08/10/14 05:09:36 mRb5NcVT
>>151 続き
「何やってんのよ!呼び出しておいてそっちの方が遅いって!」
現場につくなり遥の高い罵声が飛ぶ。
その後うずくまるように頭を抱えている所を見ると、あながち予想は外れてもいないようだ。
「状況を聞こうか……鑑識は」
あえて無視するように羽生は無関係の警官に声をかける。
―遅れたのだって何か顔を合わせるのが気まずくて一度本部に戻ったからだ。
「……無視かい!まあ、いいわ。羽生刑事、私は向こうの現場に向かいます」
「ああ、今度は証拠品ぶっ壊すんじゃないぞ!」
「人を破壊神みたいに言うな!」
思わず上げた顔に、踵を返したその項の赤い痣が飛び込んできた。
「三島刑事!その……」
「……何よ?」
振り向いた不機嫌そうな顔。
当人から見えない位置で、他人からも気付きにくい事に気付く。
―プライベートは上司とはいえ詮索する事ではないと思い直した。
見間違いかもしれないし……
「……いや、なんでもない」
不満気に首をかしげながら去っていく背中。
もやもやとした不快感が自分の中に広がって行くのだけを、羽生は理由も分からぬまま感じていた。
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報われない羽生が好きなのは分かったから虐げるの止めなさい
という
救済用展開→3pで用意してますがしばらくは自重しますわ
一週間はROM!(短いよ
嘔吐多用とかマジキチ