【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】at EROPARO
【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】 - 暇つぶし2ch250:101&152
09/05/15 20:39:07 ycRfwnVr
はて……ビールにしてはやけに度がきついような気が……喉がこうグワッと熱い感じだ。
酒の正体を疑問に思う俺の視野で、その瓶を持ってきた男が、絵理のコップに半ば強引に酒を注ごうとしている。
絵理の方もビール一杯くらいなら我慢出来ると思ったのか、仕方無くコップを差し出している様だが。
絵理がポリシーでお酒を飲まないとかならともかく、お酒を飲めない体質だとしたら、失礼な行為だ。
「おい、ちょっと待て……お前、これビールじゃねえだろ?」
「え、そ、そんな事……ほら、ビール瓶だろ?」
「だって味が甘すぎる感じだぞ。ほら、見せろっ!」
思わず身を乗り出してその瓶を強奪しようとする俺。大事な部分が元気になっているのを忘れて。
「あ、根元っ……離せッ……」
「ほら、中身見せろっ……っと……お、おおぉっ?!」
瓶を奪った際に、強度と威力を増した俺のモノがテーブルを思いっきり揺らしてしまう。
「あッ、根元、テーブル揺らすなっ……あッ、そこっ!」
俺のモノが原因とは気付かれなかったのは良かったが、一部の安定の悪い置き方をした瓶やグラスが倒れそうになる。
「ちょ、ちょっと…こぼれる……!」
「そこ、危ないッ!」
慌てて何人かがテーブルを押さえ、バランスを取ろうとするのだが、狭いテーブルの上に結構な量の物がのっかているせいで
床に中身のたっぷり入った一升瓶が落ちそうになって……あッ……まずい、絵理の近くだ。
絵理の格好を考えれば液体がかかること以上に割れた瓶の破片がそばにあったりすると危険なんだが。
「香春さん、そこ、倒れる……危ない……!」
「えっ…あ……っと………」
運動神経の良い絵理はそれをあっさり床に落ちる前に捕まえ、テーブルに戻す。俺がそれを押さえようとするよりも早く。
絵理の手際の良さに周りの連中が感心したように「おおっ……」と声を漏らしていた。
「のわッ……?!か、香春さん、ナイスッ……ていうか、また危なっ……」
目標を失った俺は勢いあまってそのまま倒れこみそうになる。俺の席の左側に、すなわち絵理の方角へ。
天然ものの俺の運動神経の無さを呪う。元々場所が狭いせいでまともに移動しづらいような状態のせいでもあるんだけど。

251:101&152
09/05/15 20:42:28 ycRfwnVr
「えっ…根元く……えぇッ!?」
頼む、避けてくれ、絵理……絵理と違って俺は運動得意じゃないんだけど………!
目を白黒させている絵理。一応言っとくけど、そんな表情も素敵だよ、絵理……。
絵理も避けようと努力はしている様だが、席の狭さは絵理の運動神経の良さも妨害していたようで、間に合いそうも無い。
「ね、根元くんッ……きゃぁあっ!?」
「わわッ……ぷぁっ!!?」
「うわ……根元、なにやってんだ………」
「根元くん、それはちょっと………」
俺は皆の見ている前で、絵理を押し倒すような体勢になって、絵理に蔽いかぶさってしまっていた。
幸い俺の手は彼女の肌に触れて無かったようだけど……俺の息が明らかに絵理の肌にはかかっている。
「わ……その…何て言うか……か、香春さん…………ご、ゴメンッ……!!」
絵理の方もその時自分が置かれた状況に頭が回らなかったのか……しかし、俺との距離がやたらと近いこと、そして
自分が押し倒されたようなポーズになっている事、ここが打ち上げ会の場所で皆に見られている事を思い出して。
「ぁ……………早く、どいて………根元…くん…………」
顔を真っ赤にして俺から目を逸らして、小さく呟くのであった。
今日はここまで。ベタな展開?ですみません。妄想、注文ww、感想を
待ってます。しかし、ツーリングか・・・・・・それは思いつかなかった。
カッコいい系のボディペイントも悪くないね。絵理は巨乳だから、
乳ゆれをどう誤魔化すのかが問題だけど。

252:名無しさん@ピンキー
09/05/16 01:35:13 DUgqevQE
押し倒し、キターーー

253:名無しさん@ピンキー
09/05/16 04:48:06 oohPBvT8

今のような感じで続きも楽しみにしてる
公衆の面前でばれない全裸ボディペとか最高だな

254:101&152
09/05/16 19:51:26 vsgBz8EN
>>253
感想どうも。取りあえずしばらくは絵理の魅力に翻弄される展開で行こうかと。
絵理が格闘技習ってるなら、そのトレーニングウェアもボディぺインティング
にした方がいいよね。
ムエタイかキックボクシングかあたりで。

255:名無しさん@ピンキー
09/05/18 00:04:15 U4In8vkC
妄想書くだけなら鬼畜でも純愛でも良いじゃん!!
露出ならどちらでもOK
確かに絵理みたいなタイプは酷い目に合わせるの可哀想だけど、逆に見てみたい。


256:名無しさん@ピンキー
09/05/19 21:02:42 5tczFnxT
絵理が公衆の面前では内気なのがかなり萌えだな。
もっと彼女を人目の多いところに連れ出して目立たせてほしい。

257:101&152
09/05/20 21:23:47 gW4YfPHe
人通りの多い場所ってのもいいけど、絵理が着る?のが難しそうな
衣装のボディペインティングをしないといけない場所なんかもいいよね。
夏祭りに誘って浴衣のボディぺインティんグとか、アイススケート場とか
プールや海で水着(のボディペインティング)強制とか苦手な物は多そうだし。

258:名無しさん@ピンキー
09/05/23 14:40:32 OJbB0GD/
絵理ちゃんのために保守

259:名無しさん@ピンキー
09/05/24 01:22:55 5vN+wi0G
続きまだ?

260:名無しさん@ピンキー
09/05/26 02:01:07 5ey2AQmJ
保守

261:101&152
09/05/26 20:37:12 H290myVr
続き、もうちょっと待ってて。こんなイベントも考えてみた。
絵理と仲を深めてく場合は、絵理がたとえば近所のスポーツジムとかに通ってて
それを知った主人公は『香春さんが行ってるなら俺も入ってみようかな』と入会。
やはりそこでもボディペインティングの絵理。
初心者の主人公に何かと親切に世話を焼いてくれる絵理だが、
だいぶ主人公に心を許してるせいか、ストレッチの最中に無防備に身体を
押し付けてきたり、酸欠でダウンした主人公を膝枕で介抱してくれたり。
絵理が優しいせいでなかなか酷い事をするのに踏み切れない主人公は
さらに妄想を膨らませて悶々とする羽目に、とラブコメ的に。
鬼畜方面も考えちゃおうかな?


262:101&152
09/05/27 00:36:40 UXWBoI0S
何気に絵理の特技はポールダンスにしようか企み中。

263:名無しさん@ピンキー
09/05/29 00:57:01 jC5tVNXd
手前勝手ですみませんが某エロゲー規制の話、イラって来てます。
鬼畜展開で凌辱願いたいです…

264:101&152
09/05/30 01:04:09 PWu6MF8h
表向きは純愛でお付き合い、ネットには明るくない絵理にネットのノウハウを教えて、赤の他人としてネットでは鬼畜なんてどうかな?

265:名無しさん@ピンキー
09/06/02 20:45:25 byhvXKkS
それって結局純愛<鬼畜じゃんww
ってゆーか影でそんなことしてりゃ丸々鬼畜じゃんwwww
でも許す。

266:名無しさん@ピンキー
09/06/02 22:41:52 /uwNPVhe
純愛でいって欲しい俺は少数派なのか?

267:101&152
09/06/03 23:16:21 0K2tup+G
それは無いと思うけど。
酔っ払って悪ノリした部長、野球拳を開く、絵理のピンチに主人公はどうするか?なんてイベントはどうかな?

268:名無しさん@ピンキー
09/06/04 10:28:32 7w2yR+eV
現実なボディペイントで外出って結構絵柄を限定されるね。
肌に密着した服なでないと、
例えばスカートやマフラーのような肌から離れる服は無理だ。

時間もかな?皮膚に直接色を塗るから皮膚が痛んだり、皮膚呼吸とか出来なくなって時間がかかると体調を崩すとか。

それから季節や天気なども関係するかも。

269:名無しさん@ピンキー
09/06/04 16:54:05 EQs0/AiM
皮膚呼吸w268さんはお風呂に入ると呼吸が苦しくなって体調を崩される方ですか?

270:101&152
09/06/05 01:03:54 QSXKuEoN
やぎさわ景一先生の『ロボこみ』や『突攻!メイドサンダー』が好きな自分としてはあれらみたく、主人公が疑問に思っても何故かヒロインが周りに溶け込んでるみたいな展開とか好きなので。

271:名無しさん@ピンキー
09/06/05 10:23:48 Gf5EQdSX
ああ、ロボね。
黒猫娘や脹脛からつま先まで無い一家、確か、八百屋?だっけ?
そういう土地柄の場所に引っ越してきたのが運の尽きって話ね?

272:名無しさん@ピンキー
09/06/05 21:01:52 fZkPHpoc
ロボと特攻メイドなやぎさわ先生が縫い針と鋏の九十九神の話を描いてる雑誌で今回ボディーペイントな話が掲載されている。

高校生の女の子が同じ学校の男の子とプールに行く。
男の子が水着持って無い事を知っていて自分のを無理やり着せる。
そして女の子はペイントしてプールサイドに
で、ああいう事やこういう事が有って、男の子は水着を着たまま女の子の手の中に暴発させる。

余談
この男の子には姉と妹がいて、男の子自身は女の子みたいにかわいらしい。
また姉にも妹にもお腹の中に放出。屋外でも。と言うか処構わす?

百度またはぐぐる
あきそら いちご RED

273:名無しさん@ピンキー
09/06/05 21:10:14 eZhwZg2b
こっそり人工少女3で絵理さんとゆかりさんを勝手なイメージで
作ってしまいました。すみません。
N型が絵理さんでV型がゆかりさん。
早く続き頼みます。

274:名無しさん@ピンキー
09/06/10 01:05:41 4s7CC+WR
絵理がN型って言うと少し微妙な気もするが
あのゲームは文字通り『常に全裸の女性キャラ』を容易に作れるけどね
文章もう少し待って

275:101&152
09/06/14 10:48:06 l/qHRsy5
>>251の続き
「根元くん……大丈夫……?」
「うん、香春さんは……」
絵理は俺がどこかをぶつけたんじゃないかと心配しているのか、その恰好のまま尋ねて来る。やさしいなぁ、絵理は…。
だが。悔しい事に、俺は今絵理を皆の前で押し倒した格好のまま、動けなかった。別にどこにもぶつかった感じは無いけど。
皆からは見えてないし、絵理からも見えてはいないが、自分のポーズと絵理の位置を自覚した時に、元々硬くなっていた
大事な部分がさらに今まで自覚した事の無い硬度を保っていた。
このまま絵理の上からどこうとすれば、間違い無く当たる。絵理の身体に。
さすがに絵理もそんな事になれば、俺のズボンの下の異変に否が応にも気付いてしまうだろう。
「根元くん、ちょっと……皆、見てる………や、やだ……」
ハプニングからのやむを得ずの状態とは言え、組み敷かれた格好の絵理は猛烈に恥ずかしそうにしている。
その表情がまたそそる。もし、俺が絵理と本当にいい関係になれば、こんな表情を見られるんだろうか。
「ちょっと待って、か、香春さん……少し……」
マズイ、鎮まれ、俺の相棒。もし、人目が無かったら、絵理に蹴られようと殴られようと、捕食活動を開始していたかもしれない。
「おいおい、根元……何こんな所で……」
「っていうか何香春ちゃんといつまでもペタペタしてんだよ……」
まるで漫画の様にベタなハプニングだ。だが、これは現実。漫画なら起こったヒロインにぶん殴られたり、ギャラリーにどやされたり。
絵理も、俺も、皆も対応に困っている。ああ、全く……なんでその中心にいるのがよりによって俺と絵理の二人なんだよ。
その絵理を、身体をつい見おろしてしまう。いけないとは思っているのだが。
「根元くん…………あッ………」
絵理は今裸……靴以外何も着けて無くてでもそれを知ってるのは俺だけで……そんな絵理はすごくハイレベルな存在で…
いけないと思っているのに、もう少しこの状況を楽しみたい…さらにハプニングを偽って倒れこんでみたいと考えてしまう。
すごい……仰向け状態でも、美巨乳ってやつはみっともない型崩れをしないんだな……。
先程までは男連中に対しての対応に困ってはいても、汗などかいていなかった絵理の肌が、汗をかいていてすごく色っぽい。
艶のある黒い髪が繋がったタイプの椅子の上に広がって投げ出されている。
絵理とここまで顔を近くに置いたのもこれが初めてだ。冗談でなく、今まで見た女性の誰よりも綺麗だ。
何と言うか、絵理に最初にあった時は悪い事を企んでいたし、今もその気持ちはある。
だが、絵理の魅力を知るたびに興奮は強くなって行く。これが俺なりの初恋だと知ったのはつい最近。
問題なのは獣欲と初恋が同時に沸き起こってどっちも消す事が出来ない事。
絵理が魅力的過ぎて、どちらの気持ちも全く一歩も譲ろうとしない。もっと仲良くなりたい。今すぐ自分のモノにしたい。
巷によくある出来ちゃった結婚の原因で男が女に一方的に身体を要求してしまう時って、こんな気分なんだろうか。

276:101&152
09/06/14 10:49:09 l/qHRsy5
そういえば、皆の前で俺に押し倒された事で恥ずかしそうにしている絵理自身、今は俺の事をどう思っているんだろう。
なんで警戒している筈の俺に呼ばれてるのに、ボディペインティングのまま毎回現れるのだろう。
俺が絵理に好意や劣情を抱いてるって事、絵理は気付いているんだろうか。
「お、おい……根元………」
「えっ………?」
「冗談だとしても時間かけすぎ…………」
誰かが俺の肩をつついた。変な妄想をしながら、絵理を組み敷いたポーズで結構な時間を経過してしまってたらしい。
よっぽどあっちの世界に行った表情をしていたのか、呆れていた皆の表情がやや引いたものに変わっている。
そして、俺の下にいる一番の興味の対象である絵理は。
「早く………どいて………苦しいから………」
俺の胸板に手を当てて、俺を何とか先に起こそうとしていた。まずい…ちょっと怒ってる…。
「あ、ああ、か、香春さん、ごめん…まじで……ちょっと、動け無くて…、すッ、すぐ動くから…」
妄想の時間と言うのは本人には短いようだが、周りから見れば無駄に長ったらしいものらしい。
何と言うか……部員連中だけじゃなくて、絵理にまで変な表情を見せてしまっていたんだろうか。
ごめん、絵理……ちょっと身体の一部が無駄に元気だったせいで……それを忘れようとしたら、逆に…。
無論そんな事を絵理に面と向って言うわけにはいかず、頭の中で言い訳する俺。
あれ…そういえばさっきから硬化しっぱなしの相棒はまだ静まって無かったような…。
「んしょ……う、うわッ?」
「えっ……きゃ…………?!」
絵理の上からどこうと身体を動かした俺だが、ズボンのテントの支柱はまだ健在だったらしい。俺の下で絵理も身動ぎしていて。
思い切り絵理に当たってしまった。しかも、その当たった部位が、絵理の股間の割れ目部分だったりしたわけで。
「うぅ……ご、ごめん………」
慌てて腰を引く俺だが、タイトスカートを付けているようで実は丸出しの絵理にとっては、まさしく直撃だったらしい。
「や、ぁっ……やだッ………」
思わぬ感触を大事な部分に受けて、絵理が信じられないといった表情で俺を見つめている。
最初は故意に触られたのではないかと、疑っていたようだが、皆からは見えず、絵理には見える位置に、俺のズボンのテントを
発見するに至って、故意に当てたわけではない事こそ理解した物の、その状態の理由を察するに至って。
「な、なんで……根元、くん………えっ……ええッ?」
少なくとも今まで見せた赤面の表情の中でも特に真っ赤な顔になって、固まるのであった。

277:101&152
09/06/14 10:49:59 l/qHRsy5
「あ、そ、その…香春さん、これは……」
気付かれてしまった。明らかに反応に困っている絵理を見ているとこちらまで反応に困ってしまう。
こんな時に、絵理は相手の事を一方的に罵ったりは出来ないようだな…よく覚えとこう。
「何だ……あの二人…さっきから、固まったり、見つめ合ったり……」
「何かこぼしたのか?根元…」
俺が酒か何かを倒れた拍子に絵理の上にぶちまけたりしたのかと勘違いした部員仲間が、身を乗り出してくる。
いや、何もぶちまけてはいないんだけど…。まあ時と場合によっては絵理に白いのがぶちまけられていたのかも…。
一瞬、目の前の絵理がそのポーズのまま俺のをかけられて呆然としている妄想図が浮かんでしまう。
だが、このままでは俺も絵理も恥をかく事になる。ここは、誤魔化そう。思い切り強引に。
「ごめん、ごめん、香春さん。さっき机と椅子に脛と肘と尾てい骨思いっきりぶつけちゃってさ……しばらく動け無くって… 
 本当に、ごめんね…香春さん、頭とかぶつけ無かった?」
「え……ぁ、うん……大丈夫………」
「ひゅ~ひゅ~……根元、酔っ払いすぎだぞ~…」
「成程、成程ぉ……そういう関係……」
「結構進んでたんだ……あの根元君が……以外~…」
俺が絵理の手を取って助け起こすと、周りの連中が囃し立てるような声をあげる。
それどころか、俺と絵理の間柄がそれなりに進んでいるのではないかと勘違いする奴までいる始末だ。
俺は他の連中に絵理を渡す気は無いけど、残念ながら俺だってそこまで絵理との関係は進展していない。
どうも俺がふざけ半分で絵理を押し倒して見せたという流れになっているっぽい。俺はともかく、絵理にしてみればさぞいい迷惑だろう。
いや、悪ふざけで押し倒して股間に余裕があったんならまだマシだったかもしれない…絶対に絵理に知られちゃったよなぁ…
あまり取り乱した様子こそ見せてはいないものの、絵理の方もさすがに信じられない事態に直面して対応に困っている。
なんて言うか…これが二人きりだったら、絵理がいつもみたいにクールに振舞える状況ならお互いに困らないんだよな。
佇まいを直したものの、その後どうすればいいのか、絵理みたいなタイプにはやりづらいだろう。本当に申し訳なく思えて来る。
謝りはしたんだけど、ちゃんと謝れてないような……いや、ここでそこまで謝ったら、絵理が恥ずかしいだけだ。
しかし、クソ……絵理にこっそり強いお酒を飲ませようとしてた奴はちゃっかり元の席に戻ってこちらを伺っている。
もともとあいつが原因なんだけどな……。そこはある程度はっきりさせとくか。
「ごめんね、香春さん……さっき、勧められてたの、ビールとか言ってたけど、どうもビールじゃ無かったみたいでさ、
 香春さんがアルコール全然駄目だったらちょっとまずい事になりかねないと思って、止めようとしたら、ああなっちゃって…」
「そう……もう、いいわ……ありがと……」
「あ、香春さん、結局さっきのアレ、間違って飲んだりはしなかったよね?どうみても度数が焼酎レベルだったし」
「うん、大丈夫……私も、全く飲めないわけじゃなかったのに、あんな風に始めに言ったから……ごめんなさい……」
絵理の方も苦笑いしながら、俺に謝って来る。いや、絵理が謝る必要は無いんだけど……。

278:101&152
09/06/14 10:50:43 l/qHRsy5
でも、このハプニングの話題は適度に切り上げないとな…。取りあえず、明日からの学祭に遊びに来てくれるか確かめるか。
「それはそれとしてさ、香春さん、明日からなんだけど…」
「あ、根元くん………そこ、青くなってる…………」
「え、あッ、本当。」
全然気付かなかったが、机の角にぶつかってたのか、腕に二センチほどのアザが出来ている。
先程まで痛みは無かったのに、意識し始めると結構痛い。
「大変……冷やさなきゃ……」
「あぁ、香春さん、いいよ、そこまで痛くないし。」
「駄目よ……根元くん、利き手なんでしょ………その手。」
絵理はテーブルの上に設置された氷をバッグから出したハンカチにくるむと、俺のアザになった部分にそれを押し付けて来る。
「あ、香春さん、ハンカチ……いいよ、俺の使えば……」
「いいから……明日から学祭本番でしょ……」
なんて言うか……絵理って本当に出来過ぎな娘だよ……。俺の劣情を知った後でも、こんなにしてくれるなんて…。
生まれてこのかた、女性をここまで意識した事は無かったのに、俺の中で絵理の存在の割合が膨らんで行く。
絵理の優しさとかを噛み締めていい気分だが、しかしこうして皆の前だと、どうにも照れくさい。
でも、これってあくまで彼女の本来の誠実さとかそういったものから来てる行為であって、俺のためだけってわけじゃ、ないんだよな。
俺の視線には気づく様子の無い絵理。さっきのハプニングで不埒な妄想に浸ってたせいか、絵理の日常的な行為すら妖艶に感じる。
ってか、机の上に絵理の巨乳がタプンっと乗っかってるんですけど…ちょっと肘をずらせば当りそうな位置だ。
そして並んで立っている時は俺より背が高いのに、同じ高さの椅子に座ってると俺の方が背が高く見えるんだ。
もし、俺達が恋人同士で口喧嘩でもしたなら、絵理の口から、『短足』なんて罵られたりするのかな。……それはそれで悪くないか。
「さっきからやたらと良い雰囲気ばっかだなぁ。根元?」
「あ~らら……香春ちゃん、根元以外眼中に無しっすか……」
「えっ……あ……やだ……もう、根元くん………!後は自分で……」
「ああ、ごめん。冷たいのが何とも心地よくって。」
絵理が赤くなりながらわずかに身をずらす。くそ、邪魔しやがって……。
でも、今のやりとりの内にだいぶ絵理の羞恥はさっきの押し倒しの事からはずれたんだろうか。
では、改めて、明日のお誘いを……。
「じゃ、あのさ、香春さん、明日…」
「いやッほ~~~~~~絵理ちゃ~~~~ん…へへッ…私、絵理ちゃんの横っちょ、取った~~~~ッ……」
あ、おのれ……今度はさっきの酒飲ませ魔の代わりに、酔っ払って上機嫌になった女子部員の一人が絵理の傍に座り込んでしまった。
しかも。そいつ抱きつき魔の女子部員じゃん。顔も性格も良いやつだが、かなりのおバカ系だ。
ってか、おれと同学年だろ、お前。絵理は年上なんだぞ。

279:101&152
09/06/14 10:51:18 l/qHRsy5
「あッ………」
絵理も驚いたようだが、男子部員の時と違って、あまり警戒はしていないようだ。
そいつのフランクすぎる態度にも特に気を悪くしている様子は無いみたいだ。
そう言えば、絵理は自分の通っている大学では、女友達とはどんな感じなんだろうな。
絵理の性格や外見を考えれば、女にもモテても違和感は感じないけど、でも彼女のボディペインティングと言う常識からは
考え付かない秘密を考慮すると、女同志のじゃれ合いみたいな事は絵理がするとは考えにくい。
或いは、絵理は外見と裏腹に女から見ても美人でそれでいて性格が可愛いと言う事で隠れて人気があるのかもしれない。
それに、こういった席では絵理みたいなタイプは容姿が優れていればいわゆるいじられ役みたいなこともある。
「へぇ~~……ふ~~ん……すっご~~~い、絵理ちゃん……腕、きれい~……うらやましいな~~~」
「そっ……そう……ありがとう……」
まさかその流れから絵理に抱きついたりはしないよな…。いくら酔っていても、絵理の服が地肌である事は触ればばれかねない。
「ねぇ、なんかスポーツとかやってるの?すごくスタイルいいし~」
「うん……少しだけど」
へぇ……絵理はやっぱりスポーツやってるのか……って感心してる場合か!その辺の細かい部分は俺が聞き出したいのに。
「へぇ、やっぱり香春さん、運動得意そうだもんね。水泳かなんか?」
「え……あ………」
俺が質問すると、なぜか困ったような顔をする絵理。あれれ?どうしたの、絵理~?そっちの女子の方がいいの?
「……………その……」
「え~~~、何、何~~~~~」
そう思ったら、女子の方に対しても答えにくそうだ。
よく見てみたら周りの連中、自分達の会話してるふりして、絵理の事聞き取ろうと神経を払ってやがる。
「…………ムエタイ………習ってるの………」
「ぶっ!?」
小さな声で答えながら顔を真っ赤にして俯いてしまう絵理。俺は一瞬酒を吹き出しそうになる。
「え~~~!絵理ちゃん、すっご~いぃ!ムエタイ!いいな~!ね~、根元くん!?」
「えっ?あ、ああ…いいね…格好いいよ……」
「………もう……根元くんまで……」
そうか……絵理はそんなにすごい格闘技を習ってるのか……。道理であの蹴りは滅茶苦茶鋭かったんだよなぁ……。

280:101&152
09/06/14 10:52:03 l/qHRsy5
思わず、あの時の痛みを……そしてあの蹴りを繰り出した時に見えた絵理の割れ目のことを思い出して、何となく足をギュっと閉じた。
しかし、絵理がムエタイか……。その時の衣装もボディペインティングだとしたら、絵理の格好はどんな感じなんだろうか。
やっぱり絵理はその中でもモテるというか注目なんかされていて……。
でもあんなに巨乳なのに、乳が揺れたりする時にはどうしているんだ?さらに言えばハイキックなんかすれば思い切り足を開くのに。
「根元くん……どうしたの……?さっきからいろいろ黙って考えてるみたいだけど……」
「えっ?うわッ!いや、何でもないよッ。」
絵理が首をかしげて、俺の顔を心配そうに覗き込んでいる。ちょっと、顔が近いって…。
警戒してる割には何かと無防備と言うか、業が深いよ、絵理ってば。絵理をフォローするつもりで妄想ばっかな俺も間抜けだけど。
「そ、そう言えばまだ聞いてなかったね……香春さん、休日とか、どんな事……結構出かけたりしてるの?それとも
 香春さんの大学って三年にもなれば、研究室とかで忙しかったりするの?」
「うん……大学の方はちゃんと平日に出てればそんなに行き詰る事は無いけど…」
「じゃぁ、わりと出歩いてるんだ。どんなとこ出掛けてんの?」
「全部遊びって訳でも無いけど……バイクとか自転車で出掛けたりもするわね…。あと、少し習ってる事もあるから……」
絵理がわりと出歩いてるのはいいけど……バイクですと?!まさかその時もボディペインティングなのか!?絵理!
しかしいいこと聞いた。俺もちょっと前に二輪の免許を習得したばかりだ。そして中古だがバイクも一台買った。
「あ、バイクの免許なら俺も……」
「へぇ、香春ちゃん、バイクの免許…なんかライダースーツ姿、格好良さそうだな!」
「ねぇ、今度俺とツーリング行かねえ?俺すっげぇ絶景ポイント知ってんだ!」
おのれ…。俺がいろいろ聞きだしたら(一部は絵理の隣で楽しそうにしてるおバカ娘だけど)さっそく聞き耳立ててた
連中が絵理と接点を持とうとその話題に喰いついて来る。今俺もバイクのお誘いをすれば分が悪いかもしれん。
ここは絵理が返答する前に、別の話題に自ら喰いついて、連中の隙を突かねば。
「香春さん、習い事って、何やってんの?さっきのムエタイ以外の格闘技?」
「もう、そのことはいいから……その……料理と、ダンス……少しだけど……月に一回二回レベルだし……」
へぇ……絵理ってやっぱり有能な娘なんだ……そういえばあの時のお弁当、すごく美味かったんだよな…。
自慢では無いがあのお弁当を食べた後はあれより今日まであのお弁当より美味いものは食って無かった。
「そうかぁ…あの時、お弁当、メチャクチャ美味かったけど、努力してるんだなぁ……」
自分でもうっとりしているのがわかる。俺の口にあの時の感動が広がり、ついポロリと本音が漏れる。
「え、ねっ、根元くん………?」
「あ、そう言えばタッパー、洗って返すつもりだったのに、いや、あの日ちゃんと綺麗に洗ったんだけど持って来るの、んっ、ぐむっ?」
絵理が手を使って俺の口を押さえている。かなり困ってる様子だ。照れてるのとはちょっと違うみたいだ。

281:101&152
09/06/14 10:52:57 l/qHRsy5
「ん、何…香春さん、どうしたの?」
「もう…あの時の事はいいの………」
「??え?」
そう言えば周りも少し沈黙している。箸を持った手から箸を取り落してる奴までいて、俺を唖然と見つめている。
絵理に強引にお酒を飲ませようとしてた奴は、紙コップを落として服を濡らしてしまっていた。ざまぁ…。そして。
「な、何いィいっ?!おい、根元、弁当ってどういう事だよ?!」
「羨ましいぜ、この野郎……ってか何俺ら差し置いて香春さんの手料理食ってやがんだ!」
「メニューは?ラインナップは?ってか香春ちゃん、あんまり根元に入れ込まない方がいいって!」
「ってかモデルの紹介するなんて言っといて結局自慢話のノロケ話かよ、ムカつくぜッ…」
一斉に俺に向って抗議を開始し始める。そうか…さすがに手料理を、手作り弁当の話題なんて絵理と接点の少ない連中には
羨ましすぎるってか?ははははは……。
さっきの割り込みに対するムカつきが晴れて行く気分だ。お前らがどう頑張っても絵理は俺がゲットするぜ。
「あ、ちょっと……そんな…誤解しないで……その、私モデルの仕事が時間かかると思ってたから……」
でも、そこでお弁当を用意するなんて言う気配り、まぁ本当は俺に対する警戒行動の一つなんだろうけど、男は憧れるんだぜ?
「香春さん、根元くんお弁当残したりしなかった?そう言う好き嫌いを通す男はダメよ!」
「俺、全部食ったぞ。美味かっ……ぐぅっ?」
「もう、根元くん……いい加減にして……」
絵理の肘が俺の脇腹に入った。やっぱり、あのビル内部での事全般は、モデルをやった事以外は秘密の方向にしないと駄目か、ちぇッ…。
それに自覚はあるけど、俺のポカのせいで絵理がさっきから皆の前で恥ずかしい目にあってるしな…。
「はは……まぁ、その事は置いといて、今度こそ……香春さん、明日からの学祭本番だけど、もし良かったら、遊びに来てくれないかな…。
  さっきも言ったけど、絵の評価も自信あるから、それを見て欲しいんだけど、ダメかな…?忙しいならいいけど…」
「え……その……別に見に行くのはいいけど、でも、やっぱり絵の方は……私……」
「でも、俺個人としては絵が今回のメインのつもりなんだけど…大丈夫だって、誰が見てもモデルが香春さんだってわかる位に懸けてるから。」
「だから……それが一番問題なんだけど………」
むぅ……やっぱり、それは問題か。確かに絵理と一緒に俺の絵を見た時に周りに人がいれば、絵にも注目が集まるだろうが、絵理の方にも
絵理にその気が無くても注目が集まってしまうだろう。絵のモデルと絵理がそっくりな事に気付いて、騒ぎ出す奴もいるかもしれない。
衆人環視という状況下では、大人しくなってしまう絵理にとってはこれはキツイかも。
「まぁ、絵の方は香春さん恥ずかしいなら無理強いはしないけど…取りあえず来れるなら来てくれないかな?」
「………考えとく……私、来れないわけじゃないけど…少し、かぶってる用事があるから…」

282:101&152
09/06/14 10:53:40 l/qHRsy5
「じゃぁ、また明日あたり携帯に連絡入れてよ。学祭は三日あるし他の所も結構面白いのがあるから、俺案内するからさ。」
「あ、根元ずりぃ…」
事実上のデートの約束みたいなものだ。それを聞いていた男子連中はかなり羨ましそうだ。
最も、絵理は『考えとく』と言っただけでOKの返事ははっきりとはしていないんだけどな。
そう言えば、部長は…こう言う時かなりの確率で一番騒ぎそうな部長が思ったより大人しいな…。
そう思って部長の席の方を見ると、ありゃりゃ……。以外にも酒のコップを片手にこくり、こくりと眠った様になっている。
思った以上に早いピッチで酒を飲んでいたようだな。明日からの部の展示の方、責任者なのに大丈夫か?
まぁ、いいか…取りあえずあの女癖の悪い部長があの状態なら絵理に絡んでくる様子も無さそうだ。
………と思っていたのだが。
「ん、んん~~~~~~………あ、いけね~~~……あ、みんな……それじゃ、恒例の飲み会野球拳始めっぞ~~~~!」
「ぶゥッ?!んっ…げほッ……ゴホッ……」
部長の突拍子もない思いつきに、部長以外の全員が呆れて『ハァ?』と言った表情をしたり、酒を噴き出しそうになったりする。
「はァ?何言ってるんすか、部長?」
「恒例って何ですか、恒例って?俺初耳ですよ!」
「部長、ふざけ過ぎ!」
「細かいことは気にすんな!女子は靴下二枚とかカーディガンとか取るだけでいいからよ~~!じゃ、始めっぞ!」
「ちょっと、部長!今日はゲストもいるんですよ!」
「いいじゃ~ん……靴下なら履いてるだろ?」
ちょ………それはマズイ…。確かに絵理、ハイソックスを履いてるようには見えるんだけど、実際には脱ぐものが何一つ無い。
絵理は今注目を集めている。そんな彼女が悩ましげにハイソックスを下ろしてゆく光景なんて、ものすごい事になりそうだ。
俺もハッキリ言って見てみたいけど……でも、絵理にそれは絶対に不可能だ。
「……ね、ねぇ……根元くん……これって本当に恒例なの?」
「まさか……たぶん部長がどっか別のグループの飲み会と間違えてんだと思うけど……」
部長を非難しながらも、渋々と立ち上がる部員達。
しかし、部長にその間違いを指摘して気付かせたとしても、問題なのは酔った時の部長の性格だ。
逆ギレした挙句に、明日からの展示の責任者としての仕事をいいかげんにしてほっぽらかすとかしかねない。
ここは、一つ俺が何とかしないとね。
「ちょ、ちょっと待って下さいよ、部長……もし本当に恒例だったとしても、香春さんは今日のゲストなんだし……
 いきなり事後報告ってのは問題がありますよ。だから、香春さんの負け分は俺が脱ぎますんで。」
「えっ…ええッ…根元くんッ?!」

283:101&152
09/06/14 11:33:38 l/qHRsy5
俺のさらに突拍子もない言い分に絵理も驚いて呆れてしまっている。
「ほほ~~~ぅ……根元、言ったな~?よおォしっ、覚悟しろ…香春ちゃんの前でストリップさせてやるぜッ……」
思ったよりあっさり喰いついてきたな、部長。完全に酔っぱらってると、こう言う感じらしい。
「畜生、根元、ずりいぞ……じゃ、俺もゲストの香春さんの分、ぬいじゃおっかなぁ…」
「あ、俺も!」
絵理から点数を稼ごうとして、俺の真似をして、男子部員が名乗りをあげる。
こら、お前ら真似すんな…絵理の中での俺の評価が他とかぶって薄れてしまうだろうが。
「あ、でもこんな人数でそんな事やってたら、アイコばっかで勝負なんて長引くだけっすよ?」
「う~ん……それもそうだな……じゃ、くじ引きで二人、それをやるヤツランダムで決めるか。なら、時間もかかんねえだろ?」
その方が確かにいい。この人数で二人選ぶだけなら、絵理が選ばれてしまう可能性は低いし。
「じゃ、割りばしこの紙コップに入れて……あ、当たりの奴は先に赤いの塗ってあるからよ。」
「私、最初~……あ、ハズレだ~~良かったぁ~~~…あ、絵理ちゃん、次どうぞ……」
絵理の横に陣取っていた抱きつき魔の女子部員が最初に引いた後、絵理に紙コップを手渡す。
「え……あ、ハイ……えっと………じゃ、これ………あッ………!」
「あ、絵理ちゃん、当たった………」
不運にも絵理が引いたクジは先の赤くなった当りくじだ。絵理の方も油断していたのか、さすがにちょっと焦っている。
「う、嘘……マジ………じゃ、俺……次………あ、クソ……」
「俺も…香春さんと勝負してみたい……って俺もハズレか…」
下心丸出しで他の男子部員が絵理との野球拳勝負権をゲットしようと、クジに手を伸ばすが、ハズレばかりだ。
「……女同士で勝負するなんてなったら、殆ど部長のセクハラよね……って良かった…ハズレ……」
クソ…立て続けにハズレが出てるのに、何で早いうちに絵理が当たりを引いてしまうとは。絵理も困っているだろうが俺も焦る。
さっき俺が絵理の分を脱ぐとは言ったけど、周りがそれを納得するかどうか。瞬く間にクジはひかれて行くが、ハズレばかり。当たりは二本しか無いから当然だけど。
「残り二本……後引いてないのは……根元、お前引いたか?」
「えっ?あ、俺まだじゃん、まだ引いてない…。って当たりもう一本出てないのか?」
残りのくじは二本。引いてないのは俺と部長の二人のみだ。ヤバい、部長が当たったら何となくヤバい気がする。
「じゃ、俺が先って……あ……クソ………ハズレか……って事は………」
「って事は、香春さんと俺の勝負?マジですか?」
よりにもよって俺と絵理が皆の前で野球拳勝負ですか?いや、実際どうしたら……。
「根元くん…………」
絵理も相手が俺だと言う事で何を言い出したらいいのか困っている。かなり呆れてもいる様子だけど。

284:101&152
09/06/14 11:34:33 l/qHRsy5
「あ…えと……その、香春さん、心配しないでよ…香春さんの負け分はさっきも言ったとおり、俺が脱ぐから。」
「おいおい、根元、他の奴が相手ならともかくお前と香春さんの組み合わせじゃ意味無いだろ」
「ただのお前のストリップじゃん。見たくね~」
「いいの!とにかく、香春さんはゲストだから、脱ぐのは無し!」
「う、うお?!ま、まぁ、とにかく…始めるぞ……。はい、お前ら音頭取って…や~きゅうぅ~す~るなら~
 こう言う具合にしやしゃんしぇ~アウト!セーフ!ヨヨイノヨイ!」
「あ、負けたッ……」
第一戦は俺の負けから始まり、仕方無くシャツを一枚脱ぐ俺なのであったが………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、その……根元くん……」
「根元、何やってんだか……あんだけ張り切ってたくせに……」
「う、うるさいやい!」
何故だ?何故一回も勝てない?もともとこの季節暑いからあまり多くは着込んでない。俺も下着、靴下を入れれば
六枚しか脱ぐものが無いんだけど、それでも俺はアイコ無しのストレート負けをくらっていた。4回連続で。
今の俺は上半身裸で、ズボンとトランクスだけだ。恥ずかしい、恥ずかしいぜ、絵理!
あまり筋骨隆々タイプとかビジュアル系とかとは程遠い体型なんだよな、俺って。
絵理が負けた分を脱いでこの状態ならまだしも、勝手に俺が絵理に負けて一人で脱いでて。
とっても間抜けな光景である事この上無い。たぶんトランクスまで脱ぐ事は無いけど、つまり勝負はあと一回。
いや、絵理のために脱ぐのはいいとしても……一回ぐらい俺に勝たせてくれないと、俺の立場って奴が……。
「絵理ちゃん、後、一枚だよ~、根元くんを剥いちゃえ~」
絵理に一方的に懐いてしまったのか抱きつき魔の女子部員は面白がって絵理を応援している。
「あの……根元くん……大丈夫……?私なら、もうここまででいいけど……」
絵理の方はこの状況にさらに困ってしまっている。以外にも男の上半身裸ですらダメなのか、顔を赤くしている。
俺の方を正視出来ていない。絵理ってこう言う事に慣れてはいないのか……。これも要チェック項目だな……。
俺の頭の中にまた、不埒な妄想が浮かんできてしまう。二人きりの時にも、いつか絵理とエッチする時にも
俺の裸とかを見るだけで恥ずかしがったりするんだろうか?
全裸にボディペイントなんてしてるのに、それなのに普通の女の子以上の羞恥心を兼ね備えてるとは。
「おい、根元、あと一回だぞって……おい、聞いてる?」
「んっ、え、あ、ああ、後一回だね、わかってる、わかってる」
いかん、いかん…また下半身の一部が元気になる様な妄想に浸ってしまう所であった。
勝とうが負けようが脱ぐのは俺だけど……なんて言うか、一回ぐらい勝たせてくれよ、絵理……。
「じゃ~、ありがたみの無い野球拳、最後の一勝負、行くぞ~」
「おぉしっ!」
「根元くん……まだ、やるの……?」
よし、次こそは必ず……絵理は脱がないけど、俺が勝って恰好よく脱ぐぞ……!

285:101&152
09/06/14 11:43:20 l/qHRsy5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「根元くん……大丈夫………?」
「あぁ、ありがと、香春さん……」
しくしく……結局、俺の全敗かよ……絵理がジャンケン強いのか、俺が間抜けなのか……俺は仕方無くズボンのベルトを
解いていたが。なんて言うか、こうえらく絵理に幻滅されたような、絵理の前でバカを演じっぱなしというか…。
でも、今の俺には、絵理にジャンケンで勝ったとしても、この状況で『じゃ、香春さん脱いで』なんて言う事は出来なかった。
「うッ……?」
ズボンを取ってトランクス姿になろうとしていた俺だが、それをしたらちょっとヤバい事になるのに気づいた。
いろいろと絵理関係でいけない妄想をしていた残りが、下半身一部に残ってると言うか…
ズボンでは圧力で押さえられてるけど、トランクス一枚では抑えきれない事になってる。
「根元くん……その、恥ずかしいなら、もう服着ていいから……」
「え、でもなぁ…いや、しかし……そうしたいんだけど……」
「いいから……でないと……私、ここの場所だと、困る……」
優しいなぁ、絵理は……。最も、自分の真横にトランクス一枚の男が座る事に困る気持ちもあるんだろうけど。
「じゃ、じゃぁ……勝者の香春さんがそう言ってることだし……お言葉に甘えて……」
「え~、絵理ちゃん、根元くん、許しちゃうの~?後、一枚くらいいいじゃ~ん~」
おのれ、抱きつき魔……さっきよりもさらに酔っ払ってるな…。ケタケタ笑いながら絵理に絡んでいる。
「で、でも……根元くんも困ってるし………私も……」
「絵理ちゃん、せっかく勝ったんだし~、それ、あと一枚絵理ちゃんの手で下ろしちゃえ~!」
「きゃ、きゃぁっ!?」
「うぉをッ!?香春さん?」
しまった…ついに抱きつき魔のくせが出たのか、絵理に抱きつくと、絵理の手に自分の手を添えて、俺のズボンを下ろす真似をする。
この女子部員の抱きつき癖のことなんて当然知る筈も無い絵理は突然地肌に受けた刺激と、女の子の抱きつきに驚いて
バランスを崩して俺の方に崩れて来る。
「んっ……あふぅっ!」
「か、香春さん、大丈夫?」
「えへへ……絵理ちゃん、いい感触~いい反応~……ふにゅ……」
俺はそのまま避けると言うわけにもいかず、絵里の肩を掴んで支えようとするのだが、抱きつき魔の女子部員が
絵理の後ろからのしかかってるので、絵理の胸のあたりがフワンっと俺の下半身に倒れこんできた。

286:101&152
09/06/14 11:46:21 l/qHRsy5
「うわ、根元、またかよ……自重しろよ」
「香春さんの隣独占しっぱなしでずるいぞ……」
再びの男子的に羨ましいハプニングに、男子部員から非難の声。今のは不可抗力だぞ。
「ん~絵理ちゃん、いい香り……あったかい……ん~~~~……す~~~~~……」
しかも抱きつき魔め、絵理に抱きつくなんて羨ましいことした挙句に、そのまま眠り始めやがった。
しかし取りあえず、絵理がボディペインティングとは気付いた様子は全く無いようだ。しかも眠ると同時に絵理からは手を離したようだ。
「やれやれ………香春さん、大丈夫……どこもぶつけ無かった?」
「え、うん……ありがとう……私は大丈夫なんだけど……その……」
何やら困ってる様子の絵理。そういえば、身体の一部がやけに柔らかくて気持ちいい。
「って香春さん……うッ…?!」
何と言うか……俺の下半身のモノは、倒れこんできた絵理の乳房にズボン越しに圧迫されているのであった。
まさに俺が下半身を露出していれば、絵理が俺のモノに胸を使ってサービスしているかの様だ。
さすがに今度は俺の下半身の反応が勘違いではないと気付いたのだろう。そしてその俺の性衝動の理由にも。
「根元くん……取りあえず、座ってくれない……?あと、服も……」
「え…あ、うん……そうだね……」
お互いに気まずい雰囲気で身体を離して、元の席に座る俺と絵理。
事情を表面的にしか飲みこめてない周りからは、再び俺達をからかうような歓声が上がるのであった。
今日はここまでです。長く書いてなかったうえに展開が遅くてすみません。
次の文章冒頭あたりで、飲み会は終わり、とりあえず一緒に帰ることになった
絵理と再びハプニングとかいう感じになるかと思ってます。

287:名無しさん@ピンキー
09/06/14 21:54:42 oyx6xX4b

この感じのエロラブコメ的なノリで頼む
ヒロインマジで優しい良い子だ

288:名無しさん@ピンキー
09/06/15 20:04:49 Tl1Xod+P
絵理ちゃんがツボにハマりすぎ。

289:名無しさん@ピンキー
09/06/15 20:17:09 mAkYZMBs
GJ!

290:名無しさん@ピンキー
09/06/17 20:16:57 P1ybB+zR
このままだと鬼畜展開は難しくないですか?
あまり仲良くなりすぎると鬼畜展開が鬼畜展開でなくなる気がする。
純愛も別に好きだからいいけどね
変態性癖を持っていてもこんな優しいヒロインなら大歓迎ですよ、ええ。

291:作者様 ごめんなさい
09/06/17 22:44:15 KSEWAJ7T
鬼畜な第三者を登場させれば良いと思う。
そして

1、鬼畜物に、ボディペイントを知られないよう守り通す。
2、鬼畜物に、ボディペイントを知られ、警察や報道機関に告げない事と引き換えに、洗脳、または、調教、されて鬼畜な世界の住人になる。
3、鬼畜物に、ボディペイントを知られ、警察や報道機関に告げられる。
死、鬼畜物に、裸貼り付けのうえ市中引き回し、で恥死する。

292:101&152
09/06/17 23:39:48 wCSOG3Sk
鬼畜かどうかはともかく抱き付き魔の女子部員が主人公のライバル化みたいな

293:101&152
09/06/20 02:16:47 N5zBHL0t
絵理が度々主人公に抱き付いてしまうハプニング連発
巨乳押しつけまくり
主人公、自分の服とかに乳拓がつけられてるのに気付く
絵理の乳房部分のボディペイント剥がれかかり
一方絵理は度重なるハプニングに困って気付かない
主人公はどうするかと

294:名無しさん@ピンキー
09/06/20 21:48:17 0OJlCt1M
実際こんな娘がいたら、こんな癖があってもいいから
彼女に欲しいよ。
わりとすぐに赤くなるのが可愛すぎる。

295:名無しさん@ピンキー
09/06/21 15:50:59 4qD9SDTe
実はヒロインと主人公が幼馴染だったりはしないの?
お互いに忘れてるだけとか。


296:名無しさん@ピンキー
09/06/22 20:53:40 fFsW5SIK
個人的希望スポット。(シチュ?)
服装は通常で、水族館でイルカショー観戦。
同じく満員電車で人ごみに怯える姿も。
あと、ジョギングとかで健康に気を使ってるって設定で、
主人公はそれに強引に付き合うと。乳ゆれまくりなヒロインをこっそり視姦。


297:名無しさん@ピンキー
09/06/23 21:50:50 q3NtPRBi
この作者すげえな、こんな遠慮なしのスレ住人に見切りつけないなんて。
レス番までつけてリクしてる奴とか何なの?バカなの?

298:名無しさん@ピンキー
09/06/24 00:17:40 yqLW44fi
作者が意見を参考にする分にはいいんだけどね
でもここから鬼畜モノにしろと喚くアホは自重しろ

299:101&152
09/06/24 20:39:26 K7lH6lQO
リクエストに関しては俺が>>211みたいな選択肢なんかを考えてる事によるし
鬼畜純愛どちらにするかというのも俺自身が悩んでるせいだしな~・・・
ってかリクエストのアイディアは意外とありがたいことのほうが多い。
ヒロインが心を開くべきかどうか悩んでる段階で、主人公を意識せざるを得ない
展開(ハプニングで密着とか周囲からカップル扱いされる)展開も結構好きなんで。

300:名無しさん@ピンキー
09/06/28 20:47:49 ApA1UVI5
しかしいくら優しい性格という設定があるとはいえ
皆の前で押し倒されたりしてもすぐに殴ってこないヒロインは意外と珍しいな。

301:名無しさん@ピンキー
09/06/29 21:37:52 DjRPh41t
ほしゅ

302:名無しさん@ピンキー
09/07/01 01:07:59 8aYRvVaK
鬼畜展開だけは勘弁してください

303:101&152
09/07/06 21:25:23 wRNTbmiq
>>286の続き
「あ~~……それじゃそろそろ解散するか……っとその前に、テーブルとか片付けないとな……」
「部長、大丈夫っすか……明日からの展示の方でそんなんじゃ困るっすよ……」
部長が完全に酔った状態になりながらも、飲み会の終わりを告げた。
テーブルを囲む部員連中がお菓子の袋や紙コップ、酒瓶を片づけ始める。
まぁ、絵理にとって結構と言うかかなり恥ずかしいハプニングはあったのだが、それ以降は特にハプニングも無く、
そして何より絵理のボディペインティングが部員の連中にばれる事も無く無事に飲み会は終わった。
もし、絵理のボディペインティングのことが発覚していたらどんな事態になっていたんだろう。
絵理をこの場に連れてきた俺が絵理に無理矢理命令していたと思われるんだろうか。いや、それはそれで
絵理に対してそんな事を好き勝手出来る立場にあると言うなら憧れが無いわけではないが。
絵理はこんなに人が密集している状況下でどんな気分を味わっていたんだろう。
男子部員が何度か絵理の隣の席に陣取ろうとした時の絵理の一瞬浮かべた困った表情。
こっそり絵理のお尻に触ってしまった時、抱きつき魔の女子部員に抱きつかれた時の絵理の反応を思い出す。
少なくとも絵理自身の頭の中から、ボディペインティングをしている自分の身体の事は頭から離れていない筈だ。
絵理はそもそもボディペインティングをしている事に対して、エロチックな興奮とかを感じているんだろうか。
絵理の休日の過ごし方とか、習い事とか、趣味とか…ある程度の事は知る事が出来たけど、三回目の出会いにして
今日の飲み会への誘いでは、その辺の事は結局見当がつかなかった。本当に絵理は不思議な女性だ。
いやしかし不思議ではあるんだけど……今日の飲み会での絵理のいろいろなリアクション……こう言う状況下では
クールな一面よりも大人しくなってしまうと言う事、すぐに赤くなってしまう事…間違い無くその辺の姿は可憐で可愛らしかった。
その収穫を思い出すだけでも、顔がニヤけて来る。
「根元くん……根元くん………」
「んっ……えっ……あ、か、香春さん、どうしたの……って…香春さんはゲストなんだから、手伝わなくても……」
気付けば、俺の隣にいる絵理は、律儀にもテーブルの上の片づけを手伝っていた。
台拭きで、酒などがこぼれたテーブルを綺麗にしていた。気のつく良い子だな……絵理は。
台拭きが机の上を動く度に、絵理の乳房がプルプルと揺れ、思わず無言になって目を奪われてしまう。
そう言えば、周りの男共も、彼女の乳房が丸出しなのにはまだ気づいてないようだが、それでも手を止めて絵理の乳房を見ている。
「でも、このまま帰るのも、問題だから……それと……根元くん……」
「う、をッ?」
何だ?絵理が偉く困った、それでいて赤い顔で表情で俺を見つめている。まさか、明日からの予定、全部駄目になったのか?

304:101&152
09/07/06 21:26:47 wRNTbmiq
「この子……眠っちゃって……起きないけど、どうしよう……」
「へっ……?!あ、ああ、その事……あぁ、そう……」
抱きつき魔の女子部員……絵理の隣で呑気に眠りこけてる。さっき絵理に抱きついた後、そのままズルズルと眠ってしまったんだが。
その時に手の力が抜けて絵理を離したと思っていたのに、何故か器用に眠ったまま、椅子から立った絵理に再び抱きついていた。
絵理の方はテーブルを拭こうと身を乗り出してるが、ぴったりくっつかれてるので基本的にそこから動けない。
絵理の事が気に入っただけでは飽き足らず、今度は絵理を抱き枕化しようと言うのだろうか。ちょっと羨ましい。
しかしこんだけ絵理に懐いてしまうとは、どんだけ絵理の事が気に入ったんだか…絵理も誘われた飲み会で
女にこんな事される予想は全くしていなかったに違いない。
「んにゅ……むぅ~~~~……すぅ………」
「んっ……はぁん……ちょ、ちょっと………」
しかも、絵理の身体に鼻先や頬をグリグリと気持ちよさそうに擦りつけて……ちょっと待て、絵理にそんな事するのは俺の筈だぞ!
絵理の方はその女子部員の行動に相当困っている様だ。かなり敏感な身体なんだろうか、その女子部員に顔を擦りつけられるたびに
身体がビクンと震えている。しかも、つい口から色っぽい声を漏らしてしまっている。
本当に羨ましいけど……しかしこのままでは絵理がちょっと可哀想だ。いくら相手が女で悪気が無くて自分の秘密に
気付いていないとは言え、剥き出しの肌に顔をグリグリとされたのではたまったものではないだろう。
それに自分でもつい色っぽい声を出してしまってる自覚があるとすれば、まだ皆が見てるこの状況は相当にきついだろう。
「おい、こら!葛城……飲み会終わったぞ……そろそろ起きろ……」
「ん~~~~~ぁ~~~……ぐぅ…………」
抱きつき魔の女子部員……葛城螢と言う名だが…肩を揺すって起こそうとするが、いっこうに起きる様子が無い。
そんなに絵理の感触はいいものなんだろうか。くそ…ひょっとしてこいつ絵理を狙う俺のライバル候補か?女同士だぞ?
いや、まぁそれはそれで……長身美人の絵理が小柄な葛城に押し倒されて、レズプレイを展開している光景も悪くなさそうだが。
葛城の方もそれなりの容姿をしているし、それでいて大人っぽい絵理とは好対照だけに、なかなか……。
しかし、俺が絵理を落とす前に、絵理が百合の道に迷い込んでしまったりすればそれは困る。
「ねぇ、葛城さん……蛍ちゃん……起きて……」
絵理の優しい声でも、起きる様子は無い。なんか抱きついて離れないなんてコアラみたいな奴だ。髪型もコアラっぽいし。
「ああ、もう……こうなったら…強引に手を解かせるか……」
いや、しかしそうなると…絵理のくびれた腰に纏わり付いてる葛城の手を解くのか…。
そうなると、絵里にも触らないといけなくなる。まだ、絵理の方はそこまで心を開いてるのかどうか…難しい問題だ。
一応、ボディペイントのブラウスとタイトスカートの間の、地肌が見えてる部分だけど。

305:101&152
09/07/06 21:28:22 wRNTbmiq

「じゃ、じゃあ、香春さん…ちょっとじっとしててね…こいつ、結構力が強いんだ…」
「えっ…あ…根元くん………んんっ…!?」
俺の指先に肌を撫でられて、絵理の口から声が漏れた。すまん、絵里。これはあくまで不可抗力で。
あんまり掴もうとするとさらに絵理の肌に触ってしまう事になりそうだが、葛城の奴、本当に力が強いでやんの…。
それでもなんとか絵理が動ける程度のスペースをこじ開けたのだが。
「んん……うぅ~~~ッ……誰~……アタシの枕………持ってくな~」
「えっ…あ……きゃぁっ……?」
やばい。手で抱きつくだけでは無く、脚まで絵理の脚に絡めてきやがった。コイツ、抱き枕が無いと眠れない性質か?
こうなってしまうと、脚をどかそうとすればたぶん手の方で抱きついて来るに違いない。
「おい、根元何さっきからやってんだよ、手際悪いな~…手伝おうか?」
「そうよ、根元君…ちょっと手つきやらしい…私達で蛍どかすから、根元くんは…ってか男子下がって。」
周りの連中、勝手な事を言ってるな…。お前らが絵理に触って絵理の秘密に気付いたらヤバいから、俺がどかそうとしてるんだ。
「…………っ……」
絵理も何とかバレずに乗りきったはずの飲み会で最後にピンチになって焦っている様子だ。
取りあえず、何とか葛城の目を醒まさせないとな…酔っぱらいプラス寝ぼけで抱きつき力が強力になっている。
「あ、そうだ……水……まだコップに入ったのが……」
ちょうど葛城の奴、口を半開きにして気持ち良さそうな二ヘラ顔で絵理に抱きついている。口の中に水でも流し込めば、
ビックリして嫌でも目を醒ますに違いない。まあそれでも絵理をすぐに離してくれるかはわかんないんだけどな。
「え、何……根元くん………」
絵理の方も、俺が絵理を助けようと何かする度に身体の側を俺の顔や腕が近付くのだからたまったものではないだろう。
「っとと……葛城、動くなよ……あ、香春さん、水かかるかもしれないからじっとしてて…」
「う、うん………」
「んぅ……?んっ、んんんっ?!ひゃぷッ……にゃ、なにっ……?!何か冷たいのが!」
「よう、葛城、やっと起きたか……」
「え、ええッ!?何、根元君、何、何するつもり?絵理ちゃんだけでなく、私にまで……」
まるっきり状況を理解してないな、さすがは酔っぱらいだ。自分が絵理にしがみついてる事にも気付いていない様子だ。
「まあ説明は置いといて、取りあえず、香春さんを離せよ。」
「何…絵理ちゃんがって…アレ、絵理ちゃん何で立ち上がってんの……まさか、もう飲み会帰っちゃうの?」
「えっ……そうじゃないけど…うぅん…そうなんだけど……その……」
「ええ~~~ッ……まだ、私と飲んできなよ~……まだ飲み会終わってないのに~~」
「いや、飲み会終わってんだってば!」
「葛城、お前途中で香春ちゃんに抱きついてそのまま眠っちゃったんだよ!」

306:101&152
09/07/06 21:29:26 wRNTbmiq
「あ~…何~~~……ひっど~~い…私が絵理ちゃんに抱きついたなんて言いがかりで飲み会終わらせちゃうの?」
「ものの見事な酔っぱらいよね、蛍……ほら、香春さん離してやんなさいよ……」
「んん…何であたしの抱き枕、絵理ちゃん……んぇ……あり……?」
葛城の視界にはどういう光景が浮かんでんだか……絵理のナイスバディを寸胴の抱き枕と一緒にしないでほしいんだが。
「ん……絵理ちゃん、ごめんね……あれ…じゃ、私の枕…って何で準備室……」
状況に混乱しながらも、ようやく絵理に抱きつくのを止めてくれた。
「ごめんね~絵理ちゃん……よくわかんないけど、ごめ~ん……」
「いいの……ありがと………葛城さん……」
取りあえずばれる事なく解放されて、絵理もようやく一安心だ。と思ったのだが、その絵理の背後で葛城がいきなり立ち上がる。
「んじゃ、絵理ちゃんに、お詫びのオッパイマッサ~ジ~~!」
「えっ!?えっ、なっ…きゃあぁッ?!」
「ぶっ?!!」
突然の目の前での絵理の悲鳴と、俺の顔の近くで絵理の乳房がプニプニ変形したのに一瞬何が起こったのか理解出来なかった。
「ちょい待て、葛城!いくらなんでもその展開はありえないだろ!」
「ちょっと、蛍!いい加減目を醒ましなさいよ!」
「うわ……うわぁ……」
突然立ち上がった葛城は絵理の背後から手を回すと、絵理の乳房を揉み始めていた。
思わず、俺を含めて周りの連中は男女を問わず目が釘づけになってしまう。
何しろ、葛城の奴がここまで酔っ払ってハイテンションになってる姿は部員一同多分見た事が無い。
よって、こんな行動を取るなんて、誰一人予想はしていなかった。せいぜい抱きつきで終わるだけと思ってただけに。
「んっ…やだ……はぁ…んふッ……んっ………か、葛城さん……ぁ…やめっ……」
「絵理ちゃん、すっごい……柔らかい……これで肩こり防止だよ~……」
それは直接肩を揉めばいいだろ……と突っ込む事が今の俺には出来ない。いや、一応絵理が服を着ていると
葛城も皆も思っているんだろうけど…でもこの中で唯一絵理の秘密を知る俺には、ただ一人この中で全裸の絵理が
乳房を生で揉みしだかれる光景なんてあまりにも刺激が強すぎた。
感度の良い絵理にしてみれば直接乳房に触られてしまっては色っぽい声を押さえる事が出来ない。

307:101&152
09/07/06 21:30:19 wRNTbmiq
だが、露骨に騒ぎ立てたりせずに、何とか冷静に対応しようとしているせいか、かえってエロチックだ。
絵理は格闘技をやってるくらいだからこう言うのを簡単に振り払えるんだろうけど、相手が女であり、何より元々
乱暴な性格とは程遠いせいで、こんな状況で手荒なやり方は出来ないに違いない。
絵理のデカイ乳房に、葛城の指がめり込んで淫猥に変形する。
このまま絵理の乳首が勃起でもしてしまえば、いくら本物の服と見紛うボディペイントを施してるとは言え、皆不自然に感じるのは間違い無い。
俺が絵理を連れてきた以上、俺がこんなハプニングには対応しなくては。
第一、絵理は俺がゲットする予定なんだ。こんな光景をまだ俺の物になる前に皆に晒すのはもったいない。
……それに飲み会中からのハプニングで俺の股間はヤバい事になっている。こんな光景を目の前で続けられたら
ズボンでも元気になった股間を上手く抑え込めなくなってしまう。そして俺の表情も、スケベ根性丸出しな顔に転じかねない。
「んっ……はっ…ふぅんっ……も、もうっ……んっ……えっ…ね、もと、くんッ……?」
「ちょっと、女子、葛城押さえといて……香春さん、たびたびごめんよ……」
「ええ……ほら、蛍、いい加減酔いすぎよ……」
「まったく……ここまで酷い酔い方した蛍っち、はじめてよ……」
見かねた女子部員達が葛城を押さえたのを見て、絵理の肩を掴んでこちらに引き寄せる。
「きゃっ?!……んんっ……んっ!」
「よし、葛城離れた……」
「根元、グッジョブ!」
俺が絵理の肩を掴んだ瞬間、絵理の身体がブルッ…と震えたのがわかった。何だ、今の痙攣は…絵理の敏感体質はそんなにすごいのか?
「あ~……根元君、絵理ちゃん取っちゃった~……ぅう~……」
絵理の背後で葛城が不満そうに両手をわきわきさせている。
「んっ……はぁ……ッ……んっ……」
「か、香春さん……大丈夫……」
「あ、ありがと………根元くん………んっ……はァ……で、でも……そんなに、見ないで……」
絵理の目はさすがに少し涙目になっていた。思わず劣情をかきたてるほどに色っぽい表情だった。
「まったく葛城……そんなんで、明日の仕事、ローテーションでお前入ってるだろ?大丈夫かよ?」
「ん~、全然大丈夫~……」
「どう、考えても、大丈夫じゃないわよね………部長、明日蛍の代わりに私交替で入りますか?」
「その方がいいかもな……でも少しローテーション表、いじらないとな……あ、やべ……予定表、展示室に忘れた……」

308:101&152
09/07/06 21:31:21 wRNTbmiq
「え~……じゃ、俺、取って来ますわ……俺ちょっとトイレ行きたいし……」
「あ、俺も!」
数人の男子部員がトイレついでにローテーション表を展示室に取りに向かおうとする。
「じゃ、俺も行こうかな……って、あれ…香春さん、どうしたの?」
俺もそいつらに習って展示室へ向かおうとするのだが、その俺を絵理が袖口を掴んで止めてきた。
「その……展示室……だって……その……根元くんの絵……」
「あっ………そう言えば………」
飲み会開始の前に絵理が恥ずかしがるという理由で今日絵を見るのはNGと言う事になっていたのだが、
このまま勢いに任せて絵を勝手に見てきてしまう連中がいないとも限らない。
その絵の内容をどういう評価を下すにしろ、自分の裸婦画の感想を戻ってきた男子部員に聞かされるのは嫌なのだろう。
特にさっき思いもよらぬ辱めを受けてしまったばっかりだからな、絵理は。
「絵理ちゃん、大丈夫?絵理ちゃんはあくまでゲストなんだから、男子達が戻ってくる前に帰っても大丈夫……
 あ、根元君、絵理ちゃんの事送って行きなさいよ。今日は二次会三次会は無理だから……」
「え、でも……皆片付けの最中なのに………」
「香春さんはそんな事気にしなくてもいいよ。じゃ、俺送ってくけど……」
「あ、私も~。私も絵理ちゃんと一緒に帰る~。」
「駄目、蛍。アンタが原因なんだから、アンタは絶対残るの。」
女子部員達が気を使って、絵理を早めに帰らせるように勧めて来る。ここは有難くそうさせてもらうか。
「あ、絵理ちゃん、根元君がオオカミに変わったら、容赦無く蹴っちゃってオッケーよ。」
「そ~そ~、根元はムッツリがデフォだからさ」
「んなことしないって……じゃ、香春さん、行こうか…じゃ、みんなまた明日……」
「お疲れ~……絵理ちゃんも、良かったら展示見に来てね」
「あ、あの……その今日は飲み会……誘ってくれてありがとう……楽しかったです……失礼します……」
「んぅ~……絵理ちゃ~ん……待ってよ~……」
葛城が絵理に向って手をパタパタやってるのを尻目に、俺は絵理を伴って部室を後にしたのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

309:101&152
09/07/06 21:32:18 wRNTbmiq
しかし、こうして部室棟を出たのであったが……しかしあんな事がいろいろあった後だと絵理に何を切り出せばいいのかな?
三時間半程の時間であったが、絵理には結構災難があった感じだったからな……。
『香春さん、楽しかった?』なんて言うのはちょっと無神経すぎるだろう。かといって。
『ゴメンね、香春さん…せっかくの飲み会で変な事ばっかりあって……』と言うのも問題だ。
絵理みたいなタイプはああいった事をわざわざほじくり返されて謝られるような事はきっと好きじゃない。
だからといって関係の無い話題を持ち出してしまうのもいい加減な感じしかしない。
いっそ絵理から何か切り出してくれればいいんだけど、絵理の方も喋りにくいに違いない。
でもわざわざ誘ったのに何も切り出さないと言うのも問題だし……。ああ、クソ…俺にもっと機知があれば…。
絵理がここに来た時と同じように、また絵理は俺に並んで歩いていた。ただ、来た時と違って会話が無い。
別に俺と絵理が仲違いする様な口論を展開したわけじゃないのに、どうにも気まずい感じだ。
何かいいネタは無いものか……。すっかり暗くなってキャンパス内の街灯に照らされた中を学生達が歩き回ってる周囲を見回す。
今俺は大学のキャンパスを絵理と並んで歩いているが、まだまだ明日の学祭開始のために歩きまわってる連中もたくさんいる。
そいつらも絵理の存在に気付いてチラチラと視線を投げかけて来る。
連中のなかにも準備が終わった後、俺達みたいに準備完了を祝って飲み会をする連中がいて……やっぱりその場に
絵理みたいな華がいて欲しいとか、そんなこと思ってるんだろうな。学祭前でテンションが上がってる事もあって、
絵理が一人でここを歩いてたりすれば誰かが絵理をナンパしようと声を掛けてくるかもしれない。
もともと色気がある絵理だけど、別にお酒は飲んでないんだけど、今横にいる絵理がさらに色っぽくなってるように感じられる。
気まずいと思ってるのに俺はいったい何を考えて…どうしよう……何か絵理と喋りたいんだけど、でも何を言って会話を運べばいいんだ。
「ねぇ、根元くん……」
「…ッ…えっ、な、何……?」
突然会話を切り出しそうにない絵理の方から切り出してきただけに俺は露骨にビックリしてしまう。
「腕の方はもう大丈夫?さっきぶつけた所……」
「そう……」
絵理の方も言葉を選んでいる様な感じだ。宴会の最中、絵理の方が俺より恥ずかしい思いをしたんだろうし、
何より俺が絵理と密着する様な状況になった時、俺の身体の一部が性的興奮を起こしてたの、しっかり認識してるんだよな…。
現段階では、絵理は俺に心を開きかけてる反面、彼女の秘密を知っているのではないか、何時か何かしでかすのではないかと疑ってもいる。
絵理にも俺にももどかしい状態。いっそ、お互いが全てを知っていた方がいいとすら思えてしまう。

310:101&152
09/07/06 21:33:06 wRNTbmiq
「……キミって飲み会の時……いつもあんな感じなの?」
「え…あ、そ、そう言う事はないんだけどさ…まぁ、その…今日は初めて俺が呼んだゲストの前だから、何と言うか
  いつもより張り切っちゃって……」
「ふぅん……そっか……だったら、ごめんね……私も、何か面白い事、喋るべきだったのかしら…」
「そ、そんな事無いよ?!香春さんが来てくれたおかげで、いつもより皆も張り切ってたしさ!本当に!」
「そう…?でも、私ああいう時特に面白い事も言えないつまらない人よ。」
「香春さん、そんな事ないよ……!皆、香春さんが来て喜んでたよ…ってか、香春さん、あの空気本当に駄目だった?」
「………ごめんなさい…そんな事は無いんだけど……でも、私……その飲み会とかで、あんな事、始めてだから…」
そう言うと、顔を真っ赤にして俯いてしまう。あぁ、何とも色っぽい仕草だけど、どう反応をすりゃいいんだ。
むやみやたらに謝ったりすれば、余計に絵理があのハプニングの内容を恥ずかしがってしまう。
「いや、それは、その……俺、しょっちゅうバカをやらかしてて、その……」
「あ、いた!……うわ、本当に根元が女連れてるじゃん……!」
「えっ?」
「はァっ?」
突然、折りたたまれた簡易テント影から声がしたと思うと、えらく場違いな声がこちらに近寄って来た。
「いや、良かった……さっき根元が何か女の子連れてるって聞いたけど、まだ大学にいたんだ……」
近寄って来たのは、普段から割と俺と仲良くしているアニメ漫画研究部の部員の本田と言う奴だった。
ビジュアルの方はかなりのイケメンタイプだがかなり濃いオタクだ。コイツも明日の出し物で今日残ってたんだ…。
「あれ、どうした?ひょっとして、お邪魔だったか?」
「何だ、本田いきなり……ていうかお邪魔って何だ?」
いや、実際邪魔かどうか……台詞選択に困っていた俺にはある意味助け舟だったかもしれない。
当の本田は、絵理の方ににこやかに向き直る。何だ、まさか俺が女の子連れてるの知って妨害に来たのか?
「あ、始めまして、え~と……まぁ、とにかく俺、本田嘉人。根元のマブダチです」
「嘘吐くな、こら……あ、香春さん、コイツ大学代表のアニヲタの本田だよ」
「根元こそ嘘吐くなよ。俺は根っからの真面目人間だぞ。」
「……こんばんは……香春絵理です………」
「で、いきなり何しに来たんだよ本田は。お前らの所、俺らの所より忙しいんじゃねえの?」
「まぁ、そうなんだけど……実はそりが原因なんだ……それで、お前が彼女連れてきてるって言うからさ」
「かッ……かの、彼女……ちょっと待て、本田、香春さんはそんな……」
「私、根元くんとはまだ出会って3回目です……」
「あ、まぁいいいからいいから……取りあえず俺の話聞いて。」
「……何だよ、その話って……」
「なぁ、根元……本当に、明日一時間でいいんだ……俺らの出し物に、彼女協力頼んで……貸してもらえねぇ?」

311:101&152
09/07/06 21:38:20 wRNTbmiq
今日はここまでです。感想、妄想、リクエスト待ってます。
例えば、この後の展開で、アニ研の友人が絵理にコスプレとかを頼んでくる。
主人公は断ろうとするが、絵理はアニメや漫画に疎いせいでだまされ半分に引き受ける。
コスプレの衣装には特に問題無いが、実はその展示室が主人公の属するサークルの
展示室の真隣で、主人公の書いた絵理の裸婦画の前にたむろしていた連中が隣でコスプレ
してるのが絵の中の女性だと気づいてしまったりとか。

312:名無しさん@ピンキー
09/07/07 18:06:48 zHdVjkiV
抱き付き魔の子も何気に可愛いキャラだな。
絵理の秘密に気付かないままもっと絡ませて欲しいな。


313:名無しさん@ピンキー
09/07/07 18:36:50 CMHiIUoR
絵理ちゃん、ほんといい娘ですねぇ・・・・・・。主人公に嫉妬する部員の気持ちがよくわかるw

このあとは、あえてアニ研とは余り絡まない方向でいくのも一興かと。
露出度の高いコスプレなど普通だとちょっと恥ずかしいだけだがボディペとの両立の難しい
無理難題を何とか苦し紛れに断ることで好感度をあげつつ、もしかして気付かれてるのかもしれない?
と、絵理ちゃんを不安にさせてみる、というのはいかがでしょう。

314:101&152
09/07/07 20:49:03 bNvzsoeX
>>312
いっその事葛城さんもボディぺの道に引きずり込むなんてね
>>313
カメラ小僧に囲まれた挙句に絵のモデルの事も知られてピンチの絵理を無理やり
人ごみから救出して、コスプレ(のボディぺ)のままで着替えに困ってる絵理に
正直に秘密を知ってた事を打ち明けるとか。優しく接して純愛ルート行き?

315:名無しさん@ピンキー
09/07/07 23:27:41 fhr2GZVu
流れとしては
1、服を着てる女の人たちを上手い事焚きつけてモデルさんになってもらい
徐々にモデルの衣装として薄着だとか水着だとかにしていく
2、月日が流れて慣れてきたら、ビキニの水着だとか、もっと極端に隠す面積の少ない服と言うか、見せる下着と言うか でのモデルになってもらう
3、「恥ずかしいなら、ペイントしようよ」と誘う。
死、全裸にしないでペイントを始めさせる事が必要。先に全裸にしてしまうとボディペイントにノッて来ないと思う。
5、そういう流れで、ボディペイントでのモデルになってもらう。
6、日常でもそういう格好で過ごす人になってもらう。
7、最終的には全裸ボディペイントな人になってもらう。

8、そして「実は」と「全裸ボディペイントが日常外出着」の話を伝える

と言う流れってダメかな?

出来る出来ないはその場その場だし、修正も必至だけど計画だけは建てておかないと。

それから、初心者だと季節によっては体調悪くするよね。
真冬の雪や吹雪の日、台風の日、真夏の炎天下、などなどね。

316:名無しさん@ピンキー
09/07/08 00:41:58 5g7AAzZk
ここでコスプレでキャラの衣装を教えて貰ったヒロインが、その格好のボディペイントと付属物をつけただけの格好で家から学祭会場まで来てしまったりとかはムリありスギかな
よくあるデカい肩当てとボディタイツみたいな格好

317:sage
09/07/08 03:11:26 sBBV1pWK
実は葛城さんも一人でボディペをやったことがあるとカミングアウト。
しかし一人でやった為うまくいかず。
根元&絵里に葛城のボディペ露出を手伝ってもらう。

もしくは、

絵里は家でコスプレのボディペ完了、根元に車で迎えにきてもらう。

葛城もコスプレに巻き込み、葛城は本物の衣装、
絵里はボディペのコスプレで比較される。
戦隊ものの寸劇なら、ヘルメットでどっちかわからない。 とか(笑)

318:名無しさん@ピンキー
09/07/08 21:29:53 aFprcMsW
出来ればボディペイント担当ヒロインは絵理一人がいいな。
ハーレム状態だとヒロインのありがたみが低下しちゃうよ。
ここ最近のエロパロ板の文章のオリジナルヒロインでは絵理が一番好き。

319:名無しさん@ピンキー
09/07/09 21:11:55 NjI3/ExT
純愛で行って欲しいが、よくあるハーレム展開は嫌だな。


320:101&152
09/07/11 02:11:47 mheyq2iW
こんなイベントどうかな?
連日のお出かけでお金を使いすぎた主人公の髪の毛がだらしなく伸びて来たのが気になった絵理、近所の床屋レベルでいいなら、と主人公の散髪をしてくれる事に。
例のビルの一室で散髪開始。
主人公と一緒にいる事に慣れて来た絵理、軽く主人公をからかったりしながら作業を進めるが、髪の毛洗浄中に乳房が主人公の濡れた髪の毛に擦られ、塗装が落ちかけ…

321:名無しさん@ピンキー
09/07/12 03:22:25 J3fTi1kw
アニ研の協力要請が実は巨乳キャラの公開モーションキャプチャーだったら嫌かもw

322:名無しさん@ピンキー
09/07/12 11:52:07 v6UhnQzt
単純に主人公が写真撮らせてといったら、絵理はどんな反応するかな?
結局絵と違って、自分の裸を撮られるわけだし。
後で細かく写真を見られると思うと、ボディペがバレちゃうとも考えるかもだし。
でも、絵理は表面上普通の服をきてるということになってるわけだから、
普通の私服姿を撮られるのをあからさまに嫌がるのも変な話だし。

ボディペのことを何も知らないふりした主人公が
裸身撮影の下心とか絵理の困惑を見たい悪戯心とか、
そういう気持ちを隠しながら、表面上は純粋に絵理にお願いして
困り恥ずかしがる絵理のカラダを前から後ろから撮ってほしいなぁ。


323:名無しさん@ピンキー
09/07/13 18:57:48 tUtCm5Et
>>318
即物エロじゃない分、キャラが伝わり安いよな。
ツンデレタイプなのもポイント高い。

324:名無しさん@ピンキー
09/07/14 21:28:45 IZiHJclO
このまま純愛ラブコメで展開した場合、
絵理が根元に告白された時、
それを受け入れてくれるのか、自分の性癖への負い目からかわしてしまうのか
どっちになるんだろ?


325:名無しさん@ピンキー
09/07/15 01:12:24 Otp8YVp+
逆でないか?
男の子からの告白でなくて、女の子が、男の子に心を許すんだよ。もっと仲良くして欲しいって。


326:101&152
09/07/15 21:15:42 6j2+k/rx
ある程度根元が絵理と仲良くなった状態でのイベントとかで
二人でバイク、或いは自転車で出かけた場合、絵理が自転車から降りた隙をついて
こっそりサドル部分に媚薬を刷り込んで置くという手。
絵理、しばらくして身体の異変に気づくけど、
乳首は勃起状態、しかも愛液で股間部分の塗装が崩れ始めてしまう。
根元に恥ずかしい姿を晒したくない絵理は何とか距離を置いて走ろうとしたり、
主人公の視野に胸や股間が入らないようにするが・・・
バイクの場合、そんな最中に絵理のバイクのガソリンが足りなくなり、
途中でガソリンスタンドに寄らないといけなくなり。
しかし、どっちから告白するとなると、意外と難しいね。
実は絵理の方も恋愛とか男女付き合いには疎いところがあるという設定なので。
例えば告白されたのが絵理の場合は、思わず逃げ出してしまうけど
激しく思い悩み、後で自ら根元を呼び出し、自分の秘密を吐露しながら
根元からの告白を受け入れるとか、或いは『私みたいな変態でも、いいの……?』
と根元の気持ちを確かめたりするとか。

327:名無しさん@ピンキー
09/07/16 06:11:23 kG+VOPuz
媚薬いいね。
超敏感体質の絵理がいったいどこまで耐えられるかな?

328:101&152
09/07/17 00:51:10 sw5Cz0Wx
主人公と正式に付き合ってるなら恥ずかしげに事情を話して、主人公も悪戯のネタばらし。
絵理は飽きれるが身体の異変の責任は根元に取って貰う。
ボディペイントは酷い有様になるが、絵理は根元に頼んで新しく描いて貰う。
まだ付き合ってないなら絵理トイレとかと誤魔化して、しかしどうしようも無く疼いてしまうので、自分で慰める。
しかし汗と愛液で塗装が酷い有様になるが…
根元頃合を見て絵理を捜しに来るが、焦る絵理を前にあくまで平静を装って、恥ずかしい姿になった絵理を連れ出したり。

329:名無しさん@ピンキー
09/07/17 05:52:57 9RQtBIn2
後者>告白>前者で、両方できそう。
絵理の反応も態度も違うだろうし。

330:101&152
09/07/17 23:53:44 sw5Cz0Wx
ムエタイ習得、料理得意、動物好き(虫は苦手)の一面も上手くいかさないとな。
主人公TVでムエタイ選手を見ただけで絵理の事を妄想、絵理があんなキックを出したらアソコがもろ見えとか乳房揺れまくりとか
妄想しすぎて脳内でそれらを絵理に変換してオカズにしている様をたまたま絵理に見られるとか…って恥ずかしいのは主人公じゃん

331:名無しさん@ピンキー
09/07/18 08:56:20 kbGk9g42
虫が苦手と言うのはいいよねぇ。
今度モデルやるとき、主人公の位置から見えないところから、
蜘蛛やらなにやらが絵理の裸身を這い回り始めたら、絵理の性格的にどんな反応示すんだろう。

332:名無しさん@ピンキー
09/07/18 21:18:33 OjR0qRMW
>>330
しかも、妄想しすぎて絵理の名前を連呼してる所を見られたりしたら
最悪だよな。
動物好きって、匂いで犬猫にはボディぺばれたりしないのか?

333:101&152
09/07/19 02:15:33 DtO3DXIe
学祭イベント中にコスプレ(ボディペイント)の最中に赤ん坊を連れた親子連れに一時的に赤ん坊を見てる様に頼まれた絵理が、
目を醒ました赤ん坊に乳をすわれてしまう展開はどうかな


334:名無しさん@ピンキー
09/07/19 09:39:09 xBZrt2UL
肩叩かれただけで涙目の絵理が乳吸われたらどうなっちゃうわけ?

335:名無しさん@ピンキー
09/07/19 20:04:38 Lby6KnUG
潮吹いて絶頂気絶

336:101&152
09/07/21 00:47:19 ZZS9FXPS
絵理って動物は元より、子供達には優しいお姉さんであると同時に良い玩具にされそうだな。
小学校教師の資格のために、根元の家のすぐ近くの小学校に教育実習とかしたら面白いかも。

337:101&152
09/07/21 20:17:18 GgfytqZy
ちなみに絵理は子供にも優しいと言うお約束な性格ですが、
ボディペイントのせいで、ローアングルから覗き込まれるような
視線が苦手だったりするので、表立って子供に優しくする事は避けたりしてます。
ボディペイントには関係ないけど隠し設定で、絵理は実はオッズアイですが
普段は茶色のコンタクトを装着しているのでわかりません。
・・・取り合えず近いうちに絵理の細かい設定とプロフィール公開すべきかな

338:名無しさん@ピンキー
09/07/21 20:53:22 qDH6jLj8
中二病みたい

339:名無しさん@ピンキー
09/07/22 18:50:00 etGlQTt4
>>337
ボディペイントする場所を選んでる訳じゃ無くて常にボディペイントならいくらでもエロくなりえるな。


340:名無しさん@ピンキー
09/07/22 21:15:53 peVUvBOI
文章書く前のネタばらしは勘弁してくれww
先の読めない展開が好きなんだ


341:名無しさん@ピンキー
09/07/23 12:34:07 T6B80/HI
ゆかりさんの話の続きも見たいんですけど。
スレのテーマは面白いのに挑戦者が事実上一人だけってのも。

342:名無しさん@ピンキー
09/07/24 23:15:42 p5m7aHYK
無料で良質の作品を提供してくれているのに対して、購読料金か相当する対価を支払っていないのに文句を書く資格はないと思う。
感想や建設的意見などは対価だけど。

>>340
それなら、読まなければ良いでしょ?
私は良いと思うよ。文章書く前の意見募集や展開予定を公開して読者からの反応を積極的に集めるのは。

>>341
あなたが書いて投下すれば良いだけの事
私は、このテーマではどうしても書けないから投下された作品を読んで楽しんでるけど、自分自身ができない事なのでほかの人には書くことを期待しない。

343:名無しさん@ピンキー
09/07/28 21:24:46 ydR5x2bW
子供にスカートめくりをされて、当然めくれる訳が無いので
『この姉ちゃん、スカートはいてねえ~!』とか騒がれる展開もいい。
意味不明の子供の台詞に疑問顔の周囲と焦る絵理、主人公は
そんな絵理の可愛い姿を観賞して楽しむと。

344:101&152
09/07/31 00:46:00 PxI2GqYd
絵理はマッサージチェアの刺激ですら反応してしまうレベル

345:名無しさん@ピンキー
09/08/04 18:57:51 GJrQaAOI
裸ほしゅ

346:名無しさん@ピンキー
09/08/04 19:58:26 jVYq9CaV
絵理と根元をくっつけようと目論む美術部員女子と、絵理を掠め取ろうとする
男子部員の話なんか面白そうだな。スレタイには反するけどな

347:名無しさん@ピンキー
09/08/06 06:40:40 7vcaq3rl
>>344
おお、それほど……
で、思いついたんだけど

アニメ研究会の出し物って言うのが、ロボットのコクピットで、
コクピットの揺れでアニメ世界を体感して欲しいというコンセプトで
容姿優れた絵理に、ぜひ公開モニターになってほしいというのが建前。
主人公は難色を示すも、基本的に優しく人がいい絵理は困惑しながらも承諾してしまう。

しかし、そのコクピットというのがクセモノで、
実はマッサージチェアを改造した、女性を感じさせる目的で動く女体愛撫マシーンという。
それは外部からアニ研部員が操作して、思うがままに全身レベルで女性を愛撫し気持ちよくさせられるクセモノ。

ただし、アニ研だって問題になるのは嫌だから、実際は女性の下着が多少濡れる程度のイタズラ効果しかない。
が、しかし。
よりによって公開モニタが、普通のマッサージチェアにさえ反応してしまう絵理。
その絵理がボディペイント状態、全身無防備の素っ裸で騎乗したらどうなるか。

安全のために絵理の両手首足首胴体はベルトで固定されてしまい、もう自力で逃げることはできない。
絵理はどこまで感じてしまうのか、身体の反応がボディペイントで隠せるのか、ボディペイントはどうなってしまうのか。
果たして絵理の運命やいかに……?

348:101&152
09/08/06 19:56:14 Rj6eVDUk
確かにナイスな案だが
実はある程度書き進めた状態でアニ研ではコスプレ喫茶のウェイトレスを頼まれる展開
になってるので、部はアニ研からSF研とかにチェンジして、
一日目に絵理のアニ研でのエロいコスプレを見かけたSF研の連中が
絵理に二日目にそれを頼むなんてのはどうだろう?
SF研の連中は絵理がエロいコスプレで登場してくれるかと思ったら
実は絵理は根元に『エロいコスチュームのコスプレをする時には忠実に再現しすぎず
露出を減らした方がいいよ』と言われて自分の恥ずかしい格好を自覚したので
普通の服装のボディぺで登場。SF研はコスプレ衣装にチェンジするよう要求するとか。
しかもそこに主人公だけでなく絵理の事がすっかり気に入ってしまった
葛城まで絡んできてしまうとか。
葛城の突拍子もない行動で、事なきをえたり、想定外の所で
恥ずかしい目にあったり。

349:名無しさん@ピンキー
09/08/07 04:54:13 Dalq+zkW
おー、なかなかGJな設定

350:101&152
09/08/07 21:27:49 dHmGLpvI
そしてとどめの三日目は皆の前で健康器具のロデオマシーンに
乗る事になる、なんてね。
そういった機械を作るのが好きな同好会の出し物を見に行った設定で。
普通に服を着てればロデオマシーンで乳揺れなんてあり得ない?けど
絵理の場合振動が乳にまで伝わってしまうとかと言う流れ。


351:名無しさん@ピンキー
09/08/08 08:37:08 p7t3Xx0b
いいねえいいねえ。
絵理がなまじ美人だからそれだけにギャラリーも集まって
大勢のギャラリーのいやらしい視線が絵理のカラダに突き刺さり舐めまわされると。
しかもロデオマシーンだから、絵理はマシーンの取っ手を握り続けて胸を隠すことも押さえることもできない。
乳だけじゃなく尻肉の震えさえ艶っぽく映りギャラリー大興奮ですね。
絵理恥ずかしさのあまり泣き出すんじゃないですか?

352:名無しさん@ピンキー
09/08/09 21:27:40 As2TyHBB
絵理みたいなタイプは衆人環視下では泣かないと思う。
それよりも主人公と会話していたせいでマシーンの上に誰かの服のボタンとかが落ちてるのに気付かず、機械に座り大事な部分に
何か当たったのに気付くが、主人公が見てるせいで機械から下りれず、
振動とともに深い所にボタンが入り込んでしまうのはどうだろう。

353:名無しさん@ピンキー
09/08/10 21:15:46 46iJ/Qc8
絵理にロッククライミングやってもらうとか。
全裸ボディペイントの絵理には大股開きの姿を大勢に見られるのはたまらなく恥ずかしいかも。
なんせ下から眺められるんですからねぇ。

354:101&152
09/08/13 20:42:26 UZeMrNuB
>>310の続き
「はァ?貸してくれって……お前、何言ってんだよ」
「根元くん………」
訳がわからない顔をしている絵理の前に立って本田の方に向き直る。こんな事会話してれば、絵理に失礼と思われかねない。
「ま、言い方はちょっと悪かったけど……俺らの部の展示、実は女子部員が一人欠席でさ、しかもいきなり
  ついさっき連絡付けてきやがってよ…こっちから電話しても繋がる気配が無いんだ。」
本田の話は要約するとこう言う事だった。
本田の部の方は、今回は自作の漫画やアニメの公開の方をやや控えめにして、みんなで仮装すなわちコスプレって奴を
しながら、喫茶店の方を開くと言う予定であったらしい。
しかし、女子部員の一人が、今日になっていきなり出席出来なくなったと連絡を付けて来て、その後は自宅の電話も携帯電話も
連絡を切ってしまったのか、全く連絡がつかないらしい。
しかも、その女子部員が皆で交替でコスプレをして接客する中で、明日はメインの役割を果たすはずだったらしいのだが。
「ちょっと待て、本田…。香春さんだけど、彼女この大学じゃなくて別の大学の人なんだぞ?他所の人にそんな事
  頼んだらマズイだろ?っていうか香春さん俺の展示の方手伝ってくれたばかりなのに……」
「あぁ、すまん……って根元の展示って?」
「ああ、俺の絵のモデルを香春さんがやってくれたんだ。おかげで会心の出来さ。」
「へぇ……そりゃすげぇじゃん!ってそうじゃなくて……本当に、明日一時間でいいんだ!俺も手伝いの人にメインやらせる
  のは問題だってわきまえてるからよ、あとはこっちで何とかするからさ、ほんとに一時間……な?」
あらら……本田の奴、好奇心半分で声掛けて来たのかと思ったら、相当困ってる様子だ。
しかし、絵理にそんな内容の手伝いをさせるってのもなぁ……。
絵理なら注目を浴びてしまう事はまず間違いない。それにもともと写真を撮る事が半分合意みたいな状況下では
絵理の写真を撮りたがる奴が出てくる事になるだろう。衆人監視下では大人しくなってしまう傾向のある絵理の事だ、上手く断れないかも知れない。
「香春さん、どうする?香春さんの方も、明日の事予定があるだろうし……」
「その……私、何を……喫茶店のバイトとかはやったことないんだけど……私に出来る事かしら……?」
「え、引き受けるの?引き受けちゃうの?香春さん?」
「そうじゃないけど……でも、困ってるみたいだから……」
まぁ、制服を着ないといけないような喫茶店とかのバイト、絵理には間違い無く難しいだろうと言うツッコミは置いといて。
このままじゃ、絵理が本当に手伝う流れになってしまうんだけど、大丈夫なのか?
あ、でも絵理が手伝いに来るって事は明日一緒に学祭見て回れるのかな……?いや、でもまだ絵理をゲットして無いのにあんまり目立たれても…。
「いや、その……ちょっと仮装して喫茶店のノリで接客してくれればいいんだけどさ、多分大丈夫だよ。
  俺らの方も、半分以上が喫茶店とか接客業とか、そっち方面の経験は無いからさ、安心してよ」
なんか本田の奴の言い方はけがれの無い婦女子を風俗業のバイトに引き込もうとしている勧誘員っぽくていけない。

355:101&152
09/08/13 20:43:24 UZeMrNuB
「ちょっと待って……私まだ引き受けれるかどうか…それに仮装って、服とか大丈夫なの?」
「あ、それなら心配無いよ。今ここに持ってきてるから、ホラこれ!カッコいい衣装でしょ!」
「えっ…………」
「ぶぅっ!?」
本田の取り出した衣装に思わず絶句してしまう絵理と俺。どこから取り出したんだ、いきなり。そして。
「おい、全然サイズが合ってねえじゃねえか!というかそれ以前に何だよ、このエロ服………」
言った途端俺は一瞬絵理の方をチラ見して口を閉じた。こう言う事、ハッキリ言われると恥ずかしいのは絵理だろうし
本田が持って来てたコスプレ用の衣装……何となく眠れない夜にテレビをつけた時に放映してた深夜アニメでチラ見した記憶がある。
殆どハイレグワンピースみたいな水着?にプロテクターだけを付けた様な衣装。しかも水着様の部分は臍や背中、脇腹が狙った様に
透けた仕様になっていて、はっきりいってその水着を着ただけの状態よりもエロい恰好だ。
確か俺、何気なくテレビを付けてただけなのに、そのキャラの衣装に目を奪われそのまま見入ってしまったんだよな…。
その時のおぼろげな記憶では、この服を着ていたのは確か長髪で長身で、何より巨乳だったんだが。外見のイメージは絵理に近い。
だけど、何だこれは!明らかに絵理が身につけられるサイズじゃないぞ。身につけたりすれば大事な部分が丸見えになる。
着る前からはっきりとわかる。しかし、あの胸部分、上げ底のパットでも付けてるのか、アンバランスに盛り上がってる。
……絵理はいつもはもっとエロいというか露出度95パーセントな恰好(残り5パーセントは靴とか靴下)だけど、
こんなサイズの合わない衣装を着れば人前に出れるような健全なコスプレなど成り立つとは思えない。
見てみたい気持ちはあるけど、でも今は絵理に対してそんな事望めない関係だからなぁ…。
でももし絵理が出来るコスプレがあるとしても、実際こんな水着みたいな恰好やタイツみたいな恰好だけなんだろう。
「これは、ちょっと……私にサイズ、合わない………」
絵理も困惑している様子だ。サイズと露出の多さ両方に。
「あちゃぁ……こりゃどうしよう…そういや、欠席する奴と全然身長違うじゃん……」
「本当に、お前らの部にここまで……そんなスゴイの着る予定の奴がいたのかよ……?」
「まぁ、いたんだけど、休んじまうし、出席して着たとしてもちょっと、マッチ感が……なぁ?」
どうもその休んでる女子はイマイチこの恰好が似合うような外見では無いと言う事らしい。
「香春さん、さすがにサイズが合わないのは無理だろうから……香春さん背高いしスタイルいいからそれじゃ絶対着れないよ…」
「……そう………ね……」
「う~ん……まぁ、サイズが合わないならどうしようもないか……悪かったな、根元、それから、え~と…か、香春さん、だっけ……」
絵理は、そのサイズの合わない衣装と、俺の方、そして困ってる本田をチラリと確認すると最後に俺に向き直る。
「ねぇ、根元くん……キミは、私がこの衣裳の恰好してても、恥ずかしがらないで見てくれる…?」

356:101&152
09/08/13 20:44:21 UZeMrNuB
「か、香春さんっ?」
「どう……?正直に……私が着たら、変と思わない?……見たい?」
「え……ぁあ…まぁ、なんて言うか、香春さん……多分絶対似合う……というか見たい、かな……かなり……」
「……そう。じゃあ、私、引き受けさせてもらうわ……。」
「えぇ~ッ!?香春さん、それはマジ?!」
「マジ?!いいの?いや、ありがとっ……て、でもサイズ全然合わないんだろ?どうするんだ?」
「その付属のパーツは使わせてもらうけど……その、服の方は参考に借りてくわ……後は私が自分で用意するから……」
「いや、そこまでしてくれなくても……んん、いやマジで本当に悪い……そこまでさせちゃって……」
まさか、絵理はあの水着型の部分を自分で一から用意を…つまりボディペイントで済ますつもりなのか!
絵理の技術なら本物そっくりに……胸のラインまではっきり出すような格好にも問題なさそうだけど……
エロい、エロすぎるよ、今回の衣装は……!今まで見た絵理の格好はあくまでセクシーなだけで極端に露出過多なものじゃなかった。
絵理があのコスプレをするだけでも間違い無くエロいのに、それをボディペイントで?
「あ、じゃぁ、コレ!そのキャラが出てる作品のDVD!良かったら参考に見といてよ!」
そう言って絵理にちゃっかりDVDを押し付ける本田。おのれ、この機会に信者を増やす気か?
「おい本田!明日じゃねえか本番……もう結構時間遅いのに、香春さんに時間削らせんなよ!」
「ああ、別に時間無けりゃ見なくても大丈夫だよ……それにこんな無茶引き受けてくれたんだから、もし無理っぽかったとしたら
  根元に連絡よこしてよ。じゃ、根元、香春さんよろしくな!」
黄色満面で立ち去る本田。絵理が引き受けた事を喜んでる様だが、エロコスチュームの担当が超美人に決まった事を喜んでるようにも見える。
「香春さん、本当に良かったの?まぁあの本田は不埒な事はしないと思うけど…結構人の視線が集まると思うよ…」
「うん……それは少し心配だけど……でも根元くんが見てみたいなら……今日のお礼もあるし……」
ひょっとしてとは思うけど、絵理は俺が飲み会に誘った事に対する礼として、あんな事を引き受けたのか?
絵理って本当に人間が出来過ぎてるよ…これで今まで特定の彼氏が本当にいないなんてどういう事なんだ。
「こっちも、お願いがあるの……明日、朝八時ころでいいから、あのビルに、車で迎えに来てくれる?」
「え、うん……車持ってるからいいけど……何で……?」
「ひょっとしたら、準備に時間取っちゃうかもしれないから………」
「なんか、俺が飲み会誘ったせいでおかしな事に巻き込んじゃって、ごめん……」
「いいのよ……出来なければ断れば良かっただけの話だったから………」
「もし、もし……本当に出来なかったとしても、香春さんが気にする事は無いからね……」
「それは心配ないと思うけど……ただ、その、根元くん………その……」
「え、何?」
「…やっぱり、いい……明日、言うから………それじゃ………」
「あ、香春さん……ぁ……」
もう少し会話していたかったんだけど、明日の予定が急慮入ってきた絵理は足早に立ち去ってしまった。
まぁ、部室棟から出てきたときの何を言えば良いか解らないままの状態よりはマシだったんだろうけど……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

357:101&152
09/08/13 20:45:15 UZeMrNuB
本当にこのビル付近って物静かと言うか……以外と不気味な感じすらする。
朝八時前後なんていえば、それなりに人が行き来していても良さそうだが、前ここで絵理にモデルを頼んだ時と同じく本当に静かだ。
思えば、絵理は間違い無くまだ俺に対する警戒はあるんだろうけど…それでもよく俺の誘いに応じてくれるもんだ。
最初はもっと表情が固かったけど、今ではかなり色んな表情を見せてくれると思う。
普通の女の子らしい可愛さも持ってるんだけど、やはり絵理はまだ謎だらけな存在だ。
その可愛らしさと、謎部分どちらもが俺を惹きつけて止まない。最初は絵理を脅迫しようとか思ってたんだけど…。
絵理の腕力とか気の強さとか関係無く、俺はそんな事出来るんだろうか…?だんだんその気持ちも強くなっていた。
何度か対面して、絵理の警戒が弱くなって行くごとに、仲が良くなる度に思わぬ一面を見せてくれる絵理。
しかし、逆に言えば、俺なんかが絵理ほどの女を落とす事が出来るのだろうか。良くて友達止まりかもしれないのに。
車の中から、そのビルを、周辺を見回しながらそんな事を考える。
絵理はそのビルの敷地に入ってすぐの所にいた。何をしているんだろうか、背中をこちらに向けていてまだ気づかないらしい。
「……お早う、香春さん………」
「あ、根元くん……お早う……あら、でも随分予定より早い……」
絵理がその姿勢のまま振り返る。その顔を見るだけで何となくだるい眠気が吹き飛んで行くような爽やかな感じがする。
しかし絵理が何故この場所にいたのかを知ると、ついこの質問をしたくなってしまった。
「……ひょっとして、香春さん、犬猫とかに弱かったり……好きなの?」
「…………うん……、虫はダメなんだけど……」
今回は怒ったような表情は見せないんだな……。前は明らかに恥ずかしい一面を見られたという風に怒ってたけど。
それとももう隠しても駄目だと思ってるのか、或いはそれなりに俺を信用し始めてるのか。
足元には例の猫達がゴロゴロとしている。何か木の枝みたいなもの……あれってマタタビか……?
ぁの猫達も前は俺に露骨な警戒感を見せていたのに、えらくリラックスして地面に寝そべって身体を擦りつけたり伸びをしたり。
絵理はこのビルに来てる時って、ここの猫達とよく戯れてでもいるんだろうか。
まだ、俺にも見せた事の無い笑顔を見せたり、甘く優しい声を出したりしながら……。
あの手の小動物は絵理の母性本能をくすぐったりでもしているんだろうか。
「じゃ、皆仲良くね……さて……じゃあ行きましょ…」
「うん、香春さん行こうか…って、おォッ?!」
背中を見せて地面に座り込んでいた絵理が俺の方に向きながら立ち上がって、俺は初めて今の絵理の格好を知って驚いた。
「どうしたの、根元くん………ぁ……これ……?」
俺の驚愕した表情にキョトンとした表情を見せた絵理だが、俺の視線の部位に気付いたらしい。

358:101&152
09/08/13 20:45:59 UZeMrNuB
いきなり、あのコスプレ衣装ですか、香春さん?思わず声に出して突っ込みそうになる。
「根元くん……いい?」
「えっ、な、何かな?」
「どうかしら?そのパッケージの絵と、違和感とか無い?」
さりげなく、控えめにポーズを取る絵理。少々テレがあるのが何とも始めてのコスプレっぽい。
相変わらず髪の毛で胸のトップを見事に隠してるけど……今までの中でも特に卑猥で……そして違和感なく似合っていたが。
普通露出の多いコスプレをする時って大事な部分さり気無く布地を増やして過激にならないようにするんだけどな…。
なんて言うか絵理の場合、性格が真面目な分初体験のコスプレで、忠実にコスチュームを再現しすぎというのだろうか…。
とにかくエロ過ぎる。本物以上の色気を放つコスプレなんて、ネット位でしか見た事が無い。
しかも今回の衣装のベースの色は白。絵理も色白だから、遠くから見るとヤバい感じがするかもしれない。
「で、でも……香春さん、家からコスプレで来るなんて、結構…すごく驚いたよ…」
「うん……大学の更衣室借りるのも考えたけど……この恰好してるのより、この恰好を着ようとしてるの、あまり見られたくないから……」
ああ、成程……いろんな意味でそれは成り立つ理由だよなぁ……。しかしもし俺が車を持って無かったらどうするつもりだったんだろう。
このエロい恰好のまま大学まで歩くつもりだったんだろうか。歩いて移動するには困難な距離じゃないが、今日は人通りが多いのに。
第一今日はすごく蒸し暑い。ボディペインティングの上にコートを羽織ったりなんて出来ないだろう。
もし、歩いて行くなら大学の死角に入って、元の塗装を落として、今のコスチュームのボディペインティングを施したりするつもりだったのだろうか。
ネットで見る限りでは一人でそこまで短時間で出来るとは思えないけど、絵理は出来そうだからな……。
思わず、鏡をチェックしながら大事な部分に念入りに塗装をする絵理の姿を妄想してしまう。
「それに、この前、私に一番最初に絵を見せたから……だから、今度は私の仮装…根元くんに最初にチェックしてもらおうと思ったの……。」
「……っ…!?え、ま、マジ……?いやその、香春さん……絵確かに見せたのは香春さんが最初だけど…」
どう考えても恥ずかしい度合が高いのは絵理の方じゃないかと思うんだけどな、俺……。
一応この事聞いとこうかな……いや、聞かないとマズイかもしれん。
「香春さん、頼まれた時間が終わった後、まさかずっとその恰好で学祭回るつもり…だったりする?」
「え?……変じゃないならそうするつもりだったけど……おかしいの…?仮装しながら回るのって、普通かと思ってた…」
いや、別に着ぐるみのまま学祭を回ってもおかしくは無いんだよ…。ただ、絵理の場合どう見ても一日中その恰好で
学祭会場を見物して回られたりしたら物凄く目のやり場に困ると言うか…そんなのも悪くないんだけど…
今回の格好はあまりにもエロ度が高すぎる恰好だ。本当はいつもと同じなんだけど、デザインが問題ありすぎだ。
変だと告げるべきか……いや、でも…もともと俺はこんなシチュエーションを味わってみたかったんじゃ……
でも、アニ研の部員どころか他所の大学の学生の絵理にこんな事させてしまっても……
マズイ。目の前の絵理のボディペインティングが今までとは段違いにエロいせいでどっちに答えてももったいないような気がする。
「まあ……大丈夫だとは思うけど……状況次第では着替えた方がいいかもしれないよ……俺らの部室棟にある
 シャワー室とか更衣室なら普通に使えるから。」
「そう?」
絵理が手ぶらさげたバッグにチラリと目を移す。いつもに比べて妙に大きい。あの中に着替え……着替えるのかは知らないけど
衣服でも入れているのだろうか。それともこのボディペインティングの上に服でも着るのだろうか。

359:101&152
09/08/13 20:47:10 UZeMrNuB
「じゃ、香春さん、どうぞ……助手席でいい?後部座席ちょっと荷物で散らかってるんだ。」
「ありがと、どこでもいいわ……」
助手席に素直に乗る絵理。
うわ……シートベルトで、絵理のデカイ乳房がさらに強調されて見える。
胸の谷間を通るベルト…そして右乳房がベルトの上に。うわ、マジでエロすぎる。
シートを後ろに下げてるのを見ると長い脚がデフォの状態ではつっかえてしまうのか。
絵理って新車のキャンギャルとかやっても絶対に似合いそうだよな……。
キャンギャルのコスチュームを着ても良し、ピカピカの新車と並んでもいい感じになりそうだな……。
そういえば、今までの中で一番こう、俺と絵理の密度が高い空間だよな……、車の中って。
一応絵理の秘密はまだ俺にバレてない、そして俺も絵理の秘密は知ってない事になってるけど……
それでも全裸の絵理が隣ににってる事に間違いは無い。恥辱プレイの一種みたいな雰囲気だ。
ひょっとして、絵理の良い香りでこの車の中が充満したりするんだろうか……うわ、たまらん……大学まで間が持ちますように。
「どうしたの……何か忘れ物……?」
「い、いや何でも無い、うん、何でも!」
「そう?私を見て何か忘れ物でも思いだしたのかと思ったわ……」
そう言えば、絵理は少し目が赤くなっている。しかも少々疲れている様にも見える。
「……ひょっとして、香春さん今日のせいで寝不足だったりする?」
「……えぇ、少し……」
「もしかして、キャラの特徴掴むためにDVDしっかり流さず見てたとか?」
「そ、そんなこと、無いわ………」
「ふぅ~ん……そうか~……」
「だから、そんな事ないってば、もう………ふふッ……そう言う根元くんも…」
顔を少し赤らめて目を逸らしながらも、俺の言い方にクスクス笑っている。
真面目な絵理の事だ。この完璧なボディペインティングだけでは満足せずにちゃんと勉強してたのは間違い無い。
「まあ、俺も展示の方あるから緊張してさ。あのさ、香春さんもし良かったらさ、絵の方、改めて見に来てくれないかな?」
「え……あの絵……でも、私……もし気づかれたら……どうして……」
「実際俺あの絵会心の出来って言ったしさ、香春さんにその現場見て欲しいんだ。」
「あら、それって自画自賛?」
「あ、香春さんひっどいな~。名モデルはそう言う義務があるんだよ、多分」
「もう……私、脱いでないんだからそう言う事言わないで……」
「で、どう……?」
「一応………人が少なくなったら考えとく……」
「いや、人がいない状態じゃ昨日と変わらないと思うけど?」
「お願い、とりあえずまだ絵の事は言わないで……」
大学からあのビルまでの距離は車で行けば大したことは無い。数分もせずにたどり着く。

360:101&152
09/08/13 20:48:06 UZeMrNuB
予定よりも早めに到着したおかげで、敷地内の人影は思ったよりまばらで、絵理を連れ込むにはちょうどいい。
しかい、そう言えば本田の奴展示場の部屋、どこを使ってるか言い忘れてやがる。仕方ない。パンフレットでさがすか…。
そう思って館内に絵理を連れて行くのだが、そう、その時点では昨日絵を持って絵理と入ったのと同じ棟だとしか思わなかった。
絵理の顔が複雑に困ったものになって行く。そして俺の方も。何かこう、パンフレットをもう一回開くのが怖い。
「根元くん……その……何も言われないかな……絵の事……」
絵理もその展示室が俺達の展示室と近いのではないかと思い始めて若干焦り出している。
「いや、それが………」
正直に教えてしまっていいものか…。その時だった。
「……あぁ、クソ……携帯繋がらね……俺何やってんだ…肝心なこと言い忘れてた……って……お、おおおォッ?!」
携帯を片手に困った顔で走ってくる本田と鉢合わせたのであった。そういえば、今携帯電源切ってたんだ、俺。
「いやいや…良く来てくれた……ってか、根元よく俺らの場所わかったな!えっと…後彼女も連れて来てくれたんだ!」
俺と絵理に視線を向けて一方的にまくしたてながら近づいて来る。こいつ、絵理の名前忘れたな…?
「いや、しかし…………」
絵理のコスチュームの出来栄えと、その美しさに本田の奴が目を丸くして驚いた。
「すごいじゃん、根元の彼女……こんな完璧にコスチューム作っちまうなんてよ!しかもすっげぇ似合ってる!いいよ、マジで!」
「だから、私、根元くんとは………その……そんなにジッと見ないでくれる?」
「後、名前忘れんなよ、人に頼んどいて……香春絵理さんだ。」
俺の視線はまだ平気だったようだが、まじまじと見つめられた絵理が身体をずらして俺の後ろに隠れる。
でも何となく新しいジャンルの服を着た女性が同じクラスの男からの視線にはにかんでるような雰囲気というか。
裸を見られて恥ずかしがってるのとは違う雰囲気だ。……エロいコスなのに、羞恥心は人並み以上なのに余裕だな、絵理…。
「その、なんて言うか……着替えて来てくれてありがとう……でも、俺肝腎な事忘れていてさ……入って欲しいの11時からなんだ…」
「おいおいおい!?何やってんのさ?そう言う事は最初に言っとけよ!」
「本当にすまん……香春さん、そう言うわけでもう少し時間あるから、着替えて待ってても大丈夫だよ。ホントにゴメン。」
本田はいい奴なんだが、どうもこういうウッカリ加減が問題だ。絵理が着替えられるのなら苦労しない。
「本田、お前な……香春さんこの衣装着るの結構苦労したみたいなんだぞ……何か他には無いのか……」
「根元くん……そんな風に言わないで……その言い方じゃ無理に小さい服を着たみたい……」
「う~ん、確かに朝一番からその恰好は刺激強いかもな……じゃ、これ……羽織っててくれるか?」
本田に渡されたマントか何かを素直に羽織る絵理。でも、俺にとっては余計にエロく見える。
全裸の上に布切れに袖を通さないで羽織ってるのだから、ある意味痴女っぽく見えない事も無い。
「いや……そんな事より、本田……場所の事も考えなきゃダメだろ……」
予想通りと言うか。アニ研の展示室と美術サークルの展示室は見事に真向いになっていた。

361:101&152
09/08/13 20:48:45 UZeMrNuB
まあ、これに関しては本田のせいばかりとは言えないな…。場所はもっと前に告知されてたんだから、昨日の段階で気付くべきだった。
「あ、そういや根元の展示の隣か…俺もあの根元の描いた奴見たけど、すっげ…!?…んぐぅっ、むぅぐッ?!」
本人は絵理に対する讃辞のつもりで俺の絵の評価の事を言おうとしていたのだろうが俺は取りあえずその口を手でふさいでやった。
しかもあちらの希望時間と来たら。俺の美術サークルの展示の担当時間とは何とかずれてるみたいだけど、やたら人が多そうな時間だ。
「どうしようか、香春さん……このまま待ってても暇だろうから、まだすぐには人多くならないから、出し物とか屋台、少し見る?」
この恰好で移動するのは無理かと思って駄目元で絵理に提案してみたのだが。
「そうね……いいわ………案内、してくれる……」
「っしゃぁ!」
「何、今の……根元くん………」
思わずガッツポーズを取ってしまう俺を困惑した表情で見つめる絵理。
「あ、香春さん達、見物に行くの?ついでに宣伝して来てくれよ」
「こら、本田、調子乗りすぎ!時間と場所を教えなかったバツでそれは無し!」
コスプレ状態の絵理を連れて、一通りパンフレットを携えながら案内を開始するのだが。
何と言う気分だろう。恥ずかしい気持ちがするが、何か誇らしい。
まだ、外部からの人間はまばらで、通行困難になる様な状態では無いのだが、それでも圧倒的な注目度の絵理。
絵理は思ったほどその視線には怯んで無いのか…もしかして、キャラの見た目に忠実に作った衣装だからエロくないと脳内判断してるのかな…。
それにいつも全裸ボディペインティングの絵理の事だ。昨日の飲み会の様な状況はともかく、
今の状況は街中をただ通過しているようなもんなのだろうか。人ごみを素通りするのは耐えられるが、注目を浴び続けるのは駄目ということか…。
「……何だ、あれ……すっげえ……おい、アレどこのイベントのだよ……」
「ひょっとして、プロの人かな……普通あんなエッチなの、着る人はいないでしょ……」
無論、本田に頼まれたアニ研出し物のPRなんてする気は無いが、絵理の存在は今の衣装もあって必要以上に目立つ。
本来そのキャラが付けていないマントなんかを羽織ってるせいで余計に目立つ。
思った以上に有名なんだな、このキャラは…地上波とは言え深夜アニメなのに……。それともこのキャラのエロい恰好ばかり有名なのか?
だがそんなエロい事ばかり考えてと、どうも案内に身が入らなくなる。
「あ……えと…それでこっちがSF研の展示で……あと、あれが……ダイエット研究会……」
「根元くん、どうしたの……?さっきから動きがおかしいよ?」
絵理があまり気にしていないのに、俺がかえって気にしてしまう。絵理にもわかるほど動きがたどたどしいものになってしまう。
案内すると言っても、11時までの残りの時間は意外と微妙なものだ。出来れば絵理と展示鑑賞を楽しみたいが時間が足りない。
本当は外の展示モノとか屋台とか、他の棟の展示も案内したいけど、時間はあまり無い。
仕方無い……絵理と本格的に展示見物を楽しむのは絵理の仕事が終わってからにするか…。
その前に絵理が非常にきわどい場所と衣装で、無事に仕事を終えられる事を願っておこう。
でも、絵理はどうも寝不足っぽい。仕事の後は少し休ませたいんだよな…。そうなると残る時間も少なそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

362:101&152
09/08/13 20:49:38 UZeMrNuB
「ちょっとォ!何この絵の前でずっと止まってんのよ?」
「いや、なんて言うか……」
あるカップルが俺の絵の前でそんな会話を交わしている。
「周りに笑われてるわよ、行きましょうよ……」
「でも、正味の話この絵実際にエロ抜きにしても滅茶苦茶いい絵だと思うけどな……」
「これって描いた人の妄想の女の人かな…よくこんなポーズ取ってくれたわよね……」
「うわ……すげ……大学のアニ研レベルのコスプレであんなエロい恰好するのかよ……」
「モデルの子、メッチャ美人じゃねえか……ウチの大学あんな子いたか?」
美術サークルの展示室のすぐ真向いのアニ研の展示室。ものすごい長蛇の列だ。
一時間の約束だったけど、大丈夫なのか、この盛況ぶりで……。しかもその対象が俺の絵理と来ているもんだから、気が気でない。
「根元君、どうしたの?根元君はまだ交代の時間じゃないでしょ?」
「ははは…根元自分の描いた絵の評価、気になってんじゃねえの?ってか、これマジで上手いな…エロいけど…」
「ホント…さっきも私らの所にモデルの子は美術サークルの子かって質問してきた人いたわよ…」
「根元ぉ~。お前本当にあんな絵描く位の仲なのに絵理ちゃんに、不埒な事なんてしてねえだろうな~?」
受付の担当の二人がそんな会話をし、話しかけてくるが、向かいの部屋にいる絵理が心配な俺の耳には入らない。
当のこちらの展示も俺の絵のせいか、思った以上の盛況だ。流石だ、俺…。
俺の絵だけをちゃっかり写真に収めて行く連中もいるな…『今夜のオカズですか?』なんて不意打ちで声をかけたらなんていうんだろう。
しかも大学生だけでなく結構いろんな年齢の連中が俺の絵に見入っている。
心配事が無ければ本当にいい気分が味わえるのだが。俺は隣の部屋の絵理が気になって仕方が無い。
絵理を見て鼻の下を伸ばしてる連中と同じには思われたくないが、それでも心配で仕方が無い。
絵理が通るだけで、男達の視線は思わず自然にそっちへ傾いて行く。絵理に糸で引っ張られてるかの様だ。
恥ずかしそうに応対でもしているのかと思ったが、わりとそつなくこなしている感じだ。
一般のカフェやレストランならともかく、コスプレを前提とした場所では、絵理のクールな喋りは受けがいいらしい。
コスプレ元のキャラによく似ているとの理由で。男だけでなく、一部の女性客からも絵理は受けが良いらしい。
「うわ……すげえ美人……どこの学部の子だよ?今まで見た事無いぞ?」
「ってかカッコいいってやつかな……脚長い……ここの部、モデルでも呼んだのかよ?」
「大丈夫なの……?あんな服、学祭で着ていいのかしら…」
「でも私憧れちゃうな……」
「なぁ、あの女の子……あそこの絵のヌードモデルにそっくりじゃねえ?」
「あ、そうか……そう言われてみれば……」
「マジ?写真撮っとけ!」
一応許可なく部員の写真を撮る事は禁止と張り紙をしてあるのに、勝手に絵理のセクシーな姿を撮影しようとする連中がいる。
クソ、絵理は俺のモノ(の予定)だぞ。厚かましい連中だ。


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