【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】at EROPARO
【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】 - 暇つぶし2ch500:101&152
09/10/11 15:49:17 c19b5Pc1
俺の前で身体を捻って、背中やわき腹、腰回りを確認している。うは…色っぽい捻り方……脇腹から太腿へのラインが素晴らしい。
別に特に塗装が薄くなってるわけじゃないが汗ばんでいる絵理の肌が余りにもエロチックでムラムラしてしまう。
手や足や首などの地肌以外の塗装部分までが汗で軽くテカっているもんだから俺はより一層絵理の裸を意識してしまっていた。
そのせいか、どうしても絵理から見れば『ムッツリ』な内容の言葉が出てきてしまう。
第一、周囲のこのエロコスプレに対する視線もより一層何かを探ろうとするような流れをはらんで来る。
「な、何かあの子……妙に色気有りすぎねえか……」
「あれ、タイツとかそんなレベルじゃねえよ…………」
そんなヒソヒソ声だけでなく絵理自身汗をかいた自分の肌の感触に、そわそわし始めている。
なにしろ肌に当たる空気は間違い無くさっきよりも冷たく感じるだろうし、俺の質問で不安にも駆られて。
「わお、ちょっと立ち寄るだけのつもりだったのに結構時間食ったな…。」
「そうね……取りあえず葛城さん起きてるかもしれないし……何か買って一回準備室に……」
「あ、ちょっと待って香春さん………さっきのゲームのお礼というか、香春さん頑張ってたし。ここ寄ってこうよ。
 何か気に入ったものあったら買ってあげるよ。」
「えっ……そんな、別に……あれは成り行きで………」
「いいからいいから。いろいろ本格的にお礼とかさせてよ。全体的に俺が借りっぱなしなんだしさ。」
「あッ…………」
手作りアクセサリーをここでは販売しているのか………。手作りアクセサリーといってもさすがに大学のサークルで
作ったものは図画工作レベルな作りと言う事は無い。それなりに本格的で低価格だ。路上販売の規模がデカくなった感じか。
ちょっとした綺麗なガラス玉や水晶をあしらったアクセサリー、ブローチやバッヂ、ファンシーなリボンやマニアックな物まで。
今まで自分に興味無いからこう言う物に立ち寄る事も無かったしプレゼントしたい相手もいなかったが。
今日は堂々と入る目的が、理由がある。カップル連れが多くいるこの仲にも。
絵理が百点満点で俺が五十点に満たないとしても、絵理が百点なら他の連中なんて八十以下だ。これ絶対!
鼻高々な気分でその中に絵理の手を引いて入って行く。……そう言えば絵理、手を繋ぐぐらいはもう許してくれてるのか。
だが問題もある。おしゃれに関してほぼ無頓着な俺に絵理がどのようなプレゼントを好むのかわかりづらい。
絵理ならプレゼントされたこと自体を喜んでくれそうだけど、それに甘えるわけにもな……
室内の一角にある猫耳やウサギ耳のついたカチューシャや帽子が置かれているスペースがある。
思い切って絵理に猫耳でもプレゼントしてみようかな……いや、いくら絵理とは言えドン引きされるかも……
いや、しかし恥ずかしがりながらそれを装着して赤くなってしまう絵理の顔も見てみたいけど……
でも絶対に絵理に似合う。動物好きだし、猫好きそうだし。第一つけたら可愛いのは間違いないから失礼など断じて!
その隣にはネコの尻尾飾りや猫の手を模した手袋やブーツまで置いてある。これは、いけるか……?
今のコスプレ衣装に釣り合うかは不明だけど、エロ度が上がりそうなのは間違い無い。
あ、でも……尻尾は服につけるタイプだとしたら着けられないか……
「根元くんちょっと……ほら……」
「えっ?何、えっ?えぇッ?あぅ……」

501:101&152
09/10/11 16:14:14 c19b5Pc1
俺の頭の上にウサギ耳付きのカチューシャを乗っける絵理。思いもよらぬ行動にあっさりそれを喰らう俺。
「あら、根元くん……わりと似合ってるじゃない……ふふ……。……?どうしたの?」
「あ、いや……それ、俺が………。って、香春さん!」
「だって、根元くん……そこに立ち止まって……何か企んでたでしょ?……今のと同じこととか…」
「っ!?ソンナことナイヨ!只珍しいと思って……ちゃんと頼んで付けて……あ………」
「……根元くんのムッツリ……」
おのれ……絵理、なんて可愛い行動を……これは何としても絵理に良い物プレゼントしてしまわねば!
しかし何だろうなこの心地よいくすぐったさは……。裸の絵理が傍にいる事へのムラムラ感は消えたわけじゃないが
それにも勝る幸福な感じが膨らんで来るのが自覚できる。
「何だよ、あの男……あんな美人といちゃいちゃしやがって……」
「買うんなら早く買えよ………」
「でもあの人綺麗だけど……男の趣味はイマイチかも……」
そうだ……このチョーカーなんてどうだろうかな……黒いラバー製のガラスの飾り玉の付いたチョーカーだけど…。
いや、それとも腰に巻きつける鎖の飾りも悪くないかも……。買ったその場で身につけさせたい。
そこでちょっとプレゼントついでにちょっと絵理をひっかけて見るか……上手く行くといいけど。
「どうしたの……?あら、根元くんはこういうアクセサリーつける事あるの?」
「うん。これ何か俺に似合いそうじゃない?でも何か手首より太すぎてさ…」
「え?根元くんこれチョーカーで首につけるのよ?」
「うん、そうか……こんな感じッ?」
俺が突き出したチョーカーに不用心に顔を近づけてきた絵理の首筋に狙いを定める。
「きゃっ……ん、やだ、ぁあッ……くすぐったい……な、何………?」
「香春さん、じっとしてて………ん、似合うな………」
「えっ?何っ……いきなり、何を……何…何で私に……」
「たぶんこれも絶対に似合うかな?」
「やぁっ……はァ……そこはっ……ふぅんっ………冷たッ……」
そりゃ、冷たいかもな……地肌に鎖は。色っぽい声をついつい漏らしてしまうのが何とも言えない。
しかしこの前の蹴りを繰り出した時は反応が素早かったのに、絵理は本当に非暴力的なんだな…。
戸惑ってばかりで立ちヒジや蹴りが入りそうな位置にいる俺を腕力で撃退はしない。
皆の前でウッカリ発言をした時や恥ずかしい事を思い出させた時に軽く抓ったりするくらいだ。
不意打ちが思ったより上手く決まって絵理の首にはチョーカー、腰回りに鎖飾りが付けられる。
「わぁお!思った以上に似合う!バッチリだよ、香春さん……。あ、係の人、これ買うよ!」
「あ、どうも……袋にお入れしますか?」
「あ、このまま付けてきます。」

502:101&152
09/10/11 16:15:04 c19b5Pc1
「えっ…ちょっと、根元くん……え、ええッ……そんな……この恰好で……」
「大丈夫だって……そのコス衣装でも香春さんならアクセサリー付けてても上手く似合ってるから」
「もうっ!そ、そう言う事じゃなくて……いきなり、何よ……強引に……」
自分の姿を見おろして赤くなる絵理。その反応に周りのカップル連れの男達が鼻の下を伸ばして女の方に腕をつねられる。
俺は断じて絵理の地肌に触るような真似はしていないけど……強引にアクセサリーを付けた事で、絵理は自分の裸を、
まだバレていない恥ずかしい秘密を自覚してしまったのだろう。何しろ自分で納得して自分の手で付けたアクセサリーでは無いから。
そのせいで本当は裸であると言う事を絵理自身の頭の中でより際立たせてしまっている様子だ。
今回のアクセサリーのプレゼントは絵理の魅力の引き立て役として上手く機能したと言う事か。
「あと、彼氏の方の頭の……」
店員が何か言いかけた時であった。
「あッ、絵理ちゃん…それに根元くんも……二人っきりでずっる~い……起こしてくれてよかったのに……」
「葛城さん……?もう、大丈夫なの……随分眠ってたけど……」
「あ、絵理ちゃん毛布かけてくれてったんでしょ?さんきゅ~」
「葛城、お前な……書き置き見なかったのかよ?何か屋台で食べ物買ってくつもりだったのに…でも良く適当に歩いてる
 俺らの場所わかったな」
「あ、それ?絵理ちゃんを見かけた人探して聞いて回ってたから、エッチなコスプレした髪の長い綺麗な子、こっちから来なかったって
 聞いて回ってたらこっちの方に来ちゃったわけ!でも絵理ちゃん目立ってるね。」
「やだ、葛城さん……そんな聞き方してこないで……ぁあ………」
絵理の格好のエロさに関してはあくまで暗黙の了解事項な空気があったんだが、葛城はお構いなしと言う感じだ。
「赤くなって顔を伏せる絵理を嬉しそうに見ている葛城が、絵理の付けたアクセサリーに気付く。
「あ、絵理ちゃん、そのアクセ、どうしたの?うわ、カッコいい……セクシーだね。」
「そ、そう……ありがと……根元くんにいきなりプレゼントされちゃって……」
「へぇ、いいなぁ……あ、絵理ちゃん私も何か買ってあげる……ほら、このブローチ、前の服なんかにはピッタリだよ」
葛城はあんなキャラだがこう言う事に関しては俺よりは遥かに当てになるんだろうけど……ブローチって…おい!
「これ何か絶対にいいよ?前のブラウスにピッタリ…あ、今のコスにも案外いいかもねっ」
「えっ……?あッ……」
乳房に安全ピンを付けたブローチを近づけられ絵理が慌てる。
「ほ、ほら……これ、借り物の衣装で…布地が弱いから…」

503:101&152
09/10/11 16:16:04 c19b5Pc1
さすがに地肌に、あの美乳に傷がついては困る。
「そうそう、今の格好で安全ピンなんか刺すとほら、地肌にこすれて……香春さん下着つけてな……」
そこまで言いかけて慌てて口をつぐむ俺。だが絵理の耳にはしっかり入ってたらしくその耳まで真っ赤にして俯く絵理。
……しまった~!今の完全にセクハラ発言と同じじゃねえか……。
「あぁ~、そうか……じゃぁ……」
絵理と俺に言われて他のモノを物色し始める葛城。
「その……ごめん……今のは本当に……ゴメン、香春さん……」
「……そんな所までじっくり見てないでよ………もう………」
「何?あの男…あのダサさで二股か?」
「ってか……どうもあのちっこい女、あの背の高い方に懐いてる感じだよな…」
「いわゆるちょっとズレた三角関係ってヤツ?」
割と鋭い所を突いているギャラリー一同。葛城は俺に異性としての興味は持ってません。
「ねぇ、絵理ちゃん……コレ!コレなんかどう?これなら頭につけるだけだしっ!」
「えっ、何を……きゃぁっ?」
戻ってきた葛城は背の高い絵理の頭にポフっと猫耳付きカチューシャを器用に乗っけてしまう。
うわ……ネタを奪われた感がするけど……異常なほどのハマリ具合だ。バッチリ似合っている。
絵理が明らかにそれを恥ずかしがって身体をモジモジさせてるせいで、余計にそう思えてくる。この反応の方が絵理らしくて可愛い。
「やだ、葛城さん……私にこう言うのは……」
「違うよ~。絵理ちゃんみたいな美人のほうがホントは似合うの!」
「でも……私……こう言うのつける習慣は無い……」
「根元君がポ~~ッとしてるよ!似合ってるって!」
「えっ……やだ……根元くん、これは……見ないで……」
「ほら、絵理ちゃんは猫だし……ウサギの根元君を食べちゃえ~ッ」
「きゃっ!」
「あぁっ、しまった……!外すの忘れてた……っておわッ……」
「んっ……あ、ゴメン、根元くん………」
「ゃわッ…………………らか……」
絵理が俺の方に思わず倒れこむのを受けとめる俺だがTシャツ一枚越しに絵理の巨乳が思いっきり俺の肩押し付けられた。
明らかにさっきのツイスター中の背中に押し当てられた時よりも生々しい感じがする。
俺の頭が思わず驚きと興奮で沸騰しそうになる。やばい流れであることこの上ない。
「ぁ……あ、根元くん……鼻血っ……大丈夫………?」

504:101&152
09/10/11 16:20:51 c19b5Pc1
「あ~根元君、絵理ちゃんにセクハラしようとしたんでしょ……」
「い、いや……これは……さっきツイスターで強引に無理なポーズしたせいで、頭に血が……」
「え?何?ツイスターって……ゲームか何か?」
「な、何でもない、から……気にしないで………」
ああ、猫耳の絵理……ウサギな俺は嘘つきです……。本当は葛城の言ってるのが当たりです。
周りの奴ら、俺が鼻の下伸ばしてた挙句に鼻血出したの察してクスクスと笑ってやがんの……。
取りあえず、絵理の肌に俺の鼻血がかからなくて良かったなぁ……そう思うのであった。
今日はここまでです。感想とか希望とか妄想とかいろいろ待ってます。
しかし最近左わき腹が妙にシクシク痛む感じがするんだがこれってヤバイのかな?
しかし絵理の裸エプロン…料理完成後絵理がエプロンを取ったら
何故か女体盛りの塗装までしてあったり……
確かに根元は絵理に『ムッツリ』とか『もう…』とか言われて
喜んでる節はあるよな。これが言葉責めなのかは微妙だけど

505:名無しさん@ピンキー
09/10/11 18:36:03 h0FkKU7F
GJです
ここまで来たら次は水着のボディペと海パンで密着だな

506:名無しさん@ピンキー
09/10/11 19:57:12 H0EwvL0c
絵理ちゃんの心臓のドキドキしてるのを密着して感じたい

507:名無しさん@ピンキー
09/10/12 01:45:11 m8U8movY
出来そうなボディペ

バニーガールコスでもちろん、尻尾はアナルプラグで固定(笑) キャットスーツでも可。
乗馬服なんかも出来そう。馬の歩く振動で感じてくる。
ウエットスーツでサーフィン この場合はリキッドラテックスで誤魔化している。
チアリーダー(短パンタイプ)で服を着ているダンサーに比べて、胸が揺れてる。

あと絵里ちゃんが昔のアルバムを根元に見せるシチュがあっても面白そう。

508:名無しさん@ピンキー
09/10/12 19:42:28 hEVFYix1
GJ


509:名無しさん@ピンキー
09/10/12 19:43:05 hEVFYix1
GJ
すごくGJなので二回書き込みました

510:名無しさん@ピンキー
09/10/12 20:13:51 Jp3OVmpZ
根元はボッキだけじゃなくて射精寸前までいって
むちゃくちゃ慌てたりするというのも面白そう。

511:名無しさん@ピンキー
09/10/13 02:24:23 9C/8MstV
主人公には見えてなくてもツイスターの観客にはもうひくつく肛門とか見られてそうな…(;´Д`)ハァハァ

512:名無しさん@ピンキー
09/10/13 11:32:41 FGEhNUba
主人公以外に見られる=絵理の秘密がばれる
に繋がるだろうから話が終わってしまうぜ


513:名無しさん@ピンキー
09/10/13 21:05:14 3TMUClHs
とりあえずGJに感謝&期待
絵理ちゃんが異常に可愛すぎる こんな年上女性と知り合いたいもんだ

514:101&152
09/10/13 23:11:27 2AXMhY/e
>>507
アナルプラグで固定するのはいいけど、それを誰かに引っ張られた時の絵理は…

515:名無しさん@ピンキー
09/10/14 20:47:09 UYRaQ8az
実際根元の目の前で他の男子部員が絵理をデートに誘ったりすれば
どんな展開になるのかな

516:名無しさん@ピンキー
09/10/15 16:05:54 VBU/Mcht
てすと

517:名無しさん@ピンキー
09/10/15 16:06:49 VBU/Mcht
テスト

518:名無しさん@ピンキー
09/10/15 20:14:01 cT8tLSjc
飲み会で皆の前で押し倒し&乳揉み、コスプレ喫茶でお姫様抱っこ
ツイスターゲームで騎乗位、次の密着が楽しみだ。

519:名無しさん@ピンキー
09/10/15 21:38:46 KVW4+O88
エロ直球に股間に顔面突っ込んで欲しいな~

520:名無しさん@ピンキー
09/10/16 05:38:14 1kd0owmP
このスレって野外全裸ネタも良いの?

521:名無しさん@ピンキー
09/10/16 16:36:44 vLtPPuax
大歓迎だ

522:名無しさん@ピンキー
09/10/17 13:56:15 P2VsWdf3
最近、神奈川県横浜市にある大学に通っている男女あわせ5人が東急電車の東横線日吉駅で全裸で動き回り捕まった。
屋外全裸ネタなら、捕まえたほうを刺激しないような・・・。

このスレの正義は、今の日本では受け入れられないから。

523:名無しさん@ピンキー
09/10/17 14:35:35 PaeeoDDp
>>522
誰か1行目以外を翻訳頼む


524:名無しさん@ピンキー
09/10/17 14:42:14 vJcXPNe6
リアルで実行すると捕まっちゃうよ!
真似しないでね!ってことかな

525:名無しさん@ピンキー
09/10/18 09:19:03 9d/jzwm1
なんで女の子が露出する話スレよりこっちが盛況なんだか…
全裸ボディペイントの人戦力に欲しいな

526:101&152
09/10/18 15:55:30 fTwMUNzW
ロデオマシーンでの絵理の乳揺れに味を占めた根元は
今度はボディブレードの振動してる奴を絵理に持たせるなんてね

527:名無しさん@ピンキー
09/10/18 19:19:01 q23TT0XQ
微乳派だった俺が、このスレを見てから巨乳フェチに転向しました

528:名無しさん@ピンキー
09/10/20 19:24:43 hUnn3GfF
オレは初めて年上ヒロインにハマリました。
絵理ちゃんサイコ~

529:名無しさん@ピンキー
09/10/21 20:31:34 /YJ4zifd
生殺しな根元にそろそろご褒美を

530:名無しさん@ピンキー
09/10/23 10:24:09 3FDqlCfk
生殺し の状況を快感にしてしまえば良いよ。
 なんていうかな、自分自身で自分自身をどMとして調教してしまうの。
一線を越えられないジレッタさモドカシさが病つきになってしまうよう

531:名無しさん@ピンキー
09/10/24 19:21:43 IxB2BnGp
絵理ちゃんに首輪つけて深夜の住宅街や大学構内を散歩したい
絵理ちゃんも絶対に根元に愛されてるの気づいてるよね?

532:101&152
09/10/25 23:41:48 p9O3ZFif
手品愛好会での内容はこんなのも考えて見た
ロープ脱出系の手品のネタと種明かしで指名される絵理と根元。
絵理が恥ずかしがってるのに興奮した根元は緊張しすぎて手順間違える
最後のロープ引っ張って一瞬で解ける筈が絵理グルグルまきでボンレスハム状態で、身体の凹凸が激しいせいで、身体の柔らかい絵理でも脱出不可。
胸なんかかなりすごい変形を見せてしまい…

533:名無しさん@ピンキー
09/10/25 23:56:03 SScei5Sr
それは流石に隠蔽不可っぽいw

534:名無しさん@ピンキー
09/10/28 19:59:51 nZbwhqbp
でも隠蔽不可だからこその面白さがある。
ある程度水に強い塗料を使ってても逆に濡れスケを起こさない事で
絵理が不審の目で見られるというのも見てみたいぜw

535:101&152
09/10/30 19:40:45 hSNHmiuj
じゃあ、演劇サークルの出し物の見物中に停電。
真っ暗になって会場がパニック状態に
絵理とはぐれない様にこっそり手を繋いでるが、実は暗所恐怖症と嘘を吐くと絵理が本気にしてしまい、根元を抱き締めるが調子づいた根元は
パニックで気付かない振りをして絵理に触りまくるが会場が明るくなり、目の前に塗装が所々剥れた絵理が…
とかどうかな?別に大学祭イベントでなくてもよさげだけどね

536:名無しさん@ピンキー
09/10/31 12:20:46 j+NAVy+e
屋内で停電?面白そうだねぇ

でも
夜間の帰り道、地震、または、竜巻などで停電、 付近一帯真っ暗になってしまい支えあう。
または
夜間の帰り道、思わぬ雨、短時間に大量に降るが、強風で傘は役に立たない。
塗料が流れ落ちるから、すれ違う、または、同じ方向に行こうとしてる、他人から奇異に思われる
等はどうです?

地震直後などの場合なら、屋外全裸で歩いていて警官などに見つかっても、
「もっともらしい言い訳」例えば地震なら風呂入っていて慌てて飛び出した、とか言えると思うし。

雨の後は言い訳難しいかな?

いずれにしても、男が全裸で歩いていると、よほどの事が無い限り犯罪者になるが
女の場合は、ある程度は言い訳で逃げ切れると考えれれるし。


537:名無しさん@ピンキー
09/10/31 15:11:06 sJd83Qi5
絵理のハイキックが楽しみで楽しみでオナ禁が進む進む

538:101&152
09/11/02 23:01:58 DVXUXlmY
>483のアイディアとして、未来を電車でヤモリファックで犯したのがもし根元だったら問題あるかな、やっぱ
なかなか絵理に対して本格的な告白が出来ず欲求不満な根元は絵理に負けない位美人な未来の裸にムラムラして、絵理とこんなプレイをしたいと倒錯し…とかね
文章はもう少し待っててくれ
ハイキックはかなりかかる事になるかも

539:名無しさん@ピンキー
09/11/05 18:17:10 6dBQaBJk
>未来を電車でヤモリファックで犯したのがもし根元だったら
それは勘弁
あれは鬼畜展開超OKな流れだから良かったけど絵理とラブラブな展開が見たいからあの男が根元だってのはマジ許して
手品での緊縛はOKだけど

540:101&152
09/11/06 12:52:56 gwSpIjAn
まあ冗談半分だから気にし過ぎないで
後、絵理が催眠術にかけられ、自らボディペインティングをばらしそうになるなんてのも考え中

541:名無しさん@ピンキー
09/11/10 19:13:52 /72KV0Js
前張りとかニプレスってスレタイ的にアウト?

542:名無しさん@ピンキー
09/11/10 20:21:59 KG0lHHxv
俺は前張り歓迎だが他の人はどうだろ

543:名無しさん@ピンキー
09/11/10 21:12:57 0pbgW2lr
全裸ボディペインティングの人みたく文章まで実行してくれれば俺的にはOK。

544:101&152
09/11/14 18:31:45 fN0yHm5u
>>504の続き
「んっ……はっ……か、葛城さん……そんなにくっつかないで……」
後ろから俺の案内について来ている絵理。その左手には葛城が嬉しそうにしがみついていた。
葛城…そんなにくっついていて絵理の秘密には気付いていないのか……。
「おい、葛城……香春さん気に入ったのは結構だけど……そんなにしてたら香春さんが歩きにくいだろ?」
「え~……だって、絵理ちゃん今すっごく可愛いし~……」
「やだ、そんな……皆に、聞こえてるから………」
絵理が思わず真っ赤になってしまう。俺も葛城もその仕草に吸い込まれそうになる。
葛城が今すごく可愛いという絵理の頭には、葛城が強引に取り付けた猫耳カチューシャが取り付けられたままであった。
「ね、もういいでしょ……蛍ちゃん……こう言うのつける予定はなかったから……」
絵理の方は俺達にプレゼントされた付属物が相当気になるのか…自分の恰好を自覚する羽目に陥ってるのか
アクセサリーショップの部屋に入る前と比べて相当恥ずかしそうだ。
絵理自身がきっと自分が裸である事を誰よりも意識しすぎている。それが感じ取れた。
猫耳のほうでさらに周囲から視線を集める結果になっていて、そして俺の取り付けたチョーカーと鎖の飾りで身体を
刺激されてるような気分に陥っているのか。
しかも俺と葛城が目の前にいる手前プレゼントされたものを強引に外してしまうと言うわけにもいかないものだから、
そのいたたまれない気分はかなりの物だろう。しかもこっそり写真を取る連中に対しては葛城がくっついてるせいで上手く避けれないらしい。
明らかに恥ずかしいのを我慢し続け不安に駆られてる感じすらするのに、それを表に出すのを最小限にしようとしているが。
そんな女の子が放つ独特の空気が逆に皆の興味を集める結果になっていた。
「だけど……この耳はこの恰好に、私に…合ってないから……皆見て変に思ってる……」
「そんな事無いよ~。絵理ちゃん見てると私までドキドキしちゃうよッ。今日はお祭りなんだし、それ位変じゃないよ。」
「で、でも…………」
「ほら、絵理ちゃん皆を悩殺しちゃいなよ!せっかくエッチな恰好してるんだし。」
「もう、葛城さん、そう言う事は大声で言わないで……」
「私も絵理ちゃんみたいにナイスバディになってそんな服着てみたいんだもん……」
葛城もスタイルも悪くないんだが、はっきり行ってしまえば絵理とは対照的な感じだ。
ともかく百合の雰囲気すらする美少女二人…絵理は二十歳超えてるけど…の絡みに周囲も何事か耳を傾け興味津々に視線を向けている。
葛城の奴、明らかにこの雰囲気に寄ってる感じだ。悪戯っぽく絵理を見つめるが、邪気は無い。
「ねえ、絵理ちゃん……それじゃそのネコミミつけたまま、『蛍にゃん、だいすきにゃ~ン』って言ってみせて…」
「っ……!!?え、そ、そんなッ………」
「だって、私~絵理ちゃんが恥ずかしがってる姿可愛くって大好きだし。絵理ちゃんが恥ずかしそうに言うの、見た~い!」
「おい、葛城……それって半分いじめっ子みたいな理屈じゃねえか!」
「だって絵理ちゃん見た目格好いいのに可愛くって最高なんだもん」
「……で、でも……みんな見てるし………そう言うの私、苦手だから……」
絵理の言うとおりこのやり取りを見てた連中は今の葛城のおねだりも聞き取っていたらしい。耳聡い連中だ。

545:101&152
09/11/14 18:32:53 fN0yHm5u
「え~、だって絵理ちゃん可愛いんだからそれアピールしなきゃ駄目だよ~。」
「う……ね、根元くん……………」
流石に絵理が俺に目で助けを求めている。助けなければいけないんだけど、ちょっと意地悪もしたくなる雰囲気。
第一、絵理が猫耳カチューシャをつけて語尾に『にゃん』をつける姿は俺だってみてみたいし……よし、ここは譲歩案を…!
「まあ待て葛城……香春さんはまだお前とは出会って二日しかたってないんだしいきなりそれをやれといっても無理だろ?
 香春さんと仲良くなりたいんなら香春さんのペースも尊重しないとダメだろ?」
「う~……だって絵理ちゃん一回ネコミミ外したらつけてくれそうにないし……」
「いや、普通常日頃から猫耳付けっぱなしじゃないのは普通じゃん。」
「でもでも~…ほら、秋葉原の方に行けば珍しくないっぽいし」
「なんて言う言い訳だよ……それと…香春さん……」
「一回だけなら小声でもいいから、聞かせてやったら?葛城もそれで満足だろ?」
「えっ?根元くん……何、言ってんの………えっ……」
「う~ん……それでもいいかな……」
「な…葛城さん……」
「じゃあ、香春さんも、一回だけ!ほら!」
「じ~………わくわく………」
「ぅ………ぁ……………にゃ、にゃん……………ッ………!」
「…………………ッうッ?!」
口元を手で隠して目を逸らしながら、ポツリと絵理が『にゃん』と言って見せる。顔真っ赤なのは言うまでも無い。
ぐは……何て言う破壊力だ……。絵理の羞恥って間違い無く美しい。言わせるべくして言わせた台詞なのに…。
「やったぁ♪絵理ちゃんのナイス動画ゲット!あ、そうだ……皆にも見せてこよ~!」
いつの間に携帯のカメラを、しかも動画モード……しかし女同士ではああいう仕草の方がナイスショットなのか。ま、本当にナイスだけど。
「見せるって……ちょっと、葛城さん……」
「だって、さっきの写真も皆すっごいいい写真だって言ってたし~!」
「え、エェッ……!さ、さっきのって……あ、アレを……」
「あ、配信とか送ったりはしてないから大丈夫だよ~」
意気揚々と携帯を持って走って行ってしまう葛城。忙しい絵理いじりぶりだ。
「やだ…どうしよう、根元くん……美術部の人に変な顔してるの見られちゃう……」
絵理………凄く可愛いけど……やっぱり恥ずかしがるポイント、間違ってるよ。
「まあまあ……葛城の方も香春さんがもっと部の連中に親しめるようにしたいんだろうね。」
「それは…そうかもしれないけど……ッ!そう言えば根元くん……本当は根元くんが見たかったの……?」

546:101&152
09/11/14 18:34:25 fN0yHm5u
「見たかったって……何の事?」
「だから……今撮られちゃった…………にゃん……って………ぅうッ……」
「あ、今の最初よりもっと良かったかも」
「……もう……意地悪……」
ああ、もうそんな声で意地悪なんて言わないでくれ……本当に欲情してしまいそうな気分になる。
本当にさっきこんな可愛い絵理が俺の上にハプニングとはいえ、跨ってしまったんだ……。
「はぅ……………………」
思わず再び下半身が元気になりそうになる。こんな状況で恥ずかしいと思いきや、周りにも似たポーズが……。
「どうしたの、根元くん………?……ッ!」
突然前屈みになる俺に不思議そうに尋ねて来る絵理だがさすがにすぐに前屈みの理由と原因を思い浮かべたらしい。
「い、いやこれは……さっき結構腰を打って…………その、さ……」
「そう言うのにはこれが利くみたいだから……」
俺の頭にアクセサリーショップで取り付けたウサギ耳のかぶり物を再び乗っけて来る絵理。
「私、一人じゃ恥ずかしいから……根元くんも、これ付けてて………」
「え~、マジ?俺には似合ってないって……」
「うん。だから、おしおき……。さ、次行きましょ………」
わ……絵理が自分から俺の手を握ってくれた……。頭には猫耳をつけたまま。……俺の頭のウサギ耳は、外さない方がいいのかな…?
「そうだね、また葛城が香春さんの写真を撮ってみたいとか来ちゃう前にね」
「もうっ……!」
そんな会話をしながら渡り廊下を渡って隣の棟に移るとその南側の窓一面に取り付けられた巨大な組み木が目に見えて来る。
「へぇ……ちゃんと完成したんだな……さすがに土木科の連中だな……」
『小さいお子様等のご利用はお避け下さい』『この遊具の上で暴れたりはしないでください』
工学部の土木学科の連中だろうか、この魅力的なアスレチックを作った奴は。
小さい頃はこの手の遊具とかアスレチックが大好きだったな……。ちょうどそんな俺らみたいな層をねらってるのか
サイズはかなり大きめで小さい子供が挑戦するのは確かに危ないかもしれない。
しかしこのサイズをよく作ってみたもんだ。少なくとも講義室二つ分くらいの幅で一回から屋上まで材木やロープが組まれている。
ちょうど俺達が来ている場所は三階の昇り降り専用の組み木が廊下から窓にかけて作られた部分だ。
そこそこ使ってる人間がいるようで、外側の組み木や網部分を昇り降りする連中は見えるが、行列が出来るほどでは無い。
これを上手く使えば絵理の身体をまたいろいろと覗いて見る事が出来るかもしれない。
「根元くん……あれ何?遊具みたいに見えるけど……」
「ああ、これ……上や下の階へ行くのを階段を使わずにアスレチックみたいな遊具で昇って窓から入る仕掛けなんだけど…
 なんか昔がつい懐かしくなってさ…香春さんも使ってみない?結構面白いと思うけど……」
「そう?じゃあ、やってみようかしら……」

547:101&152
09/11/14 18:35:55 fN0yHm5u
ひょっとしたらツイスターゲームで懲りて承諾してくれないかもと思ったが誘って見ると案外あっさり乗って来る。
「香春さんはこう言うの結構得意なの?」
最初にそれに挑戦する俺に習って絵理がそれについて来る形になったのだが。
「んあ…まぶし……」
俺が眩しいと言ったのは外の明るさに対して言ったのではない。
屋外へ出ると、最初に建物に入った時に比べて汗をかいている絵理の身体が光を反射してキラキラと光っていた。
絵理の斜め下の位置から見て見ると絵理の膝裏から脇腹、腋の下が見て取れる。絵理の方は俺に注意を払ってない。
はァ……本当にスタイルの綺麗な娘ってのは乳房や股間だけでなくこの辺のラインまでが男の本能を刺激するんだな…。
「はぁ……いい眺め……」
「根元くん、楽しそう……」
「え、ああ、いつもと違った視点が何とも絵になるかなって…香春さんはどうなの?」
「うん……昔はよく……こう言うの大好きだったから……ッで、でも……昔と今とでは勝手が違うかも……」
「あ、そうか……その靴だと少しやり辛いかも」
絵理の靴はコスプレに合わせて足首や脛まで覆うブーツの形状の物だ。流石にこれはボディペインティングじゃない。
この手の動きには足首の自由が利くスニーカータイプの方が合ってるんだよな……。
はッ……そう言えばこれって結構危なっかしい事してしまってるんじゃ……いろんな意味で……。
俺の位置から見てみれば絵理の塗装の色ははっきりしているけど、ひょっとして遠目に見たらかなり色がかすんでるんじゃ…。
さりげなく下を見て見ると絵理がこのアスレチック系のアトラクションに挑んでる姿が相当目立つのか、絵理のハイレグ状態の
尻を撮影しようとカメラを向けている連中がいる。冗談じゃない。絵理は俺のであり第一ハイレグどころじゃねえんだ。
今回の視姦はあくまで俺だけに許された聖域だ。おこぼれなんて与えてあげない。
俺はさりげなくロープの壁を横へ移動して絵理の真下の位置へ移動してカメラの写角の邪魔をしてやる。
心なしか下の方でブーイングというか溜息にも似たガッカリ声が聞こえるが多分気のせいだろう。
「何、根元くん?何かあったの?」
「ああ、いや……下の方でカメラ持ってる奴がこっち撮ってるから。」
「えっ…?や、やだ……」
「香春さん、今日一日で結構有名になっちゃったのかもね」
「………その、根元くんもあんまり……見てないで……」
「ごめん……取りあえず二階に行ったら降りようか……」
「うん……だ、だから、上見ないで……」
おのれ、カメラ共……お前等のせいで俺専用の視姦タイムまで台無しになったじゃねえか!
低いアングルから絵理の美脚やふくらはぎ、膝裏からお尻、そして背中をもっと観察したかったのに!
今よりもっと絵理と仲良くなれば頼めば見せてくれる位にはなるかもしれないけどその時見るのと今の関係で見るのは違うんだぞ!
でもこのまま下に降りて行くのを少しサボって俺の真上にいる絵理のお尻が俺に向って降下してこないもんかな…。
そんな妄想を繰り返しながら二階の窓部分に張り出した組み木の上にたどり着くが。

548:101&152
09/11/14 18:37:11 fN0yHm5u
「さて…二階の出し物は……あれ、香春さんどうしたの?」
「や、やだ……ブーツのチャックが……引っ掛かっちゃった……んっ…あれ…外れない……」
ロープの網目部分に絵理のブーツのチャックが引っ掛かって絵理はそれを外そうとしているが、傍で俺が見ているせいか
どうも手間取っている感じだ。
組み木の上に右足は降りているが、もう一方の足はブーツのチャックの取っ手がロープに引っ掛かってるせいで未だにロープの上。
この状態で絵理の股間を正面から覗きこんだりすれば、きっと素晴らしい光景に違いない。
まあ、正面から回り込んでそんな事をすれば絶対に絵理にバレるから不可能だけどね。だったら後ろから!
「どれどれ……あら……これそっちに引っ張っても駄目だよ…」
「きゃっ……ちょ、ちょっと……根元くん……」
絵理の後ろ側から絡んだロープと足に向って手を伸ばす。俺の両腕とロープで絵理を囲う様に。絵理の肩口の上に俺の顔が来る位置に。
「ちょっと、近いッ……んっ……あッ……ん…んん……」
絵理の方は片足だけでロープに近寄って俺との距離を取ろうとする。まったく…さっきのツイスターは平気だったのに。
いや、逆にツイスターをやってる時は恥ずかしいのをゲームと言う理由から我慢していたのかな…。
「ああ、こうなってるのか……ブーツのチャックの取っ手がロープを噛んじゃってる…でも香春さんがこんな風に引っ掛かるなんてね」
「そ、そう……ブーツでこんな事慣れてないから、上手く外れ無くて……」
ふふ……焦ってる、焦ってる……必要以上にそわそわした感じだ。
「しかし随分高い位置に引っかかってるよね……さすが香春さん…」
「や、やだ……変な事言わないでよ……」
「何だ、香春さん、慌てすぎだよ……片足で立ちにくいのはわかってるけど……ほら、よっと…」
「あ、あら、そう……私ったら……って…あッ?」
絵理のブーツの端を掴んで絡んでいた部分を外してやったのはいいのだが。
俺がほとんど密着みたいに絵理の背後に立ってるので慌てたのか、勢いよくロープの網目から足首を抜こうとした絵理のつま先が
ロープに引っ掛かって、絵理がバランスを崩して俺の方に向ってよろめく。絵理の運動神経なら本来は元の姿勢に戻れるんだろうけど
俺の存在が気になって焦っている絵理はその運動神経を生かす事が出来ないようだ。
「きゃぁっ?あッ……?」
「よっこらせっと!ん~…ナイスキャッチ…」
「あ、根元くん……ありがとうね……」
絵理の二の腕を掴んで後ろへ転倒するのを抱きとめた俺に素直に礼を言う絵理。
後ろへ倒れかかったのを受け止めただけだから本来は絵理からすぐに離れるべきなんだろうけど。
「んっ………」
柔らかい……いい匂い……そして何よりあたたかくて満たされる。俺は思わず腕を絵理の臍の前でロックして身体を離すのを食い止めていた。
俺に後ろから抱きしめられる体勢で身じろぎする絵理。俺の腕の露出した部分は絵理の肌の塗装部分にはギリギリ触れていない。
それでも絵理の肌の感触が感じられる気がする…。この状況……思い切り香りかいでみてもいいよな?

549:101&152
09/11/14 18:38:26 fN0yHm5u
「すぅうッ……………」
「あッ………」
俺の鼻先で空気がわずかに動いているのが絵理の敏感な肩口を刺激する。
絵理の生の背中がTシャツ一枚を通して俺の胸板に当たっている。幸か不幸か俺の腕の地肌部分は絵理の地肌には当たってない。
俺の心臓がドキドキしているのが間違いなく絵理の敏感な身体には伝わっている。
やっぱり絵理が愛おしくてしょうがない。俺より年上で背も高くてしっかり者だけど…いつも裸なんて素敵な秘密を抱えている。
照れくさい事だがこのドキドキしている事を絵理には伝えたかった。まだ直接好きなんて言えるわけないが。
半分……いや半分だって伝えたら今の関係ごと台無しに…それでも俺の気持ちの一割くらいは伝えてもいいよね…?
今の関係を悪い方向に持って行かないでくれるよね……?幸い今周りに人が少ない。
女の子と付き合った事の無い俺には良いタイミングなんてわかるわけもない。
絵理の方は何故か自分から離れようとしない俺に怪訝なものを感じたらしい。
「根元くん……その……もう、大丈夫なんだけど……根元くん?」
「……お、ぉ…お、俺か、香春さんと学祭回、てると、ほ、ホント…本当に…楽し…こんな気分初めてだ…ありがとう、香春っ…さん……」
「………………んっ………」
ああ、俺、何やってんだ……ただ絵理と一緒にいてすごく楽しい事を伝えたいだけなのに呂律が上手く回らない。
なんでこう言う時にここまで緊張してしまってるんだ…。これじゃ本当にただのムッツリくんだ。
「だ、だからっ……え、えっと…その…何だっけ……」
「………………落ち着いて……根元くん……」
「…………また……本当に、絵のモデルになってよ……学祭の課題に関係なく……」
俺ってば何言ってんの?もっとこう絵理に言うべき事が…でも絵理に対する気持ちの一割ってどうやって言ったらいいんだ?
絵理の背中が俺のさほど逞しくない胸板に当たっている。きっと絵理には俺の心臓が猛烈にバクバク言ってるの伝わっている。
もう少しスマートに決めたかったのに何をやってるんだ、俺は…。
「…………気が向いたら……いいけど……あと、私からも、いい……?」
「な、何………」
「皆が、見てるんだけど………」
人が少ないと思って思い切った行動に出たのに、いつの間にやら結構な人数が俺らの様子を立ち止まって観察していた。
クスクス笑い声を立てる奴もいれば、『どうぞ、続けて』と言いたげな空気を放つ奴までいる。
「はッ………?あ、ぁっ…か、香春さん……ご、ごめん!つい、調子に乗って……じゃ、なくて…」
「だったら、抱きついたまま喋らないで……くすぐったい……」
「あぁ、そ、そうだった…俺、一体何を……」
絵理……いきなりこんな事したのに怒らないでいてくれてありがとう……やっぱり絵理は生まれてから出会った女性の中で一番だ。

550:101&152
09/11/14 18:40:28 fN0yHm5u
「それじゃ、その…香春さんの行ってみたい出し物とかってざっと見た感じで無い?」
「え、ぇ……と…それじゃ、アソコの……料理教室……」
『ケーキ二人前サイズまでなら材料費タダ!わからない人には講師が丁寧に教えます!』
そう書かれた看板は料理同好会の物だ。そのケーキづくりの講習会が材料費二人前までタダと言う事もありかなりの盛況だ。
「……ここ……寄って見ていい?……駄目?」
「え、香春さん料理作ってみたいの?俺、香春さんの腕がいいの知ってるじゃん。」
「……ケーキ、作ったら、食べてくれる?根元くん……」
「え、マジ?!香春さん、いいの?!食う!バッチシ食わせてもらいます、マジで!」
「そんなに露骨に喜ばないで……試食してほしいだけよ……」
受付で三角巾とエプロンを渡される絵理。受付の奴も絵理の格好を見てギョッとしていた様子だ。
でも、猫耳は外そうぜ、絵理……。三角巾を押し上げる猫耳がなんともお茶目だけど。
「猫耳だ……猫耳三角巾だ………」
「あれって新しい料理用の髪留めなの…?」
最早絵理の方は頭のネコミミの方は気にしない様にしているが
「っていうかエロい恰好してんな…そう言う企画なのか?」
「あんな恰好してるのに料理なんて出来るのかしら」
何だ……スポンジ部分の方は時間がかかると言う事か、このサークルの部員達だろう人達がたくさん焼き上げている。
まぁ、あれが一番時間がかかる行程なんだろうけど、どれ、絵理の方は……あ、スポンジも自分で……。
「香春さん、俺ケーキ作った事無いけど、手伝う事あるかい?って……」
「え?あ、大丈夫……下ごしらえが済んだらスポンジ焼焼ける時間までどこかに行ってましょ…」
手早く器用にクリームを泡だてて行く絵理だが……うわ、胸がクリームをかき回すのに合わせてプルン、プルンと規則正しく揺れてる。
「香春さん、入り口で借りたエプロンは?」
「付けようと思ったんだけど、キツくて動きづらいから……」
ああ……それは素晴らしすぎる理由。今俺の目の前で暴れてる二つの物が大きすぎていけないんだね…。素晴らしい…。
クリーム撹拌に夢中になってる絵理は俺の視線が乳房に向いてるのに気づいていない。
女の子の乳揺れなんてじっくり観察する事出来なかったけど、大きさと美しさを兼ね備えた絵理の乳のおかげで
新しい知識を得て、世界が少し広くなった様な感じがする。
絵理の乳、本当にデカイだけじゃないんだよな……。絵理といい関係になって、もし絵理の乳からミルクが出るんなら、
あれを生クリームの代わりに……恥ずかしがる絵理を後ろから抱きしめながら俺の手でじっくりとそれを搾って……
いや、いっその事絵理の身体をスポンジ生地のかわりにしてクリームとイチゴをトッピングなんかしちゃったりして…
調子に乗って絵理の乳房の揺れ具合を見てる俺の頭の中に良からぬ妄想が浮かぶ。自然と顔つきも怪しくなって来る。
「根元くん、どうしたの……?暇だったら、近くの展示見てきたら?呼びに行くけど?」
「え、あぁ、そ、そうじゃなくて……香春さんのケーキ姿…じゃなくてケーキ、楽しみだなって。」
「……また、何か考えてたんでしょ……ムッツリな事………」
「ごめんなさい」
「否定してほしい所なんだけど、今の………」

551:101&152
09/11/14 18:42:07 fN0yHm5u
何と言うまったりした会話と空気……。……絵理…今すぐ俺の嫁になって毎晩この空気を味わわせてくれ……。
「へぇ……あの子変な恰好してると思ったけど……慣れてるもんね……」
「って言うか~、あの二ヘラ顔、彼氏かしら……」
「おい、お前もちゃんと作れよ……手止まってんぞ……」
成程……ここでは皆自分達のケーキを作る事に夢中になっていて絵理ダンス研の時みたく注目を浴びずにすんでいる。
絵理の腕の良さや容姿に興味は示しても、自分のケーキを作る事にすぐに意識を取り戻す。
「ねぇ、ママ……はやく行こうよ~……時間かけすぎ~」
「だって、ほら……タダだし、準ちゃん、ケーキ好きでしょ?」
絵理のすぐ横の台では親子連れがケーキづくりに挑戦しているが、何とも微笑ましいというか……。
普段はケーキなんて作ってれば子供はイチゴをつまみ食いしたりホイップクリームを舐めたがったりと楽しいこと尽くしだが
わざわざお祭りに来てるのに待たされてる子供はいかにも退屈そうにしている。
しかも、あの母親の方……本人の見た目は悪くないがあのぎこちない手つきからして普段から料理してなさそうと言うか…
取りあえず明らかにケーキづくりなんて初めてであろうことは間違い無い。
「わぁ、横の水着のお姉ちゃん上手い~…。あんなに早く作ってる……」
退屈そうにしていた女の子が何となくこちらを見て絵理の手際の良さに素直に驚いている。大人ほど絵理の格好に疑問は無いようだが。
「水着のお姉ちゃん、ママにお姉ちゃんのクリーム見せてやって~!」
「えっ…?」
「あ、コラよしなさい……失礼でしょ、ほら……走らないの!」
「だってママ手間取ってばっかだもん…!あッ?!ふぎゃッ……!」
「あ、ちょっと……だ、大丈夫?」
「ふぇえ…………」
「ほら、いきなり走るから転んじゃったじゃない……ッ、うきゃッ……?!」
足元に落ちていた麺打ち棒に脚を取られて転ぶ子供を流石に心配して駆け寄る絵理と呆れて近寄って来る母親。
どうやらしょっちゅうこの女の子は転んでばっかで母親は馴れっこなんだなと思ってる最中に、母親もその麺打ち棒に躓く。
親子揃って同じ物に足引っ掛けて転んでんなよ……。ってそのまま母親の方は絵理に衝突ですかい?!
「えっ…きゃあッ!」
「んっ…わぷっ…あ、ご、ごめんなさいッ!」
謝りながら倒れこむ母親だが時すでに遅し。突き飛ばされるように後ろに転ぶ絵理の手が台に載せてあったクリームの入ったボールに引っかかる。
クルクルと宙に舞う絵理の持っていたボール。中身のクリームを撒き散らしながら。
絵理の腕が良いせいか対して時間が立って無いのに角が立つ状態になってたクリームがことごとく毀れて行く。
そして台の上に半端に乗っかるとそのまま床にボールごとこぼれてしまう。
絵理の身体の上に容赦なく降り注ぎながらだ。
「あッ…んんっ……痛……………あ、すいません、大丈夫ですか……?」
ぶつかられたのは絵理の方なんだが、それでも謝りながらぶつかってきた相手を心配する絵理。
「ふぁあ……お姉ちゃん、ケーキみたいになっちゃった……」
「こ、こちらこそすいません……ぶつかっちゃって……こら、だから走っちゃダメって言ったでしょ!」
「ママ、自分で躓いてお姉ちゃんにぶつかったじゃん」
「あぁ~、香春さん、大丈夫……結構凄い有様だけど……」

552:101&152
09/11/14 18:43:34 fN0yHm5u
尻餅をついていた絵理に近寄る。顔や髪の毛…だけでなくボディペインティングの塗装の上にまでクリームが飛んでいた。
「うん……根元くんに、私の作ったケーキ、食べて貰いたかったから……さっきからいろいろ助けられてるのも確かだから…」
「そ、そっか……香春さんの手作り、食べれないのは残念だけど…それはまた今度…。その…クリーム、落したら?……なんか目のやり場に困るよ」
白いクリームが所々にかかってしまった絵理の姿。周囲から見れば少しドキっとする程度かもしれないが、
秘密を知ってる俺にとってはやたらとエロすぎる姿だ。そして絵理がとても美味しそうに見える。
「えっ……目のやり場って……?やだ…根元くんったら…また変な事考えてるのね。」
俺の差し出したナプキンを受け取る絵理は俺の言った意味が理解出来ていなかったのかキョトンとした表情だ。
むぅ……密着したり興奮されたりするのは恥ずかしがってもこう言う知識に関しては全く皆無と言う事なのか……。
「ちょっと香春さん、じっとしてて……髪の毛に結構ついてるみたいだから拭いてあげる……」
「ん……ひゃ……んんっ…あ、ありがと………」
「ごめんなさい、お姉ちゃん……お姉ちゃんの良く出来てたから、見せて欲しくって…」
「いいのよ、気にしないで……大丈夫……オデコ、ぶつけてたみたいだけど……」
「ホントにすいません……うちの子が……いえ、私の不注意で……せっかく上手く作ってたみたいだったのに…」
「い、いえ……慣れてるだけなので………」
「服までそんなに汚してしまって……その、クリーニング代を……」
「気にしないでください……そこまで…………私もお子さんを汚しちゃったし……」
そりゃ、クリーニング代はいらないよね……。でも絵理のボディペインティング、クリームとかは大丈夫なんだろうか…。
絵理の乳房の上に乗っかっていたクリームがポトリと絵理の脚の上に落ちて行く。
その様をじっと見ていた女の子が、絵理の方にススっと近寄って来る。そして絵理の顔や身体をじっと見つめる。
「…………?どうしたの…?お姉ちゃんの顔に何かついてる……」
「……お姉ちゃん、クリームべっちょり……取ってあげる……」
「え?い、いいのよ、そんな……ッ…えっ…きゃぁっ……!やんっ…」
取りあえずこぼれてしまったクリームはもうスポンジには乗せられないからというか、もったいないと思ってるのか、
それとも良く出来たクリームが舐めてみたいだけなのか、幼い女の子でも絵理が美味しそうに見えるのか。それとも謝罪の一環か。
何とその子供は絵理の身体についたクリームを指ですくって舐めはじめたのであった。
「ふわぁあ……お姉ちゃんのクリーム、甘くって美味し~……」
「えっ?ええッ……!?やだ、そんな……ちょっと……そんな事しちゃ……」
余りに無邪気な不意打ちに絵理の顔がボっと火を噴きそうなほど羞恥で赤くなってしまう。
そんな絵理の乳房……ちょうどクリームがごっそりついて手を伸ばせば取りやすい位置にある部位に子供の手が伸びて行く。
「全部舐めてあげる~。」
「んきゃぁっ……?!はァっ……ん……い、いいから、気にしないで……
「こ、こら、準……!床触った手で直接……というか失礼でしょ?」
傍目から見てみれば、わざわざ絵理の身体についたクリームを舐めとって美味しいなんてのたまってるなんていけない光景だ。
「だって、もったいない……でもお姉ちゃんオッパイふかふかだね……ん…甘~い……」
「んふぅっ……!?くすぐった……んっ……だ、ダメ……ひゃぁ?」
母親の方も慌てて自分の子供の半分セクハラじみた行動を止めようとする。顔がだいぶ赤くなってる。

553:101&152
09/11/14 18:44:49 fN0yHm5u
「やめなさい、準!もう、この子ってば……家でケーキ買ってくればすぐにクリーム舐める癖が……!もう、本当にすみません!」
「お姉ちゃんのクリームお店のより美味し……ぁ、ママっ…もうちょっと!」
「えぇッ?やぁっ……ちょッ……はァンッ………」
絵理の胸のクリームに口から突っ込もうとしたその女の子がようやく母親によって引き離される。
「まったく、もう!お姉さんの服に涎なんか付いたら困るでしょ!もう、本当にさっきからすみません……親子揃って間抜けで…」
「ん……い、いえ……気にしないで、ください……ふぅ………」
「ごめんね、お姉ちゃん………クリーム、美味しかった……」
「そう……ありがとね………んっ……あ……根元くん……んんっ……」
「ほら、香春さん……立って……まだ、クリームが付いてるから……」
俺の手を取って立ち上がる絵理。ヌルヌルしたクリームのせいで気付かれなかったとは言え、地肌にも触られたのも事実。
自分の身体をそっと抱きしめている絵理。結構身体の方が興奮してしまったらしい。
「香春さん、香春さん……ひょっとして服の下まで触られたりしたの……?」
「やだ……そんな事あるわけ……?!根元くん、セクハラ………」
ああ……俺も絵理の肌についたの舐めてみたかったのに……絵理はそれをサッサと拭き取って行く。舐めさせてはくれないだろうけど。
さすがに本当は全裸だからどこにクリームが付いてしまってるかはすぐにわかる様子だ。
どうやら絵理が今使ってるボディペイントの塗装剤はクリームなどにも溶けにくく出来ているのか薄くなってはいない様だ。
「へぇ……香春さんのそのコスチュームの生地……クリームとかの油にも強いんだ……シミとか付かないんだね……」
普通に服を着てたら、こうはいかない。油分を吸ってシミを作ってしまう物だ。
「えっ……そ、そうかしら……根元くん……少しあっち向いてて……」
絵理は周囲の目を気にしながら胸に付いているクリームを拭き落としていた。
胸の谷間なんか拭き取ってれば絵理の巨乳が不自然に動くから皆きっと不思議に思うんだろうな。
でも、絵理の乳の上の生クリーム……略して入れ替えて絵理の生乳……あぁ…美味そうだ……。
台の上にはまだクリームが結構残ったボールが乗っかっている。よし、こうなったら……。
「どれどれ……香春さん製のクリームってそんなに美味いのか……ちょっと一舐め……んっ…こりゃ美味……」
「やだ、根元くん、そんなぁ……あ、ダメッ………」
俺がボールにこびり付いてたクリームを指ですくって口に入れた瞬間絵理の身体がビクンと震えた。……成功!
「でもこんなに美味いならなぁ……あ、そうだ……ダメになったのはクリームだけだろ?クリームここで買うから
 良かったら香春さんもう一度作って見てよ!代金は俺が払うから!スポンジとトッピングの材料は無事なんだから」
「え?でもそれは悪いわ……」
「いいって、いいって…俺今さっきよりも香春さんのケーキ食ってみたいって思ってるからさ」
「もう……食い意地が張ってるのよね、根元くんは……もう一回だけよ…」
その親子が見てる前で新しくクリームをかき回してゆく絵理。本当に鮮やかな手際だ。
はァ……しかし絵理の胸本当に良く揺れるな……わずかな振動をしっかり吸収している。
俺の表情を何となく見上げていた女の子が俺の見ているものに気付いて驚きの声を上げた。
「あ、お姉ちゃん、オッパイすっごい揺れてる~……」
「っ………!?」
「こ、こら!そんな事言っちゃダメでしょ!……あら、本当に…」
「やだ……止めてくださいっ……そんな風に……」

554:101&152
09/11/14 18:46:21 fN0yHm5u
「ウチのママ、そんなに揺れたりしないもん……あ、お姉ちゃんオッパイ大きいからクリーム美味しいんだ」
「やだ、違うってば……!もう……ッ…!」
慌てて胸元を隠す絵理。取りあえず絵理の乳が生状態な事自体は悟られてないようだけど。
「根元くん………怒らないから……もしかして、これが目的……?」
「ち、違うって!知ってたのは確か……ッ、いや、そうじゃなくて本当にケーキ食いたくて…」
「そう?じゃ、コンビニで買ってくれば……?」
「ああ、もうごめん、香春さん、俺が悪かった……ムッツリですみません…」
その光景を微笑ましく見ている女の子の母親。親子揃ってドジなんだけどこの人あくまで子を持つ親なんだ…。
「あらあら……彼氏と本当に仲がいいんですね」
「あ、そう見えちゃいますか?」
「ちょ……根元くん!違います、根元くんは……」
「何だよ……あんなマブい娘がマジであのダサ男の彼女かよ……」
「何もこんな所でイチャつかなくても良さそうなのに……」
周りの席の男……彼女をしっかり連れてる奴らまでその光景に嫉妬の声を漏らしていた。
「~……ッ!も、もう、根元くんッ……ちゃんと否定してよッ……」
「だって、もったいない……いたッ…!」
思わず調子に乗る俺の耳を絵理がクイッと引っ張るのであった。
しかし絵理はやはり女性や子供が相手だとかなり隙だらけになると言う弱点があるんだなぁと実感するのだった。
絵理のケーキは今度こそ無事に完成し、綺麗にフルーツでトッピングまで施されたのだが、予想外に
注目を浴びる事になってその部屋のテーブルで喰う事は断念しなければならなかった。
「さてと……準備室なら落ち着いて食えると思うけど…戻りついでにどっか見てこうよ」
「そう?でもケーキ持ったままだと……どこ行くの?」
「香春さん、さっきツイスターやったところの近くに手品研究会あるから、ちょっと見てこうよ!」
「え?手品……何でわざわざ……何か面白いパフォーマンスでもあるの?」
「ちょっとしたレベルの高い手品をやり方教えてくれるみたいだしさ。今度飲み会とかで一発芸なんか要求されたら困るしね…」
雰囲気を出すために暗くされた部屋に入って行く。下手の中が暗いだけにいきなりドアが開くと中の連中がこちらを振り返る。
「なぁ…あのエロい恰好の娘、さっきダンス研にいなかったか?」
「ああ、間違いねえ…あのエロ衣装は忘れ様が無いな」
絵理はもうかなり噂になってしまっている様子だ。そんな事もあって人が少なめな辺りの席に腰を下ろすのだが。
「皆さん、結構集まった様ですので、では今から誰でも出来るテーブルマジック講座、開始しますよ~!」
燕尾服の下ににバニースーツ、シルクハットのマジシャン役の司会者の女学生が客席を見渡す。
「あ、そこの綺麗なコスプレイヤーのお姉さん、いい感じですね……どうですか、マジック体験してみませんか?」
少し離れた位置にいたせいで逆に司会者の目に絵理の姿が入ってしまった。
「え?わ、私……私、別に……いいです…結構です………」
「いいじゃん、香春さんやらせてもらいなよ。」
「ああ、そちらの彼氏もどうぞ、ステージに…素人でも出来るペアで行う手品を教えますんで…」
「え、俺も?」
「根元くんは、別に彼氏なんかじゃ……」
「いいからいから…さっきツイスターでナイスコンビぶりを拝見しましたんで……」
「えっ……あ、あれは……その……い、行きましょ、根元くん……私やっぱり…」
ツイスターゲームで最後に俺の上に跨ってしまったのを思い出し、絵理の頬が赤く染まり、逃げ出そうとする。

555:101&152
09/11/14 18:47:17 fN0yHm5u
「大丈夫だよ、今回は焦らなくてもペナルティとか無い様だし。」
「はいはい、では皆さん、私めが誰でも出来るテーブルマジックの一つ、ロープ脱出を種明かししながらお教えします」
「っ………」
仕方なく絵理が俯き加減にステージ上で直立する。それだけでも客席から拍手が起こる。
「あらあら、セクシーなコスに反して初心なお姉さんですね~。彼氏くん、ちゃんとリードしないと駄目ですよ?」
「そうだ、そうだ~。役割俺と代われ~。」
「よッ、美女と野獣!」
「え?何?俺がビジュアル系に見えるの?」
口うるさいギャラリーにあっさり切り返してやる。美女と野獣と言われようが絵理は俺のもんだ。
「ナイスジョークご苦労様です。じゃ、やっぱり美女役のお姉さんが縛られ役ですね?」
「えっ……で、でも……ぁ……」
「あ、俺、香春さんになら縛られても喜ぶ自信がありますけど」
「いいですね~。でも、視覚的に却下~!」
いいのかな…まああくまで手品なんだから問題は無いか…でも絵理…裸なんだけど、縄、平気なのかな…?
「はい、ここに取り出したロープですが種も仕掛けもありません……。大学を出てすぐの場所にあるコンビニで買ったものですから」
この司会者、なかなか口が達者だ。マギー司朗みたいだな。客席から笑いが起こる。
「では、まず彼氏くん、このロープを持っててくださいな。ではこちらのナイスバディな美人さん、少し足を開き気味に立って下さい」
「……………はぁ……」
「はい、よろしい。ではでは皆さん、今からこちらの彼氏くんがこちらの美人さんを縄で縛っちゃいますよ~。あ、皆さん
 変な想像しないでくださいね。縄で縛られた瞬間を写真に撮ったりしてはいけませんからね」
こうして暗い部屋でステージの明かりに照らされた絵理を見ていると本当に神秘性すら感じる。
誰もが絵理の小さな動作や仕草一つでハッと息を飲んでそれに見入ってしまっている。
俺や司会者もステージ上にいるのに、
「ではまず彼氏くん、彼女の手を後ろに縛って…あ、跡が付いたりすると皆に誤解されますからね~」
「えっと、じゃ香春さん縛るよ……」
「うん……キツくしないでね……」
縄で軽く絵理の両手を縛っただけでその身体がビクンと緊張しているのがわかる。
なんかその様子を見ているとこちらまで緊張して来る。何より絵理の髪の毛が背中からどかされて綺麗な背中がボディーペインティングの
薄い膜一枚の向こう側にあるんだ。こちらにまできちんと塗装されてるとは言え、余りにも綺麗すぎるラインは丸わかりだ。
「そうそう…優しく優しく、ああ髪の毛は巻き込まない様に気を付けてくださいね」
全くだ…ロープを通すために絵理の髪の毛に触るのだが、こうして本格的に触るのは初めてだ。
顔とかに殆ど化粧をしてない絵理だけど、この髪の毛の感触すら極上だ。思わずロープそっちのけでそれを弄びたくなる。
………思えばこんな事を考えずにちゃんと進行役のバニーの言う事を聞いてりゃ良かったんだ。
「……で、次はそこでこのように…彼氏くん、大丈夫ですか?照れない、照れない。」
「…え、はいはい…こう、ですね…」
「えっ……んぁ………ふッ………」
皆の前で手品とは言え身体を縛られてる絵理は相当恥ずかしいに違いない。後ろからだと表情は見えないが、視線を置く場所に困ってるのかもしれない。
身体の方もロープが軽く触れただけでピクン、ピクンと反応し、思わず口から喘ぎじみた声が漏れている。
ギャラリーの方は絵理のエロい衣装と、口から漏れる色っぽい声に釘づけになっている。
「はい、皆さんこの様に身動きがロクに取れないほど縛られた彼女ですが、今から一瞬で脱出しちゃいます。
 彼女が脱出したのに合わせて、何故簡単に脱出できたか詳しくレクチャーしちゃいま~すッ。さぁ、どうぞ彼氏くん、
 最後にロープを引いてください。彼女が見事に脱出しちゃいますから」
「じゃ、香春さん、引っ張るから、ね?よッ!」
「うん……っ……えっ……根元くん………」
あ、あれ……このロープを引っ張れば一瞬で解けるんじゃなかったのか?明らかに絵理の身体をきつく締め付けてしまってるんですけど……。
「あれ…彼氏、どうかしましたか…?」

556:101&152
09/11/14 18:48:44 fN0yHm5u
「全然ほどける様子は無いんですけど……」
「え~…ちゃんと私が言った通りの手順で…ってあれれ?何でこんな所にロープ通してるんですか?」
「え、違ってた?俺、間違った?」
「そもそも何でただ後ろ手に縛った後普通に縛る様に言ったのにどうして胸の間とか、股下に縄通してるんですか?
 ここはそう言うお笑いはやってませんよ?」
司会者の言うとおり、絵理の状態はただの緊縛状態では無く亀甲縛りじみた状態になってしまっている。
「根元くん……早く…解いて……縄が食い込んで、痛い……あ、ぁふぁっ……んくッ……」
「あ、ごめん、香春さん……やべ、ちゃんと手元見て無くて……何でこんな……」
流石に絵理の身体の正面や太股あたりにロープを通す時はそれを皆に見られていると考えると緊張してうっかり通し所を間違えた俺。
「うわぁあ……これ、エロすぎねえか………」
「あの娘、ハムみたいになっちゃってる……」
「何気にあの服、縛りと相性良すぎねえ事ない?」
今日の服…エロコスプレの塗装故に皺が出来て無くても違和感がないから良かったけど…普通の服の格好だったら
皺が出来て無くて皆がおかしく思った事は間違い無いだろうなぁ…。
「きゃっ……そんな、引っ張らないで……んぅ…食い込んで、跡が出来ちゃう……」
そうだよねぇ、食い込んで跡が出来たら流石に絵理のボディーペインティングでもヤバい姿になるよねぇ…。
何せ縄が食い込んだ跡がボディペイントの上に出来たりしたら、絵理がまともに学内を歩けない事になるのは間違い無い。
「あれれ…こうでもない…香春さん、ごめん……こっちかな…じゃなくて…ここがこうなって……」
「や、止めてッ、根元、くんッ…ひっ…あふッ……胸に、縄が……」
マズすぎる事に絵理の乳房が縄で絞られ始めている。よりにもよって絵理の身体で多分一番柔らかくて筋肉の通ってない部位に。
早く解かないと縄の後が出来てしまうのは勿論だがそれ以上にそんな現場を皆に見られてしまっている。
「すげ……あの娘の胸、すげえ事になってんの……」
「ってか殆ど亀甲しばりみたいになってねえ?」
「くッ…………」
絵理の顔が羞恥で赤くなってしまう。絵理が我慢しようと思っても、縄の毛羽立った感触が絵理の敏感な身体を刺激している。
足まで緊縛されてしまった状態なのでその場から殆ど動くことが出来ない。ああ、ごめん、絵理……晒し者にしてしまって…。
「何やってんだか、あの彼氏……手際悪いな……」
「ホント…自分の彼女なんだからもう少しちゃんと触ってやって解いても…」
へいへい、悪いですね、手際悪くて…服に見える部分に触るわけにはいかないからこうなってんですよ!
「彼氏くん、あの……さすがにこれは普通にこんがらがってるだけなんで、私、切りますか?本当にロープはただのロープですし」
そうしてもらえれば有難いけど、絵理の身体に触ってしまうのは男でも女でも問題ありすぎだ。
絵理は今自分で動けるとは思えない。動けたとしてもそのせいで縄が食い込んで跡が残ってしまうかもしれない。だったらこうするしか!
「………悪い、香春さん……また、悪いけど、いろいろ触っちゃうから…」
「えっ?なぁっ…?!なに……きゃッ!ちょっと、根元くん、どこを……!え…あぁっ!きゃあッ!」
「よっこらせッ…!っと……」
絵理の正面に回ると絵理の後ろ手に縛られた手首と太股に手を回して右の肩に担ぎあげた。
「あッ………?何を………?えっ……んんっ………」
訳が分からず身体を揺らす絵理。縄で絞られてる状態の乳房が揺れて俺の背中を柔らかく叩く。
「ここじゃ何だから……美術準備室いくから……そこで切るから、我慢して」
「う、嘘ッ……ここから準備室までって……や、やだ降ろして、根元くんッ……解いてッ…」
絵理の身体を担ぎあげたままステージを飛び降りる。そのまま出口に駈け出そうとするのだが。
「あ、ちょっと、アンタら、箱、箱~!」
あ、俺ってば絵理の作ってくれたケーキの箱を座席に置きっぱなしであった。
「えっ?ああ、すいません、親切に…」
「……根元くんッ……それは、後でもいいから……早く解いて……」
絵理の作ってくれたケーキを忘れるわけにはいかないモンな。片方の肩に絵理を担ぎあげた状態でもう片方の手にその箱を持つ俺。
うわ…お姫様だっこした時はさほど重く感じなかったけどめっちゃ運びにくい。
考えてみたらこうやって女の人肩に担ぐのってよッぽど体格差が無いと…この場合俺の方が大きくないと上手くは出来ないよな…。

557:101&152
09/11/14 18:49:55 fN0yHm5u
「げっ?!何やってんだ、あれ……!」
「これも大学の出し物かよ、どこのだよ、見に行こうぜ!」
「手品の所から出てきたみたいよ……何で手品なのかよくわからないけど…
「ぃやぁ……根元くん………早く、降ろして………みんな見てる……あぁ…なんて思われちゃうの……」
暴れるとロープ跡がひどく残ってしまうと自覚しているのか絵理のもがき具合が異様に大人しい。
でも……俺の顔の真横にある絵理の美しい臀部を見ると……うわ、羞恥で赤くなっている。しかも震えて…。
通行人にロープで縛られて俺に担がれた姿を何か言われる度に絵理の身体がピクン、ピクンと震えていた。
服を着てる時でもこんな縛られ方をしていれば恥ずかしいに違いないのに、絵理は本当は全裸なんだ。余ほど恥ずかしいに違いない。
俺の位置からは絵理の表情を確認出来ないけど、絵理は泣きたいくらいの羞恥に耐えてるんだ……それでもキレたりせずに…。
ごめん、ごめんよ、絵理、本当に……わざとじゃないとは言え、いろいろ辱めてばっかりいて…。
そうだ…!絵理の今のボディペインティングは色が白系統なんだ…。絵理の肌があんまり羞恥で赤くなったら…。
「か、香春さん…準備室ですぐにロープ切るから、へ、変な跡とかつくまえに…!」
「っ…言わないで、そう言う事……あんまり、揺らさないで……痛い……」
「ごめん、本当に……すぐにロープ切るから……」
「そもそも、どうして…んん…こんな形に私を縛っちゃうのよ……もう……はァ……」
「ま、まぁ……なんてゆうか……香春さんを縛るなんて考えたらものすごく緊張しちゃって……結構手とかガチガチになっちゃって……」
「………いけない事とか、考えたりしたの………んっ……!」
「……ちょっと、妄想しちゃったかも……ごめん……」
「もう……皆の前では、自重してよ………」
不謹慎かもしれないけど、今のこの状況を絵理に済まないと詫びながらも少し興奮していた。
普段は俺の力で組み伏せたりは出来ない絵理だけど、今の抵抗も出来ない状態の絵理に。
このまま人目につかない場所に連れ込んで、お楽しみを……そんなイケない事まで頭に浮かんできてしまう…。
アニ研の部屋を脱出した時以上の注目を浴びながら美術準備室へ駆け抜ける。
「はァ…や、やっと着いた……これで、やっと……」
「悪いけど、根元くん……早く切って……この感触、嫌……んっ……」
地肌を這う縄の感触とここへ来るまでの視線に耐えかねたのか眼尻に少し涙が浮かんでいる。
「香春さん、それじゃ切るから…!う、後ろいいかな…?」
「うん……早く………ちょっと、もう……限界かも……」
テーブルの上に上半身を押し付ける様にうつ伏せになって、美尻を突き出した格好の絵理。
さ~て、頂きます……じゃなくてロープを切らないと…何しろロープを解くために触れる部位は限られてるからな…。
そう思って絵理の後ろ手を縛るロープを切るために遊び部分を作ろうとしていた矢先だった。
「はァ~結構疲れたなぁ……根元の絵、すっげえ評判良すぎだぜ…!」
「でも、私未だに根元君が絵理ちゃんにモデル頼んだっての奇跡と思うのよね…」
「根元の奴今頃絵理ちゃんと楽しく学祭回ってんだろうな~…ところで、どこ行く予定?」
「取りあえず外の屋台とかバザーかな、私は……」
外から俺には聞き覚えのある声が聞こえて来る。駄目、こっち来ちゃ駄目なんだからってば!固まる俺。絵理の方も何か察したようだ。
「………ね、根元くん………その」
ガラガラッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・準備室の扉が開けられた。

558:101&152
09/11/14 18:51:33 fN0yHm5u
「わッ…………!」
「んっ………………!」
「え、ええェ~!?根元君……まさか、絵理ちゃんと………」
「……ぐぉっ?!!おい、根元!お前準備室を何に使ってるんだ!」
絵理がちょうどアニ研の展示室にいた時美術サークルの展示室で受付をしていた二人が室内の光景に唖然としている。
「うわああ!違うって!これは香春さんの解こうとしてただけで!決してお前らが思ってる事じゃないって!」
「もうっ……何とでも言って………」
絵理…きっと身体が自由に動くんなら膝を抱えて顔を伏せてしまいたいほどの状況なんだろうねぇ……。
「チョイ待てよ、お前ら、こりゃ誤解だって!俺らさっき手品研にいたんだって!」
「はいはい、いいから気にすんなって…全く昨日から仲いいの見せつけてると思ってたら…」
「変態行為と思ってたけど、絵理ちゃんがやってると結構格好良く見えて来るもんよね……あ、続けて」
「そうそう、俺ら誰にも言ったりはしないからよ。」
「ああ、もういい加減にしろよ、お前ら…香春さんそんな人じゃないだろ?ロープ切るの邪魔すんな!」
「やぁね、そんなに怒んなくても……」
「香春さん、ごめん……じゃ、切るから、じっとしてて……」
「うん……ンッ……?!くッ……はぁん………」
全く下らない時間を食った……。そう思いながら絵理の手首部分の結び目を切ると絵理の身体が一瞬緊張から解放される。
そして身体を締め付けていたロープが一気に緩くなって行く感触に絵理の身体がビクンと震えた…。
「大丈夫…?香春さん……どうにか跡は残って無いけど、結構無理な恰好でキツかっただろ?」
「うん……平気……跡が残ってないなら……」
幸い、奇跡的に絵理の身体にロープ跡が残ってる様子は無かったけど、部員仲間に明らかに誤解されたのは言うまでも無かった。
でも、まだ絵理とは恋人関係にすらなってないのに、こんな誤解を受けさせてしまうとは…やっぱりケジメは付けないとな…。
「ごめん、本当に!今回の事はマジでシャレになって無かった!香春さんの気の済むように…!」
覚悟を決めた俺は絵理に俺を気の済むように蹴る様に言ったのだが。
「いいのよ、もう……それに、あの部屋で切ってたら………」
絵理の方も多くの人間の前でロープを切られた後に肌に跡が残ってるのを見られないか気にしてたようだ。
「でも、香春さん本当に悪気は無かったんだけど、問題はありすぎたんだし、遠慮なく…覚悟は出来てるから…」
「だから、いいの…根元くんはムッツリだけど、わざとそんな事はしないから……それに……」
「え…?」
「根元くん、私に蹴られたりしたら、逆に喜びそうな気がするから。」
「あ、香春さんひっどいなぁ……」
「だって根元くん、本当は私に縛られたかったんでしょ?そう言う趣味なんだし」
「だから~、あれはステージ上でのアドリブだってば…」
「あらら…いつの間にか昨日よりも仲良くなってるよ、こいつら……」
「やっぱりさっきの縛り、いい雰囲気の真っ最中だったんじゃないの?」
「お前ら、いつまで疑ってんだよ?まったく……香春さんのケーキ食べに戻って来たってのに…」
「はァ?絵理ちゃんのケーキって……根元、またお前だけいい思いを……」
「私も、絵理ちゃんの興味あるな~。」
………口止めとかそう言う事もあってケーキの量が一人前から半人前に減ってしまったのは言うまでも無かった。
「ちぇ……せっかく香春さんが作ってくれたってのに……」
「もう、根元くん……そんなにスネないでよ……」
「根元ッ……お前こんなレベルの高いの、自分だけで食う気でいたのか……」
「ホント………このケーキ下手したらお店のよりシットリしてて美味しいかも……」
「や、やだ……褒めすぎ……根元くん、どう…?」
「ああ、うん…すごく美味い……前のお弁当と甲乙つけがたいかな……」
勿論絵理のケーキの評価は良かった事も言うまでも無かったが……、俺の絵理に対する讃辞が薄れてしまったのも言うまでもない。
くそ……二人きりでまったりとケーキを楽しんで俺だけが絵理の腕を褒めて照れさせたかったのに。
「ところで……絵理ちゃん、そのセクシ~な服、何……?」

559:101&152
09/11/14 18:52:14 fN0yHm5u
「何かアニメキャラみたいな恰好してるけど……まさか根元君に頼まれたの?」
「はッ……?や、やだ………そんなに見ないで………」
「しかもそのネコ耳……うわ、マジ似合ってるじゃねえ?」
「えっ……こ、これは、葛城さんに……」
「そういや、蛍ってば私らにしきりにケータイの画像見せに来てたけど…どこ行っちゃったのかしら……」
「そうそう、画像くれっていっても全然オッケーしてくれないしよ…」
どうやら葛城は絵理のセクシーショットの画像や動画を見せびらかすだけでばら撒いたりはしてない様だ。
「しかも去り際に『また絵理ちゃんの写真撮ってこよ~』とか言って走ってったしね」
「…………え……?」
それはマズイかも…葛城はどうやら絵理のセクシーな姿や可愛い動作を写真に撮る事にハマり始めている様子だ。
俺と絵理、葛城の三人しかいないなら絵理のボディペインティングについてバレそうになる確率は低そうだが、今ここに
ひょっこり戻ってきてしまって絵理にじゃれついてきたりすればどうなる事やら。
昨日の飲み会では皆絵理以外はお酒が入ってたから良かったけど今はそうもいかない。
それに、俺達四人で絵理の手作りケーキを食べてしまった事が知られたりすれば、葛城の奴、『私も食べたかったのに』
とか言い出すかもしれない。いや、間違い無く言うに決まってる。
「……取りあえず、そろそろ行こうよ、香春さん…何だかんだいってお昼はまだ食べてないし…」
「え?う、うん…でも…」
「じゃ、俺らも外の屋台行こうかな……あ、絵理ちゃんケーキ御馳走様」
「ごちそうさま~。今度何か御礼するからさ」
二人が準備室を出て行く。俺らもそれに習って出ようと思うのだが。
「ちょっと待って、根元くん…、片付けないと……」
「あ、香春さんってばそんなに気を使わなくていいよ…後で俺らが片付けるから…」
律儀に気を使ってケーキを食べていたテーブルの上を片付けようとする絵理。そうなると俺も手伝わない訳にはいかない。その時――。
「あ、二人とも…絵理ちゃんと根元君、見なかった?」
廊下から葛城の声が聞こえた。ついさっき部屋をでた二人と鉢合わせたらしい。
そしてタパタパとこちらに向って走って来る足音。このタイミングだとこのままドアから出ると葛城と出会う形になってしまう。
一方、絵理の方はもともと葛城の行動に振り回されはしても葛城を嫌ったりはしてないせいか、あまり気に止めてない。
このままだと、絵理がまたセクハラされそうな気がする。そして部員二人が戻ってきたりすれば…。
「香春さん……ちょっといい……?」
「え、何…根元くん?ひゃッ?!!」
俺に手首を強引に掴まれて目を白黒させている絵理。取りあえずここは隠れてやりすごそう…。
1・テーブルの下に隠れる。(ある程度スペースはあるが会話は出来ない)
2・ロッカーに入って隠れる。(ある程度会話は出来るが、とにかく狭い)
3・カーテンに隠れる。(取りあえず身動きは絶対不可)
4・隠れるより、絵理には仮眠をとってるふりをしてもらう。(葛城との会話は全部絵理に聞かれる)
5・窓から逃げる。(準備室のある棟の前には樹木が密生していて、クモの巣が多い…)

560:101&152
09/11/14 18:56:36 fN0yHm5u
今日はここまでです。そろそろ学祭初日終わりで
二日目のマッサージチェアイベントやハイキックのイベント
動物との触れ合い広場でのイベントとかに移行したいとは思ってるんですけど
文章の進みが遅い上にエロス分に他のスレに比べて決定的に
欠けててすみませんです。
感想、妄想待ってます。
マエバリ、ニップレスは自分も好きなネタなので是非文章で見たいです。

561:名無しさん@ピンキー
09/11/14 19:58:48 tsb0xKuC
GJ
今回はイベント盛り沢山だなー


562:名無しさん@ピンキー
09/11/15 10:18:58 bTTrTag+
ネコミミ付けっぱなしだなんて絵理ちゃんもわかってるね
選択肢はロッカーに隠れて
なかなか準備室から出て行かない葛城のせいで
長時間根元に密着されてしまうのが理想的かな

563:名無しさん@ピンキー
09/11/16 13:32:26 vYB9TQcx
生殺しな我々にそろそろご褒美を


564:名無しさん@ピンキー
09/11/16 21:50:03 MhJwrPJi
香春って誰?

565:名無しさん@ピンキー
09/11/16 21:56:05 vYB9TQcx
絵理ちゃんの姓だよ
まだ根元はファーストネームで絵理に話しかけて無い

566:名無しさん@ピンキー
09/11/16 22:00:01 zn13upbS
絵理の名字だよ
>>156を読み直してみな

567:名無しさん@ピンキー
09/11/16 22:54:07 MhJwrPJi
失礼しやした

568:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:45:10 2XLXzx08
生クリームのシーンは良かった

569:NPCさん
09/11/17 20:03:52 BWt6o6il
458989750450986853498239734+20=458989750450986853498239754
2+1=3
診断くん(taruo.net) URLリンク(taruo.net)
2ちゃんねる URLリンク(www.2ch.net)

570:101&152
09/11/18 12:42:04 epDnpjAs
>>205のスレでも>569と同一と思われる書き込みがあったけど、これって荒らし?
尚、文章に関してだけど、遊具とかで絵理がブーツを引っ掛けてしまうイベントだけど、
あのイベントは元々は絵理がヤモリ状態で窓ガラスや鏡に乳を押し付けるとか、網目越しに乳だけ飛び出して不自然に思われるイベントとか考えて何故かあんなイベントになってしまった。
これらはもう少しイイ感じで次に活かしたい
尚絵理と根元の関係とかも告白とボディペインティング自白とかを同時にするよりも、ボディペインティング自白後絵理が根元に『私みたいな変態趣味の女でもいいのか考えて欲しい、発覚した以上私も根元くんの前でまともでいられるかわからないから…』
と、今までみたいにデートを繰り返した後、告白の方がいいのかな?
純愛ルートなら所謂『互いに遠慮』的な期間とかがあった方が萌えそうな気がする。

571:名無しさん@ピンキー
09/11/18 23:32:00 QrFKEdKB
絵里は根元に対して、恋愛感情を抱いてるのかな
学祭中にそのあたりをはっきりさせておくといいかも

それと絵里のボディペイントってあくまで趣味なのか
日常的にしているのか知りたいな
これらは本編で明かしていくだろうけど楽しみ

572:名無しさん@ピンキー
09/11/20 00:29:58 l/Bg5QHT
緊縛ショーとケーキ作りはもっと別に書いても良くなかった?
俺としては身体に縄の後を残した設定にして欲しかった

573:101&152
09/11/21 12:50:58 XUSYoHxe
一回くらいは根元が絵理をイカせてしまうハプニングがあってもいいかな
満員電車で絵理を人込みから守るために密着
根元に乳を押し付ける格好になってしまう絵理、電車の揺れに合わせて乳首刺激されまくり…


574:名無しさん@ピンキー
09/11/21 21:06:20 CHXIbnxH
>>573
俺は逆パターンのほうがいいなw

575:名無しさん@ピンキー
09/11/22 22:53:11 APJEep0k
絵里に添い寝して欲しい

576:名無しさん@ピンキー
09/11/23 01:14:00 si1fIoyJ
絵理を根元が後ろからハグするシーンはもう少し会話を入れて欲しかったな
絵理はどの程度根元の事を恋愛対象に見てるんだか
しかし女子供に対しては隙が多いのは良い設定だな

577:名無しさん@ピンキー
09/11/23 20:40:52 dLQMqTaM
割と根元が強引な気がするんだが
絵理をお姫様抱っこしたり縛り付けたり
そのまま廊下を運んで直行したり 次はどうしてくれるか楽しみだ

578:名無しさん@ピンキー
09/11/23 21:24:29 ref1IL9t
ネットを登るシーンではこっそり肛門ガン見してほしかった

579:名無しさん@ピンキー
09/11/24 12:39:35 EsDBWKQZ
二人の初キッスはまだか?!

580:101&152
09/11/24 21:01:20 XrfZpW4y
まあ根元は女性に恋すること自体が始めての設定だから
時折チャンスを逃したり、度胸が足りなくてエロい事が出来ない分
他の行動で強引になる事が多いと言うタイプなので。もちろん童貞で
風俗とかに興味があってもそれに手を出す度胸が無いと。

581:101&152
09/11/27 20:08:06 S5VCkV3i
ケーキの量が減ってしまったのは次の日絵理が根元に再び手作り弁当を作ってくれるフラグとして、根元は大喜び
準備室で弁当を食おうとした時、男子部員が大挙して部室に
根元が食ってる弁当が絵理の手作りと知り、分けろとか丸ごと寄越せとか言い出し、根元弁当かかえて逃走
絵理準備室に残されてしまう
仕方なく根元を捜しに行くが先日の絵理のエロコスプレを見たカメラ部や報道部に捕まりそうになって、スルーしきれないためにその場を逃げるが、しつこく追われてしまい…
この流れがハイキックに繋がってくでいいかな?
他にイイ展開あったら聞かせて

582:名無しさん@ピンキー
09/11/29 15:03:15 kqJpmZDi
>>348のSF研のイベントとか面白そう
ハイキックは準ちゃんと絡ませるといいかもね

583:101&152
09/12/01 00:43:55 IEIVrvnm
虫が苦手と言う他に何でもこなせそうに見えて裁縫だけは壊滅的に不得意(ほつれる物は身に付けて無いから)と言う後付け設定も考慮しとこ

584:名無しさん@ピンキー
09/12/01 00:46:48 HyWJuUlB
絵里のコスプレって元ネタあるの?

585:101&152
09/12/01 20:41:44 IEIVrvnm
具体的な元ネタは無いが、宇宙かけの神凪いつきとかよりもさらに露出度が高い格好じゃないかと設定してます

586:名無しさん@ピンキー
09/12/02 00:27:30 1FrHP/35
スレリンク(erodoujin板:162番)

このスレ的に期待できそう

587:名無しさん@ピンキー
09/12/03 22:43:19 zZXhesta
SUGEEEEEEE!!!!!

588:101&152
09/12/05 23:29:24 1oZbD3qo
絵理がバイトとかしてると設定にしたら、そのバイトは接客系か、警備員系か、着ぐるみの中身か、土木系か

589:名無しさん@ピンキー
09/12/05 23:47:06 XwYloYWA
高身長の設定もあるし着ぐるみのバイトは向いてるかも
その流れで遊園地のデートとか

590:101&152
09/12/06 19:06:55 a+9Ncybh
まさか家庭教師のバイトしてて教え子といい仲に
と言うのはアウトだろうね
その辺の愛憎関係を書く実力は俺には皆無だし

591:名無しさん@ピンキー
09/12/07 20:43:51 knKslRxB
絵理ちゃんは主人公だけの物であって欲しい
着ぐるみごしに主人公に気づいてしまって挙動不審に陥ってしまった
絵理ちゃんに、主人公も着ぐるみの中身が絵理ちゃんと気づく様な
ラブコメな流れがいいと思う

592:名無しさん@ピンキー
09/12/07 23:39:00 SbX8KKqu
>絵理ちゃんは主人公だけの物であって欲しい
同意


593:名無しさん@ピンキー
09/12/09 20:01:08 SCgBi+hf
しかし他の男子美術部員の奴が一人でいる絵理をちゃっかり誘い出そうとするのをこっそり根元が
観察して絵理の反応を確かめる様な展開は見てみたい。


594:名無しさん@ピンキー
09/12/12 21:17:00 Oq5h1bZl
ふしだら娘絵理ちゃんにお仕置を!


595:名無しさん@ピンキー
09/12/15 22:10:13 0V+lJiUh
絵理ちゃんにはツラい寒さだな
俺の手と言うか地肌で暖めてやりてぇ

596:101&152
09/12/16 20:52:37 4QKFv9ui
絵理の寒さ耐性時間は気温5℃位では
一時間は我慢できると設定して……
このタイミングじゃトナカイ娘とかサンタ娘のボディペインティング
間に合わないか……


597:名無しさん@ピンキー
09/12/16 21:14:48 NDZG+E31
もし寒さで尿意をもよおしても、ボデペなら尿自体と音さえ隠せれば、
電柱程度の太さの木の影にかくれて携帯で通話中のふりしつつ立ったまましても
通行人もまさか女性が着衣のまま立ちションしてるなんて思わないから
バレなかったりして。


598:名無しさん@ピンキー
09/12/18 13:46:44 BAuzyRH7
>>596
トナカイ娘…後ろから是非

599:名無しさん@ピンキー
09/12/21 21:14:15 7z351hoE
絵理とクリスマス過ごしたら楽しく過ごせそうだな

600:名無しさん@ピンキー
09/12/23 20:21:38 S7UMPj7Z
>>599
絵理が彼女なら一年中お楽しみだらけだろww

601:名無しさん@ピンキー
09/12/24 23:48:11 iMkKdYHP
冬は外出どうするんだろ・・・

602:101&152
09/12/25 18:58:09 +IZAp2VA
マフラーや手袋くらいはつけてます

603:名無しさん@ピンキー
09/12/29 20:20:31 6ErhIeyg
葛城が絵理の動画や写真を撮りたがってるのって何かのフラグか?


604:101&152
09/12/30 11:43:30 aqvRL/xk
あくまで葛城の趣味なだけです
根元といい雰囲気になって無防備な表情を見せてしまった所を葛城に度々写真に撮られてしまい絵理はメチャ恥ずかしがると。
しかし葛城は絵理との出会いで百合に覚醒しかけてます。

605:名無しさん@ピンキー
10/01/01 00:44:14 RoedoZR0
ageましておめでティーヌ
絵理ちゃんの文章UPされたら今年最初の読者になるぜ!

606:101&152
10/01/04 12:45:48 f5gNgXR2
明けましておめでとうございます
バイクツーリング、サイクリング系のイベントでは、二人乗りもアリだな
文章の続きは後2、3日待ってて

607:101&152
10/01/07 20:20:34 3+jajtwf
>>559の続き
俺は驚いている絵理の手を掴むと、すぐさま隠れるべき場所を目で探した。
絵理と葛城には少し悪い気もするけど、これは仕方がない。多少は俺の独占欲を通させてくれ。
「ね、根元くん……?いきなり……何を……えっ……きゃぁっ……!」
「しっ!隠れるの…!」
「えっ……何で……あ……ちょっとっ……!」
どうして隠れるのか訳が分からない絵理は俺に手を引かれるまま俺の隠れた場所に引き込まれてしまう。備え付けのロッカーの中に。
「香春さん、ここ……!」
「何っ……やッ……せ、狭いッ……根元くん……んっ……」
すこし埃っぽいロッカーの中に訳も分からず引き込まれた絵理が、その空気と内部の狭さに思わず顔をしかめた。
掃除用具のロッカーではないから、それほど汚い事も無いとは思うけど…。
中にあるのは本来は備え付けのカーテン……これは今窓に使われてるからここに入ってない。
何故か箒とチリトリが、掃除用具ロッカーじゃなくてこの中に納まっている。全く、誰だよ……当番の奴は……ってここに入れたのは俺か。
二枚扉のタイプのロッカーだから、外から見た時は結構中が広く見えたんだが、実際中に入ると思ってたよりは遥かに狭い。
「よっと……取りあえず、これで良し……」
内側から扉を閉めて、簡易キーを入れる俺を真正面にいる絵理が怪訝な顔で見つめる。
……そして狭いと言う事は二人で入り込めば絵理の顔の位置が物凄く近くにあると言う事で。
「根元くん……隠れるって………いきなり、どうしたの………葛城さんを脅かすの……?」
「………いや、そう言うわけじゃないけどさ……」
「だったら、どうして…………」
「いや………その………何て言うか………葛城が来ると……香春さんと話が……」
「え?私と話って………?」
「うん、だから………葛城ってああ言うテンションで、香春さんの事、興味津津だからさ……俺もっと香春さんと話してたい時、
 飛び込んで来られると、なんか……」
「………ひょっとして置いてきぼりになった気分……?」
あ……絵理、軽く目が笑っている。しかもえらく母性的な目つきで。やめてくれよ、くすぐったい…。
「いや………う、うん………そう言う事になる、のかな………」
「……子供みたい………根元くん……………」
「う………ま……否定は出来ないんだけど…………ごめん………」
「いいのよ……ふふ……私の方が年上だから………」
絵理がこんな場所にいるにも関わらず、俺に向って『しょうがないわね…』と言う感じの優しい表情を見せる。
思わずおれが赤くなって目を逸らしてしまいそうなほどの表情で。
いきなり埃っぽいロッカーに押し込まれた事に驚いてはいた様子だが、絵理の態度と来たら……。本当に絵理は聖女か?
それに、このわずかな光しか入ってこないロッカーの中だと、絵理の身体を覆う塗装が全く見えなくなっている。
それを意識した途端に、また下半身が元気になりそうになる。落ち着け、俺………。

608:101&152
10/01/07 20:21:48 3+jajtwf
「理由はわかったけど………他に隠れる場所、無かったの……?」
「うん……後はテーブルの下か、カーテンの後ろ位しかなかったかな?」
「そう……んっ……でも……私の背だと、少し………このままの体勢は……んん……」
「ご、ごめん………どっかぶつけたりしなかった?」
「根元くん、謝ってばっかり……そうじゃないけど……結構疲れそうかも………」
なんて言うか、絵理のロッカーの中に納まろうとしている体勢が、いい感じの絵柄になっている。
こんな事思うのは不謹慎だけど、絵理が自分の長い手足に困っている様子が何とも微笑ましい。
「ふぅ……根元くん……ちょっと、そこ手を置かしてもらってもいいかしら……」
「あ、うん………」
腰をかがめた体勢に慣れていないのか、絵理が俺の顔の横に手を伸ばしてきた。それは良かったんだが。
「うッ…………?」
「あッ……………」
俺のうめき声に、絵理の方もそれで起こった事態に気付いたらしい。
ちょっと俺が顔を前方に動かせば、そのまま絵理の顔にキスをしてしまえるほどの距離に顔が近付いてしまっている。
「わ、わあッ……?!ごめん、香春さん……俺、一応息は臭くないと思うけど、ちょっと頭ずらすから……」
「えっ?え……う、うん……こっちこそごめんなさい……って……あッ……きゃぁっ?」
同時に顔が赤くなる俺と絵理。思わず俺は膝を曲げて腰を下げて頭の位置を低くする。
だが慌てた俺は思わず壁面にぶら下がっていた箒に手を引っ掛けて、ちょうど俺の身体の上に落としてしまった。
その箒の動きと来たら。ハケの部分を下にして俺からずり落ちて行くとちょうど絵理の大事な部位を掠める。
「あ、ごめん、香春さんッ……まったく、この箒は……」
「えっ……あ……だ、だめぇ……根元くっ……んんっ……」
絵理の狼狽した声に気付くと、俺の身体の上を滑って行った箒を強引に引っ張ろうとした事で再び絵理の身体に箒の刷毛が直撃し。
箒のチクチクした感触に内またを中心に大事な部位を思い切り刺激されてしまう絵理。
「ひゃッ…?あ、あふぅっ……んっ…やだぁ……ん……はぁあっ…………あふぅ…」
絵理がその刺激に脱力してしまい、壁についていた手と、狭いロッカー内で不安定に身体を支えていた脚両方の力が抜けてしまう。
そしてその身体が思わず滑るように俺に向ってフワリと倒れこんできた。この狭いロッカー内だと言うのに。
「わぷっ?!んごッ……」
「きゃっ……痛っ………ん……ごめん、なさい……根元くん………ぇ……?」
後頭部に当たるロッカー内の壁の感触と(これは対して痛くない)俺の顔面に柔らかく直撃する何か。
絵理が俺の上に倒れこんで来たのはあくまで俺が箒で絵理の身体を刺激してしまったからであって、だから謝りたいのだがそれが出来ない。
謝る気持ちはあるのだが、顔面を直撃する柔らか何かのせいで、俺は声を出せなくなってしまっていた。
正確には息をする事もかなり困難な状態。俺の顔の上の柔らかい物は、見事に変形して俺の呼吸口を塞いでいる。ついでに視界も。
「~~~~~~~ッ…!?んむ~~~~~~~ッ……?」

609:101&152
10/01/07 20:22:48 3+jajtwf
「えっ……根元くんッ……や、やだッ……どこを……えっ……あッ……きゃああああッ?」
何とか息を繋ごうと首を動かして見ると塞がれていない耳に絵理の困惑した悲鳴が響く。
『どこを』?…………ま、まさか、今俺の顔を塞いでいる柔らかくて心地いいものは……絵理の乳…あの美巨乳なのか?!!
「ひっ…ん、うふぅっ……ね、根元くん……す、すぐにどくから……」
「ん………ッ~~~~?」
「だ、めっ……頷かなくていいからっ…………」
しまった!ありがたいハプニングには違いないかもしれないが、どう言い訳をすればいいんだ……。
きっと絵理の方も言い訳の仕方に悩みながら慌てているに違いない。
触れてはいけない塗装部分に俺の地肌が……しかも絵理の大事な美巨乳に、顔を直接……。
こうなったら、身体を離した後はあくまで気付かないふりと、徹底的に謝る事を第一に……!
お互いに身体を離そうとしているのだが、やはりお互いに慌ててる上に、狭いロッカー内、モタモタした動きしか許されない。
「やっほ~~~!絵理ちゃ~んっ……また来たよッ!って……アレ……何だ、絵理ちゃんも根元くんもいない……」
「っ!?」
俺の上で絵理の身体が思い切り竦み上がった。葛城がこの部屋に絵理がいると思って飛び込んで来たのだ。
(廊下で葛城の声が聞こえた時から時間がたち過ぎてないかというツッコミは却下だ)
「あ~あ……せっかくバザーで絵理ちゃんに似合いそうな服あったから見に行こうと思ったのに~……」
葛城、やっぱり絵理の事が相当気に入ってるな……絵理は服をプレゼントされても困ると思うんだけどな……
っていうかはやく部屋から出てくれ、良い子だから……。
多分ロッカーの扉を開ければ俺と絵理は難なく離れられるんだろうけど、ロッカーを開けた途端にこんな痴態を見られるのは困る。
俺と絵理の密着具合に猛烈に嫉妬するのか、それとも絵理のセクシーショットとして写真に納めてしまうのか…
「ひょっとして……!その辺に二人で隠れてるなんて事は……」
「っ?!」
「~~~~!」
おのれ、何と言う事を推測してくれる……思わず絵理と一緒に固まり掛けてしまったでは無いか……っというか……
そろそろ、本格的に息が苦しくなり始めてるんだけど……絵理……悪いけど、少し呼吸を許して……
そして、苦しいポーズで体勢を支えている俺。腕の方なんかもう限界かも知れない。
「……ぅうふぅ………」
「きゃっ……や、やだ……やめて……根元くん………」
顔を少しずらして何とか呼吸を繋ごうとする俺に、絵理が葛城に聞こえない様な小さな声で囁きかける。
「~~~っ~~~・・・・・・・」
「はっ……ぇ……や、やだ……根元くん……もしかして、息が………ご、ごめんなさい……んんっ……」
俺が何かを言おうとしてるよりも、息が苦しそうだと察してくれたんだろうか、絵理が何とか身体を動かそうとする。
「んんっ…………?はァ……や、やだ……何かが……えっ……さっきの箒………」

610:101&152
10/01/07 20:24:35 3+jajtwf
あ……俺と絵理の密着する身体の間に、ちょうど絵理の股間のあたりにさっきの箒がまだあった。
慌てて動こうとしている絵理の股間を、グニグニとその箒の柄の部分が刺激しているんだろう。
いや、絵理……君が敏感体質なのは察してるけど、密着状態でそんなに色っぽい声は出さないでくれ。
しかもこのロッカーの中で外に聞こえないヒソヒソ声で……。色っぽい声にエコーがかかってるんじゃないか?
惜しむらくは絵理の顔が見えない状態になってるんだが、その代り顔全体に直接当たる絵理の生乳。いい匂い。
不可抗力でいいよね……。元々俺が悪いのはわかってるんだけど、不可抗力でいいよね…。
思いっきり元気になっても、健全なジェントルマンの証として認めてくれるよね?蜂起せよ、俺のモノ!
ズボンをググっと押しあげながら、立ちあがっていく俺のモノ。箒にも当りながら。
「んぅ……っ?きゃぁっ………根元くん……ちょっとっ……ぁ……そんなッ……」
股間に押し付けられた箒がさらに持ち上げられる様に動いているのに驚いて小さく悲鳴をあげる絵理。
「やぁ……こんな時まで………っ……お、お願い……葛城さん……早く部屋から……んんぅ……」
その箒を押し上げてるのが俺のモノである事に絵理も気付いてしまったようだ。
でもやはりと言うべきか……絵理はその事に関しては俺を罵る様な事が出来ないのであった。
俺が興奮している理由を考えれば、それも仕方がないし、何よりそれを鎮める様に俺に頼むのは絵理には耐えられない羞恥に違いない。
「っ………ぷっ……んっ……………」
しかし……本当に俺の呼吸に関する便の方はどういう事になってしまうのかなぁ……。
苦しいんだけど、腹立たしさが無くて……むしろ心地よさすら感じてしまうとは……。
乳房は脂肪が主体だからほんのり冷たくて、それでいていい匂いで、スベスベして……。
妄想がもうどうにも止められない。ここで口を開けて歯や舌を絵理の地肌に当ててしまったら、絵理はどんな悲鳴をあげるのか。
絵理が無理せずに身体を離すよりも、あの乳に手を添えて少し隙間を作ってくれればいいのかもしれないけど、
動顛していて気付かないのか、それとも恥ずかしくてそれが実行できないのか。
絵理の身のこなしは引き締まった肉体美と言うのをモロに感じさせてくれるけど、そんな絵理の身体の中でも
やっぱりこの見事な乳房には筋肉なんて通ってる筈も無くて、そのせいで絵理が少し身じろぎした位では
俺の顔から乳房をどかす事が出来ない原因にもなってるんだよなぁ……。
「や、やだぁ……根元、くん……苦しいの……?…ん……ま、待って……すぐにどくから……んっ…ひゃぁんっ……」
……こんな形で死ぬのも悪くないのかもしれない。もしこれで俺が死んだとしても絵理のせいじゃないと言い切る自信がある。
これは他殺ではなくて、自殺に違いない!何となくこの状況を崩されたくないんだから、きっとそうなんだ!
もし、絵理に殺されるような事があるのならば、俺はこの乳で窒息死させられる事を胸を張って願い出る!
かっこ悪い自殺の方法かもしれないが、男子たるもの死に様はそうでなくてはならない!
…………今もそうなりかけてるんだけどね。その希望を絵理に伝えられないのが残念だ。
俺の方はハッキリ言ってこれ以上身体を動かすのは不可能な状態。
否!首は動かせる。絵理の乳に圧迫されてるとは言え、左右にグイグイと動かすことぐらいは。
「~~~~………ぅ~~~」
「んんっ……ダメ……根元くん、顔動かさないでッ……ぁあッ……もう、もうっ……はぁ……やッ…」

611:101&152
10/01/07 20:25:26 3+jajtwf
視界も絵理の乳房で真っ暗にされてるから絵理の表情はうかがい知ることなんて出来ないけど、でも声から想像すると
顔中を羞恥と戸惑いで真っ赤にして、あの綺麗な目を潤ませて、汗ばんだ頬に髪を張りつかせて…。
だめだ、だめだ、本当に……絵理が葛城に悟られない様に物音を立てない様に必死に、さらに俺の顔に胸を、
そして間接的とはいえ箒の柄で大事な部分を責められてながらも俺の上からどこうとしてるのに…。
こうなったら、絵理に『無理しないでくれ』と何とか伝えられないもんかな…。
「う~ん……絵理ちゃんも根元くんもいないし……ん~………あ、もしもし、蛍だけど……」
葛城~!まだロッカーの前に……。しかも携帯を取り出して会話を始めたらしい。
「ねえ、絵理ちゃんもう準備室にいなくなってたよ。根元くんとどこ行ったかわかる?……ん…え~聞いてない~……?
  絵理ちゃん無しだと面白くないなぁ……」
「ん………はぁ………ま、まだ…………んっ……」
俺も絵理も、ロッカーの外にいる葛城の行動に気を配らねばならない。
葛城が出て行けばロッカーの扉を開けてこの無理な体勢を解く事が出来る。だがそんな願望など知る由もない葛城。
携帯を取り出して、おそらくさっきまで一緒に準備室にいた女子部員に電話をする葛城の様子に絵理が俺の上で震える。
「だって~…絵理ちゃんって一緒にいると何かすっごく楽しくて幸せなんだし~……へ?根元君との時間邪魔しちゃダメ?
  え~?根元くんと絵理ちゃんって出来てるの?って……ケーキって何?縛ってたって何?」
「~~~~ッ………!?」
「う、嘘ッ………やだ………そんな……誤解だってば……そんなッ……んっ……」
俺と絵理が密着したままほぼ同時に竦み上がる。どうやら電話に出てる女子部員、さっきの緊縛姿と手作りケーキの事を
口を滑らせたのか、話してしまったらしい。しかも、俺と絵理が完全に出来てるとの勘違いつきで…。
しかし、そうか……絵理と俺では不釣り合いかと思ってたけど、出来てると思う奴もいるんだなぁ…。
まぁ、本気で言ってるわけじゃなくて、葛城をからかってるだけなのかもしれないが。
そんな事を呼吸困難に陥りながら思う俺の上で、絵理が明らかに取り乱している。レア姿……というべきかな、見えないのが残念。
「え~!そんな事……根元君にそんな積極性があったの?ウッソ~……絵理ちゃんがそんなに進んでたなんて……」
「やだ……やだ……ぁあ……どうしよう……皆になんて言われちゃうの……誤解されちゃう……んっ…やッ…ぁ…」
ひょっとして絵理は、今すぐその勘違いと誤解を解きたいのかもしれない。それでいて見られたら困る恥ずかしい状況。
いつもの絵理ならもっとあっさりとその誤解を否定するんだろうけど、特殊な状況に置かれたせいで頭が回らないのか。
やっぱり、男としてこのまま放っておくわけにはいかないよな……絵理を何とか落ち着かせてやんなきゃ……
でも、相変わらず絵理の乳が俺がまともに喋る事も許さない状況。何か、絵理に愛撫…いや、合図を……!
そうだ、手の方は確かに限界だけど、動かせないわけじゃない……。指で字を書いて絵理に……あ、でもそれだと絵理に触って…。
ええい、この状況下でそんな事も言ってられないか。絵理の敏感な身体、その敏感さが俺の伝えたい事を読み取ってくれると信じる。
「んぅ……?ひゃッ…ん…や、やだ…止めて……根元くん……こんな時にっ…きゃッ…やぁあッ……」
片方の腕に力を込めて身体を支えながら、もう一方の手で絵理の背中に指を這わせる。
当然、何の事かわからずに、そのくすぐったさに俺の悪戯と思ったのか絵理が身悶えながら抗議する。
でも、ここで止めたら本当に悪戯になってしまう。だから、俺は構わずそのまま指を這わせる。
「い、悪戯は……根元くん……ずるい……っ……んんっ!」

612:101&152
10/01/07 20:26:16 3+jajtwf
悪戯でも、擽ってるわけでもないと伝えるために人差し指に力を込めると、一際大きく絵理の身体が震えあがる。
その分、俺の身体にも思いっきり絵理の肌が擦りつけられる。半端なく苦しいが、それ以上に気持ちいい。
「や、やめて……ぇ……えっ……?ぁ……根元くん………何……を……んん……」   
『香春さん聞いて』と指で絵理の肌に平がなで何度か書きつけるとやっと絵理も俺が何かを書こうとしてるのに気付いた。
「んっ………ぁっ……はぁ……あっ……んふぅ……」
大人しくはなるが、俺の指の動きを意識してるのか、指で肌を触って擦り、離れる度に吐息を漏らし身体を震わせる。
一方、ロッカーの外で、まだ携帯電話で会話中の葛城。
「いいなぁ……私も絵理ちゃんの手作りケーキ、食べたかったなぁ……え?ふんふん…あ、そう、だね……私も…」
やっぱり絵理の手作りケーキを食べられなかったのを残念そうにしていながらも、怒ってはいない様だ。
『葛城とあの女子は特に仲がいいから、最初から冗談だから気にしないでいいよ』
本当はそうとは言い切れないけど、絵理と俺が緊縛プレイを出来るほど進んで無いのは事実だし…はァ……。
とは言え、それで絵理は少し落ち着いたのも確からしい。俺の上での身悶えが少し穏やかになる。
そして、次にはこのロッカー内での事について触れておかないとな。
「んっ……やッ……ま、また………?」
俺と絵理の間に挟まって、絵理の股間を責めている箒をまず上手くどかすには……。
「ん………これで、いい……?根元くん………んぅ………」
絵理が腰を持ち上げたのに合わせて、俺が何とか身体をかがませ絵理と俺の胴部分のスペースを空けると、箒が俺の上を
ススーッと滑り落ちて行き、そして刷毛の部分を下にして何とか大きな音を立てずにロッカーの床に落ちる。
そして、外の葛城の会話の方は。
「へぇ……二人前までは只で材料くれるって?そうだね、私もケーキ作って絵理ちゃんにプレゼントしちゃお!」
椅子を蹴る様な音が聞こえる。おそらく葛城が椅子から立ち上がったのか…よし、これならあと少し。
………あと少し何だけど……まだ俺の鼻とか口は殆ど絵理の乳に塞がれてしまっていて……早く、葛城、悪いけど部屋から…。
ええと、後、何を書けばいいんだ……いかん、もうすぐと思うと逆に気が緩んで息が苦しく……あ、でもここを出たらこの
密着も終わりにしないといけなくて残念で……いや、そうじゃなくて……そう、葛城が出て行ったと同時にロッカーを開ければ…
んん……脳に酸素がタリてないのカな……そ、ソウだ…絵理にそれを教えてヤラナイと……酸欠ッテこんなに目が回るんだにゃァ…
「よっし!さっきのアクセサリーとケーキで私は二点!根元君は一点!差、開いちゃお~!」
バタン……タタタタタタタタ………………
兆度葛ギが出て行ったらし………絵理……悪イけど、ロッカ~……開けて……
脳内をグルグルさせながら、その事を絵理に伝えようと絵理の身体に手を伸ばす。意識を失いかけた俺は自分が崩れかかって
絵理との密着が解けて距離があいてるのに気づかず、絵理の背中に字を書こうと手を伸ばしたのだが、それは背中に回らず
ぼんやり見える絵理の身体に手を適当に宛がう結果となってしまったらしい。
「んぅ………ぅぷっ………ぐッ………はぅっ………」
何文字かは書いたような、それが頭の中で思った事を書けてたのかは疑問だったけど……
「えっ……ひゃぁっ……!?根元くん、どこ、触ってッ……や、やめっ……えぇ…ちょ、っとっ!んっ…ひゃぅうッ…んふううぅっ…!」

613:101&152
10/01/07 20:27:27 3+jajtwf
絵理が何か反応して、思い切り震えていて……何を言っていたのかはわからないけど…取りあえずその姿は綺麗だった。
そして、意識が闇の中へ………………気絶って幸せなシチュエーションもあるもんだなぁ………
「………根元くん………大丈夫………根元くん………」
「ん………へ…………あ、あれ………何っ……う……頭、痛…………」
身体を揺り動かされて目を醒ます。目の前に映った天井に違和感を感じて、何かを考えようとするが……
はて……なんでこんな所で俺は寝てるんだ?俺は仮眠なんて取った記憶は無くて………
「頭が痛いのは酸欠状態になったせいよ………大丈夫……根元くん………」
ん……すこし顔をずらすと、絵理の顔が……あれ…俺は確か絵理と一緒に……そう、学祭で…今、準備室で……。
「っ!!?う、うおっ?!か、かわ、香春さんッ……えっと……あれ?だから…えっ…えっと……はっ………!?」
そうだ……確か絵理を強引にロッカーの中に連れ込んで隠れようとして、その後二人してバランスを崩し……!
「ご、ごめん……!香春さん……ん……うぷっ………」
そして今、俺は絵理に床で膝枕をされながら顔を覗きこまれているのだった。慌てて立ち上がろうとするのだが、
キュッと頭の奥に痛みが走ると同時に嫌な気分に襲われる。そんな俺の額に手を添える絵理。
絵理に膝枕して貰って、しかも優しく介抱されているんだが…何となく早く起き上がりたい気分だ。
さすがに今は下半身が元気に起き上がって来る事も無い。空気読んでるな、我が息子!
「まだ、立たないで………しばらくこのまま…………」
「………ぁ、ああ…香春さん、サンキュ………」
「……………………………」
「………………………………」
うわぁ……何と言うか、気まずい状況だな……お互いにとってかなり恥ずかしいと言うか何を切り出したらいいのか。
「ご、ゴメンね………香春さん……また、俺のドジに巻き込んじゃって……服に涎とかつかなかった?ゴメン、せっかくの服に……」
「っ……!そ、そんな事ない……ごめんなさい………変な風に取り乱したりしちゃって……」
絵理の胸に顔をうずめてしまった事…俺の上で身悶える姿を見せてしまった事……まだ、お互い出会って4回目だと言うのに。
ラブコメ漫画なら、フラグ成立と笑ってすまされるかもしれないが、これは現実だ。
「なんて言うか、香春さんの言うとおり葛城を脅かす事にしとけば良かったんだよな……本当に……」
「しょうがないわ……葛城さんが入って来た時、動ける状況じゃ……っ………」
それ以上の事は言い淀んでしまう。絵理が俺を見下ろす目を逸らして顔を赤くしてしまう。
本当に、今何を言い出しても絵理が恥ずかしがってしまうな……。悪気はないんだろうけど、俺の頭を載せる膝まで
モジモジと動かしているけど…はァ……と酸素を取り込みながらどんな事を喋ろうかと思うと、独特の香りが鼻をくすぐった。
美術部で使う油絵の具や、シンナー、二スの匂いでも無くて、絵理は香水の匂いが殆ど無い……。
……ひょっとして……この匂い……絵理の愛液の匂いじゃ……まさか、あの時最後に触った時って……
本当は言うべきじゃない事なのに、ついそれが口を出てしまう。
「そ、そのさ……俺最後、ぶっ倒れて目の前がおぼろげなんだけど……ひょっとして、変なところ…触っちゃった?」
「!?別にっ、そんな事……何も……変な事、考えないで、もうっ……」

614:101&152
10/01/07 20:28:43 3+jajtwf
俺の質問に、露骨に焦っているのが見てわかった。でも、もし俺の予想が正しくて、絵理から愛液の匂いがするのって…
絵理はひょっとしてイキかけてしまった……或いはイってしまったんだとしたら……。
ああ、俺は何て言う事を……まだ、絵理とは恋人関係どころか、完全にココロを許されていないのかもしれないのに…
どうしても、やむを得ないとは言え、絵理の背中に字を書いて事を知らせようと馴れ馴れしい事まで……。
と、取りあえず二人きりだと何を言い出してしまうかわからない!早く起きて、外に出よう。酸欠で気分が悪いとか関係無い。
「うッ……よっとッ……!と、とと……」
「あ……根元くん………まだ………」
「ううん、大丈夫だ、と思う……ここ、絵の具とかあれだから空気良くないかも……外の屋台に行こうよ……ほら!」
「ま、まって……その……あッ………ちょッ……あッ……!?」
絵理の手を取って立ち上がらせようとするのだが、はて……?俺の腕に力が入ってないのかもしれないが、それよりも
絵理がなかなか起き上がろうとしない。絵理の今までの行動からすると戸惑いながらも立ち上がりそうなもんだが。
「大丈夫?香春さん……ひょっとして、絵の具の匂いとか本気でヤバかった?立てる?っと……!」
「そうじゃなくて……ぁ、ああッ……きゃッ………!」
何とか腰をあがらせ起き上がらせるのだが、絵理が意外な事に立ちあがると同時に思い切りガクガク震えながら俺にしなだれかかった。
「わっ?香春さん……本当に、気分悪いの?」
「ち、違う……そうじゃない、の……その……」
「………ひょっとしてトイレ………ぁ、ごめん!変な事聞いて……!」
「そ、そうじゃなくて………もう……セクハラ………んん……」
絵理が尿意とかを我慢しているのならもっと切羽詰まった感じなのかもしれないが、どうも絵理の脚とか腰の動きが頼りない。
何か、昔腰を抜かしてしまった人を見た事があるけど……そんな動きに似ているけど、まさか絵理、腰が抜けて…!
「もしかして、香春さん腰に力が入らないの?」
「……………!そ、その…………それはっ………どう、して…………」
「いや………なんか見た感じがそう見えただけなんだけど………」
「違うわよ…………その………脚が、痺れてて………無理なポーズしてたから……それにあんなにくすぐったい事……」
「え……ごめん、無理に立たせて……歩ける?」
「ん……や、やだッ……触らなくてもいいから……」
絵理の脚の状態を見ようとした俺に絵理が思わず後ずさりかけるが、ハッとした表情でそれを中断する。
あれ…脚がしびれたりすればあんな動き方は出来ないと思うけど…。ひょっとして絵理……本当に腰が抜けてて、
それを脚が痺れた事にして誤魔化そうとしているんじゃ……でも腰が抜けてる事を誤魔化さないといけない理由って…
…………………………………まさか、まさか!絵理は俺が意識を失いかけた瞬間に、『イって』、『腰を抜かした』と言うのか…?
こっそり、絵理の太腿や内股の方に素早く視線を走らせると……あれ……所々塗装が薄くなってないか……。
俺の顔が当たっていたに違いない乳房の方は塗装が薄くなってる様子は無いのに。
内股や太股を伝った愛液が塗装部分にかかってしまったんじゃ……でも絵理のボディーペインティングの塗料は
汗とか、クリームとか少し位の水とか油には強いと思われたけど……。
意外な事に絵理自身の愛液が絵理のボディーペインティングを簡単に溶かしてしまうのか……?

615:名無しさん@ピンキー
10/01/07 20:38:33 Fd2IZ/LS
あげ

616:101&152
10/01/07 20:41:07 3+jajtwf
でも…そう考えると、絵理の焦った様子も何となく納得できる。
愛液で薄くなった塗装が気になってむやみやたらと動き回る事が出来ないんだ。
最も今は腰が抜けているせいで、歩く事も出来ず、内股を見えにくく隠そうとする事で精一杯らしいが。
今なら、絵理はロクに抵抗も出来そうもなくて、それに彼女の得意なムエタイも使えそうに無いけど、ただ絵理の
表情を見ていると、とてもじゃないけど意地の悪い事をする気にはなれなかった。
この場でこのまま押し倒してしまうとか、力が出ない彼女を強引に引き回すような事は。
「………ごめんね、香春さん……どう?外の屋台どころか、展示見て回るのもキツい?」
「うん…………それに…………」
「その恰好、恥ずかしいのもう限界とか?」
「……………………そうかも…………」
モジッとしながら、顔を赤らめて自分の身体を抱きしめている絵理。
今日一日、この恰好でこの大学まで来てから、いろんな部屋に入る度に新しい視線を集めていたもんな……。
本当はもっといろいろ楽しみたかったけど、絵理の身体が、精神状態が持たないのじゃ仕方が無い。
無理強いしてわがままを通して嫌われては元も子もない。第一絵理は今日もかなり俺の都合に合わせてくれてたしな。
「どうする?さすがに夜はその恰好で歩いて帰るのは物騒だと思うし、また車で送ってくけど?」
今の絵理の恰好と状態では、夜道を一人で歩かせるのはすごく危険に思えてしょうがなかった。
「うん………帰りまで、悪いわね…………」
「じゃ、そう言う事だし……香春さん、ちょっといい……?」
「えっ………ま、まさか……ぇッ……、また……!?」
「大丈夫だよ、ここは裏口から出ればあの駐車場まで少ししか無いから人には出くわさないよ」
「だからって……!もうっ!………やっぱり、キミってムッツリよね…………」
動きの鈍い絵理に強引に詰め寄ると再びお姫様抱っこの要領で持ち上げてやる。ああ、たまらんなこの抱き心地……。
かなり慌てているが、力が入らないせいか殆ど抵抗は無い。
……悪いな、絵理……。実を言うと絵理を勝手に抱き上げるのに味をしめてしまったんだよ……。
でも……今日のコスプレ衣装のボディーペインティング、これで見納めになってしまうんだろうなぁ……残念だけど…。
俺の言ったとおり、準備室のある建物の裏口から抜けると、全く人に遭遇せずに駐車場に辿り着く。
絵理が座席に座るのを手を取って手伝いながら訪ねる。
「じゃ、香春さん…………座れる?脚の方、大丈夫……?」
「…うん、大丈夫…………根元くん………もし、呼びたければでいいけど、私の事、下の名前で呼んでもいいから……」
「えっ?!!ど、どうしたの?香春さん……いきなりどうして……」
「……覚えてないの?……さっき私の背中には絵理って書いてたのに」
「いっ?!あ、あれは、その、ほら下の名前の方が二文字で短いから……つい、無意識……じゃなくて」
「ん?ひょっとしてキミの深層心理?それとも邪な願望かしら?」
「そ、そんな事ないよ!いや、他にも名前で呼んでる奴いるし、そいつらの方がさ……あ、いや、その……ほ、本当に?」
「うん………そうしたければいいわよ……」
「~~~~……で、でも……その……実は俺、中学三年のころから女子をファーストネームで呼んだ事が無くって……」
「あら……そう?でもそう言う人以外と多いとは思うけど?」
「…………じゃ……その……え、絵理………さん……っ…明日もいいかな?今日は俺のドジに巻き込み過ぎだったし
  香春…じゃなくて絵理さんもそんな恰好だから動ける範囲限られてた感じだったし……挽回させて欲しいんだけど」
「……う、うん……そのあんまり緊張しないでよ、名前くらいで……相手の方が恥ずかしくなるわよ………」
「い、いいの?!じゃ、明日は、迎えはどうする?また、車でいい?」
「明日は自分で来るわ……あ、でも……ムッツリは禁止だから………」
はァ……絵理が……ついに、ファーストネームを許してくれるとは………絵理の前ではしゃぎ過ぎるわけには行かないが
取りあえず絵理の目が無くなったら死ぬほどはしゃぎまくるとしよう……童貞臭いけどね……。
それに、あんだけドジに巻き込んで恥ずかしい目に遭わせてもほとんど起こってないなんて………。
ひょっとして……俺、絵理をオトす事期待してもいいのかなぁ……良し、明日はいい所見せるぞ!


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