本格サイコミステリー 三島遥シリーズat EROPARO
本格サイコミステリー 三島遥シリーズ - 暇つぶし2ch550:名無しさん@ピンキー
09/08/14 02:07:17 zGshAKQn
と、いうワケではぶちんw
(・ω・)/


誰もいなくなった捜査本部で残業と称して…

URLリンク(p.pita.st)

URLリンク(p.pita.st)

URLリンク(p.pita.st)

URLリンク(p.pita.st)

URLリンク(p.pita.st)

「なら、俺の車に乗ってうちまで来るしかないよな。それとも、その顔で自宅に帰るか?」
「なっ…、ハメたわね…。最初っからそのつもりで…、むぅ…」
「バカ。ハメるのはこれからだ。今日もしっかり上下関係を叩き込んでやる。無論朝までたっぷりな…」
「ば、バカ! スケベ! ヘンタイ! アンタなんか、大っキライなんだから!」

とか言う妄想。

551:名無しさん@ピンキー
09/08/14 05:01:16 f25h7Y9C
>>550

4枚目からようやく見れた(涙)

ハメる…上下関係…叩き込む…みっちり…
アレだな、羽生は本命と寝たら歯止めが利かなくなるタイプ、うん、いいぞっ!

私の脳内羽生が磨かれていく…

552:名無しさん@ピンキー
09/08/14 07:47:44 XsVuBpNr
>550
GJ! 羽生ヒドいわw

しかしみんな羽生スキーだよね…。
衛かくか…

553:名無しさん@ピンキー
09/08/14 18:01:10 XsVuBpNr
550が見れなくなって悲しいので、ちょびっと駄文。

アイツの重みが心地いい。
あたしに負担をかけないように、あたしを抱きしめながら気遣しげな視線を寄こす。
眼鏡が無くて、あたしがよく見えないと少し不満げだ。少しかわいい。
あたしがくすくす笑うと、アイツは決まり悪げに、だって、と言う。
あたしの全部を見ていたいのに、それができないのがイヤなんだそうだ。
なんて恥ずかしいことを言うんだ、こいつは。
全部なんて見られたら、あまりの恥ずかしさに死んじゃうかもしれない。
そう返すと、じゃあ殺してしまいましょうか、なんてことを平気で言ってのける。
何度も何度もキスされて、アイツはあたしを溶かそうとする。
いつもそうなんだけど、抱きあっているとき、あたしの体は何か自分のものじゃないみたいになる。
声は抑えられないし、勝手に体は痙攣するし……そのええと、勝手に腰が動いてしまう。
しかも、アイツはそれをからかう。
今だって─そうだ。
遥って、えっちですよね、感じやすくて。とかなんとか。
もっと激しいことも言われてるんだけど、恥ずかしすぎて聞かなかったことにしたい。
本気で死んでしまう。

554:名無しさん@ピンキー
09/08/14 19:32:06 zGshAKQn
>550
ありゃりゃ…
通報されちゃったのか、UPした早々強制削除されてる(ノ_・。)
やっぱコラは不快だったかな。ゴメソ、自重します。


555:名無しさん@ピンキー
09/08/14 21:06:46 XsVuBpNr
>554
私はあなたのコラ好きなんだけどね。
後、文章の軽妙感とキャラのとらえ方が好きなので自重しなくても。
コラとあわせて見ると楽しいんだよね。
イメピタなのが問題なのかな。

むしろ連投しまくりの私が自重しろと言うか。
もうマジで死んだほうがいいくらいなんだが、最近歯止めが効かなくて。
いつもマジですみません。

556:名無しさん@ピンキー
09/08/15 11:12:51 DXKnFOYc
エロがけっこう強制削除されとる。
イメピタ以外を使わないとダメかしら。

557:名無しさん@ピンキー
09/08/16 16:30:43 0s1TpPff
test

URLリンク(imagepot.net)

テスト用でデッサンむちゃくちゃ+絵が微妙。

558:名無しさん@ピンキー
09/08/16 16:41:52 0s1TpPff
ケータイは見れないな…。
むーん。
後、画像でかすぎた…

559:名無しさん@ピンキー
09/08/21 22:55:14 dyAxLjjM
皿王子のこともたまには思い出してネ><;

560:名無しさん@ピンキー
09/08/21 23:36:50 RCBQJLIh
ディッシュは情報がないからなあ…。
au、、、元気が悪いのか、BREWがイケないのか、、、

561:にく
09/08/24 22:37:29 wHvyMVoy
ヘタレっぷりを書きたくて勝手にエロくないのを投下。
しかも、書いてたら腹減った。


「にく…に~く~」
女の恨めしげな声が響く。腹の虫の音色もセットになって凶悪さを醸しだしている。
時刻は夜10:38。刑事部屋には声の主と、男が一人、捜査資料の山の前で頭を抱えていた。
「……三島、黙れ」
苛立ちをこめて、羽生は言う。
「だって、肉…」
「知らねーよ!」
「……ねえ、ボンボン。あたし今日、非番じゃ無かったっけ? ていうか、昨日当直だったよ? お休みっておいしい?」
羽生はぐっと言葉に詰まる。遥は首を傾げたまま、非難の色の浮かぶ眼差しを向ける。
「お店でみんなと乾杯したばっかりだったのに…特上ヒレが楽しみだったのに…」
めそめそと愚痴を繰り返す。食い物の恨みは怖い。その上、事件現場に行っているならまだしも、苦手ともいえるデスクワークをする破目になっているせいで恨みが積算されているようだった。
「あー、うるせえうるせえうるせえ」
「アンタこそ舌打ちしすぎでうるさいわよっ」
内心、お互いになんて馬鹿な口論をしているのかと思いながらも、資料からは目を上げずに悪口を言い合う。
語調がお互い激しくなったとき、不意にぐうきゅるるるるる、という音が響き渡った。
音の主は、遥ではなかった。
「ぶっ、は、羽生…アンタ…」
「……」
羽生は知らんぷりを決め込み、遥は書類の山に突っ伏して肩を震わせる。
喉の奥から空気を漏らすような、必死にこみ上げる声を抑える笑い。
「三島、声出して笑っていいぞ。むしろムカツク」
冷たい声で、羽生が言い放った途端、遥は机を叩いてゲラゲラ笑い転げ始めた。
資料をめくる音を吹き飛ばすような遥の笑い声。部屋中に響くそれが、いい加減羽生の気に障った頃、のたうつように笑っていたせいか、遥の机からばさばさと資料が落ちた。
「あ」
「馬鹿」
遥は笑いを収めようと深呼吸しながら、資料を拾う。まだヒーヒー言う声に羽生は眉をしかめ怒気をはらんだ声で言った。
「笑いすぎだ、三島っ!」
「だ、って」
肩をプルプル震わせたせいで、せっかく拾い集めた資料をがさがさ落としてしまう。
「ああ、この馬鹿!」
羽生は立ちあがり資料を拾い始める。と、遥の指が床に開いたままの資料を指差す。
「これ。探してたものじゃないの?」
「お? おおおお? これだ!」
「あっ、じゃ裏づけ取れるじゃん」
「あーな。しかし、データベース化しとけよ。いくら古い事件つっても」
「そーよねー、ボタン一発検索! でしょー。こんなのさあ」
やいのやいのと愚痴を言い合いながら、お互い安堵する。

562:にく
09/08/24 22:38:10 wHvyMVoy
「三島っ、資料まとめて報告書作ったら飯行くぞ、飯っ」
「お腹鳴ってたもんねー。アンタ」
「……奢ってやらんぞ」
「あっ、冗談、冗談です。羽生警部殿!」
「あーもーお前は調子のいい。焼肉か?」
「焼肉です! 鶯谷! 浜松町でもいいよ?」
「遠いだろーが、馬鹿! しかもどっちも予約なしに入れん!」
「じゃ、今から予約するわ」
「…なら、鶯谷!」
「ボンボン……意外にノリノリ…?」
若干呆れたのか、遥はこめかみを抑えつつ笑って、手にした携帯で番号を呼び出す。
「いっちじかんは~ん。丁度よくない?」
「あー、そうだな。とっとと終わらすか。ってか三島、お前の携帯は焼肉屋を何件登録してるんだよ」
チラリと見えたアドレス帳に『ヤキニク』カテゴリがあったせいで羽生はつい尋ねる。
「ん。26件?」
「は? マジで?」
「ホラ」
羽生の眼前に携帯のアドレス帳をひらひらさせる。
「うわ、マジだ。馬鹿だろお前。つーか色気ねー」
「うっさい。仕事しなさいよ! 終わらせないと行けないんだから!」
遥の大喝に羽生は苦笑する。
「お前に言われるとは…。だがまあそうだな。ちょっと待ってろ」
「はーいはい。あたしは始末書でも書いてるわ」
「まだためてたのかよ」
言い合いをしながらも、書類を仕上げる。時刻は11:20pm。
時計を確認すると二人は猛スピードで帰宅準備をはじめた。

鶯谷12:30am。
「ヒレうめー、ヒレ!」
「でしょでしょー? 次ランプ肉!」
ビールを片手に男女が二人、肉の味に悶えている。
「ビール追加しまーす」
「三島、飲みすぎだろ…」
「だっておいしいんだもん」
むぐむぐ肉を飲み込みながら、遥はむくれる。
「しかし、本当に色気の無い女だなー…って、あれ?」
見ると箸を口に突っ込んだまま、舟をこぐ遥の姿がある。
昨日、当直だったせいで彼女があまり眠れて居ないことに羽生は思い当たる。
(アルコール入っちまったら寝ちまうよなー…それだと)
「しっかし、よく食ったな。この猪女は…」
「…イノシシちがう~……」
微妙に聞こえたらしい独り言に遥が反応している。
「寝言かよ。まあいいや、しかし店で寝るなよな」


563:にく
09/08/24 22:39:19 wHvyMVoy
深夜3:00。遥はのそりと起き上がる。見慣れない部屋。
「何コレ、どう見てもラブホテルじゃない!」
焼肉屋から記憶が無い。どぎまぎしながら確認すると、スーツのジャケットはハンガーにかけられてクローゼットの中にあったが、きちんと服は着ている。その上、羽生はソファーで布団に包まっている。
「む、むぅ…どうやら大丈夫みたい?」
首を傾げながら、羽生の顔を覗き込む。
(もー、どこ連れ込むのよ、コイツはぁ…。アレ、結構クマひどいわね。そいえば、徹夜続きだったっけ)
微妙にはだけた布団をかけなおす。
不意に羽生の目が開いた。
「……」
「ん? ボンボン? 起こしちゃった?」
「みしま……」
薄目を開けた羽生のあまりハッキリしない声に遥は耳を近づける。
「…すきだ、みしま」
「えっ?」
振り向くと羽生は寝息を立て始めていて、起きる気配が無い。
困惑と共にベッドへ倒れこんだものの、遥は朝まで眠ることが出来なかった。
(え? ええええええ~?)

─どうやら、別の事件が始まってしまったようだった。

564:名無しさん@ピンキー
09/08/25 00:24:29 iSztr/yi
>561
にくwww
GJ!
遥、肉食派なのに恋愛は草食系なとこが萌える。
なんかオレもハラ減ってきた。


565:名無しさん@ピンキー
09/08/26 22:54:36 4h2wiyrl
ディッシュ忘れないでといわれて、
リンとディッシュで遥さらって実験とかって考えようとしたけど
脳みそがショートした。

566:名無しさん@ピンキー
09/08/29 04:10:01 6m9yC4aQ
ディッシュは念じるだけで相手をイカせることが出来る

といいな

567:名無しさん@ピンキー
09/08/31 14:36:53 foqGDr0h
いいわね

568:名無しさん@ピンキー
09/08/31 18:00:40 wuj2asqY
新手のスタンド使いか!w

ともあれ、遥と衛を拉致ってリンと共にスワッピングレイプを妄想。
(リン×衛、皿×遥)
拘束されて互いに犯されている姿を晒しながら、イカされると云う鬼畜展開。
「うふふ、そんなに早いと遥ちゃんに嫌われちゃうわよ」と、
耳元で囁かれながらリンに筆卸されちゃう衛。
「ほら、見たまえ。キミの幼馴染のここはこんなに悦んでいるぞ?」
「ダメぇ…!衛…、見ないで、見ないでぇ…」と、
衛の目の前で何度も皿に強制絶頂させられる遥。とか…


569:名無しさん@ピンキー
09/08/31 18:45:56 IA2MU2Vj
眉毛が太い方がいいとおもう
細すぎるとヤンキーみたい

570:名無しさん@ピンキー
09/09/01 10:52:24 b6b6f3RP
眉毛の太い人は性欲が強い

571:名無しさん@ピンキー
09/09/05 23:44:30 0Uo7Wq5q
ほしゅしようではないか

572:名無しさん@ピンキー
09/09/06 20:31:56 pAazQK0h
鳥越×遥かいてみようか。
とりあえず。

573:名無しさん@ピンキー
09/09/07 02:56:42 qzWRyBsj
dokiwaku

574:名無しさん@ピンキー
09/09/10 07:09:13 xXIfbGPj
ちょいほしゅ

575: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/11 00:11:17 VabHNH/t
忙しい人々の一幕。保守の一言では味気ないので。
+鳥越と遥がまだエロ行為をしてくれませんので茶を濁すように。



資料室へと向かうと、羽生がくずおれるようにキャビネットの前で眠ってしまっているのを発見する。
身なりを気にする羽生が、あまりかまうことも出来なくなっているのか無精ひげが生えている。
ゆすって起こすと、羽生はあわてて飛び起きる。

「申し訳ありません! 警視正。その、捜査資料を取りに来たはずなのですが…」

「仕方がない。ここのところひどい状態だからな。他の者に引き継いで…」

言いおいて、その『他の者』が足りないことに思い当たる。しかし、それでもこのままにはしておけない。

「いや、今日は帰れ。休むのも仕事のうちだろう」

額に手のひらを押し付け、うなだれる羽生を眺め、やりきれない気分になる。圧倒的に人手が足りない。
負担がこれ以上かかるような事態になれば誰がいつ倒れてもおかしくはない。

羽生は頭を振るって顔を上げると、鳥越を見る。

「…警視正。警視正もほとんど帰られていないはずでしょう」

少し、申し訳なさそうに羽生が言葉を返す。

「帰れとおっしゃられるなら、警視正もお休みになられてください。心配です」

伏し目がちに言う羽生の言葉に、思わず自身に呆れを感じた。
こんな極限状態の人間に逆に心配をされてしまうとは。苦笑するほかない。

「…わかった。有難う」

よろよろと資料室を後にする羽生を眺めながら、一人、鳥越は頭を抱えた。



576:名無しさん@ピンキー
09/09/11 02:19:39 qFUvfbh7
難攻不落の鳥越さん……
誘惑で落ちるタイプ?意外と拒まなかったりして?

577: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:41:28 qZu3r/V2
・バカみたいに長いです
・Innocent Noise までしかプレイしてないせいで色々違うと思う
・苦情は受け付ける
・今後、予告とか控える(遅くてごめんなさい)
さあ、行こうか。

01

腕の中で、娘ほども歳の離れた彼女が身じろぎするたび、罪深さに身を灼かれる思いがした。
幼い頃からよく知る親友の娘。無茶に困らされるものの信頼する部下。そして息子の想う女性。
それらの要素のどれもが、こんな過ちを犯してはならないと鳥越のなかで主張していた。
しなやかで肉感的な肢体が白くうねり、猫のように大きな瞳を潤ませて、甘い吐息を洩らす。
鳥越の行為のひとつひとつに体を震わせ反応する彼女に、強く欲望を刺激され、理性など微塵も役に立たない。
これは、間違いだ。そう思っても、鳥越は自分を止める術を持たなかった。

そもそも、彼女がここにいること自体が─己の弱さゆえだということを鳥越は自覚していた。

◆ ◆ ◆

深くため息をつきながら、鳥越は椅子に身を沈みこませて、捜査員たちの様子を見る。
この数週間、事件が多発し、休みを取らせるどころか家にも帰れないものが出てくる有様だった。
他部署から人手を借りるどころではなく、他部署の仕事さえもが降ってくる現状。
なかでも、キャリア組の二名は群を抜いており、ほぼ毎日のように泊り込みをしているような状態が続いている。

心苦しい。だが、そう言ってもいられないことがただ悩ましかった。
それでも少しずつ事件のカタはつきつつある。今日は帰らせてやれるかもしれない。
そう考えている折にドアが開き、三島遥と数名の捜査員たちが入ってくる。

「帰ったか、経過はどうだ」

「はい。被疑者確保しました。取調べは明朝より行います」

敬礼をすると、遥が背筋を伸ばし、張りのある声で答えを返す。
精一杯気を張っているようだったが、それでもどことなくくたびれて見えるのは、疲れのせいだろう。
隈の浮いて見える顔を眺め、心中で遥の父親に詫びたくなる。
他の捜査員も立っているのがやっとというような風情で、早く帰してやりたいと言う思いがこみあげた。

「ご苦労だった。三島、報告書をまとめてくれ」

「はっ。了解しました」

578: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:42:31 qZu3r/V2
>577 続き

02

しばらく経って、おずおずと遥が報告書を差し出す。
少し奇妙な態度に、鳥越は首を傾げる。

「どうした? 何かあったのか?」

少し躊躇うように、遥が口を開く。

「あの、こんなこと、私が口を挟むべきじゃないと思うんですが…今日は確か…」

語尾が消えていく。いつもの遥らしくない。
よほど言いにくいことなのか─鳥越は先を促そうと口を開きかけ、今日、という言葉にひっかかる。

─ああ、そうか霧香の……。

理解するとともに鳥越は鈍い衝撃を感じた。

「そうだな、そうだ。すまない」

「すみません、警視正…」

鳥越のほろ苦い笑みに遥は顔を伏せる。

「いや、いいんだ。それより今日はもういい。疲れているだろう。他の捜査員の何人かは帰している。三島も─」

「警視正もお帰りになっていただけないと帰れません」

少し眉根を寄せて言う遥に、ため息をつく。

579: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:43:48 qZu3r/V2
>578続き

03

「わかった。言うとおりにしよう。報告書を読ませてもらったら帰ることにする」

「じゃ、待ってます」

そう言って踵を返し、捜査資料の整理をはじめる遥を眺め、そうまでしないと帰らないと思われているのかと鳥越は苦笑する。
耳たぶに触れ、報告書に目を落とすと─鳥越の表情に深い皺が刻まれた。
忘れていたこと、しなければならないこと、それら全てに嘆息せざるを得ない。
考えるだけ、停滞する気がして鳥越は思考を止めた。

「三島。帰るか」

遥は弾かれたように立ち上がると、少し考える素振りをして、考えられない一言を発した。

「その……警視正のお宅に伺っていいですか?」

◆ ◆ ◆

道中で詫びながら遥は言う。

「私、ずっと気にかかってたんです。霧香おばさんのこと。ずっとふたりが仲違いしたままで……
おばさん悲しんでるんじゃないかって。すごく、余計なことだと思うんですけど。
だけど、いつも警視正も衛も一人きりで。
だから、あたしも一緒にお線香ぐらいはあげたいと思ったんです。衛は、いないですけれど……」

いらぬ心配を親子ともどもこの娘にかけている、と鳥越は思う。
あまりに身近であるだけに普段は口に出せないようで、そのことを言うのにかなり勇気が要るようだった。
衛は必要ないところばかり鳥越とよく似ている。
おそらく、この問題で頑なさを発揮しているだろうことは鳥越には容易に想像がついた。

「ぜひ線香を上げてやってくれないか。霧香も喜ぶだろう」

少し躊躇いながら、言った。

◆ ◆ ◆

580: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:44:32 qZu3r/V2
>578 続き

04

遥が線香を上げ、仏前で拝む。その様子をぼんやりと眺めながら、幼い頃の彼女には見えないな、と鳥越は実感する。
衛を引きずりまわしていた頃の元気すぎる少女の面影は残っているものの、すっかり大人の表情をするようになった。
すこし、芯の強さが殉職した遥の父・順平と、そして亡き妻に似ているかもしれない。

「すみません、ありがとうございました」

「いや、こちらこそすまない。ありがとう」

少し考えあぐねたかのような表情で遥は、月の光に照らされ、庭先の木々が縁側へと落とす影を見るとも無く見ている。

「警視正─、あたし、警視正が心配です」

不意に言われた一言に、鳥越は遥を見つめる。

「何を言うんだって思われますよね。
だけど、さっき─今日のことを思い出されたとき、凄くつらそうな顔をされてて─
それに警視正もアイツに似て……すごく、すごく一人で抱え込まれるじゃないですか。
しかも本当に一人で。仕事でも何もかも。その上、大変過ぎる部下が二人もいて」

「いいや、信頼する部下だ。それにそう思うなら自重をしてくれないか?」

笑ってそう言ったつもりだった。しかし、笑いは形にならず、なぜだか涙がこぼれた。
それに気づき、鳥越は顔を伏せる。そして、涙はなかなか止まらなかった。
遥が近づいてくる気配がする。

「警視正……」

遥の手が肩に触れたとき、ほとんど発作的に鳥越は遥を抱き寄せてしまった。
張り詰めていた何かが堰を切って嗚咽となって、鳥越の喉から漏れる。
肩口にしがみつく鳥越の重みを、遥は包み込むように抱き止める。

581: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:45:43 qZu3r/V2
>580 続き(04アンカミスごめん)

05

そうして、遥は鳥越のなすがままとなってしまう。
スーツのジャケットを脱がされ、首筋に咬み付かれるようなキスをされた。
それでも、霧香、キリカと何度もつぶやき慟哭する鳥越をどうしても止める気にはなれなかった。
乱れたシャツからのぞく乳房を鳥越の舌が這い、乳首を吸う。
赤ん坊がするように、そこを吸いつけられ、遥は何ともいえない感覚に襲われる。
声を噛み殺しながら、鳥越の頭を抱きかかえる。
少しづつ、鳥越の嗚咽が小さくなっていくことに安堵しながらも、身体の奥に生じた熱が耐えがたかった。
鳥越の歯がそこを噛んだ時、遥はのけぞり、悲鳴のような声が上げてしまう。

「あぁぅっ!」

鳥越は我に返ったように、身を起こす。
肩で息をする、ひどく乱れた着衣の遥に愕然とする。

「すまない、なんということを…」

息を整わせようと喘ぎながら、遥は鳥越の頬に触れる。

「警…視正…。大丈夫…です。だから…」

濡れた瞳で鳥越を見上げ、遥は言う。

─何もかも一人で抱えて苦しまないでください。

その言葉と表情に吸い込まれるように、鳥越は遥の唇にキスを落とす。一瞬、見開いた目を、遥はすぐに閉じる。
わずかに開いた唇に、鳥越が舌を割りいれると、遥がおずおずと舌を差し出す。鳥越はそれを丁寧に吸い、愛撫する。
甘い声と吐息が唾液の音と混じって、耳の奥に響くたびに熱が高まり、互いを制止することなどできない。

だめだ、これはいけない、お互いにそう思ってはいても、行為はエスカレートしていく。
鳥越の指が全身を撫で上げるたびに遥の身体は跳ね上がり、打ち震える。
と、遥の指先が鳥越のモノを撫で上げた。驚きとともに、遥の顔を鳥越は覗き込む。


582: ◆xuDTfQ0BoE
09/09/13 13:46:18 qZu3r/V2
>581 続き

06

「いいのか、三島」

顔を赤らめ、困ったような顔をしながら遥が頷いた。
いじらしい、そう思わせる態度に、鳥越の中で何かがうごめく。
遥に膝をつかせ、顔の前に鳥越のそれを差し出す。戸惑いの表情を見せる遥を促すように、顎を撫でる。
屹立したそれを口に含むと、ぎこちなく舐めはじめる。支えるように、遥の後頭部に鳥越は手を添えた。
少し苦しいのか、目の端に涙を溜めて鳥越のそれを懸命に頬張る。
我知らず、添えていた鳥越の手に力がこもり、口中を犯すようにそれを突き動かしてしまった。
途端に、遥が咳き込む。苦しげな遥を解放し、背中を撫でてやる。

「……すまない、無茶なことを」

遥は首を振って、「大丈夫です」と言うものの咳はまだ止まらず、鳥越は肩を抱いてやる。
腕の中の遥を撫でながら、眉根に深く皺を寄せる。
遥は鳥越を見つめると、手をとり、最も敏感なところへと導く。下着の上からでもそれとわかるほど、そこは潤っていた。
そのまま、指先を転がすと水音が響く。硬く目を閉じた遥が何度ものけぞり、か細い声で喘ぐ。

役に立たなくなった下着を脱がせ、着衣を奪うと白い裸身が露わになる。
しなやかなその身体に感嘆しながら、鳥越は遥のなかに指を這わせた。
そのとき、開かせた足の付け根に、擦り傷のような赤い痕を見つけ、鳥越の中に何か苦いものがこみ上げた。
その痕を見つめ、全く本当にいらぬところばかり似て─と、痕の主にほとんど怒りに近い感情が沸く。
鳥越は遥の身を引き起こし、畳に手をつかせると、背後から一気に貫いた。泣くような悲鳴にも構わず遥を突き上げる。
くぐもった声をもらしながら、幾度も仰け反り震える遥を激しく打ち付ける。
大人気なさと、自分の中のどす黒さに辟易しながらも、彼女を苛むたびに昏い悦びが鳥越を満たす。
美しい蝶の羽をもぐような感覚。

白い背中が紅潮し、快楽の色に染まっていくのを見つめながら、遥の肉の蕾をつまみ、強くしごく。
刺激が強すぎたのか、声も出せなくなってガクガクと体を震わせる遥を、いっそう激しく貫く。
濡れそぼったそこが鳥越を締め付け、奥へと導くように蠕動する。
深く肉を抉ってやると、ひときわ大きな嬌声を上げて小刻みに震えはじめ、遥の全身から力が抜けた。

遥の身体を引き寄せ、正面を向かせる。虚ろな目の遥を軽く撫でてやると、ぴくりと反応する。
昇りつめた身体を開かせ、完全には意識を戻しきれない遥の肉を再び抉る。
泣き咽ぶような声がむしろ鳥越の欲望を煽って、行為は止まることがない。
何度も何度も、絶頂へと導かれ、遥は、ただもうそのことしか考えられない肉体を反応させ続けた。
鳥越は遥の上半身を抱え込むようにすると、突き上げの速度を徐々に増していく。
溶けたような肉襞の感触にからみつかれ、快楽の絶頂に白い欲望の塊を流しこむ。
わずかに蠕動を繰り返し倒れ込むと、大きく息を吐く。遥を見れば、昇りつめ続けた意識を手放し、気を失っている。

今更ながら後悔が押し寄せる。
苦い思いを抱きながら、腕のなかの遥に詫び、今夜の忘却を願った─。

583:名無しさん@ピンキー
09/09/13 15:43:12 sBiCd1Ws
はああああああっ
やべえええええうめええええええ!!!!
めっちゃドキドキしたああああ

鳥越さあああああああああああん
やばいこれ好き><
超絶乙!!!

584:名無しさん@ピンキー
09/09/17 19:51:58 HgFIrHF9
忘れられるわけがなくて、人知れず遥を呼び出し弄ぶ鳥越を妄想。
もはやここまでやると鬼畜か。

ところで癸生川は新作きたが、サイコも何とかしろよ、元気。ふぅ。

585:名無しさん@ピンキー
09/09/17 20:25:13 tpenlkzW
キブカワ新作てマジすか!

586:名無しさん@ピンキー
09/09/17 20:32:23 HgFIrHF9
お? 知らなかったのか? 確か…
「黄昏は瑠璃の追憶」てタイトルで出ると思いますです。今冬だそうな。

新作きた、っていうか新作来る、ですね。

587:名無しさん@ピンキー
09/09/18 02:39:43 HZNuk5Ef
>>586
情報ありがと~!
ヤリてぇけどいつからか私の携帯でのアクセス不可になってる
元気は元気を搾り出したんかなw

588:名無しさん@ピンキー
09/09/18 23:12:34 uAb+9OOB
…元気が会社として心配きわまりねぇがどうしようもない。

どうでもいいけど、遥似女優のAVとか押収物に混ざってるのを署員に渡されて
むしろ涙で前が見えない羽生さんとか想像する自分をかなり燃やしたいです。

589:名無しさん@ピンキー
09/09/24 21:22:06 hh7YS14R
ほっしゅてけすと。
・エロ微妙。想像で補え系
・ギャグにギリギリ近いはずだが…


「それ」に気がついたのは、お昼過ぎに鑑識のコとご飯を食べているときだった。
おかげでつきあって欲しいところがあると言って、助手席にボンボンを乗せて立帝大に向かっている。

「三島…これは奴のとこに向かってないか?」

疑問を差し挟まれたけれど、とりあえず笑顔で押し切る。

「ひとまずつきあって?」

ボンボンはそんなあたしを見て、引きつった顔のまま黙り込む。
あたしはいつも通り研究室に着くと、轟音と共に扉を蹴り開ける。
そしていつも通りの呼びかけ。「衛、いるー?」
バサバサと書類の舞い落ちるなか、呆れ声が返ってくる。

「まったく…あなたはもう少し静かに……あれ、羽生警部?」

衛の意外そうな声にかまわず遮る。

「今日はふたりに聞きたいことがあってさあ?」

あたしは笑ったまま続けた。

「うなじ─襟足? の右側と左側……両方にキスマーク? みたいなものがあるんだよね?
しらないかなあ、しらないよねえ? ふたりとも」

ふたり揃って硬直した。
…って、アンタらふたりともかッ。

「…どっちがどっち?」

おずおずと、でも、ひきつりつつ衛が言う。「ひ、左側…が私…です……」
羽生は苦虫を噛み潰したみたいな顔になっている。「右…が俺だ」

「いつ? どこでつけたのかなあ? あたし全然知らないんだけど?」

「簡易ベッドを占拠されてた時です…」と、衛は俯きがちに応え、
「け、刑事部の応接ソファでうたた寝してる時…」と、羽生はあさっての方向を向いて言う。

「へぇー、じゃ二人して寝込みを襲ったわけなのね」

ふたりとも、エラい顔になってあたしの顔を凝視している。笑顔に怯えているようだ。

「聞いていいかなあ。なーんでそんなことになったのかなー?」

そう言った途端、ふたりはお互いを指差し、

「羽生警部が!」「相田が!」ほぼ同時に言った。

…仲悪いとかウソじゃないの、こいつら、そう思ってしまうくらいシンクロしやがった。
なんだか、お互いを見合わせて怪訝な顔つきになっている。

「…ねえ、そこで揃って固まられても困るんだけど」

「それはだな!」「それはですね!」

590:名無しさん@ピンキー
09/09/24 21:22:39 hh7YS14R
ああ、またハモった。
お互いを睨みつけながら、何か諦めたのか、それでも構わずふたりは続ける。

『はじめにうなじの真ん中の襟で隠れるか隠れないかの位置にキスマークがついていたから』「です!」「だ!」

「つまんねー独占欲主張しやがってムカついて、あせらせてやれ、って…」
「いきなり、二つに増えてて、つい衝動的に…」

ふたりは言いながら、思いきり眉根を寄せる。

『え?』

ふたりは同時にあたしを見る。

『それじゃ、はじめのひとつは誰』「ですか?」「なんだ?」

ハモりながら聞いてくるなっ、鬱陶しいっ! そう思いつつも、あたしはその原因だろう記憶をたぐる。

「たぶんなんだけど。鑑識のコとか他の婦警さんと飲みに行ったときに悪ふざけでやられたやつ」

「ああ、そうだったんですか…」「そ、そうか…」

ふたりまとめて脱力したようで、なんともナサケナイ顔になっている。

「ねえ。ボンボンも衛も。問題はそこじゃないコトに気付いてる?」

気まずそうに衛は目を伏せ、ボンボンは上目遣いにあたしを見る。

「それは、だ。俺はその─お前が」

「待ってください! 羽生警部!」

前に出たボンボンの襟足を衛がひっつかむ。

「お前っ! 何しやがる」「何どさくさに紛れてるんですか!」

「あーのーさー、んなことより前に。あたしに対してないの? 一言」

ふたりはピタリと止まり、再びこっちを向く。

「…すまん」「すみません…」

いちいち同じ動きをし過ぎで、笑うしかない。けれど、笑えない。笑うどころじゃない。

「ていうかさ、まず人の意識ない時にんなことする? 普通。
でさ、何よりも気に食わないのが、あたしの意志は無視ってとこ!
何の意思表示も無いのに独占欲だけ主張されるって何? あたしはモノじゃないっ」

「あの、それはですね」「いや、それはだな」
「あなたが」「お前が」『好きだから』「だ!」「です!」

……これは何? 新手のコントなの? さんざんシンクロしやがって。実は中身は同じ人じゃないだろうか。
そんな勘違いを起こすくらい、あんまりな状況で『好き』と言う言葉に現実味が全くわかない。
ため息をもらしたそのとき、いきなり横手ざまの負荷を感じたと思ったらあたしはバランスを崩していた。
そのまま、抱きとめられた、と思ったら、またもや別の力に引っ張られる。
あたしはふたりの間をくるくると木の葉のように舞わされて……だから、あたしはモノじゃない!
思わず、ふたりの顎を片方ずつの手で突き上げる。

「いい加減にしろっ!」

591:名無しさん@ピンキー
09/09/24 21:23:03 hh7YS14R
そして、そのまま─あたしの足はふたりのとても大事なところを蹴った。
たぶん、衛、それから羽生という順番だった気がする。
ふたりが悶絶するのを尻目に部屋を出て行こうとしたとき、腰と肩に重力を感じた。

『答えを聞くまで帰せない』とふたりの腕があたしをひっぱっている。

「え、そんな、こんな状態で答えれるわけ…」

「じゃあ、身体に聞きましょう」「それでどっちがいいか決めればいいよな」

待て。待て待て。何を言ってるんだコイツらは、うわあ、ちょっと待って。服を脱がすな! くちっ、やめ!
交互に入ってくるキスの感触。ああ、わけがわからない。
そして、あたしはいつの間にか簡易ベッドの上に寝かされて、ほとんど半裸の状態になっていた。

目の前には、衛と…ボンボン。
誰かっ。たすけてええええええええええ。


以上、保守ですた。

592:名無しさん@ピンキー
09/09/25 03:01:07 EiEUWUHw
乙!
うなじの真ん中のキスマークは鳥越パパかと思ってたら、なんという罠ww

保守と言わず続きを是非とも…orz

593:名無しさん@ピンキー
09/09/26 00:54:09 4AHB3/qF
書いていいのかなあ。

594:名無しさん@ピンキー
09/09/26 01:03:00 4AHB3/qF
途中で送信してる;
過疎ってるとこで、自分が書いてばかりだとダメぽな気が。

595:名無しさん@ピンキー
09/09/26 01:43:31 T0g7bBPV
書けばいいじゃない

596:名無しさん@ピンキー
09/09/26 15:33:10 4AHB3/qF
・ギャグじゃなくなった
・また寸止め。というかこれが限界

でも、あたしが青ざめているのに気がついていないのか、全くおかまいなしに4本の腕が伸びてくる。
首筋を撫でられて、腰の辺りをくすぐられるみたいに触れられ、胸元からみぞおちの辺りを指先が滑っていく。あたしはジタバタと抵抗するけれど、ふたりの腕に押さえ込まれてしまえば、それも虚しい。

「駄目ですよ、逃がしませんから」「あきらめろ、ジタバタするな」

いや、するって。するよ! はじめてがこれはイヤだって!
それでも頑張って抵抗していたら、むしろスカートが脱げていた。
その上、太腿を撫でさすっていた手が、汗で貼りついたストッキングを脱がしていく。
ああ、やだやだやだ、やめて。そう言ったか言い終わらないかのうちに、口の中に指の感触。
口の中をなぞられて、舌を弄ばれる。これは、どっちの手なの? 咬もうとしたら引っこ抜かれた。衛か。
撫でさする足元の手の感触を頼りに、蹴る。だけど、受け止められてしまった。ボンボンめ。
しかも、受け止められた足の内腿に舌を這わされて、舐め上げられる。
駄目だ、だめ…あぁ……ん、はぅ。
ふたりの手がブラをずらし、あたしの胸を揉みしだき、撫でさすっている。

「三島、声出ちゃってるな…」「顔も…すごくえっちな表情ですよね」

あぁ、んんんっ、勝手な、んん、コト…あ、言うなぁっ。
くびすじ…舐め、やめ…て。腋、を、やだ咬まないで。あっ…乳首、つまんじゃ…。
あたしの両胸の先端を、ふたりの指がつまみ、引っ張り、しごく。
ボンボンの手はやさしく、衛の指は激しい。
刺激を与えられるたび、身体の奥に甘い痺れみたいな感覚が走る。
何これ、気持ちいい。もっとされたい、もっとそこを苛めて欲しい。そう思ってしまった。
いつの間にか、身体を反らして胸を突き出しているあたしがいる。

「スケベだな、三島…」ボンボンは指先で、固く蕾んだ先端を弾く。
「ココが気持ちいいんですか? 遥」衛は赤く充血した先端をつまみ、引っ張り上げる。

くぁっ…んっ。ひぁ、あ。
言葉が出ない。バカみたいに口をぱくぱくさせながら、自分でも聞いたことがない声をもらしている。
それでも、気力を振り絞る。
ん…ああ、いや、やめて…あん…おね…が、い。
言葉になったかどうか、わからない。けれど、伝わったのかふたりは困った顔をしている。

「むしろ、続けて欲しいように聞こえるな」「そうですね、おねだりされてるみたいです」

ちがう、ちがうのに…あああ、舐めちゃやだ。乳首やだ。乳首いや。乳首いい。だめ、ちがう。
左右とも舐めしゃぶられて、何も考えられなくなっていく。
目の前にあるふたりの白いシャツとうなじ。ヘンな光景。
ボンボンのオールバックの髪が乱れて、衛の眼鏡がずり落ちている。
時々、上目遣いにあたしを見ている。なんでココまで来てまた同じような動きをしているんだろう。
ふたりの手があたしのショーツの上をなぞると、くちゅっという音が響く。

「ああ、すごい」「ぐっしょり、だな」
『…こんなになっているのは』「羽生警部の…?」「相田の…?」
『それとも…』

597:名無しさん@ピンキー
09/09/26 15:33:54 4AHB3/qF
もう…そんなのわからない。答えを返せないでいると、ふたりの手があたしのショーツに手をかける。
そのまま、ショーツは引きずり下ろされて、あたしのそこはふたりの目に露わになる。
足を閉じようとしても、ボンボンも衛も許してくれない。恥ずかしい。こんなのいやだ。
あたしのそこは、ふたつの手に押し拡げられ、ふっくりと充血し固く尖った先端を無遠慮に触られた。

アツイ、イタイ? ズキンと痺れる感じと、電流を流されたみたいな激しい感覚に身体が跳ね上がる。
慣れないその刺激に、あたしは暴れ、逃れようと身をねじる。しかも、なんか涙が出てきた。
あたしの激しい反応に、ふたりは手を止める。

「まさか、三島お前」「遥、あなたもしかして」『初めて?』

そんなこと、ハモッて聞いてこないで…。そう思ったけれど、泣きながらあたしはうなずく。
ふたりがすごく申し訳無さそうな顔になった。
そんな顔するなら、はじめからこんなことしないでよ…。
ふたりの顔を見ていたら、よけい涙が出てきた。止めようと頑張ったら、しゃくりあげるような声が出る。
次第に声も止まらなくなって、ほぼあたしは大泣きになる。

「おま、ちょ、悪かった。泣くな…泣かないでくれ!」
「すみません、なんてことを! 怖かったですよね?」

「えぐっ、ふっ、はっ、初めてじゃなきゃいいの? これはっ」

「いや、全然…だめ…です」
「まあ、その…犯罪…だな」

毛布にくるまれて、頭を撫でられたり背中をさすられたりしていたら、やっと涙が止まってきた。
鼻をすすり上げながら、ふたりの肩に身体を預ける。

「すまん、三島」「遥、すみません」

「ふたりとも、暴走しすぎ…あたしは、モノじゃないんだから」

両脇でふたりはとても情けない顔をしている。ほんとに、こいつらバカだ。でも…。

「でもあの、あたし…身体…まだ熱くて。だからその。鎮めて欲しい」

あたしはもっとバカだったみたいだ。

598:名無しさん@ピンキー
09/09/26 22:30:51 fyTXqybZ
乙乙!(・ω・)/

まあ、一人だけで書いてると不安になるよねw
しかも過疎ってるトコだと特に。

私も時間があれば書きたいんだけど…
連休ぶっこぬきの徹夜仕事でもうダメぽ…I'll be back…[■■]b


599:名無しさん@ピンキー
09/09/27 00:10:43 XIQEjr7L
時折ね、自分が書いてるせいで過疎ってしまったような気がするときが。
まあ、考えすぎとか思うようにしてるんだけど、スレストしてるとやはりクる、
つーか、元気、本当サイコの対応状況とか何とかしる。

ところで >598 身体平気ですか。
俺も連休どころか土日さえ昔なくて、精神的に病みかけたので
本当適当なところで身体休めてください。

600:名無しさん@ピンキー
09/09/27 10:48:36 ZPI+05R2
>>599

過疎るのは誰のせいでもない
それは妄想だ
謙虚さと被害者意識を間違えてはいけない

このスレに書かれた全ての文書・絵は、時に静かに、時に喧しく、美味しく頂いている
さあ、死ぬまで働くのだ私の為に!!


すいません言い過ぎました(゚-゚)

601:名無しさん@ピンキー
09/09/27 13:40:31 XIQEjr7L
>599
死ぬまではご勘弁くださいw
とはいえ、そこまで言われるといっそ、すがすがしいすわw

602:名無しさん@ピンキー
09/09/27 14:45:16 CeVAAFEl
でも、敢えて言わせてもらえば、誘い受けとか一人突っ込み、レス返しの内容(というか口調)をウザイ、もしくはコメントや感想を書き込む気になれない、と思っている人はいると思う

それでも作品自体は見事だし、真摯に投下してくれていることを分かっているから、みんな批判はなるべくしたくないんだと思う

それで必然的に過疎る、というかROMってるんじゃないかな。

そういう意味では、>>600の「過疎るのは誰のせいでもない」には同意できる

603:名無しさん@ピンキー
09/09/27 15:38:21 gPPFW+Tv
う~ん…、というよりも、
大して有名でもないメーカーから出た
モバイルのみのアドベンチャーで、
さらに2年前に完結しているのだから、
過疎るのは必然のような気もするw

それなのに、こうしてスレが続いているのだから、
これはこれですごいんでないかい?

ぶっちゃけ、2年前に終わったゲームで
他に覚えてるものって思いつかないし…


604:名無しさん@ピンキー
09/09/27 16:26:19 XIQEjr7L
とはいえ、>602 のいうこともわかる。

以下、自分語りなので読みたくない人は飛ばしてください。

















ぶっちゃけ自分でもこれはウザイなあ、って思わないでもなくて
改めないといかんな、とそれはかなり
(そう思った矢先にほぼ誘い受けじゃないか、コレ…ということになったが…)
もの書いた後ハイで、そのままのおかしなノリで冷静さがない
書く前も興奮しすぎ(人に読んでもらう文章+二次創作書くのココが始めて)
不快になった人には謝るほか無いのだが、謝ったところでどうかとは思う
だが、すまない
でも、たぶんモノは書きに来てしまうとは思う

605:名無しさん@ピンキー
09/09/27 19:33:30 ZPI+05R2
>>604

確かにテンション上がる。それも異常に。
素晴らしい作品に出会った時もそうだ。
しかし心に浮かんだことを素直に吐き出して何がいけないのか。いけなくはない。
ここは2ちゃんねるじゃないか。欲望の掃きだめじゃなかったか。

個人的には批判するにも大人の微妙な匙加減が必要だから
軽い気持ちではやらない方がいいと思うんだぜ。
話がズレてきたかも。

606:名無しさん@ピンキー
09/09/27 22:17:49 t3Wm4zBY
ほしのあき のヌード・人気女子中高生のなどのスケベ画像・動画無料で見れました。
URLリンク(home.pink.sh)

607:名無しさん@ピンキー
09/09/29 00:56:30 WDt5XtYN
癸生:それはいい!
   そんなことなんかより、早くエロだエロ!
   伊綱くんとりあえずスカートだけ脱いで場を繋ぐんだ!
   だが、まちがってもパンストまでは脱いではいけないぞ!

伊綱:先生…、マニアックすぎます…。


と、私も勢いだけで書いてみる。
スレ違いだけどw


608:名無しさん@ピンキー
09/09/29 03:36:27 qdqh2I0I
携帯アプリ総合のスレもあるけどどっちが適切なのかは微妙

609:名無しさん@ピンキー
09/09/30 01:02:47 T34ygqWN
最初は羽生兄妹で考えてたんだけどね…
やっぱ、癸生の方がイメージに合うかなってw

ま、数行のお目汚しと云うことでご容赦(・ω・)/

610:名無しさん@ピンキー
09/09/30 01:13:19 W2vjlMt7
インターミッションな感じだし、良いんじゃないかな

611:名無しさん@ピンキー
09/09/30 12:08:29 tEcHX2hK
癸生が羽生に見えた(つд・` )

612:ミキ×秀明
09/10/02 22:32:19 qL7UxY1d
・どうあってもエロくない(すまん)
・秀明が犯罪者(秀明にしかムリだが、いやな人はごめん)
・3レス程度

ねえ、デートしたいな、お弁当持って公園とかでさ

彼女の言葉に、彼は少し戸惑った。もちろん、嬉しいとも思いはしたけれど。

ね…何も言ってくれないけど、ダメ?

彼女の瞳が覗き込むように彼を見上げ、くちびるを少しとがらせる。

ダメじゃないよ、でも難しくないかな。きみに迷惑がかかっちゃうかもしれない

彼は軽く眉根を寄せて、俯きがちに言葉を切る。

わかってる。だけど、ヘンなの
大好きなひとといっしょに居るだけで気を使わなきゃいけないなんて

少しむくれる彼女の髪を撫でながら、彼は屈み込んで額をコツンと寄せる

僕が普通なら、もう少しいいんだけど。

もう! 何言ってるの。あなたはあなただもの。私にはそれだけでいい
それとも……それとも、あなたはそうじゃない?

イタズラっぽく笑う彼女の頬を彼は両手で包み込む。

わかった。行こう。ちょっと遠出になってしまうかも知れないけど、いい?

ううん、大丈夫。今度のオフ連絡するわ

軽いくちづけを交わし、彼は彼女を強く抱きしめる。
ノックの音が不意に響き、ふたりの顔が曇る。

あーあ、時間だ。離れたくないな

きみをみんな待ってる…行かなくちゃ。ね?

そう言いながらも、彼の手は彼女を抱き寄せたままで、彼女も彼の肩にまわした腕を解こうとはしない。
それからただお互いに見つめ合う。

ね……約束だよ?

うん、約束だ。いつもの場所に迎えに行く。待ってて

コンコンと再び急かすようなノックに、仕方なくふたりは離れる。

……いってらっしゃい、ミキ

いってきます、秀明

613:ミキ×秀明
09/10/02 22:33:02 qL7UxY1d
そわそわ。どきどき。ミキは何度も手にしたバスケットに視線を落とす。
遠足前の子どもみたいだと思いながら早足になる自分を抑えきれない。
帽子を目深にかぶりなおし、バスケットを傾けないようにしながらも、ほとんど小走りになる。

「すこし、早いかな」

時計を確認し顔を上げると、目に飛び込んできたのは予想外のものだった。
見慣れない車。それから隆志の姿。
隆志はミキに気付き、手を振る。

「いよう、ミキちゃん。ひさしぶり」

「……え?」

一瞬、ミキは何事か理解できず怪訝な顔つきになる。
それに気付いた隆志は、笑い出す。

「いやいや、ミキちゃんさ、誤解しないように。デートについてくワケじゃないからな?
ってか、秀明! ミキちゃんに自分で説明しなさい?」

そう言って隆志は運転席側のドアを開く。と、シート位置を変えるのに躍起になっている秀明が居た。

「ん? あれ? ミキ……もう着いてたんだ?」

微妙に遅れてミキの姿に気付き、秀明は顔を上げる。
何がなんだかわからない、そう言いたげなミキの表情がある。

「あ、ミキ、ごめん。隆志は車を持ってきてくれて」
「そ。俺レンタカー屋でバイトしてるからさ。そんなワケで仕事ね、コレ」

ネクタイとレンタカー会社の刺繍の入った白シャツという隆志の服装に一瞬ミキは納得しかける。
しかし─そういえば、と、あることにすぐに思い当たり、ミキはあわてた。

「……ひ、秀明、免許は?」

隆志と秀明は微妙な表情で目配せをしあう。
言いよどんでいる秀明の肩を叩きながら、「俺が言うよ」と隆志は耳打ちする。
咳払い。それから、A6版に折られた厚紙をミキに差し出す。

「ミキちゃん、これ。ケッサクっちゃケッサクなんだけどさ
シャレになんねっつったら、シャレになんない」

おそるおそるミキはそれを開き、確認し、絶句する。「これ…!」
秀明によく似た金色の髪の男の写真。氏名者欄には 1.Sun 2.Dish の文字。
「国際免許証ね、で、アメリカの免許証はこっち」と隆志はカードをヒラヒラさせる。

「こいつ、パクってきてたらしいんだな。でも使えるみたいだぜ、なんせ車借りれたし」
「や、ええと、そういう問題じゃなくって。あの」
「ある意味、同じ人だから問題ないって。それに秀明、運転うまいよ、だいじょぶ、たいじょぶ~」

青ざめるミキに隆志は軽く請合う。

614:ミキ×秀明
09/10/02 22:33:22 qL7UxY1d
「み、ミキ。運転は本当に問題ないんだ。だから」
「ホラ、ミキちゃん。秀明も問題ないって」
「………」

秀明は車から降りると、ミキの顔を覗き込む。

「ごめん、不安、だよね?」
「─えっと。うううん、だ、大丈夫? だよ?」

身を強張らせて大丈夫だなんて説得力ないよ、とミキの様子に秀明は苦笑する。

「ムリはしなくていいから、ね?」
「つーか、秀明、この辺乗せてみたげたらいいんじゃねーか?」
「隆志! ちょっと黙って─」
「…そ、そうする」
「み、ミキ?」

止める間もなく、ミキは車に乗り込む。秀明は彼女の行動とは裏腹なぎこちない表情にため息をついた。

「俺も乗るぞ? 言ったからには責任持たなきゃな。営業所の近くで降りるし!」

悪びれる風もなく言う隆志の頭を秀明は小突く。
隆志はヘラヘラ笑いながら「ま、うまくやれよ」と秀明の肩をぽすぽす叩く。
声をひそめ、秀明は「ちょっと助かった」とこっそり耳打ちした。

15分間だけのお試しドライブはトラブルなく終了し、隆志は「またな!」と降りていく。
助手席で緊張しっぱなしで固まったままのミキの顔の前で、秀明は手を上下させる。
途端に、びくりと肩を震わせ、ミキは秀明を見る。

「大丈夫だった? ミキ?」
「…驚いたの。本当に運転、できるのね。秀明」
「まあ、うん。いろいろあって」

きまずそうな表情で言う秀明にミキは吹き出す。

「み、ミキ?」
「ごめん、何かちょっと、ね。行こう、秀明」
「よかった。あ、ミキ」
「んん、何?」
「その、言い忘れて、たんだけど。その服、かわいい。ミキに、似合ってる」

真っ赤になりながら秀明は言う。
少し胸元の開いた青の薄地のカットソーに白のジャケットとキュロット、ショートブーツ。
だって、今日のために買ったもの、とミキは有頂天になりながら笑った。

615:名無しさん@ピンキー
09/10/08 04:30:45 GDT6p5G6
テレビの特番見てて思いついた(・ω・)/

「ねえ…衛…。ちょっとお願いがあるんだけど…」
研究室の奥にある書庫で資料を探していたら、いきなり背後から声をかけられた。
「遥…、来ていたのですか?どうしたのです、何か元気がないようですが…」
「うん…、それがね…」
遥は顔を赤らめてもじもじと口ごもっている。
「話しにくいことなのですか?では、ここではなんですから研究室の方で…」
「ダメっっっ!!こ、ここのがいい…」
「???それはいったい…」
理解できずに首をかしげていると、遥はいきなり自分のブラウスのボタンに手をかけ始めた。
「は、はるかっ!一体何を…っ!!」
慌てる衛をよそに、ブラウスの前は大きく開かれ、ついにはブラのフロントホックまでパチンと外された。
「バ、バカ…、そんなジロジロ見ないでよ…」
「あ…なっ…」
言われて慌てて目をそらすが、いまだに遥の意図が理解できないでいた。
「は、はるか…、一体何のつもりです…?」
情けないことに自分でも声が震えていることがわかる。
しかし、遥はその問いに答えることもなく手をつかむと、そのまま露になった双丘へとあてがった。
ムニュ…♪
マシュマロのような心地よい感触が手の平から伝わる。
吸い付くような手触りに、今にも倒れそうなくらい心臓の鼓動が早くなっていた。
まさか、こんなにも大胆に遥の方から誘われるとは思いもしなかった。
ムニュ…
ムニュ…ムニュ…
「んっ…、あっ…!あんっ…、だ、ダメェ…!乳首は違うのぉ…!んっ!」
もはや、自分の意思とは関係なく両手は勝手に遥の胸を揉みしだいていた。
粘土のように揉み解しては、円を描くように撫でまわし、乳首を愛撫しながら優しくもてあそぶ。
「はるか…!」
「んっ…!ふっ…!ど、どう…何か変じゃない…?」
「どこもおかしくないですよ…柔らかくて…とても気持ちいいです…」
そういいながら、乳首を口に含もうと顔を近づけると遥は急に身を引いた。
「ち、ちがう…!そうじゃなくて…なんか変なしこりとかない?」
「しこり…ですか…?」
「ほら、この乳首の奥の方に…なんかこう…」
「さあ…、言われてみれば、確かに少ししこりみたいな感じがありますが…。これがどうかしたのですか…?」
「じ、実はね…。今日ちょっと署の女の子達とおしゃべりしてた時に乳癌の話になったの…。
 で、胸にしこりがあったら危ないって…!」
「はぁ…、それでこんなことを…」
「うん…、他に誰に聞いたらいいか判らなかったし…。アンタなら、ヘンな気も起こさないだろうから…」
十分ヘンな気を起こすところでしたよ、と心の中で溜め息をつく。
「ねぇ…衛。あたしやっぱり…」
「病院に行くべきです。素人の判断より、専門家に聞いた方が早くて確実ですよ。」
「でも…、もしそうだったら…。おっぱい…なくなっちゃうのよ…」
「胸と命とどちらが大切ですか…?一人で行くのが恐いのでしたら、私も付き添いますから…。
 予約を取って明日にでも病院にいきましょう。いいですね」
「う…うん…。わかった…」


616:名無しさん@ピンキー
09/10/08 04:31:39 GDT6p5G6
>615続き

翌日、病院の待合室。
「三島さんの付き添いの方ですね。先生が呼んでいますので、診察室にどうぞ」
自分も呼ばれたということに思わず、心が重くなる。
まさか本当に遥が…。
しかし、遥はもっと心細いハズ…。自分が支えになってあげなくては…。
そう覚悟を決めて、診察室の扉を開いた。
中には、初老の医師と遥が向かい合って座っている。
「うむ…、きたか。そこに座りなさい」
促されて遥の隣へ座る。
不安に包まれた遥が手をつかんできたので、ぎゅっと握り返した。
「それで、先生…。遥の具合は…」
「そう深刻にならんでいい。心配せんでも彼女は健康そのものだ」
「はい―?では、なぜ私は呼ばれたのです?」
「うむ…、実は彼女が胸のしこりだと思っていたのは乳腺の張りでな。
 普通は妊娠した後に張るもんだが、たまの彼女みたいに特別な場合もある。
 で、その場合は定期的にマッサージしなければならんのだ。
 それは彼氏の責務だろう?だから呼んだんだ」
「なっ…!!先生、コイツは別に恋人じゃなくて…」
「ああ…、照れんでもいい。
 どうせ仕事柄、忙しい忙しいでロクに病院にもこれんクチだろう?
 なら、そばでちゃんと管理できる人間に任せたほうが安心だ。
 これも放置し過ぎると、乳癌になる可能性だってないわけじゃないんだからな」
「うう…」
「はい、お大事に」

病院からの帰り道、遥は車の中でむくれていた。
「むぅ…、えらい恥をかいた…」
「でも、良かったじゃないですか、何もなくて…」
「そりゃ…そうだけど…、な~んか納得いかない…。
 ねぇ、衛。ちょうどいい時間だからお昼おごってよ!安心したらお中へってきちゃった」
「なぜそうなるのです…。付き添いまでした挙句、お昼まで…」
「別にそれくらいいいでしょ。
 だって、アンタはこれから毎日…マッサージできるワケだし…」
衛は真っ赤に染まった頬を見ながら、自分は一生彼女には適わないと思った。


617:名無しさん@ピンキー
09/10/08 04:46:33 Q9KKfXjf
「しこり」→「乳首おっき」→「我慢ならん」
的展開思た私恥ずかしアル

618:名無しさん@ピンキー
09/10/08 06:26:16 bDCk5oMg
GJ。
衛…しかし自制心すごいなw

619:名無しさん@ピンキー
09/10/15 23:17:54 cPB3ry7T
ほしゅ…

620:名無しさん@ピンキー
09/10/18 02:13:52 M/kFlJN3
しかしサイコはキャリアふたりとか豪勢な部署だよな。特捜部

621:名無しさん@ピンキー
09/10/18 04:34:24 c4cMB6FX
「踊る」は、2~3人いなかったっけ?
むろい、かけい、女 だったかな…
かなりうろ覚えだけど…


622:名無しさん@ピンキー
09/10/18 07:52:59 M/kFlJN3
レインボーブリッジのときにいろいろ待てよ状態だったなw
真下もいたと思うから4人居る…
あれは部署でなく、署だが…豪勢どころじゃないな
ゲームとかドラマとかだからまあいいんだけど
羽生も遥も出世できなそう、と軽く思ったw

623:名無しさん@ピンキー
09/10/28 07:55:12 GyHhdH8O
ほしゅ

624:名無しさん@ピンキー
09/11/05 10:53:59 aDf7qXEq
スレあったのか

625:名無しさん@ピンキー
09/11/05 12:06:52 4lKJSUxN
あるけど過疎

626:名無しさん@ピンキー
09/11/13 08:04:57 DIoJmBVK
吐く息が白い─。切るような風が冷たく耳の奥が鈍く痛みを訴える。
靴のヒールが走りにくいのか、それを脱ぎ捨てると
アスファルトの冷たさも構わず栗色の髪をなびかせ、彼女は走る。

捕まえたい、捕まえたくない、せめぎ合いをする気持ちに、
ただ会ってアイツの顔が見たいという感情の方が勝った。

そして、彼女は走りつづける。

627:名無しさん@ピンキー
09/11/20 07:57:00 rJwax/6I
ほ し ゆ

628:名無しさん@ピンキー
09/12/02 17:04:10 TQA8R6Gf
癸生川が出たな…


629:名無しさん@ピンキー
09/12/26 05:14:05 Bpe7K2tx
続編はまだ出ないのか…

630:名無しさん@ピンキー
10/01/07 03:36:00 NGfeW5Js
あけおめほしゅ

631:名無しさん@ピンキー
10/01/07 07:58:12 tb9oDMr7
あけおめほしゅあり

632:名無しさん@ピンキー
10/01/14 18:58:49 OIv9aVea
なんと…、
フロムカプセル(ドコモ)の新作に
続いていると云うワナ…


633:名無しさん@ピンキー
10/01/14 19:25:00 n7gF4bHE
マジで? AUやめちゃうかな…

634:名無しさん@ピンキー
10/01/28 22:12:16 TIGUaEGE
新作やった。
相変わらず面白かった。

でもやっぱちょっと切ない。

635:名無しさん@ピンキー
10/02/08 17:17:47 oFIJMApf
ほしゅ

636:名無しさん@ピンキー
10/02/09 00:56:03 5449fSqq
>634
PCで見れる画面があったので張ってみる。

URLリンク(www.fromcapsule.jp)

BREWでは出ないのかな


637:名無しさん@ピンキー
10/02/10 07:42:00 leSe12LB
>>636
おお!ありがとう!まるっと新作なんだね。
キャリア好きか;

638:名無しさん@ピンキー
10/03/01 13:59:58 PC30MYRl
保守

639:名無しさん@ピンキー
10/03/06 01:14:44 0F3KcadM
新作やった!
主人公を羽生・上司を遥だと思うと、急に親近感がw

640:名無しさん@ピンキー
10/03/08 15:04:00 F70ocveh
保守

641:名無しさん@ピンキー
10/03/27 06:29:57 5Ih8JlDI
しるばれほしゅ

642:名無しさん@ピンキー
10/04/07 23:22:33 mXYuScy1
静が衛を呼ぶ時とその逆ってどーだったっけ…

643:エロスの帝王
10/04/07 23:49:09 q8H8bSk+
このサイトのね~ちゃんは選り取りみどりだょ

URLリンク(www.lethappy43.com)

644:名無しさん@ピンキー
10/04/14 03:51:12 eZ1eoQnO
>642
死屍神では
「センセ」とか「兄ちゃん」とか
関西のオバちゃんみたいだったような…


645:名無しさん@ピンキー
10/04/14 07:41:42 IGmOZVfN
>644
あり!

646:名無しさん@ピンキー
10/04/14 16:35:18 eZ1eoQnO
しるばれ の 公式ムービーが追加されてた!
カッコヨス(´ω`)
URLリンク(www.fromcapsule.jp)


647:名無しさん@ピンキー
10/05/05 04:33:32 T39R/jTy
ほしゅ

648:名無しさん@ピンキー
10/05/10 12:43:08 UubXz24q
pixivで遥が
すごいことになっているw

649:名無しさん@ピンキー
10/05/12 12:18:57 jmhcvkd6
>648
なってる? あまり見かけないが

650:名無しさん@ピンキー
10/05/12 13:39:21 IrnG+Je1
携帯アプリ
携帯ゲーム
タグ以外は定期巡回対象外だしなぁ

651:名無しさん@ピンキー
10/05/16 22:07:49 ZcRgL2aw
サイコミステリー・シリーズをアニメ化させてほしい


652:名無しさん@ピンキー
10/06/09 23:39:34 i8KEtk77
サイコのラジオドラマってどんなんでした?

653:名無しさん@ピンキー
10/07/09 08:16:06 4Q52lw4J


654:名無しさん@ピンキー
10/07/27 20:52:41 /OkKoZ/v
ほしゅ

655:名無しさん@ピンキー
10/07/29 22:32:58 ijzJSraY
あげ

656:名無しさん@ピンキー
10/09/11 12:06:46 GTGnn0kq
さすがにほしゅ

657:名無しさん@ピンキー
10/10/05 22:15:37 AsFPSyGS
シルバレはいったいどこへ…

658:名無しさん@ピンキー
10/10/10 10:18:01 ulBofFz2
朗報なのか、androidでサイコミステリー配信始まったみたい
ただ、ゲンキのサイトがスカ過ぎて、1.6から対応なのか2.0からなのかが不明
ちょっと試したところ、一応1.6は対応ちっく。
au組にも嬉しいやも知れん。だが全部出るのか不安なところ

659:名無しさん@ピンキー
10/10/10 21:59:17 5vWhKfFR
あの会社に期待するだけムダw

660:名無しさん@ピンキー
10/10/13 23:17:37 b/ikR3gu
イノセントノイズまでで終わり、の呪いが発動しそう

661:名無しさん@ピンキー
10/10/15 12:46:37 fk8/YBMX
Android、ColdRain配信来たぞー


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