【友達≦】幼馴染み萌えスレ16章【<恋人】at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ16章【<恋人】 - 暇つぶし2ch350:決して届かない手を
08/11/12 04:32:04 mcR0WQLL

もう五年前の話になるだろうか?俺はずっと後悔していることがある。
それはもう手を伸ばしても決して届かない。
なぜ?何で?ナゼ?ナンデ?そんな自問自答を何度繰り返したことだろう。
しかし、何度叫び、悲鳴を上げようと一度輝きを失ったものは取り戻せない。
何故なら最愛の彼女は________

それはいつもと変わらぬ景色、自分の部屋から見えるピンク色のカーテンを見つめる。
そこのカーテンの裏側に俺が恋している少女、香澄がいる。香澄とはいわゆる幼なじみってヤツだろうか?
そんな彼女と俺は、恋愛している。もうこれから一生忘れることはないだろう。
一週間の俺の情けない告白に頬を赤く染め、言葉ではなく唇で返してきたあの表情を。
そして____

「香澄?」
「・・・」
「どうした?さっきから無言で」

香澄はデート中ずっとうつむいていた。不謹慎かもしれないが生理とかだろうと思って別段きにしないでいたが、
流石におかしいと思い、帰りの道のりで声をかけた。
そして彼女は一言だけ、本当に一言だけ

「・・・お母さんに、今日は帰らないって言ってある」

と言った。おれは驚きとうれしさ半分で答えた。

「・・・いいんだな?」
「・・・・・・うん」

そして俺と彼女は一つになった。夜景や海などの見えない安いラブホテルだったが、
俺と香澄は、一緒にいるだけで幸せだったんだ。
その帰り道、幸せ絶頂の俺たちに不幸が襲った。俺たちは自宅へと帰宅すべく
電車を待っていた時だった。
ふいに香澄の身体が宙に浮かんだ。それは時が止まっているようにも見えた。
そして香澄の身体はゆっくりと線路へと向かってゆく。
その数十メートル先には、ライトを照らし、猛然と向かってくる電車の姿があった。
俺は手を伸ばす、香澄に届くように。助けられるように、しかし___

「あきrっ」

それが彼女の声を聞いた最後だった。
俺が横を見ると若い少年が狂ったように笑い、叫びながら駅員に取り押さえられている。
後に聞いた話では誰でもよかったらしい。ただ幸せそうに寄り添う俺たちの幸せを壊したくなったそうだ。
何か?それはおれたちのせいなのか?おれが香澄と付き合ったりしなければ香澄は殺されなかったのか?
どうせおまえは誰であろうがやっていただろう?最初から殺すつもりでここへきたのだろう?
もはや相手には怒りも感じなかった。香澄を失い、香澄の親にも罵倒され、
俺に残ったのは脳裏に焼きつく香澄の恐怖に怯えた顔だけだった___

こうしていても今でも鮮明に思い出す。あの時、香澄を家に帰していれば助かったのだろうか?
そもそも俺が香澄と付き合ったりしたからあんなことになったんじゃないか?
自問自答をしても彼女は帰ってこない。
もうどんなに手を伸ばしても、彼女のほうは手を伸ばすことすらできないのだから。
俺は五年たった今でも、その決して届かない手を、伸ばし続ける。

後味悪くてスマン。なんかふと書きたくなった。
某スレ主より


351:決して届かない手を
08/11/12 04:38:13 mcR0WQLL
すまん。なんか少年がニュースとかでやってる無差別殺人に対して何かを伝えたくなった。
ほんと唐突に思った。その理不尽で殺された人、そしてその周りの人間の悲しみのことも考えてほしい。
そう思って作りました。後悔はしてない。

352:名無しさん@ピンキー
08/11/12 08:08:35 6T8N4g/a
>>350
十分伝わったと思う。
ありがとう

353:名無しさん@ピンキー
08/11/12 08:23:12 re5xqTsz
>>351
なんで自己主張したがるの?馬鹿なの?死ぬの?

354:名無しさん@ピンキー
08/11/12 11:08:14 nmjrirpL
>>351
うざ

355:名無しさん@ピンキー
08/11/12 14:07:43 jTWDJBml
別に良いだろ後書きのコメントくらいwww
書き手だってSS生産マシンじゃないんだから

356:名無しさん@ピンキー
08/11/12 20:00:18 DJ46l3EX
某スレ主て
お願いだから向こうとこっちで区別つけてくれないか
向こうに全く興味無い人間もいるんよ

357:名無しさん@ピンキー
08/11/12 21:17:01 avOpCbfX
>>351
主張したい事はわかる
けど書く場所を考えて欲しい

358:名無しさん@ピンキー
08/11/12 21:25:55 LAqX/nun
>>355
後書き云々の話てか書き手そのものが問題
はっきり言ってかなりうざい

359:名無しさん@ピンキー
08/11/12 21:35:32 bcK6S1TC
今日俺の爺さんが小学校の幼馴染みと再婚したよ
ほのぼのまったりとしたいい式でした

360:名無しさん@ピンキー
08/11/12 21:46:22 2CntkXhU
>>359
じいさんうらやましいなあ
俺も幼なじみが欲しかったよ

361:名無しさん@ピンキー
08/11/12 21:51:39 tB5BfeX2
一瞬爺さんと自分の幼馴染が結婚したのかと思ったじゃないか。

362:名無しさん@ピンキー
08/11/12 22:09:32 8dUufQPG
何たるNTR。そして爺さんオメ(*^◇^)/゚・:*【祝】*:・゚\(^◇^*)

363:名無しさん@ピンキー
08/11/12 23:09:24 DJ46l3EX
>>361
実際、幼馴染みとの年の差ってどこまで許せるかなぁ、と
一人で思いを張り巡らせていたら
もの凄く虚しく

364:名無しさん@ピンキー
08/11/13 03:00:44 K+nU+6Pe
>>359
爺さんが小学生の幼馴染と再婚したと読んでしまった俺はどの病院へ行くべきだろうか?

365:名無しさん@ピンキー
08/11/13 07:34:29 ZMbE3sRV
あれ、俺がいる

366: ◆oL/gQPdy0M
08/11/13 15:14:41 heBj8b8D
>>363
当人達が幸せなら、何歳でもいけるさ。

367:名無しさん@ピンキー
08/11/13 17:20:14 QTxw1Sx9
そろそろあげるか

368: ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:46:00 UgkNvefK
次から投下。
エロ無しです。NGは酉で。

369:『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:48:38 UgkNvefK
1
 俺の幼馴染みは変わってる。

 容姿は良いんだ。170を越える身長にサラサラと流れる長い黒髪。切れ長で天然のレッドアイズにグラマラスで白くしなやかな柔肌。
 スポーツ万能で成績優秀で家事の一切を熟し、性格もクールドライでポーカーフェイス。
 たいていの事は「そう……」の一言で流し片付ける。
 俺が言うのもなんだが、かなりカッコイイ。実際モテるしな……女からも告白されてるし。
 しかも女なのに『村雨(むらさめ)』って変な名前なんだぜ? いまどきありえねぇって! そんでモテるんだぜ!? 世の中不公平だっ!! まっ、名前だけなら俺の小太刀(こだち)も負けてないが。
 そんな幼馴染みは、数多くの告白を受けてるのに、未だ彼氏を作らない。俺なんて十回くらい告白したけど、一回も首を縦に振ってくれなかった……
 俺だけは幼馴染みの『秘密』を知ってるのに、他の奴よりも有利な筈なのに、毎回「ゴメンねコタ……」って台詞で却下される。
 つまり、俺が一番、可能性無いわけだ。笑えねぇ。

 家も隣同士で、3歳の頃から17になるまで思い続けて来たけど、さすがに限界だよ。十四年間、口説いても振り向いてくれない人を、これ以上は追い掛けれない。
 俺だって彼女作って、イチャイチャしてHしたいんだ。どれだけ素敵な人でも、手を出せないのは辛過ぎるよ……だから今夜、幼馴染みに言わないと。
 もう、部屋には来ないでくれって。
 もう、二人きりになるのはヤメようって。
 言わないと……

 「よしっ、いっちょ気合い入れますか!」
 覚悟を決めれば後は楽。みんな帰宅した教室の中、突っ伏していた机から顔を上げる。
 今日は高二の終業式。今日の夜もベランダ越しに幼馴染みは来るだろう。窓をノックもせず、了承も得ずに、俺の部屋に入り込んで来るだろう。
 その時に、言うんだ。付き合ってくれる人ができたと嘘を付いて、だからもう部屋に来るなと、関係を終わらせる。


370:『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:50:15 UgkNvefK
2
 夜も九時を過ぎた。今日は家に一人だけ。二階の自室でベッドに座り、ぼんやりとテレビニュースを眺めてた。
 「給付金かぁ……何に使うかなー」
 そして何気なく呟くと、

 「漫画でも買えば良い。そしたら私が読みに来るよ」
 すぐ後ろから聞き慣れた声。
 鍵の壊れている窓は開けられ、部屋に上半身を差し込みながら村雨が答えていた。
 漫画……か。俺の部屋壁は、四面のうち一面が本棚で、漫画本は2000冊以上存在する。子供の頃からの小遣いも、バイト代も、その殆どを漫画を買う為に注ぎ込んだ。
 俺自身はそんなに漫画を読まなくとも、新しい漫画を買えば村雨が読みに来るから。
 それが嬉しくて、馬鹿みたいに漫画を買い集めた。だけどそれも終わり。二束三文でも、全て売り払う。できた金は、これから現れる恋人に使うんだ。
 「いんや貯めとくよ……それと、新しい漫画は買ってないぞ?」
 俺は前を向いたまま。正面のテレビを見詰めたまま。平静を装ったまま。小さく、小さく、深呼吸。
 「んっ? ああ、今日はそうじゃないんだ。ほらっ、前に『シタ』日から三日だろっ? そろそろ貯まって来たかと思って」
 声と足音が近付き、テレビを遮って前に立つ。
 ブレザー制服の幼馴染みを見上げれば、白い頬を僅かに赤くして俺の顔を見下ろしていた。
 正確には顔じゃない。『耳』だ。村雨の秘密……それは、重度の耳フェチだと言う事。
 耳掃除と称して俺の耳を舐め、しゃぶり、唾液を流し込み、耳垢と一緒に啜(すす)る。俺の耳に関する時だけ、クールな仮面は剥がれ、卑猥なセリフを連発する淫女になる。
 初めて綿棒で耳掃除して貰う時、息を荒くしながら「コタのイヤーバージン奪っちゃうから……」と囁かれたのにはビックリした。それぐらい耳が好きなんだ。
 だから困る。恍惚の表情で一心不乱に耳を舐められて、その間中抱き締められたら、絶対に勃起する! 手を出したくなる!
 村雨も性的に興奮して太腿を擦り合わせてるし……生殺し過ぎるだろ!?
 いつもいつも嫌なんだよ! 耳を舐められた夜に、一人で村雨の名前を呼びながらオナニーするのは!!


371:『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:51:59 UgkNvefK
3
 数秒も無言で居ると、我慢できなくなったムラサメは俺の左隣に腰を下ろし、そのまま肩へと寄り掛かって来た。
 「なんだコタぁ……こんなにぐちゅぐちゅの垢なんか溜めて、私を誘ってるのかぁ?」
 そのまま嬉しそうに、アゴのラインまで長い舌を垂らして口を広げ、俺の耳を一口でしゃぶろうとしている。

 ここまでだ。さよならムラサメ。

 村雨の肩を掴んで引き離し、驚いてる顔へ振り向いて見据え、呼吸を一つ、二つ、三つ。言葉を紡ぐ。
 「聞いてよ村雨。俺、さ……今日、彼女できたんだ。だからもう、俺の部屋に来るな。耳掃除も彼女にして貰うからしなくていい」
 俺は落ち着いた顔をしてられてるか?
 声は変わらず普段通りに出せているか?
 その結果は、瞳を大きくし、唇を震わせてるムラサメを見れば解る。
 「あっ、秘密は絶対にバラさないから安心して。村雨も早く彼氏見付けて、いっぱい耳掃除してやれよな!」
 ポンと村雨の肩を叩いてそう切り上げ、トイレで泣こうとベッドから腰を上げようとして、
 「私と付き合えコタ……」
 上げれない。
 両の二の腕は、爪が食い込む程の力で掴まれ握られていた。聞き間違いでなければ告白まで添えられている。
 「付き合ってる子とは別れて……昨日までは私が一番だったんだろ? 良かったなコタ! 十年以上も告白してた相手と交際できるんだぞっ♪♪」
 口調は軽く、笑っているのに、目だけが笑ってない。掴んでる腕も執拗に握り締めたままだし。
 そんな状況で言われても、怪しくは有るけど嬉しくはない。余計に疑問は増大。
 「だから、なっ? 私の身体を好きに触っていいから……恋人同士だもんな! 恋人同士だから、耳……良いよな?」
 村雨は甘い台詞を吐きながら、再び俺に寄り掛かって来る。


372:『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:53:26 UgkNvefK
4
 しかしまぁ、最悪だよ。ちょっぴり期待はしてたけど、するんじゃなかった。村雨は自らの身体を差し出してまで、俺のパーツ……俺の耳を手放したくないだけ。
 「ううん、付き合え無いよムラサメ。これからの彼氏の為に、身体は大事にして」
 今でも好きで焦がれてる想い人を完全に拒絶した。だって悲しいよ……好かれても無いのに。
 村雨も今度は堪えたのか、瞳だけではなく、全身を硬直させてる。口だけがパクパクと動いてる状態。
 「ふっ……あははははははははっ! はぁあっ……駄目だっ!! ダメだダメだダメだダメだ駄目だっ!! コタは私のモノだ! 別れて私と付き合ってよ……そしたら、せっ、セックスとか、しても良いんだぞ?」
 顔を何度も左右に振り、耳まで赤く蒸気させて催促する。
 本気だってわかるけど、
 本気だってわかるから、
 好きだって言って貰えないのは悲しい。
 まぁ言わないよ。だって、俺の耳が好きなだけなんだもんな?
 それならこっちにも考えが有る。
 「俺は、別れるつもり無いよ。ムラサメには一ヶ月に一度ぐらい耳掃除させてあげるから……それで良いだろ?」
 身体は、心から好きだって言える奴ができたらソイツに差し出せよ。
 耳だけの為に、好きでもない男の側に居るな。好きになった男の耳を好きになれ。
 それまでは妥協して、耳だけを貸してやるから……

 「私とセックス、したくないのか?」
 「彼女以外の人とはしたくない」

 心にも無い言葉で拒絶し、村雨は下を向いて肩を震わせる。ただ掴まれ続けてる俺の腕だけが痛みに軋んでいた。
 この痛みは、村雨を悲しませた罰。
 「そっ、かぁ……そんなに彼女が良いのかコタ? 昨日まで私をオナペットにしてたクセにっ!
 ふふっ……コタの私を呼ぶ声、私の部屋まで聞こえていたんだぞ? あんな愛しそうに呼ばれたら……んふっ、声だけで妊娠してしまいそうだよ♪」
 村雨は瞳を三日月に細め、俺の身体を抱きしめて耳元に口を寄せる。


373:『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/14 00:55:04 UgkNvefK
5
 ……はっ? 村雨は今、何て言ったのか。俺のオナニーしてる声が聞こえると言わなかったか? いや、だってそれはオカシイ! もう七年だぞ!? その間、ずっと黙ってたって言うのかよ!?
 グルグルと考えが巡り、体動は影縫われる。
 「他の男子と話ししててもわかるだろ? 学年で一番のオカズにされてるのは私だ。みんなこの身体を見て想像してるんだぞ?
 この胸を揉み、もっとオチンチンで突いてって喘がせて、当たり前にチツナイ射精するんだ……コタが私と付き合わなきゃ、いずれ誰かとこうなるんだぞ? そんなの嫌だよなコタ?
 私の……わた、ひっ、ふんんっ、だめっ、我慢できな……んちゅ、ちゅぎゅちぎゅちぎゅ♪」
 突然。台詞は打ち切られて終わり、右耳に水っ気たっぷりの温かさが触れた。
 へりの軟骨部分を唇で挟んでコリコリと音立て、粘着質な唾液を徐々にコーティングして絡める。
 「ふぁぁっ!? ヤメッ……離れ、ろ、ムラサメ!!」
 村雨が施した長年の口淫と愛撫により、俺の耳は完全な性感帯へと姿を変えていた。ゾクゾクと駆け抜ける快楽はダイレクトで足の付け根に伝わり、たった数秒でズボンを押し上げてしまう。
 ハグから逃げようとしても、さっきまで掴まれていた腕は痛むばかりでちっとも動いてくれない。ははっ、あーあ、こりゃ痣になってるなぁ……
 「んぢゅ♪ ぢゅるぢゅる、んん、ちゅぱっ、おいひいよコタぁっ……いっぱいエッチするからぁっ、コタの赤ちゃんいっぱい産むからぁっ……わたひのモノになってよぉっ」
 一旦口を離して更に抱き寄せ、俺の顔を柔らかくふくよかな胸にぎゅうっと押し当てる。腕を頭の後ろに回し、息苦しくなるぐらいに力強く。
 「なっ? コタ、なっ? 別れろよ、なっ? あした一緒に謝ってあげるから、それでいいよな?」
 こんな現状、昨日までだったら押し倒してたかもしれない。今だって、腕が動けば村雨を押し倒したい。
 でもできないから、色々と考えて、脳内で村雨の言葉を反芻させる。
 そして気付く。あれっ、もしかしてプロポーズ紛いの事を言われなかったか? と。子供を作るとかなんとか。
 それって、俺を好きだって自惚れても良いよな? おおっ、もしかして……もしかしてもしかするのか!? きちんと、話しを聞かないと。

 僅かな光明を感じ、
 「苦しいんだよムラサメ、早く離れ……」
 息苦しいから一度離してくれ。腕が動かないんだと続けようとした瞬間……

 「いやだっ!!」
 急速に首への圧迫が増し、あっと言う間も無く視界がホワイトアウトして消えた。
 心地良い気絶の中で聞こえたのは、
 「悪いけど、彼女からコタを寝取るから……」
 そんな村雨の笑い声。


374:名無しさん@ピンキー
08/11/14 00:57:01 UgkNvefK
後はエロ→オチ。
次の後編で終わります。

375:名無しさん@ピンキー
08/11/14 01:17:15 Ew73Edxm
また全裸で明日を迎えるのか…

376:名無しさん@ピンキー
08/11/14 01:26:02 CSwK/BDr
期待して待ってる。
しかし、村雨がらきすたのみなみで再生されるのは
俺だけでいい。

377:名無しさん@ピンキー
08/11/14 07:03:16 V8EBdm63
>>375
おまいは服を着るのか?

常にSSをお待ち申し上げる身としては全裸待機あるのみ

378:名無しさん@ピンキー
08/11/14 08:31:35 7dD+C8V+
学校に登校して教室でテント張ってるのは俺だけか?SS超期待して待ってる。それまでヤらない

379:名無しさん@ピンキー
08/11/14 08:55:29 umVv2kot
GJ!
なんだが、寝取られものじゃないのにタイトルに「寝取られ」と書くと、それだけで飛ばす人も多かろうと

380:名無しさん@ピンキー
08/11/14 15:51:30 RrOIrVFI
寝取られどころかラブラブじゃねーかwww

コタが逸物とバイブで村雨の前と後ろを攻めまくる小太刀二刀流マダー?

381:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:12:33 A1p2ljYf
ヤンオサもなかなかいいですねふふふふ

382:TYの部屋
08/11/14 23:59:50 1CuQ4dwB
寝とられ彼氏、のオードブルにでもw



それはいつもと変わらない日曜日だった。
俺は自分の部屋でいつものようにPCをいじり、幼なじみのゆうはそれをベッドの上から見てくる。
しかし、この日はゆうの様子がいつもと違った。

ゆう「ねぇ~隆~」
隆「んだよ。おれは今忙しいの」
ゆう「むぅ~少しはかまってよ」
隆「いまさら二人で何すんだよ」

そう言って俺は抱きついてくるゆうを引き離す。いつもこの繰り返しだ。
ゆうは男ってもんがわかってない。俺だからいいもののほかの男だったらヤられてんぞこら。
しかし、次のゆうの発言で俺は上記の言葉を撤回する羽目になる。

ゆう「…H……しよ?」
隆「ぶううううううううううううううううううううう」

ゆうの発言で俺は口に含んでいたココアを盛大に噴き出した。

隆「おまっ!いきなり何言ってんだよ!」
ゆう「だって…他にすることないんでしょ?だったら…しよ?」
隆「おっおまえは…」

ゆうは初めてではないのだろうか?俺はゆうが誰かと付き合ったなんて聞いたことはない。
しかし、こうして気軽に誘ってくる辺り、初めてではないのだろう。

ゆう「隆、初めてなんでしょ?」
隆「…」
ゆう「私が童貞もらってあげる♪」
隆「うわっ!」

ゆうはそう言うと俺の身体を椅子の上からベッドの上へと押し倒した。
俺はエロゲの主人公みたいに理性を…保っていられなかった。
俺は逆にゆうを押し倒し、気がつくと唇を重ねていた。

隆「…」
ゆう「ん・・・」

俺の部屋にはくちゅくちゅといういやらしい水音が響く。
俺は童貞ながらAVなどを思い浮かべ、胸に手を伸ばした。
ゆうの胸は控えめだが…硬い?しばらく触っているとゆうが唇を離し

ゆう「…待って、自分で脱がせて?」
隆「…分かった」

そして俺はもう残り少ない理性というライフを行使し、ゆうが服を脱ぐのを待った…。



383:TYの部屋
08/11/15 00:01:01 1CuQ4dwB
ゆう「…いいよ」

その言葉で後ろに振り向くと生まれたままの姿で俯いているゆうがいた。

隆「きれいだ…」

気がつくと俺は自然とその言葉を出していた。
そしてまたしても唇を重ね、ゆっくりとベッドに倒れこみ、胸をもむ。
さっきとは違い、かなり柔らかい。
そして一通り揉み終えると俺はゆうの大事なところを見る・・・するとすでにそこは湿っていた。

ゆう「恥ずかしい…」

ゆうはそういうが俺は初めて見る女性器に夢中だった。
そして散々指でいじくりまわしていたが…

ゆう「そろそろ…いいよ?」

その言葉で完全に理性が崩壊した気がした…。

俺は正常位でゆっくりと俺の分身をゆうの大事な部分にあてがう。

隆「…いいんだよな?」
ゆう「…うん」

そして俺はいざ入れようと…

隆「あれ?入らない…」

俺がそうして四苦八苦しているとゆうの手が伸びてきて「ここだよ…」と場所を指定した。
俺はその場所にゆっくりと差し込む…。無論ゴムをつける余裕などなかった。



384:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:01:29 GKDs2fB3
>>382
自分のスレでやってください

385:TYの部屋
08/11/15 00:01:43 1CuQ4dwB
ゆう「っ……」
隆「ぅぁ…」

初めて入った女性の中はとても暖かかった。うねうね動いて今すぐにでもいきそうだ。

隆「ゆう・・・入ったよ」
ゆう「っ…うん…」

ゆうがやたら痛そうにしているので俺は下腹部を見た。するとそこからは血が滴っている。

隆「お前…初めてだったのか?」
ゆう「…えへへ、ばれちゃった…」
隆「初めてなのに何で…?」
ゆう「そんなの…好きだからに決まってるでしょ?」

そう言って痛みに耐える彼女の姿を見て俺はゆうを可愛いと思った。

隆「動いて…いいか?」
ゆう「うん…」

そして俺は動く。ゆうが痛がらないように、ゆっくりと。
だがゆっくりやっても痛いらしい。しかし、俺は腰を止めることができない。
ゆっくりとしたストロークを繰り返していく。
やがて俺には限界が訪れた。

隆「やばい…いきそう…」
ゆう「……んっ!」

なぜかゆうは俺がいきそうと言った途端に足に力を込め、抜けないようにしていた。
俺は今更ながらゴムをつけていないことに気づき、必死で抜こうとする。

隆「おいっ!やばいって!」
ゆう「…お願いっ!中に…隆とできた証が欲しいのっ!」
隆「まずいtt…ぅ…」

まずいとは知りながらも俺は我慢できず、ゆうの中に欲望を解き放った…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

隆「はぁ~…お前なんで初めてなのに誘ったんだよ…」
ゆう「馬鹿。好きだからに決まってるでしょ?」
隆「しかも最後のなんだよ…出来たらどうすんだよ…」
ゆう「むぅ…もう社会人なんだしいいじゃん♪責任…とってくれないの?」
隆「…まぁ…いいけどよ」
ゆう「♪隆大好きっ!」
隆「ちょwお前くっつくな!もう一回したくなるだろ!」
ゆう「…する?」
隆「………します」

そして数ヶ月後。二人の間には新しい生命が宿り、今では二人は幸せに暮らしているという…。~FIN~





386:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:15:51 QHfbsAG6
>>377
服は着てても心は全裸だ

387:名無しさん@ピンキー
08/11/15 01:54:36 jUd7jmmx
>>382
お前が今まで読んできた小説には
括弧の前に名前が付いていたのか
と問いたい

388:名無しさん@ピンキー
08/11/15 11:17:27 xZw9CUzA
誰だあのスレから転載したのは

389:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:32:07 xtR45DuL
>>387
生まれた時からネットが充実した環境の中で育ったのなら
あり得るかもしれん

最近、余所にスレ立てた彼とか>>378とかを見てると、自分が勘違いしてるのか不安になってくるんだけど
BBSPINKって年齢制限無くなったの?

390:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:43:49 WQ7njDne
いつのまにやら18歳に引き下げられた。

391:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:45:44 K8w2UybW
>>389
21禁から18禁になりました。

392:名無しさん@ピンキー
08/11/15 23:54:25 kC8fla3z
「もう、あんたはまだ17歳なんだからこんなエロサイトみちゃ駄目でしょ!」

393:名無しさん@ピンキー
08/11/16 01:07:40 avnKBLrS
>>389
前からうっかり年齢漏らして叩かれるバカはいたじゃないか

394:『寝取られ彼氏』中編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/16 22:40:49 EUbkB0Qp
1

 ―ガタンゴトン、ガタンゴトン。


 ああ、身体が熱い。息も荒い。きっと夢の中。夢の中で俺が居るのは、一歩も動けないぐらいに詰まってる満員電車。
 勃起したペニスをズボンから出し、前に立つ女性のお尻にグリグリと先端を押し付けてる。
 ブレザーを托し上げ、ブラを抜き取って下に落とし、両手を使っても余る程に大きな胸を、入り口のドアガラスに密着させる。
 電車の外からは、潰れたふくらみと、コリコリに固くなった乳首と、羞恥で赤くなった顔が丸見えの筈だ。
 ペニスにスカートを掛けて隠し、痴漢行為により濡れて張り付いてる下着を、クロッチ部分に人差し指を引っ掛けて横にズラす。
 「ひあっ!? おっ、お願い、しま、す……私、これから……ひくっ、学校、なんですぅっ……」
 女はイヤイヤと長い髪を力無く左右に振り、涙目で俺にだけ聞こえる様に訴えるが、そんな被虐の表情をされても、余計に性欲を煽るだけ。絶対に止めたりしない。
 だから女の耳元に顔を近付け、できるだけ甘い声で、
 「駄目、だな……中出しだ。俺のザーメンを腹に溜めたまま学校に行けよ」
 膣内射精宣告をしてやった。
 弾力有る尻肉を両手でガッチリと掴み、ヴァギナにペニスを擦り付けてヌルヌルの愛液を全体に纏わせる。
 「ヤメ、てっ……ぐすっ、ください。手で……うくっ、いっしょうけんめい……しますっ、からぁ」
 あっ? 今更なに言ってんだコノ女は? 俺好みの顔とスタイルしやがって。
 「駄目だ。中出しだ」
 鈴口と挿入口をキスさせる。それだけで女の淫孔は水音を立てて吸い付き、物足りないと、言葉とは逆にディープが良いと催促して来る始末。とんだ淫乱だ。

 「はっ、うっ……ひぐっ、ううっ……せめて、中出しだけはヤメ……」
 「駄目だ。中出しだ」

 いつまでも縋(すが)る女に、もう助からないと教えるべく、台詞を遮ってゆっくりと腰を打ち込む。
 ぢゅぷっ、ぢゅぷちゅぶぢゅぷぢゅぷぢゅぷ……
 「んああっ!? そん、なっ……ふあぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
 ついに漏れた××の悲鳴。身体を弓形に反らせ、口横からヨダレを垂らす。
 もうどうだっていい! バレたって構わない! だけど絶対に中出しだっ!!
 「ふぅっ、ふぅっ、ふぅぅっ!!」
 どうせこれは夢なんだから……
 だってこんなに気持ち良いのに、どんなふうに気持ち良いのかが解らない。セックスの経験がないから、せっかく×雨とシテるのに感触が伝わらないんだ。
 俺の好きな顔で泣き、俺の好きな身体を震わせ、俺の好きな声で喘がせてるのに、村×とセックスしてるのに、こんなのってないよ!
 って事は、気持ち良くてイキそうなのも、結局は夢精って事か? ちっく、しょう……
 「ちっくしょぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 快楽の波がペニスの中心から噴き上がる感覚。ああ、夢精したなー。
 「コタっ、コタっ! コタぁっ!! もぅ、イっキゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
 そんな村雨の絶頂と同時に、ぼんやりと意識が覚醒し始め、パンツ洗わなきゃなーって考えが浮かんだ。


395:『寝取られ彼氏』中編 ◆uC4PiS7dQ6
08/11/16 22:42:15 EUbkB0Qp
2
 目に映るのは見馴れた天井。俺の部屋だ。
 そして今度は間違い無く、身体が熱い……と言うよりも気持ち良い。
 確かめるために、その気持ち良い所に視線を流す。ヘソの位置よりやや下、男性シンボルの有る場所。
 「んむぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」
 慌てて俺は声を出す。『ガムテープで口が塞がれ』てて、何て言ってるか理解できないだろうが、それでも構わない。
 だってヤメさせないと。こんな信じられない光景は終わらせないと。

 「ちゅぴゅっ……んっ? たった今、私の手でシコシコピュッピュして小太刀君が目を覚ましましたぁっ♪」
 右手に付着してるザーメンを舐め取りながら、俺が仰向けに横たわるベッドに、村雨が寄り掛かってる。
 左手にはハンディカムのデジタルビデオカメラ。レンズ越しに俺のペニスから顔へと往復させて、口元を吊り上げて妖しく笑う。
 レンズ下に有る『撮影中』の赤いランプが点いてるし、村雨が何をしてるのかは一目瞭然。
 「んんぅぅっ!! んむぅぅぅぅっ!!!」
 止めようにも、身体は全く動かない。ズボンとトランクスを剥がされて下だけ裸にされ、膝上と腹部と胸部の三ヵ所を、ベッドごとビニールテープでグルグルに巻かれていた。
 なんなんだよ……なにがしたいんだよ村雨は!? 手でされたんだなってのはわかるけど、どうして今になってこんな事を?
 「なんだコタぁ、ムラサメは何をする気なんだって顔してるぞ?」
 村雨はカメラで撮影を続けながら、その場で立ち上がってスカートをパサリと床に落とす。
 「んんっ!?」
 そうしたら見えてくる。大事なトコロが隠れて無い、下着の役割を果たしてるのかさえ不安になる、布地が極端に少ない黒色のローレグパンツ。
 「コタも、机に仕舞ってるアダルトDVDを見たなら知ってるだろ? 今からするのは、ハメ撮り……と言うやつだよ」
 ハメ……頭がオカシクなったのは俺か村雨か。
 同じ言語で会話してるよな? 変なフィルターを通してないよな?
 ならハメ撮りってアレだろ? 男と女の接合部を撮影しながらセックスする……ん? 去年ネットで買って、机の引き出し奥に仕舞ってたの見付かってたのかよ……ああ死にてぇ。
 「いいよなコタ……これから先、コタとしかエッチしないから、コタのチンポしか挿れないからぁっ……なっ? コタのどーてい、私にちょーだい?」
 自己嫌悪してる間に、村雨は俺の身体を跨いでベッドの上に立つ。
 そしていつの間にか消えていた撮影ランプを、未だガチガチに勃起する俺のペニスに照準を合わせ、再び点灯させた。
 「見てるか彼女さん? 今から小太刀君は、交際一日目に浮気するぞ? いや、違うな……小太刀は貴女を弄(もてあそ)んでいたんだ。だから交際じゃない、ノーカン。
 小太刀も、初めて付き合うなら気心知れた人が良いと言ってたからな。それにコタはもの凄く鬼畜な奴なんだ。私なんていつもハメ回されて……ハメ殺される寸前まで犯されてるよ。
 もちろん避妊なんかさせて貰えない。生理だからと断っても、生理なんて毎日……はぁっ、ナカ出ししてれば来なくなるって、押し倒されるんだ。
 ふぅっ、ふぅぅっ……じゃあ、今日も、コタの……ふっ! チンポを、私のあっ……アソコにぃっ、ハメハメしてもらいましゅ♪」


396:名無しさん@ピンキー
08/11/16 22:45:02 EUbkB0Qp
今回は以上です。
中途半端でスミマセン。
長い移動中に携帯で書いてたら、電池が切れそうになったので保存代わりに投下させてもらいました。
今度こそ次で終わります。

397:名無しさん@ピンキー
08/11/16 22:53:47 0nyvJ4xb
中途半端すぎるww
続きが気になりMAX!

398:名無しさん@ピンキー
08/11/16 23:09:44 avnKBLrS
また全裸で正座してろって?なにこれ新手の拷問?


399:名無しさん@ピンキー
08/11/16 23:22:52 9SvY934/
うp主はドSと見た。

400:名無しさん@ピンキー
08/11/17 00:02:06 7sNEhDH6
俺がもがき苦しむ姿を楽しんでるな
GJです

401:名無しさん@ピンキー
08/11/17 00:11:31 RDYv7u/m
ああああああああああああ気になるうううううううううう!!
GJ!

402:名無しさん@ピンキー
08/11/17 18:41:21 JetfKhz0
何という天然ドSっぷりw

403:名無しさん@ピンキー
08/11/18 00:54:33 IXEIIUM1
ここってファンタジーってあり?

404:名無しさん@ピンキー
08/11/18 01:06:12 /CdwgIyB
幼馴染であれば

405:名無しさん@ピンキー
08/11/18 01:08:22 IXEIIUM1
じゃその内投下します

406:名無しさん@ピンキー
08/11/18 01:13:12 PKBh64pN
厚着で待ってます

407:名無しさん@ピンキー
08/11/18 02:49:18 IXEIIUM1
405です
ファンタジーな幼なじみもの投下。

エロなしほのぼの
巨乳好き俺様王子としっかり者婚約者候補

全体的に少女マンガ風味で王道で色々とアレでイタタな話なんで、
ダメそうならスルーよろしく


408:成人の儀
08/11/18 02:52:38 IXEIIUM1
これは、とある世界での、昼下がりの出来事。
東南に海を臨み、西に豊かな山脈が連なる王国にて、今日はめでたくも成人の儀が執り行われた。
そのため、国のちょうど真ん中に位置する王城内は、右往左往する人々の姿で溢れていた。
なにせ、成人と認められる15の年までに何らかの優秀な成績を修めた者は、
王城主催の成人の儀に出席する権利を得られるのだ。
家柄も階級も関係なく、才能ある前途有望な若人にのみ、王城の堅い門扉は開かれる。
そしてついにこの日、王城を目指した若者たちの努力は報われたのである。
そんな、喜び溢れる王城内に浮かされたように、中庭の回廊を駆けていく姿があった。

「はぁ…はぁ…」
長い金髪を結い上げ、真っ白な肌の頬を紅潮させた少女だ。
何かのパーティーにでも行ったのだろうか。
少女の幼さの残る顔立ちに比べ、少し大人っぽい青のドレスを身にまとっている。
前方を真っ直ぐ強く見据える青の瞳は、纏ったドレスにも負けずキラキラと輝いていた。
その瞳で、少女はドレスの裾を両手でつまんで、キョロキョロと周りを見渡している。
「もう…どこに行ったんだろう」
息を乱して呟くと、少女は回廊を渡りきろうという手前で足を止めた。
「こういう日ぐらい、ちゃんと祝ってって言ったのに…」
メイフェルディ・ウォルト―メイリィは、走ったせいでもなく高ぶる気持ちを落ち着けようと、
先ほどのことを冷静に思い返すことにした。



409:405
08/11/18 02:54:59 IXEIIUM1
さわりはこんな感じ。
残りは明日投下します。
もう寝る


410:名無しさん@ピンキー
08/11/18 04:47:33 PB92f/pf
こりゃぁ…携帯(からの投稿)小説か

411:名無しさん@ピンキー
08/11/18 05:06:23 zRWYrE1i
>>409
明日はコピペなど駆使して一気に投下して、投下終わり、ときちんと書くんだぞー

412:名無しさん@ピンキー
08/11/18 11:00:08 H96WFEUx
萌える

413:名無しさん@ピンキー
08/11/18 17:36:01 kQ4OUh45
このスレのSSとゴーイングアンダーグラウンドの曲はなんとなく合う

414:名無しさん@ピンキー
08/11/18 18:08:16 ovcwT2TR
ミラージュとかな。

415:名無しさん@ピンキー
08/11/18 20:53:08 cRTKjIbW
俺も最近幼馴染みに好意を抱くようになってきた。54歳だけど

416:名無しさん@ピンキー
08/11/18 20:55:11 NQ3afyWZ
俺は最近幼馴染から敵意を抱かれるようになった。23歳

417:名無しさん@ピンキー
08/11/18 21:08:26 kQ4OUh45
>>416
なにしたんだよw

418:名無しさん@ピンキー
08/11/18 23:29:54 0wGwLrnp
俺は昔から幼馴染から敵意しか抱かれていない。19歳

419:成人の儀
08/11/18 23:30:42 IXEIIUM1
続き投下します。
お察しのとーり携帯からなんで読みづらいときスマン

420:成人の儀
08/11/18 23:33:06 IXEIIUM1
ざわめく広間では、参加者の緊張でぴんと張っていた空気が解けた反動からか、そこかしこで馬鹿笑いや大声が上がっている。
一大行事である成人の儀は無事終了し、今は玉座のある大広間で慰労の舞踏会が行われていた。
先月で満15才となり、様々な分野で才能を開花させてきたメイリィも、もちろんこれに出席していた。
『おめでとう、メイリィ。よくもまあ、ウチの愚息の相手をしながらこれほどの成績を修められたな。
お前の努力には、いつも目を見張らせられるよ』
そう言って、いつにも増して目を細め笑いかけたのは、この国の十七代目の王。
レイド・A・ライゼリムその人だった。
その昔『東南に武王あり』と恐れられたレイド王は、今でさえ屈強な体に衰えが見えない。
そして、強面な見た目に反して、性格は至って大らかで親しげだ。
『とんでもございません、陛下。
いたらぬ私を王子のご学友として迎えて下さった陛下や王妃様に報いる為には、このぐらい当然です』
恭しく礼をしながら、けれど毅然と言い放つメイリィ。
15才とは思えぬほどの意思の強さが、彼女を大人びさせる。
『…そうか。しかし、なんだな。メイリィも晴れて大人の仲間入りになったんだ。
もう少し色っぽい返答も覚えにゃならんぞ。どうだ?そのご学友…バカ息子との最近の進展なんぞは』
苦笑するレイド王に対し、メイリィはにこりともせずにべもない。
『お言葉ですが、陛下。コール王子と私の婚約は、あくまで形だけのはずではなかったでしょうか?
恐れ多くも、特に有力でもない家柄の私を王子のご学友として立てて下さったことは感謝しております。
ですが、婚約となるとこの身には余りすぎて、とても現実として考えられません。
なにより、王子ご自身がご不満を覚えていらっしゃるはずです』
いつもの朗らかな表情から一変して、硬い、実をつけたばかりの蕾のようにかたくなな顔。
レイド王はまだ苦笑しながらも、玉座から離れ、拝礼の姿勢をとっている少女の前に立った。
そして、丸く細い肩を、なだめるようにポンポンと叩いてやる。
『そうかな?俺には、あの人一倍意地っ張りで見栄っ張りの負けず嫌いが服着て歩いてるようなやつが、
お前には唯一気を許しているように見えていたんだがな』
『え?』
メイリィは目を見開いて、ついレイド王の顔を見上げてしまった。
許しもなく王の顔を見上げてはならないという規則を忘れるほど、メイリィには衝撃の言葉だった。


421:成人の儀
08/11/18 23:35:46 IXEIIUM1
『お互い、もう子供じゃない。たまには意地とか体裁ってのを取っ払って、素直になったらどうだ』
『陛下…』
『もちろん選択権はあるさ。俺も鬼じゃない、お前がどうしても嫌だってんなら辞退も考えよう。
だが、お前たちはまだ何も始まってないんだ。どうせやめるなら、一度ぐらい試してみないか?』
レイド王の言葉は、まるでメイリィの心を見透かしているかのようだった。



「陛下は、私とコールが恋仲になると思ってるのかな…」
ようやく整ってきた息を、すうっと吸い込んで吐き出し、胸を落ち着けさせる。
メイリィにとって、さっきのレイド王の言葉は、全て寝耳に水とも言うべきものだった。
「私とコールの関係なんて、ただ学友として一緒にいただけの、腐れ縁みたいなものなのに」
(けど、こうしてわざわざ探しまわってるのは、本当にそれだけの理由かしら)
自問自答している自分に、心臓がどきどきと責めている。
メイリィは、自分で自分の気持ちに折り合いをつけることができなくなっていた。
レイド王は、言葉でもってメイリィの気持ちを操る魔法でもかけたのだろうか?
こんな落ち着かない気持ちは初めてだ、とても耐えられそうにない。
メイリィがそう思ったときだった。

「……いじゃない、せっかく…の日なのに~。ヒドイ男ね、コール様」

(コール様…?)
甘ったるい女の声が確かにそう読んだのを、メイリィの耳は聞き逃さなかった。
コール。
それは今探している男と同一人物かと、メイリィは声がした方へ無意識に足を運んだ。
それが最悪の事態になろうとは、知る由もなく。


422:成人の儀
08/11/18 23:38:55 IXEIIUM1

「ふん、その晴れの日に誘ってきたのは貴様の方だろう。何がひどいだ。俺様に非はない」
「そうかしら。こんなとこで、分かりやすい誘い文句を口にする方に、非は微塵もない?」
「貴様、俺様に同じ事を二度も言わせる気か。…よほど仕置きを受けたいようだな」
「ふふ…女ですもの。手加減はなさってね」
「誘い上手も過ぎれば興ざめだな…」

メイリィが、中庭の奥まった場所で見た光景。
眼鏡を掛けた黒髪の男と、豊満な体を持った貴族の婦人の密会現場。
それは、メイリィを婚約者候補としているはずのくだんの王子コール・A・ライゼリムと、
成人の儀に列席したと見られる年上の女性が、キスをしながら抱き合っているというものだった。
メイリィはまず、驚きと羞恥とみじめさで、軽いめまいを覚えた。
ともすれば、膝が崩れそうになるほどの衝撃だった。
そして、その最初の衝撃が過ぎ、一番にメイリィの感情を突き抜けていったのは、怒りだ。
(別に、今さら驚くようなことでもないじゃない。コールは前から女好きだったし、
私には隠そうとしてたみたいだけど、何人かの人と付き合ってるって噂なら前からあった。でも…)
メイリィは、薄い手の甲に血管が浮かぶほど、ぎゅっと拳をにぎりこんだ。
(よりによって、今日、このタイミングで!私とは全然違う美人でスタイル良くて大人の色気たっぷり、
おまけに超・巨乳の人と、こんな所で、寒々しいセリフ吐きながらいちゃつかなくたって~!!)
メイリィの小さな胸の中はもはや、いろんな種類の怒りでごった煮状態になっていた。

423:成人の儀
08/11/18 23:41:27 IXEIIUM1
「コール!」
人の情事に出歯亀するような趣味などもちろん持ち合わせていないメイリィだったが、
レイド王の言葉で盛り上がっていた気持ちの行き着く先は、もはや怒りでしかないのだから仕方ない。
「め、め、メイリィ!?お前、舞踏会に出てるはずじゃ…」
メイリィの鋭い声に反応した男―コールは、さっきまでのカッコつけた雰囲気はどこへやら、
可哀想なほどうろたえていた。
「その舞踏会に最初に誘ってきたの、誰だっけ?」
「いや、ちょっと用事が出来てだな…」
「ふ~ん、こんなとこで女の人といちゃついてるのが、そんなに大事な用事なんて、知らなかった。
明日の王城新聞の三面記事が楽しみね~。『コール王子、真昼の逢瀬!相手はやはり巨乳だった!』」
「ばか…っ。ち、ちょっとこっち来い!」
慌てた体でコールはメイリィの細い腕を掴み、その場から引きずり出した。
「ちょっと、なにするの!?放してよ!」
「うるせぇ!」
暴れ出すメイリィを無視して、コールは力任せにずんずん中庭から離れていく。
自然、取り残された形の貴族の婦人は、腹を立てた様子もなく「ご愁傷様~」と手を振っていた。
「痛いって!舞踏会に戻るんだから放してよ!」
「説教したらいつまでも好きなだけ踊らせてやるよ!」
「なんで私が説教されなきゃならないのよ、立場が逆でしょ!」
「だから、部屋に戻ったら聞くって言ってんだろ、この貧乳!」
「なんですって馬鹿眼鏡!」
その、王子とその婚約者候補のものとはとても思えぬ言い合いを聞く者は、幸か不幸かいなかった。


424:成人の儀
08/11/18 23:44:15 IXEIIUM1

連れ出された先は、コールが執務室として使っている部屋だった。
書棚が右側の壁を埋め尽くす一方、左には様々な武器が飾られている、雑念とした部屋だ。
メイリィはいつもならなんとも思わず入るこの部屋に、言い様のない居心地の悪さを感じた。
「…放してよ。ここまで来たんだからもういいでしょ」
憤懣やるかたなし、といった表情のメイリィを見て、コールは渋々手を放した。
「ったく。なんであんなとこに居たんだよ」
溜め息混じりのコールにまた怒りが湧く。
あなたを探しにきた、なんて死んでも言いたくなかった。
「私がどこにいようと、コールには関係ないじゃない」
「かっ…わいくねぇな~いつもいつも!ちょっとはしおらしく言えねぇのかよ」
いつものメイリィなら、こんな憎まれ口は上手に流せるはずだった。
しかし、さっき女のプライドをズタボロにされたばかりのメイリィには、無理な注文だ。 「そうよ!かわいくなくてしおらしくもないよ私は!悪かったわね、美人でも巨乳でもない上に、
性悪な女が婚約者候補で!…でも、もう終りにするから安心してよ」
メイリィの常にない剣幕に圧倒され、コールはズリ落ちそうな眼鏡を引き上げることも忘れている。
一方メイリィは、驚きもあらわなコールをよそに、感情に任せて言葉を吐き出していた。
「七才の頃から腐れ縁でここまで来たけど、さすがに成人の儀を終えたらそうはいかないでしょう?
私、婚約者候補を辞退するって陛下に進言する。政略でも恋愛でもない婚約が、成立するわけないもの」
唇を噛んで悔しげに言うメイリィは、言っているうちにこれが一番いい方法なのでは、と思えてきた。
そうなれば、ウォルト家は再びただの中流貴族に戻るだろう。
だがそれで普通なのだ。
ウォルト家は、王と王妃に一時の恩を売ったことによって顔を覚えられた。
その際、たまたまメイリィの利発さと容姿が王妃の目に止まって、コールの学友に推挙される。
その頃、一ヶ月と埋まることがいなかったコールの学友の席。
問題児の王子の学友など、誰も務めることは出来ないだろうという宮中の噂は、
しかし、メイリィが着任したことで覆されてしまった。
喜んだ王妃は、半ば強引に、当時8つだったメイリィをコールの婚約者候補にしてしまったのだ。
だが、学友になることはできても、婚約者に、ましてや伴侶になどなれるはずもないとメイリィは思う。
友達は、恋人ではないのだ。


425:成人の儀
08/11/18 23:48:30 IXEIIUM1
「ちょっと落ち着けよ。大体、辞退ったって、あの親父が簡単に許すはずねぇだろう。
お前だって、せっかくありえねぇほど賞取りまくって今年の成人の儀のトップになったんじゃねぇか。
俺の婚約者候補って肩書きがありゃどんな施設も使い放題、おまけにその成績ならどこだって歓迎だ。
もう少しの間くらい、我慢しろよ」
な?と、なだめるように頭を撫でてくるコールに、理由の分からない寂しさを抱いた。
メイリィは、そんな自分に戸惑いを覚える。
「いいか?俺様の婚約者候補になりたいだなんて女、他にゴマンといるんだぞ?
お前、もうちょっとその辺有り難み感じろよな、ったく。…ま、ガキには分からんかもしれんがな」
そう言って、ひひ、と下品に笑うコールに、メイリィは笑いも怒りも、ツッコミも返せない。
(やっぱりコールは、私が婚約者候補やめてもいいんだ…
コールにとっても、ただの肩書きでしかなかったんだ…)
なんだか、心の中に空っぽの空洞が出来て、そこから全ての感情が抜け落ちてしまったような気がした。
「そう…ね。そうかもね…今やめるんじゃ、もったいないかも」
「お、おう。だろ?」
メイリィの反応がいつもと違うせいか、コールは拍子抜けしている。それでも場を取り持たせようと、「よく言った!」などと言っておどけて見せた。
せっかくセットした髪は、コールが遠慮なく撫でたせいでぐちゃぐちゃになってしまった。
でも、その撫でた掌が温かくて、怒りもすっかり収まって、メイリィはもう切なくなるしか術がない。
つきつきと痛む胸の中、「我慢しろよ」「ガキには分からん」というセリフだけ、ぐるぐる、
髪の毛のようにぐちゃぐちゃに混ぜ返されていた。


426:成人の儀
08/11/18 23:49:46 IXEIIUM1
おざなりな会話もそこそこに、執務室をあとにしたメイリィは、早足で歩き出し、やがて駆け出した。
大手を振って走るので、青いドレスの裾が乱れて白い太股があらわになる。
だが、メイリィにはもはや何もかもがどうでもいい。
着ているのがメイリィなら、コールにはドレスでも部屋着でも同じなのだ。
『お前たちはまだ何も始まってないんだ。どうせやめるなら、一度ぐらい試してみないか?』
不意に思い出したレイド王の言葉が、溢れ出しそうな感情の歯止めを壊す。
スタート地点にも立てないのに、試すなんて出来るはずがなかった。
学友は学友、腐れ縁は腐れ縁でしかない。
せっかく15になって、成績も上げて、精一杯のおめかしをしても、コールにとっては無意味なのだ。
約束の舞踏会すら、巨乳美女よりは軽かった。
(あんな人と、恋仲になんかなれるはずありません、陛下。なれるもんか……)
つきつき、痛む胸。
(痛くて、泣けてくる)
溢れ出る涙を拭いもせず、メイリィは自室までひたすら走ることで頭を空っぽにしようとした。





427:成人の儀
08/11/18 23:53:45 IXEIIUM1
舞踏会もようやく終わり、静まりかえった夜更け。
王城のとある一室に、音もなく忍び込もうとする影があった。
キィ…
かすかにたてられた扉の音に、しかし中にいる部屋の主は眠っているのか、反応はない。
気配を完全に絶っている影は、見知った部屋なのか、暗闇の室内を迷うことなく突っ切っていく。
そして、寝室に踏み入ると、天窓から漏れる月明かりに照らされた部屋の主の寝顔を、しばし眺めた。
穏やかな寝息をたてているのは、まだ幼げな丸みを頬の線に残している少女。
その頬には、くっきりと涙の跡が残っていた。
ついさっきまで泣いていたことが窺える。
「悪かったな…メイリィ」
低い、音にならない声。
部屋の主とともに照らし出された影の正体、コールは、常にかけている眼鏡が外されているせいか、
いつもよりも表情が柔らかく見受けられた。
コールはおもむろにズボンのポケットから何かを取り出し、ベッドサイドの台の上に無造作に置いた。
それは小さな正方形の箱だった。
「この俺にこんなもん買わせやがって……」
悪態をついているようで、その顔は優しげだ。
どうかしている、とでも言うように頭をかきむしると、コールはまた足を忍ばせ、部屋を出ていった。
誰かに贈られても贈ったことはない彼が、半年以上悩んで選んだものがその箱の中身だとは、
メイリィはおろか、誰も知る由はない。
まして、贈り物まで用意しておきながら舞踏会の約束をすっぽかした男の複雑な胸中などは、
なおのこと誰にも計り知れないことであった。

その後、二人は三年の時を経て正式な婚約を交わすことになるのだが、それはまた別の話。





終わり


428:名無しさん@ピンキー
08/11/18 23:56:11 IXEIIUM1
以上です

やっぱこの板的になんか違う気がするな
お目汚し失礼

429:名無しさん@ピンキー
08/11/18 23:59:36 0wGwLrnp
>>407
GJ!!別に大丈夫じゃない?

430:名無しさん@ピンキー
08/11/19 00:01:07 iSHVCqSa
>>428
GJ。
さあ、すぐに別の話を書くんだ。

431:名無しさん@ピンキー
08/11/19 00:12:11 VpHWOUoR
>>428
さぁはやく婚約するあたりの話をだな

432:名無しさん@ピンキー
08/11/19 02:54:48 Vga5V+GG
>>431早い話セクロスシーンを書けって事ですね。
同意します。

433:名無しさん@ピンキー
08/11/19 20:14:26 123TmpxY
GJ!
二人の掛け合いでらんま思い出した

434:名無しさん@ピンキー
08/11/20 09:46:50 xMewV9EH
>>413-414
ミーハーながらランブルとトワイライトを推したい

435:名無しさん@ピンキー
08/11/20 12:39:52 kJ/xlsDv
>>434
たしかにトワイライトはガチ

436:名無しさん@ピンキー
08/11/24 09:14:09 ghPYTaKg
NTR彼氏マダー?

437:名無しさん@ピンキー
08/11/24 09:59:49 clGD4fIC
>>436
あの人、別スレに投下したばっかだからもうちょいかかるんじゃね?まったり待とうぜ


438:名無しさん@ピンキー
08/11/24 21:53:57 C7CCgbmY
練習スレに書き込みがあったから書き始めてるのは確か

439:名無しさん@ピンキー
08/11/24 22:22:50 ieKNT90n
もう1週間以上全裸なんだが

440:名無しさん@ピンキー
08/11/24 23:12:15 UEeQS6Uv
靴下くらい履こうぜ

俺はサンタ帽で乗り切ってるぜ

441:名無しさん@ピンキー
08/11/25 19:01:32 gqhMjBr5
>>437
どこですか?

442:名無しさん@ピンキー
08/11/25 21:29:40 f37r/qoX
>>440

ギンギンにいきり立ったイチモツにサンタ帽を被せて待ってるんですね。分かります。

443:名無しさん@ピンキー
08/11/26 00:19:05 1F5ZcwLo
>>441、337じゃないが、
恐らくココ。逆レイプスレの>>328から。他だったら知らん
URLリンク(same.ula.cc)

444:名無しさん@ピンキー
08/11/26 00:19:57 kuqNszmK
>>429
亀田が、凄いまったりと面白かった。
GJ!

445:名無しさん@ピンキー
08/11/26 00:24:04 kuqNszmK
しまった、アンカつけ間違った。
>>407につけたかったんだ。
あと亀レスと言う意味で亀田じゃないんだ。色々スマン

446:名無しさん@ピンキー
08/11/26 01:25:04 UBY4LdxO
じゃあどんな意味なんだ、>>444の亀田は
気になるじゃないか

447:名無しさん@ピンキー
08/11/26 18:46:29 GtKDBQ8n
446に『亀田』という名前の幼馴染みがいるとかしかおもいつかん…

普段は名字で呼び合う仲なんだが、メールで『幼馴染み』と打つと、変換されるとか。

苦しいな。

448:名無しさん@ピンキー
08/11/27 12:02:23 H9VcLzkR
みる度に笑いがこみ上げてくる444スゴス

449:名無しさん@ピンキー
08/11/27 17:31:13 qZZE1Nqp
句点をつけろw

450:名無しさん@ピンキー
08/11/27 21:14:18 C6PD9lor
亀田「私の何がまったり面白いの?」
444「……ゴメン」

451:名無しさん@ピンキー
08/11/27 23:19:50 SEK1s14n
>>444って
「亀レスだが」と変換しようと思ったのに「レス」を入力し忘れて
「かめだが」で変換>「亀田が」になったっていうオチじゃない?

452:名無しさん@ピンキー
08/11/28 00:00:02 NNf1701a
いやオチも何も普通にそうだと思ったが

453:名無しさん@ピンキー
08/11/28 11:48:52 939creKs
>>445で亀レスじゃないと明言している件

454:名無しさん@ピンキー
08/11/28 13:07:00 mYtQ3Y4I
444ですが、>>451の意味で合ってます。
亀レスって言いたかったのに、亀田って入れちゃったんだ。
日本語って難しいね。本当にスマンかった。

455:名無しさん@ピンキー
08/11/28 13:13:19 7c/ufVwd
スレリンク(tomorrow板:885番)

456:名無しさん@ピンキー
08/11/28 18:09:14 4mUdLISE
>>451
ネタに・・・

457:名無しさん@ピンキー
08/11/28 18:52:29 whdqAPOk
>>455
萌えますた

458:名無しさん@ピンキー
08/11/28 22:28:33 A+zKYioJ
>>455
萌えたと同時にどうしようもない空しさが

あれ 目から汗が…

459:名無しさん@ピンキー
08/11/28 23:21:53 KPrYSIgA
>>455
そのくらいの関係俺にだって…あれ…おかしいな、誰もいない…

460:名無しさん@ピンキー
08/12/01 00:56:51 SSIsO/Rr
保守

461:名無しさん@ピンキー
08/12/02 18:56:02 Dtz5k10A
「そー君、今からそー君に催眠術を掛けるなら、この五円玉から目を離しちゃダメだよ?
 そー君の部屋だし、もし催眠術に掛かっても、変な事を要求しないから安心して。てーか、拒否したら起こしてあげないよ~。
 あはははははっ♪ んっ……じゃ、いくからね? リラックスして~、りらっくま、りらっくま♪
 
 貴方はこれから、私に対して素直になります。嘘は絶対に付けません。そして、催眠術に掛かっていた時の事は、催眠術が時に忘れてしまいます。良いですか?
 う~ん、本当に掛かってる? ホントにホント? 絶対だねっ!?

 それじゃあね、そー君はドコにエッチな本を隠してますか?
 あらっ、黙っちゃった。やっぱり掛かってな……机の一番下の引き出しの奥ね?
 どれどれ……おー、ホントだ! じゃ、ホントに掛かってるんだ……

 それならさ、そー君。私の告白を聞いてくれないかな?
 そー君と私が出会って、もう14年だよね? 3歳の頃からだもん、幼馴染みとしても凄く長いよ。
 でね、そー君。黙ってたけど私ね、そー君が好きなんだぁ。ずっと片思い……化石になっちゃうかも♪ なーんて。
 そー君は、私を女として見てくれた事は無いかも知れないけど、私にとってそー君は一番大好きな男の子だったよ。
 だから、ねっ? この関係を壊したく無いの。そー君にフラれて、関係がギクシャクして、疎遠になってくのは堪えれないの。
 だからっ、だから催眠術なんか掛けて、そー君に告白して……って、そー君、なんで私の肩を掴んでるの?
 きゃっ!? どうしたのそー君、目が怖いよ? 私を押し倒したって……そっか、もしかして催眠術が変なふうに作用して……それならっ。

 はい、手を叩きましたよ。催眠術は解けましたよ! 解けたよね? ほらっ、好きでもない女の子を襲ったりしたら駄目だよ? 私だから良かったものの。わかったら……ふぇっ? 最初から掛かって無かったの?」



……と言うようなやりとりをしてみたい。

462:名無しさん@ピンキー
08/12/02 18:58:55 Dtz5k10A
脱字が多過ぎる……orz

朝起こして~

催眠術が解けた時に~ね。

463:名無しさん@ピンキー
08/12/02 21:46:28 8T1lDo/f
>>461
可愛いな。GJ!

464:名無しさん@ピンキー
08/12/02 22:16:28 nOuPoTyl
当然そのエロ本はダミーで本丸は別のところだな

465:名無しさん@ピンキー
08/12/02 22:22:40 kcEVrcq0
どっかのエロマンガで似たようなの見たなそれ、確かそれは幼馴染じゃなかったけど

466:名無しさん@ピンキー
08/12/02 23:39:39 32lzcUaP
>>461
それは大塚子虎の「ファレノプシス」ではないのか?

467:名無しさん@ピンキー
08/12/02 23:49:37 w7KHnHu7
幼馴染じゃないけどあったね

でもそういうやり取りしてみたいぜ…

468:名無しさん@ピンキー
08/12/02 23:50:27 Dtz5k10A
普通に、催眠スレ読んで思い付いただけだよ。

469:名無しさん@ピンキー
08/12/03 14:36:32 nxmR9Wzm
>>468
GJ
あああ可愛いいいい

470:名無しさん@ピンキー
08/12/04 01:06:40 0zjsXVoi
子ネタを投稿させていただきます。
タイトルは「居心地の良い距離感」

471:居心地の良い距離感
08/12/04 01:08:16 0zjsXVoi
「ねぇたっちゃん、膝枕して?」
そういって美紀―まぁ所謂幼馴染だ―は、俺の了承を待たずして勝手に俺の太ももに頭を乗せた。

「おい、美紀。まだ了承してないんだが。」
「いいじゃない、どうせOKだったんでしょ?」
「…まぁそうだが。」
「ならいいじゃん。今日は甘えさせて?お願いだから…」
そういいながら潤んだ目で俺のことを見つめてきやがる。俺がそれに弱いのを知っているくせに。

こいつが甘えてくるときは、大抵何かしらあったことを示している。
いつだったか、膝枕だけしてやって理由を聞かなかったら、その後が大変だった。俺の財布から、諭吉様が数人飛び立って言ったほどだ。

「で、今日は何があったんよ?」
「うん…今日はね、あのね、振られちゃったんだ…」
「振られたって、あの優しそうな彼氏にか?」
「うん、他に好きな人が出来たって…」
振られたときのシーンが思い浮かんだんだろう。目には涙が浮かんでいる。

「…なら、俺が彼氏になってやろうか?」
「たっちゃんが?冗談はよしてよ~。他に好きな子いるんでしょ?」
冗談じゃないんだが。いつもこうやって俺が付き合ってやる、とか言うと話をそらしやがる。
そのくせ、甘えてくるから性質が悪い。生殺しもいいところだ。
「まぁな。片思いだけど。」
「え~!マジ?誰?誰?!」
さっき泣いたカラスがもう笑った、じゃないが、爛々と目を輝かせている。
「バーカ、お前なんかに言えるかよ。」
本当にお前が一番なんだけどな。なんて甘い台詞、言えないが。
美紀と過ごす、この空気が、この距離感が好きだから、壊したくない。

「…ねぇ、たっちゃん。」
「ん、何だ?」
「手をぎゅってして?頭なでなでして?」
こんな泣きそうな声でお願いなんかされたら、黙って従うしかなくなる。
「…了解。」
美紀の左手を俺の左手に絡ませ、空いた右手で頭を撫でてやる。
さらさらとした美紀の髪の毛が気持ちいい。美紀も少し嬉しそうに目を細めている。

…って、よく見たらこいつ、もう寝てやがる。
「…ったく…」
今回は何時間寝るんでしょうかね。俺のお姫様は。
毛布をかけてやりながら、俺はこの姫様が起きた後の脚の心配をしていた。

472:470
08/12/04 01:10:36 0zjsXVoi
以上です。
初めてなので誤字脱字や、文脈のおかしい部分が在るかもしれませんが、
何かあれば指摘してくださるとありがたいです。

473:名無しさん@ピンキー
08/12/04 01:18:58 lBoktHIb
まーありがちな話だな…














が、しかし萌えたぜGJ!

474:名無しさん@ピンキー
08/12/04 01:22:56 VU8CoUg4
小ネタとはいうが……続編書いてくれよ。
多くのROMだってそれを望んでるはずだZE!

とにかくGJ。まぁ精々誤字を指摘するなら、

× 飛び立って言ったほどだ
○ 飛び立って行ったほどだ

くらいかな? いやー久々に保養になったよ。

475:名無しさん@ピンキー
08/12/04 20:55:13 jdYQEpSa
続きは?

476:470
08/12/05 03:32:48 7GAIxtEd
>>473-475
ありがとうございます。まさか続編希望が出るとは思わず、でした。
さっくりとですが、女性視点で続き物を作ってみました。

3レス消費予定。タイトルは「彼氏に出来ない理由」。

477:彼氏に出来ない理由(1/3)
08/12/05 03:33:53 7GAIxtEd
「…ったく…」
なんだかたっちゃん―本名は海神 辰則―が何かつぶやいている。
でも良く聞き取れない。たっちゃんの大きな手で撫でられると、無条件で安心してしまう。
多分、私はたっちゃんの事が好きなんだろうな。でも、彼氏にはしたくない。いや、出来ないだけなんだと思う。
この心地良い関係を崩すなんて、私には出来ない。そんな勇気無いもん。

あ、毛布をかけてくれた。相変わらず無愛想なくせに優しいんだから。
私は知ってるよ。たっちゃんは誰にだって優しいんだって。厳しい言葉の中にも、救いがあるの。
でも、そんなことしてるから、無節操にフラグが立っちゃうんだよ?

紀子でしょ、瑞希でしょ、あとー…あ、湊もだっけ。
私が知っている限りでは、最低限この3人はたっちゃんに惚れてるんだと思う。だって彼を見つめる瞳の輝きが違うもの。
私の大切な友人たちだけど、そんな彼女たちにさえ、たっちゃんは盗られたくない。たっちゃんは私だけの「特別」なんだもん。

――そんなことを考えていたら、ふと昔の光景が思い浮かんだ。

478:彼氏に出来ない理由(2/3)
08/12/05 03:34:52 7GAIxtEd
「ひっく、ひっく、ひっく…」
誰かが泣いている。誰が?
「ひっく、ひっく、ひっく…」
あぁ、私が泣いてるんだ。でも、何で泣いてるんだっけ?

ふと近づいてくる、街灯に照らされている誰か。あの人は、たっちゃん?
「…あんな大声で怒鳴ってたと思ったら、隣の家から壊れるんじゃないかってくらいのドアの音が聞こえたからな。」
ああ、そうか。これは夢だ。確か、中学1年の夏だったっけ。
「で、美紀のお母さんに話を聞いたよ。お父さんと喧嘩したんだって?」
「…あんなお父さん、嫌いだもんっ!」
今までたっちゃん相手にこんな大きな声は出したことが無い。自分でもびっくりした。

「…おい。」
さっきの自分の声の大きさより、たっちゃんのこの声の方が、びっくりした。
と言うより、たっちゃんが怒るんじゃないかって、怖くなった。
だって、いつもより、たっちゃんの声のトーンが低いんだもん。

でも、たっちゃんは怒鳴ることなく、いつもの口調に戻り、
「そりゃウチの親父だって、お袋だって、無意味に怒ることだってある。でも、その意味を考えたことがあるか?」
「…なにそれ。無意味になんて怒られたくないよ。」
「まぁ話は最後まで聞けって。意味も無く怒ってくるときは、大抵何かしらのストレスを持ってるって俺は思うんだが、
 かといって誰にも吐き出せないときって、美紀には無いか?」
「…確かにあるけど…だからって娘に怒るの?要するに、怒られ損じゃん。やだよ、そんなの。」
「ま、そんなときの親父やお袋ってのは、ただ単に慰められたり、優しくされたりしたいんじゃないかと思うんだが。どう思うよ?」
「…うん、確かに、そうかもしれない…」
「そういうわけだ。だから、素直に謝っとけ。んで、少し肩でも揉んであげれば、機嫌が直るんじゃないか?」
「…じゃあ私のこの不機嫌はどこにぶつければいいの!?」
また怒鳴ってしまった。続くたっちゃんの返答にびくびくしていたら、

「俺にぶつけろ。四の五の言わずに言うこと聞いてやるから。」
あまりにストレートな言葉に、顔が熱くなる。今は顔を見られたくない。

「…じゃあ、私のこと、抱きしめて。それで、頭撫でて。その時、顔は見ないで。見たら、ぶん殴るから。」
「はいはい。」
「はい、はいっk…」
はい、は一回って言われなかった!?と言おうとしたのに、そんな風に抱きしめられたら、何も言えなくなるじゃん。
すごく嬉しくって、気持ちが暖かくなって、思わず顔が緩んでしまう。

このとき、初めてたっちゃんに『好きだ』って思ったんだったっけ。私にとっての初恋は、確かこのときだったと思う。

479:彼氏に出来ない理由(3/3)
08/12/05 03:35:51 7GAIxtEd
――ふと意識が浮上していく。たっちゃんに抱きしめてもらっている感覚が少しずつ薄れていく。
あれ、何の夢を見てたんだっけ?まぁ、いいや。またいつか、思い出すだろうし。

目を開けると、私は横になっていた。側頭部から伝わってくる、人の体温。
そういえば、たっちゃんに膝枕してもらってたんだっけ。
左手を見てみると、たっちゃんの手と私の手が繋がっている。
その事実がわかったとたんに、心が満たされていく。ついさっき振られた事で心に付いた傷が癒されていく。

…やっぱり私、たっちゃんの事が、好きなんだな。

そんなことを考えて、上を向いてみると、たっちゃんは目を閉じていた。
かすかにだけど、寝息が漏れている。膝枕しながら寝るなんて、たっちゃんは器用だね。

携帯で今の時間を確認してみると、午後5時半。
たっちゃんが夕飯を準備を開始するのは、確か6時半ごろ。
とりあえず、あと30分間はこの寝顔を眺めていることにしよう。

愛しの王子様が、目を覚ますまで、この緩んだ表情は私だけのものだから――

480:470
08/12/05 03:36:47 7GAIxtEd
以上でひとまず投下おしまいです。
お粗末さまでございます。

481:名無しさん@ピンキー
08/12/05 06:20:57 on2sPgUP
>>480
GJ!


とりあえずにちゃんのノリで言葉が途切れたところにアルファベット残すのだけはやめような。
あと気になったとこは下から3行目。「夕食の準備を」な。

482:名無しさん@ピンキー
08/12/05 08:00:23 VmRHj+jc
GJ。さぁ早く続きを書くんだ!wktkwktk

483:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:23:49 60CvacTk
教育テレビ

484:名無しさん@ピンキー
08/12/06 21:52:17 mJBY/utw
今日の寒さは堪えた・・・村雨マダー?

485:470 ◆POBrm2R/G2
08/12/07 01:56:35 200q7hI1
>>481
ご指摘ありがとうございます。非常に参考になります。
次回以降、そのような表現には気をつけます。

>>484さんには申し訳ありませんが、続編を書かせていただきます。

NGワードは「◆POBrm2R/G2」

タイトルは「親しき仲にも」



486:親しき仲にも ◆POBrm2R/G2
08/12/07 01:57:10 200q7hI1
現在時刻は土曜日の23時45分。そんな時間に、美紀から突然の電話。
なんとなく、明日に向けて嫌な予感がしつつ、電話に出てしまった。
そう、『出た』のではなく『出てしまった』。
「や、荷台クン。突然で悪いけど、明日10時、私の家に来て。よろしく。」
「おい美紀、ちょっ(プツッ プー プー プー)…はぁ」
明日は17時からバイト入ってるんだけどな…まぁ今電話したところで、
『現在、お客様の電話は、電波の届かない場所にいるか、電源が入っていないため、お繋ぎできません。』
と言われるんだろうな。

487:親しき仲にも ◆POBrm2R/G2
08/12/07 01:57:42 200q7hI1
そして、翌日。現在時刻は日曜日の10時10分。
目の前で眠るお転婆姫を眺めながら、
「で、この体たらくか。」
思わず、そうつぶやいてしまった。

ちなみにココは俺の部屋でも、どこか知らない場所でもない。美紀の部屋だ。
ちなみに不法侵入ではない。いくら幼馴染とはいえ、許可なくこの場所に足を踏み入れたりしない。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

約10分前の話になるが、
『ピンポーン』
「どちら様?って辰則君?久しぶりだね~。」
「ええ、お久しぶりです。お母さん。」
俺は美紀の母親のことを「お母さん」と呼ぶ。他の呼び方をすると、彼女自身の機嫌が非常に悪くなり、美紀と俺の両方にとばっちりがくるからだ。
「今日はどうしたの?もしかして私にこくは「今日の10時、美紀に呼ばれたんで、来たんですよ。」あら、そうなの?」
調子に乗らせると俺が困るし、もし美紀に見つかると、なぜか非常に不機嫌になるので、さっさと話を打ち切らせてもらった。
「申し訳ないんだけど、まだ寝てるみたい。」
「あ、そうなんですね。じゃあもう少し待つことに「ついでだから、起こしてやってくれる?」え?でも、男の俺が部屋に上がったらまずいんじゃ…」
「大丈夫、大丈夫!私がOKしたって言えばいいわよ。」
いや、年頃の娘さんの部屋に気軽に男を上げていいんですか?
「たっちゃんは、美紀のこと襲ったりしないでしょ?」
「いや、お母さん、心を読まないで下さい。」
「あははっ!たっちゃんことだからね~。本当に大丈夫だから、起こしてあげて。」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

なんてやり取りがあった。
よって、俺がこの場に居るのは不法侵入ではない。以上、証明終了。
さて、このまま美紀の寝顔を見ててもいいが、そろそろ起こさないとやばいだろう。『荷台』って事は出かけるんだろうし。

と言うことで起こさせていただこう。まずはちょっと遠めに声だけで。
「おーい、美紀ー、もう10時過ぎてるぞー。そろそろ起きろー。」
「…」
反応がない。ただの屍…ではなく、相当深い眠りについているらしいな。
次はもうちょっと近づいて、声のボリュームをあげよう。
「美紀さーん!もう10時過ぎてますよー!」
「うーん…あと5ふーん…」
あと五分、ねぇ。そういって五分で起きた人を見たことないんだが。
「美紀ー!そろそろ起きないと布団引っぺがすぞー!」
今度は美紀を揺らしながら大声で呼びかける。
「いやだー…もうすぐおきるからー…あと3ぷんだけ…」
どうやら美紀は起きる気がないようだ。

ちなみに今の季節は冬。今日の天気予報では最高気温でも8度とか言ってたから、引っぺがしたら寒いんだろうなぁ。
ちょっとニヤケながら、実力行使に出る。
「こらー!いい加減におき…ろ……」
美紀の白い肌が目に飛び込んでくる。
美紀って、意外と着やせするようで、谷間が目に入る。残念ながら上はキャミソールだ。
しかしこの気温のせいだろう、一部分が尖っているのが見える。
「なにするのー…やめてよー…たっちゃ…ん…?」
ようやく美紀が俺の存在を認識する。

美紀と目が合った瞬間に、『親しき仲にも礼儀あり』、こんな言葉がよぎる。
美紀の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
美紀の怒りが爆発する前に謝っておこう。
「美紀、ごめん、俺が悪かった。とりあえず、着替えてから、話し合おう。」
そんな言い訳を言いながら、その場を回れ右。一目散に部屋の外に出ようと扉を開けると、
「あら、もうおしまい?つまらないわねぇ。」
呑気な人妻が立っておられました。

488:親しき仲にも ◆POBrm2R/G2
08/12/07 01:58:13 200q7hI1
「…大体の事情はわかりました。」
デコに青筋立てた美紀の前で土下座する俺。
美紀はソファに座りながら腕組み。俺はフローリングの床。この時期のフローリングは流石に堪える。
ちなみに美紀のお母さんは早々に買い物に行くといって逃げ出した。

「…まぁ私も悪いとは思うけど、でも、布団をめくるのは、いくらたっちゃんでも許せないよ?」
「…はい、重々承知しております。」
「今日はこのあと12時から知美と湊と一緒に買い物だから、いつも通りの『荷台』でよろしくね。」
「…イエス、サー。」
「たっちゃん、確か今日バイトだよね?」
「17時からだけど、それが?」
「終わるのは?」
「21時だと思う。」
「じゃあそのあと迎えに行くから。」
「え?」
「そのままたっちゃんの家で、私が寝るまでマッサージしてもらうから。」
「え?アレやるの?」
「そう、アレやるの。」
「えぇ~…」
「当然そのまま私はベッドで寝るから、たっちゃんは床で寝てよ?」
「冬なのに…」
「何か文句でも?」
「いえ、ありません、ごめんなさい。」
「ん、わかればよろしい。じゃ、行こう?」
なんだか納得できないけど、美紀の笑顔を見たら、なんだか仕方ないか、なんて思ってしまう。
怒った顔と、笑った顔のギャップに、鋭く心が打たれてしまったんだから。仕方ないだろう?

それでも、この微妙な距離感を壊したくなくて、美紀が差し出した手を取らずに、自分の力で立ち上がる。
ヘタレで悪いけど、まだ、この距離で居させてくれ。

お前が好きだから――

489: ◆POBrm2R/G2
08/12/07 01:59:00 200q7hI1
以上で今回は終了になります。
毎度子ネタで申し訳ありません。

490:名無しさん@ピンキー
08/12/07 03:40:00 ZcU1mNj7
乙乙
キャミソールの巨乳…ゴクリ…

491:名無しさん@ピンキー
08/12/07 06:21:06 ul/sHIeD
萌えるなあ。GJ!

492:名無しさん@ピンキー
08/12/08 00:52:07 QnqtFB6e
三人マダー?

493:名無しさん@ピンキー
08/12/08 01:02:00 w0FxTuSp
エアコンのCMがいい感じである

494: ◆POBrm2R/G2
08/12/08 02:10:02 ImRuBM4w
この前の続き物をいかせていただきます。
初のエロ表現があります。微妙ですが。

NGワードは「◆POBrm2R/G2」
タイトルは「近い距離 遠い想い」
2レス消費予定。

495:近い距離 遠い想い(1/2) ◆POBrm2R/G2
08/12/08 02:10:46 ImRuBM4w
「はぁ…たっちゃん、気持ちいいよぉ…」
私は今、たっちゃんの部屋のベッドに寝ながら、オナニーをしている。
でも、この部屋の主は居ない。今頃、リビングのソファで寝ている頃だろう。
ちなみにたっちゃんの部屋は2階、リビングは1階で離れている。
だから、たっちゃんに気付かれることはないと思う。

『いくら好きな人がココに居ないからって、人の部屋でそんなことするなんて良くないよ!』
なんて頭の中の一部が叫んでいるけど、指が勝手に動いてしまう。
くちゅくちゅとエッチな音が、たっちゃんの部屋に響く。

「んんん!…やだぁ…ゆびいれちゃやだぁ…」
たっちゃんの匂いが布団からする。そのせいか、たっちゃんに触られている感覚に陥る。
そんな感覚が、私をもっとダメな子にしてしまう。

指が、たっちゃんの指が、私を犯している。私、犯されちゃってる。
もっと奥まで入れて、かき混ぜて欲しい。そう思っていたら、指がそのように動き出す。
「んんんんんっ!んあっ!」
思わずいやらしい声が漏れる。
「やっ…!こえでちゃう…!そんな、はげしく、しちゃ、だめぇ…!」
その声がたっちゃんに聞かれている感覚に陥り、恥ずかしくなる。
オナニーで火照った体が、さらに熱くなる。
「いやぁ…体が熱いよぉ…たっちゃぁん…」

ふと動いた指がクリトリスに触れる。
「あ、だめだめだめ、いくいくいく、いっちゃう…っ!」
ぐちゅぐちゅという水っぽい音が聞こえる気がする。
でも意識が霞んでる。ダメ、飛ばされちゃう。
飛ばされないよう、たっちゃんの匂いがする布団を掴む。
「いっ…ぁぁぁあああああああああああ!!!!」
視界が真っ白に染まる。ふわふわとした感覚が私を包む。

たっちゃんが、わたしを、つつんでる。
このまま、たっちゃんに、あまえちゃえ。

ダメな子になってた私は、後始末も忘れて、眠りについた。
翌日、たっちゃんに起こされる前に起きて、その惨状に羞恥することになるのだが。

496:近い距離 遠い想い(2/2) ◆POBrm2R/G2
08/12/08 02:11:22 ImRuBM4w
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

俺は今、リビングでAVを見ている。もちろんヘッドフォンも忘れない。

普段は部屋で見るのだが、今日は美紀にマッサージした後、
「あ、言い忘れてたけど、今日泊まるからね。」
なんて言われてしまい、部屋を追い出されたのだ。

美紀にマッサージをすると、非常にムラムラしてしまう。
普段見れない、肩とか鎖骨あたりの素肌とか。
普段触れない、すべすべの脚とか。
太ももをマッサージしていたら、「ぅん…」とやけに色っぽい声が出たりとか。
背筋を伸ばしてやったら、着やせする美紀の大き目の胸が目に入ってしまったりとか。
非常に生殺しだと思うのは、俺だけだろうか?

まぁそんなこともあって、非常にムラムラしている。
おまけにウチは1階と2階、両方にトイレがあるおかげで美紀はココに来なくてもトイレに行ける。
さらに今日は両親が旅行中ということもあって、非常に好都合なのだ。

『んんんんんっ!んあっ!』
画面の中の女優が喘いでいる。モザイクのかかっている部分からこぼれてくる透明な液体。
ちなみに女優がちょっと美紀に似ているのは…その、ほら、察してくれ。
ついでに言うと、女優の名前が「河合 未樹(かわい みき)」。…まぁ、いいじゃないか。

画面の女優の喘ぎを、本物の美紀の声と想像の中でシンクロさせる。
そして、美紀に触れたぬくもりを思い出しながら、擦る。
『あ、だめだめだめ、いくいくいく、いっちゃう…っ!』
や、やばい。美紀の声はやばい。今日はいつも以上に早く終わる気がする。
『いっ…ぁぁぁあああああああああああ!!!!』
あ、やばっ、出ちまう!
びくっと体が震える。急いでティッシュで抑える。

『はぁ…はぁ…気持ちよかったぁ…』
女優さんの気持ち良さそうな表情にぞくぞくしてしまう。
あぁ、アソコから白いの出てる、ってコレ中田氏モノかよ!…このAV置いてたレンタル屋、グッジョブ。

後始末を終えて、ふと思う。なんか虚しいよなぁ。
「なんで気付かないんかなぁ…マジで好きなのに。」
想いが届かない事を嘆くと同時に、自分の不甲斐なさにも嘆く。
「いつかは本当にあんなことして、結婚して、子供ほしいよなぁ…はぁ…」

「…さっさと寝よ…」
いつか気持ちが届くことを信じながら、解消されきらないムラムラ感を抱えながら眠りについた。
そのムラムラ感が朝勃ちとして美紀に発見されて、数日間ギクシャクしてしまうが、それはまた別の話――

497:470 ◆POBrm2R/G2
08/12/08 02:13:57 ImRuBM4w
以上で終了です。毎度長編ではなく申し訳ありません。
初の同時間帯両視点の作品ですので、もしかしたらおかしい部分が在るかもしれませんが、ご指摘いただけるとありがたく存じます。

498:名無しさん@ピンキー
08/12/08 03:57:46 QnqtFB6e
GJ
なぜAVと同じ喘ぎ声www

499:名無しさん@ピンキー
08/12/09 00:16:46 W6s2alT6
成人の儀
の続きが読みたいよー

500: ◆uC4PiS7dQ6
08/12/09 13:59:58 M+U4Ucf9
>>395の続き。
次から投下。

501:『寝取られ彼氏』後編 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/09 14:02:12 M+U4Ucf9
1
 村雨は存在しない俺の彼女へと嘘を言い並べ、ボリュームダイヤルを最低ラインまで回す。
 それに俺の耳を悪戯している時の様に息が荒い。きっと自分で放った言葉で興奮し出したんだ。だからボリュームを消した。
 しかしまぁ、村雨は俺の彼女にこの映像を見せて別れさそうとしてるんだろうが、これじゃレイプだ。信憑性のカケラもないぞ? それを気付け無い程、焦ってるってか……逆に俺は、一発抜かれたから冷静になれてるけどな。
「それじゃあ、はぁぁっ……するからなコタ。あっ、処女膜は無くても、私は正真正銘の処女だから。処女膜はな……ふふっ、7歳の時にオナニーで破ってしまったよ。
 忘れもしない、コタと私の家族で遊園地に行った日だ。私がコタの手を引っ張ってはしゃいでたら、家族とはぐれてしまったろ?
 でもコタは、自分も泣きたいはずなのに私を抱き締めて慰めてくれた……私はコタの耳をおしゃぶり代わりにして、泣き声を殺すだけで精一杯だったのにな。
 その夜だ……オナニー自体は5歳の時からしてたんだが、擦り付けるだけじゃセツナくて。指を……挿れたんだ。コタを想って、痛くても我慢して、激しく、激しく……そしたら破れてしまった」
 村雨も落ち着きを取り戻し、淡々と語られる幼い頃の思い出。
 これで確信する。99%の自信で自惚れられる。村雨も俺に好意を持ってたけど、何らかの理由で俺の告白を断ってたんだと。
「コタを手放したくない。だから……だからっ! たくさん誘惑してきたのにっ!! なんで襲ってくれないんだよコタっ!? しかも勝手に彼女なんか作っちゃうし、最低だ!!
 コタが私をレイプしてくれれば……罪悪感を持ってくれれば、例えコタが私を嫌いになっても離れられなくできたのにっ!!
 でも、もういい……今日はコタの赤ちゃんを孕むって決めたからな。コタの赤ちゃんいっぱい産むんだっ♪ ふふっ、なぁコタ? 子供の名前……どうしよっか?」
 ボリュームを元の位置へ。ローレグのクロッチ部分に中指を引っ掛け、躊躇なく横へスライドさせる。
「んんっ!!?」
 覗くのは、薄毛の丘に控え目でピンク色の秘唇。左右に分かれる唇の間からは、ふくらはぎまに到達するまでトロットロの糸を伝い垂らす。
 肩で息をするまでに興奮してテンションを高めながら、
 頬を紅潮させて瞳を水分たっぷりに潤ませながら、
 相変わらずの妖艶な笑みで、ビデオカメラを俺のペニスに向けたまま腰を下ろし始める。
「ふぅっ、ふぅぅっ、コタぁっ……」
 ゆっくり、ゆっくり。俺の上に。
 でも、

 ペチンッ……

 入らない。村雨の独白を聞いている内に硬度は無くなり、フニャリと情けなく曲がっていたからだ。
「コタっ! コタっ! コタぁっ!!」
 しかし挿入されてなくとも、村雨は関係無く腰を上下に動かし続ける。

 ペチン! ペチン! ペチン! ペチンッ!!

 村雨の生器に何回も押し潰され、ヌチュヌチュと吸い付く唇に挟まれてヘソに打ち付けられ、その度に愛液が溢れ出してペニスを粘着質にデコレートしていく。
 胸を弾ませ、俺の名を連呼しながら、俺の大切な幼馴染みが、俺を勃起させようしている。
 繋がる為に。セックスする為に。俺を彼女から寝取る為に。
 ちっくしょ! エロ過ぎるんだよ!!
「んっ、ぐっ……」
 夢に見ていた、昨日までオナペットにしていた村雨の裸身。それが今、目の前で淫らに揺れている。
 俺の告白を断っていた理由だって、本当に馬鹿げたモノ。こっちは何年片思いしてたと思ってんだよ?


502:『寝取られ彼氏』後編 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/09 14:05:10 M+U4Ucf9
2
 だから早く村雨を安心させないと。もう一度、心を篭めて告白しないと。セックスはその後。
 裸の村雨が誘ってるのに、これ以上我慢して待ってたら化石になっちまう。
「むっ、やっ、ひゃ、めっ! はっ、しゅ、せっ!!」
 できる限りの単音で『村雨、外せ』と口の自由を訴えてみるが、
「ああっ? む、ら、さ、め、ハ、メ、て? そうかそうかコタっ……いっぱいコウビしような♪♪」
 全く疎通されずに、笑顔で頷いて腰の動きを激しくさせるだけ。
 ハ、しか合って無いだろうがっ! くっそ、もう知らん!!

 パチンッ! パチンッ! パチンッ! パチンッ! パチンッ!

 一心不乱に騎乗位で腰を振る村雨。どんなAVよりもエロティックで、俺のペニスを硬化させる最高の媚薬。
 それに、こんな強引に性器同士を擦り合わせられては、射精して間もないから勃起しない……なんてヘリクツが通用しない。
「おっきく、なったなぁコタ。それじゃ、『はじめて』を……交換しような♪」
 ねっとりとした村雨の淫液に塗れ、再びペニスが棒状に変化して血管を浮かび上がらせる。
 ぎゅっちぃぃぃっ……
 そして幼いヴァギナが中指と薬指で左右に拡げられ、透明な蜜を零す穴にペニスの先端があてがわられた。
 皮に包まれたクリトリスに、ぷっくりと膨れたオシッコの穴に、その下。湯気が見えそうな程に熱い、膣内への挿入口。
 村雨の瞳は潤みを増し、涙となって目尻から漏れ出す。その雫が頬から顎先まで流れた瞬間、
「ははっ……やっと、ひくっ、ひっく、コタとぉっ……えっち、できるよぉっ。うくっ、うぅっ……ふんんっ!!!」
 甲高い村雨の艶声と共に、ペニスは根元まで包み込まれた。
 一息で打ち落とされ、奥の奥まで優しく迎え入れる。
「んむああああぁぁぁああっ!!?」
 俺はあまりの気持ち良さに悶え叫ぶだけ。
 膣内射精だけはしないように堪えるだけ。だけどこんなの無理!
「ぅあぁ、あっ、あん! くぅっ……みてるかぁ、彼女さん? いま、おまえの彼氏はぁっ、はぁん♪ 幼馴染みにチンポ突っ込んで、ふあぁ……んんっ、よがってるぞっ♪♪」
 パン! パン! パン! パン! パン! パンッ!!
 五度目。六度目。村雨も初めてに関わらず、腰を振るスピードは一向に変わらない。あくまでスムーズに、ペニスから精液を搾り取る動きで弄ぶ。
 中は熱く狭く、トロけてヌメる柔肉。膣壁は細かなヒダを隙間無く絡み付かせ、キュウキュウとキツく締め上げる。沈む時はカリを愛情たっぷりに撫で回し、抜ける時は行かないでと引っ掛かって吸い付く。
 ああ、駄目だ、負ける。この快楽を貪って、腰を突き上げれば更に気持ち良いかもしれない。
 膣内射精を強要する幼馴染みに、十四年分の思いをブチ撒けられるかもしれない。しかも全部を受け止めてくれると言ってる。
 なんて魅力的……だけどっ! 未成年で子供作って、幸せになんかなれるかよ!!
「んぐううぅぅああああぁぁぁぁぁっ!!!」
 口を塞いでいたガムテープは唾液に濡れて緩み、微かに剥がれた箇所から空気の出入りを許していた。
 俺は唇の間に舌を差し込み、できる限りガムテープを押し上げる。


503:『寝取られ彼氏』後編 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/09 14:11:14 M+U4Ucf9
3
 そしてそれはペリペリと、村雨の手によって剥がされた。
「ほらっ、彼女に謝れコタ。付き合ってその日の内に浮気してすみませんて、ボクは幼馴染みと付き合いますって……言えっ、コタっ!」
 ガムテープは丸めて部屋隅に投げられ、カメラレンズが俺の顔を捕らえる。
 村雨に脅迫された言葉。言えば誤解は消えるだろうが、現状の打破にはならない。
 既にカウパーが出てるって自覚してるし、もう我慢してられる自信は無いから、俺が言うべき台詞は決まってる。
「はぁっ、はぁっ、ムラサメ……もう、イキそうなんだ。このままだとマズイからっ、早く抜いてくれっ!!」
 カウパーだって孕ませる危険が有るんだから、下手したらとっくにアウトかもしれない。とにかくギリギリだっ!
 村雨へは安全を確保した後で、満足するまで思いを告げれば良い。
「んっ? コタだって赤ちゃん欲しいよな? 私に似てて、私の次にカワイイんだぞっ♪」
 本当に限界。ゆったりとした狂ってるとさえ感じる問いに、全力で首を左右に振る。
「まずは抜けよ! 早く! はやくっ! ハヤクッ!!」
 腰の動きは止まっていても、その中は別。膣内だけが違う意思を持っているかのように妖しく蠢き続けるのだ。
 自在に膣圧を変化させ、竿から裏スジ、カリ首、先端の鈴口に至るまで、余す所なく揉みほぐす。
 まるで搾精器。ただ挿れているだけで、快楽の波に当てられて射精に導かれる。我慢してる身としては、たまったもんじゃない。
「ふっ、しょうがないなぁコタはっ♪ すうぅっ、はぁぁっ……んふぅっ!!」
 イク寸前の敏感なペニスを擦り上げながら、少しずつ村雨の腰が浮き始める。
 ぢゅぶぶぶぶぶぶぶぶっ……
 とてつもなく甘い刺激で誘惑した蜜穴は、漸く先端まで。
 やっとだ、やっと終わり。そう思って村雨の表情を見れば、吊り上がった口元も、三日月にして笑う目も、何一つ解消されていなかった。
「私はわかってるぞ? 幼馴染みを妊娠させたくないんだろ? でもなコタ……そんなワガママ、通らないんっ、だっ!!!」
 ぢゅぱあぁぁぁぁぁんっっ!!!
 村雨の体重が掛けられてる。ペニスは再び気持ちいい穴の中。腰は勢い良く打ち落とされた。
 グツグツと、奥底からマグマの如く噴き上がる感覚。睾丸に準備されていた精液は、次々と管に転送される。
「あ、あ、あっ、あっ、あっ……うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 人生で最も巨大な咆哮。十四年分の溜まりに溜まった村雨への想いが、絶頂の快楽と混ざって爆発した。
 抑えられない。ビュクビュクと、とてつもなく長い射精。空になるまで注ぎ込む。
「ふぎいぃぃぃぃっ!!? あっ、あついぃっ……はぁぁっ、やっと、イッたなコタぁ……わたひなんて、もうっ、十回イキだぁっ♪♪
 あは、はっ……わたし、ムラサメはぁ、性欲盛んな、男子校生のぉ、こだち君にぃっ……ナカらしキメられちゃいましゅた♪♪」
 村雨は、白濁した液がゴポゴポと泡立ち、逆流して溢れ出す接合部を撮影しながら。俺はそんな村雨を見上げながら。二人揃って涙を流す。
「なんで、だよぉ……抜いてくれるって、言ったろ?」
 嬉しさと、悲しさと、情けなさで睨み付ける。
 全てが終わって、どうでも良くなって、自暴自棄になって、ポッキリと折れた心で村雨を責めた。
「ちゃんと抜いたぞ? おちんちんから、こゆくて、いっぱつで着床する精液を、たっくさん『ヌいた』じゃないか? まったく、何を言ってるんだコタ……っと違うな、何を言ってるんだ、パ・パ♪♪」
 しかし、そんな暗い声は届かない。満面の笑みを浮かべる彼女には届かない。
 返って来るのは、俺に向けられる、俺だけに向けられる、幸せそうな最高の笑顔。
「そうだな……ムラサメが隣に居るなら、それでも良いや」
 言い放つ台詞は尋常を逸脱していても、欲しかったモノを手に入れた心は暖かくなっていく。
 俺は心まで彼女に寝取られて。気持ち良い脱力の中、ゆっくりと目を閉じた。


504:『寝取られ彼氏』後編 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/09 14:16:16 M+U4Ucf9
4
 深夜も十二時を回った頃。順番にシャワーを浴びてさっぱりした後、服を着替えてベッドに腰掛ける。
 三歩も離れた前には、予備のパジャマを来て、床に正座して俯く村雨。
「ゴメン……でも! コタの部屋に来る時は、いつ襲われてもいい様に避妊薬を飲んでるから……だから、えぇと、あっと、ごめんなさい」
 さっきから言い訳を述べては俺の表情を確認し、許して貰ってないと悟ると、しょぼくれて下を向き、新たな言い訳を考えてる。
 因みに、俺が彼女を作ったって嘘はバラしてない。コタが嘘付くのが悪い! って開き直られるし、墓まで持って行こう。
 それじゃ、そろそろ……村雨が言い訳を考えてる間、俺も考えてたからな。

「なぁムラサメ? 嫌いに、ならないで欲しい?」
 頷く。

「耳、舐めたい?」
「五……四日に一度で我慢する」

「幼馴染みに戻りたい?」
「コタが許してくれるなら」

「じゃあ許さない」
「ふぇっ!? う、そ……」

 村雨の瞳は恐怖で大きく開かれ、口も広げられたまま身体は小刻みに震え出す。
 心苦しいけど、お前を泣かせるのはこれで最後だから、許してくれよな。
 ふぅぅっ、と二つ深呼吸。ベッドから立ち上がり、村雨の目前まで近寄り、泣き出しそうな最愛の瞳を見詰める。
「俺は幼馴染みに戻りたくない……だから、村雨さん。僕と、付き合ってください!!」
 そして何回目かも忘れた告白をし、頭を下げて手を差し延べた。
 頼む、カッコ良く決めさせてくれ村雨!

「ひくっ、えっ? えっ? あ……あっ、ああ! もちろんだコタぁ!!」
 破顔一笑。
 幼い時代から差し延べ続けた手は、やっと掴まれた。
 俺の夢が、やっと叶った。

 年甲斐も無く、二人で抱き合いわんわん泣く。今度は丸ごと嬉しさで、繋がり合った想いの嬉しさで。
 この日から、小太刀と村雨は、世界で一番幸せな恋人になった。そして一番幸せな家族になって行くはず。
 だって隣にはいつも、大好きな幼馴染みが居るんだから。




 『寝取られ彼氏』 おしまい。




 後日、彼女がいるって嘘がバレて、満員電車の中で怒った村雨に、手でアレをゴシゴシされたりもしたが、それはまた別の話し。



505:名無しさん@ピンキー
08/12/09 14:17:47 M+U4Ucf9
以上です。

506:名無しさん@ピンキー
08/12/09 15:12:56 1++vD5Sn
>>505
すごくGJです!
満員電車での話も読みたいです

507:名無しさん@ピンキー
08/12/09 21:33:29 MPvkezck
GJ

一つ気になったのだが、前編にあった
『十回くらい告白したけど、一回も首を縦に振ってくれなかった』
これの理由はなんだったのだろうか

508:名無しさん@ピンキー
08/12/09 21:45:55 rCSuHUJa
GJ!

>>507
良く読めばわかるようになってる

509:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:33:15 jWJx88Ix
>>505
GJ!

>>507,>>508
よく読まなくても村雨がはっきり言ってるじゃねぇかw

510:名無しさん@ピンキー
08/12/09 22:34:33 iRmojsHT
GJ! よかった、小太刀くんが幸せで本当によかった!

しかし、村雨さん、なんでそんな斜め上に突き抜けた方向に思考が行ったんだw


511:名無しさん@ピンキー
08/12/10 14:25:23 FrWoWgo/
>>510
だが、それがいい。

512:名無しさん@ピンキー
08/12/11 16:14:36 ZJhrWwaV
>>493
あれって幼馴染みなのか
元カレか何かだと思ってた

513:名無しさん@ピンキー
08/12/11 19:19:59 UgAUFZF1
女が距離感に無頓着なとこなんかがこっちっぽいかなーみたいな

514:名無しさん@ピンキー
08/12/11 23:22:16 QQytmAWC
さあ、それを元ネタで一本書いてみるんだ。

515:名無しさん@ピンキー
08/12/12 02:48:30 t1VLfxBH
知ってる人が居るかは分からないが久し振りにバトルロワイアルを読んだら誰よりも互いを信頼しつつ
かつ微妙な距離感の素晴らしい男女の幼なじみが居た
小説でもやっぱり幼なじみには弱いわw

516:名無しさん@ピンキー
08/12/12 02:52:42 7qjf3aOl
>>515
武道少年と陸上少女の話か? アレは確かに涙なしでは語れんよな。
でもやっぱり、幼馴染は結ばれて幸せになってナンボだと思うんだ!

517:名無しさん@ピンキー
08/12/12 18:11:16 0iUt77dW
次から投下。>>504の後日談。
エロだけなんで、蛇足イラネって片はスルーしてください。


518:『別れた二人』 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/12 18:13:44 0iUt77dW
1

 ―ガタンゴトン、ガタンゴトン。


 ああ、身体が熱い。息も荒い。涙も漂わせてる。俺が居るのは、一歩も歩けないぐらいに詰まってる、雑音塗れの満員電車。
 入口のドアに背中を向けて押し付けられ、身動きを完璧に封じられている。
 俺を押さえ付けているのは、同じ身長、同じ年齢の見知った女性。
 女は抱き合う形で重量感たっぷりの胸を押し当て、足を太腿で挟み、左手に二人分の鞄を持たせ、右手は下で握って指を絡める。そして、
 
 くちゅくちゅ、ぴゅちゅっ、ぬっちゅぬっちゅぬっちゅ……

 俺の右耳を口に含む。
 顔を近付け、耳たぶを甘噛みし、耳の穴に舌を差し込んで乱暴に掻き回す。
 粘着質で卑猥な淫音がダイレクトに脳内を犯し、開発された性感帯は唾液でネバネバにされながら繰り返し痙攣する。
「こんな人前で、ヤメてくれよ……そうしないとぉっ」
 情けない声は俺の口から。許しを乞う為に出た戸惑いの声。
 今は、どんな声でも、どんな台詞でも良いから、女性の行為を止めなくちゃいけない。
 そうしないとバレそうだからだ。満員電車の中なのに、公共の場なのに、耳を犯されてペニスを勃起させてるってバレてしまう。
「ちゅぅっ、ちゅぷっ♪ ぷはっ、なんだコタぁっ……耳の穴を、ぢゅっ、ちゅっ、はぁぁっ……ベロチンコでレイプされて、感じてるのかぁ? とんでもないヘンタイさんだなっ♪♪」
 だから、目を細め、瞳を潤ませ、頬を紅潮させ、舌をダラリと垂らす村雨を、なんとか、なんとかしないと。
 いったいなんなんだよもうっ! 昨日、許すって言ったじゃないか? 笑いながらっ、気にするなって!?
 昨日の夜、今日の始業式の日に謝りたいから、誰と付き合う筈だったか教えて欲しいと言われた。そりゃまぁ、村雨にしたら俺を寝取ったと思ってるから、謝りたいってのもわかる。
 でも、そんな奴は居ないから無理。しかし俺が教える気が無いと悟ると、一人ずつ聴いて回るって宣言する始末。それで俺は観念して、彼女ができたのは嘘だと白状した。したらこのザマだよ!
 やめてくれって何回も頼んだのに。駅に着くまではいつもと変わらずに会話してたのに。電車に乗った瞬間、逃げられない位置に追い込まれ、身体を押さえ付けられて固定された。


 ―ガタンゴトン、ガタンゴトン。


「俺は、ううっ、変態……んあっ!? じゃ、ないっ」
 自分が惨め過ぎて泣きたいよ。いや、もう泣いてるか? 頬っぺたに暖かいの流れてるもんな。
「ちゅるっ……んっ、それは違うぞ? コタはとんでもないヘンタイさんだよっ、だってほらっ♪」
 村雨は俺の涙を拭うように舌で舐め上げると、兎に似た天然の赤い瞳を更に細める。
 そして自らの右手をヒシャクの形で口元に寄せ、掌に舌を乗せてトロトロの唾液を伝い落とす。
 窪みが満杯になるまで溜めて、その後に手を三度も開閉させ、ぐちゅぐちゅと鈍い水音を立てて全体に唾液を馴染ませる。
「っ!? ムラサ……メ? ちがうよな、そうじゃないよな?」
 指と指の間に架かる透明な橋。糸を引く官能。それを眺め、浮かぶのは一つの考え。
 もしかして、ムラサメは、電車の中で、俺の……


519:『別れた二人』 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/12 18:15:38 0iUt77dW
2
 粘液を絡ませた手は、人差し指で正中線上をなぞりながら、ヘソの下まで落ちていく。
「電車の中で女子高生に触って、ココをおっきくするヘンタイだろコタは?」
 二人分の潤んだ瞳。二人分の上気した肌。二人分の熱い吐息が交差する。
 村雨はそのままズボンのジッパーを指で挟み持ち、小さな連接音を鳴らして股の下まで。
 そして手を差し込むと、トランクスをズラし、完全に勃起したペニスを取り出してズボンの外に晒す。
「バカッ! 早く戻せムラサメ、公然猥褻だぞ? 俺を犯罪者にする気かよ!?」
 俺の声は心から。心から村雨に訴えた言葉。でも、心からの言葉を投げ掛けても、村雨の表情に変化は訪れない。目を細めて妖しく微笑んだまま。
 なんら慌てた様子も無く、ペニスに自らのブレザーを覆い被せて人目から隠す。
 全ては村雨の制服の中。ペニスの先端にヘソが当たり、サオ部分はヌルヌルで熱を持った手に握られている。
「ゴメンねコタ、でもね? 辛抱堪らないの……コタの困ってる顔を見てると、身体がゾクゾクして、すごく……興奮するんだぁ♪
 耳を舐めてると落ち着くんだけど、コタを、はあぁぁっ……レイプした日からな? やすらぎといっしょに、サディスティックな性欲も掻き立てられてぇっ、ふふっ、コタの感じてる顔が……んふっ♪
 どうなんだコタ? 幼馴染みをこんなに依存させて、コタ無しじゃ生きられない身体にしてぇっ♪ 私をどうする気なんだ?」
 言い終わりに微笑む口元が一層に吊り上がり、こんな場所では絶対に有り得ない刺激が下半身を襲う。
「うあぁっ!? あ、あっ、頼むからっ、ヤメろムラサメぇっ……」
 ねっとりとした感触の手が、何の迷いも無くにゅちゅにゅちゅとペニスを上下して扱き出す。
 視線を向けられれば他の客にバレるのに、俺と村雨の間を見られたら一目瞭然なのに、そんなのお構いなし。指の腹を使って柔らかく締め、裏スジを擦り、往復の度にカリ首を引っ掛ける。
 制服の中、感度ポイントを的確に攻め、圧倒的な快楽で射精を促す動き。
 ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅっこ……
「一週間に一度なんて、まるで足りない……コタとデキない日はな? あのビデオを見てぇっ、ふぅっ、ふぅぅっ……まいにち、オナニーするようになってしまったよ♪
 このセキニンはっ、んんっ? どーやって取ってくれるんだコタぁ?」
 知るかよっ! だいたい、エッチは一週間に一度って決めたのは村雨だろがっ!! 試験とか就職活動とかで忙しくなるから、卒業するまではって自分が言ったんだろ!?
「そんなの、知らな……んぎいぃぃっ!!?」
 ぢゅっこ、ぢゅっこ、ぢゅこ、ぢゅこ、ぢゅこぢゅこ、ぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこっ!!
 俺の反論を遮るように、絶頂を強要する手のギアは、急速シフトしてスピードを増す。


520:『別れた二人』 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/12 18:18:03 0iUt77dW
3
 間違いなく精液を搾り取り、公共の場でイカせようとしている。俺を犯罪者にしようとしてる。
「でもなぁっ、ウソをつかれたのはショックだったぞ? あの時……私がレイプしなかったら、離ればれになってたかも知れないんだからなぁ、ふふっ、思い出すだけでも悲しくなるよ♪
 それでセキニンも取ってくれないんなら、しょうがないな……別れるしかないじゃないか♪ 別れるかコタ? 別れて、彼氏彼女から幼馴染みに戻るか?
 決めたよ、彼氏がヘンタイなんてイヤだから、駅に着く前にイッたら……ふっ、別れるちゃうから♪」
 先端からカウパーが溢れてるってわかってるだろ?
 管が拡張して太くなって、そろそろイクってわかってるだろ?
 それなのになんで? 冗談でもそんな事を言うなよっ!
「イキ、たくないっ……わかれたく、あうっ!? ないよぉっ、ムラサメぇ……」
 指の一本一本まで、リアルに動きが伝わり出す。
 ヘソの穴でグリグリと鈴口を押し包み、握る強さを、早さを、ランダムに変化させながら最後の追い込みを掛ける。
 俺は唯、打ち上げられた魚のようにパクパクと口を開いて痙攣するだけ。
「ああっ、そのカオぉっ♪♪ ダメだコタ、ちゅぷっ……ぢゅちゅ、ちゅっ、んちゅ、イッたらわかれりゅからなっ♪♪」
 再び耳を咥えて舌を差し挿れ、上と下、両方の快楽で真っ白な視界へと俺を導く。
「あっ、あっ、ちっくしょ……きもちいいよチクショウ! ヤだからなムラサメ、こんなことで別れな……うぎっ!?」
 終わった。後戻りできない所まで快感を高められた。
 あーあ、ムラサメの手、すげぇ気持ち良いよ。
 にゅっこ、にゅっこ、にちゅにちゅにちゅ、にゅくにゅくにゅくにゅくっ……
「イクッ、イクッ? イクのっ? イッちゃう? もうげんかい? もう出すのかコタ? びゅるびゅるしちゃうぅっ!?」
 うん、限界。綺麗だな村雨。こんな綺麗な女性と付き合ってたんだな俺は。冗談だって言ってくれないかな? そしたら笑って許すのに。ホントもう……くそぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!
「んぎいいいいいいぃぃぃっ!!?」

 びゅるびゅぅぅぅっ!! びゅぐんびゅぐん!! びゅるっ! びゅるっ! びゅくびゅく、ドクンドクンドクンドクン……

「んんっっ♪♪ ちゅぷっ、はあぁっ……相変わらず、熱くて、凄い量だなコタ? 替えの制服を持って来といて良かった。
 まさか、痴漢にオチンチンを握らせられて、服の中にザーメンを撒き散らされるなんて、思いもしなかったよ♪ ふふっ、あむっ……くちゅくちゅ♪」
 村雨は俺がイッた後も手離さず、一滴の雫も出なくなるまでペニスを扱き続ける。
 そして垂れた精液を掬うと、見せ付けるように舐め取ってプチュプチュと咀嚼し始めた。
「別れるって、嘘だよなムラサメ?」


「ウソ……にしてあげてもいいよ。コタがもう一度、告白してくれるならな」



521:『別れた二人』 ◆uC4PiS7dQ6
08/12/12 18:24:11 0iUt77dW
4
 始業式が終わり、全ての学校日程が終わり、下校のチャイムが鳴る。
 高校三年になって新しいクラス。村雨とも同じクラスで、十日前の登校日にこのメンバーになる事はわかっていた。
 俺は廊下側の一番後ろ、村雨は窓側の一番後ろの席。そして俺は深呼吸。覚悟、完了。
 電車から降りて、二人して謝りながら障害者用のトイレに入って、後始末をしながら改めて付き合う条件を言われた。
 もう他の人に告白されぬように、公認の中になるように、みんなが居る教室で告白してくれと。
 告白の台詞まで指定されて、そんな俺に選択肢は無い。長年想って来た憧れの女性を、今更あきらめられるかよっ! あの長い髪も、寂し気な赤い瞳も、唇も、胸も、アソコもっ、全部俺のモノだ!!
 それが手に入るんだから、恥ずかしいなんて言ってられないぞ、頑張れ自分!
「ふうぅぅっ……」
 落ち着ける。深く、深く、息を吐き、ゆっくり、ゆっくり、席を立つ。
 ホームルームの挨拶が終わり、他の生徒もそれぞれに席を立ちあがる。村雨も単なるクラスメイトとして、教室から出る為に俺の方へ。
 平然としているが、瞳だけは俺を見据え、チャンスはもう無いよ? と語ってる。わかってるっつの!
「村雨さんっ!!」
 声を教室に響かせて君の名を呼び、歩みを遮るように立ち塞がる。
「急にどうしたの小太刀君?」
 村雨は僅かに驚いたフリをして立ち止まり、俺の言葉をポーカーフェイスで待つ。
 クラスメイトはそんな俺達を無言で注目する。
 どーせフラれると思ってんだろみんな? だけど、そうはいかないぜ!

「村雨さん、俺と……」
 付き合ってください、と繋げられない。俺だけがわかる村雨の表情。目の動き。このままじゃ断られる。
 理由は俺。俺が指定された告白の台詞を勝手に省略したから。
「ふん、用が無いなら帰るよ」
 村雨が溜め息を吐きながら俺に近付く。違う、後ろのドアを開けて廊下に出ようとしてるんだ。
 指定された台詞を……あー、もうっ!
「村雨さんっ! 結婚を前提に、僕と付き合ってください!!」
 言った。頭を下げて、手を差し延べて。
 教室は静まり返ったまま、村雨の返答をじっと待っている。
 ―タトン。
 足音が俺の方へ。一歩、一歩、確実に迫り、
「えっ?」
 俺の横を通り過ぎた。
 なんで? どうしてっ!? 俺は確かに言ったぞ!? それなのにっ!

「こちらこそ、よろしくお願いしますね」

 崩れ落ちそうになった瞬間、背中に柔らかな重圧が掛かり、胸に手が回された。
 はっ、ははっ、なんだ……そう言う事か。くっだらねぇ。

 クラスメイトに祝福された拍手喝采の中、
 村雨に抱き締められた暖かな胸の中で、
 バカップルの誕生に大声で泣いた。




  『寝取られ彼氏』ほんとうにおしまい



522:名無しさん@ピンキー
08/12/12 18:26:31 0iUt77dW
以上です。中編の夢部分の逆バージョン見たいなもんです。

523:名無しさん@ピンキー
08/12/12 19:38:44 b3WbtUJW
GJ!!

524:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:02:07 vqJ0OfPJ
>>522
GJ!村雨のドSっぷりがたまらない

525:巧巳君と希羅ちゃん
08/12/14 00:00:40 nPMn8Oab
ずっと気になっていた…
-------------------------------------------------
俺の名前は野神巧巳。こいつは上野希羅。

家が隣同士のいわゆる幼馴染ってやつだ。

窓を開けると彼女の部屋。

わかるだろ?

屋根をつたって、こっちに来るってわけさ。
-------------------------------------------------
遡る事、9月の14日

チュッ

「お、おまえ、何するんだよ」
「だって、ほら」

夜空を指差す。

満月だ。

「チュウしようの名月。次は年末だよ、エヘ」

屋根をつたって自分の部屋に戻った。

ドテッ

サッシに躓いたな。
-------------------------------------------------
そして今年もあと少し。

12月14日

チュッ

「お、おまえ、何するんだよ」
「だって、ほら」

テレビを指差す。

殿中だ。

「チュウしたら心がグラッと来たでしょ」
「おまえねえ」

ペシッ!

「痛ったぁーい。刃傷でござる。刃傷でござるよー」

ドテッ

コケたっぽい。どじ…

おわり


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch