08/10/29 22:48:44 NUYiMvfo
>>63
「えっ・・・・?」
思わず菜月は、声を出してしまう。「好きですか?」という問いが、何度も何度の頭の中に反響していく。
くどいようだが、菜月はロリコンでは無い。断じて!!
「お・・大人をか・・・からっちゃ・・・駄目だよ!!」と真剣に怒った風を装うが、だがそれに反して、相変わらず
声が上擦っている・・・・。
「そうですか・・・。」
俯く千鶴。その眼は潤んでいた・・・・。
***
お掃除が終わり、帰りの車内でも会話が無く、気まずい空気が流れていた。
美貴は、それがどういう意味か女心で察知した物の、敢て口出ししない。
それが諜報員のルールなのだ。
***
翌日、赤いランドセルに吊りスカートの制服で、千鶴は降りてきた。
朝食の間も 二人は無言だった。
<続く>