08/10/05 00:31:46 aTFDtWHS
俺は逆にヒルバーツかなり良かったけどなぁ
前のゼフィルスの反動もあるけど
割合的に全部どっちかに片寄られるよりは、いろんなタイプが
居た方が色々便利かと、シチュ的に
ただいろんな意見を参考にし過ぎてリクエスト形式みたいに
なってる作品は私的に好きじゃない
自分の趣味で好き勝手書いてるものの方が読んでて面白い
15:名無しさん@ピンキー
08/10/05 01:08:24 i2KH24UD
>>14
同意
異種姦好きでも好みは多様なわけだし
16:名無しさん@ピンキー
08/10/05 02:08:59 avLBUXzS
喋ってるんじゃなくテレパシー(?)で語りかけてるんだと思ってた俺はいったい…
17:名無しさん@ピンキー
08/10/05 02:11:00 f+YnpCuT
>>1
スレ立てありがとう
>>3
乙です、流石
触手の口調が気持ち悪くって気持ちよかった。日本語合ってるよね
俺は化物が喋るのもたまにはいいかもって思ったんだけど…
18:名無しさん@ピンキー
08/10/05 07:47:53 fOZWmOPs
>>12
負けちゃう化け物なんざ本当の化け物じゃない
敗北したヒルバーツは負けちゃうからこそ、あんなキャラづくりで良かったと思うけど
いい感じで小物臭さがプンプンするしw
逆に勝たせるための化け物ならば、それこそ例え喋るにしても凄い異質で
圧倒的なまでの噛誤のあるフリークスとして描くべきだと思う
19:名無しさん@ピンキー
08/10/05 14:58:10 HnjSZKlz
喋らなかったら故・スコルピオン遠藤氏の人気も無かったと思うし、俺的には問題ない
20:名無しさん@ピンキー
08/10/05 15:12:12 ZwyrGA+I
ナツメGJ×100
ずっと待ってたぜ!!
ぶっちゃけると触手側が喋った方が色々書きやすいんだけどな
俺個人としては意思があったほうが燃えるので無問題
21:名無しさん@ピンキー
08/10/05 17:37:32 641xFUva
しゃべる触手=高等触手
しゃべらない触手=下等触手
って感じがする
人間と同程度の知能があるならしゃべった方がそれっぽいと思う
22:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:25:35 9FJ9G/5L
規制解除されたっぽいので投下できるかテスト
23:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:26:39 9FJ9G/5L
ヽ(゚∀゚)ノ
前スレ最後にでていた触手電車ネタです。
「非日常2」
ガタンガタン
電車に揺られながら、初見絵美子は窓の外をボーッと眺めていた。
夕方の帰宅時間
車内は学校帰りの学生やサラリーマンなどで、それなりの混雑になっている。
そんな車内
絵美子の隣には電車内なのに携帯を無表情でいじる少女、友人の樋口深羽(みう)がたっている。
時折メールを打つ手を止めては、短い後ろ髪をいじっていた。
「深羽、電車内は携帯だめだよー」
「んー」
窓の外を眺めながら、絵美子は深羽に話しかけるが、
深羽は携帯をいじりながら関心がなさそうに相槌をうってくる。
絵美子もそれ以上は言わずに、またぼーっと窓の外を眺める事にした。
電車内には絵美子達と同じ制服を来た女学生もおり、それぞれが思い思いに喋ったりしている。
ガタンガタン
窓の外がゆっくりと真っ暗になった。
外を走っていた列車が地下へともぐったのだ。
さっきまでの町の風景とは違い、ただ暗いだけの光景。
いつもどおりならあと数分で駅につく通学中見慣れた景色だ。
ブブッ
「きゃあっ!」
「なに?停電?」
「うわぁ……なんだ」
突然電車内の電気が消え、真っ暗闇になってしまう。
絵美子も突然の停電に、ドアの側のてすりにしがみついて辺りを見渡した。
24:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:28:27 9FJ9G/5L
「ひっ」
見渡した目の前に、深羽の顔が携帯の灯りで浮かび上がっていて、思わず絵美子は声をあげる。
「驚かさないでよ……こわいじゃない…」
「ごめん」
こんな事態なのに深羽は冷静に携帯の画面を見ていた。
絵美子が周りを見渡すと、暗い車内の中所々携帯の明かりがポツポツと灯っている。
「ねぇ……深羽」
「ん?」
「電車動いてるね」
停電になったはずなのに、電車は今も線路を走っていた。
地下に入ってから、本来ならもう駅についていてもおかしくないはずだ。
ガチャン
暗い車内に何かが落ちる音が響いた。
絵美子が振り向くと床に革のカバンが落ちている。
その前にはサラリーマンが座っており、ぐったりとうつむいていた。
「大丈夫ですか? 落としましたよ?」
深羽はカバンを拾うと、落としたサラリーマンに近づく。
ガクッ
深羽が近寄ると、突然サラリーマンの体がガクっと崩れ落ち、そのまま床に転がり仰向けになる。
「ひっぃぃ」
絵美子は手すりにしがみついたまま、腰を抜かした。
深羽が声をかけたサラリーマンは、スーツを着た人形のようなものだった。
目はギョロっと飛び出し、口はパカっと大きく開かれている。
「絵美子…」
立ちすくんでいた深羽が周りを見渡す。
つられて絵美子も車内を見渡すと、他の乗客だった人たちの一部がやはり床に転がっていたり、
ぐったりと座席に倒れていたりする。
「きゃぁぁ…」
「なんなのよ…これ」
女性の戸惑いや悲鳴が車内に響く。
何人かの女性は倒れた人に駆け寄り、顔を覗き込むと絵美子と同じように大きな悲鳴をあげて腰を抜かした。
ざわめきは次第に沈黙へと変わる。
「ど…どうしよう……うぅ……」
絵美子はしゃがみこんだまま泣き出してしまった。
「きゃぁあぁっ!」
突然の悲鳴に絵美子が顔を上げると、深羽の体に何本ものロープのようなものが絡みついている。
深羽は首に巻きついたロープをほどこうともがいていた。
「み……深羽」
周囲を見渡すと電車の車内は一変していた。
25:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:30:08 9FJ9G/5L
ズルズル……
ニュル…
ジュルジュル
「いやぁぁぁぁっ!」
「きゃぁぁぁぁ!」
怪しげな水音や引きずるような音、そして車内にいた女性達の悲鳴。
電車の座席からは深羽に絡み付いているロープのような触手が何十本も生え、
床は弾力のあるゴムのように、さらに天井からは何かの粘液が滴り落ちてくる。
まるでなにかの生物の体内のように電車内は変異していた。
「ひっ…」
掴んでいた手すりもヌルっとぬめる触手へと変わり、慌てて絵美子は手を離した。
「なに…? なにがおこってるのよ…」
絵美子は立ち上がろうとするが、腰が抜けてしまっていて中々立ち上がれない。
「くっ…うあぁ……」
もがいていた深羽は、座席から伸びてきた触手に体を掴まれ、座席にひっぱり寄せられた。
ドサッ
強引に座席に座らされた深羽を触手は何本も絡みつき、器用に服を脱がせていく。
「いやっ! いやぁぁっ! はなしてっ…はなせぇ……」
触手の先が細かく枝分かれして、きつく閉じられたボタンもはずしていき、あっという間に深羽は全裸にされた。
むき出しになった深羽に、何本もの触手の先端から白い粘液が吐き出されていく。
「深羽…」
ようやく立ち上がった絵美子は深羽に駆け寄ろうとする。
「きゃっ…いっ! いやぁぁっ!」
突然床から生えてきた触手が絵美子の腰の辺りにまきつき、その動きを止められた。
「はなしてっ!このっ…」
暴れる絵美子の目の前に、電車に備え付けられた吊り革が2本1mほど下がってくる。
そして下がってきた吊り革の輪に、絵美子の両手を入れられた。
ニュル
プラスチックのはずの吊り革の輪は、生き物のように締り絵美子の手首を固定する。
「いっ!いやぁだぁ……はなして!はなしてぇ…」
足を踏ん張って吊り革をひっぱるが、ギシギシと音をたてるだけでビクともしない。
手首の輪は生暖かい感触を絵美子に伝え、その感覚に背筋が凍った。
ドクドクと脈のような鼓動まで、手首を通して感じられる。
26:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:31:57 9FJ9G/5L
絵美子は腰と両手を完全に固定され、前のめりに尻を突き出すような姿勢にうつされた。
ニュニュル
ズルズル
絵美子の周りには床から何十本もの触手が生え群がり、絵美子に向けて先端を向けた。
ぐねぐねうねる触手の根本から、いくつものコブが先端へと登っていく。
ビュルビュルビュウル
「ひいぃ!」
触手の先端から白い粘液が勢いよくほとばしる。
大量の粘液は2度3度と撃ち出され、シャワーのように絵美子に浴びせかけ、
全身を真っ白に染めあげていく。
「うぅぅ…くさぃ……ごほっ…うぅぅ」
絵美子はその臭いに顔をしかめ、口に入った粘液を吐き出した。
思うようにならない手でなんとか顔をぬぐう。
ボトボトボトっ
大量にかけられた粘液は、絵美子が着ていた衣服に溜まり染み込むと繊維を溶かしていった。
「あぁぁ……ふくが……」
細切れになった衣服が床に落ち、たまった粘液溜まりに沈み溶けていく。
深羽同様全裸にされた絵美子に、ゆらゆらと側でうごめいていた触手が絡み付いた。
かかった粘液を肌に塗りこめるように、ヌルヌルと全身をマッサージしていく。
「あぅぅ…いやぁ…」
触手は嫌がる絵美子にたっぷりと粘液を塗りたくると、絵美子の周囲をうねうねと取り囲んだ。
何本も何本も体を這い回り、生暖かい感触と撫でまわせる性感に背筋を振るわせる。
敏感な場所を見つけては、粘液がにじみ出る先端で執拗に嬲りまわす。
「あひぃ! あぁぁっ……いやぁぁ」
首筋に、脇に、お臍に、反応する場所を見つけては熱い粘液を吐き出し塗りつけていく。
ドサッ
「なに? ひっ! いやあぁぁっ!」
首を捻って後ろを見ると、いつのまにか転がっていた人形が立ち上がっており、
絵美子の背中にもたれかかっていた。
絵美子は慌てて左右に体を振り、人形を跳ね除けようとする。
「はなれてぇ、はなれてよぉ…」
泣きながら唯一自由な足で、人形の足を蹴りつけた。
ガバッ
すると突然うなだれていた人形の顔が跳ね起きた。
「ひぃぃぃ…」
カタカタと口をあけながら、人形はギョロっとした作り物の目をグリグリと回し、絵美子の顔に近づけた。
シャァァ
絵美子の下半身で水が流れるような音が響く。
恐怖の余りに失禁してしまったのだ。
27:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:33:45 9FJ9G/5L
「あ……あぁ……うぅ……」
ジョロジョロと一筋の水流が後から後から流れ出し、足元に水溜りを作っていく。
周りの触手は小水に群がり、びちゃびちゃと体を押し付けていた。
人形はカタカタと音を鳴らしながら腕をあげ、絵美子の胸をもみ始める。
「いっ……いやぁあ……やめてぇ……」
節くれだった指が絵美子の胸に食い込み、捻り上げる。
外から内に、内から外に
人形とは思えないほど器用に、絵美子の胸を愛撫する。
「うっ……ふぅっ……」
絵美子は頬を染めて、人形のなすがままに胸を揉まれる。
粘液のせいでヌルヌルと肌はぬめり、もまれる度にビリビリと体の芯がしびれていく。
ヌチャッ
絵美子の下半身でぬめった音が響いた。
思わず絵美子は下半身を覗き込むと、股の間から棒のような物が飛び出していた。
それは人形の股間から生えており、絵美子の股間をペタペタと叩いている。
(あれは……男性の……まさか……)
「いっ!いやぁぁ」
犯される、その恐怖に絵美子は真っ青になり、慌てて脚を閉じようとする。
そんな絵美子の両足首に触手が絡みつくと、左右に強引に脚を開かせた。
「あぁぁぁッ! やだぁぁぁ!」
絵美子の毛をなぞるように、何度も何度も執拗に動き、その度に絵美子の尻へと人形の腰がうちつけられた。
そして大きく腰を引くと、絵美子の秘唇に先端を合わせてゆっくりと押し込み始めた。
「いやっ! いれないでっ! おねがいぃ…いやだぁぁぁぁ…あぁぁ」
暴れる絵美子の体を押さえつけようと、さらに触手が体に絡み付いていく。
人形の腰はゆっくりゆっくりと押し込まれていき、処女の膜を容赦なく貫いた。
「あぅぅっ……うぅぅ…………」
胎内をびっしりと埋め尽くされ、絵美子は涙を流してうなだれた。
鈍い痛みと全身を覆うぬめりと臭いに意識が遠くなる。
そんな絵美子を眠らせまいと、人形は腰を動かし始めた。
手でしっかりと腰を掴み、狭い胎内を広げるように、
襞を一枚一枚掻き分けるように、ゆっくりと前後に腰を動かす。
鈍い痛みが絵美子を襲い、遠のきはじめていた意識が呼び戻される。
「うぅ……い……いやぁぁ! ぬいてぇ!」
自分が犯されている事を認識し、絵美子は力の限り叫んだ。
「いやっ! こんなのいやぁぁ! やめてぇ! やだぁ」
ビュビュッ
「うぶっ……」
叫ぶ絵美子の顔に、触手から大量の粘液が浴びせかけられた。
絵美子の顔は再びあっという間に真っ白に染め上げられる。
28:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:35:21 9FJ9G/5L
目は粘液のために開けることが出来ず、周りの状況は一切分からなくなる。
ただ胎内で動く熱いモノと、全身を這い回る触手の感覚が一層強く感じられるようになった。
「うぅっ……うごかないで……いたいぃ……」
ゆっくりだった動きは次第にキレのある動きへと変わり、ズンズンとリズムよく突き出されてくる。
胎内深くまで埋まると、その胴体が大きく膨らんで内臓を引きずり出すように引き抜かれる。
「いぎぃぃぃぃ!」
狭い胎内を強引にひろげられ、引きずり出される痛みに絵美子は悲鳴をあげた。
ギリギリまで引き抜かれた棒は、元の太さに戻ると再び律動を開始する。
広げられた胎内はその反動か、より強く棒を締め付ける事になってしまう。
淫猥な音が自分の体内からあふれ出し、目の見えない絵美子は気がくるいそうになっていた。
(なんで……私の体が……いやぁ……)
次第に痛みは遠ざかり、気持ちがいいという感覚が全身をしめていく。
肌が鋭敏になり、ただ触手に撫でられるだけでもビクッと体をそらせて反応した。
絵美子は毛穴の一つ一つが犯されている、そんな錯覚まで引き起こす。
「うあぁぁあ……あぁぁ……かはぁ! あぁぁぁ……」
突かれるたびにあがる嬌声
はしたなく突き出された舌に、触手は粘液を振り掛ける。
「んぶっ…んぐっ……んっ…」
舌に吐き出された粘液を、絵美子は無意識のうちに口内で攪拌していた。
臭いにおいが口内から鼻腔に充満し、意識が朦朧としていく。
唾液と絡み合った粘液を飲み干し、絵美子ははぁっと臭い息を吐いた。
口の端からは粘液で白くなったヨダレが溢れ、アゴを伝い落ちる。
再び突き出された舌に新たな触手が粘液を吐き出し、何度も何度も飲み込ませていった。
「あぅぅ……ふぅぅ……」
(お腹があついぃ…あぁぁ……)
腹部にたまる熱
口からノドから、そして胃からじわじわと体を暖められ続ける。
下半身の突きこみはすでに絶え間なく続き、最後の時を伝える。
(か…体がおかしくなるぅ…あっぁっ…あぁぁぁ…)
望まない絶頂へと押し上げられていく絵美子。
「あふっ、がはっ……はぐぅ…」
暗い目の前がチカチカと光り、もう呼吸もままならずガクガクと体を痙攣させる。
「イッひぃいぐぅ…う…イグウゥゥ……」
トドメとばかりに胎内で棒が膨れ上がり、敏感すぎる状態の膣壁を強烈にこすり上げる。
胎内深くえぐりこまれた棒、そして絡みついた触手達は、それぞれ大量の放出を開始した。
ドプドプドプ
ビュルビュル
「あぁぁぁぁ! あぁぁぁ……あぁ……ぁ…」
収まりきらなかった粘液が、秘唇から溢れでて太股を伝う。
顔も、髪も、胸も、腰も、肩も、腕も、脚も、つま先も
全身あますところなく白濁液が塗りこめられた。
29:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:37:11 9FJ9G/5L
「ふぅ……うぐ…」
絵美子は目を閉じたまま、体を大きく反り返らせ痙攣していた。
ヒューヒューとかすかな呼吸をしながら、吊り革と触手に体を預けている。
ズブッ
「ぎひぃぃぃ!」
ぐったりとうなだれていた絵美子は強い痛みで顔をあげた。
野太い触手が絵美子の秘唇の上、小さく窄まった排泄口に強引に入り込んだのだ。
触手は胎内に入ったままの触手を擦りたてるように限界まで進入する。
「ぐほぉぉぉぉ……」
絵美子は秘唇とアヌス
同時に強く突き上げられ、下を突き出して悶絶する。
「ひぃぃ…………ひぃ……ぎぃひぃぃぃぃ!」
ゴポゴポゴポ
ヴヴヴヴヴッ
胎内にもぐりこんだ触手はホースから水を出すように粘液を、
アヌスにもぐりこんだ触手は小刻みな振動を始めた。
「あぁぁぁ!あがぁあぁあぁぁ!!!」
絵美子の股間からは、秘唇から漏れ出した粘液がドポドポと流れ出していく。
「おにゃかぁ!おなかがぁ……ぁぁぁぁがああっぁぁぁあ!」
全身は激しい振動による激感に痙攣を起こし、絵美子は崩れるような悲鳴を上げ続ける。
(こ……ごわれるぅぅ……こわれ……ちゃ……あがぁぁ!)
震える絵美子の周りには、まだ陵辱に参加していない触手が何本も鎌首をもたげて待ち構えていた。
そして暗い車内では……
「ふうぅぅっ!あぅぅっ、きつぃ…」
深羽は座席に座った状態で、下から突き上げられていた。
顔中に粘液をぶっかけられ、すでに目は開けられなくなっている。
座席からは太い触手が生え出し、深羽の秘唇とアヌスに乱暴に出入りしていた。
「あぁ…あぁぁ…」
すでに抵抗はやめており、なすがままに触手の突き上げに身をゆだねている。
胸には何本もの細い触手が吸い付き、肌に紅い痣を作っていく。
「あひぃ…いたいっ…すわないでぇ……」
乳首に吸い付いた触手に乳首を強くひっぱられ、深羽は悲鳴を上げた。
お尻の下は粘液と愛液でドロドロになっており、突き上げられる度にグチャグチャと卑猥な音を鳴らす。
「もう…あぁぁっ! またぁ……あぁぁぁ!」
深羽の腰がビクッと跳ねると、ゴボッという音と共に座席の粘液溜まりがさらに広がった。
30:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:38:11 9FJ9G/5L
「あぁぁぁぁ…あついぃ……」
胎内に広がる灼熱に深羽の意識は熱く蕩けていく。
ゆっくりと引き抜かれた触手は、座席内に戻っていくがすぐに次の触手が生え深羽の秘唇を抉る。
「ふぅぅっ…あうっ……もう許して……」
再び上下に体を揺さぶられ、深羽は快楽への階段を昇っていく事になった。
そしてその周囲では…
「あぐぅぅっ…あうっ!いやぁぁっ……あぁぁっ」
車内ではOLらしい女性が、吊り革に足首を固定されて吊るされている。
片方だけに履かされたままのハイヒールが痛々しい。
「ひぃ! ひきぃ……おろし……て…あぁぁ!」
天井からは太い触手が数本延びており、女性の秘唇を深々と突き刺しては引き抜きを繰り返し、
愛液を辺りに撒き散らしている。
すでに何度か注がれたのか、秘唇からは白い粘液が、秘毛、へそ、胸へと流れつたっていた。
OLの体の所々に、何かロープで叩かれたような蚯蚓腫れがいくつもついている。
ビシッ!
「ひぃぃ!」
突然そばでうねっていた触手がOLの体に振り下ろされ、腰の辺りに蚯蚓腫れを作った。
周囲の触手達は、叩かれて敏感になっている腰の蚯蚓腫れへ灼熱の粘液を執拗にぶちまける。
「あつひぃぃ! あぐぅっ…ふぅ…あうぅ……やめ……」
力なく首を振り、OLは悲鳴をあげる。
車内には他にも触手に犯されている女性達がいた。
絵美子と同じ学校の女生徒や、他の学校の女生徒、年端もいかない少女
OLや人妻
皆それぞれ触手にいいように犯されている。
彼女達への陵辱が終わる気配は、一向に訪れようとはしなかった。
31:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/05 18:40:00 9FJ9G/5L
-----------------------------------------------------------------------
パアァッァァァッ
駅に列車が入ってきた。
ホームに順番待ちしていた人たちは、入ってきた列車のただならぬ様子に悲鳴をあげる。
「きゃあぁぁぁっ!」
「なんだこれは!……だ……だれか警察を!」
「うわぁぁぁっ…」
入ってきた列車は車体が腐食し、ボロボロの状態だった。
窓のところどころは割れており、ドアが壊れ開いたままになっているものもある。
そして車内には…
各列車には、女性達がホーム側に向けて、吊り革に大の字に吊るされていた。
一様に空ろな表情で、全裸のまま吊るされている。
全身はぬめる白い粘液で濡れており、ポタポタとしずくが垂れる。
その中には絵美子や深羽の姿もあった。
すぐに連絡を受けた警察や消防が駆けつけ、線路などを捜索したが乗客の身に何が起こったかはわからなかった。
車体の腐食具合などは何十年もの間野ざらしされたような状態だったが、
なぜそのようになったか説明できた人はいなかった。
また乗客達は皆その間の記憶はなく、病院で意識を取り戻した時には自分の身に起こったことを覚えている人はいなかった。
すぐ近くの駅のトイレで起こった事件との関連も疑われたが答えはでないまま。
事件は迷宮入りとなった。
おわり
32:神楽スキー
08/10/05 20:07:44 HO78Tsjm
どうも随分お久しぶりです。このたぶ少し時間が出来ましたので随分前の
約束を果たそうとフィーナ物を書いていたのですが。3分2ほどかき終わ
った後、はて17スレの残バイト数が足りんかな? と気がつきまして急
きょ牧場スレように設定変更しました。そうこうしてる間に前スレ埋まっ
てしまったんですがorz 古巣のここに投下できなくて申し訳ありませんが
興味があるならば牧場スレの方で見てやってください。
33:神楽スキー
08/10/05 20:08:57 HO78Tsjm
追記
謀ったな@シャア!!さん。3-170さん。読ませていただきました。
GJであります。
34:名無しさん@ピンキー
08/10/05 20:55:08 fOZWmOPs
うは-wwwなんかいきなし神職人達の同窓会になってるwwww
GJ!
35:謀ったな@シャア!!
08/10/05 21:48:26 SFnyVfGH
何の罪も無い一般人になんたる無差別触手責め……イカン、どツボ過ぎて耐えられん…。
そしてトドメとばかりにプロ光臨。魔獣との監禁ウエディング。
週末終わりなのに色々ヒートアップでもう堪らんッ!
36:名無しさん@ピンキー
08/10/05 22:55:32 8l6UdOcn
>>3
喋る触手もシチュと描写しだいだ。
ちなみに言葉責めとともにマルーのお尻に胎児をぶっこまれるシーンで2回抜いた。
>>31
水木先生の幽霊電車を思い出した。こういう理不尽かつ不気味なのも触手のいい所。
OLがつり革で吊るされながら犯されるところで1回抜いた。
マジでナニが痛いです
37:意識侵食 二話 1/7
08/10/06 08:11:42 xPV1FirK
おまたせしました。
推敲不足による誤字・脱字などありましたら、どうかお許しいだければと……
「意識侵食 二話」
ホロフェルネス王国、北端。
昼の頃合いだと言うのに、普天にはどろどろに濁った泥雲が、彼女らの上を横切っている。
地上に拡がる凄惨な光景に、聖華女戦士団の長・ラケルも、さすがに息をのんだ。
「なんということだ……奴の手はこんな辺境にまで及んでいるとは……」
全身をフルプレートで固め、頭部さえもアーメットによって完全に覆い隠している彼女は、兜の中から落胆に満ちた声を発した。
背には、この大陸では滅多にお目にかかれない、黄金を施した槍を帯びている。
総数四百の女戦士を従える彼女に、極めて相応しい得物といえよう。
少し前まで賑やかに栄えていた町だったこの場所が、いまや面影さえない廃墟と化しているとは……亜族どもめ。
「これ以上の暴挙は許してはならん。スザンナ……」
「はっ」
スザンナと呼ばれた彼女は、団長であるラケルの傍らで凛とした声を上げた。副団長である。
スケイルメイルにスティールヘルム、ロングスカートという装備は、団長と比べれば軽装だが、彼女にとっては十分なものなのだ。
背に帯剣しているのは双つのロングソードである。
「リリィ達はまだ戻らないのか?」
リリィとは伝令長の名で、彼女を含めた四人で、女戦士団の周囲を危険がないよう常に探索しているのだ。
「はっ。戻る気配もありません」
「そうか……」
頭部全体を囲った兜の奥から、嘆息混じりの返答が帰ってくる。
表情を窺うことが出来ないので、ラケルの心情は声や仕草でのみしか知ることができない。
一つの強みでもあった。
「しかし、ここには本当に何も残っていないようだな。亜族がいなければ、セリカの経験も積ませてやれん」
「そうですね……団長、私は少々西のほうの様子を見て参ります」
「ああ、分かった」
話題を遮断するようなスザンナの言葉に棘があったのを、ラケルは気付いただろうか?
「カティア、行くわよ」
「はい」
副団長・スザンナは、まるで亜族の輪姦現場を見た乙女のように、従騎士三人を伴って足早にその場から立ち去ってしまった。
「団長は分かっておられない。セリカを帯同させたのは、単なる陛下の戯れだというに……」
二十二という歳の割りに童顔な副団長が、瞑目しながら首を振って独りごちた。
昨日振った雨が水溜りとなり、スザンナの悔しげな表情とその向こうの暗灰色の雲を映し出している。
暗黒を思わせる天空に、見渡す限りの荒れ野が相まって、スザンナの陰鬱な気持ちを更に強くしていた
何故、私がセリカなんかと比較されなければいけないの……?
あの子は私と十も違う。腕も天地ほどの差がある。なのに……
「スザンナ様……」
従戦士の一人・カティアが、なやめる主人をいたわって声をかける。
別に団長も、スザンナとセリカを比較している訳ではないのだが。
最低でも十五歳からしか入団できない聖華女戦士団に於いて、セリカは十二歳で入団するほど、剣の冴えが尋常ではなかったのだ。
38:意識侵食 二話 1/7
08/10/06 08:12:35 xPV1FirK
天賦の才を持っているセリカを意識するのは、副団長であるスザンナにとって当然とはいえたものの……
「……みんな、ごめんなさい。少し自涜して落ち着くわ」
「はい……」
スザンナの懇願に、従戦士達は当たり前のように得心した。
ありえないことに、彼女はこうして戦場となりえる場所で自慰に耽ることに何ら抵抗が無い。
生娘である彼女は女性にしては性欲が強く、文字通り欲求不満といえる状態が多い。
器用な彼女は、自らの手淫で‘それ’を容易に失くすことが出来る。
その上で、性的快楽に抗する力はラケルに次ぐものを有している手前、自涜に及ぶぐらいで文句を言われるのはたまったものではない。
「さて……」
ふぅ、と呟くと。
スケイルメイルを、スティールヘルムを、レザーベストを、ロングスカートを……
目にも止まらぬ速さで装備や衣服を脱いでいくスザンナを、従戦士達は淡々とした目つきで見入っていた。
この光景にはもう慣れている。
あらわになったスレンダーなカラダには、胸と股を隠すだけの白布だけが纏われていた。
兜を外した為、ボリュームのある金髪が首元まで垂れ下がっている。
「はあぁぁっっ……!!」
全身を打ち震わせ、愉楽の前の艶な息をはくスザンナ。
待っていたのか、と訝りたくなるくらい。彼女の顔、それに身体は、誰が一目しても察せるほど火照っていた。
実際、行為に至るのは八日ぶり。彼女にとっては長い。
バッ、といきなり、胸と股を白布の上から手で押さえる。
やや控えめな胸を揉み、股間部に伸びた右手は既に内部へと入り込み、くちゅくちゅという水音が洩れ始めていた。
「はぁ……んっ……やぁぁあんっ」
あどけない顔と同じく、甘い喘ぎも未だ幼さが抜け切れていない。
快楽の波が、信じられないような速さで猛りを上げていた。
……平時であれば、あと百も数えないうちに達することが出来ただろう。
今日、‘それ’に気付くのが遅かったのは、従騎士であるカティアにとって人生最大の誤謬といえた。
荒れ野の果てに視えた、無数の黒い影。
「ス、スザンナ様! あれを―!!」
カティアは、叫んだ時にはもう遅いということに、四人の中で最初に気付いてしまっていた……
「しかし……あれも大変だな」
団長・ラケルは、廃墟となった町へ頭部全体を覆ったアーメットの‘顔’を向け、落ち込んだ者を慰めるかのように呟いた。
‘あれ’とは、副団長・スザンナのことである。
……むろん、気付いていた。
スザンナが、若干十二歳のセリカを意識しすぎていることには。
だが、実際問題剣の才についてはラケルはおろか、スザンナより上だろう。
ラケルは今二十八歳、スザンナは二十二歳、セリカは十二歳だが、三年後には全員の腕が対等になっていそうな気さえするほど、セリカの強さは尋常ではない。
「ねえ、おねえちゃん」
緊迫した場にそぐわない、幼い少女の声がラケルの脳に刻み込まれる。
セリカだ。
39:意識侵食 二話 3/7
08/10/06 08:13:55 xPV1FirK
レザーヘルムを被った頭部から、二つに結った金髪が両頬を伝っている。
面差しは極めて整っているものの、その眼差しには深い険が含まれていた。
「……なんだい、セリカ?」
‘おねえちゃん’と呼称されはしたがセリカの姉ではないラケルは、フルプレートを軋ませる不快な音を立てながら、声の主である少女の方へ向き直った。
長身痩躯のラケルの半分ほどの彼女は、団の中で最も軽装だった。
身に付けているのは皮製の防具だけ。
見目は華奢だが、膂力や体力は同年代の少女のそれを軽く凌駕するセリカを持ってしても、鋼や鉄製の防具を身に付けるのは厳しい。
理由としては、彼女が希少な双剣使いであるからだ。
腰の両脇に吊るされているのは、彼女専用にあつらえた短めのレイピアである。
「わたしのでばんはいつくるの? はやくあぞくをきりきざみたいなぁ」
本当に十二歳の可憐な少女が発したのか疑わしくなる言葉を、セリカは事も無げに綴り終えた。
「どうだろう……もしかしたら出番はないかもしれないね」
「そ、そんなぁ」
心底、残念そうな声色でうめくセリカ。
幼いが故の純な残酷さが、一層彼女を強くしていることを、ラケルも知悉していた。
「む……?」
ふと、ラケルの視界に映る荒れ野の奥に、小さな人影が入ってきた。
その人影の方へ身体を向けてじっと目を凝らすと、伝令長・リリィが、伝令兵のエバを背負って走っているのが分かった。
かんがみるに、二人は犯られて亜人とされてしまい、逃げ延びたリリィとエバも命からがらといったところか。
つまり、火急を要する事態である。
「―囀(さえず)るなっっ!!!」
怒声一閃。
ラケルが放った怒りの声が、彼女の後方に並ぶおよそ四百の女戦士の耳を打った。
驚くべきことに、傍らのセリカは殆ど静止したままの無表情である。
それは本当に、些細なざわめきだった。今のラケルの怒号に密かに不満を持つ者もいたが。
ざわつきが大きくなる前に鎮めようという判断は、しかし正しいものでしかない。
故に、納得する者はいても、異を唱える者などいなかった。
「団長っ! 遅れて申し訳ございませんっ!」
ややあってラケルのもとに辿り付いた伝令長・リリィは、気を失っている伝令兵エバを下ろして跪いた。
よくよく見ると、エバは衣類を剥がされほぼ全裸。リリィもあちこちが破損しているではないか。
畏怖や苦痛、それに仲間を失った悲しみなどを表に出さない辺り、伝令兵の長を務めるに値する働きといえよう。
リリィにもラケルの一喝が聞こえていただろうが、それを意に介す風など、全くない。
「いい。それより、何があった?」
「はっ! 私を含めた四人で西の森を偵察していたところ、突如亜族の軍勢に鉢合わせしてしまいまして……」
西というと、副団長・スザンナが従戦士三人を引き連れて向かったばかりだ。
「およそ二百は下らないでしょう。中位亜族を引き連れた‘やつ’は、こう名乗りました」
我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒騎士’ガド。
今すぐに亜人と化したくなくば、お前達の主を差し出せ。
そうすれば、後で亜人と化させてやろう―
「ケイトとコリーナは亜族の手に墜ちてしまいましたが、私とエバはなんとか奴らを撒くことができました。
恐らく、ガドはこのまま南進し、王都まで蹂躙するつもりでしょう……ラケル様?」
「…………」
リリィの言葉を聞き入れながら、ラケルは兜の中で歯噛みした表情を張り付けていた。
スザンナ達を助けるのはもう絶望的だろう。
といって、見捨てるのも尾を引くし、このまま亜族三柱・ガドの軍勢を待ち伏せるというのは、部下に示しがつかない。
何より、今の自分が亜族の実力者と闘って勝利を収めることが出来るかどうか―
「―みなっ!! スザンナ達が危ない! 彼女らを救いつつ、我らの手で三柱の一つを崩して見せようぞっっ!!!」
おおーっっ!!!
四百の女戦士の鬨の声とつるぎとが、自然に沸き上がった。
暗き天際を裂くかの如し気勢である。
隣では小さな童女が、曇天に向かって右手に持つレイピアを突き出していた。
その勇姿に、ラケルはほっと安堵の息をつく。
彼女とて、戦士団や国のためとはいえ、人を見放すような真似は出来なかったのだ。
40:意識侵食 二話 4/7
08/10/06 08:15:22 xPV1FirK
「くっ……ぐっっ!」
広大に拡がる、暗がりの荒れ野の中。
息をつく間も無く迫る中位亜族の触手を、スザンナは双剣で必死に切り刻んでいた。
彼女の頬に紅葉が散っているのは、格好が白布二枚だけだからというわけではない。
先ほどまで自らを慰めていて、快楽を貪っている最中だったからだ。
「ふっ、らぁぁああっ!!」
自分を奮い立たせるように、強烈な唸り声を発しながら中位亜族の胴体を両断した。
ただの黒き球体である下位亜族とは異なり、中位亜族は人型のシルエットを有する。
その黒影の頭部・腕・脚と全五箇所から、触手を発することが出来るのだ。
「んぁ……くぁぁあっ―!!!」
なまめかしい絶叫は、スザンナの従騎士・カティアのものだった。
「カ、カティアァァア!!!」
涙を流してはならないと分かってはいるが、一番信頼をおいていた従騎士であるカティアが墜とされ、スザンナは目を潤ませて泣き叫んだ。
すでに他の従騎士二人も亜族の手に墜ち、残るはスザンナ一人。
「貴様ら……貴様らあぁーっっ!!?」
「しばし落ち着け、女よ」
狂乱したスザンナを、まるで赤子をあやす母親のように制したのは、低いがよく通る声だった。
その何か啓示を告げる天の御遣いのごとし声色に、下着姿のスザンナは微動だにしなくなってしまった。
だがよくよく見ると、周囲の中位亜族の集団の動きも止まっている。
轟く声の主は、中位亜族と同様、黒き人型のシルエットを有していたが、その体躯は中位亜族の三倍はあるだろう。
腰を折るスザンナの前に歩み出ると、ゆっくりと、しかし正確に、‘啓示’を告げ始めた。
「我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒騎士’ガド。今すぐに亜人と化したくなくば、お前達の主を差し出せ。そうすれば、後で亜人と化させてやろう」
単純明快でいて、余りにも辛辣な内容の言葉といえた。
スザンナは、疲弊しきったおもてにある双眸に険を満たし、ガドをねめつけながらも思考を巡らせる。
が、どうにも落ち着かない精神状態であるためか、どうすればいいのかも、ガドの意図もさっぱり読み取れない。
「ふざけるな……」
思ったことをそのまま口に出す。
「覚悟しろ! 貴様らぁっ!!!」
ダンッ!
気付けば、自分より遥かに大きい身体のガドに、迷いもなく突っ込んでいた。
あっというまに間合いが縮まる。
「身の程を知れ」
ただ、その一言で。彼女の奮闘は無に帰した。
ふと、スザンナは自分の胸元を伏し見る―
「ぐはあああぁぁぁぁっ!!!」
悲鳴は、苦痛と愉楽が混ざったものだった。
漆黒に染まった槍が、スザンナの腹部を貫いていたのだ。
この槍に肉体的外傷を生じさせる力はないが、肉体的苦痛と性的快楽を同時に呼び起こす力がある。
「あぁっ、くはぁっ! うぁああぁぁんっ!」
そして、快楽はその苦痛の度合いに比例して大きくなる。
身体を完全に貫かれたスザンナに襲い掛かる快楽は、想像だにできない。
と、漆黒の槍がふいにスザンナから抜き放たれた。
「うぁ、ふ……ぅうん! あん! ぎゃっ、がぁっ! はぁああんっっ!!!
解放されたスザンナは、痛みと快さをないまぜにした混沌とした絶叫を連ねながら、顔を思い切り歪めてめちゃくちゃにのたうちまわる。
41:意識侵食 二話 5/7
08/10/06 08:19:51 xPV1FirK
彼女のもとに集まる、無数の黒き人影……
「い、嫌……イヤぁ!」
否定の声に、邪な哀願が微かに含まれてしまっているのを、彼女自身も自覚していた。
整った童顔が見る影も無く軋み、碧眼からはとどまることをしらない涙が、小さな滝のように頬を流れだしている。
「―やれ」
命を下した主人に従い、すぐさま触手がスザンナを拘束した。
「はぁ、くうっ! あ゛ぁっ……くふっ、ぅん……」
息を荒げながら、自らに迫る触手を眺めやる。
こんな状態でまともな思考を巡らせることができないどころか、心の奥底では快楽を臨んでしまっている自分が、スザンナはなにより許せなかった。
「ゆっくりと、頂まで運べ」
ガドの言葉に、中位亜族の返事はない。
代わりに、無数の触手がスザンナの肢体へと迫っていき、そのカラダを貪り始めた。
「はぁぁぁあああ……!!!」
もはやその声は、快感一色だった。
全身を這い回る黒い触手の感触が、彼女の様々な性感帯を刺激する。
「あぁん! やぁああぅっ! んっ、んっ、んはぁっ! ふぁぁ……あああぁっっ!!!」
あまりの気持ち良さに、総動員していた彼女の理性も忘却の彼方へ飛んでいってしまった。
ひたすら愉悦に満ちた表情からだらしなく舌をのぞかせ、快感に任せてカラダを反り返らせる。
「あぁぁっ……! はやく……はやく、あふっ! あん! あはっ、あっ、ひゃあぁぁぁん!!!!」
未だに触手が陰部を直接探っていないことに、スザンナはもの欲しそうに懇願する。
白布の上から秘処を攻めていた触手は、彼女の哀願に応え上下の下着を破り取る。
やや控えめな双丘の突起に触手が当てられ、同時に曝された花弁にもまた数本の触手が殺到し、内部をぐちゅぐちゅとかき混ぜ始める。
「んあぁぁぁんんっ!! あんっ!! んぁっ!! いぃっ、いぃよぉ!! すごくきもちいいよぉっ!!」
今までに味わったことが無い悦楽。
もっと吟味したい。ずっとこうしていたい―
そんな想いをさらに加速させるように、触手は膣内の奥深くでくいくい動き、クリをしゅっしゅっと激しく擦り、尻の穴をも触手がぶち込んだ。
「ひあ゛あぁぁぁっっ……! ダメ、イくっ! イっちゃうっ!! もうダメっ、だめっ、イく――あぁっ!!!」
まさに達しようかというその時だった。
「スザンナぁっ!!!」
女性にしてはやや低めの、精悍さを感じさせる声が、スザンナの耳に入る。
…………団長……私は―
ラケルの想いを乗せた声は、しかし、スザンナには届かなかった― FIN
あれ、5で収まっちゃったよ……
しかも投資番号間違ってるし……
色々ミスばかりでほんと申し訳ない
42:名無しさん@ピンキー
08/10/06 13:07:45 0f3XmUbT
>>31
駅のトイレでってところに、次回作の期待が。
待ってます。
43:名無しさん@ピンキー
08/10/06 23:08:43 gXdb75oR
>>41
新人さんだと思うけど、SS投下するなら
まず前の人が投下した後24時間以上経ってから投下しよう。
じゃないと前に投下した人のSSに感想がつけ辛いので。
これはエロパロ板ほぼ全てのスレで共通のルールだから覚えとこう
>>42
次回作じゃなくて3-170の前作のSSじゃなかったっけ、トイレで襲われるのは
44:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:47:26 5PRdfM+I
>>43
あれ?
前スレにも保管庫にも無かったぞ。一度探したが…
45:名無しさん@ピンキー
08/10/07 01:18:49 N8LTSA0n
3ー170の方の名前で保管されてるよ
46:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/07 09:52:59 /LmiixhX
ごめん、説明不足だった
触手スレ3あたりから投下してるんで保管庫の前の方に3-170で補完されてます。
非日常1ね
>41
GJ
騎士スキーなので続きがきになりますw
47:名無しさん@ピンキー
08/10/07 12:30:18 TmjMkTey
>>46
シロまだー!?
48:名無しさん@ピンキー
08/10/07 14:34:32 5PRdfM+I
確認してきました。
久々に触手トイレものが読めるとwktkしてた自分が恥ずかしい…
職人さんに質問。
SSを紙に書き記すのと、パソコンで打つのとで、進み具合が違うことってありますか?
ノートだと進むけどパソコンだと捗らない、とか。
49:名無しさん@ピンキー
08/10/07 18:40:53 H0wUAwiZ
>>48
紙に書くなんて恐ろしくてできません!!
自分は全部パソでやてます
50:名無しさん@ピンキー
08/10/07 20:53:14 DXHhCUmJ
>>48
紙に書き記す
→親に見つかり破り捨てられてエターなる
パソコンで打つ
→親に見つからずハッピー!
51:名無しさん@ピンキー
08/10/07 21:07:37 2AUxC3ER
添削めんどいからPCだなぁ
最初から誤字脱字がなければ紙でもいいんだろうけど
52:41
08/10/07 23:00:44 o/oa/XFz
>>43
重ね重ね、申し訳ありません。
以後、日付を見て投稿します。
>>31
大変ご迷惑お掛けしました。
以後二度と犯しませんので、どうかお許しを
53:名無しさん@ピンキー
08/10/07 23:04:16 5PRdfM+I
ノートに書くこともあるけど、見つかったことは一度もないです。
紙に書いて、後でパソコンで打ちつつ推敲したらいいと思いますが、どうでしょうか?
二度手間ですが…
54:名無しさん@ピンキー
08/10/08 00:14:08 MclRdwMd
>>52
>以後二度と犯しませんので、
このスレで言われると別の意味に聞こえるw
55:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/10/08 00:33:53 ChrN6V8f
>>47
すまんw
最後のシーンは書いてあるんだがその間の部分がかけなくて困ってる
ちまちま書いてるので気長にまってね
>>48
以前ライトノベルツクールで触手ネタで作った時はノートで書いてたな
後日みつけて読んで喉をかきむしりたくなるような思いにとらわれたがw
>>5
きにするなー
また作品楽しみにしてるぜ!
56:名無しさん@ピンキー
08/10/09 01:56:12 WJoObzLy
>以後二度と犯しませんので、
すげぇ禁欲宣言だな……出家? 出家か?
57:名無しさん@ピンキー
08/10/09 04:29:29 VDOL5WsU
二度と犯さない、なんて…
お前の触手は何のためにあるんだよ!
58:名無しさん@ピンキー
08/10/09 08:48:37 cXTP12VO
私の触手は凶暴です
59:名無しさん@ピンキー
08/10/09 09:53:43 w05mmzTT
最近、気付いたんだけど触手と産卵管って違うんだよね。
触手は催淫性の粘液や媚薬混ざりの液体を用いイボ付き等の多彩な形状を駆使し捕らえた女性を蹂躙し捕縛する担当で
産卵管は繁殖期か気に入った女性限定で卵を産みつける触手の生殖器なんだよね
希に触手が卵を産みつけてる場合もあるからゴッチャになるけど
60:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:03:21 VDOL5WsU
陰獣繁殖態と陰獣産卵態の違いというわけか
URLリンク(www1.axfc.net)
He_145970.jpg
パス kagura
神楽氏降臨記念に変なのつくってみた
よかったら見てやってくれ
61:名無しさん@ピンキー
08/10/10 14:45:24 LTRazQwl
百合触手っていいよね
62:名無しさん@ピンキー
08/10/10 15:29:16 KWOkgPvc
触手同士でニュルニュルされましても
63:名無しさん@ピンキー
08/10/10 15:56:33 oNAhQhWX
というか触手に性別があったことに驚き
64:名無しさん@ピンキー
08/10/10 21:06:17 Vvv7+fq0
百合じゃないけど魔法天使ミサキ2のスライムデスパイアの女口調は結構抜けた
ミサキとセイバー、ダークエンジェルにしか出番がなかったけど……
65:名無しさん@ピンキー
08/10/11 19:19:30 ZRq0uWsx
>>63
アレだ、触手と同化したおにゃのこの事だ>百合触手
何がどうして同化したのかは各々の想像に任せるが。
同化とは違うけど、触手と協力関係にあるヒロインの話を書いたまま、
しばらく寝かしてたのをレス書いてて思い出した。
いずれ書きかけの箇所仕上げて投下させてもらうね。
66:名無しさん@ピンキー
08/10/11 19:22:32 nLxGM598
>>60
光の速さで保存した
女戦士とかのファンタジー物って何か特殊な装備を使って強くなるのいいよね。
大概理不尽な制約があるし。前スレの弱点をむき出しにさせる剣とかww
闘ってると媚薬みたいな効果が装備から出てきて長時間闘うと危険になるとかそういうシチュ大好きです
67:名無しさん@ピンキー
08/10/11 21:44:05 P8JH/4iA
触手って繁殖可能の有無問わずに射精できるタイプが多い中。長期間(数週間)の間、どれだけ連続で中に出してもブッカケても萎びる事がないけど
触手一本で男性何人分になるだろ?
触手一本平均で人間の男300~500人分の精液を出せると仮定したら、それが場合によっては尋常でない数になるから
長期間の間、助けが来ないで犯され続けたら女性が抗いきれず壊れるか堕ちるのは当然と言えば当然だよね。
一本~二本、触手を萎びさせるのに成功しても同規模が百本単位で残ってたら
どんな淫乱恥女でも体力持たないし
68:名無しさん@ピンキー
08/10/11 22:37:27 RJtqfxUD
いやあの聖剣はホント詐欺だろうw
正真正銘の名ばかり聖剣。いかん、思い出したらまた…。
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 保管庫まだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
69:名無しさん@ピンキー
08/10/11 23:16:27 o4TjX60+
エロパロ板の総合保管庫に保管されてるじゃん
70:名無しさん@ピンキー
08/10/12 01:47:45 +31ebEuK
性剣だと?
71:名無しさん@ピンキー
08/10/12 02:39:46 se1yuPzi
また無意味な雑談が蔓延してるなぁ。
72:名無しさん@ピンキー
08/10/12 05:19:12 Zdkyof+5
昔から雑談は多いほうだが、お前さんは新人触手かね
まあゆっくりニョロニョロしていけよ
73:意識侵食 三話 1/5
08/10/12 07:40:25 sUcG1Bt5
おまたせしました。
一応これ、三話目です。
一話の聖剣は何処だ?! って方、申し訳ありませんが四話までしばしお待ちを……
†意識侵食 三話†
「あぁ……あ゛…………あぅ」
中位亜族の触手から解放されたスザンナは、裸体を荒れ野でくねらせながら呻いていた。
口から涎が流れ出し、瞳からは生命の光が消えかかっている。亜人への変貌の中途なのだろう。
「スザ……ンナ……」
手遅れを察したラケルが、全身鎧の中から重苦しく声を絞り出す。
これは自分のミスが招いたことだ。
ただの巡回任務だと甘く見て、少人数での行動の許可を下すなど、判断が軽率すぎた……
「我は亜族三柱がひとり、‘幻影の黒槍士’ガド。聖華女戦士団の長・ラケル、貴殿に決闘を申し入れる」
感傷に浸る間もない。
ふいに告げられた言葉の内容は単純明快だったが、ラケルはこの声に戦神マルタの啓示のような響きを覚えた。
総数四百の精鋭の女戦士を預かる身として、このいざないを安直に受けるわけにはいくまいが。
他の選択肢はというと……
「……よかろう。貴様の申し出、受けてやる」
今は、スザンナ達のことを考えるのは止めよう―
言下に、ラケルはガシャっと背の得物に右手をかけ、ゆっくりと抜き放った。
背丈は自分の三倍以上はあるであろう黒影の巨人・ガドに向けて、光刃がきらめく五つに分かれた穂先が露になる。
黄金の槍身を有するその得物は、神槍「ブリューナク」と呼ばれている。
柄頭には、純粋な輝きを放つ無色の宝石がはめ込まれていた。
「ブリューナク」は、肢体のどの部分であろうと、曝せば効力を失してしまう槍だ。
ラケルが、全身をフルプレートで固め、頭部さえも視界の悪いアーメットで覆っているのは、その為である。
「みなっ、手出しは無用だ!」
後方で身構える女戦士達に向かって、戦乙女の如き業声を飛ばす。
返答は、ない。
だが、主のその一言は、戦士達を退かせるには十分の迫力があった。
「これは、私が払わねばならない火の粉だ……」
決意漲らせる一言を合図に、ラケルはガドに向かって歩み出す。
一方、‘幻影の黒槍士’の方も、人族の男の二回り以上太そうな腕を上げ、ラケル達を包囲しようとしていた中位亜族を下がらせた。
「一度……交えてみたかったのだ」
低くて重い、呟くような大きさなのに脳に強く響き渡る声は、震えを帯びているようにも聞こえた。
「我が邪槍「ロムルス」と神槍「ブリューナク」、一体どちらが覇者を導くに値する槍なのか……」
独白に乗せられ発せられたのは、自嘲の笑みか。それとも自信からくる含み笑いか。
ほんの微かに、巨影から聞こえ来る笑声には、ラケルはほんの少し眉を動かした程度で、さほど驚きはしない。
そして。その一笑と共にガドが―いったいいつから持っていたのか―漆黒の槍の穂先をラケルに突き向けた。
74:意識侵食 三話 2/5
08/10/12 07:41:20 sUcG1Bt5
真っ黒な槍身は、ラケルの持つ金色の神槍「ブリューナク」とは、まさに対照的といえる雰囲気である。
風が吹いた。
晩景となった荒れ野の中心に木の葉が舞い、対峙する両雄の間を割る。
「戦神マルタよ!」
ヴォオォン!
炎が拡散したかの如し小さな爆音が響いたのは、全身鎧を着こなした人族―ラケルの中心からだった。
ラケルの身体を覆ったのは、彼女が持つ槍と同様の、金色の光だ。
やはり……力が入らないか……
眼前の相手と刃を交える前から、ラケルは自分が不利な状況に立たされていることを知っている。
その原因は……
「戦神マルタよ……」
ヴォオォン!
同じく、ガドも全身を暗黒で覆い始めた。同時に、口を開く。
「槍を持つ者同士だ。触手は使わないでや―」
「はぁぁああっ!!!」
ガドの台詞を遮るように、ラケルは射程外から‘宝翔技’を放った。
右手に持つ神槍を光速回転し、螺旋を描いた光槍を飛び道具としてぶつける技―【旋空光槍】。
それを迎え撃つガドも黙ってはいなかった。
右腕に持つ、暗黒に覆われた邪槍を、迫り来る【旋空光槍】に突き込んだ。
何にも喩えようが無い、光と闇が交錯する混沌とした音が、広大な荒れ野に反響する。
だが、それも長くは続かない。
【旋空光槍】は徐々に削られていくかのように消失していき、そして……
「―!!」
さしものガドも、眼前の女戦士の行動に驚愕した。
何時の間にか至近距離にいたラケルが、【旋空光槍】が完全に消えるか否かというタイミングで、神槍を繰り出してきたのだ。
だが―
「っむぅうん!!」
なんと、ガドは【旋空光槍】を完全に消滅させるのと同時に、胴に突き出される神槍の穂先を邪槍で払いのけるという、神業をやってのけた。
軌道を強引にずらされたラケルは身体をよろめかせたが―すぐに、静止‘させられた’。
「…………!!!」
やや突っ伏した体勢で、自分の胸部に突き立った邪槍を見つめる。
次第に湧き上がる苦痛と快感にも、ラケルは声を上げることはなかった。
「何故だ……」
呟くとともに、人族の女戦士を貫いた邪槍を引き抜く。
黒い影の巨人が放った声には、憤怒と落胆がないまぜに含まれていた。
フルプレートにはもちろん、ラケルの肢体にも外傷はないが。彼女は鎧を軋ませながら、荒れ野へ伏した。
「槍士の礼節を欠く行動に加え、腕もその程度とは……お前は本当に、神槍に認められた者なのか……?」
「…………」
神槍を地に置き、跪くラケルに、返答は無かった。
何とも、下らない最後だな―ラケルは、心の中で自嘲した。
たかが生理ごときに、人生を狂わされるとは……
「……つまらぬ」
今度ガドが独語した声は、落胆に満ちていた。
―サッと手を上げる。
控えていた中位亜族の軍勢が、一斉にラケルの後方の女戦士たちに殺到した。
「みなっ! よく聞け!!」
部下が恐慌する前に、ラケルは叫んだ。
邪槍で貫かれた苦痛と快感のせいか、声がうわずり、枯れている。
「後軍二百! セリカを伴って王都へ退け! 前軍は……」
言葉に詰まった。
いいのか、本当に。これで……
「……前軍二百! 私と共に残り、亜族どもを迎え撃て! 聖華女戦士団の意地を見せるのだーーっ!!!」
おおーっ!
一斉に鬨の声が沸き起こった。
「では…………いくぞっ!!」
団長を刺されても尚怯まない部下達の轟きに、一瞬躊躇した自分を叱咤しつつ、迫り来る亜族どもに神槍を振るい始めた―
75:意識侵食 三話 2/5
08/10/12 07:42:41 sUcG1Bt5
しかし。
結末は無惨なものであった。
前軍は、呆気なく全滅……
荒れ野のそこここで響く嬌声。そして仲間が亜人と化してゆく光景に、さしものラケルも臍を噛まざるを得なかった。
再度、自身の腹部に突き込まれた邪槍を伏し見ながら、自分の非力さと不運、そして亜族軍の強大さを呪った。
だが、彼女にとって一番悔やまれるのは……
「何か言い遺すことはあるか?」
ラケルを遥かに凌駕する巨躯の黒い人影・ガドが、嘲弄を交えながら訊ねてきた。
「殺せ……」
即答だった。
このような化け物に遺す言伝など、ない……
「そうか……」
ラケルは、ガドの気落ちした呟きに気付いたが。
それに思案するいとまも猶予も与えられない。
全身鎧を纏った女戦士の身体に、黒光りする、無数の触手が襲来した。
「…………アベ……ル」
全身鎧を次々に引き剥がされる感触を覚えつつ、眼を瞑しながら恋人の名を綴った……
前軍が全滅の憂き目に遭う中。
後軍もやはり、亜族の追尾を撒けずにいた。
二百の軍勢も、残りは十。
一方、追っ手の中位亜族の数は、軽く見積もって二十はいるだろう。
後退戦は、進攻戦と比較して消耗が激しい。
更に、亜族の手にかかった味方は亜人となる。
亜人の特徴として、人族の女は無視するというのがあるものの、危害を加えようとすれば当然反撃してくる。
うかつに斬ろうものなら中位亜族以上の力でもって抗してくるのだから、たまったものではなかった。
「セリカ様……お許しを……」
セリカ御付きの従戦士・アンナが、少女の小さな身体を抱え、自分達を包囲する中位亜族を見て震えながら赦しを請うた。
「やめてよアンナ」
アンナの、頭の左右に分けて垂らした髪の片方をいじりながら、セリカは言う。
「まだまけたわけじゃないのに……」
事も無げに言葉を綴る少女の顔は無表情だったが。
この状況で負けたわけじゃない……?!
情勢は決まりきってるのに、何言ってるのよこの子は!!
「シャアアァッ!」
奇声をあげながら飛びかかってくる、人影の身体を有する中位亜族。
同時に繰り出されるのは、足・手・口と五箇所から発される触手だ。
繰り出す数こそ下位亜族と変わらないが、触手自体が固く、斬りにくい。
「ひっ、いいいいっ!!!」
狂乱じみた悲鳴を上げながら、女戦士達は触手を迎え撃つも。残念なことに、荷が重い相手だった。
容易に捕らわれ、剥がされ……
「あぁあっ! うぁああっ……!!」
「くっ……ぐう! くはっ、あっ!!」
「いやっ、イく! ……イくぅっ!!」
あまりにも呆気なく。次々と、女戦士たちは墜ちていった。
76:意識侵食 三話 4/6
08/10/12 07:44:45 sUcG1Bt5
絶頂に達した彼女達は亜人となり……残るは、セリカとアンナの二人だけ。
「ひ……い……あぁ」
アンナは、顔中をぐしゃぐしゃにしながら嗚咽を洩らし、しゃがみこんでセリカを抱きかかえていた。
「どいてアンナ。うごけないよ」
なんと。
セリカは無情にも、抱きついていたアンナを強引に引き剥がしたではないか。
「そんな……セリカ様!! セリカさまあぁっっ!!」
幼い少女に手を伸ばしながら、懇願するように泣き叫ぶアンナ。
「シャアアアァー!」
「ひいっ……あぁ……!!!」
恐慌し、言葉を失っているアンナに、無数の触手が覆い被さった―
「つまらぬ……」
聖華女戦士団の後軍を追った中位亜族達の方向へ歩みながら、人型の黒い巨影は独りごちた。
「何故だ…………何故、私はあのような者を追い求めた……?」
独白の声には、明瞭たる意気阻喪とした空気が漂っていた。
そうだ……私が初めて、間に人を立てずハスター様に申し出たのだ。
ホロフェルネス王国に、「鎧金槍士」と呼ばれる神槍使いがいると聞き、いても立ってもいられなくなった。
久方ぶりに身体の戦慄(わなな)きを覚えたというに……それが、なんだ!
姑息な手は使うわ、腕は及ばないわ……全く腹立たしい!
「これから先……む?」
ふと、‘幻影の黒槍士’ガドは足を止めた。
どうやら、未だ聖華女戦士団は全滅していないらしい。
遠巻きから窺うに、手練の女戦士一人に苦戦しているようだが……
「くっ……あぁあ゛っ!!」
「……っ!!」
亜族三柱と呼ばれる彼が一日に二度も驚愕したのは、今日を除いて他にあっただろうか?
人族には不可視なガドの双眸に映ったのは、どう繕っても十五には満たない少女が、双剣を振るって中位亜族達に抗している光景だった。
装備はぼろぼろ、表情にも余裕は感じられないが……どこか、心の内では、その状況さえも楽しんでいるような雰囲気がある。
まだ子供もいいところだろう、成長したら一体どうなるのか……
この後のガドの行動の動機を知る者は、ガド自身だけである。
―サッと手を上げる。
別に、中位亜族はいつもガドが挙手したのを見ているわけではないが。
それが合図となって、手練の少女を攻め立てる触手が止んだ。
「……!?」
突如退き始めた中位亜族達に、訝りと、いかなる訳か怒りの視線を送る少女。
隠すべきところだけ隠しているといったその装備を見るに、相当危険な状態だったはずだ。
胸の部分だけ残っているレザーベスト。同じく、タイトミニのレザースカートはパンツが見えるほど破けてしまっている。
二本に分けて結った、胸元に垂れている金髪はぐしゃぐしゃで、整った顔立ちには物凄い険の深さを滲ませている。
「ほう。その様な齢でそこまで闘えるとはな」
低く重い、天啓の如し声が、双つのレイピアを駆る少女―セリカに叩き込まれた。
77:意識侵食 三話 5/6
08/10/12 07:45:59 sUcG1Bt5
声の主の方に碧眼を動かす。二人を遮断するものはない。
‘それ’は、セリカの感覚で約二十歩ほどの距離にいた。
人族の男の三倍以上はあるであろう、黒い人影。
ラケルは万一を鑑み、セリカを後軍の、それも最後尾に座させていたため、彼女がガドを目にするのは初めてである。
「しかし、残念だ……」
発言通り、心底未練が残るといった口調でいうガド。
「せめてもう五年経っていれば、立派な双剣士として我と渡り合えたかもしれ……」
言葉を切る。
セリカが細剣と脚を駆り、自身に急接近してきたためである。
「おねえちゃんを……おねえちゃんをかえせっ!!」
想像に難くないが、セリカはすでにラケルがどうなったか、何とはなしに分かってしまっていた。
十二という齢にして冷徹な彼女も、七年ほど剣の修行を共にしたラケルには、特別な感情を芽生えさせていたのだが……
「………………残念だ」
音も無く。
何時から持っていたのかも、また何時繰り出したのかも分からない。
漆黒の邪槍「ロムルス」は、疾走していた小さな少女の腹部を、見事に刺し貫いていた。
「―っあああぁぁぁぁーーっっ!!!」
かつて体感したことのない苦痛―と何か別の感覚―に、セリカはあどけないおもてを思い切り歪ませて絶叫した。
槍は直ぐに引き抜かれたものの、右手のレイピアを投げ出して外傷の全く無い腹部を押さえながら、地面をのたうち回っていた。
「ハスター様は、‘人族’を滅せよと仰られた……」
激痛と、それに伴う初めて味わう快楽という感覚に、少女はとも嬌声ともつかぬ悲鳴を発していた。
そんなセリカを見下ろし、嘲るガドの心中はいかなるものなのか。
「感謝するんだな。お前は一人目の、‘意識のある’亜人になれるのだからな」
言下に、黒き巨影の手・足・口から、太く黒いぬめりのある触手が飛び出し、のたうつセリカに迫った。
セリカはふと顔を上げ、歯噛みした口から涎を垂らしながら、襲来する触手をねめつけるが。
はげしい痛みと、何かヘンな感覚があまりにも気持ち悪く、残った左手のレイピアすらも繰り出す気力は残っていなかった。
「うっ……あっ…………あ゛ぅっ!!!」
四本の触手に、細く華奢な四肢が拘束され、ぎしぎしと四方に延ばされる。
次いで、ガドの口から出でしぬめった触手が、幼い肢体を這い始めた。
「やっ!! なっ、やめ……あくっ!」
一本の触手は耳から首筋を舐めるようにつたい、胸を隠していた僅かな皮の布地を破りさる。
「…………!!!」
ビリィと剥ぎとられる衣服を、紅葉を散らした顔を向けて見つめるセリカ。
なんとなく、本当になんとなくだが。
セリカはこれから何が起こるのか、察してしまった。
十二歳とあって性知識は殆ど無く、また剣に打ち込んできたためか、同年代と比べてもそこらへんは疎いものの……
―と、服をやぶった触手が、膨らみかけた胸の突起をつんつんと突き、そして擦り始めた。
「くあっ!! や、やめっ……やめろぉっ! ……あぁぁっ!!!」
乳首を弄られることにより、本人は意識せずとも幼い声帯が紡ぐのは、‘ヘンな声’だった。
初めて味わう快楽は、人によっては恐怖に感じることがある。今のセリカがまさにそれだった。
じんじんする股間部にクる‘何か’を、必死に堪える。
「あぅ……やぁ、やだよ……こんなの、やだあぁ……」
彼女の意思に反し、内より湧き上がる快感と、触手の侵攻は歯止めがきかない。
ぬるぬるした太い触手は、あどけない胸をひとしきり弄り終えた後。
胸元から腰をつたい、下腹部の方へと黒き魔手を迫らせる。
78:意識侵食 三話 6/6
08/10/12 07:47:36 sUcG1Bt5
「や……やだ、よ…………もう、こん……な……」
いつしか、セリカは泣きじゃくっていた。
まるで、先ほど自分にすがってきた従戦士・アンナと同じように、命乞いにも似た懇願の声を発していた。
「安心しろ……命は取らぬ」
嗚咽に浸るセリカを宥めるように、四肢と口から触手を発しているガドは言う。
口より伸び、セリカを玩[もてあそ]ぶ触手が、既に破れかけだったタイトミニスカートをビリィと剥ぎ取った。
「初めて味わう愉楽に恐怖しているのだろうが、力を入れると苦痛を伴う。脱力して我が触手に身を任せるが良い」
ふざけるな! できるわけないだろう!!
表には出さない(出せない)が、セリカは内心で思い切り罵声を飛ばしていた。
だが。文字通り、そんな彼女を嘲笑うかのように。
触手は、股下からセリカを攻め立てる。
「ひうっ!! ……っいぃ……!!! はあぁっっ―……」
純白の布地の上からすじをなぞられ、少女は自然なあえぎを発しながら、えもしれぬ感覚に身をよじる。
ふつう、初潮を迎えていない少女は快楽に対する抵抗力が低く、こういった行為だけでも意外と容易に達してしまうものだが。
それをさせないよう焦らしているのが、ガドだった。
「あぅ……はっ……あぁぁっ……!!」
股間部に奔る気持ち悪いと思っていた感覚は、知らぬうちに気持ち良さに変貌を遂げていた。
少女が紡ぐ稚[いとけな]い嬌声が、それを体現しているといえよう。
―と、股間の周辺をまさぐっていた触手の動きが一瞬止まり。
しゅるしゅると純白の下着に巻きつき、おもむろに太腿までずりおろした。
「…………!!」
二本に分けて結った金髪を胸元に垂らした少女の表情は、瞳孔こそ大きく見開かれているものの、今までのような恐怖の色は窺えない。
寧ろ、淫らに口を半開いたその姿からは、何かを求めているようにすら見える。
そんな彼女に応えるように、今度は、触手が直接秘処や尻の穴をなぞり始める。
「あぁっ! はんっ! んぅ……あぁぁん!!!」
粘液をまとった黒い触手がにゅぷにゅぷと微妙な猥音をたて、あくまで挿入はせず股下を弄り回す。
たまにクリトリスに触れられ、その度にセリカはびくっと肢体を大きくふるわせる。
「あんっ! はぁん! んっ、んっ! ふあぁあっ!!」
少女の発する声も、悦楽に興じる、艶かしさに満ちたものに様変わりしていた。
初の経験である物凄い愉悦に。
このまま、ずっときもちよくなっていたい―
一瞬ではあるが、セリカの脳内にそんな思いが駆け巡った。
プライドが高い彼女のこと、口について出ることはないが……
「ぅんっ! はあっ……えっ? …………やっ、やぁあああ!!!」
セリカの疑念の声は、衝撃と、新たな快楽の波に呑まれる。
股を這っていた黒手が、アナルに照準を合わせたと思うと、そのまま挿入へと移行したのだ。
「いたいっ!! いやぁあっ! いたっ、あっ、んっ! あはっ、あんっ! んぁああ……!!」
苦痛も、最初の僅かの間だけだった。
ぐちゅぐちゅと水音をたて、繰り返されるピストン運動に、すぐによがり狂うセリカ。
十二歳の少女とは思えないほど、艶やかである。
「……さて、そろそろ別離の時だ」
ふと、長い間口を閉ざしていたガドが、快楽にあえぐセリカに喋りかけた。
両腕を頭上で組まされ、両足を拡げて秘処にモノを突き込まれている彼女の耳には、恐らく入ってはいないのだろうが……
「もし次に会う機会が会うならば、互いに更なる精進を重ねた状態であいま見えたいものだ……むろん、‘こっち’もな」
「! ひっっ!! いやっ! あっ、はっ、ああぁぁっ!!!」
何か思わせぶりな事を言うなり、ガドは少女のアナルを攻める触手の動きを速めた。
ぐちょぐちょに穢される花弁から無色の液体が大量に迸り、そして……
「―だめっ!! …………なんか、くるっ!!! きちゃ………………」
歯を食い縛ってわななく幼い顔は、強く閉ざした双眸から涙が伝い、小さな口元からは涎を垂らし……絶頂に、達する。
「―ひゃあぁぁぁんっっ!!!」
至高の喘ぎと共に、歯噛みしていた唇が大きく開かれる。
瞬間、セリカは、自分の体内に注がれる‘何か’と、自分の体内からクる何かを、同時に感じることとなった― FIN
だああぁっ!! また通し番号違ってるし! ごめんなさい!
……何しろ続けるつもりではなかったので、設定の練りこみが浅くて大変です。
あと、改題したいです……
79:名無しさん@ピンキー
08/10/12 08:22:49 vzHGpNFP
400人ヤラれてるところを想像したら……(AA略
GJ!
80:名無しさん@ピンキー
08/10/12 10:20:03 Uz/FeKXv
GJです!
こういう武人キャラ大好きですw
81:名無しさん@ピンキー
08/10/12 11:02:37 KcZ4xvYd
>全滅
この言葉だけで我が胸はときめくGJ!
400人の聖華女戦士団のぐっちょんぐっちょんな最期に敬礼
82:名無しさん@ピンキー
08/10/12 11:24:17 8BMiLfB4
ロリ剣士だと・・・許せる!GJです
83:名無しさん@ピンキー
08/10/12 12:53:21 a+u9dS3e
なんか「圧倒的な魔物の軍勢によって王国は滅ぼされてしまいました。おわり」ってストーリーは萎える
84:名無しさん@ピンキー
08/10/12 12:59:25 vzHGpNFP
王国はまだ滅んでないだろうw
つぎの聖剣に期待だ!(いろんな意味で
85:名無しさん@ピンキー
08/10/13 01:00:56 sMrqsR69
ファンタジーは大好きでござる!
続きが気になって仕方がないw
86:名無しさん@ピンキー
08/10/13 05:11:59 ugvCf2ut
おおスザンナ gJ!
いいなぁ、幼子(ってほどでもないが)がやられるのは
87:名無しさん@ピンキー
08/10/13 20:44:34 DmVAHM7U
やはり魔物の軍勢は酒池肉林でsenkaでなくてはな。
88:名無しさん@ピンキー
08/10/14 13:58:44 7tEex/zV
>>83
壊滅した城下町で延々と苗床にされる女たちあれば万事おkだ
89:名無しさん@ピンキー
08/10/15 07:23:40 xtnczG1P
姫を乗せた馬車隊を蛮族が急襲
修道院に蛮族が急襲
な大きい絵を書いてる絵師の絵を思い出した。
90:名無しさん@ピンキー
08/10/16 18:14:40 WnYzECPw
そういや魔法天使ミサキかなんかで街が結界で封鎖されるのがあったな。
街中が触手漬けの苗床天国にされるのを期待したんだが、実に惜しかった。
91:名無しさん@ピンキー
08/10/16 22:37:13 QvEjjWtW
彼らは、風雨のしのげる古城や廃墟などに住み着き、手に入れた娘とともに「巣」をつくる。
彼らの生殖器は触手の一本一本であるが、そのなかの半数以上がその機能を備えている。
そして生殖行為ができる触手の形状は、人間のそれによく似ていた。
当然ながら、機能も同一である。そして、それを見せられた女は、本能的にこれから犯されるのだということを知った。
「いやっ!いやああぁぁ!」
前と、左右とに触手が迫り、彼女は恐怖に体を震わせ、目を閉じて現実を否定する。
背に感じる石壁の冷たさにもう逃げ場がないことを悟り、気丈さを示すような切れ目から、ぽろぽろと涙をこぼした。
哀しい叫び声をあげる口元に触手が伸びると、タイミングを取るように空中で留まる。
そして、彼女が声をあげる瞬間、一気に喉の奥めがけて加速した。
「いやあぁ!……うぐっ……むぐううぅぅ!」
彼女の口の許容量ギリギリの、太い触手が送り込まれていく。
じゅる……じゅる……
触手が興奮の初期状態にあると、生殖器の先端から女性を傷つけないほどの先走り液がほとばしる。
それを口で扱かせることで、聴覚から犯されている事実を知らしめる。
「んぅー……んー……」
女は手を触手に伸ばし、必死に口から引き抜こうとする。
しかし、触手の力はそれほど強くないのだが、滑りが良くなったいるそれをつかむことは難しい。
彼女の腕が触手と無意味な格闘を続けているうちに、彼女の胸元に他の触手が殺到する。
「んうぅぅ……ぷはぁぁ!ああぁぁぁ!?」
口から触手が抜かれて、彼女はようやく自分の上半身が触手の標的になっていることに気づいた。
恐怖心から涙が流れる。反射的に身体を振って逃れようともした。
しかし、それらはすべて手遅れのことだったが。
「あっ……あぁぁ!?……はああっ、あぁぁ……」
初期状態の粘液にまみれた触手が、彼女の胴体に巻きついた。
ゆっくりと下腹部を包み込み、平均的な女性よりもひとまわり大きな乳房に巻きつく。
胸部を回転しながら締めつける触手により、行き場を失ってはみ出た膨らみと、徐々に硬くなっていく桃色の突起が、隙間から顔を出していた。
「あぁぁぁああ……だめえぇぇ……あぁぁ……」
くちゅ……くちゅ……ちゅ……
分泌した体液が潤滑剤となり、肌をなめ回すように触手がうねる。
わずかに触手の隙間から見える乳房の一部は、わずかに外気に触れることによって敏感になり、挟み込まれていることが快感になっていた。
「あぁぁぁん……あ……はああぁぁ……ん……」
触手が集まってできた繭の中心で、彼女は喘ぎ声をあげつづけていた。
頬は赤らみ、うっとりと目じりを下げて、快楽に浸っている。
そして、胴に巻きついた触手を抱きしめるように身体を縮ませて、さながら胎児のようになりながら、触手の愛撫を受けている。
「はぁぁ……からだが、身体が熱いの……」
縮こまる彼女の腕や肩、脚にも、触手が巻きつき、同じように回転してぬるぬるとした体液を付ける。
女を性的に興奮させることによって体温を上げ、代わりに熱量を補給するという、共生関係を築くのだ。
そのために性交を何度と繰り返し、徐々に成長してゆく。
「はっ、はっ、あぁぁぁ……だ……め……」
太腿に何重にも巻きついているものが、彼女の脚を開かせる。
下腹部にも触手が蠢いているが、粘液が光る茂みと、秘所だけは露になっている。
すでに体中を揉み解された彼女の秘所はびしょびしょに濡れており、完全に準備ができている状態だった。
言葉では拒絶しつつも、表情では物ほしそうに口を開き、陶然とした薄目で下の口に向かう一本の触手を見つめる。
「あぁぁぁ……はああぁぁぁぁんん!!」
膣に侵入されて身をよじり、吐息をこぼす。
きついところを無理矢理押し込まれ、ついには最奥に衝撃が走った瞬間、彼女は軽く達していた。
触手もギブアンドテイクで生き延びる時代だな。
92:名無しさん@ピンキー
08/10/16 22:46:29 Vr8JfRNH
「触手もギブアンドテイクで生き延びる時代だな」
>>91は、火をつけた煙草を触手で口に運び
紫煙をくゆらせたながらそう呟いた
そんな彼に、俺は小さくgjと告げ背を向け歩き去った
93:意識侵食 四話 1/4
08/10/17 08:16:41 610my7ta
もうちょっと計画を練ってから書けば良かった……
と、物語の流れを見て思った。
†意識侵食 四話†
「…………」
要塞都市ケインズウェルの高級宿「長剣と羽毛」二階の、とある一室。
早朝のスズメのさえずりを乗せた春陽が部屋に射しこみ、ステンドグラスのような天蓋を垂らし出す。
彼女達は、お互いに天蓋つきのダブルベッドに脚を崩して座り込み、しばしの沈黙を流していた。
一人は、肩と太腿をむき出しにした白きレオタードを纏った、子供の域を出ないあどけないおもてに、金色の髪をポニーテールに結った少女―ソフィア。
対するは、山吹色の半そでチュニックに萌葱色のタイトミニスカートを着、かわいらしい童顔に飾った金髪は二つに結って胸元まで下げた女性―セリカ。
パッと見ではソフィアの方がやや年上に見えるが、実際はソフィアが十七、セリカが二十二と、五つも離れている。
ソフィアが歳相応の顔立ちなのを考慮すると、セリカは相当な童顔だということが分かる。
「……私の過去の話は、一応はここでお仕舞いよ。理解ってもらえたかしら?」
ベッドに側している壁に寄りかかり、曲げ立てた右足を両手で持った姿勢で、セリカは右隣にいる少女の碧眼を見つめながら、甘い声で言葉を綴り終えた。
問題は、ソフィアのこの後の反応である。
私がいいって言うまで話し掛けないでね、と事前に忠告した為、セリカが自分の過去を語って聞かせている間は、ソフィアが口を挟むことはなかった。
彼女は表情を変えずにセリカの語りに聞き入っていたものの、所々でソフィアの雰囲気が変わるのは嫌でも分かった。
「…………ラケルさま、が……」
やっぱり、ね。
と、ソフィアの口から出た単語にも、セリカはさして驚くことはなかった。
最初にラケルの名前を出した時、それに、ラケルの末路を伝えた時。
その二度だけ、ソフィアの碧い瞳が一瞬開かれたのを瞥見したのだ。
聞きたいこと、言いたいことが沢山あるけど(それはお互いにかしらね)、先ずはおねえちゃんの話からにしましょうか。
「ラケルさん、ってことは、あなたはあの方と面識があったのかしら?」
童顔に艶やかな笑みを湛えながら、セリカは率直に訊ねた。
「はい……幼い頃、祖父に伴われ、ホロフェルネス王国を訪ねたときに……」
よく覚えている。たしか、六つの頃だ。
ここ、エベド・メレク公国とは対照的な、都会的な国だった。
竜牙戦士団と聖華女戦士団を擁する軍事力は、当時、大陸において有数なものであった。
高名な剣士たるソフィアの祖父コルネリアスは、直ぐに聖華女戦士団の長・ラケルを拝することができた。
今となっては納得しかねるが、なぜ容易に生面が実現したのか、ソフィアは頭を回転させてみた。
…………いや、今更考えたところで正確な答えが導き出されることはないだろう。
コルネリアスの過去は、ほぼ全てが謎に包まれているのだから。それより……
あの時、ラケルさまが仰せられた言葉を、ソフィアは一字一句違えなく、忘れることが‘出来なかった’のだ。
94:意識侵食 四話 2/4
08/10/17 08:17:44 610my7ta
「ほう、良い目をしているな。君はこの先、大陸を……いや、世界を変える程の力を得るであろう。その時、君は…………」
「ラケル、酔狂もその辺にしておけ」
君は―なんと言おうとしたのだろうか?
台詞の先は、祖父の無味乾燥な意志に遮られる形で、聞くことは叶わなかった。
あるいは、それは彼の言うとおり、ラケルのただのきまぐれだったのかもしれないが……
しかし、なんにせよ断定されてしまったことに、当時のソフィアはいたく衝撃を受けたものだ。
しかも、この大陸に及ばず、世界とは……
「ふーん……私達が亜族の軍勢から襲撃を受ける前の年に、あなた達はホロフェルネスの地を訪れたのね」
「ご、ごめんなさい」
ソフィアの口から、思わず詫び言がついて出た。
何となく、無力な自分に罪悪感を覚えたのだ。仕方の無いことだとは理解しているものの……
「べつにいいわよ。あなた達が悪いわけじゃないんだし。ま、でも結局おねえちゃんの予言というか、先見の明はまさしく当たってたってわけね」
稚い顔についた碧眼を薄く開きながら、微笑を湛えていうセリカ。
…………おねえちゃん?
「あれ、セリカさんは、ラケルさまの妹なんですか?」
「え? あぁ、ごめんごめん、違うわよ。ただ、小さい頃からずっとそう呼んでてね。実の姉妹みたいに、仲良くしてもらってた」
「そう、なんですか……」
「あ、別にそんな気遣わなくてもいいわよ。大事なのはこれからでしょ?」
「……はい」
ポニーテールを乗せた頭をやや俯かせ、碧いまなこを瞑して首肯するソフィア。
普通に考えれば、セリカが過去遭遇した惨事についての責任など、ソフィアには全くない筈だが……
セリカは、ソフィアのやや暗澹とした表情を眺めながら、ふうとため息を吐く。
「はいはい、じゃあ次の話に移るわよ。あの後判ったこと、それにこれからすべきこと、二人でじっくり話し合わなくちゃならないんだから……」
こんなことで、いちいち陰鬱な雰囲気を醸し出されてはたまったものじゃない。
まだまだ話さなくてはならないこと、それに何より、これからやるべきことは山ほどあるんだから……
その頃。
要塞都市ケインズウェルの入り口となっている巨大な正門が、東雲より差す淡い朝朗けの陽に照らされている。
……と、門の前で、なにやら不穏な動きがあるようだ。
「んっ…………やっ、やめてよぉ……こんなこと知れたら……」
「いいじゃんよ退屈なんだし。それに今の時間、誰も来やしねーよ」
考えられないことに、門兵の二人が行為に及ぼうとしていた。
そもそも何故、正門に男女一人ずつが割り当てられているのかというと、一言でいえば様々な状況に対応するためだ。
何しろ、亜族の大多数は人族の男に対して圧倒的な強さを発揮する。
かといって、門番が女だけでは心細いし、何より、敵は亜族だけとは限らないのだ。
だというのに、この二人は……
「おっ、何だよレナ、もう濡れてるじゃん。だいぶごぶさただったし、もしや自分でもやってねーの?」
「おねがいレックス、言わないで……」
サーコートの下にチェインメイルを着た、世辞にも美形とはいえない男兵―レックスが、彼とは対照的に可愛い女兵―レナを、後ろから攻めたてる。
既に外されたターセット(腰当て)の下の、丈はひざの上までのプリーツスカートをまくり上げ、白布の上から指をなぞらせていた。
95:意識侵食 四話 3/4
08/10/17 08:18:41 610my7ta
「あふっ……ねぇ、後でしてあげるから、もうやめよう? ……いくらなん、でもっ、んっ! こんなとこでやっちゃ、あっ……!」
実は彼ら、男女の関係である。
上層部にそれが割れていれば、二人が組まされることは確実になかっただろう。
「いいだろ別に。クソ忙しくてなかなか会えねーんだし、今やらずにいつやんだよ?」
「……あさっての休隊日」
「……あー、もう無理。我慢できない」
「ちょっ、やだ……あぁっ!!」
レックスは体を沈ませ、レナの股間部に顔を近づけ、猥音をたて始めた。
門を背にしながら、短めに揃えた金髪を微かに揺らし、瞑目したおもてで天を仰ぎあえぐレナ。
当たり前だが、これでは全く門番としての役割を果たせない。
そして不運なことに、この日に情事に耽ってしまったためにケインズウェルを惨事に陥れてしまうのを、今の彼らに知る由も無い……
ケインズウェルの周辺に広大に拡がる草原。
朝日に照らされた景色もよく、ある意味、青姦すると二重に気持ちいいのかもしれないが。
―何か大きな影が、淫楽に溺れるふたりの遥か遠くで、不穏な動きを見せ始めた。
だが、野合する彼らに、その動向に勘付く気配は無い。
大きな影は、一歩、また一歩と、ケインズウェルに接近してくる。
「あはっ! あんっ! やだぁ……だめっ、だめぇ!! イっちゃうよぉ……」
慣れた舌使いで最も敏感な突起を優しく舐めあげられ、右肩上がりで迫る快楽に、自然と甘やかな嬌声が洩れる。
愉悦に浸るその顔は、眼を瞑していて、当然自分達に迫りくる‘何か’の存在に気付きそうにはない。
淫事に夢中になっているレックスも、門の方へ顔を向けているため、やはり全く気付きそうにない。
「―やっ! イく!! あっ、あん! はんっ!! はぁっ!! あぁっ!! ふあぁぁぁぁ…………!!!」
淫声が途切れると、ちゅぷちゅぷと舌で探っていた膣内から、愛液が噴き出した。
びくびくとカラダを震わせ、至高の快感に顔が歪んでいる少女を上目使いで眺めながら、顔に無色の液体を受ける青年。
ほんと、コイツってばかわいーよなー。彼女に出来たの、奇跡だろ?!
などと、レックスは自分によく分からない問いかけをしてみた。
……虚しいだけだったので、今度は自分も満足しようと、下半身に手を伸ばす。
「はぁ……はぁ……はぁ…………」
レナは、恍惚としたおもてを斜め上空に向け、余韻に浸りながらうっすらと双眸を開く―
「…………えっ?!」
いっそ知らないままの方が良かったのかもしれない。
視界に飛び込んできた数匹の青い亜族に、悲鳴を上げる間もなかった。
次の瞬間には、火矢の如く飛来した数多の触手が、しゃがみこんで下半身に手を伸ばす青年の全身を貫いている。
「……!!!」
一瞬にして絶命した青年の血を浴び、レナの目色に深い闇が含まれる。
地面を踏み鳴らし、総毛立つ身体に渇を入れると、左腰に帯びていたバスタードソードを両手に持ち、脚と共に駆った。
「やああぁっ!!」
何も考えず、眼前の人型の亜族を薙ぎ払う。
が、厚い刃を有するこの剣を、青い亜族は手から伸ばした触手で難なく受け止めた。
96:意識侵食 四話 4/4
08/10/17 08:21:39 610my7ta
「…………え……」
ありえないといった表情と声を剥き出し、両手で横薙ぎにしようとした状態で静止してしまう。
目を瞬かせる間さえもなく、あっというまに触手の群がレナに雲集した。
「ひっ…………ぃ、あ……」
あまりの恐怖に、声を洩らすことすら殆ど叶わない。
黒い人型の中位亜族が、単に青くなっただけ―といった見目の彼らは、視姦亜族と呼称される者達だった。
人族の男、そして‘抵抗してくる女’に絶大な強さを発揮するが。
自涜に及ぶ女を見ると、中位亜族にはない自らのモノを擦り始め、達すると同時に文字通り昇天する。
残念なことに、レナはそういった知識がない。
だが、彼らの特性は知らなくとも、これから自分がどうなるかは何となく察することが出来てしまう。
「っは……あが…………」
全身をきつく緊縛され、うめく。
装備を次々に剥かれて乳房が露出し、脚を強引に開かされプリーツスカートがたくし上げられた。
露になった純白の下着に一本のぬめった触手が迫り、布越しにクリトリスを愛撫する。
「いっ!! …………はっ、あっ……あぁぁっ!!」
先ほど達したばかりだというのに、飽いることなく身体は火照り始めている。
これは、触手に付着している粘液に催淫効果がある為だ。
再び味わう快感に、あどけない顔を歪ませ、求めるかのように舌を出してしまう。
「はぁ、あん……嫌ぁ、あぅ―ふぁっっ!」
突如、秘処を覆い隠していた白布を破られ、さらに膣内への侵入を許す。
ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が繰り返され、迫りくる快感も尋常ではなくなってくる。
「あん、はん、ぅんっ! あぁん!! やん!! はぁっ、ああぁぁぁぁっっ!!!」
レナは我を忘れるほどにあえぎ、ぎゅっと目を閉じ陶酔した表情はひたすらに淫楽を求めていた。
「やっ!! あっ!! だめっ!!! イッ……く…………」
カラダの奥底から呼び起こされる絶頂に、強く歯を食い縛り、そして―
「はぁぁあああぁんっっ!!!! あぁぁんっ!!! あぁん!!! あん!! あぅ、あぁ……………………」
意識が飛ぶほどの気持ち良さが二度、三度とレナを飲み込み、華奢な肢体を小刻みに震わせた。
未だ触手が蠢く陰部から、白濁液が吹きこぼれ、辺りに散る。
「あぁっ……はぁぁ……はぅ……」
レックスにイかされた時よりも満足げに、深い余韻を味わう瞳は、焦点が合わず何処か虚ろである。
レナは、最後には陶然とした感覚のまま、亜人へと墜ちていった―
FIN
今回は短くて申し訳ない。
これ以上書くとキリが悪そうだったので。恐らく次は長くなります。
それはそうと、>>91->>92GJです!
実は触手に関する知識には疎いので、参考になります
97:名無しさん@ピンキー
08/10/17 20:45:18 0UPN/Pnl
Gj!
次は町が……wktk
98:名無しさん@ピンキー
08/10/18 02:13:30 i5IE8Vb1
>>96
GJ!
続き楽しみにしてます
99:名無しさん@ピンキー
08/10/18 03:55:54 PQvfILRM
油断しまくりなバカップルはお約束
100:アホなもん作ってみた
08/10/19 05:38:31 WA9pG5Og
URLリンク(www1.axfc.net) 触手×麻衣
He_148661.jpg
DLキー mai
URLリンク(www1.axfc.net) 触手×春姫
He_148663.jpg
DLキー haruhi
101:名無しさん@ピンキー
08/10/19 08:02:04 ohFexot1
>>100
高速で保存したが、ここで良いのかえ?
しかし、画像が資料におかずに使えるから、陳謝陳謝
102:91
08/10/19 17:42:12 jRYSD94B
>>92 >>96 thanks
>>96を期待して待っているのは自分も同じなので、それまでの暇つぶしでもどうぞ。
彼らの生殖行為は、人間に対しては意味をなさない。
あまりにも種族の差が大きく、むしろその体液は人間にとっては受け入れやすいものではない。
ただし、次元の異なる世界には、彼らによって孕ませられたり、肉体に作用される場合もあることを注記しておく。
「はあぁぁぁ……ん、あぁぁぁ……ん、んぅっ……!?」
彼らの体液を人間が摂取すれば、酩酊したかのような状態に陥る。
ただし、彼らの酩酊の度合いは大きくなく、意識ははっきりとしており、その影響もほとんど自覚しない程度である。
「あっ!あっ、あっ、あうっ、ああっ!あっ!だ、めっ……そんなぁっ……!」
女は未だに天井から触手に吊り下げられ、幾重にも巻きついた触手に脚を開かされた格好のままだ。
太腿やふくらはぎ、腹部に巻きついている触手は、彼女を支えているだけでなく、彼女の体温を逃さないようにもしている。
そのように完全に固定されたまま、天井から伸びているモノが彼女を突いているのだから、彼女の体温は上がる一方だ。
「あああぁ……!あ、あ、あっ、あっ!あんっ!あぁんっ!」
抽送が速くなっていくとともに、彼女はつややかなロングヘアを振り乱した。
「ああぁ!あぁ!……イく!イくッ!イっくうぅぅぅ!!」
彼女の背中が反り返り、胸が突き出される。
脚も腕も拘束され、彼女の乳房だけしか絶頂を表現できないのだ。
そして、触手が蠢いている、薄暗い天井に対して叫ぶ。
「はぁ……はぁ……」
誰にも聞かれることがないという事実は、彼女の性を存分に引き出した。
おしとやかというよりは、どちらかといえば気の強そうな容姿をしている娘である。
ただ、恥じらいや拒絶自体は強く、イくという言葉も知ってはいるものの、必死で搾り出した言葉に違いなかった。
その証拠に、達してしまった今は、後悔するように目を閉じて首を振っている。
ただ、彼女が目を閉じているのは、彼女のなかに注ぎ込まれる体液のせいでもあった。
「あっ……あっ、やめて……やめてぇ……」
触手が彼女の中に入ったまま脈動する。射精しているのだ。
そして彼女は、触手に太腿を抱えられたままである。彼女は、自分の中に射精されている様子を見つづけなければならなかった。
「あぁぁ……」
彼らの射精は非常に量が多い。
一本の触手がコップ一杯ちかい白濁を放出してゆく。そしてそれは、膣内からゆっくりと排出されて、床を濡らすことになる。
ぴちゃ……ぴちゃ……
石畳の上に白い水溜りが出来上がった。
「あぁ……わたし、私……こんなこと……」
彼女がふたたびしゃくりあげる。
頬の上を涙粒が流れていく。
「う……ぅんん……」
そのとき、触手がふたたび彼女の乳房をからみとり、体温を取るときのように巻きついた。
全身を縛り上げられているような感覚。しかし、粘液がからみつき、ぬるぬると撫で、擦れ、快楽が伴う。
粘液に特別な作用はないが、やわらかいもので全身を塗りたくられることは、大抵の女性にとって愛撫の役割を果たすのだ。
「あぁぁ……ん……はあぁぁ……」
彼らの役割はただ女性を犯すわけではない。あくまで共生関係を築くことにある。
103:名無しさん@ピンキー
08/10/21 06:45:34 SnpToY5G
エロパロ保管庫更新まだかな……。
104:名無しさん@ピンキー
08/10/22 05:31:28 eM+Dn/1H
手乗り触手
105:名無しさん@ピンキー
08/10/22 19:22:55 3nngppAg
ハコ乗り触手
窓からにょろにょろと伸ばして通行人を……
って危ないかw
106:名無しさん@ピンキー
08/10/22 20:26:38 sWQ5ft5y
獣の列島・・・
107:名無しさん@ピンキー
08/10/24 21:59:16 3uYQais4
いやな…メインヒロインの最期だったね…
108:名無しさん@ピンキー
08/10/24 22:13:07 CxiWL9JU
モブキャラのエロシーンの方がエロかったね…
109:名無しさん@ピンキー
08/10/25 00:16:55 tPf8ITcP
モブのナースのお姉さんが最高でした…
110:名無しさん@ピンキー
08/10/25 04:16:44 GPKpQj7M
あの射精直前に一物がドクンと膨らんでワームが
ブルブルッって気持ち良さそうに震えるとこもな
111:名無しさん@ピンキー
08/10/25 04:35:18 7FLAjG90
2巻でエロが薄くなってたんで読むの止めたんだぜ
112:名無しさん@ピンキー
08/10/25 08:59:24 3XQt5sJR
3巻はちょっとまた持ち直したと思う
113:名無しさん@ピンキー
08/10/25 15:26:10 x1rzc584
>>112
でも一巻の妹陵辱が一番ヌケル。
114:名無しさん@ピンキー
08/10/25 17:13:13 sabiZxFL
4巻だけ未読な俺はリアル寸止め。
べ、別に悔しくなんかないんだからねっ!!
115:名無しさん@ピンキー
08/10/25 17:48:10 7FLAjG90
自衛隊員「スレがワーム達にに占領されました!」
116:名無しさん@ピンキー
08/10/25 20:29:32 H5JAQ+Ax
☆☆☆ピカッ!!☆☆☆
スレは消滅しますた
117:名無しさん@ピンキー
08/10/25 22:50:40 SkpfQCB+
>>102
乙!
淡々とした感じがイイな
118:名無しさん@ピンキー
08/10/26 04:24:59 bAhRp/2B
初体験のお相手は触手モンスター。
なんとか助かったけど後遺症で疼く体。
幼馴染と遂に迎えた初夜なのに、陵辱の記憶がフラッシュバック。
そんな素敵な作品どこかに転がってねえべか。
119:名無しさん@ピンキー
08/10/26 10:56:13 YiMv/8Al
>>118
エゴの神楽シリーズが辛うじてそんな感じ…かな?
120:名無しさん@ピンキー
08/10/29 15:11:47 JXNqW3sZ
触手って本体(コア)を潰さない限り無限再生や増殖を繰り返してってパターンがたまに居るよね
良くある淫獣タイプやその眷属みたいなパターンは倒されたらそれまでの使い捨て触手だけど
121:名無しさん@ピンキー
08/10/30 02:30:39 S2JCI0+a
コアを中心に数々の触手を組み換え、あらゆるおにゃのこ対応した最強のry
122:名無しさん@ピンキー
08/10/30 04:18:57 1wnLUyuo
まるで犬夜叉の奈落だな
123:意識侵食(改題希望) 五話 1/8
08/10/30 08:01:36 MgAsR4iz
おまたせしました。
†意識侵食 五話†
ソフィア、あなたの聖剣「フルンティング」を見せて貰えないかしら? ……ありがと。
やっぱり、「宝翔石[ほうしょうせき]」はついてないみたいね。
……って、もしかして知らないの?
―そう。まぁ、別にいいわ。
宝翔石―略称して「宝石」ってのはね、「身翔器[しんしょうき]」に付けることでその力を最大限に引き出す―つまり、‘必翔技[ひっしょうぎ]’を行使できるのよ。
「身器」単体でも十分強いんだけど、強い亜族を倒すならひちゅじゅ……ひ、ひつじゅひんってことなの。
……ちょっと、笑わないでよ。
身器と宝石は二つで一つになってるから、決まった組み合わせ以外は……え?
それが分かれば苦労しないわよ。とにかく、情報を集めたり、遺跡や坑道に潜るなりして探すしかないわ。
まあ、ある程度の数、何処に在るかの目星はついてるけどね。
でもね、ひとつ問題があるのよ。
身器に宝石を取り付けるのは、鍛冶士じゃないと出来ないってこと。
しかも、今それが可能なのは、この大陸に一人しかいないらしいのよね。
……うん、ほんと、探す物だらけ。大変かもね。
―「かもね」じゃない? んー、まあ確かに‘かも’は、普通の人なら言わないんだろうけど。
あ、そういえばあなた、発ってからどのくらいになるの?
……え? まだそれしか経ってないの?
ってことは、上位亜族はおろか、中位亜族にも遭ってない、と。
私とは実戦経験が文字通り天地ほどの差があるってことね。
……まあ、経験だけ積んだところで、歯が立たないと意味ないんだけどね。身器を持たない私じゃあ、上位亜族を倒せないし。
倒せなくても……と、これはまだ話してないわよね?
私の過去を話した時に分かったかもしれないけど、私、亜人なの。
なんで意識を保てるのか、ってのは、私も聞きたいわよ。聞きだした後、消すけどね。
……ま、それはそれとして。
これからどうするかっていうと―
ドオォォォン!
響き渡る轟音が、ソフィア達の会話を途切らせた。
大地震の如き衝撃に部屋内では物が落ち、ふたりが乗っている天蓋付きベッドを揺らした。
「っな!? なんですかっ!!」
辺りをキョロキョロと見回しながら、ポニーテールをなびかせ少しうろたえつつ叫ぶソフィア。
助かったことに、思ったほど焦ってはいないようだ。
「…………重量のある亜族が、この町に降り立ったということでしょうね。私達の出番よ」
僅かに呆れた様子で言うセリカ。
驚いたんだろうけど、ちょっと考えれば分かるでしょうに。
「上位亜族じゃなければいいんだけど……」
124:意識侵食 五話 2/8
08/10/30 08:02:23 MgAsR4iz
―☆―☆―☆―
要塞都市ケインズウェルが衝撃に揺れる、少し前。
―門兵のふたりが殺され、或いは犯された後のこと。
「ふあぁぁぁ…………退屈だなぁ、フィオナ」
ややつまらなそうに、しかし愉楽を感じさせる声色の主は、間違いなく年を食った者特有の重さがあった。
つるりとした自身の頭を撫でながら、門兵の詰め所にいる唯一の話し相手―フィオナを、好色そうな目付きで眺めている。
「た……確かに退屈ですねぇ、ケヴィンさん」
心なしか、いやいや返答に応じているようにも聞こえる少女の声は稚[いとけな]い。
金色のセミロングヘアの前髪を両頬に垂らしたあどけない顔立ちは、整ってはいるものの非常に鋭い目付きが特徴的である。
すっかり明け渡った頃合い。門兵の交代の時間だった。
はやく戻ってこないかなぁ、レナさん達……
「ところで、フィオナは彼氏とうまくいってるんか? 色んな意味で」
また、この人はこういうデリカシーの無い質問を……
まだ成人を迎えてないフィオナに、下世話とも思える問いを発するスキンヘッドの男―ケヴィン。
それも最後の一言が無ければまだ良いんだけど……と呆れたフィオナである。
「……いないのを知ってて聞いてるんですか?」
少しばかり強い口調で返してやった。
あんまり調子に乗らせると、勘違いしそうで困る。
「あら、そりゃ失敬。でも、もう十九だろう? 早く結婚して、子供を作ってもらわんと。この国の未来を憂いたく……」
セクハラなのか、真剣に話しているのか、どうにも判断に困る。
後者だとは思うのだが、実際問題フィオナ自身はまだ気が早い話だと考えているので、適当に聞き流すことにした。
「俺の娘もちょうどフィオナと同じ年頃でなあ。畑仕事や家事を一生懸命にやってくれるのは嬉しいんだが、彼氏が出来ない。
俺としては早く所帯を持ってくれた方が助かるんだが、どうも本人にそのつもりが無いらしくてな。
しかも俺が帰る頃、夜中には酒場に働きに出てるから顔合わせの機会も少ないときた。
よっぽど働くのが好きなんだなと関心するべきなのかも分からんが、父親としては複雑な気持ちだぜ。
普通、フィオナくらいの年頃になると、色々と持て余すものだろう? あいつは結構美人だし、言い寄ってくる男もいるはずだ。
それをおくびにも出さずやってるんだからなあ。親としては文句なんて言えない。困ったもんさ」
…………なんとなく、ケヴィンさんの娘さんの気持ちがわかるわ。
たぶん、酒場に彼氏がいるんでしょうね……たぶん。
会えない時は寂しいかもしれないけど、好きな人に会えるって気持ちがあるから頑張れるんだろうなぁ……羨ましい。
「俺は早く孫の顔が見たいぜ。あいつ結構大人しいから、デキるのは大分先になるだろうなあ」
……ケヴィンさんは全く気付いてないみたいだけど。
普通、夜中に酒場で働くような娘に、男がいないほうがおかしいとか思わないのかしら?
大人しいってのも、親の前だからこそよね。
夜はきっと彼氏の上で……って何考えてんのよあたしも。
「……むう、もう頃合いだな。行くとするか」
「はい」
壮年も峠の男に凛とした返事をし、少女は後に続いた。
正門の前へと続く扉を開ける。
「交代だぞー……っ!!」
―文字通りの、奇襲。
ケヴィンは、照らされると予想していた早朝の陽光ではなく、それを遮る何者かの影に覆われていた―一瞬だけ。
宙から舞い降りた襲撃者が地面に降り立つ。
125:意識侵食 五話 3/8
08/10/30 08:03:22 MgAsR4iz
亜人だ!
それも、レナ。
触手を振りかざして襲い掛かってくる元同僚の攻撃を、冷静にさばくケヴィン。
数本の触手を斬られながらも向かってくる亜人に、ケヴィンも容赦ない斬撃を浴びせる。
ザンッ!
迎え撃つ形で横薙ぎの一閃を放ち、レナだった亜人の首が血弧を描いて吹っ飛んだ。
情けはない。
亜人となれば助かるすべはなく、女性に大して凶暴なのだ。男が殺らねば、誰が殺る―同僚といえど、亜人と化せば彼にとっては敵なのだ。
そして、彼はすぐさま後ろに振り向いた。
この周辺に亜族がいる―早急に伝えねばならない。
「おい、フィオナ! 亜族……がっ!」
全くグズグズしやがって。まだ詰め所の中にい―あたりを最後に、ケヴィンの思考は途切れてしまっている。
くぐもった呻きと共に、その場にくずおれる壮年兵。無数の触手が、ケヴィンの全身を貫いていたのだ。
鉄製の鎧など、男に対して凶暴化する亜族の前では紙に等しい。
―と、正門側の詰め所の扉がガチャっと開かれた。
「すいませんっ。実は剣帯…………ひっ!!」
少女は、用意しておいた言い訳を述べようといきおいよく出てきたのに、その相手である壮年の男は眼下にいた―死体となって。
しかも、ややあって視線を眼前に移せば、青い人型の亜族に包囲されているではないか。
「…………っく…………うぅっ……」
瞬時の状況判断力に優れたフィオナ。
碧い眸から涙が伝う―が、彼女は泣きながらも行動を起こしている。
そう、自ら装備や衣服を脱ぎ始めたのだ。
既に門兵三人を手にかけた「視姦亜族」と呼称される彼らは、人族の男と‘抗してくる女’に絶大な戦闘力を発揮する。
が、人族の女の自慰行為を見ると、自らの陰茎をしごきはじめ、達すると共に文字通り昇天してしまうのだ。
とはいえ、屋外で自涜に及ぶなど、分かっていても羞恥心で中々出来ることではない筈だが……
「………………ケヴィン……さん…………」
―別に、あの人が特別好きだったわけじゃない。
齢だって、自分の倍を遥かに凌駕するほど離れている。
だが、今まで彼女はケヴィンに散々世話になり、そして迷惑をかけてもきたのだ。
彼はそんなフィオナを、激励することはあっても叱声を飛ばすことは一度も無かった。
「気にすんな」「大した事ねーよ」……そんな彼の言葉が、どれほどフィオナに影響をもたらしたか、彼自身は知っていたのだろうか?
……いま、フィオナは、胸に巻いた白いさらし布と、秘処を覆う白い下着のみの格好になっている。
「フシュウゥゥ…………」
正門前に佇む金髪セミロングの少女を、五匹ほどで包囲している視姦亜族達は興奮気味だ。
すでに全員手がモノを握っており、臨戦態勢は万全といったところか。
フィオナは、完全に上気した幼さの残る顔を下に向け、ゆっくりと、双眸を閉ざした。
……おとうさん、おかあさん、フローラ…………それに、ケヴィンさん。こんなコトに及ぶ私を、どうかお赦しください……
―起立する少女の右手が胸に。左手が股間に。それぞれ伸ばされる。
白い布越しに、自らの胸を、秘所を、優しく愛撫する。
「あっ……は…………っ」
あどけない、それでいて色のある途息が洩れる。
彼女も、覚えたての頃―十四歳の時は、親の目を盗んで週にニ度は自慰行為に耽っていたのだが。
十八歳で剣士隊に入ってからは、忙しさで体力的にきつく、多くても月に一回が限度だった。
126:意識侵食 五話 4/8
08/10/30 08:04:19 MgAsR4iz
今しているのも二ヶ月半振りであるが、性欲が薄くやや不感症気味の彼女は、視線を意識すると本来の乱れ方を露にすることなど出来ない。
―とはいえ、溜まっているのは事実だが。
「……ぁふっ、ン……あはっ、ぅっあ! ……あぁん!」
自らの肢体を攻め立てる手の動きと途息、喘ぎが、徐々に激しくなってゆく。
右手で胸の突起を弄り、左手で下の突起を擦る手つきは、ブランクを感じさせないほど手慣れたものがあった。
視姦亜族達も、そんなフィオナを見て気分を昂ぶらせ、腰を振ってモノを擦っている。
―と、フィオナはふいに胸を覆っていたさらし布を捲り上げた。
小さな胸があらわになるのもつかの間、少女自身の掌によって覆われ、歪んでしまう。
「あぁんっ! ……っふ、ぁ……はん! あン! ……んぁっ、あはぁっ、はぁぁあんっ!!!」
そそられるような嬌声に混じり、彼女の陰部からくちゅくちゅと淫猥な水音が発されていた。
いつのまにか下着に手を忍び込ませ、直接秘所を攻め立てていたのだ。
白布の股間部は明瞭に染み出しており、透明の液体が内股を伝い流れ出ている。
「あンっっ!! やっ! あっ! はぁぁ…………いい……いいよぉ……っ!!!」
もはや羞恥心も理性も忘却の彼方だ。
陶酔しきった表情の彼女は、ただひたすらに快楽の頂を目指し、ぐしょ濡れの秘所を更に探り擦っている。
その様子を眺めながら行為に興じる視姦亜族達も、上下に動く速さにスパートをかけていた。
―という状況だったので。
フィオナが、視界の彼方の普天から、ゆっくり迫りくる巨大な‘それ’に気付かないのも、無理はなかった。
―☆ー☆ー☆―
ズゥゥウウウンッッ!!!
巨大な影は、何の予告も無く、天空より瞬時に降り立った。
要塞都市ケインズウェルに。
‘それ’が着地したのは、町の中央の、十字路と呼称される所の中心部―噴水である。
早朝とあってか、幸い噴水付近に人は無く、死者は出なかったが。
しかし、‘それ’の巨躯に押しつぶされた噴水は、壊されたのだろうが、全く水が洩れ出る気配が無い。
「な、なんだっ?! どうした?!」
「……あれは……竜?」
噴水より少し離れた場所にいた人々、または家から出てきた人々が、‘それ’を視認するなり驚嘆と恐怖がないまぜになった声を上げる。
―視姦亜族は、囮だったのだ。
見張りである門兵に報告されないよう気を逸らし、自身は上空からゆっくりと都市の外壁を超え、内部から蹂躙する。
それが、竜の外見と人の知性を併せ持つ‘それ’―上位亜族の考えだった。
ふいに。
上位亜族の背―鱗の部分が、八つに割れた。
ぱっくりと開いた穴から、植物のような、気持ち悪く蠢く蔓[つる]が立ち昇ってくる。
「あ、あれ、は…………」
「に、逃げろっ!! みんな、にげろーー!!!」
そこに居合わせた十数人の男女に関しては、もはや不運と言うほかない。
飛矢よりも遥かに疾く襲来した蔓のごとき触手に、男は背を貫かれ絶命し、女は肢体を捕らえられる。
127:意識侵食 五話 5/8
08/10/30 08:05:02 MgAsR4iz
「があ゛っ……」
「やっ……きゃあああ!」
四肢を拘束された八人の女性―または少女は、すぐに衣服を半脱ぎにさせられ、波打つように動く触手に肢体をもてあそばれる。
ある者は、強気に抗するも最後には快楽に抗えずに墜ち。
ある者は、攻め立てられる前に失神し、意識を失いながらイかされ。
ある少女は、味わったことのない感覚を強引に呼び起こされ、頂に達したあと永遠に目覚めることはなく……
―☆―☆―☆―
「はぁ、はぁ、はぁ……」
陽光のもと、二人の少女が、殺風景な石造りの家の間を全速で走っていた。
向かう場所は、十字路の中央。
まさか、こんなところにまで上位亜族がいるようになってしまったの? だとしたら、猶予はあまりにも……
二つに結った髪を揺らしながら駆ける童顔の女性―セリカは、憂慮に身を震わせていた。
あんまりうかうかしていると、ハスター打倒どころの話じゃないわ。
火急に仲間と、「宝石」・「身器」を集めなければなんないわね……
ポニーテールをなびかせながら疾駆する少女―ソフィアは、明瞭に物憂げな表情のセリカを見て、声をかけようか迷った。
しかし、喋りかけることはなかった。
十字路中心部に、もう寸前のところまできていたからである。
「!! あ、あれは!」
ソフィアが叫ぶ。
やっぱり、か―これは、セリカの心の中で呟く癖になっていた。
彼女らの視界に最初に映りしは、人々を蹂躙する竜だった。
既に剣士隊が抗戦にあたっているようだが、まるで歯が立っていない。
男は竜―上位亜族の蔓に貫かれ命を散らし、女は亜人に殺されるか、犯されて亜人にされるかの二択だった。
「っ! この……」
「待ちなさい!」
いきりたって突っ込もうとするソフィアを、セリカがいつになく強い声色で静止する。
「なんでそんなに落ち着いているんですかっ!」
「何言ってるの。考えも無く突っ込んだところで、今の私達じゃ上位亜族には敵わないわ」
正論だった。
むろん、それはソフィアも理解している。
だからといって、このまま指をくわえて見ているだけというのは、ソフィアにとっては自分が犯される以上に嫌なことなのだ。
「っ……じゃあ、どうすれば……?」
悔しさを堪えながらも、素直に訊いて来るソフィア。
……ふふっ、いい子ね。
セリカは、ほんの少し悪戯っぽく微笑んだ。
「じゃあ、良く聞きなさいね……」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
肩と太腿を剥きだしにした白いレオタードに身を纏った少女・ソフィアは、薄暗い空間にある木造りの階段を駆け上っていた。
石造りの物見櫓[やぐら]の内部である。
セリカの提案はこうだ。
128:意識侵食 五話 6/8
08/10/30 08:06:29 MgAsR4iz
「いい?
間単にいうなら、私が囮になって、あなたが‘あれ’にトドメを刺すのよ。
上位亜族の皮膚は、「身器」じゃないと貫けないわ。
まだ「必翔技[ひっしょうぎ]」は使えないけど、上位亜族なら、急所を貫けば倒せる筈よ。
急所は……頭頂部にある一本角の上辺りね。
あなたは櫓[やぐら]の頂上に辿り着いたら、聖剣をきらめかせて合図して。
そうしたら私が突っ込んでくから。
でね、あなたが‘あれ’に刃を立てるのは、私が捕まってからにしなさい。
亜人には私の正体は割れてないけど、上位亜族にはお見通しだから。
……気にしないで。
私はもう亜人。犯されても大丈夫なんだから。
バレて殺されたら、だいじょばないけど……
さ、行きなさい。
この程度の相手が倒せないようじゃ、先が思いやられるわ……」
本当に大丈夫なのかなあ……
セリカの提案を聞いた後も、また今も、ソフィアは自問自答していた。
彼女を疑いたくはない……いや、どちらかといえば疑っているのは自分自身だ。
「薄霧の森」で、突如として力が抜けてしまい、亜人に墜ちそうになったことを引き摺っているのだ。
―これが、セリカの見落としだった。
セリカは「フルンティング」の弱点を認識しているが、当然ソフィアもそれを知り得ているものだと思い込んでしまっている。
ソフィアは分かっていない。太腿か肩を触れられると、一時間ほど完全に脱力してしまうことに。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
ようやく、櫓の頂上に辿り着いた。
東陽が射し、四方の石柱に支えられた警鐘が、フィオナの頭上にあった。
石柱の間から眺望できる、あまり良いとはいえない要塞都市の景色。
見晴らしは良いものの、西側のみ、巨大な何かが遮っていて見えない。
―竜、いや、上位亜族だ。
約五十歩ほどの距離に佇んでいる‘それ’は、自らの身体は全く動かさず、開いた背―鱗から出る植物触手に全てを委ねている。
男は殺し、女は犯され、家々を次々破壊してゆく。
「セリカさんっ! 早く、早くしないと……あ!」
いた!
ここからは小指の先ほどの大きさにしか見えないが、上位亜族を遠巻きに眺めるセリカがいる。
すぐさま、背の剣帯にある聖剣「フルンティング」を抜き放ち、石柱の間から突き出す。
聖剣よ!
念じると、太陽よりも鋭いクリアな青い光が、セリカをスポットライトのように映し出した。当然、上位亜族に及ぶところではない。
二つに結った金髪を童顔に飾った美少女、いや、美女はソフィアに向けてウィンクした。ソフィアも少々ぎこちない微笑で返す。
双方とも目が良いので、大きく離れているにも関わらず、相手の顔をしっかり視認可能なのだ。
ダンッ! と、セリカが地を蹴った。
疾い! 確実にソフィア以上の脚力を有している。
まるで風を駆るかの如き疾走ぶりに、ソフィアも瞠目せざるをえない。
チュニックとタイトミニという軽装を生かしているようにも思える。
亜人を見向きもせず、また見向きもされず。一直線に上位亜族のもとを目指すセリカ。
三十…………二十……十―