夏目友人帳でエロパロat EROPARO
夏目友人帳でエロパロ - 暇つぶし2ch337:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/02 06:44:16 MAfc0RIb
タキって、おしっこを入れたタンク車で突放かな?
夏目線は電化されていないため、貨物列車の機関車は
DD52ディーゼル機関車の重連で牽引する。

キハE120系気動車は30パーミル程度の勾配なら平気で
ガーッと50キロの速度で一気に登り切ってしまう。
しかし、ディーゼル機関車が牽引している列車ではまず無理だ。
このため、ディーゼル機関車では重連で牽引する。

338:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/02 06:47:46 MAfc0RIb
登り勾配上で貨車を突放したら怖すぎます。
鉄道は下り坂の方が一番危険と言われます。
何故なら、下り勾配では止まろうにもそう簡単には
止まれませんから。

ですから、夏目線で夏目駅で気動車が流転したら、
最悪の場合、カーブで転がって脱線という悲惨な事故となります。
このため、夏目駅で留置する場合には手歯止めは欠かせません。

339:名無しさん@ピンキー
09/03/02 07:21:45 0pQGovDm
糞コテ氏ね

340:名無しさん@ピンキー
09/03/02 13:15:12 E6xa9IPs
かわいそうな子を優しくスルーしてあげる心のゆとりを持とう

341:名無しさん@ピンキー
09/03/06 09:36:44 j4tKSh2a
>>334-335
頑張ってくれ
楽しみにしてる!

342:名無しさん@ピンキー
09/03/06 14:55:43 qIDPvZXf
>>334-335
タキが斑状態なニャンコ先生にヘブン状態にされる妄想をしながら待ってます!

343:名無しさん@ピンキー
09/03/07 12:29:49 kmlkgkw1
夏目がニャンコ先生状態になって、それを気づいてないタキが1日預かるとかそんな感じで
もちろん、お風呂にはいっしょに入るし、いっしょに寝ますが何か?

344:名無しさん@ピンキー
09/03/07 13:35:48 D9wr/JI8
その間、あまっちゃってる本物のニャンコ先生は
おんにゃのこになってタキとレズなんですね
わかります

345:名無しさん@ピンキー
09/03/07 22:57:19 pPivElTj
>>343
うっかり先生と中身が入れ替わるでどうだろうか
で、はりきって夏目に成りすまし豪遊する先生と
黒ニャンコのごとくしゃべれない封じをされた中身夏目のニャンコ先生に会ってタキ大フィーバーw

夏目は先生探しに行かなきゃと思いつつもタキに抱きしめられたりお風呂入ったり一緒に眠ったりと
なんだかほのぼのしちゃってあがらえなくて一緒に寝ちゃって
目が覚めるとタキの腕の中で眠る元に戻った自分、とかw

346:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:37:01 NJvAxF7j
いいなそれ。
俺は普通に夏目がネコになるってのを思いついた。
この作品だとほのぼのかしんみりの話が合うよな

347:名無しさん@ピンキー
09/03/08 01:21:12 nWi8j53/
夏目の中にニャンコ入るネタに手つけてる者だけど
ごめん、自分のはほのぼのにはなりそうにないなぁ
抜けない原作破壊殺伐ネタになりそうってか
思いのほか難しくて挫折しそうだ
ま、ニャンコを見て自分を奮い立たせてがんがる
(ほのぼのの書ける人は別口でがんばってー)

348:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/08 07:32:18 zZ1gv2z6
次は何のテストをやるんだね?

勝 改蔵
「次は水中でのテストをするので、近くの思川に行こうと思います。」

夏目 貴志
「くっ!?冗談じゃないぜ。水中でおぼれかかったら、私が
人間であることがばれてしまう。それにしてものどがからからだ・・・。
あっ!?窓にUFO型の妖怪が!?」

地丹
「か、改蔵、見てはいけないものを見てしまったようだ・・・。」

勝 改蔵
「夏目さん!よくもえらいことをしてくれたな!開発ロボット001号はどうした?」

349:名無しさん@ピンキー
09/03/08 11:25:54 vxIa7TZJ
>>347
どんな作品になろうと構わん。
投下待ってるぞ

350:桃と青空 1
09/03/08 15:26:20 NzwmvZcV
夏目×多軌 投下します。
夏目の葛藤に気付かされた多軌が、体当たりでその解消に努める話。
薄味だけど一応エロあり。
非エロ部分が長いので、飛ばしたい方は9からどうぞ。

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「ごめんください。お見舞いに伺いました」
 玄関の戸がからりと開いた音と、続いて聞こえてきた優しげな少女の声に、藤原塔子は急いで立ち

上がる。
 出てみると思ったとおり、汗まみれの顔をつやつやと火照らせた少女が、ひんやり薄暗い玄関に立

っていた。
 彼女は塔子の顔を見ると、それまで自分の頬を片手でひらひらと扇いでいたのを慌てて止め、手を

目一杯突き出して袋に入った桃を差し出す。
「あの、これどうぞ! とっても甘いんです!」
 まるで真夏の青空のように溌剌とした少女の仕草に、塔子はつい破顔する。
「まあ、ありがとう。おいしそうね。でもこんなに気を使わないで。だって多軌さんの顔を見るだけでも、

貴志君は少し元気になるの」
「そうなんですか?」
 パッと顔を輝かせて少女は身を乗り出す。
「ええ。だからどうぞ何も持たずに来てちょうだい……あら、よく冷えてるわねえ。すぐ剥いて持って行

くから、一緒にあがっていって、ね」
「いえ、そんな。私はけっこうです」
「そう? 残念だわ。一緒に食べる人がいると、貴志君も少し食欲が出るみたいなんだけど……」
「あの!」
 喜んだり恐縮したりをころころ繰り返していた少女は息を止め、こくりと喉を鳴らした。
「えと。じゃ、あの……いただきます。すみません」
 小さな声で、でもとても嬉しそうに言うと靴を脱ぎ、玄関をあがった。そのままいそいそと階段に進む。
が、二、三歩進んだところで慌てて戻り、丁寧に靴を揃え直した。そして今度ははっきりと小走りに

なって階段を駆け上がっていった。
 やがて戸を開けて閉める音がした。
 ねだるような猫の声も賑やかに聞こえた。

351:桃と青空 2
09/03/08 15:32:39 NzwmvZcV

 話は日曜日に遡る。
 その日、多軌はいつものように割れ鏡の妖事件の際に描いた陣を消して歩いていた。
 もう随分前の事件だが、まだ後始末が終わっていなかった。なにしろあの時は必死で、できるだけ
多 く、と所構わず描いて歩いたのだ。場所をはっきり覚えていないこともある。それでも妖にとっても
人にとっても迷惑なものを、放置は出来ない。記憶を頼りに訪ねては一つ一つ消す地道な作業を、多
軌は根気よく続けていた。
 しかしその日多軌が消しかけた陣の中に見たものは、彼女にとってどうにも見過ごせないものだっ
た。
『夏目君、あのね、ワンちゃんが……とびきりカワイイふっかふかの、ちっちゃいワンちゃんの妖が!』
 目をウルウルさせた多軌がその妖について報告に来たとき、夏目は内心苦笑しながらその話を聞
いた。多軌はかわいいものに目が無い。特にふかふかと手触りの良い生き物が大好きなのだ。そう
いうかわいいものについて語るとき、普段は年齢の割に落ち着いて大人びて見える多軌が、途端に
年齢マイナス十歳くらいに見えるから面白い。
 まるで童女のように目をきらきらと光らせ、身振り手振りを交えての報告が続く。
「こう、耳がピンと立っていて、尻尾がくるくるっとしているの。色は一匹は茶色と黒のぶち。一匹は白
と黒。一匹は全部茶色。一匹は白と茶……」
「ちょっと待て、一体何匹いたんだ」
 それまで多軌を敬遠して箪笥の上に逃げていたニャンコ先生が、突然飛び降りて尋ねた。
「五匹よ」
「ごひき!」
 夏目は驚いた。集団でいる妖というものはそう多くは無い。二匹とか三匹ならまだしも、五匹とは珍
しい。
「で、その犬どもが何かしたのか」
 顔を顰めたニャンコ先生の問いに、今度は多軌が少し驚いたようだった。
「え? いいえ、別に……あ、でも」
 小首を傾げ考え考え話す。
「した、というわけではないのだけれど。でもちょっとその辺りの妖たちには嫌がられているように思え
たわ。犬たちの後から追いかけてきた妖が、忌々しそうにぶつぶつ言っていたのが聞こえたの」
「ぶつぶつ?」
「ええ。なんでもその犬達は、だいぶ前にとても強い妖怪の子分になったらしいの。そのことをカサに
着て、悪戯が過ぎることがあるみたい。たいした力も無いくせに、虎の威を借る狐と同じ、なんて言わ
れていたから」
「やはりな」
「やはり、って。ニャンコ先生、心当たりがあるのか?」
「ああ。五匹の犬と聞いてピンと来た。夏目、そのワン公どもを子分にしたのは妖ではない。レイコだ」
「え」
「やつらは元々そう力のある妖怪ではなかった。その上ちょっと阿呆でな、あっちで毟られこっちで騙
され、ろくな目に会っては来なかった。が、レイコのやつが面白がって少々の間面倒を見てやったも
ので、すっかり懐いた犬どもは自ら友人帳に載せてくれ、と言い出したらしい」
「なんてことを。自分の命を握られるっていうのに」
「まあ、レイコの子分だと名乗れば、こいつに手を出すのはまずいかな、と一瞬相手も考える。そこで
逃げるなりなんなり出来るなら、小物にとっては利は少なくない……が、主が死んだとも知らずに悪
乗りしているのは愚かだな。そのうち痛い目に会うぞ」
 夏目は顔を顰めると立ち上がった。
「多軌。悪いけど、その犬の妖のいたところに案内してくれないか」
「え? 今から?」
「うん。早い方が良い。何かあってからじゃ遅いんだ」
「わかったわ」

352:桃と青空 3
09/03/08 15:34:41 NzwmvZcV

 『レイコ』とか『ユウジンチョウ』という言葉は夏目とニャンコ先生の会話にはしばしば登場するものだ。
『レイコ』とは夏目の祖母で、『ユウジンチョウ』はその祖母の遺品らしいのだが、詳しいことは多軌
は知らない。その話題を夏目はあまり好まない様子なので、それ以上のことを強いて尋ねることもし
なかった。
 ほどなくして訪れた場所で、夏目は何かに聞き耳を立てるような真剣な眼差しになった。唇を噛み
締めじっと佇む。横顔が厳しい。いつ誰に対しても穏やかな態度を取る夏目だが、時折別人かと思う
ほどその表情は激しくなる。この前そんな彼を見たのはいつだったかしら、などとぼんやり思う。
 風の音と木の葉、草の葉のざわめき。それ以外、多軌には何も聞こえない時間が過ぎていく。ニャ
ンコ先生は蝶を追ったりバッタを食べたり、至ってのん気に構えているものの、一緒になってはしゃぐ
のも不謹慎な気がする。
 そうしてどれくらいたった頃か、夏目は顔を上げるとニャンコ先生を呼び、小声で指図した。
「先生。あの用水路の向こう。大きな榎が見えるだろう? こいつらの話によれば、あの榎の下藪に
巣があるらしい。そこまでオレが行っても良いけど、たぶん出てこないか逃げられるかするだろう。済
まないけど、ここまで追って来てくれ」
「なに? 私に牧羊犬の真似をしろというのか!」
「いや、牧羊犬だなんて。そんな賢くないだろう、先生は……なんだ、出来ないのか。なら出来ないっ
て素直に言えば良いのに」
「ふざけるな! 犬畜生ごときに遅れを取る私ではないは」
 唸るなりパッと姿が消えて、多軌は目を丸くした。
 いや、消えたのではなく常人の目には見えない姿に変化したのだ。それは理解している。こいつら、
と言ったのが、このあたりにいるであろう妖の声を聞いたものだということも、理解している。理解し
ているがやはり驚く。
 と。
「多軌。済まない。先生に何か美味いものをやりたいんだ。ここからなら七辻屋が近い。あそこの薄皮
饅頭を五個ばかり買ってきてくれないか」
「七辻屋の薄皮饅頭、五個ね。了解」
 それが自分を遠ざける口実なのだとは気がついたが、抗わずに立ち去った。
 見られたくないんだ、とはっきり言えば自分が傷つく、と配慮してのことだとわかっている。誰かの
困難には躊躇無く手を差し伸べ、共に悩み考えてくれる癖に、自分のこととなると途端に他人を遠ざ
けて、関わらないでくれ、と線を引く。そういう人だ。夏目貴志という少年は。
 その不器用な心遣いが、寂しくないといえば嘘になる。が、頑なな気持ちを敢えて抉じ開けてやろ
うと思えるほど、自分は彼を知っているわけでもない。知りたいという気持ちはあっても、そうすること
で傷つけてしまったらと思うと、やはり躊躇う。その点は彼と同じだ。気持ちがわかる――
 そう思って素直に従った。

353:桃と青空 4
09/03/08 15:36:45 NzwmvZcV

 だが、戻ってきてみると大変なことが起きていた。
「どこへ行っていた」
 険しい顔のニャンコ先生が、前肢の傷をべろべろと舐めながらじろりと睨む。その傍らでは……
「夏目君!」
 夏目は固く目を瞑って倒れ伏し、声をかけても揺すってもぴくりとも動かなかった。見回すと酷い有
様だ。頬と腕には大きな噛み傷。服には無数の犬の足跡。靴も酷く噛まれたらしく穴が開いている。
「何があったの? まさか妖怪に殺さ……」
「阿呆。生きておるわ。ただ、あいつら思った以上に強くなっていてな。嫌がるのを押さえつけてなん
とか名は返したが、一度に五匹はさすがに無理があった。こいつは力を使い果たしてこの様だし、私
もすぐには動けん」
「私一人では運べないし……そうだ、藤原さんを呼んで来るわ。二人なら何とかできると思うから」
「それしかなかろうな」
「……待て」
 立ち上がった多軌の足を掴んだのは、倒れたままの夏目だった。
「気がついた? 良かった。待ってて。今、藤原さんを呼んでくるから……」
「違う。だめだ。塔子さんは――だめだ。絶対」
 う、と呻き立ち上がる。支えようとする多軌の手は取らない。
「大丈夫だ……少し、眩暈がしただけだから……ゆっくり歩けば、このくらい……」
 だが五歩も歩かぬうちに、躓いて転ぶ。立ち上がろうと必死にもがくが、手も足も思うようにはなら
ないらしい。
 多軌は成す術も無くおろおろと、傍らに立つことしかできずにいる。
「はあ……まったく、阿呆でかなわんな」
 大きく溜息をついたニャンコ先生だったが、ふと視線を落とし、多軌が落とした包みを見つけた。
「これは?」
「薄皮饅頭よ。夏目君がニャンコ先生にあげたいって言うから、ついさっき買って来たの」
「そんなものがあるなら早く言わぬか」
 べろりと舌なめずりをした先生は包みを開けるとたちまち五個を平らげる。そして、これなら家までな
んとか、と呟くと、多軌に夏目の身体を少しだけ支えてくれと言った。
「帰るぞ、夏目」
 言われたとおりにした多軌は、ふっとニャンコ先生の姿が消えると同時に、自分の膝が軽くなったこ
とに気がついた。夏目の身体は宙に浮き、そのままするすると滑るように移動する。
「後は私が良いようにしておく。心配はいらん。帰れ」
 一陣の風とともにそんな声が聞こえたが、そのときにはもう、夏目の姿は遠くなっていた。

354:桃と青空 5
09/03/08 15:38:49 NzwmvZcV

 翌日から、多軌の藤原家通いが始まった。今日で五日。一日も休まず通うのを、藤原夫妻は大層
歓迎してくれた。だが。
「気にしなくて良いのに」
 部屋に入ると夏目は布団の中で困ったように顔を歪めた。
 昨日辺りから漸く少し持ち直してきたが、まだ目の下には隈が濃く、顔色も青白くて生気が無い。
それなのに塔子が桃を運んでくると起き上がり、恐縮して受け取っている。
 その様を眺めながら、多軌はここ数日で急に自覚するようになってきたある感情を噛み締め直す。
「でも……そういうわけにはいかないわ。いつもいつも、巻き込んでしまってばかりだし」
 多軌はそう答えると、思い出したようにポケットから茹で卵を取り出し殻を剥く。はい、と差し出すと、
ニャンコ先生はむしゃむしゃと貪り食いながら言い出す。
「そうそう。今回も元はといえばお前が持ち込んだ話だ。まさか、妖が絡んだら何でも夏目に持ち込め
ば良いと思……ぐえっ!」
「先生は黙っていてくれ」
 細い腕のどこにそんな力があるのか。横たわったまま拳一つで先生を黙らせた夏目は、慣れた様
子で自分の机の前に座った多軌に向かって言い募る。
「多軌。本当に良いんだ。今回のことは俺が悪いんだ。俺が深く考えず行動したからこうなっただけで、
多軌はただ、かわいい妖を見つけたから教えに来てくれただけじゃないか。何も悪くない。気にするな」
「……ありがとう。でも、夏目君のクラス、とても進みが早いもの。誰か手伝った方が良いでしょ?」
 多軌は帰る素振りを見せない。そのまま夏目のノートを幾冊か選び出すと、持ってきた自分のノート
からその日に進んだ単元分を丁寧に書き写し始める。
 クラスが違うと進み方ももちろん違うのだが、毎日二組がどこまで進んだか聞きに来るぜ、と昨日見
舞いに来てくれた西村と北本が、意味深な顔で言っていた。違うんだ、と否定しても訳知り顔の微笑
で返された。
 まずい、と思った。
 多軌は友人だ。数少ない『見える』ことを知る、そしてそれを奇異の目で見ない、かけがえのない友
人なのだ。恋人、などと誤解されては困る。大変に困る。自分が困るのではない。多軌が困る。
 入学当初、無口で付き合いが悪い子だ、と敬遠されていたらしい多軌。いくらかわいいからってあ
の態度は無いでしょう、とあからさまに嫌う女子もいたそうだ。その原因になった祟りから漸く開放さ
れ、本来の明るくてお喋り好きの優しい女の子にやっと戻れた。仲良しもたくさん増え、女の子同志
連れ立って歩く姿を見かけるたびに、こちらまで嬉しい気持ちになった。
 それなのに今更、自分のような薄気味の悪い人間が恋人だ、などと噂が立っては、多軌にとって良
かろうはずが無い。
 夏目は努めて元気な声を出す。
「大丈夫。治ったら田沼から借りるよ」
「田沼君は一組じゃない」
「西村だって貸してくれるし」
「それでも……あ、桃、残してる。だめよ、食べないと」
 振り返った多軌は先ほど塔子が運んできたきり、ほとんど手付かずのままにされている桃の皿を見
つけた。
 枕元に座り、手に取る。
「はい、あーん」
「え」
「食べさせてあげる」
「ちょ……やめてくれ。自分で食べられる」
 夏目は情けない顔で起き上がると半ば涙目で桃を食べた。
 つるんとしていて冷たくて甘い。たぶん、美味いな、といって笑うところだ。でも何か、喉に引っかか
る気がして上手く飲み込めない。おいしい、と素直に言えない。
 もそもそと桃を齧る自分をじっと見守る多軌の視線に、まっすぐ目を合わせることはとうとう出来なか
った。
 そんな自分を眺めるもう一つの視線が部屋の隅からあることにも、気付くことはなかった。

355:桃と青空 6
09/03/08 15:40:56 NzwmvZcV

「タキ」
 桃を食べる、たったそれだけの動作でも疲れたらしい夏目はすぐに横になり、そのままとろとろと眠
りに入った。
 静かになった部屋でせっせとノートの写しを続ける多軌に、突然声をかけたのはニャンコ先生だった。
「お前、夢を覗いてみないか」
「夢?」
「そうだ。こいつの」
 顎をしゃくった先には目を閉じて横たわる夏目がいる。
「こいつの今見ている夢がどんなものか、ちょっと覗いてみないか。面白いぞ」
「ふふ。そんなことけしかけたってバレたら、先生、また怒られるわよ」
 微笑んで、冗談に受け流そうとした。
 が、先生は、黒々とした丸い瞳で多軌の目の中を覗きこむ。じりっとにじり寄る姿に、多軌は気圧さ
れ少し仰け反る。
「かまわん」
「せんせ…い……?」
「怒られようとかまわんよ。それがこいつのためになるなら」
 先生の声が、耳に水が入ったときのようなぼやけたものになった。
 と、思ったときには多軌は暗くてぶよぶよとした空間に一人、立っていた。
(何? 何が起きたの? 先生?)
 うろたえて仕切りと見回すが、何も見えず聞こえない。肌に当たる空気がゼリーのように淀んで、質
感があるのに重さの無い、なんとも言えない空間だ。
(先生! 気持ち悪いわ。出して。お願い、ここから出して!)
 叫んだ声はそのまま暗闇ゼリーの中に融けていく。これは大変、ともう一度叫ぼうとしたそのときだ
った。
 奇妙なものが見えて、聞こえた。
『嘘つき』
『嘘つきは泥棒の始まりなんだぜー』
『せんせー、夏目君がまた、変な嘘つきます』
『夏目君、何でそういう気味悪い嘘をつくの!』
『お友達を恐がらせるの、そんなに楽しい?』
 小学生と思しき子どもたちと大人の影。そして彼らの作る輪の中に、一人佇む少年。
(あれ……夏目君?)
 色素の薄い髪と血色の悪い顔、特徴的な瞳、痛々しいほど細い手足。間違いない。確かに夏目の
幼い頃の姿と思われる。
 彼は唇を噛み締め拳を握り、自分を責める人々の真ん中に立っている。罵る言葉と謂れの無い中
傷と、異端のものを見る侮蔑の視線を絶え間なく浴びながら。その虚ろな面に浮かぶのは、諦めな
のか、悲しみなのか。
 と、今度は反対側で声がした。
『頭おかしいんじゃない』
『どうしたの?』
『夏目がさ、一つ目の黒い服着た子どもがいるって言うんだ』
『天井に張り付いてこっち見てるって』
『ぷっ。馬鹿みたい。なんでそんな、すぐばれる嘘つくのかね』
『転校ばっかしてるって言うから、手っ取り早く人の気を惹きたいんでしょ』
『あー、いるいる、そういうタイプ。ありえないこと言えば誰か注目してくれる、みたいな』
『うざいよね。そういうのって』
 今度は中学生くらいの少年少女。小学生たちよりもさらに酷い、人の心を抉るような言葉が飛び交
っている。
 その中にあってやはり夏目は、唇を噛んでただ俯いていた。もう視線も見えない。長くなった前髪に
隠し誰にも表情を読ませなくなった彼は、ともすれば人形に見えてしまうほど、感情のない姿を晒し、
そこにただいる。
(これはなに? 夏目君の記憶? こんな……こんな酷いこと、ずっと言われてきたの?)
 駆け出して飛び込んで、彼を心無い人々から遠ざけなくては。
 そう思った多軌だったが、周りの空気はやけに重いままだ。身動きが取れず焦りばかり募る。

356:桃と青空 7
09/03/08 15:43:01 NzwmvZcV

 ところが、そんな多軌の今度は真下で、もう一つの情景が展開し始める。
『そうそう、五組の多軌さん、二組の夏目君と付き合ってるんだって?』
 ぎょっとして下を覗く。暗すぎて顔も姿も定かではないが、制服だけは間違いなく自分たちの通う高
校のものだとわかる。
『へえ。多軌さんてあの、かわいいけどちょっと付き合い悪い子?』
『付き合い悪いって言うか、お高くとまってるって言うか、ね』
『うん。話しかけてもろくに返事もしないし。ていうか、自分から話かけること、あるの?』
『たまにあるけど絶対名前で呼ばないんだよね、他人のこと。ねえ、とか、あなた、とか言うだけで』
『感じワル……そのくせ夏目君にはニコニコするんだ。へえ』
『するする。夏目君もまんざらでもないんじゃない。いつも一人で何にも無いところに向かってぶつぶ
つ言っているくせに、多軌さんに話しかけられたときだけはすごい笑顔で応えていたし』
『まー、良いんじゃない。変人同志、どうぞご勝手にってことで』
 あはは、と嫌味たっぷりな声が尾を引いて消えていく。普段にこやかに接してくれている友人の誰
かなのだろう。その誰かが、影ではあんなことを……
 ショックというより、胸の中を薄ら寒い風が吹き抜けていくような空しさを感じた。ずるずると、闇の中
で座り込む。
 誰も、本当のことなど知りはしない。
 彼に『見える』風景も、自分が『見てしまった』もののことも。それがために命を狙われる恐ろしさも、
だからこそ他人を巻き込むまいと必死になる気持ちも――
 ああ、と多軌は唇を噛んだ。
 だからだ。何も知らない人たちから、無責任に向けられる悪意。その凶暴さを、自分は知らなかった。
けれど彼は知っていたのだ。踏みにじられ、苦しめられ続けた彼だからこそ気付けた。そして彼は、
その凶暴な渦に自分を……
「巻き込みたくなかったのね」
 思わず口に出たその言葉と同時に、目が覚めた。
 はっと身を起こすと、自分はまだ夏目の部屋にいた。彼の机の前に座り、ノートを広げたままうつ伏
して寝ていたらしい。ああ、いけない、と慌てて姿勢を正す。と、傍らのものに気がついた。
「ニャンコ先生……」
 今の夢は、本当なの? と尋ねようとした多軌だったが、猫の表情を見て黙る。
「さあな。夢などというものは他愛も無いものだからな。どこまでが本当でどこからが妄想だか、そん
なことはわからんよ。誰にも。だがな」
 ニャンコ先生はひらりと机に飛び乗ると、顔を多軌にぐいと近づけた。
「こいつはいつも、起きて欲しくないことばかりを夢に見ている。普通は起きて欲しいことを見るもんだ
ろう。そのあたり、救いようの無い阿呆だとは思うが、なんとかできるものならしてやりたいのさ」
「それって、どういう意味?」
「わからんか。お前がうろちょろしていると、夏目のやつ、気が休まらんのだ。自分ひとり疎まれるなら
慣れている。だがお前がセットで巻き込まれたらどうしようかと、気にしてもしようの無い心配ばかり
で……」
 心配ばかりでどうなのか……続いたはずの先生の言葉を多軌は聞いていなかった。
 話半ばで狂ったようにばたばたとノートを閉じまとめると、後ろも見ずに飛び出して行ったのだ。
 と、と、と…と階段を足早に降りていく足音が消えてしばらくすると、夏目がゆっくりと寝返りを打った。
「なんだ。起きておったのか」
 机から飛び降りたニャンコ先生は、よっこらしょと今度は夏目の顔を覗き込もうとした。だが。
「いや、寝ていた」
 夏目は薄い夏布団に深く潜り込みながら言った。
「多軌の足音で目が覚めたんだ。良かった。帰ったんだな。良かった」
 最後の、良かった、は鼻声だった。聞いたニャンコ先生の動作が止まった。少しの間があった。ほん
の数秒、誰も不思議とも思わないほどの短い間。
 だがすぐに先生は、とことこと窓辺に行った。ガラス戸を開け、身を乗り出す。
「どこ行くんだ、先生」
「ん? 飲み会だ。八つ原で宴会があるんだ。行って来る」
 ひょい、と出て行った窓を閉めるものはいない。夕方の風が舞い込み、多軌が一冊だけ閉じ忘れて
いったノートをぱらりと捲る。
 西日が襖を朱に染めて、まもなく沈もうとしていた。

357:桃と青空 8
09/03/08 15:45:29 NzwmvZcV

 翌日も残暑の厳しい日だった。
 昼食の後、少し体調が良いように思った夏目は床に入らず机に向かい、好きな本を開いてみること
にした。なんとかふらふらせずに一時間ほど活字を追える。これなら月曜からは登校できるな、と思っ
たところに遠慮がちに声が掛かった。
「貴志君、ちょっと良い?」
 するりと戸を開けて入ってきた塔子は、余所行きのブラウスにスカートといういでたちだ。
「どうしました?」
「あのね。町会長さんのお母様がついさっき亡くなったって連絡が来たの。今夜がお通夜で滋さんも
行くと思うのだけれど、喪服が少し傷んでいて。仕立屋さんに聞いたら、すぐ持ってきてもらえば間に
合わせますって言ってくれたから、ちょっと行ってきます」
「そうですか。ああ……俺が行けたら良かったですね」
 暑い中を出掛ける塔子の苦労を思って言った。が。
「ふふ。そうね、一緒に行って成人式にはお世話になりますってご挨拶するのも良かったかしら。でも
今日はまだ、そんな身体じゃ無理でしょう。本当はお留守番頼むのも気の毒だけれど」
「大丈夫です。もう本当に良くなりましたから」
「無理しちゃダメよ? 貴志君、夏は特に弱いんだから……あ、そうそう。昨日いただいた桃。シロッ
プに漬けて冷やしてあるから、多軌さんが見えたら一緒に食べて」
「いや、あの、タキは……じゃない、多軌さんは今日は来ないんじゃないかと……」
「あら、そう? じゃ、貴志君、二人分食べてしまっていいわよ。私や滋さんの分は別にしてあるから、
気にしないで」
 二人分はとても食えません、とは言えない夏目は、ありがとうございます、と言って笑った。
 ほどなく塔子の日傘が遠ざかる。夏目は二階の窓から空を眺めながら、冷たい桃を少しずつ喉に送
る。と、先生が隣にちょこんと座った。
「夏目。大儀そうだな。その桃、食ってやろうか」
「あ? なんだ、先生も食べるのか。ニャンコの癖に」
「ニャンコではないと言っておろうが! つべこべ言わず寄越せ!」
「あーはいはい。じゃあ待ってろ。もうひとつあるから持ってくる……でもそれなら昨日言えば良かった
のに。俺、すごい苦労したんだぞ」
「ふん。お前が女にあーんをされる貴重な機会をみすみす潰すような真似ができるか」
「……むしろ潰して欲しい、そんな恥ずかしい機会は」
「だからだ。お前が恥ずかしいことほど私は楽しいからな」
「黙れ、豚猫」
 などとにこやかに喧嘩しながら階下に降りる。台所に行き、冷蔵庫を開けた。
 そのときだった。
「ごめんください」
 玄関の戸がからりと開き、よく通る少女の声が響いた。
 夏目は慌てて冷蔵庫を閉めた。尻尾を思い切り挟まれた先生がギャッと啼いたが、まったく聞こえ
ていない様子で夏目は玄関へ走っていった。

358:桃と青空 9
09/03/08 15:48:21 NzwmvZcV

「起きられたのね。良かった。少し顔色も良いみたい」
「ああ……ありがとう」
 多軌は夏目の回復を我が事のように喜んだが、疲れるといけないわ、と敷いたままの布団に戻る
ように言った。学校での出来事もいつものようにあれこれと語り出す。
 だが、そんな多軌とは対照的に、夏目の態度は落ち着きがなかった。
「あのさ……多軌。その……もう良いからさ」
「何が?」
「ノート。もう月曜からは行くよ。学校。だから本当にもういい」
「違うの」
「え?」
「今日はノートを写しに来たんじゃないの。夏目君に、言いたいことがあったから来たの」
「言いたいこと……」
 多軌の口調の底に何かを感じ取り、夏目の顔に怯えが浮かんだ。だが多軌は止めない。どこか思
い詰めた顔で口を開いた。
「夏目君。ずるいわ」
 夏目の呼吸が一瞬止まる。
「ずるいわ。前、私に言ったわよね。巻き込むとかそういうの、俺相手には悩まなくていいって。なの
に夏目君は悩むのね」
「いや、多軌。それは……だって、俺は……」
「自分は誰かを巻き込むのを嫌がるのに、誰かに巻き込まれるのはかまわないなんて、ずるい」
 夏目は怪訝な目で見返す。何を言い出すのだ、多軌は。理解できない。戸惑いと不安が面を過ぎ
る。その顔に多軌は寄る。目の中を、心を覗きこむ。
「いつもいつも……どうしてそんなに自分の事を虐めるの? やめてよ、そんなの。もうやめて。もう虐
めないで。私の――」
 強い瞳が戸惑い揺れる眼差しを捕らえた。
「私の好きな人を、もうこれ以上、傷つけないで」

 揺れていた視線が定まった。見返してくる表情には、こんなとき普通なら浮かぶであろう、はにかみ
や嬉しさは見られない。ただ渡された言葉の真意を量りかね、疑い、恐れる色があるだけ。
「ごめんね。驚かせて。でも知って欲しいの、どうしても。だから……」
 肩に手をかけ、引き寄せる。まるで木の人形を抱き寄せるように軽くて感情の無い身体に、多軌の
胸が痛くなる。その痛みを噛み締めながら、目を閉じて息を止め、己が唇を彼のそれにそっと重ねた。
 温みを感じて呼吸をすると、仄かに甘い、良い匂いがした。少しだけ舌を差し出し、味わうように舐
める。と、夏目は驚いたのか、びくりと震えて身体を離そうとした。
「だめ」
 離すまいと腕に力を込める。
「だめよ。逃げないで」
 身体を抱き込んだのとは違う手を、頭の後ろに添える。髪に指を通すと、汗の湿りで固まった感触
があった。多軌は繰り返し指で梳く。何度も繰り返すと徐々に乾いて軽く、サラサラと通りやすくなる。
さらに多軌は夏目の額に、瞼に、頬に、点々と口づけを残して行く。啄ばむように軽やかに。恐がる子
どもを宥めるように、何度も。何度も。
 やがて強張っていた夏目の肩から少しずつ少しずつ、力が抜けはじめた。多軌の身体を押し返そう
としていた手も、次第に力を失い弱くなる。掌が離れ、指先も離れ、ついにはするりと滑って床に落ち
た。
 すると多軌は夏目を抱いたまま、自ら布団の上に倒れこんだ。
 胸を合わせ足を絡めて、全身で寄り添うように夏目に触れる。指先が頬から唇に、口づけの後をな
ぞるように下りていく。そのまま喉元から鎖骨の窪みに滑らせると、そこにも口づけようと胸元に顔を
埋めた。
 髪が乱れ、耳朶が覗く。羞恥に火照った色は、この行為が多軌にとって気軽なものではないことを
教えていた。

359:桃と青空 10
09/03/08 15:50:51 NzwmvZcV

 夏目はそれをぼんやりと見ていた。
 多軌の手が、自分のパジャマの前をはだけてもぐりこんでくるのも、ただ眺めた。なぜこんなことを、
と問いたいが、あまりにも真剣な多軌にそれを問うのはかわいそうな気がした。やがて手は薄く浮い
た肋骨を辿り、背に伸びて上から下に。輪郭を覚えようとするかのように往復する。
 夏目は目を閉じた。
 こんな風に誰かに触れてもらえたのは何時だっただろう、と思った。
 いつもいつも遠巻きにされ、線を引かれ、自分を抱き締めるのは自分だけの暮らしに慣れ切って、
そして此処に辿りついた。優しい人、暖かな場所。夢のような時間を与えられるようになって、最近時
々思うことがある。
 近づく誰かを遠ざけるのは、巻き込んで傷つけるのが怖かったから。そう思って振り返りもしなかっ
たけれど、でも、本当にそうだったのか。逆ではなかったか、真実は。
 傷つく人を見ることに自分自身が耐えられない、いたたまれないから――
 それが本当の理由だったのではないか。
 ああ、多軌は、それに気がついたのか。だからこうやって、離れて伝える言葉ではなく、触れてはじ
めて感じることの出来る、身体の温みで教えようと……
 そう思った瞬間声が出た。

「あたたかい」

 多軌は手を止め、夏目を見上げた。
「タキって、暖かいんだな。知らなかった」
 瞳が柔らかに光り、笑みの形に細められた。けれど目尻には少しだけ、涙が滲んでいる。拭かなく
ちゃ、と多軌は指を伸ばす。が、その指は、届く前に夏目の唇で止められた。
「夏目君?」
「ありがとう。でももう、いいよ。タキ。わかったから、もう」
 そんなに思い詰めなるな……と、囁かれた気がしたが良くわからなかった。
 抱き締められ口づけを返されて、自分のだか彼のだかわからない鼓動がうるさくて、何も聞こえな
かったのだ。
 息があがり苦しくなる。苦しいよ、と言いたいのにそれもできない。だからただ、縋りついて頬を寄せ
る。掬い上げるように唇を重ねられ、夢中で舌を絡める。
 細い指に髪を梳かれる。さらさらと呆気なく、何の抵抗もなく解けて行く。身体も同じ。額の生え際、
頬と瞼、耳朶に頤。唇が押し当てられるたび、力は抜け息だけが弾む。それだけではない。
「あ……」
 気付かれた。恥ずかしさに顔が上げられない。
 乳房の先端が固くなり、薄い下着とシャツ越しにもわかるようになってしまっている。どうしようか、と
夏目が止まる。多軌は自分の髪を梳いていた彼の手を取った。真っ赤に頬を染め、それでも導く。触
れて欲しいその場所に。
(ここの方が、もっと暖かいのよ?)
 とても口に出せない誘い言葉を心の中で囁いた。
 すると夏目はおずおずと、導かれた場所を撫で始めた。指先で膨らみの稜線を辿り、先端をくるりと
撫で、また下りていく。たどたどしく不器用な触れ方なのに、おかしなくらい身体は反応する。ぴくっと
震えるたびに彼も一緒にびくりとするのが、おかしいけれど嬉しくて。浮かれたような気分のままに、
多軌は自分でシャツのボタンを外してしまった。するりと袖を抜き、ブラのホックも外して、肩紐に指を
かけ滑り落とそうと力を込めた。
 と、夏目の手が突然重ねられた。
 なにかしら、と顔を上げると唇を奪われた。それまでとは違う、深く、強く、追い上げるようなキスだ。
 肩紐は夏目の手が外した。

360:桃と青空 11
09/03/08 16:00:31 NzwmvZcV

 露わになった乳房を、今度は指先ではなく掌が愛撫する。きゅっと絞るように掴まれては開放され、
尖ったところは揉み解すように捏ねられて。やがて身体中の血が沸くような感覚に酔って来る。心通
じた喜びと、もうひとつ秘密を共有できる嬉しさに、全身が小刻みに震えて止まらない。
 夏目の手はそんな多軌の身体をくまなく触れていく。しなやかな背中、すべすべとした腹、お尻から
足へかけてのきれいな曲線、すらりと締まった足首から慎ましやかな足指まで。言葉ではなく触れる
皮膚から、心を伝えようとするかのように。
 気付けば多軌の衣服は、一つも身に残っていなかった。
 肩で息をする夏目の下で、素肌を晒し身体を開き、同じくらい荒い呼吸をただ繰り返す。言葉なんて
何も出てこない。恥ずかしさに腕で目隠しをして顔の半ばも隠してしまう。
 もう、あと触れられていないところはひとつだけ。待たされて、焦らされて、熱を持って疼くそこは、酷
く敏感になっている。触られたら気がおかしくなるのではないか。いや、もうすでにおかしいのかもし
れない。彼の手が欲しくてたまらなくて、涙が零れるなんて……
「大丈夫か? 辛かったら、言ってくれよ?」
 いつもと変わらない優しい声とともに、何か冷たいものがなかに挿し込まれた。
 ひっ、と息がとまり、身が仰け反る。
「タキ?」
 気遣う声がもどかしい。大丈夫なのに。ただ、感じてしまって耐えられないだけなのに。
「平気」
 カラカラになった喉でやっとそれだけ言うと、腕を伸ばして首筋に絡めた。触れたい、もっと。強く、深
く。そう伝わるように抱き縋る。

361:桃と青空 12
09/03/08 16:02:40 NzwmvZcV

 夏目はもう何も言わず、濡れてひくつく内部を探りはじめた。
 他人の素肌に触れるのも記憶に無いほどなのに、指を入れるなんて当然初めてだ。傷つけるのが
恐くて、どうして良いかわからない。けれど多軌はもっと怖いはずだ。せめて負担が少しでも和らぐよ
うに、できることはしてやりたい。
 恐る恐る辿ると先は結構深い。真っ直ぐではなく少し曲がっている。内壁は凸凹していて、時折不
規則にくにゅっと蠢いては指を咬むように締め付ける。そのたびに生温かくぬるつく体液が掌を濡らし、
滴り落ちる。湿った音が微かに響く。
「あっ……!」
 突然多軌が声を上げた。一番深い辺りのこりっとしたところに触れた途端だ。びっくりして窺うと、と
ても不思議な表情をしていた。瞳の焦点が合っていない呆けたような蕩けた顔。恍惚と半開きになっ
た口元から覗いた舌が、ちろ、と唇を舐める。すごくかわいい。そしてどこか官能的だ。
 もっとそんな顔をさせたくなり、夏目はもう一度同じ場所を探る。多軌は再び声を上げる。同時に身
体が魚のように跳ねる。浅い息がせつなげで苦しそうだ。けれどわかる。これは、この声は苦痛では
なく快楽を、押さえ切れなくて上げる声。もう一度。またもう一度。何度も同じことを繰り返す。そのた
びに、多軌は艶かしく身を捩じらせ声を上げる。気付けばいつのまにか外れた腕は、所在無げにシー
ツの上に放り出されていた。それでもその唇は、切れ切れに自分の名を呼び続ける。もっと近くに、と
呼んでいる――
 夏目は静かに身体から指を抜くと、とっくに勃ちあがっていた自分のもの掴んで宛がった。深呼吸し
て息を止め、空いている手で放り出された手を握った。そのまま腰を進める。やたらときつい感触の
後、ぬるっと入り込んだ感覚があった。と同時に、多軌が胸の下で小さく呻いた。
「タキ、辛いか?」
 尋ねてもぎゅっと手を握り返され、首を振られた。
 ぐっと押し付けるともう一度。今度は歯を食いしばり、眉間に皺まで寄せて。それでも多軌は握る手
を離さない。まるで、どんなことがあっても二度とこの手は離さない、と宣言するかのように。怖いの
は傷つくことでは無くて、この手を離してしまうこと―そんな多軌の心が繋がった身体から、熱と
ともに伝わる。
 心蕩かすその熱は、次第に夏目を駆り立てる。自分の身体が欲するままに、少しずつ動き出す。押
し込むたびに多軌は呻き、抜くたびに身を捩る。かわいそうだと思ったが、もう止めなかった。尋ねな
かった。代わりに何度も彼女の名を呼び、呼び返される自分の名を聞いた。それだけで、たくさんのこ
とを問いかけて、ひたむきな答えを貰っている気がした。
 果てしなく長く感じたその時間は、本当はあっという間だったのだろう。
 多軌の中に果てたとき、一番奥まで届かせたのは身体なのか、心なのか。
 夏目自身にもわからなかった。
 けれど、なかなか整わない息のまま微かに笑った多軌の目尻に、涙の痕を見つけたとき、届いた
のはきっと心だ、と思った。
 多軌はそのまま目を閉じた。
 無邪気な少女の面影を取り戻したその唇に、夏目はもう一度だけ口づけた。

362:桃と青空 13
09/03/08 16:04:47 NzwmvZcV

 無心に眠る夏目を眺める。少し反省しながら眺める。
 病後の彼に負担はかけまいと思ったが、緊張のせいかへとへとに疲れてしまい、ことが終わったと
きには全く動けなくなっていた。代わりに夏目が最低限の後始末をしてくれたのだが、彼の体力もそ
れまでだったらしく、直後に文字通り死んだように寝入ってしまった。
 でも規則正しい呼吸は安らかだ。それを眺められることは幸せだ。
 ゆっくりと起伏する胸に目をやる。そこについさっきまで齧りついて、あられもない声を上げていたこ
とを思い出す。カッと顔に血が上る。身体の奥がキリリと疼く。甘くてせつない、なんともいえない余韻
がこみ上げる。
 振り払うように首を振った。
 そっと布団を抜け出す。寝ている彼を起こさぬよう、少しずつ、少しずつ。途端にウッと唇を噛んだ。
身体のあちこちが軋むように痛くて辛い。けれど初めから覚悟していたこと、泣言は言いたくない。
 と。
「そんなに気をつけなくても大丈夫だ」
 不意にニャンコ先生の声がした。
「こいつにしては珍しいほど深く眠っている。今は夢すら見ていない。起こす気遣いはまず無かろうよ」
 先生は、夏目を挟んで自分と反対側に座っていた。今来たのか。それとももっと前からいたのか。
見られていたなら恥ずかしい。けれどそれを訊くのはさらに恥ずかしい。多軌は頬を染め、黙々と身
支度する。そんな多軌に先生は言う。
「だが解せんな。お前、昨日は一度逃げたくせに、なぜこんなことを」
 多軌は手を止め、射抜くような視線に対峙する。
「無理だったの」
「無理?」
「ええ。一度想って……好きになってしまったら、もう元になんて戻れない。無理なのよ」
 先生の目がほんの少し、誰にも分からないほど少しだけ、見開かれる。
「昨日、先生に言われてすぐ思ったの。夏目君の負担になんかなりたくない。離れなくちゃ、忘れなきゃ、
って。でもね、それじゃ夏目君はまた一人になるのかしら。また一人だけ、悩んで苦しんで傷つくの
かしら。そんなの、夏目君は良くても私には無理。耐えられないって気がついて」
 想いはいつの間にか心に根を張り、揺ぎ無いものになっていた。彼一人を寂しいところにおいておく
などとても耐えられない、それほどに。それなのに目先の心苦しさから自分はひとり、逃れようとした……
「確かに私は非力よ、先生。それどころか傍にいれば夏目君を巻き込んだり、あれこれ気を揉ませる
ことしかできない。でもそれでも傍にいたいって願うのは、いけないことじゃないと思って……夏目君
にも、そう思って欲しかったの」
 先生は半眼になり、不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「ふん。勝手な。少しは殊勝になったのかと思ったが、とんでもなかったようだ」
「ふふ、ごめんなさい。でも……」
 多軌はそっと夏目を振り返る。先生も振り返る。
「少なくとも夏目君が、起きて欲しくないことを夢に見るのは、止められたでしょ?」
「そんなもの、一時さ。すぐ元に戻る」
「だったらまた来るわ。何度でも。そして伝えるから。巻き込んで欲しい人が、一人はここに確実にい
るんだって」
「鬱陶しい。まったく、これだからガキは好かんのだ」
 多軌は先生の悪態に晴れやかに笑うと、痛みを庇うようなぎこちない足取りで、ゆっくり部屋を出て
行った。
 あとには熟睡する夏目と、退屈な先生が残る。
「ナツメ、桃。早く寄越さんか。こら」
 呟いてみるがぴくりともしない。
 飲みに行くにもまだ日は高い。夕暮れにならなければ八つ原も、誰もいないただの荒れ野だ。
「やれやれ、どいつもこいつも――」
 もう一度呟かれた先生の声は、けれど憂いではなく喜びを含んでいた。
 それが自分でもわかるのか、先生は照れくさそうな顔で前肢を舐めるとごしごしと顔を洗い、そのま
ま布団の隅で丸くなった。
 まもなく二つの寝息が重なる。
 夏が穏やかに、過ぎて往く。




363:350
09/03/08 16:06:55 NzwmvZcV
1の整形に失敗してしまったorz
読みにくくてごめんなさい。

364:名無しさん@ピンキー
09/03/08 17:13:41 QIOIRPJD
いやいや、GJでした!

365:名無しさん@ピンキー
09/03/09 00:06:26 rJlNF+k0
GJ!
切なくてエロくて萌えた!

366:名無しさん@ピンキー
09/03/09 15:48:34 eOx9srPa
タキ来たー
読み終わったらなんか凄い心が満足した。
GJ!!

367:名無しさん@ピンキー
09/03/09 20:43:19 AxD5wAMy
神がいらっしゃった!
心理描写がこまやかでGJです!

368:名無しさん@ピンキー
09/03/09 22:10:55 jIfdv3iF
>>363
いい仕事見せてもらいました
GJ

369:名無しさん@ピンキー
09/03/10 03:02:45 apDTN6+J
今日の放送、実況スレでレイコさんがシゲルさんの筆下ろし言われててワラタ
確かに両親のいない時に部屋に来る展開はそうとしか思えない
最後の思い出に寝てるうちにシゲルさん犯っちゃったんだなレイコさん

あと夏目に撫でられて快感~なニャンコ先生もほんと可愛いかった
さりげに腰あげてるのが芸細かかったけど(交尾を誘うポーズかw)
夏目のあの撫で撫でが「女の子に変身してHの相手してほしい」という
お誘い合図なんじゃないかと勝手に妄想

370:名無しさん@ピンキー
09/03/11 20:55:07 At6S9VD5
多軌さん×夏目は良いですな。
保守

371:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/12 06:05:03 L9sRmgIC
タキを4両、夏目の後ろに連結をしてやった。
夏目はタキの重さでへそを曲げて動かなくなったのは言うまでもない。
救援のディーゼル機関車の坪内 地丹を呼んで地丹に引っ張ってもらったが・・・。

372:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/12 06:07:39 L9sRmgIC
機関車は、客車や貨車を一度に何両も引っ張ったり
後押ししたりするので、強い力が出せるように作られています。

373:名無しさん@ピンキー
09/03/12 07:07:22 2JZehlet
夏目×JKニャンコは最高だなあで保守

374:名無しさん@ピンキー
09/03/15 13:59:14 jYIWSFKt
神が降臨するのを期待で保守

375:名無しさん@ピンキー
09/03/15 20:21:17 EozfwwUZ
あの少女の陣の件で、夏目殿に一目惚れした、であります。
あやかしと人間、しかも男と男、様々な障害がありますが、
もはや我慢の限界、であります。
今宵、夏目殿の部屋へ夜這いをかける、であります。

そしてちょびヒゲは夏目の部屋へ向かった・・・。
窓から、夏目の部屋の様子を伺う、ちょびヒゲ。
うほっ、夏目殿は熟睡してる、であります。
早速部屋に侵入する、であります。

夏目の顔を覗き込むちょびヒゲ。
寝巻きがはだけて色っぽいでありますな~、夏目殿。
さて、早速・・・。

着物を脱ぎ始めるちょびヒゲ
猛るちょびヒゲ。
顔はでかくとも、あそこは人並み、これなら夏目殿の苦痛も
半減、であります。
むしろ、私の技で苦痛を快楽にかえる、であります。

そして夏目に覆いかぶさるちょびヒゲであった。

続く

376:名無しさん@ピンキー
09/03/15 23:08:39 jYIWSFKt
>>375
ちょwwまさかのヒゲ夏キタ━━(゚∀゚)━━!!!!

377:名無しさん@ピンキー
09/03/15 23:21:53 JGtiZ0g0
この組み合わせは新しいw

378:名無しさん@ピンキー
09/03/15 23:29:09 p+HcTMK/
意外なカップリングですね!
続き楽しみです。

379:名無しさん@ピンキー
09/03/16 00:33:37 fztipjce
勘弁してくれ。正気か?

380:名無しさん@ピンキー
09/03/16 00:47:45 F+IQpCGk
801板いけよ腐が

381:名無しさん@ピンキー
09/03/16 01:34:42 BXIbhuFW
せめて注意書きがあればなぁ

382:名無しさん@ピンキー
09/03/16 09:27:25 bRfrZEFR
>>379-381
いや…どう考えてもネタとそれに悪のりしているだけだろ…

383:名無しさん@ピンキー
09/03/17 00:08:14 oqEhGbNV
エロパロ板で腐ネタなんて荒らし以外の何者でもねえよ

384:名無しさん@ピンキー
09/03/17 00:20:48 pxVhg/Yf
俺、1行目読んだだけで、これは801展開だな、と思って速攻回避したが。

385:名無しさん@ピンキー
09/03/17 01:25:24 Si8RKW/T
もっと心にゆとりを持とうぜ

386:名無しさん@ピンキー
09/03/17 07:23:20 Eg6Wiios
それは男もいいもんだぜ?

ってことか?

387:名無しさん@ピンキー
09/03/17 11:59:37 qO2MiRfX
>>362
亀だが超GJ

388:名無しさん@ピンキー
09/03/17 12:50:42 WyCc8UW9
レイコが霊となってニャンコ先生の元に遊びに来て自分の孫の事を
酒の肴に語り合うssの電波を受信した。

389:名無しさん@ピンキー
09/03/17 15:10:43 e/lRBn1V
笹田かわいいよ笹田

390:名無しさん@ピンキー
09/03/17 20:28:52 9GEm2o2K
それはある日の出来事・・・。

「夏目~!!!」
この声は・・・?
夏目が振り返るとそこには慌てふためくJKニャンコ先生が。
「なんだニャンコ先生か。また女に化けて何してるんだ?って、
この部屋で化けるなよ!塔子さんに見られでもしたら・・・っ!」
「戻れないんだっ!」
JKニャンコが答える。
「はぁ?」
「だから戻れないんだよっ!」
どうやら、女に化けたニャンコ先生が元の姿に戻れなくなったらしい。
その時はまだ、それほど深くは考えなかった。
けど、すぐに気づいた。
この部屋に女子高生(中身はニャンコ先生だけど)がいるってこと、
塔子さんに見られでもしたら・・・。
と、その時、「貴志く~ん」と塔子さんの声が。
階段を上ってくる足音も・・・。
「やばい、隠れろっ、ニャンコ先生!」
「隠れるったってっぇ、」
塔子さんが近付いて来るっ!
「誰かきてるの~?」
すぐそばまで来てるっ!
押入れに押し込もうとする夏目だが、
その時、ついにふすまが開いた。
それは塔子の目にはどう映っただろう。
そこにはJKニャンコを押し倒すカタチの貴志くんが・・・。

「貴志くんっ!?」

続く・・・。

391:名無しさん@ピンキー
09/03/17 21:17:37 QcrGPX2i
おおおっ
王道ラブコメ展開の夏目×ニャンコがっ
GJ!!!!!!!
続き楽しみにしてます!

392:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:34:19 loP3HfeZ
アニメ見て柊×夏目もイイと思った
「脱げ」萌えた
だが最大の問題は夏目パンチだなw

393:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:39:01 bf7+Y/Nh
>>392
だが仮面の下で涙目になってる柊を想像すると思わずGJ!って言ってしまう

394:名無しさん@ピンキー
09/03/18 04:13:41 LmNlebjx
>>390
CJ
この後も、あくまで猫で♂としてニャンコ先生に接する夏目を見て
(気が向くと全身撫で撫でしたりとか)
そのあまりのフレンドリーさに周囲が誤解しまくりでも面白いな

>>392
逆に夏目パンチした詫びに言うこと聞けというパターンで

395:名無しさん@ピンキー
09/03/19 21:23:24 uEkT2f82
「夏目…脱げ」

いきなりの柊の発言に夏目は面食らった。

「な…何を言うんだ、いきなり脱げなんて!」

顔を真っ赤にしながら夏目が抗議の声を揚げる。

「私の顔を殴った詫びを身体で償ってもらおう」

そう言いながら、構わず柊は夏目のズボンに手を掛ける。

「ちょ…あの時の事は謝ったじゃないか!」

夏目はズボンを脱がされないように、必死で抵抗していた。

「あれはかなり痛かったぞ…
だからお前にも同じ痛みを与えてやろう
大丈夫だ痛いのは最初だけで、すぐに気持ち良くなる」

そい言いながら、柊は夏目の股間に顔を近付けるのだった。


今回の話を観て、即興で書いてみました。
なんか間抜けな話になってしまいました…orz


396:名無しさん@ピンキー
09/03/19 23:40:09 aKSFkoNk
>>395
GJ、柊って何気に男子風呂で夏目覗くし、「脱げ」って言うし、
結構過激だよなw

397:勝 改蔵 ◆T850zCZG3A
09/03/20 09:48:48 ikhHHRuE
勝 改蔵が命じる!
貴様は直ちにズボンを降ろすのだ!

改蔵は夏目にギアスを発動。

夏目は「イエス・ユア・ハイネス!」と敬礼をした後、
そのままズボンを脱いでしまった。

398:名無しさん@ピンキー
09/03/20 15:12:18 waiArIp8
>>363
亀ですがGJです!乙です!
この2人大好きだ。読めて良かった有難う。

399:名無しさん@ピンキー
09/03/21 01:34:07 CwSBguBC
>>363
エロもさることながら、話が最高でした!
翌日、学校で再会したときの二人を想像するだけで丼飯5杯は軽いです!


400:名無しさん@ピンキー
09/03/21 04:53:20 5JjRN5r8
>>390
王道とわかっててもこういうのはいいすね
同じパターンで他の女性キャラに誤解される話も読んでみたいす
つーか、JKニャンコ先生、夏目の学校に転校してこないかなw

401:名無しさん@ピンキー
09/03/21 14:05:54 vVuW2qwk
本スレでニャンコ先生がリードで繋がれて散歩させられてる事が話題になってたけど
ニャンコ先生は本来ペットじゃなく
それどころか人間に対して上から目線の高等な妖のはずだったんだと考えるとSMプレイのようでエロい
あの状態でJKニャンコになった姿を見てみたいと思ったが、もしそうなったら夏目逮捕だなw

402:名無しさん@ピンキー
09/03/21 20:51:46 9EJWaktT
ペットのように弄ばれることに喜びを見出してしまったニャンコ先生

403:名無しさん@ピンキー
09/03/21 22:48:53 Rj9cceYv
田沼や民子に撫でられただけで、ふにゃあとなるしな
弄ばれるうち、すっかり感じやすい肉体になってしまったのだろう

404:名無しさん@ピンキー
09/03/22 02:22:22 KSrwYIQ6
エロいようで実はエロくはないという罠

405:名無しさん@ピンキー
09/03/22 07:08:58 XzcXByqz
>>404
なんの
一般人はそう思う二次元キャラをひたすら愛し
あまつさえそれで抜いてこそヲタクぞ

406:名無しさん@ピンキー
09/03/22 22:51:14 TcuPnyI7
ところでニャンコ先生は雄ってはっきりした設定あったっけ?
もしなかったら
「私は雄だと言った覚えはないぞ」
ネタが使えるんだが、、、

407:名無しさん@ピンキー
09/03/22 23:09:04 XzcXByqz
>>406
紅峰に慕われていることと
「♀なのか?」と聞かれて
「女の姿の方が人を騙しやすい」と答えていることと
アニメで声がカカシ先生の中の人だということなどから
♂と思わせてはいるけれど
はっきり「私は♂だ」とも言ってなかったと思うので
このスレ的には♀でした設定やっちゃってかまわないかと

408:名無しさん@ピンキー
09/03/23 18:41:08 r3awod+d
ええい
レイコさんはまだかっ

409:名無しさん@ピンキー
09/03/23 22:28:44 8yrTMTvj
レイコさんじゃなくてすまないが投下しますよ

410:柊×夏目
09/03/23 22:29:29 8yrTMTvj
それは突然の訪問だった。
「夏目、いるか?」
見慣れた面に聞き慣れた声。窓の外には柊が立っていた。
「どうした柊?まさか名取さんに何かあったんじゃ―」
慌てふためく夏目を柊は片手で制した。
「主様の心配はいらない。今日はただ……」
「ただ?」
「遊びに来ただけだ」
本気で言ったのか、冗談のつもりなのか、面のそいで表情が伺えないため分からなかった。
茶を煎れ机の前に座り向かい合う。
「………」
「………」
しばしの沈黙。
遊びに来たと言う割には柊は行動を起こそうとしない。ニャンコ先生でもいればと思うが生憎留守中だった。
困り果てた夏目はため息をついて口を開いた。
「本当は何しに来たんだ?名取さんと喧嘩でもしたのか?」
それでもまだ無言だった柊だがしばらく経つと顔を窓の外へ向けた。
「主様は私をどう思っているのだろうか…?」
急な発言に夏目は目を細めた。
「大切に思っているんじゃないか?」
「大切、か…」
その声はどことなく寂しげだった。
「この前妖退治に出かけた時のことだ。主様に私は何もさせてもらえなかった。君には危険だ、と」
恐らく名取にとって柊は他の妖と違い特別な存在なのだろう。
幼き頃の思い出、そして夏目と迎えたあの事件。自らが傷つけてしまった柊を大切に扱わなければと思っている。
「私はただ主様をお守りしたい。役に立ちたいだけだ」
役に立ちたいという言葉に夏目は反応した。
力があるなら誰かを助けたい。それは夏目自身も思っていること。
「柊、おれもよく思うよ。誰かの力になりたいって。でもどうすればいいのかまだ分からない」
妖が見える人間という特殊な立場にいる自分に出来ることは何か?
人を助ける、妖を助ける、様々なやり方があるが夏目は悩んでいた。
「おれはこれから見つけようと思う。自分に一番適していることは何なのか。
だから柊も時間をかけて見つければいいんじゃないか?」
夏目の言葉を静かに聞き終えると柊は鼻を鳴らした。
「まさか人間の小僧に説教されるとはな」
「いや、別にそういうつもりじゃ―」
「礼を言う、ありがとう」
軽やかな口調に夏目は笑みを浮かべた。

その夜。
今日は泊めさせてもらうと言い出した柊は夏目が寝る頃には座って壁にもたれかかっていた。
寝ているのか、起きているのか面の上からでは区別がつかない。
「先に寝るからな」
そう言い残し夏目は眠りにつこうとした。


411:柊×夏目
09/03/23 22:30:49 8yrTMTvj
「駄目だ、寝るな」
「うわっ!?どうした」
すると突然に柊が夏目の布団を引き剥がす。
いきなりの出来事に目を丸くしながら柊を見ると自分の服を脱がせようとしていた。
「夏目、脱げ」
「や、やめろっ、柊!!」
大声を出すがハッとして慌てて口を閉じる。誰かを起こすわけにはいかないのだ。
下着に手をかけようとした所で夏目が柊の頭を押さえつけると思いの外大人しく動きを止めた。
「また殴ってくるかと思ったが今日は冷静だな」
「今はそんなことはどうでもいいだろ…いきなり何するんだ?」
しばし無言で見つめ合っていた二人だったが、柊が面を外したことで沈黙は破れた。
面の下に隠された美しい顔に思わず夏目は息を飲む。はっきり見るのは今日が初めてだ。
「最近人肌が恋しくてな。久しぶりにしてみたくなったのだ」
「それなら名取さんに…何でおれなんだ?」
「主様は私にとってそういう対象ではない。それは主様も同じだ」
二人を繋ぐのはあくまでも主従関係。
夏目と柊は似たもの通しなのかもしれない。お互いに人と接するのは得意な方ではない。
そして不器用なのにも関わらず常に必死な夏目の姿、何よりも彼の優しさに柊は惹かれていた。
「今日だけで構わない、頼む」
夏目に向けられたその真剣な眼差しは心を動かした。
「……わかった。ただおれは初めてだからな。リードしてくれ」
「………」
「ん?どうした?」
「女子に率先させるつもりか?」
この答えに夏目は言葉を失った。
今まで彼女はおろか女の子とまともに接したことはない。この場合はどうしたらいいのか知る由もないのだ。
柊の美しい顔を見返すので精一杯というところか。明らかにうろたえる夏目を見て柊は苦笑した。
「仕方ない。私に任せろ」
近づいていき唇を奪うと中に舌を差し込む。戸惑っていた夏目も恐々と舌を動かし絡め始めた。
だが初めての夏目は翻弄される一方だった。いや、夏目に限らずに男なら皆翻弄されたかもしれない。
それほどまでに柊の舌や唇は魅惑的だった。
一度唇を離すと自らの和服に手をかける。中から現れた白い肌は美しく夏目は思わず生唾を飲み込んだ。

「何だ?世辞の一つも言えないのか」
言いたいのは山々だがそれどころではないのだ。
小さいわけではないが大きすぎない美乳、ほっそりとくびれた腰、すらりとした手足。文字通り絶世の美女がそこにいた。
女性の裸体を見るのも初めての夏目には刺激が強すぎる。


412:柊×夏目
09/03/23 22:32:14 8yrTMTvj
「綺麗だよ…柊」
やっとの思いで発した言葉は少し遅かったらしく、夏目の衣服を脱がしにかかる柊には聞こえていなかった。
天を指す肉茎を見てどことなく嬉しそうに目を細めると一気に口にくわえた。
口内に溜めた唾液を全体にまぶし舌と唇を使って巧みに攻め立てる。
竿を甘噛みしたかと思うと裏筋に舌を這わせ音を立てて吸う。
片手は肉棒に沿え空いた手で自らの秘所に這わすと豊かな水音が部屋に響いた。それは柊も感じている確かな証拠。
指で作った輪で竿を扱きながら先端をくわえた頭を激しく上下に振ると夏目の限界は早々に訪れた。
しかし口内で膨れる亀頭を感じると素早く口から離してしまった。
「慌てるな。今から男になるのだろ?」
膝立ちになり夏目を跨ぎながら見下ろすと目の前で秘唇を開く。銀色の糸がいやらしく引き太ももを伝って流れた。
そのまま夏目を見つめながら秘所を肉棒に近づける。そのまま腰を下ろすと二人に強烈な快楽が襲った。
久しぶりと言うだけあり柊の中はとても狭いが潤滑液のお陰で動けないということはなかった。
むしろ締めるような膣の動きは夏目の肉棒を柊にはっきり認識させ、夏目に強い刺激を与えた。
腰を上下させる度に柊からは甘い吐息が漏れ、併せて愛蜜も溢れだし夏目の下腹部を濡らす。
いよいよ先程の口淫により達しそうになっていた夏目に限界が訪れた。童貞としてはよく耐えたほうか。
短い呻きと共に柊の最奥へと精を放つと一歩遅れて柊も達する。
夏目の胸に倒れ込むと柔らかな双球が二人の体に挟まれ形を変えた。
「ありがとう…」
誰かが聞いているわけでもないが、耳元で夏目にだけ聞かせるようにそっと呟く。
夏目は何と言えばいいのか分からず頭に手を置いて髪を梳いた。

翌朝、夏目が起きた時には柊は既に和服に身を包み面も装着していた。
「眠れたか?」
「ああ、大丈夫だ。柊は?」
さりげない気遣いに柊は心を打たれる。面をつけていて正解だったと一人納得した。
「すまないな。私の望みを聞いてもらって。夏目が童貞だとは知らなかった」
「当たり前だろ…まさか柊が相手とは考えてもなかったけどな」
「すまない……」
「いや、おれは嬉しかったよ。柊でよかったくらいだ」
頭を掻きながら夏目はためらいがちに答えた。言った後に照れくささを覚え顔を赤くした。
礼を言われるのは予想外だった柊は思わず固まってしまった。


413:柊×夏目
09/03/23 22:34:49 8yrTMTvj
やはり自分は夏目に惹かれている。彼の纏う空気に、優しさに、そして自分と似た一面に。
「邪魔したな」
これ以上夏目といるとおかしくなりそうだと考ええた柊は短く言うと窓に手をかけた。
「あの…柊、その…また来てくれないか?」
未だに頬を朱に染めた夏目はとっさに声をあげる。相手に惹かれていたのは柊だけではなかったらしい。
「妖ではなく人間の女子に手を出したらどうだ?好色な男め」
「柊がいいんだ。柊じゃないと駄目なんだ」
相変わらず夏目は恥ずかしいことを平気で言う。自覚がないのが憎い。
「気が向いたら来させてもらう」
夏目を振り向くことなく言い残すと柊は出ていった。
ニャンコ先生のいない部屋にはまた夏目一人だけが残された。
「おれはいつでも待ってるよ。君は…大切に思える人だから」
雲一つない青空を見上げながら夏目は呟いた。
妖も人間も関係ない。ここに来てから自分が大切に思える存在に出会うことが出来た。
主従関係や変なしがらみもなくただ心から大切と思えること、それが重要なのだ。
それを知りつつある夏目は優しく微笑んでいた。


おわり


414:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:30:05 eF99zStw
GJ

415:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:38:02 9oM0M2Ge
おおおおGJ!
このカプが読めるとは・・・!

416:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:39:18 YHQubvLf
おお、GJ!
柊の台詞とか行動がすごく彼女らしいね
そして夏目の狼狽ぶりが目に浮かぶw

417:名無しさん@ピンキー
09/03/24 02:59:13 ul3HtSQW
あながた神か

418:名無しさん@ピンキー
09/03/24 04:05:46 flKW7uIE
柊×夏目GJGJGJ



今週のアニメ
タキのエロは、笹田の鬼畜攻め×犯られまくるタキかなと思ってたけど
今回、笹田をむりやり連れ去るタキと、ニャンコ先生を力づくて弄びまくるタキを見て
とつぜん、タキ攻めもいいなと目覚めた

もうバリバリのタチレズでメガネっ子大好きで、ブサい動物をいたぶる獣姦も好きなタキ
緊縛プレイ大好きの笹田と組んで、渋い中年オヤジに化けたニャンコ先生を
いたぶりまくってほしい

419:名無しさん@ピンキー
09/03/24 20:17:37 VzZl8BLQ
タキと笹田につるふかプレイを強要されるJKニャンコ先生

420:名無しさん@ピンキー
09/03/24 23:48:47 roQAHj/5
田沼×タキも面白そうだ
夏目を挟んで心配しあう二人だしなかなか気が合いそう

421:名無しさん@ピンキー
09/03/25 00:25:18 HdTXLIgC
>>419
夏目に愛撫されて腰をあげるJKニャンコ
夏目に愛撫されれば人前でも声上げちゃって顔赤らめるJKニャンコ
夏目にリードと首輪つけて引きまわされるJKニャンコ
タキに力づくで抱かれるJKニャンコ
笹田に緊縛監禁されて嬲られるJKニャンコ

ここんとこのニャンコ先生の受難をJKニャンコで妄想してみました


>>420
妖が近づくと弱ってしまう田沼と
陣の中では優位になるタキ(タキの陣は妖にとって良くないとのちょび談)で
攻め攻めタキなタキ×田沼の逆レイプはどうでしょう?

422:名無しさん@ピンキー
09/03/25 05:09:12 gQ5f1AKO
>>420
相手が田沼でも夏目でも普段は(普段から?)タキがひっぱってそうなところがいい
田沼も押され気味だけど、実は(いろんな意味での)いざというときはリードするタイプだといいな

423:名無しさん@ピンキー
09/03/30 04:28:12 p9yGopLl
なんでこのタイミングで過疎っているのか?

424:名無しさん@ピンキー
09/03/30 06:12:23 pWN7QgKg
>>421
このタイミングも何も
エロパロ板なんて、投下も放送(元ネタからの燃料)も無い日は
どこもそんなにレス多くないのが普通でしょう
一般向けアニメ見てエロい妄想ばかりしてる人間ばかりじゃないんだしw
「やべぇ落ちそう」と思ったら保守しにくればよし

つか、今日の深夜放送だし
最後にJKニャンコと他の妖怪たち、顔見世してほしいな

425:名無しさん@ピンキー
09/03/30 06:14:06 pWN7QgKg

あれ、レス番号間違えた
>>424は421あてじゃなく、>>423あてです
421ごめん

426:名無しさん@ピンキー
09/03/30 23:03:16 UKu43FF6
もう最終回かよ

427:名無しさん@ピンキー
09/03/31 12:12:54 W6FfA+oH
大丈夫だ。続ではないが夏目友人帳が再放送するぞ。
来週から

428:名無しさん@ピンキー
09/03/31 17:55:05 bl8BVmF4
それは嬉しいことだけどsageた方がよくないか

まだやってない話も結構あるから、さらなる続編やってほしいな

429:名無しさん@ピンキー
09/03/31 19:37:30 qTk7AklP
久しぶりに、深夜枠でほのぼのさせられたなぁ・・
そんな俺のベスト・シーンはOPでニャンコ先生がゴロゴロしてるところ

430:名無しさん@ピンキー
09/04/01 02:40:15 cwy9gh2m
柊の左手は夏目の肩をがっしりと掴み、右手は夏目の身体を余す事なく撫で回している。
「は、あぁ、ひい・・・・らぎ?薬を、あっ!ぬ・・塗る、だけじゃ、なかった・・のか?」
夏目が時折喘ぎ声をあげながら問う。
引き離そうとした腕にはもはや力が入らず、柊の愛撫にビクビクと反応するだけだ。
「気が変わった。薬よりももっと効く治療をしてやろう」
夏目のズボンが乱暴に下ろされ、下着越しに柊がそれを握る。
「あぅっ!ダ、ダメだ、柊!そんな事…」
弱々しい抗議はかえって柊を高ぶらせた。
「お前が悪いんだぞ、夏目。男のくせに、こんなに綺麗な肌をしているから…」
夏目の桃のような尻を揉みしだく。
夏目は柊の背中に腕を回して必死に耐える事しかできなかった。
「夏目・・・・お前のここ、大変な事になっているな?」
柊が夏目のイチモツを弄び始めた。
夏目のそれが臨戦態勢にある事は火を見るより明らかだ。
「えぇい、邪魔だ」
夏目の最後の防波堤が破り捨てられた。

駄目だ、寝る

431:名無しさん@ピンキー
09/04/01 04:16:35 5y0yfteo
>>430
逆レイプものは好きだ~
いい所で終わりと言わずぜひ続きを~

432:名無しさん@ピンキー
09/04/01 15:40:49 cwy9gh2m
「あ、あぁ・・・」
夏目が顔を真っ赤にして俯いた。
「女にこんなことをされて興奮しているのか、夏目は」
柊が耳元で甘く囁き、夏目はその一言一言に羞恥を募らせる。
その羞恥はこの状況に夏目を酔わせる麻薬だった。
自分が犯されているという倒錯からくる快感に、夏目の身体がどんどん熱くなる。
(もっと目茶苦茶に犯して欲しい)
理性の及ばぬ場所で、その欲求がどんどん大きくなっていった。
「うぐぅ!」
夏目の口の中に、柊の指が無理矢理押し込まれた。
「舐めろ」
柊の指が舌に触れる。
一瞬怯んだように舌がひかれ、やがてゆっくりとなめ回していった。
「ん・・・・ちゅ、んぶ・・・・あ・・」
「いいぞ夏目、もっとだ」
柊の言葉に夏目の舌がより激しくうごめく。
夏目にはその指がとても愛おしい物のように思えて、だから、急に抜かれた時、
「あ・・・」
などと言う声をあげてしまったのだろう。
「ふふ、口惜しそうな顔をしている」
とても意地の悪い声色に、夏目は悔しさと喜びに似た何かを感じた。
「・・・・さてと」
遂に自らの衣服に手をかける柊。
「次は私を喜ばせて貰おうか」
夏目はもう何も言えなかった。



また思い付いたら書く

433:名無しさん@ピンキー
09/04/01 15:46:56 rgoTAQ/W
何はともあれsageろ。
作品は全部書いてからの方がいいと思う。せっかくいい内容なんだからちゃんとしてほしい

434:名無しさん@ピンキー
09/04/01 15:55:09 WXhW1dTA
過疎気味のスレなんだし、思い付くたび投下でもかまわないと思うけどな

>>432
良かったよ
次はどんな責め攻め柊が見られるのかと続き楽しみにしてる

435:名無しさん@ピンキー
09/04/01 16:39:51 RmJJ9SL8
柊と夏目ってだけで満足です

436:名無しさん@ピンキー
09/04/03 03:47:31 OeFQQlqC
「夏目、横になれ」
言うが早いか、柊は夏目の胸を押して床に寝そべらせる。
柊は夏目の上に仁王立ちし、腰を降ろした。
恥部を夏目の目の前にさらけ出す。
「次はこっちだ。しっかり、な」
「ん・・わかっ、た・・・。・んく・・・・ん・・・」
夏目はすっかり従順になっていた。
何の躊躇いもなく柊の秘所に舌を這わせる。
「そうだ、丁寧にやれよ。私に奉仕するんだ、夏目」
聞いてるのかいないのかはわからなかったが、夏目は夢中で柊のそこを舐め続けていた。
餌を貪る野犬でもこれほど必死になるだろうかという程に。
「ん……はぁ」
柊が恍惚の吐息を漏らす。
その蜜壷は既に夏目の唾液とは別の液体で濡れていた。
「ん、……なかなか…上手だぞ……夏目」
柊の呼吸が荒れ始めた。
「あっ、ひいらぎぃ……」
夏目がピクンと奮え、切なげな声をあげる。
柊が後ろ手に夏目のペニスを握ったせいだった。
「夏目、そろそろ入れたいんじゃないのか?」
誘うような柊の言葉に、夏目は呻くように肯定した。

437:名無しさん@ピンキー
09/04/03 03:48:06 OeFQQlqC
「素直でいい」
柊は夏目の股の上へと移動し、自らの膣穴に亀頭の先をあてがうと、
「………んっ!」
一気に腰を落とした。
「なかなか……具合がいいな」
満足そうに呟く。
それから一つ大きく息をついて、ゆっくりと腰を動かしていく。
「ん……はぁあ……」
右手で胸を、左手で淫核を自ら弄る。
手つきがだんだんと激しさを増すなか、腰の動きはまだ緩慢だった。
「……柊ぃ……」
「ふふ、もどかしいのか、夏目」
まるで嘲笑するかのように問い掛けた。
夏目の中で、快楽と理性がせめぎ合っているのを楽しんでいる。
「柊、頼む…………もっと……」
そして、遂に夏目が懇願した。
「そうだ、そうでなくてはな」
柊の両手が夏目の胸の上に乗せられた。
「壊れるなよ、夏目」
そういうと、柊の身体が激しく上下し始めた。
それはまるで獣のように獰猛な、男と女の交わい。
二人の結合部からは淫音が響き、火照る身体を汗がつたわる。
「あぁ!ん、………はぁ、…あ!」
柊が嬌声を挙げる。
「うぁ………くぅ!」
苦悶にも似た喘ぎ声が強くなり、いつしか夏目は自ら柊を突き上げていた。
下半身から押し寄せる快感に、夏目の理性は跡形もなく、ただただ多くの快楽を求めている。
「あぁ、夏目、もっと、もっとだ!私を……虜にしてみせろ!!」
言われるまでもない。
今や夏目は目の前の女を犯し、自分の物にする事しか考えられないでいるのだから。
「柊!柊ぃ!」
やがて性器の中を何かが駆け上ってくるのを感じ、
「あぁっ!あっ!イク、イクゥッ!!!」
柊が果てるのとほぼ同時に、夏目は精を解き放った。
女を汚したという満足感が夏目を支配して、
「はぁ、……はぁ………。夏目………主様には、内緒だぞ」
二人はゆっくりと瞼をとじた。




なんか色々すまんかった。
オチについては、携帯の操作に失敗して一度全部消してしまい、本来の形に出来なかったことを残念に思う。
まぁ、言い訳はこの辺にして、この駄文に付き合ってくれた人達に感謝を。

また書くかは思い付き次第だ。

438:名無しさん@ピンキー
09/04/03 04:03:45 0ECf3HPT
既に賢者モードだったが、GJ

439:名無しさん@ピンキー
09/04/03 22:09:58 8JQgC0ko
さて、どのタイミングでGJを書いたものかな。
ブツ切り投下の毎回というのも億劫だし。
というGJの数が少なくてもこういう理由かもしれないよ的なGJ。

440:名無しさん@ピンキー
09/04/06 13:13:08 WT+YW2b3
440げっとしつつ
保守もかねてGJ!

441:名無しさん@ピンキー
09/04/06 20:19:46 9Ip95cEV
再放送オメGJ

442:名無しさん@ピンキー
09/04/09 02:42:12 TMxFv0+z
貴志くん奥手すぐる。

443:名無しさん@ピンキー
09/04/10 02:09:22 EO2LPGx/
>>442
アニメじゃ、ニャンコに対してだけは積極的に撫で回してたりするから
JKニャンコに筆下ろししてもらって以来、きっといろいろ教わってるんだろうな

444:名無しさん@ピンキー
09/04/11 22:55:34 /lkoJu5j
斑と女妖(紅峰とか)の話が読みたいなで保守

445:名無しさん@ピンキー
09/04/12 02:31:45 YPyNQMm7
このスレ過疎るの速いなぁ。

446:名無しさん@ピンキー
09/04/13 00:17:16 2l4XpcDR
>>445
本放送終わったアニメのスレなんてこんなもんさ
ってことで、たぬきだるまの為に保守

447:名無しさん@ピンキー
09/04/16 12:16:50 H753x/7o
保守

448:名無しさん@ピンキー
09/04/17 05:16:05 8GOchyPK
保守がわりのチラ裏妄想カキコ

笹田の実母あぼーん
実父、再婚したものの、愛妻を失ったショックでブッ壊れて笹田をレイプ
義母、嫉妬のために見て見ぬふり
性的虐待に耐えかねた笹田は事故に見せかけて実父ヌッ殺す
そこから笹田も性格ブッ壊れて、緊縛プレイ(ニャンコ先生縛りあげ)が好きなドS女王様に
(でも時雨様には純愛)
見て見ぬふりを決め込んだ義母を復讐のためにM奴隷化
仕事は出来るけどやはりMな男を引っ掛けさせて結婚させ生活の安定を計ると共に
♂♀両方の奴隷を得る
笹田の義父、笹田の調教のおかげでいっそう仕事に励み栄転決定
義父の栄転先で笹田は時雨様と再会しハッピーエンド

という電波を受信した
夏目の世界と全くかけ離れたド変態妄想だけど、反省はしてないw

それとは別腹で、アニメで笹田を連れ込むタキのシチュにも萌えたから
タキ×笹田または笹田×タキも好き

449:名無しさん@ピンキー
09/04/19 17:16:09 m5Eyf695
斑と豚猫とJKニャンコのために保守

450:名無しさん@ピンキー
09/04/20 01:23:11 t3AjcSyP
にゃん

451:名無しさん@ピンキー
09/04/21 06:20:30 2Cbu9eHY
わん

452:名無しさん@ピンキー
09/04/23 21:03:55 3ST45dmu
五巻あとがきのタキってコートの下、裸だよな
スカートは履いてるけど

453:名無しさん@ピンキー
09/04/23 21:44:02 EE7JhL66
ニャンコ先生は
いつでも首輪だけして全裸で
*まで丸見え

454:名無しさん@ピンキー
09/04/24 00:05:31 yCGe1bqi
「ぎゃぁぁぁああ!!」
とある日曜日の朝方の藤原邸。
ある種聞き慣れた感のある悲鳴が鳴り響いた。
「なんだ、また昔の夢でも見たのか?」
いい加減に慣れてきたニャンコ先生が、眠そうに眼を擦りながらたずねた。
夏目は顔を真っ赤にしてニャンコ先生から眼を逸らす。
口はワナワナと奮え、声にならない声をあげていた。



イカン。
ここまで書いた所で、俺以外に誰もいないはずの部屋から女の笑い声が聞こえてきた。
ニャンコ先生の呪いだ、もう書けない。

455:名無しさん@ピンキー
09/04/24 01:45:27 GPXTRLoy
何があったw

456:名無しさん@ピンキー
09/04/24 04:24:02 6uNxHq2s
>>454
「ニャンコ先生に見られて呪いかけられてるかもしれないハァハァ」
と思いながら続きを書くんだw

457:名無しさん@ピンキー
09/04/24 08:57:01 xVMoe7js
「ふむ。せっかくだからこの身体で女体の勉強をさせてやろう」
「いくら美人とはいえ祖母の身体でそれは微妙だにゃんこ先生ー!」

458:名無しさん@ピンキー
09/04/24 10:43:42 M1YiKI7p
ニャンコ先生って変身姿のパーツサイズって自由に変えられるのかな?
JKニャンコ先生「なんじゃ夏目はキョニューが好きか?(どろん) 
ほれこんなもんでどうじゃ・・・何?もうちょっと大きく?しょうがないのぉ(どろん)」
てな具合に顔はJKニャンコのままでボンキュッボンなボディになれるんだろうか?

459:名無しさん@ピンキー
09/04/24 12:36:00 eD4E4w8u
>>458
斑になった時、全体の大きさはもちろん
マズルの太さや尻尾の長さといったパーツも
微妙に違ってたりするからw
JK姿もいくらでも夏目好みにカスタマイズ可能だと思う

うーむ夏目
果報者すぐるぞ

460:名無しさん@ピンキー
09/04/24 21:01:57 zqkraTc3
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461:名無しさん@ピンキー
09/04/25 13:52:12 uCkNned5
夏目がJKニャンコにリードつけて引き回したりするプレイも
きっと夏目好みのカスタマイズなんだろうなで保守

462:名無しさん@ピンキー
09/04/25 16:31:01 Fy9X1JAc
「ふん、どうした人間。貴様もやはり血が欲しくなったか」
「いや違う。俺はお前が欲しいんだ」
「!?」

463:タキ、妻になる
09/04/26 02:45:08 zoIAjFbn
空が夕暮れ色に染まった頃。
とある森の片隅で、タキと呼ばれる一人の女が泣いていた。
「あぁ…なん、で…?」
纏っていた衣服はズタズタに裂かれ、その肢体を遮る物は何もない。
ただ一着のコートが彼女の身体の下に敷かれている。
「なんで…こんな事に…」
身体の表面には球のような汗が浮かび、形のいい胸が一定のリズムで揺れている。
腕は力なく投げ出され、腰を抱き抱えられているおかげで両の脚がぶらんと垂れている。
「あぁ、でも……夏目君…」
女が自分を犯している男の名前を呼んだ。
男は全く意に介さぬ様子で、今日何度目とも知れぬ射精に腰を震わす。
男と女の接合部からは精液が滴り落ち、敷かれたコートの上にいくつもの精液溜まりができていた。しばらくして息を整えた男は、女の態勢を無理矢理変えた。
膝をつき尻を突き上げるような態勢を取らされる。
身体に力をいれるのが億劫になってきていた女は、尻を男に差し出したまま顔と肩をコートの上に降ろした。
横を向いた顔は最初何も見ていなかったが、男が腰の動きを再開すると自分が精液溜まりの一つに顔を浸している事に気付いた。
今日一日で嗅ぎ慣れた臭いが女の脳を犯す。
女は無意識に舌を伸ばし、甘い蜜でもすする様に精液を舐めては口の中におさめ、万遍なく口内に広げると嚥下した。
これで身体の中も犯された、と女は思い、いびつな笑みを浮かべる。
長い長い凌辱の中で女は既に壊れていた。
常の道徳や倫理の通用しないこの空間において、彼女を支配するのは恐ろしく原始的で官能的な被虐精神のみ。
今や女はこうして男の精液に埋もれる事を至福と感じ、男に末永く愛され続ける事だけを望んでいたのだ。
女は精液を嚥下するペースを上げ、男は射精しながら尚腰を振り続ける。
狂った宴は翌日の朝まで続き、その頃になってやっと二人は夫婦として完成し、お互いの身体を強く抱きしめ合った。
静寂が包む森の中、鳥の泣き声と二人の呼吸音だけが全てを支配しているようだ。

464:名無しさん@ピンキー
09/04/26 02:46:03 zoIAjFbn
何でこんなの書いたんだろう?
オナニーにも程がある




………まぁ、自分で抜けたしいいか

465:名無しさん@ピンキー
09/04/26 14:21:49 oR4yXlVE
萌えた、1レスだけなのがさびしい。
もっと続けてくれー

466:名無しさん@ピンキー
09/04/26 23:38:38 zoIAjFbn
携帯厨に余り多くを期待するでないよ

467:名無しさん@ピンキー
09/04/28 22:26:51 LFbTbg44
つーか。それに至る前後が気になるんですが

468:名無しさん@ピンキー
09/04/30 23:20:29 CAWsh4MA
この前の再放送を見て
笹田を「汚して」しまう時雨様を妄想してしまった

触れたら汚してしまうなどと女子高生に言えば…なぁ。

469:名無しさん@ピンキー
09/04/30 23:36:44 lohGzXiE
>>468
「貴方が笹田を汚す前に笹田が貴方を汚すから(逆レイプ)大丈夫です」と
時雨様を慰めてあげたいw

470:名無しさん@ピンキー
09/05/03 20:15:46 37aTBXem
>>468
紫雨さまに汚されて恋する笹田は切なくて紫雨さまに触られるとえっちしたくなっちゃうの化ですね、わかります
流されてヤっちゃって凄く気に病んでるけど当の笹田は実は喜んでればいいよ

471:名無しさん@ピンキー
09/05/08 23:12:11 h1YTipjt
笹田×時雨
紅峰×斑
ヒノエ×夏目

これらの逆レイプものが読みたいデス

472:名無しさん@ピンキー
09/05/11 19:09:07 Vx+VcXP2
鳥は

○ 鳴く
× 泣く

エロはそれに至る過程を書けてこそだろ

473:名無しさん@ピンキー
09/05/11 21:46:26 ixgC48qY
今日は燕の話だったけど、あらためて燕のかわいさを確認。

474:名無しさん@ピンキー
09/05/12 15:46:38 Jnmrd3Ge
6話の続き。

「やさしいものは好きです!あたたかいものも好きです!だから、人が好きです!」
燕は夏目にさけんだ。
「夏目様・・・、最後のお願いを聞いてくれますか?」
「なんだ、燕。早く行かないと・・・」
夏目が言った。
「私、またダムが干あがる前にどうしてもHしたいのです!おねがいします!」

続く。


文章へたでスマン。

475:1/8
09/05/12 21:03:35 yOm+0ky3
カラカラ、カラカラ、下駄をならして走る。

何と静かな夕方だろう、人は見えず、人の家すらなく、
ずっと続いているんじゃないだろうかと錯覚してしまうような、
広大なすすき野に虫たちの合唱だけが聞こえてくる。

何処か不安になる。
今まではずっと人に仕え、その人の日常に溶け込むのが当たり前だった。
今となっては、此処に生活音を刻むのは俺一人。
あの美しい演奏を納めた「アサギ」は
俺の首に掛けられた瓢箪の中で静かに眠っている。

不思議な話だ。
今まではアサギや壬生様のような貴人に陰のように寄り添い、
ある時は傘をさし、またある時は身を守ってきた。
なのに、今では、アサギを抱え、俺は趣くままに走っている。
「里に帰る」という目的はあっても、そこまでの道は俺自身が選び走るのだ。

まったく、不思議な話だ。


476:2/8
09/05/12 21:04:37 yOm+0ky3
カラン。
不意にどこか乾いた音が響いて立ち止まる。

「……アサギ?」

首に提げていた瓢箪を外し、こわれものを扱うかのように、
そろそろと手のひらの上に乗せ、彼女が居る瓢箪に目線を合わす。

「……良い夜ですね」
それは本当に小さな呟き。力は未だ少ししか回復してないせいもあるのだろう。その声には若干の憂いと疲れが感じられた。

「……あまり喋ると体にたたるぞ」
ああ、そんなぶっきらぼうに、会話を終わらせたい訳ではないのに、
ずっと影として、人を支える物として生きてきた俺には、
そんな風情を想う、美しい問いかけに何と答えたら良いのか分からないのだ。

「ふふ」

「何故笑う?」

「御免なさい。だってアカガネ、貴方の手がとても暖かくて」

ふと気づけば、すすき野に吹き込む風が止んで、
さっきまで五月蠅いぐらいに大合唱していた虫たちの声も消えてしまったかのようで。

477:3/8
09/05/12 21:06:38 yOm+0ky3
「……嬉しいのです」

ああ、これはきっと幻だろう。
いつの間にか、手を伸ばせば届くような距離に、彼女は居た。

月明かりに照らされて、あの里にいた頃と変わらぬままの、
真珠のような肌も、繊細な指先も、全て揃えたアサギ。

「私は、何も知りませんでした。
 ただ壬生様に仕え、美しい音を捧げるのが私の定めであり、運命なのだと」

そう呟くように嘯いて、彼女は痛々しく目を伏せる。
俺はまるでぼたん雪のような、その儚い美しさに瞬きも出来ない。

「身が朽ち始めた時に、気づいたのです。
 あぁ、音を捧げられなくなった私は、壬生様を喜ばせて差し上げる事ができなくなった私は、
 ……一体何の意味があるのだろう、と」

何もかも止まっていたようなすすき野に、柔らかく風が舞い込み始める。
絹でできたような、彼女の髪を優しく揺らして。

478:4/8
09/05/12 21:08:15 yOm+0ky3
「そんな時、貴方は、崩れかけの私の指を引いて、
何も得るものなど無いのに、里から連れ出してくれました」

「いろんな景色を見ることが出来ました。
あの里に留まっていたら、きっと見られなかったような、
ふふ、建物の大群や、大きく広がる海、見事に満開の桜並木まで」

彼女は軽く微笑んで、その光景を思い出すかのように、軽く首を傾げて
また目を伏せる。今度は、そこに憂いは無く、恐らく本当の喜び。
何も考えずにただ、嘆き悲しむ彼女の手を引いて、宛てもなく里を飛び出した。
本当にこれで正しいのかと、いくつもの夜を眠れずに過ごした。
だけど、良かったのだ、それで正しかったのだ。

479:5/8
09/05/12 21:09:25 yOm+0ky3
「ねぇ、アカガネ」
何故だろう、彼女に名前を呼ばれることですら、こそばゆくて仕方がないのに。
どうして、そんな、美しい瞳で真っ直ぐと俺を見るんだ。

「あなたは私を絶望から、連れ出してくれました」
どうして今なのだろう。黙っていた虫たちが、静かに鳴き始めて。

「這い上がろうとする気力さえないこの腕を黙って引いてくれました」
柔らかく光っていた月は、どこからか流れてきた雲に少しずつ隠されて。

「とても大きくて、驚くべき、美しい世界を教えてくれました」
そよぐような優しい風は、徐々に速度を上げ始めて。

轟と、遠くの方から、雷の落ちる音が聞こえて、
思わず彼女を抱きしめた。


「ありがとう、アカガネ。本当にありがとう」

ちょうど胸のあたりで収まった彼女を不器用に抱きしめる。
胸元に少し熱い吐息と濡れたしずくを感じるのに、
何と言ってやったらいいのか分からず、ただ抱く腕に力を込めて、君に掛ける言葉を探す。
だけど、不器用なまま、ずっと影に生きてきた俺には、
それはとても難しすぎて、ひたすらに抱きしめ続けることしかできない。

480:6/8
09/05/12 21:11:32 yOm+0ky3
「ふふ……暖かい」

伝えたい思いを伝えられないままに、ザァと、強い風が吹き抜ける。
その風はとても強くて、まるで儚い君を攫っていくには十分な―。

「……アサギ!」

固く、君を抱きしめ守ろうとしたときにはもう遅くて。
さらり、と君の長い美しい髪が風にたなびくのが目の端に見えて、
俺の腕は支える物を失って宙に落ちた。


「……ああ」

気づけば、ポツリ、ポツリ、と、雨が降り出していた。
雲の動きは速く、雷の音も心なしか大きく、近くなってきている。

薄汚れた袖でまぶたをこすってみても、やはりもうそこに君はいない。
代わりに残されたのは、いつもより随分熱く感じる瓢箪と、
雨ではない滴に濡れ、強くなってきた風に冷やされ、少し冷たく感じる袈裟。

481:7/8
09/05/12 21:15:11 yOm+0ky3
ああ、アサギ。
次に君が目覚めたら、今度はちゃんと伝えたいことがあるんだ。
きっと、言い出すのにも話し終えるのにも時間が掛かってしまうだろうけど。


ただ、ずっと―。
こんなにも胸が高鳴って、まるで暖かな日差しの中にいるようで。

ああ、救われたのは君だけじゃないんだと。
今はただ、君と同じように、とても世界が美しく見えているんだと。

きっとそれは……君がくれた―。


「行こう」

短く呟いて、強くなり出した雨の中、また下駄をならして走り出す。
暗い空に凍えそうになるけれど、胸元に大事に抱きしめた瓢箪がもう一人ではないと教えてくれる。

それがやけに嬉しくて、そう、とても暖かかった。

《終わり》

482:8/8
09/05/12 21:16:58 yOm+0ky3
アサギ+アカガネさん>>475-481
地味ーなエピソードだけど何気に好きで、ふと思い立って書いてみました。
エロ要素なし+長めですみません。少しでもお楽しみ頂ければ嬉しいです。
どこで区切るかが難しくてレスが多くなってしまい反省しておりますorz

483:名無しさん@ピンキー
09/05/12 21:40:10 WmNV7aYr
>>482 GJ!!なんかほのぼのしていてよかった。後、投下の前に投下予告と注意書きをしてくれるとよかった。

>>474 燕は元が動物だけに「H」とは言わず、交尾っていいそうなイメージだからちょっと違和感。

484:夏目×キヨ
09/05/14 11:20:19 XJfT/pp1
「お~い、夏目」
振り向くとそこにはホタルになったはずのキヨがいた。
「キッ、キヨ!?ホタルになたんじゃなかったのか!?」
「ああ、だが山神様が、「きっと、お前といたその人もよろこんでるだろうよ」と
もう1度この姿にしてくれたのだ」
キヨが言った。
「夏目に会いに来たのはな、理由があってな、人間の交尾というか、その~・・・興味があって」
夏目が驚いた。
「それだけのためにここに?」
「お願いだ、終わったらもうここにはこない」
しばらくの沈黙の後、話し始めたのは夏目だった。
「・・・。よしっ、わかった。ただしまだやったことないんだが・・・」
「それなら大丈夫だ。私がリードしよう」




今日は藤原夫妻が出かけていて、明日の朝まで家に帰ってこない。
まず心配はいらないだろう。
「それじゃあ、始めるぞ。大丈夫か?」
キヨ「私は大丈夫だ。始めよう」
キヨが服に手をかけると、同時に自分も脱ぎ始める。
「夏目はすごいな。あそこがビンビンだぞ」
「ほっとけ」
さっそく、キヨのあそこに自分の「アレ」をいれる。
するとキヨが入れたとたんイッてしまった。
すごい締め付けだ。初めての夏目にはこの締め付けには、夏目には耐えられなかった。
腰を動かし始めると、キヨはさらにイッてしまった。ずっとビクビクしている。
そして夏目は、キヨの奥に精を放出した。




次の日の朝
「ありがとう、夏目。もうここには来ない」
「いや、いつでも来ていいよ。今度はしっかりやろう」
キヨは驚いた顔をした後、手を振って山の向こうへと消えていった・・・


お終。。。





ぜんぜん書けん・・・
下手でスマソ

485:名無しさん@ピンキー
09/05/14 11:31:49 d7S3tpUB
>>482
美しい。GJ!
そういえば、アサギの回は夏目が色っぽかったなぁ。

>>484
次回「キヨ、謎のパワーアップ」
嘘です。GJ!! 夏目とえちした妖は強くなりそうだ。

486:名無しさん@ピンキー
09/05/14 13:02:01 Z2aevsMb
>>485
となると、妖はそれを目的に夏目に近寄ってきそうだな。

487:名無しさん@ピンキー
09/05/14 13:19:13 vbw8ZkJa
ニャンコが夏目に撫でられてウニャウニャ言ってたのも夏目の妖力ゆえか!
(ニャンコは夏目以外に撫でられてもウニャウニャ言うだろという事実は置いとくw)
夏目の妖力で攻撃するのは妖にとって大ダメージになるけれど
愛撫に応用すれば快感+パワーアップにつながるんだなw

488:ニャンコ先生変身
09/05/14 16:53:57 XJfT/pp1
これはとても昔、初めてニャンコ先生が人間の女に変身した頃の話である。


「ほう、これが人間の女の体か、ん?なんだこの胸のふくらみは」
それは俗にいう「おっぱい」というやつであった。
下のほうにも手をかけると割れ目をみつける。
しかしニャンコ先生は「馬鹿らしい」と手を止めた。
あそこに手をかけるのはまだまだ先の話である。

489:名無しさん@ピンキー
09/05/15 20:00:43 d5TX9hW2
>>488
その先の話が読みたいっす\(^o^)/

490:名無しさん@ピンキー
09/05/16 20:08:06 bedKYxGl
つらつら書いただけですが、保守を兼ねて投下します。

先生×レイコさん。
エロ要素ほとんどありませんので、暇つぶし程度に。

491:490
09/05/16 20:10:44 bedKYxGl
その女は、毎日のようにやって来た。
美しいと言える姿をしているが、常にどこかしら怪我を負っていた。

それでも、毎日。毎日。
ここにやってきては、私に勝負しろと迫った。

契約書の束「友人帳」。
そこには多くの妖達の名がある。
中にはそこそこ名のある妖の名もあり、この女の強さを伺わせた。


********************


晩秋の寒い日だった。

「ねえ」

ほら、また来た。
こちらの返事は分かっているだろうに。

いつもいつも言っているではないか。
断る、と。

そう思いつつも視線だけを女に向ける。

その姿を見て、僅かに驚いた。

今日は晴れている。

なのに。

彼女は。

濡れていた。

―たった今、水浴びをしてきたように。

『何があった?』

「ああ、これ?川に突き落とされたのよ」

『また人間にか』

「ええ。私は気味悪いんですって」

この寒い日に、川に突き落とすだと?
同じ姿をした人間を。


よく見ると、擦り傷だらけだった。
川に落ちた時についたものか。
白い華奢な足に血を滲ませている様は、あまりに痛々しかった。

492:490
09/05/16 20:15:45 bedKYxGl
『なんて奴らだ…いっそ』
「食べちゃ駄目よ、人を」
言葉を遮って、彼女が言った。
屈託のない笑顔で。

「…あなた、暖かそうね」
私の傍らに、彼女が座り込む。
一瞬、煩わしくはあったが、そのままにしておいた。

そっと、彼女が私に触れた。
「ふふ…暖かい」
頭を庇いでもしたのか、その手にも傷があった。

人の血の匂いにひかれたのだ。
その手の甲を私が舐めたのは。

だが彼女は言った。
「優しいのね」

即座に返した。
『人の血が旨いだけだ』
何を勘違いするのだ、この女は。
この私を優しいなどと。
傷だらけの左足の血も舐めとった。
肌の滑らかさを、舌先に感じた。

『他に傷はないのか』
服を着ている以上、出血しているところはおそらくもうない。
それぐらい分かっていたが、何故か訊いてしまった。

「大丈夫よ」
また笑う。よく笑う女だ。

そして笑顔のまま。

「ほら、ね」

思わず目を瞠った。
ばさ、と濡れた布の落ちる音。

靴と靴下はそのままだったが、白い裸身を晒したレイコがそこにいた。
他に言葉の浮かばぬ程、美しいと思った。

すらりとした肢体。
緩やかな曲線を描く胸の先端は、桃色に色づいて。

493:490
09/05/16 20:18:30 bedKYxGl
服を着ている時と同じ笑顔。

しかしそんな感想は口にすることなどない。

『つまらん』
ようやくそれだけを言って、膝の内側から首まで、舌先で触れた。
心持ちゆっくりと。

膝。
内股。
脚のつけ根。
下腹。
臍。
胸。
肩。
首。

数回繰り返す。

慣れぬ感覚に目を細め、眉根を寄せ。
頬が若干上気して。
その有様を見るのが不思議に愉快で。

いつもとどこか違う声で、彼女は言った。
「私を食べないの?」

舐めるのを止め、私は言った。

『喰うなとお前が言ったのだろうが』

そう言ってそっぽを向いた私に、彼女が近づいた。
いつもの笑顔だった。

私の顔を撫で、言う。

「またね」

返事に困って、目を閉じた。
そのまま眠った振りをする。

湿った服を着込んで、一歩踏み出して。
目を閉じたままの私に、彼女は再度言った。

「またね」

薄く目を開けると、立ち去っていくレイコの後ろ姿があった。


それが、私の見た彼女の最後の姿だった。

494:490
09/05/16 20:23:42 bedKYxGl
********************

時は流れ、儚い命はいつの間にか消え。

それでも。

時折あの笑顔を。
生意気な瞳を。
華奢な肢体を。
艶めいた表情を。
触れた肌の温かさを。

傍らの少年を眺めながら思い出す。

懐かしい日々。

彼女の死を知った時、密かに悔やんだ。
あの時喰っておけば良かった、と。
どうせ失われるのなら。

しかし今、ふと思う。
ここにいる少年は。
彼女が残した数少ない形見なのだと。

彼女は失われ、彼女の血は残る。

ああ。
これで良かったのだ。

「先生」

少年が呼ぶ。

塔子さんの作ったプリンにスプーンを刺しながら。

『おのれ、人が物思いに耽ってる隙に!寄越せ!』

彼も人。
その命は短い。

それでも少しの間は。
こんな日々が続く。

悪くないさ。

********************fin

495:名無しさん@ピンキー
09/05/16 20:28:04 bedKYxGl
お目汚しでした。

長さバラバラですが、携帯からなのでお許しください。

それではROMに戻ります。

496:名無しさん@ピンキー
09/05/16 20:30:05 bedKYxGl
うわ!
今気づいたけどなんてエロいID!

思わず連投してしまいました。
今度こそROMに戻ります。

497:名無しさん@ピンキー
09/05/16 20:47:14 4ne6+Bzj
gj!
ちょっと切なくてほろり。

498:名無しさん@ピンキー
09/05/16 21:05:33 Tbi20Wx1
GJ!
凄く読みたかったカプだから嬉しい

499:名無しさん@ピンキー
09/05/25 06:55:02 scO7zFTH
紅峰×斑の鬼畜逆レイプSSはまだですか?

500:名無しさん@ピンキー
09/05/29 20:43:48 Ow3hwDRk
渋い中年男×Jkニャンコ×斑×ニャンコ先生の一人4Pで保守
(ニャンコ先生ならやれそう)

501:名無しさん@ピンキー
09/06/02 00:21:26 BTEQaGPJ
なんか昨日の再放送エロすぎじゃないか?

502:名無しさん@ピンキー
09/06/02 00:30:02 qVDl77Vd
>>501
アイキャッチのニャンコ先生
腰上げた状態でこっちにケツ向けてア○ル丸見えってのが凄かったな
…じゃなくてw
蛍×夏目の逆レイプシーンに実によかった

503:名無しさん@ピンキー
09/06/02 02:47:39 BTEQaGPJ
事後にいなくなったホタルを追い掛けてるようにしか見えなかったよww

504:名無しさん@ピンキー
09/06/08 05:59:23 tt5Bs9a3
本日は
緊縛奴隷柊→名取と夏目による救出→自ら名取に隷属
というエロい回だな

505:名無しさん@ピンキー
09/06/13 22:09:26 NXlxVnDI
ドリィとセツ


満天の星空の下、外套にくるまって草の上に転がる。
王都まではあと一日。
大祭が近いせいか、王都の空はぼんやりと明るい。
「なぁセツ……」
同じように隣りで丸くなっていたセツが、もそもそと顔を向けた。
「……そのルカって奴は……」
そんなに大事なのか。
自分で愚問だと気付いて、言葉を続けられなくなる。
「……ルカは……わたしの全てだ」
僅かに笑みを見せて静かに、だがはっきりとセツは言う。
「……もし、生きてるなら、どうしてお前に連絡しないんだ」
浮かぶ疑問をそのまま口にする。
傷付くだろうか。
けれど、それでも構わない。
「お前がルカを思うほどにはお前を大事に思っていなかったんじゃないのか」
そうでなければ、もはや生きていないか。
言葉は途中で止めたけど、たぶん伝わっているだろう。
セツは少しだけ眉を寄せた。
「でも、探したいんだ。わたしが、ルカに会いたいんだ」
真っ直ぐな、セツの視線と言葉が胸を突く。
「……セツ……」
その真っ直ぐなところに好感を持っている。
ただ前を、ルカだけを見ているから、そんなに真っ直ぐなんだろうか。
けれど。
「なぁ……お前だって、自分の好きなように生きたっていい

506:名無しさん@ピンキー
09/06/13 22:11:02 NXlxVnDI
逢える可能性なんて、本当はもう、ないのかもしれない。
見つからないかもしれないのに、それでも探さずにはいられない気持ちも理解している。
それでも、そう言わずにはいられなかった。
「……ドリィ、わたしは好きなように生きているよ」
セツは温かい笑みを浮かべて言った。
問答なんて必要なかった。
セツは全てでルカを求めている。
出会った時からそうだった。
いつの時も、セツの行動の原点にはルカがいた。
それでも、自分が過去に縛られるよりもセツと共に在る事を望んだように。
セツも望んでくれはしないだろうか。
「……セツ……」
伸ばした腕に、セツはおとなしく捕われてくれる。
けれど何度名を呼んでも届かない。
こうして触れているのに、セツはルカのものだ。
「……はぁ、心が寒ぃ」
諦め混じりの溜め息の後、おどけてくしゅんと鼻を啜る真似をすると、セツはくつくつと喉を鳴らして小さく笑った。
「……わたしは、ドリィが好きだよ」
望んだ言葉ではあったが、望んだ想いではない。
理解した上で、それでもセツの言葉は嬉しかった。
抱き締める腕に緩やかに力を入れる。
セツの体は思ってたより細くて、柔らかかった。


507:名無しさん@ピンキー
09/06/13 22:12:21 NXlxVnDI
「……ドリィは温かいな」
抱きしめられているのに何の気負いもないセツの言葉に、自然に力が抜けて口の端が上がる。
「まぁな。だけどセツ、褒めても次はお前の番だからな」
「別に褒めてないけど」
言って、セツは自分の刀に手を伸ばす。
「……しかし多いな」
セツは起き上がって剣を構える。
「もう王都のそばだし、大祭も近いからなぁ。手伝おうか?」
外套にくるまったまま問う。
「……手出し無用!」
駆け抜ける背中を、少し懐かしく眺めた。

届かぬ者を追う。
心の在りようが、少し似ているのかもしれない。
だからこんなにも気に掛かるのだろう。
そう思って、ドリィは静かに目を閉じた。


おわり


508:名無しさん@ピンキー
09/06/13 22:34:58 NXlxVnDI
一番目の最後のセリフが切れてました。
すみません。

「なぁ……お前だって、自分の好きなように生きたっていいんじゃないか……」

このように脳内で修正していただければ幸いです。



509:名無しさん@ピンキー
09/06/15 22:13:32 TYJn7rN9
ドリイィィィイィィ

いい仕事見せてもらいました!GJ!
もしかして夏目以外の緑川作品の初投下かな?

510:ヒノエが夏目に
09/06/17 07:13:58 4Bh0pWbr
ある日のことだ。
久しぶりにヒノエが遊びに来た。

「夏目、久しぶりだなぁ。そうだ夏目、お前にちょっと用があってな」

「挨拶もなしか。それで何なんだ、その用ってのは」

「お前と交わってみたいのだ」

「なんだってー!!?」

やばい、大声を出してしまった。塔子さんたちが出かけていてよかった。
「それでなんで俺なんだ、ほかのやつでもいいだろう例えば、三篠とか・・・」

「お前がそういえば男だったことを思い出してな、最近やってないからな~なんて」

すると、ヒノエが夏目の体を押し倒したと同時に服を脱がし始めた。

しかし、夏目はどうすることもできなかったのだ。
ヒノエが術をかけていたから。

「立派だな。よっぽどためてたんだろ」
「うるさい…」

「確か最近の人間はこうするんだったよな」

ヒノエが夏目の「アレ」にしゃぶりつく。




続きをお楽しみに。

511:名無しさん@ピンキー
09/06/17 07:46:36 gRJgD+Ev
おおっ
男嫌いのヒノエの夏目喰い
これは面白そうだ
超期待してます!

512:名無しさん@ピンキー
09/06/21 21:19:09 TyGn2D5t
過疎ってるかと思いきや結構発展してるなこのスレも
まとめwiki作ってみたんでよかったら使ってくれ
URLリンク(www12.atwiki.jp)

513:名無しさん@ピンキー
09/06/21 23:21:25 bjTN2RDH
wikiって、このスレのSSを収蔵するために?
2chエロパロ板SS保管庫に収蔵してもらうんじゃだめなの?

2chエロパロ板SS保管庫
URLリンク(sslibrary.gozaru.jp)

514:名無しさん@ピンキー
09/06/22 03:26:53 W0dKLoZN
最初はいいけど個別のだと
スレが消えてからは過疎って消えてしまいそうだよね

515:名無しさん@ピンキー
09/06/22 16:49:18 ma1Z/cqt
wikiの方が誰でも編集できるし誤字とか直しやすくていいと思うけどな。
SS保管庫の方だと、オリジナルに詳しくない人がまとめるから、
正直ちょっと使いにくい

516:名無しさん@ピンキー
09/06/24 22:28:40 kAzX8dKO
ho

517:名無しさん@ピンキー
09/06/25 02:37:57 UyClZcC2
専用の保管スレがあって、コメントの一言も付いて保管されるとなると
職人のやる気がぐっと増すと聞いた。

518:名無しさん@ピンキー
09/06/26 03:31:23 nViGEGrj
保管庫が複数あっても困ることは無さそーなんで好きな方使えばいい

新規の人が過去のSSに対して感想書き込みもしやすくなるだろうし

なにはともあれJKニャンコ可愛いよJKニャンコ

519:名無しさん@ピンキー
09/06/27 21:41:55 /4kxYfgN
ニャンコ×タキ。夏目×タキ。
タキが夢中でニャンコ先生を抱きしめてるうちいつの間にか太股に触れる。スカートの中に潜り好奇心から舐める。
タキ「夏目くん…」想いの同級生の名を自然口走る。
我に返るニャンコ先生。
タキが恍惚となってるうちに夏目を連れてくる斑。
驚きはするものの状況把握した夏目。
多軌の描いた陣で斑に囲まれ野外で。

才の全くない自分には書けないのでお願いします…

520:勝 改蔵 ◆xApTvzHC4gzR
09/06/29 04:10:26 KSGtvzS2
タキを引っ張るニャンコか・・・。
ニャンコはDE10機関車か・・・。

タキは2軸ボギー車のタンク車だし・・・。

521:名無しさん@ピンキー
09/07/10 21:23:44 obKlbDLo
保守?するんだぜ

522:名無しさん@ピンキー
09/07/16 01:15:30 exDsHuEa
JKニャンコ萌で保守

523:名無しさん@ピンキー
09/07/23 09:46:12 7NeGjE2M
一応保守
タキかわいいよタキ
JKニャンコ先生かわいいおJKニャンコ先生
委員長かわ・・・

いや、俺は大好きだぜ委員長

524:名無しさん@ピンキー
09/07/26 21:54:43 DyvfG3ww
保守しておくか。

525:名無しさん@ピンキー
09/08/01 21:50:51 NDkb9YL5


526:名無しさん@ピンキー
09/08/07 14:19:48 WUA6Hz1Y
夏目はタキの前では妖に関して隠し事しなくていいんだし、見た目にもお似合いだと思うなー。

結婚したら藤原家で同居、滋さん塔子さんを「お義父さん、お義母さん」と呼ぶタキと照れる夏目、大喜びの藤原夫妻を想像して和んでみた。


527:名無しさん@ピンキー
09/08/13 02:27:26 C61uvZ/2
あー、ダメだ。
書きかけてみたが、全然エロくならん。
夏目くんてば聖人過ぎ。
草食系どころじゃねぇぞ、光合成してんじゃないのか?

528:名無しさん@ピンキー
09/08/13 02:29:53 JcvsPRHq
夏目君、白アスパラなんて言われてるのにコッチは凄いんだね・・・///

529:名無しさん@ピンキー
09/08/17 03:48:00 7ptSPrPT
>>528
夏コミに、夏目×塔子と夏目×ヒノエの本が出てた
とうぜんアソコは白アスパラじゃなかったyo

>>527
草食系でも熟女(塔子さんとか)がリードすればおK

530:名無しさん@ピンキー
09/08/18 18:57:31 hLf5uCyY
塔子の本読みたいなー

531:名無しさん@ピンキー
09/08/19 00:15:26 3t3DO+QD
さんを付けろよd…ry

532:名無しさん@ピンキー
09/08/23 00:53:53 +s8sv907
夏目の理想の女性像は塔子さんだろうね、きっと。
ヘタしたら初恋も塔子さんに持っていかれてるだろうか…

533:名無しさん@ピンキー
09/08/23 01:26:19 9p+I7zXH
夏目って熟女好きだったのか・・・


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