パチ・スロキャラでエロパロat EROPARO
パチ・スロキャラでエロパロ - 暇つぶし2ch127:名無しさん@ピンキー
09/05/21 03:51:07 jfAfnMk0
セシリア「ひゃあうッ!?(なに!?)」

突如躯に電気が走った
セシリアの男は濡れて愛液が溢れる、恐らく触れられていないだろうセシリアの膣口にベロリと舌を這わせた

グチュ…チュバ…ヂュルルルュ…リュッ…ヂュ…ピチャ

セシリア「アッ!あ゙あ゙…ち、ちょッ…あ…イヤッ、ダメッ…アッアッアッアア!」
初めて味わう快感で頭が痺れる、男の舌が入り口を掻き回す度に下から上へ電気が走る
快楽から逃げようと両脚を閉じようとしてもがっちりと押さえ付けられて動け無い
大事な処を自分で拡げながらツッパッる様に脚を開きながらかすれた悲鳴を上げる
透明な液体の他に濁った、より粘性のある体液が出てくるようになった時男は舐めるのを止めた

セシリア「はぁぁぁあ…あぁ…はぁはぁ、あー…あー」
両脚を開きいたまま足首の先をのばして、痙攣しながら口で懸命に呼吸するセシリアを見ると男は満足した様笑みを浮かべる
「舐められるのは初めてか?」
返事の無いセシリアのクリトリスを肉鞘の上からキュッと摘む

セシリア「ヒィゃッ!」
突然の刺激に一瞬頭がショートする
「聞かれたらちゃんと返事をするんだ…じゃないとまた…」
セシリア「あぁ…ご、ごめんなひゃあい…」
一時的に筋肉が硬直し呂律が回らなくなる
「よし良い子だ…初めてじゃあイケ無いか…(もう少しだなじっくりと調教して最高の雌にしてやろう)」
男は椅子にぐったりと恍惚の顔をしているセシリアを優しく抱え上げるとそっと隣のベッドに下ろした

火照った素肌にシーツの冷たい感触が気持ち良いい…その冷たさを求めセシリアがモゾリと寝返りを打つ
男は瞬時に服を脱ぎ、後ろから抱き抱えるようにセシリアと肌をピタリ付けると"アッ"と甘い声をあげピクンと反応する
「イッた後だから敏感になっているのかな…?大丈夫か?」
そう言いながら首筋にキスしながら、手に納まり切れない餅の様な弾力の乳房を丹念に丹念に揉みしだく
いつも以上に敏感になっているセシリアの躯は暴れるように仰け反る、セシリアはもう何も考えられなくなっていた

セシリア「あっーああっ…ダメダメ、今はダメぇ!」
快感から逃れようとするが、押さえ込まれている為ただビクビクッと反応を繰り返すだけだった


128:名無しさん@ピンキー
09/05/21 03:53:03 jfAfnMk0
どれほど時間が経っただろう

男はクリトリスを重点的に攻めた、何度も何度もクリトリスを舐める、吸ったり舌で擦ったり、セシリアが何度も気絶するまで舐め続けた
ここまできれいなものならば大抵の男は何時間でも舐め続けられるだろう
抵抗する力も気力無くなり快楽を刻み込まれたセシリアを仰向けに組み敷くと無防備な唇を奪った
まったく予期しなかった口付けに一瞬グッと口を堅く閉じるが、また胸を揉まれた瞬間に舌をねじ込まれた

セシリア「んッンンーッぷはぁ…」
唇と舌がザラリと擦れる感触に溺れそうになる
「可愛いなもう一回…」
わずかな力で抵抗してもまた同じように奪われてしまう

好きになっちゃいそうだ…可愛いな…いい匂いだ…きれいな躯だ…優しくするから…

囁く陳腐な甘い言葉にセシリアは徐々に洗脳されていく

(なんで…こんな…奴に…くやしい…でも…ッ)

女の本能と媚薬と催眠により無意識下に埋められた劣情にセシリアはもう逆らえなかった


元来エージエントは様々な状況に対応出来るように訓練されている
拷問や犯されたりするような場合でも強力なマインドコントロールで感覚や意識を鈍らせる事が出来る
しかしその暗示も知っていれば薬と催眠暗示で解く事も可能だ、この男にとっては簡単なことだった
セシリアのマインドコントロールは簡単に上書きされ記憶操作と催眠を新たに施されていた
セシリアには男が昔から恋い焦がれていたような存在に見えているだろう…


セシリアの男を見つめる瞳が変わっていた快楽に落ちた女の瞳だった

「入れるよ?」
コクンと頷くとセシリアは下から男の首に腕を回す
「あ…お願い…ゃ、ゃさしくして…」
男は返事の代わりに唇を重ねるとセシリアの方から舌を絡めた
セシリア「ん…んッ…はぁはぁ…いいよ…」
下からググッと押し拡げられるような圧力の後、ヌルリと何かがセシリアの中に入ってきた


129:名無しさん@ピンキー
09/05/21 03:59:44 jfAfnMk0
セシリア「あっ…くぅぅッ…っっッ」

自分の腹の中の形が変わるような感覚と共にヤスリで擦られるような痛みとジンジンとする甘い痺れが同時に襲ってきた
頭が真っ白になるような程の快感が一気に押し寄せてきた
そしてまるで挿入された男の一物の形を覚えるように膣全体が収縮する

セシリア「あッ…クッ…ん……ッ…ふぅ、はぁはぁ…な…に…いま…の?」
「初めてで初イキか…いい子だ…」
男はビクンビクンとまだ震える躯と膣の感触を楽しみつつ、セシリア頭を撫でながら何度もキスをした
恍惚とした表情のセシリアは幸せそうに目を閉じた…
恋人に抱かれているように…


強力なマインドコントロールはを外すにはいくつかあるが自己暗示や強力なショックを使用する方法がある


セシリアはベッドの上で執拗に胸を揉まれながら悶えていた…もう限界だった
(ダ、ダメ気持ち良くて頭がおかしくなっちゃう…胸がこんなに…感じるなんて)
「あ、そろそろ任務の途中報告でもしようか?」
そう言うと男は通信端末画面を見せる
「このファイルに君等が欲しがっているデータが入っているよ…」
それを受け取り本部に送信した、正直拍子抜けするような終わり方だった
セシリア「そう、これでお別れね」
立ち上がろうとした時…

「だと思うよね?だけどこれは時限式で消去されるファイルなんだ、だから見るにはもう一つのファイルが必要になる」
「このプログラムは芸術的な完成度でね、組んだ奴は死んじゃったから応用が利かないけど下手なプログラムを割り込ませれば消えちゃうよ?」
「つまりだもう一つのファイルが欲しければ暫らくまた相手をしなければいけないわけだ…君もまだ物足りなかっただろ?」
セシリア「クッ…卑怯な(なんて嫌な男ッ)」
その後、私は男の言ったことに愕然とした
「君は生け贄、情報の為に最初から売られたんだよ組織も了承済みだったんだよ、つまり差し出されたんだよ俺に…ね」
その瞬間何もかもが信じられなくなり何も考えられなくなった、裏…切られた?私が?男が何かを言っていた様だが私には何も聞こえなかった…
「さぁ続きだ…大丈夫約束はちゃんと守る男だよ…俺は」
そして男は私の脚をまた拡げた、私はただの脱け殻のようにベッドに横たわっていた

130:名無しさん@ピンキー
09/05/21 04:03:39 jfAfnMk0
セシリア「アアッッッ…き、気持ちいい!す、好き好きィィ」
男にぎゅっとしがみ付き果てるセシリア
「またイッた?」
息を整えると恥ずかしそうに頷くセシリアに優しくキスをすると男はまた腰を動かし始めた
セシリア「え?えっ、また!?ダメ、いまイッたばっか…だか…ら、あん!ダメェ」
言葉とは裏腹に男の腰に脚をまわし少しでも密着しようとまた抱きついた

任務の合間の休みに恋人と愛し合うセシリア、豊満な躯で十二分に快楽を享受し合うふたり

セシリア「も、もうこれ以上は…ら、らめぇぇぇぇっ!」
シーツを掴み躯を強ばらせ、絶頂に達したセシリアの表情は美しかった…せめて今だけは束の間の戦士の休息を…



なかなかいい眺めだな…
いい躯をしている
いいおもちゃを手に入れたな
「一応新しい切り札…なんでね、大切に扱いますよ暫らくはね」


男の一物を大事にしゃぶるセシリア
男は敵組織の幹部と話していた

「頑張ってくださいよ?これだけお膳立てしたんですから」
解っている…陽動、撒き餌に食い付いた後は時間の問題だ

それを聞くと男は通信を切り、モニターを切り変えた


131:名無しさん@ピンキー
09/05/21 04:15:59 jfAfnMk0
モニターには短髪の褐色の女が手足を縛られている姿が映っていた

「お友達も楽しそうだよセシリア」
サラ「や、やめて…またイッちゃう、イッちゃう…ッ!」
ジェシカ「またいくの?イッちゃうの?またおしっこいっぱい出しちゃう?」
サラ「イヤ…イヤ、出ちゃうまた出ちゃうぅぅ!」
プシャアァァァァ
ジェシカ「アハッまた出た…」
サラ「あ゙ーあ゙ー…出ちゃった…出ちゃったよぉぉ…」
ジェシカ「私…サラの弱いとこは何でも知ってるんだよ?ふふ」
仲間の嬌声を聞いてもまだセシリアは懸命に舐め続けていた

「セシリアも…おしっこしようか?」
そう言いい、バスルームへ連れていくとセシリアは人形から恋人へと変わっていた
URLリンク(2sen.dip.jp)
バスタブに脚を拡げ腰掛けさせ羞恥心を煽るようにセシリアを促す
「自分でする?それとも漏らしちゃう?」
男は肩にセシリアの片足を掛け拡げ、指に唾を付けそれをクリトリスに何度も塗り付けていく
セシリア「くッ……んッ」
我慢するセシリアの表情は何とも言えなかった
セシリア「ふ…ん、…アッアッ、あっ…出る出ちゃうー」
URLリンク(2sen.dip.jp)
プシューアア…放物線を描きバスタブに溜まっていく、イク寸前に我慢できず漏らしてしまったセシリア
静かに尻を伝い落ちる雫を拭きとると嬉しそうな表情をした

イクけなかったセシリアはイカせて欲しいと男に目で訴えていた
「エッチな子はお仕置きだな…手ついて指で拡げろ、出来るだろ?」
そう言うと尿の匂いがするバスルームでセシリアは腰を突きだし指で拡げ、モノ欲しそうな顔を向けた

セシリアが任務を受けてから3日が経とうとしている
セシリアは命令一つで男の従順な人形となっていた、調教は進み命令が無くとも男を恋人だと思い込んでいる
“Fortune”は情報の対価としてセシリアを差し出した

この3日間は恋人と過ごしている1日だと思い込まされている、さらに任務も無かったと記憶を操作されている
何度も何日も犯され続けながら、記憶の中では同じ1日を繰り返す

今日もまたセシリアの長い1日は始ったばかりだ…



セシリアの手に入れた情報と男の暗躍により後日制御基盤を取り戻すことに成功するが、それはあくまで事件の序章でしかなかった…
そして彼女達の運命の歯車は回り始める…


タイムリミット本編へ続く

132:名無しさん@ピンキー
09/05/21 04:20:15 jfAfnMk0
おまけ

屈強な男たちが腰を全力で振っていた

絶え間なく喘ぎ声が続く


パンパンと尻に腰を打ち付ける音が響く

「この締まりのいいマ●コずるずるになるまで犯してやるぜ」


バーン!

そこへ女が3人乗り込んできた、皆が一斉に目を向ける
URLリンク(2sen.dip.jp)


「俺真ん中の巨乳もーらい!」
「じゃおれは褐色の後ろを」
「ロリメガネはお前にやるぜ」

おおおおぉぉッ!

おたけびを上げ3人に襲い掛かる男たち




フォルトゥナタイム突入!(意味不明)

133:* イチゴ調教中 * ◆OSYhGye6hY
09/05/21 04:28:36 jfAfnMk0
以上です
オリジナル設定、エロ以外の余計な描写やちょっとした時間軸の入れ替え
無駄なことがたくさん入りました
その割りにあんまりエロく無かったのは単に巨乳属性が無かったから…
ので趣味をふんだんに入れました
しかし神のおかげでセシリアは結構好きになった


エロ描写のみとか長いのはちょっととか、女視点とか三人称とか要望やらがあればお願いします

最後にコラ神に敬意を表します
あとだれか4万負けた俺に暖かい言葉を

134:名無しさん@ピンキー
09/05/21 16:40:53 XFgITtvH
すげーな
絵見ただけでこれだけ書ける情熱はすごい

135:名無しさん@ピンキー
09/05/21 19:27:45 3Ma48hSu
GJ
純粋に尊敬する!

136:名無しさん@ピンキー
09/05/23 00:02:57 4oqVQssW
褐色ショート派ですが十分楽しめました。
こういうキャラには堕ち系がやっぱ合うわぁ

137:名無しさん@ピンキー
09/05/23 17:44:19 JiJjIjNJ
今のところパチ系でスレがあるのって戦国乙女とここだけ?

138:名無しさん@ピンキー
09/05/23 18:46:25 MkD3qwIK
>>137
ツインエンジェルがある

139:名無しさん@ピンキー
09/05/26 23:36:00 jj0uwpNz
112です。次回作(SNKコラボを予定)は現在考え中です。
SNK機種に限定すると、これだけ女性キャラがいるんですが(抜けてたらスマソ)、
どのキャラを登場させれば良いと思いますか?

餓狼:不知火舞・アリス・ブルーマリー・リーシャンフェイ・リリィ
KOF:麻宮アテナ・レオナ・ユリサカザキ・ウィップ・四条雛子・クーラ・ダイアナ・リアンネヴィル
神たま:神野みこし・テンテン・雷華
サムスピ:チャムチャム・ビビ・リルリル・ポノポノ・ミュンミュン・ラアラ
シスクエ:シフォン・ステラ・ミモリ・エルザ
スカイラブ:ラブハート・シルビアローズ・モニカゴールド
クイージ:マフィン
MADG:ラビー・メヒョウ
どきどき赤ずきん:マリー・レイナ・エリカ
球児:七色萌・如月岬
花盛:桜姫・つぼみ
超父:本城ルリ・本城サチコ・マリ・フライクイーン
龍娘:ムイムイ・シャオ
メタスラ:エリカサモト・フィオジェルミ・相川留美

140:名無しさん@ピンキー
09/05/26 23:52:26 G8CG92pG
シフォン、ステラ、チャムチャム、マリ

それと、キングオブファイターズ
この台カナリ自分好み!私は女なんですが、ウェイプがかわいくて、ミナコのどすこーいも好きです
3時間程度しかうてないので馬鹿勝ちは無理だけど、負けない程度に遊べてます。


141:名無しさん@ピンキー
09/05/27 01:05:45 5zTPT8NL
>>140
ウィップとヒナコじゃないのか?
オレも女だけど、KOFはゲームとしてもスロットとしても大好きだ。
初代はRT引き戻し率低いイメージだけど、ネスツ編はRT中引き戻しが多いと感じたし、
演出が格好良いんだよな。K'演出とかなww

>>139がどんな規模のコラボを予定しているかは分からないが、

餓狼:舞、アリス。
KOF:レオナ、クーラ、ダイアナ。
シスク:シフォン、ステラ、ミモリ。
スカイラブ:ラブ、シルビア、モニカ。
ドキ赤:マリー。

オレはこんな感じで好きだな。
名前が無いキャラだとスカイラブの酒豪バトルのメイドとか、超父の紫髪の眼鏡の娘が好きだ。

後、失礼かもしれないが>>139は女?
小説の文体に女性っぽさが出てるからさ。
違ったらスマソ。

142:名無しさん@ピンキー
09/05/27 02:37:51 vXl0Avtw
俺の・・・
ちんこが・・・
真っ赤によォ~・・・
勃起してんだオラァ!!!

143:名無しさん@ピンキー
09/05/27 04:17:35 +PqiNBD3
>>142
k'自重wふいちまったじゃねーかw

144:名無しさん@ピンキー
09/05/27 05:38:22 J3MBgnTW
>>141
コラボ自体結構難しいですが、スロの演出等で色々と共通点を探してくっつけようと考えてます。
男×女だけでなく、女×女の絡みも・・・
(例)
アースさんとみこしちゃん(共通点:釣り)
アースさんとチャムチャムたち(共通点:魚)
ウィップとシルビアローズ(共通点:鞭)
K’とビビとラアラとモニカゴールド(共通点:褐色系)
(どうしてもスカイラブ関連になってしまうw)

まあ共通点にこだわらない内容でも思いついたら書いてみます。

ちなみに私は男です。どの辺りが女性っぽさが出てるんですか?

145:名無しさん@ピンキー
09/05/27 10:41:11 5zTPT8NL
>>144
男だったのかorz
本当にスマソ。
どの辺りって言われると困るが、文章の文体や話の運び方かな。
何となく感じた程度だから、気に障ったら悪い(´・ω・`)

オレもスカイラブが一番好きだから、スカイラブ関連大歓迎だぜww
個人的には、褐色系と鞭のが好みで見てみたい。

>>144みたいに文才があれば、オレもエロパロ書きたいんだがな。
ネタが監禁、陵辱、調教系と宜しくない系統の物しか浮かばないんだorz

ネオ・G・ファルコン(ややライクの意識あり)×ラブで、
最初は気丈なラブもファルコンの巧みな調教に堕ちていくな内容とかな。

俺的に、見るのは愛情含むエロスが好きで>>144の作品はキャラ同士の愛が存在するから
見ていてのめり込んじまうんだよな。
これからも楽しみにしてる。

>>143
オレも思わずふいたww
こういうネタ大好きだww

146:名無しさん@ピンキー
09/05/29 01:52:06 L78tTcNM
>>145は機種板のラブ2スレで間違いなく自分と会話しているなw

>>107-111に触発されて勝手にその後の話を書いてみた。
とは言ってもところどころそれ前提の文章があるだけで
大半はアースとラブの甘々話です。
酒場のお姉さんは出てこないのでそっちを期待した人にはすいませんw

147:名無しさん@ピンキー
09/05/29 01:53:18 L78tTcNM
衝撃の結婚式から一夜明けた、エリシオン艦内ブリッジ、朝。
「艦長、アース隊長が昨夜から戻ってないようです」
「全く、何やってるんだ、アースの奴は・・・」
 そうは言っても、結婚式で振られたというのに何事もなくいられるほうが普通ではない。
(いや、どう考えてもこれは艦長が悪いですよ・・・)
心の中でつぶやく団員に対し、
年長であるライコウのみが唯一、思ったことを口に出す。
「一人でヤケ酒してたところに酒場のかわいいお姉ちゃんに誘われて、
 ふらふらついていってるかもしれんの~?」
「なっ!? そんな、アースが浮気なんて・・・」
「いやいや、なにせずっと想いあってると信じきってた女に最悪の形で裏切られたんだからのー。
 そんな心の隙間に、美人で巨乳のねーちゃんが入り込んできたらついていきたくもなるってもんじゃ。
 そういえばワシの知り合いの婆さんが孫娘の婿を探しててのう。
 小僧に紹介して、心の傷を埋めてもらうっていうのもテだぞい」
「ちょっ!? ライコウ、そんなことしたら許さないからな!」
「・・・ラブや。お前さんは結婚式であんな事をしでかしたんじゃぞ?
 もし本当にそんな事があったとしても、浮気だなんて咎める権利は無いぞい。
 よーく、考えることじゃ」
「う・・・」
 さすがは年長の余裕といったところか、
からかっているように見えるが、反省させる意図もあるのだろう。
 珍しくたじろいでいるラブを見て、団員達も口々にラブを責めはじめた。
「そうだ、さすがにこれは姉御が悪いぜ」
「式であんなことするくらいなら、せめてその前に中止にした方がマシだったのに」
「アースさんが気の毒です」
 いつもは信頼されているラブだが、さすがに今回は団員達から総スカンを食らってしまった。
「あーもうっ、わかったから!
 今回の件についてはあとで改めて説明するから、とにかく今日もパトロール開始だ!」
「はーい、了解です艦長」

とは言ったものの、あんな大事件があった後。
団員達の間で私語が絶えないのもしかたがない。
(しっかし、なんでわざわざ式まで挙げて断るかなー)
(姉御とアースって幼馴染なんだろ?
 腐れ縁でずるずる来ちゃったけど実は好きじゃないのに気付いて
 すっぱり諦めさせるためにあえて皆が見てる前であんなことしたんだったりして)
(さすがにそんな酷いことはしないだろ。けど、もしそうだったら俺にもチャンスあるかな?)
(お前じゃ無理だって)
(でも、アースさんのどこがそんなにいいんだかなー。あれでいいなら俺でも良さそうなもんだけど)
(だよなー、ライコウさんに同意だよ)
(本当に浮気してるから帰ってこないんだったりして)
(えー、でもアース隊長がそんなにモテるとも思えないけどなー?
 それにあの人艦長にベタ惚れじゃん、
 振られたからって簡単に割り切って乗り換えられるとも思えないけど)
(いやいや、心が割り切れなくても、体だけなら男は簡単に浮気できるぞー?)
(そういやさ、前酒場で話してた時に、店員のかわいくて巨乳のねーちゃんが
「あの人はどなた?」ってアース隊長のこと聞いてきたんだよ。惚れてるんだったりして)
(あいつ単純だからなー、「実はずっと前から好きだったんです!」なんて言われたら
 本当にほいほいついていっちゃいそうだよね)
(それで姉ちゃんに迫られたら確実にヤっちゃうわー)
(でもなー、本当にアースのやつ可哀相だよなあ、
 俺だったら絶対立ち直れないわー)
(なー)

148:名無しさん@ピンキー
09/05/29 01:54:53 L78tTcNM
ラブはあえて聞こえないふりをしていたが、言葉の端々がちくちくと刺さる。
アースなら自分の信念をわかってくれるはず、
そう信じているからこそラブはあんな行動が出来たのだ。
けれど、もし、皆がしているような下世話な想像通りに、
ヤケになって、他の女に誘われるがままにどこかにいってしまったら・・・?
そして、もしも、そのまま帰ってこなかったら・・・?
今更不安になってくる。
わかってくれると思い込んでいるのは自分だけかもしれない。
(アースが帰ってきたら、ちゃんと説明して謝ろう・・・)

・・・と、思っていたはずなのだが。
「た、ただいま・・・」
 ぎこちなく帰ってきたアースを見るなり、
「こらっ、アース、何やってたんだ!」
 ついついいつもの調子で怒鳴りつけてしまう。
団員達の見ているブリッジでのラブは艦長モード。
カリカリお説教をしてしまったのであった・・・。
一方のアースはというと、いつもと変わらないラブの様子に安心したような、
あるいは、男としてなんとも思われていないからこそ、
何事もなかったように艦長としてのお説教が出来るのか、
複雑な心境で話を聞いていたのであった。


夜。
ラブはエアルを抱っこして語りかけていた。
あるいは、自分の気持ちを整理するための独り言かもしれない。
「ちゃんとアースに謝ろうと思ってたのに・・・ダメだね、私」
「キュゥ・・・」
 エアルも悲しそうに泣いた。ラブの心に同調しているのだろうか。
「でも、アースがこの艦に戻ってきてくれて、本当に安心したの。
 もし、皆が言うみたいに、アースが誰かとどっかいっちゃって、
 そのまま帰ってこなかったらって考えたら、すごく胸が苦しくて、悲しくて・・・。
 おかしいかな? 結婚式を台無しにしたのは自分なのに・・・」
 ラブは少し泣きそうになってしまったが、すぐに涙をぬぐった。
実際にはアースは戻ってきたのだ。心配する必要なんてない。
が、団員の言葉がどうも引っかかる。
アースが知らない女にほいほい誘われて、あまつさえあんな事やこんな事を・・・。
物心つく前からずっと一緒にいた自分と、通りすがりのかわいいねーちゃんが同価値なのか、
なんて考えると、ちょっとムカムカしてきた。
そんな事は無いだろう、と、思いはするのだが。
「知ってる? 私とアース、エアルが生まれるずっと前から、
 毎日一緒に遊んで、勉強して、たまにはケンカもしたけど、仲直りして、
 その度にもっと大好きになっていったんだよ」
(私が一番アースを好きだし、アースも一番私を好きなはずなんだから)
「エアル。今からでも、遅くないよね?」
「キュッキュー!」
 今度はエアルは元気よく鳴いた。
「ふふっ・・・お前も応援してくれてるのかな? ありがとう。
 私、アースのところに行ってくるよ」

149:名無しさん@ピンキー
09/05/29 01:55:27 L78tTcNM
一方のアースも、遅刻した分遅くまで任務をこなし、自室に戻ってきていた。
なんだかんだ言って、昔から住んでいる部屋は落ち着く。
もっとも、本来なら、昨夜からラブと二人で新しい部屋に移る予定だったのだが。
(とりあえず今日は戻ってきたけど・・・俺、ラブとギクシャクしたままここにいられるのかなあ)
(あの娘に紹介してもらって、酒場で働かせてもらうのもいいかもしれないな・・・)
どうしようか考えていると、扉をノックする音が聞こえた。
「アース、私」
「ラッ、ラブ!?!?」
 アースは即座に扉を開けた。
頭ではさっきまでこれからラブとどう付き合っていくべきか、なんて考えていたはずなのに
感情では諦めきれていないのだ。体は正直である。
「この前のこと、ちゃんと説明しようと思って・・・」
 そう言いながらラブは後ろ手に扉の鍵をかけるなり、思いっきりアースに抱きついてキスをしてきた。
(ちょちょちょちょっ!?)
何もこれが初めてではない・・・というか、恋人同士として、それなりにやることは何度もやってきた仲なのだ。
こういう時にはどうすればいいか、体が反応してラブをぎゅっと抱き締め返した。
軽い口付けはつかの間、ラブは舌を差し入れ、より濃密な行為を求めてきた。
(今日のラブは積極的だなあ・・・
でも、俺、皆が見ている前で盛大に振られたはずなのに。
わけわかんないよ)
お互いの息遣いや体温を感じ、段々と体に熱がこもってくる。
顔を離すと、ラブは開口一番にこう告げた。
「アース! 私、アースが嫌いになったからあんなことしたわけじゃないから・・・
 自分たちだけ幸せになるより、空の平和だとか、まだ他にやることの方が大事だと思ったから、
 でも、私、アースに酷いことしちゃったから、
 それで、その・・・こうすれば、アースが好きだって、信じてもらえるかな、って・・・」
 いつもの凛々しい姿とは全然違う、もじもじと顔を赤らめた可愛らしい仕草にじーんときて
アースはまた、彼女をぎゅっと抱き締めた。
「うん、信じるよ、ラブ」
(ああ、やっぱり、俺はラブが大好きなんだな)
「アース、ありがとう。
 ごめんね、何の相談も無しにあんなことしちゃって。
 でも、あなたならわかってくれる・・・よね?」
「うん、さすがにショックだったけどさ。でも、そのほうがラブらしいよ。
 俺が嫌われてたわけじゃなくて、本当に良かった」
 ほっとしてラブははにかんだ。
「それで、空が平和になったら、改めて、私と結婚して欲しい。
 だから、それまで、他の女の子と浮気なんてしないでね?」
 浮気という単語にアースはドキッっとしてしまう。
昨夜ふらふらと、酒場のお姉さんに誘われるままに家に泊まらせてもらい、
あんなことやこんなことをしてきたばかりなのだ。
「・・・アース?」
「え!? あ、うん、大丈夫、大丈夫だって! アハハ・・・」
 沈黙したアースにラブは不思議そうに呼びかけ、その声に反応してアースはあわてて返事をした。
(えっと、昨日のあれは・・・本番はやってないし! ノーカウント! ノーカウントってことで!!!)
「アース。今夜はずっと一緒にいるつもりで来たから、
 おわびの代わりに、今日は私が・・・いっぱい・・・して、あげるからね」
 顔を真っ赤にしてうつむいて、最後の方は消え入りそうな声でつぶやいた。
(か、カワイイ・・・)
愛する彼女にこんな事を言われて平静を保てる男はそういないだろう。
元々へたれなアース、
「じゃ、じゃあ、お願いしようかな?」
 なんて、間抜けな返事を返すのが精一杯だった。

150:名無しさん@ピンキー
09/05/29 01:57:28 L78tTcNM
ベッドに寝転がったアースの上に、ラブが跨る。
「いつもしてもらってばかりだったけど、今日は私からするから・・・
 何かして欲しいことがあったら言ってね?
 上手く出来るかわからないけど、頑張るから」
 そう言うと、ラブはおもむろに服を脱ぎ始めた。
恋愛には奥手なラブが、自ら馬乗りになって肌を晒していく、そのシチュエーションにアースは興奮させられた。
ラブの巨乳は下から見上げるといつも以上の大迫力だ。
「すげー、いい眺め・・・」
「もうっ、バカっ」
 ラブは恥ずかしさをごまかすかのようにプイッっと顔をそむけると、
さっそくアースの股間の大事な部分に手を伸ばした。
(もう硬くなってきてる・・・)
ぎこちない手つきでそれを取り出し、まじまじと見つめる。
今まで何度も愛し合ってきたが、こんなに間近で見たのは初めてだった。
(これを、今から、私が・・・。大好きなアースのためなんだから、頑張らなきゃ)
意を決してそれを胸に挟み、
「アース、好き・・・」
 つぶやいてキスをすると、またそれは硬さを増した。
恋人同士の愛の囁きは最高の媚薬だった。
「私、こんなことするの初めてでわからないから、どこがいいか言ってね?
 いっぱいアースを気持ちよくさせてあげたい」
 そして、ちろ、ちろ・・・と、不慣れながらも丁寧に舌を這わせ、
両側からは大きくて柔らかい胸で包み込む。
(アースの、どんどん熱くなって、硬くなってる。私で感じてくれてるんだ・・・)
「うあっ・・・すげー、キモチイイ・・・」
 今まで何度も手で揉んで、舌で吸い上げてきたラブの胸だったが、触れる場所が違うとまた違う感触だ。
ラブの大きくて柔らかい胸に挟まれるのはすごく心地が良い。
実のところ、昨晩どころか今朝も酒場のお姉さんにしてもらったばかりではあるのだが、
今晩は普段の姿もよく知っているラブが相手。
凛々しい艦長姿と夜のなまめかしさのギャップは、より一層感情を昂らせた。
(ラブのこんなエッチな表情知ってるの、俺だけなんだよな~)
なんて考えると、すごく優越感に浸ることが出来るのだった。
そのうえ舌の感触のくすぐったさは初めてのこと。
一番敏感な部分に絶え間なく刺激を受け続けて、すぐにでもどうにかなりそうだった。
「アース、イきそう?」
「うん、ラブがいっぱい頑張ってくれたから、長く持ちそうにないよ」
「ね、その・・・か、かけたい? 顔とか、胸とか・・・それとも、飲んで欲しい?
 男の人って、そういうの好きだって見たから・・・
 アースも、そういうことしたいの?」
 ラブは顔を真っ赤にして、けれど恥ずかしい台詞をちゃんと言い切った。
『おわび代わりに、いっぱいしてあげるから』
そう言ったのは紛れもない本心なのだ。
(うわー、ラブがこんな事言ってくれるなんて。俺、愛されてるんだなあ・・・感動)
「じゃ、じゃあ、飲んでもらおうかな・・・そろそろ、イクよ?」
 モノを口いっぱいに含んだラブは、返事が出来ない代わりに、こく、とうなずいて視線を寄越した。
その仕草もまた可愛くて、愛しく思えて、限界まで膨れあがっていたモノはすぐに達してしまった。
ドックン、ドックン・・・
小さなラブの口にはあふれそうなほどの大量の精液が発射される。
「んん、むぅ・・・」
 ラブはそれをこぼさないよう懸命にほおばり、少しずつ飲み干していった。
一生懸命なその表情は、男のささやかな征服欲も満たしてくれた。
(はーっ、あの娘には悪いけど、やっぱりラブが一番だなあ)
 満足感でいっぱいのアースに対して、ラブははぁはぁと、息遣いが荒くなっている。
心配してアースは声をかけた。
「ラブ、大丈夫? 無理なこと頼んじゃったかな」
「ううん、ちょっと苦しかったけど、大丈夫。今日は、私がしてあげるって決めたから。
 けど、こんなことするの、アースにだけだからね・・・。大好きだよ」
「うん、俺もラブが大好きだ」
 また、ぎゅっと抱き合って、二人はキスを交わした。
何度言われても、恋人からの愛の囁きは心地良いものだった。

151:名無しさん@ピンキー
09/05/29 02:00:45 L78tTcNM
二人はしばらく裸で抱き合っていちゃいちゃしていたが、
やがてアースはラブの体のあちこちをまさぐり始めた。
すべすべのお腹や太ももに手を這わせ、
胸やお尻をむにゅむにゅと揉むと、手のひらに合わせて形がかわる。
「やっ、くすぐったいよ」
 冗談めかして笑う様子は、裸にもかかわらず、なんだか可愛くて微笑ましかった。
「してもらうのもすごい気持ちイイけど、やっぱり、ラブにいっぱい触れたいな」
 ストレートに言われて、ラブは顔を赤くするが、
あんな酷いことをしたにもかかわらず、まだ自分を求めてくれる事に改めて安心もした。
「うん・・・アースの好きにしていいよ・・・」
 言葉に甘えて胸の谷間に顔をうずめると、とても柔らかくて気持ちがいい。
中央の突起を摘まむと、ラブの口からはぁ、と吐息がこぼれた。 
「ラブのエッチな声、聞きたいな。さっきはしてもらってばかりで聞けなかったら。
 気持ちいい?」
 言いながら、更に突起をこねくり回す。
「うん、気持ちいい・・・アース、もっと、して・・・」
 さすが今夜のラブはデレデレモード、素直に求めに応じて嬌声をあげた。
今度は女の子の一番大事な部分に手を伸ばすと、ラブの体がビクンと跳ねる。
「すげー、もうこんなに濡れてる」
「アースが大好きだから、こんなになっちゃうんだからぁ・・・」
 息を荒くし、目を潤ませて訴えかけるラブの姿に、アースは胸をきゅんとさせる。
(いつもの凛々しい姿もカッコいいけど、エッチなラブもホントに可愛いなあ・・・
俺のラブはいつだって最高だな)
もっとエッチで可愛い声を聞きたくて、
一番敏感な部分を重点的にいじくりまわすと、思惑通りに切なそうな吐息をあげてくれた。
「あっ、そこ、気持ちイイ、気持ちイイよぉ・・・」
「俺もラブが大好きだから・・・一緒に気持ちよくなりたい」
「うん、きてぇ・・・」
 そしてラブは自ら脚を開き、アースを受け入れる体勢を作った。
愛している相手だからこそ、恥ずかしい事でも自分から出来るのだ。

152:名無しさん@ピンキー
09/05/29 02:01:35 L78tTcNM
「いくよ?」
 声をかけると、アースは己の分身をラブの中に突き入れた。
そしてキスをして、胸を触って、抱き合って全身を密着させる。
舌を絡ませあい声は出せずとも、
互いの熱くなった身体で、行為に興奮していることを感じ合えた。
「ラブのなか、あったかくてすげー気持ちいい・・・」
「私も、アースのが、なかでおっきくなってるの・・・すごく感じる・・・」
 また軽くキスをすると、それを合図にアースは激しく腰を振り始めた。
「あっ、アースっ、気持ちイイ、気持ちイイ・・・
 好きっ、好きっ、好きっ! もっと、もっとぉ・・・!」
「ラブっ、ラブっ・・・! 好きだっ、好きだっ!」
 目をとろんとさせて、名前を呼んで、好きだと言って、
相手を欲し合う言葉をうわごとのように繰り返す。
今の二人にはお互いの事しか考えられなかった。
しばらくして、アースは限界が近いのを察すると、反射的にモノを中から抜いた。
間をおかず、白い飛沫がラブの身体に飛び散る。
ラブはそれを見て、なんだか呆然としていた。
「ゴ、ゴメン、汚れるの嫌だった?」
 アースはあわててフォローして、手近にあったタオルをつかんでラブの体を拭き始めたが、本人はそれを否定した。
「え? ううん、そうじゃなくて、その・・・中でアースの想いを感じたかったな・・・なんて」
 アースは予想外の台詞に嬉しくもあったが、それ以上に驚いて、考えながら答えた。
「そりゃあ、俺だってしてもいいならその方がイイけど・・・
 まずくない? 俺たち、結局結婚してないわけだし」
 瞬間的にはそこまで考えて行動したわけではないのだが、
冷静に考えても、ラブが皆が見守る前で、「誓いません!」と断言したのはつい昨日の昼間のことなのだ。
無事夫婦になっていれば何ら問題なかった行為だが、
実際には結婚が成立しなかった以上、もしもの場合は大きな問題になる。
「そうだよね、私のせいだもんね・・・本当にごめんね、変なこと言って。
 今日の私、アースもわけわかんないよね?
 けど、空の平和を守りたいのも、アースが好きなのも、どっちも本当の気持ちなの」
 しゅんとうなだれたラブを励まそうと、アースはわざと大げさに言った。
「うーん・・・とにかくさ、早いとこ悪さする空賊団の残党共をぶっとばそうぜ!
 そしたらラブも心置きなく俺と一緒になれるんだろ?
 空は平和になるし、俺たちも幸せだし、いいことずくめだ」
「うん、ありがとう、アース。
 私、まだまだピース空賊団のキャプテンとして頑張るからね!」

153:名無しさん@ピンキー
09/05/29 02:03:46 L78tTcNM
2回戦を終了し、再度二人はいちゃついていたが、ラブはふと思い出して疑問を投げかけた。
「ね、アース。昨日はどこに行ってたの?」
 質問した本人にとっては深い意図は無い質問だったのだが、
罪悪感のあるアースにとっては見透かされているようで。
「ゴメンラブっ!! 実は、昨日は酒場のお姉ちゃんに告白されて、家に泊まらせてもらって、
 それでその・・・エッチなことも、してもらったり・・・」
 知らぬが仏なんてことわざを思い浮かべる余裕もなく、青くなってつい白状してしまった。
「このっ・・・私というものがありながら!!! 何してたんだ、馬鹿! 馬鹿!! 馬鹿~っ!!!!」
 ラブは真っ赤になって、グーでアースの胸や頭をぽかぽか殴る。
「わーっ、ゴメン、ゴメンってば!! 絶対、絶対もうしないから! 許して~」
「何よ! 美人でスタイルが良ければ誰だっていいの!?
 今まで私と積み重ねてきた想い出なんて、どうでもよかったの・・・?」
 さっきまでの勢いはどこへやら、今度は泣き始めてしまった。 
「そんなことないって!
 俺、今日ラブと一緒にいて、やっぱりラブが大好きだって何度も何度も思ったんだぜ?
 そ、それに、昨日は本番まではしてないし!」
「本当?」
「本当だって!
 大体、ここで嘘つくなら、最初っから昨日は浮気しちゃいましたーなんて言わないし、
 俺、バカだから隠し事も得意じゃないし」
 ラブはうー、と複雑な表情をして、しばらく何かを考えていた。

154:名無しさん@ピンキー
09/05/29 02:08:30 L78tTcNM
「アース、ごめんね」
「?」
 なぜ浮気した側の自分が謝られているのか、アースは全く話が読めなかった。
「今朝、ライコウに叱られたの。
 もし、アースが他の女の子に誘われてどっか行っちゃってたとしても、
 結婚式を台無しにした私には、浮気だなんて怒る権利は無いんだって。
 だから、ごめんなさい。
 ついカッとなって叩いちゃったけど、アースはなんにも悪くないんだよね」
「ラブ・・・」
 元々冷静な判断力を持っているラブは、自分の非を客観的に判断し、素直に認めた。
「皆がひそひそ話してたんだ、
 アースが帰ってこないのは本当に浮気してるからじゃないかとか、
 私たち、幼馴染でずるずる来たけど、
 本当は好きじゃないのに気付いて、諦めさせるためにあんなことしたんじゃないか、とか。
 もちろん私はそんなこと思ってないよ?
 けど、まさかアースが本当に酒場のお姉ちゃんについていっちゃったなんて思わなかったけど」
「だからゴメンって。もう絶対にしません」
 アースはいつもより丁寧な言葉で、頭も下げて誠意を示した。
「ううん、謝らなくていいよ」
「でも、俺、ラブが好きなのに、他の女の子と・・・」
 言いかけるアースに、ラブは首を横に振って制する。
 “振られたんだから他の女の子と何しようが関係ない”なんて開き直ることも出来るだろうに、
それどころかなお謝ろうとするのは、彼なりの誠意であり優しさなのかもしれない。
「もしもこのままアースが帰ってこなかったらって考えたら、すごく胸が苦しかった。 
 しかも、本当にそんなことまであったんでしょう?
 だけど、それでもちゃんと私のところへ戻ってきてくれて、本当にありがとう。嬉しかった」
 そう言ってラブは微笑んだ。
「俺もさ、実を言うと、結婚式で振られたっていうのにラブと今までどおりに付き合っていく自信がなくて、
 その娘に酒場の仕事を紹介してもらって、艦を降りようかなんて考えてた。
 けど、ラブが来たら、頭より先に体が動いてた。
 さっきまで、どんな顔して会えばいいのかなんて考えてたのに。
 どれだけ頭で難しい事考えてても、本当はラブと一緒にいたいんだなあって」
 お互いに想いを伝え合って、二人は笑いあった。
物心つく前からずっと一緒にいて、結婚まで約束した仲なのだ。
結婚式が台無しになるなんて最大級のハプニングがあっても、
長年培ってきた想いまで簡単に消えるはずがなかった。
「結婚はまだしなくても、私はアースが大好きだからね。
 ちゃんと伝えたからね? 今度浮気したら許さないからね?」
 またすれ違いが起きないように念を押す。
「うん、絶対にしないから。約束するよ」
「それから、これからも、ピース空賊団の仲間としてよろしく頼むぞ?
 早いところ空を平和にしないと、いつまでたっても一緒になれないんだから」
「わかってるって。俺、隊長だもんな。
 もっと強くなって、悪いやつらをぶっ潰してやるぜ!」
「もう、アースったら・・・」
 そんなこんなでこの晩は、愛を確かめるべくもう一周こなしたのだった。
ラブがアースに、浮気相手の女の子と比べてどうだった、なんて言って困らせる場面も見受けられたそうである。


その後・・・
結婚が破談になったはずの二人が、何故以前にも増して仲睦まじくなっているのか。
一部では、マンネリ化した生活に刺激を与えるためのヤラセだったのではないか?
なんて噂まで飛び交ったそうである。

155:名無しさん@ピンキー
09/05/29 12:39:18 x75rY6I8
>>146
GJ!
ラブ姉さんの心理描写とか良いなww
最終的にラブラブなのが、かなり萌える。

もしかして、>>146はファルコンとライクの捏造話のカキコしてた人なのか?
そうだったら、恥かしさの余り軽く死ねる。

156:名無しさん@ピンキー
09/05/29 23:59:36 L78tTcNM
>>155
お察しの通りそのカキコも自分。
ジャンルは狭いので、こんなヲタクいネタを妄想する人なんて残念ながらごく限られてると思われ。
前、2のファルコン×ラブは近親要素も入ってますます好物とか書いてたのも>>155でしょw
しかしなぜ恥ずかしいのかわからん、
エロパロスレに来てる時点で自分もおまいも同類だと思うんだがw

157:名無しさん@ピンキー
09/05/30 00:52:25 rxtYpBEj
>>156
や、別にエロい妄想するキモヲタって事は開き直ってるから恥かしくないんだ。
ただ、言われるまで気が付かなかった自分の鈍感&無知さが恥かしいんだorz

近親相姦もオレのカキコだぞww
アースのチンコについてカキコしてスルーされたのもオレww

取り敢えず、地元が自殺の名所だからちょっと死んでくる!

158:名無しさん@ピンキー
09/06/01 01:06:17 iDpQkbdD
>>112です
>>146さん
遅レスですが超GJです!
まさか続きを書いてくれるとは・・・しかも中身がかなり濃いし・・・

これは次のSS、がんばって書かねば・・・(現在SNK機種コラボSSを書いてます)

159:名無しさん@ピンキー
09/06/03 01:31:13 Hi/DMIAB
>>158
>>107-111をきっかけに、アースが浮気したらその後どうなるかなーなんて妄想してたら
雑魚団員の勝手な噂話とか、やけに積極的なラブとか、
そもそも、振られたんだったらもう浮気じゃなくね? とか色々と妄想が膨らんでいきまして。
前提の浮気しちゃいましたネタなんて自分じゃ書かないだろうから
この機会に便乗させてもらいました。

本当はラブの負けず嫌いな部分を生かして
「通りすがりの知らない女なんかに負けないんだから!」
という感じでラブからアースにもっと色々させたかったんですが。
誰か書きませんかw

160:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:38:58 Lx/RsZig
>>112です。ようやく次の作品(機種コラボ)が書けましたので投下します。
気になる機種は・・・スカイラブ & チャムチャム のSNKコラボSSです!

「キャップ!燃料がもうねえぜー!」ザックが非常事態をラブに告げる。
「ぐっ・・・、仕方ない、撤退だ!」

ラブ率いるピース空賊団、長く続くデーモン空賊団との戦いですでにエリシオン号の燃料は底をつきかけている。
その時、艦内にガタン!!と轟音が鳴り響いた。
「おい!いったいどうしたんだ!」
同時にラブの声が艦内に響き渡る。
「艦長!燃料が切れてしまいもう飛行能力が限界です!このままでは墜落します!」
「何っ!?」

エリシオン号最大の危機。このままでは地上に激突しメンバー含め艦員の命も危うい状態に。
「ぐっ・・・このままでは・・・ん・・・?あそこにジャングルらしきものが見えるぞ、よし、あのジャングルの森に緊急着陸せよ!」
「艦長!この落下スピードでは機体が破損してしまい、最悪爆発の可能性もあります!」
「森の木々で少しは衝撃を和らげてくれるはずだ!私を信じろ!」
「りょ、了解しました。エリシオン号、ジャングルに緊急着陸します!」

突然のことでメンバー達にも緊張が走る。
「おいおい大丈夫かよ・・・」アースはラブを信じるも心底不安で一杯だった。
「キャ、キャップを信じるしかねーぜ」ザックも涙目だったがラブの言葉を信じた。
「ワシの生涯もここで終わりじゃな。神の御加護を・・・」ライコウはもう神に祈るしかなかった。
そしてエリシオン号がジャングルの森に近づき不時着陸しようとしたその時
「皆伏せろーーーーーーーーーーーー!」ラブの声が響き渡った瞬間!

ドガガガガガーーーーーーーーーン ガリガリガリガリガリ!!!バリバリバリバリ!!!!
「うわーーっ!」
「ギャーーーーッ!」
「ひょーーーーっ!」

艦員達の悲鳴が艦内に響く・・・・・・

続く

161:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:41:03 Lx/RsZig
それから何分経っただろうか。エリシオン号は森の中に不時着したものの、何とか爆発までには至らず、艦内の団員は四方八方に転がるも命までは何とか助かった模様。
「ふう・・・・何とか止まったな」
「真っ暗で何も見えないよ・・・」
「皆大丈夫か・・・?か、艦長は!?」
艦員たちは艦長の行方を捜しまわった。

そして皆の前に艦長が現れた。
「おい!皆大丈夫か!怪我は無いか!」
ラブは少しフラフラしながらも、艦員達の安全を確認するため歩き回っていた。
「艦長ー!」「艦長ー!」艦員達はラブの無事を見届けて安堵の表情になった。

「ラブ!大丈夫か!?」
その後まっ先にラブの元に駆け付けたのはアースだった。
「ア、アースか。ああ、大丈夫だ!アースも怪我は無いか?」
「ああ、何とかね。ザックやライコウもどうやら無事だったようだぜ」
「そうか・・・無事で何よりだ。しかし運良く森に吸収された形でうまく不時着できたな」
そこにドスドスと足音を立ててザックがやってきた。
「キャップ大丈夫だったか!良かった・・・機体がボロボロにやられたけど、突貫工事で治すから心配すんなよ!」
「ザックありがとう、お前がいてくれて本当に助かる」
「今さら何をいうんだい、エリシオン号はワシの最高傑作なんだぜ。任しておけ!」
「よし、ひとまず皆一旦外に出よう」

ラブたちが外に出ると、一面ジャングル地帯。

「皆に告ぐ!ジャングルには野生動物が多いからいつ襲われてもおかしくない!」
「エリシオン号の修復が終わるまで、各自気をつけるように!今日は皆ゆっくり休んでくれ!」
「りょ、了解!」
艦員達は少し震えながらも艦長の指示に従った。とりあえずこの日は皆エリシオン号の中で就寝を取ることに。

続く

162:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:42:33 Lx/RsZig
翌朝

「ふわあーっ、良く寝た・・・大分疲れていたからなあ・・・」アースは欠伸をして皆のところに歩いてきた。
「皆起きたか?さあ今日からエリシオン号の修復だぜ!アース、お前さんも手伝えよ!」
「えーっ俺も!?ちぇっ、分かったよ・・・」
アースはしぶしぶザックの指示に従った。
「アース、お前は修復ではなく偵察機に乗ってどこかに湖とかないか探してきてくれないか。まずは水分を確保しておきたい」ラブはアースに指示を与えた。
「えっ!分かったよ!それじゃ、行ってきまーす」
アースは乗り慣れた偵察機に乗り地上を飛び立った。

「やっぱ俺はこれに乗ってないと落ち着かないよ!う~ん一面緑だけど・・・湖ぐらいならどこかにあるだろうな」
辺りを何度か見渡していると、不時着した場所から数キロ離れたところに大きな湖らしきものを発見。
「あっ、あれ湖っぽいぞ!あったあった!」
アースは喜んでその場所に近づき、偵察機をジャングルに着陸させた。
「おおおっ結構大きい湖じゃん!しかも綺麗な水だし!・・・ちょっと待て、ラブからはとりあえず場所を探せと言う事だったから一旦報告しに戻るか」
アースは湖を発見したことで舞い上がっていたら、ガサガサという音がかすかに聞こえた。
「ん?今何かガサガサっていう音がしたけど・・・風かな?まあいいか。さーて戻るとするか」

アースが偵察機に戻ろうとしたその瞬間!

「それっ!皆行くニャーーーー!」
「うわっ!なっ何だ!?」
「ガオーーーーーーーーーーーー!」
草むらの影からいきなり何者かがアースに襲いかかってきた!

続く

163:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:45:04 Lx/RsZig
「うわっ!ちょ、ちょっ何だこの集団は!うわーーーーっ助けてーーー!」
「ニャーーーーン!ニャーーーン!」
アースは猫のような動物達に羽交い締めされ、身動きできない状態。
「ちょ、ちょっと待ってーーーー!俺が何をしたっていうんだよーーーー!」
アースが叫んだ瞬間、動物達はその手を止めた。

「アッ!これ違うニャン!間違えたニャン!」
「あれーっコロロじゃないよーチャムチャムー」
「何だよてっきり奴等だと思ったのに・・・」

「へっ・・・?ニャンって猫?しかもしゃべってる・・・?」
アースはなぜこの猫達が言葉を喋っているのか一瞬悩んでしまった。ひとまず手が止まったので思い切って聞いてみた。

「あっ・・・あのさあ、君たち・・・誰?」

「ご、ごめんなンだ、ごめんなンだ」緑色の髪の猫が頭を下げ、まるで人間が謝るような仕草をし始めた。
「てっきりコロロだと思ってたニャ、ほんとごめんなンだ」
「ま、まあ人違いだった、ってこと、かな・・・何か女の子・・・みたいだな」

「私からもすみません、すみません」今度は青色の髪の猫が謝り始めた。
「い、いやいいよ、分かってくれたんなら・・・」
アースは一瞬何事かと思ったが、人違いということで内心「助かった・・・」の安堵感で一杯になった。

続く

164:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:46:42 Lx/RsZig
「どなたかは存じませんが、ケガをさせてしまったので、おわびに私達が治してさしあげます」
青色の髪の猫がアースのケガを治そうとまずアースの手を取った。
「えっ?どうやって治すの?薬とかあるの?」
「こうやって治すんですよ」と青い髪の動物はいきなりアースの腕をペロンと舐め始めた。
「うっ、うわーーーーっ!」アースはいきなり舐められてビックリし、後ずさりした。
「ちょ、ちょっといきなり舐めるなんて・・・」
「あら?私達は怪我をしたら傷を舐めて治すのが普通なんですけど・・・?」
「いっ、いや猫なら確かにそうかもしれないけど、お、俺は人間だから」
「大丈夫ですよ!御心配なく!さあ、チャムチャムもビビも手伝って!」
「はいニャ!」「おう分かったぜ」
アースは三匹の猫達に囲まれ、顔、腕、身体、足などの傷を順々に舐められ始めた。

ペロッ、ペロッ、ペロン・・・
ペチャ、ペチャ・・・
ペロ、ペロ・・・

「・・・(おおっ何だか気持ちがいい・・)っていかんいかん!」アースはなぜか猫達の舌遣いに少し興奮してしまった。
「うーん所々に傷をつけちゃいましたねえ、あら、ここも・・・」青い髪の猫が今度はアースの下腹部を舐めに入った。
「(うへあああああ)そ、そこは俺弱い・・・」
アースはヘソの辺りを舐められて恍惚の表情。しかも少し勃起してきた模様。
「いっ、いかん俺のチ○コが・・・し、しかしこれだけ舐められると・・・」
青色の髪の猫が下腹部を舐めている時に、手がアースの下半身へふいに移動して、コン、と何か手に当たった。
「あれっ?この辺に堅い棒みたいなものがありますけど何ですか?」
「!!い、いや何でも無いよ・・・もっ、もう大丈夫、傷は良くなったからもう舐めるのを止めてもいいよ」
「えー他にも傷があるんですけど・・・」
「こっ、この位の傷なら大丈夫さ!と、とりあえず俺は行くところがあるから、ま、またね」
「あ、あのお名前は・・・?」
「お、俺はアース・ジャスティスさ」
「私はリルリルです、そして隣がチャムチャム、ビビです。今度ここに来る時があれば、また傷を舐めてあげますね」
「わ、わかった。じゃ、じゃあこれで・・・」アースはなぜかがっかりしながらも、股間を抑えたまま偵察機に乗りピース空賊団の元に戻った。

続く

165:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:48:18 Lx/RsZig
「遅いぞアース!どこまで行っていたんだ?」戻ると同時にラブの声が。それもそのはず、すでに日は落ち夜になろうという頃であった。
「ご、ごめんちょっと野生動物に襲われて・・・」
「な、何っ!で、大丈夫だったのか!?怪我はないのか!?」
「け、怪我は少しあるけど、ま、まあ何とか助かったよ・・・」
「よ、良かった・・・アースに何かあったら、私・・・」
「(ラブ、俺のことを心配してくれてるんだ・・・)ごめん、ラブに心配かけちまったな・・・」
「ううん、アースさえ生きていてくれたら私はいいの・・・(涙)」
「ラブ・・・」

アースはラブの涙を手ですくい、気持ちを落ち着かせたところで
「・・・あ、そうだ湖を見つけたんだ。少し離れた場所だけど、結構綺麗な湖だったぜ」
「そうか!じゃあ飲み水にもいけそうだな!明日にでも汲んできてくれるか?」
「分かったよ!・・・ククク」アースはなぜか湖にいくことが楽しみになっていた。

そして翌朝
「ザック、俺は湖に行って皆の飲み水を確保してくるから、引き続きエリシオン号の修復を頼むぜ」
「任せておけ!早く美味しい水をたらふく飲ませてくれよ!」
「ああ待っていろ、いっぱい持って帰るからな、さあ出発だあ!」
「何かアース元気だな・・・?そんなに湖に行くのが嬉しいのか・・・?」
ラブは少し怪しいアースが気になったが、とりあえずエリシオン号の修復をザックと共に進めた。

続く

166:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:50:03 Lx/RsZig
アースが偵察機に乗り数分後、目的の湖に到着した。
「さーて湖の水をこのタンクに入れて・・・」
アースは水を汲みながら周りをキョロキョロしていたが、昨日の猫達はいない様子だ。
「何だー、今日はあの猫達いないんだな。ちょっと残念・・・」
とその時森の中で青色の髪の猫が歩いているのを見つけた。
「あ、あの猫たしか昨日の・・・!おーい、リルリルー!」
リルリルはその声に反応し「あっ!アースさんじゃないですか!」と笑顔を見せてこちらに近づいてきた。
「今日も湖に来たんですね、傷は癒えましたか?」
「傷はもうすっかり治ったよ。今日はちょっと湖の水が欲しくて・・・。あれっ、側にいる赤毛の猫は・・・?」
「あっ、この子ミュンミュンって言って、今日は一緒に魚を取りに来たんですよ。ほら、ミュンミュン怖くないよ・・・」
「・・・」
「ど、どうもミュンミュンちゃん。俺、アースってんだ。よろしく」
「・・・」
「ど、どうしたの?」
「アースさん、この子ちょっと怖がりなんです」
「そ、そうなんだ。ごめんねミュンミュンちゃん、俺怖かったかな?」
ミュンミュンは少し首を横に振ってアースの問いに答えた。
「ん・・・何だか可愛いね」
(ポッ・・・)ミュンミュンは少し顔を赤らめた。
「あらあらミュンミュン恥ずかしがって・・・ふふ、じゃあ魚取りに行きましょう」
「魚取り・・・!!!ちょ、ちょっと待ってよ。俺も一緒についていっていい?」
「えっ・・・?いいです、けど・・・」
「実は俺は釣りの名人なんだ(自称だけどw)」
「つ、釣りって何ですか?」
「(あ、そうか猫が釣り自体知ってる訳ないか)えーっと、道具を使った魚取りのことさ」
「へーっそんな道具があるんですか。みんなにも教えてあげなきゃ!じゃあ、みんなを連れてきますので向こうの川で待ってて下さい!」
「わかった。じゃあ俺は道具を運んでくるね」

続く

167:名無しさん@ピンキー
09/06/04 23:52:12 Lx/RsZig
>>112です。
とりあえず今日はここまで。
思いっきりベタな展開ですが、何とかアースさんとチャムチャムたちをくっつけましたw
この後の展開は皆さんの御想像通りの展開になる、かも?

168:名無しさん@ピンキー
09/06/05 00:40:02 DVNHVph1
支援あげ

169:名無しさん@ピンキー
09/06/05 03:36:45 d+4LAiDe
支援上げ

170:名無しさん@ピンキー
09/06/05 08:27:11 TfvNc6MV
無理にエロ入れなくてもいいんじゃない?
いやさここエロパロスレなのはわかってるけど(´д`;)

171:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:26:38 OBy6mSoS
>>112です。続きを投下します。

アースは水汲みのことも忘れ、釣り道具を川に持っていった。
数分後、リルリルたちがやってきた。ポノポノも遅れてやってきた。

「アースさんお待たせです。みんなに「釣り」っていうものを見せてもらっていいですか?」
「よーし見ておけよ。しかし久々にこのウキを使うけど釣れてくれなきゃ困るから頼むぜタフマン!」
「アースの旦那!今日は川釣りですかい!大丈夫!任しておけって!」
「じゃあいくよー、釣りってこうやるんだよ」
アースはタフマンウキを付けた釣り竿をピンと投げる。猫達も見た事のない魚取りの方法に真剣なまなざしを送る。
チャムチャム「わー面白そうニャ!」
ビビ「そんな棒っきれで取れるのか?」
リルリル「わくわく、わくわく」
ポノポノ「じーーーーーっ」
ミュンミュン「・・・アースくん・・・」

するとタフマンウキがピクンと動き気合の一声「おい!アースの旦那!引いてるぜ!」
「よし来た!そりゃーっ!」
アースが竿を一気に引くと、大きな魚が空に舞い上がりそしてアースの足元にバタバタと威勢よく跳ねてきた。その光景を見た猫達は一斉に
「うわーーーーーーっ!凄ーーーーーいニャ!」
「どーだい!こうやって魚を取るんだぜ」
「わーい!ボクにもやらせてーー!」チャムチャムは好奇心旺盛でアースの元に駆け寄った。
「アースさん!凄いです凄いです!」リルリルの目はキラキラと輝きアースを見つめる。
「へーやるねえ、大したものだ」ビビは腕組みをしながらアースを見ている。
「・・・ふ~ん・・・」ポノポノはぼーっとしながらもアースの技に感心していた。
「あわぁ(ぽっ・・・)」ミュンミュンはアースの鮮やかな技に顔を赤らめた。

続く

172:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:27:55 OBy6mSoS
アースの周りに5匹の猫が集まり、釣り道具を興味津々に触ろうとしていた。
「こらこら、待って待って。・・・この猫達って言葉はしゃべれるし、服も着ているし何かコスプレした女の子、みたいだな。すごく柔らかいし・・・ヘヘ」
アースは彼女達の肌が身体に密着し、猫とはいえ先日のこともあり少し興奮してきた。
「ほんと肌触りも人間と同じだよなあ。うっチ○コ勃って来たwマジかよ猫相手に」
「あれーっ昨日の棒みたいなのがまたここにありますよー」リルリルが皆に堅い棒のことを告げると、アースはギクッとなり
「あっ駄目だって触っちゃ!」
「隠さないで下さいー」リルリルがアースの股の間にスルリと入って来た。
「リ、リルリル駄目だよーー!」
リルリルはそのままアースのズボンを取った。

ビヨヨヨーーーン 

・・・アースの股間はもうはち切れんばかりに元気に立ち上がっていた・・・

「はああ・・・見られちまった・・・」彼女達の視線が一気に股間のイチモツに。

「バッ、バナナンだ!」
「ええっバナナン!?」
「・・・!!!」

「バナナン」という言葉に咄嗟に反応したのは・・・何とミュンミュン。
「ミュンミュン、バナナン食べるーーー!」
「うわぁーーーーっ!」

ミュンミュンの手がアースの反り返ったイチモツを掴み、そして丹念に舐め始めた。

続く

173:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:29:10 OBy6mSoS
「う、うわっミュンミュンちゃん・・・そ、それ俺の・・・」
「ペロン、ペロン・・・ミュンミュン嬉しいーーー」
「うわーボクもボクもーーー」チャムチャムもバナナンと勘違いしアースのイチモツを掴み舐め始める。
「はあぁーーーーーーっ!」彼女達の柔らかい肉球がアースの性感体を刺激し、さらに興奮度が増してゆく。
「はむっ・・・」ミュンミュンが今度は先っぽをくわえた。歯を立てずに、はむはむと頬張るだけの動きにアースはもう絶頂寸前。
さらにチャムチャムのお尻が顔に密着し、大事なところも丸見え状態。「ノ、ノーパン・・・!!!」興奮度は最高潮。

そのときリルリルがちょっと身体をモジモジさせてきて「や、やだ。私オシッコ漏らしたのかしら・・・」股間からなぜか汁のようなものが垂れてきた。
「・・・リルリル・・・私もオシッコかな・・・」ポノポノがリルリルと同じように股間から汁が垂れてきているのに気付きモジモジしていた。
「ポノポノも?何かしらこの汁は・・・。少し身体も熱いし・・・」
「あーっ!あの舐めているの、パクパクも同じの持ってるぞ!バナナンじゃねえぞ!」ビビが大きな声で喋ると「えーっ、バナナンじゃない?じゃあ、これは何なンだ?」とチャムチャムがアースのイチモツを掴んだ状態で問いかける。

と、それと同時にアースは興奮が最高潮に達し、イチモツから白い液体を四方八方に飛び散らした!

ドピュッ!「う、うわぁ!なンだ?」
ドピュッ!「きゃあ!」
ドピュッ!「あわぁ・・・」

ドクン、ドクンとアースの腰の動きに合わせ白い液体は何度も空中へと舞い上がり、辺り一面が白色に包まれた。
「バナナン、しぼんじゃった・・・」ミュンミュンがそう言うと同時に、アースは下半身を出した状態でそのまま目を閉じて深い眠りについた・・・。

174:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:30:22 OBy6mSoS
数時間は経っただろうか、アースはようやく目を覚ました。すると周りにさっきいた猫達が心配そうな目でアースを見つめていた。

「あっ!起きたニャ!」
「よかった~」
「おう、大丈夫みたいだな」

「あ、あれっ?ここは?」
「ボクたちの家だよ。さっき川でアースくん眠ってしまったニャン」
「そ、そうか・・・俺イッてしまって・・・あれ?何か頭の部分が柔らかい・・・」
「アース、くん・・・エヘヘ」
アースは何とミュンミュンに膝枕されている状態だった。ミュンミュンの小さな手はアースの髪の毛を毛繕いしていた。
「ああ、ミュンミュンちゃんか、びっくりした」
「エヘヘ、ミュンミュン、綺麗にしてあげるね」
ちょっとぎこちない感じではあるが、アースにはそれがなぜか心地よかった。
「アースさん・・・。ミュンミュンたら、アースさんのことすごく気に入っちゃったみたいです・・。アースさんが寝ている間からずっと側を離れないし・・・ミュンミュンのこんなに嬉しそうな顔、久しぶりに見ました」横でリルリルが寝ている間の状況を説明した。
「そ、そうなんだ。ミュンミュンちゃん、さっきはゴメンね。びっくりさせてしまって」
「ううん・・・そんなことないよ・・・」ミュンミュンは笑顔で顔を横に振った。
「ハハ・・・ほんと可愛いなあ・・・」

続く

175:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:31:15 OBy6mSoS
「・・・アースさん、ちょっといいですか・・・見てほしいものが・・・あるんです」リルリルが少しうつろな目でアースに問いかけた。
「えっ何だい?」
「さあポノポノも・・・実は、さっきアースさんが川でバナナンを舐められてる姿を見てから、私達のここ、さっきからずっと濡れたままなんです・・・」
リルリルとポノポノがアースの顔の近くで、突然自分の服を上にたくし上げた。すると彼女達の股の間からツーッと透明の汁が滴っていた。
「ブッ!・・・ちょ!ちょっと待って!」アースは彼女達の大事な部分を間近で見せられてしまい、思わず吹いてしまった。

「さあ、もっとよく見て下さい・・・身体も何だか熱くて・・・何なんでしょう、このお汁・・・。あっ、オシッコじゃないですよ・・・」リルリルとポノポノは少し顔を赤くしながらも、アースに何事なのか教えてもらおうと必死だ。

「うわぁ・・・彼女達のアソコスゲー濡れてる・・・ムワッとする匂いがたまんね・・・い、いかん、理性が・・・」
頭にはミュンミュンの膝枕、そしてリルリルとポノポノのアソコが目の前に。さっき出したばかりで萎えていたアースの分身に熱いものを感じてきた。
「うぉ・・・、俺のどんだけ元気なんだよ・・・だ、大丈夫さ・・・俺が、治して、あげるよ・・・」
アースは空いている両手を使って、彼女達の股の間に手を入れて、スジにそって指をなぞらせた。
「ニャアアアアアン・・・!!!」リルリルとポノポノはビクッとし、同時に喘ぎ声をあげた。
「ア、アースさん、何だか・・・気持ち・・・いいです・・・」
「ポ、ポノポノ・・・こんなの・・・初めて・・・」
「すげー、彼女達の汁がどんどん溢れてきやがる・・・」
リルリルとポノポノは足をガクガクさせながらも、アースの手の動きにどんどん顔が赤くなってゆく。

続く

176:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:32:08 OBy6mSoS
「けっ、何してんだよ、お前等・・・」ビビは先程から少し冷ややかな視線で見ていたが、少し落ち着かないので同じように股間を触ってみると「ええっお、俺も・・・?」ツーッと透明の汁が・・・。
「・・・!」ビビは驚いてもう一回確かめようと股間を触ったときに、ちょっと指先が突起のような部分に当たり、「ニャウン!!!」と今まで発した事のないような声をあげた。
「な、なんだ・・・?これ・・・き、気持ちいい・・・」ビビはその突起の部分をもっといじってみると、さらに身体が熱くなり自分でも信じられないぐらいの興奮が増してきた。
「ニャ、ニャ・・・た、たまんねー・・ぜ」ビビはペタンと座り込んで、自分のアソコをぐりぐりといじりながら顔を紅潮させていた。

「ムヒョー、ビビが股を広げて自慰してる・・・ま、まずい俺・・・」アースはこの光景にもう我慢できず、分身はさっきと同様に天を向いてガチガチになってきた。
それを見たチャムチャムとミュンミュンが「あー!バナナン復活だー!」「わーーーーいバナナンだーーー」
チャムチャムは咄嗟にそれを掴み、膝枕していたミュンミュンもバナナンに反応しすぐさまアースの分身にしがみついた。
「うわーーーっ、またかーーーー!」チャムチャムとミュンミュンはさっきと同じようにバナナンを舐め始めた。
すると自慰をしていたビビがやってきて「ア、アース、俺おかしくなってきた、舐めてくれたら治るかも・・・」とグチョグチョに濡れている股間をアースの顔に近付け、舐めてもらおうと懇願した。

もう凄い状況だった。アースの口はビビの股間を舐め「ペチャ、ペチャ・・・」両手はリルリルとポノポノのスジを愛撫し「グチュ、グチュ・・・」分身はチャムチャムとミュンミュンに舐められ「ペロン、ペロン・・・」。
アースと5匹の猫達・・・それはもう想像を絶するような光景であった。

「・・・こ、こんな一気に来られちゃ・・・、お、俺もう持たねえよ・・・」アースは限界が来ている事を察した。猫達も変わりばんこでアースへの愛撫を続け、アースはもう抑え切れない。

177:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:33:16 OBy6mSoS
「だ、だめだ俺またイキそう・・・!!!」
「ニャハーーーーーーーーン!!!」

ビューーーーーーーッ!ビューーーーーッ!精液が一直線にほとばしり、なんと家の天井まで真直ぐに飛んでいった!
猫達も「ニャーーーーーーン!」と身体を痙攣させ同時に昇天してしまった。
アースの射精はまだ続く「ぐっ!はっ!まだ出る・・・っ!」ドピュドピュ、ドピュッ・・・「うわ~、凄いンだ・・・」チャムチャムは驚きの表情。
ピュッ・・・ピュッ・・・流石に打止めの時がきたが、アースの周りはさっきの白い液体だらけ。「バナナン、またしぼんじゃったね・・・」ミュンミュンが言った。

「ハァ、ハァ、ア、アースさん、大丈夫です・・・か」リルリルも頬を赤らめ興奮状態だったがアースを心配する。
「はあ、はあ、今日2回目なのに、どこにこんなに溜まってたんだか・・・ちょ、ちょっと大丈夫じゃないかも・・・」
アースもさすがに大量の精液を2回も出したせいか、もう身体を起き上がらせることすら難しい状態に。

「そういえば、アースさん今日は湖に何しに来てたんですか?」リルリルがアースに問いかけた。
意識を無くしそうな状態だったが、そう言われた途端アースは思い出した。
「あああーーーーーーーっ!忘れてたーーーーーーーー!やべーーーーーっ!」

そう、今日アースは湖の水を汲みに来ただけなのだ。ザックやラブたちの飲み水を求めて。
そのあと、エリシオン号に戻ったアース。フラフラの状態でラブとザックからこっぴどく叱られたのは言うまでも無い。

FIN

178:名無しさん@ピンキー
09/06/06 23:43:01 OBy6mSoS
>>112です。
これにてスカイラブ&チャムチャムのコラボSSは終了です。
またアースか!とお叱りの声が飛んできそうですが・・・。アースさんの性欲はとどまるところを知りませんw
次回作のために、皆様の叱咤激励のレスお待ちしています。

179:名無しさん@ピンキー
09/06/07 00:09:06 2udB60ao
GJなンだ!!
チャムチャム愛が伝わってきました
あー久々に打ちたい、そして愛でたい

180:名無しさん@ピンキー
09/06/07 00:47:40 AO1SB0EV
GJ!面白かったよ

181:CR春一番
09/06/08 00:22:23 goM7WpJX
>>52-56の続きです。


消えた春華を追って森へ行き、洞窟で一夜を明かしてから。
風雅の行動は、彼を知る者なら誰もが驚くほど迅速なものだった。
まずは翌朝、森で拾った木の実を手土産にして春華を屋敷へ送っていく。
心配していた家の者に叱られる役は春華が一手に引き受けている間に、風雅はそっと人の輪を抜け出して春華の父の元に向かった。
「お願いします。僕に商売を仕込んでください」
いつもとはまるで別人のように熱心に頼み込む風雅に、春華の父親はいささか驚いた顔を見せた。
が、何かしら思うところがあったのか、しばしの後に彼は謹厳な面持ちで頷いた。
春華の父も、娘が自分の薦めた相手を気に入らなかったことには気付いていたらしい。
風雅は重ねて、明日には春華の家の使用人たちの大部屋へ住まわせてもらうことも決めて、屋敷をあとにした。
家に戻って荷物をまとめ、そして夕方には再び屋敷へと戻ってきたのである。
ぐずぐずしていては、春華が今にも他の男の嫁にもらわれていきそうな気がして。
いてもたってもいられず、風雅は毎日がむしゃらに働き、結果を出すべく頑張った。

そして、3年。
風雅は、周囲が驚くくらいに商才を発揮し、いまや春華の父の右腕となっていた。
まさかこれほどとは、周囲の者はおろか、きっと彼自身も想像していなかったに違いない。
無駄飯食らいの冴えない少年が、いまや大店に欠くべからざる貴重な人材となったのだ。
店に立つのみならず、仕入れや帳簿にも明るく、果ては新しい販路の開拓にも積極的に取り組む。
そのオールラウンダーぶりに、当初の彼に対し「まあやらせてみるか」程度に思っていた春華の父も喜んだ。
場さえ与えてやれば、今までが嘘のように輝ける。
短期間で彼がこれほどまでに力をつけたのは、隠れた商才のおかげもあったが、何よりも春華のためであることは言うを待たない。
「春華を僕の奥さんにするためなら、何にだって耐えられるよ」
折に触れて風雅が言う言葉は、春華の胸を熱くした。
まさかそこまで思っていてくれるとは、彼女自身全く考えていなかったから。
ふうんとか精々頑張ってとか、相変わらずそっけない風ではあったが、春華はどんどん風雅に惹かれていった。
そして二人が21歳を迎える年、春華の父はとうとう、風雅を婿養子に迎えたい旨を彼に告げた。
それを聞いた風雅は飛び上がらんばかりに喜び、昔の少年らしい表情になる。
春華も今度は父の勧めに素直に頷き、家出することもなかった。
大店の娘の婿になる者といえば、商家の次男坊がほとんど。
家も同程度の縁組が普通なせいもあり、二人の婚約は地域の耳目を集めた。
中には「成り上がり」などと口さがなく言う者もいたが、風雅は笑っていた。
「春華のお婿さんになることが僕の目的だからね、そう言われても仕方ないよ」
無事に婚約を済ませた日、風雅はまぶしいほどの笑顔を見せた。

半年の婚約期間は無事に過ぎ、いよいよ祝言の当日がやってきた。
慣れない紋付袴を着た風雅と、白無垢に身を包んだ春華、そして盛装した両家の親族。
地域の人々にも盛大に祝福され、二人は緊張した面持ちで祝言にのぞんだ。
その場にいる人々で花嫁の美しさを口にしない者はなく、それが風雅の自尊心をいたく満足させた。
花嫁衣裳に身を固め、晴れの日の化粧を施した春華はなるほど、ちょっと正視できないほどに美しかった。
本当に彼女が自分の妻になってくれるのかと、風雅は祝言の間中、何度も自分の頬をつまんだ。
神前で厳かに一通りの儀式をつつがなく済ませ、皆揃って春華の家の屋敷に帰ってくる。
大広間には客人が入りきれず、ふすまを取り払った別室や廊下にまで人が溢れて、大宴会が始まった。
主役たる二人が緊張に押し黙っているのに対し、気楽な参列者は飲めや歌えのどんちゃん騒ぎで盛り上がる。
しまいには長唄や腹踊りまでもが飛び出し、館の喧騒は続いた。

夜も更けてきた頃、花嫁の介添人に促された春華がそっと席を立つ。
その瞬間、列席者から次々に酌を受けてへろへろになっていた風雅の体がこわばった。
「(いよいよだ……)」
花嫁が先に宴席を退出するのは、初夜の準備を整えるため。
婚礼衣装を脱ぎ、身を清めて薄化粧をして夫の訪れを待つ。
貧富の差により違いはあるが、それがこの花札の国で連綿と続いてきた初夜の作法であった。
酒でぼんやりとしていた風雅の意識は一転して冴え渡り、心臓は早鐘を打ちはじめる。
あれほどやかましかった周囲の喧騒も、戸を隔てたように遠くに聞こえる。
時間が経つのがもどかしいような、逆に怖いような複雑な気分で彼は傍らの誰もいない空間を見た。


182:CR春一番
09/06/08 00:23:48 goM7WpJX
「(春華は、今頃……)」
湯を浴びているのだろうか、それとももう褥の設えられた部屋にいるのだろうか。
様々な想像がむくむくと湧き上がってきて、彼を気もそぞろにさせる。
この3年半、商売のことを学ぶためにひたすら自分に厳しく生きてきたとはいえ、風雅もまだ21歳の若者だ。
今日めでたく妻とした人のことを考えて、血を滾らせてしまうのは仕方がない。
幸い、袴をはきあぐらをかいている上に、目の前には膳がある。
多少‘元気’になったとしても、見咎められる心配はなかった。

半時ほどの後、婿側の介添人が風雅に近付く。
その瞬間、今まで思い思いに宴を楽しんでいた人々が、彼を一斉にはやし立てた。
エールから指笛、果ては下品な掛け声に至るまで、およそ思いつく限りの方法で。
年配の者は、頑張れよという親心から。
若者は、比類のないほど美しい花嫁との初夜を迎える風雅に対しての羨望と嫉妬から。
皆に口々に言われて頬を真っ赤に染め、風雅はつんのめりながら広間を出る。
背中にまだ止まぬ声援を浴びながら、彼はぎくしゃくと長い廊下を歩いた。
「(落ち着け、落ち着け俺)」
自らに言い聞かせても、一足ごとに胸は高鳴り、身体中を熱い血が駆け巡る。
長年待ち侘びたその時がすぐ目の前に迫っているのだから、落ち着けるはずもなかった。
浮き立った気持ちのまま何度も何度も体を洗い、ふやけるのではないかというほど湯をかぶり、ようやっと風呂から上がる。
湯殿を後にした風雅は、用意されていた新品の白小袖に着替えて廊下に出た。
夜風が、微かに湿り気を帯びた彼の首筋をついと撫でていく。
彼の足は、広間の喧騒もほとんど届かない屋敷の離れの方に向かっていた。
そこに、今日夫婦となった二人の新床がしつらえてあるのだ。
胸を高鳴らせながら歩く風雅は、一対の精緻な鳳凰の絵が描かれたふすまの前で立ち止まる。
「(この向こうに、春華が……)」
胸に手を当てて心臓をなだめ、それでも気もそぞろな動きで彼はふすまに手をかけた。

ふすまの向こう、ついたてで仕切られた奥の間に、小さな明かりが灯っている。
控えめに香が焚きしめられているその小さな空間に、春華はいた。
彼女は花嫁の装いを改め、風雅と同じに新品の長じゅばんを身にまとい、所在なげに壁を見つめて座っている。
昼間に高く結い上げられていた髪は、今は肩に下ろされ、黒い流れとなって彼女の背を艶やかに彩っていた。
「春華」
風雅の呼び掛けに、春華がゆっくりとこちらを向く。
「あ……」
いつもの快活な彼女らしくない、不安と動揺に彩られた小さな声。
その意味に、風雅はまた心臓をドキリとさせた。
「(緊張してるんだ、春華も)」
三年半の間、商売の勉強に打ち込むため、風雅は以前のように春華と野や森で遊ぶことはなくなっていた。
春華の父へ少しでも印象を良くするためにと、婚前に男女の仲になることも我慢して。
頬への軽い口づけ程度にとどめていた触れ合いが、今日やっとこれから前進することになる。
「(大丈夫、かな……)」
年の近い者に閨でのイロハを教わったとはいえ、実践するとなると不安が募る。
しかし、せっかくここまできたのだからと、風雅は自らに活を入れた。
「は、は春華っ。つっ、疲れてない?」
さりげなく尋ねるはずが、予想以上に上ずった声が出て、風雅は今にも倒れそうになる。
彼の問いに対し、春華は少し迷ってからこくりと頷いた。
「あ……。え、と……」
次に言うべき言葉が見つからず、風雅は口を開けたまま固まる。
調子っ外れの自分の声を笑うでもなく、緊張気味に座っている春華は、彼の知っている春華ではなかった。
「(どうしよう、どうすればいいんだよ!)」
焦れば焦るほどますます頭の中が真っ白になり、風雅は酸欠の魚のように口をパクパクとさせるばかりだった。


183:CR春一番
09/06/08 00:25:44 goM7WpJX
「……お酒、飲む?」
言葉を探そうと必死になっている風雅の耳に、春華の声が届く。
ハッとして顔を上げた彼の目に、白い瓶子と盃、そして何かつまみのような物が載せられた高坏(たかつき)が見えた。
「う、うん。もらおうかな」
金縛りが解けたように、早口で風雅が言う。
酌をしてもらえるのなら、春華の近くに寄れる。
すでに広間で散々飲まされていた身であっても、その誘惑には勝てなかった。
風雅はふらふらと春華の前まで歩いていき、足の力が抜けたように畳の上に座り込む。
「はい」
胸を騒がせたまま、震える手で盃を手にし、風雅は春華の酌を受ける。
濁り酒のほの白さは、瓶子を持つ春華のまとう長じゅばんの色にも似て、ひどく艶かしく彼の目に映った。
また、先程まで花嫁衣裳に身を包んでいた春華の顔に、美しくはたかれていた白粉にも。
その眩しさに、風雅はギュッと目をつぶり、一息に盃を干す。
まるで空腹の時に酒を飲んだように、彼の喉の奥がカッと燃えるように熱くなった。
「春華も、飲んでよ」
動揺を気取られまいと、春華から瓶子を奪い取り風雅が言う。
春華は彼の言葉に従い、素直に盃を取り、胸の高さまで持ち上げる。
瓶子と盃がカチャリと音を立てて合わさり、次いでとくとくと音を立てて酒が注がれる。
少々量が多くなってしまったその酒を春華は見つめ、おもむろに口を付けた。
「あ……」
その光景に、風雅は昼間の祝言の時のことを思い出す。
三々九度の盃に口を付ける春華の横顔を見て、「あの盃になりたい!」と馬鹿な願望を抱いたことを。
「んっ」
さすがに一息では飲みきれなかったのか、酒が一しずく、春華のあごを伝う。
その雫が滴り落ち、彼女の胸元に微かなシミを作った。
「あ……」
春華が僅かに動揺し、袖であごを拭おうとする。
しかしそれより早く、彼女は不意に腕を伸ばした風雅に抱きとめられていた。
その拍子に盃が彼女の手を離れ、畳に落ちてカラリと乾いた音を立てる。
「風雅……?」
耳を澄まさなければ聞こえないほど小さな声で、春華が夫となった彼の名を呼ぶ。
かつて彼を子分のように扱い、女王のように振舞っていた頃の面影は、そこには無かった。
「春華、一生、大事にするから」
噛み締めるように話す風雅の言葉に頷いて、春華が微かに頬を綻ばせる。
それを合図のようにして、二人は見詰め合った。
顔と顔の距離がじりじりと近くなり、そして、そっと唇が重なり合う。
ひどくぎこちない口づけであったが、二人にはこれ以上ないくらい刺激的なものであるように思えた。
互いの唇を味わうように、何度もしっとりと触れ合うその様子は、次の段階に進む不安を打ち消したいと願うかのようでもあった。
意を決した風雅の指が、春華の頬からそっと下ろされ、彼女の帯を捉える。
軽い力で引くだけで、帯はあっけなく結び目を失い、だらりとなって彼女の腰から滑り落ちようとする。
「きゃっ」
頼りなく前が割れようとする衣をかき合わせるべく、春華が風雅から体を離そうとする。
しかし彼はそれを許さず、そのまま畳に彼女の両手首を押し付け、動きを封じた。
「やっ……」
春華がいやいやをするように首を振り、体を固くこわばらせる。
初夜に対する不安の表れのようなその行動は、しかしこの場において風雅を煽った。
彼女の両手首を戒める手に力を入れ直し、風雅はもう一度春華に口づける。
今度は先ほどの子供じみたキスではなく、全てを奪うような腕ずくのキスだった。
春華が左右に身を捩っても脚をばたつかせても、構わず押さえ込み、解放を許さない。
そして彼女が大人しくなった一瞬をつき、風雅はじゅばんの裾を大きく割り開いた。

184:CR春一番
09/06/08 00:27:00 goM7WpJX
「いやっ、やめて!」
春華が驚き、必死のなりで風雅を突き飛ばして壁際に逃げる。
夫婦になった二人が初夜でどんなことをするかは知っていても、未経験のことに対する恐怖が彼女に抵抗させた。
不安と緊張が競うように大きくなり、風船のようにふくらんで彼女の心を圧迫する。
あまりのことに耐え切れず、春華は自分の身を守るようにかき抱き、しゃがみ込んだ。
「春華……」
振り払われたままの姿勢で、風雅が呆然と彼女の名を呼ぶ。
幼い頃からずっと好きだった女の子を、やっとの思いで妻にしたというのに。
初夜に触れ合うことを拒まれるなどとは、彼は想像だにしていなかった。
「(もしかして、春華は僕のこと、やっぱり好きじゃないのか?)」
そう思った次の瞬間、彼の意識はふうっと遠くなった。



目を覚ますと、風雅は自分が褥に横たわっていることに気付いた。
「気がついた?」
額に乗せられた手拭に手をやると、春華の声が聞こえてくる。
「あれ、僕……?」
「いきなり倒れるんだもん、びっくりしたじゃない」
もうっ、と春華が恨みがましい目をして頬を膨らませる。
さっき怯えていたときとは違う、普段の彼女らしい行動に、風雅は心がフッと軽くなるのを感じた。
「そうだったんだ」
「ここまで運んで寝かせてあげたのよ。感謝してよね、ほんとに」
傍に寄ってきた春華が、風雅の頬をペチリと叩く。
彼女の昔のようなその仕草は、先ほどの不安そうな表情が幻だったのかと彼に思わせた。
「どうしたのよ、いきなり倒れるなんて」
「えっ……」
春華の問いに、風雅は横になったまま視線をさ迷わせる。
「春華が、僕のことをいやだって言った、から……」
拒絶されて、それがショックで失神した。
というようなことを、風雅は言葉少なに説明した。
「何よそれ。それじゃまるで、私が悪いみたいじゃないの」
「(みたい、じゃなくて。実際そうなんですけど……)」
反論が怖くて、風雅はそれを言葉にすることを早々に諦めて心の中で呟き、視線をそらした。

「……悪かったわよ」
背中に感じる春華の声には、彼女らしくない申し訳なさげな響きがあった。
「春華?」
「仕方ないでしょ、初めてで怖かったんだもの。しょうがないじゃないの」
「え……」
逃げたのは、彼を嫌いだからではなくただ怖かったからだと、春華はそう言っているのだ。
本来ならそれに安堵すべきところだが、彼女の言葉は、風雅の想像を大きく裏切るものだった。
「え、だって春華、僕のことを童貞だの何だのって、いつも馬鹿にして……」
もう経験があると思っていた彼女が、まだ男を知らないと言ったも同然の事態に、風雅の胸はまた激しく高鳴り始めた。
「……だって。ああやってからかうと、あんたがしゅーんとなって、面白かったんだもの」
顔を真っ赤にした春華が、きまり悪そうに小さく呟く。
「じゃあ、僕が嫌いだからいやだって言ったわけじゃ、ないんだね?」
「今更何言ってんのよ。そんなんだったら、あんたが婿になるって言い出した時にきっぱり断ってたわよ」
相変わらずそっけなくはあったが、春華本人の口から「嫌いではない」と説明されたことに。
風雅は一転して有頂天になり、一息に飛び起きて、少女のように頬を膨らませている春華を力いっぱい抱きしめた。

185:CR春一番
09/06/08 00:28:00 goM7WpJX
「きゃあっ、変態!何すんのよっ」
じたばた暴れられても、もう風雅の心は乱れることはない。
先ほどのやり直しとばかりにきつく抱きしめていると、春華はやがて大人しくなり、彼に寄り添うように身を預けた。
「……私の夫になったからには、あんたにはちゃんとしてもらわなきゃ、困るのよ」
動きを止めた春華が、それでも心残りのある声で言う。
「うん。だから……」
春華にふさわしい男になりたくて、あの日から必死に頑張ってきた。
念願かなって祝言をあげたはいいが、先ほどみっともなく失神するかっこ悪い所を見せた彼ではあるけれど。
「さっきのを無かったことにしたければ、ちゃんとしなさい」
「うん」
「そしたら皆には黙っててあげるし、見なかったことにもしてあげるから」
「うん」
春華の言葉に、風雅は素直に頷く。
もしかして、自分が失神している間、彼女は決意を固めていたのかもしれないと彼は頭の片隅で思った。

もう一度、正面から見詰め合う。
春華がそっと目を閉じたのを合図のようにして、風雅は改めて彼女に口づけた。
くっついては離れるだけの、子供のようなキス。
しかし、今日まで体をほとんど触れ合わせたことの無かった二人には、それでも十分刺激的なものだった。
「んっ……」
息が苦しくなり、先に唇を離したのは春華だった。
おそらく、キスの時は息を止めねばならないと思っているのだろう。
肩をわずかに動かし、大きく息を吸う彼女を風雅は組み敷き、褥の上にそっと横たえる。
びくりと体をこわばらせた彼女は、しかし気丈にもまた逃げ出すことをしなかった。
「優しくしなさいよ。もし乱暴にしたら、叩き出してやるから」
憎まれ口を言う春華に微笑んで答え、風雅はもう一度彼女の帯に手をかけた。
帯を解き、するりと衣を脱がせると、春華の生まれたままの姿が彼の目に晒される。
その瞬間、彼は目を限界まで大きく見開き、魂を抜かれたようになった。
彼女が魅力的な体つきをしていることは、衣の上からも分かってはいたが、こうして一糸まとわぬ姿を見ることはなかったから。
シミ一つ無く雪のように美しい肌、すらりと伸びた手足、キュッとくびれた腰に滑らかな腹。
視線を下へ這わせるほどに、彼は体中の血液が沸騰しそうになるのを感じた。
春華の裸は、散々想像していたそれを遥かにしのぐほど、美しかったから。
「……じろじろ見ないでよ。お金取るわよ」
感嘆の思いで一杯の風雅に、春華の冷たい声が届く。
しかし、そこに恥じらいの色を感じ取れるあたり、風雅も大人になったのだろう。
なんといっても初夜だ、ここで呆けてなどはいられない。
「(春華にいっぱい触れて、気持ちよくしてあげなきゃ)」
男らしくそう決意し、風雅は妻となった人の体に手を這わせはじめた。
頭のてっぺんから脚の指一本一本に至るまで、触れぬ所が無いくらいに。
くすぐったいのか、春華が時折身をよじり、小さく声を上げる。
その仕草に煽られた風雅は、彼女の弱い場所を探した。
首筋、腰のくびれ、腿の内側を触れると特に反応がいい。
「(これが、感じるってことなのかな)」
乏しい知識を頭に浮かべながら、そこを重点的に責め立てる。
そして目を閉じて心を落ち着けた彼は、意を決して、目の前でふるふると揺れている彼女の両の胸にそっと手を伸ばした。
細い体に似合わぬ豊かな膨らみが、手の中で踊るように弾む。
「(女の人の胸って、こんなに柔らかいんだ……)」
感動しながら彼は春華の胸を堪能する。
「優しくして」と言われたため、痛みを与えないよう十二分に気をつけてはいたが。
「ん……あっ……」
膨らみのてっぺんの薄桃色に染まる場所を彼の指がかすめると、春華がピクリと身じろぎして声を上げる。
くすぐったい時の声とは違う艶が含まれていたのを、風雅の耳はしっかりと捉えていた。
甘やかなその響きをもっと聞きたくて、指の腹で交互にそっと刺激してみる。
いくらもしないうちに、そこは僅かに突起して、彼の指を押し返す固さを持ち始めた。
「やっ……あ、んっ……」
春華の声も一層甘さを増して、風雅の興味を煽る。
「(なんか、美味しそうだな)」
指先で撫でるだけでは飽き足りなくなり、彼はそこへ舌を触れさせたくなる。

186:CR春一番
09/06/08 00:29:04 goM7WpJX
色といい艶といい、森になる小さい果実のように思えたから。
思い切って顔を近づけ、舌で何度かつつき、口に含んでチュッと音を立てて吸い付いてみる。
「馬鹿っ!何てことするの、信じられないっ」
その瞬間、春華は悲鳴を上げて風雅の背を両手で叩いた。
涙のにじむ目で睨みつけられ、彼は激しく動揺する。
条件反射で謝りそうなのを何とか堪え、彼は言葉を探した。
「僕達は結婚したんだよ?春華は、夫の僕のすることに反抗するの?」
わざとらしく怖い口調で言うと、春華が息を飲んで固まる。
「別にそういうわけじゃ……」
続く言葉を口の中に留め、春華が黙ってしまったのを見て風雅は快哉を叫んだ。
自分史上初めて、春華をやりこめた……という、はなはだ情けない喜びではあったが。
「じゃ、いいよね」
間髪いれずにまた春華を褥に組み敷いて、今度こそ抵抗を封じる。
しかし怖がらせるのは彼の本意ではないので、唇を噛んで黙る春華に断りを入れることも忘れなかった。
「心配しないで。頑張って気持ち良くするからさ」
「……馬鹿っ」
春華は火がついたように頬を赤くして、そっぽを向いて目をつぶった。
それを契機に、風雅はまた春華の胸に触れる。
白く柔らかい乳房を手の中でやわやわと揉みながら、その先端に代わる代わるに吸い付き始めた。
「んっ……ん……あっ……や……」
春華が時折いやいやをするように体を左右に身じろぐが、風雅は決して頭を上げることはなかった。
柔らかさと固さ、相反するその二つを併せ持つ彼女の胸は、いくら触ってもちっとも飽きなかったから。
むしろ、このまま夜が明けなければいいのになどと、馬鹿げた願いを胸に抱いてさえいた。
「(毎日触っても飽きないかも、たぶん)」
しかしそんなことを頼めば、春華は烈火のごとく怒るに違いないことは容易に想像できる。
それはさすがに無理だから、初夜のこの場でせいぜい触り、何日分かの「貯金」を作っておこうと彼は決めた。
「やんっ……。あ、何して……風雅っ……」
膨らみに口づけて柔らかさを堪能するように唇を這わせると、春華が弱く抗議の声を上げる。
先ほど声を荒げて怒った時の剣幕は、もう残っていなかった。
吐息には明らかに熱がこもり、語尾は掠れて最後は聞き取れないほど小さい。
春華は、風雅に触れられている胸から発した熱が、体全体に染み渡っていくような奇妙な感じに捉われていた。
これが快感なのだと彼女が認識するのは、残念ながらもう少し先のことになる。

春華の胸に夢中になる風雅の頭に、ふと友人の言葉が思い浮かぶ。
『とにかく女の股を濡らせ。じゃないとお前、後々までしつこく恨み言を言われるぞ』
経験の無い風雅に、気の置けぬ友が大人ぶって教えてくれたことだ。
「(そうだ、濡らさなきゃいけないって言われたな)」
思い出した風雅は、胸に埋めた顔はそのままに、右手を春華の体にそって下へ這わせた。
滑らかな腹を通り抜け、へその下を過ぎると、やがてふんわりとした物が指に絡まる。
「やだっ!」
春華がまた声を上げ、風雅の肩を押し返そうとする。
また押し問答を繰り返すのかという予感に震え、風雅は強引に指をさらに下へ押し付けた。
胸や腹などとは違う熱く湿り気を帯びた感触に驚き、えっと短い声が彼の口から出る。
初めて触る女性のその部分は、彼にとって全く未知の物だった。
上下にゆっくりと撫でると、そこはあくまで柔らかく、もっと指が沈みこんでいきそうな気がする。
思い切って指先にかける力を強めると、やはり柔らかい肉が、彼の指を包み込むように絡みついてきた。
そこに感じる水気に、風雅はホッと胸をなで下ろす。
「(よかった、濡れてる)」
これで春華に恨み言を言われることはあるまいと、彼は早くも安心した。
「ん……やだっ……あ……あっ……」
誰にも触れさせたことの無い部分を撫でられ、春華が弱々しく抗議の声を上げる。
しかし先ほどのように風雅を突き飛ばして逃げるようなこともせず、彼女は大人しく褥に横たわっていた。
おてんばで跳ねっ返りの彼女にも、ちゃんと初夜の作法を守ろうという意識はあるのだ。
例え心の中では「風雅の馬鹿。明日思いっきり引っぱたいてやる」などと思っていても。
春華が自分のしたいようにさせてくれることに、風雅の胸を喜びが満たす。
「(結婚ってすごい、春華がこんなに、僕に……!)」
有頂天になった風雅は、さらに指先に力を入れて、友人に教えられた「穴」を探索する。
しかし両側からそこを覆い隠すようにする彼女の襞に阻まれて、この姿勢のままではそこを捉えにくい。
じれったくなった彼は、左手でそこを押し開き、邪魔な肉をどけようとした。

187:CR春一番
09/06/08 00:30:09 goM7WpJX
「んっ!」
春華が足をばたつかせても構わず、強引にそこを押し開く。
見なければ分からないと、彼は春華の足元に下がり、手元に顔を近付けた。
「あ……」
自分の指が押し広げている場所に視線を合わせ、風雅は目を見開いた。
濡れた柔らかい肉が、まるで口を広げるように展開し、春華の呼吸に合わせてひくひくと動いている。
衣の上から何となく想像のつく乳房とは違い、初めて見る女性のその部分は、彼にとってひどく刺激的だった。
自分のそこと比べてみても、当たり前だがまるきり違う。
ひどく赤く、いかにも繊細そうな彼女のその部分は、手荒に扱っては決してならないことをまるで風雅に示しているかのようだった。
「ごめん。ゆっくり触るから、大人しくして」
慌てて指先の力を抜き、風雅は言う。
「大人しく、って……」
頬をバラ色に染めた春華が、どうしろというのだと言うように小さく呟く。
「春華が暴れると、どうしても僕にも力が入っちゃうから。痛くするといけないでしょ?」
「……うん」
だからね、と風雅がなだめるように笑ってみせると、春華はしぶしぶ頷いた。
「濡らさなきゃいけないんだって。それには、触るしかないんだって」
「っ!」
直接的な風雅の言葉に、春華はさらに頬を赤くした。
「勝手にしなさいよっ。もう、知らないからっ」
出来る限り大きく溜息をついてみせ、春華はぷいと横を向き、枕に顔を埋めた。
その可愛らしい仕草に、風雅の頬がだらしなくほころぶ。
「(春華なりに、照れてるのかな)」
そうに違いないなどと都合よく解釈し、風雅は再び彼女の柔らかい部分に触れた。
じっくり見てはまた怒られるに違いないから、「見てないよ」とアピールするために、彼女の腹や胸に軽く口づけながら。
しかしそうしながらも、風雅は「そこ」をとうとう捉え、指を一本挿入した。
怖がらせないように、できるだけゆっくりと指を奥へ伸ばして中を探る。
指先から伝わる柔らかさと濡れた感触は一層強くなり、それに風雅の頭の中はちりちりと熱くなった。
温かく濡れた場所といえば口の中だが、そことは遥かに手触りが違う。
ここに自分の物を押し込み、彼女を自分の物にする時がすぐそこまで迫っていることに、彼の頭には卒倒しそうなくらい血が昇った。
「んっ……風雅?」
口づけることも忘れて指先の感触に酔っている彼をいぶかしんで、春華が呼びかける。
それにハッとして、風雅は慌てたようにまた春華の肌に吸い付き始めた。
その肌の美しさと柔らかさも彼の心を奪ったが、やはり、未知の場所への興味が上回る。
いくらもしないうちに、風雅は取繕うことを諦め、再び春華の足元へと下がった。
来るべき時が来たのだと、自らを精一杯鼓舞して。
「春華。痛かったら、痛いって言ってね」
風雅の言葉に、春華は体をびくりと跳ねさせる。
彼女もまた、来るべき時が来たのだということを察した。
目を何度かしばたたかせ、春華がゆっくりと頷く。
それを合図にしたかのように、風雅は彼女の肉を押し開き、既に準備万端整っている自らの部分を彼女のそこに押し付けた。
初めての場所に初めての物が触れ、春華の体がまた跳ねる。
まだ入り口に押し付けられているだけでも、その固さと熱さは十分すぎるほどに感じ取れた。
「(こんなの入れられたら、きっとすごく痛いに決まってるわ。怖い……)」
しかし、もうこうなった以上は後戻りできない。
もし今みっともなく抗えば、後々まで風雅につけいるスキを与えてしまうことになると彼女は考えた。
精一杯の余裕を顔に貼り付け、平気よとでも言うように風雅の腕にそっと触れる。
限界まで深く息を吐き、春華はこわばる体を少しでもほぐそうと試みた。
「あっ……!」
押し当てられている風雅の一部にグッと力がかけられ、今さっきまで誰にも触れさせたことのなかった場所が少しずつ開いていく。
狭い場所を無理矢理こじ開けられる痛みに、春華は声にならない声を上げ、風雅の腕をきつく握り締めた。
「痛い……」
耐えられずに春華の口からこぼれる声には涙の色があり、その悲痛さが風雅の胸をきしませる。

188:CR春一番
09/06/08 00:31:52 goM7WpJX
「(ごめん、ごめん春華。本当にごめん)」
すぐにでも謝って解放してやりたいが、今この場でそうするわけにはいかないのは、経験の無い彼でもわかる。
初夜を中断するなど、花嫁に対する侮辱と取られても仕方がないことだ。
それならせめて、少しでも春華の気がそれるようにと、風雅はまた春華の肌に舌を這わせた。
「やっ……」
くすぐったさに春華が短く声を上げると、呼応するように彼女のそこが収縮して風雅の物を締め付ける。
「(だめだ、これじゃ僕の方が先に参ってしまう)」
絡みつく彼女の内部から与えられるえも言われぬ快感に、風雅の頭に警報が鳴り響く。
ただ腰を進めるだけでは春華に悪い、しかし気をそらせながらでは自分の方がやばい。
ああ一体どうすればいいのだと、彼の頭は大混乱になった。

「風、雅……?」
固まったように動きを止めている風雅の耳に、春華の微かな呼びかけが聞こえる。
「大丈夫よ、あんまり気を使いすぎないで……」
痛くないわけがないだろうに、けなげにも春華がそう言ったことに、風雅はハッと冷静になった。
目を潤ませながら、それでも懸命に微笑もうとしている彼女は、彼が今まで見た彼女のどんな時よりも綺麗だった。
いつも風雅より前を歩いていて、子分扱いしたり馬鹿にしたりと、その時々でいいように扱ってきたおてんばな春華。
しかし今の彼女は、夫の不安を敏感に感じ取り、少しでも助けようとするまぎれもない「妻」の顔をしていた。
その美しさに風雅はぽかんとなって、まるで魂でも抜かれてしまったかのように、穴の開くほど春華の顔を見つめた。
「…………」
至近距離で見つめられ、春華は慌てて視線を横へそらす。
顔を隠したくても衣は既に奪われているし、痛みを堪えるために夫の腕を掴む手は外せないしで、それが精一杯だった。
彼をやりこめるためにタンス何棹分も持っている憎まれ口も、こんな時に限って全く浮かんでこない。
「(どうしよう、どうしたらいいのかしら)」
一転して、春華が大混乱する番になった。
「(風雅の馬鹿、もっと強引にやりゃあいいじゃないの)」
およそ花嫁らしくもない悪態をつく彼女らしさが唐突に戻ってきたところで、ふと目の前の風雅のまとう空気が変わったのを彼女は敏感に悟った。
先程までの今にも泡を吹いて倒れそうなほど余裕を失った雰囲気が消え、ひどく落ち着いているようにも見える。
まるで導かれるように、春華は上になった風雅へと視線を戻した。
「あ……」
自分を見て目を細め、僅かに微笑んでいる彼を捉え、春華の心臓がトクンと跳ねる。
情けない弱虫だと、かつて散々からかいの種にした頃の風雅とは、全く違っていた。
今彼女の目の前にいるのは、少年の殻を脱ぎ捨て、大人の男になろうとしているたくましさを持った風雅だった。
彼がそうなったのは、春華のけなげな仕草を見たからこそなのだが、当の本人はそのことに全く気付かない。
ただ彼がひどく大人びて見え、彼女はただ目を奪われるだけだった。

「春華。たぶんもっと痛くなると思う、本当にごめん」
風雅が春華の頬にそっと触れ、許しを乞うように呟く。
心底申し訳なさそうなその表情は、彼女を心から思いやっていることを示していた。
大人の男になりつつあるとはいえ、やはり風雅は風雅のままなのだ。
「……馬鹿ね。最初は痛いってことくらい、とっくに知ってるわよ」
まるで通夜の場にいるほど不景気なオーラをまとっている風雅を見て、春華は苦笑するしかなかった。
痛いのは自分だというのに、この男はなんでまた、こんなに苦々しい顔をしているのだろう。
「いいわ。ごちゃごちゃ言ってても仕方がないもの。やるんなら、とっととやってちょうだい」
まるで経験豊富な年上女のようにぞんざいな言葉を使い、風雅の気持ちを和らげようと春華は試みる。
どうせいつかは越えねばならない壁なのだ、それが今であるというだけなのだと、彼女は自分にも改めて言い聞かせた。
なおも迷う風雅の背に腕を回し、軽く抱きついて準備を整える。
「私も我慢するんだから、あんたも我慢しなさいよ」
最後の後押しをして、春華はギュッと目をつぶり、風雅が行動を起こすのを待った。


189:CR春一番
09/06/08 00:32:22 goM7WpJX
彼女の決意に応えるように、風雅はまた少しずつ、彼女の中へと入り始めた。
しばらく落ち着いていた痛みがまたぶり返してきて、春華は知らずのうちに風雅に抱きつく力を強める。
「(やっぱり痛い……けど、我慢しなきゃ……)」
最初は誰でもひどく痛いものだと、一足先に経験を済ませた女友達が言っていたことを思い出す。
逃れられない痛みであれば、開き直る他はない。
気が遠くなるほどの時間が経ち(実際は数分のことであったが)、風雅がふうっと息をついたのを見て、春華は彼の物がすっかり自分の中に納まったことを知った。
汗と涙で顔はぐちゃぐちゃになっていて、それを夫となった男に見られるのがたまらなく恥ずかしかった。
風雅がまた心配そうな表情になったのを見て、春華は慌てて、首をすくめて彼の胸に顔を隠す。
こうすれば、まだほとんど乱れていない彼の衣が、汗と涙を吸い取ってくれるような気がしたから。
そんな色気のかけらもないことを考えながら、春華は風雅の衣にぐりぐりと顔を擦りつける。
しかし風雅は、彼女のその行動が怯えと甘えから来るものだと解釈した。
「春華、大丈夫。たぶん大丈夫だから」
懸命になだめてくれる夫の言葉を聞いて、春華は胸中をいささか複雑にした。
顔を上げられないまま彼女がうんと頷くと、風雅がそろそろと腰を動かし始める。
じんじんとした鈍い痛みは、今度は押しては返す波のように緩急つけたものになり、春華はギュッと唇を噛んだ。
強弱があるほうが、余計に痛みを痛みとして認識してしまう。
しかし、それを口にするのはためらわれ、春華はひたすら耐えた。
やはり、最初から快感を得ることなどできない。
一方、春華が気丈にも苦痛を悟られまいと頑張っているのとは裏腹に、風雅は初めての感触に身も心も打ち震えていた。
この行為がこんなにも恍惚を呼ぶものであるとは、彼の想像を超えていた。
腰を引き挿入が浅くなると、すぐさままた深く押し入りたくなる。
押し入ったら、今度は浅い所まで引き抜き、暖かく濡れた彼女の内部と自分の物を心ゆくまで擦り合わせたい。
彼女の胸に触れていた時と全く同じに、彼はこの時がずっと続けばよいのにと、かなわぬことを願った。
しかし、達する時に特有の腰の震えが、じわじわと体を這い登ってくることを感じる。
女の体に触れるのは今日が初めてでも、自分の手でそこを処理することには経験があったので、「それ」が何であるかは知っていた。
「(あ、だめだ、もう……)」
眉根がくっつくほどに顔をしかめ、唇を噛んで絶頂を堪える。
達することで彼女との体のつながりを解くことが、途方もなくもったいなく思えた。
「春華っ……あ!」
組み敷いた妻の名を呼び、我慢の甲斐なく、ついに彼は自らの熱を解放する。
どうしようもなく体が震え、堪らず彼は布団に両手をついた。
心臓は爆発しそうに高鳴っていて、呼吸も乱れてたまらなく苦しい。
しかしその一方で、今まで感じたことのない強烈な快感を下腹部に感じていた。
『一度やると、くせになる』
友人がしみじみと呟いた言葉がふと思い出され、風雅はそれに心から頷いた。

「春華……?」
ようやく落ち着いた風雅が、妻を恐る恐る呼ぶ。
行為の心地良さに思わず失念してしまっていたが、終ってみると、やはり痛みを与えたことに対する罪悪感が彼の胸に生まれた。
しかし、春華はその呼びかけに応えることはなかった。
「あ……」
痛みと不安、その他色々のことに追いつめられ、春華はとっくに意識を手放していた。
慌てて風雅は彼女の口に顔を近づけ、息を確かめる。
規則的な呼吸を感じ、彼は心から安堵した。
花嫁が初夜で失神するという話は、随分前に聞いたことがあるような気がする。
周囲を見回し、準備してあった桶と手拭を使って春華の身を清め、ぎこちなく襦袢を元に戻してやる。
人一倍口の悪い彼女が、最後には自分を立てて身を任せてくれたことが、彼の胸を改めて熱くした。
「幸せにしてあげなきゃ、な……」
自らに言い聞かせるように呟いて、そっと手拭を置く。
今までは春華の夫になるために頑張ってきたが、これからは彼女を幸せにするために頑張らなければならない。
さし当っては、もっと気持ちよくさせてあげるための方法を学ぶこともしなければ。
規則正しく寝息を立てている妻の艶やかな髪にそっと触れ、これからの夫婦生活のことを思いながら、風雅はそっと目を閉じた。




以上です。ありがとうございました。

190:名無しさん@ピンキー
09/06/09 21:04:43 doXcVR4F
おおぉ続ききてる!ツンデレGJです
ういういしい春華がかわいすぎて勃起しました

191:名無しさん@ピンキー
09/06/15 23:20:26 5biPmZgG
毎度!>>112です。
ちょっとスレ低下中なので久々に投下。今回もスカイラブと神たまでSNKコラボです。
-------------------------------------------------------------------------
「アース・ジャスティス参上ーーー!」
敵機を発見し、今日もアースの偵察機がジャッカル部隊に突進する。

「へへん」「は、早いっ!退散だーーーー!」

ジャッカルはまたもやアースの巧みな操縦に恐れをなし、すぐさま逃げようとした。
アースは照準を合わせジャッカルめがけてミサイルを打とうとしたその時

「喰らえ!」ドーーーーン!

「何っ!?」

アースがちらっと横を見るとなんとデーモン空賊団の敵艦隊、そう、ナイトメア号からのミサイルだった。

「・・・しまった!!」
アースはまさかナイトメア号が側にいるとは気付かず、突然の危機にさらされた。

「い、いかん!た、退却だ!」
アースはすぐさま砲撃をかわすべく、方向転換をし逃げようとした。しかし・・・気付くのが一歩遅かった・・・。


ドーーーーン・・・・・大空に大きな爆音が鳴り響く・・・


続く

192:名無しさん@ピンキー
09/06/15 23:22:56 5biPmZgG
一方エリシオン号では
ドタドタドタ・・・ドンドンドン!足音と、大きなノック音が艦内に響いた。
「何だ!騒々しいぞ!」
「か、艦長!ア、アース隊長の乗った偵察機がナイトメア号からの砲撃で被弾した模様!」
「な、何だとっ!」ラブは艦長室で横になっていたが、アースの偵察機がやられたという報を受けガバッと起き上がった。
「嘘だろ!ア、アース!!!」ラブは顔色が一気に青ざめ、状況を理解できないままブリッジに向かった。

「アース!聞こえるか!私だ!」ラブはブリッジにある通信機を使いアースの偵察機へ繋いだ。
しかし聞こえてくるのはザーーーという音のみ。どうやら通信機も被弾により破壊されたようだ。

「アーーーース!アーーーース!」ラブは艦員たちのいる前だったが、普段出さないぐらいの大声を発した。
「ラ、ラブよ落ち着くんじゃ!」ライコウがその姿を見て止めに入った。
「ライコウ!こんな状況で落ち着ける訳ないだろ!アースが、アースが・・・!」
「まだ奴がやられたとは限らん!偵察機には万が一のために脱出する機能も備えておるぞい!」
「・・・!そ、そうか。それがあるなら、もしかしたら・・・」ライコウの言葉を聞いてハッと正気を取り戻した。
「キャップ!あれは!」突然ザックが遠くを指差した。その先には、なんと・・・

「ア、アース!!!」ラブがザックの指差した方向を見ると、何とパラシュートにぶら下がったアースを発見。
「アースが・・・生きていた・・・」ラブはアースの姿を見て思わず涙がこぼれた。
「よし、アースを捕獲するんじゃ!」ライコウが艦員たちに命令し、エリシオン号がアースのパラシュートへ向け近づいていった。

続く

193:名無しさん@ピンキー
09/06/15 23:25:06 5biPmZgG
そして無事にアースの体をキャッチ。アースは気を失っていたようで、すぐさまラブが駆け寄った。
「アース!アース!大丈夫か!」ラブはアースの肩をゆさゆさと揺らしてみたが、目を閉じたまま。
「息は・・・よかった・・・心臓も動いてる・・・」ラブはアースの呼吸と心拍音を感じとり、ホッと一安心。
「ひとまずアースを艦長室のベッドまで運んでやってくれ」ラブは艦員たちに命令した。

「よかったのお、ラブよ」ライコウがラブの肩をポンと叩いた。
「ああ・・・、ひとまず気を失っているが目覚めるまでは私が側で面倒を見ようと思う」
「おうおう、相変わらず仲がいいのお、熱い熱い」
「ば、ばかっ、私とアースはそんな・・・」
「隠さんでもいいぞい。いずれはお前さんたち一緒になるんじゃろ?」
「・・・」ラブは目をそらし少し頬を赤らめた。
「目覚めたら今回の事を叱るんじゃ無く、優しい一言でもかけてあげる事じゃな」
「ああ、わかった・・・。ありがとうライコウ」
ライコウは艦長室から出ていき、艦長室には横になったアースとラブの二人きりに。
アースは相変わらず目を閉じたまま。ラブもアースの横で目を覚ますのを待つ状態でいた。

続く

194:名無しさん@ピンキー
09/06/15 23:27:56 5biPmZgG
目を覚ますのを心待ちにしているラブを横目に、アースはこんな夢を見ていた・・・

「あいたたた・・・。ん?ここは・・・どこだ?」
アースが目覚めると、そこは見た事も無い場所で、横には湖が。
「み、湖?なんで、こんなところで寝ているんだ・・・俺・・・?」
さらに周りを見てみるとまねき猫のような大きな建物があり、そして空には亀の形をしたものが浮遊していた。
「何だありゃ・・・?何で亀が空に浮いてるんだ?」
アースが色々と疑問に思っていると、近くで「ああっ」「それーっ」と人の声が。

「ん?人がいるみたいだ。崖の上の方から聞こえる・・・。ちょっと、この場所について聞いてみるか・・・」
アースは崖を少しずつよじ登り、何とか上まで達すると一人のピンク色の髪の女の子がいた。しかも何か釣りをしているようだ。

「あの女の子かな。何だろ、釣りをしているみたいだけど・・・まあ、とりあえず聞いてみるか。あのーー、すいません・・・」
「ん?なんや?」ピンクの髪の女の子がくるっと振り向いた。

「んー、見かけん顔やなー、誰やったっけ?」
「す、すみません、ここはどこですか?」
「へっ?ここは神国やで」
「し、神国・・・?」
「そうや、神国。八百万の神々が集まる国や。ちなみに私も神様やで。まだたまごやけどな」
「か、神様?」
「そうや。私の他にもいっぱいおるんやで。ところで、あんたは何の神様なん?」
「・・・(うーん神様かー、俺が得意なものといえば・・・)つ、釣りの神様さ」
「釣り?そんな神様いたっけなー。金魚とか、魚の神様ならおるけど・・・」
「ああ、俺は釣り名人だからね。そうだ、君も釣りをしてるけど、調子はどう?」
「うーん今日はあかんなあ。ええヒキはしてるんやけど・・・」
「俺も一緒にここで釣りをしてもいい?」
「ええよ。話し相手がおらんと眠たくなるしな」
「じゃあ早速・・・おっいつの間にか釣り道具が用意できてる。タフマンウキ、頼むぜ」
「アースの旦那!今日は・・・変わったところで釣りをするんですな」
「ああ、俺もよく分からないけど、とりあえずいいヒキをお願いするぜ」
「了解だぜ、じゃあ早速おっぱじめるかい!」

続く


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