の前が見えない。

 娼婦のように色香に満ちた笑み。
 口紅を塗ったかのように彼女の唇は赤く染まり、その藍色の瞳は蠱惑的に潤んでいた。
 彼女は妖艶なる手つきで手を伸ばし、その先にある―の頬を撫でた。


251:勇者少女の双影狂想曲 ◆265XGj4R92
08/10/23 15:43:22 hgE4EM2J

 ―気が狂っているかのように幻覚だらけ。

 愛しくてたまらない。
 愛したくてたまらない。
 犯して欲しくてたまらない。
 犯したくてたまらない。
 気が狂う、なんていういやらしい思考、なんていう恥知らず。
 狂ってしまおうか。
 滅茶苦茶に壊れ果ててしまえば、考えることすらも必要ないのだろうか。

「壊してよ」

 彼女は■■■に告げる。
 熱気にうなされた目で、脳髄までも蕩かすような言葉で囁いて。

「壊して。僕を……壊してよ!」

 それは絶叫だった。
 それは悲鳴にも似た叫び声だった。

 ただ救いを求める一人の少女の声だった。




 【勇者少女の双影狂想曲】




252:勇者少女の双影狂想曲 ◆265XGj4R92
08/10/23 15:44:11 hgE4EM2J
 
 平和である。
 今日も地球ことファー・ジ・アースは滅ぶ事無く平和だった。
 故にだらだらと一人のフリーなウィザードが惰眠を貪っていてもまったく問題などないわけで。
 デフォルトされたハエ柄のパジャマを見に付け、柊 蓮司は自室のベットで惰眠を貪っていた。

「がーがー」

 大口を開けて平和そうに寝ている。
 リラックスしきった状態、見ているだけで気持ち良さそうだ。
 そう思った次の瞬間、不意に柊の眉間に皺がよった。

「ん? ん?! や、やめろぉ!」

 うわーとじたばたと手を振り回し、そして数分後ガバリと起き上がった。
 目を覚ますや否やキョロキョロと周りを見渡し、ふぅっと息を吐く。

「ゆ、夢か……そうだよな、堕天使スク水メイドなんているわけねえよな……」

 遠い目を浮かべる柊 蓮司。
 どうやら現実と夢を取り違えているようだ。
 とはいうものの、数日前に実際にあったことなのだが、あまりの忌々しさに夢として処理しているらしい。
 ちなみにハルは無事に逃がして、裏界へと帰ったことだけは報告しておくべきだろう。

「さぁて、今日は何をすっかなぁ」

 パジャマ姿で伸びをし、パキパキと全身の間接が小気味いい音を鳴らした。
 絶賛任務のないニート―訂正、フリー状態。
 スケジュールはがら空きなのである。

「ようやく怪我も治ったし、しばらく骨休みに温泉旅行とかもいいかもな」

 学生時代には考えられなかったうきうきモード。
 広告店から取ってきた何枚かのパンフレットを月衣から取り出すと、柊は心底楽しそうに吟味し始める。
 貯蓄はある。
 時間もある。
 ならば止めるものはあるか? いや、ない!

「姉貴には書置きでも残して、適当に旅館でも予約すっかなぁ」

 山奥の秘湯と書かれた一枚のチラシを手に、柊が取り出した0-PHONEで予約の電話をかけようした瞬間だった。

 ―彼の幸せな時間は終わりを告げた。

「ええと、249の……」

 ウィーン。

「ん?」

 奇妙な音、嫌な予感、鳴り響く警報音。
 しかし、遅い。
 彼の予感はいつでも間に合わなくなってから鳴り響く。
 ガシッと首根っこが何かに掴まれた。

「お!? おぉおおおお!!? ちょ、ちょまてやぁあ!!」

 暴れながら上を見上げる、そこには巨大なUFOキャッチャーのようなアームが時空の狭間から飛び出している。
 忌々しき柊 蓮司キャッチャーだった。


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