08/12/23 20:02:53 TS1QqPHy
「あ、ああっ……」
だめ、や、と何度も短く言いながら、琴子が首を激しく左右に振っている。
僕の二の腕を掴んだ指先に、どんどんと力が籠っていく。
血の気が止まりそうに痛くなってきたところで、僕は愛撫の手を止めて、琴子の顔を覗き込んだ。
「……大丈夫?」
僕が低く問いかけると、琴子は驚いたようにきつく閉じていた両目を開いて、何度か瞬かせた後に恥ずかしそうに瞼を伏せて視線を反らした。
「え…あ、……うん、大丈…夫だから、えっと…………。もっと…して」
潤んだ瞳で懇願をされて、僕の胸はいっそうに高鳴った。
「ん」
自身が一回り肥大して興奮を抑えるのにやっとな僕は、そう短く答えるのが精一杯だった。
余裕のなさを誤魔化すために、顔を背けたために露わになった首筋にくちびるを落とした。
「あっ」
同時に、指先にぐっと力を込めて琴子の中に人差し指を侵入させる。
そこは驚くほどの熱と湿度を持っていて、僕を誘い込んでいるようだった。
くい、とその指を折り曲げてかき混ぜると、琴子がまた薄く喘ぐ。
下着の中で動き回る不自由さに限界を感じて、そっと最後の一枚を脱がしにかかった。
するりとウェストに手を差し入れると、僕の動きを察知した琴子が腰を軽く浮かせて助力をしてくれる。
細く引き締まった両足から薄っぺらい下着を引き抜く。かかとに引っ掛かったそれをちらりと片目で確認をしたら、色はワインレッドだった。
「……クリスマスカラー?」
胸の内で呟いたつもりが、しっかりと声に出ていたようで。
真っ赤に染まっていた顔をさらに首まで赤くした琴子が、ばか、と小さくつぶやいた。
ごめんと口先だけで謝って、キスをする。
もしかしなくても、僕のための用意かな。
琴子自身が、僕にとっての最高のクリスマスプレゼントだ。
うきうきしつつ舌を深く絡ませながら、膝を開かせてその間に陣取った。
白い太ももと撫でて、身を起して膝に手のひらを乗せる。
その手に力を込め、ぐいとさらに大きく割り開く。案外簡単に露わになったそこへ鼻先を近づけた。
「あ……やだっ」
僕の次の行動を察知した琴子が、今更なのに足に力を込めて膝を合わそうとするが、それより早く僕は皮を被った陰茎に舌を這わせる。
「ああっ」
琴子の全身がびくんと痙攣をした。
舌先にダイレクトに伝わる女性の味に興奮をして、僕はまるで獣のようにぺろぺろとせわしなく舐め上げる。
「んっ、んん……あ! や、まって……!」
琴子の手が伸びてきて僕の頭頂を髪の毛ごと掴んだ。
僕は頓着せずに、愛液の滴る花心に吸いついて、ついでに手持無沙汰になっていた指先を内部に埋め込んでしまう。
「あ! やっ……やだ…ぁ」
そこはさっきよりも一層激しい熱に満ちていた。
早くここに自身を突き立てたい。
そんな欲望に捕らわれた僕は、まるでやっと食事にありついた犬のように意地汚く琴子を舐めまわし、指の抽送を繰り返す。
後から後から溢れてくる粘液を拭うように舐め取った。
奥まで差し込んだ指を、ぐいと折り曲げて内壁を探るように撫でる。
「ぁ……ふ、んっ…ああ!」
僕の行動一つ一つに、琴子が身を震わせて反応をくれる。
どんどんと楽しくなってきた僕は、調子に乗って指の動きを激しくする。